JP4035929B2 - 非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法並びに画像形成装置及び受像シート - Google Patents

非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法並びに画像形成装置及び受像シート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受像シートにトナー像を形成する非定着式の画像形成方法及び画像形成材料(受像シート又は(及び)トナー等)の再利用方法並びにこれらの方法の実施に用いる画像形成装置及び受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
受像シート上にトナー像を形成する画像形成方法は古くから実施されている。
その代表的なものは、電子写真方式の画像形成方法である。
電子写真方式の画像形成では、感光体等の静電潜像担持体を所定電位に帯電させ、その帯電域に原稿画像情報に応じて画像露光を施して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像剤を用いて現像し、可視トナー像とする。さらに該可視トナー像を最終的に受像シートに転写し、定着させる。
【0003】
上記の他、静電潜像を形成することなく、原稿画像情報に基づいてトナーを直接受像シート上に付着させてトナー像を形成し、定着させたり、同様にしてトナー像を一旦中間転写体上に直接形成したのち、受像シート上に転写し、定着させる直接記録方式の画像形成方法も提案されている。
いずれにしても、かかる従来の画像形成方法では、現像剤として、受像シートに定着可能のトナーを含むものを用いる。かかる現像剤の代表例として、熱可塑性樹脂中に顔料や染料を混合分散させた熱溶融性のトナーを含むものを挙げることができる。
【0004】
このような熱溶融性のトナーからなるトナー像は、最終的に紙、プラスチックなどからなる受像シート上に熱ローラ、赤外線などの加熱により溶融固着される。またこのとき、必要に応じ加圧下に加熱される。
受像シート上に定着されたトナーは受像シートからの分離が困難であり、該トナーや受像シートの再使用は困難である。従って、トナー像を定着された受像シートは不要になると廃棄されている。
【0005】
しかし今日の社会の情報化に伴い、かかるトナーや受像シートは多量に消費され、この生産に必要なエネルギーや生産に伴う排出炭酸ガス量も大きくなるばかりである。
トナー像が定着された転写紙を再利用するために転写紙からトナーを分離させる方法として、界面活性剤などの水溶液を利用した脱墨法も知られているが、紙に浸透する水分の除去に多量のエネルギーを必要とし、除去したトナーは溶融固化しているので再利用できない。
【0006】
そこで特開平6−43682号公報は、このような問題の解決を目指し、受像シート表面に微小突起を分散形成し、この受像シートの凹凸面にトナー像を転写し、加圧により固定して画像形成し、その後該トナーを機械的方法で受像シートから脱離させ、受像シート及びトナーを再利用することを提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−43682号公報が教える画像形成方法及び受像シートによると、受像シートの微小突起にトナーが付着したまま画像形成後の受像シートが取り扱われることになる。突起に付着したトナーは受像シートへのトナー像転写後の加圧処理により該突起に固定されるとは言うものの、そのトナー固定は後ほど機械的に受像シートから該トナーを除去できる程度のものに過ぎないため、画像形成されたシートを手指で触ったり、他の受像シート等と重ね擦られる等すると、突起に付着したトナーは手指や他の受像シートの裏面等へ付着してそれらを汚してしまう。
【0008】
また、受像シートに形成される微小突起のそれぞれは孤立した点状に形成されているため、外力を受けると撓んだり、変形し易いほか、該受像シート面に触れる物体に存在していることがある突起が受像シート突起間に簡単に入り込み易く、これらによりトナー像が攪乱作用を受け、トナー像を十分に保護できない。
よって特開平6−43682号公報が教える画像形成方法及び受像シートはいまだ実用に供し難いものである。
【0009】
そこで本発明は、受像シート上にトナー像を形成する画像形成方法であって、トナー像を受像シートに、従来のように定着させることなく、受像シートからの分離除去が可能であるように保持させて画像形成でき、それにより該トナー像を形成された受像シートから該トナー又は(及び)受像シートを再利用することを可能ならしめる非定着式画像形成方法を提供することを課題とする。
【0010】
さらに本発明は、かかる非定着式画像形成方法であって、形成された画像を見る、画像形成された受像シートを重ねて整理する等の受像シートの通常の取り扱いにおいてトナー像が保護されるとともに受像シートに触れる手指等のトナー汚染が十分抑制される状態に画像形成でき、実用に供し得る非定着式画像形成方法を提供することを課題とする。
【0011】
また本発明は、トナー像を形成された受像シートからトナーを分離除去して該トナー、受像シート等の画像形成材料のうち少なくとも一つを再使用に供することができる画像形成材料再利用方法を提供することを課題とする。
また本発明は、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に適する非定着方式の画像形成装置を提供することを課題とする。
【0012】
さらに本発明は、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に適する受像シートを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者は前記課題を解決するため研究を重ね次の知見を得るにいたった。
すなわち、
▲1▼ 受像シートとしてトナーを受容できる凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートを採用し、該受像シート凹凸面の凹所にトナーを除去可能に付着させることでトナー像を形成できる。
▲3▼ 受像シート凹凸面の凹所に付着したトナーについては該凹凸面の凸部で外力から保護させればよいが、このとき該凹所を連続溝状凹所とし、該連続溝状凹所に沿う凸条部で該凹所のトナーを保護するようにすれば、画像形成された受像シートの通常の取り扱いにおいて該凹所のトナーを十分保護でき、これによりトナー像を従来のように定着処理しなくても、特段のトナー除去作用が加わらないかぎりトナー像として維持できる。
▲4▼ 受像シート凹凸面の凸条部に付着するトナーについては、受像シート凹凸面の凹所にトナーを付着させのち該凸条部トナーを集中的に除去すればよい。
▲5▼ トナー像が形成された受像シートについて、そのトナー、受像シート等を再利用しようとするときは、該受像シートから、除去可能に付着しているだけであるトナーを分離除去すればよい。
▲6▼ トナー像を一層確実に保護するとともに受像シートに触れる手指等のトナー汚染を一層抑制するために受像シート画像面を保護シートで覆ってもよい。
【0014】
以上の知見に基づき本発明は、次の非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法並びにこれら方法の実施に用いる画像形成装置及び受像シートを提供する。
(1)非定着式画像形成方法
受像シートにトナー像を形成する画像形成方法であり、前記受像シートとしてトナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートを採用し、該受像シート凹凸面の該連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成し、該連続溝状凹所に沿う凸条部で該連続溝状凹所に付着したトナーを保護させ、該付着トナー像をもって形成画像とすることを特徴とする非定着式画像形成方法。
【0015】
本発明に係る非定着式画像形成方法によると、画像形成する受像シートとしてトナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートを用い、該受像シート凹凸面の連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成する。そして、該連続溝状凹所に付着したトナーを該連続溝状凹所に沿って延びる凸条部に保護させる。
【0016】
従って、形成されたトナー像は、受像シートに付着させただけで従来の画像形成方法におけるような加熱等による定着処理がなされないにもかかわらず、連続溝状凹所に沿って延在し、それだけ撓む等変形し難い凸条部で保護されるので、また、仮に外力を受けて該凸条部が倒れる等変形しても該凸条部は溝状凹所に沿って延在しているので該凹所中のトナーを凸条部変形状態のままでも覆う恰好となり、これらにより特段の外力やトナー除去作用が加わらない限り、連続溝状凹所中のトナーは十分保護され、要求されるトナー像の状態を維持できる。受像シート上のトナー像を見たり、受像シートを保管したり、単に移動させる等の場合における受像シート同士の接触、受像シートへの軽い手指の接触のごとき軽度の外力程度ではトナー像の著しい攪乱、上に重ねられた受像シート裏面へのトナー付着などの不都合は生じない。
【0017】
しかも、受像シート上のトナーは除去可能に付着しているだけであるから受像シートから分離させることができる。トナー像を形成しているトナーは連続溝状凹所に付着しているので、例えばブラシ装置等による機械力等を利用して該溝状凹所に沿って掃き出すかのようにして容易に、十分に除去できる。このように分離除去したトナー又は(及び)トナー除去後の受像シートは再利用できる。
【0018】
また、本発明に係る非定着式画像形成方法によると、トナーとして定着可能であるもの、例えば加熱定着が可能な熱溶融性のトナーを用いる必要がない。従ってトナー材料として硬い材料を用いることができ、それにより変形や摩耗、融着などが少ない長寿命のトナーを採用できる。
本発明に係る非定着式画像形成方法において受像シートへのトナー像形成は、従来の静電潜像形成を伴う電子写真法による形成、既述の直接記録方式による形成等を採用できる。
【0019】
いずれにしても、前記トナーとして帯電性トナー(帯電性非磁性トナー或いは帯電性磁性トナー)を用い、前記受像シートへのトナー像形成にあたり、該トナーを該受像シート凹凸面の連続溝状凹所へ静電気力で付着させる場合を例示できる。
帯電性トナーを用いると、シート等の再利用のために受像シートからトナーを分離除去するにあたり静電気力を利用して分離除去できる。また、帯電性磁性トナーを用いると、静電気力及び磁気力を利用してより容易、確実にトナーを受像シートから分離除去できる。
【0020】
前記受像シートにトナー像を形成するにあたり、該受像シート凹凸面の凸条部へもトナーが付着することがあり得るが、かかる受像シート凹凸面の凸条部に付着するトナーについては、必要に応じ除去すればよい。
前記トナーとして帯電性トナーを用いる場合、受像シート凹凸面の凸条部へ付着するトナーを除去するにあたり、トナー分離を容易にするため、該凸条部をトナーの帯電極性と同極性に帯電させてもよい。
【0021】
またトナー像形成時に受像シート凹凸面の凸条部に付着するトナーを、微細パターンの局所的静電場及び(又は)局所的静磁場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を該凸条部に接触又は近接させて該クリーニング回転体上へ凸条部付着トナーを吸着除去してもよい。
かかる凸条部クリーニング回転体を採用する場合、使用トナーが帯電性トナーか、帯電性磁性トナーか等に応じて、微細パターンの局所的静電場及び(又は)局所的静磁場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を該凸条部に接触又は近接させて該クリーニング回転体上へ凸条部付着トナーを吸着除去する。
【0022】
例えば、前記トナーとして帯電性トナーを用い、前記受像シートへのトナー像形成にあたり、該トナーを該受像シート凹凸面の連続溝状凹所へ静電気力で付着させるときには、前記凸条部クリーニング回転体として、該トナー像形成時に受像シート凹凸面の凸条部に付着するトナーの帯電極性とは逆極性の微細パターンの局所的静電場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を用いることができる。
【0023】
また、前記トナーとして帯電性磁性トナーを用い、前記受像シートへのトナー像形成にあたり、該トナーを該受像シート凹凸面の連続溝状凹所へ静電気力で付着させるときには、前記凸条部クリーニング回転体として、微細パターンの局所的静磁場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を用いることができる。
【0024】
