JPH09281864A - 画像消去装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

画像消去装置を備えた画像形成装置

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JPH09281864A
JPH09281864A JP8095323A JP9532396A JPH09281864A JP H09281864 A JPH09281864 A JP H09281864A JP 8095323 A JP8095323 A JP 8095323A JP 9532396 A JP9532396 A JP 9532396A JP H09281864 A JPH09281864 A JP H09281864A
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JP
Japan
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image
sheet
erasing
image forming
tray
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Pending
Application number
JP8095323A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Nishiyama
晴雄 西山
Masanori Matsumoto
雅則 松本
Shigeru Watase
茂 綿世
Takao Horiuchi
孝郎 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Priority to US08/843,846 priority patent/US5781822A/en
Publication of JPH09281864A publication Critical patent/JPH09281864A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シート上のトナー像を除去するための装置を
動作状態に維持させておけば、電力消費の無駄になる共
に、トナーを除去したシートの再利用を行うために、手
動により給紙部へとセットさせる手間が生じる。 【解決手段】 給紙されたシートの搬送通路中にトナー
除去する処理液を塗布するためのノズル51、トナー除
去ローラ52及び加圧ローラ53等からなるトナー除去
装置50が配置される。画像形成装置の画像形成動作が
行われない期間において、上記トナー除去装置50が立
ち上げられ、トナー除去処理を実行される。この除去処
理が行われたシートは中間トレイ18へと送り込まれ、
画像形成動作が開始される時に、要求されたサイズのシ
ートに一致したシートが中間トレイ18に収容されてい
れば、該中間トレイ18よりシート給紙され、画像形成
動作が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
にシート上に所望の画像を形成する装置において、シー
ト上に形成された画像、例えばトナー画像を消去し、該
シートを再度使用できるようにする画像消去装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置に
おいては、記録媒体である感光体上にトナー像を形成
し、これを普通紙等のシート上に転写し、このシート上
のトナー像を永久像としてシート上に保持させるため
に、例えば加熱定着装置を通過させることでトナーを定
着したのち、装置本体へと排出するようにしている。
【0003】この画像形成装置によれば、所望の画像を
シート上に形成できる。しかし、該シート上の画像が不
要になれば、シート上に形成された画像情報が、極秘等
の文書等でれば、該シートをシュレッダ等にて細かく裁
断する等して秘密保持を行っている。しかし、上記トナ
ー画像等が形成されたシートは、その再利用が図られな
いため、非常に無駄になるだけでなく、細かく裁断する
ためのシュレッダを必要としている。
【0004】そのため、従来では、シート上に形成され
たトナー画像を消去し、該シートを再利用、つまり再度
画像形成のために使用するようなことが提案されてい
る。例えば、特開平5−289576号公報には、必要
に応じてトナー画像を形成したシートを搬送経路中に送
り込み、この搬送経路中にトナー画像を消去する画像消
去装置を設け、シート上のトナー画像を消去し、外部に
排出し、そのシートを再利用するか、トナー画像が消去
されたシートを画像形成装置へと送り込み、該シートに
画像形成を行うようにしている。
【0005】しかし上記公報に記載された画像消去装置
によれば、特定の波長の光を照射することで着色剤が無
色になるトナーを用いて画像形成を行い、上記特定の波
長の光をシート上全面に照射し、画像消去を行うように
している。そのため、特殊なトナーを用いて現像を行う
ことなく、一般的なトナーにて画像形成が行われたもの
については、シート上に形成されたトナー画像を消去す
ることができない。
【0006】これに対し、特開平7−68994号公報
や特開平7−68995号公報に代表されるように、シ
ート上のトナー像を消去するためにトナーをシートより
剥がしやくするための処理液を先に塗布し、トナー像を
シートより剥離しやすくしておき、例えば加熱ローラ等
を通過させることで、シート上のトナーを加熱ローラ表
面に吸着されて除去し、シート上のトナー像を消去する
ようにしたものである。このような構成によれば、トナ
ーが特殊なものでなくとも、トナーを除去するための処
理液を塗布することで、簡単にトナー像をシート上より
除去でき、再利用を図れる。
【0007】このようにトナー像をシート面より除去す
るために処理液を塗布するものとしては、特開平7−9
2863号公報や、特開平7−129045号公報にも
開示されており、特に特開平7−92863号公報にお
いては、シート上にトナー画像が存在するか否かを検出
し、トナー等の未除去の画像が存在する場合と、存在し
ない場合とで排出位置を変えて、その後の処理を簡単に
するようにするものが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の画
像形成装置に備えられるトナー画像の消去装置において
は、特殊なトナーにて画像が形成されている場合には、
そのトナー画像を消去できるものの、一般的なトナー画
像については消去できない。
【0009】また、トナー画像を消去するために処理液
を消去前に事前に塗布するものを用いれば、トナーとし
て特殊なものでなくとも簡単にシート上のトナー像を消
去できる。そのため、画像形成装置にトナー像を消去す
るために、処理液の塗布手段を設け、シート上のトナー
像を除去手段を用いて消去する装置を画像形成装置に内
蔵させることができる。
【0010】つまり、画像形成装置内において、トナー
像が形成された不要シートを収容する部位から、該シー
トを給紙し、その給紙されたシートのトナー画像形成面
に除去液を塗布し、その後に加熱ローラ等を通過される
時にトナー像を除去するように構成することができる。
【0011】しかし、従来技術においては、特開平5−
289576号公報に提案されているように、トナー像
を除去するために画像形成装置において、そのトナー像
を消去するためにユーザ側で消去モードを設定するよう
にしており、そのモード設定においてトナー像を消去す
るようにしている。そのため、そのモード設定時には、
画像形成装置にて所望の画像を形成することができなく
なる。
【0012】しかも、画像形成装置にトナー画像の消去
装置を併用して設けることは、画像形成装置を大型化す
るだけでなく、使用電力も併せて大きくなる。つまり、
画像形成装置においては、定着装置や露光部等において
多くの電力が消費されるため、画像消去装置において例
えば加熱ローラ等を設けると、その電力消費を含めた電
力を必要とするため、通常の100V、15Aの電力量
内に使用が行えず、200V等の別電源を必要とするこ
とになる。
【0013】特に、画像形成装置に画像消去装置を備
え、必要に応じてトナー消去を行えるようにするために
は、当然画像消去装置における加熱ローラ等を、トナー
を加熱ローラ等にて除去できる温度以上に維持させてお
く必要があり、この画像消去装置を利用しない時には、
非常に無駄な電力消費を行うことにもなる。そのため、
トナー除去を実行するときに、始めて加熱ローラを加熱
制御するようにすることが考えられるが、その立ち上げ
における時間が長く待機時間が非常に無駄になる。その
間は、画像形成装置を利用できず、さらに画像形成装置
を利用できる時間が軽減され、画像形成装置のもつ機能
の有効活用を図れなくなる。
【0014】しかも、特開平5−289576号公報に
おいては、トナー消去モードを設定すれば、画像形成動
作を開始させたい場合、そのトナー消去の動作が完了す
るまで待機する必要がある。また、トナー消去を行うた
めのシートをユーザ側で必要位置に載置させるといった
手間が必要となると共に、トナー消去を行ったシートは
画像形成装置に別に給紙トレイを備え、そのトレイへと
送り込むため、装置が大型化する。
【0015】本発明は、上述のような問題点に鑑み、ト
ナー像の除去を画像形成装置が動作しない時に動作させ
ることで、決められた電力量でもって装置を動作させ、
消費電力の無駄をなくし、画像形成装置における本来の
機能、つまり画像形成といった動作を優先させて利用で
きるようにすることを目的とする。
【0016】また、本発明は、ユーザによる画像消去の
ための作業を軽減させ、画像消去動作を効率よく実行で
きるようしたことを目的とする。
【0017】特に、本発明においては、画像形成を終了
したシートを収容する部分を設けることなく、画像形成
装置が備える給紙可能な給紙部へと送り込むことで、別
