JP2001083833A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2001083833A
JP2001083833A JP25989799A JP25989799A JP2001083833A JP 2001083833 A JP2001083833 A JP 2001083833A JP 25989799 A JP25989799 A JP 25989799A JP 25989799 A JP25989799 A JP 25989799A JP 2001083833 A JP2001083833 A JP 2001083833A
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pressing
pressing force
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Naoyuki Yamamoto
直之 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着体に対してのみに加熱手段が
備えられている定着装置において、上記定着体に圧接す
る加圧体が短時間に設定温度に達することができ、低温
オフセット等の画像不良を防止することのできる定着装
置及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 サーミスタ39による検知温度が定着待
機時に設定温度となるまで、圧接力変更手段によって定
着ローラ10aと加圧ローラ10bとの定着待機時の圧
接力を定着時の設定圧接力より大きくすると共に、回転
速度変更手段によって定着ローラ10a及び加圧ローラ
10bの定着待機時の回転速度を定着時の設定回転速度
より大きくするよう制御可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定圧接力のもと
で設定回転速度にて回転せる定着体と加圧体との圧接部
分に、未定着像を担持する記録媒体を通紙することによ
り上記未定着像を上記記録媒体に定着させる定着装置及
びこの定着装置を備える画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる定着装置にあっては、互い
に圧接回転する定着体たる定着ローラ及び加圧体たる加
圧ローラと、該定着ローラを加熱する加熱手段と、上記
定着ローラ及び上記加圧ローラの少なくとも一方を回転
駆動する駆動手段とを備える定着装置が知られており、
実用に供されている。
【0003】かかる定着装置は、加熱手段による加熱に
より定着ローラが定着処理準備のための設定温度に達す
るまでの時間(以下、ウォームアップ時間という)が短
い、スペース、省コストといった利点があり、主に低価
格で中低速の複写機、プリンタ等に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
定着装置にあっては、定着ローラに対してのみ加熱源で
ある加熱手段が備えられ、加圧ローラに対しては加熱源
が備えられていないため、特に本体の電源投入直後や予
熱モードからのリカバリー後における最初の定着処理に
おいて、加圧ローラの温度が定着処理に十分な温度に達
することができず、低温オフセット等が生じ、十分な定
着性が得られない虞があった。
【0005】そこで、本発明は、定着体に対してのみに
加熱手段が備えられている定着装置において、上記定着
体に圧接する加圧体が短時間に設定温度に達することが
でき、低温オフセット等の画像不良を防止することので
きる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、定着体
を加熱する加熱手段と、定着体及び加圧体の少なくとも
一方を回転駆動する駆動手段とを備え、設定圧接力のも
とで設定回転速度にて回転せる定着体と加圧体との圧接
部分に、未定着像を担持する記録媒体を通紙することに
より上記未定着像を上記記録媒体に定着させる定着装置
において、定着体及び加圧体の少なくとも一方の温度を
検知する温度検知手段と、定着体と加圧体との圧接力を
設定変更可能な圧接力変更手段と、駆動手段による定着
体及び加圧体の回転速度を設定変更可能な回転速度変更
手段とを備え、圧接力変更手段及び回転速度変更手段
は、温度検知手段による検知温度が定着待機時に設定温
度となるまで、圧接力変更手段によって定着待機時の圧
接力を定着時の設定圧接力より大きくすると共に、回転
速度変更手段によって定着待機時の回転速度を定着時の
設定回転速度より大きくするよう制御可能となっている
という第一の発明によって達成される。
【0007】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、圧接力変更手段は、予め設定された複数
の圧接力から一つの圧接力を選択するようになってお
り、回転速度変更手段は、予め設定された複数の回転速
度から一つの回転速度を選択するようになっており、圧
接力変更手段及び回転速度変更手段は、定着待機時に温
度検知手段による検知温度が設定温度となるまで、定着
待機時の圧接力、回転速度は最も大きい値の組み合わせ
に設定されているという第二の発明によっても達成され
る。
【0008】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、温度検知手段は、加圧
体の温度を検知するようになっており、圧接力変更手段
及び回転速度変更手段は、加圧体の温度が設定温度とな
