JP4525027B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真式の両面画像形成装置に関する。
用紙を搬送する主搬送路と、主搬送路に連通し、用紙を表裏反転させて搬送する反転搬送路とを備えた両面画像形成装置では、反転搬送路の入口側と出口側にそれぞれ用紙を検知する検知センサが設けられており、この検知センサで反転搬送路での用紙のジャムを検知している。このような装置として、反転搬送路の両検知センサを、両面印刷可能な仕様最小用紙の長さ以上の距離を置いて配置し、タイマーを利用してジャム検知を行う装置がある。この装置の場合、例えば両検知センサ間に小サイズの用紙があるときに電源OFFとなると、その用紙はどちらの検知センサにも検知されず、電源ON後にその用紙が反転搬送路に残ったままで画像形成動作が再開されてしまうという問題点があった。
このような問題点を解決するために、画像形成時以外の所定のタイミングのとき(例えば、装置の電源投入時)に、用紙反転搬送系を駆動させる反転搬送系駆動制御手段を設けた画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、両面反転ユニット内に残紙がある状態で画像形成装置の電源がOFFされた後に、再度電源を投入した時に、用紙侵入センサによる用紙侵入情報と出口センサからの排紙情報をメモリ内から確認できないときのみ、両面反転ユニット内の各ローラを駆動して残紙の有無を検知する画像形成装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−84783号公報 特開平11−95496号公報
上記特許文献1記載の装置では、反転搬送路の入口付近と出口付近にそれぞれ検知センサが設けられており、電源投入時に用紙反転搬送系を駆動させることで、両検知センサのいずれかが用紙を検知したか判断して、残留紙の有無を検知している。このため、反転搬送路に検知センサが有ることが要件になっている。ところが、検知センサは反転搬送路だけでなく、搬送系(主搬送路)にも最少限1個(レジストローラの上流側に配置されるもの)は必要である。すなわち、この装置には少なくとも3個の検知センサが必要であるため、更にセンサの個数を減らして、コストを削減する余地がある。
一方、上記特許文献2記載の装置では、両面反転ユニット内だけでも用紙侵入センサ、出口センサ、残紙排紙センサの3個のセンサが設けられているので、必要なセンサの個数が多く、それだけコスト高になる。しかも、用紙侵入情報と排紙情報をメモリに記憶し、メモリの情報を確認しなければならず、そのためのソフトも複雑になる。
この発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、センサの個数を必要最少限にしてコストを抑えながらも反転搬送路での残留用紙の有無を確実に検知できる両面画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1記載の両面画像形成装置は、用紙を上流側から転写ニップ部及び定着ニップ部を経て下流側に搬送する主搬送路と、主搬送路の上流側と下流側に連通し、用紙を主搬送路の下流側から上流側に表裏反転させて搬送する反転搬送路と、主搬送路に配置されて用紙を転写ニップ部に搬送するレジストローラと、主搬送路にてレジストローラの上流側に設けられた給紙センサと、主搬送路の下流側に排紙方向及び反転搬送方向の両方向に回転可能に配置された排紙ローラと、主搬送路において、排紙ローラの上流側であって定着ニップ部の下流側に設けられた排紙センサと、反転搬送路に配置されて用紙を主搬送路のレジストローラ側に搬送する搬送ローラとを備えたものにおいて、電源ON時の画像形成プロセスシーケンスにおける前回転処理の前に、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動を行う駆動制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2記載の両面画像形成装置は、用紙を上流側から転写ニップ部及び定着ニップ部を経