途画像消去済みのシートを収容する領域を設ける必要の
ない画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による上述した目
的達成するために、特にユーザによる画像消去のための
作業を軽減させると共に、電力消費の無駄を軽減し、画
像形成動作を優先させることができるようにした画像形
成装置は、搬送されてくるシートに記録媒体上に形成さ
れた画像を転写し、該シートを装置外部に出力する画像
形成装置において、不要な画像が形成されたシートを収
容する画像消去用トレイと、該画像消去用トレイ内のシ
ートを給紙する給紙手段と、該給紙手段にて給紙された
シートを送り出す経路に配置され画像を消去する画像消
去装置と、上記画像形成装置の不使用期間を検出する不
使用検出手段と、該不使用検出手段による不使用期間検
出に応答して上記画像消去装置を立ち上げ、上記画像消
去用トレイ内のシート給紙し画像消去動作を実行させる
消去制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】上記画像消去装置が消去するための加熱源
を必要とした場合には、消去制御手段は、上記画像消去
装置を上記不使用検出手段による検出に応答して上記加
熱源への電力供給を開始させる一方、画像形成装置の高
消費電力部への電力消費の低減、または画像形成装置の
電源供給を停止させることで、電力消費を軽減できる。
つまり、画像形成装置が動作していない時に画像を消去
できるモード設定を行い、消去動作を実行させることが
できる。この時、画像形成装置にける高消費電力部、例
えば加熱定着装置の加熱源への電力供給を下げるか、全
体の画像形成にかかる電源供給を停止させることで、電
力消費の無駄を省ける。しかも、画像形成動作が行えな
い状態において、消去動作を実行できるため、画像形成
装置における画像形成動作を阻害することもなく、自動
的に画像消去を行える状態に移行できるため、ユーザに
よる消去作業の面倒さ操作を省ける。
【0020】そこで、上述した装置において、上記画像
消去用トレイ内のシート収容量を検出する収容量検出手
段を備え、該収容量検出手段が所定量以上を検出してい
ない時に、上記消去制御手段が、画像消去装置の立ち上
げを実行しないようにしておけば、不要シートが存在し
ない場合や、1枚から数枚のシートの存在によりその都
度動作させ、画像形成動作の立ち上げ等を頻繁に行うこ
となく、一度の画像消去処理を行うことで、消費電力の
無駄を軽減できる効果を助長できる。
【0021】また、本発明の他の目的を達成するための
装置、特にユーザの手間を軽減させる目的を達成するた
めの装置は、搬送されてくるシートに記録媒体上に形成
された画像を転写し、該シートを装置外部に出力する画
像形成装置において、不要な画像が形成されたシートを
収容する画像消去用トレイと、該画像消去用トレイ内の
シートを給紙する給紙手段と、該給紙手段にて給紙され
たシートを送り出す経路に配置され画像を消去する画像
消去装置と、上記画像形成装置による画像形成時に不要
となった画像形成済みシートを上記画像消去用トレイへ
と送り込む搬送制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0022】このような構成においては、画像形成装置
内でのトラブル、例えばジャム等においてジャムしたシ
ートを除去し、ジャムしていない画像が形成されたシー
トを除去して画像消去用トレイ等へユーザが手作業で収
容させるといった手間を解消できる。また、不要な画像
形成を実行していた時に、停止キー等を操作した時に、
画像形成装置内に搬送されたシートについては、そのま
ま画像消去用トレイへと送り込むことができる。
【0023】また上記画像形成装置に備わる排出トレイ
に載置されるシートを有無を検出するシート検出手段を
備え、該シート検出手段により検出期間が決められた期
間を越えた時に、該排出トレイ上のシートを上記画像消
去用トレイへと送り込むこように構成しておけば、ユー
ザは不要なシートを排出トレイへと載置すれば、そのシ
ートが画像形成装置内の画像消去用トレイへと送り込ま
れることになり、ユーザ側での手間を省略できる。この
場合、特に停止キーを操作する前に排出された画像形成
済みのシートについては、上記消去用トレイへと送り込
むことができる。
【0024】そこで、本発明は、画像形成装置において
画像消去済みシートを収容する部分を別途設けることな
く、画像形成装置に予め備えられている給紙可能な給紙
部へと送り込む構成すれば、消去済みのシートを画像形
成時に使用できる。この時、給紙可能な給紙部として、
シート上に少なくとも2度画像を形成するために用いら
れる中間トレイとした場合、画像形成動作を行う時に中
間トレイ内のシートを優先して給紙させれば、該中間ト
レイ内に収容される画像消去シートを無くし、複数の画
像形成のための通常の中間トレイとして待機させること
ができる。
【0025】また上記画像形成動作を行う時に、該画像
形成のためのシートサイズと画像消去を行うシートサイ
ズとが一致する場合、中間トレイ内にシートが有れば該
中間トレイ内のシートを優先して給紙し、該給紙中間ト
レイ内のシートがなければ、画像消去したシートをその
まま画像形成に使用するようにすれば、中間トレイを給
紙トレイとして有効活用できる一方、消去用トレイ内の
シートをそのまま画像形成のために利用できる。
【0026】さらに、本発明の上述した目的、特に画像
形成装置を優先して利用できるようにするための目的を
達成するための画像消去装置を備えた画像形成装置は、
搬送されてくるシートに記録媒体上に形成された画像を
転写し、該シートを装置外部に出力する画像形成装置に
おいて、不要な画像が形成されたシートを収容する画像
消去用トレイと、該画像消去用トレイ内のシートを給紙
する給紙手段と、該給紙手段にて給紙されたシートを送
り出す経路に配置され画像を消去する画像消去装置と、
画像形成されたシートを一時的に収容し、該収容された
シートを画像形成位置へと送り込むための中間トレイ
と、上記画像形成装置にて画像消去したシートを上記中
間トレイへと送り込む第1の搬送制御手段と、画像消去
を実行中に、上記画像形成の要求があれば、上記中間ト
レイ内のシートを保持した状態で、画像形成動作を開始
させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】そして、上記制御手段は、画像消去を実行
中に、中間トレイを利用した画像形成の要求があった時
に、該要求されたシートサイズが、中間トレイに収容さ
れている画像消去済みシートサイズ以上であれば、中間
トレイ内のシートを保持した状態で画像形成動作を実行
し、上記要求シートサイズが画像消去済みシートサイズ
より小さい場合には、中間トレイ内の画像消去済みシー
トを画像消去用トレイへと送り戻す第2の搬送制御手段
を含むように構成することで、中間トレイを利用した場
合において、シートに複数画像を形成するための中間ト
レイを、そのまま有効利用できる。つまり一度の画像形
成においては中間トレイは不要であり、そのまま中間ト
レイの消去済みシートや他の給紙部よりシート給紙を行
って画像形成を自由に実行できる。また、中間トレイを
必要な場合においても、同様に中間トレイの持つ機能を
損なうことなく、複数の画像を形成するために利用でき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明による実施形態にお
いて図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明によ
るトナー画像を消去する画像消去装置を備えた画像形成
装置全体の内部構造を示す断面図である。
【0029】図1においては、本発明にかかる画像形成
装置について説明しておく。画像形成装置1本体は、図
に示す、矢印方向に回転する表面に光導電層が形成され
ている記録媒体である感光体2に対し、その回転方向に
沿って表面を均一に帯電する帯電器3、帯電後の表面を
画像露光する露光部4、露光により形成された静電潜像
を現像する現像器5、現像後のトナー像をシートに転写
する転写器6、転写後の残留トナーを除去するクリーニ
ング器7が対向して配置されている。
【0030】上記感光体2表面に画像露光するための露
光部4は、レーザユニット8からのレーザビームを固定
反射板9を介して画像露光される。このレーザユニット
8は、その上部に配置されている画像読取を行うスキャ
ナ10からの読取データに基づいて、半導体レーザを駆
動制御することで、読取データに応じて光像して、上記
感光体2表面に照射する。
【0031】また、上記レーザユニット8は、スキャナ
10にて読取った複写原稿からの読取データに基づく画
像形成を行う画像データだけでなく、外部装置より転送
されてくる画像データに基づいて、駆動制御される。そ
のため、外部装置であるファクシミリやパーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等からの画像データを受
け、この画像データに応じてレーザユニット8が駆動制
御される。
【0032】上記スキャナ10は、その上部に配置され
た原稿台11上に手動により載置又は自動セットされる
原稿の画像を読取るために走査される第1の走査部1
2、及び第2の走査部13を備え、該走査部12,13
による走査画像を結像系レンズ14を介して画像読取素
子であるCCD15上に結像させ、その光学像を電気信
号に変換して読取データを出力する。該読取データは、
更に図示しない画像処理装置において、上述したレーザ
ユニット8のレーザを駆動するための画像データを作り
出す。
【0033】上記第1の走査部12は、原稿を光照射す
るための露光ランプ12aと、反射ミラー12bとを備
え、原稿台11に沿って平行に、例えば決められた速度
Vで走行される。また第2の走査部13は、反射ミラー