るまで、圧接力変更手段によって定着待機時の圧接力を
定着時の設定圧接力より大きくすると共に、回転速度変
更手段によって定着待機時の回転速度を定着時の設定速
度より大きくするよう設定されているという第三の発明
によっても達成される。
【0009】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、圧接力変更手
段及び回転速度変更手段は、定着待機時の圧接力及び回
転速度の少なくとも一方が、装置周辺の気温及び湿度に
基づき、変更可能となっているという第四の発明によっ
ても達成される。
【0010】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、圧接力変更
手段及び回転速度変更手段は、定着待機時の定着体及び
加圧体の少なくとも一方での設定温度が、装置周辺の気
温及び湿度に基づき、変更可能となっているという第五
の発明によっても達成される。
【0011】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体に
記録する画像形成装置であって、第一の発明の定着装置
を備えるという第六の発明によっても達成される。
【0012】更に、本出願によれば、上記目的は、第六
の発明において、圧接力変更手段は、予め設定された複
数の圧接力から一つの圧接力を選択するようになってお
り、回転速度変更手段は、予め設定された複数の回転速
度から一つの回転速度を選択するようになっており、圧
接力変更手段及び回転速度変更手段は、定着待機時に温
度検知手段による検知温度が設定温度となるまで、定着
待機時の圧接力、回転速度は最も大きい値の組み合わせ
に設定されているという第七の発明によっても達成され
る。
【0013】又、本出願によれば、上記目的は、第六の
発明又は第七の発明において、温度検知手段は、加圧体
の温度を検知するようになっており、圧接力変更手段及
び回転速度変更手段は、加圧体の温度が設定温度となる
まで、圧接力変更手段によって定着待機時の圧接力を定
着時の設定圧接力より大きくすると共に、回転速度変更
手段によって定着待機時の回転速度を定着時の設定速度
より大きくするよう設定されているという第八の発明に
よっても達成される。
【0014】更に、本出願によれば、上記目的は、第六
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、圧接力変更
手段及び回転速度変更手段は、定着待機時の圧接力及び
回転速度の少なくとも一方が、装置周辺の気温及び湿度
に基づき、変更可能となっているという第九の発明によ
っても達成される。
【0015】又、本出願によれば、上記目的は、第六の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、圧接力変更手
段及び回転速度変更手段は、定着待機時の定着体及び加
圧体の少なくとも一方での設定温度が、装置周辺の気温
及び湿度に基づき、変更可能となっているという第十の
発明によっても達成される。
【0016】即ち、本出願にかかる第一の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、
回転速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転す
る。
【0017】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、
回転速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転す
る。
【0018】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に加圧体の温度が
設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度より大
きい圧接力、回転速度で圧接、回転する。
【0019】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、装置周辺の気温及
び湿度に基づき設定された圧接力、回転速度で圧接、回
転する。
【0020】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき設定
された設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度
より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転する。
【0021】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、
回転速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転す
る。
【0022】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、
回転速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転す
る。
【0023】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に加圧体の温度が
設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度より大
きい圧接力、回転速度で圧接、回転する。
【0024】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、装置周辺の気温及
