JP4507770B2 - 画像形成装置、画像形成方法および出力画像作成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および出力画像作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置等に係り、詳しくは、出力用紙としてのタブ紙の搬送が可能な画像形成装置、画像形成方法および記録媒体の搬送間隔制御方法に関するものである。
最近の画像形成装置には、例えばA4サイズ等の普通紙のほかに、例えばA4サイズの用紙に耳を付けたいわゆるタブ付きの用紙(以下「タブ紙」という)にも対応することができるものがある。その場合のタブ紙への画像形成は、タブ紙のタブ部分に画像形成されるものが多い。
そのような画像形成装置では、普通紙(タブ紙以外の用紙)の用紙束と用紙束との間にタブ紙を区切り紙としてインサートすることにより出力束を区切るいわゆる合紙モードを選択できるものがある。すなわち、合紙モードでは、画像形成された用紙束同士の間に、例えば用紙束の分類名がタブに印字されたタブ紙が挿入されて、これにより用紙束が区切られる。このような合紙モード中に、給紙装置内にタブ紙がなくなったときには、タブ紙を給紙装置に補給するまで中断してしまい、作業効率が大きく低下するという問題点があった。
この問題点を解決するために手段として種々のものが提案されている。例えば特許文献1に開示されている解決手段は、タブ紙が手差しトレイのみから給紙されるように構成され、また、第1の給紙カセットに、例えばA4用紙が収容されている。第2の給紙カセットには、タブ紙が紙なし状態になったときのためにA4用紙が、横向き配置のいわゆるA4Rとして収容されている。すなわち、第2の給紙カセットには、第1の給紙カセットの用紙設置方向とは異なる方向となるようにA4用紙が収容されている。
画像形成装置が合紙モードにて画像形成を実行している場合において、手差しトレイのタブ紙が紙なし状態になると、それまで第1の給紙カセットから供給されていたA4用紙に代わり、第2の給紙カセットからA4用紙が供給される。その後は、タブ紙が挿入されるべき個所を検出するたびにこのような給紙カセットの切り換えを行って、用紙束をずらして出力させ、これを出力束とする。このため、紙なし状態でも出力束における仕切り位置が明確になるので、画像形成の実行を継続して操作者に不便を強いることはない。そして、画像形成終了後には、操作者は足りないタブ紙を手動で挿入し、その後に向きを揃えることにより、合紙コピーが完了する。
特開2003−241452号公報(第7〜8頁、図8)
しかしながら、上記特許文献1に開示された手段によれば、合紙モードを実行する度に予め給紙カセットへの用紙確認や用紙補充等の準備作業を行わなければならない。給紙カセットの数が少ないときには、A4Rのための給紙カセットを常設しておくことは難しい。すなわち、例えばB5用紙のための給紙カセットとして常に設定されているときには、合紙モードの度に用紙の入れ替えおよび用紙設定を行わなければならず、また、合紙モードの終了後にはその逆を行わなければならない。したがって、このような場合には、操作者にとってかえって煩雑になってしまうというおそれがある。
また、特許文献1には、普通紙を収容する給紙カセットが1つのみの場合にも対応するために、出力した束に対して画像形成装置の手前ないしは奥側にずらして、後続する出力束を出力させることにより仕切り位置を明確にするという構成も記載されている。
しかしながら、搬送方向の横方向にずらすための特別な機能が必要になり、装置の大型化やコストアップを生じてしまう。
したがって、既に説明した特許文献1による解決手段とは違った観点で、タブ紙の紙なし状態に対応する手段が求められている。
ここで、タブ紙は、上述したように区切り紙として一般的に用いられる。すなわち、タブ紙の機能に着目すると、タブ紙は、複数の文書が一群の束の集合体であるということを示し、かつ、その束の区切りを明確にするための用紙と理解できる。したがって、そのような機能がタブ紙以外の何らかの手段により実現できれば、タブ紙にこだわる必要がないとも考えられる。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、操作者が合紙モードを特に意識せず、かつ、特別な装置がなくてもタブ紙の紙なし状態に対応することができる画像形成装置等を提供することにある。
また別の目的は、タブ紙の機能をタブ紙以外の態様で実現できる画像形成装置等を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、原稿入力画像に応じてタブを有するタブ紙およびタブを有しない用紙に画像形成が可能であり、当該タブ紙と当該タブ紙に対応付けられる当該用紙とを組み合わせて排出する画像形成装置であって、取得した前記原稿入力画像の中に前記タブ紙の前記タブに画像形成すべきタブ画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記原稿入力画像の取得の際に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出手段と、前記判定手段により前記タブ画像が含まれていると判定した場合に前記検出手段により紙なし状態が検出されると、前記タブ画像を前記用紙の領域内に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段と、前記出力画像作成手段により作成された出力画像を前記用紙の領域内に画像形成することを特徴とする画像形成手段とを含む。
