JP2000062528A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

Info

Publication number
JP2000062528A
JP2000062528A JP23531298A JP23531298A JP2000062528A JP 2000062528 A JP2000062528 A JP 2000062528A JP 23531298 A JP23531298 A JP 23531298A JP 23531298 A JP23531298 A JP 23531298A JP 2000062528 A JP2000062528 A JP 2000062528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
fixed
case
switch
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23531298A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fujii
武 藤井
Shoichi Ishihara
正一 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23531298A priority Critical patent/JP2000062528A/ja
Publication of JP2000062528A publication Critical patent/JP2000062528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のストップランプ用のスイッチに関
し、ブレーキペダルが途中まで踏み込まれた状態に保持
される場合があっても、中間電位の発生がなく、ストッ
プランプ回路などを安定に機能させるものを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 筒状のケース21の内底面21Aに植設
した第一固定端子22の、ケース21の上方開口部側へ
の延長部を略直角方向に折り曲げ形成した第一固定接点
22Aに対し、ケース21から上方突出する軸26の下
端に位置決め保持して第一固定接点22Aに対向するよ
うに配設すると共に接圧バネ25により上方へ付勢して
第一固定接点22Aに弾接した第一接触片24の第一可
動接点24Aが、軸26を押し込むことにより第一固定
接点22Aから離れてオフとなるものであり、対向接点
方式なので第一可動接点24Aと第一固定接点22Aと
の間に中途半端な導通による中間電位の発生がないスイ
ッチを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
たブレーキペダルの操作によるストップランプの点消灯
の制御等に用いられる自動車のストップランプ用のスイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のストップランプ用のスイ
ッチには、電源と接続されたストップランプ回路を直接
開閉する大電流(直切り)タイプと、自動車に搭載され
た各種電子機器の制御を行うコンピュータに接続され、
コンピュータによる制御でリレーなどを用いてストップ
ランプ回路を間接的に開閉させる微少電流タイプがある
が、近年自動車の電子制御化がすすむにつれて微少電流
タイプが多く用いられるようになってきている。
【0003】このような従来の微少電流タイプのストッ
プランプ用のスイッチを図面を用いて説明する。
【0004】図17は従来の微少電流タイプのストップ
ランプ用のスイッチの正面断面図、図18は同分解斜視
図であり、同図において、1は上部が円形断面で下部が
四角形断面の筒状に形成され、上部と下部の接合部分に
内底面1Aを有した樹脂製のケースで、上部の内壁1B
には二本で一組の金属板製のストップランプ用固定接点
2が設けられ、この固定接点2がケース1の内底面1A
から下方へ突出して一組の接続端子3となって、ケース
1の四角形断面の下方開口部に係合するコネクタ(図示
せず)を介して外部回路に接続されるようになってい
る。
【0005】そして、4はストップランプ用接触片で、
二本で一組のストップランプ用固定接点2と同間隔の二
つの弾性脚からなる可動接点4Aを有しており、このス
トップランプ用接触片4は、ケース1の中心に配設され
た軸5の下端の摺動板5Aの側部にリベット6によって
固定され、軸5は下端の摺動板5A下面の孔の底部5B
とケース1の内底面1Aの間に配設されたコイル状のリ
ターンバネ7によって上方へ押し上げられるように付勢
されている。
【0006】また、8は金属製のカバーで、天面中央の
孔8Aに円筒状で外周にネジ山を有する軸受9の下端が
固定され、このカバー8が軸5を軸受9中心の軸孔9A
に通すようにしてケース1の上方から被せられることに
よって、上記の各部材をケース1内に収容している。
