JP2009120333A - シート搬送装置と画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの搬送速度を調整して、シート束同士の間隔を広げ、シート処理装置がシート束を処理する時間を得られるようにする。
【解決手段】中継ユニット18は、シートに画像を形成する画像形成部6と、シートを束状にして処理するシート処理装置119との間で、画像形成部からシート処理装置へシートの搬送間隔を調節して搬送するようになっている。中継ユニット18は、シートを搬送する搬送ローラ対42と、搬送ローラ対42のシート搬送速度を調節するコントローラ311と、を備えている。コントローラ311は、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるように、搬送ローラ対42を制御して、最後のシートと先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くする。
【選択図】図1
【解決手段】中継ユニット18は、シートに画像を形成する画像形成部6と、シートを束状にして処理するシート処理装置119との間で、画像形成部からシート処理装置へシートの搬送間隔を調節して搬送するようになっている。中継ユニット18は、シートを搬送する搬送ローラ対42と、搬送ローラ対42のシート搬送速度を調節するコントローラ311と、を備えている。コントローラ311は、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるように、搬送ローラ対42を制御して、最後のシートと先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くする。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置の装置本体から排出されたシートをシート処理装置に搬送するシート搬送装置、特に、シート処理装置において、シートを束状にしやすいようにシートを搬送するシート搬送装置と、このシート搬送装置を備えた画像形成装置とに関する。
近年、電子写真複写機やレーザビームプリンタなどの画像形成装置は、約上半分が正面視コ字状に形成され、そのコ字状の空間内にシートを排出する胴内排出の形状のものが主流になっている。そして、この胴内排出型の画像形成装置は、オプションとして、画像形成済みのシートを仕分けるシート処理装置を接続する場合、胴内排出されたシートをシート処理装置に搬送するシート搬送装置をコ字状の空間内に装備する必要がある。
一方、画像形成装置において、シートの両面に画像を効率よく形成するため、一方の面に画像を形成してから、他方の面に画像を形成するとき、シートの搬送速度を変えるようになっているものがある(特許文献1)。
ところで、シート処理装置は、シートを束状にして縁を揃えた後、シート束を綴じたり(ステープルしたり)、孔あけをしたりする処理をするようになっている。この場合、シート処理装置は、シート束を処理する時間が、シートの搬送間隔の時間より長いと、シート束を処理している間、後続のシート束の先頭シートを受け取ることができない。このような場合、シート搬送装置は、処理動作中のシート処理装置にシートを送り込むことができないので、シートを貯留する必要がある。
そこで、シート搬送装置に、特許文献1に記載のような構成を採用することが考えられる。しかし、特許文献1に記載の構成は中間トレイを有している。このため、そのような構成を採用したシート搬送装置は、大型になり、特に、上記コ字状の空間内に収めるのが困難になるおそれがある。
なお、以上の説明のシート搬送装置は、胴内排出型の画像形成装置におけるコ字状の空間内に装備することについて説明したが、胴内排出型でない画像形成装置の本体内に設けられたり、シート処理装置内に設けられたりすることもある。このような場合においても、シート搬送装置は、処理動作中のシート処理装置にシートを送り込むことができない場合、シートを貯留しなければならないことがあり、特許文献1の構成を採用すると大型になる。
本発明は、シートの搬送速度を調整して、シート束同士の間隔を広げ、シート処理装置がシート束を処理する時間を得られるようにしたシート搬送装置を提供することにある。
本発明のシート搬送装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、シートを束状にして処理するシート処理装置との間で、前記画像形成部から前記シート処理装置へシートの搬送間隔を調節して搬送するようになっており、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段のシート搬送速度を調節する制御手段と、を備え、前記制御手段は、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるように、前記シート搬送装置を制御して、前記最後のシートと前記先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くする、ことを特徴としている。
