JP2001255771A - 定着器および定着方法 - Google Patents

定着器および定着方法

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JP2001255771A
JP2001255771A JP2000085579A JP2000085579A JP2001255771A JP 2001255771 A JP2001255771 A JP 2001255771A JP 2000085579 A JP2000085579 A JP 2000085579A JP 2000085579 A JP2000085579 A JP 2000085579A JP 2001255771 A JP2001255771 A JP 2001255771A
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roller
cleaning
fixing
pressure
rollers
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JP2000085579A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ota
浩志 太田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニングローラの寿命を短くすることなく
クリーニング性能を向上でき、同時に、クリーニングロ
ーラからの汚れの転移量を低減可能な定着器、および現
像剤像の定着方法を提供することにある。 【解決手段】複写機の定着器60は、ヒータ128を内
部に備えた加熱ローラ126と、加熱ローラに転接して
設けられた加圧ローラ127と、加熱ローラおよび加圧
ローラをクリーニングするクリーニング機構134とを
備えている。クリーニング機構は、加熱ローラに転接し
たクリーニングローラ150と、加熱ローラに対するク
リーニングローラの加圧力を変動させる加圧変動機構
と、を有している。加圧変動機構は、クリーニングロー
ラの加圧力を所定の加圧力範囲で、かつ、加熱ローラと
加圧ローラとの間を通る用紙の通過時間よりも短い周期
で、連続的に変動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録紙上に形成
された現像剤像を定着する定着器、および現像剤像の定
着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置は、
転写用紙上に形成された現像剤像を加熱溶融して転写用
紙に定着させるための定着器を備えている。この定着器
は、一般に、ヒータ等の加熱源が内蔵された加熱ローラ
と、加熱ローラに所定の圧力で転接した加圧ローラと、
を備えている。そして、現像剤像の形成された転写用紙
は、これらの加熱ローラと加圧ローラとの間を通して搬
送され、その際、加熱ローラおよび加圧ローラからの熱
および圧力により現像剤像が転写用紙に定着される。
【0003】また、定着器は、加熱ローラおよび加圧ロ
ーラに付着した汚れを除去するクリーニングローラを備
え、このクリーニングローラは少なくとも加熱ローラの
外周面に転接しているとともに所定の圧力で加熱ローラ
に押付けられている。クリーニングローラとしては、主
にフェルトローラが使用されている。このフェルトロー
ラは大きく分けると、シリコンオイルを含浸、供給する
タイプと、シリコンオイルを使用しないタイプとがある
が、いずれのタイプも、加熱ローラの汚れを拭き取るこ
とによりクリーニングを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クリーニングローラに
作用する加圧力が大きい場合、クリーニングローラのク
リーニング性能が向上するが、早期に汚れてしまい寿命
が低下する。逆に、クリーニングローラに作用する加圧
力が小さい場合、寿命は延びるが、クリーニングローラ
のクリーニング性能が低下し加熱ローラおよび加圧ロー
ラの汚れを十分に除去できず転写用紙に汚れが付着して
しまう。
【0005】また、加熱ローラおよび加圧ローラをクリ
ーニングすることにより、フェルトローラには除去した
トナーや紙かす等の汚れが付着する。そして、長時間の
使用によりフェルトローラに汚れが多量に付着している
場合、例えば、定着器の定着動作開始時、フェルトロー
ラに付着した汚れがフェルトローラから加熱ローラおよ
び加圧ローラに逆に転移してしまう場合がある。この場
合、汚れが転写用紙に付着し、画像不良が生じる。特
に、クリーニングローラに作用する加圧力が大きい場
合、上記のような汚れの転移が生じやすい。
【0006】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、クリーニングローラの寿命を短くする
ことなくクリーニング性能を向上でき、同時に、クリー
ニングローラからの汚れの転移量を低減可能な定着器、
および現像剤像の定着方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る定着器は、互いに転接した一対のロ
ーラを有し、これらのローラ間を通る上記記録紙上の現
像剤像を定着する定着手段と、上記一対のローラの少な
くとも一方のローラに転接して設けられたクリーンクリ
ーニングローラを有し、上記一方のローラの外周面をク
リーニングするクリーニング機構と、上記1枚の記録紙
に対する定着動作の間、上記一方のローラに対する上記
