JP2004333903A - 両面画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズや厚さが異なる種々の記録媒体に対して第1面と第2面によらず均一な品質の画像を維持しつつ消費電力の低減を図ることである。
【解決手段】感光ドラム21、スコロトロンチャージャー22、LSU24、現像ローラ26、転写ローラ29等で構成される画像形成部と、ヒータランプ31aを有する加熱ローラ31、プレスローラ33等で構成される定着手段と、用紙搬送路F及び反転搬送路Rと、加熱ローラ31の温度を検出する温度センサ34と、ヒータランプ31aによる加熱を制御するヒータ駆動回路32と、各部を統括制御するプリンタコントローラ12とを備える。用紙の幅方向のサイズが小さく、且つ用紙の厚さが薄い場合には、第2面(裏面)定着時の温度目標値を第1面(表面)定着時の温度目標値より低く設定し、それ以外の場合は、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置、コピー装置、或いはファクシミリ機能とコピー機能を併有する複合機などに用いられる両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
両面印字が可能な画像形成装置としては、主として記録材(用紙)の第一面(表面)上に形成された画像を定着する第一定着手段と、主として記録材の第二面(裏面)上に形成された画像を定着する第二定着手段とを備え、第二定着手段の定着温度を、第一定着手段の定着温度よりも低く設定する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、被画像形成体(用紙)の第一面(表面)に画像の形成を行う第1の画像形成手段と、被画像形成体の第二面(裏面)に画像の形成を行う第2の画像形成手段と、被画像形成体上に形成された画像を熱定着させる定着手段とを備え、定着手段の熱定着温度を、第1の画像形成手段で形成された画像の定着時と第2の画像形成手段で形成された画像の定着時とで切り換え制御する技術や、第2の画像形成手段で形成された画像に対する定着手段の熱定着温度が第1の画像形成手段で形成された画像に対する定着手段の熱定着温度よりも低くなるように制御する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
更に、給送される記録媒体(用紙)の第1面(表面)又は第2面(裏面)に画像を転写定着するための定着手段及び給送搬送路と、給送される記録媒体が第1面目の画像記録かどうかを判定する判定手段とを備え、判定手段による判定結果に基づいて定着手段に給送される記録媒体の第2面目に対する画像定着温度を第1面目の画像定着温度とは異なる温度になるように定着手段の定着温度を制御する技術や、判定手段による判定結果に基づいて定着手段に給送される記録媒体の第2面目に対する第2画像定着温度を第1面目の第1画像定着温度よりも低温になるように定着手段の定着温度を制御する技術がある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−265158号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平5−241476号公報
【0007】
【特許文献3】
特開平7−261603号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1は、2つの定着手段を備えているものの、特許文献1〜3記載の技術は、いずれも第2面目の画像定着時には、第2面目の定着温度を第1面目の定着温度よりも低くすることで、ブリスターによる画像欠陥の防止、高温オフセットの低減、消費電力の節減等を実現している。
【0009】
しかしながら、記録媒体として普通用いられる用紙は、規格だけでも大サイズのA3から小サイズのB5まで種々あり、規格以外の用紙(例えば葉書)等を含めると多種多様である。また、用紙の厚さも様々であり、例えば普通のコピー用紙にもグレードがある上、普通のコピー用紙と葉書とでは厚さがかなり違う。
【0010】
このようなサイズや厚さが異なるあらゆる用紙に対して、一律に、第2面目の画像定着時に第2面目の定着温度を第1面目の定着温度よりも低くしても、消費電力の節約にはなるが、用紙の第1面と第2面によらず均一な画質を維持することは困難である。すなわち、或る用紙では第1面と第2面で画質は同じであっても、その用紙とはサイズや厚さが異なる別の用紙では第2面の画質が劣化してしまうことが起こり得る。
【0011】
この発明は、そのような問題点に着目してなされたものであって、サイズや厚さが異なる種々の記録媒体に対して第1面と第2面によらず均一な品質の画像を維持しつつ消費電力の低減を図ることが可能な両面画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の請求項1記載の両面画像形成装置は、次の構成を備えることを特徴とする。