び湿度に基づき設定された圧接力、回転速度で圧接、回
転する。
【0025】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき設定
された設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度
より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0027】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0028】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例として、デジタル方式の4色フルカラーの画像形
成装置の概略構成を示す断面図である。
【0029】かかる画像形成装置は、図1に示すよう
に、下部にデジタルカラー画像プリンタ部(以下、プリ
ンタ部という)Iと、上部にデジタルカラー画像リーダ
部(以下、リーダ部という)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、
プリンタ部Iによって記録媒体たる記録材Pに画像を形
成する。
【0030】プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部
IIは、原稿Dを載置する原稿台ガラス12a、移動し
ながら原稿Dの画像面を露光走査する露光ランプ12
b、原稿Dからの反射光を更に反射させる複数のミラー
12c、ミラー12cからの反射光を集光するレンズ1
2d、そしてレンズ12dからの光に基づいてカラー色
分解画像信号を形成するフルカラーセンサ12e等を有
する。上記カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示せ
ず)を経て、ビデオ処理ユニット(図示せず)によって
処理を施され、プリンタ部Iに送出されるようになって
いる。
【0031】プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動
される像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ド
ラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯
電器(帯電手段)2、露光手段3、現像装置(現像手
段)4、転写装置5、クリーニング器6、前露光ランプ
7等が配置されている。転写装置5の下方、即ちプリン
タ部Iの下半部には、記録媒体たる記録材Pの給紙搬送
部8が配置され、更に、転写装置5の上部には分離手段
9が、又、分離手段9の下流側(記録材Pの搬送方向に
ついての下流側)には定着装置たる定着器10、排紙部
11が配置されている。
【0032】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
上の基体1aと、その裏側を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(図示せず)によ
って矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)
で回転駆動されるように構成されている。
【0033】一次帯電器2は、感光ドラム1に対向する
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光体ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2
bと、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規
制するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。一
次帯電器2は、電源(図示せず)によって帯電バイアス
が印加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の極
性、所定の電位に均一に帯電するようになっている。
【0034】露光手段3は、リーダ部IIからの画像信
号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部(図示せ
ず)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3aと、レ
ンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光手段3は、こ
のレーザ光が感光ドラム1表面を照射することによって
感光ドラム1を露光し、露光部分の電荷を除去して静電
潜像を形成するように構成されている。本実施形態で
は、感光ドラム1表面に形成される静電潜像は、原稿の
画像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの4色に色分解され、それぞれの色に対応した静電潜
像が順次形成されるようになっている。
【0035】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1の方向)に沿って上流側から順に4個の現像
器、即ち、それぞれ樹脂を基体としたイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナー(現像剤)を収納
した現像器4Y,4C,4M,4Bkを備えている。各
