JPH065404B2 - 多色記録装置 - Google Patents

多色記録装置

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JPH065404B2
JPH065404B2 JP59128594A JP12859484A JPH065404B2 JP H065404 B2 JPH065404 B2 JP H065404B2 JP 59128594 A JP59128594 A JP 59128594A JP 12859484 A JP12859484 A JP 12859484A JP H065404 B2 JPH065404 B2 JP H065404B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0126Details of unit using a solid developer

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真記録方式、又は静電記録方式による多
色記録装置に係り、特に長期にわたり混色がなく鮮明な
多色記録を安定して得られる多色記録装置に関するもの
である。
(a) 産業上の利用分野 近年情報の多様化に伴って記録情報のカラー化が要求さ
れつつあり、電子写真記録及び静電記録なども例外では
なく、多色記録のため種々の装置及び方式が提案されて
いる。
子写真記録は感光体層を有する潜像形成媒体に電荷を
一様帯電し、この感光体層を所望とする像に応じて露光
することにより静電潜像を形成するものであり、いま一
つの静電記録は誘電体層を有する潜像形成媒体に電荷を
一様帯電した後、ピン電極による放電により電荷を除
去、或いは単に誘電体層上にピン電極による放電によっ
て電荷を付加して静電潜像を形成するものである。
これらの何れの方式も静電潜像を形成した後は、その潜
像を現像器により現像してトナー像となし、該トナー像
を記録用紙に転写する。従って潜像形成媒体面の周囲に
潜像形成手段と現像手段を多段に設け、各現像において
色別のトナー像を形成することにより、多色記録を得る
ことができる。
しかし上記多色記録においては、兎角、先の現像工程に
用いられた現像剤中のトナーが次の現像工程の現像剤中
に混じり込み、該次の現像工程で形成されたトナー像が
混色となる問題や他のトナーが混合されることによる現
像剤の劣化が生じ易く、このような問題を確実に排除す
ることが重要である。
(b) 従来の技術 第1図は電子写真記録方式による従来の多色記録装置
を、簡単に説明するために適用した2色記録装置の概略
構成図を示す。又、第2図乃至第7図は第1図の2色記
録装置により2色記録を行う各記録プロセスにおける潜
像形成媒体上の電位状態を示す図である。
これら両図によって示されるように、従来の記録装置に
おいては、先ずセレン(Se)等の感光体層が形成された
潜像形成媒体、即ち感光ドラム1面上に、初期帯電器2
により第2図に示す如く初期帯電電位レベルVsに均一に
全面帯電(正極性帯電)させる。
次にかかる感光ドラム1面上に、例ばHe-Neなどのガス
レーザ、半導体レーザ等を用いたレーザ走査光学系から
なる第1露光部3により、第1の色画像に対応するネガ
露光を行って第3図に示す如く前記感光ドラム1面上の
露光部分の帯電電位を略0Vにまで減衰させた第1の潜像
21を形成する。次に該第1の潜像21を例えば正極性の赤
色トナーとキャリアとを混合した2成分磁気ブラシ現像
剤を用いた第1現像器4により磁気ブラシ反転現像を行
って、第4図に示すように第1の赤色トナー像22を形成
する。
しかる後、再帯電器5により前記第1の赤色トナー像
22部の電位Vtを、第5図に示すように感光ドラム1面の
背景電位Vsと略同電位となるように再帯電を行う。この
プロセスは次の現像工程において既に形成された第1の
赤色トナー像22部に次のトナーが付着することを防止す
るためである。
次に再帯電を施した感光ドラム1面上にHe-Neガスレー
ザ、半導体レーザ等を用いたレーザ走査光学系からなる
第2露光部6により、第2の色画像に対応するネガ露光
を行って、第6図に示す如く前記感光ドラム1面上の露
