JP2002108110A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002108110A
JP2002108110A JP2000302964A JP2000302964A JP2002108110A JP 2002108110 A JP2002108110 A JP 2002108110A JP 2000302964 A JP2000302964 A JP 2000302964A JP 2000302964 A JP2000302964 A JP 2000302964A JP 2002108110 A JP2002108110 A JP 2002108110A
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Hideshi Izumi
英志 泉
Takashi Makiura
尚 牧浦
Susumu Murakami
進 村上
Minoru Tomii
稔 冨依
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ジャムを確実に防止しながらも、感光体
と剥離爪との接触を可能な限り少なくし、感光体の劣化
及び剥離爪を介しての用紙の汚染をさらに効果的に抑制
することのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 両面印字可能で、かつ、プロセス速度の
切り換えが可能な画像形成装置において、制御部41
は、プロセス速度、湿度と温度とよりなる設置環境、及
び用紙Pの種類に応じて定まる用紙Pの感光体7からの
剥離性を基に、剥離爪30の感光体7への離接動作を制
御する。また、制御部41は、両面印字の際は、その表
面への印字時と裏面への印字時とでも、それぞれの剥離
性を考慮して剥離爪30の離接動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像担持体表
面に接触してシートを剥ぎ取る剥離爪が、静電潜像担持
体に対して離接可能に設けられた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセス法を採用した画像形成
装置では、静電潜像担持体である感光体上に画像情報に
応じたトナー像を形成し、このトナー像を用紙(シー
ト)の裏面より転写電界を作用させて用紙へ転写させ、
その後、用紙を感光体より剥離させるようになってい
る。このような構成では、用紙の感光体からの剥離性が
低下すると、用紙が感光体に密着したまま搬送され、搬
送ジャムが発生するといった問題があった。
【0003】図10を用いて用紙の剥離性について説明
する。転写チャージャ61からの転写電界を受けてトナ
ー像が転写された用紙Pは、感光体60の回転に伴って
ある位置までは感光体60に密着した状態で搬送され、
その後、感光体60より剥離される。用紙搬送速度のベ
クトルをベクトルV1 、用紙Pと感光体60との密着性
に関わって感光体60の周速度及び曲率によって決まる
ベクトルをベクトルV 2 とすると、用紙Pは、これらベ
クトルV1 とベクトルV2 との合成ベクトルV 0 の方向
に剥離されることとなる。そして、これらベクトルV1
及びベクトルV 2 を決定する上記感光体60の周速度及
び用紙搬送速度は、何れもプロセス速度にて決まるもの
であるため、上記合成ベクトルV0 の方向である用紙剥
離方向は、プロセス速度に依存する形で求めることがで
きる。
【0004】ここで、感光体60の直径が大きい場合
や、感光体60の周速度が遅い場合、前記ベクトルV2
がベクトルV1 に比べて大きくなるため、合成ベクトル
0 の方向である用紙剥離方向はベクトルV2 に支配さ
れる。その結果、用紙Pは感光体60より剥離し難くな
り、剥離性が低下する。剥離性が低下した用紙Pは、感
光体60に密着したまま搬送され、感光体60の回転方
向下流側に備えられたクリーニング装置(不図示)に達
してしまい、搬送ジャムが発生する。
【0005】また、プロセス速度以外に、作用する転写
電界が強い場合や、用紙が薄紙でコシが無い場合、或い
は画像形成装置を設置する環境が極端に高湿或いは低湿
である場合なども、用紙は感光体へ強く密着され、剥離
性が低下する。そのため、これらの場合も剥離が正常に
行われなくなり、上記と同様、クリーニング装置に達し
て搬送ジャムが発生する。
【0006】そこで従来、クリーニング装置の手前に、
感光体より用紙を機械的に剥ぎ取る剥離爪を配置し、こ
の剥離爪で確実に用紙を剥ぎ取って、搬送ジャムを未然
に防止するようになっている。
【0007】ところが、剥離爪は、感光体に密着する用
紙を感光体より機械的に剥ぎ取るため、その先端部は、
スプリング等によって強く感光体へ押しつけられてい
る。したがって、常時、この圧力で感光体に剥離爪を接
触させておくと、感光体表面を傷つけてしまい、感光体
の劣化を招来する。このような剥離爪による影響は、た
とえ感光体の初期状態では問題が無くても、使用するに
つれて画像上に現れ、印字品位の低下を招く。
【0008】また、剥離爪を感光体に常に接触させてお
くと、本来であればクリーニング装置で回収されるはず
の感光体上の残留トナーが剥離爪にて掻き取られてしま
い、掻き取られた残留トナーが剥離爪を介して用紙剥離
時に用紙の先端に付着し、用紙を汚すといった事態も招
来する。
【0009】このような不具合に鑑み、従来の画像形成
装置では、剥離爪と感光体との接触時間を少なくすべ
く、用紙の先端が剥離爪に到達する少し前から剥離爪を
感光体に密着させ、用紙先端が剥離爪を通過した後は剥
離爪を感光体より離間させるように、剥離爪の離接を制
御する構成が採用されているものもある(例えば特開平
11−73030号公報)。
【0010】ところで、近年、画像形成装置において
は、印字速度の高速化と同様に高解像度化が進行してお
り、そのような装置を設計・製作する上で、従来の1装
置1プロセス速度ではなく、1装置に複数のプロセス速
度を用いることによってユーザの要求に合った解像度の
切り換えが可能な手法が提案されている。
【0011】例えば、1つの装置で、1200dpi
(dot per inch:1インチ(約25.4mm)あたりの
ドット数)の高解像度モードと600dpiの低解像度
モードの2モードで印字可能な装置が登場している。1
200dpiと600dpiの2つの解像度を、プロセ
ス速度を変えることで実現する場合、600dpiと1
200dpiとではプロセス速度は2倍異なり、低解像
度モードの600dpiでは高解像度モードの1200
dpiの2倍のプロセス速度となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
剥離爪と感光体との接触時間を少なくするために、用紙
を剥離するときのみ剥離爪を感光体に接触させる構成と
はなっているものの、感光体へ剥離爪を接触させておく
時間(接触時間)は、プロセス速度を基に一定に決定さ