現像器4Y,4C,4M,4Bkは、それぞれ感光ドラ
ム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着させる現
像スリーブ4aを有し、静電潜像の現像に供せられる所
定の色の現像器が偏心カム4bによって、択一的に感光
ドラム1表面に近接する現像位置に配置され、現像スリ
ーブ4aを介して静電潜像にトナーを付着させ、顕像と
してのトナー像(可視画像)を形成するように構成され
ている。尚、現像に供せられる現像器以外の他の3色の
現像器は、現像位置から退避するようになっている。
【0036】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持対)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器5b、記録材P
を転写ドラム5aに吸着させるための吸着帯電器5cと
これに対向する吸着ローラ5d、内側帯電器5e、外側
帯電器5fを有し、矢印R5方向に回転駆動されるよう
に軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体か
らなる記録材担持シート5gが円筒状に一体的に張設さ
れている。記録材担持シート5gは、ポリカーボネート
フィルム等の誘電体シートを使用している。転写装置5
は、転写ドラム5a表面に記録材Pを吸着して担持する
ように構成されている。クリーニング器6は、記録材P
に転写されずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを
撞き落とすクリーニングブレード6a、及び掻き落とし
たトナーを回収するクリーニング容器6bを備えてい
る。
【0037】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によつて清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
【0038】給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材P
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの記録材Pを転写ドラム5aに供給する。
【0039】分離手段9は、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、
分離爪9b、そして分離押し上げころ9c等を有する。
【0040】定着器10は、内側に加熱手段たるヒータ
を有する定着体たる定着ローラ10aと、定着ローラ1
0aの下方に配置され記録材Pを定着ローラ10aに圧
接する加圧体たる加圧ローラ10bとを有する。
【0041】排紙部11は、定着器10の下流に配置さ
れた、搬送パス切り換えガイド11a、排出ローラ11
b、排紙トレイ11c等を有する。又、搬送パス切り換
えガイド11aの下方には、1枚の記録材Pに対してそ
の両面に画像形成を行うための搬送縦パス11d、反転
パス11e、積載部材11f、中間トレイ11g、更に
搬送ローラ11h,11i、反転ローラ11j等が配置
されている。
【0042】又、感光ドラム1周囲における、一次帯電
器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電電
位を検出する電位センサS1が、又、現像装置4と転写
ドラム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の濃
度を検知する濃度センサS2が、それぞれ配置されてい
る。
【0043】次に、上述構成の画像形成装置の動作を、
若干の構成を加えながら、簡単に説明する。尚、以下の
説明においては、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの順に4色フルカラーの画像を形成するものとする。
【0044】リーダ部IIの原稿台ガラス12aに載置
された原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射
され、色分解されてまずイエローの画像がフルカラーセ
ンサ12eによって読み取られ、所定の処理を施されて
画像信号としてプリンタ部Iに送られる。
【0045】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。リーダ部IIから送られてきた画像信
号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレーザ光
が照射され、ポリゴンミラー3a等を介して帯電済みの
感光ドラム1表面を光像Eによって露光する。感光ドラ
ム1表面の露光を受けた部分は、電荷が除去され、これ
によりイエローに対応した静電画像が形成される。
【0046】現像装置4においては、イエローの現像器
4Yが所定の現像位置に配置され、その他の現像器4
C,4M,4Bkは現像位置から退避される。感光ドラ
ム1上の静電潜像は、現像器4Yによってイエローのト
ナーが付着され、顕像化されてトナー像となる。
【0047】この感光ドラム1上のイエローのトナー像
は、転写ドラム5aに担持された記録材Pに転写され
る。この記録材Pは、原稿画像に適した大きさの記録材
Pが所定の給紙カセット8aから給紙ローラ8b、搬送
ローラ、そしてレジストローラ8c等を介して所定のタ
イミングで転写ドラム5もに供給されたものである。こ
のようにして供給された記録材Pは、転写ドラム5aの
