JP2003005434A - トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003005434A
JP2003005434A JP2002107487A JP2002107487A JP2003005434A JP 2003005434 A JP2003005434 A JP 2003005434A JP 2002107487 A JP2002107487 A JP 2002107487A JP 2002107487 A JP2002107487 A JP 2002107487A JP 2003005434 A JP2003005434 A JP 2003005434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
irregular
spherical
cartridge
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002107487A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Goto
拓哉 後藤
Hiroaki Sato
浩明 佐藤
Katsuyuki Ito
克之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2002107487A priority Critical patent/JP2003005434A/ja
Priority to US10/123,533 priority patent/US7142804B2/en
Priority to EP02252780A priority patent/EP1355196B1/en
Priority to DE2002625667 priority patent/DE60225667T2/de
Publication of JP2003005434A publication Critical patent/JP2003005434A/ja
Priority to US11/582,437 priority patent/US20070037082A1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0827Developers with toner particles characterised by their shape, e.g. degree of sphericity

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングに適したトナーと、このトナー
を収納したトナーカートリッジと、このトナーカートリ
ッジを装着自在に搭載した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光ドラム1に残ったトナーを回収する
クリーニングブレード6を備えた画像形成装置に適用さ
れるトナー16であって、少なくとも結着樹脂と着色剤
とからなる球形トナーに不定形粒子を混合したトナー1
6とする。文字を印刷する場合、不定形粒子の平均粒子
径は1−50μmが好ましい。グラフィックスを印刷す
る場合、不定形粒子の平均粒子径は、画像形成装置の印
刷スポット径の約14%から100%であることが好ま
しい。不定形粒子は、前記球形トナーと同色の不定形ト
ナーであってもよいし、無色の不定形粒子であってもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、FAX
及び複写機等の電子写真記録方法を採用した画像形成装
置に使用するトナーに関し、更に、前記トナーを収容す
るトナーカートリッジ及び前記トナーカートリッジを交
換可能に備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録方法では、帯電、露光、現
像、転写、定着、クリーニングの各記録プセスによって
画像を形成する方法が知られている。帯電装置として
は、導電性帯電ローラを静電潜像担持体に接触させて、
この導電性帯電ローラに直流電圧を印加し、静電潜像担
持体を帯電させる接触型帯電装置が提案されている。ま
た、転写ローラとして、半導電性スポンジローラを用
い、記録用紙を介して静電潜像担持体に接触させて、こ
の半導電性スポンジローラに直流電圧を印加し、静電潜
像担持体上に形成されたトナー像を記録用紙に転写させ
る接触型の転写装置が提案されている。
【0003】帯電装置や転写装置には、一般的にコロナ
帯電器を用いるが、コロナ帯電器には、5−10kVと
いう高圧電源を必要とする。この高圧電源は、大変高価
なものである。
【0004】コロナ帯電器は、環境変化に対する安定性
が問題になり、特に、湿度の影響を受けて、静電潜像担
持体の帯電電位が変動してしまうという問題がある。加
えて、コロナ放電現象を利用することからオゾンを発生
し、静電潜像担持体の特性を著しく劣化させてしまう。
このため、画像形成装置にオゾン吸収分解フィルタを設
けて、オゾンが画像形成装置の外へ流出するのを防止し
ている。このオゾン吸収分解フィルタがオゾンを吸収分
解できる寿命は短いので、時々、交換作業を行わなけれ
ばならない。
【0005】そこで、上述したコロナ帯電器の問題点を
解決するために、例えば、特開昭63−208878号
公報は、接触型帯電装置を提案している。すなわち、電
気抵抗値が10−10Ωの導電性帯電ローラを静電
潜像担持体に接触させて、この導電性帯電ローラに直流
電圧を印加し、静電潜像担持体を帯電させる。
【0006】また、特開平6−19276号公報は、接
触型の転写装置が提案している。すなわち、転写ローラ
として、半導電性スポンジローラを用い、記録用紙を介
して静電潜像担持体に接触させて、この半導電性スポン
ジローラに直流電圧を印加し、静電潜像担持体上に形成
されたトナー像を記録紙に転写する。
【0007】また、現像装置としては、従来、2成分磁
気ブラシ現像装置がよく用いられている。この現像装置
では、内部に多極マグネットを配した現像スローブによ
り、静電潜像担持体に現像剤を供給する。このときの現
像剤は、キャリアと呼ばれる磁性粉に、トナーと呼ばれ
る着色剤を3から10重量%混合して用いる。この現像
装置ではトナーの重量%を検出するトナー濃度センサ
や、キャリアとトナーを混合し、攪拌させるためのスク
リューやパドルを設ける必要がある。したがって、現像
