JPH09153200A - 宿泊,休憩施設における対面防止装置 - Google Patents

宿泊,休憩施設における対面防止装置

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JPH09153200A
JPH09153200A JP7313095A JP31309595A JPH09153200A JP H09153200 A JPH09153200 A JP H09153200A JP 7313095 A JP7313095 A JP 7313095A JP 31309595 A JP31309595 A JP 31309595A JP H09153200 A JPH09153200 A JP H09153200A
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庄三 杉崎
Fumio Nonomura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別の顧客と顧客誘導部で対面することを確実
に防止し、かつ、フロント側の処理効率を向上させる。 【解決手段】 複数の車庫5と共通の顧客誘導部9との
間に、電子錠付きの第1の開閉扉11を設ける。また、客
室と顧客誘導部9との間にも電子錠付きの第2の開閉扉
を設ける。例えば同一ブロック4Aの顧客誘導部9Aに
顧客がいると、対面防止のために、このブロック4Aの
他の第1の開閉扉11および第2の開閉扉を開閉不能にす
る。窓口3Aにはこの顧客しか現れず、フロント3側の
処理効率は向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車庫に駐車した顧
客を途中で別の顧客と対面させることなく顧客誘導部か
ら客室に誘導する宿泊,休憩施設における対面防止装置
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ドライブイン形
式の宿泊,休憩施設などでは、空いている車庫に車輌を
駐車した後、車庫の開閉扉から顧客誘導部である通路を
通って、フロントでチェックインし、エレベータなどを
使って客室の開閉扉から入室するのが一般的であった。
【0003】ところが、この種の施設では、複数の車庫
から共通の通路を通ってフロントでチェックインを行な
う必要が法律上あるので、チェックアウトのために車庫
に向かう別の顧客や、あるいはほぼ同時に入庫した別の
顧客と通路やフロントなどで対面する虞れがあり、施設
内における顧客のプライバシー保護が十分でないという
問題があった。また、混雑時に複数の顧客が同時にフロ
ントに集まると、チェックインやチェックアウトなどの
各種手続きが遅れるため、フロントすなわち施設側の処
理効率が悪くなるという欠点もある。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、チェッ
クインやチェックアウトの際に、別の顧客と顧客誘導部
で対面することを確実に防止でき、しかも、施設側の処
理効率を向上することのできる宿泊,休憩施設における
対面防止装置を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明の宿泊,休憩施設における対面防止装置は、複数の
車庫とこれらの各車庫に共通の顧客誘導部との間に顧客
が出入りする第1の開閉扉を設ける一方、前記各車庫に
対応して設けられた各客室と前記顧客誘導部との間に第
2の開閉扉を設けた宿泊,休憩施設における対面防止装
置において、前記車庫,客室および顧客誘導部からなる
ブロックを施設内に複数区画配設し、前記各ブロック毎
における前記顧客誘導部内の顧客の有無を検知する顧客
検知手段を設けるとともに、前記顧客検知手段が顧客の
存在を検知するとこの検知したブロックに属する前記第
1の開閉扉を開閉不能にする第1の開閉扉制御手段と、
前記顧客検知手段が顧客の存在を検知するとこの検知し
たブロックに属する前記第2の開閉扉を開閉不能にする
第2の開閉扉制御手段とを備えたものである。
【0006】この場合、顧客があるブロックに属する顧
客誘導部を利用していると、このブロックに属する他の
顧客は、第1の開閉扉または第2の開閉扉を開けて顧客
誘導部に進入することができなくなる。したがって、顧
客誘導部を利用している顧客が、別の顧客と対面するこ
とがなくなり、また、施設内の一箇所に顧客が集中する
こともない。さらに、顧客の監視は、車庫,客室および
顧客誘導部を組み合わせたブロック毎に行なわれるた
め、あるブロックで顧客が顧客誘導部にいても、他のブ
ロックに属する顧客の顧客誘導部への出入りを妨げず、
また、別のブロック間で顧客が対面することもない。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施例を、添付図
面である図1乃至図17を参照して説明する。図1は、
施設の1階の一部分を概略的に示しており、同図におい
て、1は車輌Sが施設内に入る際に一時停止するゲー
ト、2は顧客が利用するホテル館であり、このホテル館
2は、チェックインやチェックアウトなどの受付けを行
なう共通のフロント3を中心として、四方に拡がるブロ
ック4A,4B,4C,4Dが各々区画された状態で配
設してある。
【0008】ここで、一つのブロック4Aについて着目
すると、5Aは宿泊,休憩の際に車輌Sが駐車する車庫
であって、本実施例では、1つのブロック4Aにつき1
2個の車庫5Aが各々設けられている。また、6Aはこ
れらの車庫5Aとフロント3の窓口3Aとの間に設けら
れた共通の通路であって、通路6Aのフロント3側近傍
には、図2に示す上階への往来を可能にするエレベータ
8Aが設けられる。つまり、ブロック4Aで宿泊,休憩
する顧客は、車庫5Aからいずれも共通の顧客誘導部9
Aである通路6A,窓口3Aおよびエレベータ8Aを通
って、客室に入室することになる。また、他のブロック
4B〜4Dも、同様に各々12個の車庫5B〜5Dと、
これに付随する顧客誘導部9B〜9Dを備えており、個
々の顧客誘導部9B〜9Dは、共通する通路6B〜6D
と、窓口3B〜3Dと、エレベータ8B〜8Dとを備え
ている。10はリネン室であり、このリネン室10は、図示
しないエレベータにより上階のリネン室10との往来を可
能にしている。また、11は各車庫5A〜5Dと通路6A
〜6Dとの間に設けられた顧客が出入りする第1の開閉
扉である。なお、ブロック4(以下、個々の箇所につい
て説明する場合以外は、参照番号の後に記したA〜Dの
各文字を省略して説明する。)、および車庫5の個数
は、本実施例に限定されるものではない。
【0009】図2は、ホテル館2の別階の平面図を示す
ものである。同図において、8A〜8Dは各ブロック4
A〜4D毎に設けられた図1と同じエレベータ、10はリ
ネン室であり、ここでも各ブロック4A〜4Dが各々区
画された状態で設けられている。各ブロック4A〜4D
には、各車庫5に対応して客室12が各階に2室づつ設け
られるとともに、客室12に顧客誘導部9A〜9Dを構成
する共通の通路6A〜6Dが設けられており、各客室12
と通路6A〜6Dとの間には、第2の開閉扉13が設けら
れている。また、リネン室10と各通路6A〜6Dとの間
にも、サービス扉14が設けられる。
【0010】図3は、ゲート1周辺の構成を示すもので
あり、21はゲート1の一側で車輌Sが一時停止する位置
