JP4556543B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を形成してシートに転写し、シート上のトナー像を定着装置で加熱定着する電子写真方式の画像形成装置に関する。
前記種類の画像形成装置においては、シート上に転写したトナー像を定着させるために、熱及び圧力を加えているこのため、両面に印刷(画像形成)する際に、シートの伸びが発生し、特に、1面目と2面目で、シートの先端と後端とが逆になるようにシートを反転させて搬送する構成では、シートの伸びによって、表裏の画像領域の位置ズレが発生する。
前記両面印刷したシートの表裏の画像領域の位置ズレが発生すると、製本した場合に各ページの画像位置が一致しない事態が発生する。前記シートの表裏両面の画像領域を一致させるためには、シート長を正確且つ迅速に検出することが必要となる。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)画像記録されるシートのシート長を正確且つ迅速に検出すること。
(O02)シート両面の画像領域のシート搬送方向の位置ずれ量を少なくすること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
第1発明
第1発明画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A011),(A017),(A018)を備えたことを特徴とする。
(A01)画像記録用のシート(S)にトナー像を転写するシート転写領域(Q)に給紙トレイ(TR1)から取り出した前記シート(S)を搬送する転写領域上流側シート搬送路(SH1)であって、前記シート(S)の側端縁をガイドするサイドガイド(Sg)と、前記サイドガイド(Sg)にシート側端縁を当接させた状態で前記サイドガイド(Sg)に沿って前記シート(S)を搬送するためのクロストロール(Rc)と、前記クロストロール(Rc)に対してシート搬送方向下流側に配置され且つ前記サイドガイド(Sg)で側端縁が当接されて姿勢が補正されたシート(S)を前記シート転写領域(Q)に搬送するレジロール(Rr)と、を有する姿勢補正用シート搬送路(SHa)を有する前記転写領域上流側シート搬送路(SH1)、
(A02)前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)の前記レジロール(Rr)に対して、シート搬送方向下流側に配置されたシート前端センサ(SNr)、
(A03)前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)の前記レジロール(Rr)に対して、シート搬送方向上流側に配置され且つシート搬送方向に沿って延びるラインセンサにより構成されたシート後端センサ(SNk)、
(A04)前記シート前端センサ(SNr)と前記シート後端センサ(SNk)との間の距離であるセンサ間距離(Bp)を記憶するセンサ間距離記憶手段(C3a)、
(A05)前記シート前端センサ(SNr)がシート前端を検出した時のシート後端センサ(SNk)のシート後端検出信号(A1p,A2p)と、前記センサ間距離(Bp)とに基づいてシート長(L1=A1p+Bp、L2=A2p+Bp)を検出するシート長検出記憶手段(C3b,C3c)、
(A06)前記トナー像が形成されたシート(S)を排紙トレイ(TRh)に搬送する下流側シート搬送路(SH2)、
(A07)前記下流側シート搬送路(SH2)を搬送されるシート(S)上の前記トナー像を定着する定着装置(F)、
(A08)シート(S)の第1面にのみ定着トナー像が形成された片面記録済シート(S)を反転させるシート反転路(SH3)を有し、反転した片面記録済シート(S)を上流側シート搬送路(SH1)の姿勢補正用シート搬送路(SHa)に再送するシート再送路(SH4)、
(A09)前記給紙トレイ(TR1)から取り出したシート(S)が前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)を通過する際に定着前シート長(L1=A1p+Bp)を検出し、前記片面記録済シート(S)が前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)を通過する際に定着後シート長(L2=A2p+Bp)を検出、記憶する前記シート長検出記憶手段(C3b,C3c)
(A010)回転する感光体表面を有する像担持体(PR)と、前記像担持体(PR)表面を一様に帯電する帯電部材(CR)と、帯電した像担持体(PR)表面に静電潜像を形成する潜像書込装置(ROS)と、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置(D)とを有するトナー像形成装置(PR+CR+ROS+D)、
(A011)前記トナー像を前記シート転写領域(Q)において画像記録用のシート(S)に転写するシート転写装置(T)、
(A017)1面目の画像形成前の検出シート長がL1の場合に、シート前端から画像領域前端までの前端非画像領域長をd1に設定し記憶する1面目前端非画像領域長設定記憶手段(C5a)、
(A018)1面目の画像形成前の検出シート長がL1で且つシート前端から画像領域前端までの前端非画像領域長がd1であり、2面目の画像形成前の検出シート長がL2の場合に、前記d1,L1,L2の値に応じて、2面目画像記録時の前端非画像領域長d2を設定する2面目前端非画像領域長設定記憶手段(C5b)。
(第発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A011),(A017),(A018)を備えた第1発明画像形成装置では、転写領域上流側シート搬送路(SH1)は、画像記録用のシート(S)にトナー像を転写するシート転写領域(Q)に前記シート(S)を搬送する。前記転写領域上流側シート搬送路(SH1)に設けた姿勢補正用シート搬送路(SHa)のサイドガイド(Sg)は、前記シート(S)の側端縁をガイドする。クロストロール(Rc)は、前記サイドガイド(Sg)にシート側端縁を当接させた状態で前記サイドガイド(Sg)に沿って前記シート(S)を搬送する。レジロール(Rr)は、前記クロストロール(Rc)に対してシート搬送方向下流側に配置され且つ前記サイドガイド(Sg)で側端縁が当接されて姿勢が補正されたシート(S)を前記シート転写領域(Q)に搬送する。
前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)の前記レジロール(Rr)に対して、シート搬送方向下流側に配置されたシート前端センサ(SNr)と、前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)の前記レジロール(Rr)に対して、シート搬送方向上流側に配置され且つシート搬送方向に沿って延びるラインセンサにより構成されたシート後端センサ(SNk)との間の距離であるセンサ間距離(Bp)は、センサ間距離記憶手段(C3a)により記憶される。
シート長検出記憶手段(C3b,C3c)は、前記シート前端センサ(SNr)がシート前端を検出した時のシート後端センサ(SNk)のシート後端検出信号(A1p,A2p)と、前記センサ間距離(Bp)とに基づいてシート長(L1=A1p+Bp、L2=A2p+Bp)を検出する。
1面目の画像形成前の検出シート長がL1の場合に、1面目前端非画像領域長記憶手段(C5a)は、シート前端から画像領域(C1)前端までの前端非画像領域長をd1に設定し記憶する。
前記第1発明では、クロストロール(Rc)により、前記サイドガイド(Sg)にシート側端縁を当接させた状態で前記サイドガイド(Sg)に沿って搬送されるシート(S)のシート長(L1=A1p+Bp、L2=A2p+Bp)を検出するので、シート搬送方向のシート長(L1=A1p+Bp、L2=A2p+Bp)を正確に検出することが可能である。
トナー像形成装置(PR+CR+ROS+D)の像担持体(PR)の回転する感光体表面は、帯電部材(CR)により一様に帯電される。帯電した像担持体(PR)表面は、潜像書込装置(ROS)により静電潜像が形成される。現像装置(D)は、前記静電潜像をトナー像に現像する。
シート転写装置(T)は、前記トナー像を前記シート転写領域(Q)において画像記録用のシート(S)に転写する。
下流側シート搬送路(SH2)は、前記トナー像が形成されたシート(S)を排紙トレイ(TRh)に搬送する。定着装置(F)は、前記下流側シート搬送路(SH2)を搬送されるシート(S)上の前記トナー像を定着する。
シート再送路(SH4)のシート反転路(SH3)は、シート(S)の第1面にのみ定着トナー像が形成された片面記録済シート(S)を反転させる。前記シート再送路(SH4)は、反転した片面記録済シート(S)を上流側シート搬送路(SH1)の姿勢補正用シート搬送路(SHa)に再送する。