装置が複雑で大型化するとともに、コスト高になる。ま
た長期間使用していると、キャリヤが劣化してしまうの
で、キャリアの交換作業を行わなければならないという
問題がある。
【0008】そこで、上述したような2成分磁気ブラシ
現像装置の問題点を解消するために、特開昭61−17
3274号公報では、電気抵抗値が10Ω以下の導電
性弾性トナー担持体(現像ローラ)を静電潜像担持体に
接触させて、この導電性弾性トナー担持体に直流電圧を
印加し、静電潜像担持体の静電潜像を現像する接触型の
現像装置が提案されている。
【0009】この導電性弾性トナー担持体に接触させ
て、トナーカートリッジ内のトナーを供給するための導
電性弾性体で構成されたトナー供給ローラが記載されて
いる。
【0010】トナーを回収する回収部材としてのクリー
ニング装置としては、弾性ブレードのエッジ部を静電潜
像担持体表面に接触させたクリーニングブレードが提案
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置では、弾性ブレードの表面が数ミクロンの粗度を
有している。したがって、球形トナーを用いた場合、弾
性ブレードのエッジ部を静電潜像担持体に接触させて
も、球形トナーは、前記数ミクロンの粗度により形成さ
れる隙間を擦りぬけるので、静電潜像担持体の表面を充
分にクリーニングすることができなかった。
【0012】弾性ブレードは、使用の初期段階では、エ
ッジ部を静電潜像担持体の表面に接触しているが、印刷
を繰り返しているとエッジ部が丸みを帯びてきて、球形
トナーはますます、弾性ブレードと静電潜像担持体との
当接部を通過しやすくなり、クリーニング不足を発生す
るという問題があった。
【0013】本発明はクリーニングに適したトナーとそ
のトナーを収納したトナーカートリッジと、そのトナー
カートリッジを着脱自在に搭載した画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトナーは、
像担持体上で残ったトナーを回収する回収部材を備えた
画像形成装置に適用されるトナーであって、少なくとも
結着樹脂を主成分とする球形トナーに不定形粒子を混合
したものである。
【0015】前記不定形粒子の平均粒子径は1−50μ
mである。
【0016】前記不定形粒子の平均粒子径は、解像度の
スポット径の約14%から100%である。
【0017】前記不定形粒子は前記球形トナーと同色の
不定形トナーであってもよい。
【0018】前記不定形粒子は、無色の不定形トナーで
あってもよい。
【0019】前記不定形粒子は、帯電特性を有する。
【0020】前記不定形粒子は、トナーと逆の極性の帯
電特性を有してもよい。
【0021】前記不定形粒子は、円形度が0.85以下
である。
【0022】前記不定形粒子は、球形トナーに、0.1
−5重量%を添加される。
【0023】本発明に係わるトナーカートリッジは、像
担持体上に残ったトナーを回収する回収部材を備えた画
像形成装置に着脱自在に取り付けられるトナーカートリ
ッジであって、前記トナーカートリッジは少なくとも結
着樹脂を主成分とする球形トナーに不定形粒子を混合し
たトナーを収容することを特徴とする。
【0024】前記トナーカートリッジに収容される不定
形粒子は平均粒子径1−50μmの不定形粒子である。
【0025】前記トナーカートリッジに収容される不定
形粒子は、前記球形トナーと同色の不定形トナーであっ
てもよい。
【0026】前記トナーカートリッジに収容される前記
不定形トナーは、球形トナーに対して0.1−50重量
%混合される。
【0027】前記トナーカートリッジに収容される前記
不定形トナーは、球形トナーに対して、0.1−40重
量%混合されてもよい。
【0028】前記カートリッジに収容される不定形粒子
は無色の不定形粒子であってもよい。
【0029】前記カートリッジに収容される不定形粒子
は、帯電特性を有する。
【0030】前記カートリッジに収容される不定形粒子
は、円形度が0.85以下である。
【0031】前記カートリッジに収容される不定形粒子
は、球形トナーに対して0.1−5重量%混合される。
【0032】この発明に係る画像形成装置は、トナーを
収容するトナーカートリッジと、像担持体上に残留した
トナーを回収する回収部材とを備えた画像形成装置であ
り、前記トナーカートリッジは、少なくとも結着樹脂を
主成分とする球形トナーに不定形粒子を混合したトナー
を収容する。
【0033】前記画像形成装置のトナーカートリッジに
収容される不定形粒子は、1−50μmの平均粒子径を
有する。
【0034】前記画像形成装置のトナーカートリッジに
収容される不定形粒子は、前記球形トナーと同色の不定
形トナーであってもよい。
【0035】前記画像形成装置のトナーカートリッジに
収容される不定形粒子は、無色の不定形粒子であっても
よい。
【0036】前記画像形成装置のトナーカートリッジに
収容される不定形粒子は、帯電特性を有する。
【0037】前記画像形成装置のトナーカートリッジに
収容される不定形粒子は、0.85以下の円形度を有す
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図を参照しながら詳細に説明する。
【0039】実施の形態1 図1は本発明のトナーを使用する画像形成装置の概略の
構成を示す。感光ドラム1は、ドラム形状をしており、
このドラムの表面には、静電潜像担持体として作用する
有機感光体を設けてある。感光ドラム1の周囲には、帯
電ローラ2、露光装置3、現像装置4及び転写ローラ5
が配置されている。このうち、帯電ローラ2、現像装置
4及び転写ローラ5は感光ドラム1の表面に接触もしく
は圧接して設けてある。クリーニングブレード6aが、
感光ドラム1の表面に接触して設けられていて、感光ド
ラム1が回転すると、感光ドラム1の表面に残留してい
る残留トナーを掻き落とす。
【0040】露光装置3は、画像信号に従って、感光ド
ラム1の表面を照射し、静電潜像を形成する。露光装置
3としては、LEDアレイとセルフォックレンズアレイ
(商品名)を組み合わせたものや、レーザと作像光学系
を組み合わせたものなどいずれも利用できる。
【0041】転写ローラ5は、記録紙7の搬送路を挟ん
で感光ドラム1に対向している。搬送路の上流側には、
記録紙7を搬送する送紙ローラ10が配置されている。
給紙ローラ9は、記録紙7を収容したカセット8から記
録紙7を繰り出し、送紙ローラ10が記録紙7を搬送す
