JP2000194207A - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

像加熱装置及び画像形成装置

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JP2000194207A
JP2000194207A JP10367988A JP36798898A JP2000194207A JP 2000194207 A JP2000194207 A JP 2000194207A JP 10367988 A JP10367988 A JP 10367988A JP 36798898 A JP36798898 A JP 36798898A JP 2000194207 A JP2000194207 A JP 2000194207A
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Seietsu Miura
誠悦 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気の圧力による画像不良を防ぐことができ
る像加熱装置と高品質の画像を安定して得ることができ
る画像形成装置を提供すること。 【構成】 発熱部を有する略面状のヒータ14と、耐熱
性の定着フィルム(フィルム部材)9と、該定着フィル
ム9の回動をガイドするフィルムガイド(フィルムガイ
ド部材)10と、定着フィルム9を挟んで前記ヒータ1
4に圧接されて加熱ニップ部Nを形成する加圧ローラ
(加圧部材)11を有し、静電的に形成された未定着ト
ナー像(像未定着画像)Tを担持する記録材Pを前記加
熱ニップ部Nに導入して定着フィルム9を介して前記ヒ
ータ14の熱で加熱及び加圧して未定着トナー像Tを記
録材Pに定着させる像加熱装置7において、前記定着フ
ィルム9を所定の間隙Dをもってカバーするカバー部材
18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像加熱装置とこれ
を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真
プロセスを用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式により画像を形成す
る画像形成装置においては、像担持体に静電潜像を形成
するとともに、この静電潜像を現像してトナー画像とし
て顕像化した後、トナー画像をシートに転写し、このト
ナー画像を加熱してシートに定着させることが行われ
る。
【0003】そして、斯かる画像形成装置としてはフィ
ルム加熱方式の像加熱装置を備えるものが提案されてい
る(例えば特開昭63−313182号公報、特開平1
−263679号公報、特開平2−157878号公
報、特開平4−44075〜44083、204980
〜204984号公報参照)。
【0004】上記フィルム加熱方式の像加熱装置は、発
熱部を有する略面状のヒータと、耐熱性フィルム部材
と、この耐熱性フィルム部材を挟んでヒータに圧接され
て加熱ニップ部を形成する加圧ローラを有し、加熱ニッ
プ部に被加熱材(シート)を導入して耐熱性フィルムを
介してヒータの熱で該被加熱材を加熱するものである。
【0005】そして、このような像加熱手段は、低熱容
量で昇温の速いヒータを用いるために加熱ニップ部を集
中的に加熱することができ、クイックスタートや省電力
等が可能であるという特徴を有している。尚、低熱容量
で昇温の速い加熱体(ヒータ)としては、耐熱性及び絶
縁性が高くて良熱伝導性のセラミック材基板と該セラミ
ック材基板に印刷や焼成等の手段で形成された通電発熱
部としての発熱抵抗部を有し、発熱抵抗部に電力を供給
して発熱させるものが主に用いられている。
【0006】而して、このようなフィルム加熱方式の像
加熱装置は、例えば複写機、レーザービームプリンタ、
ファクシミリ、マイクロフィルムリーダプリンタ、画像
表示(ディスプレイ)装置、記録機等の画像形成装置に
おいて未定着のトナー画像を記録媒体に定着する装置と
して活用されている。即ち、この像加熱装置において
は、電子写真、静電記録、磁気記録等の適宜の画像形成
プロセス手段によって加熱溶融性の樹脂等より成るトナ
ーを用いて記録媒体(転写材シート、エレクトロファッ
クスシート、静電記録シート、印刷紙等)の面に間接
(転写)方式若しくは直接方式で形成された目的の画像
情報に対応した未定着のトナー画像が永久固着画像とし
て記録媒体に加熱定着される。
