JPH09199622A - 電子部品パッケージ用金属製リッド基板、金属製リッド及びその製造方法 - Google Patents

電子部品パッケージ用金属製リッド基板、金属製リッド及びその製造方法

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JPH09199622A
JPH09199622A JP8025798A JP2579896A JPH09199622A JP H09199622 A JPH09199622 A JP H09199622A JP 8025798 A JP8025798 A JP 8025798A JP 2579896 A JP2579896 A JP 2579896A JP H09199622 A JPH09199622 A JP H09199622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濡れ広がりの防止のための酸化処理を簡易、
低コストで可能とし、しかも、ハンダ封止部のハンダの
濡れ性がよく、ハンダ付けも安定してできる金属製リッ
ド基板、金属製リッドを提供する。 【解決手段】 金属基板2の両主面及び側縁面にNi鍍
金を施す。1主面6におけるハンダ封止部をなす外周寄
り部位7にAu鍍金する。外周寄り部位7を除く領域の
Ni鍍金層6を熱酸化する。得られたリッド基板1のA
u鍍金層8上に封止用ハンダを形成すれば金属製リッド
となる。熱酸化された面にはハンダが濡れない一方、ハ
ンダ封止部はAu鍍金されてるからハンダ付けが安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品パッケー
ジ用金属製リッド基板、金属製リッド及びその製造方法
に関し、詳しくは、水晶振動子、SAWフィルタ、トラ
ンジスタ、IC等の電子部品を封止するパッケージに用
いられる金属製リッド基板(以下、リッド基板若しくは
単に基板ともいう)、金属製リッド(以下、単にリッド
ともいう)及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の金属製リッドとしては、Fe−
Ni系合金(42アロイやFe−Ni−Co合金など)
からなる金属基板に、Ni(ニッケル)メッキを施した
ものがよく知られている。このリッドを用いてシームウ
エルド法で封止する場合には、これをパッケージ本体の
封止面(リッド当接面)に形成されたウエルドリングの
上に被せ、抵抗溶接により1個づつ封止されるが、その
難点は一度に多量のものを処理できない点である。
【0003】一方、このリッドとパッケージ本体との間
にハンダのプリフォームを挟み込ませてリフローして封
止する方法では、リフロー炉を通すことで封止できる点
で量産性に優れるが、リッドを被せるにあたりプリフォ
ームをセットする必要があることから作業性に難があ
る。また、プリフォーム自体が高価であるため、封止コ
ストの上昇を招いてしまう。さらに、リッドの封止面側
の全面がハンダに濡れやすいために、リフロー時の溶融
ハンダがハンダ封止部から封止面側の内側(又は外側)
に濡れて広がりやすい。このため、封止のためのハンダ
が少なくなって気密性が低下したり、その一部がボンデ
ィングワイヤに接したり、ICなどの電子部品上に垂れ
おちるなどの重大な欠陥が発生しやすいといった問題が
あった。
【0004】こうした問題を解決したリッドとして、特
開平4−96256号公報記載のものがある。そして、
この公報中には、リッド基板の封止面に形成されたNi
層のうち、ハンダ封止部をなす外周寄り部位(以下、ハ
ンダ封止部ともいう)にアルミ板でマスクを掛けてお
き、YAGレーザーを照射して同ハンダ封止部以外の部
位を酸化させて表面を荒らし、その部位のハンダの濡れ
性をハンダ封止部のそれより低下させるようにした技術
が開示されている。すなわち、このものでは、ハンダ封
止部に包囲される内側の面をハンダ封止部の面よりハン
ダの濡れ性を低くして、封止時におけるハンダの濡れ広
がりを防止することにより、前記の問題を生じないよう
にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−96256