12bからの反射光を、上述した結像レンズ14へと向
けるための反射ミラー13a,13bを備えており、第
1の走査部12と同様に原稿台11に沿って平行に、速
度V/2で走行駆動される。これにより、原稿台11上
の原稿の画像をライン毎に走査し、CCD15に照射す
る。
【0034】原稿台11上には、読取原稿を載置するた
めの原稿トレイ、読取が完了した原稿を受ける排出トレ
イ等を備え、原稿トレイ上の原稿を1枚ずつ給送し、原
稿台11上に自動セットし、その原稿を上記排出トレイ
へと排出させる原稿自動送り装置16を備えている。原
稿自動送り装置16は、原稿台11に対し開閉可能に設
けられており、原稿台11に閉成状態で配置されている
時に、原稿トレイに原稿をセットすることで自動送りモ
ードとなり、読取動作に関連して、自動的に1枚ずつ原
稿を、原稿台11へと送り込み排出する。また、ブック
状の原稿や、自動送りできない原稿等においては、原稿
自動送り装置16を開放し、原稿台11上に原稿を手動
で載置できる。
【0035】一方、画像形成装置1には、感光体2上に
形成されたトナー画像をシート上に転写するための転写
器5が配置されている転写位置へとシートを送り込み、
画像形成装置の外部へとシートを排出するためのシート
搬送系が設けられている。この搬送系は、画像形成を終
えたシートの両面又は同一面に再度画像を形成するため
の搬送系をも含む。
【0036】特に、画像形成装置本体1の画像形成部の
下部には、多数のシートを収容する自動給紙トレイ(カ
セット)17、その上部に片面にトナー画像を形成した
シートを一時的に収容し、再度画像形成部へと給送する
ための中間トレイ18、そして図中右側に突出した状態
で配置され、手差し給紙できる手差し給紙トレイ19を
備えている。さらに、本発明におけるトナー画像が形成
されたシートを収容し、必要時を見計らって、シート上
のトナー画像を消去するために給紙されるトナー消去用
給紙トレイ20が設けられている。上記自動給紙トレイ
17、中間トレイ18及びトナー除去用給紙トレイ20
は、図において前面に引出し可能になっており、該トレ
イにシートを収容させたり、取り去ることが、自由に行
える。
【0037】上記自動給紙トレイ17、中間トレイ1
8、手差し給紙トレイ19及びトナー除去用給紙トレイ
20には、それぞれに給紙ローラが17a,18a,1
9a,20aが備えられており、選択的に駆動制御され
る。これらのトレイから給紙されたシートは、搬送経路
21及び手差し部の搬送経路22に配置された各種搬送
ローラ23を介して搬送され、上記搬送経路21及び2
2とが合流する部位よりさらに下流側に配置されたレジ
ストローラ24へと送り込まれる。
【0038】レジストローラ24は、特に自動給紙トレ
イ17、中間トレイ18及び手差し給紙トレイ19を介
して選択的に給紙されてくるシートを、感光体2の回転
するタイミングに同期して、転写位置へと搬送制御する
ためのローラである。
【0039】レジストローラ24にて送られるシート
は、感光体2上に形成されたトナー画像が転写器5の作
用により静電的に転写された後、感光体2表面より剥離
され、背面より空気吸引して搬送する搬送ベルト25上
を搬送され、定着装置26へと導かれる。この定着装置
26は、内部にヒータランプ等を備えた加熱ローラ26
aに対して、シートを加熱ローラ26a側へと圧接させ
るめの加圧ローラ26bとから構成されている。
【0040】上記定着装置26の排出側には、定着後の
シートを画像形成装置の外部に排出されるか、該シート
の画像形成面と反対面あるいは同一面に複数回画像を形
成する場合には、中間トレイ18へと送り込むために、
排出路27と再通路28とを切り換える切換部材29が
設けられている。再通路28の搬送方向最終部は、本発
明におけるトナー消去用給紙トレイ20に通じており、
トナー画像が形成されたシートを例えば画像面を下にし
てトレイ消去用給紙トレイ20へと必要に応じて送り込
むことができる。
【0041】そして、再通路28の途中、特に中間トレ
イ18の位置に対応して中間トレイ18へとシートを案
内するか、そのままシートを搬送させるかを切り換える
2個の切換部材30a及び30bが配置されており、そ
れぞれ独立して駆動される。再通路28には、シートを
搬送する搬送ローラ31の他に、反転して上記中間トレ
イ18へと送り込むための正逆転搬送ローラ32が備え
られている。上記切換部材30a,30bにて通路を切
換えられ中間トレイ18へと案内されてくるシートは、
さらに搬送ローラ33にて搬送され中間トレイ18へ
と、画像面を上に又は下にして搬入される。該搬送ロー
ラ33においても正逆転可能に設けらている。
【0042】また、排出路27へと案内されたシート
は、画像形成装置の排出路27に対応して搬送通路を設
けた排出処理装置34へと送り込まれる。排出処理装置
34においては、図示していないが、排出されてくるシ
ートを順番に積載し、必要に応じてステープルを行うス
テープル機構等を備えており、ステープル処理後のシー
ト束、又は排出されるシートをそのまま排出させるシー
トを受ける排出トレイ35を備えている。この排出トレ
イ35へとシートを排出するために、その経路中に排出
ローラ36を備えている。
【0043】そして、上記排出トレイ35には、該トレ
イに載置されるシートの有無を検出するシート検出セン
サ37が備えられている。そして、該排出トレイ35上
のトナー画像が形成されたシートを画像形成装置内の上
記トナー消去用給紙トレイ20へと送り込むための給紙
ローラ38、搬送ローラ39が設けられている。そのた
め、排出処理装置34には、上述した排出ローラ36が
設けられる通路と並行して設けられた通路40と、画像
形成装置本体側の再通路28とを連通するための通路4
1とが連通するように形成されている。
【0044】上記通路41は、上述したように再通路2
8と連通しており、特に除去用給紙トレイ20へとシー
トを案内するための切換部材30a,30bが配置され
ている。この切換部材30a,30bは、それぞれ別駆
動されており、トナー消去用給紙トレイ20へと排出ト
レイ35上のシートを案内することができるように、駆
動制御される。この場合、排出トレイ35にはトナー画
像面を上にしてシートが載置されるのが通常であり、そ
のため排出トレイ35上のシートを搬送し、反転させて
トナー消去用給紙トレイ20へと送り込むために、中間
トレイ20への搬送路を経由させて送り方向を反転させ
るようにできる。つまり、排出トレイ35から給紙ロー
ラ38、搬送ローラ39を介して画像形成装置1の通路
41を経由し、中間トレイ18へと送り込むための搬送
ローラ33にて搬送し、この搬送ローラ32の手前でシ
ートの後端を検出することで、搬送ローラ33が逆回転
駆動され、搬送ローラ32を経由してシートをトナー消
去用給紙トレイ20へと送り込むことができる。
【0045】(第1の実施形態)以上説明したように図
1に構成された画像形成装置においては、本発明による
トナー画像を消去するための画像消去装置50について
説明する。
【0046】画像消去装置50は、トナーをシートから
剥がれ安くするための処理液をノズル51を介してシー
トのトナー画像形成面へと噴射し塗布するように構成さ
れており、処理液を貯蔵した部分よりノズル51へと処
理液を供給し、ノズル51を介して噴射し塗布する。こ
の塗布はノズル51でなく、シートに処理液が含浸され
た吸収部材を接触させて塗布するようにしてもよい。
【0047】そして、画像消去装置50は、処理液が塗
布されたシート面のトナー画像を加熱し、シート面より
取り去るための加熱ローラである除去ローラ52及びシ
ートを除去ローラ52面へと押圧するための加圧ローラ
53とからなる除去手段を備えている。上記除去ローラ
52は、そのローラ内部にハロゲンランプ等のヒータラ
ンプ52aを設けており、該ヒータランプ52aは除去
ローラ52の表面温度を決められた温度に維持させるた
めに電力量の駆動制御が行われる。
【0048】上記画像消去装置50へとトナー消去用給
紙トレイ20に収容されたシートを給紙するために、上
述したようにトナー消去用給紙トレイ20に対向して給
紙ローラ20aが備えられている。そして、除去ローラ
52及び加圧ローラ53を通過するシートは、シート搬
送通路21へと送り込まれ、搬送ローラ23aを経由し
て、この実施形態においては、中間トレイ18へと送り
込まれる。そのため、中間トレイ18における給紙ロー
ラ18a及び搬送ローラ23a等は、逆転可能に駆動制
御される。
【0049】そのため、中間トレイ18より給紙され搬
送通路21へと送り込まれる分岐位置には、搬送通路を
切り換える切換部材43が配置されている。この切換部
材42は中間トレイ18からの給紙シートをレジストロ
ーラ24へと案内すると共に、トナー消去用トレイ20
からの給紙シートを搬送通路21を介して中間トレイ1
8へと案内する一方、トレイ20からの給紙シートを直
接搬送通路を介してレジストローラ24側へと案内でき
るように切り換え駆動される。
【0050】なお、上記画像消去装置50における画像
消去機構については、本発明の必須の要件ではなく、従
来周知であるものをそのまま利用できる。例えば、特開
平7−68994号公報、特開平7−68995号公報
等に記載のトナー画像を剥離しやすくなる処理液を付与
する上記公報の図10に示す構造のものを用いることが
できる。また、現像する時のトナーとして、特定の波長
の光を照射することで、トナー画像が無色になるものを
使用する場合には、画像消去装置としては、シート全面
を特定波長の光で照射する照射手段を設ければよい。こ
の詳細は特開平5−289575号公報記載の装置をそ
のまま適用すればよい。
【0051】以上の構成において、次に図2の制御フロ
ーチャートに従って、本発明の実施形態を説明する。
【0052】まず画像形成装置の主電源が投入される
と、図2のフローが実行される。この主電源の投入に応