に設けられた表示盤であって、この表示盤21は、個々の
車庫5に対応した複数の表示部たる表示パネル22を備え
ている。各表示パネル22の表面には、車庫5および客室
12に共通の客室,車庫番号を示す番号表示部23と、客室
12内の様子を示す客室表示部24が形成され、空室がある
場合には、該当する表示パネル22を選択的に点灯表示さ
せるようになっている。25は表示盤21のほぼ中央下部に
設けられた客室選択盤であって、これは、現時点におけ
るホテル館2の状況を表示する複数の案内パネル26と、
表示パネル22の表示に基づいて希望する客室12を選択す
る選択手段たる複数の客室選択スイッチ27とを備えてい
る。客室選択スイッチ27は、表示パネル22と同じ配列
で、その表面には前記番号表示部23と同じ番号が記され
ており、表示パネル22に対応した同一箇所の客室選択ス
イッチ27が点灯表示する。また、28は表示盤21のほぼ中
央に位置してゲート1の上部に設けられた車輌停止セン
サであり、この車輌停止センサ28はゲート1内に車輌S
が一時停止しているか否かを検知するものである。
【0011】図4乃至図6は車庫5周辺の構成を示すも
のである。なお、これらの各図は、いずれもブロック4
Aを対象として示しているが、その他のブロック4B〜
4Dも、これから説明する各部の構成は全く同一であ
る。
【0012】31は、車輌Sの出入口32である車庫5Aの
一側に設けた開閉可能なシャッターであり、シャッター
31の下部には、車輌Sが出入口32を通過したか否かを検
知する車輌通過センサ33が設けられる。この車輌通過セ
ンサ33は、発光部33aと受光部33bが、シャッター31の
内側下面にほぼ沿って対向配置される。また、各車庫5
Aの第1の開閉扉11は、ソレノイドなどを内蔵する通電
ロック式の電子錠35と、第1の開閉扉11の開閉を検知す
る第1の開閉検知手段たる車庫側扉センサ36とを備えて
おり、電子錠35の通電時には施錠状態となって、顧客が
第1の開閉扉11を開閉できなくなる。第1の開閉扉11の
車庫5A側上部には、この第1の開閉扉11の前に顧客が
存在するか否かを検知する車庫側顧客検知手段たる第1
顧客検知センサ37が各車庫5A毎に設けられる。第1顧
客検知センサ37は超音波センサからなり、一定の周期を
もって超音波を発信し、所定のゲート時間内に反射波を
受信する状態が一定以上継続したら顧客の存在を検知す
る信号を出力するものである。
【0013】その他、各車庫5A内には、車庫5A内に
おける車輌Sの有無を検知する駐車センサ38が設けられ
る。駐車センサ38は一対の発光部38aと受信部38bが車
庫5Aの対角上に配置される。このように一対の駐車セ
ンサ38を対角に配置することにより、様々な形状の車輌
Sに対しても、正確に車輌Sの有無を検知できる。39は
シャッター31の上部に設けられた車庫案内灯であり、客
室選択スイッチ27により希望する客室を選択すると、こ
の客室に対応する車庫5Aの車庫案内灯39が点滅する。
この場合、シャッター31も自動的に開放しており、ゲー
ト1を通過した車輌Sの顧客は、駐車しようとする車庫
5Aを見誤ることがない。また、40は第1の開閉扉11の
近傍に設けられた車庫案内盤であって、これは、シャッ
ター31の開閉および動作停止を指示する操作スイッチ41
と、顧客誘導部9Aの状況を表示する複数の表示パネル
42と、フロント3側との通話を可能にする電話器43とに
より構成される。一方、顧客誘導部9A側には、各第1
の開閉扉11の上部に位置して、どの車庫5Aの第1の開
閉扉11から出入りするのかを示す第1の表示部たる通路
表示灯44が設けられるとともに、通路6Aの天井部適所
に通路照明灯45が設けられる。なお、46は車庫5A内に
設けられた車庫灯である。
【0014】図7は、フロント3の窓口3Aの構成を示
している。同図において、51は窓口3Aの一側に設けら
れたフロント案内盤であって、これは、顧客に対しキー
52の受取りまたは返却を促す案内表示部53と、顧客の客
室,車庫番号を数字の形態で示す番号表示部54とにより
構成される。案内表示部53は、顧客がチェックインする
際には、キー52を受取る旨の表示がなされる一方、顧客
がチェックアウトする際には、キー52を窓口3Aに返却
する旨の表示が選択的になされる。このキー52を用いる
ことにより、番号表示部54で表示された客室12の開閉扉
13を開放,施錠することができる。なお、図7では窓口
3Aの構成のみを示しているが、他の窓口3B〜3Dの
構成も全く同一である。
【0015】図8は、客室12周辺の構成を示すものであ
る。各客室12の第2の開閉扉13は、ソレノイドなどを内
蔵する通電ロック式の電子錠55と、第2の開閉扉13の開
閉を検知する第2の開閉検知手段たる客室側扉センサ56
とを備えており、電子錠55の通電時にはキー52の操作に
拘らず施錠状態となって、顧客が第2の開閉扉13を開閉
できなくなる。また、57は客室12内において、第2の開
閉扉13の前に顧客が存在するか否かを検知する客室側顧
客検知手段たる第2顧客検知センサである。この第2顧
客検知センサ57は、発光部57aと受光部57bが、第2の
開閉扉13の内側下面にほぼ沿って対向配置される。
【0016】61は第2の開閉扉13の一側壁面に設けられ
た客室案内盤であって、これは、同一の例えばブロック
4Aの顧客誘導部9Aの状況を表示する複数の表示パネ
ル62と、報知手段たるスピーカ63が設けられる。また、
顧客誘導部9A側には、各第2の開閉扉の上部に位置し
て、どの客室12の第2の開閉扉13から出入りするのかを
示す第2の表示部たる通路表示灯64が設けられる。
【0017】図9はフロント3内の構成を部分的に示す
ものである。67は各車庫5をフロント3側で集中管理す
る車庫管理盤であり、その前面には、各車庫5の状況を
表示する車庫状況表示部68が、車庫番号毎に設けられて
いる。各車庫状況表示部68は、車庫5内が照明されてい
るか否かを表示する照明表示素子68aと、車輌Sの有無
を表示する車輌表示素子68bと、電子錠35の施錠状態ま
たは開放状態を選択的に表示する電子錠表示素子68c
と、シャッター31の開,閉動作状態または動作停止状態
を選択的に表示するシャッター表示素子68dとにより構
成される。また、69は各客室12をフロント3側で集中管
理する客室管理盤であって、その前面には、各客室12内
の状況を表示する客室状況表示部70が、客室番号毎に設
けられている。各客室状況表示部70は、その客室12が現
時点で在室,掃除,空室,予約のいずれの状況であるか
を表示する状況表示素子70aと、客室12内が照明されて
いるか否かを表示する照明表示素子70bと、客室12内で
空調装置(図示せず)が使用されているか否かを表示す
る空調70cと、電子錠55の施錠状態または開放状態を選
択的に表示する電子錠表示素子70dとにより構成され
る。同一の車庫,客室番号を有する車庫状況表示部68お
よび客室状況表示部70は同一列に配置され、各車庫5お
よびこれに対応した客室12の状況が一見して判断できる
ようになっている。車庫管理盤67の上部には、各車庫状
況表示部68に対応して、キー52を収納するキー収納部71
が設けられる。
【0018】図10は、従業員が出入りするリネン室10
に設けられたモニター盤72に構成を示している。このモ
ニター盤72は、各客室12内の状況を表示する客室状況表
