JPH08273061A - セキュリティ設備の鍵管理装置 - Google Patents

セキュリティ設備の鍵管理装置

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JPH08273061A
JPH08273061A JP7483395A JP7483395A JPH08273061A JP H08273061 A JPH08273061 A JP H08273061A JP 7483395 A JP7483395 A JP 7483395A JP 7483395 A JP7483395 A JP 7483395A JP H08273061 A JPH08273061 A JP H08273061A
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敏男 池川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防犯監視装置と同等の機能を有すると共に建
物の各部屋や建物内の共有部分の防犯管理や共用設備の
制御ができるセキュリティ設備の鍵管理装置を提供す
る。 【構成】 IDカードに記録されたID情報が登録され
たものであって、かつ全ての鍵収納部11にキーホルダ
ー13が収納されていれば、入口のドアのロックが開錠
されると共に共用部の警戒が解除され、また共用設備が
起動すると共にID情報に対応する部屋の照明や空調が
起動する。逆にID情報が登録されたものであって、か
つ全ての鍵収納部11にキーホルダー13が収納された
場合には所定時間経過後に入口のドアがロックされると
共に共用部の警戒が開始され、また共用設備が停止する
と共にID情報に対応する部屋の照明や空調が停止す
る。一方、ID情報に対応するテナントに設置された防
犯センサ60にて異常が検出された場合で、その防犯セ
ンサ60が設置されたテナントに対する鍵収納部11に
キーホルダー13が存在すると警報信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル等で使用
する鍵を玄関或いはフロアー等で集中的に保管管理する
セキュリティ設備の鍵管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鍵管理装置としては例え
ば図8に示すものが知られている。この図において、1
は鍵管理装置であり、各部屋に対応させた複数の鍵収納
部2が設けられている。この各鍵収納部2には自動的に
開く扉5が設けられている。この鍵管理装置1の利用は
予め部屋毎に専用の磁気カード等のIDカード3が発行
されており、そのIDカード3を鍵管理装置1のカード
リーダ部4に通すと、IDカード3の内容とカードリー
ダ部4の内容が一致すれば、表示灯が点灯してチャイム
が鳴り、対応する鍵収納部2のロックが解除されて扉5
が自動的に開く。
【0003】入出時にはA部に拡大して示すように、鍵
セット部6に鍵7が装着されていることから、矢印のよ
うに鍵7を解除位置に回して鍵7を外せばよい。この
際、鍵7を解除位置に回すことによって、部屋に設置し
ている防犯監視装置の警戒セット状態が解除になる。鍵
7を取り出した後に扉5を閉めると自動的に施錠され
る。退出時には同様に磁気カード3を使用して扉5を開
いた状態で、B部に拡大して示すように、鍵セット部6
に鍵7をセットして矢印で示す警戒位置に回すと、部屋
に設けた防犯監視装置が警戒セット状態になり、扉5を
閉じれば自動的に施錠される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のセキュリティ設備の鍵管理装置にあっては、次のよ
うな問題点があった。 (イ)鍵収納部の鍵の有無によって警戒セット信号又は
警戒解除信号を出力するのみであり、各部屋に設置され
た防犯センサの出力は外部の防犯監視装置に供給するよ
うにしている。このため、防犯監視装置が必要であるこ
とから、コストが高くついた。 (ロ)未使用の部屋でもその部屋が警戒状態になるの
で、例えば合鍵を使用して直接その部屋に入った場合に
警報が鳴ってしまう。
【0005】(ハ)複数の部屋を借切って部屋間の仕切
りを取り去った場合でも各部屋毎に鍵を取り扱う必要が
あり、これを怠ると、鍵を取り出していない鍵収納部に
対する部屋では警戒解除されないことからその部屋に入
った場合に警報が鳴ってしまう。 (ニ)従来の鍵管理装置は、鍵を保管する鍵収納部に対
する部屋の警戒を行うのみであり、各部屋に共通して使
用する廊下や玄関、或いは2階立て以上の建物では各階
の廊下や玄関の他にエレベータ等の共有部分の警戒を行
うまでには至っていなかった。 (ホ)また、従来の鍵管理装置は、各部屋に共通して使
用する廊下や玄関の照明や空調、或いはエレベータ等の
共用設備の起動や停止を行うことにも至っていなかっ
た。
【0006】そこで本発明は、防犯監視装置と同等の機
能を有すると共に建物の各部屋や建物内の共有部分の防
犯管理や共用設備の制御ができるセキュリティ設備の鍵
管理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるセキュリティ設備の鍵管理装置
は、装置が設置される建物の各部屋の鍵を収納する複数
の鍵収納部と、この複数の鍵収納部の各々を選択する選
択手段と、この選択手段により選択された全ての前記鍵
収納部のロックを解除するロック解除手段と、前記複数
の鍵収納部の各々に対して鍵の存在を検出する鍵検出手
段と、この鍵検出手段により鍵が検出された時に警戒セ