【0007】一方、図7は従来の画像形成装置要部(フ
ィルム加熱方式の像加熱装置部分)の概略構成を示す図
である。尚、この像加熱装置は特開平4−44075〜
44083号公報、特開平4−204980〜2049
84号公報等に開示されたものであり、耐熱フィルムと
して円筒状フィルムを使用し、円筒状フィルムを加圧手
段としての加圧ローラで回転駆動する加圧ローラ駆動方
式、テンションフリータイプ(フィルムに張力を与えな
いでフィルムを駆動するタイプ)のものである。
【0008】図7において、14は図の紙面垂直方向を
長手とする横長の細板状発熱体(以下、ヒータと称す
る)であり、このヒータ14としては一般にセラミック
基板と該基板面に印刷、焼成等によって形成された発熱
抵抗体を基本構成体とする低熱容量のセラミックヒータ
が用いられている。
【0009】10は横断面略半円形の横長樋型のヒータ
支持体兼用のフィルムガイドであり、このフィルムガイ
ド10の下面中央部にヒータ支持部長手に沿って前記ヒ
ータ14が耐熱性接着剤等で固定支持されている。
【0010】9は円筒状(エンドレスベルト状)の薄膜
で構成される耐熱性フィルム(以下、定着フィルム又は
フィルムと称する)であり、この定着フィルム9は前記
フィルムガイド10にルーズに外嵌されている。
【0011】11は弾性を有する加圧ローラであり、こ
の加圧ローラ11は定着フィルム9を挟んでヒータ14
の下面に弾性に抗して所定の当接圧をもって圧接される
ことによって所要幅の加熱部としての加熱ニップ部Nを
形成している。
【0012】ここで、この加圧ローラ11は画像形成の
際に不図示の駆動手段によって図示矢印方向(反時計方
向)に回転駆動され、このように加圧ローラ11が回転
すると該加圧ローラ11と定着フィルム9との加熱ニッ
プ部Nにおける圧接摩擦力により定着フィルム9に回転
力が生じ、これによって定着フィルム9がその内面をヒ
ータ14の下面に接触摺動させつつフィルムガイド10
の外周を矢印方向(時計方向)に従動回転する。
【0013】ここで、上述のように定着フィルム9が回
転され、ヒータ14が通電により発熱して所定の温度に
温調されている状態において、加熱ニップ部Nの定着フ
ィルム9と加圧ローラ11との間に、未定着トナー画像
Tを担持した被加熱材としての記録材Pがトナー画像面
をフィルム9側にして導入されると、この記録材Pはフ
ィルム9と共に加熱ニップ部Nを移動する。これによ
り、加熱ニップ部Nにおいて記録材Pが定着フィルム9
を介してヒータ14で加熱され、未定着トナー画像Tの
軟化・溶融定着がなされる。その後、加熱ニップ部Nを
通った記録材Pは定着フィルム9面から分離される。
【0014】尚、この像加熱装置は、加圧ローラ11の
駆動による定着フィルム9の回転状態において、加熱ニ
ップ部Nの部分を除いて実質的に定着フィルム9に張力
が作用しておらず、そのために定着フィルム9の回転に
伴うフィルムガイド10の長手に沿うフィルム寄り移動
力が小さくてフィルム寄り移動制御手段を簡単化するこ
とができ、組立性の向上とコストダウンを図ることがで
きる等の利点を有している。
【0015】又、加熱ニップ部Nはヒータ14により加
熱されて150℃以上の温度に達しており、通紙中は記
録材Pの含有水分が蒸発してその蒸気Sが発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム加熱方式の像加熱装置においては、昇温の速さから加
熱ニップ部N近傍で蒸気Sは急激に多量に発生し、この
蒸気Sの圧力によって加熱ニップ部Nから搬送方向上流
側の記録材P上の未定着トナー像Tの一部が吹き飛ばさ
れる。そして、吹き飛ばされたトナーT0は搬送方向上
流側に0.1〜1mmずれ、このために画像が尾を引い
ているように見えることから、尾引きと呼ばれるひげ状
の画像不良を引き起こす。
【0017】特に、高温高湿環境において記録材Pの含
水分量が多いと、加熱ニップ部Nで発生する蒸気Sの量
が更に増え、蒸気Sの圧力による画像不良が顕著であっ
た。
【0018】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、蒸気の圧力による画像不良を
防ぐことができる像加熱装置と高品質の画像を安定して
得ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、発熱部を有する略面状のヒ
ータと、耐熱性のフィルム部材と、該フィルム部材の回
動をガイドするフィルムガイド部材と、フィルム部材を