前記シート長検出記憶手段(C3b,C3c)は、前記給紙トレイ(TR1)から取り出したシート(S)が前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)を通過する際に定着前シート長(L1=A1p+Bp)を検出し、前記片面記録済シート(S)が前記姿勢補正用シート搬送路(SHa)を通過する際に定着後シート長(L2=A2p+Bp)を検出する。
1面目の画像形成前の検出シート長がL1で且つシート前端から画像領域前端までの前端非画像領域長がd1であり、2面目の画像形成前の検出シート長がL2の場合に、2面目前端非画像領域長設定記憶手段(C5b)は、前記d1,L1,L2の値に応じて、2面目画像記録時の前端非画像領域長d2を設定する。
前記第1発明では、前記定着前シート長(L1=A1p+Bp)および定着後シート長(L2=A2p+Bp)を正確に検出することができるので、定着前後のシート長(L1=A1p+Bp、L2=A2p+Bp)の倍率を正確に検出することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)〜(E03)を奏する。
(E01)画像記録されるシートのシート長を正確且つ迅速に検出することができる。
(E02)シート両面の画像領域のシート搬送方向の位置ずれ量を少なくすることができる。
(E03)用紙の長さを正確に測ることができるため用紙の真ん中にばらつきなく印刷することができる。また1面目と2面目で、表裏のずれをなくすことができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
次に図面を参照しながら、本発明の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1の全体説明図である。
図1において、画像形成装置(プリンタ)Uは、UI(ユーザインタフェース)と、IPS(イメージプロセッシングシステム)とを有している。
図示しないコンピュータから画像形成装置(プリンタ)UのコントローラCに入力された画像記録用データは、前記IPSの一時記憶メモリに記憶される。前記IPSは、コントローラCから入力された画像記録用データをビットマップ画像データに変換して、レーザ駆動データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
前記レーザ駆動回路DLは、入力されたレーザ駆動データに応じたレーザ駆動信号をROS(潜像書込装置、または画像書込装置)のLD(レーザダイオード)に出力する。LDから出射したレーザ光Lは回転多面鏡KKを有する光学系により像担持体PR表面を走査する。
画像形成装置Uの像担持体(感光体ドラム)PRの表面は帯電ロール(帯電部材)CRにより一様に帯電され、ROS(潜像書込装置)から出射するレーザビームLにより静電潜像が書き込まれる。静電潜像は現像器Dでトナー像に現像される。
前記像担持体PR、帯電ロールCR、ROS(潜像書込装置)、現像機D等によりトナー像形成装置(PR+CR+ROS+D)が構成されている。
前記トナー像は像担持体PRの回転に伴い転写ロール(シート転写装置)Tに対向する転写領域(シート転写領域)Qに移動する。
前記コントローラCにより制御される電源回路Eは、現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧を転写ロールTに印加する。
給紙トレイTR1と前記転写領域(画像記録位置)Qとの間には上流側シート搬送路(転写領域上流側シート搬送路)SH1が配置されており、前記上流側シート搬送路SH1の途中にはシートSを平面形状に保持した状態で搬送する姿勢補正用シート搬送路SHaが設けられている。

給紙トレイTR1に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、上流側シート搬送路SH1に給紙される。給紙されたシートSは、互いに圧接する給紙ロールRs1と分離ロール(分離部材)Rs2とを有するさばきロールRsにより1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaにより姿勢補正用シート搬送路SHaに搬送される。
図2は転写領域の上流側のシート搬送路の説明図である。
図1、図2において、前記上流側シート搬送路SH1の姿勢補正用シート搬送路SHaには、そのシート搬送方向の上流側端部に首振りロールRbが配置されている。首振りロールRbは前後方向中央部に配置された小径ロールRb1と前側に配置された大径ロールRb2とを有しており、通過するシートの前側部分(X側部分)の搬送速度が大きくなるように構成されている。したがって、首振りロールを通過するシートSは図2の2点鎖線で示すように傾斜して搬送される。
また姿勢補正用シート搬送路SHaには、シート幅方向(前後方向、X軸方向)の中央部にシート搬送方向(左右方向、Y軸方向)に延びるラインセンサにより構成されたシート後端センサ(シートサイズセンサ)SNkが配置されている。また姿勢補正用シート搬送路SHaには、前端部(X軸方向端部、シート幅方向右端部)にシート搬送方向(左右方向、Y軸方向)に延びるサイドガイドGsが設けられている。サイドガイドGsは支点Gs1回りの回転位置を調節可能に構成されている。
姿勢補正用シート搬送路SHaには、前記首振りロールRbの下流側に複数のクロストロールRcが配置されている。前記クロストロールRcにより姿勢補正用シート搬送路SHaを搬送されるシートSの前端縁は、前記サイドガイドGsに位置決めされた状態でガイドされる。なお、前記姿勢補正用シート搬送路SHaでは、シートSは平面状に保持された状態で搬送される。
前記姿勢補正用シート搬送路のシート搬送方向下流側部分にはレジロールRrが配置されている。レジロールRrは図示しないレジロールシフト機構により軸方向にシフト可能に構成されており、用紙Sを幅方向に移動させながら用紙搬送方向下流側に搬送することができる。なお、シートを幅方向に搬送するために、軸方向に移動するシート搬送ロールの構造(ロールシフト構造)は従来公知(特開平8−208098号公報参照)であり、レジロールシフト機構は、前記従来公知の技術と同様に構成される。
前記レジロールRrのシート搬送方向下流側には、前後方向中央部にレジセンサ(シート前端センサ)SNrが配置され、前側部分にサイドレジセンサSNsが配置されている。
前記上流側シート搬送路SH1には、前記姿勢補正用シート搬送路SHaのシート搬送方向下流側に、搬送ロールRaが配置されそのシート搬送方向下流側には像担持体PRおよび転写ロールTが配置されている。前記像担持体PRと転写ロールTとの圧接領域により転写領域Qが形成されている。
図1において、シートSが転写領域Qを通過する際に、像担持体PR上に形成されたトナー像がシートS上に転写される。前記転写後の像担持体PR表面に残った転写残トナーはクリーナCLにより除去される。
前記像担持体PR、帯電ロールCR、潜像書込装置ROS、転写ロールT、クリーナCL等により、シートSに画像を記録する画像記録部材Gが構成されている。
図3は前記姿勢補正用シート搬送路を搬送されるシートのシートサイズ検出方法の説明図であり、前記姿勢補正用シート搬送路の要部を示す図である。
図2、図3において、前記姿勢補正用シート搬送路SHaに配置された3個のクロストロールRcは前記首振ロールRbから搬送されてきた用紙Sを、サイドガイドGsに当接させる方向および用紙搬送方向下流側に搬送する。
前記クロストロールRcにより搬送される用紙Sは、その一側縁が前記サイドガイドGsに当接した状態となって用紙搬送方向下流側に搬送される。前記レジロールRrの用紙搬送方向下流側に配置された前記レジセンサSNrがシート前端を検出した時の前記シートSの後端検出センサSNkが検出する用紙後端位置により用紙の用紙搬送方向の長さを検出することができる。
本実施例1では、シート後端を検出する時点のシート前端を検出するシート前端検出センサとしてレジセンサSNrを使用するので、シート前端センサをわざわざ配置する必要がなくなり、使用するセンサ数の減少に役立つ。
図3において、姿勢補正用シート搬送路SHaに設けられた前記後端検出センサSNkは、光源SNK1、セルホックレンズSNK2、およびラインセンサSNK3を有している。前記ラインセンサSNK3は、直線上に配置した多数の受光素子(リニアCCD)により構成されている。後端検出センサSNKの基準位置(例えば、前記多数の受光素子の下流端に配置された受光素子の位置)と前記レジセンサSNrとの距離(センサ間距離)Bpは既知である。また、前記基準位置からの各受光素子までの距離も既知である。
前記シート後端センサSNkの前記ラインセンサSNK3は、前記レジセンサSNrがシートSの前端を検出した時点の前記シートSの縦方向上流側端部の位置(シート後端位置)を検出する。このとき、シート後端を検出した受光素子の位置と前記後端検出センサSNkの基準位置との距離をApとすれば、シートサイズ(縦方向サイズ)は、次式であらわせる。
