JPH0420323B2 - - Google Patents

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JPH0420323B2
JPH0420323B2 JP8932387A JP8932387A JPH0420323B2 JP H0420323 B2 JPH0420323 B2 JP H0420323B2 JP 8932387 A JP8932387 A JP 8932387A JP 8932387 A JP8932387 A JP 8932387A JP H0420323 B2 JPH0420323 B2 JP H0420323B2
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Japan
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motor
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JP8932387A
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Taku Kawaguchi
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ASAKA IND
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Publication date
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Publication of JPS63255011A publication Critical patent/JPS63255011A/ja
Publication of JPH0420323B2 publication Critical patent/JPH0420323B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、物品出入面をもつ複数の棚を、前記
物品出入面の開放方向に移動可能に配置し、前記
棚の移動により棚間に出入通路を形成して、該出
入通路から物品の出入れが行えるようにした電動
式移動棚装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば特公昭52−50582号公報記載のも
のでは、隣接する棚間にリミツトスイツチを介装
し、確保したい出入通路に隣接する棚の選択スイ
ツチをオン操作することにより、前記リミツトス
イツチがオフされている前回操作で確保されてい
る通路に面した棚から順次各棚の移動を開始し、
前記選択スイツチによる要求の位置に出入通路を
確保するようにしている。
そして、各棚の順次移動が完了して出入通路が
確保された場合、自動的に、該出入通路に隣接す
る棚を移動不能にロツクし、このロツクを唯一ク
リアすることのできる隣接棚の選択スイツチ以外
の別棚に設けられた選択スイツチの操作を無効と
し、物品の出入作業中に、不用意に棚の移動がな
されないようにして、作業者の安全確保を図つて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) 所が、従来のものでは、各棚が順次移動してゆ
き、選択スイツチで選択した位置に出入通路が確
保されると自動的にその両隣の棚をロツクしてし
まうために、初期操作で出入通路の選択を誤つた
場合等にも、一々そのロツクされた棚の選択スイ
ツチをクリア操作してそのロツク解除を行つた後
でないと、正しい通路に対応する選択スイツチが
利かないこととなるのであるから、ロツク解除の
ための操作と正規の選択スイツチの押し直し操作
とが必要となつて操作が煩わしく、出入れに伴う
時間も長くかかつてしまう問題があつた。
即ち、一回の選択スイツチの操作で望み通りの
棚を開放できればよいが、往々にしてこの種の移
動棚操作では物品出入面が集合的かつ閉鎖的であ
るがため、収納物品がどの棚にあるのかが不確か
なものであつて、選択スイツチの操作後にうつか
