JPH0998592A - モータ駆動回路および画像形成装置 - Google Patents

モータ駆動回路および画像形成装置

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JPH0998592A
JPH0998592A JP25630695A JP25630695A JPH0998592A JP H0998592 A JPH0998592 A JP H0998592A JP 25630695 A JP25630695 A JP 25630695A JP 25630695 A JP25630695 A JP 25630695A JP H0998592 A JPH0998592 A JP H0998592A
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JP
Japan
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motor
rotation
signal
stopping
brushless motor
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JP25630695A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Matsumoto
辰巳 松本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周辺回路部品に故障を発生させることなく、速
やかなモータ回転動作の停止を図る。 【解決手段】プリンタCPU131は、レーザ駆動回路
139を介して半導体レーザを駆動し、モータ制御回路
134を介してポリゴンモータを回転してコピー動作を
行っているが、モータ制御回路134に抵抗とトランジ
スタで構成されるブレーキ回路を設けてポリゴンモータ
の停止を速やかに行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DCブラシレス
モータ、特にポリゴンモータとして取り付け、数万rp
mで回転駆動してレーザ光を走査する走査装置を装備し
て画像を形成すると共にポリゴンモータを駆動するモー
タ駆動回路および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としてレーザプリン
タ及びディジタル複写機の画像形成部におけるレーザビ
ームの走査方法として、高速回転ができ、ジッタ(回転
ムラ)特性に優れたDCブラシレスモータが使用されて
いる。また、このDCブラシレスモータの安定した回転
数を得るため、回転検出をしてPLL回転制御を行って
いる。
【0003】しかしながら、高速回転故に動作時の音が
大きく、さらに停止するまでに数十秒必要となる。その
結果、耳障りな尾引き音を発生させ、そのうえ、通常時
と回転数が異なるため他の部品への共振を起こして故障
を発生させる恐れがあった。また、強制的に停止をした
場合、モータからの逆起電力により大電流が生じ、周辺
回路部品に故障が発生する可能性もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画像
形成装置におけるレーザ光の走査装置に用いられるDC
ブラシレスモータにおいて、高速回転故に動作時の音が
大きくて停止するまでに数十秒必要となり、、耳障りな
尾引き音を発生させ、且つ通常時と回転数が異なるため
他の部品への共振を起こして故障を発生させる恐れがあ
り、また、強制的に停止をした場合、モータからの逆起
電力により大電流が生じて周辺回路部品に故障が発生す
る可能性があるという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、周辺回路部品に故障
を発生させることなく、速やかなモータ回転動作の停止
を図ることのできるモータ駆動回路および画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のモータ駆動回
路は、モータを回転駆動するモータ駆動手段と、このモ
ータ駆動手段による上記モータの回転駆動停止に連動し
て作動するブレーキ手段とから構成されている。
【0007】この発明のモータ駆動回路は、モータの回
転動作を制御するオンオフ信号を出力する制御手段と、
この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
際、上記モータの回転を停止する停止手段と、この停止
手段でモータの回転を停止することにより発生する上記
モータの逆起電圧による電流を消費する消費手段とから
構成されている。
【0008】この発明のモータ駆動回路は、モータの回
転動作を制御するオンオフ信号を出力する制御手段と、
この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
際、上記モータの回転を停止する停止手段と、この停止
手段でモータの回転を停止することにより発生する上記
モータの逆起電圧による電流を消費する消費手段と、上
記停止手段でモータの回転を停止した際、上記モータの
逆起電圧による電流を上記消費手段に通電する通電手段
とから構成されている。
【0009】この発明のモータ駆動回路は、DCブラシ
レスモータの回転動作を制御するオンオフ信号を出力す
る制御手段と、この制御手段でオン信号のあとオフ信号
が出力された際、上記DCブラシレスモータの回転を停
止する停止手段と、この停止手段でDCブラシレスモー
タの回転を停止することにより発生する上記DCブラシ
レスモータの逆起電圧による電流を消費する抵抗と、上
記停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止した