る。搬送路の下流側には、加圧ローラ11と発熱ローラ
12とからなる定着装置13が配置されている。
【0042】現像装置4は、現像ローラ14、トナー供
給ローラ17及び現像ブレード18からなる。現像ロー
ラ14は、感光ドラム4に接触して、トナー担持体とし
て作用する。トナー供給ローラ17は、トナーカートリ
ッジ15から補充されたトナー16を現像ローラ14へ
供給する。現像ブレード18は、現像ローラ14の表面
に圧接して、トナー供給ローラから供給されたトナー1
6を薄層化する。
【0043】現像ローラ14、トナー供給ローラ17及
びクリーニングブレード6aにはウレタンゴムを用い
る。
【0044】感光ドラム1、帯電ローラ2、露光装置
3、現像ローラ14、トナー供給ローラ17、転写ロー
ラ5、給紙ローラ9、送紙ローラ10、加圧ローラ11
及び発熱ローラ12は図示せぬ制御部により制御され
る。
【0045】制御部は予め決められたタイミングで、図
示せぬ電源から直流の高電圧を帯電ローラ2、転写ロー
ラ5、現像ローラ14、トナー供給ローラ17に印加す
るとともに、感光ドラム1、帯電ローラ2、転写ローラ
5、送紙ローラ10、加圧ローラ11、発熱ローラ1
2、現像ローラ14及びトナー供給ローラ17を図示せ
ぬ第1の駆動モータにより回転駆動する。給紙ローラ9
は図示せぬ第2の駆動モータにより回転駆動する。
【0046】図1を参照して、本発明の装置の動作を説
明する。制御部は図示せぬ上位装置から印刷命令を受信
すると、図示しない駆動手段により、感光ドラム1、帯
電ローラ2、転写ローラ5、送紙ローラ10、加圧ロー
ラ11、発熱ローラ12、現像ローラ14、トナー供給
ローラ17をそれぞれ矢印方向に回転させる。
【0047】次に、制御部は帯電ローラ2に直流の高圧
を印加し、感光ドラム1の表面に電荷を一様に帯電させ
る。
【0048】次に、制御部は、露光装置3を駆動し、帯
電した感光ドラム1の表面に、画像信号に対応した光を
照射する。光を照射された部分は、略0Vに近い電圧に
降下し、全体として静電潜像を形成する。
【0049】次に制御部は、現像ローラ14とトナー供
給ローラ17とに、帯電ローラ2に印加した極性と同じ
極性の直流の高電圧を印加してトナー16を帯電させ、
静電引力(クーロン力)により、帯電トナー16aを静
電潜像に付着させてトナー像を生成する。
【0050】制御部は、上述したトナー像の生成プロセ
スにタイミングを合わせて、第2の駆動モータにより給
紙ローラ9を駆動し、カセット8から記録紙7を一枚搬
送路に繰り出す。その後、感光ドラム1の表面に形成さ
れたトナー像が転写ローラ5との圧接部である転写位置
に到達するタイミングに合わせて、記録紙7が転写位置
に到達し、トナー像が記録紙7に転写される。
【0051】トナー像が転写された記録紙7は、定着装
置13を通過する際に、加圧ローラ11と発熱ローラ1
2との間で加圧及び加熱され、トナー像が定着される。
一方、転写後の感光ドラム1には若干の帯電トナー16
aが残留する場合がある。この残留トナーは、クリーニ
ングブレード6aによって除去される。こうして、記録
紙のページ毎に、上記トナー画像の生成プロセスが繰り
返される。
【0052】ここで、本発明で使用する球形トナー(懸
濁重合トナー)の製造と、本発明のトナー16について
説明する。結着剤としてスチレン77.5重量部、アク
リル酸−N−ブチル22.5重量部、オフセット防止剤
として低分子量ポリエチレン1.5重量部、帯電制御剤
として「アイゼンスピロンブラックTRH」(保土ヶ谷
化学社製)2重量部、着色剤としてカーボンブラック
(Printex Lデグサ社製)7重量部、2,2'
アゾビスイソブチロニトリル1重量部をアトライター
(MA−01SC、三井三池化工機社製)に投入し、温
度15℃で10時間分散して重合組成物を得る。また、
ポリアクリル酸8重量部及びジビニルベンゼン0.35
重量部を溶解したエタノール180重量部を用意し、こ
れに蒸留水600重量部を加え、重合のための分散媒を
用意する。そして、この分散媒に前記重合性組成物を添
加し、TKホモミキサー(「M型」、特殊機化工業社
製)で温度15℃、8000回転の条件下で10分間分
散させる。
【0053】続いて、得られた分散溶液を1リットルの
セパラブルフラスコ中に移し、窒素気流下において回転
数100rpmで攪拌しながら、温度85℃で12時間
反応させる。そして、冷却後に、0.5N塩酸水溶液で
分散媒を溶かして、ろ過し、水洗いを行って風乾した
後、温度40℃で10時間、圧力10mmHgで減圧乾
燥し、風力分級機で分級する。これに、疎水性シリカ微
粉末「アエロジル11R−972(日本アエロジル社
製)」を1.0重量部加えて混合し、平均粒子径が7.
5μm、円形度0.9以上の球形トナーが得られる。こ
の球形トナーに、不定形粒子として円形度0.85以下
のシリコーンレジンを混合したものを、本発明のトナー
16とする。ここで、円形度は、粒子を二次元に投影し
た面積S、周長をLとしたとき、4πS/Lで表され
る。
【0054】ここで、粒子径について説明する。粒子径
は、コールターカウンタを用いて測定する。この装置
は、全世界で認可されているコールター原理(電気抵抗
法)によって、粒子を測定する。測定原理を簡単に説明
すると、アパチャーチューブのアパチャー(細孔)の両
側に電極板を置き、直流電圧をかけると、電解液やアパ
チャーチューブなどの電気抵抗によって決まる一定の電
流が流れる。このとき、電解液中に浮遊した試料が水銀
マノメータで吸引されてこのアパチャーを通過すると、
粒子体積に相当する電解液が排除され、両電極間の電気
抵抗に変化を生じる。この電気抵抗の変化量は、粒子体
積に比例するので、この変化量を電圧パルスに変換後、
増幅して計数を行ったり、サイズを測定することができ
る。
【0055】本発明に係わるトナー16の不定形粒子の
平均粒子径は、3−20μmが好ましい。また、解像度
1200DPI(ドット/インチ)の印刷では、印刷さ
れるスポット径(すなわち、解像度)は21μmであ
る。すなわち、平均粒子径は印刷されるスポット径に対
して0.14倍から1倍がよい。以下の表1と表2を参
照して詳述する。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】表1と表2は、実施の形態1に用いるトナ
ーの実験結果を示し、表1は上述した球形トナー(粒子
径7.5μm)に、不定形粒子として、平均粒子径0.