【0007】そして、図19の使用状態の概念図に示す
ように、このストップランプ用のスイッチ10は自動車
のブレーキペダル11と連動するように取り付けられ、
一組の接続端子3の一方は電源12を介してコンピュー
タ13に接続され、他方は直接コンピュータ13に接続
されている。
【0008】なお、このコンピュータ13はストップラ
ンプ回路、アンチロックブレーキシステム(以下ABS
装置という)、トラクションコントロール装置などを制
御するためのものである。
【0009】以上のように構成されたストップランプ用
のスイッチ10の動作は、図19に実線で示すようにブ
レーキペダル11が踏まれていない時には、ブレーキペ
ダル11と一体のアングル11Aによって軸5がストッ
プランプ用のスイッチ10の内方へ押し込まれた状態
で、軸5の摺動板5Aに固定されたストップランプ用接
触片4の可動接点4Aは、図20(a)のオフ状態の接
触部拡大断面図に示すようにケース1の内壁1Bのスト
ップランプ用固定接点2から離れており、一組の接続端
子3の間は電気的にオフとなっている。
【0010】次に、図19に二点鎖線で示すようにブレ
ーキペダル11が踏まれた時には、ブレーキペダル11
のアングル11Aがストップランプ用のスイッチ10か
ら遠のく方向へ回動され、軸5はリターンバネ7の付勢
力により軸受9から突出する方向に押し出され、この
時、軸5の摺動板5Aに固定されたストップランプ用接
触片4の可動接点4Aが、図20(b)のオン状態の接
触部拡大断面図に示すようにケース1の内壁1B上を弾
接摺動して、ストップランプ用固定接点2に接触して一
組の接続端子3の間をオンとし、コンピュータ13へ電
源12から12ボルトの電流を供給するようになってい
る。
【0011】また、このようにストップランプ用接触片
4の可動接点4Aが弾接摺動して接離を繰り返すストッ
プランプ用固定接点2の接触面には摺動潤滑用のグリス
14が塗布されて摺動摩耗を抑え、耐久性を確保するよ
うになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のストップランプ用のスイッチにおいては、道路の渋滞
時などブレーキペダル11が途中まで踏み込まれて保持
されるような場合に、ストップランプ用接触片4の可動
接点4Aもストップランプ用固定接点2に接触する間際
付近で保持される場合があり、このような状態を図21
のオンオフの中間状態の接触部拡大断面図に示す。
【0013】この時、可動接点4Aの近傍には、可動接
点4Aの摺動動作によりケース1の内壁1Bとストップ
ランプ用固定接点2上から発生した樹脂粉や金属粉を含
むグリス14Aが存在し、それを介して可動接点4Aと
ストップランプ用固定接点2との間が半導通状態になる
ことがあり、このような時に両接点2,4A間に発生す
る電圧降下によってコンピュータ13への入力電圧が図
22のコンピュータへの入力電圧波形図に示すように中
途半端(以下中間電位という)なものとなり、このよう
な中間電位が一定時間継続されるとストップランプ回路
や、ABS装置、トラクションコントロール装置などの
機能を損なわせないために、コンピュータ13が入力電
圧の異常と判断して警告表示を点灯させて運転者への注
意を促し、ストップランプ用のスイッチの取り換えなど
の処置を要することになるという課題があった。
【0014】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、ブレーキペダルが途中まで踏み込まれた状
態に保持される場合があっても、中間電位の発生がな
く、ストップランプ回路や、ABS装置、トラクション
コントローラ装置などを安定に機能させることができる
ストップランプ用のスイッチを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のストップランプ用のスイッチは、筒状のケー
スの中間に設けられた内底面に植設された一対の第一固
定端子のケースの上方開口部側への延長部を略直角方向
に折り曲げて形成された一対の第一固定接点に対し、ケ
ースから上方へ突出する軸の下端に位置決め保持されて
第一固定接点に対向するように配設されると共に接圧バ
ネにより上方へ付勢されて第一固定接点に弾接した第一
接触片の一対の第一可動接点が、軸を押し込まれること
によって一対の第一固定接点から離れてオフとなるもの
である。
【0016】これにより、ブレーキペダルが途中まで踏
み込まれた状態を保持される場合があっても、摺動潤滑
用のグリスを用いない対向接点方式なので第一可動接点
と第一固定接点との間に金属粉を含むグリスなどが存在
せず、従来の課題のような半導通状態の発生がないの
で、コンピュータへの入力電圧が中途半端(中間電位)
なものとならないため、ストップランプ回路や、ABS
装置、トラクションコントロール装置などを安定に機能
