JP2006251711A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006251711A
JP2006251711A JP2005071698A JP2005071698A JP2006251711A JP 2006251711 A JP2006251711 A JP 2006251711A JP 2005071698 A JP2005071698 A JP 2005071698A JP 2005071698 A JP2005071698 A JP 2005071698A JP 2006251711 A JP2006251711 A JP 2006251711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
forming apparatus
recording material
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005071698A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Obuchi
哲也 大渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005071698A priority Critical patent/JP2006251711A/ja
Publication of JP2006251711A publication Critical patent/JP2006251711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 第一面及び第二面への両面画像形成時における第一面の記録材に対する画像位置がずれている場合には、第二面への画像形成を行わないようにして、印刷物の品質低下を防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録材20の第一面20a及び第二面20bの両面に画像形成が可能な画像形成装置において、第一面の画像形成領域に形成した画像形成領域の端部を表す端部線121と画像中心を表す中心線122の画像を検出手段101で検出し、第二面への画像形成時に、記録材20に対する端部補正とその画像の中心補正を第一面の位置関係に合わせて第二面の画像補正を行い、画像形成を行う制御部10で行うとともに、検出手段101によって検出された第一面の記録材に対する端部線位置、及び中心線位置が予め設定された閾値F1,F2以上の場合、その記録材に対する第二面の画像形成を行わないようにした。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像位置補正が可能な画像形成装置に関する。
近年の電子写真方式の画像形成装置(複写機、プリンタ等)はその高速化が進むことにより、印刷業界に進出し始めている状況にある。この業界においては印刷物の製本や中綴じ等の需要が大半を占めているため、印刷物は記録材の表面と裏面への両面画像形成が必要であり、その表裏の画像位置精度はこれまで以上に高いものが要求されている。
例えば、画像形成された記録材をまとめて裁断したものにおいて、表裏の画像位置がずれていると、画像によっては余白が残ってしまったり、画像が欠けてしまったりする等、仕上がりの品質に影響が生じてしまう。つまり、画像端部を表裏で合わす必要がある。また中綴じを行う際には、画像の中心線が表裏で合っていることが必要となる。
画像の位置を合わせが可能な画像形成装置としては、次の特許文献1から3が挙げられる。特許文献1では、画像調整モード時に画像形成部より特定パターンを出力し、出力した特定パターンを画像読取部で読取、その読取結果により出力画像を補正している。特許文献2では、記録材の第一面及び第二面の両面に画像形成が可能な画像形成装置において、第一面上の決められた位置に所定のマークを書込み、第一面上に形成された画像を定着後、第二面の画像形成前にマークの位置を検出する検出手段を有し、検出手段で検出されたマークの位置情報と第一面書込み時のマークの位置情報を基に、第二面に形成される画像の記録材搬送方向と搬送方向に交差する方向の位置を補正し、第二面における画像の倍率を補正している。
特許文献3では、記録材表裏となる第一面及び第二面への画像印字の状態を調整するモードを具備し、記録材の第一面及び第二面の両面に調整パターンを形成し、それを読取手段によって読取った結果に応じて、第一面(表面)に合わせて第二面(裏面)の画像印字位置、及び倍率を補正している。
特開2000−101801 特開2003−156974 特開2003−280466
特許文献1〜3においては、記録材の両面に画像形成する際に、画像の位置調整を行っているが、次のような場合には対応することができない。例えば、第一面及び第二面への両面印刷の際に、第一面の画像形成時に同時に形成させた端部線、及び中心線の情報から第二面の位置補正、及び倍率補正を行い、表裏の画像位置、中心を合わせて裏面を画像形成しようとする場合、表面の端部線、中心線が記録材に対してずれてしまっていると、その裏面の画像形成を行うと、裏面も表面と同様の位置に画像形成してしまうことになり、結果的に表裏の画像位置は合っているものの、記録材に対してはずれた状態になってしまう。このような場合、製本や中綴じなど印刷物としての品質が低下することとなる。