なお、帯電性磁性トナーを用いる場合でも、受像シート凹凸面の凸条部に付着するトナーの帯電極性とは逆極性の微細パターンの局所的静電場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を用いてもよい。また微細パターンの局所的静電場及び微細パターンの局所的静磁場の双方を分散形成した凸条部クリーニング回転体を用いてもよい。また微細パターンの局所的静電場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体及び微細パターンの局所的静磁場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体の双方を用いることもできる。
【0025】
局所的静電場や局所的静磁場は大きすぎると、受像シート凹凸面の連続溝状凹所のトナーも吸着してしまうので、微細パターンの静電場や静磁場とする。その微細パターンは、電場や磁場のトナー吸着力との兼ね合いで、受像シート凹凸面の凸条部のトナーは吸着するが、連続溝状凹所のトナーは吸着しない、或いは吸着し難いサイズ及びパターンにすればよい。
【0026】
かかる局所的静電場や静磁場のパターンは、並行な筋等からなる、特に並行な近接配置された筋等からなる縞状パターンや、網点等からなる、特に近接配置された網点等らかなる散点状パターン等のいずれであってもよい。
いずれにしても前記凸条部クリーニング回転体の形態として、凸条部クリーニングローラや、凸条部クリーニング無端回転ベルトを例示できる。
【0027】
本発明に係る非定着式画像形成方法では使用する受像シートのトナー受容凹所が連続溝状凹所となっているが、この連続溝状凹所は後ほど受像シートの説明でも述べるように、規則的に設けられ、各連続溝状凹所がトナー平均粒径の2倍以上の幅を有していることが好ましい。
また連続溝状凹所は、規則的に設けられ、各連続溝状凹所が幅20μm〜500μm、深さ20μm〜100μmであることが好ましい。
【0028】
連続溝状凹所に沿う凸条部は、その幅が連続溝状凹所の幅の2分の1以下50分の1以上であることが好ましい。
なお本発明に係る非定着式画像形成方法では、受像シートへのトナー像の形成より後に該受像シートの画像形成面を保護シートで剥離可能に覆ってもよい。保護シートを採用するときにおいて、受像シートの凸条部付着トナーを除去するときは、該凸条部付着トナーを除去した後に受像シート画像形成面を保護シートで剥離可能に覆えばよい。
【0029】
該保護シートとしては、例えば、受像シートが透明シートであるときは光反射性保護シートを採用し、受像シートが不透明シートであるときは透明保護シートを採用するとよい。いずれの場合も画像を透明なシート側から見ることができる。
(2)画像形成材料再利用方法
以上説明した非定着式画像形成方法により画像形成された受像シートからトナー分離処理によりトナーを分離除去し、該トナー除去後の受像シート又は(及び)除去したトナーを再利用に供する画像形成材料再利用方法。
【0030】
保護シートを用いる画像形成方法により画像形成された受像シートについては、該保護シートを剥離し、該保護シート剥離後の受像シートからトナー分離処理によりトナーを分離除去すればよい。剥離した保護シートについても再利用してもよい。
本発明に係る画像形成材料再利用方法は、本発明に係る非定着式画像形成方法に従い連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートを採用して該受像シートの連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成した受像シート或いはさらに該受像シートの画像形成面を保護シートで剥離可能に覆った受像シートを再利用対象としている。さらに言えば、従来のように加熱、加熱圧着等によるトナー像定着処理を施すことなく、単にトナー像を付着させてあるだけの受像シート或いはさらにかかる受像シートの画像形成面を単に保護シートで剥離可能に覆っただけの受像シートを再利用対象としている。従って受像シートから、或いは保護シートを剥離してその後に受像シートからトナーを分離除去できる。
【0031】
トナー除去後の受像シート又は(及び)除去したトナーを再使用に供することができる。保護シートを採用していたときは、該保護シートを適当な分離除去方法、例えば真空吸引、静電気力による吸着、分離爪等により受像シートから剥離させ、その後にトナーを除去し、剥離した保護シート、トナー除去後の受像シート及び除去したトナーのうち少なくとも一つを再利用できる。かくして、省エネルギー、省資源に寄与できる。
【0032】
受像シートからトナーを分離除去するトナー分離処理として、それには限定されないが、少なくとも機械力を用いる分離処理を挙げることができる。
機械力を用いる分離処理として少なくともブラシ装置による受像シート画像形成面の摺擦を含むトナー分離処理を例示できる。
かかるブラシ装置を採用する場合、受像シートのトナーを保持している部分は連続溝状凹所であるから、受像シートの画像形成面をブラシ装置で摺擦し、連続溝状凹所に沿ってトナーを掃き出すかのうようにして受像シートから除去できる。かかるブラシ装置はブラシ毛が繊維で構成される繊維ブラシからなるものでも、ブラシ毛を磁性粒子を磁力で連ねて構成するいわゆる磁気ブラシからなるものでもよい。これらの組み合わせからなるものでもよい。磁気ブラシとしては代表例として、ロール中に磁石を内蔵させ、該ロールと磁石の相対的回転により該ロール表面に磁性粒子を連ねて起立させる磁気ブラシ(磁気ブラシローラ)を挙げることができる。
【0033】
画像形成面のブラシ装置による摺擦は受像シートとブラシ装置を相対的に移動させることで行える。例えばブラシ装置を固定ブラシからなるものとし、それに対し受像シートを接触させつつ移動させて摺擦してもよい。ブラシ装置を回転駆動される回転繊維ブラシ(ローラ状回転ブラシ、無端回転ブラシベルト等)や磁気ブラシローラで形成し、搬送される受像シートをそれで摺擦してもよい。
【0034】
上記のほか、受像シートからトナーを分離除去するトナー分離処理として、機械力(受像シートに振動を与える場合も含む)に加え、空気吸引によるトナー吸引も併用してトナー分離処理を行ってもよい。
トナーに応じて静電気力によるトナー分離処理、静電気力及び磁気力によるトナー分離処理も可能である。
【0035】
例えば、前記トナーとして帯電性トナーを用い、前記受像シートへのトナー像形成にあたって該トナーを該受像シート凹凸面の連続溝状凹所へ静電気力で付着させているときは、静電気力を用いて分離除去してもよい。
また、トナーとして帯電性磁性トナーを用いて前記受像シート凹凸面の連続溝状凹所に該トナーを付着させているときは、静電気力及び磁気力を用いて分離除去してもよい。
【0036】
いずれにしても静電気力を用いる場合には、該静電気力に交番バイアス(換言すれば振動バイアス)(例えばACバイアス)を重畳させてもよい。これによりトナーをより容易、確実に受像シートから分離させることができる。
また受像シート上のトナー像が帯電性トナーで形成されている場合、該トナーの電荷が一部消失しているようなことがあっても、該トナーが磁性トナーであるときは、静電気力だけでなく磁気力も利用して該トナーを受像シートから分離除去できるので、トナーの分離除去がそれだけ容易、確実となる。
【0037】
機械力を用いる、或いはさらに空気吸引によるトナー吸引を併用するトナー分離処理と、静電気力や、静電気力及び磁気力によるトナー分離処理とを併用してもよい。
(3)画像形成装置
トナー像形成に用いるトナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートの該連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させて該受像シート上にトナー像を形成するためのトナー像形成装置と、
前記トナー像形成装置による受像シートへのトナー像形成領域より該受像シート搬送方向において上流側に設置され、前記トナー像形成領域へ搬送される前記受像シートからトナーを分離除去するためのトナー分離除去装置と、
前記トナー像形成装置による受像シートへのトナー像形成領域より該受像シート搬送方向において下流側に設置され、該受像シート凹凸面の凸条部に付着したトナーを除去する凸条部トナー除去装置と、を備えている画像形成装置。
【0038】
この画像形成装置によると、トナー像形成装置の部分で本発明に係る非定着式画像形成方法を実施できる。
また受像シートへのトナー像形成時に該受像シート凹凸面の凸条部へ付着することがあるトナーについては、トナー像形成領域より該受像シート搬送方向において下流側に設置した凸条部トナー除去装置により除去できる。
【0039】
また、該トナー像形成装置による受像シートへのトナー像形成領域へ搬送される受像シートについて、それがトナー像を形成されているものであるときは、該領域へ突入する前の段階で、前記トナー分離除去装置によりトナーを分離除去し、該トナー除去後の受像シートに再びトナー像を形成できる。分離除去したトナーについても望むならば再使用できる。かくして受像シートやトナーをリサイクル使用できる。
【0040】
本発明に係る画像形成装置における前記トナー像形成装置は、種々のタイプのものを採用できる。
例えば、受像シート凹凸面の連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させるにあたり、静電気力で付着させるトナー像形成装置を挙げることができる。
かかるトナー像形成装置として、例えば像担持体上に原稿画像情報に応じたトナー像を形成する部分と、該トナー像を前記の受像シート上に静電転写する転写装置とを備えたものを例示できる。
【0041】
さらにこの場合、像担持体上に原稿画像情報に応じたトナー像を形成する部分として次のものを例示できる。
▲1▼ 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に原稿画像情報に応じて静電潜像を形成する装置と、該静電潜像を現像してトナー像とする現像装置とを備えているもの。
【0042】
この場合、現像装置はトナー分離除去装置の少なくとも一部を兼ねていてもよい。
静電潜像を形成する装置としては、静電潜像担持体が感光体である場合においてそれへの画像露光により潜像を形成するもの、マルチタイラス電極により潜像を形成するもの、イオンフローにより潜像を形成するものを例示できる。
▲2▼ 静電潜像を形成することなく、像担持体に原稿画像情報に応じて直接トナーを静電付着させてトナー像を形成する直接記録方式の装置。
【0043】
なお、トナー像形成装置として、かかる像担持体を採用せず、また静電潜像を形成することなく、受像シート上に直接トナーを静電付着させてトナー像を形成する直接記録方式のトナー像形成装置を採用することもできる。
これらの例として、いわゆるトナージエット方式によるトナー像形成装置、受像シートに対向する記録電極により現像部の導電性トナーに電荷注入して該受像シートにトナー像を形成するものを挙げることができる。
【0044】
前記トナー分離除去装置として、それには限定されないが、少なくとも機械力を用いて受像シートからトナーを分離除去する装置を挙げることができる。
機械力を用いるトナー分離除去装置として、少なくとも、受像シート面を摺擦するブラシ装置を含むものを例示できる。
かかるブラシ装置を含むトナー分離除去装置によると、該ブラシ装置により受像シートの画像形成面を摺擦し、該受像シートの連続溝状凹所に沿ってトナーを掃き出すかのうようにしてトナーを受像シートから除去できる。
【0045】
かかるブラシ装置は既に述べたとおり、例えば繊維ブラシからなるものでも、磁気ブラシ(例えば磁気ブラシローラ)からなるものでもよい。これらの組み合わせからなるものでもよい。
いずれにしてもブラシ装置は受像シートに対し相対的に移動するように設ける。例えば、受像シートの搬送路に臨む定位置に固定ブラシ、回転駆動される回転繊維ブラシ(ローラ状回転ブラシ、無端回転ブラシベルト等)、磁気ブラシローラ等を配置する例を挙げることができる。
【0046】
トナー分離除去装置としては上記のほか、機械力に加え、空気吸引によるトナー吸引も併用してトナー分離除去する装置でもよい。
いずれにしても機械力の利用にあたっては、前記のブラシ装置のようにシートの画像形成面を摺擦するものの他、受像シートに振動を与える装置も利用できる。
【0047】
トナーに応じて、トナーを分離させる静電気力によりトナーを分離除去する装置や、トナーを分離させる静電気力及び磁気力によりトナーを分離除去する装置も採用できる。
いずれにしても静電気力を用いる場合には、該静電気力に交番バイアス(換言すれば振動バイアス)(例えばACバイアス)を重畳させてもよい。これによりトナーをより容易、確実に受像シートから分離させることができる。
【0048】
機械力を用いる、或いはさらに空気吸引によるトナー吸引を併用するトナー分離除去と、静電気力や、静電気力及び磁気力によるトナー分離除去とを併用するトナー分離除去装置を採用することもできる。
なお本発明に係る画像形成装置は、トナー分離除去装置からトナー像形成装置へ分離除去したトナーを供給する装置を備えていてもよい。この場合、トナー像形成装置に現像装置が含まれているときは、トナーをこの現像装置へ供給することができる。
【0049】
トナー像形成装置が現像装置を含んでいるときは、該現像装置がトナー分離除去装置の少なくとも一部を兼ねていてもよい。
前記凸条部トナー除去装置としては次のものを例示できる。
▲1▼ 前記受像シート凹凸面の凸条部をトナーの帯電極性と同極性に帯電させる帯電装置を備えているもの。
