JP2003327345A - 画像形成装置および画像形成制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成制御方法

Info

Publication number
JP2003327345A
JP2003327345A JP2002136987A JP2002136987A JP2003327345A JP 2003327345 A JP2003327345 A JP 2003327345A JP 2002136987 A JP2002136987 A JP 2002136987A JP 2002136987 A JP2002136987 A JP 2002136987A JP 2003327345 A JP2003327345 A JP 2003327345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image
error
image forming
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002136987A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Morita
哲哉 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002136987A priority Critical patent/JP2003327345A/ja
Publication of JP2003327345A publication Critical patent/JP2003327345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像位置を常に高精度に調整でき、印刷済み
の用紙を無駄にすることなく、ダウンタイムを極力無く
すことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 CIS204の複数の読取画素を繰り返
し読み出すことにより、給送パスに搬送される用紙の横
ズレ量および斜行量を検知する。検知された用紙の記録
位置ずれ量あるいは斜行量が5mm以下でかつ2mmよ
り大きい場合、プリント継続動作を行う。この動作で
は、両面パス内に用紙があり、エラーシートが表面プリ
ント用の用紙である場合、エラーシートにPGマークを
記録し、ステープル処理トレイ53とは別の第1のトレ
イ51にエラーシートを排出する。次の両面パスから画
像形成部への給紙を一時ストップし、用紙カセットから
用紙を画像形成部に給紙し、エラーシートにプリントす
るはずであった画像を再プリントするように制御するリ
カバリ動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
技術を用いたLBP(レーザビームプリンタ)や複写機
等の画像形成装置および画像形成制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の画像形成装置における印
字位置調整機構の構成を示す図である。図において、1
201は画像形成を行うための感光ドラムである。12
02は感光ドラム1201に潜像を形成するレーザであ
る。1203は用紙送りタイミングを決めるレジストク
ラッチ(レジストローラ)である。
【0003】1204は搬送される用紙を検知する紙セ
ンサであり、レジストクラッチ1203に対して反感光
ドラム1201側に設けられている。1205は用紙の
送り方向に対して垂直方向の横端のズレ量を検知するズ
レ量検知センサである。また、1206は用紙の送り方
向を示す。1207は出力用紙である。
【0004】上記構成を有する従来の画像形成装置の印
字位置調整機構において、制御回路(図示せず)は、ズ
レ量検知センサ1205によって紙送り方向に対して垂
直方向の用紙のズレ量を検知し、また、紙センサ120
4によって紙送り方向の用紙位置を検知する。さらに、
取得したこれらの情報を基に、レーザ1202を駆動す
るレーザ制御回路(図示せず)への画像データの転送タ
イミング、およびレジストクラッチ1203の用紙送り
タイミングを調整していた。
【0005】そして、所定値以上のずれ量を検出した場
合は、用紙への画像記録の位置精度が非常に悪いので、
ジャムとして画像形成装置を停止させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、紙送り(搬送)方向の画像位置
精度は、レジストクラッチの連結時間によって支配的に
決定されていた。特に、高速印刷を行う場合、レジスト
クラッチの連結時間のため、画像位置精度は印字速度に
比例して劣化するという問題があった。
【0007】また、高速印刷を行う場合、センサによる
用紙送りタイミングの検知ずれ、部品の機械的な取り付
け誤差、耐久性などによっても、画像位置精度が劣化す
るという問題があった。
【0008】また一方では、所定値以下のずれ量であっ
ても、画像の記録位置品位を優先するユーザによって
は、画像の記録精度が満足できない場合が多々あった。
このため、従来の方式では、ユーザが、画像の品位が満
足できるものか否かを一枚一枚出力紙をチェックして確
かめなければならなかった。
【0009】また、ジャムとして画像形成装置が停止し
た場合、その用紙を含め、両面パス内に存在する用紙の
全てが無駄になってしまうばかりでなく、画像形成装置
のダウンタイムが長くなり、装置の稼働率が下がってい
た。
【0010】そこで、本発明は、用紙送りタイミングを
高精度に検知できるとともに、部品の取り付け誤差や耐
久性による画像位置精度の劣化を排除でき、画像位置を
常に高精度に調整することができるばかりでなく、出力
紙を一枚一枚チェックすることなく、ユーザが満足する
ような記録位置精度を得ることができ、しかも、印刷済
みの用紙を無駄にすることなく、画像形成装置のダウン
タイムを極力無くすことができる画像形成装置および画
像形成制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、所定のシート収納部から
給送パスを通って搬送されるシートの表面に画像を形成
し、該表面に画像が形成され、両面パスを通って搬送さ
れるシートの裏面に画像を形成する画像形成装置におい
て、画像を読み取る複数の読取画素を有し、該複数の読
取画素が前記シートの搬送方向に対して垂直方向に並ぶ
ように、前記搬送されるシートの通過領域であって、前
記給送パスに配置されたシート読取手段と、前記シート
読取手段の前記複数の読取画素を繰り返し読み出すこと
により前記搬送されるシートの位置ずれ量を検知するず
れ量検知手段と、該検知されたシートの位置ずれ量が所
定の閾値より大きい場合、該シートをエラーシートとし
てその発生を検知するエラーシート検知手段と、前記エ
ラーシートが発生した場合、前記両面パス内にシートが
存在するか否かを検出する両面パス内シート検出手段
と、前記両面パス内にシートが存在する場合、前記エラ
ーシートは前記シート収納部から搬送されたシートであ
るか、あるいは前記両面パスを通って搬送されたシート
であるかを判別する搬送元判別手段と、該判別結果を基
に排出するシートを決定し、該決定されたシートを排出
するシート排出手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、前記シート排出手段は、前記エラー
シートが前記両面パスを通って搬送されたシートである
場合、前記エラーシートおよび前記両面パス内に存在す
るシートを全て排出することを特徴とする。
【0013】さらに、前記シート排出手段は、前記エラ
ーシートが前記シート収納部から搬送されたシートであ
る場合、前記エラーシートだけを排出することを特徴と
する。
【0014】また、前記シートを排出した後、該排出さ
れたシートに形成された画像と同じ画像を、前記シート
収納部から搬送されるシートに元の順番で再び形成する
ことを特徴とする。
【0015】さらに、前記エラーシートにエラーである
ことを示すマークを記録するマーク記録手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0016】また、前記排出されるシートに後処理を行
う場合、前記シート排出手段は、前記後処理用の排出先
とは別の排出先に前記エラーシートを排出することを特
徴とする。
【0017】さらに、シフト排紙機能を有し、前記排出
されるシートに後処理を行わない場合、前記シート排出
手段は、前記エラーシートをシフトさせて排出すること
を特徴とする。
【0018】また、前記シート読取手段は、画像形成部
にシートを所定のタイミングで搬送するレジストローラ
と前記画像形成部との間に配置されたことを特徴とす
る。
【0019】さらに、入力された画像データに基づき、
像担持体にレーザを照射して静電潜像を形成し、該静電
潜像を現像してシートに転写することにより画像を形成
する画像形成装置であって、前記ずれ量検知手段によっ
て検知されたシートの位置ずれ量に基づき、前記搬送方
向に対して垂直方向におけるレーザの書き出し開始位置
を決定することを特徴とする。
【0020】また、前記シートの位置ずれ量は、前記搬
送方向に対して垂直方向の横ズレ量および/または斜行