本発明のシート搬送装置は、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるようにしてある。このため、本発明のシート搬送装置は、簡単な構成で、上記最後のシートと上記先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くして、シート処理装置がシート束を処理する時間を得ることができる。
以下、本発明の実施形態の画像形成装置である複写機と、シートを複写機からシート処理装置に搬送するシート搬送装置とを、図面に基づいて説明する。なお、画像形成装置には、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等があり、複写機に限定されるものではない。また、シート搬送装置は、複写機とシート処理装置との間のみに、装備されるものではない。ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等と、シート処理装置との間にも装備されるようになっている。さらに、本実施の形態に記載されている構成、構成の形状、その相対配置などは、本発明を限定するものではない。また、数値は、参考数値であって、これに限定されるものではなく、他の数値であってもよい。
(画像形成装置)
図1は、複写機100にシート処理装置119が装着された状態を示す図であり、シート搬送方向に沿った断面図である。なお、シート処理装置は、具体的には、例えばフィニッシャであり、シートを束状にして綴じたり(ステープルしたり)、孔をあけたり、折り曲げたり等の処理の少なくとも1つを行うようになっている。シート処理装置の構成は、公知であるため、図示省略する。
図1は、複写機100にシート処理装置119が装着された状態を示す図であり、シート搬送方向に沿った断面図である。なお、シート処理装置は、具体的には、例えばフィニッシャであり、シートを束状にして綴じたり(ステープルしたり)、孔をあけたり、折り曲げたり等の処理の少なくとも1つを行うようになっている。シート処理装置の構成は、公知であるため、図示省略する。
複写機100は、装置本体101とシート処理装置119と中継ユニット18とで構成されている。
装置本体101の上部には、原稿給送装置102が装備されている。原稿Dは、ユーザによって原稿トレイ103に載置されて給送部104により1枚ずつ順次分離され、レジストローラ対105に供給される。原稿Dは、レジストローラ対105によって一旦停止され、ループを形成させられて斜行が矯正される。その後、原稿Dは、導入パス106を通り、読取位置107を通過することによって、原稿表面に形成されている画像を読み取られる。読取位置107を通過した原稿Dは、排出パス108を通過して、排出トレイ109上に排出される。
また、原稿の表裏両面を読み取る場合には、まず、上記のようにして原稿Dが読取位置107を通過することで原稿の一方の面の画像が読み取られる。その後、原稿Dは、排出パス108を通り、反転ローラ対110によってスイッチバック搬送されて、表裏反転した状態で、再度レジストローラ対105に送られる。
そして、原稿Dは、一方の面の画像を読み取ったときと同様にして、レジストローラ対105で斜行が矯正されて、導入パス106を通って、読取位置107で他方の面の画像が読み取られる。そして、原稿Dは、排出パス108を通り、排出トレイ109へ排出される。
一方、読取位置107を通過する原稿の画像には、光源111の光を照射される。原稿から反射した反射光は、ミラー112によって、光学素子113(CCDあるいは他の素子)に導かれて、画像データとして得られる。そして、この画像データに基づいたレーザ光は、感光体ドラム30を照射して潜像を形成する。なお、図示はしないが、上記ミラー112によって、反射光を、直接、感光体ドラム30に照射して潜像を形成するように構成することもできる。後述する書き込みユニット28、感光体ドラム30等は、画像形成部6を形成している。
また、原稿給送装置102は、必ずしも設ける必要がない。原稿を光源111の上部に載置して、光源111を移動させることによって、光源111で原稿を読み取ることもできる。
給紙部8の給紙トレイ22から給紙ローラ対24によって供給されたシートSは、シート搬送パス12上に位置するレジストローラ対26に送られる。レジストローラ対26は、不図示のスキャナやパーソナルコンピュータからの画像データに対応して書き込みユニット28により感光体ドラム30上に作像されたトナー像とタイミングを合わせて、シートを搬送する。シートは、転写部32と感光体ドラム30との間に搬送されて、トナー像を転写される。トナー像を転写されたシートSは、定着部34へと搬送され、定着部34でトナー像を定着される。
シートの両面に画像を形成する場合には、画像形成装置の装置本体101の上面側に設けられた中継ユニット18が、上記プロセスにて片面に画像を形成されたシートを、中継ユニット18の内部構造を利用してスイッチバック搬送して反転する。シートは、両面ユニット14内の両面経路36を通り、レジストローラ対26の上流側からシート搬送パス12に送り込まれる。また、シートは、手差しユニット20から給紙ローラ対38によってシート搬送パス12に送ることもできる。
