JPH09211801A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH09211801A
JPH09211801A JP2011896A JP2011896A JPH09211801A JP H09211801 A JPH09211801 A JP H09211801A JP 2011896 A JP2011896 A JP 2011896A JP 2011896 A JP2011896 A JP 2011896A JP H09211801 A JPH09211801 A JP H09211801A
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silver halide
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silver
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JP2011896A
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Shigeaki Takahashi
成明 高橋
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い時に人体への影響が少なく、迅速処理
をしても銀色調に優れ、残色が少なく、高感度で低カブ
リであり、かつ、銀色調に優れ、残色が少なく、ローラ
ーマークの改良されたハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法の提供。 【解決手段】 セレン化合物及び/又はテルル化合物、
及び下記一般式(1)で表される化合物を含有するハロ
ゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化銀写
真感光材料を、多価アルコールとレダクトン類を含有す
る現像液を用いて処理することを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料の処理方法。 一般式(1) R11−(S)n−R12 式中、R11及びR12は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基
又は互いに結合して環を形成することができる原子群を
表す。R11及びR12は同じでも異なっていてもよい。n
は2〜6の整数を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料の処理方法に関し、特に人体への影響が少ない
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】作業環境の改善、取扱いの簡便さの観点
からハロゲン化銀写真感光材料の処理剤の固形化が強く
望まれている。また、安全環境という点からは人体に有
害なハイドロキノン類を用いず他の現像主薬を使用して
いくことも望まれている。
【0003】人体に影響の少ない現像主薬としてレダク
トン類を用いる技術が特開平7−77781号、同7−
110554号等に開示されている。しかし人体への影
響は改善されるものの処理後得られる画像の銀色調が劣
化するという欠点があった。
【0004】一方、ハロゲン化銀写真感光材料の処理時
間の短縮の要望は高く、医療用感材は救急医療の面から
も特に要望が高い。処理時間を短縮していく場合、感
材の高感度化自現機のローラーから受ける圧力による
カブリ故障の改良を行う必要がある。
【0005】の面を改良するには、近年Se又はTe
化合物を用いた増感技術が特開平3−111838号、
同3−237450号、同4−274640号等に開示
されている。しかし、カブリが上昇しやすいという欠点
があり、従来のカブリ抑制の添加剤では不十分であっ
た。
【0006】又、の面を改良するにはラテックス類を
感材に添加する技術が特開昭51−130217号、米
国特許3325386号等多数開示されている。しか
し、処理後試料の残色が劣化してしまうという欠点があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、取扱い時に人体への影響が少なく、迅速処理をして
も銀色調に優れ、残色が少なく、高感度で低カブリのハ
ロゲン化銀写真感光材料の処理方法、及び迅速処理をし
ても銀色調に優れ、残色が少なく、ローラーマークの改
良されたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。
【0009】1) セレン化合物及び/又はテルル化合
物、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有する
ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化
銀写真感光材料を、多価アルコールとレダクトン類を含
有する現像液を用いて処理することを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料の処理方法。
【0010】 一般式(1) R11−(S)n−R12 式中、R11及びR12は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基
又は互いに結合して環を形成することができる原子群を
表す。R11及びR12は同じでも異なっていてもよい。n
は2〜6の整数を表す。
【0011】2) デキストリン及び/又はデキストラ
ンを含有する層を少なくとも一層有するハロゲン化銀写
真感光材料を、多価アルコールとレダクトン類を含有す
る現像液を用いて処理することを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料の処理方法。
【0012】本発明の一般式(1)においてR11及びR
12で表される脂肪族基としては炭素数1〜30好ましく
は1〜20の直鎖、又は分岐したアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、又はシクロアルキル基があげられる。
具体的には、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキ
シル、デシル、ドデシル、イソプロピル、t−ブチル、
2−エチルヘキシル、アリル、2−ブテニル、7−オク
テニル、プロパルギル、2−ブチニル、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロドデシル
が挙げられる。R11及びR12で表される芳香族基として
は炭素数6〜20のものが挙げられ具体的にはフェニ
ル、ナフチル、アントラニル基が挙げられる。R11及び
12で表されるヘテロ環基としては単環でも縮合環でも
よく、O、S、及びN原子の少なくとも1種を環内に有
する5〜6員のヘテロ環が挙げられる。具体的にはピロ
リジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒド
ロピラン、オキシラン、モルホリン、チオモルホリン、
チオピラン、テトラヒドロチオフェン、ピロール、ピリ
ジン、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾー
ル、オキサゾール、チアゾール、イソキサゾール、イソ
チアゾール、トリアゾール、テトラゾール、チアジアゾ
ール、オキサジアゾール及びこれらのベンゼローグ類が
挙げられる。R11及びR12で環を形成するものとしては
員数4から7員環を挙げることができる。このましくは
5〜7員環である。R11及びR12で好ましい基としては
ヘテロ環基であり、更に好ましくはヘテロ芳香族環基で
ある。R11及びR12で表される脂肪族基、芳香族基、又
はヘテロ環基は更に置換されていてもよく、該置換基と
してはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子等)、アルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、ヒ
ドロキシエチル基、メトキシメチル基、トリフルオロメ
チル基、t−ブチル基等)、シクロアルキル基(例えば
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、アラルキル
基(例えばベンジル基、2−フェネチル基等)、アリー
ル基(例えばフェニル基、ナフチル基、p−トリル基、
p−クロロフェニル基等)、アルコキシ基(例えばメト
キシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基等)、
シアノ基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、
プロピオニルアミノ基等)、アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ基、エチルチオ基、n−ブチルチオ基等)、ア
リールチオ基(例えばフェニルチオ基等)、スルホニル
アミノ基(例えばメタンスルホニルアミノ基、ベンゼン
スルホニルアミノ基等)、ウレイド基(例えば3−メチ
ルウレイド基、3,3−ジメチルウレイド基、1,3−
ジメチルウレイド基等)、スルファモイルアミノ基(ジ
メチルスルファモイルアミノ基等)、カルバモイル基
(例えばメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル
基、ジメチルカルバモイル基等)、スルファモイル基
(例えばエチルスルファモイル基、ジメチルスルファモ
イル基等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基等)、アリールオ
キシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル基
等)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、ブタ
ンスルホニル基、フェニルスルホニル基等)、アシル基
(例えばアセチル基、プロパノイル基、ブチロイル基
等)、アミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジ
メチルアミノ基等)、ヒドロキシ基、ニトロ基、ニトロ
ソ基、アミンオキシド基(例えばピリジンン−オキシド
基)、イミド基(例えばフタルイミド基等)、ジスルフ
ィド基(例えばベンゼンジスルフィド基、ベンゾチアゾ
リル2−ジスルフィド基等)、ヘテロ環基(例えば、ピ
リジル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズチアゾリル
基、ベンズオキサゾリル基等)が挙げられる。R11及び
12はこれらの置換基の中から単独又は複数を有するこ
とができる。またそれぞれの置換基は更に上記の置換基
で置換されていてもよい。nは2以上の整数で好ましく
は2〜6で、より好ましくはn=2である。
【0013】以下に本発明で用いられる一般式(1)で
表される化合物の具体例を列挙するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】本発明の化学増感に用いられるセレン増感
剤は広範な種類のセレン化合物を含む。有用なセレン増
感剤としては コロイドセレン金属、イソセレノシアネ
ート類(例えば、アリルイソセレノシアネート等)、セ
レノ尿素類(例えばN,N−ジメチルセレノ尿素、トリ
エチルN,N,N′−セレノ尿素、N,N,N′−トリ
メチル−N′−ヘプタフルオロセレノ尿素、N,N,
N′−トリメチル−N′−ヘプタフルオロプロピルカル
ボニルセレノ尿素、N,N,N′−トリメチル−N′−
4−ニトロフェニルカルボニルセレノ尿素等)、セレノ
ケトン類(例えばセレノアセトン、セレノアセトフェノ
ン等)、セレノアミド類(例えばセレノアセトアミド、
N,N−ジメチルセレノベンズアミド等)、セレノカル
ボン酸類及びセレノエステル類(例えば2−セレノプロ
ピオン酸、メチル−3−セレノブチレート等)、セレノ
フォスフェート類(例えばトリ−p−トリセレノフォス
フェート等)、セレナイド類(トリフェニルフォスフィ
ンセレナイド、ジエチルセレナイド、ジエチルジセレナ
イド等)が挙げられる。特に好ましいセレン増感剤はセ
レナイド類、セレノ尿素類、セレノアミド類、及びセレ
ンケトン類である。
【0018】セレン増感剤の使用量は使用するセレン化
合物、ハロゲン化銀粒子、化学熟成条件等により変わる
が一般にはハロゲン化銀1モル当たり10-8〜10-4
ル程度を用いる。
【0019】セレン増感剤を用いる化学熟成の温度は4
0〜90℃の範囲が好ましく、より好ましくは45℃以
上、80℃以下である。またpHは4〜9、pAgは
6.0〜9.5の範囲が好ましい。
【0020】以下に本発明の化学増感に用いられるセレ
ン増感剤での具体例を列挙するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】本発明の化学増感において、テルル増感剤
として有用な例としては、テルロ尿素類(例えばN,N
−ジメチルテルロ尿素、テトラメチルテルロ尿素、N−
カルボキシエチル−N,N′−ジメチルテルロ尿素、
N,N′−ジメチル−N′フェニルテルロ尿素)、ホス
フィンテルリド類(例えばトリブチルホスフィンテルリ
ド、トリシクロヘキシルホスフィンテルリド、トリイソ
プロピルホスフィンテルリド、ブチル−ジイソプロピル
ホスフィンテルリド、ジブチルフェニルホスフィンテル
リド)、テルロアミド類(例えばテルロアセトアミド、
N,N−ジメチルテルロベンズアミド)、テルロケトン
類、テルロエステル類、イソテルロシアナート類などが
挙げられる。
【0025】テルル増感剤の使用技術はセレン増感剤の
使用技術に準じる。
【0026】本発明に於いては還元増感を併用すること
も好ましい。還元増感はハロゲン化銀粒子の成長途中に
施すのが好ましい。成長途中に施す方法としては、ハロ