て下流側に搬送する主搬送路と、主搬送路の上流側と下流側に連通し、用紙を主搬送路の下流側から上流側に表裏反転させて搬送する反転搬送路と、主搬送路に配置されて用紙を転写ニップ部に搬送するレジストローラと、主搬送路にてレジストローラの上流側に設けられた給紙センサと、主搬送路の下流側に排紙方向及び反転搬送方向の両方向に回転可能に配置された排紙ローラと、主搬送路において、排紙ローラの上流側であって定着ニップ部の下流側に設けられた排紙センサと、反転搬送路に配置されて用紙を主搬送路のレジストローラ側に搬送する搬送ローラとを備えたものにおいて、電源ON時の画像形成プロセスシーケンスにおける前回転処理の前に開始するとともに前回転処理と少なくとも一部分を重複させて、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動を行う駆動制御手段を備えることを特徴とする。
請求項1,2記載の発明によれば、検知センサが必要最少限でよいにもかかわらず、反転搬送路での残留用紙の有無を確実に検知することができる。しかも、検知センサは主搬送路だけに設ければよく、反転搬送路に設ける必要はない。すなわち、主搬送路の入口側に給紙センサ、出口側に排紙センサの最少限2個の検知センサを設ければよいので、センサの個数を減らし、コストを削減できる。
また、請求項1記載の発明によれば、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動は、電源ON時の画像形成プロセスシーケンスにおける前回転処理の前に行うので、省エネの点で有利である。つまり、排紙ローラ及び搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動により、反転搬送路に残留用紙があることが給紙センサにより検知されると、前回転処理はジャム用紙の除去によるジャム解除まで実行されないので、前回転処理に必要な電力が無駄に消費されない。
請求項2記載の発明によれば、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動は、前回転処理の前に開始するとともに前回転処理と少なくとも一部分が重複して行われるので、装置の起動時間を短縮できる。つまり、排紙ローラ及び搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動により、反転搬送路に残留用紙がないことが給紙センサにより検知されると、排紙ローラ及び搬送ローラの反転搬送方向への駆動時に既に前回転処理が開始しているので、前回転処理が早く終了する分、装置の起動が早くなる。
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
以下の実施形態では、本発明の両面画像形成装置をファクシミリ装置に適用した場合について説明する。
図1は、実施形態に係るファクシミリ装置の内部構造を示す概略図であり、図2は、そのファクシミリ装置におけるプリンタ部の概略構成を示すブロック図である。プリンタ部は電子写真式のものであり、給紙カセット80の用紙Pを転写ニップ部、定着ニップ部を経て、排紙トレイ81に搬送する主搬送路Fと、主搬送路Fの上流側と下流側に連通し、用紙Pを表裏反転させて搬送する反転搬送路Rとを備える。
図1において、装置本体50の上部にはフラットベッドスキャナ(FBS)60が設けられ、FBS60は装置本体50の奥寄りの位置にヒンジ連結されて手前側が開閉可能なブックプラテンカバー61を有する。このブックプラテンカバー61は、正面から見てその左側に自動原稿供給装置(ADF)70が配置されており、ADF70により搬送される原稿が載置される原稿供給トレイ62をその上部に、読み取り後の原稿が排出される原稿排出トレイ63を原稿供給トレイ62の下側にそれぞれ備えている。
ADF70内において、原稿供給トレイ62の原稿出口に近接した位置に、原稿を1枚ずつ分離するための分離ローラ71が設けられ、更に原稿搬送路中に移送ローラ72が設けられ、原稿排出トレイ63の原稿入口に近接した位置に排出ローラ73が設けられている。