クリーニングローラの加圧力を所定の周期で変動させる
加圧変動機構、を備えている。
【0008】また、この発明に係る現像剤像の定着方法
は、上記現像剤像の形成された記録紙を、互いに転接し
た一対のローラ間を通して搬送して、上記現像剤像を記
録紙上に定着し、上記一対のローラの少なくとも一方の
ローラにクリーニングローラを転接させるとともに、上
記1枚の記録紙に対する定着動作の間、上記一方のロー
ラに対する上記クリーニングローラの加圧力を所定の周
期で変動させて、上記一方のローラの外周面をクリーニ
ングすることを特徴としている。
【0009】この発明に係る定着器によれば、上記所定
の周期は、上記一対のローラ間を通る記録紙の通過時間
よりも短い周期である。上記のように構成された定着
器、および定着方法によれば、1枚の記録紙に対して定
着を行う間、加圧変動機構によって定着手段のローラに
対するクリーニングローラの加圧力を所定の周期で変動
させる。そして、加圧力の変動範囲を適当に設定するこ
とにより、加圧力を固定とする場合に比較して、クリー
ニング性能の向上およびクリーニングローラの長寿命化
の両立を図ることができる。同時に、定着器の動作開始
時に生じる、クリーニングローラから加熱ローラへの汚
れの転移量が低減する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態に係る定着装置を備えたデジタル複写
機について詳細に説明する。
【0011】このデジタル複写機は、原稿から読取った
画像情報、パーソナルコンピュータ等の外部機器から入
力された画像情報に応じて複製画像を形成するマルチ機
能複写機である。
【0012】図1に示すように、デジタル複写機は、矩
形箱状の筐体10を備え、筐体10内には、画像読み取
り部として機能するスキャナ部4、およびコピー用紙上
に画像を形成するプリンタ部6が設けられている。
【0013】筐体10の上面には、読取対象物、つまり
処理対象画像を有する原稿Dが載置される透明なガラス
からなる原稿載置台12が設けられている。また、筐体
10の上面には、原稿載置台12上に原稿を自動的に送
る自動原稿送り装置7(以下、ADFと称する)が配設
されている。このADF7は、原稿載置台12に対して
開閉可能に配設され、原稿載置台に載置された原稿Dを
原稿載置台12に密着させる原稿押さえとしても機能す
る。
【0014】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ1
5、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、
原稿Dのサイズを検知するサイズセンサ17、原稿載置
台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト1
8を備えている。そして、原稿トレイ8に上向きにセッ
トされた複数枚の原稿は、一番上の原稿から順に取り出
され、アライニングローラ対16により整位された後、
搬送ベルト18によって原稿載置台12の所定位置へ搬
送される。
【0015】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18に
より原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ2
0、フラッパ22、および排紙ローラ23を介してAD
F7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏
面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることによ
り、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、
反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト
18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0016】筐体10内に配設されたスキャナ部4は、
原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源とし
ての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を所定
の方向に偏向する第1ミラー26を有し、これらの露光
ランプ25および第1ミラー26は、原稿載置台12の
下方に配設された第1キャリッジ27に取り付けられて
いる。第1キャリッジ27は、原稿載置台12と平行に
移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介し
て駆動モータにより、原稿載置台12の下方を往復移動
される。
【0017】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2キャリッジ28が配設
されている。第2キャリッジ28には、第1ミラー26
により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第
2および第3ミラー30、31が互いに直角に取り付け
られている。第2キャリッジ28は、第1キャリッジ2
7を駆動する歯付きベルト等により、第1キャリッジ2
7に対して従動されるとともに、第1キャリッジに対し
て、1/2の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動
される。
