JPH05289575A - 画像消去装置 - Google Patents

画像消去装置

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JPH05289575A
JPH05289575A JP4095254A JP9525492A JPH05289575A JP H05289575 A JPH05289575 A JP H05289575A JP 4095254 A JP4095254 A JP 4095254A JP 9525492 A JP9525492 A JP 9525492A JP H05289575 A JPH05289575 A JP H05289575A
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JP
Japan
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image
sheet
erasing
erased
erase
Prior art date
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JP4095254A
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English (en)
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Takashi Ito
孝 伊藤
Hiroshi Hiraguchi
寛 平口
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定波長の光で無色に変化するトナーやイン
クによってシート上に形成された画像を効率よく消去す
るための画像消去装置を提供すること。 【構成】 光学系20に画像消去用のハロゲンランプ2
2と画像読取り用の蛍光灯23とを設ける。消去シート
は自動原稿搬送装置100を使用してプラテンガラス4
上に搬送される。プラテンガラス4上に搬送されたシー
トに対しては、光学系20を矢印b方向に移動させるこ
とにより、ハロゲンランプ22で近赤外線を含む光を照
射し、シート上の画像を消去する。シートは消去後直ち
に蛍光灯23からの光照射を受け、その反射光をライン
イメージセンサ28で検出して画像が消去されたか否か
を判別する。消去済みシートはトレイ115へ排出され
るか、縦搬送路80を通じて機内トレイ51,55へ収
容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像消去装置、詳しく
はシート上に形成されているトナー画像やインク画像を
消去するための画像消去装置に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、近赤外線を照射すると、その波長
の光を吸収して無色になる着色剤が開発され、これに関
連してこの着色剤を原料としたコピー用トナーや印刷用
インクが開発されている。この着色剤はシアニン系色素
を有機ホウ素のアンモニウム塩と共存させて作られる。
このようなトナーやインクを用いてシート上に画像を形
成すれば、不要になったシート上の画像に特定波長の光
を照射することにより画像を消去し、このシートを再使
用することができ、省資源にもつながり、非常に好まし
い。
【0003】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、前記特定波長の光で無色に変化するトナーやイン
クによってシート上に形成された画像を効率よく消去す
るための画像消去装置を提供することにある。以上の目
的を達成するため、本発明に係る画像消去装置は、シー
ト上に形成されている画像を消去するためにシートに光
を照射する光照射手段と、光照射手段によって光を照射
されたシート上の画像の有無を検出する検出手段と、検
出手段による検出結果に基づいて画像が消去されたか否
かを判別する判別手段とを備えている。
【0004】以上の構成によれば、不要になれば、消去
可能なトナーやインクによってシート上に形成された画
像を消去でき、シートの再使用が可能である。しかも、
判別手段を備えているため、画像が消去されたか否かを
オペレータがシートを取り出していちいちチェックする
必要がなくなる。本発明に係る画像消去装置は、さら
に、前記判別手段によりシート上の画像が消去されなか
ったと判別されると、前記光照射手段に画像の消去を繰
り返させる制御手段を備えている。これにて、画像消去
が確実となる。この画像消去装置においては、画像の消
去が所定回数行われても画像が消去されなければ、その
旨をオペレータに報知する報知手段(例えば発光部材の
点灯)を備えることが好ましい。
【0005】本発明に係る画像消去装置は、さらに、シ
ートの表裏を反転させる反転手段を備えている。これに
よって、シートの表裏に形成された画像を効率的に消去
できる。この画像消去装置においては、第1面の画像の
消去が不成功に終われば第2面の画像の消去を禁止する
ことが好ましい。本発明に係る画像消去装置は、さら
に、少なくとも二つのシート収容部材を備えている。そ
して、画像が消去されたシートと画像の消去が不成功に
終ったシートをそれぞれ異なるシート収容部材に収容す
る。これにて、再使用できるシートとできないシートと
が自動的に仕分けられることとなり、使い勝手が向上す
る。
【0006】本発明に係る画像消去装置は、さらに、検
出手段としてラインイメージセンサ及びシート上の画像
を検出するためにラインイメージセンサとシートとのい
ずれか一方を移動させる駆動部を有している。ラインイ
メージセンサはシート上の画像検出手段のみならず、シ
ート上に画像を形成するための原稿画像読取り手段とし
ても機能させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る画像消去装置の実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。以下に説明する実
施例は電子写真複写機に画像消去装置を組み込んだもの
で、原稿画像の読取り光学系及び自動原稿搬送装置を画
像消去装置として兼用している。従って、本実施例にお
いては、原稿画像の読取り機能とシート上の画像消去機
能を備えた部分と電子写真方式による画像形成部分とで
構成され、以下に詳述するコピーモード、画像消去モー
ド又はコピー/消去モードのいずれかで動作する。
【0008】本実施例における画像形成部分は通常のト
ナーあるいは最近開発された近赤外線の照射によって無
色になる着色剤を原料とするトナーのいずれかで選択的
にシート上に画像を形成する。この消去可能なトナー
は、波長が820nm付近の光を吸収して無色に変化す
るもので、それ以外の波長の光、即ち、波長が約600
nmあるいはそれ以下の光(蛍光灯や画像読取りに使用
される光)には反応しない。
【0009】(装置の全体構成と動作、図1参照)図1
において、複写機は、概略、感光体ドラム6を備えた作
像ユニット5、感光体ドラム6上に画像を作成するレー
ザビーム走査ユニット10、画像読取り/消去光学系2
0、コピーシート収容/搬送部50、消去シートの搬送
を兼用する自動原稿搬送装置100とから構成されてい
る。
【0010】作像ユニット5は、矢印a方向に回転駆動
可能な感光体ドラム6及び図示しない帯電チャージャ、
現像器、残留電荷のイレーサランプ、残留トナーのクリ
ーニング器を一体的に内蔵したもので、複写機本体に着
脱可能である。この作像ユニット5は通常のトナーを収
容したもの及び消去可能なトナーを収容したものが用意
されており、交換的に使用される。
【0011】レーザビーム走査ユニット10は、画像デ
