JPH09213479A - El素子及びその製造方法 - Google Patents

El素子及びその製造方法

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JPH09213479A
JPH09213479A JP8015069A JP1506996A JPH09213479A JP H09213479 A JPH09213479 A JP H09213479A JP 8015069 A JP8015069 A JP 8015069A JP 1506996 A JP1506996 A JP 1506996A JP H09213479 A JPH09213479 A JP H09213479A
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film
back electrode
metal film
metal
electrode
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JP8015069A
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English (en)
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Masaaki Hirai
正明 平井
Noriaki Nakamura
憲明 中村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/10Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of electroluminescent light sources
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/22Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of auxiliary dielectric or reflective layers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/26Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the composition or arrangement of the conductive material used as an electrode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部光または周囲光の反射を防ぎ、高コント
ラストのEL素子を提供する。 【解決手段】 EL素子の背面電極6として、Cr金属
膜6bとCrの酸化膜であるCr23-x膜6aとを積層
した積層膜を用いることにより、背面電極6での光吸収
効果を増加させ、外部光または周囲光の反射を抑制して
コントラストを向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA・FA機器等
の表示装置として用いられるEL素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にOA・FA機器等の表示装置とし
て用いられるEL素子としては、例えば図7に示すよう
な3層構造のものが知られている。また、図8に、この
従来技術によるEL素子の断面図を示す。
【0003】図8に示されるように、従来のEL素子
は、ガラスから成る透明基板21上にITO(Indium T
in Oxide:錫添加酸化インジウム)から成る帯状の透明
電極22を間隔をおいて平行にパターン形成し、この上
にAl23,SiO2もしくはTiO2等の酸化物、また
はSi34等の窒化物から成る第1絶縁膜23と、Zn
S,ZnSe,SrS等から成る母材に発光中心として
Mn等を微量に添加した組成を有する発光層24と、前
記酸化物または窒化物から成る第2絶縁膜25とを順に
形成し、さらにこの上に、前記透明電極2と直交する方
向にAlから成る帯状の背面電極26を間隔を置いて平
行にパターン形成していた。また、前記透明電極22に
は、駆動用の信号を入力するための端子電極27が形成
されていた。
【0004】このようにして製造されたEL素子は、透
明電極22及び背面電極26に選択的に電圧を印加する
ことにより両電極22,26の交差部分の発光層24を
ドット状に任意の組み合わせで発光させて、所望のドッ
トマトリクス表示を行うことができる。
【0005】従来から、背面電極としてAlを用いてい