【0050】
この凸条部トナー除去装置は例えば受像シートに帯電性トナーが静電気力で付着している場合に使用できる。
この装置の場合、凸条部の帯電法として、帯電のための電圧を印加した金属などの導電性ローラの接触のほか、コロナ放電だけでも行うことができる。
例えば、最初、コロナ放電装置を受像シートに接近させて100V前後の低電圧で、高電流密度で受像シートを、トナーと逆極性に一様に帯電させる。このとき、与えられた電荷は大部分静電容量の大きい連続溝状凹所に蓄積される。次に、コロナ放電装置・受像シート間距離を大きくして、高電圧、低電流密度で、受像シートにトナーと同極性の電荷を与える。このようにすると、凸条部の電荷がまず除電され、次いで帯電されるが、溝状凹所の高密度電荷は、除電作用を受けても、大部分の電荷はそのまま残留するので、溝状凹所と凸条部は逆に帯電して、凸条部がトナーを排除すると同時に、溝状凹部へのトナー保持作用が強まるという効果が得られる。もっとも、このような凸条部の帯電は、凸条部の面積が小さい場合は不要な場合もあろう。
【0051】
また凸条部に接触するローラ等の摩擦帯電部材と該凸条部との相対的移動により該凸条部を摩擦帯電させてもよい。
▲2▼ 前記トナー像形成領域から送られてくる受像シートの凹凸面の凸条部に接触又は近接するように配置され、局所的静電場形成用部が表面に形成された凸条部クリーニング回転体と、該凸条部クリーニング回転体の局所的静電場形成用部を帯電させて該凸条部クリーニング回転体表面に受像シート凸条部に付着したトナーを静電吸着する微細パターンの局所的静電場を分散形成する帯電装置とを備えているもの。
【0052】
この凸条部トナー除去装置は例えば受像シートに帯電性トナーが静電気力で付着している場合に使用できる。
この装置の場合、凸条部クリーニング回転体は例えば局所的静電場形成用部として帯電性絶縁性材料からなる微細パターンの局所的静電場形成用部を表面に分散形成したものとし、帯電装置は該各局所的静電場形成用部を均一に帯電させる帯電装置とすることができる。
【0053】
かかる凸条部クリーニング回転体のさらに具体例として、導電性表面層を有し、該導電性表面層に、a)並行な筋溝等からなる、特に並行な近接配置された筋溝等からなる縞状や、b)網点等からなる、特に近接配置された網点等からなる散点状等に分散形成した凹部を帯電性絶縁性材料(例えば帯電性絶縁性合成樹脂)で埋めた回転体を挙げることができる。かかる凸条部クリーニング回転体を採用する場合、帯電装置としては、回転体表面層の各凹部の帯電性絶縁性材料を均一に帯電させ得るものであれば、コロナチャージヤ等各種帯電装置を採用できる。
【0054】
かかる凸条部クリーニング回転体のさらに具体例として、導電性表面層を有し、該導電性表面層に幅10μm〜20μm、深さ5μm〜20μm程度で、隣り合うもの同士の間隔を2μm〜20μm程度とした並行な近接配置の筋溝等からなる縞状に、また同様の幅、深さ、間隔寸法で近接配置された網点等からなる散点状等に分散形成した凹部に帯電性絶縁性材料、例えば帯電性絶縁性合成樹脂、さらに言えば例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性樹脂を埋めた回転体を挙げることができる。
【0055】
また、凸条部クリーニング回転体は、例えば、局所的静電場形成用部として帯電性絶縁性材料(例えば帯電性絶縁性合成樹脂)からなる被覆表層(例えば厚さ5μm〜20μm程度の表層)を有するものとし、帯電装置は該表層を局所的に分散帯電させて、微細パターンの局所的静電場を分散形成する帯電装置とすることもできる。
【0056】
この凸条部クリーニング回転体を採用する場合、帯電装置としては、該回転体表層を局所的に分散帯電させて、微細パターンの局所的静電場を分散形成することができるように、表面に凹凸を設けた帯電ローラからなるもの、導電性ブラシからなるもの等を例示できる。また、導電性ブラシや帯電ブレードを含み、それにAC電圧を印加する帯電装置を採用することもできる。
【0057】
帯電装置により形成する微細パターンの局所的静電場として、幅5μm〜20μm程度或いは幅10μm〜20μm程度で、隣り合うもの同士の間隔が2μm〜20μm程度の並行な近接配置の筋電場等からなる縞状に、或いは同様の幅、間隔寸法で近接配置の網点電場等からなる散点状等に分散形成される電場を例示できる。
【0058】
いずれにしても、局所的静電場は大きすぎると、受像シート凹凸面の凹所のトナーも吸着してしまうので、微細パターンの静電場を得る凸条部クリーニング回転体及び帯電装置の組み合わせを採用する。その微細パターンは、電場のトナー吸着力との兼ね合いで、受像シート凹凸面の凸条部のトナーは吸着するが、連続溝状凹所のトナーは吸着しない、或いは吸着し難いサイズ及びパターンにすればよい。
【0059】
また、いずれにしても前記凸条部クリーニング回転体の形態として、凸条部クリーニングローラや、凸条部クリーニング無端回転ベルトを例示できる。
▲3▼ 前記トナー像形成領域から送られてくる受像シートの凹凸面の凸条部に接触又は近接するように配置され、微細パターンの局所的静磁場が表面に分散形成された凸条部クリーニング回転体を備えているもの。
【0060】
この凸条部トナー除去装置は例えば受像シートに磁性トナー(代表的には帯電性磁性トナー)が付着している場合に使用できる。
この装置の場合、凸条部クリーニング回転体は、例えば、回転体表面に形成された凹所に着磁された強磁性体材料が埋め込まれて微細パターンの局所的静磁場が表面に分散形成されているもの、例えばローラ表面に形成された、a)並行な筋溝等からなる、特に並行な近接配置された筋溝等からなる縞状、b)網点等からなる、特に近接配置された網点等らかなる散点状等に分散形成された凹所に着磁された強磁性体材料が埋め込まれた回転体や、
強磁性体材料からなる被覆表層を有し、該表層の局所的着磁により、微細パターンの局所的静磁場が分散形成されているもの、例えばa)並行な筋等からなる、特に並行な近接配置された筋等からなる縞状、b)網点等からなる、特に近接配置された網点等らかなる散点状等に微細パーンの局所的静磁場が分散形成された回転体を挙げることができる。
【0061】
かかる凸条部クリーニング回転体のさらに具体例として、幅2μm〜20μm、或いは幅10μm〜20μm、隣り合うもの同士の間隔を2μm〜20μm程度とした並行な近接配置の筋等からなる縞状、同様の幅、間隔の近接配置の網点等からなる散点状等に分散形成された局所的静磁場を有する回転体を挙げることができる。
【0062】
いずれにしても、局所的静磁場は大きすぎると、受像シート凹凸面の連続溝状凹所のトナーも吸着してしまうので、微細パターンの静磁場とする。その微細パターンは、磁場のトナー吸着力との兼ね合いで、受像シート凹凸面の凸条部の磁性トナーは吸着するが、連続溝状凹所の磁性トナーは吸着しない、或いは吸着し難いサイズ及びパターンにすればよい。
【0063】
また、いずれにしても前記凸条部クリーニング回転体の形態として、代表的には、凸条部クリーニングローラや、凸条部クリーニング無端回転ベルトを挙げることができる。
なお、凸条部クリーニング回転体は、微細パターンの局所的静電場及び微細パターンの局所的静磁場の双方を発現するものでもよい。微細パターンの局所的静電場を発現する凸条部クリーニング回転体と微細パターンの局所的静磁場を発現する凸条部クリーニング回転体とを併用することも考えられる。
【0064】
いずれにしても本発明に係る画像形成装置は、凸条部トナー除去装置からトナー像形成装置へ除去したトナーを供給する装置を備えていてもよい。この場合、トナー像形成装置に現像装置が含まれているときは、トナーをこの現像装置へ供給することができる。
以上説明したいずれの画像形成装置も、前記受像シート搬送方向において前記トナー分離除去装置より上流側に設置され、トナーを分離除去すべき受像シートの画像形成面を剥離可能に覆っている保護シートを剥離するための保護シート剥離装置を備えていてもよい。また前記凸条部トナー除去装置より下流側に設置され、凸条部トナーが除去されたあとの受像シートの画像形成面を保護シートで剥離可能に覆うための保護シート被覆装置を備えていてもよい。これら双方を備えていてもよい。
【0065】
本発明に係る画像形成方法において、既述のように受像シートの画像形成面を保護シートで剥離可能に覆う場合、その受像シートからトナーを分離除去して再びトナー像を形成するときには、トナー分離除去に先立って該保護シートを剥離除去しなければならない。このような場合、トナー分離除去に先立ち前記保護シート剥離装置で受像シートから保護シートを剥離除去できる。また、前記保護シート被覆装置を設けておくことで、受像シートに画像形成後、凸条部に付着したトナーを除去した後に受像シート画像形成面を保護シートで覆うことができる。(4)受像シート
トナーを除去可能に付着させてトナー像を形成するための受像シートであり、該トナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有し、該連続溝状凹所に前記トナーを除去可能に付着させてトナー像を形成でき、該連続溝状凹所に沿う凸条部で該連続溝状凹所に付着したトナーを保護できることを特徴とする受像シート。
【0066】
この受像シートは本発明に係る前記非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に適用できる。
本発明に係る受像シートは、一般的に言えば、受像シート表面の凹凸が、形成されるトナー像の画質を著しく阻害しない程度のサイズであること、凸条部の幅、高さ、連続溝状凹所の幅、深さ(換言すれば溝状凹所に沿う凸条部の高さ)を含む凹凸のサイズ、強度が連続溝状凹所に付着したトナーを外力に対し十分保護できる程度であること、できるだけ低コストで製造でき、環境に安全であり、外観、手触り感触が良好であること等が望まれる。
【0067】
例えば、連続溝状凹所及び凸条部がそれぞれ略均一に分散形成されており、凹凸面において連続溝状凹所が占める合計面積が該凸条部が占める合計面積より大きく、各連続溝状凹所は使用するトナーサイズより幅広く、深く、複数個のトナーを内部に受容できるものを挙げることができる。
さらに言えば、本発明に係る非定着式画像形成方法の説明において既に述べたとおり、連続溝状凹所は、規則的に設けられ、各連続溝状凹所はトナー平均粒径の2倍以上の幅を有していることが好ましい。
【0068】
また連続溝状凹所は、規則的に設けられ、各連続溝状凹所及び各凸条部はサイズが均一であることが好ましい。各連続溝状凹所は幅20μm〜500μm、深さ20μm〜100μmであることが好ましい。
また連続溝状凹所に沿う凸条部は、その幅が連続溝状凹所の幅の2分の1以下50分の1以上であることが好ましい。
【0069】
本発明に係る受像シートは紙、合成樹脂(ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、ポリイミド、ポリアミド等)、これらの組み合わせ等種々の材料で形成できる。それには限定されないが、例えば、紙等からなるシート芯層の上に合成樹脂(例えばポリエチレン、アクリル、ポリエステル等の熱可塑性樹脂)単独か、或いは、該樹脂に酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ、クレイ、タルク等の、白色顔料、体質顔料などを混練した表面層材料の層を、所定の連続溝状凹所を形成できるパターンを形成した成形型(例えばマスターローラ)で成形して凹凸面を形成する場合を例示できる。成形形への樹脂の流し込み成形等によってもよい。
【0070】
また、シート芯層上にいわゆるレジストとして利用されるポリマーの膜を形成し、これを所定の連続溝状凹所を得るべく形成した遮光マスクを介して露光処理し、その後連続溝状凹所に相当する部分を除去する方法、さらに具体例を挙げると、シート芯層上に光重合性ポリマーの膜を形成し、これを所定の連続溝状凹所を得るべく凸条部相当部分を開口した遮光マスクを介して露光処理し、その後連続溝状凹所に相当する部分を水洗等により除去する方法も例示できる。
【0071】
また受像シートの表面層をダイシングソーや精密バイトで切削して所定の連続溝状凹所を形成してもよい。
いずれにしても、トナーを強く引きつけ、トナーの分離除去が困難になるほどに帯電する恐れのあるときは、表面層材料に半導体的性質を有する顔料(例えば白色顔料)や、酸化チタン、酸化亜鉛等を混練してもよい。
【0072】
またシート芯層を例えば抵抗値104 Ω・cm〜1010Ω・cm程度の導電性層とし、連続溝上凹所を有する表面層(凹凸層)を絶縁層(例えば1012Ω・cm以上)としてもよい。このようにすると静電気力を利用した受像シートへのトナー像転写や、静電気力を利用した受像シートからのトナー分離除去を行いやすい。さらにトナー保持力を得る点でも有利である。
【0073】
受像シートの連続溝条凹所とは反対側の裏面の体積抵抗値或いは表面抵抗値を界面活性剤等の添加やコーティングによる付与により制御してもよい。
また受像シートの連続溝上凹所のある表面、特に凸条部、或いは凸条部のみ、或いは凸条部の少なくとも頂部をフッソ樹脂等の離型剤でコーティングし、付着したトナーの除去を容易にしてもよい。
【0074】
