JPH09152811A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09152811A
JPH09152811A JP7310611A JP31061195A JPH09152811A JP H09152811 A JPH09152811 A JP H09152811A JP 7310611 A JP7310611 A JP 7310611A JP 31061195 A JP31061195 A JP 31061195A JP H09152811 A JPH09152811 A JP H09152811A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力消費を必要最小限に抑えることができる予
熱機能を備えた画像形成装置を提供すること。 【解決手段】第1ヒータが任意の温度値であるときに再
起動されてから準備が完了したとされる温度値に達する
までに要する時間の記録された第1データ、定着手段が
任意の温度値であるときにこの定着手段を加熱する第2
ヒータが再起動されてから定着手段の準備が完了したと
される温度値に達するまでに要する時間の記録された第
2データを保持し;第1ヒータおよび定着手段の再起動
の指示がなされたときに、第1ヒータおよび定着手段の
温度値を検出し;検出された温度値を基に、第1および
第2データから第1および第2ヒータの準備が同時に完
了するように、第1および第2ヒータの再起動の開始の
タイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予熱機能を備え
た画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば複写機には、トナ
ー像を用紙に定着させるために用紙を高温(所定温度)
で加圧する定着装置が設けられている。定着装置はヒー
トローラと加圧ローラとで構成されており、ヒートロー
ラはこのヒートローラに内蔵されているヒータランプに
より高温に加熱される。ヒータランプはコピー中は高温
に維持されているが、コピーが実行されないときには予
熱機能により必要とされる温度より低い温度に維持して
おくことができる。このような予熱機能を利用すること
で、無駄な電力を消費することなく、コピー動作がすぐ
に再開できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した予熱機能は、
ヒータランプだけに適用されるものではなく、予熱効果
が得られるその他の装置、例えば、露光ランプを温める
露光ランプヒータ、およびデジタル複写機に搭載される
ポリゴンミラーを回転駆動させるポリゴンモータにも同
時に適用される。
【0004】露光ランプヒータにおける予熱機能は、ヒ
ータランプのケースと同様にコピー中は露光ランプヒー
タを所定温度に維持し、コピーが実行されないときには
この所定温度より低い温度に維持する。ポリゴンモータ
における予熱機能は、コピー中はポリゴンミラーを所定
の速度で回転させるための一定の回転駆動力を供給し、
コピーが実行されないときには停止、またはコピー中よ
りも低回転で待機される。
【0005】予熱機能による予熱モードが実行される
と、予熱機能の対象となる各装置は予熱状態となる。コ
ピーを行うために予熱モードが解除されると、予熱状態
の各装置は一斉にコピーが実行できる状態、即ちコピー
可能状態へと向かう。つまり、予熱モードが解除されて
から、各装置がスタンバイ完了となるまでには一定の時
間が必要とされる。
【0006】ところが、予熱モードが解除されてから各
装置がスタンバイ完了となるまでの時間、即ち予熱解除
時間は装置ごとに異なる。つまり、ある装置がスタンバ
イ完了となっても他の装置がスタンバイ完了とならない
と、複写機全体としてコピー可能状態とはならない。つ
まり、各装置間における予熱解除時間の差が無駄な電力
を消費している時間となっている。
【0007】上記内容を図13を参照して具体的に説明
する。図13は、定着装置のヒータランプ、露光ランプ
の露光ランプヒータ、およびポリゴンモータの3つの装
置に対して予熱機能が適用されている場合における従来
の予熱モード解除時間を説明するタイムチャートであ
る。
【0008】複写機には、予熱モードの実行および解除
を指示する予熱キーが設けられている。この予熱キーが
オンされ予熱モードが実行されると(t12)、ヒータ
ランプの予熱ON信号の信号レベルが1、露光ランプヒ
ータの予熱ON信号の信号レベルが1、ポリゴンモータ
の回転開始信号の信号レベルが0となる。つまり、各装
置のレディ信号、つまり、ヒータランプのレディ信号、
露光ランプヒータのレディ信号、およびポリゴンモータ
のレディ信号の信号レベルが0となり、各装置が予熱状
態となる(ポリゴンモータは停止する)。
【0009】予熱キーがオフされ予熱モードが解除され
ると(t14)、ヒータランプの予熱モードON信号の
信号レベルが0、露光ランプヒータの予熱モードON信
号の信号レベルが0、ポリゴンモータの回転開始信号の
信号レベルが1となり、各装置がスタンバイの準備を開
始する(このとき各装置はまだ予熱状態)。つまり、ヒ
ータランプおよび露光ランプが所定温度になるまでオン
され、ポリゴンモータがオンされ所定の回転駆動速度に
向けて加速される。
【0010】予熱モードが解除されてから(t14)、
TIME3経過後にポリゴンモータが所定の回転駆動速度に
なり、ポリゴンモータのレディ信号の信号レベルが1と
なりポリゴンモータのスタンバイが完了する(t1
6)。予熱モードが解除されてから(t14)、TIME2
経過後に露光ランプヒータが所定温度に達すると、露光
ランプヒータのレディ信号の信号レベルが1となり露光
ランプヒータのスタンバイが完了する(t18)。予熱
モードが解除されてから(t14)、TIME1経過後にヒ
ートローラが所定温度に達すると、ヒータランプのレデ
ィ信号の信号レベルが1となりヒータランプのスタンバ
イが完了する(t20)。
【0011】予熱モードが解除されてから全ての装置が
スタンバイ完了とならないとコピー可能状態とはならな
い。全ての装置がスタンバイ完了となるのは、最もスタ
ンバイ完了までに時間がかかるヒータランプがスタンバ
イ完了となるときである。つまり、ヒータランプがスタ
ンバイ完了となるまでの、他の装置のスタンバイ完了状
態、即ちTIME4およびTIME5で消費される電力が無駄な
電力となる。
【0012】このように、各装置間における予熱解除時
間の差が無駄な電力の消費原因となり、この問題は予熱
解除時間に差があればあるほど顕著になり、無駄な消費
電力を生むことになる。この発明の目的は、電力消費を
必要最小限に抑えることができる予熱機能を備えた画像
形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、起動から動作可能状態となるまで時間t1を要する
第1の動作手段と、起動から動作可能状態となるまで時
間t1より大なる時間t2を要する第2の動作手段とを
有し、これら第1および第2の動作手段が協動すること
によって、像担持体に画像を形成する画像形成装置にお
いて、上記画像形成装置を起動することを指示入力する
入力手段と;この入力手段からの指示入力に対応して上
記第2の動作手段を起動し、所定時間遅れて上記第1の
動作手段を起動することによって、上記第1の動作手段
と第2の動作手段とが実質的に同時に動作可能状態とな
るように制御する制御手段とを具備している。
【0014】この発明の画像形成装置は、起動から動作
可能状態となるまで時間t1を要する第1の動作手段
と、起動から動作可能状態となるまで時間t1より大な
る時間t2を要する第2の動作手段とを有し、これら第
1および第2の動作手段が協動することによって、像担
持体に画像を形成する画像形成装置において、上記画像
形成装置を起動することを指示入力する入力手段と;こ
の入力手段からの指示入力に対応して上記第2の動作手
段を起動し、所定時間遅れて上記第1の動作手段を起動
することによって、上記第1の動作手段と第2の動作手
段とがほぼ同時に動作可能状態となるように制御する制
御手段とを具備している。
【0015】この発明の画像形成装置は、画像情報を獲
得する画像情報獲得手段と;前記獲得された画像情報に
対応した光を所定の位置に結像させる結像手段と;前記
結像された光によって形成される静電潜像を担持する像
担持手段と;前記像担持手段に形成される静電潜像に現
像剤を供給し、この静電潜像を可視化する現像手段と;
前記可視化された静電潜像をトナー像として用紙に転写
する転写手段と;前記転写されたトナー像を用紙に定着
させる定着手段とを備え、画像の形成が実行できる準備
完了状態に比べて電力消費量の少ない待機状態にされた
複数の装置に対して、この待機状態を解除する起動の指
示がなされたときに、各装置がほぼ同時に準備完了状態
となるように、各装置に対する起動の開始タイミングを
制御する。
【0016】この発明の画像形成装置は、原稿台に載置
された原稿画像に対して光を照射するものであって、温
度依存性を有する光源と;前記光源を所定の温度値k1
に温める第1のヒータと;前記第1のヒータの温度値を
検出する第1の温度検出手段と;前記光源から照射され
原稿を介して得られる光により前記原稿画像の画像情報
を生成する画像読取手段と;前記画像読取手段で生成さ
れた画像情報に対応した光を所定の方向に偏向する偏向
手段と;前記偏向手段を駆動させる駆動手段と;前記偏
向手段で偏向された光を感光体上に結像させる結像手段
と;前記結像手段により結像された光によって前記感光
体上に静電潜像を形成する形成手段と;前記感光体に形
成される静電潜像に現像剤を供給し、この静電潜像を可
視化する現像手段と;前記可視化された静電潜像をトナ
ー像として用紙に転写する転写手段と;前記転写された