図2は、複写機全体の制御ブロック図である。複写機100全体は、CPU200によって制御されるようになっている。CPU200内には、各部のシーケンス、すなわち制御手順を記憶してあるROM202と、必要に応じて一時的に種々の情報が記憶されるRAM203とが設けられている。原稿給送装置制御部204は、原稿給送装置102の原稿送り動作を制御するようになっている。イメージリーダ制御部205は、光源111等を制御して、原稿の読み取りを制御するようになっている。画像信号制御部206は、イメージリーダ制御部205の読み取り情報、或いは、外部のコンピュータ207から送られてくる画像情報を外部I/F208を介して受信し、その情報を処理して、プリンタ制御部209に処理信号を送るようになっている。プリンタ制御部209は、画像信号制御部206からの画像処理信号に基づいて感光体ドラム30等を制御して、シートに画像が形成できるようにする。
操作部210は、複写機をユーザが使用するときのシートサイズ情報や、シートに対してどのような処理を施すか、例えばステープル処理をする情報等を入力できるようになっている。また、操作部210は、複写機の装置本体101やシート処理装置119の動作状態等の情報を表示できるようになっている。シート処理装置制御部211は、シート処理装置119の動作を制御するようになっている。FAX制御部212は、複写機100をファックスとして使用できるように、複写機100を制御するようになっており、他のファックスと信号の授受を行えるようにしている。
(中継ユニット)
複写機100の装置本体101の約上半分は、正面視コ字状に形成され、そのコ字状の空間SP内にシート搬送装置である例えば中継ユニット18が装備されている。空間SPの底部15は、中継ユニット18が装備されていないときには排紙部10の排出口10aから排出されたシートが積載される積載トレイの役目をし、中継ユニット18が装備されたときには中継ユニット18を支持する支持部の役目をするようになっている。
複写機100の装置本体101の約上半分は、正面視コ字状に形成され、そのコ字状の空間SP内にシート搬送装置である例えば中継ユニット18が装備されている。空間SPの底部15は、中継ユニット18が装備されていないときには排紙部10の排出口10aから排出されたシートが積載される積載トレイの役目をし、中継ユニット18が装備されたときには中継ユニット18を支持する支持部の役目をするようになっている。
中継ユニット18は、装置本体101のシート搬送パス12を搬送されてきたシートをシート処理装置119に搬送するようになっている。中継ユニット18は、内部に、シート搬送パス12の延長としての搬送パス40が形成されている。搬送パス40には、搬送モータM1によって回転してシートを搬送する複数の搬送ローラ対42が備えられている。搬送モータM1及び搬送ローラ対42は、シートを搬送するシート搬送手段の一例である。
このように、中継ユニット18を設けることによって、シート処理装置119を画像形成装置の装置本体101の高さ方向に付加することを避けることができ、シート処理装置119の配置形態を自由に設定することができる。これによって、画像形成装置の高さの嵩張りによる操作性の低下、シート処理装置の排出トレイや、排出トレイへのシートの積載枚数の制限も回避することができる。
図3は、中継ユニット18の制御ブロック図である。図4乃至図7は、中継ユニットの動作説明用のフローチャートである。
図3において、中継ユニット18は、コントローラ311によって搬送モータM1を制御されて、搬送ローラ対42によるシート搬送速度を調節されるようになっている。
シート搬送速度を調節する制御手段である例えばコントローラ311のCPU321の内部には、ROM322と、RAM323とが設けられている。ROM322には、複写機の装置本体のCPU200からの指令に基づいて動作する中継ユニット18の制御順序(シーケンス)等を記憶してある。RAM323は、中継ユニット18を制御するのに、その都度必要な情報が記憶されるようになっている。また、コントローラ311には、入り口センサS1及び排紙センサS2を接続してある。CPU321は、入り口センサS1及び排紙センサS2のシート検知信号に基づいて、搬送モータM1を制御するようになっている。入り口センサS1は、図1において、搬送パス40の入り口側に設けられ、排紙センサS2は、出口側に設けられている。なお、図2のCPU200と図3のコントローラ311は、一体であってもよい。
中継ユニット18のシート搬送動作を図4乃至図7のフローチャートに基づいて説明する。
中継ユニット18は、コントローラ311によって制御されるようになっている。中継ユニット18の動作は、複写機100の装置本体101から送られてくるシートをシート処理装置119がどのような処理をするかによって変わる。コントローラ311は、CPU200からノンソートモードの信号を受けると(S101,S102でYes)、シートを等速で搬送するように搬送モータM1を制御する(S103)。ノンソートモード信号は、シート処理装置119がシートを束状に排出しないで1枚ずつ排出するという信号である。また、コントローラ311は、CPU200からノンソートモード以外の信号を受けると(S101,S102でNo)、ある枚数目のシートの搬送速度を遅くするように、搬送モータM1を制御する(S104)。ノンソートモード以外の信号には、シート処理装置119がシートを束状にして排出するというソートモード信号、シートを束状にして綴じるステープル信号、シートを束状にして冊子状に製本する製本信号等がある。
