JP2692704B2 - 顧客誘導装置 - Google Patents

顧客誘導装置

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JP2692704B2
JP2692704B2 JP31309295A JP31309295A JP2692704B2 JP 2692704 B2 JP2692704 B2 JP 2692704B2 JP 31309295 A JP31309295 A JP 31309295A JP 31309295 A JP31309295 A JP 31309295A JP 2692704 B2 JP2692704 B2 JP 2692704B2
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庄三 杉崎
二三夫 野々村
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有限会社ティーエヌコンサルティング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車庫に駐車した顧
客を途中で別の顧客と対面させることなく顧客誘導部に
誘導する顧客誘導装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ドライブイン形
式の宿泊,休憩施設などでは、空いている車庫に車輌を
駐車した後、車庫の開閉扉から顧客誘導部である通路を
通って、フロントでチェックインし、エレベータなどを
使って客室に入室するのが一般的であった。
【0003】ところが、この種の施設では、複数の車庫
から共通の通路を通ってフロントでチェックインを行な
う必要が法律上あるので、チェックアウトのために車庫
に向かう別の顧客や、あるいはほぼ同時に入庫した別の
顧客と通路やフロントなどで対面する虞れがあり、施設
内における顧客のプライバシー保護が十分でないという
問題があった。また、混雑時に複数の顧客が同時にフロ
ントに集まると、チェックインやチェックアウトなどの
各種手続きが遅れるため、フロントすなわち施設側の処
理効率が悪くなるという欠点もある。
【0004】このような問題に対処するために、車庫セ
ンサにより車輌が空いている車庫に駐車したことを検知
したら、その時点で通路やフロントなどに顧客がいるか
否かをチェックし、顧客がいたら駐車車輌に対し車庫で
待機してもらうように報知することが考えられる。しか
し、車輌が入庫した後、顧客が開閉扉の前に移動するま
での間は、荷物を持ち出したりシャッターを閉じるなど
して多少なりとも時間が掛かるので、入庫時には通路や
フロントに別の顧客がいなくても、車庫内から顧客が通
路を通過する時には、別の顧客に対面する虞れが生じて
くる。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑み、入庫後
開閉扉の前に移動するまでに時間が掛かっても、別の顧
客と顧客誘導部で対面することを確実に防止でき、しか
も、施設側の処理効率を向上することのできる顧客誘導
装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明の顧客誘導装置は、複数の車庫とこれらの各車庫に
共通の顧客誘導部との間に設けられた顧客が出入りする
開閉扉と、前記各開閉扉に設けられた電子錠と、前記各
車庫内の前記開閉扉の手前に顧客が存在するか否かを検
知する第1の顧客検知手段と、前記顧客誘導部に顧客が
存在するか否かを検知する第2の顧客検知手段と、前記
第1の顧客検知手段が開閉扉の手前に顧客の存在を検知
した時点で、前記顧客誘導部に顧客がいないことを前記
第2の顧客検知手段で検知すると、この開閉扉の前記電
子錠を開放する電子錠制御手段とを備えて構成される。
【0007】したがって、仮に車庫に入庫してから開閉
扉の前に移動するまでの間に、別の顧客が顧客誘導部に
現れても、これを第2の顧客検知手段で検知して、電子
錠制御手段により電子錠を施錠するので、車庫内の顧客
が顧客誘導部で別の顧客と対面することを確実に回避で
きる。また、少なくとも顧客誘導部に誰かいる場合に
は、車庫側から顧客誘導部に他の顧客が入ってこないの