トナー像を用紙に定着させる定着手段と;前記定着手段
を所定の温度値k2に加熱する第2のヒータと;前記第
2のヒータにより加熱される定着手段の表面温度を検出
する第2の温度検出手段と;予熱モードの開始および解
除の指示を受け付ける予熱モード指示受付手段と;前記
第1のヒータが任意の温度値であるときに予熱モードの
解除の指示により再起動されてから準備が完了したとさ
れる前記温度値k1に達するまでの所要時間が記録され
た第1のデータ、および前記定着手段が任意の温度値で
あるときに予熱モードの解除の指示により前記第2のヒ
ータが再起動されてからこの定着手段の準備が完了した
とされる前記温度値k2に達するまでの所要時間が記録
された第2のデータとを記録する記録手段と;前記予熱
モード指示受付手段により予熱モードの開始の指示が受
け付けられたとき、前記第1のヒータを前記温度値k1
より低温の温度値k3に維持し、前記第2のヒータを前
記温度値k2より低温の温度値k4に維持する予熱モー
ド開始制御手段と;予熱モードの状態において、前記予
熱モード指示受付手段によりこの予熱モードを解除する
再起動の指示がなされたときに、前記第1および第2の
温度検出手段により、前記第1のヒータおよび前記定着
手段の温度値の検出を開始する検出開始制御手段と;前
記検出開始制御手段により検出された前記第1のヒータ
および前記定着手段の温度値を基に、前記第1および第
2のデータから前記第1のヒータが再起動されてから前
記温度値k1に達するまでの所要時間、および前記第2
のヒータが再起動されてから前記定着手段が前記温度値
k2に達するまでの所要時間を算出する算出手段と;前
記算出手段により算出された所要時間の内で時間の長い
ものから順にt1、t2とし、t1からt2を引いた値
をt3とし、前記第1のヒータおよび前記定着手段の準
備がほぼ同時に完了するように、前記t1に該当するも
のの再起動を開始してからt3経過後に前記t2に該当
するものの再起動を開始するようにタイミングを制御す
る予熱モード解除制御手段とを備えている。
【0017】この発明の画像形成装置は、原稿台に載置
された原稿画像に対して光を照射するものであって、温
度依存性を有する光源と;前記光源から照射され原稿を
介して得られる光により前記原稿画像の画像情報を生成
する画像読取手段と;前記画像読取手段で生成された画
像情報に対応した光を所定の方向に偏向する偏向手段
と;前記偏向手段を駆動させる駆動手段と;前記駆動手
段の表面の温度値を検出する第1の温度検出手段と;前
記偏向手段で偏向された光を感光体上に結像させる結像
手段と;前記結像手段により結像された光によって上記
感光体に静電潜像を形成する形成手段と;前記感光体に
形成される静電潜像に現像剤を供給し、この静電潜像を
可視化する現像手段と;前記可視化された静電潜像をト
ナー像として用紙に転写する転写手段と;前記転写され
たトナー像を用紙に定着させる定着手段と;前記定着手
段を所定の温度値k2に加熱するヒータと;前記ヒータ
により加熱される定着手段の表面温度を検出する第2の
温度検出手段と;予熱モードの開始および解除の指示を
受け付ける予熱モード指示受付手段と;前記ヒータが任
意の温度値であるときに予熱モードの解除の指示により
再起動されてから準備が完了したとされる温度値k1に
達するまでの所要時間が記録された第1のデータ、およ
び前記駆動手段の表面が任意の温度値であるときに予熱
モードの解除の指示により再起動されてから準備が完了
したとされる前記温度値k2に達するまでの所要時間が
記録された第2のデータとを記録する記録手段と;前記
予熱モード指示受付手段により予熱モードの開始の指示
が受け付けられたとき、前記ヒータを前記温度値k1よ
り低温の温度値k3に維持し、前記駆動手段の駆動を停
止する予熱モード開始制御手段と;予熱モードの状態に
おいて、前記予熱モード指示受付手段によりこの予熱モ
ードを解除する再起動の指示がなされたときに、前記第
1および第2の温度検出手段により、前記ヒータおよび
前記駆動手段の温度値の検出を開始する検出開始制御手
段と;前記検出開始制御手段により検出された前記ヒー
タおよび前記駆動手段の温度値を基に、前記第1のデー
タから前記第1のヒータが再起動されてから前記温度値
k1に達するまでの所要時間、および前記第2のデータ
から前記駆動手段が再起動されてから前記温度値k2に
達するまでの所要時間を算出する算出手段と;前記算出
手段により算出された所要時間の内で時間の長いものか
ら順にt1、t2とし、t1からt2を引いた値をt3
とし、前記ヒータおよび前記駆動手段の準備がほぼ同時
に完了するように、前記t1に該当するものの再起動を
開始してから、t3経過後に前記t2に該当するものの
再起動を開始するようにタイミングを制御する予熱モー
ド解除制御手段とを備えている。
【0018】この発明の画像形成装置は、原稿台に載置
された原稿画像に対して光を照射するものであって、温
度依存性を有する光源と;前記光源を所定の温度値k1
に温める第1のヒータと;前記第1のヒータの温度値を
検出する第1の温度検出手段と;前記光源から照射され
原稿を介して得られる光により前記原稿画像の画像情報
を生成する画像読取手段と;前記画像読取手段で生成さ
れた画像情報に対応した光を所定の方向に偏向する偏向
手段と;前記偏向手段を駆動させる駆動手段と;前記駆
動手段の表面の温度値を検出する第2の温度検出手段
と;前記偏向手段で偏向された光を感光体上に結像させ
る結像手段と;前記結像手段により結像された光によっ
て上記感光体上に静電潜像を形成する形成手段と;前記
感光体に形成される静電潜像に現像剤を供給し、この静
電潜像を可視化する現像手段と;前記可視化された静電
潜像をトナー像として用紙に転写する転写手段と;前記
転写されたトナー像を用紙に定着させる定着手段と;前
記定着手段を所定の温度値k3に加熱する第2のヒータ
と;前記第2のヒータにより加熱される定着手段の表面
温度を検出する第3の温度検出手段と;予熱モードの開
始および解除の指示を受け付ける予熱モード指示受付手
段と;前記第1のヒータが任意の温度値であるときに予
熱モードの解除の指示により再起動されてから準備が完
了したとされる前記温度値k1に達するまでの所要時間
が記録された第1のデータ、前記駆動手段の表面が任意
の温度値であるときに予熱モードの解除の指示により再
起動されてから準備が完了したとされる温度値k2に達
するまでの所要時間が記録された第2のデータ、および
前記定着手段が任意の温度値であるときに予熱モードの
解除の指示により前記第2のヒータが再起動されてから
この定着手段の準備が完了したとされる前記温度値k3
に達するまでの所要時間が記録された第3のデータとを
記録する記録手段と;前記予熱モード指示受付手段によ
り予熱モードの開始の指示が受け付けられたとき、前記
第1のヒータを前記温度値k1より低温の温度値k4に
維持し、前記駆動手段の駆動を停止し、前記第2のヒー
タを前記温度値k3より低温の温度値k5に維持する予
熱モード開始制御手段と;予熱モードの状態において、
前記予熱モード指示受付手段によりこの予熱モードを解
除する再起動の指示がなされたときに、前記第1、第
2、および第3の温度検出手段により、前記第1のヒー
タ、前記駆動手段、および前記定着手段の温度値の検出
を開始する検出開始制御手段と;前記検出開始制御手段
により検出された前記第1のヒータ、前記駆動手段、お
よび前記定着手段の温度値を基に、前記第1のデータか
ら前記第1のヒータが再起動されてから前記温度値k1
に達するまでの所要時間、前記第2のデータから前記駆
動手段が再起動されてから前記温度値k2に達するまで
の所要時間、および前記第3のデータから前記第2のヒ
ータが再起動されてから前記定着手段が前記温度値k3
に達するまでの所要時間を算出する算出手段と;前記算
出手段により算出された所要時間の内で時間の長いもの
から順にt1、t2、t3とし、t1からt2を引いた
値をt4、t1からt3を引いた値をt5とし、前記第
1のヒータ、前記駆動手段、および前記第2のヒータの
準備がほぼ同時に完了するように、前記t1に該当する
ものの再起動を開始してから、t4経過後に前記t2に
該当するものの再起動を開始、t5経過後に前記t3に
該当するものの再起動を開始するようにタイミングを制
御する予熱モード解除制御手段とを備えている。
【0019】この発明の起動制御方法は、第1の動作手
段が起動されてから動作可能状態となるまでの所要時間
が記録された第1のデータ、および第2の動作手段が起
動されてから動作可能状態となるまでの所要時間が記録
された第2のデータを保持し;前記第1および第2の動
作手段の起動の指示がなされたときに、前記第1および
第2のデータから前記第1および第2の動作手段が動作
可能状態となるまでの所要時間を求め;前記第1および
前記第2の動作手段が実質的に同時に動作可能状態とな
るように制御する。
【0020】この発明の起動制御方法は、第1の動作手
段が起動されてから動作可能状態となるまでの所要時間
が記録された第1のデータ、および第2の動作手段が起
動されてから動作可能状態となるまでの所要時間が記録
された第2のデータを保持し;前記第1および第2の動
作手段の起動の指示がなされたときに、前記第1および
第2のデータから前記第1および第2の動作手段が動作
可能状態となるまでの所要時間を求め;前記第1および
前記第2の動作手段がほぼ同時に動作可能状態となるよ
うに制御する。
【0021】この発明の起動または再起動の開始タイミ
ング制御方法は、任意の状態の第1の装置が起動または
再起動されてから準備が完了したとされる状態になるま
での所要時間が記録された第1のデータ、および任意の
状態の第2の装置が起動または再起動されてから準備が
完了したとされる状態になるまでの所要時間が記録され