ット状態になり、鍵が検出されなくなった時に警戒解除
状態になる防犯手段とを備えたことを特徴とするセキュ
リティ設備の鍵管理装置において、前記複数の鍵収納部
の各々に対応する前記部屋に設置された防犯センサから
の信号を受信する防犯センサ信号受信手段と、この防犯
センサ信号受信手段にて前記防犯センサからの信号が受
信された際にその信号を出力した防犯センサが設置され
た部屋に対する前記鍵収納部に鍵が存在した場合には異
常と判断する異常判断手段と、この異常判断手段にて異
常と判断された時に警報信号を外部へ出力する警報信号
出力手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として例えば請求項2
記載の発明のように、前記複数の鍵収納部をグループ分
けするグループ設定手段を更に設け、前記防犯手段は、
前記グループ設定手段で設定されたグループ内の各鍵収
納部のうちの1つにて鍵の検出が行われなくなった場合
にはグループ内の全ての鍵収納部に対して警戒解除状態
になる一方、その全ての鍵の検出が行われた場合には警
戒セット状態になるようにしてもよい。
【0009】例えば請求項3記載の発明のように、ID
情報が記録されたIDカードと、このIDカードに記録
されたID情報を読み取る読取手段と、この読取手段に
て読み取られた前記ID情報が予め登録されたものであ
れば装置の使用を許可する許可手段と、装置の設置され
る建物の出入口のドアに設けられたロック/アンロック
手段と、前記建物の玄関、フロアー及びエレベータ等の
共用部に設置された防犯センサからの信号を受信する共
用部防犯受信手段と、前記複数の鍵収納部の全てに鍵が
収納された状態になっているか否かの判定を行うと共に
鍵が収納されていない鍵収納部が1つあるか有るか否か
の判定を行う鍵収納状態判定手段と、この鍵収納状態判
定手段にて前記複数の鍵収納部の全てに鍵が収納された
状態になっていると判断された状態で前記許可手段によ
り装置の使用が許可された場合には前記ロック/アンロ
ック手段を制御して出入口のドアのロック解除を行うと
共に前記ID情報に対応する入室信号を出力する一方、
鍵が収納されていない鍵収納部が1つあると判断された
状態で該鍵収納部に鍵が収納された場合には収納された
時から一定時間後に前記ロック/アンロック手段を制御
して出入口のドアをロックすると共に前記共用部防犯受
信手段を動作させ、更に前記ID情報に対応する退出信
号を出力するドアロック制御手段とを更に設けてもよ
い。
【0010】
【作用】本発明では、鍵収納部に対応する部屋に設置さ
れた防犯センサにて異常が検出されると、その防犯セン
サからセンサ信号が出力されて防犯センサ信号受信手段
にて受信される。そして、異常判断手段にてそのセンサ
信号を出力した防犯センサが設置された部屋に対する鍵
収納部に鍵が存在するか否かの判定が行われ、鍵が存在
すると判断されると、警報信号出力手段から警報信号が
出力される。したがって、従来の防犯監視装置の機能を
設けたので、防犯監視装置が不要になり、その分コスト
の削減が図れる。
【0011】更に、本発明では、複数の鍵収納部のうち
の少なくとも2つを1グループとして選択すると、その
グループのなかの少なくとも2つの鍵収納部の全てに鍵
の検出が行われなくなった場合に選択された全ての鍵収
納部に対して警戒解除状態になる。反対に、1グループ
のなかの少なくとも2つの鍵収納部のうちの1つに鍵の
検出が行われた場合に警戒セット状態になる。したがっ
て、複数の部屋を借切って部屋間の仕切りを取り去った
場合でも各部屋毎に鍵を取り扱う必要がなくなる。
【0012】また、本発明では、建物に入る場合に読取
手段にIDカードを挿入すると、そのIDカードに記録
されたID情報が予め登録されたものであって、かつ全
ての鍵収納部に鍵が収納されていれば、入口のドアのロ
ックが開錠されると共に入室信号が出力される。反対に
IDカードに記録されたID情報が予め登録されたもの
であって、かつ全ての鍵収納部に鍵が収納された場合に
は、一定時間後に入口のドアがロックされると共に共用
部防犯受信手段の動作が開始され、更に退出信号が出力
される。したがって、鍵を保管する鍵収納部に対する部
屋の警戒を行うと共に、各部屋に共通して使用する廊下
や玄関、或いは2階立て以上の建物では各階の廊下や玄
関の他にエレベータ等の共有部分の警戒を行うことがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のセキュリティ
設備の鍵管理装置の一実施例について説明する。 A.セキュリティ設備の鍵管理装置の構成 (a)外観構成 図1は本発明に係るセキュリティ設備の鍵管理装置の外
観構成を示す正面図である。この図において、10は装
置本体であり、台座9の上に設置されている。この装置
本体10の前面には、この実施例にあっては横3列、縦
5列の合計15個の鍵収納部材11が先端を外部に露出
して組み込まれている。鍵収納部材11は左上隅に示す
ように装置本体10から引き出すことができ、引き出し
た状態で上部に開口して鍵収納溝12が形成されてお
り、この鍵収納溝12の中に適宜の鍵7を備えたキーホ
ルダー13を収めることができる。
【0014】装置本体10の上部には磁気カード挿入口
14が設けられており、内蔵したカードリーダ部に利用
者が挿入した磁気カード(IDカード、図示略)を送り
込んで読み取らせる。磁気カード挿入口14の右側には
取扱説明表示部17が設けられており、取扱に関わる各
種表示が行われる。鍵収納部材11の組み込み部分の上
部にはポディションランプ15と防犯セット・リセット