本発明は、第一面及び第二面への両面画像形成時における第一面の記録材に対する画像位置がずれている場合には、第二面への画像形成を行わないようにして、印刷物の品質低下を防止する画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、上記目的に加え、記録材に対する位置ずれ印刷された記録材を、正常な印刷物と区別し、誤って位置ずれのある記録材が印刷物に使用されることを低減して、印刷物の品質低下をより防止する画像形成装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる記録材の第一面及び第二面の両面に画像形成が可能な画像形成装置では、第一面の画像形成領域に形成した画像形成領域の端部を表す端部線と画像中心を表す中心線の画像を検出する検出手段と、第二面への画像形成時に、記録材に対する端部補正とその画像の中心補正を第一面の位置関係に合わせて第二面の画像補正を行い、画像形成を行う制御部とを有し、制御部が、検出手段によって検出された第一面の記録材に対する端部線位置、及び中心線位置が予め設定された閾値以上である場合、その記録材に対する第二面の画像形成を行わない画像非形成モードを有することを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置においては、記録材に画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって画像が形成された記録材を反転させ、再度画像形成部に搬送する両面反転部と、画像形成部で形成された画像を記録材に定着させる定着部とを有することを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置においては、複数の画像排紙部を有し、画像非形成モードで第二面の画像形成が行われなかった記録材を、第二面の画像形成が行われた記録材とは異なる排紙収納部に排出することを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置においては、画像非形成モードによる第二面への画像形成の有無を選択するモード選択手段を有することを特徴としている。このモード選択手段としては、例えば画像形成装置本体に設けられた操作部に配置されていることを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置においては、端部線に対する閾値及び/または中心線に対する閾値を、任意に変更する閾値調整手段を有することを特徴としている。この閾値調整手段としては、画像形成装置本体に設けられた操作部に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、第一面の画像形成領域に形成した画像形成領域の端部を表す端部線と画像中心を表す中心線の画像を検出する検出手段によって検出された第一面の記録材に対する端部線位置、及び中心線位置が予め設定された閾値以上であると、その記録材に対する第二面の画像形成を行わない画像非形成モードを有するので、当該記録材を、第二面への画像形成を行った印刷物と区別することが可能となるため、印刷物の品質低下を防止することができると共に、トナーの無駄な消費を避けることができる。
本発明によれば、画像非形成モードで第二面の画像形成が行われなかった記録材を、第二面の画像形成が行われた記録材とは異なる排紙収納部に排出するので、記録材に対する位置ずれ印刷された記録材が正常な印刷物と区別されるので、誤って位置ずれのある記録材が印刷物に使用されることが低減し、印刷物の品質低下をより防止することができる。
本発明によれば、画像非形成モードによる第二面への画像形成の有無を選択するモード選択手段を有するので、印刷物の精度に応じて適宜画像非形成モードを設定/解除することができ、記録材に対する画像位置ずれが許容範囲の場合には、両面印刷されたものを印刷物として利用でき、記録材やトナーの無駄な消費を抑えられるとともに、印刷終了時間の遅延を防止することができる。
本発明によれば、端部線に対する閾値及び/または中心線に対する閾値が、閾値調整手段によって任意に調整できるので、記録材に対する画像位置精度の幅を印刷物に応じて適宜設定することができ、印刷物の品質低下を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す画像形成装置である。この画像形成装置は、画像形成装置本体100の中央に、記録材としての用紙20にトナー画像を形成する画像形成部1が配設されている。画像形成部1のすぐ下方には給紙部2が配設されている。画像形成部1と給紙部2の間には、画像形成部1によって画像が形成された記録材20を反転させ、再度画像形成部1に搬送する両面反転部9が配設されている。給紙部2は複数具備され、それぞれに用紙20を収納する給紙トレイ21を備えている。画像形成部1の上方には、図示しない原稿を読取る読取り部3が配設され、画像形成部1の左側には複数の排紙収納部4a、4bがそれぞれ配設されている。
画像形成部1には作像部6が配置され、ドラム状をした感光体61の周囲には、表面に帯電処理を行う帯電部62、画像情報を表面にレーザー光で照射する露光部7、表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像部63、及び感光体の残留するトナーを除去回収するクリーニング部64が配置されている。感光体1との対向部位には、感光体61の作像したトナー像を用紙20に転写する転写部51が配置されている。転写部51よりも用紙搬送方向の下流側には、画像形成部1で形成されたトナー画像を用紙20に定着させる定着部52が配置されている。定着部52に配送された用紙20は、周知の一対のローラあるいはローラとベルトで形成される定着ニップ部を通過する際に熱と圧力を加えられることによって画像形成部で形成(転写)されたトナー画像が定着される。定着部52を通過した用紙20は、そのプリント状態に応じて排紙ローラ53により排紙収納部4aまたは排紙収納部4bへと排紙される。
各給紙トレイ21は、給紙時に上方に移動する底板24をそれぞれ有し、各底板24が上昇することで最上の用紙20が各排紙トレイの上方に配置されたピックアップローラ25に当接可能な位置まで上昇する。この状態でピックアップローラ25と給紙ローラ26とが回転することにより、最上位の用紙20は給紙トレイ21から送り出され、レジストローラ23へと搬送される。各給紙トレイ21には、同一サイズの用紙20を収納してもよいし、異なるサイズの用紙20を収納してもよい。レジストローラ23は用紙20の搬送を一時止め、感光体61表面のトナー像と用紙20の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するように制御される。