表面に巻つくように吸着されて矢印R5方向に回転し、
転写帯電器5bによって感光ドラム1上のイエロートナ
ー像が転写する。
【0048】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、更に前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電器から始まる次の画像形成に供される。
【0049】以上の、リーダ部IIによる原稿画像の読
み取りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するトナ
ー像の転写、更には感光ドラム1の清掃、除電に至る各
プロセスが、イエロー以外の他の色、即ちシアン、マゼ
ンタ、ブラックについても同様に行われ、転写ドラム5
a上の記録材Pには、4色のトナー像が重なるようにし
て転写される。
【0050】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着器10に搬送される。記録材Pは、定着器1
0の定着ローラ10a及び加圧ローラ10bによって加
熱加圧され、表面のトナー像が溶融固着されて定着され
る。定着後の記録材Pは、排出ローラ11bによって排
紙トレイ11c上に排出される。尚、記録材Pの両面に
画像を形成する場合は、定着器10は排出後の記録材P
を、すぐに搬送パス切り換えガイド11aを駆動し、搬
送縦パス11dを経て、反転パス11eに一旦導いた
後、反転ローラ11jの逆転により送り込まれた際の後
端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに退出さ
れ、中間トレイ11gに収納する。その後、再度上述の
画像形成プロセスによってもう一方の面に画像を形成し
た後、排紙トレイ11c上に排出する。
【0051】記録材Pの分離後の転写ドラム5aにおい
ては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記
録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担
持シート5gを介して相互に対向する、ファーブラシ1
3aとバックアップブラシ13b、及びオイル除去ロー
ラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃を行
う。尚、このような清掃は、画像形成前、若しくは画像
形成後に行い、又ジャム(紙づまり)発生時には随時行
う。
【0052】次に、図2に基づき定着器10について説
明する。
【0053】図2に示すように、トナー像と接触する定
着ローラ10aは、中空で肉厚0.7mmの鉄製の芯金
31上に1.2mm厚のシリコーンゴム層32、この外
側に50μm厚のPFA(テトラフルオロエチレン―パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブ
層33を有し、直径40mmに形成されている。
【0054】一方、加圧ローラ10bは、中実の鉄製の
芯金34上に、5mm厚のシリコーンゴム層35と、更
に50μm厚のPFAチューブ層36を設け、直径30
mmに形成されている。
【0055】上述の定着ローラ10aには、加熱手段た
るハロゲンヒータ37,38が芯金31内に配設され
る。定着ローラ10aに当接する温度検知手段たるサー
ミスタ39によって定着ローラ10aの温度が検知さ
れ、この検知温度に基づいて制御装置40によりハロゲ
ンヒータ37,38が制御され、定着ローラ10aの温
度が一定に維持されるように制御される。尚、定着ロー
ラ10aと加圧ローラ10bとは、圧接力変更手段(図
示せず)によって、任意の圧接力によって加圧、脱力さ
れる。又、記録材Pの定着時においては、定着ローラ1
0aと加圧ローラ10bは総圧約 294.1995N
(30kgf)で荷重され、プロセススピード100m
m/secで回転している。
【0056】上述の定着器10では、未定着トナー像を
表面に担持した記録材Pは定着ローラ10aと加圧ロー
ラ10bとの間の定着ニップに挟持搬送され、このとき
加圧加熱されてトナーの定着が行われる。
【0057】尚、本実施形態の定着装置は、電源投入
後、定着ローラ10aの温度が150℃に到達すると、
回転速度変更手段(図示せず)は、駆動手段(図示せ
ず)による定着ローラ10a及び加圧ローラ10bの回
転(回転速度200mm/sec)を開始し、これと同
時に圧接力変更手段(図示せず)によって定着ローラ1
0a及び加圧ローラ10bが総圧約 490.3325
N(50kgf)で荷重される。定着ローラ10aの温
度が190℃に到達すると定着ローラ10a及び加圧ロ
ーラ10bの回転が停止し、圧接力変更手段によって総
圧294.1995Nに脱力され、ハロゲンヒータ3
7,38が消灯し、ウォームアップ完了となる。
【0058】次に、本実施形態においての、定着性の評
価について説明する。
【0059】定着性の評価は、ウォームアップ完了直後
に、圧接力総圧294.1995Nにて、坪量105g
/m2、A3紙を用いての30枚連続通紙時(プロセス
スピード100mm/sec)に得られたフルカラー画
像について、紙の後端部を折り、折った部分のトナーの
剥離の程度から、折り幅以上にトナーが剥離しているも
のを定着不良と判定した。30枚の連続通紙で得られた
フルカラー画像のうち、すべてにおいて定着不良の発生
しなかった場合のみを定着性を満足するとして、3段階
で評価を行った。
【0060】かかる定着性の評価は、図2に示す定着装
置と同様の構成の定着装置において、電源投入直後のウ
