JP2002351209A - 画像形成装置 - Google Patents
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0818—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the structure of the donor member, e.g. surface properties
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- G03G2215/08—Details of powder developing device not concerning the development directly
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワックスが現像ローラ、現像ブレードに付着
するフィルミング現象を防止する画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 現像剤として常温で固体を維持し、定着
時に溶融するワックスを含むトナー5dを用い、現像装
置5の現像ローラ5a又はトナー搬送ローラ5cの少な
くとも一方がシロキサンからなるオリゴマーを析出する
シリコーンローラからなる。
するフィルミング現象を防止する画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 現像剤として常温で固体を維持し、定着
時に溶融するワックスを含むトナー5dを用い、現像装
置5の現像ローラ5a又はトナー搬送ローラ5cの少な
くとも一方がシロキサンからなるオリゴマーを析出する
シリコーンローラからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の画像
形成装置に関する。
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置は、
帯電装置による感光体表面への一様な帯電、LED(発
光ダイオード)ヘッド、あるいはレーザーヘッドを用い
た露光装置による感光体表面への静電潜像の形成、現像
装置による静電効果を用いたトナーによる静電潜像の現
像化、転写装置によるトナー像の印刷媒体への転写、定
着装置による印刷媒体へのトナー像の定着を経て、印刷
を行う。
帯電装置による感光体表面への一様な帯電、LED(発
光ダイオード)ヘッド、あるいはレーザーヘッドを用い
た露光装置による感光体表面への静電潜像の形成、現像
装置による静電効果を用いたトナーによる静電潜像の現
像化、転写装置によるトナー像の印刷媒体への転写、定
着装置による印刷媒体へのトナー像の定着を経て、印刷
を行う。
【0003】このような印刷プロセスにおいて、定着装
置へのトナーの付着、所謂、ホットオフセットを防止す
るため定着装置の表面にオイルを補給している。また、
オイルレス方式の場合には、トナーの中にワックスを大
量に添加している。
置へのトナーの付着、所謂、ホットオフセットを防止す
るため定着装置の表面にオイルを補給している。また、
オイルレス方式の場合には、トナーの中にワックスを大
量に添加している。
【0004】特に、カラー印刷の場合には、OHP用紙
に対する透過性を確保するために極めて粘性の低い熱溶
融性を与える必要があり、定着装置の表面へのオイルの
補給、あるいはトナーの中へのワックスの添加は必要で
ある。
に対する透過性を確保するために極めて粘性の低い熱溶
融性を与える必要があり、定着装置の表面へのオイルの
補給、あるいはトナーの中へのワックスの添加は必要で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成装置に
あっては、トナーの中にワックスを大量に添加した場
合、たとえ定着時にはワックスが溶融して定着装置への
ホットオフセットを防止し得ても、ワックスは常温で固
体であり、オフセット防止能力が小さくなって、現像ロ
ーラ、現像ブレードあるいはこれに代わるトナー層厚調
整部材表面に付着する、所謂、フィルミング現象を発生
し、印刷品質を低下させるという問題点があった。
あっては、トナーの中にワックスを大量に添加した場
合、たとえ定着時にはワックスが溶融して定着装置への
ホットオフセットを防止し得ても、ワックスは常温で固
体であり、オフセット防止能力が小さくなって、現像ロ
ーラ、現像ブレードあるいはこれに代わるトナー層厚調
