JP2000259026A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000259026A
JP2000259026A JP11063401A JP6340199A JP2000259026A JP 2000259026 A JP2000259026 A JP 2000259026A JP 11063401 A JP11063401 A JP 11063401A JP 6340199 A JP6340199 A JP 6340199A JP 2000259026 A JP2000259026 A JP 2000259026A
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heating
fixing
heating rotator
cleaning
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Akira Nakatani
亮 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な定着性と短いファーストプリントタイ
ムを犠牲にすることなく、定着器のコンタミネーション
(汚れ)を無くすことができる画像形成装置を提供する
こと。 【構成】 画像信号に対応して変調された光を感光体に
照射してその光による潜像を感光体上に形成し、該潜像
を現像して現像像を記録紙(記録材)Sに転写した後に
加熱定着するプロセス手段を有する画像形成装置におい
て、通常は記録紙S上の現像像を加熱定着する定着ロー
ラ(加熱回転体)61にクリーニングローラ77を接触
させないで、一定印字枚数毎のその枚数を超えた所定の
時期に前記定着ローラ61にクリーニングローラ77を
一定時間接触させて該定着ローラ61を加熱して空回転
させることによって定着ローラ61をクリーニングする
定着手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用したレーザビームプリンタ、LEDプリンタ、電
子写真複写機、レーザファックス等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した画像形成装
置においては、従来、定着器をクリーニングするときの
み定着器の加熱回転体(定着ローラ又はサーフ定着フィ
ルム等)にクリーニングローラを接触させて該加熱回転
体をクリーニングすることはなかった。
【0003】又、定着器の加熱回転体の汚れを読取スキ
ャナで読み取り、加熱回転体が一定以上汚れていた場合
には、紙の一部分に現像剤を帯状に定着させたクリーニ
ングペーパーを流してその加熱回転体をクリーニングす
ることはなかった。
【0004】ところで、近年、紙のリサイクルが多くな
されるようになっており、リサイクルした紙を白くする
ために炭酸カルシウムを多く含む傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置において炭酸カルシウムを多く含む紙を多
量に使用すると、定着器に炭酸カルシウムや現像剤(ト
ナー)が付着して定着器の汚れ(コンタミネーション)
となり、これによって定着器が傷んだり、現像剤(トナ
ー)が紙に付着して紙を汚してしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、良好な定着性と短いファース
トプリントタイムを犠牲にすることなく、定着器のコン
タミネーション(汚れ)を無くすことができる画像形成
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像信号に対応して変調さ
れた光を感光体に照射してその光による潜像を感光体上
に形成し、該潜像を現像して現像像を記録材に転写した
後に加熱定着するプロセス手段を有する画像形成装置に
おいて、通常は記録材上の現像像を加熱定着する加熱回
転体にクリーニングローラを接触させないで、一定印字
枚数毎のその枚数を超えた所定の時期に前記加熱回転体
にクリーニングローラを一定時間接触させて該加熱回転
体を加熱して空回転させることによって加熱回転体をク
リーニングする定着手段を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、画像信号に対応し
て変調された光を感光体に照射してその光による潜像を
感光体上に形成し、該潜像を現像して現像像を記録材に
転写した後に加熱定着するプロセス手段を有する画像形
成装置において、通常は記録材上の現像像を加熱定着す
る加熱回転体にクリーニングローラを接触させないで、
加熱回転体の汚れを読取スキャナで読み取って汚れを検
出し、一定以上汚れていた場合に加熱回転体にクリーニ
ングローラを一定時間接触させて該加熱回転体を加熱し
て空回転させることによって加熱回転体をクリーニング
する定着手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記加熱回転体が一定以上汚れていた場合
には、記録材の一部分に現像剤を帯状に定着させたクリ
ーニングペーパーを流して加熱回転体を加熱して空回転
させることによって加熱回転体をクリーニングするよう
にしたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、画像信号に対応し
て変調された光を感光体に照射してその光による潜像を
感光体上に形成し、該潜像を現像して現像像を記録材に
転写した後に加熱定着するプロセス手段を有する画像形
成装置において、情報を書き込み/読み出し可能な不揮
発性メモリと、画像信号における印字されるドットの数
をカウントする手段と、該ドットのカウント値を積算し
てこれを前記不揮発性メモリに書き込み/読み出しする
手段と、通常は記録材上の現像像を加熱定着する加熱回
転体にクリーニングローラを接触させないで、画像信号
における印字されるドットの数の積算値が規定値になる
毎のその規定値を超えた所定の時期に前記加熱回転体に
クリーニングローラを一定時間接触させて該加熱回転体
を加熱して空回転させることによって加熱回転体をクリ
ーニングする定着手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、画像信号に対応し
て変調された光を感光体に照射してその光による潜像を