ォームアップ時の圧接力及び回転速度を変化させ行っ
た。
【0061】具体的には、圧接力総圧294.1995
N、総圧490.3325N、回転速度100mm/s
ec、200mm/secをそれぞれの組み合わせにて
ウォームアップし、ウォームアップ完了直後に圧接力を
総圧294.1995Nとしそれぞれの組み合わせにつ
いて定着性の評価を行った。尚、通常定着時に圧接力を
弱くするのは、記録材に発生するしわを防止するためで
ある。
【0062】表1に示すように、定着時の圧接力及び回
転速度の少なくとも一方が小さい値となる組み合わせの
圧接力及び回転速度では、定着性は不十分であったが、
本実施形態では、定着時の圧接力及び回転速度が最も大
きい値の圧接力及び回転速度を組み合わせることによっ
て、定着性が向上し、定着不良の無い、良好な定着画像
が得られた。又、予熱モードからのリカバリー後におい
ても、同様の結果が得られる。
【0063】
【表1】 (第二の実施形態)次に、本発明の第二の実施形態につ
いて説明する。尚、第一の実施形態と同様の構成に関し
ては、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0064】従来では、加熱源が定着ローラ側にのみ設
けてある定着装置において、電源投入後や、予熱モード
からのリカバリー直後の定着性が悪いのは、加圧ローラ
温度が十分でないためである。そのため、加圧ローラ温
度の制御が課題となる。しかし、電源投入後や、予熱モ
ードからのリカバリー直後においては、加圧ローラ温度
を上昇させるために、定着ローラ及び加圧ローラを空回
転させるため、ウォームアップ時間が長くなってしまう
という問題が生じる。
【0065】本実施形態にかかる定着装置の構成を図3
に基づき説明する。
【0066】本実施形態にかかる定着装置は、図3に示
すように、加圧ローラ10b側に、加圧ローラ10bの
温度を検知する温度検知手段たるサーミスタ41が設け
られている。
【0067】本実施形態においては、電源投入後、定着
ローラ温度が150℃に到達すると、定着ローラ10a
及び加圧ローラ10bの回転(回転速度200mm/s
ec)が始まり、加圧ローラ10bの温度が135℃に
到達すると、定着ローラ10a及び加圧ローラ10bの
回転が停止する点以外は、第一の実施形態と同様であ
る。
【0068】加圧ローラ10bでの設定温度は、本実施
形態構成において、135℃以上で、十分な定着性を示
すことから決定された。
【0069】次に、本実施形態について、ウォームアッ
プ時間と、定着性を評価した。
【0070】表2に示すように、定着性は、ウォームア
ップ時の圧接力及び回転速度がいずれの組み合わせも定
着不良の無い、良好な定着画像が得られたが、本実施形
態では、ウォームアップ時の圧接力及び回転速度を最も
大きい組み合わせとすることによって、ウォームアップ
時間が飛躍的に短縮することができた。当然ながら、予
熱モードからのリカバリー後においても、同様の結果が
得られる。
【0071】
【表2】 (第三の実施形態)次に、本発明の第三の実施形態につ
いて説明する。尚、第一の実施形態又は第二の実施形態
と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0072】本実施形態では、図3に示す定着装置にお
いて、画像形成装置の設置された環境の温度、湿度を検
知する環境センサ(図示せず)を有し、環境センサから
の信号によって、回転速度、圧接力、定着ローラ設定温
度、加圧ローラ設定温度の少なくとも1つを変化させる
定着装置を用いて、ウォームアップ完了直後の定着性を
評価した。
【0073】具体的には、上記に示す定着装置を含む画
像形成装置を、気温15℃、湿度10%の環境下におい
て、ウォームアップ時における、定着ローラ10a及び
加圧ローラ10bの回転速度を150mm/sec、圧
接力を490.3325N、ウォームアップ完了とする
加圧ローラ10bの設定温度を145℃とした。
【0074】又、比較例として従来形態にかかる画像形
成装置を、同環境下において、ウォームアップ時におけ
る、定着ローラ及び加圧ローラの回転速度を100mm
/sec、圧接力を294.1995N、ウォームアッ
プ完了とする加圧ローラの設定温度を135℃とした。
【0075】表3に示すように、比較例では、ウォーム
アップ時間がおよそ4分弱であるにもかかわらず、定着
性は、1〜20枚めで低温オフセットが生じた。これに
対して、本実施形態では、ウォームアップ時間がほぼ半
分であり、尚かつ低温オフセットの生じない、良好な定
着画像が得られた。
【0076】
【表3】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、定着体及び加圧体が、定着待機時に
温度検知手段による検知温度が設定温度となるまで、定
着時の圧接力、回転速度より大きい圧接力、回転速度で
圧接、回転するようになっているので、定着体に対して
のみ加熱手段が備えられている定着装置において、上記
定着体に圧接する加圧体が短時間に設定温度に達するこ
とができ、低温オフセット等の画像不良を防止すること
ができる。
【0078】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段による
検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転
速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転するよう
