JP2001022219A - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

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JP2001022219A
JP2001022219A JP11195386A JP19538699A JP2001022219A JP 2001022219 A JP2001022219 A JP 2001022219A JP 11195386 A JP11195386 A JP 11195386A JP 19538699 A JP19538699 A JP 19538699A JP 2001022219 A JP2001022219 A JP 2001022219A
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fixing
roller
pressure
pressing force
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JP11195386A
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Shoji Tomita
章嗣 冨田
Takeshi Yamagishi
健 山岸
Masayasu Narimatsu
正恭 成松
Yuichi Kazaki
祐一 蚊崎
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通紙方向の濃度特性変化に基づき熱ローラ定
着器の加圧力を可変設定し、設定された熱ローラ定着の
加圧力により転写紙Sを定着し目標グロスを得る。 【解決手段】 加熱加圧定着装置51、52により加熱
加圧定着された基準画像を読み取る画像読取り手段35
と、該画像読取り手段35によって読み取った基準画像
における通紙方向の濃度変化特性に基づいて、加圧力制
御装置61により前記加熱加圧定着装置51、52の加
圧力を可変設定する加圧力調節手段とを備えた画像形成
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式、静電
記録方式の複写機、レーザビームプリンタなどの画像形
成装置に係り、詳しくは像担持体上に形成された可視画
像を記録材に転写し、加熱加圧定着することによって出
力画像を得るようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真方式のフルカラー画像形
成装置は、上部にデジタルカラー画像スキャナー部(以
下スキャナーと呼ぶ)を設けるとともに、下部にデジタ
ルカラー画像プリンタ部を設けて構成されている。この
ような構成のフルカラー画像形成装置において、コピー
キーが押されると、スキャナーは、原稿台ガラス上の原
稿を露光ランプにより露光走査するとともに、その反射
光像をフルカラーセンサに集光し、カラー色分解画像信
号を得る。
【0003】このカラー色分解画像信号は、ビデオ処理
ユニットによって処理され、プリンタ部に送出される。
また、プリンタ部において、画像形成時に感光ドラム
は、一方向に回転して前露光ランプによって除電され、
コロナ帯電器によりマイナスに一様に帯電される。プリ
ンタ部の露光装置はリーダ部からのカラー色分解画像信
号をレーザ出力部によってイメージスキャン露光の光信
号に変換する。次いで、この光信号は、レーザ露光光学
系を通過して感光ドラムの帯電面を各分解色毎に照射
し、静電潜像を形成する。
【0004】そして、各分解色毎の光信号に対応したい
ずれかの現像器を動作させて、感光ドラム上の静電潜像
を現像し、感光ドラム上に樹脂を基体とした負に帯電さ
れたトナー像を形成する。さらに、記録材としての転写
紙は、記録材カセットから搬送系によって搬送され、転
写装置と感光ドラムとが対向した転写部位置において感
光ドラム上のトナー像が転写される。
【0005】このようにして所望数の色画像が転写され
たのちに転写紙は、転写ドラムから分離され、加熱加圧
定着装置である熱ローラ定着器を介して排紙トレイに排
出され、上記フルカラー画像が形成される。また、トナ
ー像転写後の感光ドラムは、表面の残留トナーをクリー
ニング装置で清掃して再度の画像形成に備える。
【0006】ところで、熱ローラ定着器は、例えば図9
に概略構成を示すように、回転自在に配設された定着用
回転体としての定着ローラ51と、この定着ローラ51
に圧接しながら回転する加圧ローラ52とを備えてい
る。そして、定着ローラ51にトナーが付着するのを防
止する目的で、図2に示すように離型剤供給塗布手段で
あるオイル塗布装置53、及びオフセット防止のための
ローラクリーニング装置54とを備えている。
【0007】定着ローラ51および加圧ローラ52の内
部には、ハロゲンランプなどのヒータ56,57がそれ
ぞれ配設され、さらに定着ローラ51および加圧ローラ
52にはそれぞれサーミスタ58,59が接触するよう
に配設された構成である。このサーミスタ58,59が
検出した表面温度は不図示の温度調節回路に供給され
る。そして、温度調節回路はヒータ56,57への電圧