ータに基づいて変調されるレーザダイオードから放射さ
れるレーザビームで感光体ドラム6上に静電潜像を書き
込む周知のものである。画像読取り/消去光学系20
は、矢印b及びその逆方向に往復移動可能なホルダ21
に取り付けられた画像消去用ランプ(例えば、ハロゲン
ランプ)22、画像読取り用ランプ(例えば、蛍光灯)
23、第1ミラーと、図示しないいまひとつのホルダに
取り付けられた第2ミラー25、第3ミラー26と、結
像レンズ27と、CCD素子を矢印b方向と直交する方
向に一列に並べたラインイメージセンサ28と、データ
処理部29と、駆動用モータ30とで構成されている。
ランプ22,23及び第1ミラーは矢印b方向にv/m
(v:感光体ドラムの周速度、m:コピー倍率)の速度
で移動し、第2ミラー25及び第3ミラー26はv/2
mの速度で移動する。この移動はモータ30を駆動源と
して行われる。
【0012】画像消去モードにおいて、以下に説明する
ようにプラテンガラス4上にセットされたシート上の画
像は、まず消去用ランプ22からの光照射により無色に
変えられる(消去される)。ランプ(ハロゲンランプ)
22の分光分布は図29の実線Aに示すとおりであり、
波長820nm付近の光によってシート上の画像が消去
される。消去後直ちに消去部分は読取り用ランプ23か
ら光照射を受け、その反射光はミラー24,25,26
及び結像レンズ27を介してラインイメージセンサ28
に入射する。ランプ(蛍光灯)23の分光分布は図30
の実線Cに示すとおりであり、シート上のトナーを消去
することなく、シート上の画像がラインイメージセンサ
28に入射される。ラインイメージセンサ28で読み取
られた画像信号は、データ処理部29でシート上の画像
の有無(消去が行われたか否か)を検出するための処理
が行われる。
【0013】一方、コピーモードにあっては、読取り用
ランプ23のみが点灯した状態でホルダ21及びミラー
25,26が矢印b方向に移動し、プラテンガラス4上
にセットされた原稿を照射し、原稿画像をラインイメー
ジセンサ28で読み取る。読み取られた画像信号はデー
タ処理部29へ送られ、ここで前記レーザビーム走査ユ
ニット10を駆動するための画像データに変換される。
【0014】コピーシート収容/搬送部50はB5サイ
ズ用の機内トレイ51、A4サイズ用の機内トレイ5
5、フリーサイズ用の機外トレイ61、排紙トレイ74
及びシート搬送路を形成する種々のローラ、ガイド板、
通路切換え爪によって構成されている。コピーシートは
オペレータの選択によってトレイ51,55,61のい
ずれかから各給紙ローラ52,56,62によって給紙
され、捌きローラ対53,57,63によって1枚に捌
かれる。機内トレイ51,55から給紙されたシートは
搬送ローラ対59から搬送ローラ対65を経てタイミン
グローラ対66へ搬送される。機外トレイ61から給紙
されたシートは搬送ローラ対65を経てタイミングロー
ラ対66へ搬送される。シートはタイミングローラ対6
6で一旦停止した後、感光体ドラム6上に形成された画
像と同期をとって転写部へ送り出され、ここで転写チャ
ージャ7からの放電によりトナー画像を転写される。画
像が転写されたシートは先端部から順次感光体ドラム6
から剥離され、定着器70へ送り込まれ、ここでトナー
の加熱定着が施される。その後シートは排出ローラ対7
3からトレイ74上へ排出される。
【0015】さらに、このコピーシート収容/搬送部5
0には、両面コピーを行うための再給紙通路90及び以
下に説明する自動原稿搬送装置100から画像を消去さ
れたシートを機内トレイ51,55へ収容するための縦
搬送路80が設置されている。縦搬送路80はローラ対
81,82,83,84,85,86にて構成され、再
給紙通路90はローラ対91,92,93,94にて構
成され、通路の分岐点には切換え爪72,76,77が
設けられている。
【0016】両面コピーモードのとき、第1面にトナー
画像を形成されたシートは、切換え爪72が一点鎖線で
示す位置に切り換えられることにより、縦搬送路80を
上方へ搬送され、シート後端が縦搬送路80へ到達した
後搬送ローラ対82の回転方向が逆方向に切り換えられ
る。これにて、第1面に画像を形成されたシートはスイ
ッチバックされ、実線で示す位置にある切換え爪76で
ガイドされて再給紙通路90へ送り込まれる。その後、
シートは第2面コピー開始信号に応答してローラ対94
から給紙通路へ給紙され、第2面にトナー画像が形成さ
れる。
【0017】機内トレイ51,55は、以下に説明する
ように、トナー画像を消去されたシートを収容し、コピ
ーシートとして再使用するためのスタッカとしても機能
する。画像を消去されたシートは前記縦搬送路80を通
じて機内トレイ51又は55に送り込まれる。それ故、
機内トレイ51,55にはシートの有無及びシートが収
容可能な許容量に達したか否かを検出するためのセンサ
SE1,SE2が設置されている。また、機外トレイ6
1にはシートの有無を検出するためのセンサSE3が設
置されている。タイミングローラ対66の直前、排出ロ
ーラ対73の直後及び再給紙ローラ対94の直前にはそ
れぞれセンサSE4,SE5,SE6が設置され、シー
トの到達及び通過を検出する。
【0018】自動原稿搬送装置100は、消去シートの
自動搬送をも兼用するもので、原稿載置トレイ101
と、ピックアップローラ102と、捌きローラ対103
と、レジストローラ対104と、駆動ローラ106及び
支持ローラ107に無端状に張り渡された搬送ベルト1
05と、反転ローラ111と、排出ローラ114と、排
紙トレイ115とで構成されている。原稿載置トレイ1
01にはセンサSE11が設置され、トレイ101上の
原稿の有無を検出する。また、ローラ対103,104
の間に設置されたセンサSE12は、原稿のサイズを検
出する。さらに、ローラ対104の直後に設置されたセ
ンサSE13は給紙されるシートが第2面にも画像を有
するか否かを検出する。
【0019】まず、原稿の自動搬送について説明する。
原稿は、片面原稿の場合、画像面を下に向けて最終ペー
ジから第1ページまで下から順番に重ねて原稿載置トレ
イ101上に載置される。原稿はピックアップローラ1
02の回転に基づいて最上層の第1ページ目から給紙さ
れ、捌きローラ対103で1枚に分離され、センサSE
12でそのサイズを検出されると共にレジストローラ対
104で搬送タイミング等を調整された後、搬送ベルト
105とプラテンガラス4との間に送り込まれる。さら
に、原稿は搬送ベルト105の矢印c方向への回転に基
づいてプラテンガラス4上を搬送され、所定位置に停止
される。このとき、予めオペレータによって設定された
コピーモードに応じて前記画像読取り/消去光学系20
による原稿画像の読取り及びコピー処理が行われる。コ
ピーモードにおいては読取り用ランプ23のみが点灯さ
れ、消去用ランプ22は消灯されたままである。光学系
20による読取り長さ(ホルダ21の移動距離)はセン
サSE12によって検出された原稿サイズに応じて決め
られる。画像の読取りが終了すると、搬送ベルト105
が再度矢印c方向へ回転駆動され、原稿はプラテンガラ
ス4上から反転ローラ111及び排出ローラ114を通
じて排紙トレイ115上に排出される。
【0020】反転ローラ111には、ピンチローラ11
2,113が従動回転自在に接触すると共に、通路切換
え爪116が設置されている。切換え爪116は原稿を
排紙トレイ115へ排出するとき、実線で示す位置にセ
ットされ、原稿を排出ローラ114へガイドする。原稿
がその表裏に画像を有する両面原稿の場合、切換え爪1
16を一点鎖線で示すように先端を反転ローラ111か
ら離隔させ、第1面の画像を読み取った原稿を反転ロー
ラ111の周囲で第2面を下向きに反転させる。同時に
搬送ベルト105の回転が矢印cとは逆方向に切り換え