【0013】
(a)記録媒体の一方面にトナー画像を担持させる画像形成部
(b)加熱源を有し、画像形成部よりも記録媒体搬送方向の下流側に設けられ、記録媒体を加熱して記録媒体にトナー画像を定着させる定着手段
(c)定着手段を出た記録媒体を表裏反転して画像形成部よりも記録媒体搬送方向の上流側まで搬送する反転搬送手段
(d)定着手段の温度を検出するための温度検出手段
(e)定着手段の温度の目標値を維持するように加熱源への電力供給を制御する制御手段
(f)記録媒体の幅方向のサイズが大きい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定し、記録媒体の幅方向のサイズが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する設定手段
また、請求項2記載の両面画像形成装置は、次の構成を備えることを特徴とする。
【0014】
(a)記録媒体の一方面にトナー画像を担持させる画像形成部
(b)加熱源を有し、画像形成部よりも記録媒体搬送方向の下流側に設けられ、記録媒体を加熱して記録媒体にトナー画像を定着させる定着手段
(c)定着手段を出た記録媒体を表裏反転して画像形成部よりも記録媒体搬送方向の上流側まで搬送する反転搬送手段
(d)定着手段の温度を検出するための温度検出手段
(e)定着手段の温度の目標値を維持するように加熱源への電力供給を制御する制御手段
(g)記録媒体の厚さが大きい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定し、記録媒体の厚さが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する設定手段
請求項1,2記載の両面画像形成装置は、構成要素a,b,c,d,eを共通に備えるが、請求項1の装置は、記録媒体(用紙)の幅方向のサイズ(用紙の搬送方向に直交する方向のサイズ)に応じて第2面定着時の温度目標値を設定し、請求項2の装置は、記録媒体の厚さに応じて第2面定着時の温度目標値を設定する。
【0015】
具体的には、定着温度を低くすることができる場合、すなわち記録媒体の幅方向のサイズが小さい場合や、記録媒体の厚さが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する。これにより、サイズや厚さが異なる種々の記録媒体に対して第1面と第2面によらず均一な品質の画像を維持しつつ消費電力の低減を図ることができる。
【0016】
これは次の理由に基づいている。第2面定着時は、第1面定着時よりも記録媒体の温度が高く、記録媒体の含水分量も少なくなっているので、定着温度目標値を第1面定着時よりも低く設定しても、記録媒体にトナー画像を定着させることができる。このとき、記録媒体の幅方向のサイズが大きい場合や、記録媒体の厚さが大きい場合には、記録媒体によって定着手段の熱が多く奪われるので、定着不良を起こすことがあるが、本発明では、そのような場合には、定着温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定するので、そのような不具合が生じることはない。
【0017】
なお、請求項1,2の装置において、低い温度目標値は待機温度以上とする。
【0018】
また、上記構成要素は、下記の実施形態では、それぞれ次の部品等で構成される。
【0019】
(a)画像形成部:感光ドラム21、スコロトロンチャージャー22、LSU24、供給ローラ25、現像ローラ26、転写ローラ29等
(b)定着手段:ヒータランプ31aを有する加熱ローラ31、プレスローラ33等
(c)反転搬送手段:反転搬送路R、排出ローラ91、搬送ローラ92,93等
(d)温度検出手段:温度センサ34
(e)制御手段:ヒータ駆動回路32
(f),(g)設定手段:プリンタコントローラ12
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0021】
その実施形態に係る両面画像形成装置の内部構造の概略図を図1に示す。装置本体50の上部にはフラットベッドスキャナ(FBS)60が設けられ、FBS60は、装置本体50の奥寄りの位置にヒンジ連結されて手前側が開閉可能なブックプラテンカバー61を有する。このブックプラテンカバー61は、その左側に自動原稿供給装置(ADF)70が配置されており、ADF70により読み取る原稿が載置される原稿供給トレイ62をその上部に、読み取り後の原稿が排出される原稿排出トレイ63を原稿供給トレイ62の下側にそれぞれ備えている。
【0022】