光部分の帯電電位を略0Vにまで減衰させた第2の潜像23
を形成する。
その後、該第2の潜像23を、例えば正極性の黒色トナー
とキャリアとを混合した2成分磁気ブラシ現像剤を用い
た第2現像器7により磁気ブラシ反転現象を行って、第
7図に示すように第2の黒色トナー像24を形成する。
かくして前記感光ドラム1面上に形成された赤,黒,2
色のトナー像22,24は、転写器8により記録用紙13上に
一括して転写され、更に定着部9において熱圧着等によ
り定着されて2色画像を記録している。一方、前記感光
ドラム1面上に残留したトナーはAC除電器10により除電
され、クリーナ11によってクリーニング除去され、更に
その感光ドラム1表面の全電荷を光除電器12より除電消
去して次の記録サイクルに入る。
上記記録装置においては、先の第1現像工程にて既に形
成された第1の赤色トナー像22が次の第2現像工程にて
破壊されないように、第1現状及び第2現像では、共に
粒径が5〜100μm、電器抵抗が1012〜1016Ω・cmの磁性
キャリアと、10〜20μmの粒径のトナーとを混合した2
成分磁気ブラシ現像剤を用い、第2現像時に、上記現像
剤の磁気ブラシの穂先が感光ドラム1表面に微かに接触
する程度のソフトタッチ現像を行っている。
従って第2現像工程において既に形成された第1の赤色
トナー像22が破壊されることはなくなり、又、前記赤色
トナーが第2現像器7内の2成分磁気ブラシ現像剤に混
入する問題も著しく改善され、混色のない良好な2色画
像記録を可能にしている。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の如き記録装置にあっても長期間に
わたって記録操作を繰り返すうちに、第1現像器4で用
いる赤色トナーが第2現像器7内に非常に僅かずつでは
あるが除々に混入し、蓄積されることは阻めない。
その結果、混入した赤色トナー量が増加すると、第2現
像器7内の黒色トナーと、混入した赤色トナーとは共に
正極性を有しているため、一緒に現像され、第2現像工
程により形成された第2の黒色トナー像24に混色が生
じ、良好な2色画像記録が得られなくなる不都合があっ
た。
そこで上記の如き混色記録を防止するため、本発明者等
は第2現像器内に混入したトナーをその第2現像器内の
キャリア及びトナーと摩擦帯電系列の違いを利用して分
離する方法を特開昭58-105173号公報により既に提案し
ている。
即ち、上記方法は第1現像と第2現像に第8図に示す摩
擦帯電系列を有す第1キャリア31,第2キャリア33と第
1トナー32及び第2トナー34を用いている。該第1トナ
ー32及び第2トナー34は第1,第2現像器4,7内にお
いて第1キャリア31及び第2キャリア33との摩擦により
正極性に帯電するが、第2現像器7内に混入した第1ト
ナー32は、該現像器7内の現像ローラ上を搬送されてい
る間に摩擦帯電準位の高い第2キャリア33との摩擦によ
り極性が反転し負極性に帯電される。
その結果、混入第1トナー32は、正極性を有する第2ト
ナー34と静電的に結合して第2キャリア33との付着力が
低下し、該静電的に結合した第2トナー34と共に現像ロ
ーラ表面より飛散することにより容易に分離を行ってい
る。かかる分離法によると混入した第1トナー32が第2
現像器7内に蓄積されないため、長期間にわたり記録操
作を繰り返しても混色のない良好な2色記録を安定に行
うことを可能にしている。
ところが上記混入色トナーの分離法は、混入トナーの蓄
積や混色記録の防止には極めて効果的ではあるが、前記
第1,第2キャリア31,33の粒径が5〜100μmであり、
また第1トナー32及び第2トナー34の各粒径が5〜20μ
mと微小であり、各現像器内でキャリアとの摩擦により
正極性に帯電したトナーの帯電特性が、現像ローラ面と
の摩擦により劣化することがある。このため各現像工程
における現像特性及び第2現像器7内に混入したトナー
の分離効果が不十分になることがあるといった欠点があ
った。
本発明は上記従来の実情に鑑み、各現像器内でのトナー
の帯電特性が現像ローラ表面との摩擦現象により劣化さ
れるようなことが無く、かつ第2現像器以後の各現像器
内にそれぞれ混入したトナーの極性を、被混入現象器内
のキャリア及び現像ローラ表面との摩擦により反転させ