【0018】また、原稿載置台12の下方には、第2キ
ャリッジ28上の第3ミラー31からの反射光を集束す
る結像レンズ32と、結像レンズにより集束された反射
光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配設さ
れている。結像レンズ32は、第3ミラー31により偏
向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動
可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の
倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、入射し
た反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電
気信号を出力する。すなわち、CCDセンサ34は、原
稿となる文書画像を縦横に分割した単位画素毎に原稿に
照射された光源からの反射光を電気信号に変換し、各画
素毎に8ビットのデジタルデータを出力する。
【0019】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光部40を備えている。レーザ露光
部40は、光源としての半導体レーザ41と、半導体レ
ーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走
査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミラー
36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータ
としてのポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーからの
レーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導く光
学系42とを備えている。このような構成のレーザ露光
部40は、筐体10の図示しない支持フレームに固定支
持されている。
【0020】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像情報、外部機器130から入
力された画像情報、あるいはファクシミリ送受信文書情
報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリ
ゴンミラー36および光学系42を介して感光体ドラム
44へ向けられ、感光体ドラム44周面を走査すること
により感光体ドラム44周面上に静電潜像を形成する。
【0021】また、プリンタ部6は、筐体10のほぼ中
央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラ
ム44を有し、感光体ドラム44の周面は、レーザ露光
部40からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像
が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周
面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光
体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤とし
てのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器
46、後述する用紙カセットから給紙された記録紙、つ
まり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離させる
ための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体ドラム
44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チ
ャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー用紙P
を剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に残留し
たトナーを清掃する清掃部50、および、感光体ドラム
44周面の除電する除電器51が順に配置されている。
そして、これらのレーザ露光部、感光体ドラム、帯電チ
ャージャ、現像器、剥離チャージャ、転写チャージャ、
清掃部、および除電器は、この発明における画像形成手
段として機能する画像形成部を構成している。
【0022】筐体10内の下部には、それぞれ筐体から
引出し可能な上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54が互いに積層状態に配設され、各カセッ
ト内にはサイズの異なるコピー用紙が装填されている。
なお、例えば、上段カセット52には、第1記録紙とし
てA4−Rサイズのコピー用紙が、中段カセット53に
は、第2記録紙としてB4サイズのコピー用紙が、ま
た、下段カセット54には、第3記録紙としてA3サイ
ズのコピー用紙が、それぞれ装填されている。これらの
カセットの側方には大容量フィーダ55が設けられ、こ
の大容量フィーダ55には、使用頻度の高いサイズのコ
ピー用紙P、例えば、A4サイズのコピー用紙Pが約3
000枚収納されている。また、大容量フィーダ55の
上方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセット57