シートサイズ=(Bp+Ap)
図1において、前記転写領域Qと排紙トレイTRhとの間には下流側シート搬送路SH2が配置されており、下流側シート搬送路SH2には定着装置Fが配置されている。前記転写領域でトナー像が転写されたシートSは定着装置Fを通過する際にトナー像が定着される。片面記録ジョブの場合には、片面にトナー像が定着された片面記録済シートSは、排紙トレイTRhに排出される。
前記下流側シート搬送路SH2の定着装置Fの下流側には、正逆回転搬送ロールRdが設けられている。下流側シート搬送路SH2には、前記正逆回転搬送ロールRdの下流側にシート反転路SH3が接続されており、上流側にはシート再送路SH4が接続されている。
前記正逆回転搬送ロールRdのシート搬送方向上流側にはシートセンサSN2およびマイラーゲートGT1が配置されており、下流側にはシートセンサSN3および切替ゲートGT2が配置されている。マイラーゲートGT1はシート状部材により構成されており、定着装置Fを通過したシートの下流側への移動は自由で、且つ、シート反転路SH3から反転して逆送されるシートはシート再送路SH4に向かわせるように配置されている。
切替ゲートGT2は、定着装置Fおよび正逆回転搬送ロールRdを通過したシートSをて排紙トレイTRh側またはシート反転路SH3のいずれかの側に向かわせるように切り替えられるゲートである。
両面記録ジョブの場合、片面記録済シートSは下流側シート搬送路SH2の正逆回転搬送ロールRdの正回転によりシート反転路SH3側に搬送され、シートセンサSN2により検出されたシートSの後端が正逆回転搬送ロールRdを通過する直前に正逆回転搬送ロールRdが停止しその直後に逆回転する。このとき、前記片面記録済シートSは、スイッチバックして逆方向に搬送され、反転した状態で前記シート再送路SH4に搬送される。
前記シート反転路SH3で反転してからシート再送路SH4に搬送された片面記録済シートSは、前記姿勢補正用シート搬送路SHaに再搬送される。この場合、前記片面記録済シートSの画像記録済面は裏面になる。前記姿勢補正用シート搬送路SHaに再搬送された第2面記録前のシートSは、前記後端検出センサSNkにより第2面記録前シートサイズが検出される。
前記片面記録前(第1面記録前)のシートが前記姿勢補正用シート搬送路SHaを通過する際に検出された片面記録前シートサイズをL1、片面記録済(第1面記録済)シートSが前記姿勢補正用シート搬送路SHaを通過する際に検出された片面記録済シートサイズ(第2面画像記録前シートサイズ)をL2とした場合、通常は、片面記録時のシートSが定着される際に加熱されるため、1面目のシートサイズまたは画像サイズに対する、2面目のシートサイズまたは画像サイズの倍率は、L2/L1となる。したがって、シートSの両面の画像倍率を同じにするためには、シートSの第1面に形成するための像担持体表面の画像倍率を1とした場合、シートSの第2面に形成するための像担持体表面の画像倍率を1×(L2/L1)とする必要がある。
このため、前記片面記録済シートの第2面に記録する画像は、前記画像倍率に応じて前記像担持体PRの回転速度およびROSに設けられた回転多面鏡KKの回転速度を調整することにより補正される。すなわち、第2面の画像形成時の像担持体PRの回転速度および回転多面鏡KKの回転速度を、第1面の画像形成時の回転速度の(L2/L1)倍とする。その場合、転写領域Qに搬送された前記片面記録済シートSの第2面には、倍率補正された画像(1面目と同サイズの画像)が記録される。
両面記録済シートSは、下流側シート搬送路SH2に搬送され排紙ロールRhから排紙トレイTRhに排出される。
(実施例1の制御部の説明)
図4は本実施例1の制御部のブロック線図である。
図5は前記図4の制御部のブロック線図の残りの部分を示す図である。
図4、図5において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う図示しないI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
図1、図4において、前記コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)、IPS(イメージプロセッシングシステム)と接続されており、UI、IPS、シートセンサSN1〜SN3(図5参照)、レジセンサSNr、シート後端センサSNk、サイドレジセンサSNs等の信号入力要素からの信号が入力されている。
なお、前記UI、IPSにはコントローラCの出力信号が入力される。また、前記UIは、表示器、トレイ選択キー,モード選択キー等を備えている。
(前記コントローラCに接続された被制御要素)
コントローラCは、UI、IPS、電源回路E、像担持体回転駆動回路D1、回転多面鏡回転駆動回路D2、ピックアップロール昇降ソレノイド駆動回路Ds、シート搬送部材駆動回路D3、ゲート切替ソレノイド駆動回路Dg、レジロール駆動回路D4、レジロールシフト回路D5等の被制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
(像担持体回転駆動回路D1)
像担持体回転駆動回路D1は像担持体駆動モータM1を介して像担持体PRを回転駆動する。
(回転多面鏡回転駆動回路D2)
回転多面鏡回転駆動回路D2は回転多面鏡駆動モータM2を介して回転多面鏡KKを回転駆動する。
(LD(レーザダイオード)駆動回路DL)
LD駆動回路DLはレーザダイオードLDを駆動して潜像書込用のレーザビームLを出射させる。レーザダイオードLDから出射したレーザビームLは回転多面鏡KKにより、像担持体PR表面上を走査して、像担持体PR表面に静電潜像を書き込む。
(電源回路E)
前記電源回路Eは、現像器Dの現像ロールに現像バイアスを印加する現像バイアス用電源回路、帯電ロールCR(チャージロール)に帯電電圧を印加する帯電用電源回路、LD(レーザダイオード)を駆動するLD駆動電源回路、転写用電源回路、定着用電源回路等を有している。
(ピックアップロール昇降用ソレノイド駆動回路Ds)
ピックアップロール昇降用ソレノイド駆動回路Dsは、Rp(ピックアップロール)昇降ソレノイドSL1を駆動して、Rp(ピックアップロール)を昇降させる。
(シート搬送部材駆動回路D3)
シート搬送部材駆動回路D3はシート搬送部材駆動モータM3を介してシート搬送部材(ピックアップロールRp、さばきロールRs、搬送ロールRa、首振ロールRb、クロストロールRc等を回転駆動する。
(正逆回転回転搬送モータ駆動回路D4)
正逆回転回転搬送モータ駆動回路D4は、正逆回転搬送モータM4を介して正逆回転ロールRdを回転駆動する。
(ゲート切替ソレノイド駆動回路Dg)
ゲート切替ソレノイド駆動回路Dgはゲート切替ソレノイドSL2を作動させて切替ゲートGT2を切り替える。
(レジロール駆動回路D5)
レジロール駆動回路D5はレジロール駆動モータM5を駆動してレジロールRrを回転させる。
(レジロールシフト回路D6)
レジロールシフト回路D6はレジロールシフトモータM6を駆動してレジロールRrを軸方向に移動させる。このレジロールRrのシフトによりレジロールRrにより搬送されるシートSはシート幅方向に移動する。なお、シートを幅方向に搬送するために、軸方向に移動するシート搬送ロールの構造(ロールシフト構造)は従来公知(特開平8−208098号公報参照)であり、この従来公知の技術を使用して、レジロールRrを軸方向に移動させることが可能である。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、下記の制御要素C1〜C6を有しており、前記各制御要素C1〜C6は、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して前記各被制御要素に制御信号を出力するための、所定の機能を有している。
(画像記録部材制御手段C1)
画像記録部材制御手段C1は、下記の制御手段C1a〜C1dを有している。
(電源回路制御手段C1a)
電源回路制御手段C1aは、現像バイアス用電源回路、帯電用電源回路、LD駆動電源回路、転写用電源回路、定着用電源回路等の動作を制御する。
(像担持体回転制御手段C1b)
像担持体回転制御手段C1bは、後述のプロセス速度設定手段C6により設定された像担持体PRの回転速度となるように、像担持体回転駆動回路D1の動作を制御する。すなわち、1面目画像記録時の像担持体PRの周速度Vb1に対して、2面目画像記録時の周速度Vb2がVb2=Vb1×(L2/L1)となるように像担持体PRの回転速度を制御する。
(回転多面鏡回転制御手段C1c)