り思い違いであつたということに気がつく場合も
少なくなく、実際にその選択スイツチにより選択
した誤つた出入通路には入らないにも拘わらず、
全く無駄にロツクをかけてしまうこととなるので
あり、この誤りの出入通路のロツクを解除してか
らでないと、正しい出入通路の再選択が行えない
という煩わしさが生じるのであつた。
本発明の目的は、選択スイツチにより棚移動が
行われて選択した位置に出入通路が確保された
時、あるいは移動中の棚の選択スイツチを操作し
てその棚の移動が停止された時、又は電源投入後
の初期状態の時などの棚が停止されている時に、
出入通路に実際に作業者や作業用機器等が入つた
ことを進入検出器で検出した場合に初めてその進
入のあつた通路の両隣の棚にロツクをかけるよう
にし、又、棚の停止時における出入通路への進入
だけでなく、棚の移動中における進入についても
考慮し、進入のあつた通路が狭くなる場合には直
ちに棚移動を非常停止して該通路の両隣の棚をロ
ツクすることとし、開きつつある場合には作業者
が挟まれる危険性がないことから、進入のあつた
ことを留保して棚移動を継続し、棚移動が完了し
て選択スイツチで選択した通路が確保された後
に、両隣の棚をロツクすることとし、全体とし
て、必要な場合にのみ確実な安全性が図れ、それ
でいて、出入通路を確保するための時間節約が図
れて、効率的な物品出入れが行える電動機式移動
棚装置を提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、物品出入面をもつ複数の棚1
〜3を、前記物品出入面の開放方向に移動可能に
配置し、前記棚の移動により棚間に出入通路を形
成するようにした電動式移動棚装置において、前
記各棚1〜3に、これら各棚を移動させるための
可逆モータ20と、前記棚間の間隔を検出する間
隔検出器6と、前記棚間の出入通路への進入を検
出する進入検出器7と、前記棚の移動方向を選択
して停止状態から移動状態への移動指令を与え、
かつ、移動状態から停止状態への停止指令を与え
る一対の選択スイツチ8,9とを設けると共に、
前記間隔検出器6、進入検出器7及び選択スイツ
チ8,9に基づいて前記モータ20の運転を制御
する運転制御回路14を形成して、この運転制御
回路14に、前記間隔検出器6の検出結果に基づ
いて前記モータ20の正逆転起動及びその停止を
行う通常制御手段と、前記棚の移動により前記出
入通路が狭くなるとき前記進入検出器7の検出結
果に基づいて前記モータ20を非常停止し、か
つ、広くなるとき前記進入検出器7の検出結果を
留保して棚の移動を継続し、前記間隔検出器6の
検出結果に基づいて前記モータ20を停止する進
入時制御手段とを設ける一方、前記モータ20の
停止中に前記進入検出器7による進入検出があつ
た時、及び、前記進入時制御手段による前記モー
タ20の停止時に、前記進入検出器7による進入
検出があつた出入通路に対面する両側の棚のモー
タ20の起動をロツクするロツク回路15と、ロ
ツク解除するロツク解除手段とを設けたことを特
徴とするものである。
(作用) 選択スイツチ8又は9の選択操作により棚1〜
3の移動がなされて、該棚の移動が完了した時、
直ちにその選択された出入通路をロツクするので
はなく、実際に作業者等がその通路に入つて進入
検出器7が作動した場合に初めて、その進入のあ
つた通路に対面する両側の棚におけるロツク回路
15からモータ20に対しその起動をロツクする
こととしたことにより、作業者への実質的な安全
確保が図れながら、しかも、初期選択で通路選択
を誤つた場合等には、選択した出入通路には入ら
ないのであるから、ロツクはかからずにすみ、正
しい通路選択へ移行する場合に、ロツク解除のた
めの操作を不要にできて、正規の出入通路に隣接
する棚の選択スイツチの操作のみで再選択できる
こととなるのである。
又、移動中の棚の選択スイツチ8又は9が操作
された時には、棚移動が停止されることとなる
が、この場合にも、その選択スイツチ8又は9が
操作された時点において形成されることとなる出
入通路(もつともこの場合は棚移動の完了時に確
保される出入通路とは異なり、事実上棚間にでき