た第2のデータを保持し;前記第1および第2の装置の
起動または再起動の指示がなされたときに、前記第1お
よび第2の装置の状態を検出し;前記検出された第1お
よび第2の装置の状態を基に、前記第1および第2のデ
ータから前記第1および第2の装置の準備が完了するま
での所要時間を求め;前記第1および第2の装置の準備
がほぼ同時に完了するように、前記第1および第2の装
置の起動または再起動の開始のタイミングを制御する。
【0022】この発明の起動または再起動の開始タイミ
ング制御方法は、任意の温度値の第1の装置が起動また
は再起動されてから準備が完了したとされる温度値に達
するまでの所要時間が記録された第1のデータ、および
任意の温度値の第2の装置が起動または再起動されてか
ら準備が完了したとされる温度値に達するまでの所要時
間が記録された第2のデータを保持し;前記第1および
第2の装置の起動または再起動の指示がなされたとき
に、前記第1および第2の装置の温度値を検出し;前記
検出された第1および第2の装置の温度値を基に、前記
第1および第2のデータから前記第1および第2の装置
の準備が完了するまでの所要時間を求め;前記求められ
た所要時間の内で時間の長い方を時t1、時間の短い方
をt2、t1からt2を引いた値をt3とし;前記第1
および第2の装置の準備がほぼ同時に完了するように、
前記t1に該当する装置の起動または再起動を開始して
から、t3経過後に前記t2に該当する装置の起動また
は再起動を開始するようにタイミングを制御する。
【0023】この発明の起動または再起動の開始タイミ
ング制御方法は、光を照射する照射手段を温める第1の
ヒータが任意の温度値であるときに再起動されてから準
備が完了したとされる温度値k1に達するまでの所要時
間が記録された第1のデータ、光を所定方向に偏向する
偏向手段を駆動させる駆動手段の表面が任意の温度値で
あるときに再起動されてから準備が完了したとされる温
度値k2に達するまでの所要時間が記録された第2のデ
ータ、およびトナー像を用紙に定着させる定着手段が任
意の温度値であるときにこの定着手段を加熱する第2の
ヒータが再起動されてからこの定着手段の準備が完了し
たとされる温度値k3に達するまでの所要時間が記録さ
れた第3のデータとを保持し;前記第1のヒータが温度
値k4に維持され、前記駆動手段が停止され、前記定着
手段が温度値k5に維持された予熱モードの状態におい
て、この予熱モードを解除する再起動の指示がなされた
ときに、前記第1のヒータ、前記駆動手段、および前記
定着手段の温度値を検出し;前記検出された前記第1の
ヒータ、前記駆動手段、および前記定着手段の温度値を
基に、前記第1のデータから前記第1のヒータが再起動
されてから前記温度値k1に達するまでの所要時間、前
記第2のデータから前記駆動手段が再起動されてから前
記温度値k2に達するまで所要時間、前記第3のデータ
から前記第2のヒータが再起動されてから前記定着手段
が前記温度値k3に達するまでの所要時間を求め;前記
求められた所要時間の内で時間の長いものから順にt
1、t2、t3とし、t1からt2を引いた値をt4、
t1からt3を引いた値をt5とし;前記t1に該当す
るものの再起動を開始してから、t4経過後に前記t2
に該当するものの再起動を開始、t5経過後に前記t3
に該当するものの再起動を開始するようにタイミングを
制御する。
【0024】以上により、各装置、即ち、第1のヒー
タ、第2のヒータ、および駆動手段の準備が同時に完了
されるので、他の装置の準備完了を待つ必要がなく、無
駄な電力の消費を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の
内部構造を概略的に示す図である。
【0026】複写機本体1の上部には、図示しない原稿
カバーを兼ねた自動原稿送り装置(ADF:Auto
Document feeder)が開閉自在に設けら
れている。複写機本体1の上面前部には、コピー条件並
びにコピー開始を指示するための各種操作キーおよび各
種表示器等を備えた後述する操作パネルが設けられてい
る。
【0027】複写機本体1の右側部には、小容量の用紙
が収納できる小容量給紙カセット4と、大容量の用紙が
収納できる大容量給紙カセット5とがそれぞれ着脱自在
に設けられている。尚、小容量給紙カセット4は、用紙
を手差しで供給するための手差し給紙台7を備えてい
る。複写機本体1の左側部には、コピー済み用紙を排出
する排紙トレイ8が設けられている。
【0028】複写機本体1内には、帯電、露光、現像、
転写、定着、清掃等の画像形成プロセスによって画像を
形成するプリンタ部11が設けられている。プリンタ部
11は、複写機本体1内のほぼ中央部に回転自在に軸支
された感光体ドラム12を有する。
【0029】感光体ドラム12の周囲には、帯電用帯電
器13と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像の
消去などを行なうためのLEDアレイ14と、トナーお
よびキャリヤからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラ
シ式の現像装置15と、転写用帯電器16と、剥離用帯
電器17と、除電装置18と、クリーニング装置19と
が順に配置されている。感光体ドラム12は、時計廻り
方向に回転して、その表面が帯電用帯電器13によって
一様に帯電されるようになっている。
【0030】複写機本体1の上面には、透明ガラスなど
からなる原稿台20が設けられている。この原稿台20
上には、上記説明した自動原稿送り装置が開閉自在に設
けられている。
【0031】原稿台20の下方部位には、スキャナ部2
6(光学系)が配設されている。スキャナ部26は、リ
フレクタ27によって背部を囲撓された露光ランプ28
と、反射ミラー29、30、31と、レンズ32と、C
CDセンサ33と、その他の光学系とで構成されてい
る。また、リフレクタ27、露光ランプ28、および反
射ミラー29はキャリッジ100に、ミラー30および
31はキャリッジ101に各々搭載されている。
【0032】第1のキャリッジ100には、図2に示す
ように、露光ランプ28からの光を反射するリフレクタ
202、および原稿の有無を検知する検知器204が設
けられている。また、露光ランプ28の周面には、図2
および図3に示すように、露光ランプ28を温める露光
ランプヒータ206と、露光ランプ28の管壁温度を検
知するサーミスタなどの露光ランプヒータ用温度センサ
208が設けられている。
【0033】原稿台20上に載置された原稿(図示せ
ず)の画像は、スキャナ部26によって光学的に走査さ
れ、原稿の画像からの反射光が光電変換素子としてのC
CDセンサ33によって光電変換されて画像情報が画像
信号に変換され、この画像信号がレーザ光学ユニット1
0の後述する半導体レーザから出力され、プリンタ部1
1の感光体ドラム12が露光され、感光体ドラム12上
に静電潜像が形成されるようになっている。感光体ドラ
ム12上に形成された静電潜像は、現像装置15によっ
て供給される現像剤の磁気ブラシ中の現像剤としてのト
ナーにより現像されて、トナー像化される。
【0034】ここで図4および図5を参照してレーザ光
学ユニット10について説明する。図4は、レーザ光学
ユニット10の外観を概略的に示す図であり、図5は、
レーザ光学ユニット10の内部構成を概略的に示す図で
ある。
【0035】レーザ光学ユニット10は、光源としての
半導体レーザ212と、半導体レーザ212から出射さ
れたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリ
ゴンミラー214と、このポリゴンミラー214を所定
回転数で回転駆動させるためのポリゴンモータ216
と、このポリゴンモータ216の壁面温度を検知するサ
ーミスタなどのポリゴンモータ用温度センサ217と、
ポリゴンミラー214からの一走査ラインごとのレーザ
ビームを平行光に変更するfθレンズ218と、このf
θレンズ218からの平行光を反射して感光体ドラム1
2の露光の位置へ導くミラー220および222によっ
て構成されている。このような構成のレーザ光学ユニッ
ト10は、装置本体の図示しない支持フレームに固定支
持されている。
【0036】複写機本体1の右側部には、小容量給紙カ
セット4および大容量給紙カセット5がそれぞれ着脱自
在に設けられていて、これら小容量給紙カセット4およ
び大容量給紙カセット5から、選択的にピックアップロ
ーラ36および37と、給紙ローラ38および39とを
介して用紙が1枚ずつ取出されるようになっている。
【0037】なお、給紙カセットと複写機本体1との接
続部120における接続状態により、給紙カセットの種
類、即ち用紙サイズの種類が識別できるようになってい
る。例えば、複写機本体1側の接続部120には複数の
凹部が設けられており、給紙カセット側の接続部には給
紙カセットの種類に応じて複数の凸部(ピン)が設けら
れている。そして、複写機側のどの凹部に給紙カセット
側の凸部がはめ込まれたかにより、給紙カセットの種類
が識別される。つまり、用紙サイズが識別されることに
なる。
【0038】給紙カセット4または5から取出された用
紙は、レジストローラ対51に導かれる。このレジスト
ローラ対51に導かれた用紙は、感光体ドラム12に対
向配置された転写用帯電器16との間へ案内されつつ搬
送され、転写用帯電器16によって感光体ドラム12上
のトナー像が用紙上に転写されるようになっている。
【0039】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器17によって感光体ドラム12上から剥離さ
れて、搬送ベルト52を介してヒートローラ110およ
びプレスローラ111により定着装置53へ取り込ま
れ、この定着装置53によってトナー像が用紙上に溶融
