JP4241308B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真の画像形成手段によって形成される転写材上のトナー画像を熱溶着して定着画像を作成する画像形成装置に関する。
特許文献1及び特許文献2に示すように、従来は画像形成装置の通紙中に、定着ローラの温度がアラーム温度として設定した所定温度を下回ると、画像形成が一旦停止し、アラーム制御がはじまり、所定の復帰温度に上昇するまで、画像形成動作(プリント動作)は停止される。この際、残りの画像形成枚数(プリント枚数)が極少数枚の場合でも、所定の復帰温度に達するまでの時間、待たされることになり、機械利用者にとっては、非常に効率の悪いものであった。
また、上記特許文献と共に特許文献3及び特許文献4にも示すように、例えば、ウォーミングアップ直後に、JOB(画像形成において、予め計画して入力されている幾つかのプリント作業群の内で個々の作業群のことをいう)の中で、大きなJOBが入った場合において、まだアラーム温度に達していない場合には、画像形成装置の稼働を停めないで速度を落とすようにしたものであり、特に、特許文献4においてはアラーム温度に達した場合にはJOBの残り枚数から、速度ダウンをして続行するか、一旦停止させて復帰時間が経ってから正規の速度で再稼働させるか、のうちプリント終了が早くなる方を選択するようにしてある。
また、従来のアラーム制御の動作は、画像形成装置の設置位置の環境に関係なく一様のため、相対的に比較的高温や常温の環境のように、定着性が有利な環境では、アラーム停止時間が必要以上に長く、低温環境のように、定着性が不利な環境では、アラーム復帰後の定着耐力が弱く、稼働持続時間が短くなる傾向にあった。
更に、従来は定着ローラ温度がアラーム温度を下回った際にアラーム動作に入るため、連続するJOBが来た場合、JOBが始まったばかりでアラーム停止してしまう事があった。使用者にとっては、非常に使いづらく、不愉快であった。
特開平4−9972号公報 特開平4−9973号公報 特公平7−40162号公報 特開平7−295434号公報
本発明はこのような従来技術の問題点を排除して、残りの画像形成枚数(プリント枚数)を考慮したり、或いは転写材としての紙の種類を考慮して、必要な定着温度に達したところで、アラーム制御を終了し、早く残りプリントが行えるようにしたり、JOB間で次のJOB中のアラーム温度の検知による停止の可能性を確認し、アラーム温度の検知が発生するようであれば、JOB開始前にアラーム制御の動作を行う事で、短時間のアラーム動作で、JOB途中の機械停止を防ぐようにして、使いやすい画像形成装置を提供し、且つ、それぞれの環境温度に応じたアラーム制御の動作をさせることで、無駄の無いアラーム制御をする画像形成装置を提供することを課題目的にする。
この目的は、次の技術手段(1)〜()項の何れかによって達成される。
(1)感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させるヒータを装着した加熱ローラ及びヒータを装着しない加圧ローラを備えた定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、一旦停止時の前記加熱ローラ及び加圧ローラの両方の温度情報と前記一旦停止時の残プリント枚数により、前記復帰温度を変えて設定し、該復帰温度の設定に伴い、画像形成を一旦停止してから復帰温度に復帰して再開するまでの時間であるアラーム復帰時間を変えるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
(2)感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させるヒータを装着した加熱ローラ及びヒータを装着しない加圧ローラを備えた定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、一旦停止時の前記加熱ローラ及び加圧ローラの両方の温度情報と、前記一旦停止時の残プリント枚数と、画像形成される転写材の種類により前記復帰温度を変えて設定し、該復帰温度の設定に伴い、画像形成を一旦停止してから復帰温度に復帰して再開するまでの時間であるアラーム復帰時間を変更するように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
(3)感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させる定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、前記アラーム温度と前記復帰温度との間に、もう1水準の所定温度として第2アラーム温度を設け、前記画像形成装置に入力されるJOBが連続する時、現JOBと次JOB間で定着温度を検知して、第2アラーム温度以下の場合は、本来のアラーム温度以下になっていなくても、JOB間で画像形成を停止し、アラーム制御の動作を行い、この時のアラーム復帰時間は、通常のアラーム復帰時間以下とすることを特徴とする画像形成装置。
)前記JOB間で定着温度を検知して、第2アラーム温度を下回った場合、次のJOBの枚数を確認し、そのままJOBを続けても次JOB終了までに、本来のアラーム温度を下回る否かを判断し、下回らない場合は、そのままJOBを続け、下回る場合は、JOB開始前にアラーム制御の動作に入るようにすることを特徴とする、()項に記載の画像形成装置。