るスペースといつた方が適当である)に、実際に
進入があつた場合に初めてその進入のあつた通路
の両側の棚がロツクされることとなるから、必要
な場合にのみ、確実に安全性が保てるのである。
更に、電源投入直後の運転開始の初期の段階で
未だ選択スイツチが操作される前の段階であつて
も、いずれかに確保されている出入通路に実際に
進入があつた場合には、モータ20の停止中にお
ける進入検出器7による進入検出という条件に合
致するので、上記2例の場合と同様に、進入のあ
つた時点で進入通路の両側の棚にロツクがかかる
こととなり、必要時にのみ確実に安全性が保てる
のである。
一方、上記のように、モータ20は停止中で棚
は停止状態にある時に進入があつた場合だけでな
く、移動中の棚に対して進入があつた場合にも適
切な制御がなされるのであつて、即ち、棚移動に
より出入通路が狭くなるとき進入検出器7に進入
検知があつた場合には、直ちにモータ20を非常
停止すると共に、その進入のあつた通路の両側の
棚にロツクをかけることとしたことにより、作業
者への確実な安全確保が図れるのであり、又、そ
の進入のあつた通路が広くなる時には、進入検出
器7による進入検出の結果は留保されてモータ2
0の停止は行われず棚移動が継続され、間隔検出
器6によりモータ20が停止されて棚移動が完了
するのを待つて、移動中に進入した通路の両側の
棚にロツクがかかることとなり、実質的な安全確
保が図れながら、むやみな停止を排除できること
となるのである。
(実施例) 第1図に示すものは、固定棚4,5の間に、物
品出入面をもつ3台の棚1,2,3を、その物品
出入面の開放方向に移動可能に配置し、前記棚1
〜3の移動により該棚間に4通りの出入通路A,
B,C,Dを形成するようにしたものである。
前記棚1〜3は、各々駆動輪21及び該駆動輪
21を正逆転駆動する可逆モータ20を備え、前
記固定棚4,5の間を左右両方向に移動できるよ
うになつている。尚、前記モータ20としては、
例えば相入替えにより正逆転が可能な三相誘導電
動機等が用いられる。
そして、前記3台の棚1〜3の上部開放端面
に、前記4つの出入通路A〜Dの通路間隔をそれ
ぞれ検出する間隔検出器6として、例えば反射形
光電スイツチで構成する4つのセンサーPH1〜
PH4(以下これらも間隔検出器と云う)を設け
るのである。
尚、3台の移動棚に対し、出入通路は4つある
から、第1番目の棚1のみには、2つの間隔検出
器PH1,PH2を設けている。
又、前記各出入通路A〜Dへの進入を検出する
ために、該通路A〜Dを挟んで対面する各棚間に
は、進入検出器7として、例えば発光側と受光側
とを備える透過形光電スイツチで構成する4対の
センサーPH5〜PH8(以下これらも進入検出
器と云う)を介装するのである。
更に、前記各棚1〜3の側面部に、該各棚1〜
3の移動方向を選択して停止状態から移動状態へ
の移動指令を与え、かつ、移動状態から停止状態
への停止指令を与える一対の選択スイツチ8,9
として、それぞれ、例えば操作部にランプ表示機
能を備え、且つ移動方向矢印を明示した押ボタン
スイツチSW1,SW2,SW3,SW4,SW5,
SW6(以下これらも選択スイツチと云う)を設
けるのである。
そして、前記間隔検出器6、進入検出器7及び
選択スイツチ8,9を、それぞれ検出回路11,
12及び入力回路13を介して取込み、これら入
力に基づいて前記モータ20を制御する運転制御
回路14を形成して、各棚1〜3毎に内蔵すると
共に、各棚間で相互に信号授受を行わしめるので
ある。
前記各運転制御回路14は、停止状態にある棚
の選択スイツチ8又は9のオン操作により与えら
れる移動指令に基づいて棚移動の制御を行うと共
に、移動中の棚の選択スイツチ8又は9のオン操
作により与えられる停止指令に基づいて棚移動の
停止制御を行うこととなるのである。
又、前記各運転制御回路14には、前記間隔検
出器6の検出結果に基づいて前記モータ20の正
逆転起動及びその停止を行う通常制御手段と、前
記棚の移動により前記出入通路が狭くなるとき前
記進入検出器7の検出結果に基づいて前記モータ
20を非常停止し、かつ、広くなるとき前記進入