定着される。ヒートローラ110の内部には、このヒー
トローラ110を加熱するためのヒータランプ112
と、このヒータランプ112により加熱されるヒートロ
ーラ110の温度を検知するサーミスタなどのヒートロ
ーラ用温度検知センサ113とが設けられている。
【0040】定着後の用紙は、定着装置53から排出さ
れ、定着装置53の下流側に設けられたゲート54の切
換えにより、そのまま排紙ローラ対55を介して複写機
本体1の外部に設けられた排紙トレイ8上に排出され
る。または、複写機本体1内の底部に設けられた自動両
面装置(ADD:Auto Duplexing De
vice)56に導かれるようになっている。
【0041】この自動両面装置56に導かれた片面コピ
ー済の用紙は、反転搬送路57で搬送されながら、スイ
ッチバックされて、反転搬送路57の下部に形成された
用紙収納部58に一時集積された後、取り出しローラ5
9にて下から順に一枚づつ取り出される。
【0042】用紙収納部58から取り出しローラ59に
て取り出された用紙は、取り出しローラ対60および6
1、レジストローラ対51を介して再び感光体ドラム1
2と転写用帯電器16との間へ搬送される。このとき、
搬送される用紙は、まだコピーされていない面が感光体
ドラム12に接触するように搬送される。つまり、片面
コピー済みの用紙が自動両面装置56を経由すると、用
紙が反転され両面コピーが可能となる。
【0043】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置18によって掻き取られる。クリーニング装置1
8によってクリーニングされた感光体ドラム12の表面
は、除電装置19によって一定の電位レベル以下に除電
される。これによりその後のコピー動作が可能となる。
【0044】図6は、図1のデジタル複写機の電気的接
続および制御のための信号の流れを概略的に示すブロッ
ク図である。図6によれば、デジタル複写機は主とし
て、主制御部130内のメインCPU132と、操作パ
ネル150内のパネルCPUと152と、スキャナ部2
6のスキャナCPU162と、プリンタ部11のプリン
タCPU182の4つのCPUで構成される。
【0045】操作パネル150全体を制御するパネルC
PU152には、複写開始を指示するプリントキー15
4と、デジタル複写機における画像出力のための条件、
例えば、複写あるいは印字枚数および倍率、あるいは、
部分複写の指定やその領域の座標を入力するための、例
えば、複数の押しボタンスイッチあるいはカラーブラウ
ン管あるいは液晶の画面上に透明なタッチセンサパネル
が設けられている入力装置156と、複写枚数および複
写倍率の設定に利用されるテンキー158と、予熱モー
ドの実行および解除を指示する予熱キー159などが接
続されている。
【0046】入力装置156は、デジタル複写機に関す
る操作手順あるいは入力すべき条件に応じて配置され、
例えば、絵記号、数字、文字あるいは文字列がなどが表
示されている複数の入力キーとしてのタッチセンサを有
している。たとえば、登録モードキー、ソートキーとな
っている。また、入力装置156は、操作案内等や入力
内容が表示される表示部156aを有している。
【0047】表示部156aでは、複写枚数、複写倍
率、コピー可、ソート時のメモリ容量、このメモリ容量
に対応する読取り可能な原稿枚数(目安)、および上記
説明したトナーエンプティ等が表示されるようになって
いる。
【0048】主制御部130全体を制御するメインCP
U132には、ROM134と、RAM136と、NV
M138と、共有RAM140と、画像処理装置142
と、ページメモリ制御装置144を介してページメモリ
146などが接続されている。
【0049】ROM134は制御プログラムが記憶され
ているものであり、RAM136は一時的にデータを記
憶するものである。NVM(持久ランダムアクセスメモ
リ:nonvolatile RAM)138は、バッ
テリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメ
モリであり、停電が起こってもNVM138上のデータ
は消失されないようになっている。
【0050】共有RAM140は、メインCPU132
とプリンタCPU182との間で、双方向通信を行うた
めに用いるものであり、メインCPU132は動作指示
をだし、プリンタCPU182はその指示に基づいて動
作を実行し、状態ステータスを返すようになっている。
プリンタCPU182とスキャナCPU162はシリア
ル通信を行い、プリンタCPU182は動作指示を出
し、スキャナCPU162はその指示に基づいて動作を
実行し、状態ステータスを返すようになっている。
【0051】よって、プリンタ部11とスキャナ部26
の動作状態はステータスとしてメインCPU132に返
され、常時メインCPU132はプリンタ部11とスキ
ャナ部26の状態把握ができ、それらと操作パネル15
0からの入力内容を判断して複写機全体をコントロール
する。
【0052】画像処理装置142は、トリミング、マス
キング等の画像の処理を行うものであり、たとえば画像
の圧縮あるいは伸長を行う圧縮伸長回路142aを有し
ている。ページメモリ制御装置144は、ページメモリ
146に画像データを記憶したり、読出したりするもの
である。ページメモリ146は、複数ページ分の画像デ
ータを記憶できる領域を有し、スキャナ部26からの画
像データを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能
に形成されている。
【0053】スキャナ部26全体を制御するスキャナC
PU162には、制御プログラム等が記憶されているR
OM164と、データ記憶用のRAM166と、CCD
センサ33を駆動するCCDドライバ168と、キャリ
ッジ100およびキャリッジ101等を移動するモータ
の回転を制御するスキャンモータドライバ170と、画
像補正装置172と、露光ランプ28と、露光ランプヒ
ータ206と、露光ランプヒータ用温度センサ208な
どが接続されている。
【0054】画像補正装置172は、CCDセンサ33
からのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換回路とCCDセンサ33のばらつき、あるいは周囲
の温度変化などに起因するCCDセンサ334からの出
力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正する
ためのシェーディング補正回路と、シェーディング補正
回路からのシェーディング補正されたディジタル信号を
一旦記憶するラインメモリなどで構成されている。
【0055】スキャナCPU162は、露光ランプヒー
タ用温度センサ208で検出される温度値に基づき露光
ランプヒータ206の壁面温度が所定温度になるように
露光ランプヒータ206をオン/オフ制御する。このよ
うな制御により、露光ランプヒータ206が予熱状態に
維持されたり、予熱状態が解除されたりする。
【0056】プリンタ部6全体を制御するプリンタCP
U182には、制御プログラム等が記憶されているRO
M184と、データ記憶用のRAM186と、半導体レ
ーザ212による発光をオン/オフするレーザドライバ
188と、ポリゴンモータ216の回転を制御するポリ
ゴンモータドライバ190と、ポリゴンモータの壁面温
度を検出するポリゴンモータ用温度センサ217と、用
紙の搬送を制御する紙搬送装置192と、帯電用帯電器
13、現像装置15、転写用帯電器16を用いて帯電、
現像、転写を行う現像プロセス装置194と、ヒータラ
ンプ112と、ヒートローラ110の表面温度を検出す
るヒートローラ用温度センサ113と、オプション装置
198などが接続されている。
【0057】プリンタCPU182は、ポリゴンモータ
用温度センサ217で検出される温度値に基づきポリゴ
ンモータ216のスタンバイが完了したか否か、即ちポ
リゴンモータの回転速度が所定速度になったか否かを判
断する。さらに、プリンタCPU182は、ヒートロー
ラ用温度センサ113で検出される温度値に基づきヒー
タランプ112をオン/オフ制御する。このような制御
により、ヒータランプ112が予熱状態にされたり、予
熱状態が解除されたりする。
【0058】また、画像処理装置142、ページメモリ
146、画像補正装置172、レーザドライバ188
は、画像データバス199によって接続されている。次
に、上記説明したデジタル複写機の通常モードの処理に
ついて説明する。
【0059】原稿(あるいは書類)等の複写対象物が原
稿台20に載置され、操作パネル150を介して複写条
件が入力され、プリントキー154がオンされること
で、原稿に記録されている画像情報が読み取られる。
【0060】すなわち、ランプドライバ(図示しない)
を介して露光ランプ28が点灯され、スキャンモータド
ライバ170によって駆動されたモータの回転にともな
って露光ランプ28、キャリッジ100およびキャリッ
ジ101が原稿台20に沿って移動され、原稿からの反
射光(すなわち画像情報)が順次CCDセンサ33へ導
かれる。
【0061】このCCDセンサ33へ導かれた反射光
は、CCDドライバ168によって付勢されている状態
のCCDセンサ33を介してCCDセンサ33の分解能
に応じた画素単位でアナログ信号に変換される。このC
CDセンサ33からのアナログ信号は、画像補正装置1
72に供給される。
【0062】画像補正装置172は、CCDセンサ33
からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、このデジ
タル信号をCCDセンサ33のばらつきあるいは周囲の
温度変化などに起因するCCDセンサ33からの出力信
号に対するスレッショルドレベルの変動をシェーディン