を制御することにより定着ローラ51および加圧ローラ
52の表面の温度を適正温度にに維持するように調節し
ている。
【0008】定着ローラ51は、例えば3層構造であ
り、アルミニウムからなる芯金51aの上に、下層とし
てHTV(高温加硫タイプ)シリコーンゴム51b、中
間層としてフッ素ゴム51c、および上層に高離型性シ
リコーンゴム51dを積層し、全体の厚みを数ミリとし
たものである。加圧ローラ52も同じく例えば3層構造
であり、アルミニウムからなる芯金52aの上に、定着
ローラ51と同様に、下層52b、中間層52c、およ
び上層52dを積層し、全体の厚みを数ミリとしたもの
である。
【0009】また、定着ローラ51にはローラクリーニ
ング装置54およびオイル塗布装置53が接触して取り
付けられ、このローラクリーニング装置54により定着
ローラ51上にオフセットしたトナーなどをクリーニン
グするとともに、オイル塗布装置53により、離型剤で
あるシリコーンオイルなどを定着ローラ51に塗布し、
オイル塗布装置53によって定着ローラ51からの転写
紙Sの分離の容易化を図るとともに、ローラクリーニン
グ装置54へのトナーのオフセットの防止が図られてい
る。
【0010】クリーニング装置54は帯状の耐熱不織布
からなるクリーニングウェブ54aと、このクリーニン
グウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ローラ
54bと、新しいクリーニングウェブ54aを送り出す
送り出しローラ54cと、トナーなどが付着し、クリー
ニング能力の低下したクリーニングウェブ54aを徐々
に巻き取る巻取りローラ54dとを備えたもので、特に
サーミスタ58にオフセットトナーが付着して検知不良
を生じさせないように、このクリーニング装置54はサ
ーミスタ58に対して定着ローラ51の回転方向上流側
に設けられている。
【0011】オイル塗布装置53はシリコーンオイルを
貯蔵するオイルタンク53aと、このオイルタンク53
aからシリコーンオイルを汲み上げる汲み上げローラ5
3b,53cと、汲み上げローラ53b,53cからの
シリコーンオイルを定着ローラ51に塗布する塗布ロー
ラ53dと、この塗布ローラ53dからのオイル塗布量
を制御するブレード53eとを備えたもので、特に定着
ローラ51への塗布を均一に図るべく、上記オイル塗布
装置53はサーミスタ58に対して定着ローラ51の回
転方向下流側に配設されている。
【0012】なお、塗布ローラ53dはスポンジゴムの
表面にシリコーンゴムが被覆された回転可能なローラで
あり、必要により定着ローラ51に当接して、この定着
ローラ51にシリコーンオイルを塗布するものである。
【0013】この状態において、定着ローラ51と加圧
ローラ52とは一定速度で回転し、一般の転写紙Sの場
合はプロセススピードと同じ120mm/secの速さ
で搬送される。これにより定着ローラ51の表面にシリ
コーンオイルが塗布され、転写紙Sが定着ローラ51と
加圧ローラ52との間を通過する際に表裏両面からほぼ
一定の圧力と温度とで加圧、加熱され、転写紙Sの表面
上の未定着トナー像を溶融して定着し、転写紙S上にフ
ルカラー画像が形成される。フルカラー画像が定着され
た転写紙Sは下分離爪68によって加圧ローラ52から
分離され、機外へ排出される。
【0014】前述したように、カラー画像形成装置にあ
っては、転写紙S上のカラー画像は各色のトナーを単層
もしくは多層の2〜4層、重ねて形成されており、その
ため使用されるトナ ーには熱を印加した際の溶融性・
混色性が良いことが要求されるため、軟化点が低くかつ
溶融粘度の低いシャープメルト性のトナーが使用され
る。
【0015】先行資料、特開平9−305058号公報
では、最適グロス(光沢)のコントロールを行うため
に、フルカラーセンサによって基準画像の濃度を読み取
り、この濃度に基づいて、温度調節回路によって熱ロー
ラ定着器の加熱温度を可変設定し、そして、温度調節回
路によって設定された熱ローラ定着の加熱温度により転
写紙Sを定着し、目標グロスを得るという内容で、定着
器の加熱温度制御に着目した内容となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成装
置おいて、加熱定着装置における加熱条件は、例えば8
0g/m2の普通紙の場合、常に温度を160℃、搬送
速度を120mm/secの条件で加熱加圧するという
ように、ある一定の範囲では同一条件に設定されていた
ため、定着ローラ51の耐久に伴い、表面が粗れてしま
い、転写紙S上のトナー画像のグロス(光沢)が一般的
には低下するように変化してしまうという課題があっ
た。
【0017】また、一般的にはオイル塗布量を制御する
ブレード53eの汚れなどによりオイル塗布量が増えれ
ば、トナー画像のグロスは低下するように変化するとい
う課題があった。
【0018】また、同じ80g/m2の普通紙であって
も、製造メーカの違いによる転写紙の素材や製法の違い
によりグロスが違ってくる。特に、フルカラー画像を得
ようとする場合に、同じ普通紙を使用している中で、意
識的にグロスの高い画質を得ようとしたり、グロスの低
い画質を得ようとしたりしても、熱ローラ定着器として