号公報記載の上記リッドでは、一度に多量に封止処理が
できる上に、ハンダ封止部に包囲される内側の面を酸化
させてハンダの濡れ性を低下させてあるために、封止時
におけるハンダの濡れ広がりも防止される。しかし、上
記リッドでは、ハンダの濡れ性を低下させる酸化をレー
ザーの照射で行わせるものであるため、その工程が面倒
であり、コストが高くなるといった問題があった。しか
も、ハンダ封止部以外の面のハンダの濡れ性は低くい
が、ハンダ封止部自体のNi層は格別の処理がされてな
いことからハンダの濡れ性が不十分であることや、その
Ni層表面は酸化することがあるためにハンダ付けが安
定してできないといった問題がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みて案出した
ものであって、封止用ハンダがハンダ封止部から封止面
の内側などに濡れ広がることを防止できるだけでなく、
濡れ広がりの防止のための酸化処理を簡易、低コストで
可能とし、しかも、ハンダ封止部のハンダの濡れ性に優
れかつハンダ付けも安定してできる金属製リッド基板、
金属製リッドを提供すると共に、このようなリッドを低
コストで効率よく製造できる製法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも1主面にNi鍍金層が形成さ
れてなる電子部品パッケージ用金属製リッド基板であっ
て、その1主面におけるハンダ封止部をなす外周寄り部
位を除く領域のNi鍍金層は熱酸化され、該外周寄り部
位のNi鍍金層にはAu(金)鍍金層が形成されてなる
ことを特徴とする。ここで、「ハンダ封止部」とは、封
止用ハンダの形成される面ないし封止のためのハンダに
濡れる面をいう。そして、外周寄り部位を除く領域は、
同部位に包囲される内側だけでなくその外側にあっても
よい。さらに「熱酸化」は、大気中や酸素中などの酸化
雰囲気中で加熱されることにより露出しているNi鍍金
層が酸化されることを意味する。
【0008】このような手段においては、熱酸化により
ハンダの濡れ性が低下されていることから、基板の製造
が簡易、低コストで行える。また、ハンダ封止部をなす
外周寄り部位にはAu鍍金層が形成されているため、N
i鍍金のままである場合に比べてハンダの濡れがよく、
しかも、表面が酸化しないので保存性もよく、したがっ
てハンダ付けが安定してできる。
【0009】上記手段において、ハンダ封止部をなす外
周寄り部位に包囲された内側のNi鍍金層の熱酸化され
た領域は、該外周寄り部位に沿う部位であってもよい。
すなわち、熱酸化された領域は、ハンダ封止部に包囲さ
れた内側の全面でなくともよく、溶融ハンダの内側への
濡れ広がりを防止できる限り、ハンダ封止部の内周縁に
沿う所定の部位だけでもよい。
【0010】また、このような金属製リッド基板のAu
鍍金層(表面)に封止用ハンダが形成されてなる金属製
リッドによれば、パッケージ本体に被せて封止する際
に、いちいちハンダプリフォームをセットすることを要
しない。そしてリッドのハンダ封止部の内側にハンダが
濡れ広がらず、したがって気密性が低下したり、その一
部がボンディングワイヤに接したり、パッケージ内のI
C等の上に垂れおちることもない。
【0011】本発明に係る金属製リッドの好適な製法と
しては次のものがある。すなわち、複数のリッド基板が
その側縁で部分的に接続されてなるリッド基板集合体を
つくり、このリッド基板集合体をなす少なくとも各リッ
ド基板部分の両面及び側縁面にNi鍍金を施し、次いで
その両面及び側縁面にレジストを塗布して露光・現像
し、各リッド基板部分におけるハンダ封止部をなす外周
寄り部位のNi鍍金層を露出させ、その露出されたNi
鍍金層にAu鍍金を施し、その後、レジストを除去して
酸化雰囲気中で加熱することにより露出しているNi鍍
金層を酸化させ、そして、前記各リッド基板部分におけ
るハンダ封止部をなす外周寄り部位のAu鍍金層に封止
用ハンダを形成し、しかる後、各リッド基板部分をその
側縁における接続部で切断するというものである。これ
によって、封止用ハンダ付きの金属製リッドが多数一度