挟んで前記ヒータに圧接されて加熱ニップ部を形成する
加圧部材を有し、静電的に形成された未定着画像を担持
する記録材を前記加熱ニップ部に導入してフィルム部材
を介して前記ヒータの熱で加熱及び加圧して未定着画像
を記録材に定着させる像加熱装置において、前記フィル
ム部材を所定の間隙をもってカバーするカバー部材を設
けたことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記フィルムガイド部材の記録材導入部に
凸部を形成したことを特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記フィルム部材と前記フィルムガ
イド部材との間隙を3mm以下に設定したことを特徴と
する。
【0022】請求項4記載の発明は、記録材上に未定着
画像を形成する像形成手段と、前記未定着画像を記録材
に加熱定着する像加熱装置を備え、像加熱装置を、発熱
部を有する略面状のヒータと、耐熱性のフィルム部材
と、該フィルム部材の回動をガイドするフィルムガイド
部材と、フィルム部材を挟んで前記ヒータに圧接されて
加熱ニップ部を形成する加圧部材とで構成し、静電的に
形成された未定着画像を担持する記録材を前記加熱ニッ
プ部に導入してフィルム部材を介して前記ヒータの熱で
加熱及び加圧して未定着画像を記録材に定着させる画像
形成装置において、前記像加熱装置の前記フィルム部材
を所定の間隙をもってカバーするカバー部材を設けたこ
とを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0024】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態に係る画像形成装置であるレーザービームプリンタの
概略構成図である。
【0025】図1において、100はレーザービームプ
リンタ本体(以下、本体と称する)、1は像担持体とし
ての回転ドラム型電子写真感光体(以下、感光ドラム又
はドラムと称する)、2は一次帯電器、3はレーザース
キャナー、4は現像器、23はクリーニング器である。
又、20はシートである記録材Pを収納する給紙カセッ
ト、21は給紙ローラ、22はレジストローラ対、5は
転写ローラである。
【0026】而して、以上の構成を有するレーザービー
ムプリンタにおいて画像形成する場合は、先ず感光ドラ
ム1の表面がその回転過程で前記一次帯電器2によって
一様に帯電処理される。
【0027】次いで、目的の画像情報の時系列電気デジ
タル画素信号に対応して変調されてレーザースキャナー
3から出力されたレーザービームLによって感光ドラム
1の帯電処理面を走査露光し、感光ドラム1の表面に目
的の画像情報に対応した静電潜像を形成する。そして、
この静電潜像は現像器4によりネガトナーTで反転現像
(レーザー露光部にトナーTが付着)されてトナー画像
として顕像化される。
【0028】一方、給紙カセット20内から給紙ローラ
21により記録材Pが1枚ずつ分離給送され、その後、
転写材Pはレジストローラ対22を経由して感光ドラム
1と転写ローラ5との圧接ニップである転写部に所定の
タイミングで搬送導入されることによって、該記録材P
の面に対して感光ドラム1のトナー画像が順次転写され
る。
【0029】次に、転写部を通過した記録材Pは、感光
ドラム1の面から分離された後、本発明に係る像加熱装
置7へ搬送導入されて転写トナー画像の定着処理を受
け、その後、プリントとして本体外部へ排出される。
尚、記録材Pが分離した後の感光ドラム1の面はクリー
ニング器23によって転写残トナー等の付着残留汚染物
の除去を受けて清掃され、繰り返して像形成に供され
る。
【0030】而して、本実施の形態においては、感光ド
ラム1、一次帯電器2、現像器4及びクリーニング器2
3の4つのプロセス機器はプロセスカートリッジ24と
して一体化されており、該プロセスカートリッジ24は
本体100内に対して着脱されて交換される。
【0031】次に、本発明に係る前記像加熱装置7を図
2〜図4に基づいて説明する。尚、図2は像加熱装置の
断面図、図3は同像加熱装置要部の拡大断面図、図4は
同像加熱装置の破断斜視図である。
【0032】この像加熱装置7はテンションフリータイ
プのフィルム加熱方式のものであり、図2に示すよう
に、ヒータ14とフィルムガイド10、定着フィルム
9、フランジ部材15、加圧ローラ11を有している。
【0033】尚、本実施の形態において、ヒータ14
は、耐熱性と絶縁性が高くて高熱伝導性のアルミナ基板