は、加圧条件は単一設定であるため、グロスや濃度を変
化させることが不可能であるという問題点があった。
【0019】また、同紙面上においても定着装置からの
熱量が、紙突入時と熱ローラ2回転目では一定に供給さ
れずグロスが一定に保たれていない問題があった。ま
た、同紙面上において左右のグロスが一定に保たれてい
ない問題があった。
【0020】更に、加熱ローラのヒータ調整温度を可変
設定する手段によりグロスを適時調整する手法はある
が、加熱用ランプ温度の設定を高くしたい時はウォーム
アップ時間がかかる問題が発生する。
【0021】特開平9−305058号公報では、その
公報の本文〔0075〕中の記載にあるように、サンプ
ル画像の形状として50mm角程度のパッチ形状を使用
し、極めて限定された範囲内の濃度から、全体の温度制
御を行っているに過ぎない。これは、一見合理的である
かのように見えるが、実際には、定着器が熱容量的に大
きければ、それだけ温度分布も不均一になり易いと考え
られ、幅方向の全域に対して代表部分の結果を一律的に
反映させるラフな制御といわざるを得ない。つまり、こ
の場合は加熱ローラまたは加圧ローラから転写紙に与え
る温度の高低を単に制御するという1次元的な制御しか
実現しておらず、2次元的なひろがりを考慮した制御で
はない。
【0022】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であって、最適グロスのコントロールを行うために、フ
ルカラーセンサによって基準画像の濃度を読み取ると共
に、通紙方向の濃度特性変化に基づいて、加圧力調整手
段によって熱ローラ定着器の加圧力を可変設定し、加圧
力調整手段によって設定された熱ローラ定着の加圧力に
より転写紙Sを定着し、目標グロスを得る画像形成装置
の定着装置を提供することを目的とする。
【0023】更に具体的には、本発明は、上記課題を解
決するためのものであって、通紙方向と幅方向の両方向
に関して解析され、この解析結果が幅方向両端部に設け
られているそれぞれ加圧力調整手段にフィードバックを
かける(偏芯カムの作用角度を可変することより)こと
で、定着器の加圧力に関して2次元的な、広がりを考慮
した制御を実現する画像形成装置の定着装置を提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る画像形成装置は、像担持体から記録
材上に転写された未定着トナー像を、加熱加圧定着装置
により定着して画像を形成する画像形成装置において、
前記加熱加圧定着装置により加熱加圧定着された基準画
像を読み取る画像読取り手段と、該画像読取り手段によ
って読み取った基準画像における通紙方向の濃度変化特
性に基づいて、加圧力制御装置により前記加熱加圧定着
装置の加圧力を可変設定する加圧力調節手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0025】更に、本発明によれば、前記加熱加圧定着
装置はローラ駆動の一時停止機構を有し、上記未定着ト
ナー像の定着動作中に一時的に駆動を停止させ、その後
再び駆動し、定着画像を基準画像として排出すると、そ
の排出された基準画像の濃度が増加している部分の通紙
方向の長さを該画像読取り手段によって読み取り、前記
加圧制御装置は、濃度に変化があった領域の幅に基づき
定着装置のローラニップ量をローラ軸の長手方向で変更
する。
【0026】更に、本発明によれば、前記加圧力制御装
置の加圧力変更動作は定着ニップ部に紙が進入した時点
よりローラが1回転するたびに加圧力を変更する。ま
た、本発明によれば、加圧力変更動作に要する時間を
(定着ニップ幅)/(プロセススピード)になるよう加
圧力制御機構を制御する。
【0027】以上の構成に基づいて、画像読取り手段に
よって基準画像を読取り、該基準画像に基づいて、定着
圧調節手段によって加熱加圧定着装置の加圧力を可変設
定する。そして、圧力調節手段によって設定された加熱
加圧定着装置の加圧力により記録材を定着し、目標とす
るグロス及び濃度を安定して得るようにする。
【0028】特に本発明は、最適グロスのコントロール
を行うために、フルカラーセンサによって基準画像の濃
度を読み取り、通紙方向の濃度特性変化に基づいて、加
圧力調整手段によって熱ローラ定着器の加圧力を可変設
定し、そして、加圧力調整手段によって設定された熱ロ
ーラ定着の加圧力により転写紙Sを定着し、目標グロス
を得るという内容で、定着器の加圧力制御に着目したこ
とが特徴である。
【0029】すなわち、図3に関係して明記しているよ
うに、通紙方向と幅方向の両方向に関して解析され、こ
の解析結果が幅方向両端部に設けられているそれぞれ加
圧力調整手段にフィードバックをかける(偏芯カムの作
用角度を可変することに帰着。)ので、定着器の加圧力
に関して2次元的な、広がりを考慮した制御を実現し、
特開平9−305058号公報の技術に比べると高精度
な内容である。
【0030】定着条件を左右する重要な要素として定着
温度と加圧力とがあるのは、自明な事実であるが、本発
明はこのうちの加圧力制御に重点を置いており、特開平
9−305058号公報の先行技術で開示されているよ
うな内容の制御も含め、このような画質調整のための制