量であることを特徴とする。
【0021】さらに、前記所定の閾値は、ユーザがシー
トに対する画像のずれ量をエラーとして認識するための
閾値であることを特徴とする。
【0022】本発明の画像形成制御方法は、所定のシー
ト収納部から給送パスを通って搬送されるシートの表面
に画像を形成し、該表面に画像が形成され、両面パスを
通って搬送されるシートの裏面に画像を形成する画像形
成装置の画像形成制御方法において、画像を読み取る複
数の読取画素を有し、該複数の読取画素が前記シートの
搬送方向に対して垂直方向に並ぶように、前記搬送され
るシートの通過領域であって、前記給送パスに配置され
たシート読取手段を前記画像形成装置に設けておき、前
記シート読取手段の前記複数の読取画素を繰り返し読み
出すことにより前記搬送されるシートの位置ずれ量を検
知するずれ量検知工程と、該検知されたシートの位置ず
れ量が所定の閾値より大きい場合、該シートをエラーシ
ートとしてその発生を検知するエラーシート検知工程
と、前記エラーシートが発生した場合、前記両面パス内
にシートが存在するか否かを検出する両面パス内シート
検出工程と、前記両面パス内にシートが存在する場合、
前記エラーシートは前記シート収納部から搬送されたシ
ートであるか、あるいは前記両面パスを通って搬送され
たシートであるかを判別する搬送元判別工程と、該判別
の結果を基に排出するシートを決定し、該決定されたシ
ートを排出するシート排出工程とを有することを特徴と
する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置および画像
形成制御方法の実施の形態について図面を参照しながら
説明する。
【0024】[全体構成]図1は実施の形態における画
像形成装置の構成を示す図である。この画像形成装置
は、画像形成装置本体10、折り装置40およびフィニ
ッシャ50から構成される。また、画像形成装置本体1
0は、原稿画像を読み取るイメージリーダ11およびプ
リンタ13から構成される。
【0025】イメージリーダ11には、原稿給送装置1
2が搭載されている。原稿給送装置12は、原稿トレイ
12a上に上向きにセットされた原稿を、先頭頁から順
に1枚づつ図中左方向に給紙し、湾曲したパスを介して
プラテンガラス上に搬送して所定位置に停止させ、この
状態でスキャナユニット21を左側から右側へ走査させ
ることにより原稿を読み取る。読み取り後、外部の排紙
トレイ12bに向けて原稿を排出する。
【0026】原稿の読み取り面がスキャナユニット21
のランプからの光で照射され、その原稿からの反射光が
ミラー22、23、24を介してレンズ25に導かれ
る。このレンズ25を通過した光は、イメージセンサ2
6の撮像面に結像する。
【0027】そして、原稿の画像を主走査方向に1ライ
ン毎にイメージセンサ26で読み取りながら、スキャナ
ユニット21を副走査方向に搬送することによって原稿
の画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画
像は、イメージセンサ26によって画像データに変換さ
れて出力される。イメージセンサ26から出力された画
像データは、図示しない画像信号制御部(画像処理回
路)において所定の処理が施された後、プリンタ13の
図示しない露光制御部(レーザ制御回路)にビデオ信号
として入力する。
【0028】プリンタ13の露光制御部は、入力された
画像データに基づき、レーザ素子(図示せず)から出力
されるレーザ光を変調し、変調されたレーザ光は、ポリ
ゴンミラー27によって走査されながら、レンズ28、
29およびミラー30を介して感光ドラム31上に照射
される。
【0029】感光ドラム31には、走査されたレーザ光
に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム31上
の静電潜像は、現像器33から供給される現像剤によっ
て現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照
射開始と同期したタイミングで、各カセット34、3
5、36、37、手差給紙部38または両面搬送パスか
ら用紙が給紙され、レジストローラ43を介して画像形
成部に搬送される。
【0030】この用紙は感光ドラム31と転写ローラ3
9との間に搬送され、感光ドラム31に形成された現像
剤像は、転写ローラ39で給紙された用紙上に転写され
る。現像剤像が転写された用紙は、定着部32に搬送さ
れ、定着部32は用紙を熱圧することによって現像剤像
を用紙上に定着させる。定着部32を通過した用紙は、
フラッパおよび排出ローラを経てプリンタ13から外部
(折り装置40)に向けて排出される。
【0031】ここで、用紙をその画像形成面が下向きに
なる状態(フェイスダウン状態)で排出するときには、
定着部32を通過した用紙をフラッパの切換動作により
一旦、反転パス42内に導き、その用紙の後端がフラッ
パを通過した後、用紙をスイッチバックさせて排出ロー
ラによりプリンタ13から排出する。
【0032】また、手差給紙部38からOHP用紙等の
硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成する場合、
用紙を反転パスに導くことなく、画像形成面を上向きに
した状態(フェイスアップ状態)で排出ローラにより排
出する。
【0033】さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面
記録が設定されている場合、フラッパの切換動作によ
り、未記録用紙を用紙を反転パス42に導いた後、両面
搬送パスに搬送する。両面搬送パスに導かれた用紙は、
両面搬送ローラ40を経由して両面搬送ローラ41にニ
ップした位置まで搬送され、次の給紙タイミングまで一
時停止する。両面搬送パスに、両面搬送ローラ41にニ
ップした位置に停止する用紙が既に有る場合は、両面搬
送ローラ41の上流に位置する両面搬送ローラ40にニ
ップした位置に用紙を停止することになる。
【0034】ここで、両面搬送パスに、両面搬送ローラ
41にニップした位置に停止する用紙が無くてもカセッ
ト35を使用している場合は、用紙は搬送ローラ40に
ニップした位置まで搬送され、用紙を停止する。
【0035】そして、カセットから給紙されて、画像形
成部に搬送された後に、両面搬送ローラ41にニップさ
れている片面プリント済の用紙を再給紙する。その後、
片面給紙プリント済みの用紙が画像形成部に搬送される
と、カセットから用紙を給送する。この上記動作を繰り
返す交互給紙により両面記録を行う。この時、両面搬送
パスには、最大2枚の用紙が滞留していることになる。
【0036】プリンタ13から排出された用紙は折り装
置40に送られる。この折り装置40は、用紙をZ形に
折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイ
ズの用紙で、かつ折り処理が指定されて いる場合、折
り装置40で折り処理を行い、それ以外の場合、プリン
タ13から排出された用紙は折り装置40を通過してフ
ィニッシャ50に送られる。このフィニッシャ50に
は、画像が形成された用紙に挿入するための表紙、合紙
などの特殊用紙を給送するインサータ90が設けられて
いる。フィニッシャ50では、製本処理、綴じ処理、穴
あけ等の各処理が行われる。
【0037】また、第1の排出トレイ51は、主にステ
ープルや製本処理が設定されていない用紙や後述するエ
ラーシートが排出されるトレイである。第2の排出トレ
イ52は、ステープル処理トレイ53でステープル処理
されたシートが排出されるトレイである。尚、本実施形
態では、画像形成装置の像担持体として感光ドラムを用
いたが、感光ベルトであっても構わない。
【0038】また、画像形成装置には、操作パネル60
が設けられている。図13は画像形成装置に設けられた
操作パネル60の構成を示す図である。図において、4
00は複写開始を指示するコピースタートキーである。
401は標準モードに戻すためのリセットキーである。
402はガイダンス機能を使用するときに押下するガイ
ダンスキーである。403は設定枚数等の数値を入力す
るテンキーである。404は数値をクリアするクリアキ
ーである。405は連続コピー中にコピーを停止させる
ストップキーである。406はステープルモード、製本
モードあるいは両面プリント設定等の各種モードの設定
やプリンタの状態を表示する液晶表示部およびタッチパ
ネルである。407は連続コピー中あるいはファックス
やプリンタとして使用中に割り込んで緊急コピーをとる
ための割り込みキーである。408は個人別や部門別に
コピー枚数を管理するための暗証キーである。409は
画像形成装置本体の電源をON/OFFするためのソフ
トスイッチである。410は画像形成装置の機能を変更
するときに使用する機能キーである。411は、オート
カセットチェンジのON/OFFや省エネモードに入る
までの設定時間の変更など、予めユーザが項目を設定す
るユーザモードに入るためのユーザモードキーである。
【0039】[紙送りタイミングと画像書き出しタイミ
ング]図2は感光ドラムに至る紙搬送パスに配置された
印字位置調整機構を示す図である。図において、205
は紙搬送パスである。206は両面記録用の循環パスで