示部73が客室番号毎に設けられており、客室状況表示部
73は、その客室12が現時点において在室,掃除,空室,
予約のいずれの状況であるかを表示する状況表示素子73
aを備えている。この状況表示素子73aは、フロント3
内に設けられた客室状況表示部70の状況表示素子70aと
同じ表示を行なうものであり、状況表示素子73aの表示
により、従業員は同一階にある各客室12の状況を、フロ
ント3にいちいち確認することなく知ることができる。
【0019】次に、本装置の電気的な構成を図11に基
づき説明する。77はフロント3内に設けられた制御基板
であって、これは、固有の制御プログラムを内蔵する記
憶手段78を備えたマイクロコンピュータ79を搭載してい
る。この制御基板77には、電源プラグ80からの交流電圧
を直流電圧に変換するスイッチング電源装置などの電源
部81が、電力供給手段として接続される。また、82は前
記ゲート1内に設けられた制御ボックスであって、この
制御ボックス82により、表示パネル22,案内パネル26お
よび客室選択スイッチ27が、制御基板77のマイクロコン
ピュータ79と接続される。また、マイクロコンピュータ
79には、前記車輌停止センサ28,車輌通過センサ33,車
庫側扉センサ36,第1顧客検知センサ37,駐車センサ3
8,客室側扉センサ56,第2顧客検知センサ57からの各
検知出力が印加される。その他、マイクロコンピュータ
79の入力側には、シャッター開閉手段83によりシャッタ
ー31の開閉動作および動作停止を指示する操作スイッチ
41と、フロント3側から各種の指示を行なうためのフロ
ント操作部84と、客室12内の掃除の終了を各階のリネン
室10からフロント3に指示するリネン室操作部85などが
接続される。
【0020】一方、マイクロコンピュータ79の出力側に
は、前述のエレベータ8,電子錠35,車庫案内灯39,表
示パネル42,通路表示灯44,通路照明灯45,表示パネル
62,通路表示灯64の他に、例えば、シャッター31を開閉
するモータと減速機構を備えたシャッター開閉手段83
と、フロント3内に設けられた前記車庫状況表示部68や
客室状況表示部70および図示しない各種ディスプレイな
どのフロント表示部86と、リネン室10に設けられた客室
状況表示部73などのリネン室表示部87が各々接続され
る。そして、マイクロコンピュータ79は、入力側に接続
された各センサからの検出出力と、客室選択スイッチ27
からの操作出力と、フロント操作部84およびリネン室操
作部85からの操作出力に基づいて、電子錠35,55の施
錠,開放と、表示パネル22,42,62および案内パネル26
の表示形態と、車庫案内灯39,通路表示灯44,通路照明
灯45,通路表示灯64の点灯,消灯と、各エレベータ8A
〜8Dの昇降および扉開閉と、フロント表示部86および
リネン室表示部87の表示を各々制御するようになってい
る。このなかで、車輌通過センサ33が車輌Sの出入を検
知すると、マイクロコンピュータ79によりシャッター31
を強制的に開放する。これにより、シャッター31と車輌
Sとの接触を避けることができる。このシャッター開閉
手段83による各車庫5のシャッター31の開閉は、フロン
ト操作部84からも操作できるようになっている。また、
電子錠35,55の施錠,開放なども、フロント操作部84か
ら操作できるようになっている。これは、災害などの緊
急時に、顧客を迅速に安全な場所に誘導するためのもの
である。
【0021】なお、地震や火災等の緊急時に、電源部81
からの電力供給が遮断された場合には、全ての電子錠3
5,55が開放するので、顧客が客室12や車庫5から外部
に出られないという危険性はない。通電ロック式の電子
錠35,55を用いた理由は、こうした緊急時における顧客
の安全を確保するためである。
【0022】続いて、記憶手段78に記憶された制御プロ
グラムの主要な機能構成を、図12及び図15に基づき
説明する。図12において、91は各客室12の現時点にお
ける状況、具体的には、その客室12が在室中であるか、
掃除中であるか、空室であるか、予約中であるかを個々
の客室12毎に検索する客室状況検索手段である。この客
室状況検索手段91は、前記駐車センサ38からの出力に基
づき、車輌Sの存在していない車庫5を検索し、この車
庫5に対応する客室12が「空室」であると判断する。但
し、フロント操作部84からの操作により予約入力がなさ
れている場合には、駐車センサ38からの検出出力に拘ら
ず、その客室12を「予約中」であると判断する。
【0023】これに対して、「空室」または「予約中」
の客室12が顧客によって選択されると、客室状況検索手
段91は、その客室12が「在室中」であると判断する。具
体的には、顧客が表示パネル22に表示した客室選択スイ
ッチ27を選択操作した場合、その選択された客室12が
「空室」から「在室中」に切換わる。また、ゲート1に
設けた通報手段たる電話器(図示せず)により、顧客が
予約中である旨を告げたときに、フロント3側がフロン
ト操作部84を操作して、「予約中」のモードを解除する
と、該当する客室12が「予約中」から「在室中」に切換
わる。客室状況検索手段91には、顧客が特定の客室12を
選択してから入室するまでを監視する入室検知手段92が
設けられており、特定の客室12が「在室中」のモードに
切換わると、この入室検知手段92が作動するようになっ
ている。
【0024】一方、「在室中」の状態にある客室12内の
顧客からの通報により、客室12内の通報手段たる電話器
(図示せず)からフロント3側に告げたときに、フロン
ト3側がフロント操作部84を操作して、「在室中」のモ
ードを解除すると、この時点から客室状況検索手段91に
設けられた退室検知手段93が作動する。この退室検知手
段93は、顧客が客室12を退室してから車庫5を出るまで
を監視するものであり、顧客が顧客誘導部9から車庫5
に移動すると、客室状況検索手段91は対応する客室12を
「掃除中」に切換える。その後、この「掃除中」の客室
12の掃除が終了したことをリネン室操作部85から入力す
ると、客室状況検索手段91は、その客室12を「掃除中」
から「空室」に切換える。
【0025】なお、これらの「空室」,「予約中」,
「在室中」,「掃除中」の各モードは、フロント操作部
84からの操作により、実際の客室12の状況に拘らず強制
的に他のモードに切換えることができる。また、フロン
ト3内に設けられた客室管理盤70の状況表示素子70a、
およびリネン室10に設けられたモニター盤72の状況表示
素子73aは、客室状況検索手段91からの情報に基づき、
各客室12毎に該当する状況のモードを点灯表示する。但
し、入室検知手段92により顧客が客室12に入室すること
を検知するまで、および、退室検知手段93により顧客が
出庫したことを検知するまでの間は、状況表示素子70
a,73aの「在室中」の表示が点滅する。これにより、
フロント3側では、各ブロック4でどの客室12の顧客が
チェックインまたはチェックアウトを行なっているのか
を確実に把握できる。
【0026】前記入室検知手段92および退室検知手段93
は、実際には、車庫側扉センサ36および客室側センサ56
からの出力に基づき、顧客がどの場所にいるかを監視す
るものである。例えば、顧客の入室時において、車庫側
扉センサ36が第1の開閉扉11の開閉を検知しているにも
拘らず、客室側扉センサ56が第2の開閉扉13の開閉を検