が脱着自在に装着されている。
【0023】筐体10内には、各カセットおよび大容量
フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージャ4
8との間に位置した転写部を通って延びる搬送路58が
形成され、搬送路58の終端には定着器60が設けられ
ている。定着器60に対向した筐体10の側壁には排出
口61が形成され、排出口には排紙トレイ62が装着さ
れている。
【0024】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。これらのカセット53、5
4、57、大容量フィーダ55、ピックアップローラ6
3、および給紙ローラ対64は、この発明における給紙
手段として機能する給紙部を構成している。
【0025】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達、およびコピ
ー用紙のサイズを検出するアライニング前センサ66が
設けられている。
【0026】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0027】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48によりコピー用紙P上に転写される。トナー像の
転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および
剥離爪49の作用により感光体ドラム44周面から剥離
され、搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介
して定着器60に搬送される。そして、定着器60によ
って現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コピ
ー用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69
により排出口61を通して排紙トレイ62上へ排出され
る。
【0028】搬送路58の下方には、定着器60を通過
したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対65
へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面装
置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部
71と、搬送路58から分岐し、定着器60を通過した
コピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転路7
2と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ
取り出すピックアップローラ73と、取り出された用紙
を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙する
給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58と反
転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口61あ
るいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート
76が設けられている。
【0029】両面コピーを行う場合、定着器60を通過
したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転路
72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時
的に集積された後、ピックアップローラ73および給紙
ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジスト
ローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着器60および排
紙ローラ69を介して排紙トレイ62上に排紙される。
【0030】デジタル複写機は、図2に示すように、更
に、操作パネル80、および主制御部90を含んでい
る。
【0031】操作パネル80は、複写開始を指示するプ
リントキー81、デジタル複写機における画像出力のた
めの条件、例えば、複写あるいは印字枚数および倍率、
用紙サイズ、あるいは、部分複写の指定やその領域の座
標を入力するための、例えば、複数の押しボタンスイッ
チあるいはカラーブラウン管あるいは液晶の画面上に透
明なタッチセンサパネルが設けられている入力部82、
操作パネル80を制御するパネルCPU83、複写枚数
および複写倍率の設定に利用されるテンキー84を含ん
でいる。更に、入力部82は、ファクシミリとして使用
する際のファクシミリキー82aを有している。
【0032】入力部82は、デジタル複写機に関する操
作手順あるいは入力すべき条件に応じて配置され、例え
ば、絵記号、数字、文字あるいは文字列などが表示され
ている複数の入力キーとしてのタッチセンサ、および操
作案内等や入力内容が表示される表示部を有している。
この表示部には、複写枚数、複写倍率、用紙サイズ、コ
ピー可、ソート時のメモリ容量やこのメモリ容量に対応
する読取り可能な原稿枚数等が表示されるようになって
いる。
【0033】カラー複写機の制御系は、図2に示すよう