ある。31は前述した感光ドラムである。202は感光
ドラム31に潜像を形成するレーザ素子である。尚、こ
のレーザ素子202の配置は便宜的に描かれており、実
際の配置とは異なる。203は紙搬送ローラ(レジスト
ローラ)であり、紙搬送パス205に沿って送られてく
る用紙を一旦突き当てた状態で滞留させた後、所定の紙
送りタイミングに合わせて感光ドラム31側に送り出
す。
【0040】204は用紙位置を検出するために画像を
読み取る画像読取センサ(イメージセンサ)であり、C
CDやCIS等の光電変換素子アレイから構成される。
本実施形態ではCIS(コンタクトイメージセンサ)が
用いられる。このCIS204は感光ドラム31から距
離L1だけ離れたレジストローラ203側に配置されて
いる。また、CIS204は後述する画像形成ポイント
(a点)から距離L2だけ離れたレジストローラ203
側に配置されている。さらに、CIS204は後述する
BD検出器108から紙送り方向に対して垂直方向に距
離L3だけ離れて配置されている。
【0041】108はレーザ素子(単にレーザという)
202の照射時期を検出するビームディテクト(BD)
検出器である。レーザ光は、ポリゴンミラーによってB
D検出器108に照射された後、振られて感光ドラム3
1上に照射されると、感光ドラム31上には、潜像が形
成される。
【0042】図中、a点は画像形成ポイントを示す。例
えば、用紙がa点を5mm過ぎたタイミングでレーザ2
02による画像形成を行った場合、感光ドラム31の回
転と用紙107の搬送が同期して行われ、結果として、
出力画像は用紙先端から5mmの位置に形成される。
【0043】また、図中、b点は転写ポイントを示し、
c点はレーザ書き出しポイントを示す。レーザ書き出し
ポイントc点で、レーザ102によって感光ドラム31
上に潜像が形成されると、現像ユニットを経由し、転写
ポイントb点でトナーが用紙上に転写され、画像形成が
行われる。
【0044】この画像形成の際、レジストローラ203
から送り出された用紙107は、紙搬送パス205に沿
って感光ドラム31側に搬送され、CIS204によっ
て先端検知されてから距離L2だけ進んだときに、感光
ドラム31にレーザ光を照射するように制御が行われ
る。具体的に、用紙107が距離L2進む時間をタイマ
でカウントし、その時間が経過すると、レーザ光を感光
ドラム31に照射する。
【0045】更に高精度にレーザ書き出し位置を調整す
るためには、用紙の紙送り方向(便宜上、副走査方向と
いう)のタイミング、およびこの紙送り方向に対して垂
直方向(便宜上、主走査方向という)のタイミングを検
知し、この検知情報にしたがってレーザ光による書き出
しを制御する必要がある。
【0046】すなわち、CIS204で用紙の先端位置
が検知されてから画像形成の開始時期を決定し、用紙が
距離L2だけ進んだときにレーザによる書き出しを開始
することで、副走査方向の画像の書き出し位置を調整す
ることができる。したがって、距離L2は、CIS20
4が、用紙107の先端を検出してから、この用紙の送
り方向に対して垂直方向のズレを検出し、それぞれの方
向におけるレーザ光の書き出しのタイミングを設定する
までの時間に相当する距離を少なくとも有していること
が必要になる。
【0047】また、通常の画像形成装置では、用紙の搬
送スピードと感光ドラム31の回転速度は等しく設定さ
れている。これは、CIS204から距離L2だけ進ん
だ位置(画像形成ポイントa点)から、転写ローラ39
と感光ドラム31のニップ位置である用紙への転写位置
(転写ポイントb点)までの距離L1−L2と、レーザ
の書き出し位置(書き出しポイントc点)から用紙への
転写位置(転写ポイントb点)までの感光ドラム31上
の円周(周回)距離とが等しいことを意味する。
【0048】そして、CIS204で用紙の横端位置
(横レジ)が検知されると、ビームディテクタ(BD)
108からCIS204の下端までの距離L3に、CI
S204の下端から用紙の横端位置までの距離xを加え
た距離(x+L3)を算出し、ビームディテクタ108
によってレーザ光が検知されてから上記算出された距離
だけレーザ光が主走査方向に振られた後、レーザによる
書き出しを開始することで、主走査方向の画像の書き出
し位置を調整することができる。
【0049】このようなレーザ光による副走査方向およ
び主走査方向の画像の書き出し位置の調整は、後述する
タイミングコントロールユニット(TCU)105によ
って行われる。すなわち、TCU105は、レジストロ
ーラ203をオンにして用紙の搬送を開始させた後、C
IS204からの検知信号に基づき、書き出しタイミン
グをレーザ制御回路27に出力する。レーザ制御回路2
7は、TCU105から出力された書き出しタイミング
に同期し、画像処理回路(図示せず)から送られてきた
画像データを基にレーザ素子202を駆動する。
【0050】[CISの構成]図3はCIS204の構
成を示す図である。このCIS204は、画像読取部2
05およびLED発光部206から構成される。画像読
取部205は、受光素子部およびシフトレジスタが1チ
ップ内に収納された複数のチップ(1〜n)211〜2
17、セレクタ215および出力部216から構成され
る。本実施形態では、チップ数は7個である(n=
7)。各チップ内の受光素子部には、それぞれ1000
個の読み取り画素が設けられている。
【0051】CIS全体で有効画素数7000個の読み
取り画素のうち、副走査方向の読み取り(後述する先端
および斜行検知)には、先頭に位置するチップ(1)2
11内の1000個の読み取り画素が使用される。一
方、主走査方向の読み取り(後述する横端検知)には、
残りの6チップ(2〜6)212〜216内の6000
個の読み取り画素が使用される。尚、上記複数のチップ
の合計である有効画素数は一例であり、特に限定される
ものではなく、任意の数でよい。また、チップ分割も、
本実施形態の1:(n−1)に限らず、任意の分割数で
よい。
【0052】画像読取部205では、TCU105から
のセレクタ信号によってセレクタ215が特定のチッ
プ、例えば先端および斜行検知に使用されるチップ21
1だけを有効に選択すると、受光素子部211aで検知
された画像信号は、TCU105からのロード信号(C
IS−SH)によって一旦、シフトレジスタ211bに
読み出された後、TCU105からのクロック(CL
K)に従って順次、シフトレジスタ211bからセレク
タ215を介して出力部216に転送される。出力部2
16は転送されたシリアルの画像信号をパラレルデータ
に変換し、CISデータとして出力する。
【0053】また、TCU105からのセレクタ信号に
よってセレクタ215が横端検知に使用されるチップ2
12〜217を有効に選択すると、各受光素子部212
a〜217aで検知された画像信号は、TCU105か
らのロード信号によって一旦、シフトレジスタ212b
〜217bに読み出された後、TCU105からのクロ
ック(CLK)に従って順次、シフトレジスタ212b
〜217bからセレクタ215を介して出力部216に
転送される。出力部216は、転送されたシリアルの画
像信号をパラレルデータに変換し、CISデータとして
出力する。
【0054】一方、LED発光部206は、直列に接続
されたLED群が複数並列に接続されたLED部22
1、および各LED群のカソード側に接続され、各LE
D群に流れる電流を調節するLED電流調節回路222
から構成される。LED電流調節回路222は、TCU
105からの光量制御データにしたがって、LED部2
21の全体のLED発光量を調節する。
【0055】図4は先端検知、斜行検知および横端検知
を行う際のCIS204のクロック(CLK)、ロード
信号(CIS−SH)および画像信号の変化を示すタイ
ミングチャートである。先端検知および斜行検知の場合
(図中、A、C)、使用される受光素子部211aは1
チップ分であり、ロード信号によって繰り返し読み出さ
れる電荷蓄積時間は短くなる。この場合、TCU105
からの光量制御データによって、LED電流調節回路2
22によるLED電流値を高く設定し、LED発光量を
多くすることにより、読み取り画像のS/N比の低下を
防ぐ。一方、横端検知の場合(図中、B)、使用される
受光素子部212a〜217aは6つであり、ロード信
号によって繰り返し読み出される電荷蓄積時間は比較的
長くなる。
【0056】この場合、TCU105からの光量制御デ
ータによって、LED電流調節回路222によるLED
電流値を低く設定し、LED発光量を少なくしても、読
み取り画像のS/N比を維持できる。
【0057】図5は用紙の通過領域に対するCIS20
4の配置を示す図である。CIS204は、用紙107
の搬送方向に対して垂直方向に読み取り画素が並ぶよう
に配置される。しかも、CIS204の一端が通過する
用紙107の略中央の位置となり、他端が通過する用紙
107の横端を越えた位置となるように、CIS204
は配置される。CIS204の用紙107の略中央側に
は、チップ(1)211が位置し、横端を越えた側に
は、チップ(7)217が位置する。
【0058】図6はCIS204における先端検知領域
および横端検知領域を示す図である。先端(斜行)検知
領域は、前述したように、用紙107の略中央側に位置