知していない場合、入室検知手段92は顧客が顧客誘導部
9にいるものと判断する。また、車庫側扉センサ36およ
び客室側扉センサ56が各々第1および第2の開閉扉11,
13の開閉を検知した場合は、顧客が客室12内に移動した
ものと入室検知手段92で判断する。一方、顧客の退室時
において、客室側センサ56が第2の開閉扉13の開閉を検
知しているにも拘らず、車庫側扉センサ36が第1の開閉
扉11の開閉を検知していない場合には、顧客が顧客誘導
部9にいるものと退室検知手段93で判断する。また、車
庫側扉センサ36および客室側扉センサ56が各々第1およ
び第2の開閉扉11,13の開閉を検知した場合は、顧客が
客室12に対応する車庫5に移動したものと退室検知手段
93で判断する。このように、第1の開閉扉11の開閉を検
知する車庫側扉センサ36と、第2の開閉扉13の開閉を検
知する客室側扉センサ56とを設けるだけで、通路6の途
中に幾つもセンサやカメラを配置することなく、個々の
顧客がどの位置にいるのかを、入室時から退室時まで正
確に把握することができる。
【0027】94は、入室検知手段92および退室検知手段
93からの出力に基づき、各ブロック4A〜4D毎におけ
る顧客誘導部9内の顧客の有無を検知する顧客検知手段
たる空ブロック検索手段である。また、95は、空ブロッ
ク検索手段94からの出力に基づき、表示盤21および客室
選択盤25の表示を制御するゲート側表示制御手段であ
る。このゲート側表示制御手段95は、空ブロック検索手
段94で検知した顧客が存在しない例えばブロック4Aの
中から、客室状況検索手段91で「空室」と判断した入室
可能な客室12および車庫5Aに対応した表示パネル22を
選択的に表示させる機能を備えている。ゲート側表示制
御手段95は、顧客が客室選択スイッチ27により特定の客
室12を選択すると、客室状況検索手段91からの出力を受
けて、この客室12に対応する表示パネル22を消灯する。
また、空ブロック検索手段94により、この顧客が例えば
顧客誘導部9Aの通路6A内に進入したことを検知する
と、ゲート側表示制御手段95は、このブロック4Aに属
する全ての客室12に対応した表示パネル22を消灯する。
但し、顧客の車輌Sがゲート1を通過してから第1の開
閉扉11を開けるまでに時間が掛かる場合には、顧客が客
室12を選択した後、所定の時間が経過したら、この客室
12のブロック4Aに属する全ての客室12に対応した表示
パネル22を消灯するように、ゲート側表示制御手段95を
構成してもよい。このように、少なくとも顧客が客室選
択スイッチ27により客室12を選択してから所定時間は、
同一ブロック4内に属する他の客室12に対応した表示パ
ネル22の表示を消さないようにゲート側表示制御手段95
を構成すると、次の顧客がゲート1内で客室12を選択す
る途中で、突然表示が切換わって不自然な印象を与える
虞れがなくなる。
【0028】続いて、図13の構成を説明すると、101
は電子錠35を施錠,開放して第1の開閉扉11の開閉を制
御する第1の開閉扉制御手段、102 は電子錠55を施錠,
開放して第2の開閉扉13の開閉を制御する第2の開閉扉
制御手段である。第1の開閉扉制御手段101 は、第1顧
客検出センサ37が車庫5の第1の開閉扉11の手前に顧客
の存在を検知した時点で、この開閉扉11の属する例えば
ブロック4Aの顧客誘導部9Aに顧客が存在するか否か
を、空ブロック検索手段94からの出力で判断し、顧客誘
導部9Aに誰も顧客が存在しなければ、この開閉扉11の
電子錠35を開放して、車庫5A内の顧客が開閉扉11を開
閉できるようにする一方、顧客誘導部9Aに顧客が存在
すれば開閉扉11の電子錠35を施錠して、車庫5A内の顧
客が開閉扉11を開閉できないようにする機能を備えてい
る。そして、第1の開閉扉制御手段101 は、一旦開放し
た電子錠35の開閉扉11に属する車庫5Aの顧客が客室12
に入室したことを入室検知手段92で検知すると、この車
庫5Aの電子錠35を自動的に施錠するようになってい
る。なお、第1の開閉扉11が開閉可能な状態にあるとき
は、第2の開閉扉13もキー52により開閉できるように、
第2の開閉扉制御手段102 が該当する客室12の電子錠55
を開放する。
【0029】また、第2の開閉扉制御手段102 は、第2
顧客検出センサ57が客室12の第2の開閉扉13の手前に顧
客の存在を検知した時点で、この開閉扉13の属する例え
ばブロック4Aの顧客誘導部9Aに顧客が存在するか否
かを、空ブロック検索手段94からの出力で判断し、顧客
誘導部9Aに誰も顧客が存在しなければ、この開閉扉13
の電子錠55を開放して、車庫5A内の顧客が開閉扉13を
開閉できるようにする一方、顧客誘導部9Aに顧客が存
在すれば開閉扉13の電子錠55を施錠して、車庫5A内の
顧客が開閉扉13を開閉できないようにする機能を備えて
いる。そして、第2の開閉扉制御手段102 は、一旦開放
した電子錠55の開閉扉13に属する客室12の顧客が車庫5
Aに入室したことを退室検知手段93で検知すると、この
客室12の電子錠55を自動的に施錠するようになってい
る。なお、第2の開閉扉13が開閉可能な状態にあるとき
は、第1の開閉扉11も開閉できるように、第1の開閉扉
制御手段101 が該当する車庫5Aの電子錠35を開放す
る。
【0030】図14において、111 はシャッター開閉手
段83により、車庫5のシャッター31の開閉を制御するシ
ャッター制御手段である。このシャッター開閉制御手段
111は、客室状況検索手段91において、「空室」ま
たは「予約中」の客室12が「在室中」に切換わると、該
当する客室12の車庫5を開放する機能を有する。また、
「在室中」の客室12の顧客が退室する旨を、フロント操
作部84より入力操作すると、同様に該当する客室12の車
庫5を開放する機能を有する。退室の際、車輌Sが車庫
5から出たことを駐車センサ38で検知すると、シャッタ
ー制御手段111 はシャッター31を閉じるが、この間に車
輌通過センサ33により車輌Sの通過を検知すると、シャ
ッター31を強制的に開ける強制開手段112 を備えてい
る。これは、シャッター31と車輌Sとの不用意な接触を
避けるためである。また、シャッター31は、各車庫5に
設けられた操作スイッチ41により、その開閉動作および
開閉停止動作を適宜指示できるようになっている。
【0031】113 は車庫案内灯39の点灯を制御する第1
の点灯制御手段である。この第1の車庫表示灯制御手段
113 は、「空室」または「予約中」の客室12が「在室
中」に切換わると、該当する客室12の車庫5に対応する
車庫案内灯39を表示点滅する。すなわち、ゲート1を通
過した顧客は、車庫案内灯39が点滅し、かつシャッター
31の開いた車庫5を探せばよい。これによって、夜間な
どでも自身の車庫5Aを見誤ることがない。また、114
は、空ブロック検索手段94からの出力に基づき、表示パ
ネル42の表示を制御する車庫側表示制御手段である。こ
の車庫側表示制御手段114 は、図13に示す第1の開閉
扉制御手段101 からの出力を受けて、第1の開閉扉11が
開閉可能状態のときには、例えば「どうぞお入り下さ
い」という進入を促す表示を行ない、第1の開閉扉11が
開閉不能状態のときには、例えば「少々お待ち下さい」
という待機を促す表示を行なうようにしている。
【0032】続く図15の構成を説明すると、121 は通