上に例えばスクリーン印刷で形成されたTaSiO2
AgPd,TA2 N,RuO2 、ニクロム等の薄膜発熱
抵抗部を有し、定着フィルム9の内面に対向する面には
耐熱ガラス等のオーバーコートが施されている。
【0034】又、定着フィルム9は、耐熱性、トナー離
型性、強靭性を有する単層フィルム或は所望の表面処理
やラミネート処理を施した複合層フィルムであり、本実
施の形態ではポリイミド(PI)フィルムが使用され、
このフィルムは耐熱処理した50μmのZnO単層フィ
ルム或は4フッ化エチレン(PTFE)で離型性付与処
理した複合層フィルムである。
【0035】8は高温になる装置構成分品にユーザーが
触れるのを防ぐための装置上カバー、30はフランジ部
材15、加圧ローラ11及び後述の排出上ガイド50と
排出下ガイド40が配設されるフレームである。
【0036】70は排出手段であり、この排出手段70
は、コロ51と共に排出ニップを形成する排出ローラ4
1と、コロ51を回転自在に保持すると共に記録材Pの
上方をガイドする排出上ガイド50と、不図示の駆動手
段により駆動される排出ローラ41を回転自在に保持す
ると共に記録材Pの下方をガイドする排出下ガイド40
を備えている。
【0037】ところで、18は定着フィルム9と所定の
間隙Dを保ちながら配設されたカバー部材であり、この
カバー部材18は熱伝導性の低い材質で構成されて定着
フィルム9の熱を逃がさない保熱性を有している。
【0038】而して、以上の構成を有する像加熱装置7
において、例えば定着フィルム9を挟んでヒータ14と
加圧ローラ11とが所定の加圧力(例えばA4幅で総圧
4〜12kg)をもって圧接状態にあり、この状態で加
圧ローラ11が不図示の駆動手段により図示矢印方向
(反時計方向)に回転駆動されると、該加圧ローラ11
の回転により定着フィルム9に回転力が作用し、これに
より定着フィルム9がフィルムガイド10の外周りを図
示矢印方向(時計方向)に従動回転する。
【0039】そして、このように定着フィルム9が回転
すると同時に、又、ヒータ14が発熱抵抗部への通電に
より所定の温度(例えば150℃以上)に昇温した状態
になる。
【0040】而して、図3に示す加熱ニップ部N近傍の
領域Mに未定着のトナー像Tを担持した記録材Pが搬送
されると、未定着のトナー像Tは高温に維持された定着
フィルム9によって半溶融のトナー像T1に変成され
る。この半溶融のトナー像T1は半溶融状態であるた
め、蒸気の圧力によりトナー像の一部が吹き飛ばされる
ことなく加熱ニップ部Nに導入される。
【0041】その後、記録材Pは定着フィルム9と共に
加熱ニップ部Nに移動し、加熱ニップ部Nにおいて該記
録材Pが定着フィルム9を介してヒータ14で加熱さ
れ、該記録材P上の半溶融のトナー像T1は最終的に軟
化溶融したトナー像T2として記録材P上に定着され
る。
【0042】以上のように、本実施の形態に係る像加熱
装置7においては、カバー部材18により温度降下が小
さく抑えられた定着フィルム9によって領域Mにおいて
半溶融トナー像T1が形成されるため、蒸気Sの圧力に
よって発生する画像不良の原因となる尾引きを防ぐこと
ができる。
【0043】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本
実施の形態に係る像加熱装置の断面図、図6は同像加熱
装置要部の拡大断面図であり、これらの図においては図
2及び図3に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
【0044】前記実施の形態1では、カバー部材18に
より定着フィルム9を温度降下を小さく抑える構成を示
したが、本実施の形態では、カバー部材18によって定
着フィルム9の温度降下を小さく抑えることに加え、加
熱ニップ部N近傍の領域Mを長くした構成を採用してい
る(図6参照)。
【0045】図6において、10aはフィルムガイド1
0に形成された記録材導入部の凸部である。尚、その他
の構成及び作用については実施の形態1と同一である。
【0046】従って、延長された領域Mにおいて、カバ
ー部材18により温度降下が小さく抑えられた定着フィ
ルム9によって半溶融トナー像T1が確実に形成され
る。このことから、蒸気Sの圧力により発生する画像不
良の原因となる尾引きを更に効果的に防ぐことができ
る。
【0047】尚、以上の実施の形態1及び2において、
カバー部材18と定着フィルム9の間隔Dは3mm以下
であればカバー部材18により定着フィルム9を温度降