で、施設側の処理効率が著しく向上する。
【0008】また、請求項2に記載された本発明の顧客
誘導装置は、前記請求項1の構成に加え、前記各開閉扉
の前記顧客誘導部側に設けられた表示部と、前記電子錠
制御手段により前記電子錠を開放すると、この開放した
電子錠の開閉扉に対応した前記表示部を表示させる表示
制御手段とをさらに備えたものである。
【0009】したがって、電子錠を開放した開閉扉に対
応した表示部だけを、表示制御手段で表示させるように
しているので、顧客誘導部内に入った顧客が誤って別の
開閉扉に向かう虞れがない。しかも、表示部の表示して
いない開閉扉の電子錠は施錠されているので、別の開閉
扉が開くこともない。
【0010】
【発明の実施形態】以下、ドライブイン形式の宿泊,休
憩施設に適用した本発明の一実施例を、添付図面である
図1乃至図7を参照して説明する。施設の外観を概略的
に示す図1において、1は車輌Sが施設内に入る際に一
時停止するゲート、2は複数の客室(図示せず)を備え
たホテル館であり、図1は便宜的に1階の一部分のみを
図示している。このホテル館2は、チェックインやチェ
ックアウトなどの受付けを行なう共通のフロント3を中
心として、四方に拡がるブロック4A,4B,4C,4
Dが各々区画された状態で配設してある。
【0011】ここで、一つのブロック4Aについて着目
すると、5Aは宿泊,休憩の際に車輌Sが駐車する車庫
であって、本実施例では、1つのブロック4Aにつき1
2個の車庫5Aが各々設けられている。また、6Aはこ
れらの車庫5Aとフロント3の窓口7Aとの間に設けら
れた共通の通路であって、通路6Aのフロント3側近傍
には、図示しない客室のある別階への往来を可能にする
エレベータ装置8Aが設けられる。つまり、ブロック4
Aで宿泊,休憩する顧客は、車庫5Aからいずれも共通
の顧客誘導部9Aである通路6A,窓口7Aおよびエレ
ベータ装置8Aを通って、客室に入室することになる。
また、他のブロック4B〜4Dも、同様に各々12個の
車庫5B〜5Dと、これに付随する顧客誘導部9B〜9
Dを備えており、個々の顧客誘導部9B〜9Dは、共通
する通路6B〜6Dと、窓口7B〜7Dと、エレベータ
装置8B〜8Dとを備えている。なお、ブロック4(以
下、個々の箇所について説明する場合以外は、参照番号
の後に記したA〜Dの各文字を省略して説明する。)、
および車庫5の個数は、本実施例に限定されるものでは
ない。
【0012】図2乃至図4に基づき車庫5周辺の構成を
詳述する。なお、これらの各図は、いずれもブロック4
Aを対象として示しているが、その他のブロック4B〜
4Dも、これから説明する各部の構成は全く同一であ
る。
【0013】11は、車輌Sの出入口12である車庫5Aの
一側に設けた開閉可能なシャッターであり、シャッター
11の下部には、車輌Sが出入口12を通過したか否かを検
知する車輌通過センサ13が設けられる。この車輌通過セ
ンサ13は、発光部13aと受光部13bが、シャッター11の
内側面にほぼ沿って対向配置される。また、各車庫5A
と顧客誘導部9Aの通路6Aとの間には、顧客が出入り
する開閉扉14が設けられる。各開閉扉14はソレノイドな
どを内蔵する通電ロック式の電子錠15を備えており、電
子錠15の通電時には施錠状態となって、顧客が開閉扉14
を開閉できなくなる。開閉扉14の車庫5A側上部には、
各車庫5A内の開閉扉14の前に顧客が存在するか否かを
検知する第1の顧客検知手段たる第1顧客検知センサ16
が設けられる。この第1顧客検知センサ16は超音波セン
サからなり、一定の周期をもって超音波を発信し、所定
のゲート時間内に反射波を受信する状態が一定以上継続
したら顧客検知信号を出力するものである。
【0014】その他、各車庫5A内には、車庫5A内に
おける車輌Sの有無を検知する駐車センサ17が設けられ
る。駐車センサ17は一対の発光部17aと受信部17bが車
庫5Aの対角上に配置される。このように一対の駐車セ
ンサ17を対角に配置することにより、様々な形状の車輌
Sに対しても、正確に車輌Sの有無を検知できる。18は
シャッター11の上部に設けられた車庫案内灯であり、ゲ
ート1で希望する客室を選択すると、この客室に対応す
る車庫5Aの車庫案内灯18が点滅する。この場合、シャ