回転多面鏡回転制御手段C1cは、後述のプロセス速度設定手段C6により設定された回転多面鏡の回転速度となるように、回転多面鏡回転駆動回路D1の動作を制御する。すなわち、2面目の画像形成時の回転多面鏡KKの回転速度Va2を、1面目の画像記録時の回転速度Va1に対してVa2=Va1×(L2/L1)となるように回転多面鏡KKの回転速度を制御する。ただし、L2=(A2p+Bp)であり、L1=(A1p+Bp)である。なお、Bpは前述したように、センサ間距離であり、1面目シート後端検出信号A1p、2面目シート後端検出信号A2pについては後述する。
(シート搬送制御手段C1d)
シート搬送制御手段C1dは、次の制御手段C1d1〜C1d7等を有しており、給紙トレイTR1のシートSの取出タイミング、シート搬送速度、シート搬送方向等を制御する。
(給紙パルス出力手段C1d1)
給紙パルス出力手段C1d1は、シートサイズ、片面記録モード、両面記録モード等に応じた所定のタイミングで給紙パルスを出力する。
(シート取出制御手段C1d2)
シート取出制御手段C1d2は、給紙パルス出力手段C1d1により出力された給紙パルスに応じて、ピックアップロールRpの昇降ソレノイドSL1を下降させて給紙トレイTR1からシートSを取り出す。
(シート搬送ロール回転制御手段C1d3)
シート搬送ロール回転制御手段C1d3は、後述のプロセス速度設定手段C6により設定されたシート搬送速度となるように、シート搬送部材駆動モータM3を駆動し、ピックアップロールRp、さばきロールRs、搬送ロールRa、首振りロールRb、クロストロールRcの回転を制御する。
(レジロール回転制御手段C1d4)
レジロール回転制御手段C1d4は、後述のプロセス速度設定手段C6により設定されたシート搬送速度で且つ、所定のタイミングでレジロールが回転、停止するように、レジロール駆動モータM5の動作を制御する。
(レジロールシフト制御手段C1d5)
レジロールシフト制御手段C1d5は、所定のタイミングレジロールシフトモータM6回転させてレジロールRrを軸方向へシフトさせる。
(正逆回転搬送ロール回転制御手段C1d6)
正逆回転搬送ロール回転制御手段C1d6は、後述のプロセス速度設定手段C6により設定されたシート搬送速度で且つ、所定のタイミングで正逆回転搬送ロールRdを正回転、逆回転、停止させるように正逆回転駆動モータM4を制御する。
(ゲート切替手段C1d7)
ゲート切替手段C1d7は、所定のタイミングでゲート切替ソレノイドSL2を作動させて、切替ゲートGT2の切替位置を制御する。
(潜像書込開始手段C1d8)
潜像書込開始手段C1d8は、シート前端センサSNrのシート前端検出時刻を基準にして、潜像書込装置(ROS)による静電潜像の書込を開始する。
(基準値記憶手段C2)
基準値記憶手段C2は、次の手段C2a〜C2cを有している。
(シートサイズ基準値L0および前端非画像領域長記基準値b0記憶手段C2a)
シートサイズ基準値L0および前端非画像領域長記基準値b0記憶手段C2aは、定型シートSのシートサイズ基準値L0と、前記シートサイズ基準値L0の定型シートSに対して設定された前端非画像領域長基準値d0とを記憶する。
(回転多面鏡回転速度基準記憶手段C2b)
回転多面鏡回転速度基準記憶手段C2bは、回転多面鏡KKの回転速度の基準値Va0を記憶している。回転多面鏡KKは、1面目画像記録時には前記回転速度基準値Va0で回転される。
(プロセス速度基準値(像担持体PRの周速度およびシート搬送速度等、すなわち、基準プロセススピード)Vb0記憶手段C2c)
プロセス速度基準値記憶手段C2cは、プロセス速度基準値(像担持体PRの周速度およびシート搬送速度等の基準値)Vb0を記憶する。1面目の画像記録時には、像担持体PRおよびシート搬送部材Rp,Ra,Rb,Rc,Rr等は、それらの周速度がVb0となるように回転制御される。
(シート長検出記憶手段C3)
シート長検出記憶手段C3は、下記の手段C3a〜C3cを有している。
(SNk基準位置記憶手段(センサ間距離記憶手段)C3a)
SNK基準位置記憶手段C3aは、シートSの前端が検出される前記レジセンサSNrの位置から前記シート後端センサSNkの基準位置)までの距離(センサ間距離)Bpを記憶している。
(定着前シート長検出記憶手段C3b)
定着前シート長検出記憶手段C3bは、1面目の画像記録時のシートSの定着前のシートSの後端検出位置(シート後端センサSNkの基準位置からシート後端までの長さ、すなわち、シート後端検出信号)A1pを検出し、シート長L1を式L1=(A1p+Bp)により演算して記憶する。
(定着後シート長検出記憶手段C3c)
定着後シート長検出記憶手段C3cは、1面目画像記録時のシートSの定着後のシート長、すなわち、2面目の画像記録時のシートSの定着前のシートSの後端検出位置(シート後端センサSNkの基準位置からシート後端までの長さ)A2pを検出し、シート長L2を式L2=(A2p+Bp)により演算して記憶する。
(2面目画像補正倍率演算記憶手段C4)
2面目画像補正倍率演算記憶手段C4は、1面目画像記録時のシート長(定着前シート長)L1(=A1p+Bp)と、2面目画像記録時のシート長(定着後シート長)L2(=A2p+Bp)に応じて、1面目画像記録時に対する2面目画像記録時の画像補正倍率(L2/L1)を演算記憶する。
図6はシート長に応じて定まる画像領域長および前端非画像領域長の説明図で、図6Aは給紙トレイで検出された定型サイズのシートのシート長、画像領域長および前端非画像領域長の基準値を示す図、図6Bは1面目画像記録時の検出シート長、画像領域長および前端非画像領域長を示す図、図6Cは2面目画像記録時の検出シート長、画像領域長および前端非画像領域長を示す図である。
図6Aにおいて、給紙トレイTR1で検出された定型サイズのシート(例えばA4LEFのシート)のシート長の基準値(設定値)がL0の場合、そのシートのシート搬送方向画像領域長はC0、前端非画像領域長および後端非画像領域長はd0に設定されている。また、シートの幅方向の画像領域長はe0、シート搬送方向をみてシートの右端非画像領域長および左端非画像領域長はf0に設定されている。
図6Bにおいて、1面目画像記録時の検出シート長がL1の場合、本実施例1ではシート搬送方向画像領域長はC1=C0、前端非画像領域長および後端非画像領域長d1=d0+(L1−L0)/2に設定される。
また、シートの幅方向の画像領域長はe1=e0、シート搬送方向をみてシートの右端非画像領域長はf1=f0に設定されている。
図6Cにおいて、2面目画像記録時の検出シート長がL2の場合、本実施例1ではシート搬送方向画像領域長はC2=C0×(L2/L1)、前端非画像領域長および後端非画像領域長d2=d1×(L2/L1)に設定される。
また、シートの幅方向の画像領域長はe2=e1×(L2/L1)、シート搬送方向をみてシートSの右端非画像領域長はf2=f1×(L2/L1)に設定されている。
(前端非画像領域長設定記憶手段C5)
前端非画像領域長設定記憶手段C5は、次の手段C5a,C5bを有している。
(1面目非画像領域長設定手段C5a)
1面目非画像領域長設定手段C5aは、1面目画像記録時のシートSの検出シート長がL1の場合、そのシートSの前端非画像領域長d1を次式により設定する。
d1=d0+(L1−L0)/2
なお、d0は給紙トレイTR1に収容した定型サイズのシートSのシートサイズL0に対応して設定された前端非画像領域長の設定値(基準値)である。
また、そのシートSのシート搬送方向をみて右端非画像領域長f1を次式により設定する。
f1=f0
なお、f0は給紙トレイTR1に収容した定型サイズのシートSのシートサイズL0に対応して設定された右端非画像領域長の設定値(基準値)である。
(2面目非画像領域長設定手段C5b)
2面目非画像領域長設定手段C5bは、2面目画像記録時のシートSの検出シート長がL2の場合、1面目画像記録時のd1は、d1×(L2/L1)に変化している。したがって、2面目画像記録時の画像領域を1面目の画像領域と重ねるためには、前端非画像領域長d2を次式により設定する。
d2=d1×(L2/L1)
なお、本実施例2では、前記1面目の画像記録時の右端非画像領域長f1は、定型サイズのシートに対して設定された基準値(設定値)f0と同じ値に設定されるので、シートSの転写領域Qにおけるシート搬送方向の右端位置(サイドレジセンサSNsにより検出される位置)は、基準位置(設定位置値)に保持される。
また、前記2面目の画像記録時には、1面目の画像記録時の回転多面鏡KKの回転速度をVa1とした場合に2面目の画像記録時の回転速度Va2がVa2=Va1×(L2/L1)に設定される。このため、2面目の画像記録時の右端非画像領域長F2は、自動的にf2=f1×(L2/L1)となる。
この実施例1の場合、1面目の画像領域と2面目の画像領域とが紙面に垂直な方向で重なりあうことになる。
(プロセス速度設定手段C6)
プロセス速度設定手段C6は、次の手段C6a〜C6cを有している。
(回転多面鏡回転速度設定手段C6a)
回転多面鏡回転速度設定手段C6aは、次の手段C6a1,C6a2を有している。
(1面目回転速度設定手段C6a1)
