JPH09205047A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH09205047A
JPH09205047A JP8031249A JP3124996A JPH09205047A JP H09205047 A JPH09205047 A JP H09205047A JP 8031249 A JP8031249 A JP 8031249A JP 3124996 A JP3124996 A JP 3124996A JP H09205047 A JPH09205047 A JP H09205047A
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unit
air
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chamber
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英民 八重樫
Takayuki Toshima
孝之 戸島
Masami Akumoto
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理システム内に供給される清浄空気の有効
利用、清浄空気の雰囲気の制御及び使用に供された清浄
空気の装置外への流出を防止すること。 【解決手段】 垂直及び水平方向に移動可能で垂直軸の
回りに回転可能な主ウエハ搬送機構21を収容する室2
2の周囲に、複数の処理部を多段に設けた少なくとも1
組の枚葉処理ユニットを配置する。また、室22の上部
及び下部に設けられた給気口25及び排気口26に接続
する循環管路52に、送風ファン51を介設すると共
に、風量調整用のダンパ58を介して外気導入口57を
設ける。これにより、室22内に供給される清浄空気を
外部に排出することなく循環供給することができ、消費
された空気を補給して、常時一定の風量の清浄空気を室
22内に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD基板等の被処理体を枚葉式で処理する処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程には、被処理
体例えばシリコン基板等の半導体ウエハ(以下にウエハ
という)に処理液例えばフォトレジスト液を塗布し、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて回路パターン等を縮小し
てフォトレジスト膜を露光し、これを現像処理する一連
の処理工程がある。
【0003】この処理工程を行う処理システムでは、被
処理体としてのウエハをカセットに対して搬出・搬入す
るカセット・ステーション、ウエハを洗浄する洗浄ユニ
ット、ウエハの表面を疎水化処理するアドヒージョンユ
ニット、ウエハを所定温度に冷却する冷却ユニット、ウ
エハの表面にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニッ
ト、レジスト液塗布の前後でウエハを加熱するプリベー
ク又はポストベークを行うベーキングユニット、ウエハ
の周縁部のレジストを除去するための周辺露光ユニッ
ト、隣接する露光装置とウエハの受渡しを行うためのウ
エハ受渡し台、及び露光処理済みのウエハを現像液に晒
してレジストの感光部又は非感光部を選択的に現像液に
溶解せしめる現像ユニット等を一体に集約化して作業の
向上を図っている。
【0004】上記処理システムは、一般に、中央部には
長手方向に配設されるウエハ搬送路が設けられ、各ユニ
ットはウエハ搬送路に各々正面を向けて配設され、ウエ
ハ搬送体が各ユニットにウエハを搬送するためにウエハ
搬送路上を移動するように構成されている。したがっ
て、水平方向に延びるウエハ搬送路に沿って各種処理ユ
ニットが配列される横長のシステム構成となるため、シ
ステム全体の占有スペースが大きくなり、クリーンルー
ムコストが高くつくという問題があった。特に、この種
の処理システムに有効な垂直層流方式によってシステム
全体ないし各部の清浄度を高めようとすると、スペース
が大きいため、空調器又はフィルタ等のイニシャルコス
ト及びメンテナンスコストが非常に高くついていた。
【0005】そこで、出願人等は、上記問題を解決する
ために鋭意研究した結果、ウエハ搬送体を垂直方向に移
動可能で垂直軸の回りに回転可能にし、このウエハ搬送
体の周囲に各処理ユニットを多段に配置した処理システ
ムを開発した。
【0006】上記処理システムによれば、システムの占
有スペースを縮小して、クリーンルームコストを下げる
と共に、高速の搬送ないしアクセス速度を可能とし、ス
ループットの向上を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の処理システムにおいては、多段に配置された各
処理ユニットでウエハに所定の処理を施すため、処理シ
ステム内に供給される清浄空気の雰囲気すなわち風量、
温度、圧力等が変動する虞れがある。この処理システム
内の雰囲気の変動により、適正な処理が施せなくなり、
処理能力及び歩留まりの低下をきたすなどの問題があ
る。
【0008】また、処理システム内に供給された空気
を、処理後にシステム外に排気すると、処理システム内
で発生したパーティクルや例えばアミン等の有機汚染物
がクリーンルーム内に流れることになり、クリーンルー
ムの清浄度が低下するばかりか寿命が低下するという問
題がある。更には、クーンルーム内にアミン等の有機汚
染物が存在すると、クリーンルーム内の他の処理装置例
えばCVD装置において、薄膜形成に支障をきたすなど
の問題もある。
【0009】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、処理システム内に供給される清浄空気の雰囲気をコ
ントロールして、清浄空気の有効利用、処理能力及び歩
留まりの向上を図ると共に、処理に供される空気を循環
式に供給して、装置外への流出を防止するようにした処
理装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、垂直及び水平方向に移動可