するCIS204内の受光素子部211aに含まれる1
000画素分に相当し、先端(斜行)検知を行っている
間、残りのCIS内の読み取り画素は使用されない(図
中、×で表示)。一方、横端検知領域は、CIS204
内の残りの受光素子部212a〜217aに含まれる6
000画素分に相当し、横端検知を行っている間、先端
検知で使用される受光素子部211aの1000画素分
は使用されない(図中、×で表示)。
【0059】このように、先端検知や横端検知にそれぞ
れの検出に適したCIS204の読み取り画素の必要な
画素データのみを取り込むような処理を実施して、それ
ぞれの検知に不必要なデータをなるべく取り込まないよ
うにしている。
【0060】図7はCIS204の最大検知幅を示す図
である。画像形成装置で使用される最大用紙幅をLma
xとし、最小用紙幅をLminとすると、最大検知幅X
は、ほぼ1/2(Lmax−Lmin)となり、このよ
うな最大検知幅Xを有するCIS204を用いればよい
ことがわかる。
【0061】ここで、CISを先端(斜行)検知に用い
た場合の有用性について示す。例えば、紙送り速度(P
S)を800mm/S、最大検知幅(X)を100m
m、主走査/副走査分解能Ph,Pvをそれぞれ0.0
5mmとした場合、センサ1ラインの読み取り周期=P
S/Pv=16KHz、センサ画素数=X/Ph=20
00ドットとなり、通常のセンサの使用方法では、VC
LK=16KHz*2000dot=32MHzとな
る。つまり、32MHzで動作可能なセンサが求められ
る。
【0062】しかし、本実施形態で示す方式では、仮に
副走査方向の読み取りに使用される画素数を1/10の
200ドットとすることにより、VCLK=16KHz
*200dot=3.2MHzとなる。つまり、3.2
MHzで動作可能なセンサを使用でき、安価なCISを
採用できる。また、主走査方向の読み取りでは、クロッ
クVCLKを3.2MHzに設定したので、10ライン
距離が進む間に1回しか検知できないことになるが、横
端検知であるので、遅くてもよい。
【0063】また、先端検知と斜行検知に利用される画
素データとして、主走査方向に複数画素を利用している
ので、従来の単一の光学式センサやメカニカルな紙検知
センサに比べて、先端検知用のセンサを必要しないた
め、部品点数の軽減により画像形成装置をよりコンパク
トにすることができる。
【0064】そして、先端検知と斜行検知の検知後に横
端検知を行うことにより、それぞれの検知方法として別
の手法を採用でき、それぞれの検知に適した検知方法の
採用により、検知精度を向上することが可能になる。
【0065】特に、先端検知において、主走査方向の一
部の複数画素のデータを利用することは、検出精度向上
に寄与する。何故なら、同一の読み取りクロックで複数
全画素を読取る場合と比べて、読み取り周期が短くな
り、用紙搬送方向の画素データ密度が高くなるので、結
果として検出精度が向上する。
【0066】そして、シーケンス上、用紙の先端が最初
にCISに検知されるのに、用紙の先端検知を先に処理
せずに、先端検知と横端検知を同時に行うと、横端検出
をするためにはCISの複数の全画素を読取らねばなら
ず、先端検知の周期が長くなってしまうので精度の高い
先端検出が出来ない。従って、先端検知(斜行検知)後
に横端検知するといった順番で処理することは、より正
確な先端検知を可能にする。
【0067】更に、先端検知と横端検知を別々に実行す
ることによって、それぞれ最適な検知周期で検知処理を
最短時間に設定できるので、レジストローラと画像形成
部の間隔に相当する搬送距離を短くでき、装置をコンパ
クトにすることが可能になる。
【0068】[制御回路の構成]図8は制御回路の構成
を示すブロック図である。制御回路51は画像処理回路
52、レーザ制御回路(V−CNT)27およびタイミ
ングコントロールユニット(TCU)105を有する。
画像処理回路52には、イメージセンサ26によって読
み取られた画像データが記憶される画像メモリ(P−M
EM)56、およびこの画像メモリ56に記憶された画
像データを処理するCPU57が設けられている。
【0069】レーザ制御回路27は、画像処理回路52
から画像データに応じて出力される信号を基に、レーザ
素子202に駆動信号を出力する。レーザ素子202へ
の駆動信号の出力は、TCU105からのタイミング信
号に同期して行われる。TCU105は、CIS204
にCIS制御信号を出力するとともに、CIS204で
読み取られたCISデータを入力し、このCISデータ
を基にレーザ制御回路27に対してタイミング信号を出
力する。このタイミング信号には、垂直同期信号VSY
NC、クロックVCLK、水平同期信号HSYNCのレ
ーザ書き出し信号の他、レジストローラ203を駆動す
る信号(レジON信号)等が含まれる。
【0070】図9はTCU105の構成を示すブロック
図である。TCU105は、カウンタ(counte
r)61、レジON部62、先端検知部63、横端検知
部64、CISコントローラ65、CIS先端検知用短
周期設定部66、先端エラー検知部67、CIS横端検
知用長周期設定部68、横端エラー検知部69、シーケ
ンス終了設定部(SEQ END)70および補正パラ
メータ記憶部71を有する。
【0071】カウンタ(counter)61は、シー
ケンススタート信号(SEQ START)により起動
し、一定周期のクロックを計数する。レジON部62
は、レジストローラ203の駆動をオン/オフにする。
先端検知部63は、CIS204から入力されたCIS
データを基に、用紙の先端位置を検知する。横端検知部
64は、同様にCIS204から入力されたCISデー
タを基に、用紙の横端位置を検知する。
【0072】CISコントローラ65は、CIS204
に対し、ロード信号(CIS−SH)、クロック(CI
S−CLK)、セレクタ信号、光量制御データ等のCI
S制御信号を出力する。CIS先端検知用短周期設定部
66には、用紙の先端検知を行う際、CIS204に入
力されるロード信号(CIS−SH)の短周期TSが設
定される。一方、CIS横端検知用長周期設定部68に
は、用紙の横端検知を行う際、CIS204に入力され
るロード信号(CIS−SH)の長周期TLが設定され
る。本実施形態では、この長周期TLは短周期TSの6
倍の時間である。
【0073】先端エラー検知部67は、先端検知部63
によって検知された用紙の先端位置が予め決められた所
定範囲(5mm)から外れた場合、エラー信号(ER
R)を生成する。同様に、横端エラー検知部69は、横
端検知部64によって検知された用紙の横端位置が所定
範囲(5mm)から外れた場合、エラー信号(ERR)
を生成する。シーケンス終了設定部70には、用紙1枚
の印刷を終了させるシーケンスのカウント値が設定され
る。補正パラメータ記憶部71には、後述する処理によ
って得られる主走査および副走査方向におけるレーザ書
き出し位置の補正値が記憶される。
【0074】図10は先端検知部63の構成を示すブロ
ック図である。先端検知部63は、複数のエッジ回路
(EDDGE)81、タイミング発生回路82、カウン
タ83および斜行量設定部84を有する。各エッジ回路
(EDDGE)81には、CIS204の受光素子部2
11a内の画素位置を指定するレジスタ信号(REG1
〜REGn)がCISデータとともに入力される。そし
て、カウンタ83からのカウント信号に同期して指定さ
れた画素位置で「紙無し→紙有り」が検知されると、そ
のエッジ回路(EDDGE)81はエッジ(EDDGE
1〜n)信号を発生させる。
【0075】タイミング発生回路(TIMING)82
は、上記発生した複数のエッジ(EDDGE1〜n)信
号の平均化処理を行って先端検知信号(VREQ)を出
力するとともに、上記発生した複数のエッジ(EDDG
E1〜n)信号を用いて、演算して斜行量を検知し、検
知された斜行量が斜行量設定部84に予め設定された斜
行量(REG:5mm)に比べて大きい場合、斜行エラ
ー信号(斜行ERR)を出力する。また、先端検知を行
う場合、特定の画素単体だけを用いてもよいが、本実施
形態では、複数の画素を用いることでノイズ等の影響を
除去している。また、先端検知では、複数の画素を用い
ているので、従来の単一の光学センサやメカニカルなセ
ンサによるものと比べて、より先端検知精度が向上して
いる。
【0076】カウンタ83は、ロード信号(CIS−S
H)およびクロック(CIS−CLK)を基に、複数の
エッジ回路(EDDGE)81にカウント信号を出力す
る。
【0077】先端検知手段において複数の読取画素から
読み出された用紙の先端を表すデータを基に、用紙の斜
行量を検知するので、用紙の斜行量の計算と用紙の先端
位置検知を同時に実行でき、処理時間を短縮することが
可能になる。
【0078】従って、用紙に画像が形成される前に正確
に斜行を検知することができ、斜行によって印字品位の
低い画像が形成された用紙を出力しないで済む。
【0079】[紙送り/画像形成シーケンス]図11は
TCU105の動作を示すタイミングチャートである。
紙搬送パス205に沿って用紙107がレジストローラ
203まで搬送され、レジストローラ203で用紙10
7が滞留している状態で、本実施形態の紙送り/画像形
成シーケンスが開始する。シーケンススタート信号(S