排紙ローラ53の近傍には分岐部91が配設されている。この分岐部91は、定着部52と排紙ローラ53の間に配設されていて、両面印刷時には、片面印刷された用紙20を両面反転部9へと搬送する用に構成されている。両面反転部9は、片面印刷された用紙20を反転させてレジストローラ23まで再給紙搬送するものである。両面反転部9から再給紙された用紙20は、レジストローラ23でスキューが補正され、裏面画像形成動作が行われる。
読取り部3では、コンタクトガラス31上に載置される原稿の読取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読取り走行体32、33が往復移動する。この読取り走行体32、33により走査された画像情報は、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読込まれる。この読込まれた画像信号は、図示しない画像処理部によってデジタル化され画像処理される。画像形成部1では、画像処理部によって処理された画像信号に基づいて、露光部7内の図示しない周知のレーザダイオードLDの発光により感光体61の表面に静電潜像が形成される。レーザダイオードLDからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体61に至る。読取り部3は、その上方に原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置90が取り付けられるように構成されている。
本形態の画像形成装置は、上記したように原稿を読取りデジタル化して用紙20に複写する、いわゆるデジタルコピー機としての機能の他に、原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙20上に印刷する、いわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である複合機である。上記コピー機としての設定は、オペレータが任意に設定可能な図2に示す操作部8で行う。また、どの機能によって形成された画像もすべて排紙収納部4aあるいは排紙収納部4bの何れかに排出される。
分岐爪91にて、分岐され反転両面部9を経由して用紙20を反転させ反転排紙ローラ54を経由して排紙ローラ53から排出された場合、排紙収納部4aあるいは排紙収納部4bにスタックされた用紙20は、画像面が下面になった状態であり、コピー、ファクシミリ、プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されても、排紙収納部4a、4bから取り出したとき、1ページ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの作業から開放される。
本発明の画像形成装置は、用紙20の第一面及び第二面となる表面20a及び裏面20bの両面に画像形成が可能なものであり、片面印刷モードと両面印刷モードが図2に示す操作部8で選択できるように構成されている。操作部8は制御部10と信号線によって接続されている。制御部10は、周知のコンピュータでて構成されていて、片面印刷モードと両面印刷モードに対応する画像形成動作を制御するプログラムが図示しないROMに記憶されていて、各モードがオペレータに選択されることで、片面印刷あるいは両面印刷を実行するように構成されている。
本発明の画像形成装置は、両面画像形成時の第二面(裏面)画像の位置合わせを行える機能を備えている。この機能は、両面印刷モードが設定されている際に、制御部10によって各部が制御されることで機能する。すなわち、図1の反転両面部9の搬送出口付近に配置した第一面(表面20a)の画像位置を検出する検出手段101を制御部10と接続し、検出手段101によって第一面画像位置情報を検出して、その情報を制御部10に送信することで、制御部10は、その情報に基に第二面(裏面)20bに対する画像位置合わせを行うものである。
用紙20の両面に対する画像位置合わせについて説明する。図3は、用紙20の表面と裏面にマーキングを施した状態を示す図である。図1に示すの画像形成部1における記録材20の表面20aへの画像形成の際に、その画像領域に対して図3(a)に示すような画像形成領域の端部のマーキングとしての端部線121と、画像形成領域の中心を表す二直線のマーキングとしての中心線122を同時に行い、表面20aの画像端部、画像中心を明確にして画像形成を行う。そして定着部52、反転両面部9を通過後の用紙20の裏面20bへの画像形成の際に、表面20aにマーキングした端部121と記録材20の位置関係、および画像の中心線122を検出手段101で検出する。これにより、表面20aに形成されている画像の位置情報を検出し、図2に示す制御部10によって用紙20に対する端部補正とその画像の中心補正を行い、更にその補正に合わせて裏面の画像倍率補正を行うことが可能となる。
図4は、検出手段101で端部線121と中心線122を検出する状態を示す図である。検出手段101は、図4に示すように用紙20の少なくとも搬送方向の全幅を検出することを可能なものとし、端部線121、中心線122を検出するものである。本形態において、検出手段101は反転両面部9の搬送出口付近に配置したが、この位置に限定されるものではない。例えば定着部52への通紙後から裏面20bへの画像形成時のレジストローラ23に到達までの間であって、制御部10で補正を行ってから画像形成部1で裏面画像形成することができる位置であればよい。
図5は、端部線121の中心が中心線122とずれた位置にある状態を示す図である。