ゲン化銀粒子が成長しつつある状態で還元増感を施す方
法だけでなく、ハロゲン化銀粒子の成長を中断した状態
で還元増感を施し、その後に還元増感されたハロゲン化
銀粒子を成長せしめる方法をも含む。
【0027】本発明においては、硫黄化合物や金塩のご
とき貴金属塩による増感もできる。また還元増感するこ
ともできるし、またこれらの方法を組み合せて増感する
こができる。
【0028】本発明に適用できる硫黄増感剤の具体例と
しては1,3−ジフェニルチオ尿素、トリエチルチオ尿
素、1−エチル,3−(2−チアゾリル)チオ尿素など
のチオ尿素誘導体、ローダニン誘導体、ジチアカルバミ
ン酸類、ポリスルフィド有機化合物、硫黄単体などが好
ましい例として挙げられる。尚、硫黄単体としては、斜
方晶系に属するα−硫黄が好ましい。
【0029】金増感剤としては塩化金酸、チオ硫酸金、
チオシアン酸金等の他に、チオ尿素類、ローダニン類、
その他各種化合物の金錯体を挙げることができる。
【0030】硫黄増感剤及び金増感剤の使用量は、ハロ
ゲン化銀乳剤の種類、使用する化合物の種類、熟成条件
などによって一様ではないが、通常は、ハロゲン化銀1
モル当たり、1×10-4モル〜1×10-9モルであるこ
とが好ましい。更に好ましくは1×10-5モル〜1×1
-8モルである。
【0031】硫黄増感剤及び金増感剤の添加方法は、水
或いはアルコール類、その他無機或いは有機溶媒に溶解
し、溶液の形態で添加しても良く、水に不溶性の溶媒或
いは、ゼラチンのような媒体を利用して、乳化分散させ
て得られる分散物の形態で添加しても良い。硫黄増感及
び金増感の両者を同時に施しても良く、また、別々にか
つ段階的に施しても良い。後者の場合、硫黄増感を適度
に施した後に、或いはその途中に於いて、金増感を施す
と好ましい結果が得られることがある。
【0032】還元増感はハロゲン化銀乳剤のハロゲン化
銀粒子の成長中に行われるように、ハロゲン化銀乳剤に
還元剤及び/又は水溶性銀塩を添加することによって成
される。還元剤の好ましい例としては、二酸化チオ尿素
及びアスコルビン酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
また別の好ましい還元剤としては、ヒドラジン、ジエチ
レントリアミンのごときポリアミン類、ジメチルアミン
ボラン類、亜硫酸塩類等が挙げられる。
【0033】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン化銀組成は、任意でよく例えば塩化銀、沃塩化
銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀などのい
ずれのハロゲン化銀を用いてもよい。沃塩化銀を含む場
合の沃化銀含有量はハロゲン化銀粒子全体での平均沃化
銀含有率として0モル%以上1.5モル%以下が好まし
く、0モル%以上1.0モル%以下が更に好ましい。
【0034】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の平
均粒径は0.15〜5.0μmであることが好ましく、
0.2〜3.0μmであることがより好ましく、最も好
ましくは0.2〜2.0μmである。
【0035】ハロゲン化銀粒子の晶癖は立方体、8面
体、双晶面を持つものなど、どのような晶癖のものでも
よいが好ましくは平板状ハロゲン化銀粒子である。
【0036】平板状ハロゲン化銀粒子とは、二つの対向
する平行な主平面を有する粒子をいい、本発明に用いら
れ得るものは(111)面を主平面としたものでも(1
00)面を主平面としたものでもどちらでもよい。本発
明に用いられ得る平板状ハロゲン化銀粒子は、粒子厚さ
に対する粒径の比(以下アスペクト比と称す)は2以上
であるが、好ましくは2.0以上15.0未満である。
特に3以上10未満が好ましい。
【0037】ここで粒径とは、平均投影面積径(以下粒
径と記す)のことで、該平板状ハロゲン化銀粒子の投影
面積の円相当直径(該ハロゲン化銀粒子と同じ投影面積
を有する円の直径)で示され、厚さとは平板状ハロゲン
化銀粒子を形成する2つの平行な主平面間の距離を示
す。
【0038】本発明に平板状ハロゲン化銀粒子を用いる
場合、平均厚さは0.01〜1.0μmであることが好
ましく、より好ましくは0.02〜0.60μm、更に
好ましくは0.05〜0.50μmである。平均粒径は
0.15〜5.0μmであることが好ましく、0.4〜
3.0μmであることが更に好ましく、最も好ましくは
0.4〜2.0μmである。平板状ハロゲン化銀粒子は
粒径分布の狭い単分散乳剤が好ましく、具体的には (粒径の標準偏差/平均粒径)×100=粒径分布の広
さ(%) によって分布の広さを定義したとき25%以下のものが
好ましく、更に好ましくは20%以下のものであり、特
に好ましくは15%以下である。
【0039】本発明に平板状ハロゲン化銀粒子を用いる
場合、米国特許5,320,938号記載の方法で作成
することもできる。即ち、(100)面を形成しやすい
条件下で、沃度イオンの存在下、低pClで核形成させ
ることが好ましい。核形成後は、オストワルド熟成及び
/または成長を行い、所望の粒径、分布を有する平板状
ハロゲン化銀粒子を得ることができる。
【0040】平板状ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成す
る過程及び/または成長させる過程で、カドミウム塩、
亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩(錯塩を含
む)、ロジウム塩(錯塩を含む)、及び鉄塩(錯塩を含
む)から選ばれる少なくとも1種を用いて金属イオンを
添加し、粒子内部及び/または粒子表面にこれらの金属
元素を含有させることもできる。
【0041】本発明に用いられる平板状ハロゲン化銀粒
子は、メチン色素類その他によって分光増感されている
ことが必要である。本発明の感光材料に用いられる増感
色素は、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニ
ン色素、複合メロシアニン色素、ホロボーラーシアニン
色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及びヘミオキソ
ノール色素が包含される。特に有用な色素はシアニン色
素、メロシアニン色素及び複合メロシアニン色素に属す
る色素である。
【0042】これらの色素類は通常利用されている核の
いずれをも適用できる。即ち、ピロリン核、オキサゾリ
ン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チ
アゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラ
ゾール核、ピリジン核などで、これらの核に脂肪式炭化
水素環が融合した核、即ちインドレニン核、ベンズイン
ドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナ
フトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチア
ゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール
核、キノリン核などが適用できる。これらの核は炭素原
子上に置換基を有していてもよい。
【0043】メロシアニン色素又は複合メロシアニン色
素にはケトメチン構造を有する核として、ピラゾリン−
5−オン核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリ
ジン−2,4−ジオン核、チアゾリン−2,4−ジオン
核、ローダニン核、チオバルビツール酸核などの5〜6
員異節環核を適用することができる。
【0044】これらの増感色素は単独又は組み合わせて
用いてもよく組み合わせは特に強色増感の目的でしばし
ば用いられる。また、増感色素とともにそれ自身、分光
増感性を持たない色素或いは可視光を実質的に吸収しな
い物質であって、強色増感作用を示す物質を乳剤層中に
含有してもよい。例えば含窒素異節環核基であって置換
されたアミノスチルベン化合物、芳香族有機酸ホルムア
ルデヒド縮合物、カドミウム塩、アザインデン化合物な
どを含有してもよい。
【0045】なお、分光増感色素を有機溶媒の溶液とし
て添加するよりも、固体微粒子状の分散物として添加す
ることが好ましい。特に実質的に有機溶媒及び/又は界
面活性剤が存在しない水系中に分散させ、実質的に水に
難溶性の固体微粒子分散物の状態で添加することが好ま
しい。分散後の粒径は1μ以下が好ましい。
【0046】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法では、レダクトン類を含むアルカリ性現像液で処理
される。本発明でいうレダクトン類とは下記一般式
〔A〕で表わされる化合物類である。
【0047】
【化7】
【0048】式中、R1、R2は各々独立して置換又は非
置換のアルキル基、置換又は非置換のアミノ基、置換又
は非置換のアルコキシ基、置換又は非置換のアルキルチ
オ基を表し、R1、R2は互いに結合して環を形成しても
よい。kは0又は1を表し、kが1のときXは−CO−
又は−CS−を表す。
【0049】前記一般式〔A〕で示される化合物におい
てR1とR2が互いに結合して環を形成した下記一般式
〔A−a〕で示される化合物が好ましい。
【0050】
【化8】
【0051】式中、R3は水素原子、置換又は未置換の
アルキル基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未
置換のアミノ基、置換または未置換のアルコキシ基、ス
ルホ基、カルボキシル基、アミド基、スルホンアミド基
を表し、Y1はO又はSを表し、Y2はO、SまたはNR
4を表す。R4は置換又は無置換のアルキル基、置換又は
無置換のアリール基を表す。
【0052】前記一般式〔A〕又は一般式〔A−a〕に
おけるアルキル基としては、低級アルキル基が好まし
く、たとえば炭素数1〜5のアルキル基であり、アミノ
基としては無置換のアミノ基あるいは低級アルキル基で
置換されたアミノ基が好ましく、アルコキシ基としては
低級アルコキシ基が好ましく、アリール基としては好ま
しくはフェニル基あるいはナフチル基等であり、これら
の基は置換基を有していてもよく、置換しうる基として
は、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、ス
ルホ基、カルボキシル基、アミド基、スルホンアミド基
等が好ましい。置換基と本発明に係る前記一般式〔A〕
又は一般式〔A−a〕で表される具体的化合物例を以下
に示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0053】
【化9】
【0054】
【化10】
【0055】これらの化合物は、代表的にはアスコルビ
ン酸或いはエリソルビン酸又はそれらから誘導される誘
導体であり、市販品として入手できるか或いは容易に公
知の合成法により合成することができる。
【0056】本発明のハロゲン化銀写真感光材料にはデ
キストリン又はデキストランを用いる。デキストリンと
デキストランは単独で用いても、併用しても良い。
【0057】分子量は特に制限がないが、好ましくは1
000以上70万以下で、特に1000以上10万以下
が好ましい。
【0058】添加量の下限は0.01g/m2が好まし
いが、より好ましくは0.05g/m2、特に0.1g
/m2が好ましい。添加量の上限は2g/m2が好まし
く、より好ましくは1g/m2、特に0.5g/m2が好
ましい。
【0059】本発明の多価アルコールは水酸基が2〜1
2個、炭素数が2〜20個のもので、常温で固体のもの
を指す。また、本発明の多価アルコールは単独で用いて
も良いし、2種以上を併用しても良い。
【0060】以下、上記多価アルコールの好ましい具体
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0061】2−1.D−トレイット 2−2.L−トレイット 2−3.meso−トレイット 2−4.アドニット 2−5.D−アラビット 2−6.L−アラビット 2−7.アドニット 2−8.キシリット 2−9.D−ソルビット 2−10.L−ソルビット 2−11.D−マンニット 2−12.D−イジット 2−13.D−タリット 2−14.ズルシット 2−15.アリット 2−16.ペルセイット 2−17.ボレミット 2−18.β−セドヘプチット 2−19.meso−イノシット。
【0062】本発明の処理方法には、固体処理剤を用い
る方法が好ましい。写真処理剤を固体化するには、濃厚
液または微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混
練し成型するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性
結着剤を噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任
意の手段が採用できる(特開平4−29136号、同4
−85535号、同4−85536号、同4−8553
3号、同4−85534号、同4−172341号参
照)。
【0063】好ましい錠剤の製造法としては粉末状の固
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固体処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
【0064】錠剤形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤形成のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μm
のものを用いることが好ましく、より好ましくは200
〜750μmである。さらに粒度分布は造粒物粒子の6
0%以上が±100〜150μmの偏差内にあるものが