際、上記DCブラシレスモータの逆起電圧による電流を
上記抵抗に通電するトランジスタとから構成されてい
る。
【0010】この発明の画像形成装置は、多面反射鏡を
用いて供給される光を走査する走査装置を有し、画像を
形成する画像形成装置において、上記多面反射鏡を回転
するモータと、このモータを回転駆動するモータ駆動手
段と、このモータ駆動手段で上記モータの回転駆動を停
止した際に作動するブレーキ手段とから構成されてい
る。
【0011】この発明の画像形成装置は、ポリゴンミラ
ーを用いて供給される光を走査する走査装置を有し、画
像を形成する画像形成装置において、上記ポリゴンミラ
ーを回転するDCブラシレスモータと、このDCブラシ
レスモータの回転動作を制御するオンオフ信号を出力す
る制御手段と、この制御手段でオン信号のあとオフ信号
が出力された際、上記DCブラシレスモータの回転を停
止する停止手段と、この停止手段でDCブラシレスモー
タの回転を停止することにより発生する上記DCブラシ
レスモータの逆起電圧による電流を消費する抵抗と、上
記停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止した
際、上記DCブラシレスモータの逆起電圧による電流を
上記抵抗に通電するトランジスタとから構成されてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図2は、この発明に係
る画像形成装置としての電子複写機の全体構成を概略的
に示す。この装置は原稿走査部140及び画像形成部1
60を備え、上部に原稿自動給送装置200を装着して
いる。
【0013】原稿自動給送装置200は、筐体としての
カバー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部
に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられ
ており、必要に応じて原稿自動給送装置200全体を回
動変位させて原稿台2上を開放し得る構成となってい
る。カバー本体21の上面やや左方向部位には、複数枚
の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設けられてい
る。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿
台2の一端側(図中左端側)に供給する給送手段23が
設けられている。給送手段23は、原稿を取出すための
ピックアップローラ27、原稿をピックアップローラ2
7に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿
のセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプ
ティセンサ29等が配設されている。さらに、ピックア
ップローラ27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32
が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようにな
っている。原稿台2の上面には、これを覆う原稿搬送ベ
ルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一
対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色
の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しな
い)によって正逆両方向に走行し得る構成となってい
る。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、
ベルト面を原稿台2上に押さえ付けるための複数のベル
ト押えローラ41…および原稿自動給送装置の開閉状態
を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられてい
る。そして、前記給送手段23によって給送された原稿
を、原稿台2の一端側(左端側)から他端側(右端側)
に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38が設けら
れ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ロー
ラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向
に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段としての
排紙センサ46等が設けられている。原稿排出路の下流
側には、排紙ローラ48が配設されている。また、原稿
排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台2に導くために
ゲート82が設けられ、原稿を両面複写可能としてい
る。
【0014】原稿走査部140は、光源としての露光ラ
ンプ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路
を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ
9、レンズ10、反射光を受光するCCDラインセンサ
11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示しな
い)、およびCCDラインセンサ11の出力つまり画像
データをアナログデータからディジタルデータに変換す
るA/D変換部(図示せず)により構成されている。上