させるストップランプ用のスイッチを提供することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筒状の中間に内底面を有する樹脂製のケースと、こ
のケースの内底面に植設され、その下方開口部側へ突出
した部分が第一接続端子となり、上方開口部側へ延長さ
れて略直角に折り曲げられた先端の平板部下面が第一固
定接点となる一対の板状の第一固定端子と、上記一対の
第一固定接点に対向する一対の第一可動接点を有して第
一固定接点の下方に配設された第一接触片と、下端が上
記第一接触片を位置決め保持してケースから上方へ突出
する軸と、上記ケースの内底面と第一接触片の間に配設
されて第一接触片および軸を上方へ付勢するコイル状の
接圧バネと、上記軸を上下動可能に保持し外面にネジ山
を有する軸受と、上記ケースの上方開口部を覆い軸受を
固定するカバーからなるスイッチとしたものであり、第
一可動接点が第一固定接点に対向して接離する接触構造
としたことにより、接点同士の接離が明確であり、第一
可動接点と第一固定接点との間が半導通状態になること
による電圧降下によってコンピュータへの入力電圧が中
途半端(中間電位)なものとならず、また、接点の摺動
摩耗による耐久性の劣化が少ないという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、一対の第一固定接点にそれぞれ弾接する
一対の片持ち形状の第一可動接点が第一接触片に設けら
れ、この片持ち形状の第一可動接点が第一固定接点に弾
接する際に、第一固定接点上で微少距離摺動するもので
あり、第一固定接点上での第一可動接点の摺動によるワ
イピング効果によって長期間の使用に際しても接点部を
正常に保つことができて接触性能の劣化を抑えることが
できるという作用を有する。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、ケースの内底面から上方開口部
側に向けて第一接触片を上方へ付勢するコイル状の接圧
バネと、軸を上方へ付勢する上記コイル状の接圧バネよ
りも小径長寸のコイル状のリターンバネを同心状に配
し、接圧バネにより第一接触片が第一固定接点へ弾接す
る位置よりも、リターンバネにより軸をさらに上方へ押
し上げているものであり、接圧バネにより第一接触片が
第一固定接点に弾接する位置よりも、リターンバネによ
り軸が所定の距離だけ上方へ押し上げられているので、
軸を所定の寸法だけ押し込むまで第一接触片が第一固定
接点から離れてオフとならないので、誤動作の少ないス
イッチとすることができるという作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、軸の下方に独立し
て上下動可能な摺動体を配設し、その下面に第一接触片
を装着したものであり、第一接触片を装着する摺動体と
軸を独立にすることにより、軸に対して斜め方向からの
荷重が加わっても、それが第一接触片に伝達されないの
で、第一接触片と第一固定接点との安定した接離を得る
ことができるという作用を有する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、対向する内壁の一方に一対の第一固定接
点を有する第一固定端子、そして他方の内壁に一対の第
二固定接点を有する第二固定端子を設けたケースと、第
一固定接点に対向する第一接触片を下面に、そして第二
固定接点に弾接摺動する一対の第二接触片を側面に装着
した摺動体とするものであり、請求項4に記載の発明に
よる作用に加えて、軸の移動に伴って接離する第二のス
イッチも設けることができるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によ
るストップランプ用のスイッチの正面断面図、図2は図
1のY−Y線における側面断面図、図3は同分解斜視図
であり、同図において、21は上部が円形断面で下部が
外部回路(図示せず)との接続のためのコネクタ(図示
せず)を係合させるように四角形断面の筒状に形成さ
れ、上部と下部の接合部分に内底面21Aを有した樹脂
製のケースで、22はケース21の上下方向に配された
一組の板状の第一固定端子で、上記ケース21の内底面
21Aに植設され、内底面21Aから下方開口部側へ突
出した部分が外部回路との第一接続端子23で、内底面
21Aから上方開口部側へ延長されて略直角に折り曲げ
られた上端の平板部下面が一対の第一固定接点22Aと
なっている。
【0023】そして、24は弾性金属板で形成された第
一接触片で、中央が平板状でここから両側方斜め上方へ
伸びた一対の片持ち形状の第一可動接点24Aが上記一
対の第一固定接点22Aに対向するように第一固定接点
22Aの下方に配設され、第一接触片24の下面とケー
ス21の内底面21Aの間に配設された25はコイル状
の接圧バネで、第一接触片24を上方へ付勢して一対の
第一可動接点24Aを第一固定接点22Aに所定の圧力
で弾接させている。
【0024】また、第一接触片24の上方に配設された
26は軸で、その下端面の突起26Aが第一接触片24