路6側に設けられた通路表示灯44,64および通路照明灯
45の点灯を制御する第2の点灯制御手段である。この点
灯制御手段121 は、第1の開閉扉制御手段101 が電子錠
35を開放した場合、あるいは、第2の開閉扉制御手段10
2 が電子錠55を開放した場合に、その開放した電子錠35
の開閉扉11に対応した通路表示灯44と、同一ブロック4
内にある通路照明灯45と、対応する客室12の上部にある
通路表示灯64を点灯させる機能を有する。そして、第2
の点灯制御手段121 は、入室検知手段92により顧客が客
室12の入室を検知するか、あるいは、退室検知手段93に
より顧客が車庫5に入ったことを検知するまで、該当す
る通路表示灯44,64および通路照明灯45を点灯し続け
る。
【0033】また、122 は各ブロック4のエレベータ8
を個々に制御するエレベータ制御手段である。このエレ
ベータ制御手段122 は、顧客が特定の例えばブロック4
Aの客室12を選択したことを入室検知手段92で検知する
と、この入室検知手段92からの出力を受けて、ブロック
4Aに属するエレベータ8を1階に移動させ、その後、
通路6Aに進入した顧客がエレベータ8に入って閉スイ
ッチ(図示せず)を操作すると、該当する客室12の階ま
で自動的にエレベータ8を移動させる機能を有する。ま
た、例えばブロック4Aに属する客室12の顧客がチェッ
クアウトする旨をフロント操作部84で操作入力すると、
退室検知手段93からの出力を受けて、このブロック4A
のエレベータ8を顧客の客室12がある階に移動させ、そ
の後、この顧客がエレベータ8に入って閉スイッチを操
作すると、フロント3のある1階に自動的にエレベータ
8を移動させる機能を有する。したがって、チェックイ
ンまたはチェックアウトの際に、同一ブロック4に属す
る顧客誘導部9に他の顧客がいないことを空ブロック検
知手段94が検知すると、エレベータ制御手段122 によ
り、エレベータ8を予めその階に出迎える。これによ
り、チェックインまたはチェックアウトする顧客は、エ
レベータ8をその階に移動させる必要がない。また、例
えばエレベータの閉スイッチを操作するだけで、所望の
階にエレベータ8が自動的に移動するため、顧客のチェ
ックインまたはチェックアウトの時間が短くなる。
【0034】123 は、空ブロック検索手段94からの出力
に基づき、客室12内に設けられた表示パネル62の表示を
制御する客室側表示制御手段である。この客室側表示制
御手段123 は、第2の開閉扉制御手段102 からの出力を
受けて、第2の開閉扉13が開閉可能状態のときには進入
を促す表示を行ない、逆に第2の開閉扉13が開閉不能状
態のときには待機を促す表示を行なう。なお、124 はフ
ロント3の各窓口3A〜3Dに設けられたフロント案内
盤51の表示を制御するフロント表示制御手段である。
【0035】次に、上記構成につき、車輌Sがゲート1
に進入してから車庫5を出るまでの一連の手順を説明す
る。先ず、ステップS1において、ゲート1に一時停止
した車輌Sの顧客が、希望する客室12を選択する。この
場合、予約をしていない顧客は、表示パネル22の表示に
基づき、客室選択スイッチ27により希望する客室の選択
を行なう。このとき、ゲート側表示制御手段95は、空ブ
ロック検索手段94で検知した顧客が存在しない例えばブ
ロック4Aの中から、客室状況検索手段91で「空室」と
判断した客室12および車庫5Aに対応した表示パネル22
だけを表示させるので、顧客はこの時点で空いているブ
ロック4Aに振り分けられる。客室状況検索手段91は、
選択された客室12を「空室」から「在室中」のモードに
切換える。一方、予約をした顧客は、電話器を通じて予
約中である旨を告げると、フロント3側でフロント操作
部を介して「予約中」の客室12を「在室中」に切換え
る。この「在室中」に切換わった客室12に対応する表示
パネル22は、次の顧客が選択できないように、この時点
で消灯する。
【0036】こうして、「空室」または「予約中」の客
室12が「在室中」に切換わると、入室検知手段92はこの
顧客が客室12に入るまでを監視する。同時に、ステップ
S2に移行し、シャッター制御手段111 により「在室
中」に切換わった客室12の車庫5Aのシャッター31を開
けるとともに、第1の点灯制御手段113 によりその車庫
5Aの車庫案内灯39を点滅する(ステップS2)。車輌
Sがゲート1を通過して、シャッター31の開いた車庫5
Aに誤りなく入庫すると(ステップS3)、この状態が
駐車センサ38により直ちに検知される。駐車センサ38
は、車輌Sが正しく入庫したか否かを検知している。
【0037】車庫5Aに車輌Sを駐車した顧客が、操作
スイッチ41によりシャッター31を閉じた後、第1の開閉
扉11の前方に移動すると、第1顧客検知センサ37が第1
の開閉扉11の前にいる顧客を検知する(ステップS
4)。すると、ステップS5の手順に移行し、空ブロッ
ク検索手段94は、同一ブロック4A内の顧客誘導部9A
が顧客に利用されているか否かを検索する。そして、ブ
ロック4Aの顧客誘導部9A内に顧客が存在する場合に
は、第1の開閉扉制御手段101 により電子錠35を施錠し
て、車庫5Aにいる顧客の通路6A側への進入を阻止す
るとともに、車庫側表示制御手段114 により表示パネル
42に一時的な待機を促す表示を行い(ステップS6)、
再びステップS5の手順に戻る。一方、ブロック4Aの
顧客誘導部9A内に顧客が存在しない場合には、ステッ
プS7の手順に移行し、第1の開閉扉制御手段101 によ
り電子錠35を開放して、車庫5Aにいる顧客の通路6A
側への進入を許可するとともに、表示パネル42に進入を
促す表示を行なう。
【0038】こうして、第1の開閉扉制御手段101 によ
り電子錠35を開放すると、ステップS8の手順に進ん
で、顧客は第1の開閉扉11を開けて通路6A内に進入で
きるようになる。このステップS8では、顧客を客室12
まで円滑に移動できるように、第2の点灯制御手段121
により通路表示灯44,64および通路照明灯45を点灯す
る。したがって、車庫5A内の顧客が通路6Aに進入し
た際には、通路6Aが通路照明灯45により明るく照明さ
れている。また、仮に忘れ物などをして車庫5Aに戻る
場合などにも、自身の車庫5Aに対応した通路表示灯44
のみが点灯表示しているので、どの車庫5Aから出てき
たかを探す必要がない。顧客が通路6Aに沿ってフロン
ト3の窓口7Aまで来ると、窓口7Aにはキー52が置い
てある。フロント3側では、顧客が客室12を選択した時
点で、この客室12に対応する状況表示素子70aの「在室
中」の表示が点滅しているので、この間に、その客室12
の属するブロック4Aの窓口7Aに客室12のキー52を置
くだけでよい。こうして窓口7Aでの手続きが終わる
と、エレベータ制御手段122 によって顧客はそのままエ
レベータ8に乗ることができ、自動的に客室12のある階
まで案内される。エレベータ8から降りると、自身の客
室12の通路表示灯64だけが点灯しているので、顧客はど
の客室12に入室するか迷うことがない。
【0039】その後、客室側扉センサ56により顧客が客
室12に入室したことを検知すると(ステップS9)、第
1および第2の開閉扉制御手段101 ,102 は、他の顧客
の進入を防ぐために、電子錠35,55を施錠する(ステッ
プS10)。また、無駄な電力の消費を抑えるために、第