られ、原稿は第2面を下にしてプラテンガラス4上の所
定位置に戻される。第2面に関して画像の読取りが終了
すると、切換え爪116が実線で示す位置へセットさ
れ、原稿は排紙トレイ115上に排出される。
【0021】また、自動原稿搬送装置100によれば、
2枚の原稿を連続して給紙してプラテンガラス4上に並
べ、1枚のコピーシート上に画像を形成することもでき
る。このようなコピー処理を2 in 1モードと称する。
次に、画像消去モードにおけるシートの搬送について説
明する。消去可能なトナーで画像を形成されたシートを
搬送する場合、シートは原稿と同様にトレイ101上に
載置され、最上層のものから1枚ずつ給紙され、センサ
SE12でそのサイズを検出される。シートがプラテン
ガラス4上の所定位置にセットされると、画像読取り/
消去光学系20が矢印b方向へ移動し、消去用ランプ2
2からの近赤外線照射によって画像が消去され、読取り
用ランプ23からの光がシート面で反射されラインイメ
ージセンサ28に入射されることによって画像が消去さ
れたか否かが検出される。その後シートは排紙トレイ1
15に排出されるが、両面に画像を有するシートにあっ
ては反転ローラ111で表裏を反転され、第2面の画像
消去の後、排紙トレイ115に排出される(以下、消去
シートを排紙トレイ115上に排出する処理を機外スタ
ックと称する)。画像が消去されていないと判別された
場合、画像の消去動作(光学系20の往動)は3回まで
行われる。3回消去動作を行っても未だ画像が消去され
なければ、消去ミスを以下に説明する操作パネル上に表
示し、シートを排紙トレイ115に排出する。両面に画
像を有するシートであって、第1面の画像消去が不成功
に終われば、第2面の消去動作を行うことなく、シート
を直ちに排出トレイ115に排出する。
【0022】さらに、前記センサSE13によって、シ
ート給紙時にシートの第2面に画像があるか否かを検出
し、画像がなければ片面消去モードを実行し、画像があ
れば両面消去モードを実行させることもできる。このよ
うな動作を自動両面消去モードと称する。さらに、本複
写機においては、消去済みシートを機内トレイ51,5
5へ収容することも可能である(以下、このような処理
を機内スタックと称する)。そのために、前記縦搬送路
80の上部と反転ローラ111との間に通路切換え爪1
17が設置されている。通常、切換え爪117は実線で
示す位置にセットされており、原稿又はシートをプラテ
ンガラス4上から反転ローラ111へガイドする。切換
え爪117が一点鎖線位置へ切換えられると、シートは
プラテンガラス4上から縦搬送路80へ送り込まれる。
このとき、縦搬送路80中の切換え爪72,76は一点
鎖線で示す位置にセットされ、シートはローラ対81,
82を通じて下方へ搬送される。シートを収容すべき機
内トレイ51,55は前記センサSE12によって検出
されたシートサイズに基づいて自動的に決定され、この
決定によって切換え爪77のセット位置が決定される。
シートサイズがB5の場合、切換え爪77は実線で示す
位置にセットされ、シートはローラ対85から機内トレ
イ51へ収容される。シートサイズがA4の場合、切換
え爪77は一点鎖線で示す位置にセットされ、シートは
ローラ対84,86を経て機内トレイ55へ収容され
る。
【0023】機内トレイ51,55でのシート収容量は
センサSE1,SE2で検出され、収容量が許容限度に
達すると、切換え爪117が実線で示す位置に切り換え
られ、以後シートは排紙トレイ115へ排出される。ま
た、シートの画像が消去できなかった場合にも、そのシ
ートは機内トレイ51,55ではなく排紙トレイ115
へ排出される。
【0024】片面消去の場合、消去シートを縦搬送路8
0へ導く前に反転ローラ111を通過させて反転し、プ
ラテンガラス4上に戻し、その後シートを機内トレイ5
1又は55へ収容してもよい。この場合、シートは画像
消去面を下に向けて機内トレイ51又は55に収容さ
れ、画像消去面に再度画像が形成されることとなる。画
像消去処理としては、さらに、コピー後消去モードがあ
る。コピー後消去モードとは、消去可能なトナーによる
画像を有する原稿でまず所定枚数のコピー動作を実行
し、その後原稿画像を消去する処理である。まず、読取
り用ランプ23を点灯させて光学系20により原稿画像
の読取りを行ってコピー動作を実行し、その後、消去用
ランプ22及び読取り用ランプ23を点灯させて光学系
20により原稿画像の消去及び消去が行われたか否かの
判別を行う。
【0025】片面原稿の場合は、片面読取り、片面消
去、原稿排出の順序で行われる。両面原稿の場合は、第
1面読取り、反転、第2面読取り、第2面消去、反転、
第1面消去、排出の順序か、あるいは第1面読取り、第
1面消去、反転、第2面読取り、第2面消去、排出の順
序のいずれかで行われる。消去原稿の排出はトレイ11
5への機外スタック、トレイ51又は55への機内スタ
ックのいずれでも可能である。
【0026】(操作パネル、図2〜図5参照)本複写機
において、操作パネル200には、以下の入力手段及び
表示手段が設置されている。 201:スタートキー。コピー動作又は画像消去動作を
スタートさせる。 202:複写機の状態表示部。緑色に点灯しているとき
はコピー動作又は画像消去動作が可能な状態で待機中で
あることを表示し、赤色に点灯しているときは複写機が
入力待ちあるいは設定されたモードで動作中であること
を表示する。
【0027】203:オールリセットキー。現在設置さ
れている全ての動作モードを初期化する。 204:テンキー。置数を設定する。 205:ストップキー。複写機の動作を途中で停止させ
る。 206:クリアキー。テンキー204で入力された置数
をクリアする。
【0028】207:置数表示器。テンキー204で入
力された置数を3桁で表示する。 210:メッセージディスプレー。コピー動作及び画像
消去動作の詳細なモードを設定/表示する。このディス
プレー210は図2に示す初期画面Aから図3、図4、
図5に示すそれぞれの画面B,C,Dに切り換わる。 211〜220:ファンクションキー。メッセージディ
スプレー210に表示されている項目を選択して入力す
る。
【0029】221:スタッカフル表示LED。機内ト
レイ51又は55に許容限度までシートが収容されてい
ることを表示する。 222:消去ミス表示LED。画像消去モードにおいて
画像の消去ができなかったことを表示する。 図2はメッセージディスプレー210の初期画面Aを示
し、コピーモードにおける種々の支持選択が可能であ
る。即ち、キー211によって片面原稿、両面原稿かを
指示し、キー212によって両面コピーモードを選択す
る。キー213,214,215はコピーシートを給紙
すべきトレイ(シートサイズ)を選択し、キー216は
コピー倍率を設定し、キー217はコピー濃度を設定す
る。コピーモードでの種々の設定を終了し、スタートキ
ー201をオンすると、コピー動作が開始される。さら
に、キー218は消去モードを選択する。このキー21
8がオンされるとメッセージディスプレー210が図5
に示す消去モード画面Dに切り換わる。キー219はコ
ピー後消去モードを選択する。このキー219がオンさ
れると、メッセージディスプレー210が図3に示すコ
ピー後消去モード(コピー)画面Bに切り換わる。ここ
では、コピー後消去モードでのコピー処理における種々
の指示/選択を行う。従って、ファンクションキー21
1〜218の機能は図2に示した初期画面Aと同じであ
る。コピー処理の設定を終了し、OKキー220をオン
すると、メッセージディスプレー210が図4に示すコ
ピー後消去モード(消去)画面Cに切り換わる。ここで
は、コピー後消去モードでの画像消去処理における種々
の選択を行う。キー211は片面消去モードを選択し、