ADF70内において、原稿供給トレイ62の原稿出口に近接した位置に、原稿を1枚ずつ分離するための分離ローラ71が設けられ、更に原稿搬送路中に移送ローラ72が設けられ、原稿排出トレイ63の原稿入口に近接した位置に排出ローラ73が設けられている。
【0023】
ADF70で搬送された原稿の画像を読み取る読取位置には、2枚のミラー75とCCD76が配置され、原稿の画像がミラー75により反射されて、CCD76により撮像される。なお、図面には示してないが、原稿を照射する光源も配置されている。
【0024】
一方、装置本体50の下部には装置本体50に対して出入可能な給紙カセット80が配置され、その上方に排紙トレイ81が配置されている。給紙カセット80から排紙トレイ81までは、給紙カセット80の用紙Pに片面印字するときの用紙搬送路Fになっており、この用紙搬送路Fとは別に両面印字するときの反転搬送路Rも用紙搬送路Fの外側に設定されている。この装置では、下部の給紙カセット80から用紙搬送路F(及び反転搬送路R)を経て排紙トレイ81に至る経路が横向きのU字状になっており、給紙カセット80と排紙トレイ81との間に、後記LSU24、現像器ユニット90等が配置され、スペースが有効活用されている。
【0025】
用紙搬送路Fには、感光体として外周面に光導電膜を有する感光ドラム21が配置され、感光ドラム21は、RXモータ41により回転される。この感光ドラム21の周囲には、帯電器のスコロトロンチャージャー22が配置され、用紙に対する印字を行う場合には、このスコロトロンチャージャー22に帯電バイアス印加回路23により所定のバイアス電圧が印加される。バイアス電圧が印加されたスコロトロンチャージャー22は、感光ドラム21の外周面を一様に帯電させる。
【0026】
排紙トレイ81の下方に配置された露光部としてのレーザスキャンユニット(LSU)24は、ポリゴンモータによりスキャンレーザ光を感光ドラム21に照射し、入力された画像情報に基づき感光ドラム21の外周面に画像情報に対応する静電潜像を形成する。
【0027】
更に、感光ドラム21の周囲には現像器ユニット90が配置されている。現像器ユニット90は、トナーを入れたトナーケース、供給ローラ25、現像ローラ26等により構成される。供給ローラ25は、トナーケースからトナーを帯電させつつ現像ローラ26に供給するもので、この供給ローラ25には現像バイアス印加回路28により所定のバイアス電圧が印加される。この供給ローラ25と感光ドラム21に接触して配置された現像ローラ26にも、現像バイアス印加回路28により所定のバイアス電圧が印加される。
【0028】
更に、用紙搬送路Fには、転写器として転写ローラ29が配置され、転写ローラ29は、用紙搬送路Fを挟んで感光ドラム21の外周面と接触し、RXモータ41により回転される。この転写ローラ29には転写バイアス印加回路30により所定のバイアス電圧が印加される。
【0029】
用紙搬送路Fの用紙送り出し側に配置された定着器は、ヒータランプ31aを有する加熱ローラ31、プレスローラ33等で構成される。加熱ローラ31はヒータランプ31aにより所定の温度に加熱される。加熱ローラ31とプレスローラ33とは、転写ローラ29による転写後の用紙を加熱圧接することにより、用紙上のトナー画像を定着させる。
【0030】
また、感光ドラム21の周囲には拡散手段としてのメモリ除去ブラシ35が配置されている。このメモリ除去ブラシ35は、転写後にも感光ドラム21の外周面に画像の輪郭に沿って残るトナー画像(メモリ画像)を除去するためのものである。
【0031】
片面印字時には、給紙カセット80の用紙Pは、ピックアップローラ36により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ38により搬送され、感光ドラム21と転写ローラ29との間(ニップ部)、加熱ローラ31とプレスローラ33との間を順に通過し、DUPモータ42で正回転される排出ローラ91により排紙トレイ81に排出される。
【0032】
両面印字時には、加熱ローラ31とプレスローラ33との間を通過した片面印字終了後の用紙Pは、排出ローラ91に挟持されているときに、DUPモータ42により排出ローラ91が逆回転するので、両面印字用の反転搬送路Rの搬送ローラ92,93で給紙カセット80側に搬送され、表裏が逆転した状態で再び用紙搬送路Fに送り込まれ、搬送ローラ38により感光ドラム21と転写ローラ29とのニップ部に向けて搬送される。両面印字が終了した用紙P′は、正回転の排出ローラ91により排紙トレイ81に排出される。
【0033】