ここに、定着器の定着ローラとはニップ部を形成する加熱ローラ及び加圧ローラのうち加熱ローラのことをいう。また、定着器の定着温度とは定着ローラ即ち加熱ローラの温度のことをいう。
本発明により、一旦停止時の残りの画像形成枚数(プリント枚数)が少ない場合(たとえば10枚以下)は、短時間のアラーム復帰時間で、多い場合(たとえば11枚以上)は、通常の長さのアラーム復帰時間のアラーム制御を行うように、状況に応じてアラーム復帰時間を変えることができるようになりユーザにとって使いやすい画像形成装置を提供できるようになった。
また、画像形成中の紙種が普通紙の場合は、アラーム復帰時間を短く、厚紙の場合は、アラーム復帰時間を長くすることで、無駄の無いアラーム制御を実現することが可能になった。
更に、アラーム制御による復帰温度を決定するときに、一旦停止時に検知される加熱ローラ及び・加圧ローラ両方の温度情報を元に決定する、あるいは、復帰温度を決定するときに、その日の画像形成装置の電源ONからの積算通電時間情報を元に決定することで、より無駄の無いアラーム制御の動作とすることが出来る。
また、定着性に有利な環境下で動いている場合には、アラーム復帰時間を相対的に短くし、低温環境など、定着性に不利な環境下で動いている場合には、アラーム復帰時間を相対的に長くすることにより、効率的なアラーム制御が行えるようになった。
そして、アラーム温度と通常の復帰温度との間に、もう1水準の所定温度として第2アラーム温度を設けることによって、より効率の高いアラーム制御を行うことが可能になった。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
先ず、本発明に適用される画像形成装置の実施の形態の概略について、図1の概略構成図により説明する。
図1に示す画像形成装置1は、デジタル方式による画像形成装置であって、画像読取り部A、画像処理部B、画像形成部C、転写材搬送手段としての転写材搬送部Dから構成されている。
画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台11上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
一方、プラテンガラス13上に置かれた場合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプ及び第1ミラーから成る第1ミラーユニット15の速度vによる読み取り動作と、V字状に位置した第2ミラー及び第3ミラーから成る第2ミラーユニット16の同方向への速度v/2による移動によって読み取られる。
読み取られた画像は、投影レンズ17を通してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メモリに記憶される。
画像形成部Cでは、画像形成ユニットとして、像担持体であるドラム状の感光体21と、その外周に、帯電手段である帯電器22、現像手段である現像器23、転写手段である転写器24、分離手段である分離器25、クリーニング手段26及び光除電手段としてのPCL(プレチャージランプ)27が各々動作順に配置されている。感光体21は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもので、例えば有機感光体(OPC)が好ましく使用され、図示の時計方向に駆動回転される。
回転する感光体21へは帯電器22による一様帯電がなされた後、像露光手段30により画像処理部Bのメモリから呼び出された画像信号に基づいた像露光が行われる。書き込み手段である像露光手段30は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回転するポリゴンミラー31、fθレンズ34、シリンドリカルレンズ35を経て反射ミラー32により光路が曲げられ主走査がなされるもので、感光体21に対してAoの位置において像露光が行われ、感光体21の回転(副走査)によって潜像が形成される。本実施の形態の一例では文字部に対して露光を行い潜像を形成する。
感光体21上の潜像は現像器23によって反転現像が行われ、感光体21の表面に可視像のトナー像が形成される。転写材搬送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズの転写材Pが収納された転写材収納手段としての給紙ユニット41(A)、41(B)、41(C)が設けられ、また側方には手差し給紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられていて、それらの何れかから選択された転写材Pは案内ローラ43によって搬送路40に沿って給紙され、給紙される転写材の傾きと偏りの修正を行うレジストローラ対44によって転写材Pは一時停止を行ったのち再給紙が行われ、搬送路40、転写前ローラ43a、給紙経路46に案内され、感光体21上のトナー画像が転写位置Boにおいて転写器24によって転写材Pに転写され、次いで分離器25によって除電されて転写材Pは感光体21面より分離し、搬送装置45により定着器50に搬送される。
定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ52とを有しており、転写材Pを定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過させることにより、加熱、加圧によってトナーを溶着させる。片面即ち1面目(表面)のトナー画像の定着を終えた転写材Pは、次に述べるモードに従って他面即ち2面目(裏面)にもトナー画像を形成する両面画像形成を行い、排紙トレイ64上に排出されることができるし、片面(表面)だけの画像形成で排紙トレイ64上に排出されることもできるようにしてある。