グ補正し、この補正されたデジタル信号を一旦収容した
後、ページメモリ146に転送される。
【0063】この画像補正装置172に収容されたデジ
タル信号すなわち画像データは、メインCPU132に
よる制御に応じて、1ページ分の情報ごとに、CCDセ
ンサ33の分解能に応じて規定される画素単位でページ
メモリ146に記憶される。
【0064】ページメモリ146に記憶された画像情報
信号は、メインCPU132による制御に応じて画像処
理装置142に読み出され、例えば、フィルタリング、
トリミング、マスキング、鏡像、斜体、拡大、縮小、エ
ッジ強調あるいは文字特定などの処理が加えられたの
ち、印字信号に変換される。この印字信号は、プリンタ
CPU182を経由してレーザドライバ188に画素単
位で出力される。このレーザドライバ188に出力され
た画像信号により、駆動されているレーザ光学ユニット
10から出力されるレーザビームを画素単位にオン/オ
フさせる。
【0065】一方、プリンタ部11では、プリントキー
154がオンされた時点で、メインCPU132による
制御に応じて図示しないモータが付勢され、感光体ドラ
ム12が回転される。この感光体ドラム12には、同時
に、現像プロセス装置194を介して付勢される帯電用
帯電器13から所望の電荷が供給される。また、紙搬送
機構192を介して付勢されるソレノイドあるいはクラ
ッチなどを介してカセット等から被記録材すなわち複写
用紙が給送される。
【0066】所望の電荷が供給された感光体ドラム12
の表面にレーザドライバ188を介してオン/オフされ
たレーザビームが照射されることで、感光体ドラム12
に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置1
5を介して供給されるトナーによって可視化され、転写
用帯電器16を介して複写用紙にトナー像として転写さ
れる。
【0067】複写用紙に転写されたトナー像は、搬送ベ
ルト52を介して定着装置53へ搬送され、およそ20
0度に制御されるヒートローラ110を備えた定着装置
53を介して用紙に固着される。このトナー像が固着さ
れた上記複写用紙は排出トレイ8に排出される。
【0068】以上において説明したデジタル複写機にお
いて、この発明のポイントである予熱解除時の制御につ
いて説明する。この発明は、予熱機能を持つ各装置の予
熱解除タイミングを適切に制御することにより無駄な消
費電力を生まないというものである。つまり、予熱状態
からスタンバイ完了までに最も時間のかかる装置、つま
り予熱解除時間の最も長い装置から順に予熱モードを解
除し、全ての装置が同時にスタンバイ完了となるように
制御する。これにより、予熱解除時間の差から生じる無
駄な消費電力を防ぐことができる。
【0069】なお、上述した「全ての装置が同時にスタ
ンバイ完了となるように制御する」とは、実質的に同時
にスタンバイ完了となればよいものであり、多少の誤差
は許容されるものである。なぜなら、スタンバイ完了状
態が完璧に一致しなくても、ほぼ同時にスタンバイが完
了すればこの発明の目的である無駄な電力の消費を防止
できるからである。勿論ベストモードは、スタンバイ完
了となる時点を完璧に一致させることである。
【0070】図7は、ヒータランプ112、露光ランプ
ヒータ206、およびポリゴンモータ216の3つの装
置に対して予熱機能が適用されている場合における予熱
解除時間を説明するタイムチャートである。
【0071】ここでは、仮に、ヒータランプ112の予
熱解除時間TIME11、露光ランプヒータ206の予熱解
除時間TIME12、およびポリゴンモータ216の予熱解
除時間TIME13のそれぞれの関係が、TIME11=TIME1
2+TIME14=TIME13+TIME15であるとする。
【0072】操作パネル150の予熱キー159がオン
され予熱モードが実行されると(t22)、ヒータラン
プ112の予熱ON信号の信号レベルが1、露光ランプ
ヒータの予熱ON信号の信号レベルが1、ポリゴンモー
タの回転開始信号の信号レベルが0となる。つまり、各
装置のレディ信号、つまり、ヒータランプのレディ信
号、露光ランプヒータのレディ信号、およびポリゴンモ
ータのレディ信号の信号レベルが0となり、各装置が予
熱状態となる(ポリゴンモータは停止する)。
【0073】予熱キー159がオフされ予熱モード解除
の指示がなされると(t24)、予熱解除時間の長い装
置から順に予熱モードが解除される。つまり、まず最初
にヒータランプ112の予熱モードON信号の信号レベ
ルが0となりヒータランプ112の予熱モードが解除さ
れる(t24)。予熱モードが解除されると、ヒータラ
ンプ112のスタンバイの準備が開始される。つまり、
ヒートローラが所定温度になるまでヒータランプ112
がオンされる 次に、予熱キー159がオフされ予熱モード解除の指示
がなされてからTIME14経過後(t26)、露光ランプ
ヒータ206の予熱モードON信号の信号レベルが0と
なり露光ランプヒータ206の予熱モードが解除される
(t26)。予熱モードが解除されると、露光ランプヒ
ータ206のスタンバイの準備が開始される。つまり、
露光ランプヒータ206が所定温度になるまでこの露光
ランプヒータ206がオンされる。
【0074】そして、予熱キー159がオフされ予熱モ
ード解除の指示がなされてからTIME15経過後(t2
8)、ポリゴンモータ216の回転開始信号の信号レベ
ルが1となりポリゴンモータの予熱モードが解除される
(t28)。予熱モードが解除されると、ポリゴンモー
タ216のスタンバイの準備が開始される。つまり、ポ
リゴンモータ216が所定の駆動回転速度に向けて加速
される。
【0075】予熱モード解除の指示がなされてから(t
24)、TIME11経過後にヒートローラ110が所定温
度に達し、ヒータランプ112のレディ信号の信号レベ
ルが1となり、ヒータランプ112のスタンバイが完了
する(t30)。
【0076】予熱モード解除の指示がなされてから(t
24)、TIME14+TIME12経過後に露光ランプヒータ
206が所定温度に達し、露光ランプヒータ206のレ
ディ信号の信号レベルが1となり、露光ランプヒータ2
06のスタンバイが完了する(t30)。
【0077】予熱モード解除の指示がなされてから(t
24)、TIME15+TIME13経過後にポリゴンモータ2
16が所定の回転駆動速度に達し、ポリゴンモータ21
6のレディ信号の信号レベルが1となり、ポリゴンモー
タ216のスタンバイが完了する(t30)。
【0078】つまり、各装置がほぼ同時にスタンバイ完
了となり(t30)、コピー動作が可能となる。よっ
て、従来の予熱解除時のように各装置間の予熱解除時間
の差から生じる無駄な電力が消費されることはない。こ
のことは、各装置間での予熱解除時間に差があればある
ほど顕著な効果となる。
【0079】次に、上記説明した予熱解除制御について
さらに詳しく説明する。まず、第1に予熱モードへの切
り替え制御について説明する。予熱モードおよび予熱モ
ード解除は予熱キー159により行われる。予熱キーが
オンされると、パネルCPU152から予熱モードの指
示がメインCPU132に送られる。そして、メインC
PU132からプリンタCPU182に対して「予熱開
始コマンド」が発行される。
【0080】プリンタCPU182において「予熱開始
コマンド」が受信されると、図7に示す予熱中フラグの
信号レベルが1にされ、メインCPU132にその状態
変化が伝えられる。このとき、プリンタCPU182に
より制御されるヒータランプ112およびポリゴンモー
タ216の予熱ON信号の信号レベルが1にされ、ヒー
タランプ112およびポリゴンモータ216のレディ信
号の信号レベルが0にされ、ヒータランプ112および
ポリゴンモータ216が予熱状態となる(ポリゴンモー
タは停止される)。
【0081】さらに、このプリンタCPU182からス
キャナCPU162に対して「予熱開始コマンド」が発
行される。スキャナCPU162において「予熱開始コ
マンド」が受信されると、スキャナCPU182により
制御される露光ランプヒータ206の予熱信号の信号レ
ベルが1にされ、露光ランプヒータ206のレディ信号
の信号レベルが0にされ、露光ランプヒータ206が予
熱状態となる。
【0082】予熱キーがオフされると、パネルCPU1
52から予熱モードの解除がメインCPU132に送ら
れる。そして、メインCPU132からプリンタCPU
182に対して「予熱解除コマンド」が発行される。プ
リンタCPU182において「予熱解除コマンド」が受
信されると、予熱中フラグを参照して「予熱解除コマン
ド」がメインCPU132に伝えられる。
【0083】プリンタCPU182において「予熱解除
コマンド」が受信されると、各装置の予熱解除時間の差
を考慮した所定のタイミングでプリンタCPU182に
より制御されるヒータランプ112およびポリゴンモー
タ216の予熱ON信号の信号レベルが0にされ、ヒー
タランプ112およびポリゴンモータ216がオンされ
る。
【0084】さらに、このプリンタCPU182からス
キャナCPU162に対して「予熱解除コマンド」が発
行される。スキャナCPU162において「予熱解除コ
マンド」が受信されると、スキャナCPU182により
制御される露光ランプヒータ206の予熱信号の信号レ
ベルが0にされ、露光ランプヒータ206がオンされ
る。露光ランプヒータ206のスタンバイが完了する
と、その状態がプリンタCPU182に伝えられる。
【0085】全ての装置のスタンバイが完了すると、予
熱中フラグの信号レベルが0となり、メインCPU13
2にその状態が伝えられる。第2に予熱解除制御の詳細
について説明する。
【0086】予熱キー159がオフされ予熱解除の指示
がなされたとき、まず、この時点において予熱機能を持