整部材表面に付着する、所謂、フィルミング現象を発生
し、印刷品質を低下させるという問題点があった。
【0006】本発明は、ワックスが現像ローラ、現像ブ
レードに付着するフィルミング現象を防止する画像形成
装置を提供することを目的としている。
レードに付着するフィルミング現象を防止する画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置においては、現像剤として常温
で固体を維持し、定着時に溶融するワックスを含むトナ
ーを用い、現像装置の現像ローラ又はトナー搬送ローラ
の少なくとも一方がシロキサンからなるオリゴマーを析
出するシリコーンローラからなるようにしたものであ
る。
に本発明の画像形成装置においては、現像剤として常温
で固体を維持し、定着時に溶融するワックスを含むトナ
ーを用い、現像装置の現像ローラ又はトナー搬送ローラ
の少なくとも一方がシロキサンからなるオリゴマーを析
出するシリコーンローラからなるようにしたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。
【0009】図1は実施の形態による画像形成装置の模
式図である。画像形成装置1は、感光体ドラム2の周囲
に帯電装置3、露光装置4、現像装置5、転写装置6を
配置し、感光体ドラム2と転写装置6との当接部を通る
媒体搬送路7の下流に定着装置8を配置している。
式図である。画像形成装置1は、感光体ドラム2の周囲
に帯電装置3、露光装置4、現像装置5、転写装置6を
配置し、感光体ドラム2と転写装置6との当接部を通る
媒体搬送路7の下流に定着装置8を配置している。
【0010】帯電装置3は帯電ローラ3aにマイナスの
高電圧を印加して感光体ドラム2の表面に一様な負の電
荷を帯電させ、露光装置4は印刷データに応じて発光素
子を点灯させ、一様に帯電された感光体ドラム2の表面
の電圧を略0V近傍まで降下させて静電潜像を形成す
る。
高電圧を印加して感光体ドラム2の表面に一様な負の電
荷を帯電させ、露光装置4は印刷データに応じて発光素
子を点灯させ、一様に帯電された感光体ドラム2の表面
の電圧を略0V近傍まで降下させて静電潜像を形成す
る。
【0011】現像装置5は現像ローラ5aと現像ブレー
ド5bとトナー搬送ローラ5cと現像剤としてのトナー
5dを有し、感光体ドラム2の表面の電圧より低いマイ
ナスの高電圧を現像ローラ5a及び現像ブレード5bに
印加してトナーに負電荷を帯電させ、現像ブレード5b
により現像ローラ5aの表面に薄層化する。
ド5bとトナー搬送ローラ5cと現像剤としてのトナー
5dを有し、感光体ドラム2の表面の電圧より低いマイ
ナスの高電圧を現像ローラ5a及び現像ブレード5bに
印加してトナーに負電荷を帯電させ、現像ブレード5b
により現像ローラ5aの表面に薄層化する。
【0012】現像ローラ5aは感光体ドラム2に対して
接触型の場合には、ローラ表面が滑らかなゴムローラか
ら構成され、非接触型、例えば磁性現像方式の場合に
は、ローラ表面がゴム層である必要はない。トナー搬送
ローラ5cはスポンジ状のローラから構成される。
接触型の場合には、ローラ表面が滑らかなゴムローラか
ら構成され、非接触型、例えば磁性現像方式の場合に
は、ローラ表面がゴム層である必要はない。トナー搬送
ローラ5cはスポンジ状のローラから構成される。
【0013】転写装置6は転写ローラ6aにプラスの高
電圧を印加して媒体搬送路7に沿って搬送される印刷媒
体9に正の電荷を帯電させる。
電圧を印加して媒体搬送路7に沿って搬送される印刷媒
体9に正の電荷を帯電させる。
【0014】定着装置8は加熱ローラ8aと加圧ローラ
8bとを有し、トナー5dを転写された印刷媒体9がロ
ーラ圧接部を通過する際にトナー5dを印刷媒体9に融
着する。
8bとを有し、トナー5dを転写された印刷媒体9がロ
ーラ圧接部を通過する際にトナー5dを印刷媒体9に融
着する。
【0015】感光体ドラム2、帯電ローラ3a、現像ロ
ーラ5a、トナー搬送ローラ5c、加熱ローラ8a、加
圧ローラ8bは図示せぬ制御部により制御される図示せ
ぬモータにより矢印方向に回転駆動される。
ーラ5a、トナー搬送ローラ5c、加熱ローラ8a、加
圧ローラ8bは図示せぬ制御部により制御される図示せ
ぬモータにより矢印方向に回転駆動される。
【0016】次に動作について説明する。制御部が図示
せぬ上位装置から印刷コマンドと印刷データとを入力す
ると、感光体ドラム2、帯電ローラ3a、現像ローラ5
a、トナー搬送ローラ5c、加熱ローラ8a、加圧ロー