キー212は両面消去モードを選択し、キー213は自
動両面消去モードを選択する。また、キー214は消去
シートをサイズの適合した機内トレイ51又は55へ収
容する機内スタックモードを選択し、キー215は消去
シートを自動原稿搬送装置100上のトレイ115へ収
容する機外スタックモードを選択する。以上の選択が終
了し、OKキー220をオンし、スタートキー201を
オンすることにより、コピー動作及び画像消去動作が開
始される。
【0030】図5はメッセージディスプレー210の消
去モード画面Dを示し、初期画面Aでキー218をオン
することにより、この画面に切り換わる。ここでは、消
去モードでの種々の選択を行う。ファンクションキー2
11〜215の機能は図4に示したコピー後消去モード
(消去)画面Cと同じである。消去モードでの種々の選
択が終了し、OKキー220をオンし、スタートキー2
01をオンすることにより、画像消去動作が開始され
る。
【0031】ところで、スタートキー201に設けられ
ている状態表示部202は、初期画面Aにおいてキー2
18又は219がオンされコピー後消去モード又は消去
モードが選択されると赤色に点灯し、装置が待機状態に
あることを表示する。一方、コピー後消去モード又は消
去モードでの種々の選択が行われ、OKキー220がオ
ンされると緑色に点灯し、装置が動作可能状態になった
ことを表示する。
【0032】(制御回路、図6参照)制御回路は、図6
に示すように、マイクロコンピュータ300を中心とし
て構成されている。マイクロコンピュータ300は光学
系20のランプ22,23のオン、オフ、駆動モータ3
0のオン、オフを制御し、レーザビーム走査ユニット1
0、作像ユニット5、給紙部及び搬送部のローラ、切換
え爪を制御する。さらに、自動原稿搬送装置100を制
御し、操作パネル200の各種表示部を制御する。ま
た、マイクロコンピュータ300はデータ処理部29と
通信し、データ処理部29はラインイメージセンサ28
と通信する。
【0033】一方、マイクロコンピュータ300には操
作パネル200の各種キーからの信号、複写機本体内の
センサSE1〜SE6の信号、自動原稿搬送装置100
内のセンサSE11,SE12,SE13からの信号、
その他機内の各種検出器からの信号が入力される。な
お、センサSE1,SE2はオンのときトレイ51,5
5がシートで満杯であることを検出し、センサSE3,
SE11はオンのときトレイ61,101にシートが載
置されていることを検出しているものとする。
【0034】(データ処理部の構成と動作、図7参照)
データ処理部29は、マイクロプロセッサユニット31
0を中心に、クロック発生部311、A/D変換器31
2、画像処理部313、2値化処理部314、フレーム
メモリ315から構成されている。マイクロプロセッサ
ユニット310は、前記マイクロコンピュータ300か
ら送られる通信データと、図示しない同期信号発生部か
らのクロック信号CK及びライン同期信号HSYNCと
に基づいて、各部に制御信号又は制御用データを出力す
る。クロック信号CKは、データ処理のタイミングの基
準となる信号であり、ライン同期信号HSYNCは、原
稿に対する主走査方向の1ラインの走査期間を規定する
信号である。ラインイメージセンサ28は、クロック発
生部311から加えられるサンプルホールド信号SHに
従って、走査順に各画素に対応する光電変換信号S11
を出力する。光電変換信号S11は、A/D変換器31
2によってリファレンス電圧Vrefに基づいて量子化
され、8ビットの画像データD11となって画像処理部
313に入力される。
【0035】画像処理部313は、画像データD11に
対してシェーディング補正処理、スムージング処理等の
画像処理を施して画像データD12を出力する。なお、
シェーディング補正処理に際して、基準データDSはマ
イクロプロセッサユニット310から与えられる。画像
データD12は、2値化処理部314で閾値データDt
hと比較され、その大小に応じて、画素が画像(黒)に
対応するか又は下地(白)に対応するかを示す2値デー
タD13に変換される。以下において、2値データD1
3の値が画像に対応する値(例えば「1」)の場合に
は、その2値データD13を「黒データ」と呼び、原稿
の下地に対応する値(例えば「0」)の場合には、その
2値データD13を「白データ」と呼ぶ。
【0036】2値データD13は、原稿1面の画像を記
憶可能なメモリ容量をもつフレームメモリ315に一旦
格納される。コピーモードにおいては、フレームメモリ
315に格納された2値データD13がマイクロプロセ
ッサユニット310を通じてマイクロコンピュータ30
0へ通信され、レーザビーム走査ユニット10によって
感光体ドラム6上に画像が書き込まれる。
【0037】一方、画像消去モードにおいては、消去シ
ート1面分の2値データD13がフレームメモリ315
に格納されると、マイクロプロセッサユニット310
は、フレームメモリ315から1面分の2値データD1
3を読み出し、黒データの数に基づいて、シートの画像
が消去されたか、消去されなかったかを判別する。 (制御手順)ここで、前記マイクロコンピュータ300
によって実行される複写機の制御手順について詳述す
る。
【0038】この制御手順では、以下に示すカウンタが
使用されている。 ACTIVE:複写機が動作状態にあることを表示す
る。 STOP:複写機が動作を終了すべき状態にあることを
表示する。 PANEL:複写機の動作モードの選択に用いられる。
即ち、「0」のときにはコピーモードの設定を指示し、
「1」のときにはコピー後消去モード(消去)画面Cの
表示を指示し、「2」のときはコピー後消去モードの設
定を指示する。さらに、「3」のときは消去モードの設
定を指示する。
【0039】MODE:複写機の動作モードの設定を指
示する。即ち、「1」のときにはコピーモード、「2」
のときにはコピー後消去モード、「3」のときには消去
モードをそれぞれ指示する。 PAPER IN:原稿又は消去シートが給紙を開始さ
れてからプラテンガラス4上の所定位置にセットされる
までの状態にあることを表示する。
【0040】READ:原稿画像の読取り動作の態様を
指示する。即ち、「0」のときは第1面の読取りを指示
し、「1」のときは第1面の読取りを終了させると共に
第2面の読取りを行うか否かの判断を指示する。「2」
のときは第2面の読取りを指示し、「3」のときは第2
面の読取りを終了させる。 ERASE:消去シートの画像消去動作の態様を指示す
る。即ち、「0」のときは第1面の消去を指示し、
「1」のときは第1面の消去判別と共に第2面の読取り
を行うか否かの判断を指示する。「2」のときは第2面
の消去を指示し、「3」のときは第2面の消去判別を指
示する。「4」のときは消去済みシートの機内トレイ5
1又は55への収容を指示し、「5」のときは消去済み
シート又は消去ミスシートの排紙トレイ115への収容
を指示する。
【0041】図8はマイクロコンピュータ300のメイ
ンルーチンを示す。電源が投入され、プログラムがスタ
ートすると、ステップS1でRAMのクリア、各種カウ
ンタのリセットが行われ、メッセージディスプレーは初
期画面Aが表示される。ステップS2では内部タイマを
スタートさせ、ステップS3でキー入力のサブルーチ
ン、ステップS4でモード実行のサブルーチンを処理
し、ステップS5で定着器70の温度制御等を処理す
る。ステップS6で内部タイマの終了が確認されると、
ステップS2へ戻る。
【0042】図9、図10、図11はステップS3で実
行されるキー入力のサブルーチンを示す。まず、ステッ
プS11でACTIVEが「1」か否かを判定し、
「1」であれば、複写機は動作中であるため、ステップ
S12でストップキー205のオン、オフを判定し、オ