に製造できる。なお、側縁面における接続部は、切断さ
れることにより基板の素材が切断面に露出し、その部位
から腐食し易いので、製造時におけるハンドリングなど
に支障のない範囲で切断面積ができるだけ小さくなるよ
うにするのが好ましい。
【0012】なお、上記におけるリッド基板及びリッド
をなす金属基板の材質としては、鉄ニッケル系合金(F
e−Ni−Co系合金、42アロイなど、鉄とニッケル
を主成分に含む合金)が好ましいものとして挙げられる
が、パッケージ本体のセラミックの材質に応じ、熱膨張
係数の小さめのものを用いればよい。さらに、本明細書
において、Ni鍍金には、純Ni鍍金の他、Ni−Co
鍍金その他のNi系合金鍍金が含まれ、さらに、Au鍍
金には、純Au鍍金の他、その合金鍍金が含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るリッド基板の実施の
形態例について、図1及び図2を参照して詳細に説明す
る。図中1はリッド基板であって、金属基板(本例では
Fe−Ni−Co合金の薄板)2をベースに次のように
構成されている。すなわち、本例では金属基板2の両
(主)面3,4及び側縁面5の全体にNi鍍金層6が被
覆、形成され、封止面側の1主面3の外周寄り部位が所
定の幅でハンダ封止部(図1中、ハッチング部)7をな
し、そのNi鍍金層6上にAu鍍金層8が形成され、リ
ッド基板1をなしている。ただし、本例ではハンダ封止
部7(Au鍍金層8)の外周縁7aが、基板2の外周縁
2aより全周にわたって若干量d内側に引き下がってい
る。そしてハンダ封止部7を除く、基板2の全表面(両
面及び側縁面)のNi鍍金層6は熱酸化され、表面に酸
化膜(酸化Ni層)が形成されている。
【0014】このような本例のリッド基板1は、電解N
i鍍金後、全面にレジストを塗布し、露光・現像してハ
ンダ封止部7をなす部位のみNi鍍金層を露出させ、そ
のNi鍍金層6上にAu鍍金を施し、その後、レジスト
を除去して酸化雰囲気中で加熱することにより露出して
いるNi鍍金層6を熱酸化させ、ハンダが濡れ難くされ
ている。
【0015】このように本例では、ハンダの濡れ性を低
下させるためのNi鍍金層6の酸化を熱酸化によらしめ
たため、その処理が簡易にできる。また、ハンダ封止部
7にはAu鍍金層8が形成されているため、Ni鍍金の
ままである場合に比べてハンダの濡れがよい。しかも、
保存性もよいので、ハンダ付けが安定してできるなど、
リッド基板1の品質や封止性能の向上を図ることができ
る。
【0016】また、図3に示したように、この基板のA
u鍍金層8に封止用ハンダ9を形成することにより、ハ
ンダ付きの金属製リッド11となる。この封止用ハンダ
9は、例えばハンダペーストを印刷してリフローするこ
とにより形成できる。なお、図1においては、ハンダ封
止部7を除く全領域のNi鍍金層を熱酸化させたが、ハ
ンダ封止部7の内側のNi鍍金層の領域については溶融
ハンダの内側への流れ込みを防止できればよいので、同
図中の中央部分(例えば2点鎖線で囲まれる部位)を熱
酸化させることなく、ハンダ封止部7に沿う部位のみ熱
酸化させるようにしてもよい。
【0017】なお、図4に示したように、本例のリッド
(基板)11によって、それと同寸で同平面形状をなす
パッケージ本体21を封止する場合には、溶融したハン
ダ9が内側に濡れ広がらないだけでなく、リッド11の
外周縁から引下り分dがハンダに濡れない。すなわちハ
ンダ封止部7(Au鍍金層8)の外周縁7aが基板の外
周縁2aより内側に引き下がっているため、メニスカス
は図示のようになり、封止時におけるハンダの外方への
はみだしが防止される。したがって、本例のリッド(基
板)11によれば、そのはみだしによるハンドリングの
難点もなく、また回路基板への実装時の位置決めや同回
路基板の信頼性の低下防止にも有効である。因みに、引
き下がり量dは、封止用ハンダの厚さや幅さらにはハン
ダの種類にもよるが、一般には50〜500μmの範囲
が適切である。
【0018】さて次に、このようなリッドの好適な製法
について、図5ないし図8を参照して詳細に説明する。