/発報表示用ランプ16とが設けられている。ポディシ
ョンランプ15は鍵収納部材11のロックが解除されて
外部に引き出し可能な状態になったことを知らせるもの
であり、利用者が磁気カード挿入口14により磁気カー
ドを挿入した際に、制御部51(例えば図6参照)でカ
ード内容との一致が検出されて有効なカード入力である
ことが判定された場合に点灯される。防犯セット・リセ
ット/発報表示用ランプ16は、対応する部屋(以下テ
ナントという)の防犯センサの状態を表示する。具体的
には、対応するテナントの扉が施錠されていない警戒解
除状態では消灯しており、警戒セット状態になると緑色
に点灯する。また、警戒セット状態で防犯センサが動作
した場合は赤色に点灯する。
【0015】(b)鍵収納部材11の組み込み構造 図2は図1の装置本体10に組み込まれた横3列の鍵収
納部材11の組み込み構造を示す斜視図である。この図
において、右端の引き出し状態で示す鍵収納部材11か
ら明らかなように、この鍵収納部材11は先端側を円筒
状のシリンダ部21としており、このシリンダ部21に
続く後端を矩形部22とし、シリンダ部21は装置パネ
ルの円形穴を通過して出没自在であるが、後端の矩形部
22の位置でパネル穴に当って抜け出しを抑えている。
シリンダ部22の上部には長手方向に鍵収納溝12が形
成されており、この鍵収納溝12は中間部に凹部31を
形成し、鍵収納溝12に収納したキーホルダー13の取
り出しが容易にできるようにしている。鍵収納部材11
は矩形穴を開口した収納ケース18に摺動自在に組み込
まれている。収納ケース18の各鍵収納部11に対応し
た上部の位置にはスイッチ穴19が開口されている。ま
た、このスイッチ穴19の背後には、後の説明で明らか
にする電磁ソレノイドの支持片32が起立されている。
収納ケース18の上部には破線で示すように回路基板2
0が配置され、この回路基板20は収納ケース18の上
部に個着したL字型金具33で支持される。
【0016】図3は図2の側面断面図であり、収納ケー
ス18内に鍵収納部材11を押し込み保持した状態で示
している。この図において、収納ケース18の上部に起
立された支持片32には電磁ソレノイド23が取り付け
られている。この電磁ソレノイド23はプランジャ24
を下向きにして配置されており、このプランジャ24は
電磁ソレノイド23のオフ状態で鍵収納部材11の後端
の矩形部22の上部に設けたピン穴25に入って抜け出
しを阻止している。電磁ソレノイド23に通電すると、
プランジャ24がピン穴25から引き出され、鍵収納部
材11のロックを解除する。この電磁ソレノイド23の
オン、オフ制御は磁気カードを投入した際のカードリー
ダ部からの制御信号により行なわれる。
【0017】収納ケース18の上部に配置した回路基板
20の下側には検出スイッチ26が取り付けられてい
る。この検出スイッチ26はその下部にスイッチレバー
27を備え、このスイッチレバー27には図2に示した
スイッチ穴19を介して収納状態にある鍵収納部材11
に収めたキーホルダー13の有無を検出するようになっ
ている。例えば図示のようにキーホルダー13が収めら
れていれば、スイッチレバー27の押し上げにより検出
スイッチ26はオンとなる。一方、キーホルダー13が
収められていなければスイッチレバー27は更に下側に
下がることで検出スイッチ22がオフとなる。
【0018】検出スイッチ26によるキーホルダー13
の有無を検出したスイッチ信号は本発明の鍵管理装置か
ら各テナント毎の部屋に設けている防犯センサ60(例
えば図5参照)に対する警報信号の出力に使用される。
即ち、鍵収納部材11の収納状態で検出スイッチ26が
キーホルダー13を検出している状態で防犯センサ60
にて人が検知された場合に制御部51(例えば図5参
照)から警報信号が出力される。これに対して、キーホ
ルダー13を検出していない状態ではテナントが鍵を使
用していることから防犯センサ60にて人が検知されて
も制御部51から警報信号の出力は行われない。図3に
おいて、収納ケース18に収められた鍵収納部材11の
後部にはプッシュ機構28が設けられており、このプッ
シュ機構28は押圧部29を備え、電磁ソレノイド23
の通電によりロック解除が行なわれると、内蔵したスプ
リングにより押圧部29を介して鍵収納部材11を外部
に押し出すことができる。
【0019】このようなプッシュ機構28としては、単
純にバネにより押圧部材29を押圧し、電磁ソレノイド
23によるロック解除を行なったときに鍵収納部材11
の先端を飛び出させるようにしてもよい。また、プッシ
ュ機構28として、電磁ソレノイド23でロックを解除
しても、この状態では鍵収納部材11を押し出さず、利
用者が鍵収納部材11の外部に露出している先端を押し
込んで押圧部29がプッシュ機構28に押し込まれる
と、この後にバネのラッチが解除されて鍵収納部材11
を外部に押し出す構造のものを使用してもよい。なお、
電磁ソレノイド23は磁気カードの読み取り内容一致判
定が得られてから一定時間だけソレノイド23の通電を
行ってロック解除を行い、一定時間を経過すると通電オ
フとなって再びロック状態となる。勿論、電磁ソレノイ
ド23の通電オフによるロック解除はタイマ制御によら
ず、一旦引き出された鍵収納部材11が再び元に戻され
たことをリミットスイッチ等で検出してオフするように
してもよい。
【0020】図4はキーホルダー13の構成を示す図で
ある。この図において、キーホルダー13は2枚のプレ
ート34を間を空けて配置し、このプレート34を固定
ビズ35により固定しており、この固定ビズ35を外す