能で垂直軸の回りに回転可能な被処理体搬送手段を設
け、この被処理体搬送手段の周囲に、複数の処理部を多
段に設けた少なくとも1組の枚葉処理ユニットを配置し
てなり、上記被処理体搬送手段を収容する室の上部及び
下部に設けられた給気口及び排気口に循環管路を接続
し、この循環管路に、送風手段を介設すると共に、風量
調整手段を介して外気取入口を設けたことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は、垂直方向に移動可
能で垂直軸の回りに回転可能な被処理体搬送手段を設
け、この被処理体搬送手段の周囲に、複数の処理部を多
段に設けた少なくとも1組の枚葉処理ユニットを配置し
てなり、上記被処理体搬送手段を収容する室の上部及び
下部に設けられた給気口及び排気口に循環管路を接続
し、この循環管路に、送風手段を介設すると共に、風量
調整手段を介して外気取入口を設け、かつ循環管路に圧
力調整手段を介設したことを特徴とする。
【0012】この発明において、上記循環管路に温度調
整手段を介設する方が好ましい(請求項3)。また、循
環管路に湿度調整手段を介設する方が更に好ましい。
【0013】請求項1記載の発明によれば、被処理体搬
送手段を収容する室の上部及び下部に設けられた給気口
及び排気口に接続する循環管路に、風量調整手段を介し
て外気取入口を設けることにより、被処理体搬送手段を
収容する空間に供給された空気を循環供給することがで
きると共に、供給後に処理ユニットで消費された空気の
補充を外気取入口から補給することができる。したがっ
て、被処理体搬送手段を収容する室内に供給された清浄
空気を外部に排気することなく有効に使用することがで
きると共に、処理装置内に供給される空気量を一定にす
ることができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明に加えて循環管路に圧力調整手段を介設す
ることにより、処理装置内に供給される空気量を一定に
することができると共に、処理装置内を外部に対して陽
圧な一定の圧力に保持することができる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1及び/又は2記載の発明に加えて処理装置内の
温度を一定に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳細に説明する。この実施形態では、こ
の発明の処理装置を半導体ウエハへのレジスト液塗布・
現像処理システムに適用した場合について説明する。
【0017】図1はレジスト液塗布・現像処理システム
の一実施形態の概略平面図、図2は図1の正面図、図3
は図1の背面図である。
【0018】上記処理システムは、被処理体として半導
体ウエハW(以下にウエハという)をウエハカセット1
で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又
はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対して
ウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステー
ション10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに
所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置
に多段配置してなるこの発明の処理装置を具備する処理
ステーション20と、この処理ステーション20と隣接
して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハW
を受け渡すためのインター・フェース部30とで主要部
が構成されている。
【0019】上記カセットステーション10は、図1に
示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数
個例えば4個までのウエハカセット1がそれぞれのウエ
ハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方
向に沿って一列に載置され、カセット配列方向(X方
向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容さ
れたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能な
ウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択
的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送
用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されてお
り、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の
多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALI
M)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送
できるようになっている。
【0020】上記処理ステーション20は、図1に示す
ように、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構21が
設けられ、この主ウエハ搬送機構21を収容する室22
の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡っ
て多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,
G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2
の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面(図1にお
いて手前)側に並列され、第3の組G3の多段ユニット
はカセットステーション10に隣接して配置され、第4
の組G4の多段ユニットはインター・フェース部30に
隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部
側に配置されている。
【0021】この場合、図2に示すように、第1の組G
1では、カップ23内でウエハWをスピンチャック(図
示せず)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ型処
理ユニット例えばレジスト塗布ユニット(COT)及び
現像ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられて
いる。第2の組G2も同様に、2台のスピナ型処理ユニ
ット例えばレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユ
ニット(DEV)が下から順に2段に重ねられている。
このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に
配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテ
ナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に
応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置す
ることも可能である。
【0022】図3に示すように、第3の組G3では、ウ
エハWを載置台24に載置して所定の処理を行うオーブ
ン型の処理ユニット例えばクーリングユニット(CO
L)、アドヒージョンユニット(AD)、アライメント
ユニット(ALIM)、エクステンションユニット(E
XT)、プリベーキングユニット(PREBAKE)及
びポストベーキングユニット(POBAKE)が下から
順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様
に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット
(COL)、エクステンション・クーリングユニット
(EXT・COL)、クーリングユニット(COL)、
プリベーキングユニット(PREBAKE)及びポスト
ベーキングユニット(POBAKE)が下から順に例え
ば8段に重ねられている。
【0023】上記のように処理温度の低いクーリングユ
ニット(COL)、エクステンション・クーリングユニ
ット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高い
プリベーキングユニット(PREBAKE)、ポストベ
ーキングユニット(POBAKE)及びアドヒージョン
ユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間
の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ラ
ンダムな多段配置とすることも可能である。
【0024】上記インター・フェース部30は、奥行き
方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、
幅方向では小さなサイズに作られている。このインター
・フェース部30の正面部には可搬性のピックアップカ
セット31と定置型のバッファカセット32が2段に配
置され、背面部には周辺露光装置33が配設され、中央
部には、ウエハ搬送アーム34が配設されている。この
ウエハ搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセ
ット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように
構成されている。また、ウエハ搬送アーム34は、θ方
向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第
4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユ
ニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡
し台(図示せず)にも搬送できるように構成されてい
る。
【0025】上記のように構成される処理システムは、
クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内
でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高め
ている。図4及び図5にシステム内における清浄空気の
流れを示す。
【0026】図4に示すように、カセットステーション
10、処理ステーション20及びインター・フェース部
30の上方には空気供給室10a,20a,30aが設
けられており、各空気供給室10a,20a,30aの
下面に防塵機能付きフィルタ例えばULPAフィルタ5
0が取り付けられている。このうち空気供給室10a,
30a内には、後述する送風ファン51(送風手段)を
介設する空気導入用の循環管路52に接続する分岐管路
(図示せず)を介して空気が導入され、ULPAフィル
タ50により清浄な空気がダウンフローでカセットステ
ーション10及びインター・フェース部30に供給され
るようになっている。
【0027】また、図5に示すように、主ウエハ搬送機
構21を収容する室22の上部には給気口25が設けら
れ、下部には排気口26が設けられており、これら給気
口25と排気口26に循環管路52が接続されている。
また、給気口25と循環管路52との接続部には空気供
給室20aが設けられており、この空気供給室20aの
下面に上記ULPAフィルタ50が取り付けられ、その
上方位置に例えばアミン等の有機汚染物を除去する機能
を有するケミカルフィルタ53が取り付けられている。
また、排気口26と循環管路52との接続部には排気室
20bが設けられており、この排気室20bの上面に多
孔板54が取り付けられ、排気室20b内には排気ファ
ン55が配設されている。
【0028】また、排気室20bと循環管路52との接
続部には圧力調整手段例えばスリットダンパ56が配設
されている。このスリットダンパ56は、図6に示すよ