ADF70で搬送される原稿の画像を読み取るための読取位置には、複数枚のミラー75とCCD76とが配置され、原稿の画像がミラー75によって反射されてCCD76により撮像される。なお、図面には示していないが原稿を照射する光源も配置されている。
一方、装置本体50の下部には装置本体50に対して正面手前方向に出入り可能な給紙カセット80が配置され、その上方に排紙トレイ81が配置されている。給紙カセット80から排紙トレイ81までは、給紙カセット80の用紙Pに片面印字するときの主搬送路(用紙搬送路)Fになっており、この主搬送路Fとは別に両面印字するときの反転搬送路Rも主搬送路Fの外側に設けられている。この装置では、下部の給紙カセット80からの主搬送路F(及び反転搬送路R)を経て、排紙トレイ81に至る経路が横向きのU字状になっており、給紙カセット80と排紙トレイ81との間に、後記するLSU24、現像器ユニット90等が配置され、スペースが有効活用されている。
主搬送路Fには、感光体として外周面に光導電膜を有する感光ドラム21が配置されている。この感光ドラム21は、メインモータ41により回転される。この感光ドラム21の周囲には、帯電手段としてのスコロトロンチャージャ22が配置され、用紙に対する印字を行う場合には、このスコロトロンチャージャ22に帯電電圧印加回路(図示せず)により、所定の帯電電圧HVCが印加される。帯電電圧HVCが印加されたスコロトロンチャージャ22は、感光ドラム21の外周面を一様に帯電させる。なお、本件明細書において、感光ドラム21が帯電した状態とは、感光ドラム21表面に電荷が保持された状態を指す。
排紙トレイ81の下方に配置された露光手段としてのレーザスキャンユニット(LSU)24は、ポリゴンモータによってポリゴンミラーが回転され、入力された画像情報に応じたスキャンレーザ光を感光ドラム21に照射し、感光ドラム21の外周面に静電潜像を形成する。
更に、感光ドラム21の周囲には現像器ユニット90が配置されている。現像器ユニット90は、正帯電性のトナーを入れたトナーケース、供給ローラ25、現像ローラ26等により構成される。供給ローラ25はトナーケースからトナーを帯電させつつ現像ローラ26に供給するものである。この供給ローラ25には現像電圧印加回路(図示せず)により、所定の現像電圧HVBが印加される。
主搬送路Fの用紙送り出し側に配置された定着器は、ヒータランプを有する加熱ローラ31及びプレスローラ33等で構成される。加熱ローラ31はヒータランプにより加熱され、定着動作時には所定の温度を維持する。加熱ローラ31とプレスローラ33とは、転写ローラ29による転写後の用紙を加熱圧接することにより、用紙上のトナー画像を定着させる。
また、感光ドラム21の周囲には拡散手段が配置されている。この拡散手段は感光ドラム21の外周に当接して回転する回転ブラシ35であって、感光ドラム21の回転方向に転写ローラ29よりも下流側に配設されている。この回転ブラシ35は、転写後に感光ドラム21の外周面に画像の輪郭に沿って残るトナー画像(メモリ画像)を散らし、紙粉等を除去するためのものである。なお、拡散手段として、上記の回転ブラシ35のみならず感光ドラム21の外周面に感光ドラム21の回転方向に所定幅で接触する固定式のブラシを用いることができる。
片面印字時には、給紙カセット80の用紙Pはピックアップローラ(給紙ローラ)36により1枚ずつ取り出され、レジストローラ38により主搬送路Fを搬送され、感光ドラム21と転写ローラ29との当接部(転写ニップ部)、加熱ローラ31とプレスローラ33との当接部(定着ニップ部)を順番に通過され、サブモータ42で正回転される排紙ローラ91により排紙トレイ81に排出される。
両面印字時には、定着ニップ部を通過した片面印字終了後の用紙Pは、排紙ローラ91に挟持されているときに、サブモータ42により逆回転する排紙ローラ91によって反転搬送路Rに流入され、反転搬送路Rの搬送ローラ92,93で給紙カセット80側に搬送される。そして、用紙Pは表裏が逆転した状態で再び主搬送路Fに送り込まれて、レジストローラ38により転写ニップ部に向けて搬送される。両面印字が終了した用紙Pは、排紙ローラ91により排紙トレイ81に排出される。