れている。そして、その接触時間は、剥離ミスによる搬
送ジャムを避けるために、用紙を確実に剥離可能なもの
に設定されている。
【0013】したがって、剥離爪を常に感光体に接触さ
せておく構成に比べては、感光体の劣化を抑制し、剥離
爪を介しての用紙の汚染も抑制し得るが、用紙の剥離性
が高く、剥離爪を接触させなくとも問題なく剥離される
場合などは、剥離爪を無駄に感光体へ接触させているこ
ととなる。
【0014】加えて、上述したように、近年、画像形成
装置においては、1装置に複数のプロセス速度を有する
構成が採用されつつあり、このような装置において、1
装置1プロセス速度を前提としている、上記した従来技
術で剥離爪の接触時間を決定すると、剥離性の低い低速
のプロセス速度に合わせて接触時間が決定されるため、
剥離性の高い高速のプロセス速度では、甚だ無駄に剥離
爪を接触させることとなる。
【0015】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであって、その目的は、用紙の剥離性を基に感光体
に対する剥離爪の離接を制御することで、搬送ジャムを
確実に防止しながらも、感光体と剥離爪との接触を可能
な限り少なくし、感光体の劣化及び剥離爪を介しての用
紙の汚染をさらに効果的に抑制することのできる画像形
成装置の提供にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記課題を解決するために、静電潜像担持体表面に
密着したシートを剥ぎ取る剥離爪が、静電潜像担持体表
面に対して離接可能に設けられた画像形成装置におい
て、上記剥離爪の離接動作を、静電潜像担持体からのシ
ートの剥離性を基に制御する剥離爪離接制御手段が備え
られていることを特徴としている。
【0017】従来の画像形成装置では、あらゆる状況下
でシートを確実に静電潜像担持体より剥離して、搬送ジ
ャムを確実に防止し得るように設定された、プロセス速
度にて決まる一定のタイミングで静電潜像担持体への剥
離爪の離接動作を制御していたが、本発明の画像形成装
置では、静電潜像担持体からのシートの剥離性に着目
し、該剥離性を基に剥離爪の離接動作を細かく制御する
剥離爪離接制御手段を設け、剥離爪の離接動作をシート
の剥離性に応じて細かく制御する構成とした。
【0018】これにより、静電潜像担持体からシートの
剥離を確実に実施して、搬送ジャムを確実に防止すると
いった効果を確保しながら、静電潜像担持体と剥離爪と
の接触を可能な限り少なくし、静電潜像担持体の劣化
や、剥離爪を介してのシートの汚染を効果的に抑制する
ことが可能となる。
【0019】シートの剥離性は、例えば、画像形成装置
における、静電潜像担持体の移動速度であるプロセス速
度や、厚紙、薄紙、普通紙といったシートの種類、画像
形成装置が設置される環境条件、その他、両面印字モー
ドが選択された場合は、表面印字時と裏面印字時とでも
異なるものである。
【0020】そこで、上記した本発明の画像形成装置に
おいては、プロセス速度の切り換えが可能である場合
は、上記剥離爪離接制御手段が、選択されたプロセス速
度に応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を制
御する構成とすることで、近年増えつつある1装置に複
数のプロセス速度を有する画像形成装置において、搬送
ジャムを確実に防止するといった効果を確保しながら、
静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシートの汚
染を効果的に抑制することが可能となる。
【0021】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、上記剥離爪離接制御手段が、選択された用紙の
種類に応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を
制御する構成とすることで、普通紙に加えて厚紙や薄紙
等の他種類のシートがよく使用される画像形成装置にお
いて、搬送ジャムを確実に防止するといった効果を確保
しながら、静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介しての
シートの汚染を効果的に抑制することが可能となる。
【0022】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、上記剥離爪離接制御手段が、画像形成装置の設
置される環境条件に応じたシートの剥離性を基に剥離爪
の離接動作を制御する構成とすることで、環境条件の変
化が激しい設置環境下で使用される画像形成装置におい
て、搬送ジャムを確実に防止するといった効果を確保し
ながら、静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシ
ートの汚染を効果的に抑制することが可能となる。
【0023】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、シートの表裏両面に画像を形成する両面印字モ
ードを有する場合に、上記剥離爪離接制御手段が、両面
印字モードが選択されると、表面印字時には、表面印字
時におけるシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を制
御し、裏面印字時には、裏面印字時におけるシートの剥
離性を基に剥離爪の離接動作を制御する構成とすること
もできる。
【0024】両面印字モードでは、表面印字の際の定着
処理でシートの含水率が低下し、裏面印字時に搬送ジャ
ムを発生し易い状況となるが、これによれば、表面印字
時と裏面印字時との各剥離性を基に離接動作が制御され
るので、裏面への印字時に搬送ジャムが発生し易かった
両面印字モードを有する画像形成装置において、搬送ジ
ャムを確実に防止するといった効果を確保しながら、静
電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシートの汚染
を効果的に抑制することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1から図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0026】図1は、本実施の形態に係る画像形成装置
としての複写機の概略構成を示す概略構成図である。本
複写機は、上面に透明なガラス等からなる透光性の原稿
台1を有しており、この原稿台1の上には、自動原稿搬
送装置23が設置されている。
【0027】原稿台1の下方には、スキャナー部2が配
置されており、このスキャナー部2は、露光用光源3、
複数の反射鏡6…、結像レンズ4、及び光電変換素子
(以下CCD:Charge Coupled Device と称する)5を
備えている。ここで、露光用光源3は、原稿台1上に載
置される原稿に光を照射するもので、複数の反射鏡6…