前記出力画像作成手段は、前記原稿入力画像の前記タブ画像と当該原稿入力画像の他の画像とを合成すると共に前記用紙に画像形成可能な大きさになるように変倍した出力画像を作成することができる。
前記出力画像作成手段は、前記原稿入力画像の前記タブ画像を当該原稿入力画像の他の画像が画像形成される前記用紙とは別の用紙の領域内におさまるように位置をずらして当該別の用紙に画像形成するための出力画像を作成することを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、出力画像の画像形成を記録媒体に行う画像形成装置であって、タブを有するタブ紙の当該タブに画像形成すべき第1の画像およびタブを有しない用紙に画像形成すべき第2の画像を取得する取得手段と、前記取得手段により前記第1の画像が取得されたか否かを判定する判定手段と、前記取得手段により前記第1の画像を取得した場合に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出手段と、前記判定手段により前記第1の画像が取得されたと判定した場合に前記検出手段により紙なし状態が検出されると、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを合成して前記用紙に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段とを含む。
前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された前記第1の画像を前記出力画像における縁部に配置することを特徴とすることができる。
前記出力画像作成手段は、前記出力画像の大きさを、当該出力画像を画像形成する前記用紙の大きさに合わせることを特徴とすることができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、出力用紙束を他の出力用紙束と区別可能な態様で出力する画像形成装置であって、出力用紙束を他の出力用紙束と区別するための区別画像としてタブ紙原稿の画像を取得し、かつ、出力用紙束を構成する複数の用紙の各々に個別に画像形成を行うための個別画像を取得する取得手段と、前記取得手段により区別画像が取得された際にタブを有するタブ紙が紙なし状態のときに、当該取得手段により取得された各個別画像に当該取得手段により取得された区別画像を合成して個別画像ごとにタブを有しない用紙に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段と、前記出力画像作成手段により作成された各出力画像の画像形成を出力用紙束を構成する用紙ごとに行う画像形成手段とを含む。
前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された前記区別画像を前記出力画像における縁部に配置することを特徴とすることができる。
前記出力画像作成手段は、前記出力画像の大きさを、当該出力画像を画像形成する前記用紙の大きさに合わせることを特徴とすることができる。
前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された区別画像に、出力用紙束を他の出力用紙束と区別可能な色彩を付加し、かつ、色彩を付加した区別画像をもって合成することを特徴とすることができる。
更にまた本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成方法は、原稿入力画像に応じてタブを有するタブ紙およびタブを有しない用紙に画像形成が可能であり、当該タブ紙と当該タブ紙に対応付けられる当該用紙とを組み合わせて排出する画像形成方法であって、取得した前記原稿入力画像の中に前記タブ紙の前記タブに画像形成すべきタブ画像が含まれているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記タブ画像が含まれていると判定した場合に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出ステップと、前記検出ステップにより紙なし状態であることが検出されると、前記取得ステップにより取得された画像を前記用紙の領域内に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成ステップと、前記出力画像作成ステップにより作成された出力画像を前記用紙の領域内に画像形成する画像形成ステップとを含む。
前記出力画像作成ステップは、前記原稿入力画像の前記タブ画像と当該原稿入力画像の他の画像とを合成すると共に前記用紙に画像形成可能な大きさになるように変倍した出力画像を作成することを特徴とすることができる。
更にまた本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される出力画像作成方法は、画像形成装置で記録媒体に画像形成するための出力画像を作成する方法であって、タブを有するタブ紙の当該タブに画像形成すべき第1の画像とタブを有しない用紙に画像形成すべき第2の画像とを取得し、前記第1の画像を取得した際にタブ紙が紙なし状態のときに、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成して前記用紙に画像形成するための出力画像を作成し、前記出力画像を前記画像形成装置が備える画像形成部に送ることを特徴とするものである。