うに、多数の通気孔56aを有する固定多孔板56b
と、この固定多孔板56bの下面において水平方向に往
復移動可能に配設され、通気孔56aと合致し得る多数
の調整孔56cを有する可動多孔板56dとを有してお
り、図示しない往復駆動手段例えばシリンダ機構やタイ
ミングベルト機構等によって水平方向に往復移動される
可動多孔板56dの移動によって通気孔56aと調整孔
56cとの合致した開口面積によって通気量を調整する
ことにより、室22内の圧力を調整している。すなわ
ち、室22内の圧力P1を陽圧にすると共に、クリーン
ルーム40内の圧力P2に対して高い所定の圧力例えば
0.1mmH2Oにすることができる。なお、ここで
は、圧力調整手段がスリットダンパにて形成され場合に
ついて説明したが、圧力調整手段は必ずしもスリットダ
ンパ56にて形成する必要はなく、室22内から排気さ
れる空気の通過面積を調整することができるものであれ
ばスリットダンパ以外のものであってもよい。
【0029】一方、上記循環管路52における送風ファ
ン51とスリットダンパ56との間には、外気導入口5
7が設けられており、この外気導入口57内には風量調
整手段例えばダンパ58が取り付けられている。なお、
このダンパ58に代えて流量調整弁等の別の風量調整手
段を用いてもよい。
【0030】このように構成することにより、送風ファ
ン51を駆動し、ダンパ58が所定の開度開放すること
により、外気導入口57から外気すなわちクリーンルー
ム40内の清浄空気を循環管路52内に導入して、室2
2内に供給することができる。したがって、室22内に
供給された清浄空気(例えば0.3〜0.5m/sec
の風量)が各処理ユニットに流れて消費された量(例え
ば0.1〜0.3m/sec)の風量を外気導入口57
から補給して、常時室22内を流れる清浄空気の風量を
一定に維持することができる。
【0031】また、循環管路52における送風ファン5
1と空気供給室20aとの間には、温度制御手段として
の温度コントローラ59が介設されており、この温度コ
ントローラ59によって室22内に供給される清浄空気
の温度が所定温度例えば23℃に維持されるようになっ
ている。なお、循環管路52に湿度調整手段を介設する
ことにより、室22内の湿度を一定に維持することがで
きる。
【0032】上記のように構成されるスリットダンパ5
6,ダンパ58及び温度コントローラ59は、制御手段
例えば中央演算処理装置60(CPU)からの制御信号
によって制御されるように構成されている。すなわち、
室22内の給気口25側に配置された圧力・風量センサ
61によって検知された信号をCPU60に伝達し、こ
の検知信号とCPU60において予め記憶された情報と
を比較演算して、その制御信号をスリットダンパ56及
びダンパ58に伝達することにより、室22内の圧力及
び供給される清浄空気の風量が所定の値に制御される9
4I構成されている。また、室22内の下部側に配置さ
れた温度センサ62によって検知された温度信号をCP
U60に伝達し、この温度信号とCPU60において予
め記憶された情報とを比較演算して、その制御信号を温
度コントローラ59に伝達することにより、循環管路5
2を流れる清浄空気が所定温度例えば23℃に設定され
て、室22内に供給されるように構成されている。
【0033】したがって、室22内の雰囲気すなわち圧
力、風量及び温度を常に所定の値に設定することがで
き、処理システム内の各処理を好適に行うことができ
る。また、室22内に供給される清浄空気は循環供給さ
れることで、外部すなわちクリーンルーム40へは流出
することがなく、処理システム内で発生したパーティク
ルや有機汚染物等がクリーンルーム40内へ漏洩するこ
ともない。
【0034】上記カセットステーション10において、
図4に示すように、カセット載置台2の上方空間とウエ
ハ搬送用ピンセット4の移動空間とは垂壁式の仕切板5
によって互いに仕切られており、ダウンフローの空気は
両空間で別個に流れるようになっている。
【0035】また、上記処理ステーション20では、図
4及び図5に示すように、第1及び第2の組G1,G2の
多段ユニットの中で下段に配置されているレジスト塗布
ユニット(COT)の天井面にULPAフィルタ50A
が設けられており、上記循環管路52から室22内に供
給される空気がこのULPAフィルタ50Aを通ってレ
ジスト塗布ユニット(COT)内に流れるようになって
いる。なおこの場合、ULPAフィルタ50Aの吹出側
付近に温度・湿度センサ63が設けられており、そのセ
ンサ出力が上記CPU60に伝達され、フィードバック
方式で清浄空気の温度及び湿度が正確に制御されるよう
になっている。
【0036】また、図4に示すように、各スピナ型処理
ユニット(COT),(DEV)の主ウエハ搬送機構2
1に面する側壁には、ウエハW及び搬送アームが出入り
するための開口部64が設けられている。各開口部64
には、各ユニットからパーティクル又は有機汚染物等が
主ウエハ搬送機構21側に入り込まないようにするため
のシャッタ(図示せず)が取り付けられている。
【0037】なお、図1に示すように、処理ステーショ
ン20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニ
ット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4
の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニッ
ト)の側壁の中には、それぞれダクト65,66が垂直
方向に縦断して設けられている。これらのダクト65,
66には、上記ダウンフローの清浄空気又は特別に温度
調整された空気が流されるようになっている。このダク
ト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン
型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2
の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないよう
になっている。
【0038】また、この処理システムでは、主ウエハ搬
送機構21の背部側にも図1に点線で示すように第5の