たのは以下の理由による。EL素子の背面電極は、図9
のように1本おきに互いに反対方向へ引き出されている
ため、電極ライン先端部の輝度は電極の電気抵抗によっ
て根元部より低下し、1ラインおきに明るい部分と暗い
部分ができるいわゆる串差し状の輝度ムラが生じ表示品
位が低下する。目視でこの輝度ムラが問題とならないよ
うにするためには、前述隣接ライン間の輝度差を10%
以下とすることが必要である。図10は背面電極の面抵
抗値と、該背面電極の先端部における発光輝度の、根元
部の発光輝度に対する低下率を示した図である。この図
より、目視で輝度ムラが問題とならないようにさせるた
めには、前記背面電極の面抵抗値を0.5Ω/□以下に
する必要がある。このため、背面電極としては、抵抗値
の小さな金属が用いられていた。なお、ここで言う面抵
抗とは、物質固有の抵抗値である比抵抗(Ω・cm)を
膜厚(cm)で割ったものである。
【0006】ところで、上述した構成のEL素子におい
ては、構成している第1,第2絶縁膜23,25、及び
発光層24の透明度が高く、また、背面電極26として
用いられるAlの反射率が高いため、外部光または周囲
光が入射した場合、前記背面電極26による反射が生
じ、発光部と非発光部とのコントラスト比が低下してし
まう。特に屋外などの明るい場所では、このコントラス
ト比の低下が顕著であり、表示装置としての品位が損な
われていた。例えば、本発明者等の実験によれば、直下
照度500lxにおいて、12:1のコントラスト比し
か得られなかった。
【0007】このため従来より、この外部光または周囲
光の反射を抑制し、コントラスト比を向上させる目的
で、前記表示素子前面に透過率を減少させるスモーク色
のフィルタを設置したり、金属反射をカットする効果を
有する円偏向フィルタを設置することが行われていた。
【0008】また、特公昭63−15719号公報で
は、前記背面電極26そのものを、二硫化モリブデンま
たはモリブデナイト等の光吸収係数の大きいもので形成
することによって、背面電極26による外部光または周
囲光の反射を抑制することが開示されている。また、特
公昭60−16077号公報では、二硫化モリブデンま
たはモリブデナイト等の光吸収係数の大きいものとAl
金属膜とを積層して背面電極26を形成することによっ
て、背面電極26による外部光または周囲光の反射を抑
制することが開示されている。
【0009】また、特公昭60−16078号公報で
は、EL発光層と背面電極との間に、PbTe,PbS
e,HgTe,HgSe,Si,Ge等の黒化膜を形成
し、背面電極のさらに背面側に黒色樹脂から成る黒色背
景膜を形成することによって、背面電極26による外部
光または周囲光の反射を抑制することが開示されてい
る。
【0010】また、特公昭58−20468号公報、特
公昭58−25270号公報、特公昭58−27506
号公報では、EL発光層と背面電極との間にAl23-x
を形成することによって、背面電極26による外部光ま
たは周囲光の反射を抑制することが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術のうち、二硫化モリブデン、モリブデナイ
ト、及びPbTe,PbSe,HgTe,HgSe,S
i,Ge等の黒化膜は、材料単体で黒色が得られるもの
の、材料の比抵抗値が高く、前述した面抵抗値を満足す
るためには1μm以上の厚膜が必要となり、材料コスト
・成膜コストが高くなっしまうという問題点があった。
特に、二硫化モリブデンを用いる場合は、成膜時にH2
S等の有毒なガスを必要としていた。
【0012】さらに、EL発光層と背面電極との間にA
23-xを形成した場合では、本発明者等の実験によれ
ば、直下照度500lxにおいてコントラスト比が2
2:1しか得られなかった。これは、Al薄膜が極めて
酸化され易い物質であるため、その酸化度の制御が難し
く、これによって光吸収スペクトルが安定せず、膜の黒
化度(色調)を再現性良く均一に得ることが難しいため
である。また、外部光または周囲光の反射を十分抑制す
るためには、Al23-x膜,Al金属膜の多層構造を5
層以上とする必要があり、成膜時間がかかりコストが高
くなってしまうという問題点を有している。
【0013】以上のように、従来技術にて背面電極を黒
色化する場合、黒化度を均一に再現性良くしかも低コス
トで実現することが困難であった。
【0014】また、上述した従来技術のうち、EL素子
全面にスモーク色のフィルタ或いは円偏向フィルタを設
ける方法は、本発明者等の実験によれば、直下照度50
0lxにおいて48:1のコントラスト比が得られたも
のの、発光部から非発光部への光の滲みが観測されるた