シート処理装置119がノンソートモードの動作をするときの、中継ユニット18の動作を図5に基づいて説明する。
コントローラ311は、入り口センサS1が、複写機の装置本体101から搬送パス40に搬送されてくるシートを検知すると(S201でYes)、装置本体101と同じシート搬送速度でシートを搬送できるように搬送モータM1を制御する(S202)。搬送モータM1は、搬送ローラ対42を回転させる。搬送ローラ対42は、シートを搬送する。コントローラ311は、排紙センサS2がシートの後端を検知すると、シートが搬送パス40を通過したものと判断して(S203でYES)、CPU200から後続シートがあるか否かの情報を確認するか、入り口センサS1が後続シートを検知しているかを確認する。
コントローラ311は、後続シートがあるときには(S204でYes)、処理S202に戻り、搬送モータM1の回転を継続させ、後続シートが無いときときには(S204でNo)、搬送モータM1を停止させる(S205)。これによって、シート処理装置119がノンソートモードにおける、中継ユニット18のジョブが終了する。シートは、スタックトレイ128に排出される。
次に、シート処理装置119がノンソートモード以外の動作をするときの、中継ユニット18の動作を図6、図7に基づいて説明する。この場合における中継ユニット18の動作を概略説明しておくと、シート束の最後のシートの搬送速度を速くし、後続のシート束の先頭のシートの搬送速度を遅くして、シート束同士の間隔をあけるようになっている。
なお、以下の動作説明は、あるシート束の搬送を終わって、後続のシート束を搬送するところから始まっている。このため、動作説明の最初に出てくるシートは、後続のシート束の先頭のシートであり、処理S304において、一旦、低速搬送されることになっている。しかし、そのシートが最初のシート束の先頭のシートである場合には、一旦、低速搬送される必要がない。
コントローラ311は、入り口センサS1が、複写機100の装置本体101から搬送パス40に搬送されてくるシートを検知すると(S301でYes)、装置本体101と同じシート搬送速度でシートを搬送できるように搬送モータM1を制御する(S302)。搬送モータM1は、搬送ローラ対42を回転させる。搬送ローラ対42は、シートを搬送する。その後、シートの後端が入り口センサS1を抜けると(S303でYes)、コントローラ311は、搬送モータM1を低速回転に切り換える(S304)。
このときの低速の一例として、排紙速度300mm/secの60枚機の場合について説明する。原稿がA4サイズであり、シート間X(シートとシートの間の距離)は、
X=(300mm/sec×(60枚÷60秒))−210mm[A4サイズ]
=90mmとなる。
X=(300mm/sec×(60枚÷60秒))−210mm[A4サイズ]
=90mmとなる。
シート処理装置119が受け取れる最短シート間隔が仮に20mmであるとすると20mmを引いた70mm分縮めてよいことになる。そこで、90mm分を67mm/secでシートを送り、その後、等速に戻すとシート間隔が20mmに縮まることになり、その分、時間を空けることができる。当然であるがこの速度、距離は、複写機のシート排出速度及び何枚機かによって随時変わることになり、等速に戻ることなく低速まま搬送される場合もある。
低速で送られているシートの後端が、排紙センサS2を抜けると(S305でYES)、コントローラ311は、次のシートがシート束の最シートであるかを確認する(S306)。最終シートであった場合(S306でYES)、コントローラ311は、処理S401の処理をする。最終シートでない場合(S306でNO)、コントローラ311は、S307において、搬送モータM1は装置本体101のシート搬送速度と同じ速度でシートを搬送する。コントローラ311は、最終シートがくるまで、処理S306から処理S308を繰り返す。シート束の最終シートが来ると、コントローラ311は、S401にて搬送モータM1を高速運転させる。この場合、前述の低速回転と同様に、シート間の距離90mmとシート処理装置119が受け取れる最短シート間隔20mmを引いた70mm分、シートの間隔を縮めるべく、シートを進めても良い。このため、搬送モータM1は、高速回転してシートを533mm/secにて搬送して良いことになる。コントローラ311は、搬送モータM1が高速運転でシートを搬送して、シートの後端が排紙センサS2を抜けるまで待つ(S402)。コントローラ311は、シートの後端が排紙センサS2を抜けると(S402でYES)、処理したシートが最終シート束の最終シートかを確認する(S403)。最終シート束の最終シートであるとすれば(S403でNO)、コントローラ311は、搬送モータM1を停止させて(S404)、このジョブを終了する。