好ましい。次に得られた造粒物を加圧圧縮する際には公
知の圧縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロー
タリー式打錠機、プリケッテングマシンを用いることが
出来る。加圧圧縮されて得られる固体処理剤は任意の形
状を取ることが可能であるが、生産性、取扱い性の観点
から又はユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問題か
らは円筒型、いわゆる錠剤が好ましい。
【0065】さらに好ましくは造粒時、各成分毎例えば
アルカリ剤、還元剤、保恒剤等を分別造粒することによ
って更に上記効果が顕著になる。
【0066】錠剤処理剤の製造方法は、例えば、特開昭
51−61837号、同54−155038号、同52
−88025号、英国特許1213808号等の明細書
に記載される一般的な方法で製造でき、更に顆粒処理剤
は、例えば、特開平2−109042号、同2−109
043号、同3−39735号及び同3−39739号
等の明細書に記載される一般的な方法で製造できる。更
にまた粉末処理剤は、例えば、特開昭54−13333
2号、英国特許725,892号、同729,862号
及びドイツ特許3,733,861号等の明細書に記載
されるが如き一般的な方法で製造できる。
【0067】上記の固体処理剤の嵩密度は、その溶解性
の観点と、本発明の目的の効果の点から錠剤である場合
1.0g/cm3〜2.5g/cm3が好ましく1.0g
/cm3より大きいと得られる固形物の強度の点で、
2.5g/cm3より小さいと得られる固形物の溶解性
の点でより好ましい。固体処理剤が顆粒又は粉末である
場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3のものが好
ましい。
【0068】本発明に固体処理剤を用いる場合、固体処
理剤は現像剤、定着剤、リンス剤等写真用処理剤に用い
られるが、本発明の効果が大きいのは現像剤である。
【0069】本発明の処理方法を固体処理剤を用いて行
う場合、固体処理剤の表面を特願平6−70860号記
載の一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕等の化合物
で被覆することが望ましい。特にこれらは水溶性ポリマ
ー又は糖類と併用するのがよい。
【0070】又、特願平5−186254号記載の糖類
化合物、及び特願平6−91987号記載のコーティン
グ化合物を用いることが望ましい。
【0071】本発明に用いられる現像剤には、保恒剤と
して亜硫酸塩の他、有機還元剤を保恒剤として用いるこ
とができる。その他にキレート剤や硬膜剤の重亜硫酸塩
付加物を用いることができる。また銀スラッジ防止剤を
添加することも好ましい。シクロデキストリン化合物の
添加も好ましく、特開平1−124853号記載の化合
物が特に好ましい。
【0072】本発明の現像剤にアミン化合物を添加する
こともでき、米国特許4,269,929号記載の化合
物が特に好ましい。
【0073】本発明に用いられる現像剤には、緩衝剤を
用いることが必要で、緩衝剤としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二
カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ
酸ナトリウム(ホウ酸)、四ホウ酸カリウム、o−ヒド
ロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、
o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホ−2−ヒ
ドロキシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナ
トリウム)、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリ
ウム(5−スルホサリチル酸カリウム)等を挙げること
ができる。
【0074】現像促進剤としては、チオエーテル系化合
物、p−フェニレンジアミン系化合物、4級アンモニウ
ム塩類、p−アミノフェノール類、アミン系化合物、ポ
リアルキレンオキサイド、その他1−フェニル−3−ピ
ラゾリドン類、ヒドラジン類、メソイオン型化合物、イ
オン型化合物、イミダゾール類、等を必要に応じて添加
することができる。
【0075】カブリ防止剤としては、沃化カリウムの如
きアルカリ金属ハロゲン化物及び有機カブリ防止剤が使
用できる。有機カブリ防止剤としては、例えば、ベンゾ
トリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニ
トロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾー
ル、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベン
ゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾー
ル、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール、イン
ダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニンの如
き含窒素ヘテロ環化合物を代表例1-フェニル−5−メル
カプトテトラゾールを例として挙げることができる。
【0076】さらに、本発明に用いられる現像剤組成物
には、必要に応じて、メチルセロソルブ、メタノール、
アセトン、ジメチルホルムアミド、シクロデキストリン
化合物等を現像主薬の溶解度を上げるための有機溶剤と
して使用することができる。
【0077】さらにまた、その他ステイン防止剤、スラ
ッジ防止剤、重層効果促進剤等各種添加剤を用いること
ができる。
【0078】本発明に使用される定着剤は定着剤として
公知の化合物を添加できる。定着主薬やキレート剤、p
H緩衝剤、硬膜剤、保恒剤などが添加でき、これらは例
えば特開平4−242246号(4頁)や特開平5−1
13632号(2〜4頁)記載のものが使用できる。そ
の他に硬膜剤として特願平4−586323号(20
頁)記載のキレート剤や同(21頁)記載の硬膜剤の重
亜硫酸塩付加物や公知の定着促進剤も用いることができ
る。
【0079】処理に先立ち、スターターを添加すること
も好ましく、スターターを固形化して添加することも好
ましい。スターターとしてはポリカルボン酸化合物の如
き有機酸の他にKBrの如きアルカリ土類金属のハロゲ
ン化物や有機抑制剤、現像促進剤が用いられる。
【0080】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で各種
の写真用添加剤を用いることができる。
【0081】このような工程で使用される化合物として
は例えば、リサーチ・ディスクロージャー(RD)N
o.17643(1978年12月)、(RD)No.