2の点灯制御手段121 は通路表示灯44,64および通路照
明灯45を消灯する。車庫5Aの顧客が通路6Aを通って
客室12に入室するまでの間、すなわち、車庫側扉センサ
36が第1の開閉扉11の開閉を検知してから、客室側扉セ
ンサ56が第2の開閉扉13の開閉を検知するまでの間は、
入室検知手段92で顧客が顧客誘導部9A内にいるものと
判断しており、この間は同一ブロック4Aに属する他の
車庫5Aの電子錠35が施錠される。したがって、同一ブ
ロック4A内の複数の車庫5Aでほぼ同時に車輌Sの入
庫が行なわれても、先に第1の開閉扉11の前に立った顧
客が優先して第1の開閉扉11を開けることができ、後の
顧客は先に通路6A内に進入した顧客が客室12に入室す
るまで、電子錠35が施錠され第1の開閉扉11を開けるこ
とができなくなる。
【0040】一方、退室時における手順を図17にて説
明すると、先ずステップS21で、例えばブロック4Aに
属する顧客がチェックアウトする旨をフロント3側に伝
えると、フロント3側ではフロント操作部84を操作し
て、「在室中」のモードを解除する。同時に退室検知手
段93は、この顧客が車庫5から外に出るまでを監視す
る。顧客が退室のために第2の開閉扉13の前方に移動す
ると、第2顧客検知センサ57が第2の開閉扉13の前にい
る顧客を検知する(ステップS22)。すると、ステップ
S23の手順に移行し、空ブロック検索手段94は、同一ブ
ロック4A内の顧客誘導部9Aが顧客に利用されている
か否かを検索する。そして、ブロック4Aの顧客誘導部
9A内に顧客が存在する場合には、第2の開閉扉制御手
段102 により電子錠55を施錠して、客室12にいる顧客の
通路6A側への進入を阻止するとともに、客室側表示制
御手段123 により表示パネル62に一時的な待機を促す表
示を行い (ステップS24)、再びステップS23の手順
に戻る。一方、ブロック4Aの顧客誘導部9A内に顧客
が存在しない場合には、ステップS25の手順に移行し、
第2の開閉扉制御手段102 により電子錠55を開放して、
客室12にいる顧客の通路6A側への進入を許可するとと
もに、表示パネル62に進入を促す表示を行なう。
【0041】こうして、第2の開閉扉制御手段102 によ
り電子錠55を開放すると、ステップS26の手順に進ん
で、顧客は第2の開閉扉13を開けて通路6A内に進入で
きるようになる。このステップS26では、前記ステッ
プS8と同様に、顧客を車庫5Aまで円滑に移動できる
ように、第2の点灯制御手段121 により通路表示灯44,
64および通路照明灯45を点灯する。したがって、忘れ物
等をして客室12に戻る場合などにも、通路表示灯64の点
灯により、どの客室12から出てきたかを探す必要がな
い。その後、エレベータ制御手段122 の制御によって顧
客はそのままエレベータ8に乗ることができ、自動的に
フロント3のある階まで案内される。エレベータ8から
降り、窓口3Aでキー52を返却した後に、車庫5Aのあ
る通路6Aを進むと、自身の車庫5Aの通路表示灯44だ
けが点灯しているので、顧客はどの車庫5Aに入るのか
迷うことがない。
【0042】こうして、車庫側扉センサ36により顧客が
車庫5Aに移動したことを検知すると(ステップS2
7)、第1および第2の開閉扉制御手段101 ,102 は、
他の顧客の進入を防ぐために、電子錠35,55を施錠する
(ステップS28)。また、無駄な電力の消費を抑えるた
めに、第2の点灯制御手段121 は通路表示灯44,64およ
び通路照明灯45を消灯する。この客室12の顧客が車庫5
Aに入るまでの間、すなわち、客室側扉センサ56が第2
の開閉扉13の開閉を検知してから、車庫側扉センサ36が
第1の開閉扉11の開閉を検知するまでの間は、退室検知
手段93で顧客が顧客誘導部9A内にいるものと判断して
いる。
【0043】退室検知手段93は、車庫5Aに入った顧客
の車輌Sが出庫したか否かを車輌センサ38で検知する
(ステップS29)。そして、この顧客の車輌Sが出庫し
たことを検知すると、シャッター制御手段111 はシャッ
ター31を閉じ、客室状況検索手段91は、該当する客室12
を「在室中」から「掃除中」のモードに切換える。
【0044】以上のように、上記実施例では、顧客が例
えばブロック4Aに属する顧客誘導部9Aを利用してい
ると、第1の開閉扉制御手段101 および第2の開閉扉制
御手段102 により電子錠35,55を施錠してしまうので、
このブロック4Aに属する他の顧客は、第1の開閉扉11
または第2の開閉扉13を開けて顧客誘導部9Aに進入す
ることができなくなる。したがって、例えばチェックイ
ンまたはチェックアウトのために顧客誘導部9Aを利用
している顧客が、別の顧客と対面することを確実に防止
できる。また、各ブロック4A〜4Dの顧客誘導部9A
には、二組以上の顧客が存在しないことから、施設内の
窓口3A〜3Dに複数の顧客が集中することもない。し
たがって、施設側に処理効率を向上できる。さらに、顧
客の監視は、車庫5A〜5D,客室12および顧客誘導部
9A〜9Dを組み合わせた各ブロック4A〜4D毎に行
なわれるため、例えばあるブロック4Aで顧客が顧客誘
導部9Aにいても、他のブロック4B〜4Dに属する顧
客の顧客誘導部9B〜9Dへの出入りを妨げない。この
ため、一組の顧客が顧客誘導部9にいるだけで、他の全
ての顧客のチェックイン,チェックアウトが滞ることも
回避できる。また、各ブロック4A〜4Dは各々区画さ
れているので、別のブロック4A〜4D間で顧客が対面
することもない。このような、作用,効果は、車庫5A
〜5D,客室12および顧客誘導部9からなるブロック4
A〜4Dを施設内に複数区画配設し、各ブロック4A〜
4D毎における顧客誘導部9A〜9D内の顧客の有無を
検知する空ブロック検索手段94を設けるとともに、空ブ
ロック検索手段94が顧客の存在を検知すると、この検知
した例えばブロック4Aに属する車庫5Aの第1の開閉
扉11を第1の開閉扉制御手段101 により開閉不能にする
ととともに、ブロック4Aに属する客室12の第2の開閉
扉13を第2の開閉扉制御手段102 により開閉不能にする
ことで達成できる。
【0045】ところで、顧客が客室12を選択した時点
で、空ブロック検索手段94がこの顧客の存在を検知し
て、同一の例えばブロック4Aに属する他の第1および
第2の開閉扉11,13を開閉不能にすると、車庫5Aに入
庫してから第1の開閉扉11の前に移動するまでに時間が
掛かるような場合に、他の顧客が長時間客室12や車庫5
Aで待たされることになる。また、このような不具合
は、仮に顧客がチェックアウトを告げた後、支度に手間
取っているような場合にも起こり得る。
【0046】そこで、本実施例では、車輌Sが例えば車
庫5Aに入庫した時点ではなく、車輌Sから降りた顧客
が第1の開閉扉11の前に移動したときに、始めて顧客誘
導部9Aに別の顧客がいるか否かを空ブロック検索手段
94で検知して、第1および第2の開閉扉制御手段101 ,
102 で第1および第2の開閉扉11,13の開閉を制御する
ようにしている。したがって、仮にチェックイン時に車
庫5Aに入庫してから第1の開閉扉11の前に移動するま
でに時間が掛かるような場合でも、他の客室12や車庫5
Aにいる別の顧客は、この車庫5Aにいる顧客が第1の
開閉扉11の前まで移動するまでは、顧客誘導部9A側に