1−60μmのシリコーンレジンを混合し、印刷デュー
ティ5%の条件下(文字等の印刷)で印刷した場合にク
リーニング不足が発生するまでの枚数(以後クリーニン
グ不足発生枚数と記す)と白筋発生の有無とを示し、表
2は上述した球形トナーに、不定形粒子として、平均粒
子径0.1−40μmのシリコーンレジンを混合し、印
刷デューティ25%の条件下(グラフィックス等の印
刷)で10,000枚印刷した場合、クリーニング不足
を発生するまでの枚数と白筋発生の有無とを示してい
る。
【0059】不定形粒子は球形トナーに比べて表面に凹
凸を有しており、クリーニングブレード6aは数ミクロ
ンの粗度を有する。不定形粒子は粗い形状部分に引っか
かりやすく、クリーニングブレード6aと感光ドラム1
との当接部に捕獲される。したがって、球形トナーはク
リーニングブレード6aを擦り抜けることができなくな
り、感光ドラム1の表面から掻きとられる。したがっ
て、表1は、不定形粒子の平均粒子径が1μm以上では
クリーニング不足が発生しないことを示している。
【0060】しかし、不定形粒子が小さいと、例えば、
0.5μm以下であると、クリーニングブレード6の粗
度が数ミクロンのため、クリーニングブレード6のとこ
ろで不定形粒子が滞留することができなくなり、クリー
ニング6を擦り抜けることになる。
【0061】この結果、不定形粒子と球形トナーは、両
方ともクリーニングブレード6を擦り抜けてしまい、表
1に示すように、印刷枚数が2000枚を越えると、ク
リーニング不足が発生する。
【0062】また、不定形粒子の平均粒子径が60μm
になると、現像ローラ14に当接している現像ブレード
18でトナー16が詰まり、現像ローラ14の表面に薄
層化されたトナー16aに筋目を発生し、印刷された記
録紙7に白筋を発生する。したがって、印刷デューティ
5%で印刷する場合には、球形トナーに、平均粒子径1
−50μmの不定形粒子を混合したトナー16を用いる
のがよいことが分かる。
【0063】ところで、クリーニングブレード6のエッ
ジの粗さや感光ドラム1の表面の粗さは、経年変化や印
刷デューティによって変化するから、クリーニング不足
が発生するまでの印刷枚数は変化する。
【0064】文字などの通常の印刷においては、上述し
たように、球形トナーに平均粒子径1−50μmの不定
形粒子を混合したトナー16を用いてもクリーニング不
足が発生しないが、例えば、イメージ、グラフィックな
どを頻繁に印刷する場合には、球形トナーに平均粒子径
1−50μmの不定形粒子を単に混合したトナーを使用
すると、クリーニング不足が発生する。
【0065】次に、表2に示すように、印刷デューティ
25%の条件下で印刷した場合、トナー劣化が加速され
る。すなわち、不定形粒子の平均粒子径が1μmでは、
通常の印刷品位としては満足できるが、10,000枚
を超えると、印刷結果に多少クリーニング不足によるト
ナーの擦りぬけの影響が見られる。そのため、不定形粒
子の平均粒子径が3μm以上であることが好ましいこと
を示している。
【0066】また、白筋は、不定形粒子の平均粒子径が
0.1−40μmの範囲で、全く、発生しない。不定形
粒子の平均粒子径が30μm以上では、ドット抜けが発
生している。
【0067】このドット抜けは、スポット径に比べて、
不定形粒子の平均粒子径が大きく、スポット径が占める
面積にトナー粒子が入らないからである。
【0068】すなわち、表1と表2に示す実験結果か
ら、不定形粒子の平均粒子径は、3μmから印刷スポッ
ト径の間にあることが好ましいことが分かる。
【0069】実施の形態1によれば、少なくとも結着樹
脂と着色剤とからなる球形トナーに不定形粒子を混合
し、不定形粒子の平均粒子径を1−50μmとしたこと
により、クリーニング不足と白筋発生を防止できる。ま
た、不定形粒子の好適な平均粒子径を3μmから印刷ス
ポット径の間としたことにより、高い印刷デューティと
いう条件下で生じるクリーニング不足やドット抜けを更
に防止できる。
【0070】円形度0.85以下の不定形粒子は、球形
トナーに比べて表面に凹凸を有している。この歪んだ形
状が、クリーニングブレード6の数ミクロンの粗度を有
する部分の粗い形状部分に引っかかりやすくなり、クリ
ーニングブレード6aと感光ドラム1との当接部に捕獲
される。したがって、球形トナーはクリーニングブレー
ド6aをすり抜けることができなくなり、感光ドラム1
の表面から掻きとられる。
【0071】次に、不定形粒子の円形度を変えた場合の
印刷結果について説明する。このトナーを使用して、印
刷デューティ5%の条件下で10,000枚を連続して
印刷した場合の結果を示す。このとき使用したトナー
は、前記懸濁重合法により製造された円形度0.9以上
の球形トナーに、円形度0.30から0.90の不定形
粒子(シリコーンレジン)を添加したものである。
【0072】
【表3】
【0073】表3のデータによると、不定形粒子の円形
度が0.30から0.85までは、10,000枚を連
続印刷しても、クリーニング不足が発生しない。混合す
る不定形粒子の円形度が0.85を越えて0.90及び
0.90以上では、2000枚を越えて連続印刷する
と、クリーニング不足が発生する。すなわち、円形度
0.85以下の不定形粒子を混合することにより、球形
トナーを用いても、弾性ゴムによるクリーニングが可能
となりトナー形状の選択の幅を広げることができた。
【0074】次に、球形トナーに印加する不定形粒子の
量を変化させて本発明のトナーを評価した結果を述べ
る。球形トナー100重量部に対して、不定形粒子とし
てのシリコーンレジン(8μm)を、0.1−5重量部
を添加したトナーを用いて評価した。この評価結果を以
下の表4に示す。
【0075】
【表4】
【0076】表4から、添加する不定形粒子の割合は、
0.1−5重量%がよいことが分かる。0.05重量%
以下では、クリーニング不足が顕著である。0.1重量
%では、クリーニング不足が発生せず、印刷品位には問
題ないレベルである。6重量%以上だとクリーニング不
足は発生しないが、現像ブレード18に不定形粒子が溜
り、白筋が発生してしまう。不定形粒子としてシリコー