検出器7の検出結果を留保して棚の移動を継続
し、前記間隔検出器6の検出結果に基づいて前記
モータ20を停止する進入時制御手段とを設ける
のである。
即ち、前記通常制御手段にあつては、各間隔検
出器PH1〜4による検出値とそのしきい値との
比較に基づき、該検出値が所定のしきい値以下の
オフ状態の時、各棚の左右いずれかに移動できる
スペースがあることを検知するのであり、そし
て、その移動できるスペースのある方向を進行方
向として、モータ20を正逆又は逆転駆動させる
のであり、又、前記検出値がしきい値に達したオ
ン状態の時には、隣接する棚間が最小間隔に閉じ
られたことを検知するのであり、この時、モータ
20を停止させるのである。尚、前記しきい値を
適宜変化させることにより、モータ20の停止に
よる棚の停止位置即ち、棚間が閉じられた時の最
小間隔を規制できるようになつているのである。
又、前記進入時制御手段にあつては、棚1…の
移動で、時々刻々狭くなる即ちこれから閉じつつ
ある出入通路に作業者が進入した場合には、その
安全確保のため進入検出器7の検知によりモータ
20を直ちに非常停止するのであり、一方、開き
つつある出入通路に進入があつても、作業者が挟
まれたりする危険性がないことから、進入検出器
7の検知は留保してモータ20の停止は行わず
に、その運転を継続するのである。
一方、前記各棚1〜3には、前記モータ20の
停止中に前記進入検出器7による進入検出があつ
た時、及び、前記進入時制御手段による前記モー
タ20の停止時に、前記進入検出器7による進入
検出があつた出入通路に対面する両側の棚のモー
タ20の起動をロツクするロツク回路15と、ロ
ツク解除するロツク解除手段とを設けるのであ
る。
前記ロツク回路15は、前記進入検出器7によ
る進入検知があつた場合に、該進入検出器7の作
動した出入通路が不用意に狭くなる事態を未然に
防止するためのものであつて、例えば、出入通路
Bにあつては、該通路Bに対面する両側の棚1,
2のモータ20に対し、例えば前記運転制御回路
14からモータ20に至る通電線路を強制開路す
るなどしてその起動を不能にするようにしている
のである。
又、前記ロツク回路15の作動によりロツクが
なされた場合には、進入のあつた出入通路Bに隣
接する棚1,2の選択スイツチ内、該通路Bに向
かい合つた選択スイツチSW2,SW3のランプ
を点滅させるようにしているのである。
尚、移動中に閉じつつある通路(例えばD)に
進入があつた場合には、移動中の棚3の進入検出
器PH8の検知により、運転制御回路14により
モータ20が非常停止されると共に、ロツク回路
15により該モータ20の起動もロツクされるの
である。
一方、前記ロツク回路15のロツク解除は、ロ
ツクされた出入通路(例えばB)に向合い、点滅
ランプ表示がなされている2つの選択スイツチ
SW2,SW3のいずれか一方を再び押圧するこ
とによつて解除するものとし、出入通路Bの両側
の棚1,2からの操作であつて該出入通路Bへの
作業者の有無確認が行える位置からの操作のみに
つて、安全的にロツク解除が行えるようにしてい
るのである。
次に、以上構成する移動棚装置の動作を、第1
図において第4番目の通路Dが確保されている初
期状態から、通路Bを確保する場合について、第
2図のフローチヤートに基づいて説明する。
まず、開きたい通路Bに対応する棚2又は1
の選択スイツチSW3又はSW2をオン操作す
る。尚、例えばスイツチSW3をオンした場合
には、そのオン指令(移動指令)は、棚2及び
棚3の各運転制御回路14に受け渡されて、棚
3にあつてはスイツチSW5がオンされたと同
様の指令がなされることなる。
運転制御回路14により、A〜Dのりずれか
の通路、この例では、前回の操作で確保されて
いる通路Dに対面する両側の棚3,5(但し棚
5は固定棚のため実際には棚3のみ)がロツク
されているか否かを判定する。
ロツクなき時、間隔検出器PH1〜4によ
り、移動できるスペースがあるか否かが判定さ
れる。
この場合、第4番目の間隔検出器PH4によ
り通路Dにスペースがあることが検知され、棚
3が図中右方に移動を開始する。続いて、この