ッター11も自動的に開放しており、ゲート1を通過した
車輌Sの顧客は、駐車しようとする車庫5Aを見誤るこ
とがない。また、19は開閉扉14の近傍に設けられた案内
盤であって、これは、シャッター11の開閉を操作する操
作スイッチ20と、顧客誘導部9Aの状況を表示する複数
の表示パネル21と、フロント3側との通話を可能にする
電話器22とにより構成される。なお、23は車庫5A内に
設けられた車庫灯である。さらに、前記電子錠15には、
開閉扉14の開閉を検知する車庫側扉センサ24が設けられ
ている。一方、顧客誘導部9A側には、各開閉扉14の上
部に位置して各々表示部たる通路表示灯25が設けられる
とともに、通路6Aの天井部適所に通路照明灯26が設け
られる。
【0015】次に、本装置の電気的な構成を図5に基づ
き説明する。31はフロント3内に設けられた制御基板で
あって、これは、固有の制御プログラムを内蔵する記憶
手段32を備えたマイクロコンピュータ33を搭載してい
る。この制御基板31には、電源プラグ34からの交流電圧
を直流電圧に変換するスイッチング電源装置などの電源
部35が、電力供給手段として接続される。マイクロコン
ピュータ33には、前記駐車センサ17,第1顧客検知セン
サ16,車輌通過センサ13からの各検知出力の他に、各客
室における顧客の有無を検知する客室センサ41からの検
知出力が印加される。本実施例では、客室センサ41およ
び駐車センサ17の出力結果に基づき、各ブロック内4の
顧客誘導部9における顧客の有無を検知するようにして
おり、この客室センサ41および車庫側扉センサ24が第2
の顧客検知手段たる第2顧客検知センサ44に相当する。
その他、マイクロコンピュータ33の入力側には、フロン
ト3側から各種の指示を行なうためのフロント操作部45
と、操作スイッチ20などが接続される。
【0016】一方、マイクロコンピュータ33の出力側に
は、前述の電子錠15,車庫案内灯18,表示パネル21,通
路表示灯25,通路照明灯26の他に、シャッター11を開閉
するモータと減速機構を備えたシャッター開閉手段46
と、フロント3内に設けられたディスプレイや表示灯な
どのフロント表示部47などが各々設けられる。そして、
マイクロコンピュータ33は、第1顧客検知センサ16から
の検出出力と、第2顧客検知センサ44からの検出出力と
に基づき、電子錠15の施錠,開放と、車庫5内の表示パ
ネル21の表示形態と、通路6における通路表示灯25およ
び通路照明灯26の点灯,消灯とを各々制御するようにな
っている。また、車庫5内の顧客が操作スイッチ20を操
作することにより、シャッター開閉手段46を介してシャ
ッター11の開閉および開閉動作の停止を指示できるよう
になっている。さらに、車輌通過センサ13が車輌Sの出
入を検知すると、マイクロコンピュータ33によりシャッ
ター11を強制的に開放する。これにより、シャッター11
と車輌Sとの接触を避けることができる。このシャッタ
ー開閉手段46による各車庫5のシャッター11の開閉は、
フロント操作部45からも操作できるようになっている。
フロント表示部47には、シャッター11の開閉状態および
開閉停止状態のみならず、電子錠15の施錠および開放状
態や、各センサ13,16,17,41からの出力結果が、刻々
と表示される。
【0017】続いて、記憶手段32に記憶された制御プロ
グラムの主要な機能構成を、図6に基づき説明する。51
は、電子錠15の施錠,開放を制御する電子錠制御手段で
ある。電子錠制御手段51は、第1顧客検出センサ16が車
庫5内の開閉扉14の手前に顧客の存在を検知した時点
で、この開閉扉14の属する例えばブロック4Aの顧客誘
導部9Aに顧客が存在するか否かを検知し、顧客誘導部
9Aに誰も顧客が存在しなければ、この開閉扉14の電子
錠15を開放して、車庫5A内の顧客が開閉扉14を開閉で
きるようにする一方、顧客誘導部9Aに顧客が存在すれ
ば、この開閉扉14の電子錠15を施錠して、車庫5A内の
顧客が開閉扉14を開閉できないようにする機能を備えて
いる。そして、電子錠制御手段51は、一旦開放した電子
錠15の開閉扉14に属する車庫5の顧客が客室に入室する
と、客室センサ41からの出力を受けて、この電子錠15を
自動的に施錠するようになっている。