答して、画像形成装置1による画像形成動作を行える状
態(レディー状態)に立ち上げるための制御が実行され
てる。そのため、定着装置26におけるヒートローラ2
6aをトナーがシート上に加熱定着させるための設定温
度に立ち上げるために、ヒータランプが駆動(S1)さ
れ、定着装置のヒートローラ26aの表面温度が決めら
れた温度になるまで上記ヒータランプの駆動を制御(S
1→S2)する。
【0053】上記定着装置26におけるヒートローラ2
6aの温度が所定の温度に立ち上がれば、次に画像形成
の前処理として感光体2面のクリーニングや残留電位を
除去するために感光体2が回転されクリーニング器7の
位置でクリーニングされると共に、均一光を全面に照射
する等して残留電位を除去する。このような初期設定
(S3)及び画像調整の処理が完了すれば、該画像形成
装置1を使用できる状態を示すレディーランプを点灯
(S4)し、タイマT1をセット(S5)する。レディ
ーランプが点灯することで、画像形成装置における操作
パネル上に設けられたプリントスイッチ(キ−)を操作
することで、S16→S18→S19→S20へと移
り、画像形成動作が開始されシート上へのトナー画像形
成が実行される。
【0054】上記タイマT1は、本発明におけるトナー
画像を形成したシートを除去するためのモードに立ち上
げるための時点が設定される。この時間としては、画像
形成装置1が画像形成を行うレディー状態に立ち上が
り、画像形成動作を開始することなく、放置された時に
自動的に電力消費の無駄を無くすために、画像形成装置
1の電源を切るか、定着装置26におけるヒータランプ
への供給電力を下げ、ヒートローラ26aの温度を定着
可能な温度でなく、定着が不可能であるが再度電源を投
入(ヒータランプへと電源投入)した時に、定着可能な
温度に立ち上げる時間を短くできるようにする温度に予
備加熱するプレヒート状態へと以降させるための時間で
ある。
【0055】このタイマT1は、例えば5分程度に設定
されており、このタイマT1がタイムアップする前に操
作パネル上のキー操作が確認されれば、S6→S16へ
と以降し、操作されたキーによる処理(S17)が実行
される。この時、プリントスイッチの操作を確認してい
れば、S18→S19を経て画像形成処理の動作が開始
され、実行(S20)される。この時、プリントスイッ
チの操作に関係なく、操作パネル上のキー操作が行われ
る毎に、タイムT1がリセットされる。
【0056】ここで、画像形成形成装置1が立ち上がる
前に、画像形成装置内にシートが存在しておれば、該シ
ートは不要であるとして、搬送系を駆動してトナー消去
用トレイ20へと画像形成面を下にして送り込むように
していもよい。また、ステップS3においては、定着装
置26の立ち上げ状態(S1→S2の繰り返し状態)に
おいて、同時に初期設定等を行うことができる。
【0057】そこで、タイマT1がセットされた後、該
タイマT1の設定時間内にキー操作やプリントスイッチ
による操作が行われなず、画像形成装置1が放置される
ようなことがあれば、定着装置26におけるヒータラン
プの駆動を停止(S8)させる。そして、トナー消去用
給紙トレイ20に存在するシートを検知(S9)する。
このシート検知は従来周知の技術を利用すればよい。例
えば、トレイ20に光学センサを設ける場合、シートに
より光路を遮断させるようにすれば、トナー消去用給紙
トレイ20のシートの有無を簡単に検知できる。
【0058】さらに、トナー消去用給紙トレイ20上に
収容されたシートが存在することが確認されれば、収容
されたシートが所定量以上になっているか否かが確認
(S10)される。その収容されたシートが所定量以上
か否かを検知するためには、従来周知の検知機構をその
まま利用すればよい。例えば、トレイ20上に載置され
るシートにおいて、光学センサの光路が所定量積載され
た状態で遮断するようにすることで簡単に検知できる。
【0059】以上のようにしてトナー除去用給紙トレイ
20上に収容されるシートの有無及びその収容量を確認
すれば、本発明による画像消去装置50における除去ロ
ーラ52に設けられたヒータランプ52aの駆動を開始
する。つまり、画像消去装置50を立ち上げる処理をス
テップS11及びS12にて実行する。そして、該除去
ローラ52の表面温度が、トナーを除去できる温度(t
2)になるのを制御し、その温度に立ち上がれば、トナ
ー消去用給紙トレイ20に収容されたシートが順次1枚
ずつ所定の間隔を設けて給紙ローラ20aを介して連続
的に給紙され、トナーの消去が画像消去装置50にて実
行(S13)される。
【0060】このトナー消去の動作としては、給紙され
るシートのトナー画像面に、トナー除去を行うための処
理液がノズル51等を介して塗布され、除去ローラ52
と加圧ローラ53との間で、トナーがシートより除去さ
れ除去ローラ52表面に付着する。この除去ローラ52
に付着したトナーは、クリーニング手段にて除去され、
常にクリーンな状態で除去ローラ52がシートの画像面
に対向する。このようにしてトナー像が取り去られたシ
ートは、搬送ローラ23aにて、中間トレイ18へと送
り込まれる。これは、トナー消去用給紙トレイ20内の
シートが全て無くなるまで連続して繰り返し実行(S1
3→S14)される。
【0061】一方、ステップS9又はS10において、
トナー除去用給紙トレイ20にシートの存在を検知しな
い場合、所定量以上のシートが収容されていない場合に
は、画像形成装置1の主電源を自動的に切る(S1
5)。これにより、電力消費の無駄を解消する。この場
合、先にステップS8において説明したように、定着装
置26におけるヒートローラ26aのヒータランプへの
電力供給をこの時点で停止させることなく、ヒートロー
ラ26a表面の温度を下げて、電源立ち上げにおいて画
像形成装置1のレディー状態への移行時間を短縮させる
ことができる。そのため、S15においては電源を切る
のではなく、ヒートローラ26aのヒータランプへの電
力供給を低減した状態で、ヒートローラ26aの表面温
度を定着不能である低い温度に維持させるようにしても
よい。なお、ステップS14にてトナー消去の処理が完
了すれば、同様に電源が切られ、上述と同様の処理が実
行される。この処理においても、同様であり加熱定着装
置26における高消費電力部であるヒータランプへの駆
動電力量を低減するようにしてもよい。
【0062】ここで、画像形成装置1の特に定着装置2
6をプレヒート状態に設定する場合、その状態を解除さ
せることで、レディー状態への立ち上げを時間を短縮で
きる。そのプレヒート状態の解除としては、操作パネル
上に配置されるキーのいずれかが操作された時に、図2
のステップS1より開始させればよい。また、プレヒー
ト状態の解除キーを操作した時にステップS1より開始
させるようにしてもよい。
【0063】以上説明したように、画像形成装置1にお
いてプリントスイッチ等の操作に応じて画像形成動作が
開始されず、放置された状態が所定時間、つまりタイマ
T1にて設定された時間(本実施形態においては例えば
5分)後に、トナー消去用給紙トレイ20内にシートが
存在していることを確認すれば、トナー画像の消去モー
ドに自動設定される。この時、定着装置26におけるヒ
ータランプ等への電力供給を低減又は停止させるため、
無駄な電力消費をなくし、トナー画像の除去処理を実行
できる。また、画像消去装置50においては、該画像消
去モード時に電力供給されるため、それまでの電力消費
の無駄はない。しかも、画像形成装置1の動作を強制的
に停止させることなく、画像形成装置1が放置されてい
る状態で、トナー消去処理を実行するため、画像形成装
置1の有効活用を図れる。
【0064】この時、シートがトナー除去用供給トレイ
20内に存在することが確認(S9)されても、その収
容量が所定量(S10)以上になっていないことが確認
されれば、トナー消去モードへと移行させない。これ
は、シートが1枚や少ない場合、そのトナー消去処理を
行えば非常に短い時間で処理が終了するものの、立ち上
げのための時間が必要となるため、その時間的な無駄を
含めて、シートの存在を確認する毎に立ち上げ処理を実
行すれば、電力消費の無駄にもなる。そのため、所定量
以上になった時にトナー除去モードを実行すれば、電力
消費の無駄を省き、時間的な無駄も解消できる。
【0065】なお、画像形成装置1が画像を形成してい
ない状態としては、該画像形成装置1が所定時間(例え
ば5分)放置されれば、このときにトナー消去モードを
設定するようにしている。このような状態だけでなく、
画像形成装置の電源が切られた時に、その前にトナー消
去用給紙トレイ20にシートが存在していることが、確
認されていれば、ステップS12以降の処理を実行させ
るようにしてもよい。そして、トレイ20内のシートが
無くなった時に、電源をOFFするように構成してもよ
いことは勿論である。
【0066】(第2の実施形態)次に、トナー画像が形
成されたシートを無駄なくトナー消去用給紙トレイ20
へと送り込むための制御について、第2の実施形態とし
て説明する。特にシートに形成されたトナー画像を必要
としない場合が生じた場合に、該シートをトナー消去用
給紙トレイ20へと送り込む。これはユーザ側での手作
業を軽減させるものである。
【0067】特に、画像形成装置1内において、シート
ジャムが生じれば、該ジャムしたシート以外のトナー画
像が形成されたシートが転写位置を通過したものについ
ては、トナー消去用給紙トレイ20へと、ジャムシート
の除去後に送り込むことができる。また、画像形成中
に、その画像を必要としない場合がある。例えば、原稿
載置台上に載置する原稿を間違えたりした場合には、そ
の画像形成動作を停止させるキーが備えられており、該
停止キーの操作に応じて画像形成動作が停止する。この
時にも、シート上には不要な画像が形成されることにな
り、該シート等を上述したように、トナー消去用給紙ト
レイ20へと送り込むことで、ユーザサイドで一々不要