ことで中に鍵7を入れることができる。鍵7は固定ビズ
35に対し回動自在に取り付けられており、使用する際
には外部に取り出し、鍵管理装置に収める際には破線に
示すようにキーホルダー13の中に収めればよい。ま
た、プレート34にはチェック穴36が設けられてお
り、鍵7が収納状態にあることを確認できると同時に収
納状態にある鍵7を外部に容易に取り出させるようにし
ている。
【0021】(c)鍵管理装置の回路構成 図5及び図6は鍵管理装置の回路構成を示すブロック図
である。この図において、50は各鍵収納部材11に対
応して設けられた防犯セット・リセット/発報表示用ラ
ンプ16からなる表示ランプ部であり、制御部51によ
り点灯制御される。この場合、上述したように、対応す
るテナントの扉が施錠されていない警戒解除時には消灯
しており、警戒セット状態になると緑色に点灯し、ま
た、警戒セット状態で防犯センサが動作した場合は赤色
に点灯する。制御部51は装置各部を制御するものであ
り、図示せぬCPU、ROM、RAM及びNVRAM等
を有して構成される。この場合、ROMにはCPUを制
御するためのプログラムが書き込まれている。また、R
AMはワークエリアとして使用され、NVRAMは利用
者のID情報の書き込みに使用される。この場合、NV
RAMには鍵7を管理する利用者のID情報が記憶され
ている。
【0022】52はグループ設定マトリクス回路であ
り、全ての鍵収納部材11のなかで共通するグループを
指定するものであり、例えば図7に示すようにオフィス
ビル100の5階の501号室と502号室と503号
室をA社が使用するものとし、504号室と505号室
をB社が使用するものとすると、501号室で使用する
鍵7を収納する鍵収納部材11と502号室で使用する
鍵7を収納する鍵収納部材11と503号室で使用する
鍵7を収納する鍵収納部材11とがそれぞれ共通にな
り、504号室で使用する鍵7を収納する鍵収納部材1
1と505号室で使用する鍵7を収納する鍵収納部材1
1とがそれぞれ共通になる。
【0023】あるグループ内のある1つの鍵収納部材1
1からキーホルダー13が持ち出されることで、同一グ
ループ内の全ての鍵収納部材11に対応する警報の発生
が禁止される。即ち、あるグループ内のある1つの鍵収
納部材11からキーホルダー13が持ち出されること
で、グループ設定マトリクス回路52から当該グループ
内の他の全ての鍵管理装置11に対応するスイッチ信号
の出力が行われなくなるので、当該グループ内の全ての
鍵収納部材11に対応するテナントに設置されている防
犯センサ60にて人が感知されても警報は発生しない。
これに対して、同一グループ内のある1つの鍵収納部材
11から持ち出されたキーホルダー13が元の鍵収納部
に戻されることで、即ち、あるグループ内のある1つの
鍵収納部材11にキーホルダー13が収納されること
で、グループ設定マトリクス回路52から当該グループ
内の他の全ての鍵管理装置11に対応するスイッチ信号
の出力が行われるので、当該グループ内の全ての鍵収納
部材11に対応するテナントに設置されている防犯セン
サ60にて人が感知された場合に警報が発生する。
【0024】このように、共通する複数の鍵収納部材1
1をグループ単位で設定することで、複数のテナントを
使用して各テナントの間仕切りを取り去った場合でも1
つのテナントの鍵7を扱うだけで、残りの他のテナント
の警戒を解除できる。また、グループ設定マトリクス回
路52では未使用の鍵収納部11の指定も可能であり、
この設定を行った鍵収納部11に対しては管理が行われ
なくなる。なお、グループ設定マトリクス回路52にて
グループ設定を行わなかった場合には、各鍵収納部材1
1からのスイッチ信号がそのまま制御部51に取り込ま
れる。
【0025】53の各々は遅延回路であり、鍵収納部材
11からのスイッチ信号を遅延させて出力する。遅延回
路53で遅延された鍵収納部材11からのスイッチ信号
がオア回路(論理和回路)54に供給される。オア回路
54は各遅延回路53で遅延された鍵収納部材11から
のスイッチ信号を制御部51に供給する。この場合、遅
延回路53は、本装置の設置される建物内から最後に鍵
7を返却した利用者が建物から出て行くまでの間だけ防
犯センサ60からの信号を無視するために使用される。
56の各々は防犯受信回路であり、各防犯センサ60の
出力を受信し、その結果を制御部51に供給する。各防
犯受信回路56は各階毎に設けられており、各テナント
に設置された複数の防犯センサ60の出力を受信する。
57の各々は未入居スイッチであり、各防犯受信回路5
6の入力端間に介挿されている。この未入居スイッチ5
7をオンする、即ち閉状態にすることにより、防犯受信
回路の機能を停止させることができる。
【0026】図6において、64はテナント設備及び共
用設備制御回路であり、磁気カードのID情報に対応す
る入室信号及び退出信号に基づいて照明、空調及びエレ
ベータ等の共用設備の起動/停止を行うものである。例
えば、入室する際に後述するカードリーダ部68で読み
取られた磁気カードのID情報が図7に示す501号室
のテナントを使用するものであれば玄関の照明が点灯す
ると共に5階の廊下の照明が点灯し、更に5階の空調が
起動する。更にエレベータの5階での停止が可能にな
る。これに対して、退出する際はカードリーダ部68で
読み取られた磁気カードのID情報が図7に示す501
号室のテナントを使用するものであると、玄関の照明が
消灯すると共に5階の廊下の照明が消灯し、更に5階の
空調が停止する。また、エレベータの5階での停止が不
可能になる。この場合は、最後まで建物内に残っていた