は、原稿からの反射光を例えば図1中の一点鎖線で示す
光路でCCD5へ導くものである。また、結像レンズ4
は、上記光路上のCCD5直前に配置されており、上記
原稿からの反射光をCCD5に対して結像させるもので
ある。上記スキャナー部2は、前述の自動原稿搬送装置
23にて搬送される原稿に対しても同様に、露光用光源
3より光を照射してその反射光をCCD5に導くように
なっている。
【0028】CCD5によって読み取られた上記原稿の
画像情報は、電子データ化されて画像データとなり、そ
の後、必要な画像処理が施された後、図示しないレーザ
スキャニングユニット(以下、LSUと称する)に送ら
れる。LSUは、受け取った画像データに基づいたレー
ザ光を、帯電された感光体7の表面に照射することによ
り、原稿の画像情報に基づく静電潜像を感光体7の表面
に形成するものである。
【0029】感光体7は、ドラム形状をなし、図1中の
矢印v1 方向に回転する。図2に、感光体7の周囲の構
成を拡大して示す。感光体7の周囲には、上記LSUか
らのレーザ光の照射位置(図中、矢印Bが指す位置)か
ら、感光体7の回転方向に、現像装置9、転写チャージ
ャ(転写部)10、剥離爪30、クリーニング装置3
1、主帯電器8、上記LSU等が、この順に配置されて
いる。
【0030】ここで、現像装置9は、レーザ光の露光に
よって形成された感光体7表面の静電潜像にトナー(現
像剤、記録剤)を付与して、可視像(トナー像)に現像
するもので、転写チャージャ10は、感光体7上のトナ
ー像を用紙(シート)Pに転写するものである。剥離爪
30は、感光体7に吸着された用紙Pを感光体7表面よ
り剥ぎ取るものであるが、詳細については後述する。ク
リーニング装置31は、転写後の感光体7表面の残留ト
ナーを除去するもので、感光体7に当接してトナーを掻
き落とす掻取ブレード31a、掻き落とされたトナーを
受け取るトナー受けブレード31bを備えている。主帯
電器8は、感光体7表面が所定の電位となるように帯電
させるものである。上記感光体7、及び感光体7の周囲
に配置された上記各部材によって画像形成部が構成され
ている。
【0031】このような画像形成部に搬送される用紙P
は、図1に示す複写機の下部に設けられた給紙カセット
11に収められている。給紙カセット11の先端部(給
紙方向側)には、用紙Pを給紙するための半月状の給紙
ピックアップローラ12が配置されており、この給紙ピ
ックアップローラ12から下流側に向かって、レジスト
前紙検知スイッチSW1、アイドルローラ13、上記転
写チャージャ10、定着装置(定着部)14、定着紙検
知スイッチSW2、排紙前紙検知スイッチSW3、及び
排紙ローラ15が、この順に配置されている。なお、説
明の便宜上、用紙Pの流れ出し側(給紙カセット11
側)を「上流」、排紙側を「下流」としている。
【0032】ここで、3つの紙検知スイッチSW1〜S
W3は、何れも配置位置における用紙Pの有無を検知す
るものである。アイドルローラ13は、感光体7上のト
ナー像と用紙Pとの位置を合わせるために、用紙Pの先
端をチャックした状態で一旦滞留させ、タイミングをと
って滞留を解除するものである。レジスト前検知スイッ
チSW1により、用紙Pの先端がアイドルローラ13に
至ったことが検知される。
【0033】定着装置14は、内部に熱源としてのハロ
ゲンランプを備えた定着ローラ14aと、この定着ロー
ラ14aに圧接される加圧ローラ14bとからなる。定
着ローラ14a及び加圧ローラ14bは、定着ローラ1
4aと加圧ローラ14bとの間に搬送されてきた用紙P
に対し、搬送しながら加熱加圧することで、用紙P上の
トナーを溶融させてトナー像を用紙Pに定着させるもの
である。定着装置14を用紙Pが通過したことは、上記
定着紙検知スイッチSW2にて検知される。
【0034】排紙ローラ15は、画像形成が完了した用
紙Pを装置外へ排出するためのもので、用紙Pが排紙ロ
ーラ15に至ったことは、上記排紙前紙検知スイッチS
W3にて検知される。排出された用紙Pは、上記画像形
成部の横に設けられた排紙トレイ19に排紙される。こ
の排紙トレイ19は、給紙カセット11の上方、かつ、
スキャナー部2の下方に形成された凹部状スペース内に
位置している。
【0035】また、本複写機では、上記の給紙カセット
11から排紙ローラ15までの主搬送路50以外に、両
面印字モードでの裏面印字の際に使用する副搬送路51
が備えられている。副搬送路51は、定着装置14と排
紙ローラ15との間において、上記主搬送路50から分
岐し、アイドルローラ13の手前で、上記主搬送路50
に合流するものである。定着装置14下流側の分岐点に
は、分岐爪(図示せず)が設けられており、この分岐爪
の案内と、排紙ローラ15の逆回転とにより、定着装置
14を通過した用紙Pは、スイッチバック搬送され、前
端と後端とを逆にして副搬送路51に案内される。副搬
送路51内に案内された用紙Pは、副搬送路51内を2
つの搬送ローラ21・22にて搬送され、再度、アイド
ルローラ13へと送られる。このとき、用紙Pは最初の
画像形成時に対して裏返されており、裏返された用紙P
が、アイドルローラ13から上記の経路をたどることに
より、裏面の印字が施される。
【0036】また、本複写機には、手差し給紙の際に使
用する手差しトレイ18が設けられており、この手差し
トレイ18の先端部(給紙方向側)には、用紙Pを給紙
するための半月状の給紙ピックアップローラ17が配置
されている。この手差しトレイ18から給紙された用紙
Pも、アイドルローラ13の手前で上記主搬送路50へ
と送られる。
【0037】このような構成を有する本複写機におい
て、用紙Pは、給紙カセット11または手差しトレイ1
8から主搬送路50に搬送され、アイドルローラ13で
一旦停止された後、タイミングをとって感光体7と転写
チャージャ10との間に搬送される。
【0038】一方、画像形成部においては、主帯電器8
によって一様に帯電された感光体7に、スキャナー部2
で読み取られ、画像処理が施された画像データに基づい
てLSUからレーザ光が照射され、感光体7表面に静電
潜像が形成される。なお、LSUは、後述する制御部4
1の画像メモリに入力された画像データを読み出し、そ
の画像データに基づいてレーザ光を出射する場合もあ
る。
【0039】感光体7表面に形成された静電潜像は、現
像装置9によってトナー像とされ、このトナー像が、転
写チャージャ10の作用により、上述の感光体7と転写
チャージャ10との間に搬送された用紙Pに転写され
る。トナー像が転写された用紙Pは、剥離爪30によっ
て感光体7より剥離され、定着装置14に搬送される。
定着装置14において、トナー像は用紙P上に定着され
る。
【0040】トナー像が定着された用紙Pは、片面にの
み印字する場合には、そのまま排紙ローラ15を通過し
て、排紙トレイ19に排紙される。一方、両面印字の場
合は、裏面への印字のために、逆回転可能な排紙ローラ
15の逆回転によりスイッチバック搬送され、副搬送路