つ各装置の予熱解除時間が求められる。この求められる
各装置の予熱解除時間から、各装置がほぼ同時にスタン
バイ完了となるような予熱モードの解除タイミングが求
められ、この求められたタイミングにより各装置の予熱
モードの解除が実行される。
【0087】予熱解除時間の求め方について、ヒータラ
ンプ112のケースを例にして説明する。ヒータランプ
112の予熱解除時間を求めるには、図8に示すような
ヒートローラ110の温度と予熱解除時間の関係を示す
データテーブルをプログラムデータとしてROM134
に記憶する。このようなデータテーブルは予め実験など
により得られたデータである。予熱解除の指示がなされ
た時点でヒートローラ用温度センサ113で検出される
検出値(A/D変換された値)が読み込まれ、この読み
込まれた値に対する予熱解除時間がデータテーブルから
取り出される。
【0088】このような方法により、露光ランプヒータ
206の予熱解除時間、ポリゴンモータ216の予熱解
除時間(所定の回転速度に達する間での時間)も求めら
れる。
【0089】各装置の予熱解除時間が求められると、次
に各装置の予熱解除時間が比較され、最大値である予熱
解除時間が求められる。ここで図7を参照して説明する
と、最大値TIMEMAX =TIME11(ヒータランプ112の
予熱解除時間)となる。そして、予熱解除時間が最大値
とならない装置、つまり露光ランプヒータ206および
ポリゴンモータ216に対して、予熱モードの解除のタ
イミングが制御される。
【0090】予熱解除時間の最大値から予熱解除時間が
最大値とならない装置の予熱解除時間が引かれた時間、
TIMEA、TIMEBが求められる。TIMEA=TIMEMAX −TIME
12(露光ランプヒータの予熱解除時間)=TIME14、
TIMEB=TIMEMAX −TIME13(ポリゴンモータが所定の
回転駆動速度に達するまでの時間)=TIME15(TIMA
<TIMEB)。
【0091】このようにして求められた予熱モードの解
除実行時間(TIMEAおよびTIMEB)とその処理を行うプ
ログラムの先頭アドレス対応表が図9に示すようにして
作成される。そして、この図9に示すデータテーブルを
基に予熱解除の制御が行われる。なお、この図9に示す
データテーブルを基に予熱解除の制御を行ったときのタ
イムチャートが図7に示すタイムチャートである。
【0092】第3に予熱解除制御について図10〜図1
2のフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、
これらフローチャートはプリンタCPU182を中心に
して記載したものである。
【0093】複写機に電源が投じられ(ST12)、各
CPUが初期化され(ST14)、RAMが初期化され
(ST16)、OSが初期化される(ST18)。そし
て、メインCPU132との通信が開始され(ST2
0)、スキャナCPU162との通信が開始される(S
T22)。
【0094】メインCPU132から発行される何から
のコマンドがプリンタCPU182において受信される
と(ST22、YES)、この受信されたコマンドに応
じた動作処理が行われる(ST24)。メインCPU1
32に対してステータス処理がある場合には(ST2
6、YES)、プリンタCPU182から各ステータス
がメインCPU132に送信される(ST28)。
【0095】プリンタCPU182からスキャナCPU
162に対して何らかのコマンドの送信があるときには
(ST30、YES)、スキャナCPU162に対して
各コマンドが送信処理される(ST32)。スキャナC
PU162からのステータス・データの受信がある場合
には(ST34、YES)、ステータス・データの受信
処理がなされる(ST36)。
【0096】次に、ST24の各コマンドの動作処理に
ついて説明する。ST22において受信されたコマンド
が予熱開始コマンドの場合には(ST40、YES)、
予熱開始処理が実行される(ST42)。ST22で受
信されたコマンドが再起動(再起動:起動の一形態であ
り予熱モードを解除する指示)を指示する予熱解除コマ
ンドの場合には(ST44、YES)、予熱解除処理が
実行される(ST46)。ST22で受信されたコマン
ドがその他のコマンドの場合には、その他のコマンドに
対する処理が実行される(ST48)。
【0097】次に、ST42の予熱開始処理について説
明する。まず、予熱モードになったことを示す予熱中フ
ラグの信号レベルが1となる(ST50)。そして、ヒ
ータランプ112の予熱モードON信号の信号レベルが
1となり(ST52)、ヒータランプ112のレディ信
号の信号レベルが0となり、ヒータランプ112が予熱
状態となる。
【0098】ポリゴンモータ216の回転信号の信号レ
ベルが0となり(ST54)、ポリゴンモータ216の
レディ信号の信号レベルが0となり、ポリゴンモータの
回転が停止される。
【0099】さらに、スキャナCPU162に対して予
熱開始コマンドが送信され、露光ランプヒータ206が
予熱状態となる(ST56)。次に、ST46の予熱解
除処理について説明する。
【0100】ヒートローラ用温度センサ113のA/D
変換値が読み取られ(ST60)、ヒートローラ110
の温度と予熱解除時間の関係を示すデータテーブルから
予熱解除時間がサーチされ(ST62)、ヒータランプ
112の予熱解除時間TIME11が設定される(ST6
4)。
【0101】ポリゴンモータ用温度センサ217のA/
D変換値が読み取られ(ST66)、ポリゴンモータ2
16の温度と予熱解除時間の関係を示すデータテーブル
から予熱解除時間がサーチされ(ST68)、ポリゴン
モータ216の予熱解除時間TIME12が設定される(S
T70)。
【0102】スキャナCPU162に対して露光ランプ
ヒータ用温度センサ208のA/D変換値を要求するコ
マンドが送信され(ST72)、このコマンドに対する
スキャナCPU162からのデータ、即ち露光ランプヒ
ータ用温度センサ208のA/D変換値が受信される
(ST74)。受信されたデータを基に、露光ランプヒ
ータ206の温度と予熱解除時間の関係を示すデータテ
ーブルから予熱解除時間がサーチされ(ST76)、露
光ランプヒータ206の予熱解除時間TIME13が設定さ
れる(ST78)。
【0103】ST64、ST70、およびST78にお
いて設定された予熱解除時間、即ち、TIME11、TIME1
2、TIME13を比較して最大値が求められる(ST8
0)。最大値、即ちTIMEMAX が設定される(ST8
2)。そして、TIMEAが設定され(ST84)、TIMEB
が設定され(ST86)(TIMEA<TIMEB)、図9に示
すような予熱モード解除実行テーブルが作成される(S
T88)。
【0104】ST88で作成された予熱モード解除実行
テーブルにおける1番目の予熱モード解除処理が実行さ
れる。TIMEA時間のタイマがセットされ(ST92)、
ST90の予熱モード解除処理が実行されてから、TIME
A時間が経過すると(ST94、YES)、予熱モード
解除実行テーブルにおける2番目の予熱モード解除処理
が実行される(ST96)。
【0105】TIMEB時間のタイマがセットされ(ST9
8)、ST90の予熱モード解除処理が実行されてか
ら、TIMEB時間が経過すると(ST100、YES)、
予熱モード解除実行テーブルにおける3番目の予熱モー
ド解除処理が実行される(ST102)。
【0106】ヒータランプ112のスタンバイが完了し
(ST104)、露光ランプヒータ206のスタンバイ
が完了し(ST106)、ポリゴンモータのスタンバイ
が完了すると(ST108)、予熱中フラグの信号レベ
ルが0となり(ST110)、コピー可能状態となる。
【0107】以上、この実施の形態では、3種、つま
り、ヒータランプ112、露光ランプヒータ206、ポ
リゴンモータ216の予熱制御について説明したが、こ
の発明による予熱制御はこれらに限定されるものではな
い。
【0108】また、この実施の形態では、ヒートローラ
110、露光ランプヒータ206、ポリゴンモータ21
6の温度値からスタンバイ完了までの時間を算出する場
合について説明したがこれに限定されるものではない。
例えば、周囲の温度、予熱モードが実行されてからの時
間をデータとして加え、スタンバイ完了までの時間を算
出することもできる。なお、予熱モードが実行されてか
らの時間をデータとして採用するのは、予熱モードが実
行されてから完全な予熱状態になるまでには多少時間が
かかるためである。
【0109】さらに、この実施の形態では、予熱制御に
ついて説明したがこれに限定されるものではない。例え
ば、複写機の起動時(ここで言う起動は予熱モードを解
除する再起動を意味するものではなく、複写機が完全に
停止された状態からの起動を意味する)にこのような制
御を適用することもできる。つまり、複写機の起動時に
スタンバイまで時間のかかるものから順にスタートさ
せ、各装置がほぼ同時にスタンバイ完了となるようにす
ることもできる。
【0110】
【発明の効果】各装置、即ち、ヒータランプ112、露
光ランプヒータ206、およびポリゴンモータ216の
準備が同時に完了されるので、他の装置の準備完了を待
つ必要がなく、無駄な電力の消費が防止できる画像形成
装置を提供できる。特に、予熱機能の対象となる装置間
で予熱解除時間に差があればあるほど電力消費防止効果
が大きく現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る画像形成装置と
してのデジタル複写機の内部構造を示す概略図。
【図2】第1キャリッジに搭載されている露光ランプな
どを示す概略図。
【図3】露光ランプおよび露光ランプヒータを示す概略
図。
【図4】レーザ光学ユニットの外観を示す概略図。
【図5】レーザ光学ユニットの内部構成を示す概略図。