両面画像形成モードが選択されたときは、表面の画像定着を終えた転写材Pは搬送方向切り替え部材62に案内されて、反転搬送路60に沿って下降し、スイッチバック経路60aに一旦搬入されたのち搬出されて表面と裏面との反転が行われ第2反転搬送路60bを搬送ローラ対43bによって駆動され、更に、前記の案内ローラ43によって搬送路40に沿って再給紙され、転写材の傾きと偏りの補正を行うレジストローラ対44によって転写材Pは一時停止を行ったのち再給紙が行われ、感光体21上に形成された裏面画像のトナー像は転写位置Boにおいて転写器24によって転写材Pの裏面に転写されたのち分離搬送され、定着がなされて排紙トレイ64上に排出される。
片面画像形成モードが選択されたときは、表面画像の定着を終えた転写材Pはそのまま直進して排紙トレイ64上に排出され、或いは搬送方向切り替え部材62によって反転搬送路60に案内された後スイッチバックにより上下面の反転を行って排紙トレイ64上に排出される。
さて、本発明の大きな特色である定着器50において定着温度が下がってアラーム温度を割ってきたとき、定着器50を装着した画像形成装置1に画像形成の停止や再開復帰をさせて合理的に制御するようにした各実施の形態について、画像形成装置1に装着される定着器50の制御手段を示すブロック図である図2と、各フローチャートである図3及び図4とを用いて説明する。
図2の制御回路のブロック図は、JOB入力情報81、JOB進捗情報82、通紙する紙の種類情報83、環境温度検知器71Aからの環境管理温度情報71、画像形成動作の一旦停止時からの定着ローラの回転時間t1及びその日の積算通電時間t2のうち幾つかを選択して装着されている状態管理情報処理部80が設けられ、定着器50の定着ローラ(加熱ローラ)51の各表面温度によって表すアラーム温度T1、場合によっては第2アラーム温度T2も組みこんで決められる復帰温度T3を前記一旦停止時の加熱ローラ51及び加圧ローラ52の各表面温度を加味して調節し、前記復帰温度T3と前記状態管理情報処理部80からの各情報とにより、アラーム復帰時間t3を演算して、該アラーム復帰時間t3により定着器50を装着した画像形成装置1の画像形成(プリント作成)の停止及び再開を制御する制御手段70が設けられていることを示している。
本発明の第1の実施の形態例は、図3のフローチャートに示すようにSt1の画像形成動作(プリント動作)中に、St2で定着温度検知器53によりアラーム温度T1を下回ることを検知して画像形成装置1を一旦停止させ、その段階において、St3で残画像形成枚数(残プリント枚数)が少ない場合(たとえば10枚以下)は、St4に進み、ショートアラーム制御の動作によって短時間のアラーム復帰時間t3で画像形成を再開し、多い場合(たとえば11枚以上)は、St5に進み、通常のアラーム制御の動作により、定常のアラーム復帰時間t3で画像形成を再開するように、アラーム復帰時間t3をそれぞれ変え、St6で画像形成(プリント)を継続するようにしたものである。
また、本発明の第2の実施の形態例は、前記図3のフローチャートに示したSt4とSt5の段階で、通紙している紙種が普通紙の場合は、アラーム復帰時間t3を短く、厚紙の場合は、アラーム復帰時間t3を長くすることをも加味して、無駄の無いアラーム制御を実現するようにしたものである。
さらに、本発明の第3の実施の形態例は、復帰温度T3を決定するときに、一旦停止時の加熱ローラ51と共に加圧ローラ52の両方の表面温度を加熱ローラ温度検知器(定着温度検知器)53及び加圧ローラ温度検知器54で検知して、その温度情報をも加味して決定するものであり、あるいは、第4の実施の形態例は、復帰温度T3を決定するときに、前記図3のフローチャートに示したSt4とSt5の段階で、その日の画像形成装置の電源ONからの積算通電時間t2の情報を元に決定することも加味して、ショートアラーム制御動作にするか、通常のアラーム制御動作にするかを選択して、より無駄の無いアラーム制御動作とすることが出来るようにしたものである。
また、本発明の第5の実施の形態例は、アラーム復帰時間t3の変更には、前記復帰温度T3の変更及び/又は定着ローラ(加熱ローラ)51を前記アラーム復帰時間t3内で回転させるときその回転時間t1の変更で行うように制御するものである。
そして、本発明の第6の実施の形態例は、定着器50の温度が通紙中にある一定の温度であるアラーム温度T1を下回った際、画像形成を一旦停止し、定着温度が復帰温度T3まで上昇するアラーム制御をする画像形成装置1において、表1に一例を示すように、常温以上の高温になる環境など、定着性に有利な環境下で動いている場合には、アラーム復帰時間t3を相対的に短くし、低温環境など、定着性に不利な環境下で動いている場合には、アラーム復帰時間t3を相対的に長くすることにより、効率的なアラーム制御の動作が行えるように制御するようにしたものである。
Figure 0004241308