感光体上に形成し、該潜像を現像して現像像を記録材に
転写した後に加熱定着するプロセス手段を有する画像形
成装置において、通常は記録材上の現像像を加熱定着す
る加熱回転体にクリーニングローラを接触させないで、
前記加熱加熱体のクリーニングを使用者が操作スイッチ
から指示したときに加熱回転体にクリーニングローラを
一定時間接触させて該加熱回転体を加熱して空回転させ
ることによって加熱回転体をクリーニングする定着手段
を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記加熱回転体のクリーニングを使用者が
ホストコンピュータから指示したときに加熱回転体をク
リーニングするようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】<実施の形態1>以下に本発明の実施の形
態1を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】図5は本発明の実施の形態1に係るレーザ
ビームプリンタ1の断面図であり、該レーザビームプリ
ンタ1は着脱可能なカートリッジ23を有している。
【0016】又、レーザビームプリンタ1には、記録紙
Sを収納するカセット15、該カセット15から記録紙
Sをピックアップするピックアップローラ16、ピック
アップされた記録紙Sを繰り出す給紙ローラ17が設け
られている。そして、給紙ローラ17の下流には、給紙
された記録紙Sをレジストローラ22まで搬送する搬送
ローラ18が配設されている。
【0017】一方、レーザビームプリンタ1には、非定
型用紙を手差しで給紙することができるマルチパーパス
トレイ(以下、MPTと称する)19と、該MPT19
から記録紙Sを繰り出すためのMPT給紙ローラ59及
びMPT19に設定された記録紙Sを前記MPTローラ
59に押し付けるためのMPTリフタ20が設けられて
いる。
【0018】而して、前記カセット15からの記録紙搬
送路と前記MPT19からの搬送路は合流点Cで合流し
て前記レジストローラ22に至る。そして、合流点Cの
下流には、記録紙Sを同期搬送する前記レジストローラ
22が配設されており、このレジストローラ22の下流
には前記カートリッジ23が配設されている。尚、カー
トリッジ23は、レーザスキャナ部27からレーザ光3
3を受けて静電潜像を形成する感光ドラム(感光体)3
4、該感光ドラム34を一次帯電させる一次帯電器4
2、前記静電潜像を現像剤であるトナーを用いてトナー
像として顕像化する現像スリーブ43、トナー貯蔵部等
を含んで構成されている。
【0019】上記カートリッジ23はレーザビームプリ
ンタ1に対して着脱可能であり、該カートリッジ23の
感光ドラム34上のトナーを記録紙Sに転写させる転写
ローラ24が感光ドラム34と搬送路を挟んで配設され
ている。そして、カートリッジ23と転写ローラ24の
下流には定着器60が配設されている。
【0020】未定着トナー像を担持した記録紙Sは定着
器60に導かれ、定着器60においてトナー像の定着を
受けた後、最終プリントとして図示矢印方向に搬送され
て機外に排出される。
【0021】ここで、図1及び図2に示すように、定着
器60は定着ヒータ(ハロゲンヒータ)63を内蔵した
中空の定着ローラ61と加圧ローラ62を有しており、
定着ヒータ(ハロゲンヒータ)63に通電することによ
って定着ローラ61が加熱される。図3に示すように、
定着ローラ61の表面温度を検知する定着器温度センサ
51の出力がエンジン9のCPU26に入力され、フュ
ーザ制御回路73により定着ヒータ63がON/OFF
されて定着ローラ61の表面が所定温度に維持される。
【0022】一方、加圧ローラ62は不図示の付勢手段
によって定着ローラ61に押圧され、記録紙Sに担持さ
れた未定着トナーは、定着ローラ61と加圧ローラ62
のニップ内で記録紙Sと共に加熱及び加圧されて記録紙
S上に永久定着される。
【0023】図5に示すように、定着器60の下流には
定着排紙ローラ56が配設され、該定着排紙ローラ56
の下流にはFD排紙搬送ローラ82,57が配設されて
おり、これらの定着排紙ローラ56とFD排紙搬送ロー
ラ82,57はFD排紙トレイ58との間で記録紙Sを
搬送する。尚、FDとはFace Down の略であり、印字面
が下向きであることを示す。
【0024】而して、トナー像が永久定着された記録紙
Sは通常はそのまま排紙されるが、両面印字モードにお
ける記録紙Sの第2面目印字の場合には、両面フラッパ
85が両面フラッパソレノイド84(図3参照)によっ
て反転搬送路98に導かれ、正・逆転ローラ92によっ
て再給紙搬送路に導かれる。そして、再給紙搬送路に導
かれた記録紙Sは、再給紙ローラ88により再給紙され
て第2面目の画像形成を受けた後に排紙される。
【0025】図3は本実施の形態に係るレーザビームプ
リンタ1の回路構成を示すブロック図である。
【0026】レーザビームプリンタ1は、エンジン9と
ビデオコントローラ2及びカートリッジ23を備えてい
る。
【0027】上記エンジン9は、ビデオインターフェー
ス12を介してビデオコントローラ2に接続されるとと
もに、不図示のカートリッジメモリインターフェースを
介してカートリッジ23に接続されている。又、ビデオ
コントローラ2は、ホストインターフェース5を介して
外部機器であるホストコンピュータ3に接続されてい
る。
【0028】ここで、エンジン9は、CPU26、RO
M37、RAM38、EEPROM50、TIMER2
9、カートリッジ通信部等から構成されており、CPU
26によってエンジン9が制御される。
【0029】又、低電圧電源71には、補助電源75、
主電源スイッチ(SW)70が含まれており、補助電源
75は主電源スイッチ70を切らない限り通電されてお
り、通常は主電源スイッチ70は装置を使用しないとき
でもONのままの状態にある。プリンタ電源ソフトスイ
ッチ72はエンジン9のCPU26と接続されており、
低電圧電源71がONのときにプリンタ電源ソフトスイ
ッチ72を一度押すと、CPU26は所定の処理を実行
した後に補助電源75以外の低電圧電源71をOFFす
るように制御する。低電圧電源71がOFFのときには
補助電源75がエンジン9のCPU26に電源電圧を供
給しているため、プリンタ電源ソフトスイッチ72を一
度押すとCPU26は低電圧電源71をONし、レーザ