棚3の移動により、通路Cにスペースができる
ことから、第3番目の間隔検出器PH3により
棚2が同じく右方に移動を開始することとな
る。尚、この棚移動中には、選択スイツチSW
3,SW4,SW5,SW6を運転表示のため点
灯させる。
そして、前記各棚3,2が、図中白抜き矢印
に示す進行方向右方側に移動していつて、それ
ぞれ前方の棚5,3との間隔が閉位置における
最小間隔に達したものと間隔検出器PH3,
PH2により判断された場合、該棚3,2の各
モータ20を停止する。
この時、選択スイツチSW3で選択した出入
通路Bが確保されることとなるのであつて、作
業者が物品の出入れを行うべくこの通路Bに進
入した場合には、進入検出器PH6がその進入
を検知することとなつて、該通路Bの両側の棚
1,2のモータ20をロツクすると共に、スイ
ツチSW2,SW3を点滅(スイツチSW2は消
灯状態から点滅、SW3は点灯状態から点滅)
し、その他の運転中に点灯されていたスイツチ
SW4,SW5,SW6は消灯させる。
一方、棚移動即ち上記処理がなされている
時に、移動中の棚3,2の選択スイツチSW
6,SW5,SW4,SW3のいずれかをオンに
した場合には、この移動中の棚3,2のモータ
20を停止する。
これは、例えば初期の選択スイツチSW1の
操作が誤りであつたことに気付いた場合等に、
間隔検出器PH4による棚移動の完了前に、棚
3,2の移動を任意位置に停止させて、正規の
通路選択への移行が一層迅速に行えるようにし
ていると共に、特に、出入通路がフオークリフ
ト等の作業用機械の進入に対応して例えば2〜
3mという幅広に形成しているとき等にあつ
て、棚移動の完了即ち幅広な通路が確保される
のを待たずして作業者の進入を可能とし、出入
作業が迅速に行えるようにしているためであ
る。
又、上記処理がなされている時に、いずれ
この進入検出器PH5〜8による進入検知があ
つた場合、その進入があつた通路が進入検出器
PH8又は7による検知であつて、これから閉
じつつある通路D,Cであるならば、危険防止
のために移動中の棚3,2を非常停止する。
他方、開きつつある通路Bならば、進入検出
器PH6による検知は留保して、運転を続行す
る。
尚、進入検出器PH5〜8による開きつつあ
る通路か又は閉じつつある通路かの判定は、該
進入検出器を構成する光電スイツチの検出信号
の変化でとらえることもできるし、又、選択ス
イツチSW3を初期選択したことにより通路B
はこれら開く方向にあり、それ以外の通路A〜
Dは、閉じる方向にあると擬制できるから、予
め各検出器ごとにその方向性を割り付けて検出
信号の有無だけでとらえるようにすることもで
きる。
そして、開きつつある通路Bに進入した場合
には、通常の棚移動完了の際の処理即ち上記処
理と同様に、間隔検出器PH4,PH3によ
り、各棚3,2に対する前方の棚5,3との間
隔が閉位置における最小間隔に達したものと判
断された場合、該棚3,2の各モータ20を停
止する。
尚、上記処理による開きつゝある通路Bへ
の進入であつて運転が続行される場合、例えば
他の作業者が処理と同様棚移動が完了する前
に移動中の棚3,2の選択スイツチをオンにし
たとすると、該棚3,2は停止されることゝな
るが、すでに進入検出器PH6により進入があ
つたことが検出されているのであるから、この
場合には、棚3,2の停止と共に、進入のあつ
た通路Bの両側の棚1,2のモータ20をロツ
クし、更なる安全性の向上を図るべくすること
もできる。
この時、既に進入検出器PH6による進入検
知があつたのであるから、上記処理の停止処
理と共に、出入通路Bに対面する棚1,2の各
モータ20をロツクする。
こうして、出入通路Bが通常の場合と同様に
確保され、かつ、該通路Bをロツクした状態
で、作業者は安全に物品の出入れが行えるので
ある。
一方、通路Bのロツク状態は、該通路Bに向
合う選択スイツチSW2,SW3を再びオンす
ることによつて、解除されるのであり、又、こ
れと、同時にロツク表示であるランプ点滅を消
灯するのである。
尚、最初の処理に入る前であつても、進入
検出器PH5〜8のいずれかが進入検知した場
合には、例えば前回通路Dに作業者が再び入つ