御は非画像形成時に行なわれるものであり、本来の画像
形成効率には影響しないので、本発明による方法を単独
で適用しても、先行技術の内容と本発明による方法の併
用でも差し支えない。
【0031】また、定着器の加圧力という広がりをもつ
制御対象を扱うために、特開平9−305058号公報
の先行技術とは異なる種々の工夫がなされている。
【0032】即ち、サンプル画像が定着器の定常状態で
出力されていると、広がりをもつ変化の様子が捉え難い
ので、一時的に定着器を停止させて非定常状態を作り出
し、周辺部との変化の様子を捉えやすく、強調するよう
にしている。そして、これによって通紙方向のグロスコ
ントロールを可能となっている。
【0033】更に、定着ローラの回転位置を検出するた
めのエンコーダを設け、ローラの一回転毎に加圧力を可
変するようにして、ローラの温度変化をカバーするため
に通常的に着想しうるであろう通紙毎の制御よりも遥か
に高精度のローラ一回転毎の制御を実現している。
【0034】このような加圧力可変制御を瞬間的に実行
すると、却って画質劣化を誘発するのを防止するため
に、ある程度の時間(定着ニップ幅に相当する量を進行
するのに要する時間であり、極短時間。)をかけて緩慢
に変化させて加圧力変化の様子を目立ち難くする配慮を
している。
【0035】逆に言うと定着器が熱容量を持つ限り、加
熱温度制御ではこのようにレスポンスに優れた高精度な
制御は為し得ないということの裏返しでもある。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各種実施の形態を
図面を参照して詳細に説明する。特に図1は、本発明の
定着装置を備えるカラー画像形成装置の一例を示す内部
構造を示すもので、図2に本発明における定着装置の構
成を示している。また、本発明においては、カラー画像
形成装置において備えられる定着装置に限定されるもの
ではなく、未定着のトナー像を加熱定着するもの全てに
適用可能である。
【0037】まず、図1を参照して本発明にかかるカラ
ー画像形成装置の構成について説明する。図1におい
て、フルカラー画像形成装置は、上部のディジタルカラ
ー画像スキャナー部(以下単に「スキャナー部」とい
う)と、下部のディジタルカラー画像プリンタ部(以下
単に「プリンタ部」という)Pとを備えており、例えば
スキャナー部Rで読み取った原稿30の画像に基づき、
プリンタ部Pによって記録材としての転写紙Sにフルカ
ラー画像を形成する。
【0038】以下、スキャナー部Rおよびプリンタ部P
の構成を説明する。スキャナー部Rは、原稿30が載置
される原稿台ガラス31、この原稿台ガラス31上の原
稿30を露 光走査する露光ランプ32、露光ランプ3
2が露光走査した原稿30の反射光像をさらに反射させ
る複数のミラー33、反射光像を集光するレンズ34、
集光された反射光像が蓄積される電荷結合素子(CC
D)などのフルカラーセンサ(画像読取り手段)35、
後述の制御手段としてのビデオ処理ユニット36および
記憶手段37を備えたもので、反射光像をフルカラーセ
ンサ35に集光してカラー色分解画像信号を得るととも
に、フルカラーセンサ35によって基準画像の濃度を読
み取る。なお、このカラー色分解画像信号は図示しない
増幅回路で増幅された後、ビデオ処理ユニット36にて
処理を施され、プリンタ部Pに送出される。
【0039】プリンタ部Pにおいて、像担持体としての
ドラム型電子写真感光体(以下単に「感光ドラム」とい
う)1は、図示した矢印R1の方向に回転自在に軸支さ
れている。この感光ドラム1の周囲には、表面を初期化
するための前露光ランプ7、感光ドラム1の表面を一様
に帯電する帯電手段としてのコロナ帯電器2、感光ドラ
ム1上に画像情報に応じた静電潜像を形成する像露光装
置3、感光ドラム1の表面電位を検出する電位センサ1
2、感光ドラム1上に形成された静電潜像を可視画像に
現像する色の異なる現像剤(トナー)を収納する現像装
置4、感光ドラム上のトナー量を検知する光検知器1
3、転写手段としての転写装置5、感光ドラム1上に残
留する現像剤を除去するクリーナ6などが感光ドラム1
の回転方向に沿って順に配置されている。
【0040】上記像露光装置3は、ポリゴンミラー3
a、レンズ3b、ミラー3cなどを備え、上記リーダ部
Rからの色分解された各色毎のカラー画像信号によっ
て変調されたレーザ出力部(不図示)からのレーザ光
(光像)Eをポリゴンミラー3aで反射し、レンズ3b
およびミラー3cを通じて感光ドラム1の表面に投影
し、各色のカラー画像信号に対応した静電潜像を形成す
る。
【0041】上記現像装置4は、4個の現像器4C,4
M,4Y,4Kを備え、これら現像器4C,4M,4
Y,4Kを静電潜像の色に応じて偏心カム24C,24
M,24Y,24Kを動作させて感光ドラム1に接近さ
せて現像動作を行うように構成されている。
【0042】プリンタ部Pでの画像形成時には、感光ド
ラム1を図示矢印R1方向に回転させ、まず前露光ラン
プ7によって感光ドラム1の表面を除電して初期化し、
次いでコロナ帯電器2により、感光ドラム1の表面を一
様に帯電し、像露光装置3によって色分解された各色の
カラー画像信号に対応するレーザ光Eを感光ドラム1の