本発明によれば、タブ紙原稿を含む原稿について画像形成する場合にタブ紙の紙なし状態になっても操作者に手間がかかるのを防ぐことができる。また、タブ紙の機能をタブ紙以外の態様で実現することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部2と、画像読み取り部2により読み取られた画像またはパソコン36からプリント指示があった画像を図示しない用紙(記録媒体)上に形成する画像形成部3と、画像形成部3に対してタブ紙(タブを有する記録媒体)を含む各種の用紙を供給する用紙供給部4と、各装置(各部)の動作等の制御をする制御部5とを備えている。すなわち、画像形成装置1は、複写機としての機能とページプリンタとしての機能とを有するものである。
画像読み取り部2は、透明な原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るものである。画像読み取り部2は、例えば、ランプ、ミラー及びキャリッジ等からなる光学走査系と、この光学走査系で走査された光学像を結像させるレンズ系と、このレンズ系で結像された光学像を受光して電気信号に変換するCCD等の画像読み取りセンサとを有する。
画像形成部3は、ブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応し水平方向に並列配置される4つの感光体ドラム6,7,8,9と、各感光体ドラム6〜9に対応して配設される4つの一次転写ロール10,11,12,13とを有するいわゆる四連タンデム式の構成となっている。また、画像形成部3は、各感光体ドラム6〜9上に形成されたトナー像が順次一次転写される中間転写ベルト14と、中間転写ベルト14上の重ねトナー像を用紙に二次転写する二次転写ベルト15と、二次転写後の用紙を搬送するバキューム搬送部16と、転写後の用紙にトナー像を定着させる定着器18とを有する。
ここで、各感光体ドラム6〜9の周囲には、感光体ドラム6〜9の表面を一様に帯電する帯電器と、この帯電器によって帯電された感光体ドラム6〜9の表面にレーザ照射によって静電潜像を形成するレーザ書き込み装置とが配置されている。また、各感光体ドラム6〜9の周囲には、感光体ドラム6〜9に形成された静電潜像を所定の色成分トナーで現像し可視化する現像器と、一次転写後に感光体ドラム6〜9の表面に残留する残留トナーを除去するクリーナ等とが配置されている。
なお、現像器に対してブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19,20,21,22が設けられている。
これに対して、各一次転写ロール10〜13は、それぞれに対応する感光体ドラム6〜9の近傍に中間転写ベルト14を介して対向配置されている。これら一次転写ロール10〜13は、対応する感光体ドラム6〜9上に形成されたトナー像を順次中間転写ベルト14に一次転写するものである。また、中間転写ベルト14は、複数(本例では5つ)の支持ロールによってループ状に張設されている。
また、二次転写ベルト15は、中間転写ベルト14に対向して配設され、駆動ロールと従動ロールとによって張架されている。この二次転写ベルト15は、中間転写ベルト14上に順次一次転写された各色の重ねトナー像を図示しない用紙に二次転写(一括転写)するもので、この二次転写位置が画像形成部3における画像形成処理位置となる。そして、バキューム搬送部16,17は、二次転写ベルト15によってトナー像が転写された用紙を吸引しながら定着器18へと搬送するものである。
定着器18は、加熱加圧等によって用紙にトナー像を定着させるためのものである。定着器18は、例えばハロゲンランプ等の加熱源を内蔵した定着ロールと、3つの支持ロールに張架されるとともに定着ロールに圧接される無端状のベルトとを備えている。そして、加熱源は、定着ロールの表面が所定の表面温度に維持されるように制御される。
一方、用紙供給部4は、第一のトレイ23に収容された図示しないA4用紙(タブを有しない記録媒体)、および第二のトレイ24に収容された図示しないタブ紙(タブを有する記録媒体)を、それぞれ所定の経路で搬送するものである。各トレイ23,24の近傍には、それぞれに対応する送り出しロール25,26が配設されている。各送り出しロール25,26は、対応するトレイ23,24から一枚ずつ分離して取り出された各種の用紙をニップして用紙搬送路上に一時停止させると共に、所定のスタート信号に基づくタイミングで用紙搬送方向の下流側に各種の用紙を送り出すものである。また、画像読み取り部2の近傍には、ユーザによって操作される操作パネル27が設けられている。
ここで、各送り出しロール25,26による用紙の送り出し位置から、画像形成部3の画像形成処理位置を経由して排出トレイ28に至る一連の用紙搬送路R1〜R5には、それぞれ用紙搬送のための搬送ロールが適宜配設されている。第一のトレイ23に収容されたA4用紙は、送り出しロール25により送り出された後、第一の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部29へと送り込まれる。また、第二のトレイ24に収容されたタブ紙は、送り出しロール26によって合流搬送部29へと直接送り込まれる。