1面目回転速度設定手段C6a1は、1面目画像記録時の回転多面鏡KKの回転速度Va1を基準値Va0に設定する。すなわち、Va1=Va0に設定する。
(2面目回転速度設定手段C6a2)
2面目回転速度設定手段C6a2は、2面目画像記録時の回転多面鏡KKの回転速度Va2をVa2=Va1×(L2/L1)に設定する。
(像担持体回転速度設定手段C6b)
像担持体回転速度設定手段C6bは、次の手段C6b1,C6b2を有している。
(1面目回転速度設定手段C6b1)
1面目回転速度設定手段C6b1は、像担持体PRの回転時の周速度の基準値をVb0とした場合に、1面目画像記録時の像担持体PRの周速度Vb1がVb1=Vb0となるように、像担持体PRの回転速度を設定する。
(2面目回転速度設定手段C6b2)
2面目回転速度設定手段C6b2は、2面目画像記録時の像担持体PRの周速度Vb2が、Vb2=Vb1×(L2/L1)となるように、像担持体PRの回転速度を設定する。
(シート搬送速度設定手段C6c)
シート搬送速度設定手段C6cは、次の手段C6c1,C6c2を有している。
(1面目搬送速度設定手段C6c1)
1面目搬送速度設定手段C6c1は、シート搬送部材(ピックアップロールRp、さばきロールRs、シート搬送ロールRa、首振りロールRb、クロストロールRc、レジロールRr、正逆回転搬送ロールRd等)の回転時の周速度の基準値をVb0とした場合に、1面目画像記録時のシート搬送部材の周速度Vb1がVb1=Vb0となるように、シート搬送部材の回転速度を設定する。
(2面目搬送速度設定手段C6c2)
2面目搬送速度設定手段C6c2は、2面目画像記録時のシート搬送部材の周速度Vb2が、Vb2=Vb1×(L2/L1)となるように、シート搬送部材の回転速度を設定する。
(実施例1のフローチャートの説明)
図7は、本発明の画像形成装置の実施例1の両面印刷時の前端非画像領域長(d1,d2)設定処理および第2面に形成する画像倍率設定処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は電源オン時に開始され、画像形成装置の他の各処理と平行してマルチタスクで実行される。
図7において処理が開始されると、ST(ステップ)1において、ジョブが開始されたか否かを判断する。N(ノー)の場合、前記ST1を繰り返し実行する。Y(イエス)の場合はST2に移る。
ST2において、両面印刷か否かを判断する。N(ノー)の場合はST1に戻る。Y(イエス)の場合はST3に移る。
ST3において、使用するシートを収容した給紙トレイ中のシートの定型サイズのシート長L0を検出し、記憶する。定型サイズのシート長は、例えばA4縦のシートサイズの基準値、またはA4横のシートサイズの基準値等である。
次のにST4においてレジセンサSNrがオンしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST4を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST5に移る。
ST5において、次の処理を実行する。
(1)第1面への画像記録前のシート長(定着前シート長)L1を検出し、記憶する。すなわち、シートSの縦方向上流側端部(後端)の位置から前記センサSNKの基準位置SLK1までの距離A1p(第1面測定値)を検出し、前記センサSNKKの基準位置と前記レジセンサSNrとの距離Bpと前記A1pとの和(A1p+Bp)を演算する。そして、定着前シート長L1=(A1p+Bp)を記憶する。
(2)1面目前端非画像領域長d1を、式d1=d0+(L1−L0)/2により演算して設定する。但し、L0,b1は、定型サイズのシート長L0のシートに画像記録する場合の前端非画像領域長基準値d0であり、非画像領域長基準値記憶手段C2aに記憶されている基準値である。
(3)潜像書込開始時刻設定用タイマTM1に1面目の第1ラインの潜像書込開始時刻設定時間TM1aをセットする。
(4)1面目レジロール回転再開時刻設定用タイマTM2に回転再開時刻設定時間TM2aをセットする。
前記設定時間TM1aおよびTM2aは、前記潜像が現像されて形成されたトナー像の先頭部分が転写領域Qに移動する時刻と、シートSの画像領域先端が転写領域Qに移動する時刻とが一致するように設定される値である。すなわち、前記設定時間TM1aおよびTM2aはシートS上の副走査方向(シート搬送方向)の画像領域c1の位置(すなわち、前端非画像領域長d1の値)を調節するための時間である。なお、シートS上の主走査方向の画像領域e1の位置(すなわち、シート搬送方向をみて右端非画像領域長f1の値)の調節は、1ラインの画像書込時のライン方向の書込開始位置の調節により調節することができるが、本実施例1では、1面目および2面目の画像記録時においてライン方向の書込開始位置の調節は行っていない。本実施例1では、回転多面鏡KKの回転速度Va2を調節することにより、2面目の画像記録時のシート搬送方向をみて右端非画像領域長f2の値を自動的に調節している。
(5)1面目画像記録時の回転多面鏡KK(図1参照)の回転速度Va1を、次式により設定する。
Va1=Va0
但し、Va0は回転多面鏡KKの回転速度の設定基準値である。
(6)1面目画像記録時の像担持体の周速度およびシート搬送速度Vb1を、次式により設定する。
Vb1=Vb0
但し、Vb0は像担持体の周速度およびシート搬送速度の設定基準値である。なお、1面目画像記録時の像担持体の周速度およびシート搬送速度Vb1が設定されれば1面目画像記録時の像担持体の回転速度およびシート搬送ロールの回転速度が定まる。
図8は前記図7のフローチャートの続きのフローチャートである。
図8のST6において、レジセンサSNrがオフしたか否か判断するノー(N)の場合はST6の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は、1面目のシートSの後端がレジセンサSNrを通過したことを意味する。その場合、ST7に移る。
ST7においてレジセンサSNrがオンしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST7の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は、2面に画像を形成するためのシートSの先端がレジセンサSNrにより検出されたことを意味する。その場合はT8に移る。
ST8において次の処理を実行する。
(1)第2面への画像記録前のシート長(定着後シート長)L2を検出し、記憶する。すなわち、シートSの縦方向上流側端部(後端)の位置から前記センサSL1基準位置SNKKまでの距離A2p(第2面測定値)を検出し、前記センサSNKKの基準位置と前記レジセンサSNrとの距離Bpと前記A2pとの和(A2p+Bp)を演算する。そして、定着後シート長L2=(A2p+Bp)を記憶する。
(2)2面目前端非画像領域長d2を、式d2=d1×(L2/L1)により演算して設定する。但し、L1,baは、1面目の画像記録前のシート長L1のシートに画像記録した場合の前端非画像領域長基準値d1である。
(3)潜像書込開始時刻設定用タイマTM1に潜像書込開始時刻設定時間TM1aをセットする。
(4)2面目レジロール回転再開時刻設定用タイマTM3に回転再開時刻設定時間TM3aをセットする。
前記設定時間TM1aおよびTM3aは、前記潜像が現像されて形成されたトナー像の先頭部分が転写領域Qに移動する時刻と、シートSの画像領域先端が転写領域Qに移動する時刻とが一致するように設定される値である。
(5)1面目画像に対する2面目画像補正倍率(L2/L1)=(A2p+Bp)/(A1p+Bp)を演算し、記憶する。
(6)2面目画像記録時の回転多面鏡KK(図1参照)の回転速度Va2を、次式により設定する。
Va2=Va1×(L2/L1)
但し、Va1は1面目画像記録時の回転多面鏡KKの回転速度であり、V1a=Va0であり、Va0は回転多面鏡KKの回転速度の設定基準値である。
(7)2面目画像記録時の像担持体の周速度およびシート搬送速度Vb2を、次式により設定する。
Vb2=Vb1×(L2/L1)
但し、Vb1は1面目画像記録時の像担持体の周速度およびシート搬送速度である。なお、前記2面目画像記録時の像担持体の周速度およびシート搬送速度Vb2が設定されれば、2面目画像記録時の像担持体の回転速度およびシート搬送ロールの回転速度等が定まる。
次にST9においてレジセンサSNrがオフしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST9の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は2面目画像記録用シートの後端がレジセンサSNrを通過したことを意味する。その場合は、次のST10に移る。