自由に移動することができる。また、客室12にいる顧客
が第2の開閉扉13の前に移動したときに、始めて顧客誘
導部9Aに別の顧客がいるか否かを空ブロック検索手段
94で検知して、第1および第2の開閉扉制御手段101 ,
102 で第1および第2の開閉扉11,13の開閉を制御する
ようにしているので、チェックアウトを告げた後支度に
手間取っていても、他の客室12や車庫5Aにいる顧客を
不必要に待たせることがない。これは、各車庫5A〜5
D内の第1の開閉扉11の手前に顧客が存在するか否かを
検知する第1顧客検知センサ37と、各客室12内の第2の
開閉扉13の手前に顧客が存在するか否かを検知する第2
顧客検知センサ57と、第1顧客検知センサ37が顧客の存
在を検知した時点、または、第2の顧客検知センサ57が
顧客の存在を検知した時点で、空ブロック検索手段94が
同一の例えばブロック4Aに属する顧客誘導部9A内の
顧客の有無を検知するように構成することで達成でき
る。
【0047】本実施例の対面防止装置は、顧客が一旦客
室12を選択すると、その顧客がチェックインまたはチェ
ックアウト時にどの場所にいるのかをフロント3側で完
全に把握することができる。本実施例では、これを各車
庫5の第1の開閉扉11の開閉を検知する車庫側扉センサ
36と、各客室12の第2の開閉扉13の開閉を検知する客室
側扉センサ56と、車庫側扉センサ36が第1の開閉扉11の
開閉を検知した後に、客室側扉センサ56が第2の開閉扉
13の開閉を検知したら、顧客が顧客誘導部9からいなく
なり客室12に入室したことを空ブロック検索手段94に出
力する入室検知手段92と、客室側扉センサ56が第2の開
閉扉13の開閉を検知した後に、車庫側扉センサ36が第1
の開閉扉11の開閉を検知したら、顧客が顧客誘導部9か
らいなくなり車庫5に入ったことを空ブロック検索手段
94に出力する退室検知手段93とをさらに備えることで実
現している。この場合、共通の車庫側扉センサ36および
客室側扉センサ56を用い、これらの扉センサ36,56によ
る第1および第2の開閉扉の開閉タイミングを検知する
ことで、各顧客のチェックイン,チェックアウトを監視
するようにしているので、通路6の途中に幾つも検知手
段を配置することなく、個々の顧客がどの位置にいるの
かを、正確に把握できる。
【0048】なお、上記構成によれば、チェックイン時
において、一旦通路6側に進入した顧客が何度も車庫5
側の第1の開閉扉11を開閉して出入りしても、空ブロッ
ク検索手段94は同一のブロック4内の顧客誘導部9Aに
顧客がいるものと判断するため、他の車庫5Aや客室12
にいる顧客は、顧客誘導部9Aに進入できない。したが
って、顧客が忘れ物などをして車庫5に戻った場合で
も、その後別の顧客と客室誘導部9Aで対面する虞れは
ない。同様に、チェックアウト時において、一旦通路6
側に進入した顧客が何度も客室12側の第2の開閉扉13を
開閉して出入りしても、その後別の顧客と客室誘導部9
Aで対面する虞れはない。
【0049】ところで、個々の客室12の状況を把握する
際に、単に顧客がいるか否かだけを判断するように客室
状況検索手段91を構成すると、この種の対面防止装置で
は、顧客がいない客室12であってもすぐに入室できるの
か否かが正確に把握できず、チェックイン時に確認のた
めに顧客を長時間待たせることにもなる。そこで、本実
施例ではこのような不具合を防ぐために、空室状態の客
室12を対象にして、入室検知手段92が顧客の入室を検知
したらその客室12を在室中であると判断し、退室検知手
段93が顧客の退室を検知したらその客室12を掃除中であ
ると判断し、掃除中であると判断した客室12においてそ
の客室12の掃除が終了したことを検知したら空室である
と判断する客室状況検索手段91と、この顧客状況検索手
段91で得られた各客室12の状況を表示する客室管理盤69
とをさらに備えることで、顧客のいない客室12がどのよ
うな状況にあるのかを正確に把握することができ、顧客
を長時間待たせることも回避できる。
【0050】なお、本実施例では、他に「予約中」のモ
ードを客室状況検索手段91に設けている。これは、実際
には現時点での客室12の状況と無関係に設定することが
できるが、「在室中」の顧客が長時間チェックアウトし
ないこともあるので、客室状況検索手段91は「空室」ま
たは「掃除中」の状態にある客室12を対象に設定するも
のであることが望ましい。これにより、予約中の顧客は
確実にチェックインすることができる。
【0051】ところで、この種のドライブイン形式の宿
泊,休憩施設は、各車庫5の第1の開閉扉11に共通の通
路6が設けられているため、通路6内に入った顧客が忘
れ物などで車庫5に戻ろうとする際に、別の第1の開閉
扉11に向かう虞れがあった。また、顧客誘導部9にエレ
ベータ8が設けられていると、エレベータ8を呼出し希
望する階まで移動させるのに、顧客の迅速な移動の妨げ
となる。特に、本実施例のような対面防止装置では、顧
客誘導部9に顧客が長時間いると、その分だけ別の顧客
は車庫5や客室12に待たされることにもなるので、顧客
を客室12または車庫5に迅速に移動することが重要な要
素となってくる。
【0052】そこで、本実施例ではこの点をも考慮し
て、第1および第2の開閉扉11,13の顧客誘導部9側に
各々設けられた通路表示灯44,64と、第1および第2の
開閉扉制御手段101 ,102 により第1および第2の開閉
扉11,13を開閉可能にすると、この開閉可能な第1およ
び第2の開閉扉11,13に対応した通路表示灯44,64を表
示させる表示制御手段たる点灯制御手段121 とをさらに
備えている。したがって、顧客がチェックインまたはチ
ェックアウトする際に、第1および第2の開閉扉11,13
が開閉できる状態にあると、この第1および第2の開閉
扉11,13の顧客誘導部9側に設けられた通路表示灯44,
64だけを、点灯制御手段121 で表示点灯させるようにし
ているので、通路6内に入った顧客が誤って別の車庫5
や客室12に向かう虞れがない。
【0053】また、各車庫5と各客室12間の通路6の途
中に位置して各ブロック4毎に設けられた昇降用のエレ
ベータ8と、このエレベータ8の動作を制御するエレベ
ータ制御手段122 とをさらに備え、空ブロック検索手段
94が顧客誘導部9内の顧客の存在をブロック4毎に検知
すると、エレベータ制御手段122 がエレベータ8を顧客
のいる場所に待機させ、客室12または車庫5のある階に
移動させるように構成しているので、チェックインやチ
ェックアウトのときに、顧客がエレベータ8で待たされ
ることもなく、途中で停止開閉することなく目的の階に
自動的に移動することができる。
【0054】本実施例では、顧客が顧客誘導部9を利用
していないブロック4を空ブロック検索手段94で検知
し、この該当する例えばブロック4Aの中で、少なくと
も客室状況検索手段91により空室であると判断した客室
12に対応する表示パネル22だけを、表示パネル22が入庫
可能な車庫5Aとして表示する。このため、顧客が例え
ば別の顧客利用部9Bを利用していると、ブロック4B
に属する車庫5Bに対応する表示パネル22が、ゲート側
表示制御手段95により表示されなくなるので、これから
入庫しようとする顧客はブロック4Bの車庫5Bに誘導
されなくなり、顧客利用部9Bを利用している別の顧客
と対面することを確実に回避できる。また、これからホ