下が小さく抑えられ、領域Mにおいて半溶融トナー像T
1を形成することができることが実験的に確かめられ
た。従って、前述のように実施の形態1,2によれば、
蒸気Sの圧力により発生する画像不良の原因となる尾引
きを確実に防ぐことことができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、発熱部を有する略面状のヒータと、耐熱性のフ
ィルム部材と、該フィルム部材の回動をガイドするフィ
ルムガイド部材と、フィルム部材を挟んで前記ヒータに
圧接されて加熱ニップ部を形成する加圧部材を有し、静
電的に形成された未定着画像を担持する記録材を前記加
熱ニップ部に導入してフィルム部材を介して前記ヒータ
の熱で加熱及び加圧して未定着画像を記録材に定着させ
る像加熱装置において、前記フィルム部材を所定の間隙
をもってカバーするカバー部材を設けたため、蒸気の圧
力による画像不良を防ぐことができ、高品質の画像を安
定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置(レーザービームプ
リンタ)の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る像加熱装置の断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る像加熱装置要部の
拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る像加熱装置の破断
斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る像加熱装置の断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る像加熱装置要部の
拡大断面図である。
【図7】従来の画像形成装置要部(フィルム加熱方式の
像加熱装置部分)の拡大断面図である。
【符号の説明】
7 像加熱装置 9 定着フィルム(フィルム部材) 10 フィルムガイド(フィルムガイド部材) 10a 凸部 11 加圧ローラ(加圧部材) 14 ヒータ 18 カバー部材 N 加熱ニップ部 P 記録材 T 未定着トナー像(未定着画像)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部を有する略面状のヒータと、耐熱
    性のフィルム部材と、該フィルム部材の回動をガイドす
    るフィルムガイド部材と、フィルム部材を挟んで前記ヒ
    ータに圧接されて加熱ニップ部を形成する加圧部材を有
    し、静電的に形成された未定着画像を担持する記録材を
    前記加熱ニップ部に導入してフィルム部材を介して前記
    ヒータの熱で加熱及び加圧して未定着画像を記録材に定
    着させる像加熱装置において、 前記フィルム部材を所定の間隙をもってカバーするカバ
    ー部材を設けたことを特徴とする像加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムガイド部材の記録材導入部
    に凸部を形成したことを特徴とする請求項1記載の像加
    熱装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム部材と前記フィルムガイド
    部材との間隙を3mm以下に設定したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の像加熱装置。
  4. 【請求項4】 記録材上に未定着画像を形成する像形成
    手段と、前記未定着画像を記録材に加熱定着する像加熱
    装置を備え、像加熱装置を、発熱部を有する略面状のヒ
    ータと、耐熱性のフィルム部材と、該フィルム部材の回
    動をガイドするフィルムガイド部材と、フィルム部材を
    挟んで前記ヒータに圧接されて加熱ニップ部を形成する
    加圧部材とで構成し、静電的に形成された未定着画像を
    担持する記録材を前記加熱ニップ部に導入してフィルム
    部材を介して前記ヒータの熱で加熱及び加圧して未定着
    画像を記録材に定着させる画像形成装置において、 前記像加熱装置の前記フィルム部材を所定の間隙をもっ
    てカバーするカバー部材を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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