なお、連続溝状凹所は既述のとおり規則的に設けることが、トナー像の形成やその後のトナーの分離の点で、とくにトナー分離を容易にする上で好ましいが、規則的に設けられる例として、全ての連続溝状凹所が直線状に或いは波形状に平行に形成されている場合、複数本の連続溝状凹所が平行に形成され、且つ、そのような平行連続溝状凹所群が幾つか形成されている場合等を例示できる。
【0075】
またいずれにしても、連続溝状凹所内に付着したトナーを一層保護するために凸条部は連続溝条凹所の上に僅かに被さるように、所定方向に僅かに傾斜させて起立形成してもよい。こうすることで、外力を受けると該凸条部が凹所の開口を塞ぐように倒れやすくなり、それにより該凹所内のトナーを一層保護することができる。このような凸条部を採用する場合、トナー像形成にあたっては、例えば該凸条部を静電潜像担持体等に接触させ、該静電潜像担持体等の表面との相対的移動により溝条凹所を十分に開くように起こせばよい。
【0076】
受像シートは連続タイプのもの、連続タイプの折り畳み可能なもの、単票タイプのもの等のいずれでもよい。
また受像シートSはその全体が透明なものでもよい。
ここで現像剤について触れると、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に用いることができるトナーを含む現像剤は種々のものが考えられる。
【0077】
トナーについて言えば、つぎのようなものが考えられる。
▲1▼ 定着性不要で、高耐久性、リサイクル容易であるもの、
▲2▼ 小粒径(画質を良好にする上で、受像シート凹凸面の凸部を小さくする必要上)
▲3▼ 磁性トナー(受像シートからの分離除去を磁気力を利用して容易に行える。再使用時に不純物分離を容易に行える。)
▲4▼ 球形、不定形等、いずれでもよいが受像シートへの付着が円滑に行われ、また受像シートからのトナー分離除去等を容易に行えるものとする。
【0078】
球形トナーは静電力で転がり易いので、受像シート凹凸面の位置エネルギーの高い凸部に留まる可能性は少なくなる利点があると言える。
▲5▼ 帯電性が望ましいと考えられるが、受像シートの性質に応じて導電性トナーも考えられる。
▲6▼ 低コストで製造でき、環境に安全で、画像保持特性、耐久性良好なもの。
【0079】
本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に用いる現像剤は、いわゆる一成分現像剤でも、トナーとキャリアに相当する粒子を含む二成分現像剤でも使用できる。二成分現像剤を採用する場合、従来の定着処理を必要とする二成分現像剤とは逆に、トナーを磁性を有するものとし、キャリヤに相当する粒子を非磁性のものとすることも可能である。その場合、仮に非磁性の粒子が受像シートに付着しても、該粒子として透明な粒子か、受像シート面と同様の色の粒子(例えば受像シートが白色であるときには白色の粒子)を用いれば支障はない。
【0080】
現像剤として帯電性磁性トナーと非磁性のキャリア相当粒子を含む二成分現像剤を用いるとき、静電気力を利用して受像シートからトナーを分離するにあたり、該静電気力に重畳させて交番バイアス(換言すると振動バイアス)(例えばACバイアス)を印加してもよい。交番バイアス(振動バイアス)を印加すると非磁性帯電粒子の振動衝突効果によりトナーの分離がそれだけ容易になる。
【0081】
以上の観点から、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に用いることができるトナーを含む現像剤として、例えば、着色帯電性磁性トナーと、該着色帯電性磁性トナーの帯電極性とは逆極性の帯電極性を有する帯電性の透明又は(及び)白色の粒子とを混合してなる現像剤を挙げることができる。
【0082】
かかる着色帯電性磁性トナーについては、それには限定されていが、磁性材料として強磁性フエライト粉末を含有しているものを例示できる。
また、透明又は(及び)白色の粒子は、トナーとは逆極性の接触帯電性を有する有機化合物又は無機化合物の粒子である場合を例示できる。
いずれの現像剤を採用するにせよ、トナーの平均粒径は、2μm〜30μm程度、より好ましくは5μm〜30μm程度のものを例示でき、高精細な画像を再現しようとするときには、2μm〜9μm程度、より好ましくは5μm〜9μm程度を例示できる。トナー平均粒径が30μmを超えてくると画像の解像度が低下してくる。2μmを下回ってくると受像シートからの分離性が悪くなる。従って、前記の範囲の粒径が好ましい。
【0083】
前記のように着色帯電性磁性トナーと帯電性の透明又は(及び)白色の粒子とを混合してなる現像剤を使用する場合においても該着色帯電性磁性トナーの平均粒径は上記のとおりの範囲が好ましく、透明又は(及び)白色の粒子についても該トナーと同様に、2μm〜30μm程度、より好ましくは5μm〜30μm程度の平均粒径のものを例示できる。
【0084】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置の1例の概略構成を示している。
図1に示す画像形成装置は、静電潜像担持体として感光体1を備えている。該感光体1の周囲に帯電チャージャー2、画像露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニングブレード6及び除電装置7がこの順序で配置されている。
【0085】
現像装置4はトナー分離除去装置8の一部を兼ねている。
図中、感光体1と現像装置4との間において受像シートの搬送路に臨むトナー分離除去用の定位置配置の固定ブラシB1が設置されている。このブラシB1もトナー分離除去装置8の一部である。
また図中、現像装置4の左側には連続タイプの折り畳まれた受像シートの供給部101があり、感光体1及び転写装置5の右側には凸条部トナー除去装置9が、さらにその右側にトナー像が形成された受像シートを排出する排出トレイ102が設けられている。
【0086】
感光体1は画像形成にあたり、図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。
帯電チャージャー2は電源PW1から直流電圧(例えば−6000V)を印加されて、回転駆動される感光体1表面を所定電位(例えば−600V)に一様に帯電させることができる。
【0087】
画像露光装置3は帯電チャージャー2による感光体1上の帯電域に原稿画像情報に応じて画像露光し、静電潜像を形成する。
なお、画像露光装置としては、このほか、原稿画像を光学的に走査して感光体1に画像露光するスキャナーを含むものでもよい。
現像装置4は、磁極を有するマグネットローラMgと、これに外嵌する現像ローラ41を有し、現像時には、現像ローラ41が図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。また、現像ローラ41には電源PW4から直流現像バイアス(例えば−200V)が印加される。
【0088】
現像に供する現像剤DVは、それには限定さないが、ここでは黒色の負帯電性磁性トナーと、キャリア相当の接触帯電性(正帯電性)の非磁性白色粒子とを混合してなる現像剤である。トナーは磁性材料として強磁性フエライト粉末を含有している。トナー、白色粒子はいずれも平均粒径2μm〜30μm程度、或いはさらに平均粒径5μm〜30μm程度とするが、ここでは略10μmである。
【0089】
いまトナー等の粒径について述べたので、これに関連する受像シート凹凸について先に触れておく。
受像シートSは、それには限定されないが、ここでは、図12(G)に示すように、紙からなるシート芯層s1の片面に合成樹脂及び白色顔料からなる凹凸層s2を形成したものであり、全体が白色である。図中、Tは誇張して示したトナーである。
【0090】
凹凸のパターンとしては、図12(A)〜(F)に例示するように、連続溝状凹所Rを規則的に所定間隔で設けたものを採用する。隣り合う溝状凹所Rの間は凸条部Pとなっており、これは溝状凹所Rに沿って延在している。
図12(A)に示すシートでは凹所R及び凸条部Pがシート送り方向Yに直交する方向Xに平行に形成されている。図12(B)に示すシートでは凹所R及び凸条部Pがシート送り方向Yと平行に形成されている。図12(C)に示すシートでは凹所R及び凸条部Pがシート送り方向Yに直交する方向Xに対し若干傾斜した角度で平行に形成されている。図12(D)に示すシートでは凹所R及び凸条部Pがシート送り方向Yに対し若干傾斜した角度で平行に形成されている。図12(E)や(F)に示すシートでは凹所R及び凸条部Pが波形に並行に形成されている。図12(E)ではシート送り方向Yにジグザグ状に延びる波形に形成されており、図12(F)ではシート送り方向Yに円滑に延びる波形に形成されている。なおシート送り方向Yとは、後述する受像シートSへの画像形成や、受像シートSからのトナー分離除去等においてシートを送る方向である。
【0091】
凹凸パターンはこれらに限定されないが、いずれにしても凹所Rは連続溝状凹所に形成するとともに凸条部Pは該凹所Rに沿って形成する。
ここでは、図12(D)に示すタイプの凹凸パターンを採用している。
図12(G)において、凹凸層s2により提供される凹凸面s2’における連続溝状凹所Rは幅Dを例えば20μm〜500μm程度とするが、ここでは略90μmとしている。凸条部Pの高さ(換言すれば凹所の深さ)Hは20μm〜100μm程度とするが、ここでは略45μmとしている。また、凸条部Pの幅Wは、例えば凹所幅Dの2分の1以下50分の1以上程度とするが、ここでは略10μmとしている。
【0092】
受像シートSはその凹凸面s2’における凹所R及び凸条部Pが略均一に分散形成されており、凹凸面s2’において凹所Rが占める合計面積は凸条部Pが占める合計面積より大きく、各凹所Rはトナー平均粒径より深く、広く、複数個のトナーを内部に受容できる。
なお、ここでは、連続タイプの折り畳まれた受像シートを採用しているが受像シートは単票タイプのものでもよい。
【0093】
また受像シートSは前記のシート芯層s1が導電性(例えば104 Ω・cm〜1010Ω・cm程度)を有し、凹凸層s2が絶縁性(例えば1012Ω・cm以上)でもよい。
また受像シートSはその全体が透明なものでもよい。
再び画像形成装置にもどるが、トナー分離除去装置8は、固定ブラシB1と、現像装置4と、その現像ローラ41の上方に、受像シート搬送路を間にして配置されたチャージャー81を含んでいる。チャージャー81は、ここではコロナ放電型のチャージャーであるが、帯電ブラシ型、帯電ローラ型等のチャージャーでもよい。チャージャー81には、受像シートSからのトナー分離除去にあたり、電源PW8からトナー分離除去用の直流電圧(例えば−1000V)とAC電圧が重畳印加される。
【0094】
転写装置5は、ここではコロナ放電型のチャージャーからなるものであり、感光体1から受像シートSへのトナー像転写にあたり、電源PW5から直流転写電圧(例えば+1000V)が印加される。
凸条部トナー除去装置9は、受像シート搬送路を間にして上側に配置されたチャージャー90と、下側に配置されたトナー擦り取りローラ91と、ローラ91上のトナー等を掻き取るブレード92とからなっている。なお、ローラ91に代えて回転ベルト、トナー除去突起付きローラ、トナー除去突起付き回転ベルト等を採用してもよい。
【0095】
チャージャー90はここでは帯電ブラシであるが、他の形態のチャージャーでもよい。チャージャー90には、受像シートの凸条部トナーを除去するにあたり、電源PW9から直流電圧(例えば−300ボルト)が印加される。
前記の感光体1に当接したブレード6、並びに今述べたローラ91及びブレード92はケース93に囲まれており、該ケース下方に設けた搬送スクリュー61とそれから延びて現像装置4に接続された現像剤搬送管62等により現像剤を現像装置4へ戻し供給する現像剤戻し供給装置60が形成されている。
【0096】
以上説明した画像形成装置によると、感光体1表面が帯電チャージャー2により一様に帯電させられ、その帯電域に画像露光装置3から原稿画像情報に基づいて画像露光が施され、感光体1上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置4で現像され、可視トナー像となる。
現像装置4は、現像ローラ41表面に現像剤DVの、磁性トナーを含む磁気ブラシの状態の穂を所持して図中時計方向に回転駆動され、現像バイアス印加のもとに静電潜像を現像する。
【0097】
かくして形成されたトナー像は、感光体1の回転に伴って転写装置5のある転写領域へ移動する。
一方、受像シートSが、受像シート供給部101から引き出され、送りローラ対F1で転写領域へ送られる。その途中、受像シートS上に既に形成されていることがあるトナー像については、トナー分離除去装置8において分離除去される。
【0098】
シート送りローラ対F1は図2(A)に示すように、下ローラF11とこれにニップ間隙nを介して対向する上ローラF12とからなっている。それには限定されないがニップ間隙nは、シート(特にその凸条部P)の強度等にもよるが、ここでは概ねシートSの全厚tの0.8〜0.9倍程度に設定している。n<0.8tでは凸条部Pが潰れやすくなり、n>0.9tではシート送り不良が生じやすい。後述するシート送りローラ対F2(下ローラF21と上ローラF22)のニップ間隙についても同様である。
【0099】