【0018】一方、54は通路6側に設けられた通路表示
灯25および通路照明灯26の点灯を制御する点灯制御手段
である。この点灯制御手段54は、電子錠制御手段51によ
り電子錠15を開放すると、この開放した電子錠15の開閉
扉14に対応した通路表示灯25と、同一ブロック4内にあ
る通路照明灯26とを点灯させる機能を有する。そして、
点灯制御手段54は、通路表示灯25が点灯している開閉扉
14から、顧客が特定の客室に入室することを客室センサ
41で検知するまで、通路表示灯25および通路照明灯26を
点灯し続ける。
【0019】次に、上記構成につき、その特徴となる部
分の作用を詳述する。電源部35からの電力供給により制
御基板31が起動すると、マイクロコンピュータ33の記憶
手段32に記憶された制御プログラムにより、図7のフロ
ーチャートに基づく一連の処理手順が実行される。先
ず、ステップS1において、ゲート1に一時停止した車
輌Sの顧客が、希望する客室を客室選択スイッチ(図示
せず)により選択すると、この客室に対応した例えばブ
ロック4Aに属する車庫5Aのシャッター11が、図3に
示すように開放するとともに、車庫案内灯18が点滅す
る。そして、車輌Sがゲート1を通過して、シャッター
11の開いた車庫5Aに入庫すると(ステップS2)、こ
の状態が駐車センサ17により直ちに検知される。車庫5
Aに車輌Sを駐車した顧客が、操作スイッチ20によりシ
ャッター11を閉じた後、開閉扉14の前方に移動すると、
第1顧客検知センサ16が開閉扉14の前にいる顧客を検知
する(ステップS3)。すると、ステップS4の手順に
移行し、電子錠制御手段51は、同一ブロック4A内の顧
客誘導部9Aが顧客に利用されているか否かを検索す
る。具体的には、同一のブロック4Aに属する客室セン
サ41が全ての顧客の入室を検知しているときには、その
ブロック4Aの顧客誘導部9Aは誰も利用していない空
ブロック状態であると判断し、ステップS5の手順に移
行する。逆に、ブロック4Aに属する客室センサ41が、
ある客室における顧客の退室を検知し、かつ、この客室
に該当する車庫5Aの車庫側扉センサ24が開閉扉14の開
閉を検知していない場合には、その顧客がブロック4A
の顧客誘導部9A内にいるものと判断し、ステップS6
の手順に移行する。
【0020】ステップS6の手順では、電子錠制御手段
51により電子錠15を施錠して、車庫5Aにいる顧客の通
路6A側への進入を阻止するとともに、表示パネル21に
例えば「少々お待ち下さい」という一時的な待機を促す
表示が行なわれ、再びステップS4の手順に戻る。一
方、ステップS6の手順では、電子錠制御手段51により
電子錠15を開放して、車庫5Aにいる顧客の通路6A側
への進入を許可するとともに、表示パネル21に、例えば
「どうぞお入り下さい」という進入を促す表示を行な
う。また、この電子錠制御手段51による電子錠15の開放
に伴ない、次のステップS7の手順では、点灯制御手段
54により通路表示灯25および通路照明灯26を点灯する。
したがって、車庫5A内の顧客が通路6Aに進入した際
には、通路6Aが通路照明灯26により明るく照明されて
いる。また、仮に忘れ物などをして車庫5Aに戻る場合
などにも、通路表示灯25により自身の車庫5Aを見誤る
ことがない。
【0021】その後、この車庫5Aから通路6Aに進入
した顧客が、エレベータ装置8Aを利用して客室に入室
すると、これを客室センサ41が検知して(ステップS1
1)、次のステップS12の手順で、電子錠制御手段51
によりそれまで開放していた電子錠15を施錠する。ま
た、無駄な電力の消費を抑えるために、点灯制御手段54
は通路表示灯25および通路照明灯26を消灯する(ステッ
プS13)。車庫5Aの顧客が通路6Aを通って客室に
入室するまでの間、すなわち、車庫側扉センサ24が開閉
扉14の開閉を検知してから、客室センサ41が顧客の入室
を検知するまでの間は、顧客が顧客誘導部9A内にいる
ので、この間は同一ブロック4Aに属する他の車庫5A
の電子錠15を施錠する。したがって、同一ブロック4A
内の複数の車庫5Aでほぼ同時に車輌Sの入庫が行なわ
れても、先に開閉扉14の前に立った顧客が開閉扉14を開
けると、他の顧客は電子錠15が施錠され開閉扉14を開け