テル館2を利用する顧客は、ゲート1を通過する時点
で、顧客利用部9を利用していないブロック4の空いて
いる車庫5に予め振り分けられてしまうため、フロント
3の各窓口3A〜3Dの一箇所に顧客が一層集中しな
い。これは、空ブロック検索手段94で検知した顧客利用
部9に顧客のいないブロック4の中から、入室可能な客
室12に対応した表示パネル22を選択的に表示させるゲー
ト側表示制御手段95をさらに備えることで達成できる。
【0055】この場合、少なくとも顧客が客室12を選択
してから所定時間は、同一ブロック4内に属する入室可
能な他の客室12に対応した表示パネル22の表示を消さな
いようにゲート側表示制御手段95を構成すると、顧客が
連続してゲート1を通過する際にも、次の顧客がゲート
1内で客室12を選択する途中で、突然表示が切換わる不
自然な印象を与えなくすることが可能となる。
【0056】なお、上記実施例において、通路表示灯4
4,64を点灯ではなく点滅させることで、車庫5および
客室12の位置を顧客に知らせるようにしてもよい。ま
た、本実施例では、顧客が客室12に入ると、通路表示灯
44,64および通路照明灯45を消灯させるようにしている
が、リネン室10の従業員と顧客との対面を避けたり、ど
の客室12に顧客が入室しているのかを通路6側から即座
に判断できるように、客室12の上部にある通路表示灯64
のみを顧客の入室後も点灯させるように第2の点灯制御
手段121 を構成してもよい。なお、車庫案内灯39や通路
表示灯44,64などは、必要な場合に表示が行なわれてい
ればよく、点灯させるか点滅させるかは適宜選択すれば
よい。
【0057】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。すなわち、発明の実施形態における
一連の処理手順はあくまでも一例に過ぎず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明の宿泊,休憩施設における対面防
止装置は、複数の車庫とこれらの各車庫に共通の顧客誘
導部との間に顧客が出入りする第1の開閉扉を設ける一
方、前記各車庫に対応して設けられた各客室と前記顧客
誘導部との間に第2の開閉扉を設けた宿泊,休憩施設に
おける対面防止装置において、前記車庫,客室および顧
客誘導部からなるブロックを施設内に複数区画配設し、
前記各ブロック毎における前記顧客誘導部内の顧客の有
無を検知する顧客検知手段を設けるとともに、前記顧客
検知手段が顧客の存在を検知するとこの検知したブロッ
クに属する前記第1の開閉扉を開閉不能にする第1の開
閉扉制御手段と、前記顧客検知手段が顧客の存在を検知
するとこの検知したブロックに属する前記第2の開閉扉
を開閉不能にする第2の開閉扉制御手段とを備えたもの
であり、チェックインやチェックアウトの際に、別の顧
客と顧客誘導部で対面することを確実に防止でき、しか
も、施設側の処理効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施設内の1階の平面図
である。
【図2】同上施設の上階の平面図である。
【図3】同上ゲート周辺の側面図である。
【図4】同上車庫周辺の断面図である。
【図5】同上車庫周辺の正面図である。
【図6】同上車庫内部の斜視図である。
【図7】同上フロントの正面図である。
【図8】同上客室内部の斜視図である。
【図9】同上フロント内における要部の正面図である。
【図10】同上リネン室内における要部の正面図であ
る。
【図11】同上装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図12】同上装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図13】同上装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図14】同上装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図15】同上装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図16】同上チェックイン時における処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】同上チェックアウト時における処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
4(4A,4B,4C,4D) ブロック 5(5A,5B,5C,5D) 車庫 9(9A,9B,9C,9D) 顧客誘導部 11 第1の開閉扉 12 客室 13 第2の開閉扉 101 第1の開閉扉制御手段 102 第2の開閉扉制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車庫とこれらの各車庫に共通の顧
    客誘導部との間に顧客が出入りする第1の開閉扉を設け
    る一方、前記各車庫に対応して設けられた各客室と前記
    顧客誘導部との間に第2の開閉扉を設けた宿泊,休憩施
    設における対面防止装置において、前記車庫,客室およ
    び顧客誘導部からなるブロックを施設内に複数区画配設
    し、前記各ブロック毎における前記顧客誘導部内の顧客
    の有無を検知する顧客検知手段を設けるとともに、前記
    顧客検知手段が顧客の存在を検知するとこの検知したブ
    ロックに属する前記第1の開閉扉を開閉不能にする第1
    の開閉扉制御手段と、前記顧客検知手段が顧客の存在を
    検知するとこの検知したブロックに属する前記第2の開
    閉扉を開閉不能にする第2の開閉扉制御手段とを備えた
    ことを特徴とする宿泊,休憩施設における対面防止装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245505A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Toshiba Tec Corp フロント業務データ処理用の装置及びシステム
JP2002318954A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Hiroyuki Wakamatsu 施設の利用可能情報提供用の主サーバ、施設サーバと、それを使用する施設の利用可能情報提供システム
JP2019219779A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 ビックリック株式会社 精算管理システム

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JP2002318954A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Hiroyuki Wakamatsu 施設の利用可能情報提供用の主サーバ、施設サーバと、それを使用する施設の利用可能情報提供システム
JP2019219779A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 ビックリック株式会社 精算管理システム

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