また、本発明の第7の実施の形態例は、定着器50の温度が画像形成中にアラーム温度T1を下回った際、画像形成を一旦停止し、定着温度が復帰温度T3まで復帰させるようにしたアラーム制御をする画像形成装置1に対して、アラーム温度T1と通常の復帰温度T3との間に、もう1水準の管理温度として第2アラーム温度T2を設け、画像形成装置1に入力されたJOBが連続する時、図4のフローチャートに示すように、St1で前JOBが終了して、St2で、プログラムされたJOB間の定着温度を検出して、該定着温度が第2アラーム温度T2以下の場合は、St3で次JOBの情報を入れ、St4で次JOBの終了までの間でアラーム温度T1以下になり、一旦停止が掛かると判断されるときは、その時アラーム温度T1になっていなくても、St5で直ちにアラーム動作に入りJOB間で画像形成を停止し、早めに復帰温度3にすようにアラーム制御の動作を行い、St6で次JOBに継続できるようにし、また、St4で次JOBの終了までの間でアラーム温度T1以下にならないで、即ち一旦停止のアラームが掛からないと判断されるときは、直ちにSt6に進み次JOBを開始するように制御するものである。
また、本発明の第8の実施の形態例は、前記第7の実施の形態例の中で、JOB間で定着温度を検出し、第2アラーム温度T2を下回った場合、次JOBの枚数を確認し、そのままJOBを続けた場合、次JOB終了までに、アラーム温度T1を下回るか否かを判断し、下回らない場合は、そのままJOBを続け、下回る場合は、JOB開始前にアラーム制御の動作に入るようにしてある。
本発明に適用される画像形成装置の実施の形態の概略構成図である。 本発明の画像形成装置に装着される定着器の制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例及びそれに第2、第4の実施の形態例も付加したフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態例及びそれに第8の実施の形態例も付加したフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
21 感光体
22 帯電器
23 現像器
24 転写器
25 分離器
50 定着器
51 定着ローラ(加熱ローラ)
52 加圧ローラ
53 加熱ローラ温度検知器(定着ローラ温度検知器)
54 加圧ローラ温度検知器
60 反転搬送路
70 制御手段
71 環境管理温度情報
71A 環境温度検知器
80 状態管理情報処理部
81 JOB入力情報
82 JOB進捗情報
83 紙の種類情報
P 転写材
T1 アラーム温度
T2 第2アラーム温度
T3 復帰温度

Claims (4)

  1. 感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させるヒータを装着した加熱ローラ及びヒータを装着しない加圧ローラを備えた定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、一旦停止時の前記加熱ローラ及び加圧ローラの両方の温度情報と前記一旦停止時の残プリント枚数により、前記復帰温度を変えて設定し、該復帰温度の設定に伴い、画像形成を一旦停止してから復帰温度に復帰して再開するまでの時間であるアラーム復帰時間を変えるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させるヒータを装着した加熱ローラ及びヒータを装着しない加圧ローラを備えた定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、一旦停止時の前記加熱ローラ及び加圧ローラの両方の温度情報と、前記一旦停止時の残プリント枚数と、画像形成される転写材の種類により前記復帰温度を変えて設定し、該復帰温度の設定に伴い、画像形成を一旦停止してから復帰温度に復帰して再開するまでの時間であるアラーム復帰時間を変更するように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 感光体と、これを帯電させる帯電器と、前記感光体上に静電潜像を書き込む像露光手段と、静電潜像をトナー像化する現像器と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写器と、転写材上のトナー像を定着させる定着器とを有し、画像形成中に前記定着器の定着温度が、アラーム温度として設定した所定温度を下回った際、画像形成を一旦停止し、前記定着器の定着温度が画像形成を再開する温度としての復帰温度まで上昇するように制御するアラーム制御を行う画像形成装置において、前記アラーム温度と前記復帰温度との間に、もう1水準の所定温度として第2アラーム温度を設け、前記画像形成装置に入力されるJOBが連続する時、現JOBと次JOB間で定着温度を検知して、第2アラーム温度以下の場合は、本来のアラーム温度以下になっていなくても、JOB間で画像形成を停止し、アラーム制御の動作を行い、この時のアラーム復帰時間は、通常のアラーム復帰時間以下とすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記JOB間で定着温度を検知して、第2アラーム温度を下回った場合、次のJOBの枚数を確認し、そのままJOBを続けても次JOB終了までに、本来のアラーム温度を下回るか否かを判断し、下回らない場合は、そのままJOBを続け、下回る場合は、JOB開始前にアラーム制御の動作に入るようにすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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