てその帯電電荷量の減衰、又は被混入側のトナーと静電
的に結合せしめ、該混入トナーを各現像器より容易に分
離除去することを可能にし、長期間にわたり混色のない
良好な多色画像記録を安定して行うことができる新規な
多色記録装置を提供することを目的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 上記本発明の目的は、潜像形成媒体の周囲に、それぞれ
色別のトナーとキャリアとからなる現像剤と現像ローラ
とを備えた複数の現像器と、該複数の現像器により潜像
形成媒体上に順に形成された多色トナー像を記録用紙に
転写する転写手段と、該潜像形成媒体上の残留トナーを
除去するクリーニング手段とを備えた多色記録装置にお
いて、上記複数の現像器内の各色別のトナーと各キャリ
アは、用いる現像器の順にそれぞれ高くなる摩擦帯電準
位を有すると共に、現像ローラの表面に前記キャリアの
摩擦帯電準位と略同準位の表面部材が被覆され、かつ第
2現像器以後の各現像器内の現像ローラに隣接して、混
入したトナーの極性反転、又は帯電電荷量を減衰させる
摩擦帯電準位が前記各現像器内のキャリアと略同準位の
表面部材を被覆して成るトナー分離ローラを設けた構成
とした本発明による多色記録装置によって達成される。
(e) 作用 即ち本発明においては、各現像器内に用いられる現像剤
を構成するキャリアと色別のトナーは用いる現像器の順
にそれぞれ高くなる摩擦帯電準位を有していると共に、
各現像器内の現像ローラの表面にはその現像ローラと共
に収容されたキャリアの摩擦帯電準位と略同準位の樹脂
系の膜等からなる表面部材を被覆し、更に、各現像器に
おける第2の現像器以後の各現像器内の前記現像ローラ
に隣接して設けたトナー分離ローラの表面にもそのトナ
ー分離ローラと共に収容されたキャリア及び現像ローラ
の表面に被覆された樹脂系の膜等からなる表面部材の摩
擦帯電準位と略同準位の表面部材を被覆した構成として
いるので、各現像器内でトナーがキャリアと摩擦し、更
に現像ローラの表面部材と摩擦しても適正な電荷量の正
極性に帯電させることが可能となり、従来の如き帯電特
性の劣化を解消することができる。
また、前記第2の現像器以後の各現像器内にそれぞれ前
の現像器側より混入した正極性のトナーは、該混入トナ
ーよりも摩擦帯電準位の高い被混入現像器内のキャリア
や現像ローラ及びトナー分離ローラの表面部材との十分
な摩擦により負極性に反転してその帯電電荷量を減衰、
または被混入側の正極性のトナーと静電的に結合する。
この状態ではキャリアとの付着力が低下し、その混入ト
ナーは静電的に結合したトナーと共にトナー分離ローラ
より容易に分離・除去することを可能にしている。
従って長期間にわたり記録操作を繰り返しても、混色の
ない良好な多色画像記録を安定に、かつ効率良く行うこ
とができる。
(f) 実施例 以下図面を用いて本発明に係る多色記録装置の一実施例
を前記第1図に示す2色記録装置に適用した場合の例に
より詳細に説明する。
先ず本発明においては、上記記録装置の第1現像器4及
び第2現像器7に用いられる各現像剤中の第1キャリヤ
31及び第1赤色トナー32と第2キャリヤ33及び第2黒色
トナー34、又、各現像剤搬送用ローラの表面部材35,36
の摩擦帯電準位を第9図の摩擦帯電系列図に示すように
定める。
即ち、第1現像器4中の第1キャリヤ31と現像剤搬送用
ローラの表面部材35との摩擦帯電準位を略同等にし、ま
た第2現像器7中の第2キャリヤ33と現像剤搬送用ロー
ラの表面部材36との摩擦帯電準位も略同等にする。
かくすれば第1現像器4及び第2現像器7の何れにおい
ても、各トナー32,34はそれぞれのキャリヤ31,33との摩
擦帯電のみ成らず各現像剤搬送用ローラの表面部材35,3
6と摩擦帯電しても適正な帯電電荷量を維持することが
できる。
又、第2現像器7内に混入した第1赤色トナー32に対し
て第2キャリヤ33及び第2黒色トナー34と現像剤搬送用
ローラの表面部材36の摩擦帯電準位が高いため、該第2
キャリヤ33及び現像剤搬送用ローラの表面部材36と摩擦
帯電して該第1赤色トナー32の極性が正極性から負極性
に容易に反転される。
更に第10図は本発明を適用して説明する2色記録装置の