フであれば直ちにメインルーチンへ戻り、オンされると
ステップS13でSTOPを「1」にセットしてメイン
ルーチンへ戻る。
【0043】ACTIVEが「0」にリセットされてい
れば(ステップS11でNO)、ステップS14で操作
パネル200上のいずれかのキーがオンされたか否かを
判定する。オンされていなければメインルーチンへ戻
り、いずれかのキーがオンされればステップS15でス
タッカフルを表示するLED221をオフし、ステップ
S16で画像の消去ミスを表示するLED222をオフ
する。
【0044】次に、ステップS17でOKキー220が
オンされたか否かを判定する。オンされていなければ、
ステップS18,S19,S20でそれぞれキー20
6,218,219がオンか否かを判定し、オンされた
キーに基づく指示を処理する。即ち、オールクリアキー
206がオンされると(ステップS18でYES)、ス
テップS31でMODEを「0」にリセットし、ステッ
プS32でメッセージディスプレー210に初期画面A
を表示し、ステップS33でPANELを「0」にリセ
ットする。消去キー218がオンされると(ステップS
19でYES)、ステップS34でMODEを「0」に
リセットし、ステップS35でメッセージディスプレー
210に消去モード(コピー)画面Dを表示し、ステッ
プS36でPANELに「3」をセットする。また、コ
ピー後消去キー219がオンされると(ステップS20
でYES)、ステップS37でMODEを「0」にリセ
ットし、ステップS38でメッセージディスプレー21
0にコピー後消去モード(コピー)画面Bを表示し、ス
テップS39でPANELに「1」をセットする。一
方、前記キー206,218,219がオフであれば、
ステップS21でその他のキーのオン、オフを判定して
オンされたキーに基づく指示を処理する。
【0045】その後、OKキー220がオンされると
(ステップS17でYES)、ステッップS41でPA
NELのカウント値をチェックし、そのカウント値に従
った処理を行う。即ち、カウント値が「0」のときはス
テップS42でコピーモードをセットし、ステップS4
3で2 in 1モード又は両面コピーモードが選択されて
いるか否かを判定する。いずれのモードも選択されてい
なければステップS44でMODEを「1」に設定し、
いずれかのモードが選択されていれば、ステップS45
でPANELを「1」にセットする。即ち、2 in 1モ
ード又は両面コピーモードのいずれかが選択されれば、
自動的にコピー後消去モードに設定する。但し、PAN
ELのカウント値が「0」のときはステップS43,S
45を省略し、MODEを「1」にセットしてもよい。
【0046】PANELのカウント値が「1」のときは
ステップS46でメッセージディスプレー210にコピ
ー後消去モード(消去)画面Cを表示し、ステップS4
7でPANELを「2」にセットする。PANELのカ
ウント値が「2」のときはステップS48でコピー後消
去モードをセットし、ステップS49でMODEを
「2」にセットする。PANELのカウント値が「3」
のときはステップS50で消去モードにセットし、ステ
ップS51でMODEを「3」にセットする。
【0047】図12はステップS4で実行されるモード
実行のサブルーチンを示す。まず、ステップS61でA
CTIVEが「1」か否かを判定し、「1」であれば直
ちにステップS69へ移行し、MODEのカウント値を
チェックし、そのカウント値に従ってコピーモード(ス
テップS70)、コピー後消去モード(ステップS7
1)、消去モード(ステップS72)のいずれかを実行
する。
【0048】ACTIVEが「0」であれば(ステップ
S61でNO)、ステップS62でセンサSE11のオ
ン、オフにより原稿載置トレイ101上に原稿又は消去
シートがあるか否かを判定し、センサSE11がオフで
あれば(原稿又は消去シートがなければ)、ステップS
65でスタートキー201の表示部202を赤色に表示
し、メインルーチンに戻る。センサSE11がオンして
いれば(原稿又は消去シートがあれば)、ステップS6
3でMODEのカウント値が「0」か否かを判定し、
「0」のときもステップS65で表示部202を赤色に
表示し、メインルーチンへ戻る。MODEが「1」,
「2」,「3」のいずれかにセットされていれば、ステ
ップS64で表示部202を緑色に表示する。
【0049】次に、ステップS66でスタートキー20
1がオンされたと確認すると(オンされなければ直ちに
メインルーチンへ戻る)、ステップS67でACTIV
Eを「1」にセットする。さらに、ステップS69で前
述の如くMODEのカウント値をチェックし、そのカウ
ント値に従って、コピーモード(ステップS70)、コ
ピー後消去モード(ステップS71)、消去モード(ス
テップS72)のいずれかを実行する。
【0050】図13はステップS70で実行されるコピ
ーモードのサブルーチンを示す。ここでは、まず、ステ
ップS81で自動原稿搬送装置100による原稿の給紙
動作を処理し、ステップS82で光学系20による原稿
画像の読取り動作を処理し、ステップS83で複写機に
よるコピー動作を処理する。次に、ステップS84でP
APER INが「0」か否かステップS85でREA
Dが「0」か否かを判定し、いずれかが「0」でなけれ
ば、即ち、給紙動作中あるいは読取り動作中であれば元
のサブルーチンへ戻る。給紙動作及び読取り動作が行わ
れていなければ、ステップS86でコピー動作中か否か
を判定する。コピー動作中であれば元のサブルーチンへ
戻り、コピー動作中でなければステップS87でSTO
Pが「1」か否かを判定する。「0」であればコピーモ
ードを継続するために元のサブルーチンへ戻り、「1」
であればステップS88でACTIVE及びSTOPを
「0」にリセットし、このサブルーチンを終了する。な
お、STOPが「1」にセットされるのは、ストップキ
ー205がオンされるか(ステップS12,S13参
照)、原稿載置トレイ101がエンプティになったとき
(ステップS122,S123参照)である。
【0051】さらに、図13に示すコピーモードのサブ
ルーチンでは原稿の反転、トレイ115への排出も処理
されるが、それらの説明は省略する。図14はステップ
S71で実行されるコピー後消去モードのサブルーチン
を示す。ここでは、まず、ステップS91でコピー動作
中か否かを判定し、動作中でなければステップS92へ
移行し、コピー動作中であればステップS93へ移行す
る。ステップS92では自動原稿搬送装置100による
消去原稿の給紙動作を処理し、ステップS93では光学
系20による消去原稿の画像読取り動作を処理する。さ
らに、ステップS94で複写機によるコピー動作を処理
し、ステップS95で光学系20による画像消去動作を
処理する。
【0052】次に、ステップS96でPAPER IN
が「0」か否か、ステップS97でREADが「0」か
否か、ステップS98でERASEが「0」か否かを判
定する。いずれかが「0」でなければ、即ち、給紙動作
中、読取り動作中あるいは消去動作中であれば元のサブ
ルーチンへ戻る。これらの動作が行われていなければ、
ステップS99でコピー動作中か否かを判定する。コピ
ー動作中であれば元のサブルーチンへ戻り、コピー動作
中でなければステップS100でSTOPが「1」か否
かを判定する。「0」であればコピー後消去モードを継
続するために元のサブルーチンへ戻り、「1」であれば
ステップS101でACTIVE及びSTOPを「0」
にリセットし、このサブルーチンを終了する。
【0053】図15はステップS72で実行される消去
モードのサブルーチンを示す。ここでは、まず、ステッ
プS111で自動原稿搬送装置100による消去シート
の給紙動作を処理し、ステップS112で光学系20に
よる消去動作(消去判別を含む)を処理する。次に、ス