組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。
この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール67に
沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できる
ようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユ
ニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすること
により空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21
に対して背後からメンテナンス作業が容易に行うことが
できる。
【0039】次に、図7ないし図11を参照して処理ス
テーション20における主ウエハ搬送機構21の構成及
び作用について説明する。図7は主ウエハ搬送機構21
の要部の構成を示す概略斜視図、図8は主ウエハ搬送機
構21の要部の構成を示す縦断面図、図9は図8におい
て矢印Aの向きに見た断面平面図、図10は図8におい
て矢印Bの向きに見た内側側面図、図11は図8におい
て矢印Cの向きに見た内側側面図である。
【0040】図7及び図8に示すように、主ウエハ搬送
機構21は、上端及び下端で連結された相対向する一対
の垂直壁部71,72からなる筒状支持体70の内側に
ウエハ搬送体73を垂直方向(Z方向)に移動可能に取
り付けている。筒状支持体70は、回転駆動モータ74
の回転軸に連結されており、モータ74の回転駆動によ
って回転軸を回転中心としてウエハ搬送体73と一体に
回転するようになっている。回転駆動モータ74は処理
システムのベース板75に固定されており、モータ74
の周りには給電用の可撓性ケーブルベア76が巻かれて
いる。なお、筒状支持体70は、回転駆動モータ74に
よって回転される別の回転軸(図示せず)に取着するよ
うに構成してもよい。
【0041】ウエハ搬送体73の垂直方向の移動範囲
は、ウエハ搬送体73がウエハWを第1〜第5組G1〜
G5の多段ユニットの全てに搬送できるように設定され
ている。また、ウエハ搬送体73は搬送基台77上に、
X方向(前後方向)に移動可能な複数本例えば3本のピ
ンセット78A,78B,78C(以下に符号78で代
表する)を具備している。各ピンセット78は、筒状支
持体70の両垂直壁部71,72の間の側面開口部79
を通過できるようになっている。各ピンセット78をX
方向に移動させるためのX方向駆動部は、搬送基台77
に内蔵された駆動モータ及びベルト(図示せず)によっ
て構成されている。なお、上記3本のピンセットのうち
最上段のピンセット78Aを冷却されたウエハWの搬送
専用として使用してもよい。また、各ピンセット間に断
熱板を配置して、熱の干渉を防止するように構成しても
よい。
【0042】また、図8ないし図10に示すように、一
方の垂直壁部71の内側のほぼ中央の上端部及び下端部
には一対のプーリ80,81が取り付けられ、これらの
プーリ80,81間に垂直駆動用の無端ベルト82が掛
け渡されている。この垂直駆動ベルト82にベルトクラ
ンプ83を介してウエハ搬送体73の搬送基台77が連
結されている。下部プーリ80は、筒状支持体70の底
面に固定配置された駆動モータ84の駆動軸84aに連
結され、駆動プーリを構成している。また、図9及び図
10に示すように、垂直壁部71の内側の左右端部に一
対のガイドレール85が垂直方向に延在して設けられ、
搬送基台77の側面に突設された一対の水平支持棒86
の先端にそれぞれ設けられたスライダ87が両ガイドレ
ール85に摺動可能に係合している。このような垂直ベ
ルト駆動機構及び垂直スライダ機構により、ウエハ搬送
体73は駆動モータ84の駆動力で垂直方向に昇降移動
できるようになっている。
【0043】また、図9及び図10に示すように、垂直
壁部71の内側の中央部と一方のガイドレール85との
間にはロッドレスシリンダ88が垂直方向に延在して立
設されている。このロッドレスシリンダ88の外側に遊
動可能に嵌装されている円筒状の可動部88aは、水平
支持棒86を介してウエハ搬送体73の搬送基台77に
連結されている。可動部88aはシリンダ88の内部に
摺動可能に挿入されるピストン(図示せず)と磁気的に
結合しているので、可動部88aを介してウエハ搬送体
73とピストンとが同時に移動可能なように作動するこ
とができる。シリンダ88の下端ポート88bには、レ
ギュレータ89よりウエハ搬送体73の重量にほぼ等し
い力が発生するような圧力で圧縮空気が配管90を介し
て供給される。なお、シリンダ88の上端のポート88
cは大気に開放されている。
【0044】このようにウエハ搬送体73の重量がシリ
ンダ88の揚力によってキャンセルされているため、ウ
エハ搬送体73の重力の影響を受けることなく、高速度
で上昇移動できるようになっている。更に、万一、駆動
ベルト82が切れた場合でも、ウエハ搬送体73はシリ
ンダ88の揚力によってその位置に保持され、重力で落
下する虞れはない。したがって、ウエハ搬送体73や筒
状支持体70が破損する虞れはない。
【0045】また、図7、図9及び図11に示すよう
に、他方の垂直壁部72の内側の中央部及び両端部に
は、ウエハ搬送体73に電力及び制御信号を供給するた
めの可撓性のケーブルベア91を垂直方向に延在させて
収容するスリーブ92が設けられている。中央部の2つ
のスリーブ92の相対向する外側面は垂直ガイド93を
構成しており、この垂直ガイド93で搬送基台77の側
面に突設されたスライダ94が案内されるようになって
いる。なお、図10に示すように、筒状支持体70の上
面には回転中心軸70aの両側に一対の開口70bが設
けられ、上記したダウンフローの清浄空気がこれら開口
70bを通って主ウエハ搬送機構21内に流入するよう
になっている。このダウンフローの清浄空気によってウ
エハ搬送体73の昇降移動空間は常時清浄に保たれる。
【0046】また、両垂直壁部71,72の内側には、
図9に示すように、垂直仕切板71a,72aが設けら
れており、これら垂直仕切板71a,72aの裏側と垂