の保持孔24Bに係合して第一接触片24を位置決め保
持しており、27は円形で平板状のスペーサで、中央に
軸26を貫通させる丸孔27Aを有し、その丸孔27A
の周囲の上下両面に凹状の溝27Bを備え、下面に第一
固定端子22上端面に当接して固定する二つの突部27
Cが設けられ、外周下面がケース21の外周上端に密着
するように載置されており、その上方からカバー28が
ケース21の円形の上部までを覆うように被せられて上
記の各部材をケース21内に収容している。
【0025】さらに、カバー28の中央に設けられた孔
28Aには円筒状で外周にネジ山を有する軸受29の下
端が固定され、軸受29中心の軸孔29Aが軸26を上
下動可能に貫通させてその上端を外方へ突出させてい
る。
【0026】そして、このストップランプ用のスイッチ
30は図4の使用状態の概念図に示すように、自動車の
ブレーキペダル11と連動するように取り付けられ、一
組の第一接続端子23の一方は電源12を介してコンピ
ュータ13に接続され、他方は直接コンピュータ13に
接続されており、このコンピュータ13がストップラン
プ回路、アンチロックブレーキシステム(以下ABS装
置という)、トラクションコントロール装置などを制御
するためのものであることは、従来の技術の場合と同様
である。
【0027】以上のように構成されたストップランプ用
のスイッチ30の動作は、図4に実線で示すようにブレ
ーキペダル11が踏まれていない時には、ブレーキペダ
ル11と一体のアングル11Aによって軸26がストッ
プランプ用のスイッチ30の内方へ押し込まれた状態
で、図5の側面断面図に示すように軸26の下端に保持
された第一接触片24の第一可動接点24Aは第一固定
接点22Aから離れており、一組の第一接続端子23の
間は電気的にオフとなっている。
【0028】次に、図4の二点鎖線で示すようにブレー
キペダル11が踏まれた時には、ブレーキペダル11の
アングル11Aがストップランプ用のスイッチ30から
遠のく方向へ回動され、軸26は接圧バネ25の付勢力
により軸受29から突出する方向に押し出され、この
時、図2に示すように軸26の下端に位置決め保持され
た第一接触片24の第一可動接点24Aが第一固定接点
22Aに弾接して一組の第一接続端子23の間は電気的
にオンとなり、コンピュータ13へ電源12から12ボ
ルトの電流を供給するようになっている。
【0029】そして、図6の接触部拡大断面図に示すよ
うに、第一接触片24の第一可動接点24Aが第一固定
接点22Aに弾接する際に、第一接触片24の一対の片
持ち形状の第一可動接点24Aは接圧バネ25の付勢力
によって第一固定接点22A上で外方へ開くように微少
距離Lだけ摺動して接触部分をワイピングする。
【0030】このような動作でオン・オフされるコンピ
ュータ13への入力信号を図7の入力電圧波形図に示し
ており、同図で明らかなようにストップランプ用のスイ
ッチ30のオン・オフに伴う電圧波形はオン時が12ボ
ルトで、オフ時が0ボルトの矩形状になっている。
【0031】本実施の形態によれば、第一固定接点22
Aと第一可動接点24Aが対向式の接触構造で、間に他
の介在物がなく、第一固定接点22A、第一可動接点2
4A間の接離が明確であると共に、接点の摺動摩耗がほ
とんどないので、ブレーキペダル11が途中まで踏み込
まれた場合にも、第一固定接点22A、第一可動接点2
4A間で半導通になることがないので電圧降下による中
間電位の発生がなく、ストップランプ回路や、ABS装
置、トラクションコントロール装置などを安定に機能さ
せることができると共に、ケース21外周の上端に圧接
したスペーサ27と、そのスペーサ27の上下両面に設
けた凹状の溝27Bがケース21とカバー28の隙間を
通る油水などの侵入を抑えて、長期間にわたる接触信頼
性および非導電部分の絶縁性能の劣化を防ぐことができ
るものである。
【0032】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものでなく、図8の側面断面図に示すように、カバー
28と軸受29とスペーサ27の3点を一体構造とした
カバー部31とすることにより、部品点数および組立工
数を削減できる。
【0033】また、ケース21を図9および図10に示
すように、軸方向に縦割りの2ピースからなるケース3
2とし、一方のケース32Aまたは他方のケース32B
に一組の第一固定端子22をインサート成形により固定
することにより、スペーサ27を廃止することができ
る。
【0034】(実施の形態2)図11は本発明の第2の
実施の形態によるストップランプ用のスイッチの側面断
面図、図12は同分解斜視図であり、上記第1の実施の
形態によるものに対して、第一接触片41および軸42
の形状が異なっており、また接圧バネ25の内径よりも
小径で長寸のリターンバネ43が追加されている。
【0035】すなわち、第一接触片41は中央の平板部
にリターンバネ43の外形よりも大きい径の中央孔41