利用者が退出する場合であり、5階以外の階に利用者が
残っていて、5階での最後の利用者が退出する場合は5
階の廊下の照明が消灯すると共に5階の空調が停止し、
更にエレベータの5階での停止が不可能になる。なお、
5階での最後の利用者以外が退出しても5階の廊下の照
明は消灯することなく、また5階の空調も動作したまま
であり、またエレベータの5階での停止が可能のままに
なっている。
【0027】65は共用部防犯センサであり、玄関等の
共用部に設置される。66は共用部防犯受信回路であ
り、共用部防犯センサ65の出力を受信し、その結果を
制御部51に供給する。なお、玄関以外には各階の廊下
等に共用部防犯センサ65を設けてもよいし、また共用
部防犯受信回路66も各共用部防犯センサ65に対応し
て設けてもよい。67は遅延回路であり、制御部51か
らの動作開始信号により動作を開始し、共用部防犯受信
回路66の出力を一定時間遅延させて制御部51に供給
する。この遅延回路67は、本装置の設置される建物内
から最後に鍵7を返却した利用者が出て行くまでの間だ
け共用部防犯受信回路66からの信号が制御部51に行
かないようにするために使用されるものである。カード
リーダ部68は本装置の設置される建物の出入口のドア
の外側に設置され、本装置の設置される建物の利用者が
所持する図示せぬ磁気カードの取り込みを行う。
【0028】69はID読み取り回路であり、カードリ
ーダ部68で取り込まれた磁気カードに記録されたID
情報の読み取りを行い、その結果を制御部51に供給す
る。70は本装置の設置される建物の出入口のドアであ
り、その内部には図示せぬ電気錠が設けられている。7
1は電気錠制御回路であり、ドア70内の電気錠を制御
する。この場合、制御部51はID読み取り回路69か
らの読み取り結果を入力した後、各鍵収納部材11から
のスイッチ信号を取り込んで、全ての鍵収納部材11に
キーホルダー13があるものと判断すると共用部の警戒
を解除する。即ち、建物内に入る一番最初の利用者によ
って磁気カードの読み取り操作が行われると、本装置よ
り先の建物内の共用部の警戒が解除される。装置本体1
0の全ての鍵収納部材11にキーホルダー13が返却さ
れた場合には警戒を開始する。
【0029】上記制御部51は、選択手段、ロック解除
手段、鍵検出手段、防犯手段、異常判断手段、警報信号
出力手段、許可手段、鍵収納状態判定手段及びドアロッ
ク制御手段に対応する。また、防犯受信回路56は防犯
センサ信号受信手段に対応し、グループ設定マトリクス
回路52は未使用指定手段に対応する。また、グループ
設定マトリクス回路52はグループ選択手段に対応し、
カードリーダ部68は読取手段に対応する。また、共用
部防犯受信回路66は共用部防犯センサ信号受信手段に
対応し、テナント設備及び共用設備制御回路64は共用
設備制御手段に対応する。
【0030】B.セキュリティ設備の鍵管理装置の構成 (a)入室する際の動作 テナント毎に予め磁気カードが発行されており、利用者
が建物に入る際に玄関等に設置されている鍵管理装置の
カード挿入口14に磁気カードを挿入すると、カードリ
ーダ部68で磁気カードの内容が読み取られ、制御部5
1に供給される。制御部51は供給された磁気カードの
内容とNVRAMに書き込まれたIDとの照合を行い、
内容が一致すると判断すると、各鍵収納部材11の検出
スイッチ26からのスイッチ信号を取り込み、全ての鍵
収納部材11にキーホルダー13が収納されているか否
かの判定を行う。この判定において、全ての鍵収納部材
11にキーホルダー13が収納されていると判断する
と、共用部の警戒を解除する。即ち、共用部防犯受信回
路66からの防犯センサの出力の取り込みを中止する。
例えば玄関や共用の廊下の警戒を解除する。
【0031】次いで、電気錠制御回路71にドアロック
を解除する制御信号を供給して、ドアロックを解除させ
る。次に、装置本体10のカード挿入口14に磁気カー
ドを挿入することにより、磁気カードのID情報に対応
する鍵収納部11の位置に設けているポジションランプ
15を点灯し、必要ならばチャイム等を鳴らす。次い
で、電磁ソレノイド23に対応する通電を行う。これに
より、プランジャ24がピン穴25から引き上げられて
鍵収納部材11のロックが解除される。ここで、図3に
示すプッシュ機構28として、鍵収納部材11を一度押
し込まなければ押し出されない構造のものを使用してい
たとすると、利用者はポディションランプ15が点灯し
た位置の鍵収納部材11を指先で押すと、バネの力によ
り取り出し可能位置に押し出され、図1の左上隅に示す
ように鍵収納部材11を引き出して、鍵収納部材11に
収めていたキーホルダー13を取り出す。キーホルダー
13を取り出したならば、鍵収納部材11を装置本体1
0に押し込めばよい。
【0032】キーホルダー13が取り出されると、制御
部51はそのキーホルダー13が収納されていた鍵収納
部材11の検出スイッチ26からのスイッチ信号を取り
込む。この場合、取り出されたキーホルダー13に対し
てグループ設定されていれば、グループ設定マトリクス
回路52から疑似スイッチ信号が出力されので、制御部
51はこれらの信号を取り込む。例えば、図7に示すよ
うにA社のテナントが501号室〜503号室である場
合、501号室のキーホルダー13が取り出されると、
501号室に対応する鍵収納部11の検出スイッチ26
からのスイッチ信号を取り込むと共に502号室及び5
03号室に対応するグループ設定マトリクス回路52か
らの疑似スイッチ信号を取り込む。制御部51はこれら