51内に入り、再度、アイドルローラ13に至る。そし
て、上記と同様の過程を経て、裏面への印字が完了した
後、排紙ローラ15にて排紙トレイ19に排紙される。
【0041】このような画像形成動作を行う各機能部の
動作は、本複写機に備えられた、CPU(Central Proc
essing Unit :中央処理装置)等からなる制御部41に
よって制御される。制御部41には、スキャナー部2に
て読み取った画像データ等を一時的に記憶する画像メモ
リや、画像データに対して画像処理を施す画像処理部等
も備えられている。
【0042】また、本複写機は、600dpiと120
0dpiの少なくとも2段階の解像度の切り換えが可能
なものであり、解像度の切り換えを、プロセス速度(感
光体7の周速度)の切り換えによって実現するようにな
っている。したがって、本複写機では、解像度毎に、各
々のプロセス速度に応じた、転写電圧、定着温度、現像
バイアス、帯電電圧等からなるプロセス条件が決定され
ており、上記制御部41は、選択された解像度に合った
プロセス条件で、上記した画像形成部を含む各部を制御
するようになっている。プロセス速度は、1200dp
iの場合61mm/s、600dpiの場合122mm
/sとなる。なお、ここでは解像度の切り換えを2段階
としてが、さらに多段階に切り換える構成とすることも
できる。
【0043】また、特に図示してはいないが、本複写機
は、ネットワークを介してネットワーク上の各端末装置
とも接続されている。
【0044】次に、本複写機の基本的な動作について、
図1及び図2を参照しつつ、図3〜図5に基づいて説明
する。図3は、本複写機のコピーモードにおける全体的
な処理の流れを示すフローチャートである。また、図4
及び図5は、本複写機において、それぞれ片面印字及び
両面印字を行う場合の印字処理の詳細を示したフローチ
ャートである。但し、ここでは、片面印字及び両面印字
の各処理をわかり易くするために、解像度は一定値に固
定されているものとし、解像度の切り換えに伴う処理は
省略する。なお、以下で説明する処理は、特に断らない
かぎり制御部41によって制御されるものである。
【0045】まず、図3のフローチャートに基づいて、
本複写機の全体的な処理について説明する。
【0046】待機中の本複写機に対して、本複写機に備
えられた図示しない操作パネル等から、或いはネットワ
ーク上の各端末装置から、コピー処理の印字要求がなさ
れると(S401)、印字要求の際にユーザ等から設定
された、印字枚数、印字倍率、用紙サイズ、片面印字/
両面印字の指定等を認識するとともに、原稿の読み取り
モード(片面原稿/両面原稿)や、印字モード(片面印
字/両面印字)に備えた装置設定を行う(S402)。
その後、原稿が自動原稿搬送装置23の原稿トレイに載
置されると(S403)、原稿読み取り処理(S40
4)と印字処理(S407)とを平行して行う。なお、
S403の処理自体はユーザによって行われるものであ
るがS401やS402の前に行われてもよい。
【0047】S403の原稿読み取り処理では、自動原
稿搬送装置23が、原稿トレイにセットされた原稿を1
枚ずつ、原稿台1へ搬送し、スキャナー部2がこの原稿
を走査して読み取り、スキャナー部2にて読み取られた
画像情報を基に、制御部51が画像データを生成する。
生成した画像データは、画像処理が施された後、画像形
成部に送られるか、或いは画像メモリに一旦格納され
る。両面印字が指定されている場合は、先に読み取られ
た原稿表面の画像データが画像メモリに格納され、原稿
裏面の画像データは、ダイレクトに画像形成部に送られ
る。また、1枚の原稿に対して複数枚の印字を行うマル
チコピーの場合も、画像メモリに格納される。
【0048】原稿1枚分の原稿読み取り処理が完了する
毎に、全ての原稿を読み取ったか否かの判定を行い(S
405)、ここで、読み取るべき原稿が残っている場合
は、S404に戻り、全ての原稿を読み取ったと判定す
るまで、上記の原稿読み取り処理を繰り返す。そして、
全ての原稿を読み取ったと判定すると、原稿が自動原稿
搬送装置23の原稿排紙トレイに排出されたかどうかを
判定し(S406)、排出を確認すると、この印字要求
による1ジョブ分の原稿読み取りを終了する。
【0049】一方、並行して行われるS407の印字処
理では、読み取り処理において生成された画像データに
基づいた印字を行う。このとき、上記画像データには、
適宜画像処理が施されている。なお、この印字処理につ
いては、片面印字及び両面印字の各処理毎に後述する。
【0050】そして、原稿1枚分の印字処理が完了する
毎に、次に印字すべき画像があるか否かの判定を行い
(S408)、ここで、次に印字すべき画像がある場合
は、S407に戻り、上記の印字処理を繰り返す。そし
て、次に印字すべき画像がないと判定すると、用紙Pが
排紙トレイ19に排出されたかどうかを判定し(S40
9)、排出を確認すると、この印字要求による1ジョブ
分の印字を終了する。このように、並行して行われる原
稿の読み取りと印字の両処理の終了によって、この印字
要求による1ジョブが終了し、装置は再び待機状態に入
る。
【0051】次に、図4のフローチャートに基づいて、
図3のS407における片面印字の処理について説明す
る。なお、図4及び図5、並びに以下の説明では、同じ
処理を行うステップを同一の符号で表し、その説明を省
略する。
【0052】図3のS402において片面印字が設定さ
れ、S407の印字処理に入ると、まず、1画像分の画
像データについて、1枚の印字を行うか、複数枚の印字
を行うかを、S402における設定に基づいて判定する
(S701)。
【0053】ここで、1枚の印字を行うと判定された場
合には、シングルコピーとして、S404にて読み取ら
れる画像データは、制御部41における画像メモリに入
力されず、読み取り後に画像処理が施されてダイレクト
に画像形成部に送られる。一方、複数枚の印字を行うと
判定された場合には、マルチコピーとして、S404に
て読み取られる画像データは、制御部41の画像メモリ
に入力される。そして、各印字の際には、画像メモリに
記憶された画像データが読み出されて印字に用いられ
る。
【0054】S701においてシングルコピーと判定さ
れた場合には、以下の処理を順次行う。まず、給紙ピッ
クアップローラ12又は17によって用紙Pをピックア
ップして搬送を開始し(S702)、アイドルローラ1
3によって用紙Pを一旦停止させる(S703)。
【0055】次に、上記原稿読み取り処理において生成
され、制御部41によって画像処理が施された画像デー
タに基づくレーザ光を、感光体7に対してLSUより照
射し、画像データの書き込みを開始する(S704)。
【0056】そして、画像データの書き込みが開始され
ると、画像データ書き込み開始から所定のタイミングで
用紙Pの搬送を再開する(S705)。これにより、転
写位置における用紙Pの通過のタイミングと、感光体7
上のトナー像の通過のタイミングとが、トナー像が用紙