ST10においてジョブが終了したか否か判断する。ノー(N)の場合は、前記ST4に戻り、次のシートS(1面目画像記録用のシートS)の先端が、レジセンサSNrにより検出されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はジョブを終了して前記ST1に戻る。
図9は本発明の実施例1の給紙パルス出力処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は、電源オン時に開始され、画像形成装置の他の各処理と平行してマルチタスクで実行される。
図9において、給紙パルス出力処理が開始されると、ST21において、ジョブが開始されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST21を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST22に移る。
ST22において給紙可能か否か判断する。この判断は定着領域の温度が定着可能な温度になったか否かにより判断する。ノー(N)の場合はST22を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST23に移る。
ST23において両面印刷か否か判断する。ノー(N)の場合はST24に移る。
ST24において使用するシート長にたいおうして設定されたパルス間隔でジョブ終了まで給紙パルスを出力する。次の前記ST21に戻る。
前記ST23においてイエス(Y)の場合はST25に移る。
ST25において、新規シートへの未印刷データが有るか否か判断する。ノー(N)の場合はジョブが終了したことを意味するので、前記ST21に戻る。イエス(Y)の場合は未印刷データが有るので、ジョブが未終了であることを意味する。この場合は次のST26に移る。
ST26において給紙パルスを出力する。
次にST27において新規シートへの未印刷データが有るか否か判断する。ノー(N)の場合はジョブが終了したことを意味するので、現在実行中のジョブの給紙パルス出力処理を終了し、前記ST21に戻る。イエス(Y)の場合はST28に移る。
ST28においてシートセンサSN1は、反転して上流側シート搬送路SH1に再送された前シート(先行シート)Sの後端が通過したことを検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST28を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は前記ST26に戻る。
図10は本発明の画像形成装置の実施例1の給紙処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この給紙処理は、電源オン時に開始され、画像形成装置の他の各処理と平行してマルチタスクで実行される。
図10において、給紙処理が開始されると、ST31において、ジョブが開始されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST31を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST32に移る。
ST32において給紙パルスが出力されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST32を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST33に移る。
ST33において、ピックアップロール昇降用ソレノイド駆動回路Dsを駆動してピックアップロール昇降ソレノイドSL1を作動させて、ピックアップロールRpを下降させる。このとき、給紙トレイのシートSの取出しが行われる。
次に、ST34においてシートセンサSN1がシート前端を検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST34を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST35に移る。
ST35において、ピックアップロール昇降用ソレノイド駆動回路Dsの駆動を停止してピックアップロール昇降ソレノイドSL1の動作を停止させて、ピックアップロールRpを上昇させる。
次にST31に戻る。
図11は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1のシート搬送処理のフローチャートである。
図11のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この給紙処理は、電源オン時に開始され、画像形成装置の他の各処理と平行してマルチタスクで実行される。
図11のシート搬送処理が開始されると、ST41において、ジョブが開始されたか否かを判断する。N(ノー)の場合、前記ST41を繰り返し実行する。Y(イエス)の場合はST42に移る。
ST42において、両面印刷か否かを判断する。N(ノー)の場合はST431に移る。
ST43において、片面印刷時のシート搬送処理を実行する。
前記ST42においてイエス(Y)の場合はST44に移る。
ST44において次の処理を実行する。
(1)感光体PR、シート搬送ロールRa,Rb、クロストロールRc、ピックアップロールRp、さばきロールRs等をプロセス速度基準値Vb0で回転。
(2)回転多面鏡を回転速度基準値Va0で回転。
(3)レジロールRrをプロセス速度基準値Vb0で回転。
次にST45においてレジセンサSNrが1面記録用シート前端を検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST45を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST46に移る。
ST46においてレジロールシフトモータM5を駆動してシートを幅方向に移動する。
次にST47においてシートSの側端がシート幅方向でサイドガイドGsから所定距離(設定距離)離れた位置に移動したか否か判断する。この判断はサイドレジセンサSNsの検出信号により判断する。ノー(N)の場合はST47の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST48に移る。
なお、この実施例1では、レーザビームLによる像担持体PR表面上の走査は、前(X)から後(−X)に行うので、像担持体PR表面上の走査開始位置はサイドガイドGsから所定距離(設定距離)離れた位置から後方(−X方向)に行われる。
ST48において次の処理を実行する。
(1)レジロールシフトモータM5を停止する。
(2)レジロール駆動モータM4を停止してシート前端をレジセンサSNrから所定距離(設定距離)前方に停止させる。
(3)感光体PR、シート搬送ロールRa,Rb、クロストロールRc、ピックアップロールRp、さばきロールRs、排紙ロールRh等を1面目プロセススピードVb1で回転させる(但し、1面目プロセススピードVb1=Vb0、但しVb0は、プロセス速度基準値)。
(4)1面目画像記録時の回転多面鏡をVa1=Va0で回転させる。但し、Va0は回転多面鏡の回転速度基準値である。
(5)切替ゲートGT2をシート反転路SH3に搬送する位置にセットする。
次にST49においてタイマTM2はタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST49を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST50に移る。
ST50においてレジロールRrをプロセス速度Vb1で回転再開する。
次にST51においてシートセンサSN2がシート後端を検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST51を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST52に移る。
ST52においてシート反転用タイマTM4にシート反転開始までの時間TM4aをセットする。
次にST53においてタイマTM4がタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST53を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST54に移る。
ST54においてシートSをシート反転路SH3からスイッチバックしてシート再送路SH4に搬送する。
図12はシート搬送処理のフローチャートであり前記図11の続きのフローチャートである。
図12のST55においてレジセンサSNrが2面記録用シート前端を検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST55を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST56に移る。