になっているので、定着体に対してのみ加熱手段が備え
られている定着装置において、上記定着体に圧接する加
圧体が短時間に設定温度に達することができ、低温オフ
セット等の画像不良を防止することができる。
【0079】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、定着体及び加圧体が、定着待機時に加圧体の温度が
設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度より大
きい圧接力、回転速度で圧接、回転するようになってい
るので、定着体に対してのみ加熱手段が備えられている
定着装置において、上記定着体に圧接する加圧体が短時
間に設定温度に達することができ、低温オフセット等の
画像不良を防止することができる。
【0080】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段による
検知温度が設定温度となるまで、装置周辺の気温及び湿
度に基づき設定された圧接力、回転速度で圧接、回転す
るようになっているので、定着体に対してのみ加熱手段
が備えられている定着装置において、上記定着体に圧接
する加圧体が短時間に設定温度に達することができ、低
温オフセット等の画像不良を防止することができる。
【0081】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき設定
された設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度
より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転するようにな
っているので、定着体に対してのみ加熱手段が備えられ
ている定着装置において、上記定着体に圧接する加圧体
が短時間に設定温度に達することができ、低温オフセッ
ト等の画像不良を防止することができる。
【0082】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段による
検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転
速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転するよう
になっているので、定着体に対してのみ加熱手段が備え
られている定着装置において、上記定着体に圧接する加
圧体が短時間に設定温度に達することができ、低温オフ
セット等の画像不良を防止することができる。
【0083】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、定着時の圧接力、
回転速度より大きい圧接力、回転速度で圧接、回転する
ようになっているので、定着体に対してのみ加熱手段が
備えられている定着装置において、上記定着体に圧接す
る加圧体が短時間に設定温度に達することができ、低温
オフセット等の画像不良を防止することができる。
【0084】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
定着体及び加圧体が、定着待機時に加圧体の温度が設定
温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度より大きい
圧接力、回転速度で圧接、回転するようになっているの
で、定着体に対してのみ加熱手段が備えられている定着
装置において、上記定着体に圧接する加圧体が短時間に
設定温度に達することができ、低温オフセット等の画像
不良を防止することができる。
【0085】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段に
よる検知温度が設定温度となるまで、装置周辺の気温及
び湿度に基づき設定された圧接力、回転速度で圧接、回
転するようになっているので、定着体に対してのみ加熱
手段が備えられている定着装置において、上記定着体に
圧接する加圧体が短時間に設定温度に達することがで
き、低温オフセット等の画像不良を防止することができ
る。
【0086】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
定着体及び加圧体が、定着待機時に温度検知手段による
検知温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき設定され
た設定温度となるまで、定着時の圧接力、回転速度より
大きい圧接力、回転速度で圧接、回転するようになって
いるので、定着体に対してのみ加熱手段が備えられてい
る定着装置において、上記定着体に圧接する加圧体が短
時間に設定温度に達することができ、低温オフセット等
の画像不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態にかかる定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
10 定着器(定着装置) 10a 定着ローラ(定着体) 10b 加圧ローラ(加圧体) 37,38 ハロゲンヒータ(加熱手段) 39 サーミスタ(温度検知手段) 41 サーミスタ(温度検知手段) P 記録材(記録媒体)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接回転する定着体及び加圧体
    と、定着体を加熱する加熱手段と、定着体及び加圧体の
    少なくとも一方を回転駆動する駆動手段とを備え、設定