Pの所定の位置に転写されるタイミングとなる。
【0057】その後、感光体7上のトナーを用紙Pへと
転写する転写工程、トナー像を用紙P上に定着させる定
着工程を経て(S706)、用紙Pは排紙トレイ19上
に排出される(S707)。
【0058】一方、S701においてマルチコピーと判
定された場合には、シングルコピーの場合のS702か
らS707までの処理と同じS709〜S714までの
処理を行う。ただし、シングルコピーのS704では、
スキャナー部2で読み取られた画像データをダイレクト
に用いていたのに対して、マルチコピーのS711で
は、一旦画像メモリに記憶された画像データを読み出す
点が異なる。
【0059】そして、1画像分の印字が完了し、用紙P
を排出する毎に、この1画像分の画像データに関して、
要求された枚数分の印字が完了したか否かの判定を行い
(S715)、ここで、要求された枚数分の印字が未だ
完了していないと判定した場合には、S709に戻り、
要求された枚数分の印字が完了するまで、上記の処理を
繰り返す。そして、要求された枚数分の印字が完了した
と判定した場合には、この印字処理を終了する。以上の
ような処理によって片面印字が行われる。
【0060】次に、図5のフローチャートに基づいて、
図3のS407における両面印字の処理について説明す
る。
【0061】図3のS402において両面印字が設定さ
れ、S407の印字処理に入ると、シングルコピーの場
合のS702からS706までの処理と同じS801〜
S805までの処理を行う。ただし、S803では、ス
キャナー部2で読み取った原稿裏面の画像データを感光
体7に対してダイレクトに書き込む。その結果、原稿の
裏面の情報は、用紙Pの表面に印字される。
【0062】そして、表面に対して画像(原稿の裏面画
像)が定着された用紙Pは、正回転・逆回転が可能な排
紙ローラ15の正回転によって、排紙トレイ19側に導
かれ、用紙Pの後端部が排紙ローラ15に挟まれた状態
で一旦停止する(S806)。
【0063】そして、上記主搬送路50と副搬送路51
との分岐点に設けられた分岐爪を副搬送路51側へと切
り換える(S807)。その後、排紙ローラ15を逆回
転させ、用紙Pを副搬送路51に導き(S808)、用
紙Pの表裏並びに前後を反転させてアイドルローラ13
の上流側で一端停止させた後、再び主搬送路50に戻す
(S809)。
【0064】用紙Pが副搬送路51を通過して主搬送路
50に戻された後は、この用紙Pに対して、上記表面印
字時におけるS803からS705までの処理と同様の
S810〜S812の処理を行う。ただし、S810で
は、スキャナー部2で読み取り、画像メモリに格納して
いた原稿表面の画像データを読み出し、感光体7に対し
て書き込む。その結果、原稿の表面の情報は、用紙Pの
裏面に印字される。
【0065】その後、上記主搬送路50と副搬送路51
との分岐点に設けられた上記分岐爪を主搬送路50側へ
と切り換え(S813)、分岐爪を通過した用紙Pを排
紙トレイ19に排出する(S814)。以上のような処
理によって両面印字が行われる。
【0066】本複写機の基本的な構成及び動作は上述し
た通りである。以下、本複写機において採用している、
感光体7からの用紙Pの剥離を確実に実施することで、
搬送ジャムを確実に防止しながら、感光体7の劣化及び
剥離爪30を介した用紙Pの汚染を効果的に抑制でき
る、剥離爪30の離接制御について、前述の図2、及び
図6〜図9に基づいて説明する。
【0067】まず、図6を用いて、剥離爪30の離接機
構について説明する。図6に示すように、剥離爪30
は、ドラム状の感光体7の軸線方向に2つ配設されてい
る。各剥離爪30は、前述したクリーニング装置31
(図2参照)のトナー受けブレード31bに立設された
支持片33に、支点34で回動自在に支持されると共
に、剥離爪30の後端部がバネ等からなる付勢部材35
で上方に押し上げられることで、先端部30aが感光体
7表面に圧接されるようになっている。
【0068】剥離爪30の先端部30a側には、太軸部
分と、切り込み36aが形成された細軸部分とからなる
係止棒36が下方より当接している。この係止棒36の
一端部には、前記した制御部41でON/OFFが制御
されるソレノイド32が取り付けられており、係止棒3
6は、このソレノイド32のON/OFF動作で、第1
位置と第2位置との2つの位置をとるようになってい
る。
【0069】図6の状態が、ソレノイド32がONのと
きに係止棒36が位置する第1位置で、この位置では係
止棒36に形成された切り込み部36aが剥離爪30に
当接する。切り込み部36aの部分は細軸であるため、
係止棒36がこの位置にあるとき、剥離爪30の先端部
30aは感光体7に圧接される。
【0070】一方、ソレノイド32がOFFのときに係
止棒36が位置する第2位置では、切り込み部36a以
外の太軸部分が剥離爪30に当接する。そのため、先端
部30aが押し上げられ、剥離爪30の先端部30aは
感光体7に接触しない。
【0071】次に、本願発明者らが、本複写機と同じタ
イプの複写機を用い、剥離爪30を取り外した状態で、
プロセス速度、設置環境、用紙Pの種類(厚紙、普通
紙、薄紙)による用紙Pの剥離性を調べた結果について
説明する。
【0072】表1に結果を示す。
【0073】
【表1】
【0074】表1では、用紙Pの剥離が適正に行われた
ものを◎、用紙Pを剥離するタイミングが遅れてしま
い、定着工程への用紙Pの進入タイミングに遅延が生じ
たものに対しては、その遅延状態に応じて○,△とし、
用紙Pが剥離されず、クリーニング装置31に至るもの
を×とした。
【0075】表1より、コシの強い厚紙の場合、設置環
境やプロセス速度の速い遅いに係わらず剥離性が常に良
いことがわかる。そして、厚紙以外の用紙Pでは、普通
紙、薄紙と、用紙Pの厚みが薄くなり、コシが弱くなる
ほど、設置環境やプロセス速度に剥離性が左右されるこ
とがわかる。普通紙、薄紙では何れも、勢いよく感光体
7が回転する、プロセス速度が高速の場合に剥離性が良
く、プロセス速度が低速の場合に剥離性が悪くなる。同
様に、普通紙、薄紙では、高温高湿(HH)、低温低湿
(LL)で剥離性が低下している。高温高湿の環境で剥
離性が低下するのは、用紙Pの含水率が高くなって用紙
Pのコシが一層弱くなるためである。また、低温低湿の
環境で剥離性が低下するのは、用紙Pの含水率が低下し
ているために、転写時の転写電界にて用紙Pが強く帯電
されてしまい、感光体7に強く密着されるためである。
【0076】このような剥離性を調べた結果を基に、本
複写機では、剥離爪離接制御手段としての機能も有する
制御部41が、プロセス速度、湿度と温度よりなる設置
環境、及び用紙Pの種類に応じて、剥離爪30の感光体
7への離接を、以下のように制御している。
【0077】本複写機において、設置環境の判断は、複
写機内部に配された図示しない温度センサと湿度センサ
とからなる環境センサの検出結果を基に、制御部41が