テップS113でPAPER INが「0」か否か、ス
テップS114でERASEが「0」か否かを判定し、
いずれかが「0」でなければ、即ち、給紙動作中あるい
は消去動作中であれば元のサブルーチンへ戻る。給紙動
作及び消去動作が行われていなければ、ステップS11
5でSTOPが「1」か否かを判定する。「0」であれ
ば消去モードを継続するために元のサブルーチンへ戻
り、「1」であればステップS116でACTIVE及
びSTOPを「0」にリセットし、このサブルーチンを
終了する。
【0054】図16はステップS81,S92,S11
1で実行される給紙動作のサブルーチンを示す。まず、
ステップS121でSTOPが「1」か否かを判定し、
「1」であればステップS130へ移行し、「0」であ
ればセンサSE11のオン、オフによってトレイ101
上に原稿又は消去シートが載置されているか否かを判定
する。センサSE11がオフで載置されていなければ、
ステップS123でSTOPを「1」にセットし、ステ
ップS130へ移行する。センサSE11がオンで載置
されていれば、ステップS124でPAPER INが
「0」か否かを判定する。当初は「0」にリセットされ
ており、次にステップS126でERASEが「0」か
否か、ステップS127でREADが「0」か否かを判
定する。いずれかが「0」でなければ、即ち、消去動作
中あるいは読み取り動作中であれば元のサブルーチンへ
戻り、いずれの動作も行われていなければ、ステップS
128で給紙動作を開始する。ステップS128では原
稿又は消去シートをトレイ101からプラテンガラス4
上の所定位置へ搬送するまでを処理するが、その詳細は
省略する。給紙動作が開始されると、ステップS129
でPAPER INを「1」にセットし、ステップS1
30へ移行する。その後、図16に示す給紙動作のサブ
ルーチンがコールされ、PAPER INが「1」であ
ると判定すると(ステップS124でNO)、ステップ
S125で現在給紙中の原稿又は消去シートのサイズを
センサSE12によって検出し、ステップS130へ移
行する。
【0055】ステップS130では原稿又は消去シート
がプラテンガラス4上の所定位置にセットされたか否か
を判定し、セットが完了すればステップS131でPA
PER INを「0」にリセットする。図17、図18
はステップS82,S93で実行される読取り動作のサ
ブルーチンを示す。
【0056】まず、ステップS141でPAPER I
Nが「0」か否か、ステップS142でERASEが
「0」か否かを判定する。いずれかが「0」でなけれ
ば、即ち、給紙動作中あるいは消去動作中であれば、直
ちに元のサブルーチンへ戻り、いずれの動作も行われて
いなければ、ステップS143でコピー動作中か否かを
判定する。コピー動作中であれば直ちに元のサブルーチ
ンへ戻り、コピー動作中でなければステップS144で
READのカウント値をチェックし、そのカウント値に
従った処理を行う。
【0057】即ち、READのカウント値が「0」のと
きには、ステップS151で読取り用ランプ23をオン
し、ステップS152で読取り動作を開始し、ステップ
S153でREADを「1」にセットする。READの
カウント値が「1」のときは、ステップS161で読取
り動作が完了したか否かを判定する。完了すればステッ
プS162で読取り用ランプ23をオフし、ステップS
163で両面原稿か否かを判定する。両面原稿であれば
ステップS164で原稿の反転動作を開始し、ステップ
S165でREADを「2」にセットする。両面原稿で
なければステップS166でREADを「0」にリセッ
トする。
【0058】READのカウント値が「2」のときに
は、ステップS171で原稿の反転動作が完了したか否
かを判定し、完了すればステップS172で読取り用ラ
ンプ23をオンする。そして、ステップS173で第2
面画像の読取り動作を開始し、ステップS174でRE
ADを「3」にセットする。READのカウント値が
「3」のときは、ステップS181で第2面画像の読取
り動作が完了したか否かを判定する。完了すればステッ
プS182で読取り用ランプ23をオフし、ステップS
183でREADを「0」にリセットする。
【0059】図19はステップS83,S94で実行さ
れるコピー動作のサブルーチンを示す。ここでは、ステ
ップS191でPAPER INが「0」か否か、ステ
ップS192でREADが「0」か否か、ステップS1
93でERASEが「0」か否かを判定する。いずれも
「0」であれば、即ち、給紙動作、読取り動作及び消去
動作が行われていなければ、ステップS194でコピー
動作を処理する。
【0060】図20〜図25はステップS95,S11
2で実行される画像消去動作のサブルーチンを示す。ま
ず、ステップS201でPAPER INが「0」か否
か、ステップS202でREADが「0」か否かを判定
する。いずれかが「0」でなければ、即ち、給紙動作中
あるいは読取り動作中であれば、直ちに元のサブルーチ
ンへ戻り、いずれの動作も行われていなければ、ステッ
プS203でコピー動作中か否かを判定する。コピー動
作中であれば直ちに元のサブルーチンへ戻り、コピー動
作中でなければステップS204でERASEのカウン
ト値をチェックし、そのカウント値に従った処理を行
う。
【0061】即ち、ERASEのカウント値が「0」の
ときには、ステップS211でランプ22,23をオン
し、ステップS212で画像の消去/読取り動作を開始
し、ステップS213でERASEを「1」にセットす
る。ここでの読取りとは、消去用ランプ22の光を照射
されて画像が消去された部分を読取り用ランプ23で照
射してその反射光をラインイメージセンサ28で受光す
ることをいい、この受光に基づいて消去が確実に行われ
たか否かを判別する(図26参照)。
【0062】ERASEのカウント値が「1」のときに
は、ステップS221で消去/読取り動作が完了したか
否かを判定し、完了していなければ、即ち、この動作中
にステップS222で消去判別を処理する。完了すれ
ば、ステップS223でランプ22,23をオフし、ス
テップS224で画像を消去できたか否かを判定する。
ここでの判定はステップS222での消去判別(図26
で詳述する)の結果に基づいて行われる。本実施例では
画像消去動作は成功するまで3回繰り返す。従って、消
去できていなければ、ステップS229で消去動作が3
回行われたか否かを判定し、3回目まではステップS2
32でERASEを「0」にリセットし、同一画像に対
する消去動作を繰り返す。3回の消去動作が行われても
画像が消去されていなければ(ステップS229でYE
S)、消去不能と判断し、ステップS230で消去ミス
を表示するLED222をオンし、ステップS231で
ERASEを「5」にセットする。これによって消去ミ
スシートは排紙トレイ115へ排出されることとなる。
【0063】一方、画像が消去できれば(ステップS2
24でYES)、ステップS225で両面消去か否かを
判定する。ここで両面消去とは両面消去モードが選択さ
れている場合及び自動両面消去モードでセンサSE13
によって第2面にも画像があると検出された場合をい
う。両面消去であれば、ステップS226で消去シート
の反転動作を開始し、ステップS227でERASEを
「2」にセットする。両面消去でなければステップS2
28でERASEを「4」にセットする。
【0064】ERASEのカウント値が「2」のときに
は、ステップS241で消去シートの反転動作が完了し
たか否かを判定し、完了すればステップS242でラン
プ22,23をオンする。そして、ステップS243で
第2面画像の消去/読取り動作を開始し、ステップS2
44でERASEを「3」にセットする。ERASEの
カウント値が「3」のときには、ステップS251で第