Aを有し、対向する一対の第一可動接点41Bと直交す
る方向に長孔状の保持孔41Cを有する突出部41Dが
上方へ延ばされて、軸42の下端の側面に形成された二
つの突起42Aが第一接触片41の保持孔41C内で所
定の距離だけ上下動可能となっており、軸42の全長は
上記の所定の距離の分だけ短く、軸42下端の孔の奥と
ケース21の内底面21Aの間にコイル状のリターンバ
ネ43が接圧バネ25の内側を通して配設されている。
【0036】次に、このように構成されたストップラン
プ用のスイッチ44の動作を説明すると、図4に示した
ように自動車に取り付けられてブレーキペダル11が踏
み込まれていない状態では軸42がアングル11Aによ
ってストップランプ用のスイッチ44内方へ押し込まれ
ており、第1の実施の形態によるものの場合と同様に図
13の側面断面図のように第一可動接点41Bは第一固
定接点22Aから離れてオフとなっている。
【0037】そして、ブレーキペダル11が踏み込まれ
ると、図14の側面断面図に示すように軸42が接圧バ
ネ25およびリターンバネ43の付勢力によって外方へ
押し出され、第一接触片41の第一可動接点41Bが接
圧バネ25によって第一固定接点22Aに押し付けられ
て一組の第一接続端子23の間がオフとなると共に、第
一固定接点22A上で微少距離だけ摺動してワインピン
グを行うことは実施の形態1の場合と同様である。
【0038】また、図11に示すように、軸42はその
下端がリターンバネ43に押圧されて第一接触片41の
停止した位置よりも、さらに外方へ所定の距離だけ押し
出され、下端の太径の段部42Bが軸受29の軸孔29
A下端に当接して停止する。
【0039】本実施の形態によれば、第一可動接点41
Bが第一固定接点22Aに当接してオンになり、第一接
触片41が停止してから軸42が所定の距離だけ、さら
に外方へ押し出されるので、踏み込まれていたブレーキ
ペダル11が所定の位置まで戻される間は軸42のみが
ストップランプ用のスイッチ44の内方へ押し込まれ、
その後ブレーキペダル11が、さらに戻された時に第一
接触片41が移動して第一可動接点41Bが第一固定接
点22Aから離れてオフになるので、ブレーキペダル1
1が所定の位置へ戻るまでブレーキランプの点灯を維持
できるものであるので、運転者がブレーキペダル11を
少し戻しただけでスイッチがオフになる等の不安定な動
作を起こし難いものである。
【0040】(実施の形態3)図15は本発明の第3の
実施の形態によるストップランプ用のスイッチの正面断
面図、図16は同分解斜視図であり、上記第2の実施の
形態によるものに対して、ケース51、軸52の形状が
異なり、軸52の下端に当接する摺動体53とこの摺動
体53の側面部に装着されて第二のスイッチを構成する
オートドライブ用の第二接触片54が追加されている。
【0041】すなわち、ケース51は内壁51Aの一部
にインサート成形で設けられた一対の第二固定接点55
を有し、この第二固定接点55の延長部がケース51の
内底面51Bから下方へ突出してオートドライブ装置
(図示せず)に接続される第二接続端子56となってお
り、摺動体53はケース51の内壁51Aに案内されて
上下に移動するように軸52の下面と第一接触片41の
間に配設され、接圧バネ25およびリターンバネ43に
よって下方から付勢されて上方の軸52の下端に当接
し、摺動体53下端側面の二つの突起53Aが第一接触
片41の細長い保持孔41Cに係合して第一接触片41
を保持している。
【0042】そして、軸52は第2の実施の形態による
ももの場合と比較して、下端の突起が省かれていて、摺
動体53の軸方向の寸法だけ短く、また、ケース51内
壁51Aに設けられた一対の第二固定接点55上を摺接
して短絡する一対の片持ち形状の第二可動接点54Aを
有する第二接触片54が、摺動体53の側面にリベット
57により固定されている。
【0043】次に、このように構成されたストップラン
プ用のスイッチ58の動作について説明すると、上記の
第1および第2の実施の形態によるものの場合と同様
に、図4に示したように自動車に取り付けられてブレー
キペダル11が踏み込まれていない状態では軸52がア
ングル11Aによってストップランプ用のスイッチ58
の内方へ押し込まれており、ストップランプ回路側の第
一可動接点41Bは第一固定接点22Aから離れてオフ
となっているが、第二可動接点54Aは第二固定接点5
5に弾接してオンとなってオートドライブ装置を機能さ
せる状態となっている。
【0044】そして、ブレーキペダル11が踏み込まれ
ると、軸52が摺動体53を介した接圧バネ25および
リターンバネ43の付勢力によって外方へ押し出され、
第一接触片41の第一可動接点41Bが接圧バネ25に
よって第一固定接点22Aに押し付けられてストップラ
ンプ回路側がオンとなると共に、第一固定接点22A上
で微少距離だけ摺動してワイピングを行い、摺動体53
に固定された第二接触片54の第二可動接点54Aは、
第二固定接点55から離れてオートドライブ用の回路が