表面に順次に照射し、所定の色順のカラー画像信号に対
応した静電潜像を形成する。
【0043】次に、所定の現像器4C,4M,4Y,4
Kを所定の現像順であるシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に動作さ
せて、感光ドラム1上の静電潜像を現像し、感光ドラム
1上に樹脂を基体としたトナー像を順次に形成する。こ
こで、現像装置4の各現像器4C,4M,4Y,4K
は、偏心カム24C,24M,24Y,24Kの動作に
より、トナー像の色に応じて択一的に感光ドラム1に接
近して現像動作を行うように構成されている。
【0044】一方、記録材カセット7a、7b、または
7cから(手差しの場合もある)、ピックアップロー
ラ、給紙ガイド、給紙ローラなどからなる搬送系によっ
て送給された転写紙Sは、感光ドラム1に形成されたト
ナー画像が所定位置に搬送されるタイミングに同期し
て、転写装置5に巻き付けられる。この転写装置5は、
記録材担持体として転写ドラム5aと、感光ドラム1上
のトナー像を転写紙Sへ転写するための転写用帯電器5
bと、転写紙Sを転写ドラム5aに吸着させるための吸
着帯電手段である吸着用コロナ帯電器5cと、対向極と
しての吸着用ローラ5gと、内側コロナ帯電器5dと、
外側コロナ帯電器5eと、分離用帯電器5hとを備え、
回転駆動させるように軸支された転写ドラム5aの周面
開口域には、記録材担持手段である誘電体製の記録材担
持シート5fが円筒状に一体的に張設されている。かか
る転写装置5ではA4サイズなどの転写紙Sを2枚、A
3サイズなどの転写紙Sを1枚、担持することができ
る。この2枚の転写紙Sへの画像形成は、同一画像信号
を連続して照射し、感光ドラム1上へ 連続してトナー
像を形成し、転写を行うことによってなされる。この記
録材担持シート5fとしてはポリカーボネートフィルム
などの誘電体シートが使用されている。
【0045】転写ドラム5aは感光ドラム1と同期して
図示矢印R5方向に回転され、シアン現像器4Cで現像
されたシアントナー像は転写部(感光ドラム1と転写ド
ラム5aとの接触部分)において、記録材担持シート5
f上に担持された転写紙Sに転写用帯電器5bによって
転写される。転写ドラム5aはそのまま回転を継続し、
次の色(例えばマンゼタ)のトナー画像の転写に備え
る。
【0046】また、トナー像が転写された感光ドラム1
はクリーナ6によって残留トナーなどの付着物がクリー
ニングされ、再びコロナ帯電器2によって一様帯電さ
れ、次のマゼンタ画像信号により変調されたレーザ光E
に前述のような画像露光を受ける。このマゼンタの潜像
はマゼンタ現像器4Mによって現像され、マゼンタトナ
ー像が形成され、このマゼンタトナー像は転写部におい
て、記録材担持シート5f上に担持された転写紙Sに転
写用帯電器5bによって転写され、シアントナー像にマ
ゼンタトナー像を重ね転写される。さらに、転写ドラム
5aはそのまま回転を継続し、次の色(例えばイエロ
ー)のトナー画像の転写に備える。
【0047】上述のようなプロセスを繰り返してイエロ
ーおよびブラックの画像形成および転写を行い、4色分
のトナー像の重ね転写が終了すると、転写紙Sは交流
コロナ放電を行う分離用帯電器5hにより除電され、次
いで分離押し上げコロ8bおよび分離爪8aの作用によ
って転写ドラム5aから分離され、搬送手段で熱ローラ
定着器9に搬送されて一括定着され、外部のトレイ10
上に排紙される。
【0048】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上のトナーなどの粉体の飛散付着、転写紙S上のオ
イルの付着などを防止するために、ファーブラシ14と
記録材担持シート5fを介して上記ファーブラシ14に
対向するバックアップブラシ15や、オイル除去ロー
ラ16と記録材担持シート5fを介して上記オイル除去
ローラ16に対向するバックアップブラシ17の作用に
より清掃を行う。このような清掃は画像形成の前または
後に行う。また、ジャム(紙づまり)発生時には随時行
う。
【0049】(本発明の第1の実施形態)次に、本発明
における定着装置、つまり熱ローラ定着器9の詳細な構
成を以下に説明する。図2は上述したように本発明にお
ける定着装置全体の構成を示している。
【0050】図2において、定着装置としての熱ローラ
定着器9(図1の定着器9)は、回転自在に配設された
定着用回転体としての定着ローラ51とその回転位置を
検出する為のエンコーダー64、その定着ローラ51に
圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離型剤供給塗
布手段であるオイル塗布装置53と、ローラクリーニン
グ装置54とを備えた構成となっている。また、加圧ロ
ーラ52の軸受けを介して加圧アーム60が設けられ、
もう一方に加圧スプリング63、それを押圧する偏芯カ
ム61、押圧量を調整するステッピングモータ62が加
圧ローラ52を定着ローラ51に圧接させている。
【0051】定着ローラ51および加圧ローラ52の内
部には、ハロゲンランプなどのヒータ56,57がそれ
ぞれ配設されている。また、定着ローラ51および加圧