18716(1979年11月)及び(RD)No.3
08119(1989年12月)に記載されている各種
の化合物を用いることができる。これら3つの(RD)
に記載されている化合物の種類と記載箇所を下記に掲載
する。
【0082】 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 頁 分 類 化学増感剤 23 III 648右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜27 XI 650右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる支持体
としては、上記のRDに記載されているものが挙げら
れ、適当な支持体としてはポリエチレンテレフタレート
フィルムなどで、支持体表面は塗布層の接着性をよくす
るために下引き層を設けたりコロナ放電や紫外線照射な
どが施されてもよい。
【0083】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
親水性コロイド層とは、具体的には感光性又は実質的に
非感光性のハロゲン化銀乳剤層、保護層、中間層、フィ
ルター層、紫外線吸収層、ハレーション防止層及び裏引
き層などハロゲン化銀写真感光材料の総ての構成層を指
す。
【0084】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0085】実施例1 (種乳剤EM−1の調製) 〈溶液A〉 オセインゼラチン 37.5g KI 0.625g NaCl 16.5g 蒸留水で 7500mlとする 〈溶液B〉 硝酸銀 1500g 蒸留水で 2500mlとする 〈溶液C〉 KI 4g NaCl 140g 蒸留水で 684mlとする 〈溶液D〉 NaCl 375g 蒸留水で 1816mlとする 40℃において、特公昭58−58288号記載の混合
撹拌機中の溶液Aに、溶液Bの684mlと溶液Cの全
量を1分間かけて添加した。EAgを149mVに調整
し、20分間オストワルド熟成した後に溶液Aの残り全
量と溶液Dの全量を40分かけて添加した。その間、E
Agは149mVに制御した。
【0086】添加終了後、直ちに脱塩、水洗を行い平板
状種乳剤EM−1とした。得られた種乳剤はハロゲン化
銀粒子の全投影面積の60%以上が(100)面を主平
面とする平板状粒子よりなり、平均厚さ0.07μm、
平均直径は0.5μm、変動係数は25%であることが
電子顕微鏡観察により判明した。
【0087】(高塩化銀乳剤EM−2の調製)以下の4
種類の溶液を用いて平板状高塩化銀乳剤を作成した。
【0088】 〈溶液A〉 オセインゼラチン 29.4g HO−(CH2CH2O)n−(CH[CH3]CH2O)17 −(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7) 10%メタノール水溶液 1.25ml 種乳剤EM−1 0.98モル相当 蒸留水で 3000mlとする 〈溶液B〉 3.50N AgNO3水溶液 2240ml 〈溶液C〉 NaCl 455g 蒸留水で 2240mlにする 〈溶液D〉 1.75N NaCl水溶液 下記銀電位制御量 40℃において、特公昭58−58288号記載の混合
撹拌機を用いて、溶液Aに溶液B及び溶液Cの全量を同
時混合法(ダブルジェット法)により添加終了時の流速
が添加開始時の流速の3倍になるように110分の時間
を要し添加成長を行った。
【0089】この間の銀電位は溶液Dを用いて+120
mVになるように制御した。添加終了後、過剰な塩類を
除去するため以下に示す方法で沈澱脱塩を行った。
【0090】1.混合終了した反応液を40℃にして、
フェニルカルバモイル基で変性された(置換率90%)
変性ゼラチンを20g/AgX1モル加え、56wt%
酢酸を加えてpHを4.30まで落とし、静置しデカン
テーションを行う。
【0091】2.40℃の純水1.8リットル/AgX
1モルを加え、10分間撹拌させた後、静置、デカンテ
ーションを行う。
【0092】3.上記2の工程をもう1回繰り返す。
【0093】4.次いで、後ゼラチン15g/AgX1
モルと炭酸ナトリウム、水を加え、pH6.0にして分
散させ、450ml/AgX1モルに仕上げる。
【0094】得られた乳剤EM−2の約3000個を電
子顕微鏡により観察・測定し形状を分析したところ、全
投影面積の80%以上が(100)面を主平面とする、
平均直径1.17μm、平均厚さ0.12μmの平板状
粒子であり、変動係数は24%であった。
【0095】(乳剤の化学増感)引き続き、この高塩化
銀乳剤EM−2を55℃にした後に、表1に記載の一般
式(1)の化合物をハロゲン化銀1モル当たり2×10
-6モル添加後、下記に示す所定量の沃化銀微粒子、分光
増感色素を固体微粒子状の分散物として添加した。その
後更に、硫黄増感剤、セレン増感剤及び金増感剤を加え
て総計90分間の熟成を施し、熟成終了時に安定剤とし
て4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラザインデン(TAI)を加えた。
【0096】 沃化銀微粒子乳剤(*) 5mmol相当 分光増感色素(1) 300mg 分光増感色素(2) 30mg 硫黄増感剤 2.0mg 金増感剤 1.0mg セレン増感剤(トリフェニルフォスフィンセレナイド) 1.0mg 安定剤(TAI) 50mg (*)0.06モルの沃化カリウムを含む5.0重量%
のゼラチン水溶液6.64リットルに7.06モルの硝
酸銀と7.06モルの沃化カリウムを含む水溶液のそれ
ぞれ2リットルを、10分間かけて添加した。微粒子形
成中のpHは硝酸を用いて2.0に、温度は40℃に制
御した。粒子形成後に、炭酸ナトリウム水溶液を用いて
pHを6.0に調製した。
【0097】
【化11】
【0098】分光増感色素は固体微粒子状分散物として
特開平5−297496号に記載の方法に準じて調製し
た。即ち分光増感色素の所定量を予め27℃に調温した
水に加え高速撹拌機(ディゾルバー)で3.500rp
mにて30〜120分間にわたって撹拌することによっ
て得た。
【0099】上記のセレン増感剤の分散液は次のように
調製した。即ち、トリフェニルフォスフィンセレナイド
120gを50℃の酢酸エチル30kg中に添加、撹拌
し、完全に溶解した。他方で写真用ゼラチン3.8kg