判断する。また、選択された用紙Pの種類は、印字要求
時に給紙カセット11が選択されることで、給紙カセッ
ト11内に収容されている用紙Pの種類を判断するよう
になっている。なお、ここでは、設置環境として、湿度
と温度の両値を用いたが、用紙Pの剥離性は主に湿度に
依存するので、湿度センサの検出値のみを用いるように
してもよい。
【0078】図7、図8のフローチャートに、上記制御
部41による剥離爪30の離接制御の手順を示し、高速
及び低速の各プロセス速度における剥離爪30の離接タ
イミングを図9に示す。図9に示されるように、本複写
機においては、剥離爪30の離接タイミングとして、タ
イミング〜の5つが設定されており、制御部41
が、プロセス速度、設置環境、及び用紙Pの種類に応じ
て、5つのうちの何れか1つを選択するようになってい
る。
【0079】制御部41は、待機中に印字要求があると
(S1)、まず、印字要求で指定された解像度を基に、
そのプロセス速度が高速であるか低速であるかを判断す
る(S2・S3)。ここで、指定された解像度が120
0dpiである場合は、プロセス速度は低速であるの
で、図8のフローチャートにおけるS15に移行し、6
00dpiである場合は、プロセス速度が高速であると
して、S4へ移行する。
【0080】まず、プロセス速度が高速であると判断
し、S4へ移行した場合を説明する。S4に進んだ場
合、S4〜S6において、選択された用紙Pが、薄紙、
普通紙、厚紙の何れであるかを判断する。
【0081】ここで、用紙Pが薄紙であると判断する
と、S7へ移行し、剥離爪30の離接タイミングとし
て、図9に示すタイミングを選択する。図9に示すタ
イミングは、高速のプロセス速度に合った速いタイミ
ングで剥離爪30を感光体7へと接触させるもので、か
つ、高速のプロセス速度に応じて設定されている2つの
接触時間のうち、接触時間の長いものである。
【0082】一方、用紙Pが普通紙であると判断する
と、S9へ移行し、S9〜S11において設置環境を判
断し、その判断結果を基に、常温常湿(NN)である場
合は、S13に移行し、剥離爪30を感光体7に一切接
触させない、図9に示す離接タイミングを選択する。
また、高温高湿(HH)或いは低温低湿(LL)である
場合は、S12に移行し、剥離爪30の離接タイミング
として、図9に示すタイミングを選択する。図9に示
すタイミングは、高速のプロセス速度に合った速いタ
イミングで剥離爪30を感光体7へと接触させるもの
で、かつ、高速のプロセス速度に応じて設定されている
2つの接触時間のうち、接触時間の短いものである。
【0083】また、用紙Pが厚紙であると判断すると、
S14へ移行し、剥離爪30の離接タイミングとして、
剥離爪30を感光体7に一切接触させない、図9に示す
離接タイミングを選択する。
【0084】前述の表1に示したように、高速のプロセ
ス速度においては、用紙Pが薄紙である場合、常温常湿
であるときの剥離性は『○』、高温高湿,低温低湿であ
るときの剥離性は『△』であり、用紙Pが普通紙である
場合は、設置環境が常温常湿であるときの剥離性は
『◎』、高温高湿,低温低湿であるときの剥離性は
『○』であった。また、用紙Pが厚紙である場合は、設
置環境に係わらず、剥離性は『◎』であった。
【0085】そこで、本複写機では、剥離性が『◎』と
なる、厚紙の場合と、普通紙で常温常湿の場合とは、剥
離爪30を感光体7へ一切接触させないタイミングを
選択し、剥離性が『○』となる普通紙で高温高湿,低温
低湿の場合は、剥離爪30を感光体7へ、高速のプロセ
ス速度に合ったタイミングで短い時間接触させるタイミ
ングを選択し、剥離性が設置環境によって『△』或い
は『○』となる薄紙の場合は、設置環境を判断すること
なく、剥離爪30を感光体7へ、高速のプロセス速度に
合ったタイミングで長い時間接触させるタイミングを
選択するようにしている。
【0086】上記タイミングにおける接触時間(ON
時間)は、高速のプロセス速度で回転する感光体7よ
り、剥離性が『○』の用紙Pを確実に剥離し得る剥離爪
30の最小接触時間である。また、上記タイミングに
おける接触時間(ON時間)は、高速のプロセス速度で
回転する感光体7より、剥離性が『△』の用紙Pを確実
に剥離し得る剥離爪30の最小接触時間である。
【0087】次に、プロセス速度が低速であると判断
し、図8のフローチャートのS15へ移行した場合を説
明する。S15に進んだ場合も、上記と同様に、S15
〜S17において、選択された用紙Pが、薄紙、普通
紙、厚紙の何れであるかを判断する。
【0088】ここで、用紙Pが薄紙であると判断する
と、S18へ移行し、剥離爪30の離接タイミングとし
て、図9に示すタイミングを選択する。図9に示すタ
イミングは、低速のプロセス速度に合った遅いタイミ
ングで剥離爪30を感光体7へと接触させるもので、か
つ、低速のプロセス速度に応じて設定されている2つの
接触時間のうち、接触時間の長いものである。
【0089】一方、用紙Pが普通紙であると判断する
と、S19へ移行し、S19〜S21において設置環境
を判断し、その判断結果を基に、常温常湿である場合
は、S23に移行し、剥離爪30を感光体7に一切接触
させない、図9に示す離接タイミングを選択する。ま
た、高温高湿或いは低温低湿である場合は、S22に移
行し、剥離爪30の離接タイミングとして、図9に示す
タイミングを選択する。図9に示すタイミングは、
低速のプロセス速度に合った遅いタイミングで剥離爪3
0を感光体7へと接触させるもので、かつ、低速のプロ
セス速度に応じて設定されている2つの接触時間のう
ち、接触時間の短いものである。
【0090】また、用紙Pが厚紙であると判断すると、
S24へ移行し、剥離爪30の離接タイミングとして、
剥離爪30を感光体7に一切接触させない、図9に示す
離接タイミングを選択する。
【0091】前述の表1に示したように、低速のプロセ
ス速度においては、用紙Pが薄紙である場合、常温常湿
であるときの剥離性は『△』、高温高湿,低温低湿であ
るときの剥離性は『×』であり、用紙Pが普通紙である
場合は、設置環境が常温常湿であるときの剥離性は
『◎』、高温高湿,低温低湿であるときの剥離性は
『△』であった。また、用紙Pが厚紙である場合は、設
置環境に係わらず、剥離性は『◎』であった。
【0092】そこで、本複写機では、剥離性が『◎』と
なる、厚紙の場合と、普通紙で常温常湿の場合とは、剥
離爪30を感光体7へ一切接触させないタイミングを
選択し、剥離性が『△』となる普通紙で高温高湿,低温
低湿の場合は、剥離爪30を感光体7へ、低速のプロセ
ス速度に合ったタイミングで短い時間接触させるタイミ
ングを選択し、剥離性が設置環境によって『×』或い
は『△』となる薄紙の場合は、設置環境を判断すること
なく、剥離爪30を感光体7へ、低速のプロセス速度に
合ったタイミングで長い時間接触させるタイミングを
選択するようにしている。
【0093】上記タイミングにおける接触時間(ON
時間)は、低速のプロセス速度で回転する感光体7よ