ることができなくなる。
【0022】なお、地震や火災等の緊急時に、電源部35
からの電力供給が遮断された場合には、全ての電子錠15
が開放するので、顧客が外部に出られないという危険性
はない。通電ロック式の電子錠15を用いた理由は、こう
した緊急時における顧客の安全を確保するためである。
【0023】以上のように、上記実施例では、車輌Sが
車庫5に入庫した時点ではなく、車輌Sから降りた顧客
が開閉扉14の前に移動したときに、始めて顧客誘導部9
に別の顧客がいるか否かを第2顧客検知センサ44で検知
して、電子錠15を施錠,開放するようにしている。した
がって、仮に車庫5に入庫してから開閉扉14の前に移動
するまでの間に、別の顧客が顧客誘導部9に現れても、
これを第2顧客検知センサ44で検知して、電子錠制御手
段51により電子錠15を施錠するので、車庫5内の顧客が
顧客誘導部9で別の顧客と対面することを確実に回避す
ることが可能となる。また、少なくとも顧客誘導部9に
誰かいる場合には、車庫5側から顧客誘導部9に他の顧
客が入ってこないので、フロント3すなわち施設側の処
理効率が著しく向上する。
【0024】つまり、本実施例における顧客誘導装置
は、複数の車庫5とこれらの各車庫5に共通の顧客誘導
部9との間に設けられた顧客が出入りする開閉扉14と、
各開閉扉14に設けられた電子錠15と、各車庫5内の開閉
扉14の手前に顧客が存在するか否かを検知する第1顧客
検知センサ16と、顧客誘導部9に顧客が存在するか否か
を検知する第2顧客検知センサ44と、第1顧客検知セン
サ16が開閉扉14の手前に顧客の存在を検知した時点で、
顧客誘導部9に顧客がいないことを第2顧客検知センサ
44で検知すると、この開閉扉14の電子錠15を開放する電
子錠制御手段51とを備えているので、入庫後開閉扉14の
前に移動するまでに時間が掛かっても、別の顧客と顧客
誘導部9で対面することを確実に防止でき、しかも、フ
ロント3側の処理効率を向上することが可能となる。
【0025】ところで、この種のドライブイン形式の宿
泊,休憩施設は、各車庫5の開閉扉14に共通の通路6が
設けられているため、通路6内に入った顧客が忘れ物な
どで車庫5に戻ろうとする際に、別の開閉扉14に向かう
虞れがあった。しかも、この別の開閉扉14を開けた車庫
5に顧客がいる場合も考えられることから、プライバシ
ーの保護が十分でなかった。本実施例ではこの点も考慮
して、開閉扉14の通路6側に各々通路表示灯25を設け、
電子錠15を開放した開閉扉14に対応した通路表示灯25だ
けを、表示制御手段たる点灯制御手段54で点灯表示させ
るようにしているので、通路6内に入った顧客が誤って
別の開閉扉14に向かう虞れがない。しかも、通路表示灯
25の点灯していない開閉扉14の電子錠15は施錠されてい
るので、別の開閉扉14が開くこともない。
【0026】つまり、本実施例では、各開閉扉14の顧客
誘導部9側に設けられた通路表示灯25と、電子錠制御手
段51により電子錠15を開放すると、この開放した電子錠
15の開閉扉14に対応した通路表示灯25を表示させる点灯
制御手段54とをさらに備えているので、顧客誘導部9内
にいる顧客が誤って別の開閉扉14を開ける虞れもなく、
プライバシーの保護を十分確保できる。
【0027】さらに、本実施例では、顧客が顧客誘導部
9を通過するときにだけ、点灯制御手段54が通路表示灯
25および通路照明灯26を点灯するので、不要な電力の消
費を防ぐことができる。また、電子錠15は通電ロック式
のものを用いているため、災害などの緊急時には、全て
の電子錠15の施錠が解かれて、顧客の安全を確保するこ
とができる。また、車庫5の出入口12に設けられた車輌
通過検知手段たる車輌通過センサ13が車輌Sの出入を検
知すると、シャッター11を強制的に開けるので、車輌S
とシャッター11との不意な接触を防ぐことができる。さ
らに、開閉扉14の車庫5側に、顧客誘導部の状況を表示
する表示パネル21が設けられているので、電子錠15が施
錠されて開閉扉14が開かないときに、顧客が開閉扉14の
故障と誤判断する虞れがない。
【0028】なお、上記実施例において、通路表示灯25
を点灯ではなく点滅させることで、車庫5の位置を顧客
に知らせるようにしてもよい。なお、車庫案内灯18や通