記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベ
ルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9
は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動す
るようになっている。これにより、レンズ10までの光
路長が一定になるように走査できるようになっている。
上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向
へ移動されるようになっている。CCDラインセンサ1
1は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応
している。CCDラインセンサ11の出力はA/D変換
部へ出力されるようになっている。第1、第2キャリッ
ジ7、9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれス
テッピングモータ(図示しない)により行われるように
なっている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記
ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプー
リ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に
掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応
じて移動されるようになっている。上記レンズ10は、
対応するステッピングモータ(図示しない)によりスパ
イラルシャフト(図示しない)が回転し、このスパイラ
ルの動きによって光軸方向へ移動されるようになってい
る。
【0015】60は半導体レーザで、この半導体レーザ
60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴンミラー
(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡68,70、
レンズ72が配置され、露光装置52からレーザ光を感
光体ドラム50に照射するようになっている。
【0016】画像形成部160は、たとえばレーザ光学
系と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せ
ている。すなわち、画像形成部160は、装置内のほぼ
中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光体
ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周囲には、
露光装置52、現像装置54、転写チャージャ55、剥
離チャージャ56、清掃チャージャ57、除電チャージ
ャ58及び帯電チャージャ59が順に配置されている。
感光体ドラム50は、帯電チャージャ59によって一様
に帯電されるようになっているとともに、原稿走査部1
40からレーザ光を出力して前記感光体ドラム50上に
原稿の画像を結像し、静電潜像が形成されるようになっ
ている。
【0017】そして、前記感光体ドラム50上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置54により現像され、後述す
る給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ2
0、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−
用紙P上に現像画像を転写チャージャ55により転写さ
れる。この転写チャージャ55による転写後のコピ−用
紙Pは、ACコロナ放電による剥離チャージャ56によ
り剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送さ
れ、この定着器71によって現像画像が溶融定着された
コピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73によりソータ80を
介して排紙トレイ74上に排出される。
【0018】一方、前記コピ−用紙Pへの現像画像の転
写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、
清掃チャージャ57により清掃され、除電チャージャ5
8により感光体ドラム50上の電位を一定のレベル以下
にして、次のコピ−動作を可能にしている。
【0019】なお、コピ−用紙Pの両面に印刷する両面
コピ−の場合には、前述した定着器71によって現像画
像が溶融定着されたコピ−用紙Pは搬送路75aを介し
て搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレ
イ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路7
5cを介して前述した転写チャ−ジャ55に搬送され、
印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。ま
た、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75
dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の
有無が検知される。
【0020】また、搬送路75a、トレイ75b、搬送
路75c、および紙センサ75dとから自動両面反転機
構としての自動両面装置(ADD)75が構成されてい
る。また、図中30は前記装置本体1のフロント側より