を純水38kgに溶解し、これにドデシルベンゼンスル
フォン酸ナトリウム25wt%水溶液93gを添加し
た。次いでこれらの2液を混合して直径10cmのディ
ゾルバーを有する高速撹拌型分散機により50℃下にお
いて分散翼周速40m/秒で30分間分散を行った。そ
の後速やかに減圧下で、酢酸エチルの残留濃度が0.3
wt%以下になるまで撹拌を行いつつ、酢酸エチルを除
去した。その後、この分散液を純水で希釈して80kg
に仕上げた。このようにして得られた分散液の一部を分
取して上記実験に使用した。
【0100】(塗布液の調整と塗布)次に濃度0.15
に青色着色したX線用のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムベース(厚みが175μm)の両面に下記の横断
光遮光層が予め塗設された支持体の両面に下から下記の
乳剤層塗布液と保護層塗布液を下記の所定の塗布量にな
るように同時重層塗布し、乾燥し塗布試料1〜4を得
た。
【0101】塗布液に用いた添加剤は次のとおりであ
る。添加量はハロゲン化銀1m2当たりの量で示す。
【0102】 第1層(横断光遮光層) 固体微粒子分散体染料(AH) 180mg/m2 ゼラチン 0.2g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物(I) 5mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.014μm) 10mg/m 第2層(乳剤層)上記で得た各々の乳剤に下記の各種添
加剤を加えた。
【0103】 化合物(G) 0.5mg/
2 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ −1,3,5−トリアジン 5mg/m2 t−ブチル−カテコール 130mg/m2 ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 35mg/m2 スチレン−無水マレイン酸共重合体 80mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 トリメチロールプロパン 350mg/m2 ジエチレングリコール 50mg/m2 ニトロフェニル−トリフェニル−ホスホニウムクロリド 20mg/m2 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 500mg/m2 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物(H) 0.5mg/m2 n−C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 350mg/m2 化合物(M) 5mg/m2 化合物(N) 5mg/m2 化合物(P) 0.2g/m2 化合物(Q) 0.2g/m2 但し、ゼラチンとしては0.8g/m2になるように調整した。
【0104】 第3層(保護層) ゼラチン 0.6g/m2 ポリメチルメタクリレートからなるマット剤(面積平均粒径7.0μm) 50mg/m2 ホルムアルデヒド 20mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5 −トリアジンンナトリウム塩 10mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 36mg/m2 ポリアクリルアミド(平均分子量10000) 0.1g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 30mg/m2 ポリシロキサン(S1) 20mg/m2 化合物(I) 12mg/m2 化合物(J) 2mg/m2 化合物(S−1) 7mg/m2 化合物(K) 15mg/m2 化合物(O) 50mg/m2 化合物(S−2) 5mg/m2919−O−(CH2CH2O)11−H 3mg/m2817SO2N−(C37)(CH2CH2O)15−H 2mg/m2817SO2N−(C37)(CH2CH2O)4 −(CH24SO3Na 1mg/m2 硬膜剤(B) 60mg/m
【0105】
【化12】
【0106】
【化13】
【0107】
【化14】
【0108】なお上記素材の付き量は片面分であり、乳
剤層の塗布銀量は片面分で1.3g/m2になるよう調
整して塗布した。
【0109】(感度の評価)得られた試料を2枚の蛍光
増感紙(KO−250)で挟み、ペネトロメータB型
(コニカメディカル株製)を介してX線照射後、SRX
−502自動現像機を用いて以下の処理時間になるよう
に改造して下記処理剤にて現像温度が35℃で処理を行
った(何れもコニカ〔株〕製)。
【0110】このとき、処理液の補充量は現像液、定着
液ともに90ml/m2とした。感度は現像済試料N
o.1が最低濃度+1.0の濃度を得るのに必要なX線
露光量の逆数を100とした相対値で示した。
【0111】(現像処理剤の調製)以下の操作(A〜
D)に従って現像補充用錠剤、定着用補充用錠剤を作製
した。
【0112】操作(A) 現像主薬として一般式〔A〕で示したエリソルビン酸ナ
トリウム13000gを市販のバンダムミル中で平均粒
径10μmになるまで粉砕する。この微粉に、亜硫酸ナ
トリウム4877g、フェニドン975g、DTPA1
635gを加え、ミル中で30分間混合して市販の撹拌
造粒機中で室温にて約10分間、30mlの水を添加す
ることにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥機で40
℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去す
る。このようにして、調整した造粒物に表1又は表2記
載の、多価アルコール又はポリエチレングリコール#6
000の2167gを25℃、40%RH以下に調湿さ
れた部屋で混合機を用いて10分間均一に混合した後、
得られた混合物を菊水製作所(株)製タフプレストコレ
クト1527HUを改造した打錠機により1錠当たりの
充填量を8.715gにして圧縮打錠を行い、2500
個の現像補充用錠剤A剤を作成した。
【0113】操作(B) 炭酸カリウム19500g、1−フェニル−5−メルカ
プトテトラゾール8.15g、炭酸水素ナトリウム3.