【図6】図1のデジタル複写機の電気的接続および制御
のための信号の流れを示す概略図。
【図7】この発明による予熱モード解除時間を説明する
タイムチャートを示す図。
【図8】ヒートローラの温度と予熱モード解除時間の関
係を示すデータテーブルの一例を示す図。
【図9】各装置と予熱モード解除実行開始時間との関係
を示すデータテーブルの一例を示す図。
【図10】この発明による予熱モードの実行および解除
を説明するフローチャート。
【図11】予熱モード開始処理を説明するフローチャー
ト。
【図12】予熱モード解除処理を説明するフローチャー
ト。
【図13】従来の予熱モード解除時間を説明するタイム
チャートを示す図。
【符号の説明】
1…複写機本体 10…レーザ光学ユニット(結像手段) 12…感光体ドラム(像担持手段) 15…現像装置(現像手段) 16…転写用帯電器(転写手段) 28…露光ランプ(照射手段、光源) 29、30、31…反射ミラー(画像読取手段) 33…CCDセンサ(画像読取手段) 53…定着装置(定着手段) 110…ヒートローラ(定着手段) 112…ヒータランプ(ヒータ) 113…ヒートローラ用温度センサ(温度検出手段) 132…メインCPU(制御手段、予熱モード開始制御
手段、検出開始制御手段、算出手段、予熱モード解除制
御手段) 134…ROM(記録手段) 159…予熱キー(入力手段、予熱モード指示受付手
段) 162…スキャナCPU(制御手段、予熱モード開始制
御手段、検出開始制御手段、予熱モード解除制御手段) 132…プリンタCPU(制御手段、予熱モード開始制
御手段、検出開始制御手段、予熱モード解除制御手段) 206…露光ランプヒータ(ヒータ) 208…露光ランプヒータ用温度センサ(温度検出手
段) 214…ポリゴンミラー(偏向手段) 216…ポリゴンモータ(駆動手段) 217…ポリゴンモータ用温度センサ(温度検出手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起動から動作可能状態となるまで時間t1
    を要する第1の動作手段と、起動から動作可能状態とな
    るまで時間t1より大なる時間t2を要する第2の動作
    手段とを有し、これら第1および第2の動作手段が協動
    することによって、像担持体に画像を形成する画像形成
    装置において、 上記画像形成装置を起動することを指示入力する入力手
    段と;この入力手段からの指示入力に対応して上記第2
    の動作手段を起動し、所定時間遅れて上記第1の動作手
    段を起動することによって、上記第1の動作手段と第2
    の動作手段とがほぼ同時に動作可能状態となるように制
    御する制御手段と;を具備することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】画像情報を獲得する画像情報獲得手段と;
    前記獲得された画像情報に対応した光を所定の位置に結
    像させる結像手段と;前記結像された光によって形成さ
    れる静電潜像を担持する像担持手段と;前記像担持手段
    に形成される静電潜像に現像剤を供給し、この静電潜像
    を可視化する現像手段と;前記可視化された静電潜像を
    トナー像として用紙に転写する転写手段と;前記転写さ
    れたトナー像を用紙に定着させる定着手段と;を備え、 画像の形成が実行できる準備完了状態に比べて電力消費
    量の少ない待機状態にされた複数の装置に対して、この
    待機状態を解除する起動の指示がなされたときに、各装
    置がほぼ同時に準備完了状態となるように、各装置に対
    する起動の開始タイミングを制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿台に載置された原稿画像に対して光を
    照射するものであって、温度依存性を有する光源と;前
    記光源を所定の温度値k1に温める第1のヒータと;前
    記第1のヒータの温度値を検出する第1の温度検出手段
    と;前記光源から照射され原稿を介して得られる光によ
    り前記原稿画像の画像情報を生成する画像読取手段と;
    前記画像読取手段で生成された画像情報に対応した光を
    所定の方向に偏向する偏向手段と;前記偏向手段を駆動
    させる駆動手段と;前記偏向手段で偏向された光を感光
    体上に結像させる結像手段と;前記結像手段により結像
    された光によって前記感光体上に静電潜像を形成する形
    成手段と;前記感光体に形成される静電潜像に現像剤を
    供給し、この静電潜像を可視化する現像手段と;前記可
    視化された静電潜像をトナー像として用紙に転写する転
    写手段と;前記転写されたトナー像を用紙に定着させる
    定着手段と;前記定着手段を所定の温度値k2に加熱す
    る第2のヒータと;前記第2のヒータにより加熱される
    定着手段の表面温度を検出する第2の温度検出手段と;
    予熱モードの開始および解除の指示を受け付ける予熱モ
    ード指示受付手段と;前記第1のヒータが任意の温度値
    であるときに予熱モードの解除の指示により再起動され
    てから準備が完了したとされる前記温度値k1に達する
    までの所要時間が記録された第1のデータ、および前記
    定着手段が任意の温度値であるときに予熱モードの解除
    の指示により前記第2のヒータが再起動されてからこの
    定着手段の準備が完了したとされる前記温度値k2に達
    するまでの所要時間が記録された第2のデータとを記録
    する記録手段と;前記予熱モード指示受付手段により予
    熱モードの開始の指示が受け付けられたとき、前記第1
    のヒータを前記温度値k1より低温の温度値k3に維持
    し、前記第2のヒータを前記温度値k2より低温の温度
    値k4に維持する予熱モード開始制御手段と;予熱モー
    ドの状態において、前記予熱モード指示受付手段により
    この予熱モードを解除する再起動の指示がなされたとき
    に、前記第1および第2の温度検出手段により、前記第
    1のヒータおよび前記定着手段の温度値の検出を開始す
    る検出開始制御手段と;前記検出開始制御手段により検
    出された前記第1のヒータおよび前記定着手段の温度値
    を基に、前記第1および第2のデータから前記第1のヒ
    ータが再起動されてから前記温度値k1に達するまでの
    所要時間、および前記第2のヒータが再起動されてから
    前記定着手段が前記温度値k2に達するまでの所要時間
    を算出する算出手段と;前記算出手段により算出された
    所要時間の内で時間の長いものから順にt1、t2と
    し、t1からt2を引いた値をt3とし、前記第1のヒ
    ータおよび前記定着手段の準備がほぼ同時に完了するよ
    うに、前記t1に該当するものの再起動を開始してから
    t3経過後に前記t2に該当するものの再起動を開始す
    るようにタイミングを制御する予熱モード解除制御手段
    と;を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】原稿台に載置された原稿画像に対して光を
    照射するものであって、温度依存性を有する光源と;前
    記光源から照射され原稿を介して得られる光により前記
    原稿画像の画像情報を生成する画像読取手段と;前記画
    像読取手段で生成された画像情報に対応した光を所定の
    方向に偏向する偏向手段と;前記偏向手段を駆動させる
    駆動手段と;前記駆動手段の表面の温度値を検出する第
    1の温度検出手段と;前記偏向手段で偏向された光を感
    光体上に結像させる結像手段と;前記結像手段により結
    像された光によって上記感光体に静電潜像を形成する形
    成手段と;前記感光体に形成される静電潜像に現像剤を
    供給し、この静電潜像を可視化する現像手段と;前記可
    視化された静電潜像をトナー像として用紙に転写する転
    写手段と;前記転写されたトナー像を用紙に定着させる
    定着手段と;前記定着手段を所定の温度値k2に加熱す
    るヒータと;前記ヒータにより加熱される定着手段の表
    面温度を検出する第2の温度検出手段と;予熱モードの
    開始および解除の指示を受け付ける予熱モード指示受付
    手段と;前記ヒータが任意の温度値であるときに予熱モ
    ードの解除の指示により再起動されてから準備が完了し
    たとされる温度値k1に達するまでの所要時間が記録さ
    れた第1のデータ、および前記駆動手段の表面が任意の
    温度値であるときに予熱モードの解除の指示により再起
    動されてから準備が完了したとされる前記温度値k2に
    達するまでの所要時間が記録された第2のデータとを記
    録する記録手段と;前記予熱モード指示受付手段により
    予熱モードの開始の指示が受け付けられたとき、前記ヒ
    ータを前記温度値k1より低温の温度値k3に維持し、
    前記駆動手段の駆動を停止する予熱モード開始制御手段
    と;予熱モードの状態において、前記予熱モード指示受
    付手段によりこの予熱モードを解除する再起動の指示が
    なされたときに、前記第1および第2の温度検出手段に
    より、前記ヒータおよび前記駆動手段の温度値の検出を
    開始する検出開始制御手段と;前記検出開始制御手段に
    より検出された前記ヒータおよび前記駆動手段の温度値
    を基に、前記第1のデータから前記第1のヒータが再起
    動されてから前記温度値k1に達するまでの所要時間、
    および前記第2のデータから前記駆動手段が再起動され
    てから前記温度値k2に達するまでの所要時間を算出す