オフとなる。
【0045】また、軸52と摺動体53は摺動体53の
下端がリターンバネ43に押圧されて第一接触片41の
停止した位置から、さらに外方に向かって所定の距離だ
け移動し、軸52下端の太径の段部52Aが軸受29の
軸孔29A下端に当接して停止する。
【0046】本実施の形態によれば、上記の第2の実施
の形態によるものと同様にストップランプ回路側の第一
可動接点41Bが第一固定接点22Aに当接してオンに
なり、第一接触片41が停止してから軸52および摺動
体53が所定の距離だけ、さらに外方へ押し出されるの
で、踏み込まれていたブレーキペダル11が所定の位置
まで戻される間は、軸52と摺動体53のみがストップ
ランプ用のスイッチ58の内方へ押し込まれ、その後ブ
レーキペダル11が、さらに戻された時に第一接触片4
1が移動して第一可動接点41Bが第一固定接点22A
から離れてオフになるので、ブレーキペダル11が所定
の位置へ戻るまでブレーキランプの点灯を維持でき、摺
動体53の側面に装着されたオートドライブ用の第二接
触片54によるオートドライブの設定解除の制御も可能
なものであると共に、ストップランプ回路側の第一接触
片41および第二接触片54を保持する摺動体53と軸
52が独立のものであることにより、ブレーキペダル1
1の円弧状の動作による軸52に対する斜め方向からの
荷重が第一接触片41および第二接触片54に伝達され
ないので、ストップランプ回路側の第一固定接点22A
およびオートドライブ用の第二固定接点55との安定し
た接離を得ることができる。
【0047】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、第二スイッチの装着は任意に選択でき
るものである。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブレーキ
ペダルが途中まで踏み込まれた状態を保持される場合が
あっても、対向接点方式なので可動接点と固定接点との
間が従来の課題のような半導通状態にならないので、電
圧降下によってコンピュータへの入力電圧が中途半端
(中間電位)なものとならないため、ストップランプ回
路や、ABS装置、トラクションコントロール装置など
を安定に機能させるストップランプ用のスイッチを提供
することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるストップラン
プ用のスイッチの正面断面図
【図2】図1のY−Y線における側面断面図
【図3】同分解斜視図
【図4】同スイッチが自動車に取り付けられた使用状態
の概念図
【図5】同スイッチのオフ状態を示す側面断面図
【図6】同要部である接触部の拡大断面図
【図7】同スイッチを用いた場合のコンピュータへの入
力電圧波形図
【図8】他の実施例を示す側面断面図
【図9】他の実施例を示す側面断面図
【図10】同ケースの分解斜視図
【図11】本発明の第2の実施の形態によるストップラ
ンプ用のスイッチの側面断面図
【図12】同分解斜視図
【図13】同スイッチのオフ状態を示す側面断面図
【図14】同スイッチのオン状態を示す側面断面図
【図15】本発明の第3の実施の形態によるストップラ
ンプ用のスイッチの正面断面図
【図16】同分解斜視図
【図17】従来のストップランプ用のスイッチの正面断
面図
【図18】同分解斜視図
【図19】同スイッチが自動車に取り付けられた使用状
態の概念図
【図20】(a)同要部である接触部のオフ状態を示す
拡大断面図 (b)同要部である接触部のオン状態を示す拡大断面図
【図21】同要部である接触部のオンオフの中間状態を
示す拡大断面図
【図22】コンピュータへの入力電圧波形図
【符号の説明】
11 ブレーキペダル 11A アングル 12 電源 13 コンピュータ 21,32,51 ケース 21A,51B 内底面 22 第一固定端子 22A 第一固定接点 23 第一接続端子 24,41 第一接触片 24A,41B 第一可動接点 24B,41C 保持孔 25 接圧バネ 26,42,52 軸 26A,42A 突起 27 スペーサ 27A 丸孔 27B 溝 27C 突部 28 カバー 28A 孔 29 軸受 29A 軸孔 30,44,58 ストップランプ用のスイッチ 31 カバー部 41A 中央孔 41D 突出部 42B 段部 43 リターンバネ 51A 内壁 53 摺動体 53A 突起 54 第二接触片 54A 第二可動接点 55 第二固定接点 56 第二接続端子 57 リベット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の中間に内底面を有する樹脂製のケ
    ースと、このケースの内底面に植設され、その下方開口
    部側へ突出した部分が第一接続端子となり、上方開口部
    側へ延長されて略直角に折り曲げられた先端の平板部下
    面が第一固定接点となる一対の板状の第一固定端子と、
    上記一対の第一固定接点に対向する一対の第一可動接点