ビームプリンタ1をONする。
【0030】前記ビデオインターフェース12には、ド
ットイメージを転送する画像信号、プリント開始信号
(/PRINT)、/VSREQ信号、/VSYNC、
画像クロック(/VCLK)等を通してエンジン9とビ
デオコントローラ2の通信を行う。
【0031】/PRINT信号はビデオコントローラ2
がビデオインターフェース12を介してエンジン9のC
PU26へプリントの開始を知らせるための信号であ
り、/VSREQ信号はエンジン9のCPU26がビデ
オインターフェース12を介してビデオコントローラ2
へ「プリントの準備処理が完了したので/VSYNCを
送って欲しい」と要求する信号である。又、/VSYN
Cはビデオコントローラ2がビデオインターフェース1
2を介してエンジン9のCPU26へ送る画像信号/V
DOの垂直同期を取るためにビデオコントローラ2がエ
ンジン9のCPU26へ出力する信号である。図6にタ
イミングチャートを示す。
【0032】ビデオコントローラ2は、CPU44、R
OM45、RAM46、画像メモリ(バッファ)47等
から構成されている。このビデオコントローラ2は、ホ
ストインターフェース5を介して外部機器であるホスト
コンピュータ3からコードデータを受け取り、これをド
ットイメージに展開して画像メモリ(バッファ)47に
蓄え、ビデオインターフェース12を介して水平方向列
毎の画像信号として垂直及び水平方向の同期信号に同期
させてエンジン9に送るとともに、外部機器であるホス
トコンピュータ3から送られるプリント動作に関連する
タイミング信号、画像信号等をエンジン9に送る。
【0033】ビデオコントローラ2からビデオインター
フェース12を介してプリント指示が出されると、エン
ジン9はレーザビームプリンタ1の各部を制御してプリ
ントを行う。
【0034】次に、レーザビームプリンタ1の動作を図
3及び図4に基づいて説明する。尚、図4はエンジン9
のCPU26の動作を示すフローチャートである。
【0035】最初にプリンタ電源ソフトスイッチ72が
ONされると(ステップS1)、エンジン9のCPU2
6はエンジン9の不揮発性メモリ(EEPROM)50
に記憶されているプリント枚数の積算値Cをリードして
エンジン9のRAM38にライトする(ステップS
2)。尚、出荷時にエンジン9の不揮発性メモリ50に
おいてC=0と設定してある。
【0036】次に、レーザビームプリンタ1のエンジン
9をプリントできる状態にするためのイニシャル処理を
行う(ステップS3)。その後、エンジン9のCPU2
6は、ビデオインターフェース12を介してビデオコン
トローラ2からプリント開始信号(/PRINT)を受
信するのを待つ(ステップS4)。図6にタイミングチ
ャートを示す。
【0037】CPU26は、/PRINT信号を受信す
ると感光ドラム34を回転駆動し、給紙を行う等の制御
を行ってプリントの準備処理をする(ステップS5)。
そして、CPU26は、プリントの準備処理を完了する
とビデオインターフェース12を介してビデオコントロ
ーラ2へ/VSREQ信号を出力する(ステップS
6)。
【0038】ビデオコントローラ2は、/VSREQ信
号を受け取るとビデオインターフェース12を介して/
VSREQ信号から一定時間t2 後に/VSYNCをエ
ンジン9へ出力し、/VSYNCから一定時間t3 後に
/VDOを出力する。
【0039】エンジン9のCPU26は1ページプリン
トし(ステップS7)、C+1を新たにエンジン9のプ
リント枚数の積算値Cとしてエンジン9のRAM38を
書き換える(ステップS8)。プリント後所定時間以内
に次の/PRINT信号を受信しなければ、感光ドラム
34を回転させる等の後処理を行い(ステップS9,S
10)、ステップS4に戻る。ステップS9でプリント
後所定時間以内に次の/PRINT信号を受信すれば、
ステップS5に戻る。
【0040】CPU26は、ステップS4で/PRIN
T信号を受信するのを待っている間に、ステップS12
でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONのままか否か
を判定している。ステップS12でプリンタ電源ソフト
スイッチ72がONでなくなると、ステップS13でエ
ンジン9のRAM38に記憶してあるエンジン9のプリ
ント枚数の積算値Cが定着ローラ61を一度クリーニン
グしてから次にクリーニングが必要になるまでのプリン
ト枚数の積算値Cが規定値CC を超えたか否かを判定す
る。
【0041】ステップS13で積算値Cが規定値CC
超えていないならば定着ローラ61のクリーニングは必
要ないため、ステップS18でエンジン9の不揮発性メ
モリ(EEPROM)50に積算値Cをライトした後、
ステップS19でプリンタ1の低電圧電源71をOFF
する。
【0042】図1及び図2は定着ローラ61のクリーニ
ングローラ77の配置を示す図である。
【0043】クリーニングローラ77は、アルミニウム
等の金属製中空ローラであり、図11は定着ローラ61
のクリーニングをしない通常時のクリーニングローラ7
7の配置を示す。図2は定着ローラ61のクリーニング
をするときのクリーニングローラ77の配置を示す。
【0044】クリーニングをしない通常時には、クリー
ニングローラカム76が図1に示す状態で止まってお
り、クリーニングローラステイ64はばね79に引っ張
られてストッパ67に押し付けられているため、定着ロ
ーラ61からクリーニングローラ77は離間している。
【0045】図4に示すステップS13で積算値Cが規
定値CC を超えているならば定着ローラ61のクリーニ
ングが必要であるため、ステップS14においてCPU
26はクリーニングローラカムモータドライバ74(図
3参照)を制御し、クリーニングローラカムモータ75
(図3参照)を回転させることによってクリーニングロ
ーラカム76を図2に示す状態に固定する。
【0046】クリーニングローラステイ64は軸65を
中心として回動し、ばね79よりも弾性が強いばね78
に押されて定着ローラ61にクリーニングローラ77を
接触させる。ステップS15で定着ローラ61をクリー
ニングローラ77でクリーニングする。このとき、定着
ローラ61を加熱して該加熱ローラ61を加圧ローラ6
2と共に空回転させる。定着ローラ61に付着した炭酸
カルシウムや廃トナーは炭酸カルシウム・廃トナー容器