また、主搬送路Fの上流側にはPSSセンサ(給紙センサ)37が、下流側にはPDSセンサ(排紙センサ)39がそれぞれ設けられている。PSSセンサ37は、給紙カセット80よりピックアップされた用紙を検出するためのセンサであり、PDSセンサ39は、転写、定着により記録された用紙が排出される場合に用紙を検出するセンサである。
更に、この装置本体50の側部には、用紙を手差しで供給するための手差しトレイ(図示せず)が設けられており、手差しトレイにより用紙を装置本体50内部に供給すると、用紙は手差しローラ45により手差し搬送路Hを通じてレジストローラ38に送られる。
この装置では、メインモータ41により、給紙クラッチ46を介するピックアップローラ36、レジストクラッチ47を介するレジストローラ38、感光ドラム21、転写ローラ29、加熱ローラ31及びプレスローラ33の回転駆動が制御される。また、サブモータ42により、排紙ローラ91、搬送ローラ92,93の回転駆動が制御される。
なお、サブモータ42によるローラ91〜93の駆動については、反転搬送路Rの用紙がレジストローラ38側(反転搬送方向)に搬送されるときは、ローラ91〜93は共に同じ反転搬送方向に回転するが、画像形成済みの用紙が排紙トレイ81に排出されるときは、ローラ91だけが排出方向(反転搬送方向とは逆方向)に回転する。これは、例えば遊星ギアを用い、用紙を反転搬送方向に送るときは遊星ギアを通じてローラ91〜93が共にサブモータ42に連結されるが、排紙方向のときは、遊星ギアによりローラ92,93がサブモータ42との連結から切り離されることで実現される。
更に、このファクシミリ装置のプリンタ部の構成について説明する。但し、説明が上記と一部重複する部分もある。
プリンタ部には、メインモータ41によって回転される感光ドラム21が配置される。この感光ドラム21の周囲に、帯電手段としてのスコロトロンチャージャ22が配置され、このスコロトロンチャージャ22に帯電電圧印加回路により所定の正の帯電電圧HVCが印加される。正の帯電電圧HVCが印加されたスコロトロンチャージャ22によって、感光ドラム21の外周面が約+800Vに一様に帯電される。この実施形態では、帯電手段として感光ドラム21表面を非接触で帯電させるスコロトロンチャージャ22を備えているが、これに代えて感光ドラム21表面に接触状態で帯電させる帯電ブラシやスポンジローラ、ソリッドローラなどの帯電ローラであってもよい。
感光ドラム21の周囲でスコロトロンチャージャ22の下流側に、露光手段としてのLSU(レーザスキャンユニット)24が配置される。このLSU24においては、画像情報が入力され、これに応答してレーザ発信源が出力したスキャンレーザ光をポリゴンモータにより回転するポリゴンミラーが散らすことで、感光ドラム21の外周面に画像情報に対応した静電潜像を形成する。
更に、感光ドラム21の周囲でLSU24の下流側に配置された現像器ユニット90は、供給ローラ25、現像ローラ26等により構成される。供給ローラ25は、正帯電性のトナーを入れたトナーケースからトナーを帯電させつつ現像ローラ26に供給するもので、この供給ローラ25には現像電圧印加回路により所定の供給電圧(+300V〜+700V)が印加される。この供給ローラ25と感光ドラム21に接触し、感光ドラム21との間に現像ニップ部を形成する現像ローラ26には、現像電圧印加回路により所定の現像電圧HVB(+300V〜+700V、好適には約+400V)が印加される。
更に、感光ドラム21の周囲で現像器ユニット90の下流側に配置された転写手段としての転写ローラ29は、主搬送路Fを挟んで感光ドラム21の外周面と転写ニップ部を形成するように配置され、メインモータ41により回転される。この転写ローラ29には転写電圧印加回路により、転写電圧HVTが印加される。
主搬送路Fの転写ニップ部よりも用紙送り出し側に配置された定着器は、ヒータランプを有する加熱ローラ31及びプレスローラ33等で構成される。加熱ローラ31のヒータランプは、ヒータ駆動回路により、加熱ローラ31の外周面が所定の温度となるように加熱する。加熱ローラ31の表面温度は、温度センサ(図示せず、例えば接触型のサーミスタ)によって検出される。加熱ローラ31とプレスローラ33は、転写処理後の用紙を加熱圧接することによりトナー画像を用紙上に定着させる。