ST56においてレジロールシフトモータM5を駆動してシートを幅方向に移動する。
次にST57においてシートSの側端がシート幅方向でサイドガイドGsから所定距離(1面と同一の設定距離)離れた位置に移動したか否か判断する。この判断はサイドレジセンサSNsの検出信号により判断する。ノー(N)の場合はST57の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST58に移る。
なお、この実施例1では、レーザビームLによる像担持体PR表面上の走査は、前(X)から後(−X)に行うので、像担持体PR表面上の走査開始位置はサイドガイドGsから所定距離(設定距離)離れた位置から後方(−X方向)に行われる。2面目の画像記録時に回転多面鏡KKの速度が1面目と異なるので、画像記録開始位置は自動的に補正され、1面目および2面目のシート幅方向(シーザビームLの主走査方向)の画像記録位置はる一致する。
ST58において次の処理を実行する。
(1)レジロールシフトモータM5を停止する。
(2)レジロール駆動モータM4を停止してシート前端をレジセンサSNrから所定距離(設定距離)前方に停止させる。
(3)感光体PR、シート搬送ロールRa,Rb、クロストロールRc、ピックアップロールRp、さばきロールRs、排紙ロールRh等を2面目プロセススピードVb2=Vb1×(L2/L1)で回転させる。但し、Vb1=Vb0=シート搬送速度の基準値である。
(4)2面目画像記録時の回転多面鏡をVa2=Va1×(L2/L1)で回転させる。但しVa1=Va0=回転多面鏡の回転速度の基準値である。
(5)切替ゲートGT2をシート排出位置にセットする。
次にST59においてタイマTM3はタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST59を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST60に移る。
ST60においてレジロールRrをプロセス速度Vb2で回転再開する。
次にST61においてシートセンサSN2がシート後端を検出したか否か判断する。ノー(N)の場合はST61を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST62に移る。
ST62においてシートが排出されたか否か判断する。この判断はシート排出センサSN3がシート後端を検出したか否かにより判断する。ノー(N)の場合はST62を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST63に移る。
ST63においてジョブが終了したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST45に移る。イエス(Y)の場合はST64に移る。
ST64においてシート搬送部材を停止する。
次に前記ST41に戻る。
シートSをシート反転路SH3からスイッチバックしてシート再送路SH4に搬送する。
図13は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1の画像書き込み開始パルスの出力処理のフローチャートである。
図13のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この画像書込(潜像書込)開始パルス出力処理は、電源オン時に開始され、画像形成装置の他の各処理と平行してマルチタスクで実行される。
図13において、画像書込開始パルス出力処理が開始されると、ST71において、ジョブが開始されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST71を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST72に移る。
ST72において、潜像書込開始時刻設定用タイマTM1はタイムアップしたか否か判断する。なお、潜像書込開始時刻設定用タイマTM1はシート前端がレジセンサSNrにより検出された時に、潜像書込開始時刻設定時間がセットされるタイマである。ノー(N)の場合はST72を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST73に移る。
ST73において、潜像書込開始パルスを出力する。なお、潜像書込開始パルスの出力時刻を基準にして、潜像書込(レーザビームLによる画像記録)が開始される。
次にST74においてジョブが終了したか否か判断する。ノー(N)の場合はST75に移る。ST75において潜像書込開始時刻設定用タイマタイマTM1は作動中か否か判断する。ノー(N)の場合はST75を繰り返し実行する。
次のシートの前端がレジロールSNrにより検出されて潜像書込開始時刻設定用タイマタイマTM1がセットされると、ST75においてイエスとなる。ST75においてイエス(Y)の場合は前記ST72に移る。
前記ST74においてイエス(Y)の場合は前記ST71に戻る。
(実施例1の作用)
図14は前記構成を備えた本発明のシート長を備えた画像形成装置の実施例1の要部の作用説明図である。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置では、両面印刷のジョブが開始された場合、姿勢補正用シート搬送路SHaに搬送された1面目画像記録用のシートSは、首振りロール構成bにより、シート搬送方向を見た状態でシート幅方向右側部分が先行するように傾斜する。その状態で搬送されたシートSは、シート前端縁がサイドガイドSgに衝突することなく、クロストロールRcに搬送される。
クロストロールRcにより搬送されるシートSはその側端縁が前記サイドガイドSgにガイドされながら搬送される。サイドガイドSgにより側端縁がガイドされながら搬送されるシートSの前端がレジロールRrに検出された時、前記後端検出センサSNkにより1面目記録前のシート長L1が検出され、記憶される。
前記1面目シートSの画像形成時にはプロセススピードが基準値に設定されているので、シートSの1面目には、通常倍率(100%の倍率)の画像が形成(転写、定着)される。すなわち、1面目シートの画像記録時のプロセススピードは次のように設定される。
1面目の回転多面鏡KKの回転速度Va1=Va0。
1面目の像担持体PRおよびシート搬送部材(Rp,Rs,Rb,Rr等)の周速度Vb1=Vb0。
そして、前端非画像領域長d1は、d1=d0+(L1−L0)/2となり、シート搬送方向右端非画像領域長f1=f0となる。なお、本実施例1では、シート幅は検出していないので、シート搬送方向左端非画像領域長f1′は、未知である。
前記前端非画像領域長d1は、レジセンサSNrがシート前端を検出した時に1面目レジロール回転再開時刻設定用タイマTM2にセットされる回転再開時刻設定時間TM2aにより調節することができる。
前記1枚目シートSは、片面画像記録済みとなり、下流側シート搬送路SH2の正逆回転搬送ロールRd、シート反転路SH3、およびシート再送路SH4に配置された複数の搬送ロールRa等により反転して前記姿勢補正用シート搬送路SHaに再送される。
前記1面目に画像記録され且つ定着装置Fを通過した片面記録済シート(2面目画像記録用シート)Sは、前記姿勢補正用シート搬送路SHaにおいて、前記1面画像記録時同様に、前記後端検出センサSNkにより2面目記録前のシート長L2が検出され、記憶される。
前記1面に記録された1面目画像に対する2面目画像の画像倍率はL2/L1である。
前記1面目に形成された画像領域と2面目に形成される画像領域とを一致させるためには1面目に像担持体PR上に形成されたトナー像のサイズ(1面目画像サイズ)に対して2面目に像担持体PR上に形成されるトナー像のサイズ(2面目画像サイズ)を(L2/L1)倍にする必要がある。
このため、2面目画像記録時のプロセススピードは次のように設定される。
2面目の回転多面鏡KKの回転速度Va2=Va1×(L2/L1)。
2面目の像担持体PRおよびシート搬送部材(Rp,Rs,Rb,Rr等)の周速度Vb2=Vb1×(L2/L1)
そして、前端非画像領域長d2は、d2=d1×(L2/L1)とするために、レジセンサSNrが2面目画像記録用のシート前端を検出した時に2面目レジロール回転再開時刻設定用タイマTM3に設定する回転再開時刻設定時間TM3aを調節する。
本実施例1では、回転多面鏡KKの回転速度を調節することにより、シート搬送方向右端非画像領域長f2=f1×(L2/L1)とすることができる。なお、本実施例1では、シート幅は検出していないので、シート搬送方向左端非画像領域長f2′は、未知である。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置は、シートの側端縁をガイドするサイドガイドにシート側端縁を当接させた状態で前記サイドガイドに沿って前記シートを搬送する姿勢補正用シート搬送路SHaを搬送されるシートの前端が検出された時のシート後端位置を検出することによりシート長を検出するので、正確且つ迅速にシート長を検出することができる。