トナー分離除去装置8では、チャージャー81にてトナー分離除去用電荷が受像シートSに与えられる。これにより受像シート凹凸面の凹所に付着していたトナーは該凹所から離れて現像ローラ41側へ移行するか、或いは凹所から離れ易い状態とされる。さらに現像ローラ41上の磁気ブラシ穂による磁気力の攪拌及び静電力の影響を受け、さらには磁気ブラシ穂による若干の機械的摺擦力も受け、いずれにしてもトナーは現像ローラ41側へ移行する。これと引換えに、穂中の白色粒子の一部が受像シートSに付着し、黒色トナーの除去に有効に作用する。分離除去されたトナーは現像装置4において再使用される。
【0100】
また現像ローラ41上の磁気ブラシによるトナー分離除去に引き続き、ブラシ毛(ブラシ繊維)からなるブラシB1によるトナー分離除去が行われる。ブラシB1はシートSの画像形成面を摺擦して未だ付着していることがあるトナーを分離除去する。このとき、図12(D)に示すように受像シートSの進行方向Yと平行な方向に対し僅かに傾斜している連続溝条凹所Rに未だ付着していることがあるトナーTを、シートSの進行に伴って溝状凹所Rに沿って掃きだすように円滑に分離除去する。ブラシB1により分離除去されたトナーは現像装置4中へ落下し、再使用される。
【0101】
なお固定ブラシB1に代えて回転ブラシローラ等を採用してもよい。また定位置に配置するトナー分離除去用の固定ブラシや回転ブラシローラ等のブラシは、図1に示す他、現像装置4より上流側に配置してもよい。図1に示すブラシB1の位置と現像装置4の上流側の双方に配置してもよい。
いずれにしても受像シートSの連続溝条凹所Rは、磁気ブラシの磁気ブラシ穂が凹所トナーに円滑に触れて磁気力及び静電気力にてトナーを分離除去し易いように、また、磁気ブラシや繊維ブラシが受像シートSの連続溝条凹所Rに沿ってトナーを円滑に掃きだすかのよにうして分離除去しやすいように、図12(B)、(D)、(E)、(F)に例示するような、シート送り方向Yに延在するものが好ましいと言える。
【0102】
かくしてトナーが分離除去された状態の受像シートSは転写領域に到り、そこで転写装置5により感光体1上のトナー像が転写される。このトナー像転写はトナー像におけるトナーの受像シート凹凸面の主として凹所Rへの静電転写により行われる。このときトナー分離除去装置8において受像シートに付着していた白色粒子は感光体1側へ移行する。転写後、感光体1上に残留する現像剤は、ブレード6により除去され、現像剤戻し供給装置60にて現像装置4へ戻され、再使用される。転写後、感光体1上に残留する電荷は除電装置7にて消去される。
【0103】
このようにトナー像を転写された受像シートSは凸条部トナー除去装置9に到り、ここでチャージャー90(又は導電性ブラシ)によりトナーの帯電極性と同極性の電荷が付与される。これにより受像シート凹凸面の凸条部Pに付着しているトナーが分離するか、分離し易い状態となるとともに、該凸条部がローラ91に擦られ、それにより凸条部トナーが除去される。
【0104】
このように除去されたトナーはローラ91に当接するブレード92により掻き落とされ、戻し供給装置60にて現像装置4へ戻され、再使用される。
かくしてトナー像を形成され、凸条部からトナーが除去されたトナー像形成受像シートSは送りローラ対F2で送られて、排出トレイ102へ収容される。
さて、前記のようにして受像シートSに形成されたトナー像は、それを構成しているトナーが受像シート凹凸面s2’の凹所Rに入り込んでおり、該凹凸面の凸条部Pで保護されている。
【0105】
凸条部Pは単にシート面状に散点的に存在する個々独立した突起ではなく溝条凹所Rに沿って延びており、従って撓む等変形し難く、仮に外力を受けて該凸条部が倒れる等変形しても、該凸条部は溝状凹所に沿って延在しているので該凹所中のトナーを覆う恰好となる。これらにより、受像シートに形成されたトナー像は、付着させただけで、従来の画像形成方法におけるような加熱等による定着処理がなされないにもかかわらず、特段の外力が加わらない限り、要求されるトナー像の状態を維持できる。受像シート上のトナー像を見たり、受像シートを保管したり、単に移動させる等の場合における受像シート同士の接触、受像シートへの軽い手指の接触のごとき軽度の外力程度ではトナー像の著しい攪乱、上に重ねられた受像シート裏面へのトナー付着などの不都合は生じない。
【0106】
しかも、受像シート上のトナーは除去可能に付着しているだけであるから再び分離除去でき、このように分離除去したトナー及びトナー除去後の受像シートを再利用できる。
連続溝状凹所内のトナー像を一層よく保護するために、例えば、凸条部Pを図13(A)に示すように、規則的に、例えば同じ方向に略同じ傾斜角度で、若干傾斜させて連続溝条凹所Pの上に僅かに被さるように起立形成してもよい。このようにすると、外力、例えば図13(B)に示すように手指FGによる外力が加わっても凸条部Pが凹所Rの開口を塞ぐように倒れやすくなり、それにより該凹所R内のトナーTを一層保護することができる。このような凸条部Pを採用する場合、トナー像形成にあたっては、例えば図13(C)に示すように該傾斜凸条部Pを感光体1に軽く接触させ、感光体1表面との相対的移動により溝条凹所Rを十分に開くように起こせばよい。
【0107】
なお、トナー分離除去装置は設けるが、その際トナー分離除去用ブラシB1は省略することもできる。逆に磁気ブラシによるトナー分離除去手段を省略することもできる。
また凸条部トナー除去装置として、前記の装置9に代えてシート送りローラ対F2にてシート凸条部Pにトナーの帯電極性とは逆極性の電荷を付与してもよい。図2(B)はその1例を示している。ローラ対F2を構成する下ローラF21に電源PW9’から電圧を印加し、これにより凸条部Pをトナーの帯電極性と逆極性に帯電させて該凸条部に付着したトナーを離反又は離れやすくするとともに下ローラF21の回転で未だ凸条部Pに付着しているトナーを除去し、ローラ表面に付着したトナーについてはブレード92でかき落とすものである。
【0108】
また、前記の転写チャージャ5は、図2(C)に示すように電源PW5から転写電圧を印加される転写ローラ50に代えてもよい。転写ローラ50はシート裏面に接触せしめられる。このようにシート裏面に接触する転写部材を採用するときには、この接触転写部材でシートSを若干静電潜像担持体(ここでは感光体1)に接触させ、そのとき変形するシート凸条部Pが転写領域を通過したあとその弾性でもとの状態に復元する弾発力を利用して凸条部Pへのトナー付着を抑制してもよい。このようにするときは、シートS、特にその凸条部、さらに特に凸条部の頂部をフッソ系樹脂等からなる離型剤でコーディングしておいてもよい。勿論シートSのこのような離型剤コーティングは、図2(C)に示すような凸条部の変形、弾性復元を利用しない場合でも設けておくことができる。
【0109】
次に本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置の他の例を図3を参照して説明する。
図3に示す画像形成装置は、図1に示す画像形成装置において、現像装置4に代えて現像装置4’を採用するとともに、トナー分離除去装置8’を現像装置4’を利用せずにその上流側に別途設けたものである。これらの他は図1に示す装置と同構成である。使用現像剤DVや受像シートSも同じである。図1の装置と同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0110】
現像装置4’は、現像装置4と同様に、磁極を有するマグネットローラMg1と、これに外嵌する現像ローラ41’を有し、現像時には、現像ローラ41’が図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。また、現像ローラ41’には電源PW4から直流現像バイアス(例えば−200V)が印加される。この現像装置4’は図1に示す現像装置4と同様にして感光体1上の静電潜像を現像する。
【0111】
トナー分離除去装置8’は、磁極を有するマグネットローラMg2と、これに外嵌するローラ401を有する。ローラ401はケース40に下側を囲まれている。ケース40にも予め現像剤DVが収容される。
トナー分離除去装置8’は、受像シート搬送路を間にしてローラ401の上方に設置されたチャージャー81も含んでいる。
【0112】
トナー分離除去装置8’はローラ401と現像装置4’との間に配置されてシート搬送路に臨む回転ブラシローラB2も含んでいる。
前記ケース40の下端部には搬送スクリュー402が設けられており、該スクリュー402と、それから延びて現像装置4’に接続されたトナー搬送管403等からトナー戻し供給装置400が形成されている。
【0113】
このトナー分離除去装置8’を通過する受像シートSからトナーを分離除去するにあたっては、ローラ401が図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。また、ローラ401には電源PW4’から直流バイアス(例えば−200V)が印加される。さらに、チャージャー81に電源PW8からトナー分離除去用の直流電圧(例えば−1000V)とAC電圧が重畳印加される。
【0114】
このトナー分離除去装置8’においても、図1に示すトナー分離除去装置8と同様に、受像シートS上のトナーは、ローラ401上の磁気ブラシ穂による磁気力の攪拌及び静電力の影響を受け、さらには磁気ブラシ穂による若干の機械的摺擦力も受け、ローラ401側へ移行する。代わりに白色粒子の一部が受像シートに付着し、トナー分離に有効に働く。分離除去されたトナーはトナー戻し供給装置400にて現像装置4’へ戻され、再使用される。
【0115】
またローラ401上の磁気ブラシによるトナー分離除去に引き続き、ブラシ毛(ブラシ繊維)からなる回転ブラシローラB2によるトナー分離除去が行われる。ブラシローラB2には電源PB2からトナー分離除去用の直流電圧(例えばマイナス500V)とAC電圧が重畳印加される。回転ブラシローラB2はシートSの画像形成面を機械的に摺擦しつつ静電気力も利用して未だ付着していることがあるトナーを分離除去する。このとき、図12(D)に示すように受像シートSの進行方向Yと平行な方向に対し僅かに傾斜している連続溝条凹所Rに未だ付着していることがあるトナーTを、シートSの進行に伴って溝状凹所Rに沿って掃きだすように円滑に分離除去する。ローラB2に付着したトナーはブレードb2でかき落とされ、ケース40へ移動して再利用される。
【0116】
トナーを除去された受像シートへのその後のトナー像形成、受像シート凹凸面の凸条部からのトナー除去等については図1の画像形成装置と同様である。
なお回転ブラシローラB2に代えて、電圧を印加される固定ブラシ等を採用してもよい。また定位置に配置するトナー分離除去用の電圧印加される回転ブラシローラや固定ブラシ等のブラシは、図3に示す他、ローラ401より上流側に配置してもよい。図3に示すブラシB2の位置とローラ401上流側の双方に配置してもよい。
【0117】
また、トナー分離除去装置は設けるが、その際トナー分離除去用ブラシB2は省略することもできる。逆に磁気ブラシによるトナー分離除去手段を省略することもできる。
本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例を図4(A)及び(B)を参照して説明する。
【0118】
図4に示す画像形成装置は、図1に示す画像形成装置において、現像装置4に代えて現像装置4”を、トナー分離除去装置8に代えて現像装置4”上流側のトナー分離除去装置8”を、凸条部トナー除去装置9に代えて凸条部トナー除去装置9’をそれぞれ備えたものである。これ以外の点は図1に示す装置と同構成である。図1の装置と同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。受像シートSも同じである。但し、使用現像剤DV’は負帯電性の磁性トナーからなる一成分現像剤である。
【0119】
現像装置4”は、現像装置4と同様に、磁極を有するマグネットローラMg3と、これに外嵌する現像ローラ41”を有し、現像時には、現像ローラ41”が図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。また、現像ローラ41”には電源PW41から直流現像バイアス(例えば−200V)が印加される。この現像装置4”は現像ローラ41”表面に形成される磁性トナーの磁気ブラシにて感光体1上の静電潜像を現像する。
【0120】
トナー分離除去装置8”は、磁極を有するマグネットローラMg4と、これに外嵌するローラ401”を有する。ローラ401”はケース40”に下側を囲まれている。ケース40”にも予め現像剤DV’が収容され、現像装置との間に循環する。
トナー分離除去装置8”は、受像シート搬送路を間にしてローラ401”の上方に設置されたチャージャー81”も含んでいる。
【0121】
トナー分離除去装置8”は、さらに機械力及び空気吸引力を利用するトナー分離除去部80も含んでいる。
前記ケース40”の下端部には搬送スクリュー402が設けられており、該スクリュー402と、それから延びて現像装置4”に接続されたトナー搬送管403等からトナー戻し供給装置400が形成されている。
【0122】