ンレジンの代わりに炭酸カルシウムを使用しても同様な
結果が得られた。
【0077】実施の形態2 実施の形態1に用いたシリコーンレジンは溶解温度が球
形トナーより高いので、定着温度を高く設定しなければ
ならないという問題がある。そこで、実施の形態2で
は、球形トナーに添加する不定形粒子を、球形トナーと
同色の不定形トナーとした点が実施の形態1と異なる。
実施の形態2に用いる画像形成装置の構成は、実施の形
態1で用いた画像形成装置と同じである。
【0078】次に、実施の形態2で使用する不定形トナ
ーについて説明する。有機系材料としてポリエステル樹
脂(数平均分子量Mn=3700、ガラス転移点Tg=
62℃)100重量部と、カーボンブラック4.5重量
部、帯電制御剤2.5重量部、添加剤としてのR972
(日本アエロジル社製)1重量部とからなる混合物を作
成した。そして、この混合物をヘンシェルミキサー中で
充分に攪拌混合した後、ロールミルで120℃の温度で
約3時間加熱溶融し、室温まで冷却した。こうして得ら
れた混練物を粉砕し、分級して、球形トナーと同色
(黒)の円形度0.85の不定形トナーを得た。
【0079】上述の不定形トナーでは、カーボンブラッ
クを使用する黒色の不定形トナーについて説明したが、
他の着色剤を使用すれば、各色のトナーを製造できる。
本発明で使用する着色剤はトナー用着色剤に用いられて
いる染料や顔料等どれでも使用できる。着色剤には、各
種のカーボンブラック、グラフト化カーボンブラック、
ブリリアントファーストスカーレット、フタロシアニン
ブルー、ニグロシン染料、ピグメントグリーンB、ロー
ダミン−Bベース、パーマネントブラウンFG、ソルベ
ントレッド49等及びそれらの混合物がある。各種のカ
ーボンブラックは、アセチレンブラック法、サーマルブ
ラック法、チャンネルブラック法、ランプブラック法等
により製造される。グラフト化カーボンブラックは、カ
ーボンブラックの表面が、樹脂で被覆されている。
【0080】
【表5】
【0081】表5は、実施の形態2に用いたトナーの実
験結果を示す。印刷デューティ5%の条件下で10,0
00枚印刷した場合の、クリーニング不足が発生するま
での枚数と、白筋発生の有無と、定着温度とを、球形
トナーのみを使用した場合、球形トナーに、シリコー
ンレジン(7μm)を混合したトナー16を使用した場
合、球形トナーに、球形トナーと同色の不定形トナー
(8μm)を混合したトナー16を使用した場合につい
て示す。
【0082】クリーニング不足は、球形トナーのみを使
用した場合に、印刷枚数が2000枚を越えると発生
し、白筋は発生しない。球形トナーにシリコーンレジン
(7μm)を混合したトナー16を使用した場合、定着
温度は220°である。球形トナーのみを使用した場
合、定着温度は180°である。また、球形トナーに球
形トナーと同色の不定形トナー(8μm)を混合したト
ナー16を使用した場合、定着温度は180°である。
【0083】したがって、実施の形態2では、球形トナ
ーに、球形トナーと同色の不定形トナーを混合したトナ
ーを使用する。
【0084】なお、不定形トナーは球形トナーと同色と
したが、改変例として、無色としてもよい。特に、カラ
ー印刷する場合には、不定形トナーを無色にすれば、各
カラートナーに共通して添加できるので、カラー機用の
トナー生産コストを低減することができる。
【0085】本実施例で用いられた無色の不定形トナー
を得るには、前述の各着色剤を添加しないで不定形トナ
ーを製造すればよい。
【0086】実施の形態2によれば、球形トナーに混合
する不定形粒子として不定形トナーを使用することによ
り、実施の形態1に比べて定着温度を低く設定すること
ができ、省電力化を図ることができる。
【0087】球形トナーと同色で円形度0.85以下の
不定形トナーを混合したトナー16を使用して、印刷品
質を評価した。
【0088】実施の形態1と同様に、印刷デューティ5
%の条件下で10,000枚を連続印刷した場合の実験
結果を以下の表6に示す。
【0089】
【表6】
【0090】球形トナーと同色の円形度0.85以下の
不定形トナーを添加したトナーを使えば、連続して1
0,000枚まで印刷しても、クリーニング不足が発生
しなかった。また、不定形粒子として不定形トナーを採
用することにより、より低温での定着性を確保すること
が可能となった。すなわち、球形トナーと同色の円形度
0.85以下の不定形トナーを球形トナーに混合すれ
ば、弾性ゴムブレードによるクリーニングが可能となっ
た。また、球形トナーにシリコーンレジンを混合した場
合に比べ、より低温で定着することができる。したがっ
て、トナー形状の選択の幅が広がるとともに省電力での
定着も可能とすることができた。
【0091】実施の形態2の有機系材料としてのポリエ
ステル樹脂の代わりに無機系材料として炭酸カルシウム
を用いて不定形粒子を製造してもよい。印刷デューティ
5%の条件で10,000枚連続印刷した場合の結果を
以下の表7に示す。
【0092】
【表7】
【0093】炭酸カルシゥムは白色であるので、かぶり
が生じても目立つことがなく、良好な印刷品位を得るこ
とができる。円形度0.85の炭酸カルシゥムを添加す
ることにより、連続して10,000枚まで印刷して
も、クリーニング不足の発生を防ぐことが可能となっ
た。また、不定形粒子を炭酸カルシゥムにすることによ
り、連続印刷時のかぶりが少なくなり、より良好な印刷
を得ることが可能となった。
【0094】不定形粒子として不定形トナーを使用した
場合を以下の表8に示す。
【0095】
【表8】
【0096】この場合、白筋が発生してしまうことはな
いが、印刷品位が悪くなる。球形トナーを混ぜて使用す
る理由は、不定形トナー(粉砕トナー)よりも印刷品位
がよいためであり、不定形トナーの割合が50重量%を
越えるようだと球形トナーを用いる意味が無くなってし
まう。したがって、不定形トナーを混合する割合は、
0.1から50重量%を越えない範囲がよい。また、表
8の印刷結果から、混合割合が40重量%未満の場合に
は印刷品位に関しても全く問題ない。したがって、0.