ローラ52にはそれぞれサーミスタ58,59が接触す
るように配設されており、このサーミスタ58,59が
検出した表面温度を温度調節手段としての温度調節回路
部55に供給する。そして、温度調節回路部55はヒー
タ56,57への電圧を制御することにより定着ロー
ラ51および加圧ローラ52の表面の温度を適正温度に
維持するように調節されている。
【0052】また、定着ローラ51にはローラクリーニ
ング装置54およびオイル塗布装置53が接触して取り
付けられ、このローラクリーニング装置54により定着
ローラ51上にオフセットしたトナーなどをクリーニン
グするとともに、オイル塗布装置53により、離型剤で
あるシリコーンオイルなどを定着ローラ51に塗布し、
オイル塗布装置53によって定着ローラ51からの転写
紙Sの分離の容易化を図るとともに、ローラクリーニ
ング装置54によってトナーのオフセットの防止が図ら
れている。
【0053】上述した定着装置の駆動は専用の駆動モー
ター、定着駆動モータが設けられ、本体の駆動に関らず
定着装置のみで停止、駆動ができるようになっている。
【0054】次に、作用について説明する。例えばマシ
ン納品後の立ち上げ時、マシン移動後の設定等で初期画
質の調整(グロス調整、濃度調整)が必要な場合請求項
2の定着ニップ幅の左右調整をする必要がある。また、
使用してマシンのランニング枚数が多くなり定着ローラ
表面等が劣化した時もその状態に応じた調整が必要にな
ってくる。
【0055】本発明による第1の実施形態においては、
定着ローラ51と加圧ローラ52とがヒータ56,57
により加熱され、トナーをとかせる温度に到達した時に
黒ベタ濃度で出力したものいわゆる黒画像(基準画像
1)を出力する。この黒画像は、デジタルカラー画像を
得る画像形成装置である場合に、内部に内蔵されている
パターンジェネレータ(以後PGと呼ぶ)画像により出
力される。PGにより出力され紙S上に形成された黒ベ
タが定着装置のニップ部を通過中に定着駆動モータを数
秒停止させ再び駆動させて排紙する。このようにして出
力された画像サンプルは、原稿台ガラス31上に載置さ
れ、露光ランプ32によって露光走査してフルカラ ー
センサ35により画像濃度として読み込まれ、記憶装置
37に格納される。
【0056】読み取られた濃度データは通し方向に検証
され図3に示す様に一部高濃度な部分が発生する。この
データを定着ローラのフロント側(以後F側)、リヤ側
(以後R側)について解析し図3中記載の定着ニップ
幅、ずれ量を検知する。
【0057】この濃度の変化した部分は先ほど定着装置
を停止させてローラニップ部で積極的に定着した部分が
高濃度となり周辺との濃度差となって表れた。また、F
側、R側ずれ量がニップ量の差である。
【0058】記憶装置37には図5に示すランニング枚
数を重ねた定着ローラで、適正な光沢度得る為のニップ
幅の関係が格納されており、ニップ幅補正時のランニン
グ枚数より適切なニップ幅を求め図4に示す偏芯カム6
1の設定角度とニップ幅の関係より適切な設定角度をF
側、R側ともに求め調整を行う。また、上記動作を数回
行うとより精度良くニップ幅を調整する事が出来る。
【0059】(本発明の第2の実施形態)次に、本発明
による定着装置の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、紙Sの通紙方向についての濃度、グ
ロスコントロール動作を行う。本発明の作用について説
明する。フルカラー画像の光沢度のムラを極力抑えた画
質が必要な時、本発明の調整機構が必要である。
【0060】本実施の形態においては、定着ローラ51
と加圧ローラ52とがヒータ56,57により加熱さ
れ、設定温度に到達し、ヒータ56,57の加熱が停止
した時に黒ベタ濃度で出力したものいわゆる黒画像(基
準画像2)をPGにより出力する。
【0061】このようにして出力された画像サンプル
は、原稿台ガラス31上に載置され、露光ランプ32に
よって露光走査してフルカラ ーセンサ35により画像
濃度として読み込まれ、記憶装置37に格納される。
【0062】読み取られた濃度データは通紙方向に解析
され図6に示す様に階段状に濃度、グロスが低下する。
これは定着ローラ51、加圧ローラ52の温度が紙Sに
より熱を奪われローラ1周毎にローラ表面の温度が下が
り結果として濃度、グロス共に低下している。
【0063】ここで、図6の、ΔI.D.より1回転で
定着ローラ51表面の温度が何度低下したかΔtが、記
憶装置37に予め格納されている図8の温度と濃度の相
関より判明できる。
【0064】また、図7に示した定着ローラ51の表面
温度、ニップ幅、濃度の相関は記憶装置37に予め格納
されており、例えば初期の表面温度が165℃であった
場合、前述Δtより160℃になることが分かる。その
温度で同じ濃度を得る場合のニップ幅も判明し、適正な
濃度を得る為のニップ幅に修正すべく図4のデータを基
に加圧制御装置に制御動作が命令される。
【0065】以下、定着ローラ51に紙Sが進入して何
回転しているかはエンコーダー64により判別し、各回
転毎のΔtは前述の如く判断して加圧制御装置に制御動
作を命令することにより適切な定着能力を維持する事が
出来る。