め鮮明な表示が得られず、コントラスト向上に最も適し
た方法とはいえない。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑み、背面電極の
光吸収率を均一に高くすることによって、コントラスト
の高いEL素子を低コストで提供することを目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のEL素子は、透
明電極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベ
ルの電圧を印加して発光させるEL素子において、前記
背面電極として、発光層側よりCr酸化膜,Cr金属膜
の順に積層して成る積層膜を用いることを特徴とするも
のである。
【0017】さらに、前記背面電極として用いられるC
r金属膜よりもさらに背面側に、Cr金属膜よりも電気
抵抗の低いAl,Ni,Mo等の金属膜を積層し、該背
面電極の面抵抗値を0.5Ω/□以下に低減することを
特徴とするものである。
【0018】また、本発明のEL素子は、透明電極と背
面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの電圧を
印加して発光させるEL素子において、前記背面電極と
して、発光層側よりCr酸化膜とAl,NiまたはMo
等の金属膜とをこの順に積層して成る積層膜を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0019】また、本発明のEL素子は、透明電極と背
面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの電圧を
印加して発光させるEL素子において、前記背面電極と
して、発光層側よりMo酸化膜,Mo金属膜の順に積層
して成る積層膜を用いることを特徴とするものである。
【0020】さらに、前記背面電極として用いられるM
o金属膜よりもさらに背面側に、Mo金属膜よりも電気
抵抗の低いAl等の金属膜を積層し、該背面電極の面抵
抗値を0.5Ω/□以下に低減することを特徴とするも
のである。
【0021】また、本発明のEL素子は、透明電極と背
面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの電圧を
印加して発光させるEL素子において、前記背面電極と
して、発光層側よりMo酸化膜とAl等の金属膜とをこ
の順に積層して成る積層膜を用いることを特徴とするも
のである。
【0022】本発明のEL素子の製造方法は、透明基板
上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形成する工
程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化物から成
る金属酸化膜を形成する工程と、該金属酸化膜上にCr
またはMoから成る第1の金属膜を形成する工程と、該
第1の金属膜上にAl,Ni,Mo等から成る第2の金
属膜を形成する工程と、該第2の金属膜上にレジストを
塗布し、該レジストをパターニングする工程と、該レジ
ストパターンを用いて前記第2の金属膜をパターニング
する工程と、同じく該レジストパターンを用いて前記第
1の金属膜及び前記金属酸化膜をパターニングする工程
と、を含むことを特徴とするものである。
【0023】また、本発明のEL素子の製造方法は、透
明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形成
する工程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化物
から成る金属酸化膜を形成する工程と、該金属酸化膜上
にAl,Ni等から成る金属膜を形成する工程と、該金
属膜上にレジストを塗布し、該レジストをパターニング
する工程と、該レジストパターンを用いて前記金属膜を
パターニングする工程と、同じく該レジストパターンを
用いて前記金属酸化膜をパターニングする工程と、を含
むことを特徴とするものである。
【0024】以下、上記構成による作用を説明する。
【0025】本発明のEL素子によれば、透明電極と背
面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの電圧を
印加して発光させるEL素子において、前記背面電極と
して、発光層側よりCr酸化膜,Cr金属膜の順に積層
して成る積層膜を用いることによって、外部光または周
囲光の反射を抑制することができる。
【0026】さらに、前記背面電極として用いられるC
r金属膜よりもさらに背面側に、Cr金属膜よりも電気