シートをトナー消去用給紙トレイ20へと収容させる手
作業による手間を省くことができる。
【0068】そこで、図2において操作パネル上のキー
操作が確認(S6)されると、プリントスイッチが操作
されたかいなかが確認(S16)される。この時、プリ
ントスイッチの操作を確認すれば、以下図3に詳細に示
す制御フローを実行する。
【0069】該図において、まずステップS18にて画
像形成動作を開始される状態を示すレディーランプを消
灯し、タイマT1をリセット(S19)し、画像形成動
作を実行(S20)する。この画像形成動作の実行中
に、画像形成動作を継続して行えない場合が生じた時
に、該ステップS20を抜け、ステップS21によるコ
ピー中断キー(停止キー)の操作状態の確認を行う。該
キーは、先に説明したように今実行中の画像形成が不要
になった時に操作するためのもので、その操作において
以下に説明するトナー画像が形成されたシートをトナー
消去用給紙トレイ20へと送り込む動作を実行(S3
0)させるステップへと移行する。
【0070】上述のキー操作以外にも、画像形成動作を
中断する場合がある。これは、ジャムの発生や、その他
の画像形成のためのトラブルがある。例えば、トナーが
途中で無くなる場合や、給紙シートが画像形成途中で無
くなる場合等が考えられる。そのため、ステップS21
にてコピー中断キーの操作でないことが確認されれば、
ステップS22へと進み、画像形成動作が終了したか否
かを確認する。もし、画像形成が終了した時の中断であ
れば、図2におけるステップS4に戻り先に説明した動
作を繰り返し実行する。
【0071】画像形成(コピー)の終了でもなければ、
シートが無くなった時による画像形成の中断かを確認
(S23)する。もし、シート無しによるものであれ
ば、現在の画像形成実行中のサイズのシートを補充する
ように、ユーザに知られるための表示(S24)を行
い、補充されるのを待機(S25)する。シートの補充
が確認されれば、自動的に画像形成動作を実行するステ
ップS20へと進むようにしてもよいが、通常はプリン
トスイッチの操作を確認するようしてしているため、ス
テップS4へと戻し、プリントスイッチの操作状態を待
ち、プリントスイッチの操作に応答し、ステップS19
へと移行し、画像形成動作が実行(S20)される。
【0072】一方、ステップS23にてシート無しでの
画像形成動作の中断でなく、ジャムによるトラブルによ
る中断であれば、ステップS26→S28へと進み、ジ
ャムしたシートの除去を行うメッセージ表示(S28)
を行い、その処理が完了するのを待つ(S29)。この
ジャムトラブルによる画像形成動作の中断でない場合に
は、ステップS25→S27にて他のトラブル処理を実
行する。このトラブル処理が完了すれば、プリントスイ
ッチ等の操作を待って、ステップS20による画像形成
動作を再開することになる。
【0073】上記ジャムトラブルによる中断において、
画像形成装置1の前面のドアを開放し、シート搬送系に
ジャムしたシートの除去を行い、この除去を終了すれ
ば、画像形成装置1の上記前面ドア等の閉成する。この
閉成動作に応答して、ジャムしたシートが“無”ことを
確認後に、その他の搬送ジャムを生じていないシートの
存在を確認し、そのシートをトナー消去用給紙トレイ2
0へと送り込む。この場合、転写位置前のシートについ
ても、上記トレイ20へと送り込むようにしてもよい。
しかし、転写前のシートについては、シート処理装置3
4側へと直接排出させるようにしてもよい。
【0074】ジャムシート以外の画像形成装置1の搬送
系に残るシートを、トナー消去用給紙トレイ20へと送
り込む場合には、切換部材29にて再通路28を開放
し、その再通路28を反転搬送させることなく、そのま
まの姿勢でシートを送り込む。そのため、切換部材30
a及び30bについても、そのままシートが搬送できる
ように切換制御され、画像形成面を下にしてトナー消去
用給紙トレイ20へとシートを送り込むようにする。
【0075】上述のようにしてジャムしたシートの除去
後に残るシートの存在を確認すれば、該確認したシート
が全てトナー除去用給紙トレイ20へと送り込まれたこ
とが確認(S31)されると、コピー動作を引き続き継
続するか否かを判別する。特にジャムトラブルあれば、
ジャム処理後には自動的にトラブル前の状態での画像形
成動作を継続するために、自動的にステップS19へと
移行するようにすればよい。しかし、コピー中断キーの
操作においては、ステップS19へと移行させることな
く、ユーザの操作に応答させるために、図2のステップ
S4へと戻すようにすればよい。
【0076】以上説明したように、ジャムした時に不要
のシートを自動的にトナー消去用トレイ20へと送り込
むことができるため、ユーザによる不要シートの該トレ
イ20への手作業による収容操作を省けるとともに、シ
ートの無駄を省ける。つまり、トナー除去用トレイ20
へと収容され、図2にて説明したように画像形成動作が
実行されない不動作状態における期間において、トナー
消去モードを設定し、不要なシートよりトナー像を除去
し、このシートを再使用できることになる。しかも、途
中で不要な画像形成を行っていることに気付いた場合に
も、画像形成装置1内の搬送経路にある画像形成済みの
シートがあれば、これをトナー消去用給紙トレイ20へ
と送り込めるため、同様の効果を奏することになる。
【0077】上述の態様によれば、画像形成中におい
て、途中で画像形成動作が何らかの原因により中断すれ
ば、不要な搬送可能なシートをトナー消去用給紙トレイ
20へと自動的に送り込むようにしているが、これに限
らず、不要なシートを上記トレイ20へと自動的に送り
込むことができる。以下に示す態様は、排出されている
シートが不要か否かを判別し、不要であることを確認す
ればトナー除去用給紙トレイ20へと送り込むようにし
たものである。
【0078】図4はその態様における制御フローであ
る。特に図2においてタイマT1がセットされた後に、
該タイマT1による設定時間が経過したか否かをステッ
プS7にて確認中において、図4に示すフローを逐次実
行する。
【0079】まず、排出トレイ35上に載置されている
シートの有無を検出する検知センサ37からの検知信号
を確認(S32)する。その検知を行っていなければ、
他の処理を実行(S39)する。この処理としては、ス
テップS6における各種キーの操作の確認等を行う。そ
して、排出シートの検知を行えば、画像形成動作中にお
いて動作が停止しているのか否かを確認(S33)す
る。これは、図3におけるステップS20に移行して、
画像形成動作中に中断したのか否かを確認する。そのた
め、画像形成動作中での中断においては、他の処理を実
行(S39)する。しかし、画像形成動作の開始を待つ
待機中、特にジャムや用紙無し等によるトラブル等によ
るもの以外での待機中でない場合には、次のステップS
34へと進み、その排出シートが原稿等による複写像の
形成でなく、ファクシミリ等による画像形成が以前に行
われているが否かを確認を行う。
【0080】なお、図3における動作中断キーの操作に
よる画像形成動作の停止においては、S33→S34へ
と進む。つまり、中断キーによる操作については、既に
排出されたシートは不要であり、そのシートはユーザに
て取り去られることがない。ユーザが必要とすれば、画
像形成動作が停止すれば、排出トレイ35上のシートは
ユーザにて即座に除去するであろう。そのため、中断キ
ー等を操作すれば、排出トレイ35上に既に排出された
シートが、長時間放置されておれば不要なシートして処
理できる。
【0081】特に、画像形成装置1においては、レーザ
ユニット8を駆動することで感光体上2に任意に静電潜
像を形成できる。そのため、原稿の画像を読み取り、こ
の画像を形成する複写機能として動作する以外に、図に
は示していないが、他の外部処理装置より送られてくる
画像データに応じて、レーザユニット8を駆動制御し、
外部より送られてくる画像をシート上にハードコピーと
して出力できる。この出力してはファクシミリ受信、パ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサからの画像デ
ータを受け、該画像データによりハードコピーを出力す
る。このような場合、ユーザは、その画像形成装置1の
配置位置にいないことが多い。そのため、そのハードコ
ピーによる出力を行っていたことを確認すれば、該シー
トは不要なものでないため、同様にして他の処理が実行
(S39)される。
【0082】一方、画像形成動作中での停止でなく、フ
ァクシミリ受信等のハードコピー出力が行われておら
ず、画像形成装置1の配置位置にユーザが居合わせてい
ない場合には、排出トレイ35上のシートは不要でると
いえる。そのため、不要であることを確認するために、
タイマT2をセット(S35)し、該タイマT2の設定
時間までにシートが排出トレイ35より除去されないこ
とが確認されると、初めて不要シートであることを検出
する。つまり、画像形成装置1が待機中、特に画像形成
動作を開始できる状態で放置されている時に、シートが
排出トレイ35に載置されていることは、該シートは不
要なものであると認識してもよい。特に、画像形成を完
了したシートは排出トレイ35に載置されているもの
の、画像形成動作が完了した時に、ユーザが取り去るた
め、そのこにはシートが存在しない。そのため、シート
が存在することは、該シートは不要でると認識しても問
題にはならない。
【0083】しかし、画像形成中において動作が停止し
た場合においては、画像形成を完了したシートは排出ト
レイ35に排出されているが、その場合には、ステップ
S33にてステップS37へと移行することなく、ステ
ップS39へと進み、他の処理を実行する。
【0084】そこで、ステップS37は、タイマT2の
設定時間を経過しても排出トレイ35上のシートの存在
が検出スイッチ37にて検出されておれば、該シートが
不要であると認識され、トナー除去用トレイ20へと自