着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給
紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用
紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からな
り、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出
し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前
記給紙カセット30のカセットケース31内に収納され
たコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層
からピックアップされて取り出されるようになってい
る。このピックアップローラ81にて取り出されて前記
カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピ
ー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内
側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(また
は分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ
分離されて、画像形成部160に向け搬送されるように
なっているものである。
【0021】また、この装置の原稿走査部140及び画
像形成部160の前面上部には、様々な複写条件並びに
複写動作を開始させる複写開始信号などを入力するコン
トロールパネル110が設けられている。
【0022】図1は、画像形成装置における制御回路の
概略構成を示すものである。すなわち、コントロールパ
ネル110のプリントキーが押されると、スキャナCP
U121は機構制御部124より第1,第2キャリッジ
7,9に定位置に移動させるため、図示しないステッピ
ングモータを駆動する。
【0023】次に原稿照明系、レンズ系の部品バラツ
キ、組立バラツキによって生じるCCDラインセンサ1
1の出力信号のバラツキを補正するため、補正基準信号
をサンプリングする。
【0024】本実施例では、露光ランプ6消灯時のCC
Dラインセンサ11の出力を黒基準値としてサンプリン
グする。この後露光ランプ6を点灯し原稿台2近傍にあ
る白基準板を照射する。この反射光がCCDラインセン
サ11に入光したときのCCDラインセンサ11の出力
を白基準値としてサンプリングする。サンプリングした
基準値をA/D変換回路125でA/D変換し、CCD
ラインセンサ11の画素単位でラインメモリ127に書
き込む。実画像読み取り時には、これらの基準値を元に
CCDラインセンサ11の出力信号を規格化することに
なる。
【0025】この動作と並行して下記の作業を行う。プ
リンタCPU131は、モータ駆動手段としてのモータ
制御回路134内のDCブラシレスモータが用いられて
いる後述するポリゴンモータ1を起動し、所定の回転数
で安定回転するまで待機する。
【0026】次に電圧供給回路138に接続される帯電
チャージャ59、剥離チャージャ56、除電チャージャ
58等をオンし、図示しないドラムモータを起動し、感
光体ドラム50の回転を開始すると共に感光体ドラム5
0の初期化を行う。
【0027】機構制御部136の図示しない給紙モータ
を駆動し、給紙カセット30より用紙を1枚取り出しア
ライニングローラ25に突き当たる位置まで送り、用紙
の位置決めを行う。
【0028】上記の作業が完了した時点でスキャナCP
U121は、原稿画像の読取り動作を開始する。原稿台
2に設置された原稿を、棒状の露光ランプ6で照射す
る。この原稿からの反射光は、レンズ10によりCCD
ラインセンサ11に結像する。続いて図示しないスキャ
ンモータが駆動され、第1,2キャリッジ7,9が移動
されることでCCDラインセンサ11は、1ライン単位
で原稿の画像濃度情報を電気画像情報に変換する。電気
信号に変換された画像信号は、A/D変換回路125で
アナログ信号からディジタル信号に変換され、シェーデ
ィング補正回路126で予め採取された黒基準値と白基
準値を用いて規格化される。原稿先端の画像がCCDラ
インセンサ11に投影されるまでの期間の画像信号は、
無効信号として処理し原稿先端以降の信号のみを有効信
号として処理される。
【0029】規格化された画像信号は、ラインメモリ1
27とデータ切り換え/バッファメモリ166を経由し
て画像処理部167の複写濃度制御処理部へ送られる。
画像処理部167の複写濃度制御処理部はRAMで構成
されている。シェーディング補正部126から送られた
画像情報は、画像処理部167におけるRAMのアドレ
ス端子に入力され、RAMのデータ端子が複写濃度制御
処理部の出力端子となる。
【0030】メインCPU161は、画像処理部167
の複写濃度制御処理部としてのRAMに設定するデータ
を複数種類記憶装置内に保存しており、複写動作開始時
点でコントロールパネル110より指定された複写濃度
に応じて複数種の中から1種を選択して前記RAM内に
そのデータを書込むようになっている。複写動作時はこ
のRAMに書き込まれたデータに従って画像データが加
工される。加工されたデータは、拡大/縮小/回転部1
44に送られる。
【0031】拡大/縮小/回転部144は、コントロー
ルパネル110で指定された複写倍率に従い画像処理部
167から送られた信号を主走査方向の1次元に関して
拡大または縮小処理を施す。拡大時は線形補間法、縮小
時は投影法を使用して変倍する。また、本実施例では副
走査方向に関しては図示しないスキャンモータの回転速