68に溜る。定着ローラ61にクリーニングローラ77
を接触させてからエンジン9のTIMER29をスター
トし、一定時間カウントした後にクリーニングを終了す
る。
【0047】クリーニング後、CPU26はステップS
16でクリーニングローラカムモータドライバ74を制
御し、クリーニングローラカムモータ75を回転させる
ことによってクリーニングローラカム76を図1に示す
状態にして定着ローラ61からクリーニングローラ77
を離す。ステップS17でエンジン9のプリント枚数の
積算値C=0としてエンジン9のRAM38を書き換え
る。ステップS18でエンジン9の不揮発性メモリ(E
EPROM)50に積算値Cをライトした後、ステップ
S19でプリンタ1の低電圧電源71をOFFする。
【0048】以上のように、本実施の形態では、通常は
記録紙S上のトナーを加熱定着する定着器60の定着ロ
ーラ61にクリーニングローラ77を接触させないで、
一定印字枚数毎のその枚数を超えた所定の時期に加熱ロ
ーラ61にクリーニングローラ77を一定時間接触さ
せ、該加熱ローラ61を加熱して空回転させることによ
って加熱ローラ61をクリーニングするようにしたた
め、定着ローラ61の熱を出来るだけ奪わないようにし
て定着ローラ61の効果的なクリーニングができ、良好
な定着性と短いファーストプリントタイムを犠牲にする
ことなく、定着器60のコンタミネーション(汚れ)を
無くすことができる。
【0049】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図1、図2、図7〜図9に基づいて説明する。
尚、本実施の形態に係るレーザビームプリンタの構成は
前記実施の形態1に係るもの(図5に示すもの)と同様
である。
【0050】図7は本実施の形態に係るレーザビームプ
リンタの回路構成を示すブロック図、図8は本実施の形
態における定着ローラのコンタミネーション(汚れ)を
読み取る読取スキャナの配置を示す定着器の構成図、図
9はレーザビームプリンタのエンジンのCPUの動作を
示すフローチャートである。
【0051】図9において、最初にステップS1でプリ
ンタ電源ソフトスイッチ72がONされると、ステップ
S3でレーザビームプリンタ1のエンジン9をプリント
できる状態にするためのイニシャル処理を行う。その
後、ステップS4でエンジン9のCPU26は、ビデオ
インターフェース12を介してビデオコントローラ2か
らプリント開始信号(/PRINT)を受信するのを待
つ。タイミングチャートは実施の形態1と同様である
(図6参照)。
【0052】CPU26は、/PRINT信号を受信す
るとステップS5で感光ドラム34を回転駆動し、給紙
を行う等の制御を行ってプリントの準備処理をする。
又、CPU26は、プリントの準備処理を完了するとス
テップS6でビデオインターフェース12を介してビデ
オコントローラ2へ/VSREQ信号を出力する。ビデ
オコントローラ2は、/VSREQ信号を受け取るとビ
デオインターフェイス12を介して/VSREQ信号か
ら一定時間t2 後に/VSYNCをエンジン9へ出力
し、/VSYNCから一定時間t3 後に/VDOを出力
する。エンジン9のCPU26は、ステップS7で1ペ
ージプリントし、ステップS9でプリント後所定時間以
内に次の/PRINT信号を受信しなければ、感光ドラ
ム34を回転させる等の後処理を行い(ステップS1
0)、ステップS4に戻る。ステップS9でプリント後
所定時間以内に次の/PRINT信号を受信すれば、ス
テップS5に戻る。
【0053】CPU26は、ステップS4で/PRIN
T信号を受信するのを待っている間に、ステップS12
でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONのままか否か
を判定している。
【0054】ステップS12でプリンタ電源ソフトスイ
ッチ72がONでなくなると、ステップS20で定着ロ
ーラ61のコンタミネーション(汚れ)を読取スキャナ
93で読み取る。尚、読取スキャナ93は図8に示すよ
うに定着ローラ61に近接して配置されている。
【0055】定着ローラ61の1周分について発光部9
4から定着ローラ61に光を照射し、反射光をイメージ
センサ95で受光し、受光データをA/Dコンバータ9
6でA/D変換して同期カウンタ97で定着ローラ61
のコンタミネーション(汚れ)を画像の黒データとして
カウントし、そのドット数をエンジン9のRAM38に
記憶する。
【0056】ステップS21でエンジン9のRAM38
に記憶してある読取スキャナ93で定着ローラ61の汚
れを黒データとして読み取ったドット数DF が、定着ロ
ーラ61をクリーニングすることが必要な規定値DFC
超えたか(DF >DFC)否かを判定する。
【0057】ステップS21でドット数DF が規定値D
FCを超えていないならば定着ローラ61のクリーニング
は必要ないため、ステップS19でプリンタの低電圧電
源71をOFFする。
【0058】ステップS21でドット数DF が規定値D
FCを超えているならば、定着ローラ61のクリーニング
が必要であるため、ステップS14〜S16において前
記実施の形態1と同様に定着ローラ61をクリーニング
ローラ77でクリーニングする。その後、ステップS1
9でプリンタの低電圧電源71をOFFする。
【0059】以上で説明したように、通常は記録紙S上
のトナーを加熱定着する定着器60の加熱ローラ61に
クリーニングローラ77を接触させないで、該加熱ロー
ラ61の汚れを読取スキャナ93で読みとって汚れを検
出し、一定以上汚れていた場合には加熱ローラ61にク
リーニングローラ77を一定時間接触させて該加熱ロー
ラ61を加熱して空回転させ、加熱ローラ61をクリー
ニングするようにしたため、定着器60のコンタミネー
ションを精度良く検出し、良好な定着性と短いファース
トプリントタイムを犠牲にすることなく、定着器60の
コンタミネーション(汚れ)を無くすことができる。
【0060】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図7、図8及び図10に基づいて説明する。尚、
図10はレーザビームプリンタのエンジンのCPUの動
作を示すフローチャートである。
【0061】図10において、最初にステップS1でプ
リンタ電源ソフトスイッチ72がONされると、ステッ