動的に送り込む処理(動作)であり、これを実行するこ
とになる。そのため、不要シートをユーザが排出トレイ
35へと載置しておけば、そのシートが不要でなること
が確認された時点で、自動的にトナー消去用給紙トレイ
20へと送り込むこともできる。この場合、操作パネル
上にトレイ20へと送り込むための操作キーを別途設
け、その操作キーの操作に応答して、即座に排出トレイ
35上の不要シートをトナー消去用給紙トレイ20へと
送り込む動作を実行できる。
【0085】上記不要シートの排出トレイからのトレイ
20へと送り込み処理後(S38)に、図2におけるス
テップS7にてタイマT1のタイムアップとなれば、ト
ナー消去モードが設定され、トナー消去動作が実行され
ることになる。
【0086】以上の形態においては、排出トレイ35上
の不要シートを必要に応じてトナー消去用トレイ20へ
と送り込むことができる。そのため、ユーザ側において
は、トナー消去用給紙トレイ20を引き出し、手作業に
よる収納作業を行う手間を省くことができる。また、排
出トレイ35上の不要シートを確認することで自動的に
トレイ20へと送り込むことができるために、中断キー
の操作において排出されたシートをも、該排出トレイ3
5より自動的にトナー除去用給紙トレイ20へと送り込
むことができる。そのため、中断キーの操作において、
画像形成装置1内に存在するシートをトナー消去用給紙
トレイ20へと切換搬送制御を行うことなく、排出トレ
イ35へとそのまま排出し、該排出トレイ35よりトナ
ー消去用給紙トレイ20へと送り込むことができる。
【0087】この時、排出トレイ35から、トナー消去
用給紙トレイ20へと送り込む搬送経路は、切換部材3
0a及び30bの位置を切り換え、給紙ローラ38、搬
送ローラ39、さらに画像形成装置本体側の搬送ローラ
33を駆動し、中間トレイ18側へと送り込み、シート
後端が、搬送ローラ33の手前で検知されれば、該搬送
ローラ32を逆回転駆動させ、再通路28側へと切換部
材30bを経由して案内搬送し、搬送ローラ32を介し
てトナー消去用給紙トレイ20へと送り込むようにな
る。そのため、画像形成面を上にして排出されているシ
ートは、画像形成面が下にしてトナー消去用給紙トレイ
20へと送り込まれて収容されることになる。
【0088】また、トナー画像を消去するために、トナ
ー消去用給紙トレイ20へと不要シートを送り込むため
の他の態様としては、中間トレイ18を利用し、画像形
成後に中間トレイに残留するシート等がある。つまり、
両面(又は合成)複写を実行中において、中間トレイ1
8に、トナー画像を形成したシートが一時収容される。
そして、両面又は合成のために少なくとも2度画像形成
を行うために、中間トレイ18よりシートが給紙され、
両面又は合成複写時に枚数等の変更した場合や、重送さ
れた状態で中間トレイ18へと送り込まれた時に、中間
トレイ18に一度画像形成されたシートが、複写後に残
る。
【0089】また、合成複写を行うつもりで中間トレイ
18を利用したものの、割り込み等において他の画像形
成を行う時に、中間トレイ18に収容された画像形成済
みのシートの除去を忘れる場合がよくある。このような
場合、画像形成を完了した時に中間トレイ18に、該中
間トレイ18内のシートが不要であるとして、トナー消
去用給紙トレイ20へと送り込む。中間トレイ18内に
存在するシートを所望する場合には、ユーザが中間トレ
イ18を引き出し取り出す作業を行うか、また両面又は
合成複写を継続するための操作を行うことになる。しか
し、そのような作業や操作を忘れると、所定時間中間ト
レイ18に存在するシートを検出していれば、中間トレ
イ18内のシートをトナー消去用給紙トレイ20へと送
り込むことは非常に有効な処理となる。
【0090】ここで、中間トレイ18を利用した画像形
成を行う場合、従来では中間トレイ18にシートが残っ
ておれば、画像形成動作を実行することなく、中間トレ
イ18内のシートを除去するようにユーザにメッセージ
表示を行うようにしている。この点、本発明において
は、中間トレイ18を利用する画像形成を行う場合、シ
ートを検出すれば、該シートを上述したようにトナー除
去用給紙トレイ20へと送り込み、この後に画像形成動
作を開始させるようにすることがでる。
【0091】上記中間トレイ20からシートをトナー除
去用給紙トレイ20へと送り込むために、切換部材42
が、両者のトレイ間の搬送通路を開放するように切換制
御される。
【0092】(第3の実施形態)以上の実施形態の説明
においては、画像(トナー)消去モードを画像形成動作
を行わない待機状態において、自動的に設定し、この時
に電力消費を軽減し、さらに不要となるシートを自動的
にトナー消去用給紙トレイ20へと送り込むようにした
ものである。
【0093】この第3の実施形態においては、トナー消
去モードにおいて、トナー消去動作を実行中に、画像形
成動作を行う操作が行われた時の制御の形態である。つ
まり、本発明においては、あくまで画像消去装置50
は、画像形成装置1に備えた状態で画像形成動作を行わ
ない期間において動作させるようにしているため、画像
形成動作を優先させる必要性がある。つまり、画像消去
装置50が動作していれば、画像形成動作を実行でき
ず、よって該画像消去装置50が動作中において画像形
成動作を開始させる指令があれば、該トナー消去動作を
一時中断させる。これにより、画像形成装置1が本来持
ち合わされている機能を効率よく利用できる。
【0094】上記画像形成装置1の本来持ち合わせてい
る機能としては、原稿の画像を読取り、これをシート上
に複写画像として形成する複写機能、上述したようにフ
ァクシミリやパーソナルコンピュータ等の外部装置から
の転送されてくる画像データの受信により、その画像デ
ータをハードコピーとして出力する出力機能等である。
そのため、プリントスイッチの操作や、外部装置からの
出力要請に応答して、画像形成装置の画像形成動作を実
行させることになる。
【0095】そのために制御の一態様を図5に示す。こ
の図5は図2におけるステップS13→S14の詳細を
示すとともに、上述したように画像形成動作を優先させ
るための制御フローである。
【0096】まず、画像消去装置50の除去ローラ52
表面が所定温度に立ち上がれば、図2のステップS12
から、図5のステップS40へと移行する。これによ
り、トナー消去用給紙トレイ20内のシートを給紙ロー
ラ20aを駆動することで、画像消去装置50へと送り
込む。そして、該シートのトナー画像の消去処理を実行
(S41)し、中間トレイ18へと消去処理が完了した
シートを送り込む(S42)。そして、この動作の実行
中において、ステップS43にて画像形成動作の開始指
令があったか否かを確認する。これは、先に説明した通
りであり、プリントスイッチの操作や、外部装置からの
画像データのハードコピーの出力要請等の信号の受けた
か否かを確認する。
【0097】この確認において、画像形成動作が開始さ
れない場合には、トナー消去用給紙トレイ20にシート
が有るか否かを確認(S46)し、存在するのを確認さ
れればステップS40へと戻り、上述した動作を1枚ず
つ順次繰り返す。もし、シートの存在をステップS46
にて確認しなければ、他の処理を実行(S47)する。
つまり、トナー消去用給紙トレイ20内のシートを全て
処理したことである。そこで、上記ステップS47にお
ける他の処理としては、画像形成装置の電源を自動的に
切るといった図2のステップS15を実行するようにし
てもよい。
【0098】そして、上述したトナー消去動作を実行し
ている途中におけるステップS43にて、画像形成動作
を行う指令を受けると、トナー消去用給紙トレイ20に
シートが存在していることが確認(S44)されていれ
ば消去動作を一時中断(S45)し、シートの存在を確
認していなくとも、トナー消去モードを自動的に解除
し、消去モードを画像形成モードに設定する。そのた
め、図2のステップS1に戻り、定着装置26のヒート
ローラ26aのヒータランプを駆動し、ヒートローラ2
6a表面が定着可能温度に立ち上がるの待って、ステッ
プS16→S18へと移り、ステップS20の画像形成
動作を実行することになる。
【0099】従って、画像形成動作を開始させるための
指令、特にプリントスイッチ等の操作だけでなく、外部
装置からの出力要請に基づいて、画像形成装置1による
本来の画像形成機能を有効に活用できる。この場合、画
像形成モードが設定される時に、定着装置26をプレヒ
ート状態に維持しておけば、レディー状態に立ち上げる
時間を短縮し、画像形成動作の開始を速めることができ
る。
【0100】ここで、問題となるのは、画像消去装置5
0において、トナー消去動作を実行している時に、シー
トを中間トレイ18へと送り込み、そこに処理後のシー
トを保持させるようにしている。そのため、中間トレイ
18を利用する画像処理、例えば両面や合成による画像
形成を行う場合に、画像形成したシートが中間トレイ1
8に一旦収容されることになり、トナー除去したシート
との区別を行えなくなる。このような区別を確実に行う
ために、以下に示す処理を行えば問題なく、画像形成動
作を実行できる。
【0101】つまり、ステップS45にてトナー消去動
作が中断した後に、画像形成が片面に一度のみの画像処
理であることを確認(S48)すれば、上述したように
中間トレイ18にトナー消去済みのシートを保持(S4
9)したまま、画像形成動作を実行(ステップS1等に
移行)するようにする。
【0102】しかし、片面による画像形成でなく、両面
等の画像形成指令がなされていれば、ステップS48→
S50へと進み、中間トレイ18内で処理するサイズ以
上のシートが、画像形成の処理として選択されているか
を確認する。つまり、トナー消去後のシートの最大のサ
イズが事前に検知されており、該トナー消去済みシート
と、両面又は合成を行うシートとのサイズを比較し、こ
れから両面画像を形成するためのシートの方が等しい