のスイッチ信号を取り込むと、501号室〜503号室
の警戒を解除する。即ち、501号室〜503号室の各
防犯センサ60を監視する防犯受信回路56からの出力
の取り込みを中止する。以上により、キーホルダー13
を取り出した利用者は目的とするテナントに向かう。ま
た、制御部51は、磁気カードの内容に対応する鍵収納
部11の検出スイッチ26からのスイッチ信号に基づい
て共用設備を起動させる制御を行う。例えば、上述した
ように図7に示す501号室のテナントを使用する場
合、磁気カードの読み込みが行われた際に玄関の照明の
点灯以外に5階の廊下の照明を点灯させると共に空調を
起動させ、更にエレベータの5階への停止を可能にす
る。
【0033】(b)退出する際の動作 退出時にあっては、入室の場合と同様に磁気カードを磁
気カード挿入口14に入れることでカードリーダ部68
で磁気カードのID情報が読み取られ、制御部51に供
給される。制御部51は供給された磁気カードの内容と
NVRAMに書き込まれたID情報との照合を行い、内
容が一致すると判断すると、各鍵収納部材11の検出ス
イッチ26からのスイッチ信号を取り込み、1つの鍵収
納部材11を除く残りの全ての鍵収納部材11にキーホ
ルダー13が収納されているか否かの判定を行う。この
判定において、1つの鍵収納部材11を除く残りの全て
の鍵収納部材11にキーホルダー13が収納されている
と判断すると、今読み込んだ磁気カードのID情報が残
りの1つの鍵収納部材11に対応するものであるか否か
の判定を行う。この判定において、今読み込んだ磁気カ
ードのID情報が残りの1つの鍵収納部材11に対応す
るものであると判断すると、グループ設定マトリクス回
路52の出力に基づいてその残りの1つの鍵収納部材1
1にキーホルダー13が収納されたか否かの判定を行
う。この判定において、その残りの1つの鍵収納部材1
1にキーホルダー13が収納されたと判断すると、遅延
回路67に動作開始信号を供給する。次いでオア回路5
4の出力の取り込みを行う。
【0034】オア回路54からの出力を取り込むまでの
間だけ防犯センサ60からの信号及び共用部防犯センサ
65からの信号が無視される。即ち、制御部51は遅延
回路53からの信号を取り込むまでの一定時間だけ、最
後にキーホルダー13が収納された鍵収納部材11に対
応するテナントの警戒セット状態を延期すると共に、遅
延回路67からの信号を取り込むまでの一定時間だけ、
共用部の警戒セット状態を延期する。そして、一定時間
経過した後、制御部51は最後にキーホルダー13が収
納された鍵収納部材11に対応するテナントの警戒を開
始すると共に共用部の警戒を開始する。また、制御部5
1は警戒の開始と同時に最後にキーホルダー13が収納
された鍵収納部材11に対応するテナントの照明の消灯
や空調の停止、及び共用部設備を停止させる制御信号を
テナント設備及びテナント設備及び共用設備制御回路6
4に供給する。
【0035】一方、1つの鍵収納部材11を除く残りの
全ての鍵収納部材11にキーホルダー13が収納されて
いないと判断すると、今読み込んだ磁気カードのID情
報に対応する鍵収納部材11があるか否かの判定を行
う。この判定において、今読み込んだ磁気カードのID
情報に対応する鍵収納部材11があると判断すると、グ
ループ設定マトリクス回路52の出力に基づいてその鍵
収納部材11にキーホルダー13が収納されたか否かの
判定を行う。この判定において、その鍵収納部材11に
キーホルダー13が収納されたと判断すると、そのキー
ホルダー13が収納された鍵収納部材11に対応するテ
ナントに対して警戒を開始すると共に共用部の警戒を開
始する。また、制御部51は警戒の開始と同時にキーホ
ルダー13が収納された鍵収納部材11に対応するテナ
ントの照明の消灯や空調の停止、及び共用部設備を停止
させる制御信号をテナント設備及びテナント設備及び共
用設備制御回路64に供給する。例えば、図7に示す5
01号室のテナントのキーホルダーが鍵収納部11に共
用されると、501号室〜503号室の照明の消灯や空
調の停止、及び5階の廊下の501号室〜503号室に
対応する照明の消灯及び空調の停止を行う。更に、50
4号室及び505号室が未使用又は利用者が既に退出し
ている場合はエレベータの5階での停止を禁止する。
【0036】このように実施例では、鍵収納部11に対
応するテナントに設置された防犯センサ60にて異常が
検出されると、その防犯センサ60からセンサ信号が出
力されて防犯受信回路56にて受信される。そして、制
御部51にてそのセンサ信号を出力した防犯センサ60
が設置されたテナントに対する鍵収納部11にキーホル
ダー13が存在するか否かの判定が行われ、キーホルダ
ー13が存在すると判断されると警報信号が出力され
る。したがって、従来の防犯監視装置の機能を設けたの
で、防犯監視装置が不要になり、その分コストの削減が
図れる。
【0037】また、グループ設定マトリクス回路52に
て予め使用しない鍵収納部11を指定することにより、
この鍵収納部11に対しては警戒が行われない。したが
って、未使用のテナントに入っても警報が鳴ることがな
い。また、グループ設定マトリクス回路52にて複数の
鍵収納部11のうちの少なくとも2つを1グループとし
て選択すると、そのグループのなかの少なくとも2つの
鍵収納部11のうちの1つにキーホルダー13の検出が
行われなくなった場合、選択された全ての鍵収納部11
に対して警戒解除状態になる。反対に1グループのなか
の少なくとも2つの鍵収納部11の全てのキーホルダー
13の検出が行われた場合に警戒セット状態になる。し