混入トナー分離機能を備えた第2現像器7の一実施例を
示す要部断面図であり、外周面に第2キャリア33と略同
等の摩擦帯電準位を有する樹脂系の膜からなる表面部材
36が被覆されたアルミニウム(Al)等からなる非磁性ス
リーブ41a及びその内部に配設された500〜1500ガウス
(G)の磁気ローラ41bとからなる現像ローラ41と、同
じく外周面に第2キャリヤ33と略同等の摩擦帯電準位を
有する樹脂系の膜からなる表面部材36が被覆されたアル
ミニウム(Al)等からなる非磁性スリーブ42a及びその
内部に配設された500〜1000ガウス(G)の磁気ローラ4
2bとからなるトナー分離ローラ42と、分離トナー溜部43
とから構成されている。
第2キャリヤ33を第2黒色トナー34とからなる第2現像
剤は、駆動する現像ローラ41外周面からトナー分離ロー
ラ42外周面へ搬送され、更に現像ローラ41外周面へと搬
送される。この間に第2黒色トナー34は第2キャリア33
と現像ローラ41及びトナー分離ローラ42の各表面部材36
との摩擦帯電によって略適正な帯電電荷量:10〜15μC/
gとすることができる。
又、かかる第2現像器7内に混入した正極性の第1赤色
トナー32は第2キャリア33と現像ローラ41及びトナー分
離ローラ42の各表面部材36との摩擦帯電により負極性に
容易に反転される。
尚、上記2色記載装置の第1現像器4及び第2現像器7
に用いられ各現像剤中の第1キャリヤ31と第2キャリヤ
33は、共に粒径が5〜100μm,電気抵抗が1012〜1016
Ω・cmの磁性粉体から成るものを用いる。また第1赤色
トナー32と第2黒色トナー34は、共に粒径が10〜20μ
m,非磁性および絶縁性の粉体から成っている。
さて、上記摩擦帯電系列を有する第1キャリヤ31第2キ
ャリヤ33及び第1赤色トナー32と第2黒色トナー34、更
にトナー分離ローラ43を備えた第2現像器を用いた本発
明の記録装置を前記第1図に示す2色記録装置に適用し
た場合の例により説明する。
先ず、セレン(Se)系の感光体が形成された潜像系媒
体、即ち感光ドラム1面を初期帯電器2により+600V程
度の初期帯電電位レベルに均一に帯電させる。次にかか
る感光ドラム1面上に例えば半導体レーザを用いたレー
ザ走査光学系による第1露光部3により第1の色画像に
対応するネガ露光を行い、露光部分の電位を約0Vを減衰
させた第1の潜像を形成する。
次に該第1の潜像を、例えば正極性の第1赤色トナー32
を含む第1現像剤を用い、かつ+400Vの直流電圧、又は
周波数:1KHz,電圧:1.5KVpp,オフセット電圧:
+400Vの交流電圧を印加した第1現像器4により磁気ブ
ラシ反転現像を行って第1の赤色トナー像を形成する。
次に再帯電器5により前記第1の赤色トナー像部の電位
を、感光ドラム1面の背景電位レベルと略同電位レベル
になるように再帯電を行う。次にかかる感光ドラム1面
上に同じく半導体レーザを用いたレーザ走査光学系によ
る第2露光部6により第2の色画像に対応するネガ露光
を行い、露光部分の電位を約0Vに減衰させた第2の潜像
を形成する。
その後、該第2の潜像を、例えば正極性の第2黒色トナ
ー34を含む第2現像剤を用い、かつ+400Vの直流電圧、
又は周波数:1KHz,電圧:1.5KVpp,オフセット電
圧:+400Vの交流電圧を印加した本発明の特徴とする第
2現像器7により磁気ブラシ反転現象を行って第2の黒
色トナー像を形成する。
しかる後、前記感光ドラム1面上に形成された赤,黒,
2色のトナー像は、転写器8により記録用紙13上に一括
して転写し、更に定着部9において熱圧着等により定着
することにより2色画像を記録することができる。
この2色記録装置においては、第2現像器7内に第1赤
色トナー32が混入することがあっても、この混入した正
極性の第1の赤色トナー32は、摩擦帯電準位の高い第2
キャリア33と現像ローラ41及びトナー分離ローラ42の各
表面部材36との摩擦帯電により負極性に容易に反転する
と共に、その帯電電荷量も減衰する。
その結果、混入した第1赤色トナー32は、正極性の第2
黒色トナー34と静電的に結合し、第2キャリア33との付
着力が低下され、静電的に結合された第2黒色トナー34