    を有して第一固定接点の下方に配設された第一接触片
    と、下端が上記第一接触片を位置決め保持してケースか
    ら上方へ突出する軸と、上記ケースの内底面と第一接触
    片の間に配設されて第一接触片および軸を上方へ付勢す
    るコイル状の接圧バネと、上記軸を上下動可能に保持し
    外面にネジ山を有する軸受と、上記ケースの上方開口部
    を覆い軸受を固定するカバーからなるスイッチ。
  2. 【請求項2】 一対の第一固定接点にそれぞれ弾接する
    一対の片持ち形状の第一可動接点が第一接触片に設けら
    れ、この片持ち形状の第一可動接点が第一固定接点に弾
    接する際に、第一固定接点上で微少距離摺動する請求項
    1記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 ケースの内底面から上方開口部側に向け
    て第一接触片を上方へ付勢するコイル状の接圧バネと、
    軸を上方へ付勢する上記コイル状の接圧バネよりも小径
    長寸のコイル状のリターンバネを同心状に配し、接圧バ
    ネにより第一接触片が第一固定接点へ弾接する位置より
    も、リターンバネにより軸をさらに上方へ押し上げてい
    る請求項1または2記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 軸の下方に独立して上下動可能な摺動体
    を配設し、その下面に第一接触片を装着した請求項1〜
    3のいずれか一つに記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 対向する内壁の一方に一対の第一固定接
    点を有する第一固定端子、そして他方の内壁に一対の第
    二固定接点を有する第二固定端子を設けたケースと、第
    一固定接点に対向する第一接触片を下面に、そして第二
    固定接点に弾接摺動する一対の第二接触片を側面に装着
    した摺動体とする請求項4記載のスイッチ。
JP23531298A 1998-08-21 1998-08-21 スイッチ Pending JP2000062528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23531298A JP2000062528A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23531298A JP2000062528A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000062528A true JP2000062528A (ja) 2000-02-29

Family

ID=16984254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23531298A Pending JP2000062528A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000062528A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462494B1 (ko) * 2002-09-04 2004-12-17 현대자동차주식회사 자동차용 제동등 스위치
JP2007328928A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用スイッチ
US7928332B2 (en) 2007-12-15 2011-04-19 Kia Motors Corporation Brake pedal stop lamp switch
WO2013021820A1 (ja) 2011-08-10 2013-02-14 ナイルス株式会社 プッシュスイッチ
TWI464079B (zh) * 2010-03-19 2014-12-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 汽車天窗及汽車
KR101758260B1 (ko) * 2016-12-09 2017-07-14 동원산업 주식회사 주차 브레이크용 단자 고정형 램프 스위치
US20180162262A1 (en) * 2016-12-09 2018-06-14 Dongwoun Industrial Co., Ltd. Lamp switch for parking brake
EP3642080A4 (en) * 2017-06-20 2021-03-03 TVS Motor Company Limited SWITCH BRACKET FOR MICRO-SWITCH
CN112735886A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 温州市三峻轿车配件有限公司 一种单触点信号开关