また、合流搬送部29に送り込まれた用紙は、第二の用紙搬送路R2を経由して画像形成部3の画像形成処理位置へと送り込まれる。更に、画像形成処理位置を通過した用紙は、バキューム搬送部16,17により定着器18に送り込まれた後、第三の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ28へと排出される。これに対して、両面に画像が形成される用紙は、定着器18を通過した後、第四の用紙搬送路R4を経由して両面反転部32に送り込まれ、ここで表裏反転された後、第五の用紙搬送路R5を経由して再び合流搬送部29へと送り込まれる。第五の用紙搬送路R5の終端近傍には、送り出しロール35が設けられている。
なお、第一の用紙搬送路R1は、図示しない他のトレイに収容された用紙を選択的に送り込むことが可能なように構成されている。
このような用紙搬送路R1〜R5において、第二の用紙搬送路R2には姿勢補正部30とレジストロール31とが配設されている。この姿勢補正部30は、第二の用紙搬送路R2を搬送される用紙の姿勢を補正するものである。
また、レジストロール31は、互いに圧接状態に保持された一対のロールによって構成されたものである。レジストロール31は、これら一対のロール間で用紙をニップしつつ、このロール対を回転させることによって画像形成処理位置に用紙を送り込むものである。このレジストロール31による用紙の送り込みに際しては、図示しないタイミング調整機構によって画像形成処理に対する用紙の到達タイミングが調整される。このタイミング調整機構は、レジストロール31の用紙搬送方向上流側に設けられたレジセンサ(図示せず)が用紙の通過を検出したタイミングに基づいて、レジストロール31による用紙の搬送速度を可変する。これにより、画像形成処理位置へのトナー像の到達タイミングに合わせて、画像形成処理位置に対する用紙の到達タイミングが調整される。
また、用紙搬送路R3、R5には、定着器18において定着を行う際に生じる用紙のカールを補正するカール補正部33,34がそれぞれ設けられている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。まず、画像読み取り部2によって原稿の画像が読み取られると、これによって得られた画像信号に基づいて画像形成部3でトナー像が形成される。画像形成部3では、4つの感光体ドラム6〜9を回転駆動しつつ、それぞれに対応する帯電器、レーザ書き込み装置および現像器によって各感光体ドラム6〜9の表面にブラック、イエロ、マゼンタおよびシアンのトナー像が形成される。このようにして形成された各色のトナー像は、一次転写ロール10〜13によって順次中間転写ベルト14上に重ね転写される。これにより、中間転写ベルト14には、四色のトナー像を重ね合わせた多色(フルカラー)のトナー像が形成される。そして、中間転写ベルト14に形成されたトナー像は、中間転写ベルト14に担持された状態で二次転写位置(画像形成処理位置)へと送り込まれる。
一方、操作パネル27を用いてユーザにより選択されたトレイの用紙、あるいは自動選択機能によって選択されたトレイの用紙は、画像形成処理位置に中間転写ベルト14上のトナー像が到達するタイミングに合わせてレジストロール31により送り込まれる。例えば、選択されたトレイが第一のトレイ23である場合には、送り出しロール25によって送り出された用紙が第一の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部29に送り込まれ、更に第二の用紙搬送路R2を経由して姿勢補正部30にてその姿勢が補正された後、レジストロール31により画像形成処理位置へと送り込まれることになる。
そして、画像形成部3の画像形成処理位置では、中間転写ベルト14に担持されたトナー像(フルカラー画像)が二次転写ベルト15によって用紙に一括転写(二次転写)される。その後、トナー像が転写された用紙はバキューム搬送部16,17によって定着器18に送られ、加熱加圧定着がなされた後、第三の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ28に排出される。
また、用紙の両面に画像形成が行われる場合は、片面に画像形成された用紙が第四の用紙搬送路R4を経由して両面反転部32に送られ、そこで表裏反転されて第五の用紙搬送路R5に送られる。その後、片面に画像形成された用紙は、第五の用紙搬送路R5に沿って搬送された後、この第五の用紙搬送路R5の終端近傍に設けられた送り出しロール35に突き当てられて一時停止する。そして、所定の再スタート信号に基づく送り出しロール35の回転により、片面に画像形成された用紙は、タイミング調整されて合流搬送部29に再度送り込まれる。以降は、同様にトナー像が用紙に転写、定着された後、第三の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ28に排出される。
次に、原稿画像の合成について図2〜図5を用いて説明する。
図2は、原稿画像の合成に関連する部分を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、制御部5には、原稿入力インターフェース41とトレイ用紙検出部42と出力画像作成部43と出力用ハードウェア44と記憶部45とが接続されている。なお、制御部5は、オペレーティングシステム(OS)や図示しない不揮発性の記憶媒体(ROM)を備える。この記憶媒体(ROM)には、画像形成に関わる各機能部分あるいは周辺デバイスを制御するためのアプリケーションソフトウェアが組み込まれる。