EQ START)がカウンタ61に入力すると、カウ
ンタ61は一定周期のクロックの計測を開始する。カウ
ンタ61のカウント値がタイミングaになると、レジO
N部62はレジ信号をHレベルにしてレジストローラ2
03をオンに駆動する。
【0080】そして、カウント値がタイミングbになる
と、CIS204における先端検知モードの動作を開始
する。先端検知モードでは、TCU105はCIS先端
検知用短周期設定部66に設定された短周期TSでロー
ド信号(CIS−SH)をCIS204に出力する。こ
れにより、先端検知部63は、CIS204内の受光素
子部211aからのCISデータだけを読み取る。
【0081】カウント値がタイミングcになったときに
用紙の先端が検知されると、先端検知部63はCISコ
ントローラ65に先端検知信号VREQを出力するとと
もに、CIS204における横端検知モードの動作を開
始させる。CISコントローラ65が先端検知信号VR
EQに応じた垂直同期信号VSYNCをレーザ制御回路
27に出力すると、レーザ制御回路27は、CISコン
トローラ65からの垂直同期信号VSYNCを基に、垂
直余白を考慮してレーザによる副走査方向の書き出し位
置を調整する。図12はレーザによる書き出し位置調整
を示す図である。尚、カウント値がタイミングc'(c'
>c)に達しても、用紙の先端位置が検知されない場
合、CISコントローラ65は、先端エラー信号(先端
ERR)を出力する。
【0082】横端検知モードでは、TCU105はCI
S横端検知用短周期設定部68に設定された長周期TL
でロード信号(CIS−SH)を出力する。これによ
り、横端検知部64は、CIS204内の特定領域の受
光素子部212a〜217aからのCISデータだけを
読み取る。
【0083】カウント値がタイミングdになったときに
用紙の横端位置が検知されると、CISコントローラ6
5は、CIS204の動作を停止させ、水平同期信号H
SYNCおよびクロックVCLKをレーザ制御回路27
に出力する。レーザ制御回路27は、水平同期信号HS
YNCおよびクロックVCLKを基に、レーザによる主
走査方向の書き出し位置を設定する(図12参照)。
尚、カウント値がタイミングd'(5mm)に達して
も、横端位置が検知されない場合、横端エラー信号(横
端ERR)を出力する。
【0084】[斜行エラー、横端エラーシーケンス]本
実施形態における斜行エラーとして、2つを想定し、そ
れぞれに応じたエラーレベルが設定されている。同様
に、横端エラーとしても2つを想定し、それぞれに応じ
たエラーレベルが設定されている。
【0085】その1つのエラーは、画像形成装置の構成
上の理由によるエラーであり、そのエラーレベルは、画
像形成装置が搬送される用紙の位置ずれ量をエラーとし
て認識するために、予め決定された閾値である。
【0086】例えば、本実施形態では、記録用紙が正規
の搬送に対して5ミリ以上の横ズレや斜行していると、
用紙端部が搬送パスの端部にぶつかってしまうので、用
紙が撓んだり、角折れしてしまうおそれがある。このた
め、用紙が好ましくない所でジャムしたり、用紙が画像
形成部を通常通り通紙しないので、感光体等のプロセス
ユニットに悪影響を与えてしまう。したがって、5ミリ
以上の横ズレあるいは斜行がある場合、検出した時点で
エラーとすることが望ましく、本実施形態では、感光体
に達する前に用紙を停止させることにする。
【0087】もう1つのエラーは、記録用紙の横ズレや
斜行がユーザの許容範囲内にない場合のエラーであり、
そのエラーレベルは、ユーザが用紙に対する画像のずれ
量をエラーとして認識するため、ユーザにより入力され
る許容値(閾値)である。
【0088】本実施形態では、レーザの主走査方向の書
込みタイミングによって、横ズレを補正可能な範囲は、
約2ミリである。これは、感光体自体やプロセスユニッ
トの横ズレに対する画像形成可能な許容範囲の大きさが
2ミリであることによる。したがって、用紙の横ズレが
0ミリ〜2ミリまでの範囲では、用紙上の画像の位置ズ
レは生じないが、2ミリ〜5ミリまでの用紙の横ズレの
場合、0ミリ〜3ミリの用紙上の画像の位置ズレ(記録
位置ズレ)となって記録紙上に現れることになる。この
結果、ユーザは、実際の0ミリ〜3ミリまでの画像位置
ズレ量に対し、任意の許容範囲を設定することにより、
ユーザにとって横ズレを感じさせない画像記録が可能に
なる。
【0089】同様に、斜行に対しても、レーザの書き込
みタイミングによる画像の記録位置を補正してもよく、
斜行量について、ユーザの許容値を設定することで、ユ
ーザにとって斜行ズレを感じさせない画像記録が可能に
なる。
【0090】図14は横ズレ量および斜行量の許容値を
設定するためのユーザ設定画面を示す図である。図13
のユーザモードキー411をセットすると、ユーザは、
横ズレ量および斜行量の許容値を設定することができ
る。この画面上で、ユーザは横ズレ量(0ミリ〜3ミ
リ)および斜行量(0ミリ〜5ミリ)の許容値を操作部
上のテンキーから数値入力して設定する。尚、この画面
上で表示される横ズレ量(0ミリ〜3ミリ)は前述した
記録位置ズレ量を表している。
【0091】図15は横端エラーおよび斜行エラーの検
知処理手順を示すフローチャートである。このフローチ
ャートは、画像形成装置内のROMにプログラムとして
格納されており、画像形成装置の制御を司るCPUによ
り実行される。画像形成装置の電源がONになると、ま
ず、ユーザモードキー411が押されたか否か、つま
り、横ズレ量・斜行量の許容値に関するユーザ設定値入
力モードに移行するか否かを判別する(ステップS10
1)。
【0092】ユーザモードキー411が押されず、ユー
ザ設定値入力モードに移行しない場合、そのままステッ
プS103の処理に進む。尚、ユーザによる設定値の入
力がない場合、初期値(例えば、1.5mm)が設定さ
れる。一方、ユーザモードキー411が押されてユーザ
設定値入力モードに移行する場合、設定値の入力を待
ち、入力があると、横ズレ量・斜行量の許容値として入
力された設定値を登録する(ステップS102)。本実
施形態では、その設定値は、画面上の横ズレ量、つまり
記録位置ズレ量2.0mm、斜行量2.0mmである
(図14参照)。
【0093】そして、コピー、FAXあるいはプリンタ
のジョブが入力されるのを待ち(ステップS103)、
ジョブが入力されると、画像形成動作を開始する(ステ
ップS104)。用紙カセットや両面パスから画像形成
部に給紙される用紙が、横ズレ量5mm以下であるか否
かを判別する(ステップS105)。このエラーレベル
は、前述した通り、予め画像形成装置が構成上の理由と
してエラーを判断するために設定されたものである。横
ズレ量が5mmを越える場合、画像形成装置の操作部に
用紙搬送エラーに相当するエラーコードあるいはそれに
準ずるメッセージを表示し、画像形成部に記録用紙が到
達しないように、即座に画像形成装置のプリント動作を
停止する(ステップS106)。この後、処理を終了す
る。
【0094】一方、横ズレ量が5mm以下である場合、
斜行量が5mm以下であるか否かを判別する(ステップ
S107)。斜行量が5mmを越える場合、横ズレ量の
場合と同様、ステップS106で画像形成装置の操作部
に用紙搬送エラーに相当するエラーコードを表示し、プ
リント動作を停止する。一方、ステップS107で斜行
量が5mm以下である場合、用紙上の記録位置ズレ量が
2mm(横ズレ量としては、4mm)以下であるか否か
を判別する(ステップS108)。このエラーレベル
は、前述した通り、ユーザの許容する範囲内に無いこと
のエラーを判断するために設定されたものである。
【0095】用紙上の記録位置ズレ量が2mmを越える
場合、記録用紙に記録異常は認められるが、画像形成装
置のプリント動作自体に何ら問題はないので、画像形成
動作を続行するためのプリント継続処理を行う(ステッ
プS109)。
【0096】一方、ステップS108で用紙上の記録位
置ズレ量が2mm以下(横ズレ量としては4mm以下)
である場合、斜行量が2mm以下であるか否かを判別す
る(ステップS110)。斜行量が2mmを越える場
合、ステップS109で同様にプリント継続処理を行
う。一方、ステップS110で斜行量が2mm以下であ
る場合、プリントを終了して用紙を排出した後、ジョブ
終了であるか否かを判別する(ステップS111)。ジ
ョブ途中である場合、ステップS105に戻り、記録用
紙1枚毎の動作を継続する。一方、ジョブが終了した場
合、ジョブ内のエラーカウントを値0にクリアし(ステ
ップS112)、ステップS101の処理に戻る。
【0097】[プリント継続処理シーケンス]図16お
よび図17はステップS109のプリント継続処理手順
を示すフローチャートである。このプリント継続処理
は、前述したように、ステップS108で記録位置ズレ
量が2mmより大きい場合、あるいはステップS110
で斜行量が2mmより大きい場合、実行される。このプ
リント継続処理は、ユーザの設定値に基づくエラー処理
であるので、そのエラーシートだけを廃棄し、なるべく
既にプリントアウトされているシートを無駄にしないよ
うにして、画像形成装置のダウンタイムを極力無くすも
のである。
【0098】まず、ステープル等の後処理が設定されて