前記正確且つ迅速に検出した1面目画像記録時および2面目画像記録時のシート長L1,L2に基づいて2面画像記録時の画像サイズおよび画像位置を調節できるので、シート両面の画像領域のシート搬送方向の位置ずれ量を少なくすることができる。
すなわち、用紙の長さを正確に測ることができるため用紙の真ん中にばらつきなく印刷することができる。また1面目と2面目で、表裏のずれをなくすことができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)回転多面鏡の回転速度を変化させる代わりにレーザビームのドット間隔を変化させることにより、2面目画像記録時の主走査方向の画像サイズを調節することが可能である。
(H02)像担持体PRおよびシート搬送部材(Rs,Ra,Rr等)の周速度を変化させる代わりに、レーザビームのライン間隔を変化させることにより、2面目画像記録時の副走査方向の画像サイズを調節することが可能である。
(H03)1面目画像記録時の前端非画像領域長d1は、d1=d0×(L2/L1)に設定することが可能である。
(H04)1面目画像記録時のシート搬送方向を見て右端非画像領域長f1は、f1=f0×(L2/L1)に設定することが可能である。
(H05)実施例1ではシート搬送方向のシート長の検出値L1,L2により、1面目、2面目の副走査方向および主走査方向の画像サイズを調節しているが、シート幅方向のシート長を検出し、前記シート幅方向のシート長の検出値に基づいてシート幅方向の画像サイズを調節することも可能である。
(H06)本発明はプリンタ以外の複写機や、プリンタ、FAX、複写機等の機能を有する複合機等の種々の画像形成装置に適用可能である。また、カラー画像形成装置や、中間転写ベルトを使用した画像形成装置等にも適用可能である。
図1は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1の全体説明図である。 図2は転写領域の上流側のシート搬送路の説明図である。 図3は前記姿勢補正用シート搬送路を搬送されるシートのシートサイズ検出方法の説明図であり、前記姿勢補正用シート搬送路の要部を示す図である。 図4は本実施例1の制御部のブロック線図である。 図5は前記図4の制御部のブロック線図の残りの部分を示す図である。 図6はシート長に応じて定まる画像領域長および前端非画像領域長の説明図で、図6Aは給紙トレイで検出された定型サイズのシートのシート長、画像領域長および前端非画像領域長の基準値を示す図、図6Bは1面目画像記録時の検出シート長、画像領域長および前端非画像領域長を示す図、図6Cは2面目画像記録時の検出シート長、画像領域長および前端非画像領域長を示す図である。 図7は、本発明の画像形成装置の実施例1の両面印刷時の前端非画像領域長(d1,d2)設定処理および第2面に形成する画像倍率設定処理のフローチャートである。 図8は前記図7のフローチャートの続きのフローチャートである。 図9は本発明の実施例1の給紙パルス出力処理のフローチャートである。 図10は本発明の画像形成装置の実施例1の給紙処理のフローチャートである。 図11は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1のシート搬送処理のフローチャートである。 図12はシート搬送処理のフローチャートであり前記図11の続きのフローチャートである。 図13は本発明のシート長検出装置を備えた画像形成装置の実施例1の画像書き込み開始パルスの出力処理のフローチャートである。 図14は前記構成を備えた本発明のシート長を備えた画像形成装置の実施例1の要部の作用説明図である。
符号の説明
A1p,A2p…シート後端検出信号、
a0…1頁分の画像のシート搬送方向の画像領域長基準値、
Bp…センサ間距離、
C1d4…レジロール回転制御手段、
C1d8…潜像書込開始手段、
C2a…前端非画像領域長基準値記憶手段、
C3a…センサ間距離記憶手段、
C3b,C3c…シート長検出記憶手段、
C5…前端非画像領域長設定記憶手段、
C5a…1面目前端非画像領域長設定記憶手段、
C5b…2面目前端非画像領域長設定記憶手段、
C6a2,C6b2,C6c2…2面目プロセススピード設定手段、
CR…帯電部材、
c0…画像記録領域、
D…現像装置、
d0…前端非画像領域長基準値、
d1…1面目画像記録時の前端非画像領域長、
d2…2面目画像記録時の前端非画像領域長、
F…定着装置、
L0…シート長、
L1(=A1p+Bp)…シート長(定着前シート長、1面目画像記録時シート長)、
L2(=A2p+Bp)…シート長(定着後シート長、2面目画像記録時シート長)、
PR…像担持体、
Q…シート転写領域、
Rc…クロストロール、
ROS…潜像書込装置、
S…シート、
Sg…サイドガイド、
SH1…転写領域上流側シート搬送路、
SH2…下流側シート搬送路、
SH3…シート反転路、
SH4…シート再送路、
SHa…姿勢補正用シート搬送路、
SNr…シート前端センサ(レジセンサ)、
SNk…シート後端センサ、
T…シート転写装置、
TR1…給紙トレイ、
TRh…排紙トレイ、
Vb0…基準プロセススピード、
Vb1…1面目プロセススピード(1面目画像記録時の、シート搬送速度および像担持体周速度)、
Vb2…2面目プロセススピード(2面目画像記録時の、シート搬送速度および像担持体周速度)、
(PR+CR+ROS+D)…トナー像形成装置、

Claims (1)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A011),(A017),(A018)を備えた画像形成装置
    (A01)画像記録用のシートにトナー像を転写するシート転写領域に給紙トレイから取り出した前記シートを搬送する転写領域上流側シート搬送路であって、前記シートの側端縁をガイドするサイドガイドと、前記サイドガイドにシート側端縁を当接させた状態で前記サイドガイドに沿って前記シートを搬送するためのクロストロールと、前記クロストロールに対してシート搬送方向下流側に配置され且つ前記サイドガイドで側端縁が当接されて姿勢が補正されたシートを前記シート転写領域に搬送するレジロールと、を有する姿勢補正用シート搬送路を有する前記転写領域上流側シート搬送路、
    (A02)前記姿勢補正用シート搬送路の前記レジロールに対して、シート搬送方向下流側に配置されたシート前端センサ、
    (A03)前記姿勢補正用シート搬送路の前記レジロールに対して、シート搬送方向上流側に配置され且つシート搬送方向に沿って延びるラインセンサにより構成されたシート後端センサ、
    (A04)前記シート前端センサと前記シート後端センサとの間の距離であるセンサ間距離を記憶するセンサ間距離記憶手段、
    (A05)前記シート前端センサがシート前端を検出した時のシート後端センサのシート後端検出信号と、前記センサ間距離とに基づいてシート長を検出するシート長検出記憶手段、
    (A06)前記トナー像が形成されたシートを排紙トレイに搬送する下流側シート搬送路、
    (A07)前記下流側シート搬送路を搬送されるシート上の前記トナー像を定着する定着装置、
    (A08)シートの第1面にのみ定着トナー像が形成された片面記録済シートを反転させるシート反転路を有し、反転した片面記録済シートを上流側シート搬送路の姿勢補正用シート搬送路に再送するシート再送路、
    (A09)前記給紙トレイから取り出したシートが前記姿勢補正用シート搬送路を通過する際に定着前シート長を検出し、前記片面記録済シートが前記姿勢補正用シート搬送路を通過する際に定着後シート長を検出、記憶する前記シート長検出記憶手段
    (A010)回転する感光体表面を有する像担持体と、前記像担持体表面を一様に帯電する帯電部材と、帯電した像担持体表面に静電潜像を形成する潜像書込装置と、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置とを有するトナー像形成装置、
    (A011)前記トナー像を前記シート転写領域において画像記録用のシートに転写するシート転写装置、
    (A017)1面目の画像形成前の検出シート長がL1の場合に、シート前端から画像領域前端までの前端非画像領域長をd1に設定し記憶する1面目前端非画像領域長記憶手段、
    (A018)1面目の画像形成前の検出シート長がL1で且つシート前端から画像領域前端までの前端非画像領域長がd1であり、2面目の画像形成前の検出シート長がL2の場合に、前記d1,L1,L2の値に応じて、2面目画像記録時の前端非画像領域長d2を設定する2面目前端非画像領域長設定記憶手段。
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