また、制御部5は、各デバイス間を同時に流れる大量のデータを絶え間なく管理するとともに(スケジューリング)、複写装置やプリンタ装置などの機能を果たすよう、各デバイスのジョブを制御している。
原稿入力インターフェース41は、上述したように、図1の画像読み取り部2および/またはパソコン36である。すなわち、複写(コピー)するときにはスキャナとしての画像読み取り部2であり、ページプリンタとして用いるときにはパソコン36である。
ここで、パソコン36には、例えばドキュメントDOC作成用のアプリケーションプログラムなどが組み込まれている。そして、パソコン36側にて用意されるドキュメントDOCを表す電子データは、出力用ハードウェア44で処理可能な画像フォーマット(たとえば、JPEG、BMP、PNGなど)で記述される。また、例えばパソコン36で作成された文書ファイルは、たとえばプリンタなどで印刷出力するために、図形、文字などの拡大、回転、変形などが自由に制御できるページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記載されたデータとして制御部5に送られる。このPDLデータを受け取った制御部5は、印字前に出力単位ごと(1ページごと)に画像データをレンダリング(描画展開)してから出力用ハードウェア44にそのラスタデータを出力する。
なお、パソコン36からプリントジョブの処理状況をリモートでモニタリングでき、さらに出力指示されたジョブの中断も指示できる。また、用紙切れ、トナー切れ、紙詰まりなどの画像形成装置1の状態をパソコン36からリモートでモニタリングできるように構成することも考えられる。
また、トレイ用紙検出部42は、第一のトレイ23および第二のトレイ24に収容されている用紙が紙なし状態か否かを検出するものである。トレイ用紙検出部42は、検出結果を制御部5に送信する。なお、トレイ内の用紙枚数を検出するようにトレイ用紙検出部42を構成することも考えられる。
出力画像作成部43は、制御部5からの指示により原稿入力インターフェースから入力された画像を取得して合成処理を行うものである。また、出力画像作成部43は、後述する変倍処理(拡大処理や縮小処理)を行うものである。
出力用ハードウェア44は、図1を用いて既に説明した画像形成部3に相当するものである。記憶部45は、原稿入力インターフェース41からの原稿入力があった画像データや、出力画像作成部43で作成された出力画像等を一時的に保存するためのものである。
図3は、原稿画像の合成処理の手順を示すフローチャートであり、図4は、原稿画像の合成を具体的に説明するための説明図であり、図5は、入力された原稿と出力された用紙との関係を説明するための説明図である。なお、図5において上側に図示した用紙は入力された原稿であり、下側に図示した用紙は出力された用紙である。
図3に示すように、原稿入力インターフェース41(図2参照)から制御部5(図2参照)に原稿の入力がなされると(ステップ101)、制御部5は、入力された原稿にタブ紙原稿(画像がタブ付きの用紙に付されている原稿)が含まれているか否かを判定する(ステップ102)。すなわち、タブ紙と普通紙(タブ紙以外の用紙。例えばA4用紙)に画像形成することを目的とした複数枚の原稿であることを確認する。
制御部5によりタブ紙原稿が含まれていると判定されたときは、出力画像作成部43(図2参照)により、出力画像が作成される。具体的に説明すると、出力画像作成部43は、入力された原稿の順番に従って最初に位置するタブ紙原稿の画像をA4用紙に画像形成できる大きさまで縮小して普通紙サイズにする(ステップ103)。ここにいうタブ紙原稿の画像とは、タブ紙原稿のタブに画像形成する画像をいう。
そして、このタブ紙原稿に後続する普通紙原稿の画像の各々を同じ倍率で縮小する(ステップ104)。その後に、これら縮小した画像を合成して出力画像を作成する(ステップ105)。すなわち、図4に示すように、タブ紙原稿T0の画像T01を縮小した画像T02と、普通紙原稿S0の画像S01を縮小したS02とを重ね合わせて合成する。これにより、合成された出力画像P02が作成される。この出力画像P02のデータは、記憶部45(図2参照)に一時的に保存される。
ここで、縮小する倍率を決定する際に用いられるタブ紙原稿のタブサイズ情報は、原稿入力インターフェース41から制御部5に入力される。一例をもって説明すると、タブ紙原稿のタブサイズ情報として、タブの突出寸法が8mmのときは、A4用紙の寸法が297×210mmであるので、
210mm÷(210mm+8mm)=0.963
という値から、例えば96%という縮小倍率を採用することができる。
また、画像を縮小する際には、タブ紙原稿のタブが用紙搬送方向に位置する場合に、用紙搬送方向の寸法と用紙搬送方向に直交する方向の寸法のいずれも同倍率で縮小するが、用紙搬送方向の寸法のみを縮小するように変倍処理を行うことも考えられる。そのような用紙搬送方向の寸法のみを縮小する場合に、96%の縮小倍率であれば、用紙搬送方向に直交する方向には、
297mm−0.96×297mm=11.88mm