度を複写倍率に対応した速度に設定することで拡大/縮
小を実現する。
【0032】拡大/縮小処理後の信号は、メモリ制御C
PU141よりレーザ駆動回路139に送られ、レーザ
駆動回路139はこのデータに従い半導体レーザ60を
変調して出力する。半導体レーザ60からの光はコリメ
ートレンズ62を通してポリゴンミラー64に入る。ポ
リゴンミラー64からの反射光は、さらにレンズ66を
通して感光体ドラム50に入光する。ポリゴンミラー6
4の回転によりこの反射光は感光体ドラム50の幅方向
に走査される形となる。
【0033】感光体ドラム50の表面では、予め帯電チ
ャージャ59によってマイナス電荷を一様に与えた部分
に、半導体レーザ60からのレーザ光を露光して電気的
な像を形成する。
【0034】本実施例では、反転現像システムを使用し
ておりレーザ光が当たった部分は、電位が上がりマイナ
ス成分のトナーを吸収して可視像を形成する。アライニ
ングローラ25は、感光体ドラム50上のトナー像先端
と給紙した用紙の先端が同期して転写部に到着するよう
なタイミングで回転を再開し用紙を転写チャージャ55
に送る。
【0035】転写チャージャ55において形成された可
視像は、搬送してきた用紙に転写チャージャ55が、感
光体ドラム50のトナー付着部分よりも高いプラス電位
を与えることにより移される。
【0036】転写の際、紙は静電気の力によって一時的
に感光体ドラム50に吸着する。このため、剥離チャー
ジャ56によりマイナスのDCバイアスを加えたAC4
〜5KVの電圧を印加されることによって用紙が感光体
ドラム50からトナー像と一緒に剥される。
【0037】転写プロセスの後、用紙は、定着部71に
送られ、熱によりトナーを溶かして紙に定着させる。定
着後の用紙は、排紙トレイ74に排出され、一連の複写
処理が終了する。また、この動作と並行して以下のこと
を行う。
【0038】感光体ドラム50の表面に残っている電荷
を中和消去するクリーニング効果と、帯電前に感光体表
面電位を一定に保つ“前露光”の効果を目的として除電
チャージャ58を点灯させ感光体ドラム50の表面を露
光する。
【0039】一連のコピー動作終了と同時にポリゴンモ
ータ1の停止動作が始まる。ここで、ポリゴンモータ1
に用いられるDCブラシレスモータにおける停止動作に
ついて説明する。
【0040】図3は、DCブラシレスモータの回転特性
を示すものである。DCブラシレスモータの回転特性と
しては、起動と停止に時間を要するものであり、実際に
は電源を切っても慣性によって数十秒程度回り続ける。
従って、早く停止させるためには何らかの形でブレーキ
をかけなければならない。
【0041】図4は、DCモータと並列に抵抗Rbを追
加して逆起電力を消費させる形にした回路である。この
ときモータを等価回路で表すと逆起電圧Ecを持ちRa
とLaから出来た回路となる。この回路の電源を切った
時、逆起電圧によって通常時とは逆に流れる電流Ib
は、Ib=Ec/(Ra+Rb)で表すことが出来る。
また、Rbの値を小さくすることによりIbが大きくな
る。これにより、停止時の消費が大きくなり停止までの
時間が短縮する。
【0042】図5は、図4の回路にブレーキ信号及びト
ランジスタQa、Qbを追加した回路である。この追加
によりモータのブレーキに同期して逆起電圧による電流
を消費し、モータに強いブレーキをかけることが可能と
なる。
【0043】このような回路により、数十秒必要として
いたDCブラシレスモータの停止時間を数秒に短縮でき
る。また、ブレーキ回路には停止動作時のみ電流を流す
ので通常動作時の消費電力は現状のままで、さらに逆起
電圧が発生してもそれによる回路故障を押さえることが
出来る。
【0044】次に、このような構成において本発明にお
けるポリゴンモータ1の停止動作について説明する。図
6は、DCブラシレスモータが用いられているポリゴン
モータ1のブレーキ回路を有するモータ制御回路134
を示すものである。
【0045】すなわち、モータ制御回路134は、基準
クロック発生部90、PLL回転制御部91、回転検出
部92、PWM93、ホールICで構成される相検出部
94、相切換部95、ドライバIC96、トランジスタ
97a、抵抗97b,97c、ダイオード97d,97
e、コイル97f、電流検出抵抗97g、ブレーキ回路
を構成するトランジスタQ1と抵抗R1、及びDCブラ
シレスモータが用いられているポリゴンモータ1とから
構成されている。
【0046】ブレーキ回路は、ブレーキ手段としてポリ
ゴンモータ1の回転を停止することにより発生する逆起
電圧による電流を消費する消費手段としての抵抗R1に
この抵抗R1の通電手段としてのトランジスタQ1がポ
リゴンモータ1の回転停止時にのみ通電するようにした
ものである。
【0047】そして、制御手段としてのプリンタCPU
131からのオン/オフ信号がモータ制御回路134に
入力され、ポリゴンモータ1が回転されているときはオ
ン信号としてハイ(HIGH)レベルとなって電流i1
が流れ、停止とする場合はオフ信号としてロー(LO
W)レベルとなる。
【0048】ポリゴンモータ1の停止動作において、停
止する際はプリンタCPU131からのオン/オフ信号
がローレベルとなり、コピー動作時にオフしていたトラ
ンジスタQ1がオンとなる。それと同時に相切換部95
が停止し、ポリゴンモータ1の停止が始まる。その反動
の逆起電圧により電流i2 が発生するが、抵抗R1、ト
ランジスタQ1を経由して急速に消費されるので、停止
までの時間が短縮される。
【0049】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、モータの回転動作停止時に、モータの慣性力
の低下を待つことなく、逆起電圧の低下を進めることが
可能となり、速やかなモータの停止を得ることができ