か、大きい場合には、中間トナー18内のトナー消去済
みシートにて邪魔されずに中間トレイ18へと搬入され
てくる画像形成済みシートの幅方向及び送り方向の整合
を確実に行える。そのため、トナー除去シートをそのま
ま中間トレイ18に保持(S49)しておき、画像形成
動作を開始させるようにしてもよい。図では、ステップ
S49を経由していないが、中間トレイ18内に収容さ
れたトナー消去済みシートが保持された状態で画像形成
動作が開始されることになる。ここで、上記トナー消去
済みシートを中間トレイ18へと送り込む制御が第1の
搬送制御手段である。
【0103】一方、トナー消去済みシートの方が、両面
画像形成を行うシートより大きい場合には、このトナー
消去済みシートを中間トレイ18から他の場所に排出さ
せる必要がある。この場合、ユーザにトナー消去済みシ
ートを中間トレイ18より除去するメッセージを表示さ
せ、その除去を行うまで、画像形成動作の開始を待機す
るようにしてもよい。
【0104】ここでは、ユーザ側の手間を省くために、
トナー消去用給紙トレイ20に戻すようにしている。そ
のため、ステップS51にて中間トレイ18内のシート
を給紙ローラ18aを駆動させ、切換部材42を介して
トナー消去用給紙トレイ20へと、給紙ローラ20aの
回転を逆にして搬送制御する。そのためにも、搬送ロー
ラ32aは、逆回転駆動可能に設けている。また、画像
消去装置50におけるシートの送り装置である除去ロー
ラ52及び加圧ローラ53をも同様に逆回転可能に構成
されている。
【0105】そして、中間トレイ18内にシートが無く
なるのを確認(S52)するまで、この動作を継続して
実行し、中間トレイ18内の最後のシートが送り出され
るタイミングで画像形成動作を開始させる。このように
することで、ユーザの待ち時間を軽減できる。上記中間
トレイ18からトナー消去済みシートをトナー消去用給
紙トレイ20へと送り戻す制御が、第2の搬送制御手段
を構成している。
【0106】上記中間トレイ18からトナー消去用給紙
トレイ20へとトナー消去済みシートを送り戻す動作中
においては、ステップS44→S45へと移行する時
に、定着装置26の立ち上げ動作が既に実行されてい
る。そのため、中間トレイ18からトレイ20へと送り
戻す動作中に、画像形成動作を開始させるレディー状態
に立ち上げることもできる。そのため、ステップS52
にて最終のシートが中間トレイ18が送り出されるのを
検知するタイミングで画像形成動作を実行させるステッ
プS18→S19→S20へと移り画像形成動作を開始
させることができる。
【0107】また、中間トレイ18からトナー消去用給
紙トレイ20へと送り込む動作中において、最後のシー
トの搬送においては、該中間トレイ18よりシート後端
が通過した後のジャム検知(S53)においては、中間
トレイ18の使用が可能となり、画像形成動作を中止さ
せることなく、そのまま画像形成動作を開始できる。こ
れは、中間トレイ18を利用して両面(又は合成)複写
を行うようにしても、中間トレイ18内のシートを画像
形成位置へと搬送する時に何ら障害にはならないためで
ある。この時、切換部材42は中間トレイ18からレジ
ストローラ24への搬送通路が有効になるように切り換
えら(S54)れ、トナー消去用給紙トレイ20への搬
送通路がトナー消去済みシートとしてジャムしているこ
とを表示するようにする。これは、両面又は合成複写が
完了するのを待って表示(S55)させるようにしても
よい。しかも、上記ステップS53にて最終シートのジ
ャムが検出されなくても、搬送処理(S56)を継続さ
せ、同様にトレイ20へと中間トレイ18からの通路を
遮蔽し、中間トレイ18からレジストローラ24へと搬
送通路を開放するように切換部材42を切り換えてい
る。
【0108】図6は、トナー消去モードにおいてトナー
消去動作を継続している時に、ユーザが画像形成を実行
させようとする場合、プリントスイッチ等を操作する前
に、事前に操作パネル上の画像形成条件等を入力するた
めのキー操作を行う。このようなキー操作が行われた時
にトナー消去モードを自動解除し画像形成モードに設定
し、特に中間トレイ18内に収容されたトナ−消去済み
シートの給紙を優先させるための制御である。つまり、
キー操作に応じて中間トレイ18内のシートサイズに一
致する画像形成を行う場合、中間トレイ18内のシート
を優先して給紙させ、画像形成を行う場合の態様であ
る。この画像形成においては、あくまで片面コピーを対
象としている。
【0109】これは図2においてトナー消去動作が実行
されている時に、画像形成装置による画像形成動作を開
始させるためのプリントスイッチを含めた操作パネル上
にキー等の操作が行われると、その操作に応答して図6
の制御フローを実行する。そのため、まずプリントスイ
ッチ以外のキーが操作されると、トナー消去モードを解
除する。そして、ステップS16にてプリントスイッチ
が操作されたか否かの確認が行われる。その確認におい
て、プリントスイッチの操作でなければ、ステップS6
0にて要求された画像形成のためのシートサイズと、ト
ナー消去を行っていた時のシートサイズとの比較を行
う。
【0110】この場合、トナー消去を行っている最中
で、処理済みシートが中間トレイ18へと送り込まれ収
容されていることが確認されると、その中間トレイ18
内のシートサイズと、要求された画像形成によるシート
サイズとの比較(S60)が行われる。この時、中間ト
レイ18内のシートサイズは、事前に検出されている。
そして、プリントスイッチを操作する前に設定された給
紙シートのサイズと比較(S60)される。この比較に
おいて一致する場合には、中間トレイ18内のシートの
給紙を優先させるために、中間トレイ18内にシートが
存在していることを確認(S61)する。そこで、シー
トの存在が確認されれば、中間トレイ18を選択(S6
2)し、各種キー操作された画像形成条件等を設定する
(S64)。
【0111】ここで、ステップS60により、画像形成
を開始させる選択シートサイズと、トナー消去を行うた
めのシートサイズとが一致しない場合には、例えば給紙
トレイ17よりシート給紙を行い、ステップS64にて
操作キーに従った条件設定を行う。
【0112】また、ステップS61にて中間トレイ18
にトナー消去済みのシートがなければ、例えばトナー消
去用給紙トレイ20を選択する。この場合、画像消去装
置50を立ち上げる必要がある。つまりトナーを除去し
た後のシートを、中間トレイ18へと送り込むことな
く、直接画像形成位置、つまりレジストローラ24の位
置へと搬送し、ステップ64にて画像形成を設定された
画像形成の条件に従って実行する。
【0113】このような構成であれば、トナー除去した
シートを中間トレイ18へと送り込む場合、該中間トレ
イ18内のシートを給紙し、中間トレイ18の空き状態
を作り出し、これによりシート両面への画像形成を任意
に実行できる他、中間トレイ18内のトナー消去済みの
シートをトナー消去用給紙トレイ20へと送り出す必要
もなくなる。
【0114】一方、画像形成動作中において、特に給紙
トレイ17より給紙を行い、このシートに画像形成を行
っている途中で、該給紙トレイ17のシートが無くなれ
ば、トナー消去用給紙トレイ20内のシートを利用す
る。その例を図7に示す。
【0115】この図7において、図2のフローを実行中
にプリントスイッチの操作に応答して、画像形成動作を
実行ルーチン(S70)へと移行する。このステップ7
0以降は図2におけるステップS20の詳細であり、本
発明における他の態様を示す制御フローだある。
【0116】そこで、画像動作が開始さされば、給紙ト
レイ17等のシートの有無を確認(S71)し、該シー
トの存在を確認すれば、そのまま画像形成動作(S7
2)を実行し、画像形成動作が終了するまでこれを繰り
返す(S73→S71)。この途中におい、給紙トレイ
17により給紙シートが途中でなくなれば、S71→S
74へと進み、トナー消去用給紙トナー20内のシート
を使用するために、トナー消去処理を行う。この場合、
画像形成動作を一時中断し、停止させる。但し定着装置
26は、定着可能状態を維持させておく。
【0117】そして、残りの必要枚数のシートのトナー
除去処理を行ったことを確認(S75)することで、ス
テップS72による画像形成動作を実行させる。ここ
で、残りの必要シート枚数は、条件設定した時の枚数
と、画像形成枚数との差を出すことで簡単に求められ、
この枚数のトナー除去を行えば、トナー除去したシート
による画像形成動作を実行させる。この場合、先に説明
したように中間トレイ18にトナー除去処理を行ったシ
ートを一旦収容し、その中間トレイ18より順次給紙
し、これにより画像形成動作を再開させることができ
る。この場合、自動給紙トレイ17から給紙されるサイ
ズと同一サイズがトナー消去用給紙トレイ20に収容さ
れていることが前提である。
【0118】そして、上記中間トレイ18内に収容され
たシートがなくなれば、画像形成を行う一連の動作が完
了することになるため、その状態で自動給紙トレイ17
内のシートが無くなっているこを報知するようにすれば
よい。
【0119】以上説明したように本発明による画像消去
装置50の実施形態においては、トナーを消去するため
に、トナー画像をシートより剥離しやすくする処理液を
塗布するようにしたものである。このような画像消去装
置50でなく、特定波長の光を照射することでトナー画
像を無色にする場合には、立ち上げ時間を必要としなく
なる。そのため、トナー消去モードが設定されると、上
記特定波長光を照射する光源を駆動する電力を確保する
ために、例えば定着装置26に供給する電力を軽減する
プレヒート状態、または電力供給を停止すればよい。
【0120】それにより、トナー消去用給紙トナー20
内のシートを順次給紙している時に、画像面に光照射を
行えばよい。この場合には、シート上に形成されるトナ