まず、Fe−Ni−Co合金からなる薄板(例示的には
厚さ0.1mm)を用意し、これを図5に示したよう
に、エッチングやプレス打ち抜きにより、複数のリッド
基板1,1がその側縁で部分的に接続されているような
リッド基板集合体(単に集合体ともいう)31を製造す
る。なお、本例の集合体31は、各基板1の周囲を、基
板1の各辺の中央の4か所の接続部32,32を残して
枠状に抜いたものであり、したがって、4か所の接続部
32,32でもって各基板1,1を接続、支持してい
る。
【0019】そして、この集合体31の全表面(両面及
び側縁面)に、Ni(電解又は無電解)鍍金を所定厚さ
(例えば1.0〜2.0μm)施し、耐腐食処理をする
(図7B参照)。次いで、このNi鍍金層6上(集合体
31の両面及び各基板1,1部分の側縁面5を含む側縁
面)にレジストRを所定の厚さ塗布する(図7C参
照)。そして、各基板1のハンダ封止部7をなす部位
(図6中、2点鎖線相互間)のみNi鍍金層6が露出す
るように露光・現像する(図7D参照)。そして、この
露出したNi鍍金層(ハンダ封止部7)6にAu鍍金
(例えば厚さ0.3μm)を施し、所定厚さのAu鍍金
層8を形成する(図7E参照)。
【0020】その後、レジストRを除去し(図7F参
照)、大気雰囲気中の加熱炉、400〜600℃中を通
し、熱酸化処理をする。この処理ではAu鍍金層8は酸
化されないが、露出しているNi鍍金層6、すなわちA
u鍍金層8の以外の集合体31の表面(両面及び側縁
面)に酸化膜6sができる(図7G参照)。
【0021】そして、Au鍍金層(ハンダ封止部)8
に、ハンダペーストをスクリーン印刷してリフローし、
封止用ハンダ9を所定厚さ(例えば50μm)形成する
(図7H、図8参照)。このとき、酸化Ni層6sには
ハンダが濡れない(はじかれる)ことから、ハンダはハ
ンダ封止部7のAu鍍金層8にのみ具合良く形成され
る。以後は、フラックスを除去し、集合体31における
基板1,1の接続部32,32を各基板1,1の縦横の
辺(側縁)に沿って切断すれば、図3に示した金属製リ
ッド11を一度に多数得ることができる。なお、封止用
ハンダ9形成前にその接続部32で切断すれば、金属製
リッド基板を得ることができる。
【0022】このように本例の製法によれば、本発明に
係るリッド11を効率的に製造することができる。した
がって、大量生産に極めて適する。とりわけ、水晶振動
子などに用いられるパッケージのリッドなどのように小
型のリッドの製造に最適である。なお、上記例ではハン
ダは、ペーストを印刷してリフローすることにより形成
したが、本製法においてはこの手法に限定されることな
く、例えばウエーブソルダリングによっても形成でき
る。
【0023】なお、集合体31から切断されたリッド
は、その側縁の切断面(接続部)に基板の素材が露出し
て腐食し易いことから、製造上において支障のない範囲
で接続部32の幅はなるべく小さくしておき、切断面積
が小さめとなるようにするのが好ましい。また接続部3
2の数については、本例ではそれぞれ4か所としたが、
同様の理由からこれについても本来なるべく少ないのが
好ましい。なお、上記においては封止面側と反対側の主
面のNi鍍金は酸化させなくともよく、さらに、このN
i鍍金層にはAu鍍金を施しておいてもよい。
【0024】また、本製法においてもハンダ封止部(封
止用ハンダ)7に包囲される内側のNi鍍金層について
はその全面を酸化させたが、上記したようにこの酸化領
域は溶融ハンダの内側への濡れ広がり(流れ込み)を防
止できればよく、したがって、全面を酸化させることな
くハンダ封止部の内周縁に沿って所定の幅で酸化させる
ようにし、中央及びその近傍部分を酸化させないように
してもよい。なお、集合体における基板の配列パターン
(抜き形状)さらに取個数等は、適宜の形状、数に設計
すればよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る金属製リッド基板によれ
ば、熱酸化によってNi鍍金層を酸化させてなるもので
あることから、ハンダが濡れ広がらないリッド基板を低
コストで得ることができる。その上に、ハンダ封止部に