ラ8bをそれぞれ矢印方向に回転させる。
せぬ上位装置から印刷コマンドと印刷データとを入力す
ると、感光体ドラム2、帯電ローラ3a、現像ローラ5
a、トナー搬送ローラ5c、加熱ローラ8a、加圧ロー
ラ8bをそれぞれ矢印方向に回転させる。
【0017】ついで、制御部は帯電装置3を通じて帯電
ローラ3aにマイナスの高電圧を印加して感光体ドラム
2の表面に一様な負の電荷を帯電させ、露光装置4を通
じて発光素子を点灯させ、一様に帯電された感光体ドラ
ム2の表面に静電潜像を形成する。
ローラ3aにマイナスの高電圧を印加して感光体ドラム
2の表面に一様な負の電荷を帯電させ、露光装置4を通
じて発光素子を点灯させ、一様に帯電された感光体ドラ
ム2の表面に静電潜像を形成する。
【0018】ついで、制御部は現像装置5を通じて現像
ローラ5a、トナー搬送ローラ5cにマイナスの高電圧
を印加してトナー5dに負電荷を帯電させ、静電効果に
よりトナー5dを静電潜像に付着させて現像化する。
ローラ5a、トナー搬送ローラ5cにマイナスの高電圧
を印加してトナー5dに負電荷を帯電させ、静電効果に
よりトナー5dを静電潜像に付着させて現像化する。
【0019】ついで、制御部は転写装置6を通じて転写
ローラ6aにプラスの高電圧を印加して、媒体搬送路7
に沿って搬送される印刷媒体9に正の電荷を帯電させ、
現像化されたトナー像を感光体ドラム2の表面から印刷
媒体9に転写させる。トナー像を転写した印刷媒体9
は、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bとの圧接部を通過
する際にトナー5dを融着される。
ローラ6aにプラスの高電圧を印加して、媒体搬送路7
に沿って搬送される印刷媒体9に正の電荷を帯電させ、
現像化されたトナー像を感光体ドラム2の表面から印刷
媒体9に転写させる。トナー像を転写した印刷媒体9
は、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bとの圧接部を通過
する際にトナー5dを融着される。
【0020】ところで、本実施の形態では現像剤とし
て、常温で固体を維持するとともに定着時に溶融する潤
滑剤(以後ワックスと記する)を含むトナー5dを用
い、現像装置5の現像ローラ5a又はトナー搬送ローラ
5cの少なくとも一方がシロキサンからなるオリゴマー
を析出するシリコーンローラからなる。
て、常温で固体を維持するとともに定着時に溶融する潤
滑剤(以後ワックスと記する)を含むトナー5dを用
い、現像装置5の現像ローラ5a又はトナー搬送ローラ
5cの少なくとも一方がシロキサンからなるオリゴマー
を析出するシリコーンローラからなる。
【0021】このことについて以下図2、図3をも参照
して詳細に説明する。図2はワックス量と非オフセット
温度範囲と透過率との関係を示す説明図、図3はシリコ
ーンローラの未硬化シロキサン量とフィルミング、印字
かすれの有無との関係を示す説明図である。
して詳細に説明する。図2はワックス量と非オフセット
温度範囲と透過率との関係を示す説明図、図3はシリコ
ーンローラの未硬化シロキサン量とフィルミング、印字
かすれの有無との関係を示す説明図である。
【0022】トナー5dの組成は、ポリエステル樹脂
(数平均分子量Mn=3700、ガラス転移点Tg=6
2°C)100重量部、フタロシアニンブルー4.5重
量部、帯電制御剤2.5重量部に対してカルナバワック
ス(融点80°C前後)の重量部を変える。例えば、図
2に示すように、ワックス4の場合にはカルナバワック
ス4重量部加える。
(数平均分子量Mn=3700、ガラス転移点Tg=6
2°C)100重量部、フタロシアニンブルー4.5重
量部、帯電制御剤2.5重量部に対してカルナバワック
ス(融点80°C前後)の重量部を変える。例えば、図
2に示すように、ワックス4の場合にはカルナバワック
ス4重量部加える。
【0023】この混合物をヘンシェルミキサーで攪拌し
たのち、ロールミルで120°C、時間凡そ30分間加
熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混錬物を粉砕、分
級し、平均粒径8μmのトナーにする。
たのち、ロールミルで120°C、時間凡そ30分間加
熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混錬物を粉砕、分
級し、平均粒径8μmのトナーにする。
【0024】シリコーンローラは、ジメチルシロキサン
単位99.85モル%とメチルビニルシロキサン単位0.