抵抗の低いAl,Ni,Mo等の金属膜を積層し、該背
面電極の面抵抗値を0.5Ω/□以下に低減することに
よって、外部光または周囲光の反射を抑制するととも
に、表示ムラを緩和させることができる。
【0027】また、本発明のEL素子によれば、透明電
極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの
電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背面
電極として、発光層側よりCr酸化膜とAl,Niまた
はMo等の金属膜とをこの順に積層して成る積層膜を用
いることによって、外部光または周囲光の反射を抑制す
るとともに、表示ムラを緩和させることができる。
【0028】また、本発明のEL素子によれば、透明電
極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの
電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背面
電極として、発光層側よりMo酸化膜,Mo金属膜の順
に積層して成る積層膜を用いることによって、外部光ま
たは周囲光の反射を抑制することができる。
【0029】さらに、前記背面電極として用いられるM
o金属膜よりもさらに背面側に、Mo金属膜よりも電気
抵抗の低いAl等の金属膜を積層し、該背面電極の面抵
抗値を0.5Ω/□以下に低減することによって、外部
光または周囲光の反射を抑制するとともに、表示ムラを
緩和させることができる。
【0030】また、本発明のEL素子によれば、透明電
極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベルの
電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背面
電極として、発光層側よりMo酸化膜とAl等の金属膜
とをこの順に積層して成る積層膜を用いることによっ
て、外部光または周囲光の反射を抑制するとともに、表
示ムラを緩和させることができる。
【0031】本発明のEL素子の製造方法によれば、透
明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形成
する工程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化物
から成る金属酸化膜を形成する工程と、該金属酸化膜上
にCrまたはMoから成る第1の金属膜を形成する工程
と、該第1の金属膜上にAl,Ni,Mo等から成る第
2の金属膜を形成する工程と、該第2の金属膜上にレジ
ストを塗布し、該レジストをパターニングする工程と、
該レジストパターンを用いて前記第2の金属膜をパター
ニングする工程と、同じく該レジストパターンを用いて
前記第1の金属膜及び前記金属酸化膜をパターニングす
る工程と、を含むことによって、異なる金属を積層して
得られる背面電極のパターニングの際に、同一のレジス
トパターンを用いているため、製造工程を簡略化するこ
とができる。
【0032】また、本発明のEL素子の製造方法によれ
ば、透明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜
を形成する工程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMoの
酸化物から成る金属酸化膜を形成する工程と、該金属酸
化膜上にAl,Ni等から成る金属膜を形成する工程
と、該金属膜上にレジストを塗布し、該レジストをパタ
ーニングする工程と、該レジストパターンを用いて前記
金属膜をパターニングする工程と、同じく該レジストパ
ターンを用いて前記金属酸化膜をパターニングする工程
と、を含むことによって、異なる金属を積層して得られ
る背面電極のパターニングの際に、同一のレジストパタ
ーンを用いているため、製造工程を簡略化することがで
きる。
【0033】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の第1の実施の形態について図
1を用いて説明する。
【0034】図1は本発明のEL素子の断面図であり、
1は透明基板、2は透明電極、3は第1絶縁膜、4は発
光層、5は第2絶縁膜、6は背面電極、7は端子電極で
ある。以下、その製造方法について説明する。
【0035】ガラス等から成る透明基板1上にITO
(Indium Tin Oxide:錫添加酸化インジウム)から成る
帯状の透明電極2を間隔をおいて平行にパターン形成す
る。この上にAl23,SiO2もしくはTiO2等の酸
化物、またはSi34等の窒化物から成る第1絶縁膜3