2面画像の消去/読取り動作が完了したか否かを判定
し、完了していなければ、即ち、この動作中にステップ
S252で消去判別を処理する。完了すればステップS
253でランプ22,23をオフし、ステップS254
で画像を消去できたか否かを判定する。ここでの判定は
ステップS252での消去判別(図26で詳述する)の
結果に基づいて行われる。消去できていない場合、前記
ステップS229と同様にステップS256で消去動作
が3回行われたか否かを判定し、3回目まではステップ
S259でERASEを「2」にセットし、第2面画像
に対する消去動作を繰り返す。3回の消去動作が行われ
ても画像が消去されていなければ、消去不能と判断し、
ステップS257で消去ミス表示LED222をオン
し、ステップS258でERASEを「5」にセットす
る。これによって消去ミスシートは排紙トレイ115へ
排出されることとなる。
【0065】一方、第2面画像が消去されれば(ステッ
プS254でYES)、ステップS255でERASE
を「4」にセットする。ERASEのカウント値が
「4」のときには、消去済みシートをプラテンガラス4
上から予め選択されているトレイ115,51又は55
へ収容する。ステップS271で機内スタックか否かを
判定し、NOであれば、即ち、消去済みシートを排紙ト
レイ115へ収容するのであれば、ステップS282で
ERASEを「5」にセットする。機内スタックが選択
されていれば、ステップS272及びステップS276
で消去済みシートのサイズを判定し、B5サイズであれ
ば(ステップS272でYES)、ステップS273で
センサSE1のオン、オフにより機内トレイ51が満杯
か否かを判定する。センサSE1がオフで機内トレイ5
1が満杯でなければ、ステップS274でシートを機内
トレイ51に収容し、ステップS275でERASEを
「0」にリセットする。センサSE1がオンで機内トレ
イ51が満杯であればステップS278でスタッカフル
表示LED221をオンし、ステップS279でERA
SEを「5」にセットする。これにて、シートは排紙ト
レイ115へ収容されることとなる。
【0066】一方、消去済みシートがA4サイズであれ
ば(ステップS276でYES)、ステップS277で
センサSE2のオン、オフにより機内トレイ55が満杯
か否かを判定する。センサSE2がオフで機内トレイ5
5が満杯でなければ、ステップS280でシートを機内
トレイ55に収容し、ステップS281でERASEを
「0」にリセットする。センサSE2がオンで機内トレ
イ55が満杯であれば、前記ステップS278,S27
9へ移行し、LED221をオンすると共にERASE
を「5」にセットする。
【0067】また、消去済みシートがB5又はA4のい
ずれのサイズでもなければ(ステップS272,S27
6でNO)、該シートを排紙トレイ115へ収容するた
めにステップS282でERASEを「5」にセットす
る。ERASEのカウント値が「5」のときには、ステ
ップS291でシートを排紙トレイ115に排出し、ス
テップS292でERASEを「0」にリセットする。
ここで、排紙トレイ115に排出されるシートは、トレ
イ115へ排出するようにオペレータによって予め選択
されていた消去済みシート、消去ミスシート及び機内ス
タックが選択されていた消去済みシートであってもB
5,A4以外のサイズのシートである。
【0068】図26はステップS222,S252で実
行される消去判別のサブルーチンを示す。ここでは、ま
ず、ステップS301でフレームメモリ315に消去シ
ートの1面分の2値データD13が格納されるのを待
つ。格納が終了すると、ステップS302でシートサイ
ズに対応する領域内の1画素分の2値データD13をフ
レームメモリ315から読み出し、ステップS303で
シート1面分の画素数をカウントするカウンタN1をイ
ンクリメントする。
【0069】次に、ステップS304で2値データD1
3が黒データか否かを判定し、黒データであればステッ
プS305で黒データカウンタN2をインクリメントす
る。その後、ステップS306で2値データD13が最
終画素に対応するか否かを判定し、最終データがカウン
タN1にカウントされるまで元のサブルーチンへのリタ
ーンを繰り返す。最終データの読み出し及び黒データか
否かの判定を終了すると、ステップS307でカウンタ
1のカウント値に対する黒データカウンタN2のカウン
ト値の比が所定値より大きいか否かを判定する。所定値
より大きければ、画像が完全には消去されなかったとし
てステップS308で消去不良と判別し、所定値よりも
小さければ、ステップS309で画像消去が完了したと
判別する。その後、ステップS310でカウンタN1
2をそれぞれリセットし、このサブルーチンを終了す
る。
【0070】なお、この消去判別のサブルーチンでは、
消去シート片面の全画素数に対する黒データ数の比によ
って消去の成否を判別するようにしたが、シート片面を
所定の大きさのブロックに区分し、各ブロックについて
画素数と黒データ数との比を算出し、その比が所定値よ
りも大きいブロックがあれば消去不良と判別してもよ
い。
【0071】また、自動原稿搬送装置100に設置され
た第2面画像検出センサSE13も、前述の消去判別と
同じような制御手順によって消去シートの第2面に画像
があるか否かを検出する。 (画像読取り/消去光学系の変形例、図27、図28参
照)図27、図28はそれぞれ画像を読取りかつ消去す
るための光学系20の変形例を示す。各図において、図
1と同じ部材には同じ符号が付されている。
【0072】図27に示す光学系20は、ハロゲンラン
プ22を読取りと消去に兼用したもので、反射鏡31の
開口部に近赤外線カットフィルタ32が設置されてい
る。このフィルタ32はモータ34によって軸部33を
支点として回動可能とされ、反射鏡31の開口部を開閉
可能である。ハロゲンランプ22は図29中実線Aで示
す分光分布を有し、フィルタ32は図29中点線Bで示
す分光透過特性を有している。従って、画像読取り時に
は、フィルタ32が反射鏡31を閉じ、図29中点線B
で示す分光分布の光で原稿あるいは消去シート上の画像
を読み取る。一方、画像消去時には、フィルタ32が反
射鏡31を開放し、図29中実線Aで示す分光分布の光
で消去シートを照射し、波長が約820nm付近の光で
画像を消去する。具体的には、消去モードにおいて、矢
印b方向への往動時にはフィルタ32で反射鏡31を開
放して画像を消去し、復動時にはフィルタ32で反射鏡
31を閉じて消去判別のために画像読取りを行う。
【0073】なお、光学系20を2回往復動させてそれ
ぞれ消去、判別を行ってもよい。あるいは、1回の往動
時にフィルタ32が反射鏡31を開放した状態で光を消
去シートに導き、画像の消去と判別を行ってもよい。図
28は、軸35にハロゲンランプ22と蛍光灯23を背
中合わせに取り付け、軸35を図示しないモータで18
0゜ずつ回転可能としたものである。画像消去時にはハ
ロゲンランプ22をプラテンガラス4に対向させて光学
系20を矢印b方向に往動させる。復動時には蛍光灯2
3をプラテンガラス4に対向させ、画像消去の判別を行
う。原稿画像の読取り時には蛍光灯23をプラテンガラ
ス4に対向させることは勿論である。ちなみに蛍光灯2
3の分光分布は図30中実線Cで示すとおりである。
【0074】(他の実施例)なお、本発明に係る画像消
去装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨
の範囲内で種々に変更することができる。特に、電子写
真複写機と一体に構成する必要はなく、専用の画像消去
装置としてもよい。また、複写機と一体に構成する場合
にも、消去シートを自動原稿搬送装置で搬送する構造で
はなく、画像消去ユニットを作像ユニットの画像転写部