という余白が生じる。この余白の取り扱いとしては、余白をいずれか一方向にオフセットする場合のほか、中心振り分けすることも考えられる。
さらにまた、タブ紙原稿の画像と普通紙原稿の画像のいずれか一方のみを縮小し、他方がそのままの大きさとなるように出力画像を作成することも考えられる。すなわち、普通紙原稿の画像をそのままの大きさで、タブ紙原稿の画像は縮小した形で出力画像を作成する場合と、タブ紙原稿の画像をそのままの大きさで、普通紙原稿の画像は縮小した形で出力画像を作成する場合とが考えられる。
図3に戻ってステップ105の続きを説明する。ステップ105を行った後には、入力原稿の順番に従って次に位置するタブ紙原稿を検出したか否かを制御部5が判定する(ステップ106)。次に位置するタブ紙原稿を検出したときは、そのタブ紙原稿の画像を普通紙サイズに縮小し(ステップ107)、このタブ紙原稿に後続する普通紙原稿の画像を同じ倍率で縮小する(ステップ108)。そして、これら縮小した画像を合成して出力画像を作成し(ステップ109)、その出力画像データを記憶部45に一時的に保存する。
その後には、再度、入力原稿の順番に従って次に位置するタブ紙原稿を検出したか否かを判定し(ステップ106)、検出したときはステップ107〜ステップ109の処理内容を繰り返す。
タブ紙原稿を検出しなかったときには、すべての原稿について画像の合成処理を行ったと判断して、次の処理に移行する。すなわち、制御部5は、記憶部45に一時的に保存されている出力画像のデータを出力用ハードウェア44(図2参照)に送り、その出力画像を出力用ハードウェア44がA4用紙に画像形成する(ステップ110)。なお、ステップ102において原稿にタブ紙原稿が含まれていないと判定されたときは、入力された原稿の画像をそのままA4用紙に画像形成する(ステップ110)。
以上の処理に関連して、入力される原稿および出力される用紙について具体的に説明する。
図5に示す例では、原稿は、タブ紙原稿T1,T2,T3とA4サイズの普通紙原稿S1,S2,S3,S4,S5とからなるものである。すなわち、普通紙原稿S1,S2はタブ紙原稿T1に区分けされ、普通紙原稿S3,S4はタブ紙原稿T2に区分けされ、普通紙原稿S5はタブ紙原稿T3に区分けされている。そして、タブ紙原稿T1,T2,T3はそれぞれ、画像T11,T21,T31を有する。普通紙原稿S1,S2,S3,S4,S5はそれぞれ、画像S11,S21,S31,S41,S51を有する。
上述した原稿画像の合成処理により、各画像T11,T21,T31,S11,S21,S31,S41,S51は、A4用紙の大きさに合うように同一倍率で縮小され、これにより、縮小画像T12,T22,T32,S12,S22,S32,S42,S52が形成される。そして、これら縮小画像T12〜T32,S12〜S52から出力画像P12〜P52が作成される。すなわち、縮小画像T12と縮小画像S12とから出力画像P12が作成され、縮小画像T12と縮小画像S22とから出力画像P22が作成され、縮小画像T22と縮小画像S32とから出力画像P32が作成され、縮小画像T22と縮小画像S42とから出力画像P42が作成され、縮小画像T32と縮小画像S52とから出力画像P52が作成される。このように作成された出力画像P12,P22,P32,P42,P52は、それぞれA4用紙P1,P2,P3,P4,P5に画像形成される。
ここで、出力画像P12〜P52にはタブ紙原稿の画像内容が含まれる。このため、縮小画像T12を有するA4用紙P1,P2は第1の出力束と認識され、縮小画像T22を有するA4用紙P3,P4は第2の出力束と認識され、縮小画像T32を有するA4用紙P5は第3の出力束と認識される。なお、出力されるA4用紙P1〜P5の順序は、入力された原稿の順序に従っている。
このように、タブ紙原稿T1〜T3の画像T11〜T31を普通紙原稿S1〜S5の画像S11〜S51に取り込んだ形で出力画像P12〜P52が作成され、A4用紙P1〜P5に画像形成される。したがって、本実施の形態によれば、タブ紙原稿を含む原稿について画像形成するときに、タブ紙がなくても画像形成装置で操作者から指示があった内容の画像形成を行うことができる。
以上、本実施の形態について説明したが、次のような種々の変形例も考えられる。
すなわち、本実施の形態は、上述したように、タブ紙の紙なし状態に対応可能と把握することができるが、別の観点にたてば、タブ紙の有無にかかわらず、当初からA4用紙にタブ紙原稿の画像を含んだ合成画像を画像形成するという用い方も考えられる。この場合には、例えば国語辞書における各頁の余白(縁部)に設けられている50音引き部分に相当する画像を各A4用紙に付加することができるので、A4用紙であってもタブ紙としての機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、タブ紙原稿の画像と普通紙原稿の画像とで作成された出力画像は、普通紙サイズの大きさに縮小されているが、例えば普通紙原稿の画像が小さくて余白にタブ紙原稿の画像を配置しても普通紙サイズにおさまるのであれば、必ずしも縮小する必要はない。
また、本実施の形態の出力画像では、タブ紙原稿の画像をタブの位置に合わせた余白の位置にしているが、出力画像作成部43(図2参照)において、タブ紙原稿の画像の位置を見やすいように位置調整または配置変更を行うことも考えられる。すなわち、タブの位置が3つあり(3タブ)、原稿が6つのタブ紙原稿を有する場合には、出力するA4用紙においてタブの位置が一方向に順にずれていくように、タブの位置や大きさを調整する処理を行うことが考えられる。例えば、A4用紙で縮小倍率が96%の場合には、縮小画像が285.12mmとなり、