に、主制御部90内のメインCPU(セントラル・プロ
セッシング・ユニット)91、スキャナ部4のスキャナ
CPU100、および、プリンタ部6のプリンタCPU
110の3つのCPUで構成される。メインCPU91
は、プリンタCPU110と共有RAM95を介して双
方向通信を行うものであり、メインCPU91は動作指
示をだし、プリンタCPU110は状態ステータスを返
すようになっている。プリンタCPU110とスキャナ
CPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU1
10は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ス
テータスを返すようになっている。操作パネル80は、
メインCPU91に接続されている。
【0034】主制御部90は、メインCPU91、RO
M92、RAM93、NVM94、共有RAM95、画
像処理部96、ページメモリ制御部97、ページメモリ
98、プリンタコントローラ99、およびプリンタフォ
ントROM121によって構成されている。プリンタコ
ントローラ99には、インターフェース120を介し
て、パーソナルコンピュータ等の外部機器130が接続
されている。
【0035】メインCPU91は、主制御部90の全体
を制御するものである。ROM92は、制御プログラム
が記憶されているものである。RAM93は、一時的に
データを記憶するものである。
【0036】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:n
onvolatile RAM)94は、バッテリ(図
示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであ
り、電源を切った時NVM94上のデータを保持するよ
うになっている。共有RAM95は、メインCPU91
とプリンタCPU110との間で、双方向通信を行うた
めに用いるものである。
【0037】メインCPU91は、スキャナ部4で読み
取られた原稿の画像情報、外部機器130から入力され
た画像情報、原稿サイズ、用紙サイズ、縮小(拡大)率
等をページメモリ98に記憶するようになっている。ま
た、メインCPU91は、スキャナ部4のサイズセンサ
17により検出された原稿のサイズに応じて用紙サイズ
を判定し、判定結果をページメモリ98に記憶する。
【0038】ページメモリ制御部97は、ページメモリ
98に画像データを記憶したり、読出したりするもので
ある。プリンタフォントROM121には、プリントデ
ータに対応するフォントデータが記憶されている。
【0039】プリンタコントローラ99は、外部機器1
30から送られた画像情報をその画像情報に付与されて
いる解像度を示すデータに応じた解像度でプリンタフォ
ントROM121に記憶されているフォントデータを用
いて画像データに展開する。
【0040】スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ10
3、露光ランプ25およびミラー26、30、31等を
移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライ
バ104、CCDセンサ34からのアナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換回路とCCDセンサ34
のばらつきあるいは周囲の温度変化などに起因するCC
Dセンサ34からの出力信号に対するスレッショルドレ
ベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路と
シェーディング補正回路からのシェーディング補正され
たデジタル信号を一旦記憶するラインメモリからなる画
像補正部105によって構成されている。
【0041】プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、半導体レーザ41による発光をオン/オフするレー
ザドライバ113、レーザ露光部40のポリゴンモータ
37の回転を制御するポリゴンモータドライバ114、
給紙部によるコピー用紙Pの給紙動作を制御する給紙制
御部123、搬送機構によるコピー用紙Pの搬送動作を
制御する紙搬制御部115、帯電チャージャ45、現像
器46、転写チャージャ48を用いて帯電、現像、転写
を行う現像プロセス部116、定着器60を制御する定
着制御部117、およびオプション制御部118によっ
て構成されている。
【0042】また、画像処理部96、ページメモリ制御
部97、ページメモリ98、プリンタコントローラ9
9、画像補正部105、レーザドライバ113は、画像
データバス123によって互いに接続されている。
【0043】次に、定着器60の構成について詳細に説
明する。図1、図3および図4に示すように、定着器6
0は、加熱ローラ126、およびこの加熱ローラに所定
の圧力で転接した加圧ローラ127を備え、これらのロ
ーラは互いに平行に延びている。
【0044】加熱ローラ126としては、例えば、アル
ミからなる直径60mm、厚さ8mm、逆クラウン量1
80μmの円筒状の芯金126aの外周面に、厚さ25
μmのフッ素樹脂コート層126bを被覆したものが用
いられている。加熱ローラ126内には、加熱部として
機能するヒータランプ128が配設され、加熱ローラ1
26はこのヒータランプによって加熱される。ヒータラ
ンプ128としては、例えば、出力900Wのハロゲン
ランプが用いられている。また、加熱ローラ126の軸