例えば、表面20aに占めるトナー濃度比率が局所的に異なるような画像で、その定着時に、用紙20に対する熱の伝わり方が異なってしまい、用紙20の縮み方が局所的に異なることによって、図5のように端部線121の中心が中心線122とずれた位置にあったとしても、裏面20bへの画像形成時には端部線121の位置合わせを行うとともに、図5のそれぞれの領域について以下の補正を行うことで中心補正と倍率補正を行うものとする。
(画像形成領域は搬送方向がX、搬送と垂直方向をYとしている)
領域Aと領域C1X/2をXaに補正
領域Bと領域DlX/2をXbに補正
領域Aと領域BlY/2をYaに補正
領域Cと領域D:Y/2をYbに補正
このように、中心線122で分けられたそれぞれの領域で補正して画像形成を行うことができるため、中心補正が可能となる。この現象は用紙20の調湿状態や定着の温度分布、圧力分布によっても生じることが考えられるが、それにも対応することができる。
なお、図3(b)に示すように、端部線121内側に中心線122を画像形成させず、外側のみに画像形成させれば、表面20aの画像晶質等に影響を写ることは無くなるため、よく印刷業界で行われているような印刷物の端部をまとめて裁断するような場合においても中心補正が可能となる。
また、表面20aに画像形成させた端部線121、中心線122を用いて補正を行う際に、両方とも適用させて補正を行うか、あるいは片方のみを適用して補正を行うか、または、補正を行わないかを選択することを可能としている。
端部線121、中心線122両方とも適用させて補正を行うと、上述したような倍率補正を施して位置補正を行うため、裏面20bの画像が本来形成されるべき画像と異なることは言うまでもなく、図5の領域A,B,C,Dで補正状態が異なるため、裏面20bの画像が歪んだ状態になる。
そこで、実際に画像形成を行う際には、以下4つのモードを制御部10に設ける。
(1)端部・中心補正モード
(2)端部補正モード
(3)中心補正モード
(4)補正無しモード
端部・中心補正モードは、上述したような方法で端部補正、中心補正を行い、表裏の完全な位置補正を行うものである。端部補正モードは、端部補正のみを行い、中心補正を行わないものである。図6は、端部線のみを用いた補正を示す図である。図6に示すように、表面20aの位置情報に対してXをXcに、YをYcに補正という、端部線121のみを用いた補正を行う。
中心補正モードは、中心補正のみを行い、端部補正を行わないものである。この際、倍率補正は行わないが画像中心は合うので、例えば中綴じ用の印刷には有効となる。補正無しモードは、端部補正、中心補正両方とも行わないものである。
このように、画像の位置精度を優先するか、あるいは画像品質を優先するかによって選択可能な4つのモードを設けることで、表面20aの画像位置情報を必要最低限にすることができる。そのため、位置情報を画劇こする画像形成部1の負荷の低減、あるいはそれを制御する制御部10の負荷の低減につながる。また、(1)から(4)の4つのモードの何れかを選択した際に、それに必要な画像を形成することにより、不必要な画像形成をすることがなくなるため、トナー消費を削減することができる。これら各モードの選択には、図2に示す操作部8に選択手段を設ければよい。
ところで、用紙20の表面20aの端部線121と中心線122が用紙20に対してずれてしまっている状態で、裏面20bの画像形成を行うと、裏面も表面と同様の位置に画像形成してしまうことになり、表裏の画像位置は合っているものの、用紙20に対してはずれた状態になってしまう。このような場合、製本や中綴じなど印刷物としての品質が低下することとなる。
そこで、制御部10は、両面印刷モード時において、用紙20の裏面20bに対して画像形成を行わない画像非形成モードを備えている。この画像非形成モードは、図2に示す操作部8に配設されたモード選択手段200をオペレータが操作することで、任意に選択可能とされている。制御部10は、画像非形成モードが選択されると、その第一面画像が用紙20に対して予め設定された閾値F1、F2よりもずれている場合には裏面20bへの画像形成を行わず、その用紙20を、第二面画像形成が行われた、すなわち両面印刷された用紙20の排紙収納部4aとは異なる排紙収納部4bに排出するように構成されている。
本形態では、モード選択手段200を操作することによって、画像非形成モードを任意に選択するようにしたが、両面印刷モード時を選択した際に、検出手段101からの検出信号に応じて画像非形成モードが自動的に設定される構成であっても良い。
閾値F1及び閾値F2は、制御部10のメモリに記憶されている。閾値F1は、図3に示す画像形成領域の端部線121に対する許容ずれ幅を示し、閾値F2は、画像形成領域の中心線122に対する許容ずれ幅を示す。本形態では、端部線121と中心線122の位置関係情報を検出手段101によって検出した際に、その検出値を各閾値F1,F2と比較し、検出値が閾値以上であった場合には裏面200bの画像形成を行わない用にしている。
例えば、図7に示すように、実線で示す用紙の基準端部線121と基準中心線122に対して、表面20aの画像形成が破線で示す端部線121及び中心線122のように行われたとする。このとき閾値F1が2±0.5mm、閾値F2が0±0.5mmにそれぞれ設定されていると、図7の破線が実線に対して閾値以内である場合には、裏面20bに対して画像形成を行い、閾値以上である場合には裏面20bに対して画像形成を行わない。そして、この裏面20bの画像形成を行わない用紙20を、両面印刷された用紙が排出される排紙収納部4aではなく、排紙収納部4bに排出する。
すなわち、図8にフローチャートで説明すると、ステップS1で両面印刷モードの有無が判断され、両面印刷モードが設定されているとステップS2に進む。ステップS2では画像非形成モードの有無が判断され、画像非形成モードが設定されている場合にはステップS3で端部線121と中心線122の位置を検出手段101で検出する。そして、ステップS4、S5において検出値と閾値F1、F2とを比較し、検出値が閾値F1、F2以内ならステップS6に進んで用紙裏面に対する画像形成を行いステップS7で用紙排紙部4aに両面印刷された用紙を排紙する。何れかの検出値が閾値F1またはF2を越えている場合には、ステップS7に進んで用紙裏面に対する画像形成を行わずにステップS9に進んで用紙排紙部4bに裏面を印刷されていない用紙を排紙する。