15モル%とからなる平均重合度が約8000のメチル
ビニルポリシロキサン100部と、処理シリカR−97
2(日本エアロジル製)20部と、球状シリコーンエラ
ストマー粒子(シリコーンパウダー)KMP594(粒
径3〜10μm、信越化学工業社製)130部とを配合
し、更にアセチレンブラックを13部添加して混錬し、
次いで有機過酸化物2.5−ジメチルー2.5(t−ブ
チルパーオキサイド)へキサンを1.6部を混錬し、得
られたコンパウンドを用いて成形条件(温度170°
C、時間15分、圧力30Kg/平方cm)で成形し、
2次加硫条件(温度200°C、時間2H)で加硫を行
い、その後円筒研磨機で所要の直径に研磨する。
単位99.85モル%とメチルビニルシロキサン単位0.
15モル%とからなる平均重合度が約8000のメチル
ビニルポリシロキサン100部と、処理シリカR−97
2(日本エアロジル製)20部と、球状シリコーンエラ
ストマー粒子(シリコーンパウダー)KMP594(粒
径3〜10μm、信越化学工業社製)130部とを配合
し、更にアセチレンブラックを13部添加して混錬し、
次いで有機過酸化物2.5−ジメチルー2.5(t−ブ
チルパーオキサイド)へキサンを1.6部を混錬し、得
られたコンパウンドを用いて成形条件(温度170°
C、時間15分、圧力30Kg/平方cm)で成形し、
2次加硫条件(温度200°C、時間2H)で加硫を行
い、その後円筒研磨機で所要の直径に研磨する。
【0025】このシリコーンローラのゴム片をメチルエ
チルケトン(以後MIBKと記する)20mlで24時
間抽出、遠心分離機にて上層MIBK溶液を分取し、I
CP発光分析にて未硬化シロキサン量をSi量から定量
したところ8000ppmであった。
チルケトン(以後MIBKと記する)20mlで24時
間抽出、遠心分離機にて上層MIBK溶液を分取し、I
CP発光分析にて未硬化シロキサン量をSi量から定量
したところ8000ppmであった。
【0026】上述したシリコーンローラを現像ローラ5
aとして、また、上述したトナー5dを現像剤として現
像装置5に組み込み、用紙(XEROX 4200)に
印刷デューティ100%で印刷したところ、図2に示す
ように、非オフセット温度範囲は100°C〜200°
C(目視確認)、OHP用紙に対する透過率は70%
(3M製、OHP CG3300)を得た。プロジェク
タを用いた透過光での目視でも極めて鮮やかな印刷であ
ることが確認できた。
aとして、また、上述したトナー5dを現像剤として現
像装置5に組み込み、用紙(XEROX 4200)に
印刷デューティ100%で印刷したところ、図2に示す
ように、非オフセット温度範囲は100°C〜200°
C(目視確認)、OHP用紙に対する透過率は70%
(3M製、OHP CG3300)を得た。プロジェク
タを用いた透過光での目視でも極めて鮮やかな印刷であ
ることが確認できた。
【0027】これは、定着装置8が140°C〜160
°C程度で定着工程を行い、トナー5dを溶融させる。
このときカルナバワックスは定着温度より低い80°C
前後で溶融することにより、液体になってオイルとして
作用し、ホットオフセットを防止する。
°C程度で定着工程を行い、トナー5dを溶融させる。
このときカルナバワックスは定着温度より低い80°C
前後で溶融することにより、液体になってオイルとして
作用し、ホットオフセットを防止する。
【0028】また、連続3万枚の印刷を行ったところ、
初期と全く変わらない極めて高品位な印刷物が得られ
た。このとき現像ローラ5a、現像ブレード5bには、
図3に示すように、トナー5dのフィルミングは見られ
なかった。これはシリコーンローラから析出される未硬
化シロキサンなどからなるオリゴマーが、常温で固化し
たワックスが現像ローラ5a、現像ブレード5bに付着
することを防止しているからである。
初期と全く変わらない極めて高品位な印刷物が得られ
た。このとき現像ローラ5a、現像ブレード5bには、
図3に示すように、トナー5dのフィルミングは見られ
なかった。これはシリコーンローラから析出される未硬
化シロキサンなどからなるオリゴマーが、常温で固化し
たワックスが現像ローラ5a、現像ブレード5bに付着
することを防止しているからである。
【0029】さらにワックス量を増量すると、図2に示
すように、非オフセット温度範囲は90°C〜210°
Cと広がり、透過率も72%に増大することがわかる。
すように、非オフセット温度範囲は90°C〜210°
Cと広がり、透過率も72%に増大することがわかる。
【0030】次にトナー5dの組成を一定(上述したワ
ックス4重量部)にして、シリコーンローラに含まれる
未硬化シロキサン量を変えてみたのが図3である。
ックス4重量部)にして、シリコーンローラに含まれる
未硬化シロキサン量を変えてみたのが図3である。
【0031】シリコーンローラの未硬化シロキサン量が
10〜8000ppmの場合には現像ローラ5a、現像
ブレード5bの表面にトナー5dが付着するフィルミン