トナー分離除去部80は図4(B)に示すように、シートSの搬送路に臨み、通過するシートSの凸条部Pに接触し、シート通過に伴う該凸条部の撓みとその後の弾性復元によりシートSに振動を与えるブレードBLと、ブレードBL近傍に配置された空気吸引ヘッドVTを備えている。ブレードBL及びヘッドVTは通過するシートSの進行方向を横切る方向にシート幅をカバーするように延在している。ヘッドVTは真空吸引装置PMに接続されており、該装置PMは現像装置へトナーを導くように現像装置4”へ配管接続されている。
【0123】
ブレードBLのシート進行方向に対する配置角度、姿勢等は、凸条部Pに接触してシートSをよく振動させ得る適当なものを選択すればよい。
このトナー分離除去装置8”を通過する受像シートSからトナーを分離除去するにあたっては、ローラ401”が図示を省略した駆動装置により図中時計方向に回転駆動される。また、ローラ401”には電源PW40から直流バイアス(例えば−200V)が印加される。さらに、チャージャー81”に電源PW8”からトナー分離除去用の直流電圧(例えば−1000V)とAC電圧が重畳印加される。
【0124】
このトナー分離除去装置8”においても、図1に示すトナー分離除去装置8と同様に、受像シートS上のトナーは、静電気力と磁気力で、さらには磁気ブラシ穂による若干の摺擦力も加わってローラ401”側へ移行せしめられて受像シートから分離除去される。
分離除去されたトナーはトナー戻し供給装置400にて現像装置4”へ戻され、再使用される。
【0125】
またローラ401”上の磁気ブラシによるトナー分離除去に引き続き、トナー分離除去部80によるトナー分離除去も行われる。分離除去部80は、そのブレードBLがシートSの凸条部Pに接触することでシートSを振動させるとともに、この振動によりシートSから落下するトナー、シートから離れやすくなったトナーを空気吸引ヘッドVTに吸い込む。吸い込まれたトナーは現像装置4”で再使用される。
【0126】
なお分離除去部80は、図4に示す他、ローラ401”より上流側に配置してもよい。図4に示す位置とローラ401”の上流側の双方に配置してもよい。
またトナー分離除去装置は設けるが、その際トナー分離除去部80は省略することもできる。逆に磁気ブラシによるトナー分離除去手段を省略することもできる。
【0127】
トナーを除去された受像シートへのその後のトナー像形成については、現像装置4に代えて現像装置4”が使用される点を除けば、図1の画像形成装置と同様である。
凸条部トナー除去装置9’は受像シート凹凸面の凸部を擦ることができるブラシローラ94を含んでいる。該ブラシローラ94は図示を省略した駆動装置により図中反時計方向に回転駆動され、受像シート凸条部トナーの除去とともに、感光体1の表面に残留する現像剤を除去することもできる。感光体1表面はこのほか、ブレード6によっても清掃される。
【0128】
ブラシローラ94及びブレード6はケース95に囲まれており、ケース95の下端部には搬送スクリュー61が設けられており、該スクリュー61と、それから延びて現像装置4”に接続された搬送管62等から現像剤戻し供給装置60が形成されている。
以上図1、図3及び図4を参照して説明した各画像形成装置におけるトナー分離除去装置における特徴的構成はこれらを適宜組み合わせて採用することもできる。
【0129】
次に本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例を図5(A)、(B)及び(C)を参照して説明する。
図5に示す画像形成装置は、図1に示す画像形成装置において、凸条部トナー除去装置9に代えて凸条部トナー除去装置900を採用したものである。これらの他は図1に示す装置と同構成である。使用現像剤DVや受像シートSも同じである。図1の装置と同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0130】
凸条部トナー除去装置900は、受像シート搬送路に臨んでその下側に配置された凸条部クリーニングローラ901と、ローラ901を帯電させる帯電装置903と、ローラ901上のトナー等を掻き取るブレード902とからなっている。なお、トナー等を掻き取るブレード902に代えて他のトナー除去手段、例えばブラシローラを採用してもよい。帯電装置903はここではコロナチャージャーである。
【0131】
凸条部クリーニングローラ901は、図5(B)及び(C)に示すように、少なくとも表面層901aが導電性材料から形成されており、その表面層901aに幅Wdが10μm〜20μm、深さdが5μm〜20μm程度の筋溝が隣り合う筋溝間隔Spを2μm〜20μm程度にして近接させて並行に多数本、縞状に形成してある。さらに各筋溝にアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等から選ばれた絶縁性樹脂が埋められてローラ全体の表面が平滑に仕上げられている。
【0132】
凸条部クリーニングローラ901にこのように縞状に分散形成された絶縁性樹脂部分901bは微細パターンの局所的静電場形成用部として用いられる。
チャージャー903には、受像シートの凸条部トナーを除去するにあたり、電源PW90から凸条部トナーの帯電極性とは逆極性の直流電圧(例えば+6000ボルト)が印加される。それにより凸条部クリーニングローラ901の表面に分散形成された微細パターンの局所的静電場形成用部901bがそれぞれ均一に帯電せしめられる。かくして受像シート凹凸面の凹所トナーは吸着しないが、受像シート凸条部のトナーをローラ901上に吸着できる局所的静電場が形成される。
【0133】
感光体1に当接したブレード6、並びに今述べたローラ901及びブレード902はケース93に囲まれており、該ケース下方に設けた搬送スクリュー61とそれから延びて現像装置4に接続された現像剤搬送管62等により現像剤を現像装置4へ戻し供給する現像剤戻し供給装置60が形成されている。
以上説明した画像形成装置によると、シートSからのトナー分離除去、それに引き続くトナー像形成については図1に示す画像形成装置と同様になされる。
【0134】
トナー像を転写された受像シートSは凸条部トナー除去装置900に到る。装置900の凸条部クリーニングローラ901は該受像シートSに近接して回転駆動され、帯電装置903にて表面に凸条部トナー吸着のための微細パターンの局所的静電場が分散形成される。かくして凸条部トナーは凸条部クリーニングローラ901の該局所的静電場形成部分901bに吸着され、それにより凸条部トナーが除去される。
【0135】
このように除去されたトナーはローラ901に当接するブレード902により掻き落とされ、戻し供給装置60にて現像装置4へ戻され、再使用される。
かくしてトナー像を形成され、凸部からトナーが除去されたトナー像形成受像シートSは送りローラ対F2で送られて、排出トレイ102へ収容される。
なお、搬送されてくる受像シートSをより確実に凸条部クリーニングローラ901に近接させるための受像シート押圧部材904をローラ901に対向配置してもよい。
【0136】
次に本発明に係る非定着式画像形成方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例を図6(A)及び(B)を参照して説明する。
図6(A)に示す画像形成装置は、図3に示す画像形成装置において、凸条部トナー除去装置9に代えて凸条部トナー除去装置900’を採用したものである。これらの他は図3に示す装置と同構成である。使用現像剤DVや受像シートSも同じである。図3の装置と同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0137】
凸条部トナー除去装置900’は、図6(A)及び(B)に示すように、受像シート搬送路に臨んでその下側に配置された凸条部クリーニングローラ91’と、ローラ91’を帯電させる帯電ローラ90’と、ローラ91’上のトナー等を掻き取るブレード902とからなっている。なお、トナー等を掻き取るブレード902に代えて他のトナー除去手段、例えばブラシローラを採用してもよい。
【0138】
凸条部クリーニングローラ91’は、図6(B)に示すように、局所的静電場形成用部としてアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等から選ばれた絶縁性樹脂からなる厚さ5μm〜20μm程度の被覆表層91b’を有している。
帯電ローラ90’は表面に多数の凹凸を有し、受像シートの凸条部トナーを除去するにあたり、電源PW90’から凸条部トナーの帯電極性とは逆極性の直流電圧(例えば800ボルト)が印加される。それにより凸条部クリーニングローラ91’の被覆表層91b’に受像シート凹凸面の凹所トナーは吸着しないが、受像シート凸部のトナーをローラ91’上に吸着できる微細パターンの局所的静電場を分散形成する。
【0139】
かかる微細パターンの局所的静電場は、幅10μm〜20μm程度で、隣り合うもの同士の間隔が2μm〜20μm程度の並行な近接配置の筋電場からなる縞状に形成される。
図3に示す画像形成装置と同様にしてトナーが分離除去され、引き続きトナー像が形成された受像シートSは凸条部トナー除去装置900’に到り、ここで凸条部トナーを除去される。そのとき、装置900’の凸条部クリーニングローラ91’は該受像シートSに近接して回転駆動され、帯電ローラ90’にて表面に凸条部トナー吸着のための微細パターンの局所的静電場が分散形成される。かくして凸条部トナーは凸条部クリーニングローラ91’に吸着、除去される。
【0140】
このように除去されたトナーはローラ91’に当接するブレード902により掻き落とされ、戻し供給装置60にて現像装置4へ戻され、再使用される。
かくしてトナー像を形成され、凸部からトナーが除去されたトナー像形成受像シートSは送りローラ対F2で送られて、排出トレイ102へ収容される。
なお、搬送されてくる受像シートSをより確実に凸条部クリーニングローラ91’に近接させるための受像シート押圧部材94’をローラ91’に対向配置してもよい。
【0141】
本発明に係る非定着式画像形成方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例を図7(A)及び(B)を参照して説明する。
図7(A)に示す画像形成装置は、図4に示す画像形成装置において、凸条部トナー除去装置9’に代えて凸条部トナー除去装置9”をそれぞれ備えたものである。これ以外の点は図4に示す装置と同構成である。図4の装置と同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。受像シートSも同じである。但し、使用現像剤DV’は負帯電性の磁性トナーからなる一成分現像剤である。
【0142】
凸条部トナー除去装置9”は受像シート搬送路に臨んでその下側に配置された凸条部クリーニングローラ91”と、ローラ91”上のトナー等を掻き取るブレード902とからなっている。
凸条部クリーニングローラ91”は、非磁性体材料からなるローラ表面部分91cに互いに近接配置された筋溝からなる縞状に分散形成された凹所に着磁された強磁性体材料が埋め込まれたローラである。
【0143】
着磁された強磁性体材料からなる部分91dは、幅Wd’が 2μm〜20μm、深さd’が5μm〜20μm、隣り合うもの同士の間隔Sp’が2μm〜20μm程度とされ、全体として並行な近接配置の筋からなる縞状に分散形成されており、かくして受像シート凹凸面の凸条部に付着している磁性トナーを吸着する微細パターンの局所的静磁場が提供されている。
【0144】
感光体1に当接しているブレード6、凸条部クリーニングローラ91”及びブレード902はケース93に囲まれており、ケース93の下端部には搬送スクリュー61が設けられており、該スクリュー61と、それから延びて現像装置4”に接続された搬送管62等から現像剤戻し供給装置60が形成されている。
図4に示す画像形成装置と同様にしてトナーが分離除去され、引き続きトナー像が形成された受像シートSは凸条部トナー除去装置9”に到り、ここで凸条部トナーを除去されるが、そのとき、装置9”の凸条部クリーニングローラ91”は該受像シートSに近接して回転駆動され、かくして凸条部の磁性トナーが該凸条部クリーニングローラ91”に磁気力で吸着、除去される。
【0145】
このように除去されたトナーはローラ91”に当接するブレード902により掻き落とされ、戻し供給装置60にて現像装置4へ戻され、再使用される。
かくしてトナー像を形成され、凸条部からトナーが除去されたトナー像形成受像シートSは送りローラ対F2で送られて、排出トレイ102へ収容される。
なお、搬送されてくる受像シートSをより確実に凸条部クリーニングローラ91”に近接させるための受像シート押圧部材94”を設けてもよい。
【0146】
以上説明した画像形成装置による非定着式画像形成方法の実施により得られる受像シートSはその画像形成面が露出した状態である。このままでも使用できるが、画像形成面を保護シートで覆ってもよい。保護シートは剥離可能に設ける。そうすることで後で保護シートを剥離除去し、トナーを分離除去して、保護シート、トナー、受像シートのうち少なくとも一つを再利用できる。
【0147】
図14(A)はトナー像を形成された不透明な受像シートSの画像形成面を透明保護シートCF’で剥離可能に覆った例を示している。画像は保護シートCF’側から見ることができる。図14(B)はトナー像を形成した透明な受像シートSの画像形成面を不透明な保護シート(ここでは白色保護シート)CFで剥離可能に覆った例を示している。画像は透明受像シートSの裏面側から見ることができる。