た場合等が考えられるから、直ちにロツク回路
15を作動せしめてその通路Dに対面する棚3
をロツクして安全確保を図ることとし、ロツク
解除手段を構成するスイツチSW6の押圧操作
の後でないと、棚移動を開始することができな
いこととなる。これは、装置全体の電源を投入
した直後における状態の時であつて、進入検出
器PH5〜8が作動した場合にも同様である。
以上のように、出入通路Bを選択確保する場
合、棚3,2の移動が完了した場合に、直ちにそ
の通路Bをロツクするものではなく、上記処理
のように、実際に作業者等が通路Bに入つて進入
検出器PH6が作動した時に初めてロツクをかけ
るようにしたから、実質的な安全確保が図れなが
ら、しかも、初期選択で通路選択を誤つた場合等
には、通路Bには入らないのであるから、ロツク
はかからずにすみ、正しい通路選択をし直す場合
に、ロツク解除のための操作を不要とできて、正
規通路への変更が直ちに行えるのである。
又、上記処理のように、移動中の棚の選択ス
イツチSW3〜6のいずれかがオン操作された時
には、棚2,3の移動が停止されることとなる
が、この場合にも、その選択スイツチSW3〜6
が操作された時点において形成されることとなる
出入通路B〜Dに、実際に進入があつた場合に初
めてその進入のあつた通路の両側の棚をロツクす
るのであるから、必要な場合にのみ、確実に安全
性が保てるのである。
更に、上記処理のように、電源投入直後の運
転開始の初期の段階で未だ選択スイツチが操作さ
れる前の段階であつても、いずれかに確保されて
いる出入通路(例えば通路D)に実際に進入があ
つた場合には、モータ20の停止中における進入
検出器7いよる進入検出という条件に合致するの
であるから、その進入のあつた時点で通路Dに対
面する棚3がロツクされ、実際的で確実な安全性
が保てるのである。
一方、上記処理、、のように、モータ2
0は停止中で棚は停止状態にある時に進入があつ
た場合だけでなく、処理のように、棚移動が完
了する移動中であつても、閉じつつある通路D、
Cに進入があつた場合には、モータ20を非常停
止すると共に、その進入のあつた通路の両側の棚
にロツクがかかることとなるのであるから、作業
者への確実な安全確保が図れるのであり、又、処
理〜のように、開きつつある通路Bに進入が
あつた場合には、その進入検出の結果は留保され
てモータ20の停止は行われす棚移動が継続さ
れ、間隔検出器PH3,PH4によりモータ20
が停止されて棚移動が完了するのを待つて、ロツ
クをかけるのであるから、実質的な安全確保が図
れながら、むやみな停止を排除できるのである。
更に、棚間の間隔検出器PH5〜8を従来のよ
うなリミツトスイツチではなく、光電スイツチと
したものであるから、隣接する棚間の規制、即
ち、棚間の最小間隔等の規制が、そのしきい値を
変更するだけで容易に変更できるのであり、例え
ば棚から小量の物品のはみ出し等があつて隣接す
る棚どうしが閉じた場合に物品の衝突がある場合
でも、その最小間隔を少し広く設定することによ
つて容易に回避できるのである。
その上、リミツトスイツチと違つて、隣接する
棚どうしが直接接触させる必要がなく、各棚の物
品開放面から間隔検出器PH5〜8が突出してし
まうことなく配置できるので、出入通路での作業
の障害となつたり、作業中に該検出器を破損する
といつた弊害もなくすることができるのである。
尚、上記実施例では、2台の固定棚と3台の移
動棚とを組合わせたが、棚数は適擬変更してよい
のは云うまでもない。
又、固定棚は設けずに、全て移動棚としても勿
論よい。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、棚1〜3の移動
が完了した時、直ちに選択スイツチ8又は9によ
り選択された出入通路をロツクするのではなく、
実際に作業者等がその通路に入つて進入検出器7
が作動した場合に初めてその進入のあつた出入通
路に対面する両側の棚のロツク回路15からモー
タ20に対しロツクするようにしたから、作業者
への実質的な安全確保が図れながら、しかも、初
期選択で通路選択を誤つた場合等には、選択した