方向両端部は、それぞれ軸受によって回転自在に支持さ
れている。
【0045】一方、加圧ローラ127は、直径60m
m、厚さ5.0mm、ゴム硬度45°(ASKER−
C)のゴム管127aを、厚さ90μmのフッ素樹脂チ
ューブからなる表面層127bで被覆して構成されてい
る。そして、加熱ローラ126の軸方向長さは、フッ素
樹脂コート層126bの部分で320mm、加圧ローラ
127の軸方向長さは、表面層127bの部分で316
mmにそれぞれ形成されている。また、加熱ローラ12
6および加圧ローラ127は、図示しない加圧ばねによ
り約900Nの定着荷重が付加されているとともに、加
熱ローラ126および加圧ローラ127間の圧接部分を
除いてカバー132によって覆われている。
【0046】図5に示すように、加熱ローラ126のヒ
ータランプ128は、サーモスイッチ142を介してA
C電源143に接続され、更に、サイリスタ144を介
して前述した定着制御部117に接続されている。ま
た、サーミスタ136は、検出した温度信号を定着制御
部117へ入力する。そして、定着制御部117によ
り、サースタ136の検出温度に応じて、ヒータランプ
128をオン・オフ制御することにより、加熱ローラ1
26の表面温度は例えば200℃に維持される。
【0047】加熱ローラ126および加圧ローラ127
を回転駆動する駆動部として機能するローラ駆動系14
6は、電磁クラッチ147を介してプリンタ部6のメイ
ンモータ119に接続されている。そして、定着制御部
117によって電磁クラッチ147をオン・オフ制御す
ることにより、加熱ローラ126および加圧ローラ12
7の回転が制御される。
【0048】図3ないし図6に示すように、加熱ローラ
126の周囲には、加熱ローラの外周面に付着したトナ
ーや紙かす等の汚れをクリーニングする第1クリーニン
グ機構134と、加熱ローラの表面温度を検出するサー
ミスタ136と、加熱ローラの周面からコピー用紙Pを
剥離するための剥離爪137と、が設けられている。サ
ーミスタ136は、加熱ローラ126の長手方向中央部
で、加熱ローラの外周面に接触して設けられている。ま
た、加圧ローラ127の周囲には、加圧ローラの外周面
に付着したトナーや紙かす等の汚れをクリーニングする
第2クリーニング機構138が設けられている。
【0049】第1クリーニング機構134は第1クリー
ニングローラ150を備え、この第1クリーニングロー
ラは加熱ローラ126のほぼ全長に渡って加熱ローラと
平行に延び、加熱ローラの外周面に転接している。そし
て、第1クリーニングローラ150は、加熱ローラ12
6に従動して回転される。第1クリーニングローラ15
0は、例えば、厚さ2mmの耐熱フェルトにより直径2
8mmに形成されているとともにシリコンオイルが含浸
されている。また、第1クリーニングローラ150の回
転軸151は、一対の支持フレーム152により、加熱
ローラ126に対して接離する方向に移動可能に支持さ
れている。
【0050】更に、第1クリーニング機構134は、加
熱ローラ126に対する第1クリーニングローラ150
の加圧力を所定の周期で連続的に変動させる加圧変動機
構154を備えている。この加圧変動機構154は、第
1クリーニングローラ150を間に挟んで加熱ローラ1
26の反対側に設けられ第1クリーニングローラと平行
に延びた駆動軸156と、この駆動軸に固定されている
とともに第1クリーニングローラの回転軸151の両端
部にそれぞれ当接した一対のカム158と、駆動軸15
6を回転駆動するモータ157と、を有している。ま
た、各支持フレーム152には板ばね153が取り付け
られ、第1クリーニングローラ150の回転軸151を
カム158に向けて付勢している。
【0051】定着器60の定着動作時、加圧変動機構1
54はモータ157によって駆動軸156と共に一対の
カム158を所定の速度で回転させる。それにより、カ
ム158は回転軸151を介して第1クリーニングロー
ラ150を加熱ローラ126に対して接離する方向に変
位させる。その結果、図7に示すように、加熱ローラ1
26に対する第1クリーニングローラ150の加圧力が
所定の周期で連続的に変化する。加圧力の変動範囲は、
例えば、400〜600gに設定され、変動の周期は、
デジタル複写機の画像形成動作時、定着器60の加熱ロ
ーラ126と加圧ローラ127との間を通るコピー用紙
の通過時間に応じて設定されている。すなわち、コピー
用紙の通過時間は、デジタル複写機において使用するコ
ピー用紙Pの内、最小幅のコピー用紙の通過時間が最も
短くなる。そして、加圧変動機構154による第1クリ
ーニングローラ150の加圧力の変動周期は、コピー用
紙の最小通過時間よりも短い周期に設定されている。
【0052】第2クリーニング機構138は、第2クリ
ーニングローラ160を備え、この第2クリーニングロ
ーラは加圧ローラ127のほぼ全長に渡って加圧ローラ
と平行に延び、加圧ローラの外周面に転接している。そ
して、第2クリーニングローラ160は、加圧ローラ1
27に従動して回転される。第2クリーニングローラ1
60は、例えば、直径28mmの金属ローラによって構
成されている。また、第2クリーニングローラ160の
回転軸161は、一対の支持フレーム162により、加
圧ローラ127に対して接離する方向に移動可能に支持
されている。
【0053】更に、第2クリーニング機構138は、加
圧ローラ127に対する第2クリーニングローラ160
の加圧力を所定の周期で連続的に変動させる加圧変動機
構164を備えている。この加圧変動機構164は、第