このように、検知手段101で検出した端部線位置と中心線位置が、予め設定された閾値F1、F2以上であると、その用紙20に対する第二面の画像形成を行わないので、第二面への画像形成を行った印刷物と区別することが可能となるため、印刷物の品質低下を防止することができると共に、トナーの無駄な消費を避けることができる。また、画像非形成モードで第二面の画像形成が行われなかった用紙20を、両面印刷された用紙とは異なる排紙収納部4bに排出するので、用紙に対する位置ずれ印刷された用紙が正常な印刷物と区別されるので、誤って位置ずれのある用紙20が印刷物に使用されることが低減し、印刷物の品質低下をより防止することができる。
本形態では、両面印刷時に端部線及び中心線の各閾値F1、F2を使用して第二面画像形成を行うか否かを定めた画像非形成モードによる第二面への画像形成の有無を選択するモード選択手段200を有するので、印刷物の精度に応じて適宜、画像非形成モードを設定/解除することができ、用紙20に対する画像位置ずれが許容範囲の場合には、両面印刷されたものを印刷物として利用でき、用紙20やトナーの無駄な消費をより抑えられるとともに、印刷終了時間の遅延を防止することができる。
上記形態において、閾値F1、F2は予め制御部10のメモリに所定の値として記憶したが、この閾値F1、F2の値を任意に変更する閾値調整手段210を図2に示す操作部8に配置して変更可能としても良い。これにより印刷物に必要な位置精度に応じて閾値を設定することができ、用紙20に対する画像位置精度の幅を印刷物に応じて適宜設定することができ、印刷物の品質低下を防止することができる。
例えば端部線121に対する閾値F1を2±0.2mm、中心線122に対する閾値F2を0±0.2mmとすることにより、表面20aの用紙20に対する位置精度を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明は上記形態のみに限定されず各種改変できるものである。例えば上記形態では画像形成装置に二つの排紙収納部4a、4bを備えるものであったが、画像形成装置に接続できる後処理周辺機(フィニッシャー)にある複数の排紙収納部に対して同様な方式を採ることができる。また、閾値F1、F2以上で画像形成を行わない際に、システムを一旦停止し、その用紙20をオペレータによって取り出するようにしてもよい。
本発明の一形態である画像形成装置の概略構成図である。 本発明の制御系の構成を示すブロック図である。 記録材の表面と裏面にマーキングを施した状態を示す図である。 検出手段で端部線位置と中心線位置を検出する状態を示す図である。 端部線の中心が中心線とずれた位置にある状態を示す図である。 端部線のみを用いた補正を示す図である。 第一面の記録材に対する端部線位置及び中心線位置と閾値との関係を示す図である。 制御部による画像非形成モード時の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成部
4a,4b 複数の画像排紙部
8 操作部
9 両面反転部
10 制御部
20 記録材
20a 第一面
20b 第二面
52 定着部
100 画像形成装置本体
101 検出手段
121 端部線
122 中心線
200 モード選択手段
210 閾値調整手段
F1、F2 閾値

Claims (7)

  1. 記録材の第一面及び第二面の両面に画像形成が可能な画像形成装置において、
    第一面の画像形成領域に形成した画像形成領域の端部を表す端部線と画像中心を表す中心線の画像を検出する検出手段と、
    第二面への画像形成時に、前記記録材に対する端部補正とその画像の中心補正を第一面の位置関係に合わせて第二面の画像補正を行い、画像形成を行う制御部とを有し、
    前記制御部が、前記検出手段によって検出された第一面の記録材に対する端部線位置、及び中心線位置が予め設定された閾値以上である場合、その記録材に対する第二面の画像形成を行わない画像非形成モードを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって画像が形成された記録材を反転させ、再度画像形成部に搬送する両面反転部と、
    前記画像形成部で形成された画像を記録材に定着させる定着部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    複数の画像排紙部を有し、
    前記画像非形成モードで第二面の画像形成が行われなかった記録材を、第二面の画像形成が行われた記録材とは異なる排紙収納部に排出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3記載の画像形成装置において、
    前記画像非形成モードによる第二面への画像形成の有無を選択するモード選択手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記モード選択手段は、画像形成装置本体に設けられた操作部に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記端部線に対する閾値及び/または前記中心線に対する閾値を、任意に変更する閾値調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記閾値調整手段は、画像形成装置本体に設けられた操作部に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