285.12mm÷6=47.52mm
という値から、隣り合うタブ同士が部分的に重なるのを許容するとすると、1つのタブ当たりの長さを例えば50mmという寸法を採用することができる。この寸法となるように、タブ紙原稿のタブに対応する画像を縮小する。
また、本実施の形態では、タブ紙原稿の画像と普通紙原稿の画像とを合成してA4用紙に出力しているが、タブ紙原稿の画像のみをA4用紙に出力することも考えられる。この変形例について図6を用いて説明する。
図6は、入力された原稿と出力された用紙との関係を説明するための説明図である。図6において上側に図示した用紙は入力された原稿であり、下側に図示した用紙は出力された用紙である。
図6に示すように、入力された原稿は図5の場合と同じである。すなわち、原稿は、タブ紙原稿T1,T2,T3とA4サイズの普通紙原稿S1,S2,S3,S4,S5とからなるものである。そして、普通紙原稿S1,S2はタブ紙原稿T1に区分けされ、普通紙原稿S3,S4はタブ紙原稿T2に区分けされ、普通紙原稿S5はタブ紙原稿T3に区分けされている。
そして、出力される用紙では、タブ紙原稿T1,T2,T3の画像T11,T21,T31を、大きさを変更することなく、A4用紙におさまるようにその位置をずらしている。位置をずらしたT11,T21,T31は、それぞれA4用紙P1,P4,P7に画像形成される。また、普通紙原稿S1〜S5の各画像S11〜S51は、それぞれA4用紙P2,P3,P5,P6,P8にそのまま画像形成が行われる。
なお、タブ紙原稿T1〜T3の各画像T11〜T31を縮小倍率または拡大倍率で大きさを変更することも考えられる。例えば、タブ紙原稿T1〜T3の各画像がタブのみならずその他の部分にも形成されているような場合には、そのまま位置をずらしただけでは、A4の大きさにおさまらなくなるので、各画像を縮小することも必要になる。
このように、タブ紙が紙なし状態になったときに、とりあえずタブ紙に出力すべき画像をA4用紙に出力することで、画像形成を中断することなく続行することができるようになる。
なお、すべての原稿について画像形成を完了しA4用紙が排出された後に、操作者は必要に応じて、画像形成装置にタブ紙を補充してからタブ紙原稿のみについて画像形成を行い、差し替えれば足りる。また、A4用紙P1,P4,P7を排出するときに、A4用紙P2,P3,P5,P6,P8に対してずらすようにすると、操作者の差し替えが容易になると考えられる。
本発明の活用例としては、現像剤で画像形成を行う現像装置や、プリンタまたは複写機等の画像形成装置への活用がある。また、これらの装置に用いられる出力画像作成装置への活用もある。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 原稿画像の合成に関連する部分を説明するためのブロック図である。 原稿画像の合成処理の手順を示すフローチャートである。 原稿画像の合成を具体的に説明するための説明図である。 入力された原稿と出力された用紙との関係を説明するための説明図である。 入力された原稿と出力された用紙との関係を説明するための説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、3…画像形成部、4…用紙供給部、5…制御部、23…第一のトレイ、24…第二のトレイ、27…操作パネル、36…パソコン、41…原稿入力インターフェース、42…トレイ用紙検出部、43…出力画像作成部、44…出力用ハードウェア、45…記憶部

Claims (13)

  1. 原稿入力画像に応じてタブを有するタブ紙およびタブを有しない用紙に画像形成が可能であり、当該タブ紙と当該タブ紙に対応付けられる当該用紙とを組み合わせて排出する画像形成装置であって、
    取得した前記原稿入力画像の中に前記タブ紙の前記タブに画像形成すべきタブ画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記原稿入力画像の取得の際に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出手段と、
    前記判定手段により前記タブ画像が含まれていると判定した場合に前記検出手段により紙なし状態が検出されると、前記タブ画像を前記用紙の領域内に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段と、
    前記出力画像作成手段により作成された出力画像を前記用紙の領域内に画像形成することを特徴とする画像形成手段と
    を含む画像形成装置。
  2. 前記出力画像作成手段は、前記原稿入力画像の前記タブ画像と当該原稿入力画像の他の画像とを合成すると共に前記用紙に画像形成可能な大きさになるように変倍した出力画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力画像作成手段は、前記原稿入力画像の前記タブ画像を当該原稿入力画像の他の画像が画像形成される前記用紙とは別の用紙の領域内におさまるように位置をずらして当該別の用紙に画像形成するための出力画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 出力画像の画像形成を記録媒体に行う画像形成装置であって、