り、剥離性が『△』の用紙Pを確実に剥離し得る剥離爪
30の最小接触時間である。また、上記タイミングに
おける接触時間(ON時間)は、低速のプロセス速度で
回転する感光体7より、剥離性が『×』の用紙Pを確実
に剥離し得る剥離爪30の最小接触時間である。
【0094】上記のようにしてS7、S12、S13、
S14、S18、S22、S23、S24において剥離
爪30の離接タイミングが選択されると、S8に移行
し、印字処理が実行される。
【0095】図9に示した、剥離爪30を感光体7に接
触させるタイミングと、またはとを比較すると
判るように、プロセス速度が同じであれば、転写チャー
ジャ10が対向する転写ポイントを通過した用紙Pの先
端が剥離爪30の接触ポイントに到達するまでにかかる
時間は、プロセス速度毎に同じであるので、剥離爪30
を感光体7に接触させるタイミングは同じとし、剥離爪
30を引き離すタイミングを変えることで接触時間を変
化させている。
【0096】剥離爪30を感光体7に接触させるタイミ
ングは、アイドルローラ13のスタート後、(d1 /v
2 +(2πr×θ/360)/v1 −α)秒経過したと
きとし(図2参照)、このタイミングで制御部41がソ
レノイド32をONする。ここで、d1 は、アイドルロ
ーラ13から転写ポイントまでの距離、より厳密には搬
送距離であり、v1 は感光体7の周速度、v2 は用紙搬
送速度、rは感光体7の半径、θは感光体周面におけ
る、転写ポイントから剥離爪30の接触ポイントまでの
円弧に対する円周角、αはマージンである。
【0097】ところで、本複写機において、上記制御部
41は、印字要求時に選択された給紙カセット11の情
報を基に、選択された用紙Pの種類やサイズを判断する
ようになっている。したがって、手差しトレイ18を使
用した手差し給紙が選択された場合、制御部41は用紙
Pの種類を判断することができない。
【0098】そこで、上記制御部41は、手差し給紙が
選択されると、図7のフローチャートにおけるS2,S
3において、プロセス速度のみを判断し、プロセス速度
が高速である場合は、一意的にS7へ移行して、剥離爪
30の離接タイミングとして、図9に示す、高速のプロ
セス速度に対応し、かつ、接触時間の長い方のタイミン
グを選択し、一方、プロセス速度が低速である場合
は、一意的に図8のフローチャートにおけるS18に移
行し、剥離爪30の離接タイミングとして、図9に示
す、低速のプロセス速度に対応し、かつ、接触時間の長
い方のタイミングを選択するようになっている。これ
により、手差し給紙が選択され、用紙Pの種類を判断で
きない場合でも、剥離ミスによる搬送ジャムの発生を確
実に防止することができる。
【0099】さらに、本複写機では、上述したように、
両面印字処理が選択可能であるので、印字要求において
両面印字モードが選択された場合、表面印字時と裏面印
字時とでは、個々の用紙Pの剥離性を基に、剥離爪30
を感光体7へ接触させるタイミングを切り換えるように
なっている。
【0100】つまり、両面印字モードでは、表面印字を
行った後の定着工程で表面に印字されたトナーの定着が
行われるが、このときに、用紙Pの水分が蒸発し、用紙
Pの表面抵抗値が高くなる。用紙Pの表面抵抗値が高く
なると、上記した低温低湿の場合と同じ理由で、裏面印
字の際に用紙Pが感光体7に強く密着することとなる。
そこで、上記制御部41では、用紙Pが普通紙、或いは
薄紙である場合、表面印字時は、図7、図8に示したフ
ローチャートに沿って剥離爪30の離接動作を制御し、
裏面印字時は、普通紙でかつ常温常湿である場合のみ、
プロセス速度に合った接触時間の短い方のタイミング
或いはとし、それ以外の場合、つまり、普通紙で低温
低湿、高温高湿である場合、及び設置環境に係わらず薄
紙である場合は、プロセス速度に合った接触時間の長い
方のタイミング或いはとしている。
【0101】以上のように、本実施の形態に係る画像形
成装置としての複写機は、プロセス速度の切り換えが可
能で、かつ、用紙Pの表裏両面に画像を形成する両面印
字可能な画像形成装置であって、選択されたプロセス速
度、選択された用紙Pの種類、本複写機が設置された環
境、さらには、両面印字モードでは表面への印字か裏面
への印字かによって、制御部41が剥離爪30の感光体
7への離接動作を細かく制御する構成である。
【0102】これにより、近年、増加しつつあるプロセ
ス速度を切り換えての画像形成が可能で、また、両面印
字モードでの画像形成が可能な画像形成装置において
も、剥離ミスを防止して搬送ジャムを確実に防止すると
いった効果を確保しながら、感光体7と剥離爪30との
接触を可能な限り少なくし、感光体7の劣化や、剥離爪
30を介した用紙Pの汚染を効果的に抑制することがで
きる。
【0103】なお、ここで示した剥離爪30の離接タイ
ミングは、一例であり、例えば本実施の形態の複写機で
は、薄紙の場合、設置環境による剥離性の違いを問題に
することなく、一意的に扱うことで、制御が複雑化する
ことを回避したが、各剥離性を基にさらに細かく制御す
ることで、制御は複雑化するものの、感光体7の劣化
や、剥離爪30を介した用紙Pの汚染については、さら
に効果的に抑制することができる。
【0104】また、本実施の形態で例示した2つのプロ
セス速度の場合、剥離性の高い600dpiのプロセス
速度であっても、普通紙や薄紙では、剥離爪30を感光
体7へ接触させることが必要であったが、プロセス速度
がさらに高速である場合、用紙の種類や設置環境に係わ
らず、剥離爪30を感光体7へ一切接触させる必要がな
くなる場合等も充分想定される。このような場合は、プ
ロセス速度の違いを判断した後、剥離爪30の感光体7
への接触が必要なプロセス速度の場合のみ、用紙Pの種
類や、設置環境、選択された給紙方法等によって、剥離
爪30の離接動作を制御すればよい。
【0105】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、以上のよう
に、静電潜像担持体表面に密着したシートを剥ぎ取る剥
離爪が、静電潜像担持体表面に対して離接可能に設けら
れた画像形成装置において、上記剥離爪の離接動作を、
静電潜像担持体からのシートの剥離性を基に制御する剥
離爪離接制御手段が備えられている構成である。
【0106】これにより、静電潜像担持体からのシート
の剥離性に着目し、該剥離性を基に剥離爪の離接動作が
細かく制御されるので、静電潜像担持体からシートの剥
離を確実に実施して、搬送ジャムを確実に防止するとい
った効果を確保しながら、静電潜像担持体と剥離爪との
接触を可能な限り少なくし、静電潜像担持体の劣化や、
剥離爪を介してのシートの汚染を効果的に抑制し得ると
いう効果を奏する。
【0107】シートの剥離性は、例えば、画像形成装置
における、静電潜像担持体の移動速度であるプロセス速
度や、厚紙、薄紙、普通紙といったシートの種類、画像
形成装置が設置される環境条件、その他、両面印字モー