直壁部71,72とでダクト71b,72bが形成され
ている。これらのダクト71b,72bは、垂直仕切板
71a,72aに一定の間隔をおいて取り付けられてい
る複数のファン95を介して垂直壁部71,72の内側
空間に連通している。これにより、垂直駆動ベルト8
2、ロッドレスシリンダ88、ケーブルベア91等の可
動体より発生した塵埃はファン95によってダクト71
b,72b側へ排出されるようになっている。
【0047】また、図8及び図9に示すように、ウエハ
搬送体73においても、搬送基台77の内部空間がファ
ン96及び水平支持棒86の内部の孔を介して垂直壁部
71,72の内側空間に連通している。これにより、搬
送基台77に内蔵されているピンセット駆動モータ及び
ベルト等で発生した塵埃もダクト71b,72b側へ排
出することができる。
【0048】次に、上記処理システムにおいてウエハW
が一連の処理を受けるときのウエハ搬送動作について説
明する。まず、カセットステーション10において、ウ
エハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理
のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、
そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ
搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り
出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段
ユニット内に配置されているアライメントユニット(A
LIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ
載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ
載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受け
る。その後、主ウエハ搬送機構21のウエハ搬送体73
がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアク
セスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
【0049】処理ステーション20において、主ウエハ
搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユ
ニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入
する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハ
Wはアドヒージョン処理を受ける。アドヒージョン処理
が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをア
ドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3
の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリ
ングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユ
ニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の
設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了
すると、主ウエハ搬送機構21は、ピンセット78Aに
よりウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出
し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに
属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。こ
のレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピ
ンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを
塗布する。
【0050】レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ
搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(C
OT)から搬出し、次にプリベーキングユニット(PR
EBAKE)内へ搬入する。プリベーキングユニット
(PREBAKE)内でウエハWは熱板(図示せず)上
に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間加熱さ
れる。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤
が蒸発除去される。プリベークが終了すると、主ウエハ
搬送機構21は、ウエハWをプリベーキングユニット
(PREBAKE)から搬出し、次に第4の組G4の多
段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニ
ット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(CO
L)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33に
おける周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却
される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハ
Wを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬
送し、このユニット(EXT)内の載置台(図示せず)
の上にウエハを載置する。このエクステンションユニッ