【0148】
図14(C)はトナー像を形成した透明な受像シートSの2枚をそれらの画像形成面を向かい合わせて間に不透明な保護シート(ここでは白色保護シート)CFを介在させたものである。画像は各透明受像シートの裏面側から見ることができる。
いずれの場合も保護シートCF、CF’は例えば静電吸着力により受像シート画像面に剥離可能に被覆することができる。また例えば保護シートの端部と受像シートの端部とを感圧性接着剤等で剥離可能に接着してもよい。
【0149】
以下に保護シートを受像シートから剥離除去する保護シート剥離装置及びトナー像を形成した受像シートに保護シートを被覆する保護シート被覆装置を備えた画像形成装置の例を図8から図11を参照して説明する。
図8に示す画像形成装置は、図1の画像形成装置においてトナー分離除去装置8のトナー分離除去のためのブラシB1を除き、また保護シート剥離装置SA1及び保護シート被覆装置CA1を設けたものである。装置SA1はシート送りローラ対F1より下流側且つトナー分離除去装置8より上流側に、装置CA1はシート送りローラ対F2の直ぐ下流側に設置してある。その他の点は図1に示す画像形成装置と同様である。同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0150】
この装置は過去に画像形成されて、その画像形成面が不透明保護シートCF又は透明保護シートCF’で被覆されている連続タイプの受像シートSを対象とし、該受像シートSから、保護シート剥離装置SA1で保護シートCF(CF’)を剥離し、トナー分離除去装置8でトナーを分離除去し、その後の受像シートに感光体1に形成されたトナー像を転写し、シート凸条部に付着したトナーを凸条部トナー除去装置9で除去し、そのあとシートSの画像形成面を保護シート被覆装置CA1において保護シートCF(CF’)で覆い、排出トレイ102へ排出できるものである。
【0151】
保護シート剥離装置SA1は、シートSの搬送路に臨む保護シート案内ローラR1、保護シートを巻き取るリールRL1及び案内ローラ下流側の分離爪CLを含んでいる。シート供給部102から連続的に送り出されてくる受像シートSは当初、保護シートCF(CF’)が剥がされ、リールRL1に接続される。その後はシートSの搬送に伴い、分離爪CLに案内されつつ回転駆動されるリールRL1により巻き取られる。このようにして保護シートは剥離される。
【0152】
保護シート被覆装置CA1は、シートSの搬送路に臨む案内ローラR2及び保護シートCF(CF’)を連続的に供給するリールRL2を含んでいる。当初、保護シートCF(CF’)はリールRL2から引き出され、案内ロールR2へ到来したシート先端部へ当てがわれ、シートSと案内ローラR2の間に差し込まれる。その後は画像形成されたシートSの連続送り出しに伴ってリールRL2から引き出されつつシートSの画像形成面に被覆されていく。
【0153】
このように保護シートCF(CF’)で被覆されたシートSは例えば図14(D)に示すように折り畳み、さらには図中上側端部又は下側端部をまとめて全体をブック状にして画像を見ることができる。
図9に示す画像形成装置は、図1の画像形成装置において保護シート剥離装置及び保護シート被覆装置を兼ねる装置SCA2を設けた点を除いて図1に示す画像形成装置と同様である。同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0154】
この装置は過去に画像形成されて、その画像形成面が不透明保護シートCF又は透明保護シートCF’で被覆されている連続タイプの受像シートSを対象とし、該受像シートSから、保護シート剥離装置兼被覆装置SCA2で保護シートCF(CF’)を剥離し、トナー分離除去装置8でトナーを分離除去し、その後の受像シートに感光体1に形成されたトナー像を転写し、シート凸条部に付着したトナーを凸条部トナー除去装置9で除去し、そのあとシートSの画像形成面を画像形成前に剥離されたものと同じ保護シートCF(CF’)を用いて装置SCA2により再び被覆し、排出トレイ102へ排出できるものである。
【0155】
保護シート剥離装置兼保護シート被覆装置SCA2は、シート供給部102上方の案内ローラGR1、その直ぐ下流側のシート送り兼保護シート剥離ローラ対F3、保護シート送りローラ対F4、F5、シート排出トレイ102上方の案内ローラGR2、その直ぐ上流側のシート送り兼保護シート被覆ローラ対F6を含んでいる。
【0156】
当初、保護シートCF(CF’)は供給部101から引き出され、案内ローラGR1に案内されてローラ対F3に通されたのち、保護シートCF(CF’)がシートSから剥離される。その後シートSはシート送りローラ対F1へ導かれ、そこからトナー分離除去、画像形成、凸条部トナー除去の各処理部を経て送りローラ対F2からローラ対F6へ導かれる。一方、剥離された保護シートCF(CF’)はローラ対F4、F5を経てローラ対F6に導かれる。そしてシートS及び保護シートCF(CF’)が重ねてローラ対F6に挿入される。その後は、シート供給装置101から連続的に供給されるシートSから保護シートCF(CF’)が剥離されつつ、一方でシートSがトナー分離除去、画像形成、凸条部トナー除去を経てローラ対F6へ至り、他方で剥離された保護シートCF(CF’)が下側経路を経てローラ対F6に至り、ここで画像形成されたシートSはその画像形成面に保護シートCF(CF’)を被覆されて排出トレイ102へ排出される。
【0157】
図10に示す画像形成装置は、図1の画像形成装置においてトナー分離除去装置8のトナー分離除去のためのブラシB1を除き、また保護シート剥離装置SA3及び保護シート被覆装置CA3並びにカッターCTを設けたものである。装置SA3はシート送りローラ対F1より下流側且つトナー分離除去装置8より上流側に、装置CA3及びカッターCTはシート送りローラ対F2の直ぐ下流側に順次設置してある。また図1に示す画像形成装置におけるシート供給部101をシート供給トレイ101’に、シート排出トレイ102をシート排出トレイ102’に置き換えてある。その他の点は図1に示す画像形成装置と同様である。同じ部品、部分には同じ参照符号を付してある。
【0158】
この装置は過去に画像形成されて、その画像形成面が不透明保護シートCF又は透明保護シートCF’で被覆されている単票タイプの受像シートSを対象とし、該受像シートSから、保護シート剥離装置SA3で保護シートCF(CF’)を剥離し、トナー分離除去装置8でトナーを分離除去し、その後の受像シートに感光体1に形成されたトナー像を転写し、シート凸条部に付着したトナーを凸条部トナー除去装置9で除去し、そのあとシートSの画像形成面を保護シート被覆装置CA3において連続する保護シートCF(CF’)で覆い、カッターCTで該保護シートを裁断後、排出トレイ102’へ排出できるものである。
【0159】
保護シート剥離装置SA3は、シート搬送路に臨む保護シート吸引ローラR1’、その下流側の分離爪CL’、保護シート収容トレイTLを含んでいる。吸引ローラR1’は多数の空気吸引孔を有する中空ローラであり、真空吸引装置VCにロータリジョイントを介して配管接続されている。
保護シート被覆装置CA3は図8に示す画像形成装置における保護シート被覆装置CA1と同じ構成のものであり、保護シートCF(CF’)を繰り出すリールRL2と案内ローラR2を含んでいる。
【0160】
シート供給部101’からシート供給ローラFR1にて一枚ずつ供給されるシートSから、該シートの先端部が到来するタイミングで若干時間空気吸引するローラR1’にて保護シートCF(CF’)が剥離される。剥離された保護シートは分離爪CL’に案内されて引き込みローラ対R3にて収容トレイTLに収容される。保護シートが剥離されたシートSはそのままトナー分離除去、画像形成、凸条部トナー除去の各工程を経てローラ対F2で送り出される。
【0161】
このように送り出される画像形成されたシートSに対し、保護シート被覆装置CA3が保護シートCF(CF’)を被覆していく。被覆された保護シートCF(CF’)はシートSの単票サイズに合わせてカッターCTで裁断される。かくして保護シートで被覆されたシートSはトレイ102’に排出される。
図11に示す画像形成装置は、図3の画像形成装置において保護シート剥離装置SA4及び保護シート被覆装置CA4を設けたものである。装置SA4は受像シート供給部101に臨んでおり、装置CA4はシート排出トレイ102に臨んでいる。
【0162】
この装置は過去に画像形成されて、各隣り合う画像形成面が共通の不透明保護シートCFで被覆されている連続タイプの透明受像シートSを対象とし、該受像シートSから、保護シート剥離装置SA4で保護シートCFを剥離し、トナー分離除去装置8’でトナーを分離除去し、その後の受像シートに感光体1に形成されたトナー像を転写し、シート凸条部に付着したトナーを凸条部トナー除去装置9で除去し、そのあと保護シート被覆装置CA4においてシートSの各隣り合う画像形成面の間に共通の不透明保護シートCFを挿入しつつ排出トレイ102へ排出できるものである。
【0163】
保護シート被覆装置SA4はシート供給部101の端部上方に設置された剥離ローラSRと、これに臨む保護シート収容トレイTL1を含んでいる。
保護シート被覆装置CA4は、保護シートCFを収容したトレイTL2と該トレイから保護シートCFを供給する供給ローラFR2を含んでいる。
折り畳まれた状態でシート供給部101に収容されていて、そこから案内ローラGR1に案内されて送りローラ対F1へ引き出されるシートSが折り畳状態から開かれ始め、シートSの間に入り込んでいた保護シートCFが露出し始めると、保護シート剥離装置SA4において丁度剥離ローラSRが該保護シートCFの端部に当接し、該剥離ローラSRの回転にて該保護シートは引き出され、収容トレイTL1へ送り込まれる。このようにして保護シートCFが剥離されたシートSはその後トナー分離除去、画像形成、凸条部トナー除去の各工程を経てローラ対F2で送り出され、案内ローラGR2に案内されて排出トレイ102へ折り畳まれつつ排出される。このとき保護シート被覆装置CA4において供給ローラFR2が回転してトレイTL2から保護シートCFを引出し、折り畳まれつつあるシートSの間へ挿入していく。かくしてシートSの各隣り合う画像形成面の間にシートCFが挿入され、該画像形成面が保護シートCFで被覆される。
【0164】
このように保護シートCFで被覆されたシートSは例えば図14(E)に示すようにブック状にして画像を見ることができる。
なお図8から図11において各保護シートはいずれも静電吸着にてシート画像形成面に剥離可能に被せ着けられる。換言すれば使用する保護シートはそのように静電吸着しやすい材質、厚みのものが採用されている。
【0165】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、受像シート上にトナー像を形成する画像形成方法であって、トナー像を受像シートに、従来のように定着させることなく、受像シートからの分離除去が可能であるように保持させて画像形成でき、それにより該トナー像を形成された受像シートから該トナー又は(及び)受像シートを再利用することを可能ならしめる非定着式画像形成方法を提供することができる。
【0166】
また本発明によると、かかる非定着式画像形成方法であって、形成された画像を見る、画像形成された受像シートを重ねて整理する等の受像シートの通常の取り扱いにおいてトナー像が保護されるとともに受像シートに触れる手指等のトナー汚染が十分抑制される状態に画像形成でき、実用に供し得る非定着式画像形成方法を提供することができる。
【0167】
また本発明によると、トナー像を形成された受像シートからトナーを分離除去して該トナー、受像シート等の画像形成材料のうち少なくとも一つを再使用に供することができる画像形成材料再利用方法を提供することができる。
また本発明によると、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に適する非定着方式の画像形成装置を提供することができる。
【0168】
さらに本発明によると、本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法の実施に適する受像シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置の1例の概略構成を示す図である。
【図2】図(A)はシート送りローラ対のニップ間隙を説明する図、図(B)は凸条部トナー除去装置に利用されるシート送りローラ対を示す図、図(C)は転写装置として転写ローラを用いる場合の1例を示す図である。
【図3】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置の他の例の概略構成を示す図である。
【図4】図(A)は本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図であり、図(B)は空気吸引を利用したトナー分離除去部の拡大説明図である。