1クリーニング機構134の加圧変動機構154と同様
に構成されている。すなわち、加圧変動機構164は、
第2クリーニングローラ160を間に挟んで加圧ローラ
127の反対側に設けられ第2クリーニングローラと平
行に延びた駆動軸166と、この駆動軸に固定されてい
るとともに第2クリーニングローラの回転軸161の両
端部にそれぞれ当接した一対のカム168と、駆動軸1
66を回転駆動するモータ167と、を有している。
【0054】定着器60の定着動作時、加圧変動機構1
64はモータ167によって一対のカム168を所定の
速度で回転させ、回転軸151を介して第2クリーニン
グローラ160を加圧ローラ127に対して接離する方
向に変位させる。それにより、加圧ローラ127に対す
る第2クリーニングローラ160の加圧力は、第1クリ
ーニング機構134と同一の変動範囲および変動周期で
連続的に変化する。
【0055】なお、図5に示すように、第1および第2
クリーニング機構134、138のモータ157、16
7は、ドライバ170を介して定着制御部117に接続
され、この定着制御部によって制御される。
【0056】上記構成の定着器60において、画像形成
部でトナー像Tの形成されたコピー用紙Pが搬送ベルト
67により定着器60に送られて来ると、このコピー用
紙Pは加熱ローラ126と加圧ローラ127との間に導
かれ、これらのローラにより排紙ローラ対68に向かっ
て搬送される。加熱ローラ126と加圧ローラ127と
の間を通る際、コピー用紙P上のトナー像Tは加熱ロー
ラにより加熱されて溶融するとともに、加圧ローラの圧
力によりコピー用紙Pに押し付けられる。これにより、
トナー像Tはコピー用紙P上に溶融定着する。そして、
トナー像Tの定着されたコピー用紙Pは、排紙ローラ対
68によって排紙トレイ62上に排紙される。
【0057】また、上述した定着動作の間、第1クリー
ニング機構134の第1クリーニングローラ150は、
加熱ローラ126に従動して加熱ローラの外周面上を転
動し、この外周面に付着した汚れを拭き取って清掃す
る。同様に、第2クリーニング機構138の第2クリー
ニングローラ160は、加圧ローラ127に従動して加
圧ローラの外周面上を転動し、この外周面に付着した汚
れを拭き取って清掃する。そして、この間、加熱ローラ
126に対する第1クリーニングローラ150の加圧
力、および加圧ローラ127に対する第2クリーニング
ローラ160の加圧力は、加圧変動機構154、164
により、所定の変動範囲および変動周期で連続的に変動
される。
【0058】そして、上記のように第1および第2クリ
ーニングローラ150、160の加圧力を所定の条件で
変動させることにより、必要なクリーニング性能を維持
した状態で、各クリーニングローラの寿命、すなわち、
クリーニングローラが汚れて使用不能となるまでの期
間、を延ばすことができるとともに、クリーニングロー
ラに多量の汚れが付着している場合でも、定着器60の
動作開始時にクリーニングローラ側から加熱ローラある
いは加圧ローラ側へ転移される汚れの量を低減すること
ができる。
【0059】本発明者は、上述したデジタル複写機にお
いて、クリーニングローラの加圧条件を種々変更して通
紙試験を行った。その結果を図8に示す。なお、クリー
ニングローラとしてはフェルトローラを使用し、加熱ロ
ーラに対するクリーニングローラの加圧力を200〜1
200gの範囲で任意の値に固定した場合と、400〜
600gの範囲で連続的に変動させた場合と、につい
て、クリーニングローラのクリーニング性能、およびラ
イフ性能を試験した。
【0060】1)加圧力を200gに固定した場合、ク
リーニング性能不足となり、加熱ローラの汚れが十分に
とれずローラ表面上に残ってしまった。そして、加熱ロ
ーラ上に汚れが溜まってくると、この汚れがコピー用紙
に付着し、画像汚れ等の画像不良が発生する。従って、
クリーニングローラが完全に汚れる前に画像不良が発生
し、200K枚までしか使用することができなかった。
同時に、加圧力不足により、クリーニングローラの回転
不良が発生する場合もあった。
【0061】2)加圧力を400gに固定した場合、ま
だクリーニング性能不足であり、加熱ローラの表面上に
汚れが残留した。しかし、1)に比較して、残留する汚
れの量が減少するため、加熱ローラ上に多量の汚れが溜
まるまでに時間が掛かり、クリーニングローラを400
k枚まで使用することができた。
【0062】3)加圧力を500gに固定した場合、お
よび4)加圧力を600gに固定した場合、いずれもク
リーニング性能が十分となり、クリーニング不足による
加熱ローラの汚れは発生しない。従って、クリーニング
ローラに汚れが多量に付着するまで画像不良は発生せ
ず、それぞれ480K枚、450K枚まで使用可能であ
った。
【0063】5)、6)、7)加圧力をそれぞれ800
g、1000g、1200gに固定した場合、クリーニ
ング性能が高くなる反面、クリーニングローラが汚れる
のも早くなり、クリーニングローラから加熱ローラへの
汚れの転移が早期に発生するようになった。そして、8
00gでは400K枚、1000gでは300K枚、1
200gでは200K枚と、加圧力の増加に応じて、画
像不良が発生するまのでコピー枚数が減少していった。
【0064】8)上述した本実施例のように、加圧力を
400〜600gの範囲で、かつ、最小通紙時間よりも
短い周期で連続的に変動させた場合、必要なクリーニン
グ性能を保った状態で、クリーニングローラが汚れるま
での時間を長くすることができた。同時に、クリーニン