ト(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、イ
ンター・フェース部30のウエハ搬送アーム34が反対
側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウ
エハ搬送アーム34はウエハWをインター・フェース部
30内の周辺露光装置33へ搬入する。ここで、ウエハ
Wはエッジ部に露光を受ける。
【0051】周辺露光が終了すると、ウエハ搬送アーム
34は、ウエハWを周辺露光装置33から搬出し、隣接
する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送す
る。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、
バッファカセット32に一時的に収納されることもあ
る。
【0052】露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが
露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インター・
フェース部30のウエハ搬送アーム34はそのウエハ受
取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取った
ウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多
段ユニットに属するエクステンションユニット(EX
T)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合
にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される
前にインター・フェース部30内のバッファカセット3
2に一時的に収納されることもある。
【0053】上記エクステンションユニット(EXT)
にウエハWが搬入されると、反対側から主ウエハ搬送機
構21がアクセスしてウエハWを受け取り、第1の組G
1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット
(DEV)に搬入する。この現像ユニット(DEV)内
では、ウエハWはスピンチャッの上に載せられ、例えば
スプレー方式により、ウエハ表面のレジストに現像液が
満遍なくかけられる。現像が終了すると、ウエハ表面に
リンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
【0054】現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構
21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出し
て、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに
属するポストベーキングユニット(POBAKE)へ搬
入する。このユニット(POBAKE)内でウエハWは
例えば100℃で所定時間加熱される。これによって、
現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上す
る。
【0055】ポストベーキングが終了すると、主ウエハ
搬送機構21は、ウエハWをポストベーキングユニット
(POBAKE)から搬出し、次にいずれかのクーリン
グユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常
温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハW
を第3の組G3に属するエクステンションユニット(E
XT)へ移送する。このエクステンションユニット(E
XT)の載置台(図示せず)上にウエハWが載置される
と、カセットステーション10側のウエハ搬送体73が
反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そし
て、ウエハ搬送体73は、受け取ったウエハWをカセッ
ト載置台上の処理済みウエハ収容用のカセット1の所定
のウエハ収容溝に入れて処理が完了する。
【0056】上記のように主ウエハ搬送機構21を収容
する室22の周りに処理ユニットが多段配置され、主ウ
エハ搬送機構21は、各ユニットに対して筒状支持体7
0をθ方向に回転移動させると同時に、ウエハ搬送体7
3を垂直方向に移動させ、ピンセット78を水平のX方
向に前進・後退移動させて、ウエハWの受け取りを行う
ため、アクセス時間が短縮され。これにより、全行程の
処理時間が著しく短縮され、スループットが大幅に向上
する。また、システム全体の占有スペースを少なくする
ことができるので、クリーンルームコストを低廉にする
ことができる。
【0057】また、主ウエハ搬送機構21を収容する室
22の上部から室22内に供給される清浄空気を、室2
2の下部から再び循環させる循環方式を採用するため、
主ウエハ搬送機構21から発生するパーティクルや、例
えばレジスト塗布ユニット(COT)等から発生する有
機汚染物等を処理システムの外部のクリーンルーム40
内に流出させることがないので、クリーンルーム40の
清浄度を高めることができると共に、クリーンルームの
寿命の増大を図ることができる。
【0058】しかも、室22内に供給される清浄空気が
各ユニットで消費した量を外気導入口57のダンパ58
を調節することによって補給し、室22内に常時一定量
の清浄空気を供給することができる。また、循環管路5
2に介設されるスリットダンパ56を調節して通気量を
調整することにより、室22内を外部のクリーンルーム
40に対して陽圧にすると共に、所定の圧力に維持する
ことができる。更には、循環管路52に介設される温度
コントローラ59によって室22内に供給される清浄空
気の温度を所定温度例えば23℃に維持することができ
る。したがって、室22内の雰囲気すなわち圧力、風量
及び温度を常に所定の値に設定することができ、処理シ
ステム内の各処理を好適に行うことができる。
【0059】なお、上記した実施形態における処理シス
テム内の各部の配置構成は一例であり、種々の変形が可
能である。例えば、上記した実施形態では、処理ステー