と、ZnS,ZnSe,SrS等から成る母材に発光中
心としてMn等を微量に添加した組成を有する発光層4
と、前記酸化物または窒化物から成る第2絶縁膜5とを
順に形成する。さらにこの上に光吸収膜となるCr酸化
膜6aを0.02〜0.07μmの膜厚で、より好まし
くは0.040〜0.045μmの膜厚で形成する。こ
のCr酸化膜6aは、金属Crのターゲットを、酸素
(O2)を混合・導入したArガスでスパッタリング
し、CrとOとを反応させて形成されるのであるが、こ
のときのArガスに導入する酸素濃度を、Crが完全に
酸化されてCr23に変わるのに必要な最小限の酸素濃
度より低い濃度に設定し、一部のCrが酸欠状態で酸化
され、Cr23-xとなるように形成する。さらにこの上
に、金属のCr膜6bを0.1〜0.5μmの膜厚で形
成する。これら電極膜の上に透明電極2と直交する方向
に帯状に間隔を置いて平行となるように、背面電極6用
のフォトレジストパターン及び端子電極7用のフォトレ
ジストパターンを形成する。次に硝酸二アンモニウム・
セリウム:過塩素酸(3:1)混合液にてCr金属膜6
b及びCr酸化膜6aをエッチングして背面電極6及び
端子電極7とする。
【0036】本実施の形態におけるEL素子では、背面
電極6としてCr金属膜6b及びCrの酸化膜であるC
23-x膜6aを用いているので、Alの酸化膜を形成
するよりも酸化度の制御が容易であるため、容易に光吸
収効果が得られた。また、直下照度500lxにおい
て、68:1のコントラスト比が得られた。
【0037】(実施の形態2)図2は、本発明の第2の
実施の形態の構造を示すものである。上述した第1の実
施の形態とほぼ同じ構成であるが、背面電極6のうち、
Cr膜6bの上にNi膜6cを0.1〜0.5μmの膜
厚で設けている点が異なる。これは、Crの比抵抗が1
7.0×10-6Ω・cmであり、電極材料として用いら
れる金属の中でも高い部類であるため、背面電極として
の抵抗値を下げる為である。
【0038】なお、前記Ni膜に替えてAl膜やMo膜
等の低抵抗の金属膜を0.1〜0.5μmの膜厚で積層
しても同様の効果が得られる。
【0039】これら電極膜の上に透明電極2と直交する
方向に帯状に間隔を置いて平行にフォトレジストパター
ンを形成する。次にリン酸:硝酸(2:1)混合液にて
Ni金属膜をエッチングして洗浄した後、連続的に硝酸
二アンモニウム・セリウム:過塩素酸(3:1)混合液
にてCr金属膜16b及びCr酸化膜16aをエッチン
グして背面電極6とする。このように、Ni金属膜6c
をエッチングした後、フォトレジストパターンを除去せ
ずにCr金属膜6b及びCr酸化膜6aのパターニング
に用いることにより、製造工程を簡略化することができ
る。
【0040】本実施の形態におけるEL素子では、背面
電極としてCr金属膜6b及びCrの酸化膜であるCr
23-x膜6aを用いているので、Alの酸化膜を形成す
るよりも酸化度の制御が容易であるため、容易に光吸収
効果が得らた。また、直下照度500lxにおいて、5
0:1以上のコントラスト比が得られた。
【0041】また、Cr金属膜6bのさらに背面側にN
i金属膜6cを設けているため、背面電極の面抵抗値が
0.5Ω/□以下に減少され、表示ムラを緩和すること
ができた。
【0042】(実施の形態3)図3は、本発明の第3の
実施の形態の構造を示したものである。上述した第2の
実施の形態とほぼ同じ構成であるが、背面電極6のう
ち、Cr膜6bが削除されており、Cr酸化膜6aの上
に直接Ni膜6cが形成されている点が異なる。なお、
以下の説明において、前記Ni膜に替えてAl膜やMo
膜等の低抵抗の金属膜を0.1〜0.5μmの膜厚で積
層しても同様の効果が得られる。
【0043】本実施の形態におけるCr酸化膜6aの膜
厚、及びNi膜6cの膜厚は、上述した第2の実施の形
態と同じく夫々0.02〜0.07μm、及び0.1〜
0.5μmである。
【0044】この電極膜の上に前述と同様に透明電極2
と直交する方向に帯状に間隔を置いて平行にフォトレジ
ストパターンを形成する。次にリン酸:硝酸(2:1)
混合液にてNi金属膜をエッチングして洗浄した後、連
続的に硝酸二アンモニウム・セリウム:過塩素酸(3:
1)混合液にてCr酸化膜6aをエッチングして背面電
極6とする。このように、Ni金属膜6cをエッチング
した後、フォトレジストパターンを除去せずにCr酸化
膜6aのパターニングに用いることにより、製造工程を
簡略化することができる。
【0045】本実施の形態におけるEL素子では、背面
電極6としてNi金属膜6c及びCrの酸化膜であるC
23-x膜6aを用いているので、Alの酸化膜を形成