また、感光ドラム21の周囲に沿ってスコロトロンチャージャ22と転写ローラ29との間に自軸回りに回転する回転ブラシ35を設けており、この回転ブラシ35には拡散電圧印加回路により所定の拡散電圧HVCLが印加される。
次に、この実施形態のプリンタ部の処理動作について説明する。但し、ここでは電源ONからメインモータ41停止までのウォーミングアップ処理動作を、図3に示すタイムチャートを参照して説明する。
時刻t0で電源がONされると、ヒータランプへの通電を開始し、温度センサによって検出された定着器の温度をウォーミングアップ終了温度Temp2(例えば150℃)に向けて昇温する制御を開始する。
また、電源ON後に、タイマT11がスタートし、このタイマT11のタイムアップ時刻からタイマT14の有効期間にサブモータ42に負の電圧を印加して、各ローラ91〜93を反転搬送方向に回転させる。
その後、タイマT15が有効な期間、サブモータ42をOFFする。次のタイマT16の有効期間、サブモータ42に正の電圧を印加して、前記したように遊星ギアにより排紙ローラ91と搬送ローラ92,93との連係を切り離す。
タイマT14からタイマT16までの期間が反転搬送路Rのジャム検知処理に相当する。このようなサブモータ制御によって、各ローラ91〜93にニップされている残留用紙がある場合や、PSSセンサ37とPDSセンサ39との間に残留用紙がある場合に、その用紙が反転搬送駆動(タイマT14)によりレジストローラ38側に搬送され、PSSセンサ37によりその存在が検知されることになる。従って、タイマT14の有効期間は、残留用紙を検知するために充分な時間や残留用紙を検知するために必要な時間に設定される。
このジャム検知処理によれば、必要な検知センサがPSSセンサ37とPDSセンサ39の2個で済むにもかかわらず、反転搬送路Rでの残留用紙の有無を確実に検知することができる。しかも、検知センサは主搬送路Fだけにあればよく、反転搬送路Rに設ける必要はない。すなわち、主搬送路FにPSSセンサ37とPDSセンサ39の2個の検知センサがあればよいので、センサの個数を減らし、コストを削減できる。また、ジャム検知処理は時刻t1から開始する前回転処理の前に完全に終了しているので、省エネの点で有利である。つまり、反転搬送路Rでの駆動により、反転搬送路Rに残留用紙があることが検知されると、前回転処理はジャム用紙の除去によるジャム解除まで実行されないので、前回転処理に必要な電力が無駄に消費されない。
なお、ジャム検知処理の一部分は前回転処理と重複してもよい。この場合は、装置の起動時間を短縮できる。つまり、反転搬送路Rでの駆動により、反転搬送路Rに残留用紙がないことが検知されると、反転搬送路Rでの駆動時に既に前回転処理が開始しているので、前回転処理が早く終了する分、装置の起動が早くなる。
一方、定着器の温度がメインモータ41の回転開始温度Temp1(例えば105℃)に達すると(時刻t1)、前回転処理が実行される。この前回転処理は、部材クリーニングと主搬送路Fの残留用紙の検知処理である。
次に、この前回転処理について説明する。時刻t1において、LSU24のポリゴンモータがONされ、ポリゴンミラーが回転する。これと同時にメインモータ41がONされ、レジストクラッチ47のONによりレジストローラ38が回転を開始し、更に感光ドラム21、転写ローラ29、現像ローラ26、供給ローラ25及び回転ブラシ35がそれぞれ回転を開始する。
また、定着器の温度がTemp1に達したときに、帯電電圧印加回路がスコロトロンチャージャ22に帯電電圧HVCとして正電圧を印加する。この処理によって感光ドラム21表面が均一に帯電する。つまり、感光ドラム21表面には、均一な電荷が保持される。