プS3でレーザビームプリンタ1のエンジン9をプリン
トできる状態にするためのイニシャル処理を行う。
【0062】次に、イテップS22で前記実施の形態2
におけるステップS20(図9参照)と同様に、定着ロ
ーラ61のコンタミネーション(汚れ)を読取スキャナ
93で読み取る。尚、図8に示すように、読取スキャナ
93は定着ローラ61に近接して配置されている。
【0063】而して、定着ローラ61の1周分について
発光部94から定着ローラ61に光を照射し、反射光を
イメージセンサ95で受光し、受光データをA/Dコン
バータ96でA/D変換して同期カウンタ97で定着ロ
ーラ61のコンタミネーション(汚れ)を画像の黒デー
タとしてカウントし、そのドット数をエンジン9のRA
M38に記憶する。
【0064】そして、ステップS23でエンジン9のR
AM38に記憶してある読取スキャナ93で定着ローラ
61の汚れを黒データとして読み取ったドット数DF
が、定着ローラ61をクリーニングすることが必要な規
定値DFCを超えたか否かを判定する。
【0065】ステップS23でドット数DF が規定値D
FCを超えていないならば定着ローラ61のクリーニング
は必要ないため、ステップS4以降でプリント等の処理
を行う。
【0066】ステップS23でドット数DF が規定値D
FCを超えているならば定着ローラ61のクリーニングが
必要であるため、ステップS30でクリーニングペーパ
ー用カセットからクリーニングペーパーを定着器60に
通して定着ローラ61をクリーニングする。
【0067】クリーニングペーパーは、図11に示すよ
うに、紙に定着ローラ61の円周と加圧ローラ62の円
周の長い方より長い幅で帯状に黒のトナー(現像剤)を
プリントして定着したものである。画像が定着した面を
ローラ側にするように、図11に示すようなクリーニン
グペーパーを定着器60に通して定着ローラ61の定着
ヒータ(ハロゲンヒータ)63を加熱制御すると、定着
ローラ61に付着した炭酸カルシウムや廃トナーはクリ
ーニングペーパーに定着していたトナー(現像剤)と粘
着して剥れ、クリーニングペーパーにくっつくことによ
って定着ローラ61をクリーニングすることができる。
【0068】ステップS31で感光ドラム34を回転さ
せる等の後処理を行い、ステップS4以降でプリント等
の処理を行う。
【0069】ステップS4において、エンジン9のCP
U26はビデオインターフェース12を介してビデオコ
ントローラ2からプリント開始信号(/PRINT)を
受信するのを待つ。タイミングチャートは実施の形態1
と同様である(図6参照)。
【0070】CPU26は、/PRINT信号を受信す
るとステップS5で感光ドラム34を回転駆動し、給紙
を行う等の制御を行ってプリントの準備処理をする。
又、CPU26は、プリントの準備処理が完了するとス
テップS6でビデオインターフェース12を介してビデ
オコントローラ2へ/VSREQ信号を出力する。ビデ
オコントローラ2は、/VSREQ信号を受け取るとビ
デオインターフェース12を介して/VSREQ信号が
一定時間t2 後に/VSYNCをエンジン9へ出力し、
/VSYNCから一定時間t3 後に/VDOを出力す
る。
【0071】エンジン9のCPU26はステップS7で
1ページプリントし、ステップS9でプリント後所定時
間以内に次の/PRINT信号を受信しなければ感光ド
ラム34を回転させる等の後処理を行い(ステップS1
0)、ステップS22に戻る。ステップS9でプリント
後所定時間以内に次の/PRINT信号を受信すれば、
ステップS5に戻る。
【0072】CPU26は、ステップS4で/PRIN
T信号を受信するのを待っている間に、ステップS12
でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONのままか否か
を判定している。
【0073】ステップS12でプリンタ電源ソフトスイ
ッチ72がONのときにはステップS4に戻る。ステッ
プS12でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONでな
くなると、ステップS19でプリンタの低圧電電源71
をOFFする。
【0074】以上で説明したように、本実施の形態では
加熱ローラ61の汚れを読取スキャナ93で読み取って
検出し、加熱ローラ61が一定以上汚れていた場合に記
録紙Sの一部分に現像剤を帯状に定着させたクリーニン
グペーパーを流して該加熱ローラ61を加熱して回転さ
せ、該加熱ローラ61をクリーニングすることによって
定着器60のコンタミネーションを精度良く検出してこ
れを無くすことができる。
【0075】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図1〜図3、図5及び図12に基づいて説明す
る。尚、図1〜図3及び図5は実施の形態1と同様であ
り、図12は前記レーザビームプリンタ1のエンジン9
のCPU26の動作を示すフローチャートである。
【0076】最初に図12に示すステップS1でプリン
タ電源ソフトスイッチ72がONされると、ステップS
32でエンジン9のCPU26は、エンジン9の不揮発
性メモリ(EEPROM)50に記憶されているレーザ
ビームプリンタ1のエンジン9の画像信号における印字
されるドット数の積算値Dをリードしてこれをエンジン
9のRAM38にライトする。尚、出荷時にエンジン9
の不揮発性メモリ(EEPROM)50においてD=0
と設定してある。
【0077】次に、ステップS3でレーザビームプリン
タ1のエンジン9をプリントできる状態にするためのイ
ニシャル処理を行う。その後、ステップS4でエンジン
9のCPU26は、ビデオインターフェース12を介し
てビデオコントローラ2からのプリント開始信号(/P
RINT)の受信を待つ。図6にタイミングチャートを
示す。
【0078】而して、CPU26が/PRINT信号を
受信すると、ステップS5においてCPU26は感光ド
ラム34を回転駆動して給紙を行う等の制御を行った後
にプリントの準備処理を行う。そして、CPU26は、
プリントの準備処理を完了するとステップS6でビデオ
インターフェース12を介してビデオコントローラ2に
/VSREQ信号を出力し、ビデオコントローラ2は、
/VSREQ信号を受け取るとビデオインターフェース
12を介して/VSREQ信号から一定時間t 2 後に/