するよりも酸化度の制御が容易であるため、容易に光吸
収効果が得られた。また、直下照度500lxにおいて
50:1以上のコントラスト比が得られた。
【0046】また、背面電極6の面抵抗値が0.5Ω/
□以下に減少され、表示ムラを緩和することができた。
【0047】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態について図4を用いて説明する。
【0048】図4は本発明のEL素子の断面図であり、
11は透明基板、12は透明電極、13は第1絶縁膜、
14は発光層、15は第2絶縁膜、16は背面電極、1
7は端子電極である。以下にその製造方法について説明
する。
【0049】ガラス等から成る透明基板11上にITO
(Indium Tin Oxide:錫添加酸化インジウム)から成る
帯状の透明電極12を間隔をおいて平行にパターン形成
する。この上にAl23,SiO2もしくはTiO2等の
酸化物、またはSi34等の窒化物から成る第1絶縁膜
13を形成する。この上にZnS,ZnSe,SrS等
から成る母材に発光中心としてMn等を微量に添加した
組成を有する発光層14と、前記酸化物または窒化物か
ら成る第2絶縁膜15とを順に形成する。さらにこの上
に光吸収膜となるMo酸化膜(MoO3-x)16aを
0.02〜0.07μmの膜厚で形成する。このMo酸
化膜16aは、金属Moのターゲットを酸素(O2)を
混合・導入したArガスでスパッタリングしてMoとO
とを反応させて形成されるのであるが、このときのAr
ガスに導入する酸素濃度を、Crが完全に酸化されてM
oO3に変わるのに必要な最小限の酸素濃度より低い濃
度に設定し、一部のMoが酸欠状態で酸化され、MoO
3-xとなるように形成する。さらにこの上に、金属のM
o膜16bを0.1〜0.5μmの膜厚で形成する。こ
の電極膜の上に前述と同様に透明電極12と直交する方
向に帯状に間隔を置いて平行となるように背面電極16
用のフォトレジストパターン及び端子電極17用のフォ
トレジストパターンを形成する。次に例えば、リン酸:
硝酸混合液あるいはリン酸:酢酸混合液等にてMo金属
16膜b及びMo酸化膜16aをエッチングして背面電
極16及び端子電極17とする。
【0050】本実施の形態におけるEL素子では、背面
電極16としてMo金属膜16b及びMoの酸化膜であ
るMoO3-x膜16aを用いているので、Alの酸化膜
を形成するよりも酸化度の制御が容易であるため、容易
に光吸収効果が得られた。
【0051】(実施の形態5)図5は、本発明の第5の
実施の形態の構造を示すものである。上述した第4の実
施の形態とほぼ同じ構成であるが、背面電極16のう
ち、Mo膜16bの上にAl膜16cを0.1〜0.5
μmの膜厚で設けている点が異なる。これは、Moの比
抵抗が5.6×10-6Ω・cmと高い値を示すため、背
面電極としての電気抵抗値を下げる為である。
【0052】この電極膜の上に前述と同様に透明電極1
2と直交する方向に帯状に間隔を置いて平行にフォトレ
ジストパターンを従来の方法で形成する。次に例えば、
市販Alエッチャント(リン酸:酢酸混合液)にてAl
金属膜をエッチングし洗浄した後、連続的にMo金属2
6b及びMo酸化膜16aをエッチングして背面電極と
する。このように、Al金属膜16cをエッチングした
後、フォトレジストパターンを除去せずにMo金属膜2
6b及びMo酸化膜26aのパターニングに用いること
により、製造工程を簡略化することができる。
【0053】前述Alエッチャントを用いればAlだけ
でなく、Moもエッチング出来ることは公知であるが、
これ以外のエッチャントを用いて、AlとMoを別のエ
ッチャントで連続的にエッチングしても同様のパターン
を形成することが出来る。
【0054】本実施の形態におけるEL素子では、背面
電極16としてMo金属膜16b及びMoの酸化膜であ
るMoO3-x膜16aを用いているので、Alの酸化膜
を形成するよりも酸化度の制御が容易であるため、容易
に光吸収効果が得られた。
【0055】また、Mo金属膜16bのさらに背面側に
Al金属膜16cを設けているため、背面電極16の面
抵抗値が0.5Ω/□以下に減少され、表示ムラを緩和
することができた。
【0056】(実施の形態6)図6は、本発明の第6の
実施の形態の構造を示したものである。上述した第5の
実施の形態とほぼ同じ構成であるが、背面電極26のう
ち、Mo膜26bが削除されており、Mo酸化膜26a
の上に直接Al膜36bが形成されている点が異なる。
【0057】本実施の形態におけるMo酸化膜26aの
膜厚、及びAl膜36bの膜厚は、上述した第5の実施
の形態と同じく夫々0.02〜0.07μm、及び0.