また、メインモータ41の回転開始時刻t1からタイマT21がスタートする。このタイマT21がタイムアップすると、現像電圧印加回路が現像電圧HVBとして、画像形成時の現像電圧(例えば、約+400V)と同極性(正)で、それよりも弱いステップ電圧(例えば、約+10V)を印加する。このように現像ローラ26に弱電圧を印加することによって、、感光ドラム21表面と現像ローラ26表面との間の電位差が大きくなるので、感光ドラム21表面の残留トナーを現像ローラ26側に移動させるトナー回収処理の効率が向上する。
上記タイマT21は、感光ドラム21がスコロトロンチャージャ22の配設位置から現像ニップ部に到達するまでに要する時間に設定されている。つまり、感光ドラム21の未帯電部が現像ニップ部を通過する間は、現像電圧HVBが現像ローラ26に印加されないように構成されている。従って、次の現像処理に悪影響を及ぼす恐れのある帯電状態のトナーが回収されることがない。
同じく、時刻t1でタイマT31をスタートさせる。タイマT31のタイムアップ時刻に、時刻t1において帯電された感光ドラム21の領域が転写ニップ部に到達する。このときに、転写電圧HVTとして、トナー像の転写処理時に転写ローラ29に印加する転写電圧(負極性)とは逆極性の正の転写電圧(例えば、約+1000V)を印加する。
この処理は、転写ローラ29に付着した残存トナーを感光ドラム21に戻すために、タイマT32が有効の間に行われる。このタイマT32は転写ローラ29が1回転する時間より長い時間に設定されており、従って、転写ローラ29の全周の残存トナーが感光ドラム21に戻されることになる。タイマT32のタイムアップで、タイマT33の有効期間、転写電圧HVTがOFF(無印加)になる。
タイマT33のタイムアップで、転写ローラ29に転写処理時の転写電圧(負極性)と同極性で、感光ドラム21表面を帯電させるに十分な強さの転写電圧(例えば、約−600V)が印加される。この処理によって、転写ニップ部において転写ローラ29に付着している逆チャージの残存トナーが感光ドラム21側に戻り、この帯電領域が感光ドラム21と回転ブラシ35との当接部まで移動したときに、この当接部において回転ブラシ35に捕捉されているトナーが感光ドラム21側に戻る。
この処理は、タイマT34が有効な間に行われ、その後、転写電圧HVTがOFFになる。このタイマT34は転写ローラ29が1回転する時間より長く、且つ感光ドラム21が1回転する時間より短く設定されている。従って、転写ローラ29の全周の逆チャージトナーを感光ドラム21側に戻すことができ、感光ドラム21上の現像器で回収されなかった逆チャージトナーが再び転写ローラ29に戻ることはない。また、逆チャージトナーの転写ローラ29への再付着を防止するためにタイマT34のタイムアップ後に、転写処理時の電圧と同極性の電圧(負極性)を印加するようにしてもよい。
同じく、メインモータ41の回転開始後にタイマT41をスタートさせる。タイマT41のタイムアップ時刻に、時刻t1で転写ニップ部に位置した領域が、感光ドラム21と回転ブラシ35との接触部位に到達する。このとき、回転ブラシ35に印字処理時と同じく正極性の拡散電圧HVCLが印加され、感光ドラム21上の残留トナーの付着力が弱められるとともに、紙粉が除去される。この残留トナーの付着力を弱める目的を達成するためには、トナーの帯電極性にかかわらず、拡散電圧HVCLは正負いずれの極性であっても構わない。
一方、LSU24は、ポリゴンモータの回転速度が所定の回転数で安定したときにReady信号を出力するように構成されている。現像ローラ26に弱電圧が印加されている間、そのReady信号が出力されると、タイマT22をスタートさせる。そして、タイマT22のタイムアップした時刻に、現像電圧印加回路が現像ローラ26に正極性の強電圧(例えば、約+400V)を印加する。
従って、ポリゴンモータの回転開始から回転安定に至るまでの時間が短い場合には、タイマT32の期間に行われる処理を終了しないうちに、換言すれば、転写ローラ29表面の残存トナーを感光ドラム21に戻す処理を転写ローラ29の全周にわたって終えないうちに、現像ローラ26に強電圧を印加することになるため、回収効率が低下する不具合が生じる。これを防止するために、タイマT32がタイムアップする時刻よりも後に、現像ローラ26に強電圧を印加するようにしている。