たがって、複数のテナントを借切ってテナント間の仕切
りを取り去った場合でも各テナント毎にキーホルダー1
3を取り扱う必要がなくなる。
【0038】また、グループ設定マトリクス回路52で
設定された鍵収納部11のグループ毎に防犯受信回路5
6が設けられると共に、これら防犯受信回路56の各々
に防犯センサ60からの信号を阻止する未入居スイッチ
57が設けられる。したがって、鍵管理装置のグループ
毎に防犯受信回路56を設けることから、1つのグルー
プの各鍵管理装置に対応する各テナントにおける警戒を
解除したり、セットしたりすることができる。また、建
物に入る際にカードリーダ部68に磁気カードを挿入す
ると、その磁気カードに記録されたID情報が予め登録
されたものであって、かつ全ての鍵収納部11にキーホ
ルダー13が収納されていれば、入口のドアのロックが
開錠されると共に共用部設備の起動が行われ、磁気カー
ドに対応するテナントの照明の点灯や空調の起動が行わ
れる。反対に、磁気カードに記録されたID情報が予め
登録されたものであって、かつ全ての鍵収納部11にキ
ーホルダー13が収納された場合には、一定時間後に入
口のドアがロックされると共に共用部防犯受信回路66
の動作が開始され、更に退出信号が出力される。したが
って、鍵を保管する鍵収納部11に対するテナントの警
戒を行うと共に、各テナントに共通して使用する廊下や
玄関、エレベータの共有部分の警戒を行うことができ
る。
【0039】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具
体的には、次のようにしても良い。 (イ)防犯受信回路56をグループ設定マトリクス回路
52で設定された鍵収納部11のグループ毎に設けては
いないが、グループ毎に設けるようにしてもよい。この
ように、鍵収納部11のグループ毎に防犯受信回路56
を設けることにより、鍵収納部11のグループ毎に各防
犯受信回路56を対応付けするためのソフトウェアの負
担が少なくて済む。 (ロ)共用部防犯受信回路66をグループ設定マトリク
ス回路52により設定されたグループ毎に設けてはいな
かったが、グループ毎に設けるようにしてもよい。
【0040】(ハ)上記実施例では、磁気カードを使用
したが、これに限定されるものではなく光カード、光磁
気カード及びICカード等を使用してもよい。 (ニ)上記実施例では、NVRAMにIDを記憶するよ
うにしたが、その他、ハードディスク装置、フロッピー
ディスク装置等の録音・再生可能な装置を使用してもよ
い。このようにすると、IDの追加や更新を簡単に行な
うことができる。 (ホ)上記実施例では、鍵収納部を引き出し式で説明し
ているが扉式にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果が得ら
れる。 (1)鍵収納部に対応する部屋に設置された防犯センサ
からの信号を受信すると、センサ信号を出力した防犯セ
ンサが設置された部屋に対する鍵収納部に鍵が存在する
場合に警報信号を出力するようにしたので、従来の防犯
監視装置が不要になり、その分コストの削減が図れる。 (2)予め使用しない鍵収納部を指定することにより、
この鍵収納部に対しては警戒を行わないようにしたの
で、未使用の部屋に入っても警報が鳴ることがない。
【0042】(3)複数の鍵収納部のうちの少なくとも
2つを1グループとして選択すると、そのグループのな
かの少なくとも2つの鍵収納部のうちの1つに鍵がなけ
れば、選択した全ての鍵収納部に対して警戒を解除する
一方、1グループのなかの少なくとも2つの鍵収納部の
全てに鍵が収納されれば警戒状態にするようにしたの
で、複数の部屋を借切って部屋間の仕切りを取り去った
場合でも各部屋毎に鍵を取り扱う必要がなくなる。 (4)防犯センサ信号受信手段の各々に防犯センサから
の信号を阻止するスイッチ手段を設けたので、1つのグ
ループに対応する各部屋における警戒を解除したり、セ
ットしたりすることができる。
【0043】(5)利用者が所持するIDカードに記録
されたID情報を読み込んで、そのID情報が予め登録
されたものであって、かつその時に全ての鍵収納部に鍵
が収納されていれば、入口のドアのロックを開錠される
と共に共用部設備の起動、ID情報に対する部屋の設備
の起動を行う一方、IDカードに記録されたID情報が
予め登録されたものであって、かつその時に1つの鍵収
納部に鍵が収納されていなければ、一定時間後に入口の
ドアをロックすると共に共用部の警戒を開始し、更にI
D情報に対する部屋の設備の停止を行うようにしたの
で、鍵を保管する鍵収納部に対する部屋の警戒を行うと
共に、各部屋に共通して使用する廊下や玄関、或いは2
階立て以上の建物では各階の廊下や玄関の他にエレベー
タ等の共有部分の警戒を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセキュリティ設備の鍵管理装置の
一実施例の外観の正面を示す斜視図である。
【図2】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置の鍵
収納部の外観構成を示す斜視図である。
【図3】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置の鍵
収納部の側面の断面を示す図である。
【図4】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置のキ
ーホルダーの構成を示す図である。