いるか否かを判別する(ステップS201)。本実施形
態では、簡単化のために、後処理として、ステープルを
行う場合を示す。尚、後処理としては、ステープル以外
に折りやパンチ等であってもよい。
【0099】ステープルが設定されている場合、両面パ
スに現在、シートが存在するか否かを判別する(ステッ
プS202)。前述したように、両面の画像形成を行う
場合、両面パスには最大2枚のシートが存在することに
なる。したがって、両面の画像形成が設定されている場
合、両面パスに2枚のシートが存在する可能性が大き
い。
【0100】ステップS202で両面パスにシートが存
在すると判別された場合、エラーと判断された用紙(エ
ラーシート)が用紙カセットから搬送されてきた表面プ
リント用の用紙てあるのか、それとも両面パスから搬送
されてきた表面プリント済みの用紙であるのかを判別す
る(ステップS203)。
【0101】表面プリント用の用紙である場合、そのエ
ラーシートにエラーであることを示すパターングラフィ
ック(PG)マークを記録し、ステープル処理トレイ5
3とは別の排出トレイである第1のトレイ51にエラー
シートを排出する(ステップS204)。さらに、この
ステップS204の処理では、次の両面パスから画像形
成部への給紙を一時ストップし、用紙カセットから用紙
を画像形成部に給紙し、エラーシートにプリントするは
ずであった画像を再プリントするように制御するリカバ
リ動作を実行する。これにより、両面パスに存在する記
録済の用紙を無駄にすることなくエラーシートのみを排
出できる。
【0102】一方、ステップS203で、表面プリント
済みの用紙である場合、エラーシートにPGマークを記
録し、エラーシートを第1のトレイ51に排出する。そ
して、次の用紙カセットから画像形成部への給紙を一時
ストップし、両面パスに残留するシート全てにPGマー
クをプリントして第1のトレイ51に排出する(ステッ
プS205)。さらに、このステップS205の処理で
は、エラーシートと両面パスに残留したシートに記録さ
れた画像を連続して再プリントし、エラーを検出する前
のシートの状態までリカバリ動作を行う。このように、
両面プリント時にエラーシートが検知された場合、全て
のシートを排出することで、ページ順を乱すことなく揃
えることができる。
【0103】また一方、ステップS202で、両面パス
にシートが存在しない場合、エラーシートにPGマーク
を記録し、エラーシートを第1のトレイ51に排出する
(ステップS206)。さらに、このステップS206
の処理では、用紙カセットから用紙を画像形成部に給紙
し、エラーシートにプリントするはずであった画像を再
プリントするように制御してリカバリ動作を実行する。
【0104】また一方、ステップS201で、後処理が
設定されていない場合、両面パスにシートが存在するか
否かを判別する(ステップS207)。両面パスにシー
トが存在する場合、エラーと判断された用紙が用紙カセ
ットから搬送された表面プリント用の用紙であるのか、
それとも両面パスから搬送されてきた表面プリント済み
の用紙であるのかを判別する(ステップS208)。
【0105】ステップS208の処理で、表面プリント
済みの用紙である場合、エラーシートにPGマークを記
録し、そのエラーシートを第1のトレイ51に排出する
(ステップS209)。さらに、このステップS209
の処理では、次の用紙カセットから画像形成部への給紙
を一時ストップし、両面パスに残留するシート全てにP
Gマークをプリントして第1のトレイ51に排出する。
このように、両面プリント時にエラーシートが検知され
た場合、全てのシートを排出することで、ページ順を乱
すことなく揃えることができる。
【0106】ここで、フィニッシャにシフト排紙機能が
備わっている場合、PGマークがプリントされたシート
は、そのPGマークが確認できるように、シフトして排
紙することが好ましい。これにより、第1のトレイ51
に排出されたエラーシートと正常に記録された用紙を簡
易に識別でき、ユーザがエラーシートを引き抜くこと
で、正常に記録された用紙だけでプリント束にすること
ができる。さらに、このステップS209の処理では、
エラーシートと両面パスに残留したシートに記録された
画像を連続して再プリントして、エラーを検出する前の
シートの状態までリカバリ動作を行う。
【0107】一方、ステップS208で、表面プリント
用の用紙である場合、そのエラーシートにエラーを示す
パターングラフィック(PG)マークを記録し、第1の
トレイ51に排出する(ステップS210)。さらに、
このステップS210の処理では、次の両面パスから画
像形成部への給紙を一時ストップし、用紙カセットから
用紙を画像形成部に給紙し、エラーシートにプリントす
るはずであった画像を再プリントするように制御してリ
カバリ動作を実行する(ステップS210)。
【0108】また一方、ステップS207で、両面パス
にシートが存在しない場合、エラーシートにPGマーク
を記録し、そのエラーシートを第1のトレイ51に排出
する(ステップS211)。さらに、このステップS2
11の処理では、用紙カセットから用紙を画像形成部に
給紙し、エラーシートにプリントするはずであった画像
を再プリントするように制御してリカバリ動作を実行す
る。
【0109】上記ステップS204〜S206、S20
9〜S211の処理を終えると、エラーカウントを値1
だけカウントアップする(ステップS212)。
【0110】そして、エラーカウントが値3に達したか
否かを判別する(ステップS213)。ここで、エラー
カウントが値3であることは、1ジョブ内でユーザの許
容する範囲内に無い横ズレや斜行が3回起きていること
を意味する。また、1ジョブ内でエラーカウントが値3
に達する要因は、種々考えられ、その種々の要因を排除
するためのエラーコードを表示し、複数部のジョブのプ
リント途中である場合、部と部との切れ目までプリント
アウトしてプリントを一時停止させる(ステップS21
4)。この後、本処理を終了する。尚、ステップS21
3で、エラーカウントが値3より小さい場合、プリント
動作を継続し(ステップS215)、本プリント継続処
理を終了してメインの処理に復帰する。
【0111】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
【0112】例えば、上記実施形態では、横ズレ量およ
び斜行量の許容値に関するユーザ設定は、画像形成装置
の操作部(操作パネル)で行われたが、プリンタドライ
バ上で行われてもよい。また、本実施形態では、斜行に
関して書き込みタイミングの補正を行っていないが、何
らかの補正を行ってもよい。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、用紙送りタイミングを
高精度に検知できるとともに、部品の取り付け誤差や耐
久性による画像位置精度の劣化を排除でき、画像位置を
常に高精度に調整することができる。
【0114】また、ユーザによる画像の記録位置精度の
許容値を設定したので、出力紙を一枚一枚チェックする
ことなく、ユーザが満足するような記録位置精度を得る
ことができる。
【0115】さらに、エラーシートだけをなるべく廃棄
し、画像形成のリカバリ動作を行うようにしたことで、
印刷済みの用紙を無駄にすることなく、画像形成装置の
ダウンタイムを極力無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成装置の構成を示す
図である。
【図2】感光ドラムに至る紙搬送パスに配置された印字
位置調整機構を示す図である。
【図3】CIS204の構成を示す図である。
【図4】先端検知、斜行検知および横端検知を行う際の
CIS204のクロック(CLK)、ロード信号(CI
S−SH)および画像信号の変化を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】用紙の通過領域に対するCIS204の配置を
示す図である。
【図6】CIS204における先端検知領域および横端
検知領域を示す図である。
【図7】CIS204の最大検知幅を示す図である。
【図8】制御回路の構成を示すブロック図である。
【図9】TCU105の構成を示すブロック図である。
【図10】先端検知部63の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】TCU105の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図12】レーザによる書き出し位置調整を示す図であ
る。
【図13】画像形成装置に設けられた操作パネル60の
構成を示す図である。
【図14】横ズレ量および斜行量の許容値を設定するた
めのユーザ設定画面を示す図である。
【図15】横端エラーおよび斜行エラーの検知処理手順
を示すフローチャートである。
【図16】ステップS109のプリント継続処理手順を
示すフローチャートである。
【図17】図16につづくプリント継続処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】従来の画像形成装置における印字位置調整機
構の構成を示す図である。
【符号の説明】