なお、Ready信号が予め定める期間内に出力されない場合には、クリーニングシーケンスを停止する。つまり、帯電電圧HVC、現像電圧HVB、拡散電圧HVCLをOFFにする。
その後、定着器の温度がTemp2に到達すると(時刻t2になると)、制御モードが定着器の温度をTemp2に維持するモード、すなわち待機モードに切り替わり、メインモータ41をOFFし、更に各種電圧制御を停止して、前回転処理(時刻t1〜t2間の処理)を終了する。
なお、この実施形態の画像形成装置においては、上記の前回転処理は、電源をONにした後だけでなく、装置本体50の外装カバーを閉じた後、スリープ状態を解除した後、或いはユーザによって前回転処理開始の指示が操作部から入力されたときにも行うように構成している。従って、ジャム紙の処理後に外装カバーを閉じた後、装置が操作されずに長時間放置された後、転写ローラ29のクリーニングが不十分な時に、確実に転写ローラ29や感光ドラム21のクリーニングやジャム紙検知処理が行われることになる。
実施形態に係る両面画像形成装置としてのファクシミリ装置の内部構造を示す概略図である。 同ファクシミリ装置のプリンタ部の概略構成を示すブロック図である。 同ファクシミリ装置の電源ON後からウォーミングアップまでの各部波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
F 主搬送路
R 反転搬送路
H 手差し搬送路
21 感光ドラム
29 転写ローラ
31 加熱ローラ
33 プレスローラ
37 PSSセンサ
38 レジストローラ
39 PDSセンサ
41 メインモータ
42 サブモータ
80 給紙カセット
81 排紙トレイ
91 排紙ローラ
92,93 搬送ローラ

Claims (2)

  1. 用紙を上流側から転写ニップ部及び定着ニップ部を経て下流側に搬送する主搬送路と、
    主搬送路の上流側と下流側に連通し、用紙を主搬送路の下流側から上流側に表裏反転させて搬送する反転搬送路と、
    主搬送路に配置されて用紙を転写ニップ部に搬送するレジストローラと、
    主搬送路にてレジストローラの上流側に設けられた給紙センサと、
    主搬送路の下流側に排紙方向及び反転搬送方向の両方向に回転可能に配置された排紙ローラと、
    主搬送路において、排紙ローラの上流側であって定着ニップ部の下流側に設けられた排紙センサと、
    反転搬送路に配置されて用紙を主搬送路のレジストローラ側に搬送する搬送ローラと、
    を備えた両面画像形成装置であって
    電源ON時の画像形成プロセスシーケンスにおける前回転処理の前に、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動を行う駆動制御手段を備えることを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 用紙を上流側から転写ニップ部及び定着ニップ部を経て下流側に搬送する主搬送路と、
    主搬送路の上流側と下流側に連通し、用紙を主搬送路の下流側から上流側に表裏反転させて搬送する反転搬送路と、
    主搬送路に配置されて用紙を転写ニップ部に搬送するレジストローラと、
    主搬送路にてレジストローラの上流側に設けられた給紙センサと、
    主搬送路の下流側に排紙方向及び反転搬送方向の両方向に回転可能に配置された排紙ローラと、
    主搬送路において、排紙ローラの上流側であって定着ニップ部の下流側に設けられた排紙センサと、
    反転搬送路に配置されて用紙を主搬送路のレジストローラ側に搬送する搬送ローラと、
    を備えた両面画像形成装置であって
    電源ON時の画像形成プロセスシーケンスにおける前回転処理の前に開始するとともに前回転処理と少なくとも一部分を重複させて、残留用紙を給紙センサにより検知するために十分な時間、主搬送路の排紙ローラ及び反転搬送路の搬送ローラを反転搬送方向に回転させる反転搬送路での駆動を行う駆動制御手段を備えることを特徴とする両面画像形成装置。
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