グローラに多量の汚れが付着している場合でも、クリー
ニングローラから加熱ローラへの汚れの転移量が少なく
なる。これにより、画像不良が発生するまでのコピー枚
数は、加圧力を固定した場合の最良の条件である3)5
00gの時のコピー枚数480K枚よりも、70K枚多
い550K枚まで延びた。
【0065】以上のように構成されたデジタル複写機に
よれば、定着器60において、加熱ローラ126に対す
る第1クリーニングローラ150の加圧力、および加圧
ローラ127に対する第2クリーニングローラ160の
加圧力を所定の変動範囲および変動周期で連続的に変動
させることにより、加圧力を固定とする場合に比較し
て、クリーニング性能の向上およびクリーニングローラ
の長寿命化の両立を図ることができる。同時に、定着器
の動作開始時に生じる、クリーニングローラから加熱ロ
ーラへの汚れの転移量が低減する。従って、クリーニン
グローラの寿命を短くすることなくクリーニング性能が
向上し、同時に、クリーニングローラからの汚れの転移
量を低減可能な定着器、およびこれを備えたデジタル複
写機を得ることができる。
【0066】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明に係る定着装置および定着方法
は、上述したデジタル複写機に限らず、アナログ複写
機、レーザプリンタ等の他の画像形成装置にも適用可能
である。また、クリーニングローラの材質、直径、加圧
力等は必要に応じて種々変更可能である。また、クリー
ニングローラは、加熱ローラおよび加圧ローラのいずれ
か一方のみに設ける構成としてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、1枚の記録紙に対して定着を行う間、加圧変動機構
によって定着手段のローラに対するクリーニングローラ
の加圧力を所定の周期で変動させることにより、クリー
ニングローラの寿命を短くすることなくクリーニング性
能を向上でき、同時に、クリーニングローラからの汚れ
の転移量を低減可能な定着器、および現像剤像の定着方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るデジタル複写機を示す
断面図。
【図2】上記デジタル複写機の制御系を示すブロック
図。
【図3】上記デジタル複写機の定着器を示す断面図。
【図4】上記定着器の加熱ローラおよび加圧ローラを示
す正面図。
【図5】上記定着器の構成を概略的に示すブロック図。
【図6】上記定着器の加圧変動機構を示す断面図。
【図7】上記加圧変動機構における加圧力の変動範囲、
変動周期を示すグラフ。
【図8】定着器におけるクリーニングローラの加圧力を
固定とした場合と、上記実施例に基づいて加圧力を変動
させた場合と、のクリーニング性能および寿命を比較し
て示すグラフ。
【符号の説明】
4…スキャナ部 6…プリンタ部 40…レーザ露光部 44…感光体ドラム 46…現像器 60…定着器 126…加熱ローラ 127…加圧ローラ 134…第1クリーニング機構 138…第2クリーニング機構 150…第1クリーニングローラ 154、164…加圧変動機構 158、168…カム 160…第2クリーニングローラ P…コピー用紙
フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA09 BA49 BA54 BA55 BA56 BA57 BB03 BB05 BB22 BB29 BB30 BB34 3J103 AA02 AA13 AA21 BA43 CA02 CA63 CA66 CA78 FA07 FA12 FA26 GA02 GA57 GA64 HA03 HA19 HA60

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙上に形成された現像剤像を記録紙に
    定着する定着器において、 互いに転接した一対のローラを有し、これらのローラ間
    を通る上記記録紙上の現像剤像を定着する定着手段と、 上記一対のローラの少なくとも一方のローラに転接して
    設けられたクリーンクリーニングローラを有し、上記一
    方のローラの外周面をクリーニングするクリーニング機
    構と、 上記1枚の記録紙に対する定着動作の間、上記一方のロ
    ーラに対する上記クリーニングローラの加圧力を所定の
    周期で変動させる加圧変動機構と、 を備えたことを特徴とする定着器。
  2. 【請求項2】上記所定の周期は、上記一対のローラ間を
    通る記録紙の通過時間よりも短い周期であることを特徴
    とする請求項1に記載の定着器。
  3. 【請求項3】記録紙上に形成された現像剤像を記録紙に
    定着する定着方法において、 上記現像剤像の形成された記録紙を、互いに転接した一
    対のローラ間を通して搬送して、上記現像剤像を記録紙
    上に定着し、 上記一対のローラの少なくとも一方のローラにクリーニ
    ングローラを転接させるとともに、上記1枚の記録紙に
    対する定着動作の間、上記一方のローラに対する上記ク
    リーニングローラの加圧力を所定の周期で変動させて、
    上記一方のローラの外周面をクリーニングすることを特
    徴とする定着方法。
  4. 【請求項4】上記所定の周期は、上記一対のローラ間を
    通る記録紙の通過時間よりも短い周期であることを特徴
    とする請求項3に記載の定着方法。
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