路表示灯25などは、必要な場合に表示が行なわれていれ
ばよく、点灯させるか点滅させるかは適宜選択すればよ
い。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。本発明における顧客誘導装置は、上
記宿泊,休憩施設に限らず、複数の車庫と共通の顧客誘
導部を有するあらゆる施設に適用可能である。また、実
施例における一連の処理手順はあくまでも一例に過ぎ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更すること
が可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明の顧客誘導
装置は、複数の車庫とこれらの各車庫に共通の顧客誘導
部との間に設けられた顧客が出入りする開閉扉と、前記
各開閉扉に設けられた電子錠と、前記各車庫内の前記開
閉扉の手前に顧客が存在するか否かを検知する第1の顧
客検知手段と、前記顧客誘導部に顧客が存在するか否か
を検知する第2の顧客検知手段と、前記第1の顧客検知
手段が開閉扉の手前に顧客の存在を検知した時点で、前
記顧客誘導部に顧客がいないことを前記第2の顧客検知
手段で検知すると、この開閉扉の前記電子錠を開放する
電子錠制御手段とを備えたものであるから、入庫後開閉
扉の前に移動するまでに時間が掛かっても、別の顧客と
顧客誘導部で対面することを確実に防止でき、しかも、
施設側の処理効率を向上することが可能となる。
【0031】また、請求項2に記載された本発明の顧客
誘導装置は、前記請求項1の構成に加え、前記各開閉扉
の前記顧客誘導部側に設けられた表示部と、前記電子錠
制御手段により前記電子錠を開放すると、この開放した
電子錠の開閉扉に対応した前記表示部を表示させる表示
制御手段とをさらに備えたものであるから、顧客誘導部
内にいる顧客が誤って別の開閉扉を開ける虞れもなく、
プライバシーの保護を十分確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施設内の平面図であ
る。
【図2】同上車庫周辺の断面図である。
【図3】同上車庫周辺の正面図である。
【図4】同上車庫内部の斜視図である。
【図5】同上装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】同上装置の機能構成を示すブロック図である。
【図7】同上処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5(5A,5B,5C,5D) 車庫 9(9A,9B,9C,9D) 顧客誘導部 14 開閉扉 15 電子錠 16 第1顧客検知センサ(第1の顧客検知手段) 25 通路表示灯(表示部) 44 第2顧客検知センサ(第2の顧客検知手段) 51 電子錠制御手段 54 点灯制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車庫とこれらの各車庫に共通の顧
    客誘導部との間に設けられた顧客が出入りする開閉扉
    と、前記各開閉扉に設けられた電子錠と、前記各車庫内
    の前記開閉扉の手前に顧客が存在するか否かを検知する
    第1の顧客検知手段と、前記顧客誘導部に顧客が存在す
    るか否かを検知する第2の顧客検知手段と、前記第1の
    顧客検知手段が開閉扉の手前に顧客の存在を検知した時
    点で、前記顧客誘導部に顧客がいないことを前記第2の
    顧客検知手段で検知すると、この開閉扉の前記電子錠を
    開放する電子錠制御手段とを備えたことを特徴とする顧
    客誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記各開閉扉の前記顧客誘導部側に設け
    られた表示部と、前記電子錠制御手段により前記電子錠
    を開放すると、この開放した電子錠の開閉扉に対応した
    前記表示部を表示させる表示制御手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の顧客誘導装置。
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