の前段に設け、画像を消去したシートを直ちに転写部へ
送り込み、コピーシートとして再利用するようにしても
よい。
【0075】さらに、画像形成部は電子写真方式ではな
く、インクジェット方式、熱転写方式その他の方式を採
用したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像消去装置を備えた複写機の全
体構成図。
【図2】操作パネルの平面図、ディスプレーには初期画
面が表示されている。
【図3】操作パネルの平面図、ディスプレーにはコピー
後消去モード(コピー)画面が表示されている。
【図4】操作パネルの平面図、ディスプレーにはコピー
後消去モード(消去)画面が表示されている。
【図5】操作パネルの平面図、ディスプレーには消去モ
ード画面が表示されている。
【図6】制御回路のブロック図。
【図7】データ処理部のブロック図。
【図8】マイクロコンピュータのメインルーチンを示す
フローチャート図。
【図9】ステップS3で実行されるキー入力のサブルー
チンの一部を示すフローチャート図。
【図10】ステップS3で実行されるキー入力のサブル
ーチンの一部を示すフローチャート図。
【図11】ステップS3で実行されるキー入力のサブル
ーチンの一部を示すフローチャート図。
【図12】ステップS4で実行されるモード実行のサブ
ルーチンを示すフローチャート図。
【図13】ステップS70で実行されるコピーモードの
サブルーチンを示すフローチャート図。
【図14】ステップS71で実行されるコピー後消去モ
ードのサブルーチンを示すフローチャート図。
【図15】ステップS72で実行される消去モードのサ
ブルーチンを示すフローチャート図。
【図16】ステップS81,S92,S111で実行さ
れる給紙動作のサブルーチンを示すフローチャート図。
【図17】ステップS82,S93で実行される読取り
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図18】ステップS82,S93で実行される読取り
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図19】ステップS83,S94で実行されるコピー
動作のサブルーチンを示すフローチャート図。
【図20】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図21】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図22】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図23】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図24】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図25】ステップS95,S112で実行される消去
動作のサブルーチンの一部を示すフローチャート図。
【図26】ステップS222,S252で実行される消
去判別のサブルーチンを示すフローチャート図。
【図27】画像読取り/消去光学系の変形例を示す断面
図。
【図28】画像読取り/消去光学系のいまひとつの変形
例を示す断面図。
【図29】ハロゲンランプの分光分布と近赤外線カット
フィルタの分光透過特性を示すグラフ。
【図30】蛍光灯の分光分布を示すグラフ。
【符号の説明】
4…プラテンガラス 20…画像読取り/消去光学系 22…消去用ランプ(ハロゲンランプ) 23…読取り用ランプ(蛍光灯) 28…ラインイメージセンサ 29…データ処理部 32…近赤外線カットフィルタ 51,52…機内トレイ 80…縦搬送路 100…自動原稿搬送装置 101…シート載置トレイ 105…シート搬送ベルト 111…シート反転ローラ 115…排紙トレイ SE11…シートサイズ検出用センサ SE12…第2面画像検出用センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 102 H04N 1/00 C 7046−5C 1/23 103 Z 9186−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート上に形成されている画像を消去す
    るためにシートに光を照射する光照射手段と、 前記光照射手段によって光を照射されたシート上の画像
    の有無を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて画像が消去され
    たか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする画像消去装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段によりシート上の画像が消
    去されなかったと判別されると、前記光照射手段に画像
    の消去を繰り返させる制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像消去装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段によりシート上の画像が消
    去されなかったと判別されると、消去されなかったこと
    を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の画像消去装置。
  4. 【請求項4】 シートの表裏を反転させるシート反転手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像消去装
    置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段により第1面の画像が消去
    されなかったと判別されると、該シートを反転させて第
    2面の画像を消去することを禁止する禁止手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像消去装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも二つのシート収容部材を備
    え、判別手段によって画像が消去されたと判別されたシ
    ートと画像が消去されなかったと判別されたシートをそ
    れぞれ異なるシート収容部材に収容することを特徴とす
    る請求項1記載の画像消去装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、ラインイメージセンサ
    と、このラインイメージセンサ又は画像を消去すべきシ
    ートのいずれか一方をラインイメージセンサの長手方向
    と直交する方向に移動させる駆動部を含むことを特徴と
    する請求項1記載の画像消去装置。
  8. 【請求項8】 前記光照射手段と前記検出手段とを一体
    的に保持する保持部材と、この保持部材又は画像を消去
    すべきシートのいずれか一方を移動させる駆動手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の画像消去装置。
  9. 【請求項9】 画像を消去すべきシートをプラテン上に
    搬送すると共に該シートをプラテン上から排出するシー
    ト搬送手段と、前記光照射手段と前記検出手段とをプラ
    テンの直下で一体的に往復移動させる駆動手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像消去装置。
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