27 レーザ制御回路 62 レジON部 64 横端検知部 65 CISコントローラ 82 タイミング発生回路 105 タイミングコントロールユニット(TCU) 107 用紙 202 レーザ 203 レジストローラ(レジストクラッチ) 204 CIS(コンタクトイメージセンサ) 211a〜217a 受光素子部 411 ユーザモードキー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G06T 1/00 420J 5B047 G06T 1/00 420 430J 5C072 430 H04N 1/04 106A H04N 1/04 106 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA20 DC04 DC06 DC12 DE02 DE07 EC03 EC06 ED04 ED16 EE02 EF10 EK04 EK10 EK11 EK15 FA13 FD10 2H028 BA07 BA09 BB04 BB06 BB08 2H072 AA02 AA04 AA12 AA16 AA22 AA29 EA01 EA14 3F048 AA03 AB01 BA20 BA22 BB02 EA12 EB22 3F100 AA02 BA14 CA12 CA15 CA17 5B047 AA01 BA01 BB02 BC14 BC18 CA09 CB08 CB23 DC09 5C072 AA01 BA04 BA05 DA25 EA07 NA01 NA04 RA03 WA02 XA01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のシート収納部から給送パスを通っ
    て搬送されるシートの表面に画像を形成し、該表面に画
    像が形成され、両面パスを通って搬送されるシートの裏
    面に画像を形成する画像形成装置において、 画像を読み取る複数の読取画素を有し、該複数の読取画
    素が前記シートの搬送方向に対して垂直方向に並ぶよう
    に、前記搬送されるシートの通過領域であって、前記給
    送パスに配置されたシート読取手段と、 前記シート読取手段の前記複数の読取画素を繰り返し読
    み出すことにより前記搬送されるシートの位置ずれ量を
    検知するずれ量検知手段と、 該検知されたシートの位置ずれ量が所定の閾値より大き
    い場合、該シートをエラーシートとしてその発生を検知
    するエラーシート検知手段と、 前記エラーシートが発生した場合、前記両面パス内にシ
    ートが存在するか否かを検出する両面パス内シート検出
    手段と、 前記両面パス内にシートが存在する場合、前記エラーシ
    ートは前記シート収納部から搬送されたシートである
    か、あるいは前記両面パスを通って搬送されたシートで
    あるかを判別する搬送元判別手段と、 該判別結果を基に排出するシートを決定し、該決定され
    たシートを排出するシート排出手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シート排出手段は、前記エラーシー
    トが前記両面パスを通って搬送されたシートである場
    合、前記エラーシートおよび前記両面パス内に存在する
    シートを全て排出することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記シート排出手段は、前記エラーシー
    トが前記シート収納部から搬送されたシートである場
    合、前記エラーシートだけを排出することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シートを排出した後、該排出された
    シートに形成された画像と同じ画像を、前記シート収納
    部から搬送されるシートに元の順番で再び形成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記エラーシートにエラーであることを
    示すマークを記録するマーク記録手段を備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記排出されるシートに後処理を行う場
    合、前記シート排出手段は、前記後処理用の排出先とは
    別の排出先に前記エラーシートを排出することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 シフト排紙機能を有し、前記排出される
    シートに後処理を行わない場合、前記シート排出手段
    は、前記エラーシートをシフトさせて排出することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記シート読取手段は、画像形成部にシ
    ートを所定のタイミングで搬送するレジストローラと前
    記画像形成部との間に配置されたことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 入力された画像データに基づき、像担持
    体にレーザを照射して静電潜像を形成し、該静電潜像を
    現像してシートに転写することにより画像を形成する画
    像形成装置であって、 前記ずれ量検知手段によって検知されたシートの位置ず
    れ量に基づき、前記搬送方向に対して垂直方向における
    レーザの書き出し開始位置を決定することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シートの位置ずれ量は、前記搬送
    方向に対して垂直方向の横ズレ量および/または斜行量
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の閾値は、ユーザがシートに
    対する画像のずれ量をエラーとして認識するための閾値
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 所定のシート収納部から給送パスを通
    って搬送されるシートの表面に画像を形成し、該表面に
    画像が形成され、両面パスを通って搬送されるシートの
    裏面に画像を形成する画像形成装置の画像形成制御方法
    において、 画像を読み取る複数の読取画素を有し、該複数の読取画
    素が前記シートの搬送方向に対して垂直方向に並ぶよう
    に、前記搬送されるシートの通過領域であって、前記給
    送パスに配置されたシート読取手段を前記画像形成装置
    に設けておき、 前記シート読取手段の前記複数の読取画素を繰り返し読
    み出すことにより前記搬送されるシートの位置ずれ量を
    検知するずれ量検知工程と、 該検知されたシートの位置ずれ量が所定の閾値より大き
    い場合、該シートをエラーシートとしてその発生を検知
    するエラーシート検知工程と、 前記エラーシートが発生した場合、前記両面パス内にシ
    ートが存在するか否かを検出する両面パス内シート検出
    工程と、 前記両面パス内にシートが存在する場合、前記エラーシ
    ートは前記シート収納部から搬送されたシートである
    か、あるいは前記両面パスを通って搬送されたシートで
    あるかを判別する搬送元判別工程と、 該判別の結果を基に排出するシートを決定し、該決定さ
    れたシートを排出するシート排出工程とを有することを
    特徴とする画像形成制御方法。
  13. 【請求項13】 前記シート排出工程では、前記エラー
    シートが前記両面パスを通って搬送されたシートである
    場合、前記エラーシートおよび前記両面パス内に存在す
    るシートを全て排出することを特徴とする請求項12記
    載の画像形成制御方法。
  14. 【請求項14】 前記シート排出工程では、前記エラー
    シートが前記シート収納部から搬送されたシートである
    場合、前記エラーシートだけを排出することを特徴とす
    る請求項12記載の画像形成制御方法。
  15. 【請求項15】 前記シートを排出した後、該排出され
    たシートに形成された画像と同じ画像を、前記シート収
    納部から搬送されるシートに元の順番で再び形成するこ
    とを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の
    画像形成制御方法。
  16. 【請求項16】 前記エラーシートにエラーであること
    を示すマークを記録するマーク記録工程を有することを
    特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の画像
    形成制御方法。
  17. 【請求項17】 前記排出されるシートに後処理を行う
    場合、前記シート排出工程では、前記後処理用の排出先
    とは別の排出先に前記エラーシートを排出することを特
    徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の画像形
    成制御方法。
  18. 【請求項18】 前記排出されるシートに後処理を行わ
    ない場合、前記シート排出工程では、前記エラーシート
    をシフトさせて排出することを特徴とする請求項12乃