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462494B1 (ko) * 2002-09-04 2004-12-17 현대자동차주식회사 자동차용 제동등 스위치
JP2007328928A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用スイッチ
US7928332B2 (en) 2007-12-15 2011-04-19 Kia Motors Corporation Brake pedal stop lamp switch
TWI464079B (zh) * 2010-03-19 2014-12-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 汽車天窗及汽車
WO2013021820A1 (ja) 2011-08-10 2013-02-14 ナイルス株式会社 プッシュスイッチ
KR101758260B1 (ko) * 2016-12-09 2017-07-14 동원산업 주식회사 주차 브레이크용 단자 고정형 램프 스위치
US20180162262A1 (en) * 2016-12-09 2018-06-14 Dongwoun Industrial Co., Ltd. Lamp switch for parking brake
US10266101B2 (en) 2016-12-09 2019-04-23 Dongwoun Industrial Co., Ltd. Terminal fixed lamp switch for parking brake
US10377297B2 (en) 2016-12-09 2019-08-13 Dongwoun Industrial Co., Ltd. Lamp switch for parking brake
EP3642080A4 (en) * 2017-06-20 2021-03-03 TVS Motor Company Limited SWITCH BRACKET FOR MICRO-SWITCH
CN112735886A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 温州市三峻轿车配件有限公司 一种单触点信号开关
CN112735886B (zh) * 2020-12-30 2022-06-28 温州市三峻轿车配件有限公司 一种单触点信号开关

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4456521B2 (ja) 自動車用プッシュスイッチ
JP2987493B2 (ja) スイッチの接続構造
JP2001084867A (ja) スイッチ
JP2000062528A (ja) スイッチ
JPH09223431A (ja) 車両用ドアスイッチ
US6512191B1 (en) Push-switch and method for manufacturing the same
JPH10177824A (ja) プッシュオンスイッチ
JP3250964B2 (ja) スイッチ
JP4821445B2 (ja) 車両用スイッチ
US5557081A (en) Vehicle lamp slide switch including detent assembly
US6459058B1 (en) Operating device having operating button adapted to slide in housing while being pushed to effect switching operation
US4354069A (en) Slide switch
US5860516A (en) Electric switch assembly
JP2004139948A (ja) ストップランプスイッチ及びその装着方法
JP2011210521A (ja) スイッチ部材及び車載用室内照明装置
KR101602496B1 (ko) 슬라이드 스위치 유니트 및 이를 구비하는 파워 윈도우 스위치 모듈
JP4353255B2 (ja) プッシュスイッチ及びその製造方法
JP3399170B2 (ja) スイッチ
JP2005129413A (ja) 車両用スイッチ
JP3802298B2 (ja) スイッチ装置
JP2004342437A (ja) 車両用プッシュスイッチ
JP4289128B2 (ja) 車両用プッシュスイッチ
JPH10302569A (ja) プッシュスイッチ
JP2002163954A (ja) スイッチ
JPH11273535A (ja) 端子台用の通電表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070314

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070821