VSYNCをエンジン9へ出力し、/VSYNCから一
定時間t3 後に/VDOを出力する。
【0079】エンジン9のCPU26は、ステップS3
3で1ページプリントする。ここで、画像信号における
印字されるドット数の1ページ分のカウント値ΔDをエ
ンジン9の同期カウンタ40でカウントする。
【0080】そして、ステップS35においてD+ΔD
を新たにエンジン9の画像信号における印字されるドッ
ト数の積算値Dとしてエンジン9のRAM38を書き換
え、ステップS36でエンジン9の同期カウンタ40を
リセットする。
【0081】而して、ステップS9においてプリント後
所定時間以内に次の/PRINT信号を受信しなけれ
ば、感光ドラム34を回転させる等の後処理を行い(ス
テップS10)、ステップS4に戻る。これに対して、
ステップS9においてプリント後所定時間以内に次の/
PRINT信号を受信すれば、ステップS5に戻る。
【0082】CPU26は、ステップS4で/PRIN
T信号を受信するのを待っている間にステップS12で
プリンタ電源ソフトスイッチ72がONのままか否かを
判定している。そして、ステップS12でプリンタ電源
ソフトスイッチ72がONでなくなると、ステップS3
7でエンジン9のRAM38に記憶してあるエンジン9
の画像信号における印字されるドット数の積算値Dが、
定着ローラ61を一度クリーニングしてから次にクリー
ニングが必要になるまでの印字されるドット数の積算値
Dの規定値DC を超えたか否かを判定する。
【0083】ステップS37で積算値Dが規定値DC
超えていないならば、定着ローラ61のクリーニングは
必要ないためにステップS39でエンジン9の不揮発性
メモリ(EEPRPM)50に積算値Dをライトした
後、ステップS19でプリンタ1の低電圧電源71をO
FFする。
【0084】他方、ステップS37で積算値Dが規定値
C を超えているならば、定着ローラ61のクリーニン
グが必要であるためにステップS14においてCPU2
6はクリーニングローラカムモータドライバ74を制御
し、クリーニングローラカムモータ75を回転させるこ
とによってクリーニングローラカム76を図2に示す状
態に固定する。クリーニングローラステイ64は軸65
を中心として回動する構造を有しており、ばね79より
も弾性が強いばね78に押されて定着ローラ61にクリ
ーニングローラ77を接触させ、ステップS15で定着
ローラ61をクリーニングローラ77でクリーニングす
る。
【0085】ところで、定着ローラ61に付着した炭酸
カルシウムや廃トナーは、炭酸カルシウム・廃トナー容
器68に溜る。定着ローラ61にクリーニングローラ7
7を接触させてからエンジン9のTIMER29をスタ
ートし、一定時間カウントした後にクリーニングを終了
する。クリーニング後においてCPU26はステップS
16でクリーニングローラカムモータドライバ74を制
御し、クリーニングローラカムモータ75を回転させる
ことによってクリーニングローラカム76を図1に示す
状態として定着ローラ61からクリーニングローラ77
を離す。ステップS38でエンジン9のプリント枚数の
積算値D=0としてエンジン9のRAM38を書き換
え、ステップS39でエンジン9の不揮発性メモリ(E
EPROM)50にCをライトした後、ステップS19
でプリンタ1の低電圧電源71をOFFする。
【0086】以上説明したように、情報を書き込み/読
み出し可能な不揮発性メモリと、画像信号における印字
されるドットの数をカウントする手段と、該ドットのカ
ウント値を積算してこれを不揮発性メモリに書き込み/
読み出しする手段と、通常は記録材上の現像剤を加熱定
着する定着手段の加熱回転体にクリーニングローラを接
触させないで画像信号における印字されるドットの数の
積算値が規定値になる毎のその規定値を超えた所定の時
期に加熱回転体にクリーニングローラを一定時間接触さ
せて加熱回転体を加熱して空回転させることによって該
加熱回転体をクリーニングする定着手段を有することに
よって、定着ローラの熱を出来るだけ奪わないように効
果的なクリーニングができるため、良好な定着性と短い
ファーストプリントタイムを犠牲にすることなく、定着
器のコンタミネーション(汚れ)を無くすことができ
る。
【0087】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図1〜図3、図5及び図13に基づいて説明す
る。尚、図1〜図3及び図5は実施の形態1と同様であ
り、図13は前記レーザビームプリンタ1のエンジン9
のCPU26の動作を示すフローチャートである。
【0088】最初に図13に示すステップS1でプリン
タ電源ソフトスイッチ72がONされると、ステップS
3でレーザビームプリンタ1のエンジン9をプリントで
きる状態にするためのイニシャル処理を行う。
【0089】その後、エンジン9のCPU26は、ステ
ップS4でビデオインターフェース12を介してビデオ
コントローラ2からのプリント開始信号(/PRIN
T)の受信を待つ。尚、タイミングチャートは図6と同
様である。
【0090】而して、エンジン9のCPU26は、/P
RINT信号を受信するとステップS5で感光ドラム3
4を回転駆動し、給紙を行う等の制御を行ってプリント
の準備処理を行う。そして、CPU26は、プリントの
準備処理を完了するとステップS6でビデオインターフ
ェース12を介してビデオコントローラ2に/VSRE
Q信号を出力し、ビデオコントローラ2は、/VSRE
Q信号を受け取るとビデオインターフェース12を介し
て/VSREQ信号から一定時間t2 後に/VSYNC
をエンジン9へ出力し、/VSYNCから一定時間t3
後に/VDOを出力する。エンジン9のCPU26は、
ステップS7で1ページプリントし、ステップS9でプ
リント後所定時間以内に次の/PRINT信号を受信し
なければ感光ドラム34を回転させる等の後処理を行い
(ステップS10)、ステップS4に戻る。これに対し
て、ステップS9でプリント後所定時間以内に次の/P
RINT信号を受信すれば、ステップS5に戻る。
【0091】そして、CPU26は、ステップS4で/
PRINT信号を受信するのを待っている間に、ステッ
プS12でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONのま
まか否かを判定している。
【0092】ステップS12でプリンタ電源ソフトスイ