ション20内の多段ユニット構成において、第1及び第
2の組G1,G2はスピナ型処理ユニットをそれぞれ2段
に多段配置し、第3及び第4の組G3,G4はオーブン型
処理ユニット及びウエハ受渡しユニットをそれぞれ8段
に多段配置したが、これ以外の任意の段数が可能であ
り、1つの組の中にスピナ型処理ユニットとオーブン型
処理ユニット又はウエハ受渡しユニットとを混在させる
ことも可能である。また、スクラバユニット等の他の処
理ユニットを加えることも可能である。
【0060】また、図1及び図2に示すように、処理ス
テーション20の両側に配置されるカセットステーショ
ン10とインター・フェース部30との相対位置関係を
左右逆に構成することも可能である。この場合、処理ス
テーション20に対してカセットステーション10とイ
ンター・フェース部30はそれぞれボルト等の結合手段
97によって着脱可能に連結されている。また、カセッ
トステーション10の正面部に取り付けられる制御パネ
ル100も着脱可能となっている。これにより、レイア
ウトの変更に対して容易に対応可能となる。例えば、露
光装置を左右どちら側に配置する場合でも対応できる。
また、新規の設計・製作も不要で、コストダウン化も図
れる。
【0061】また、上記実施形態では、この発明に係る
処理装置を半導体ウエハの塗布・現像処理システムに適
用した場合について説明したが、この発明の処理装置は
他の処理システムにも適用可能であり、被処理体も半導
体ウエハに限定されるものではなく、例えばLCD基
板、ガラス基板、CD基板、フォトマスク、プリント基
板、セラミック基板等の被処理体でも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0063】1)請求項1記載の発明によれば、被処理
体搬送手段を収容する空間に供給された空気を循環供給
することができると共に、供給後に処理ユニットで消費
された空気の補充を外気取入口から補給することができ
るので、被処理体搬送手段を収容する室内に供給された
清浄空気を外部に排気することなく有効に使用すること
ができると共に、処理装置内に供給される空気量を一定
にすることができる。したがって、清浄空気の有効利用
が図れると共に、処理装置の外部のクリーンルームの寿
命を増大することができる。
【0064】2)請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明に加えて循環管路に圧力調整手段を介
設することにより、処理装置内に供給される空気量を一
定にすることができると共に、処理装置内を外部に対し
て陽圧な一定の圧力に保持することができるので、上記
1)に加えて室内の雰囲気を更に安定させることがで
き、処理能力の向上を図ることができると共に、歩留ま
りの向上が図れる。
【0065】3)請求項3記載の発明によれば、上記請
求項1、2記載の発明に加えて処理装置内の温度を一定
に保持することができるので、上記1)、2)に加えて
更に室内の雰囲気を更に安定させることができ、更に処
理能力の向上を図ることができると共に、歩留まりの向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の処理装置を具備する半導体ウエハの
レジスト液塗布・現像処理システムの一例の概略平面図
である。
【図2】レジスト液塗布・現像処理システムの側面図で
ある。
【図3】レジスト液塗布・現像処理システムの背面図で
ある。
【図4】上記処理システムにおける清浄空気の流れを示
す概略正面図である。
【図5】この発明の処理装置の要部を示し、その一部を
拡大して示す縦断面図である。
【図6】この発明における圧力調整手段の一例を示す要
部の断面図(a)及びその平面図(b)である。
【図7】この発明における被処理体搬送手段の要部の構
成を示す概略斜視図である。
【図8】上記被処理体搬送手段の要部の構成を示す縦断
面図である。
【図9】図8において矢印Aの向きに見た断面平面図で
ある。
【図10】図8において矢印Bの向きに見た内側側面図
である。
【図11】図8において矢印Cの向きに見た内側側面図
である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 21 主ウエハ搬送機構 22 室 25 給気口 26 排気口 40 クリーンルーム 51 送風ファン(送風手段) 52 循環管路 56 スリットダンパ(圧力調整手段) 57 外気導入口 58 ダンパ(風量調整手段) 59 温度コントローラ(温度調整手段) 60 CPU(制御手段) 61 圧力・風量センサ 62 温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直及び水平方向に移動可能で垂直軸の
    回りに回転可能な被処理体搬送手段を設け、この被処理
    体搬送手段の周囲に、複数の処理部を多段に設けた少な
    くとも1組の枚葉処理ユニットを配置してなり、 上記被処理体搬送手段を収容する室の上部及び下部に設
    けられた給気口及び排気口に循環管路を接続し、この循
    環管路に、送風手段を介設すると共に、風量調整手段を
    介して外気取入口を設けたことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 垂直及び水平方向に移動可能で垂直軸の
    回りに回転可能な被処理体搬送手段を設け、この被処理
    体搬送手段の周囲に、複数の処理部を多段に設けた少な
    くとも1組の枚葉処理ユニットを配置してなり、 上記被処理体搬送手段を収容する室の上部及び下部に設
    けられた給気口及び排気口に循環管路を接続し、この循
    環管路に、送風手段を介設すると共に、風量調整手段を
    介して外気取入口を設け、かつ循環管路に圧力調整手段
    を介設したことを特徴とする処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の処理装置におい
    て、 上記循環管路に温度調整手段を介設したことを特徴とす
    る処理装置。
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