1−40重量%が好ましい。
【0097】実施の形態3 実施の形態3に用いる画像形成装置の構成は、実施の形
態1に用いる画像形成装置と同じである。実施の形態3
は、球形トナーに添加する不定形粒子として、球形トナ
ーが帯電する極性と逆の極性の電荷を帯電する逆帯電性
シリコーンレジン(8μm)を用いた点が実施の形態1
と異なる。
【0098】実施の形態1と実施の形態2では、印刷デ
ューティが極端に低い、白紙に近い印刷が続くと、不定
形粒子はクリーニングブレード6aと感光ドラム1との
接触部から脱落して少なくなり、その後、通常の印刷デ
ューティに変わった時にクリーニング不足を発生すると
いう問題がある。
【0099】印刷デューティ0.1%の条件下で500
0枚印刷した後、印刷デューティ10%の条件下で50
00枚印刷した場合の実験結果を以下の表9に示す。
【0100】
【表9】
【0101】表9は、球形トナーのみを使用した場合
と、球形トナーに不定形トナー(平均粒子径8μm)を
混合したトナーを使用した場合と、球形トナーに逆帯電
性シリコーンレジン(平均粒子径8μm)を混合した場
合について、クリーニング不足を発生するまでの枚数
と、白筋発生の有無とを示している。
【0102】球形トナーのみを使用した場合には、印刷
枚数が3000枚を越えると、クリーニング不足が発生
した。球形トナーに不定形トナー(8μm)を混合した
トナーを使用した場合には、5000枚でクリーニング
不足が発生した。球形トナーに逆帯電性シリコーン(8
μm)を混合したトナーを使用した場合には、クリーニ
ング不足が発生しない。また、白筋は、いずれのトナー
を使用した場合にも、発生しない。
【0103】したがって、実施の形態3に用いるトナー
としては、球形トナーに逆帯電性シリコーンレジン(8
μm)を混合したものにする。
【0104】実施の形態3によれば、球形トナーに混合
する不定形粒子を逆帯電性シリコーンレジンとすること
により、印刷デューティが極端に低い場合でも、印刷中
に、トナーが、クリーニングブレードと感光ドラムとの
接触部から擦り抜けず、クリーニング不足を防止でき
る。
【0105】実施の形態3では、不定形粒子の帯電極性
を、トナーの帯電極性と逆にしたが、トナーの帯電極性
と同極性でも、不定形粒子の帯電量がトナーの帯電量よ
り小さければ、効果が得られることが実験により分かっ
た。
【0106】更に、トナーと逆の極性の帯電特性を有す
る不定形粒子が0.85以下の円形度を有する場合につ
いて、印刷品質を評価した。
【0107】すなわち、印刷デューティ5%の条件下で
5,000枚連続印刷した後、印刷デューティ10%の
条件下で5,000枚連続印刷した場合の結果を以下の
表10に示す。
【0108】
【表10】
【0109】トナーと逆の極性の帯電特性を有する不定
形粒子を添加することにより、印刷デューティが低くて
も、静電潜像担持体1上の露光されなかった部分に不定
形粒子が現像されることから、クリーニングブレードに
常に不定形粒子が供給される。これにより、印刷デュー
ティが極端に低い場合でも、10,000までにクリー
ニング不足の発生を防ぐことが可能となった。
【0110】本実施の形態では、静電潜像担持体として
有機系感光体を用いたが、セレン感光体、酸化物亜鉛感
光体、アモルファスシリコン感光体などいずれも使用で
きる。
【0111】実施の形態1から実施の形態3では、トナ
ーにスチレンアクリルを結着樹脂とする懸濁重合トナー
を用いたが、他の結着樹脂の球形トナーでも同様に使用
できる。
【0112】実施の形態1から実施の形態3では、ニ成
分現像方式であっても、磁性一成分現像方式であっても
効果を有する。
【0113】また、実施の形態1から実施の形態3で
は、現像ローラ14、トナー供給ローラ17及びクリー
ニングブレード6aのゴム材料としてウレタンを用いた
が、この他に例えば、スチレン−ブタジエン系共重合体
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合ゴム、ア
クリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴ
ム、EPDM、NBR及びこれら2種類以上をブレンド
したもの等が挙げられる。
【0114】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下の効果を奏する。少なくとも結着樹脂
と着色剤とからなる球形トナーに不定形粒子を混合した
ことにより、クリーニング不足や白筋発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による画像形成装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 感光ドラム、 2 帯電ローラ、 3ロ露光装置
3、 4 現像装置、14 現像ローラ、 5 転写ロ
ーラ5、 15 トナーカートリッジ、 16トナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 克之 東京都港区芝浦四丁目11番22号 株式会社 沖データ内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AA15 AA18 CA12 DA02 DA03 DA07 EA05 EA07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に残留するトナーを回収する
    回収部材を備えた画像形成装置に適用されるトナーであ
    って、 少なくとも結着樹脂を主成分とする球形トナーと、前記
    球形トナーに混合される不定形粒子を有することを特徴
    とするトナー。
  2. 【請求項2】 前記不定形粒子の平均粒子径は1−50
    μmであることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  3. 【請求項3】 前記不定形粒子の平均粒子径は、画像形
    成装置の印刷スポット径の約14%から100%である
    ことを特徴とする請求項2に記載のトナー。
  4. 【請求項4】 前記不定形粒子は、前記球形トナーと同
    色の不定形トナーであることを特徴とする請求項1に記
    載のトナー。
  5. 【請求項5】 前記不定形粒子は、無色の不定形粒子で
    あることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  6. 【請求項6】 前記不定形粒子は、帯電特性を持たせた
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  7. 【請求項7】 前記不定形粒子は、球形トナーと逆の極
    性の帯電特性を有することを特徴とする請求項6に記載
    のトナー。
  8. 【請求項8】 前記不定形粒子は、0.85以下の円形
    度を有することを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  9. 【請求項9】 前記不定形粒子は、前記球形トナーに対
    して、0.1−5重量%添加されることを特徴とする請
    求項1に記載のトナー。
  10. 【請求項10】 像担持体上に残ったトナーを回収する
    回収部材を備えた画像形成装置に着脱自在に取り付けら
    れるトナーカートリッジであって、 トナー収容室と、 前記トナー収容室に収容され、少なくとも結着樹脂を主
    成分とする球形トナーと、 前記球形トナーに混合される不定形粒子とを有すること
    を特徴とするトナーカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は平均粒子径1−50μmの不定形粒子であ
    ることを特徴とする請求項10に記載のトナーカートリ
    ッジ。
  12. 【請求項12】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は前記球形トナーと同色の不定形トナーであ
    ることを特徴とする請求項10に記載のトナーカートリ
    ッジ。
  13. 【請求項13】 前記不定形トナーは、前記球形トナー
    に対して0.1−50重量%混合されることを特徴とす
    る請求項12に記載のトナーカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記不定形トナーは、前記球形トナー
    に対して0.1−40重量%混合されることを特徴とす
    る請求項13に記載のトナーカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記カートリッジに収容される不定形
    粒子は、無色の不定形粒子であることを特徴とする請求
    項10に記載のトナーカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記カートリッジに収容される不定形