1〜0.5μmである。この電極膜の上に前述と同様に
透明電極12と直交する方向に帯状に間隔を置いて平行
にフォトレジストパターンを形成する。次に例えば、市
販Alエッチャント(リン酸:酢酸混合液)にてAl金
属膜をエッチングし洗浄した後、連続的にMo酸化膜1
6aをエッチングして背面電極とする。このように、A
l金属膜16cをエッチングした後、フォトレジストパ
ターンを除去せずにMo酸化膜16aのパターニングに
用いることにより、製造工程を簡略化することができ
る。
【0058】本実施の形態においても、前述Alエッチ
ャントを用いればAlだけでなく、Moもエッチング出
来ることは公知であるが、これ以外のエッチャントを用
いて、AlとMoを別のエッチャントで連続的にエッチ
ングしても同様のパターンを形成することが出来る。
【0059】上述のように作製されたEL素子では、背
面電極16としてMoの酸化膜であるMoO3-x膜16
a及びAl金属膜16cを用いているので、Alの酸化
膜を形成するよりも酸化度の制御が容易であるため、容
易に光吸収効果が得られた。
【0060】また、Mo酸化膜16aの背面側にAl金
属膜16cを設けているため、背面電極の面抵抗値が
0.5Ω/□以下に減少され、表示ムラを緩和すること
ができた。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のEL素子
においては、透明電極と背面電極との間に挟持された発
光層に所定レベルの電圧を印加して発光させるEL素子
において、前記背面電極として、発光層側よりCr酸化
膜,Cr金属膜の順に積層して成る積層膜を用いること
によって、外部光または周囲光の反射を抑制し、コント
ラストを向上させることができるという効果を奏する。
【0062】さらに、前記背面電極として用いられるC
r金属膜よりもさらに背面側に、Cr金属膜よりも電気
抵抗の低いAl,Ni,Mo等の金属膜を積層し、該背
面電極の面抵抗値を0.5Ω/□以下に低減することに
よって、外部光または周囲光の反射を抑制し、コントラ
ストを向上させるとともに、表示ムラを緩和させること
ができるという効果を奏する。
【0063】また、本発明のEL素子においては、透明
電極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベル
の電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背
面電極として、発光層側よりCr酸化膜とAl又はNi
等の金属膜とをこの順に積層して成る積層膜を用いるこ
とによって、外部光または周囲光の反射を抑制し、コン
トラストを向上させるとともに、表示ムラを緩和させる
ことができるという効果を奏する。また、背面電極が2
層で形成されているため、単純な構成で背面電極の黒色
化及び低抵抗化が実現でき、コストダウンを図ることが
できる。
【0064】また、本発明のEL素子においては、透明
電極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベル
の電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背
面電極として、発光層側よりMo酸化膜,Mo金属膜の
順に積層して成る積層膜を用いることによって、外部光
または周囲光の反射を抑制し、コントラストを向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0065】さらに、前記背面電極として用いられるM
o金属膜よりもさらに背面側に、Mo金属膜よりも電気
抵抗の低いAl等の金属膜を積層し、該背面電極の面抵
抗値を0.5Ω/□以下に低減することによって、外部
光または周囲光の反射を抑制し、コントラストを向上さ
せるとともに、表示ムラを緩和させることができるとい
う効果を奏する。
【0066】また、本発明のEL素子においては、透明
電極と背面電極との間に挟持された発光層に所定レベル
の電圧を印加して発光させるEL素子において、前記背
面電極として、発光層側よりMo酸化膜とAl等の金属
膜とをこの順に積層して成る積層膜を用いることによっ
て、外部光または周囲光の反射を抑制し、コントラスト
を向上させるとともに、表示ムラを緩和させることがで
きるという効果を奏する。また、背面電極が2層で形成
されているため、単純な構成で背面電極の黒色化及び低
抵抗化が実現でき、コストダウンを図ることができる。
【0067】本発明のEL素子の製造方法においては、
透明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形
成する工程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化
物から成る金属酸化膜を形成する工程と、該金属酸化膜
上にCrまたはMoから成る第1の金属膜を形成する工
程と、該第1の金属膜上にAl,Ni,Mo等から成る
第2の金属膜を形成する工程と、該第2の金属膜上にレ
ジストを塗布し、該レジストをパターニングする工程
と、該レジストパターンを用いて前記第2の金属膜をパ
ターニングする工程と、同じく該レジストパターンを用
いて前記第1の金属膜及び前記金属酸化膜をパターニン
グする工程と、を含むことによって、異なる金属を積層
して得られる背面電極のパターニングの際に、同一のレ
ジストパターンを用いているため、製造工程を簡略化す
ることができるという効果を奏する。
【0068】また、本発明のEL素子の製造方法におい