処理S403において、最終束の最終シートで無い場合、コントローラ311は、最終シート束の最終シートがくるまで(S403でYESになるまで)、処理S302から処理S403までの処理を繰り返す。
このようにして、コントローラ311は、シート束の先頭のシートを、シート間隔距離分を67mm/secで搬送し、最終シートを533mm/secにて搬送するようになっている。このため、中継ユニット18は、シート間時間を、約430msec程度余計に稼ぐことができて、その後のシート処理装置(フィニッシャ)でのソート処理や綴じ処理等の後処理動作の時間に余裕を持たせることができる。
以上、説明したように中継ユニット18は、コントローラ311によって、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるようにしてある。この結果、シート搬送装置18は、上記最後のシートと上記先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くして(シート搬送間隔を調節して)、シート処理装置のシート処理動作中にシートを送り込むことを防止することができる。よって、シート処理装置がシート束を処理する時間を得ることができる。
なお、以上の説明は、束状にするシートの最後のシートの搬送速度を速くし、後続の束状にするシートの先頭のシートのシート搬送速度を遅くしているが、上記最後のシートの搬送速度を速くするだけ、又は上記先頭のシートの搬送速度を遅くするだけでもよい。
また、搬送ローラ対42は、複数設けられ、共通のモータM1によって同じように回転するようになっているが、個々にモータが接続されて、個々に回転制御されるようになっていてもよい。例えば、搬送パス40に入り口に近い搬送ローラ対42を低速回転させ、他の搬送ローラ42を速く回転させて、シートの間隔を広げるようにしてもよい。さらに、搬送ローラ対42は、1つだけでもよい。
さらに、以上の説明のシート搬送装置は、胴内排出型の画像形成装置におけるコ字状の空間SP内に装備されている。このようにすると、画像形成装置における空間を有効利用して、シートをシート処理装置に送り込むことができる。
また、シート処理装置は、胴内排出型でない画像形成装置の本体内に設けられたり、シート処理装置内に設けられたりするようになっている。このような場合においても、シート搬送装置は、シート処理動作中のシート処理装置に送り込むことを防止することができる。
D 原稿
S シート
M1 搬送モータ(シート搬送手段)
S1 入り口センサ
S2 排紙センサ
SP 空間
6 画像形成部
18 中継ユニット(シート搬送装置)
30 感光体ドラム
42 搬送ローラ対(シート搬送手段)
100 複写機(画像形成装置)
101 装置本体
119 シート処理装置
311 コントローラ(制御手段)
321 CPU
S シート
M1 搬送モータ(シート搬送手段)
S1 入り口センサ
S2 排紙センサ
SP 空間
6 画像形成部
18 中継ユニット(シート搬送装置)
30 感光体ドラム
42 搬送ローラ対(シート搬送手段)
100 複写機(画像形成装置)
101 装置本体
119 シート処理装置
311 コントローラ(制御手段)
321 CPU
Claims (3)
- シートに画像を形成する画像形成部と、シートを束状にして処理するシート処理装置との間で、前記画像形成部から前記シート処理装置へシートの搬送間隔を調節して搬送するシート搬送装置であって、
シートを搬送するシート搬送手段と、
前記シート搬送手段のシート搬送速度を調節する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、束状にするシートの最後のシートを搬送するときのシート搬送速度が、後続の束状にするシートの先頭のシートを搬送するときのシート搬送速度に対して相対的に速くなるように、前記シート搬送装置を制御して、前記最後のシートと前記先頭のシートとの間隔を他のシート同士の間隔よりも広くする、
ことを特徴とするシート搬送装置。 - 装置本体と、
前記装置本体の内部でシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像を形成されたシートを束状にするシート処理装置と、
前記画像形成部によって画像を形成されたシートを前記シート処理装置に搬送するシート搬送装置とを備え、
前記シート搬送装置は、前記シート処理装置に向けて、シートを束状にできるように搬送する請求項1に記載のシート搬送装置である、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記装置本体がコ字状に形成され、
前記シート搬送装置は、前記コ字状の空間に設けられるようになっている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)
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2007
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110201 |