この装置の概略構成のブロック図を図2に示す。図2において、この装置のプリンタは、プリンタ各部を制御するプリンタコントローラ12を備える。プリンタコントローラ12は、用紙の幅方向のサイズが大きい場合には、第2面(裏面)の定着時の温度目標値を第1面(表面)の定着時の温度目標値と同じに設定し、用紙の幅方向のサイズが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する機能と、用紙の厚さが大きい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定し、用紙の厚さが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する機能とを有する。
【0034】
プリンタ内部には、前記感光ドラム21が配置され、感光ドラム21はRXモータ41により回転される。この感光ドラム21の周囲には、帯電器としてスコロトロンチャージャー22が配置され、このスコロトロンチャージャー22には帯電バイアス印加回路23により所定のバイアス電圧が印加される。バイアス電圧が印加されたスコロトロンチャージャー22は、感光ドラム21の外周面を約+800Vに一様に帯電させる。感光ドラム21の周囲に配置された露光部としてのLSU(レーザスキャンユニット)24は、ポリゴンモータによりスキャンレーザ光を照射し、入力された画像情報に基づき感光ドラム21の外周面にレーザ光を照射し、外周面に画像情報に対応する静電潜像を形成する。
【0035】
更に、感光ドラム21の周囲に配置された現像器は、供給ローラ25、現像ローラ26、ブレード27及び現像バイアス印加回路28等により構成される。供給ローラ25は、トナーを入れたトナーケースからトナーを帯電させつつ現像ローラ26に供給するもので、この供給ローラ25には現像バイアス印加回路28により所定のバイアス電圧(+300V〜+700V)が印加される。この供給ローラ25と感光ドラム21に接触して配置された現像ローラ26には、現像バイアス印加回路28により所定のバイアス電圧(+300V〜+600V、好適には約+450V)が印加される。
【0036】
ブレード27は、現像ローラ26の外周面に弾性的に接触し、現像ローラ26の外周面に付着したトナーの層厚を均一にするもので、このブレード27には現像バイアス印加回路28により所定のバイアス電圧(+300V〜+700V)が印加される。
【0037】
更に、感光ドラム21の周囲に配置された転写器としての転写ローラ29は、用紙搬送路Fを挟んで感光ドラム21の外周面と接触するように配置され、RXモータ41により回転される。この転写ローラ29には転写バイアス印加回路30により所定のバイアス電圧が印加される。
【0038】
用紙搬送路Fの用紙送り出し側に配置された定着器は、ヒータランプ31aを有する加熱ローラ31、ヒータ駆動回路32及びプレスローラ33等で構成される。加熱ローラ31のヒータランプ31aはヒータ駆動回路32により、加熱ローラ31の外周面が所定の温度となるよう加熱する。加熱ローラ31の温度は、温度センサ34によって検出される。加熱ローラ31とプレスローラ33は、転写ローラ29による転写後の用紙を加熱圧接することにより、用紙上のトナー画像を定着させる。また、感光ドラム21の周囲のスコロトロンチャージャー22と転写ローラ29との間に、メモリ除去ブラシ35が設けられている。
【0039】
この他、用紙搬送路Fに沿って、ピックアップローラ36、搬送ローラ38を備え、RXモータ41の他に、DUPモータ42を備えている。
【0040】
上記のように構成された両面画像形成装置の動作を概説すると、スコロトロンチャージャー22により感光ドラム21が約+800Vに一様に帯電され、その感光ドラム21にLSU24により画像情報に対応する静電潜像が形成され、現像ローラ26により感光ドラム21上の静電潜像にトナーが吸着されて、感光ドラム21上にトナー画像が形成される。そして、転写ローラ29により感光ドラム21上のトナー画像が用紙に転写される。転写後は、加熱ローラ31とプレスローラ33により用紙が加熱・加圧され、用紙にトナー画像が定着される。
【0041】
この装置の特徴は、両面印字の場合に、第2面定着時に用紙の幅方向のサイズや厚さに応じて温度目標値を設定する点である。具体的には、図3の表に示すように、用紙の幅方向のサイズが大きく、且つ用紙の厚さが薄い場合、用紙の幅方向のサイズが大きく、且つ用紙の厚さが厚い場合、及び用紙の幅方向のサイズが小さく、且つ用紙の厚さが厚い場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定する。これに対して、用紙の幅方向のサイズが小さく、且つ用紙の厚さが薄い場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する。この温度目標値は、例えばプリンタコントローラ12が設定する。
【0042】