と共に、或いは帯電電荷量が減衰した混入第1赤色トナ
ー32がトナー分離ローラ42表面より遠心力により飛散・
分離されて分離トナー溜部43内に溜められる。
従って前記混入した第1赤色トナー32が第2現像器7の
現像剤中に蓄積されないため、長期間にわたて記録操作
を繰り返しても、混色のない良好な2色画像記録を安定
して行うことが可能となる。
尚、以上の実施例では説明を簡単にするために2色記録
装置に適用した場合の例について説明したが、本発明の
本質はこの例に限定されるものではなく、多色記録装置
に適用可能なことは勿論である。
第11図は3色記録装置に本発明を適用した場合の第1,
第2,第3現像器に用いられる各現像剤中のキャリヤ及
びトナーと、前記各現像器における現像ローラ、分離ロ
ーラ等の現像剤搬送用ローラの表面部材の摩擦帯電準位
の一実施例を示す摩擦帯電系列図である。
即ち、発明においては上記記録装置の第1,第2,第3
現像器に用いられる各現像剤中の第1キャリヤ51及び第
1のトナー52と第2キャリヤ53及び第2のトナー54と第
3キャリヤ55及び第3のトナー56の各摩擦帯電準位を第
11図の摩擦帯電系列図に示すように定める。又、前記第
1,第2及び第3の各現像器内に前記第10図に示すよう
に設けられた現像ローラ及びトナー分離ローラの表面部
剤57,58,59の各摩擦帯電準位を、前記各現像器に用いら
れるキャリヤの摩擦帯電準位と略同等にする。
かくすれば第1,第2及び第3現像器の何れにおいて
も、各トナー52,54,56はそれぞれのキャリヤ51,53,55と
摩擦帯電のみ成らず現像ローラ及びトナー分離ローラの
表面部材57,58,59と摩擦帯電しても適正な帯電電荷量
(10〜15μC/g)を維持することができる。
又、第2,第3現像器内に他の異色トナーが混入して
も、各被混入側のキャリヤ及びトナーと現像ローラ及び
トナー分離ローラの表面部材の摩擦帯電準位が高いた
め、それらのキャリヤと現像ローラ及びトナー分離ロー
ラの表面部材と摩擦帯電して、その極性が正極性から負
極性に容易に反転される。
しかして上記第1,第2及び第3現像器を例えば感光ド
ラム面に沿って前記2色記録装置の構成に準じて順に各
帯電器及び露光手段と共に対向配置した装置構成にして
3色記録を行うようにすれば、第2現像器内に混入した
第1のトナー52、また第3現像器内に混入した第1,第
2のトナー52,54は、各被混入側の磁性キャリヤ及びト
ナーと現像ローラ及びトナー分離ローラの表面部材との
摩擦帯電により負極性に反転されると共に、その帯電電
荷量が減少され、前記2色記録装置による実施例の説明
と同様に容易に分離ことが可能となる。
従って混色のない良好な3色記録を長期にわたり安定さ
て行うことが可能となる。
又、本発明は上記した実施例の記録装置に限定される
ことなく、例えば感光ドラム(潜像形成媒体)の周囲に
一つの潜像形成手段と複数個の現像器及び転写器、クリ
ーニング手段等が順に配備され、感光ドラムが一回転す
る間に潜像形成手段及び選択された一つの現像器により
一つの色画像に対応するトナー像を形成するようにし、
この感光ドラムを必要とする色の数だけ回転することに
より多色のトナー像を感光ドラム上に形成した後、転写
器によりその多色トナー像を一括記録用紙に転写する方
式の多色記録装置にも適用可能であり、同様の効果が得
られる。
更に上記各実施例においては第2現像器以後の各現像器
内に、それぞれ前の現像器側より混入したトナーを効率
良く分離させるトナー分離ローラを備えた構成の例につ
いて説明したが、本発明はこの例に限定されることな
く、例えば第12図に示すように外周面に当該現像器に用
いられるキャリアと略同等の摩擦帯電準位を有する表面
部材63が被覆されたアルミニウム(Al)等からなる非磁
性スリーブ62及びその内部に配設された500〜1500ガウ
ス(G)の磁気ローラ64とから構成された現像ローラ61
のみが配備され、更に図示のように器壁に例えばエアー
吸引穴65を設け、上記現像ローラ61により分離され、か
つその回転遠心力によって飛散された混入トナーをエア
ー吸引穴65により吸引式トナー回収装置等により回収し
得る構成としてもよい。
また更に本発明は電子写真記録方式により多色記録装置