ッチ72がONでなくなると、ステップS19でプリン
タ1の低電圧電源71をOFFし、ステップS12でプ
リンタ電源ソフトスイッチ72がONのときは、ステッ
プS24で使用者がレーザビームプリンタ1の操作パネ
ル35のスイッチから定着ローラ61のクリーニングを
指示するか否かを判定している。そして、ステップS2
4で使用者が操作パネル35のスイッチから定着ローラ
61のクリーニングを指示しないときは、ステップS4
に戻る。これに対して、ステップS24で使用者が操作
パネル35のスイッチから定着ローラ61のクリーニン
グを指示するときは、ステップS14〜S16において
前記実施の形態1と同様に定着ローラ61をクリーニン
グローラ77でクリーニングした後、ステップS4に戻
る。
【0093】以上説明したように、通常は記録材上の現
像剤を加熱定着する定着手段の加熱回転体にクリーニン
グローラを接触させないで、加熱回転体のクリーニング
を使用者が操作スイッチから指示したときに加熱回転体
にクリーニングローラを一定時間接触させて該加熱回転
体を加熱して空回転させることによって加熱回転体をク
リーニングする定着手段を有することによって、定着ロ
ーラの熱を出来るだけ奪わないように効果的なクリーニ
ングができるため、良好な定着性と短いファーストプリ
ントタイムを犠牲にすることなく、定着器のコンタミネ
ーション(汚れ)を無くすことができる。
【0094】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6を図1〜図3、図5及び図14に基づいて説明す
る。尚、図1〜図3及び図5は実施の形態1と同様であ
り、図14は前記レーザビームプリンタ1のエンジン9
のCPU26の動作を示すフローチャートである。
【0095】最初に図14に示すステップS1でプリン
タ電源ソフトスイッチ72がONされると、ステップS
3でレーザビームプリンタ1のエンジン9をプリントで
きる状態にするためのイニシャル処理を行う。
【0096】その後、ステップS4でエンジン9のCP
U26は、ビデオインターフェース12を介してビデオ
コントローラ2からのプリント開始信号(/PRIN
T)の受信を待つ。タイミングチャートは図6と同様で
ある。
【0097】而して、エンジン9のCPU26は、/P
RINT信号を受信するとステップS5で感光ドラム3
4を回転駆動し、給紙を行う等の制御を行ってプリント
の準備処理を行う。そして、CPU26は、プリントの
準備処理が完了すると、ステップS6でビデオインター
フェース12を介してビデオコントローラ2に/VSR
EQ信号を出力し、ビデオコントローラ2は、/VSR
EQ信号を受け取るとビデオインターフェース12を介
して/VSREQ信号から一定時間t2 後に/VSYN
Cをエンジン9へ出力し、/VSYNCから一定時間t
3 後に/VDOを出力する。
【0098】エンジン9のCPU26は、ステップS7
で1ページプリントし、ステップS9でプリント後所定
時間以内に次の/PRINT信号を受信しなければ感光
ドラム34を回転させる等の後処理を行い(ステップS
10)、ステップS4に戻る。これに対して、ステップ
S9でプリント後所定時間以内に次の/PRINT信号
を受信すれば、ステップS5に戻る。
【0099】CPU26は、ステップS4で/PRIN
T信号を受信するのを待っている間に、ステップS12
でプリンタ電源ソフトスイッチ72がONのままか否か
を判定している。
【0100】ステップS12でプリンタ電源ソフトスイ
ッチ72がONでなくなると、ステップS19でプリン
タ1の低電圧電源71をOFFする。ステップS12で
プリンタ電源ソフトスイッチ72がONのときは、ステ
ップS25で使用者がホストコンピュータ3から定着ロ
ーラ61のクリーニングを指示するか否かを判定してい
る。ステップS25で使用者がホストコンピュータ3か
ら定着ローラ61のクリーニングを指示しないときは、
ステップS4に戻る。
【0101】他方、ステップS25で使用者がホストコ
ンピュータ3から定着ローラ61のクリーニングを指示
するときは、ステップS14〜S16において前記実施
の形態1と同様に定着ローラ61をクリーニングローラ
77でクリーニングした後、ステップS4に戻る。
【0102】以上説明したように、記録材上の現像剤を
加熱定着する定着手段の加熱回転体にクリーニングを使
用者がホストコンピューターから指示したときに該加熱
回転体をクリーニングすることによって、定着ローラの
熱を出来るだけ奪わないように効果的なクリーニングが
できるため、良好な定着性と短いファーストプリントタ
イムを犠牲にすることなく、定着器のコンタミネーショ
ン(汚れ)を無くすことができる。
【0103】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、加熱回転体をクリーニングするときのみ該加熱
回転体にクリーニングローラを一定時間接触させ、該加
熱回転体を加熱して空回転させることによって加熱回転
体をクリーニングするようにしたため、良好な定着性と
短いファーストプリントタイムを犠牲にすることなく、
定着器のコンタミネーション(汚れ)を無くすことがで
きるという効果が得られる。
【0104】又、本発明によれば、加熱回転体の汚れを
読取スキャナで読み取って汚れを検出し、一定以上汚れ
ていた場合に加熱回転体にクリーニングローラを一定時
間接触させ、該加熱回転体を加熱して空回転させること
によって加熱回転体をクリーニングするようにしたた
め、良好な定着性と短いファーストプリントタイムを犠
牲にすることなく、定着器の汚れを精度良く検出してこ
れを無くすことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニングローラの配置を示す定着器の構成
図(通常時)である。
【図2】クリーニングローラの配置を示す定着器の構成
図(クリーニング時)である。
【図3】本発明の実施の形態1及び4に係るレーザビー
ムプリンタの回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るレーザビームプリンタの断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1に係るレーザビームプリ
ンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】各種信号のタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2及び3に係るレーザビー
ムプリンタの回路構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態2及び3に係るレーザビー
ムプリンタにおける定着ローラのコンタミネーション
(汚れ)を読み取るための読取スキャナの配置を示す定
着器の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るレーザビームプリ
ンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態3に係るレーザビームプ
リンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示す
フローチャートである。
【図11】クリーニングペーパーを示す図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係るレーザビームプ
リンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態5に係るレーザビームプ
リンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示す
フローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態6に係るレーザビームプ
リンタにおけるエンジンのCPUによる制御手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 2 ビデオコントローラ 3 ホストコンピュータ 9 エンジン 23 カートリッジ 26 CPU 34 感光ドラム(感光体) 37 ROM 38 RAM 42 一次帯電器 43 現像スリーブ 50 不揮発性メモリ(EEPROM) 60 定着器(定着手段) 61 定着ローラ(加熱回転体) 62 加圧ローラ 63 定着ヒータ 72 プリンタ電源ソフトスイッチ 77 クリーニングローラ 93 読取スキャナ 97 同期カウンタ S 記録紙(記録材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に対応して変調された光を感光
    体に照射してその光による潜像を感光体上に形成し、該
    潜像を現像して現像像を記録材に転写した後に加熱定着
    するプロセス手段を有する画像形成装置において、 通常は記録材上の現像像を加熱定着する加熱回転体にク
    リーニングローラを接触させないで、一定印字枚数毎の
    その枚数を超えた所定の時期に前記加熱回転体にクリー
    ニングローラを一定時間接触させて該加熱回転体を加熱
    して空回転させることによって加熱回転体をクリーニン
    グする定着手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 画像信号に対応して変調された光を感光
    体に照射してその光による潜像を感光体上に形成し、該
    潜像を現像して現像像を記録材に転写した後に加熱定着
    するプロセス手段を有する画像形成装置において、 通常は記録材上の現像像を加熱定着する加熱回転体にク
    リーニングローラを接触させないで、加熱回転体の汚れ
    を読取スキャナで読み取って汚れを検出し、一定以上汚
    れていた場合に加熱回転体にクリーニングローラを一定
    時間接触させて該加熱回転体を加熱して空回転させるこ
    とによって加熱回転体をクリーニングする定着手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱回転体が一定以上汚れていた場
    合には、記録材の一部分に現像剤を帯状に定着させたク
    リーニングペーパーを流して加熱回転体を加熱して空回
    転させることによって加熱回転体をクリーニングするよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像信号に対応して変調された光を感光
    体に照射してその光による潜像を感光体上に形成し、該
    潜像を現像して現像像を記録材に転写した後に加熱定着
    するプロセス手段を有する画像形成装置において、 情報を書き込み/読み出し可能な不揮発性メモリと、画
    像信号における印字されるドットの数をカウントする手
    段と、該ドットのカウント値を積算してこれを前記不揮
    発性メモリに書き込み/読み出しする手段と、通常は記
    録材上の現像像を加熱定着する加熱回転体にクリーニン
    グローラを接触させないで、画像信号における印字され
    るドットの数の積算値が規定値になる毎のその規定値を
    超えた所定の時期に前記加熱回転体にクリーニングロー
    ラを一定時間接触させて該加熱回転体を加熱して空回転
    させることによって加熱回転体をクリーニングする定着
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号に対応して変調された光を感光
    体に照射してその光による潜像を感光体上に形成し、該
    潜像を現像して現像像を記録材に転写した後に加熱定着
    するプロセス手段を有する画像形成装置において、 通常は記録材上の現像像を加熱定着する加熱回転体にク
    リーニングローラを接触させないで、前記加熱加熱体の
    クリーニングを使用者が操作スイッチから指示したとき
    に加熱回転体にクリーニングローラを一定時間接触させ
    て該加熱回転体を加熱して空回転させることによって加
    熱回転体をクリーニングする定着手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱回転体のクリーニングを使用者
    がホストコンピュータから指示したときに加熱回転体を
    クリーニングするようにしたことを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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