    粒子は、帯電特性を持たせたことを特徴とする請求項1
    0に記載のトナーカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記カートリッジに収容される不定形
    粒子は、円形度が0.85以下であることを特徴とする
    請求項10に記載のトナーカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記カートリッジに収容される不定形
    粒子は、球形トナーに対して0.1−5重量%混合され
    ていることを特徴する請求項10に記載のトナーカート
    リッジ。
  19. 【請求項19】 トナーを収容するトナーカートリッジ
    と、像担持体上に残留したトナーを回収する回収部材と
    を備えた画像形成装置において、前記トナーカートリッ
    ジが、トナー収容室と、 前記トナー室に収容され、少なくとも結着樹脂を主成分
    とする球形トナーと、 前記球形トナーに混合された不定形粒子を収容すること
    を特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は、平均粒子径1−50μmの不定形粒子で
    あることを特徴とする請求項19に記載の画像装置。
  21. 【請求項21】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は、前記球形トナーと同色の不定形トナーで
    あることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は、無色の不定形粒子であることを特徴とす
    る請求項19に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は、帯電特性を持たせることを特徴とする請
    求項19に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は、0.85以下の円形度を有することを特
    徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記トナーカートリッジに収容される
    不定形粒子は球形トナーに対して0.1−5重量%混合
    されていることを特徴とする請求項19に記載の画像形
    成装置。
JP2002107487A 2001-04-18 2002-04-10 トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置 Withdrawn JP2003005434A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002107487A JP2003005434A (ja) 2001-04-18 2002-04-10 トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置
US10/123,533 US7142804B2 (en) 2001-04-18 2002-04-17 Toner, toner cartridge that holds the toner therein, and image forming apparatus into which the toner cartridge is attached
EP02252780A EP1355196B1 (en) 2002-04-10 2002-04-19 Toner, toner cartridge that holds the toner therein, and image forming apparatus into which the toner cartridge is attached
DE2002625667 DE60225667T2 (de) 2002-04-10 2002-04-19 Toner, Tonerkartusche, Bilderzeugungsvorrichtung
US11/582,437 US20070037082A1 (en) 2001-04-18 2006-10-18 Toner, toner cartridge that holds the toner therein, and image forming apparatus into which the toner cartridge is attached

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119545 2001-04-18
JP2001-119545 2001-04-18
JP2002107487A JP2003005434A (ja) 2001-04-18 2002-04-10 トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003005434A true JP2003005434A (ja) 2003-01-08

Family

ID=26613764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002107487A Withdrawn JP2003005434A (ja) 2001-04-18 2002-04-10 トナー、トナーカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7142804B2 (ja)
JP (1) JP2003005434A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099610B2 (en) 2003-05-14 2006-08-29 Oki Data Corporation Image forming apparatus
CN100419585C (zh) * 2004-09-30 2008-09-17 精工爱普生株式会社 线形曝光头以及图像形成装置
JP2010537257A (ja) * 2007-08-27 2010-12-02 ズィンターマスク ゲーエムベーハー トナー組成物、トナー組成物を含む現像剤、及び容積体の製造に関連する方法
US7970335B2 (en) 2008-02-28 2011-06-28 Oki Data Corporation Cleaning device and image forming apparatus
JP2015096884A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351209A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2003295500A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Oki Data Corp 現像剤、現像剤カートリッジ及び画像形成装置
JP4899873B2 (ja) * 2006-03-01 2012-03-21 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP2010097186A (ja) * 2008-09-19 2010-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用現像剤、静電潜像現像用トナーの製造方法、画像形成方法および画像形成装置
JP2010217403A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Oki Data Corp 画像形成ユニット及び画像形成装置
JP5541685B2 (ja) * 2010-02-12 2014-07-09 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3847604A (en) * 1971-06-10 1974-11-12 Xerox Corp Electrostatic imaging process using nodular carriers
JPS54121130A (en) 1978-03-13 1979-09-20 Minolta Camera Co Ltd Dry type developer in electrophotography
JPS60123857A (ja) 1983-12-09 1985-07-02 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 画像形成方法
JPS60131547A (ja) * 1983-12-20 1985-07-13 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 現像方法
EP0211583B1 (en) * 1985-08-09 1992-08-12 Xerox Corporation Encapsulated colour toner compositions