【図5】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図6】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図7】同実施例のセキュリティ設備の鍵管理装置の動
作の概要を説明するための図である。
【図8】従来のセキュリティ設備の鍵管理装置の外観構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
7 鍵 10 装置本体 11 鍵収納部材 12 鍵収納溝 13 キーホルダー 14 磁気カード挿入口 15 ポディションランプ 16 防犯セット/リセット/発報表示用 17 取扱説明表示部 26 検出スイッチ 28 プッシュ機構 50 表示ランプ部50 51 制御部 52 グループ設定マトリクス回路 53 遅延回路 54 オア回路 56 防犯受信回路 57 未入居スイッチ 60 防犯センサ 64 テナント設備及び共用設備制御回路 65 共用部防犯センサ 66 共用部防犯受信回路 67 遅延回路 68 カードリーダ部 69 ID読み取り部 70 ドア 71 電気錠制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置が設置される建物の各部屋の鍵を収
    納する複数の鍵収納部と、 この複数の鍵収納部の各々を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された全ての前記鍵収納部のロ
    ックを解除するロック解除手段と、 前記複数の鍵収納部の各々に対して鍵の存在を検出する
    鍵検出手段と、 この鍵検出手段により鍵が検出された時に警戒セット状
    態になり、鍵が検出されなくなった時に警戒解除状態に
    なる防犯手段と、を備えたことを特徴とするセキュリテ
    ィ設備の鍵管理装置において、 前記複数の鍵収納部の各々に対応する前記部屋に設置さ
    れた防犯センサからの信号を受信する防犯センサ信号受
    信手段と、 この防犯センサ信号受信手段にて前記防犯センサからの
    信号が受信された際にその信号を出力した防犯センサが
    設置された部屋に対する前記鍵収納部に鍵が存在した場
    合には異常と判断する異常判断手段と、 この異常判断手段にて異常と判断された時に警報信号を
    外部へ出力する警報信号出力手段と、を設けたことを特
    徴とするセキュリティ設備の鍵管理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の鍵収納部をグループ分けする
    グループ設定手段を更に有し、 前記防犯手段は、前記グループ設定手段で設定されたグ
    ループ内の各鍵収納部のうちの1つにて鍵の検出が行わ
    れなくなった場合にはグループ内の全ての鍵収納部に対
    して警戒解除状態になる一方、その全ての鍵の検出が行
    われた場合には警戒セット状態になることを特徴とする
    請求項1記載のセキュティ設備の鍵管理装置。
  3. 【請求項3】 ID情報が記録されたIDカードと、 このIDカードに記録されたID情報を読み取る読取手
    段と、 この読取手段にて読み取られた前記ID情報が予め登録
    されたものであれば装置の使用を許可する許可手段と、 装置の設置される建物の出入口のドアに設けられたロッ
    ク/アンロック手段と、 前記建物の玄関、フロアー及びエレベータ等の共用部に
    設置された防犯センサからの信号を受信する共用部防犯
    受信手段と、 前記複数の鍵収納部の全てに鍵が収納された状態になっ
    ているか否かの判定を行うと共に鍵が収納されていない
    鍵収納部が1つあるか有るか否かの判定を行う鍵収納状
    態判定手段と、 この鍵収納状態判定手段にて前記複数の鍵収納部の全て
    に鍵が収納された状態になっていると判断された状態で
    前記許可手段により装置の使用が許可された場合には前
    記ロック/アンロック手段を制御して出入口のドアのロ
    ック解除を行うと共に前記ID情報に対応する入室信号
    を出力する一方、鍵が収納されていない鍵収納部が1つ
    あると判断された状態で該鍵収納部に鍵が収納された場
    合には収納された時から一定時間後に前記ロック/アン
    ロック手段を制御して出入口のドアをロックすると共に
    前記共用部防犯受信手段を動作させ、更に前記ID情報
    に対応する退出信号を出力するドアロック制御手段と、
    を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    に記載のセキュリティ設備の鍵管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010088687A (ko) * 2001-08-21 2001-09-28 - 출입관리시스템
JP2002324987A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Uchida Yoko Co Ltd ネットワーク機器類収納用ラック

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JP2002324987A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Uchida Yoko Co Ltd ネットワーク機器類収納用ラック
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