はAu鍍金が施されているため、Ni鍍金のままである
場合に比べてハンダの濡れがよく、しかも、酸化しない
ため保存性もよく、したがってハンダ付けが安定してで
きる。
【0026】また、本発明に係る金属製リッドによれ
ば、ハンダ付きリッドのため、封止に際してハンダプリ
フォームのセットを要しない。そして、シームウエルド
法などと異なり封止を一括処理できるのでその作業性、
量産性が向上し、コストの低減が図られる。その上に、
封止時にハンダがリッドの内側に濡れ広がらないし、ハ
ンダ封止部にはAu鍍金が施されているのでハンダの濡
れ性もよく、高い封止性能が期待される。
【0027】さらに、本発明に係る金属製リッドの製法
によれば、複数のリッド基板が一体化されているリッド
基板集合体ごとに、各工程(鍍金工程、封止用ハンダの
形成工程等)の処理を行うことができることから、多数
のリッドを効率的に製造できる。また、熱酸化により酸
化させるようにしたため、酸化工程が簡易となり、した
がって、リッドの製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属製リッド基板の実施形態例を
封止面側から見た平面図。
【図2】図1の金属製リッド基板の中央横断面図。
【図3】本発明に係る金属製リッドの実施形態例の断面
図。
【図4】図3の金属製リッドでパッケージ本体を封止し
ている状態を説明する部分破断面図。
【図5】本発明に係る金属製リッドの製法の実施形態例
を説明するリッド基板の集合体の説明用平面図。
【図6】図5における部分拡大図。
【図7】図6のA−A矢視断面であって、そのAは、N
i鍍金前を示し、そのB〜Hは、Ni鍍金工程から封止
用ハンダ形成までの製造工程を説明する模式図。
【図8】図6において、封止用ハンダを形成した状態の
図。
【符号の説明】
1 金属製リッド基板 3,4 主面 5 基板の側縁 6 Ni鍍金層 7 ハンダ封止部をなす外周寄り部位 8 Au鍍金層 9 封止用ハンダ 11 金属製リッド 31 リッド基板集合体 32 接続部 R レジスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1主面にNi鍍金層が形成さ
    れてなる電子部品パッケージ用金属製リッド基板であっ
    て、その1主面におけるハンダ封止部をなす外周寄り部
    位を除く領域のNi鍍金層は熱酸化され、該外周寄り部
    位のNi鍍金層にはAu鍍金層が形成されてなることを
    特徴とする電子部品パッケージ用金属製リッド基板。
  2. 【請求項2】 ハンダ封止部をなす外周寄り部位に包囲
    された内側のNi鍍金層の熱酸化された領域が、該外周
    寄り部位に沿う部位であることを特徴とする請求項1記
    載の電子部品パッケージ用金属製リッド基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の金属製リッド基板
    のハンダ封止部をなす外周寄り部位のAu鍍金層に封止
    用ハンダが形成されていることを特徴とする金属製リッ
    ド。
  4. 【請求項4】 複数のリッド基板がその側縁で部分的に
    接続されてなるリッド基板集合体をつくり、このリッド
    基板集合体をなす少なくとも各リッド基板部分の両面及
    び側縁面にNi鍍金を施し、次いでその両面及び側縁面
    にレジストを塗布して露光・現像し、各リッド基板部分
    におけるハンダ封止部をなす外周寄り部位のNi鍍金層
    を露出させ、その露出されたNi鍍金層にAu鍍金を施
    し、その後、レジストを除去して酸化雰囲気中で加熱す
    ることにより露出しているNi鍍金層を酸化させ、そし
    て、前記各リッド基板部分におけるハンダ封止部をなす
    外周寄り部位のAu鍍金層に封止用ハンダを形成し、し
    かる後、各リッド基板部分をその側縁における接続部で
    切断することを特徴とする、電子部品パッケージ用金属
    製リッドの製造方法。
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