ドが選択された場合は、表面印字時と裏面印字時とでも
異なるものである。
【0108】そこで、上記した本発明の画像形成装置に
おいては、プロセス速度の切り換えが可能である場合
は、上記剥離爪離接制御手段が、選択されたプロセス速
度に応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を制
御する構成とすることで、近年増えつつある1装置に複
数のプロセス速度を有する画像形成装置において、搬送
ジャムを確実に防止するといった効果を確保しながら、
静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシートの汚
染を効果的に抑制し得るという効果を奏する。
【0109】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、上記剥離爪離接制御手段が、選択された用紙の
種類に応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を
制御する構成とすることで、普通紙に加えて厚紙や薄紙
等の他種類のシートがよく使用される画像形成装置にお
いて、搬送ジャムを確実に防止するといった効果を確保
しながら、静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介しての
シートの汚染を効果的に抑制し得るという効果を奏す
る。
【0110】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、上記剥離爪離接制御手段が、画像形成装置の設
置される環境条件に応じたシートの剥離性を基に剥離爪
の離接動作を制御する構成とすることで、環境条件の変
化が激しい設置環境下で使用される画像形成装置におい
て、搬送ジャムを確実に防止するといった効果を確保し
ながら、静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシ
ートの汚染を効果的に抑制し得るという効果を奏する。
【0111】また、上記した本発明の画像形成装置にお
いては、シートの表裏両面に画像を形成する両面印字モ
ードを有する場合に、上記剥離爪離接制御手段が、両面
印字モードが選択されると、表面印字時には、表面印字
時におけるシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を制
御し、裏面印字時には、裏面印字時におけるシートの剥
離性を基に剥離爪の離接動作を制御する構成とすること
もできる。
【0112】これにより、両面印字モードにおいては、
表面印字時と裏面印字時との各剥離性を基に離接動作が
制御されるので、裏面への印字時に搬送ジャムが発生し
易かった両面印字モードを有する画像形成装置におい
て、搬送ジャムを確実に防止するといった効果を確保し
ながら、静電潜像担持体の劣化や、剥離爪を介してのシ
ートの汚染を効果的に抑制し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置とし
ての複写機の概略構成を示す構成図である。
【図2】上記複写機における画像形成部の拡大図であ
る。
【図3】上記複写機のコピーモードにおける全体的な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図4】上記複写機において、片面印字を行う場合の印
字処理の詳細を示したフローチャートである。
【図5】上記複写機において、両面印字を行う場合の印
字処理の詳細を示したフローチャートである。
【図6】上記複写機における剥離爪が備えられた感光体
周辺の構成をより詳細に示す斜視図である。
【図7】上記複写機における、剥離爪の離接制御を示す
フローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの続きのフローチャート
である。
【図9】上記複写機における、剥離爪の離接動作のタイ
ミングチャートである。
【図10】用紙の剥離性を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
7 感光体(静電潜像担持体) 8 主帯電器 9 現像装置 10 転写チャージャ 11 給紙カセット 12 給紙ピックアップローラ 13 アイドルローラ 14 定着装置 18 手差しトレイ 30 剥離爪 41 制御部(剥離爪離接制御手段) 50 主搬送路 51 副搬送路 P 用紙(シート)
フロントページの続き (72)発明者 村上 進 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 冨依 稔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H028 BA05 BB00 2H032 DA12 DA22 DA27 DA28 DA29 3F053 AA24 LA01 LB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体表面に密着したシートを剥
    ぎ取る剥離爪が、静電潜像担持体表面に対して離接可能
    に設けられた画像形成装置において、 上記剥離爪の離接動作を、静電潜像担持体からのシート
    の剥離性を基に制御する剥離爪離接制御手段が備えられ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記静電潜像担持体の移動速度であるプロ
    セス速度の切り換えが可能であり、 上記剥離爪離接制御手段が、選択されたプロセス速度に
    応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動作を制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記剥離爪離接制御手段が、選択された用
    紙の種類に応じたシートの剥離性を基に剥離爪の離接動
    作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】上記剥離爪離接制御手段が、画像形成装置
    の設置される環境条件に応じたシートの剥離性を基に剥
    離爪の離接動作を制御することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】シートの表裏両面に画像を形成する両面印
    字モードを有し、 上記剥離爪離接制御手段が、両面印字モードが選択され
    ると、表面印字時には、表面印字時におけるシートの剥
    離性を基に剥離爪の離接動作を制御し、裏面印字時に
    は、裏面印字時におけるシートの剥離性を基に剥離爪の
    離接動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
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