ー画像は、特定のトナーにて形成されている。また、光
照射は両面同時に行えるため、トナー消去用給紙トレイ
20内に収容されるシートは、画像形成面を下にする必
要はなく、いずれの方向においても、また両面にトナー
画像が形成されたものであっても同時に消去されること
ができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置によれ
ば、不要シートの画像を除去し、該シートを再利用する
ために、その画像除去動作を画像形成動作を行っていな
い時間帯において実行させるようにしているため、無駄
な電力消費をなくし、画像形成装置による画像形成動作
を邪魔することなく、効率よく画像形成装置を利用でき
る。
【0122】上記画像消去を行ったシートについては、
例えば画像形成装置に備えられた給紙可能な領域、例え
ば複数の画像をシート上に形成するための中間トレイへ
と送り込むことで、該給紙領域を選択すれば、該シート
を簡単に再使用でき、そのために別途画像消去済みのシ
ートを収容しておく収容部を必要としなくなり、装置の
小型化を行える。
【0123】また、画像形成時に生じた不要シートや、
特定の位置、例えば排出トレイ等に載置されているシー
トについては、画像消去用給紙トレイへと送り込むよう
に構成することで、ユーザ側での手動による作業を省略
でき非常に便利である。
【0124】また、画像形成動作を行っている時に、画
像形成に使用していたシートが無くなれば、不要シート
のトナーを消去しながら、該シートをそのまま使用して
画像形成動作を再開できるため、一連の画像形成動作が
完了するまでは、途中でシートの補充等を行う手間を省
くことができる。
【0125】特に画像消去済みのシートを中間トレイに
収容するようにすれば、中間トレイ内のシートを画像形
成に、そのまま利用できる。また、両面や合成要求の画
像形成を行う場合においても、中間トレイを有効活用で
き、画像形成のための動作を優先して利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像消去装置を備えた画像形成装
置本体内部の構造を示す断面図である。
【図2】本発明による画像消去装置の駆動期間を制御す
るための制御フローチャートである。
【図3】本発明による画像消去装置にて画像消去を行う
ために、画像形成動作中に生じた不要シートを画像消去
用の給紙トレイへと送り込むための制御フローチャート
である。
【図4】不要シートを画像消去用の給紙トレイへと送り
込むための本発明による他の制御例を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明による画像形成装置において、画像消去
動作中に優先した画像形成動作を実行させるための制御
フローチャートである。
【図6】画像消去済みのシートを収容した給紙部を優先
選択するための制御を示すフローチャートである。
【図7】画像形成動作中において、給紙シートが無くな
った時に、画像消去を行い、画像形成動作を継続させる
ための制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 感光体 4 現像器 17 給紙トレイ 18 中間トレイ 20 トナー除去用給紙トレイ 26 加熱定着装置(高消費電力部) 50 トナー除去装置 51 トナー除去のための処理液塗布ノズル 52 トナー除去用の除去ローラ 52a ヒータランプ 53 シートを除去ローラに圧接する加圧ローラ
フロントページの続き (72)発明者 堀内 孝郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくるシートに記録媒体上に形
    成された画像を転写し、該シートを装置外部に出力する
    画像形成装置において、 不要な画像が形成されたシートを収容する画像消去用ト
    レイと、 該画像消去用トレイ内のシートを給紙する給紙手段と、 該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す経路に配置
    され画像を消去する画像消去装置と、 上記画像形成装置の不使用期間を検出する不使用検出手
    段と、 該不使用検出手段による不使用期間検出に応答して上記
    画像消去装置を立ち上げ、上記画像消去用トレイ内のシ
    ート給紙し画像消去動作を実行させる消去制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像消去装置を備えた画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 上記画像消去装置は消去するための加熱
    源を必要とし、消去制御手段は、上記画像消去装置を上
    記不使用検出手段による検出に応答して上記加熱源への
    電力供給を開始させる一方、画像形成装置の高消費電力
    部への電力消費の低減、または画像形成装置の電源供給
    を停止させることを特徴とする請求項1記載の画像消去
    装置を備えた画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記画像消去用トレイ内のシート収容量
    を検出する収容量検出手段を備え、該収容量検出手段が
    所定量以上を検出していない時には、上記消去制御手段
    は、画像消去装置の立ち上げを実行しないことを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像消去装置を備えた画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 搬送されてくるシートに記録媒体上に形
    成された画像を転写し、該シートを装置外部に出力する
    画像形成装置において、 不要な画像が形成されたシートを収容する画像消去用ト
    レイと、 該画像消去用トレイ内のシートを給紙する給紙手段と、 該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す経路に配置
    され画像を消去する画像消去装置と、 上記画像形成装置による画像形成時に不要となった画像
    形成済みシートを上記画像消去用トレイへと送り込む搬
    送制御手段と、を備えたことを特徴とする画像消去装置
    を備えた画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に備わる排出トレイに載置
    されるシートを有無を検出するシート検出手段を備え、
    該シート検出手段により検出期間が決められた期間を越
    えた時に、該排出トレイ上のシートを上記画像消去用ト
    レイへと送り込むことを特徴とする請求項4記載の画像
    消去装置を備えた画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像消去装置によて画像消去されたシー
    トは、画像形成装置に予め備えられている給紙可能な給
    紙部へと送り込む構成を特徴とする請求項1又は4記載
    の画像消去装置を備えた画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記給紙可能な給紙部は、シート上に少
    なくとも2度画像を形成するために用いられる中間トレ
    イであって、画像形成動作を行う時に中間トレイ内のシ
    ートを優先して給紙させることを特徴とする請求項6記
    載の画像消去装置を備えた画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記画像形成動作を行う時に、該画像形
    成のためのシートサイズと画像消去を行うシートサイズ
    とが一致する場合、中間トレイ内にシートが有れば該中
    間トレイ内のシートを優先して給紙し、該給紙中間トレ
    イ内のシートがなければ、画像消去したシートをそのま
    ま画像形成に使用することを特徴とする請求項7記載の
    画像消去装置を備えた画像形成装置。
  9. 【請求項9】 搬送されてくるシートに記録媒体上に形
    成された画像を転写し、該シートを装置外部に出力する
    画像形成装置において、 不要な画像が形成されたシートを収容する画像消去用ト
    レイと、 該画像消去用トレイ内のシートを給紙する給紙手段と、 該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す経路に配置
    され画像を消去する画像消去装置と、 画像形成されたシートを一時的に収容し、該収容された
    シートを画像形成位置へと送り込むための中間トレイ
    と、 上記画像形成装置にて画像消去したシートを上記中間ト
    レイへと送り込む第1の搬送制御手段と、 画像消去を実行中に、上記画像形成の要求があれば、上
    記中間トレイ内のシートを保持した状態で、画像形成動
    作を開始させる制御手段とを備えたことを特徴とする画
    像消去装置を備えた画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、画像消去を実行中
    に、中間トレイを利用した画像形成の要求があった時
    に、該要求されたシートサイズが、中間トレイに収容さ
    れている画像消去済みシートサイズ以上であれば、中間
    トレイ内のシートを保持した状態で画像形成動作を実行
    してなり、上記要求シートサイズが画像消去済みシート
    サイズより小さい場合には、中間トレイ内の画像消去済
    みシートを画像消去用トレイへと送り戻す第2の搬送制
    御手段を含むことを特徴とする請求項9記載の画像消去
    装置を備えた画像形成装置。
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