【0066】ただし、制御動作つまり加圧動作を瞬時に
行うと、筋上にグロスの高い部分が発生したり、紙Sの
送りスピードが変わり画像ブレが発生し、かえって画質
を劣化させる事が発生する為、本発明の如く制御すると
より良い効果を得る事が出来る。本発明の作用について
説明する。
【0067】図9は定着ローラ51と加圧ローラ52の
ニップしている状態の断面である。矢印は各ローラの回
転方向を示している。記号Aはニップ開始位置、記号B
はニップ終了位置である。記号A、B間の距離がニップ
幅である。
【0068】ここで、紙Sが定着ローラ51、加圧ロー
ラ52にニップされ定着が開始したとする。ニップ開始
位置に紙Sの先端が来た時よりエンコーダー64で定着
ローラ51の回転を読み取り始める。定着ローラ51が
1回転し、ニップ開始位置に到達した時、もしくは到達
する前より、加圧制御装置により加圧ローラの加圧力の
変更が開始する。
【0069】そして、ニップ開始点にあったトナーがニ
ップ終了位置に到達した時間と等しい時間をかけ緩やか
に加圧量、すなわちニップ量を変化させることにより濃
度ムラやグロスムラの無い安定した画像を得る事ができ
る。
【0070】この第2の実施の形態では、出力された原
稿は、オペレータが原稿台ガラス31上に載置し、原稿
30の濃度を読み取るようにしたが、原稿30を原稿フ
ィーダ20上に載置し、原稿台ガラス31上に給送して
原稿30を読み取るようにしてもよい。
【0071】また本実施の形態の場合、載置台ガラス3
1上に載置された原稿30から画像信号を濃度データと
して 読取り、定着温度Δtを換算し、更に図7より最
適なニップ幅を得るようにしていたが、グロスを直接読
み取る装置を装着して、それにより読み取り、記憶装置
37に図10(温度とグロスの相関)図11(温度、グ
ロス、ニップ幅の相関)のデータを格納して加圧制御を
行ってもよい。
【0072】上述の各実施の形態では、画像読み込み
後、最適な濃度へ制御するために、変化させる定着ニッ
プ幅が図に記載されており、定着ニップ幅には許容範囲
が記載されていないが、機械設計値に対し、おおよそ±
1.5mmとすることが好ましい。これは、定着ニップ
幅を±1.5mm以上、変化させることは、他の弊害を
引起こす可能性が高いからである。したがって、このよ
うな場合、定着ニップ幅を±1.5mm以上変化させる
のをやめると同時に、従来公知の方法で警告を発するこ
とが好ましい。
【0073】また、上記実施の形態では、ベタのパッチ
を形成して読み取るようにしたが、適宜ハーフトーンパ
ッチなどを形成してそれぞれの設計相関データより精度
を増しても良い。
【0074】また、第1の実施の形態に見られるように
出力される画像が、正常なものでなくてはならず、本加
圧制御動作を行なう前に従来公知の潜像、画像をコント
ロールする電位制御や、実際に画像を出力して画像濃度
をコントロールするようにすることは、さらに好まし
い。
【0075】上記実施の形態において、記憶装置37に
格納されている図4,図5,図6,図7,図8,図1
0,図11に示す相関データは、設計される画像形成装
置により、大きく代わり特にトナーの設計でその温度に
対する軟化曲線が大きく代わる。そのため、それぞれの
画像形成装置に適した相関データを実験等に求め、記憶
装置27に、それぞれ記憶させておけばよい。
【0076】その他、本発明は上記し、かつ図面に示し
た実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論で
ある。特にカラー画像形成装置そのものの定着装置のみ
に実施して好適なものでなく、トナーを定着する必要の
ある画像形成装置の定着装置、全てに好適なものとな
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読取り手段によって基準画像を読取り、該基準画像
から目標とする濃度もしくはグロスを得るように定着装
置のニップ幅をローラの加圧調節手段によって可変設定
するようにしたので、加熱加圧定着装置の定着部材の耐
久や定着ローラ表面の温度の違いにより発生する画像の
濃度、グロスを適宜コントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る加熱定着装置
を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る通紙方向の濃
度変化を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る偏芯カムの角
度とニップ幅との関係を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るランニング枚
数と補正ニップ幅との関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る紙の先端から
後端の濃度とグロスとの関係を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の態様に係る定着温度とニ
ップ幅と濃度との関係を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の態様に係る定着温度と濃