出入通路には入らないのであるから、ロツクはか
からずにすみ、正しい通路選択へ移行する場合
に、ロツク解除のための操作を不要にできて、正
規の出入通路に隣接する棚の選択スイツチの操作
のみで再選択できるのである。
又、移動中の棚の選択スイツチ8又は9が操作
されて棚移動が停止された場合にも、その選択ス
イツチ8又は9が操作された時点において形成さ
れる通路に、実際に進入があつた場合に初めてそ
の進入にあつた通路の両側の棚がロツクされるこ
ととなるから、必要な場合にのみ、確実に安全性
が保てるのである。
更に、電源投入直後の運転開始の初期の段階で
未だ選択スイツチが操作される前の段階であつて
も、いずれかに確保されている出入通路に実際に
進入があつた場合にも、その進入のあつた時点で
両側の棚にロツクがかかることとなるから、必要
時にのみ確実な安全性が保てるのである。
その上、棚移動が完了する前の移動中の棚に対
して進入があつた場合にあつても、その進入のあ
つた通路が狭くなるのである場合には、モータ2
0を非常停止して、進入のあつた通路の両側の棚
をロツクするようにしたから、作業者への確実な
安全確保を図ることができるのであり、又、その
進入のあつた通路が広くなる時には、進入検出の
結果は留保されてモータ20の停止に行われず棚
移動が継続され、間隔検出器6によりモータ20
が停止されて棚移動が完了した時に、進入のあつ
た通路の両側の棚をロツクするのであるから、実
質的な安全確保が図れながら、むやみな停止を排
除できるのである。
従つて、全体として、出入通路の選択及び再選
択が短時間で行え、待ち時間を縮小できて、効率
的な出入れ操作が行えるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明移動棚装置の全体構成及び運転
制御系におけるブロツク構成を示す図、第2図は
同制御手順を示すフローチヤートである。 1,2,3……棚、6,PH1〜4……間隔検
出器、7,PH5〜8……進入検出器、8,9,
SW1〜6……選択スイツチ、14……運転制御
回路、15……ロツク回路、20……モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 物品出入面をもつ複数の棚1〜3を、前記物
    品出入面の開放方向に移動可能に配置し、前記棚
    の移動により棚間に出入通路を形成するようにし
    た電動式移動棚装置において、前記各棚1〜3
    に、これら各棚を移動させるための可逆モータ2
    0と、前記棚間の間隔を検出する間隔検出器6
    と、前記棚間の出入通路への進入を検出する進入
    検出器7と、前記棚の移動方向を選択して停止状
    態から移動状態への移動指令を与え、かつ、移動
    状態から停止状態への停止指令を与える一対の選
    択スイツチ8,9とを設けると共に、前記間隔検
    出器6、進入検出器7及び選択スイツチ8,9に
    基づいて前記モータ20の運転を制御する運転制
    御回路14を形成して、この運転制御回路14
    に、前記間隔検出器6の検出結果に基づいて前記
    モータ20の正逆転起動及びその停止を行う通常
    制御手段と、前記棚の移動により前記出入通路が
    狭くなるとき前記進入検出器7の検出結果に基づ
    いて前記モータ20を非常停止し、かつ、広くな
    るとき前記進入検出器7の検出結果を留保して棚
    の移動を継続し、前記間隔検出器6の検出結果に
    基づいて前記モータ20を停止する進入時制御手
    段とを設ける一方、前記モータ20の停止中に前
    記進入検出器7による進入検出があつた時、及
    び、前記進入時制御手段による前記モータ20の
    停止時に、前記進入検出器7による進入検出があ
    つた出入通路に対面する両側の棚のモータ20の
    起動をロツクするロツク回路15と、ロツク解除
    するロツク解除手段とを設けたことを特徴とする
    電動式移動棚装置。
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