について説明したが、この方式に限定されるものではな
く、例えばピン電極による気体放電法、或いはイオン流
制御法等の潜像形成手段を用いた静電記録方式の多色記
録装置にも適用可能であることは言うまでもない。
(g) 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る多色記録
装置によれば、複数個の現像器の内の第2現像器以後の
各現像器において、それぞれ前の現像器より混入したト
ナーを容易に飛散分離することが可能となり、現像剤中
に混入トナーが蓄積することも無く、常に混色のない鮮
明な多色記録を長期間にわたり安定に得ることができる
利点を有する。
従って混入トナーに起因する現像剤の交換消費量の増大
や交換保守作業等が無くなり、当該装置の保守が容易に
なる等、実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子写真記録方式による従来の多色記録装置を
簡単に説明するために適用した2色記録装置を示す模式
図、 第2図乃至第7図は第1図に示す2色記録装置での各記
録プロセスにおける感光ドラム(潜像形成媒体)上の電
位状態を示す図、 第8図は従来の第1現像と第2現像に用いている各キャ
リア及び各トナーの摩擦帯電準位を示す摩擦帯電系列
図、 第9図は本発明を2色記録装置に適用した場合の各現像
器に用いられる現像剤中のキャリヤ及びトナーと、前記
各現像器における現像ローラ及びトナー分離ローラの表
面部材の摩擦帯電準位の一実施例を示す摩擦帯電系列
図、 第10図は本発明に係る記録装置の各現像器に適用する混
入トナーの分離・回収機能を有する現像器の一実施例を
示す要部断面図、 第11図は本発明を3色記録装置に適用した場合の各現像
器に用いられる現像剤中のキャリヤ及びトナーと、前記
各現像器における現像ローラ及びトナー分離ローラの表
面部材の摩擦帯電準位の一実施例を示す摩擦帯電系列
図、 第12図は本発明に係る記録装置の各現像器に適用する混
入トナーの分離・回収機能を有する現像器の他の実施例
を示す要部断面図を示す。 図面において、1は感光ドラム、2は初期帯電器、3は
第1露光部、4は第1現像器、5は再帯電器、6は第2
露光部、7は第2現像器、8は転写器、9は定着部、13
は記録用紙、31,51は第1磁性キャリア、32は第1赤色
トナー、33,53は第2磁性キャリア、34は第2黒色トナ
ー、35,36,57,58,59,63は現像ローラ及びトナー分離ロ
ーラの表面部材、41,61は現像ローラ、41a,42a,62は非
磁性スリーブ、41b,42b,64は磁気ローラ、42はトナー分
離ローラ、43は分離トナー溜部、52は第1のトナー、54
は第2のトナー、55は第3キャリア、56は第3のトナ
ー、65はエヤー吸引穴を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像形成媒体(1)の周囲に、それぞれ色別
    のトナー(32,34)とキャリア(31,33)とからなる現像剤と
    現像ローラ(41)とを備えた複数の現像器と、該複数の現
    像器により潜像形成媒体(1)上に順に形成された多色ト
    ナー像を記録用紙に転写する転写手段と、該潜像形成媒
    体(1)上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを
    備えた多色記録装置において、 上記複数の現像器内の各色別のトナー(32,34)と各キャ
    リア(31,33)は、用いる現像器の順にそれぞれ高くなる
    摩擦帯電準位を有すると共に、現像ローラ(41)の表面に
    前記キャリア(31,33)の摩擦帯電準位と略同準位の表面
    部材(36)が被覆され、かつ第2現像器(7)以後の各現像
    器内の現像ローラ(41)に隣接して、混入したトナー(32)
    の極性反転、又は帯電電荷量を減衰させる摩擦帯電準位
    が前記各現像器内のキャリア(33)と略同準位の表面部材
    (36)を被覆して成るトナー分離ローラ(42)を設けたこと
    特徴とする多色記録装置。
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