度との関係を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の態様に係る定着ローラと
加圧ローラのニップ部の断面概略図である。
【図10】本発明の第2の実施の態様に係る温度とグロ
スとの関係を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の態様に係る定着温度と
ニップ幅とグロスとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 9 加熱定着装置(熱ローラ定着器) 35 画像読取り手段(フルカラーセンサ) 36 制御手段(ビデオ処理ユニット) 51 定着部材(定着ローラ) 55 温度調節手段(温度調節回路部) S 紙(転写紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成松 正恭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 蚊崎 祐一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 川本 博司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA06 BB01 BB28 BB34 BB37 CA12 CA18 CA39 CA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体から記録材上に転写された未定
    着トナー像を、加熱加圧定着装置により定着して画像を
    形成する画像形成装置において、 前記加熱加圧定着装置により加熱加圧定着された基準画
    像を読み取る画像読取り手段と、 該画像読取り手段によって読み取った基準画像における
    通紙方向の濃度変化特性に基づいて、加圧力制御装置に
    より前記加熱加圧定着装置の加圧力を可変設定する加圧
    力調節手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱加圧定着装置はローラ駆動の一
    時停止機構を有し、上記未定着トナー像の定着動作中に
    一時的に駆動を停止させ、その後再び駆動し、定着画像
    を基準画像として排出すると、その排出された基準画像
    の濃度が増加している部分の通紙方向の長さを該画像読
    取り手段によって読み取り、前記加圧制御装置は、濃度
    に変化があった領域の幅に基づき定着装置のローラニッ
    プ量をローラ軸の長手方向で変更する事を特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧力制御装置の加圧力変更動作は
    定着ニップ部に紙が進入した時点よりローラが1回転す
    るたびに加圧力を変更する事を特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3での加圧力変更動作に要する時
    間を(定着ニップ幅)/(プロセススピード)になるよ
    う加圧力制御機構を制御する事を特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7224922B2 (en) 2004-02-20 2007-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus capable of changing surface condition of fixing rotary member and fixing rotary member for use therein
US7486905B2 (en) 2005-01-28 2009-02-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developer cartridge including developer filling port cap and recycling method thereof
US8385763B2 (en) 2009-09-04 2013-02-26 Ricoh Company, Limited Heating fixer and image forming apparatus having position detectors and blocking blades
JP2019035787A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2020197649A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
US11150581B2 (en) 2019-08-30 2021-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that can form a nip image corresponding to a fixing nip shape

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