    至14のいずれかに記載の画像形成制御方法。
  19. 【請求項19】 前記シート読取手段は、画像形成部に
    シートを所定のタイミングで搬送するレジストローラと
    前記画像形成部との間に配置されたことを特徴とする請
    求項12乃至14のいずれかに記載の画像形成制御方
    法。
  20. 【請求項20】 入力された画像データに基づき、像担
    持体にレーザを照射して静電潜像を形成し、該静電潜像
    を現像してシートに転写することにより画像を形成する
    画像形成制御方法であって、 前記ずれ量検知工程で検知されたシートの位置ずれ量に
    基づき、前記搬送方向に対して垂直方向におけるレーザ
    の書き出し開始位置を決定することを特徴とする請求項
    12乃至14のいずれかに記載の画像形成制御方法。
  21. 【請求項21】 前記シートの位置ずれ量は、前記搬送
    方向に対して垂直方向の横ズレ量および/または斜行量
    であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか
    に記載の画像形成制御方法。
  22. 【請求項22】 前記所定の閾値は、ユーザがシートに
    対する画像のずれ量をエラーとして認識するための閾値
    であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか
    に記載の画像形成制御方法。
JP2002136987A 2002-05-13 2002-05-13 画像形成装置および画像形成制御方法 Pending JP2003327345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136987A JP2003327345A (ja) 2002-05-13 2002-05-13 画像形成装置および画像形成制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136987A JP2003327345A (ja) 2002-05-13 2002-05-13 画像形成装置および画像形成制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003327345A true JP2003327345A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29698868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002136987A Pending JP2003327345A (ja) 2002-05-13 2002-05-13 画像形成装置および画像形成制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003327345A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251711A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008216737A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009109760A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Ricoh Co Ltd 作像済用紙処理装置
JP2011090093A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Canon Inc 画像形成装置およびシート処理装置
JP2019034822A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 デュプロ精工株式会社 加工装置
US10556764B2 (en) 2018-03-22 2020-02-11 Kyocera Document Solutions Inc. Sensor unit and image forming apparatus therewith
JP2021024139A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社リコー 印刷装置、諧調補正装置、諧調補正プログラム及び階調補正方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251711A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008216737A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009109760A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Ricoh Co Ltd 作像済用紙処理装置
JP2011090093A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Canon Inc 画像形成装置およびシート処理装置
JP2019034822A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 デュプロ精工株式会社 加工装置
US10556764B2 (en) 2018-03-22 2020-02-11 Kyocera Document Solutions Inc. Sensor unit and image forming apparatus therewith
JP2021024139A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社リコー 印刷装置、諧調補正装置、諧調補正プログラム及び階調補正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7016642B2 (en) Image forming apparatus and image formation control method
US7957687B2 (en) Image forming apparatus and conveyance malfunction decision method
US8049911B2 (en) Image forming apparatus including image abnormality detection, method of controlling the same, and program for implementing the method
JP2003330334A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2003248410A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2010273022A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
US6134399A (en) Image forming apparatus having means for judging whether or not a recording sheet ovelaps a belt seam
US20050271411A1 (en) Image-forming apparatus that can implement image-forming preparation operation and control method therefor
JP2003327345A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
KR101473528B1 (ko) 화상 형성 장치, 제어 방법 및 기억 매체
JP2004271739A (ja) 画像形成装置
JP4533301B2 (ja) シート搬送装置、その制御方法および画像形成装置
US20050158093A1 (en) Image forming apparatus in which recording sheet having tab is used
JP2005084375A (ja) 画像形成装置
JP2005010239A (ja) 画像形成装置
JP2005225673A (ja) 画像形成装置
JP2915925B2 (ja) 画像形成装置の制御方法
JP2004090457A (ja) キャリブレーション方法および印刷装置
JP2005195866A (ja) 画像形成装置
JP2005001125A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JPH11344842A (ja) 画像形成装置
JPH02210368A (ja) 横レジスト調整装置
JPH02131966A (ja) 電子写真プリンタ
US6819907B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2003307978A (ja) シート検知装置、シート検知方法および画像形成装置