る。そして強制停止時の周辺回路故障を止めることがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
周辺回路部品に故障を発生させることなく、速やかなモ
ータ回転動作の停止を図ることのできるモータ駆動回路
および画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置の制御回路の構成
を示すブロック図。
【図2】画像形成装置の構成を示す断面図。
【図3】DCブラシレスモータの回転特性を示す図。
【図4】DCブラシレスモータの逆起電力を消費させる
形にした回路を示す図。
【図5】図4の回路にブレーキ信号及びトランジスタを
追加した回路を示す図。
【図6】ポリゴンモータのブレーキ回路を有するモータ
制御回路を示す図。
【符号の説明】
1…ポリゴンモータ 50…感光体ドラム 60…半導体レーザ 64…ポリゴンミラー 110…コントロールパネル 121…スキャナCPU 131…プリンタCPU 134…モータ制御回路 138…電源供給回路 139…レーザ駆動回路 140…原稿走査部 160…画像形成部 161…メインCPU 167…画像処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを回転駆動するモータ駆動手段
    と、 このモータ駆動手段による上記モータの回転駆動停止に
    連動して作動するブレーキ手段と、 を具備したことを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 モータの回転動作を制御するオンオフ信
    号を出力する制御手段と、 この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
    際、上記モータの回転を停止する停止手段と、 この停止手段でモータの回転を停止することにより発生
    する上記モータの逆起電圧による電流を消費する消費手
    段と、 を具備したことを特徴とするモータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 モータの回転動作を制御するオンオフ信
    号を出力する制御手段と、 この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
    際、上記モータの回転を停止する停止手段と、 この停止手段でモータの回転を停止することにより発生
    する上記モータの逆起電圧による電流を消費する消費手
    段と、 上記停止手段でモータの回転を停止した際、上記モータ
    の逆起電圧による電流を上記消費手段に通電する通電手
    段と、 を具備したことを特徴とするモータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 DCブラシレスモータの回転動作を制御
    するオンオフ信号を出力する制御手段と、 この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
    際、上記DCブラシレスモータの回転を停止する停止手
    段と、 この停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止する
    ことにより発生する上記DCブラシレスモータの逆起電
    圧による電流を消費する抵抗と、 上記停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止した
    際、上記DCブラシレスモータの逆起電圧による電流を
    上記抵抗に通電するトランジスタと、 を具備したことを特徴とするモータ駆動回路。
  5. 【請求項5】 多面反射鏡を用いて供給される光を走査
    する走査装置を有し、画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 上記多面反射鏡を回転するモータと、 このモータを回転駆動するモータ駆動手段と、 このモータ駆動手段で上記モータの回転駆動を停止した
    際に作動するブレーキ手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 ポリゴンミラーを用いて供給される光を
    走査する走査装置を有し、画像を形成する画像形成装置
    において、 上記ポリゴンミラーを回転するDCブラシレスモータ
    と、 このDCブラシレスモータの回転動作を制御するオンオ
    フ信号を出力する制御手段と、 この制御手段でオン信号のあとオフ信号が出力された
    際、上記DCブラシレスモータの回転を停止する停止手
    段と、 この停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止する
    ことにより発生する上記DCブラシレスモータの逆起電
    圧による電流を消費する抵抗と、 上記停止手段でDCブラシレスモータの回転を停止した
    際、上記DCブラシレスモータの逆起電圧による電流を
    上記抵抗に通電するトランジスタと、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011209565A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP2013101307A (ja) * 2011-10-20 2013-05-23 Canon Inc モータ制御装置、光学走査装置、画像形成装置およびプリント基板

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