【図5】図(A)は本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再生利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図、図(B)は図(A)に示す凸条部クリーニングローラの斜視図、図(C)は同凸条部クリーニングローラの一部の断面図である。
【図6】図(A)は本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再生利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図、図(B)は図(A)に示す凸条部クリーニングローラの断面図である。
【図7】図(A)は本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再生利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図、図(B)は図(A)に示す凸条部クリーニングローラの一部の断面図である。
【図8】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図である。
【図9】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図である。
【図10】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図である。
【図11】本発明に係る非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法を実施できる画像形成装置のさらに他の例の概略構成を示す図である。
【図12】図(A)から図(F)はそれぞれ受像シートにおける凹凸のパターンを示す図であり、図(G)は受像シートの一部の拡大断面図である。
【図13】図(A)は凸条部を傾斜させて起立形成した受像シートの断面図、図(B)は同シートの凸条部が手指よる外力を受けて変形している状態を示す図、図(C)はトナー像形成にあたり同シートの連続溝条凹所を開く例を示す図である。
【図14】図(A)は受像シートの画像形成面を透明保護シートで被覆している状態の断面図、図(B)は受像シートの画像形成面を不透明保護シートで被覆している状態の断面図、図(C)は受像シートの向かい合わせた画像形成面を共通の保護シートで被覆している状態の断面図、図(D)は保護シートを被覆した折り畳み可能の連続受像シートを示す側面図、図(E)は各隣り合う画像形成面を不透明保護シートで被覆した連続透明受像シートをブック状にまとめている状態の側面図である。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電チャージャー
PW1 帯電チャージャー2の電源
3 画像露光装置
4 現像装置
Mg マグネットローラ
41 現像ローラ
PW4 現像バイアス電源
DV 現像剤
T トナー
5 転写装置
50 転写ローラ
PW5 転写装置電源
6 クリーニングブレード
60 現像剤戻し供給装置
61 搬送スクリュー
62 現像剤搬送管
7 除電装置
8 トナー分離除去装置
81 チャージャー
PW8 電源
PW9’ 電源
9 凸条部トナー除去装置
90 チャージャー
PW9 電源
91 トナー擦り取りローラ
92 トナー掻き取りブレード
93 ケース
B1 トナー分離除去用の固定ブラシ
101 受像シート供給部
102 排出トレイ
S 受像シート
s1 シート芯層
s2 シート凹凸層
s2’ シート凹凸面
R 連続溝状凹所
P 凸条部
Y シート送り方向
X シート送り方向Yに直交する方向
D 凹所Rの幅
H 凹所Rの深さ(凸条部Pの高さ)
W 凸条部Pの幅
F1、F2 シート送りローラ対
F11、F21 下ローラ
F12、F22 上ローラ
FG 手指
4’ 現像装置
Mg1 マグネットローラ
41’現像ローラ
8’ トナー分離除去装置
40 ケース
Mg2 マグネットローラ
401 ローラ
B2 回転ブラシローラ
PB2 電源
400 トナー戻し供給装置
402 搬送スクリュー
403 現像剤搬送管
4” 現像装置
Mg3 マグネットローラ
41” 現像ローラ
DV’ 現像剤
PW41 電源
8” トナー分離除去装置
40” ケース
Mg4 マグネットローラ
401” ローラ
402 スクリュー
81” チャージャー
80 トナー分離除去部
BL ブレード
VT 空気吸引ヘッド
PM 真空吸引装置
PW40 電源
PW8” 電源
9’ 凸条部トナー除去装置
94 ブラシローラ
95 ケース
900 凸条部トナー除去装置
901 凸条部クリーニングローラ
901a 表面層
901b 絶縁性樹脂部分
902 掻き取りブレード
903 帯電装置
PW90 電源
904 受像シート押圧部材
900’凸条部トナー除去装置
91’ 凸条部クリーニングローラ
91b’被覆表層
90’ 帯電ローラ
PW90’ 電源
94’受像シート押圧部材
9” 凸条部トナー除去装置
91” 凸条部クリーニングローラ
91c ローラ表面部分
91d 着磁された強磁性体材料からなる部分
94” 受像シート押圧部材
CF 不透明保護シート
CF’透明保護シート
SA1 保護シート剥離装置
R1 案内ローラ
CL 分離爪
RL1 保護シート巻き取りリール
CA1 保護シート被覆装置
R2 案内ローラ
RL2 保護シート供給リール
SCA2 保護シート剥離装置兼保護シート被覆装置
GR1、GR2 案内ローラ
F3 シート送り兼保護シート剥離ローラ対
F4、F5 保護シート送りローラ対
F6 シート送り兼保護シート被覆ローラ対
SA3 保護シート剥離装置
R1’ 保護シート吸引ローラ
CL’ 分離爪
TL 保護シート収容トレイ
VC 真空吸引装置
FR1 シート供給ローラ
R3 シート引き込みローラ対
CA3 保護シート被覆装置
CT カッター
101’ シート供給トレイ
102’ シート排出トレイ
SA4 保護シート剥離装置
SR 剥離ローラ
TL1 保護シート収容トレイ
CA4 保護シート被覆装置
FR2 シート供給ローラ
TL2 保護シート供給トレイ

Claims (22)

  1. 受像シートにトナー像を形成する画像形成方法であり、前記受像シートとしてトナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートを採用し、該受像シート凹凸面の該連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成し、該連続溝状凹所に沿う凸条部で該連続溝状凹所に付着したトナーを保護させ、該付着トナー像をもって形成画像とすることを特徴とする非定着式画像形成方法。
  2. 前記トナーとして帯電性トナーを用い、前記受像シートの連続溝状凹所へ該トナーを除去可能に付着させるにあたり、静電気力で付着させる請求項1記載の非定着式画像形成方法。
  3. 前記受像シート凹凸面の連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成したのち、該受像シート凹凸面の凸条部に付着したトナーを除去する請求項1又は2記載の非定着式画像形成方法。
  4. 前記トナーとして帯電性トナーを用い、前記受像シート凹凸面の凸条部へ付着したトナーを除去するにあたり、該凸条部をトナーの帯電極性と同極性に帯電させる請求項3記載の非定着式画像形成方法。
  5. 前記受像シート凹凸面の連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させてトナー像を形成したのち、該受像シート凹凸面の凸条部に付着したトナーを除去するようにし、該凸条部付着のトナーを除去するにあたり、微細パターンの局所的静電場及び(又は)局所的静磁場を表面に分散形成した凸条部クリーニング回転体を該凸条部に接触又は近接させて該クリーニング回転体上へ凸条部付着トナーを吸着除去する請求項1記載の非定着式画像形成方法。
  6. 前記受像シートとして、前記連続溝状凹所が規則的に設けられており、各連続溝状凹所はトナー平均粒径の2倍以上の幅を有している受像シートを用いる請求項1から5のいずれかに記載の非定着式画像形成方法。
  7. 前記受像シートとして、前記連続溝状凹所が規則的に設けられており、各連続溝状凹所は幅20μm〜500μm、深さ20μm〜100μmである受像シートを用いる請求項1から6のいずれかに記載の非定着式画像形成方法。
  8. 前記受像シートとして、前記凸条部の幅が前記連続溝状凹所の幅の2分の1以下50分の1以上である受像シートを用いる請求項1から7のいずれかに記載の非定着式画像形成方法。
  9. 前記受像シートへのトナー像形成より後に該受像シートの画像形成面を保護シートで剥離可能に覆う請求項1から8のいずれかに記載の非定着式画像形成方法。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の非定着式画像形成方法により画像形成された受像シートから、少なくとも機械力を用いるトナー分離処理によりトナーを分離除去し、該トナー除去後の受像シート又は(及び)除去したトナーを再利用に供することを特徴とする画像形成材料再利用方法。
  11. 前記トナー分離処理を前記機械力に加え、静電気力、又は静電気力及び磁気力をも用いて行う請求項10記載の画像形成材料再利用方法。
  12. トナー像形成に用いるトナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有する受像シートの該連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させて該受像シート上にトナー像を形成するためのトナー像形成装置と、
    前記トナー像形成装置による受像シートへのトナー像形成領域より該受像シート搬送方向において上流側に設置され、前記トナー像形成領域へ搬送される前記受像シートからトナーを分離除去するためのトナー分離除去装置と、
    前記トナー像形成装置による受像シートへのトナー像形成領域より該受像シート搬送方向において下流側に設置され、該受像シート凹凸面の凸条部に付着したトナーを除去する凸条部トナー除去装置と、を備えており、
    前記トナー分離除去装置は、少なくとも機械力を用いて該受像シートからトナーを分離除去する装置であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記トナー像形成装置は、前記受像シート凹凸面の前記連続溝状凹所にトナーを除去可能に付着させるにあたり、静電気力で付着させる請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記トナー分離除去装置は、前記トナー像形成領域へ搬送される前記受像シートからトナーを分離除去するにあたり、前記機械力に加え、静電気力、又は静電気力及び磁気力も併用してトナーを分離除去する請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記凸条部トナー除去装置は、前記受像シート凹凸面の凸条部をトナーの帯電極性と同極性に帯電させる帯電装置を備えている請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 前記凸条部トナー除去装置は、前記トナー像形成領域から送られてくる受像シートの凹凸面の凸条部に接触又は近接するように配置され、局所的静電場形成用部が表面に形成された凸条部クリーニング回転体と、該凸条部クリーニング回転体の局所的静電場形成用部を帯電させて該凸条部クリーニング回転体表面に受像シート凸条部に付着したトナーを静電吸着する微細パターンの局所的静電場を分散形成する帯電装置とを備えている請求項13記載の画像形成装置。
  17. 前記トナー像形成装置は、
    静電潜像担持体と、
    前記静電潜像担持体上に原稿画像情報に応じて静電潜像を形成する装置と、
    前記静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、
    前記トナー像におけるトナーを前記受像シート凹凸面に静電転写する転写装置と
    を含んでいる請求項13記載の画像形成装置。
  18. 前記トナー分離除去装置から前記トナー像形成装置へ分離除去したトナーを供給する装置を備えている請求項12から17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. トナーを除去可能に付着させてトナー像を形成するための受像シートであり、該トナーを受容できる連続溝状凹所を多数形成した凹凸面を有し、該連続溝状凹所に前記トナーを除去可能に付着させてトナー像を形成でき、該連続溝状凹所に沿う凸条部で該連続溝状凹所に付着したトナーを保護できることを特徴とする受像シート。
  20. 前記連続溝状凹所が規則的に設けられており、各連続溝状凹所はトナー平均粒径の2倍以上の幅を有している請求項19記載の受像シート。
  21. 前記連続溝状凹所が規則的に設けられており、各連続溝状凹所は幅20μm〜500μmであり、深さ20μm〜100μmである請求項19又は20記載の受像シート。
  22. 前記凸条部の幅が前記連続溝状凹所の幅の2分の1以下50分の1以上である請求項19から21のいずれかに記載の受像シート。
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