JP2005071698A 2005-03-14 2005-03-14 画像形成装置 Pending JP2006251711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071698A JP2006251711A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071698A JP2006251711A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006251711A true JP2006251711A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37092233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005071698A Pending JP2006251711A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006251711A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271406A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2013041102A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及びその製造方法、画像形成方法、画像形成装置、並びにプロセスカートリッジ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003302887A (ja) * 2002-02-06 2003-10-24 Canon Inc 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2003316208A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2003327345A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Canon Inc 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2004117428A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003302887A (ja) * 2002-02-06 2003-10-24 Canon Inc 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2003316208A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2003327345A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Canon Inc 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2004117428A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271406A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2013041102A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及びその製造方法、画像形成方法、画像形成装置、並びにプロセスカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6411795B2 (en) Image forming apparatus with a two-sides image forming operation
JP4747037B2 (ja) 画像形成装置
JP2017059990A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2009177623A (ja) 画像形成装置及びコンピュータプログラム
US7412177B2 (en) Image forming apparatus
JP4801384B2 (ja) 画像形成装置
JP2006347645A (ja) 画像形成装置
JP2006251711A (ja) 画像形成装置
JP7300926B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2011121777A (ja) 給紙搬送装置
JP4108552B2 (ja) 画像形成装置及び電子機器
JP2007003735A (ja) 画像形成装置
JP2006052082A (ja) 原稿給紙装置、原稿読取装置および画像形成装置
JP2006093841A (ja) 画像形成装置
JP4883893B2 (ja) 画像形成装置
JP7456487B2 (ja) 画像処理装置、読取制御方法
JP5328379B2 (ja) 画像形成装置
JP2009001394A (ja) 画像形成装置
JP4507770B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法および出力画像作成方法
JP2000184155A (ja) 画像形成装置および方法
JP2007003736A (ja) 画像形成装置
JP6531411B2 (ja) 画像形成装置
JP2017054077A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2015212717A (ja) 画像形成装置
JP2008026366A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101130