グ現象、印字かすれを発生せず、未硬化シロキサン量が
5ppmの場合には印字かすれは発生しないが、フィル
ミング現象が発生する。
10〜8000ppmの場合には現像ローラ5a、現像
ブレード5bの表面にトナー5dが付着するフィルミン
グ現象、印字かすれを発生せず、未硬化シロキサン量が
5ppmの場合には印字かすれは発生しないが、フィル
ミング現象が発生する。
【0032】また、未硬化シロキサン量が10000p
pmの場合にはフィルミング現象は発生しないが、印字
かすれが発生する。
pmの場合にはフィルミング現象は発生しないが、印字
かすれが発生する。
【0033】従って、本実施の形態ではシリコーンロー
ラに含有される未硬化シロキサン量を10〜8000p
pmとする。
ラに含有される未硬化シロキサン量を10〜8000p
pmとする。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。
ているので以下に記載される効果を奏する。
【0035】現像剤として常温で固体を維持し、定着時
に溶融するワックスを含むトナーを用い、現像装置の現
像ローラ又はトナー搬送ローラの少なくとも一方がシロ
キサンからなるオリゴマーを析出するシリコーンローラ
からなるようにしたことにより、定着時にはワックスが
溶融して定着装置へのホットオフセットを防止し、現像
時には、シリコーンローラから析出したシロキサンから
なるオリゴマーの潤滑作用により、ワックスが現像ロー
ラ、現像ブレードに付着するフィルミング現象を防止す
るので、印刷品質を向上させるという効果が期待でき
る。
に溶融するワックスを含むトナーを用い、現像装置の現
像ローラ又はトナー搬送ローラの少なくとも一方がシロ
キサンからなるオリゴマーを析出するシリコーンローラ
からなるようにしたことにより、定着時にはワックスが
溶融して定着装置へのホットオフセットを防止し、現像
時には、シリコーンローラから析出したシロキサンから
なるオリゴマーの潤滑作用により、ワックスが現像ロー
ラ、現像ブレードに付着するフィルミング現象を防止す
るので、印刷品質を向上させるという効果が期待でき
る。
【0036】更には、シリコーンローラからのオリゴマ
ーの析出は、長期にわたって続くので、一般的な使用状
態では現像装置の寿命を超える期間の析出が期待でき、
現像装置寿命中のフィルミング現象を防止することが期
待できる。
ーの析出は、長期にわたって続くので、一般的な使用状
態では現像装置の寿命を超える期間の析出が期待でき、
現像装置寿命中のフィルミング現象を防止することが期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による画像形成装置の模式図であ
る。
る。
【図2】ワックス量と非オフセット温度範囲と透過率と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
【図3】未硬化シロキサン量とフィルミング、印字かす
れとの関係を示す説明図である。
れとの関係を示す説明図である。
1 画像形成装置 5 現像装置 5a 現像ローラ 5b 現像ブレード 5c トナー搬送ローラ 8 定着装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA06 CA14 FB02 2H077 AC04 AD06 EA11 FA22 3J103 AA02 BA41 BA43 EA02 EA11 FA18 GA57 GA58 HA03 HA12 HA53
Claims (2)
- 【請求項1】 現像装置により感光体上に現像したトナ
ー像を印刷媒体上に転写し、該トナー像を印刷媒体に加
熱定着させる画像形成装置において、 現像剤として常温で固体を維持し、定着時に溶融するワ
ックスを含むトナーを用い、現像装置の現像ローラ又は
トナー搬送ローラの少なくとも一方がシロキサンからな
るオリゴマーを析出するシリコーンローラからなること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 シリコーンローラは、未硬化シロキサン
を10〜8000ppm含有する請求項1記載の画像形
成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001160376A JP2002351209A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | 画像形成装置 |
US10/151,940 US6661988B2 (en) | 2001-05-29 | 2002-05-22 | Image-forming apparatus having a silicone roller to prevent filming effect |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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