    圧接力のもとで設定回転速度にて回転せる定着体と加圧
    体との圧接部分に、未定着像を担持する記録媒体を通紙
    することにより上記未定着像を上記記録媒体に定着させ
    る定着装置において、定着体及び加圧体の少なくとも一
    方の温度を検知する温度検知手段と、定着体と加圧体と
    の圧接力を設定変更可能な圧接力変更手段と、駆動手段
    による定着体及び加圧体の回転速度を設定変更可能な回
    転速度変更手段とを備え、圧接力変更手段及び回転速度
    変更手段は、温度検知手段による検知温度が定着待機時
    に設定温度となるまで、圧接力変更手段によって定着待
    機時の圧接力を定着時の設定圧接力より大きくすると共
    に、回転速度変更手段によって定着待機時の回転速度を
    定着時の設定回転速度より大きくするよう制御可能とな
    っていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 圧接力変更手段は、予め設定された複数
    の圧接力から一つの圧接力を選択するようになってお
    り、回転速度変更手段は、予め設定された複数の回転速
    度から一つの回転速度を選択するようになっており、圧
    接力変更手段及び回転速度変更手段は、定着待機時に温
    度検知手段による検知温度が設定温度となるまで、定着
    待機時の圧接力、回転速度は最も大きい値の組み合わせ
    に設定されていることとする請求項1に記載の定着装
    置。
  3. 【請求項3】 温度検知手段は、加圧体の温度を検知す
    るようになっており、圧接力変更手段及び回転速度変更
    手段は、加圧体の温度が設定温度となるまで、圧接力変
    更手段によって定着待機時の圧接力を定着時の設定圧接
    力より大きくすると共に、回転速度変更手段によって定
    着待機時の回転速度を定着時の設定速度より大きくする
    よう設定されていることとする請求項1又は請求項2に
    記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 圧接力変更手段及び回転速度変更手段
    は、定着待機時の圧接力及び回転速度の少なくとも一方
    が、装置周辺の気温及び湿度に基づき、変更可能となっ
    ていることとする請求項1乃至請求項3のいずれか一項
    に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 圧接力変更手段及び回転速度変更手段
    は、定着待機時の定着体及び加圧体の少なくとも一方で
    の設定温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき、変更
    可能となっていることとする請求項1乃至請求項4のい
    ずれか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、
    請求項1に記載の定着装置を備えることを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 圧接力変更手段は、予め設定された複数
    の圧接力から一つの圧接力を選択するようになってお
    り、回転速度変更手段は、予め設定された複数の回転速
    度から一つの回転速度を選択するようになっており、圧
    接力変更手段及び回転速度変更手段は、定着待機時に温
    度検知手段による検知温度が設定温度となるまで、定着
    待機時の圧接力、回転速度は最も大きい値の組み合わせ
    に設定されていることとする請求項6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 温度検知手段は、加圧体の温度を検知す
    るようになっており、圧接力変更手段及び回転速度変更
    手段は、加圧体の温度が設定温度となるまで、圧接力変
    更手段によって定着待機時の圧接力を定着時の設定圧接
    力より大きくすると共に、回転速度変更手段によって定
    着待機時の回転速度を定着時の設定速度より大きくする
    よう設定されていることとする請求項6又は請求項7に
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 圧接力変更手段及び回転速度変更手段
    は、定着待機時の圧接力及び回転速度の少なくとも一方
    が、装置周辺の気温及び湿度に基づき、変更可能となっ
    ていることとする請求項6乃至請求項8のいずれか一項
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 圧接力変更手段及び回転速度変更手段
    は、定着待機時の定着体及び加圧体の少なくとも一方で
    の設定温度が、装置周辺の気温及び湿度に基づき、変更
    可能となっていることとする請求項6乃至請求項9のい
    ずれか一項に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050006992A (ko) * 2003-07-10 2005-01-17 삼성전자주식회사 화상형성장치의 정착유닛 구동제어방법
JP2014026077A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置

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