    る算出手段と;前記算出手段により算出された所要時間
    の内で時間の長いものから順にt1、t2とし、t1か
    らt2を引いた値をt3とし、前記ヒータおよび前記駆
    動手段の準備がほぼ同時に完了するように、前記t1に
    該当するものの再起動を開始してから、t3経過後に前
    記t2に該当するものの再起動を開始するようにタイミ
    ングを制御する予熱モード解除制御手段と;を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】原稿台に載置された原稿画像に対して光を
    照射するものであって、温度依存性を有する光源と;前
    記光源を所定の温度値k1に温める第1のヒータと;前
    記第1のヒータの温度値を検出する第1の温度検出手段
    と;前記光源から照射され原稿を介して得られる光によ
    り前記原稿画像の画像情報を生成する画像読取手段と;
    前記画像読取手段で生成された画像情報に対応した光を
    所定の方向に偏向する偏向手段と;前記偏向手段を駆動
    させる駆動手段と;前記駆動手段の表面の温度値を検出
    する第2の温度検出手段と;前記偏向手段で偏向された
    光を感光体上に結像させる結像手段と;前記結像手段に
    より結像された光によって上記感光体上に静電潜像を形
    成する形成手段と;前記感光体に形成される静電潜像に
    現像剤を供給し、この静電潜像を可視化する現像手段
    と;前記可視化された静電潜像をトナー像として用紙に
    転写する転写手段と;前記転写されたトナー像を用紙に
    定着させる定着手段と;前記定着手段を所定の温度値k
    3に加熱する第2のヒータと;前記第2のヒータにより
    加熱される定着手段の表面温度を検出する第3の温度検
    出手段と;予熱モードの開始および解除の指示を受け付
    ける予熱モード指示受付手段と;前記第1のヒータが任
    意の温度値であるときに予熱モードの解除の指示により
    再起動されてから準備が完了したとされる前記温度値k
    1に達するまでの所要時間が記録された第1のデータ、
    前記駆動手段の表面が任意の温度値であるときに予熱モ
    ードの解除の指示により再起動されてから準備が完了し
    たとされる温度値k2に達するまでの所要時間が記録さ
    れた第2のデータ、および前記定着手段が任意の温度値
    であるときに予熱モードの解除の指示により前記第2の
    ヒータが再起動されてからこの定着手段の準備が完了し
    たとされる前記温度値k3に達するまでの所要時間が記
    録された第3のデータとを記録する記録手段と;前記予
    熱モード指示受付手段により予熱モードの開始の指示が
    受け付けられたとき、前記第1のヒータを前記温度値k
    1より低温の温度値k4に維持し、前記駆動手段の駆動
    を停止し、前記第2のヒータを前記温度値k3より低温
    の温度値k5に維持する予熱モード開始制御手段と;予
    熱モードの状態において、前記予熱モード指示受付手段
    によりこの予熱モードを解除する再起動の指示がなされ
    たときに、前記第1、第2、および第3の温度検出手段
    により、前記第1のヒータ、前記駆動手段、および前記
    定着手段の温度値の検出を開始する検出開始制御手段
    と;前記検出開始制御手段により検出された前記第1の
    ヒータ、前記駆動手段、および前記定着手段の温度値を
    基に、前記第1のデータから前記第1のヒータが再起動
    されてから前記温度値k1に達するまでの所要時間、前
    記第2のデータから前記駆動手段が再起動されてから前
    記温度値k2に達するまでの所要時間、および前記第3
    のデータから前記第2のヒータが再起動されてから前記
    定着手段が前記温度値k3に達するまでの所要時間を算
    出する算出手段と;前記算出手段により算出された所要
    時間の内で時間の長いものから順にt1、t2、t3と
    し、t1からt2を引いた値をt4、t1からt3を引
    いた値をt5とし、前記第1のヒータ、前記駆動手段、
    および前記第2のヒータの準備がほぼ同時に完了するよ
    うに、前記t1に該当するものの再起動を開始してか
    ら、t4経過後に前記t2に該当するものの再起動を開
    始、t5経過後に前記t3に該当するものの再起動を開
    始するようにタイミングを制御する予熱モード解除制御
    手段と;を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】第1の動作手段が起動されてから動作可能
    状態となるまでの所要時間が記録された第1のデータ、
    および第2の動作手段が起動されてから動作可能状態と
    なるまでの所要時間が記録された第2のデータを保持
    し;前記第1および第2の動作手段の起動の指示がなさ
    れたときに、前記第1および第2のデータから前記第1
    および第2の動作手段が動作可能状態となるまでの所要
    時間を求め;前記第1および前記第2の動作手段がほぼ
    同時に動作可能状態となるように制御する;ことを特徴
    とする起動制御方法。
  7. 【請求項7】任意の状態の第1の装置が起動または再起
    動されてから準備が完了したとされる状態になるまでの
    所要時間が記録された第1のデータ、および任意の状態
    の第2の装置が起動または再起動されてから準備が完了
    したとされる状態になるまでの所要時間が記録された第
    2のデータを保持し;前記第1および第2の装置の起動
    または再起動の指示がなされたときに、前記第1および
    第2の装置の状態を検出し;前記検出された第1および
    第2の装置の状態を基に、前記第1および第2のデータ
    から前記第1および第2の装置の準備が完了するまでの
    所要時間を求め;前記第1および第2の装置の準備がほ
    ぼ同時に完了するように、前記第1および第2の装置の
    起動または再起動の開始のタイミングを制御する;こと
    を特徴とする起動または再起動の開始タイミング制御方
    法。
  8. 【請求項8】任意の温度値の第1の装置が起動または再
    起動されてから準備が完了したとされる温度値に達する
    までの所要時間が記録された第1のデータ、および任意
    の温度値の第2の装置が起動または再起動されてから準
    備が完了したとされる温度値に達するまでの所要時間が
    記録された第2のデータを保持し;前記第1および第2
    の装置の起動または再起動の指示がなされたときに、前
    記第1および第2の装置の温度値を検出し;前記検出さ
    れた第1および第2の装置の温度値を基に、前記第1お
    よび第2のデータから前記第1および第2の装置の準備
    が完了するまでの所要時間を求め;前記求められた所要
    時間の内で時間の長い方を時t1、時間の短い方をt
    2、t1からt2を引いた値をt3とし;前記第1およ
    び第2の装置の準備がほぼ同時に完了するように、前記
    t1に該当する装置の起動または再起動を開始してか
    ら、t3経過後に前記t2に該当する装置の起動または
    再起動を開始するようにタイミングを制御する;ことを
    特徴とする起動または再起動の開始タイミング制御方
    法。
  9. 【請求項9】光を照射する照射手段を温める第1のヒー
    タが任意の温度値であるときに再起動されてから準備が
    完了したとされる温度値k1に達するまでの所要時間が
    記録された第1のデータ、光を所定方向に偏向する偏向
    手段を駆動させる駆動手段の表面が任意の温度値である
    ときに再起動されてから準備が完了したとされる温度値
    k2に達するまでの所要時間が記録された第2のデー
    タ、およびトナー像を用紙に定着させる定着手段が任意
    の温度値であるときにこの定着手段を加熱する第2のヒ
    ータが再起動されてからこの定着手段の準備が完了した
    とされる温度値k3に達するまでの所要時間が記録され
    た第3のデータとを保持し;前記第1のヒータが温度値
    k4に維持され、前記駆動手段が停止され、前記定着手
    段が温度値k5に維持された予熱モードの状態におい
    て、この予熱モードを解除する再起動の指示がなされた
    ときに、前記第1のヒータ、前記駆動手段、および前記
    定着手段の温度値を検出し;前記検出された前記第1の
    ヒータ、前記駆動手段、および前記定着手段の温度値を
    基に、前記第1のデータから前記第1のヒータが再起動
    されてから前記温度値k1に達するまでの所要時間、前
    記第2のデータから前記駆動手段が再起動されてから前
    記温度値k2に達するまで所要時間、前記第3のデータ
    から前記第2のヒータが再起動されてから前記定着手段
    が前記温度値k3に達するまでの所要時間を求め;前記
    求められた所要時間の内で時間の長いものから順にt
    1、t2、t3とし、t1からt2を引いた値をt4、
    t1からt3を引いた値をt5とし;前記t1に該当す
    るものの再起動を開始してから、t4経過後に前記t2
    に該当するものの再起動を開始、t5経過後に前記t3
    に該当するものの再起動を開始するようにタイミングを
    制御する;ことを特徴とする再起動の開始タイミング制
    御方法。
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