ては、透明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁
膜を形成する工程と、該第2絶縁膜上にCrまたはMo
の酸化物から成る金属酸化膜を形成する工程と、該金属
酸化膜上にAl,Ni等から成る金属膜を形成する工程
と、該金属膜上にレジストを塗布し、該レジストをパタ
ーニングする工程と、該レジストパターンを用いて前記
金属膜をパターニングする工程と、同じく該レジストパ
ターンを用いて前記金属酸化膜をパターニングする工程
と、を含むことによって、異なる金属を積層して得られ
る背面電極のパターニングの際に、同一のレジストパタ
ーンを用いているため、製造工程を簡略化することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す図である。
【図7】従来技術によるEL素子の構造を示す図であ
る。
【図8】従来技術によるEL素子の断面図である。
【図9】EL素子の背面電極の取り出し例を示す図であ
る。
【図10】背面電極の電極抵抗と、電極根元と先端との
発光輝度差との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 透明電極 3 第1絶縁膜 4 発光層 5 第2絶縁膜 6 背面電極 7 端子電極 6a Cr酸化膜 6b Cr金属膜 6c Ni金属膜 7a Cr酸化膜 7b Cr金属膜 7c Ni金属膜 11 ガラス基板 12 透明電極 13 第1絶縁膜 14 発光層 15 第2絶縁膜 16 背面電極 17 端子電極 16a Mo酸化膜 16b Mo金属膜 16c Al金属膜 17a Mo酸化膜 17b Mo金属膜 17c Al金属膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極と背面電極との間に挟持された
    発光層に所定レベルの電圧を印加して発光させるEL素
    子において、 前記背面電極として、発光層側よりCr酸化膜,Cr金
    属膜の順に積層して成る積層膜を用いることを特徴とす
    るEL素子。
  2. 【請求項2】 前記背面電極として用いられるCr金属
    膜よりもさらに背面側に、Cr金属膜よりも電気抵抗の
    低いAl,Ni,Mo等の金属膜を積層し、該背面電極
    の面抵抗値を0.5Ω/□以下に低減することを特徴と
    する請求項1記載のEL素子。
  3. 【請求項3】 透明電極と背面電極との間に挟持された
    発光層に所定レベルの電圧を印加して発光させるEL素
    子において、 前記背面電極として、発光層側よりCr酸化膜とAl,
    NiまたはMo等の金属膜とをこの順に積層して成る積
    層膜を用いることを特徴とするEL素子。
  4. 【請求項4】 透明電極と背面電極との間に挟持された
    発光層に所定レベルの電圧を印加して発光させるEL素
    子において、 前記背面電極として、発光層側よりMo酸化膜,Mo金
    属膜の順に積層して成る積層膜を用いることを特徴とす
    るEL素子。
  5. 【請求項5】 前記背面電極として用いられるMo金属
    膜よりもさらに背面側に、Mo金属膜よりも電気抵抗の
    低いAl等の金属膜を積層し、該背面電極の面抵抗値を
    0.5Ω/□以下に低減することを特徴とする請求項4
    記載のEL素子。
  6. 【請求項6】 透明電極と背面電極との間に挟持された
    発光層に所定レベルの電圧を印加して発光させるEL素
    子において、 前記背面電極として、発光層側よりMo酸化膜とAl等
    の金属膜とをこの順に積層して成る積層膜を用いること
    を特徴とするEL素子。
  7. 【請求項7】 前記請求項2、5記載のEL素子の製造
    方法において、 透明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形
    成する工程と、 該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化物から成る金属
    酸化膜を形成する工程と、 該金属酸化膜上にCrまたはMoから成る第1の金属膜
    を形成する工程と、 該第1の金属膜上にAl,Ni,Mo等から成る第2の
    金属膜を形成する工程と、 該第2の金属膜上にレジストを塗布し、該レジストをパ
    ターニングする工程と、 該レジストパターンを用いて前記第2の金属膜をパター
    ニングする工程と、 同じく該レジストパターンを用いて前記第1の金属膜及
    び前記金属酸化膜をパターニングする工程と、 を含むことを特徴とするEL素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項3、6記載のEL素子の製造
    方法において、 透明基板上に第1絶縁膜、EL発光層、第2絶縁膜を形
    成する工程と、 該第2絶縁膜上にCrまたはMoの酸化物から成る金属
    酸化膜を形成する工程と、 該金属酸化膜上にAl,Ni,Mo等から成る金属膜を
    形成する工程と、 該金属膜上にレジストを塗布し、該レジストをパターニ
    ングする工程と、 該レジストパターンを用いて前記金属膜をパターニング
    する工程と、 同じく該レジストパターンを用いて前記金属酸化膜をパ
    ターニングする工程と、 を含むことを特徴とするEL素子の製造方法。
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