後者の場合の第1面定着時及び第2面定着時の温度目標値の関係は、図4に示すとおりである。すなわち、第2面定着時の温度目標値は、第1面定着時の温度目標値より低いが、待機温度以上である(待機温度を下回ることはない)。第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低くする場合、第1面定着済みの用紙が反転搬送路Rを通過して再び用紙搬送路Fに送り込まれるまで或る程度の時間があるので、その間に第2面定着時の定着温度を低くすることができる。
【0043】
加熱ローラ31の温度は温度センサ34で検出されるので、検出温度に応じて加熱ローラ31が第1面及び第2面定着時の温度目標値を維持するようにヒータランプ31aによる加熱がヒータ駆動回路32により制御される。両面印字時は、図3の表に示す条件に基づいて、プリンタコントローラ12が温度目標値を設定し、この指示を受けて、ヒータ駆動回路32がヒータランプ31aによる加熱を制御する。
【0044】
【発明の効果】
この発明によれば、サイズや厚さが異なる種々の記憶媒体に対して第1面と第2面によらず均一な品質の画像を維持しつつ消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る両面画像形成装置の内部構造の概略図である。
【図2】同両面画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】同両面画像形成装置において、用紙の幅方向のサイズ及び用紙の厚さに対する第2面(裏面)定着時の温度目標値を示す表である。
【図4】同両面画像形成装置において、第1面(表面)及び第2面(裏面)定着時の温度目標値を示す図である。
【符号の説明】
12 プリンタコントローラ
21 感光ドラム
22 スコロトロンチャージャー
24 LSU(レーザスキャンユニット)
26 現像ローラ
29 転写ローラ
31 加熱ローラ
31a ヒータランプ
32 ヒータ駆動回路
33 プレスローラ
34 温度センサ
F 用紙搬送路
R 反転搬送路

Claims (3)

  1. 記録媒体の一方面にトナー画像を担持させる画像形成部と、
    加熱源を有し、画像形成部よりも記録媒体搬送方向の下流側に設けられ、記録媒体を加熱して記録媒体にトナー画像を定着させる定着手段と、
    定着手段を出た記録媒体を表裏反転して画像形成部よりも記録媒体搬送方向の上流側まで搬送する反転搬送手段と、
    定着手段の温度を検出するための温度検出手段と、
    定着手段の温度の目標値を維持するように加熱源への電力供給を制御する制御手段と、
    記録媒体の幅方向のサイズが大きい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定し、記録媒体の幅方向のサイズが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 記録媒体の一方面にトナー画像を担持させる画像形成部と、
    加熱源を有し、画像形成部よりも記録媒体搬送方向の下流側に設けられ、記録媒体を加熱して記録媒体にトナー画像を定着させる定着手段と、
    定着手段を出た記録媒体を表裏反転して画像形成部よりも記録媒体搬送方向の上流側まで搬送する反転搬送手段と、
    定着手段の温度を検出するための温度検出手段と、
    定着手段の温度の目標値を維持するように加熱源への電力供給を制御する制御手段と、
    記録媒体の厚さが大きい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値と同じに設定し、記録媒体の厚さが小さい場合には、第2面定着時の温度目標値を第1面定着時の温度目標値より低く設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  3. 前記低い温度目標値は、待機温度以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の両面画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009294311A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Sharp Corp 画像形成装置
JP2014211658A (ja) * 2010-10-29 2014-11-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN110058500A (zh) * 2018-01-19 2019-07-26 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置

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