US5220390A (en) 1987-11-11 1993-06-15 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming process
JPH06148941A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Konica Corp 多色画像形成方法
US5547797A (en) * 1993-08-05 1996-08-20 Minolta Co., Ltd. Developer for developing electrostatic latent images
JPH08190221A (ja) * 1995-01-12 1996-07-23 Mita Ind Co Ltd 電子写真用トナー
JPH08234552A (ja) * 1995-02-23 1996-09-13 Canon Inc 画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置及び現像剤補給容器
US5851717A (en) 1995-04-24 1998-12-22 Ricoh Company, Ltd. Developer for use in electrophotography, and image formation method using the same
JPH08292595A (ja) * 1995-04-25 1996-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真用トナー
JPH09160283A (ja) * 1995-12-12 1997-06-20 Bando Chem Ind Ltd トナー粒子およびその形状の測定方法
US6077635A (en) * 1997-06-18 2000-06-20 Canon Kabushiki Kaisha Toner, two-component developer and image forming method
US6077636A (en) 1998-01-28 2000-06-20 Canon Kabushiki Kaisha Toner, two-component developer, image forming method and apparatus unit
US6004711A (en) * 1999-02-03 1999-12-21 Lexmark International, Inc. Toner composition including positive and negative tribocharging hydrophobic extra-particulate additives
JP4035929B2 (ja) * 1999-10-01 2008-01-23 コニカミノルタホールディングス株式会社 非定着式画像形成方法及び画像形成材料再利用方法並びに画像形成装置及び受像シート
US6291121B1 (en) * 2000-09-22 2001-09-18 Xerox Corporation Fluorescent treated external surface additives for toner
US6682866B2 (en) * 2000-11-08 2004-01-27 Ricoh Company, Ltd. Toner for dry developing
JP2002236384A (ja) * 2000-12-05 2002-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用現像剤及び画像形成方法
US20020161983A1 (en) * 2001-02-21 2002-10-31 Storageapps Inc. System, method, and computer program product for shared device of storage compacting
JP2002365970A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Minolta Co Ltd 非定着式画像形成方法及び非定着式画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099610B2 (en) 2003-05-14 2006-08-29 Oki Data Corporation Image forming apparatus
US7261990B2 (en) 2003-05-14 2007-08-28 Oki Data Corporation Toner particles for image forming apparatus
CN100419585C (zh) * 2004-09-30 2008-09-17 精工爱普生株式会社 线形曝光头以及图像形成装置
JP2010537257A (ja) * 2007-08-27 2010-12-02 ズィンターマスク ゲーエムベーハー トナー組成物、トナー組成物を含む現像剤、及び容積体の製造に関連する方法
US7970335B2 (en) 2008-02-28 2011-06-28 Oki Data Corporation Cleaning device and image forming apparatus
JP2015096884A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020160292A1 (en) 2002-10-31
US7142804B2 (en) 2006-11-28
US20070037082A1 (en) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070037082A1 (en) Toner, toner cartridge that holds the toner therein, and image forming apparatus into which the toner cartridge is attached
US6304735B1 (en) Image forming apparatus having an electrically charged paper dust removing brush
US7346300B2 (en) Developing apparatus
US6226480B1 (en) Image forming apparatus supplying charging accelerating particles to image bearing body in non-image forming
JP4624446B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US5783347A (en) Positively chargeable single-component developer and image-forming apparatus for using the same
JP3639719B2 (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JPH11327288A (ja) 画像形成装置
EP1355196B1 (en) Toner, toner cartridge that holds the toner therein, and image forming apparatus into which the toner cartridge is attached
JP3734844B2 (ja) 電子写真方法
US9134648B2 (en) Image forming unit and image forming apparatus
JP3543616B2 (ja) 画像形成装置
JPH08262785A (ja) 現像剤
JPH09134074A (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2002214887A (ja) 画像形成装置及び当該装置用の磁性現像剤
JPH09211978A (ja) 画像形成装置
JP2001343845A (ja) 画像形成装置
JPH08240937A (ja) 正帯電トナー及び電子写真方法
JPH07306543A (ja) 電子写真方法
JP3543615B2 (ja) 画像形成装置
JP3438349B2 (ja) 電子写真方法
JPH0521085Y2 (ja)
JPH0822142A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法
JP2010072403A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH07120970A (ja) 磁性トナーおよび電子写真方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705