25g、グルタルアルデヒド亜硫酸付加物650g、ポ
リエチレングリコール#6000を1354gを操作
(A)と同様、粉砕、造粒する。水の添加量は30.0
mlとし、造粒後、50℃で30分間乾燥して造粒物の
水分をほぼ完全に除去する。このようにして得られた混
合物を上記と同様の打錠機により1錠当たりの充填量を
9.90gにして圧縮打錠を行い、2500個の現像補
充用錠剤B剤を作成した。
【0114】操作(C) チオ硫酸アンモニウム18560g、亜硫酸ナトリウム
1392g、水酸化ナトリウム580g、エチレンジア
ミン4酢酸2ナトリウム2.32gを操作(A)と同様
に粉砕、造粒する。水の添加量は500mlとし、造粒
後、造粒物を60℃で30分間乾燥して造粒物の水分を
ほぼ完全に除去する。このようにして、得られた混合物
を上記の打錠機により1錠当たりの充填量を8.214
gにして圧縮打錠を行い、2500個の定着補充用錠剤
C剤を作成した。
【0115】操作(D) ほう酸1860g、硫酸アルミニウム・18水塩650
0g、氷酢酸1860g、硫酸(50重量%)925g
を操作(A)と同様、粉砕、造粒する。水の添加量は1
00mlとし、造粒後、50℃で30分間乾燥して造粒
物の水分をほぼ完全に除去する。このようにして得られ
た混合物を上記の打錠機により1錠当たりの充填量を
4.459gにして圧縮打錠を行い、2500個の定着
補充用錠剤D剤を作成した。
【0116】調製した現像補充用錠剤を希釈水で希釈し
て調製した下記組成のpH10.70の現像液16.5
lにスターター330mlを添加して、pH10.45
として現像開始液とした。
【0117】 〈現像液組成〉 炭酸カリウム 120.0g/l エリソルビン酸ナトリウム 40.0g/l DTPA 5.0g/l 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 0.05g/l 炭酸水素ナトリウム 20.0g/l フェニドン 3.0g/l 亜硫酸ナトリウム 15.0g/l 表1記載の多価アルコール又はポリエチレングリコール 15.0g/l グルタルアルデヒド亜硫酸付加物 4.0g/l 〈現像液スターター〉氷酢酸210g、KBr530g
に水を加えて1lとしたもの。
【0118】定着補充用錠剤を希釈水で希釈して調製し
下記組成の定着開始液とした。
【0119】 〈定着開始液組成〉 チオ硫酸アンモニウム 160.0g/l 亜硫酸ナトリウム 12.0g/l ほう酸 1.0g/l 水酸化ナトリウム 5.0g/l 氷酢酸 10.0g/l 硫酸アルミニウム・18水塩 35.0g/l 硫酸(50重量%) 5.0g/l エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム・2水塩 0.02g/l (処理)コニカ(株)製自動現像機SRX−502に固
体処理剤投入部材を搭載し、dry to dry 2
0秒で処理可能に改造してランニング処理した。
【0120】 補充は、現像液には感光材料1.00m2当たり前記の
A剤を1個、B剤を2個と水20mlを添加し、定着液
には感光材料1.00m2当たり前記C剤4個とD剤2
個及び水50mlを添加して行った。水の添加は各処理
剤の添加と同期して開始し、処理剤の溶解速度に略比例
して10分間等速で行った。
【0121】(カブリの評価)カブリの評価は、未露光
の各試料を(1)と同様の処理をし、マイクロデンシト
メータで濃度を測定した。
【0122】(銀色調の評価)銀色調判定用として各試
料を(1)と同様の処理をした後の濃度が1.2±0.
5になるようにX線露光し(1)と同様の処理を行って
評価した。
【0123】色調判定は以下の基準とした。
【0124】 A:純黒調 B:僅かに黄色みが感じられる C:黄色みが感じられる 以上得られた結果を表1に示す。
【0125】
【表1】
【0126】本発明の試料は、感度が高く、カブリが低
く、銀色調に優れている。
【0127】実施例2 実施例1と同様にして、EM−2を調製した。
【0128】(乳剤の化学増感)一般式(1)の化合物
とセレン増感剤を添加せず、後は実施例1と同様にして
EM−2の化学増感を行った。
【0129】(塗布液の調製と塗布)乳剤層にデキスト
ラン又はデキストリン又は下記比較ラテックスが0.3
g/m2になるよう添加し、ゼラチン量が0.5g/m2
になるようにした以外は実施例1と同様にして、塗布液
の調製と塗布を行った。上記のポリマーを添加しない比
較試料は、ゼラチンをさらに0.3g/m2添加した。
得られた塗布試料101〜108のそれぞれの添加化合
物は表2に示す。
【0130】処理剤の調製、処理、銀色調の評価は実施
例1と同様にして行い結果を表2に示す。
【0131】
【化15】
【0132】(残色の評価)残色性の評価は、未露光の
各試料を(感度の評価)と同様の処理をし、510nm
における濃度を分光光度計で測定して評価し結果を表2
に示した。表中の残色性は現像済試料No.101の値
を100としたときの相対値で表した。数値が低い程、
残色性が優れていることを示す。
【0133】(ローラーマークの評価)(銀色調の評
価)と同様にして各試料をX線露光し、同様の処理を行
った。但し、この時使用した現像ラック、現像から定着
への渡りラックは故意に疲労させたものを用いた。すな
わち、各ラックのローラーは疲労のため、約10μm程
度の凹凸が全面にできていた。処理後の試料にはこの凹
凸に起因する圧力のため、耐圧性の悪い試料には細かい
斑点状の濃度ムラが多数発生した。このレベルを以下の
基準によって評価した。
【0134】 A:斑点の発生無し B:斑点が少量発生している C:斑点が多数発生している 以上得られた結果を表2に示す
【0135】
【表2】
【0136】表2から本発明に試料は、残色、ローラー
マーク、銀色調において優れた効果を示すことが解る。
【0137】
【発明の効果】本発明により、取扱い時に人体への影響
が少なく、迅速処理をしても銀色調に優れ、残色が少な
く、高感度で低カブリであり、かつ、銀色調に優れ、残
色が少なく、ローラーマークの改良されたハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 5/305 G03C 5/305

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレン化合物及び/又はテルル化合物、
    及び下記一般式(1)で表される化合物を含有するハロ
    ゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化銀写
    真感光材料を、多価アルコールとレダクトン類を含有す
    る現像液を用いて処理することを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料の処理方法。 一般式(1) R11−(S)n−R12 式中、R11及びR12は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基
    又は互いに結合して環を形成することができる原子群を
    表す。R11及びR12は同じでも異なっていてもよい。n
    は2から6の整数を表す。
  2. 【請求項2】 デキストリン及び/又はデキストランを
    含有する親水性コロイド層を少なくとも一層有するハロ
    ゲン化銀写真感光材料を、多価アルコールとレダクトン
    類を含有する現像液を用いて処理することを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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