    タブを有するタブ紙の当該タブに画像形成すべき第1の画像およびタブを有しない用紙に画像形成すべき第2の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により前記第1の画像が取得されたか否かを判定する判定手段と、
    前記取得手段により前記第1の画像を取得した場合に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出手段と、
    前記判定手段により前記第1の画像が取得されたと判定した場合に前記検出手段により紙なし状態が検出されると、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを合成して前記用紙に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段と
    を含む画像形成装置。
  5. 前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された前記第1の画像を前記出力画像における縁部に配置することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力画像作成手段は、前記出力画像の大きさを、当該出力画像を画像形成する前記用紙の大きさに合わせることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 出力用紙束を他の出力用紙束と区別可能な態様で出力する画像形成装置であって、
    出力用紙束を他の出力用紙束と区別するための区別画像としてタブ紙原稿の画像を取得し、かつ、出力用紙束を構成する複数の用紙の各々に個別に画像形成を行うための個別画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により区別画像が取得された際にタブを有するタブ紙が紙なし状態のときに、当該取得手段により取得された各個別画像に当該取得手段により取得された区別画像を合成して個別画像ごとにタブを有しない用紙に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成手段と、
    前記出力画像作成手段により作成された各出力画像の画像形成を出力用紙束を構成する用紙ごとに行う画像形成手段と
    を含む画像形成装置。
  8. 前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された前記区別画像を前記出力画像における縁部に配置することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記出力画像作成手段は、前記出力画像の大きさを、当該出力画像を画像形成する前記用紙の大きさに合わせることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記出力画像作成手段は、前記取得手段により取得された区別画像に、出力用紙束を他の出力用紙束と区別可能な色彩を付加し、かつ、色彩を付加した区別画像をもって合成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 原稿入力画像に応じてタブを有するタブ紙およびタブを有しない用紙に画像形成が可能であり、当該タブ紙と当該タブ紙に対応付けられる当該用紙とを組み合わせて排出する画像形成方法であって、
    取得した前記原稿入力画像の中に前記タブ紙の前記タブに画像形成すべきタブ画像が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記タブ画像が含まれていると判定した場合に前記タブ紙が紙なし状態であるか否かを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより紙なし状態であることが検出されると、前記取得ステップにより取得された画像を前記用紙の領域内に画像形成するための出力画像を作成する出力画像作成ステップと、
    前記出力画像作成ステップにより作成された出力画像を前記用紙の領域内に画像形成する画像形成ステップと
    を含む画像形成方法。
  12. 前記出力画像作成ステップは、前記原稿入力画像の前記タブ画像と当該原稿入力画像の他の画像とを合成すると共に前記用紙に画像形成可能な大きさになるように変倍した出力画像を作成する請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 画像形成装置で記録媒体に画像形成するための出力画像を作成する方法であって、
    タブを有するタブ紙の当該タブに画像形成すべき第1の画像とタブを有しない用紙に画像形成すべき第2の画像とを取得し、
    前記第1の画像を取得した際にタブ紙が紙なし状態のときに、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成して前記用紙に画像形成するための出力画像を作成し、
    前記出力画像を前記画像形成装置が備える画像形成部に送ることを特徴とする出力画像作成方法。
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