JP2000242107A - 画像形成装置および方法 - Google Patents

画像形成装置および方法

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JP2000242107A
JP2000242107A JP11042002A JP4200299A JP2000242107A JP 2000242107 A JP2000242107 A JP 2000242107A JP 11042002 A JP11042002 A JP 11042002A JP 4200299 A JP4200299 A JP 4200299A JP 2000242107 A JP2000242107 A JP 2000242107A
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image forming
forming apparatus
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Junichi Handa
淳一 半田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着温度に達するまでのウェイト時間を短く
する。 【解決手段】 画像信号記憶手段18に記憶されている
画像信号同じ種類のもの同志にまとめて、画像形成す
る。このとき、定着温度の低い種類の画像から順に画像
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ー等の画像形成装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、帯電手段で
一様に帯電した像担持体の表面上に原稿画像或いは入力
した画像信号に対応した画像露光を行い、前記像担持体
の表面上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像手段で
トナー像に現像し、該トナー像を転写手段で転写材に転
写し、該転写材上のトナー像を定着手段で定着すること
で画像を出力する電子写真方式の複写機やプリンターが
知られている。
【0003】このような従来の画像形成装置における定
着手段の構成を図5に示す。この定着手段は、内部にヒ
ーター10を有する加熱ローラ11と、表層をゴム層を
形成した加圧ローラ12とを互いに圧接して回転し、両
ローラ11,12間に転写材6を狭持搬送すると同時
に、加熱ローラ11の表面温度で転写材6上のトナー1
4を溶融し、転写材6上にトナー像を定着する。
【0004】また、加熱ローラ11の表面温度の検出
は、該加熱ローラ11の表面に接触させた温度検出装置
15によって行う。また、温度制御装置16に予め所定
の制御温度を設定しておく。そして、温度制御装置16
は、温度検出装置15によって検出した加熱ローラ11
の表面温度と、設定してある制御温度との大小関係を比
較し、加熱ローラ11の表面温度の方が設定してある制
御温度より低い場合は、ヒーター10への通電を行い、
加熱ローラ11の表面温度の方が設定してある制御温度
より高い場合は、ヒーター10への通電を停止する。
【0005】また、従来の画像形成装置においては、画
像形成動作の実行命令が入り次第、画像形成動作の実行
が可能となるように、画像形成装置の主電源(図示省
略)のオン/オフに同期して定着手段をスタンバイ状態
に保持する。
【0006】従来より、このスタンバイ状態での加熱ロ
ーラ11の表面温度は、省エネルギーのため、画像形成
時の表面温度より低く設定されている場合(以下、節電
モードと呼ぶ)が多い。また、従来より、更なる省エネ
ルギーのため、スタンバイ状態においてはヒーター10
への通電を停止する場合(以下、スリープモードと呼
ぶ)もある。また、従来より、多くの画像形成装置で
は、スタンバイ状態における加熱ローラ11の温度状態
を任意に設定できるようになっている。
【0007】また、従来より、節電モード或いはスリー
プモード時に画像信号が入力されたらヒーター10への
通電を開始し、所定時間(以下、立ち上げ時間と呼ぶ)
後または加熱ローラ11の表面温度が所定温度(以下、
プリント開始温度と呼ぶ)到達後に画像形成動作を開始
するような制御を画像形成装置では行っている。
【0008】定着動作は、トナー14を加熱ローラ11
で加熱することにより溶融し、更に、加圧ローラ12か
らの圧力によって転写材6上にトナー像を定着させてい
る。このとき、トナー14同士が溶融し結合することに
よって定着力を強める働きをしている。従って、トナー
14が1つずつ独立している画像よりも、1箇所にまと
まっている画像の方が定着性は良くなる傾向にある。
【0009】このことにより、解像度は悪い方が良い方
に比べて定着し易くなると言える。また、同じ解像度で
あれば、1ドット当たりの階調性が、2値である方が多
値である方よりも定着し易くなると言える。更に、画像
濃度で比較すると、濃い画像の方が薄い画像よりも定着
し易いと言える。
【0010】わかり易い例を挙げれば、中間調画像であ
る写真画像よりもコントラストのはっきりとした文字画
像の方が定着し易い。
【0011】そこで、従来より、立ち上げ時間またはプ
リント開始温度を画像の種類(定着し易)に応じて決定
している。定着し易い画像ほど立ち上げ時間は短く、プ
リント開始温度は低く設定されている。
【0012】また、デジタル画像信号の入力経路と、該
デジタル画像信号を記憶する画像信号記憶手段とを有
し、デジタル画像信号に対応した画像を形成する画像形
成装置においては、節電モード或いはスリープモード時
に複数枚の画像信号の入力があった場合、この複数枚の
画像の形成は装置に入力された順番通りに実施されるの
で、時間的に最も最初に入力された画像の種類に応じて
立ち上げ時間またはプリント開始温度が決定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例では、画像形成装置、すなわち、デジタル画像信号
の入力経路、該デジタル画像信号を記憶する画像信号記
憶手段とを有し、デジタル画像信号に対応した画像を形
成する画像形成装置においては、節電モード或いはスリ
ープモード時に複数枚の画像信号の入力があった場合、
この複数枚(ページ)の画像の形成は装置に入力された
ページの順番通りに実施されるので、時間的に最初に入
力された画像の種類に応じて立ち上げ時間またはプリン
ト開始温度が決定される。このため、以下のような問題
点があった。
【0014】前記複数枚の画像において、第1番目に入
力された画像に応じたプリント開始温度T1よりもその
後第N番目に入力された画像に応じたプリント開始温度
TNの方が低い場合においても、定着手段の温度がTN
に到着して第N番目の画像の形成を開始できる状態に到
達しても、定着手段の温度がT1に到達するまでウェイ
トする。このため、定着手段の立ち上げ時間が必要以上
に長くなってしまい、電力の無駄使いになってしまう。
【0015】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、ウェイトタイムを短縮し、電力の浪費を
防止できる画像形成装置および方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、画像信号に基づいて電子
写真方式で像担持体に画像形成し、当該形成された画像
を、画像の種類ごとに定めた定着温度で定着する画像形
成装置において、前記画像信号をページ単位で複数ペー
ジ分記憶可能な記憶手段と、当該記憶された1ページ分
の画像信号の示す画像の種類を認識する認識手段と、当
該認識された種類に基づき記憶手段に記憶されたページ
単位の画像信号を同一の種類毎に画像形成および定着さ
せる制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
形成装置において、前記制御手段は同一種類の画像信号
の画像形成および定着を、前記記憶手段に画像信号を記
憶した順が早い方から行うことを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の画像形成装置において、前記制御手段は画像の種類
が複数ある場合には前記定着温度が低い方から画像形成
および定着を行うことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の画像形成装置において、前記複数ページの画
像信号を1グループとして複数グループ分の画像信号が
入力され、前記制御手段はグループ単位で画像の種類ご
との画像形成および定着を行うことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項4に記載の画像
形成装置において、複数のトレイに画像形成済みの転写
材を排紙可能な排紙手段をさらに有し、グループ毎に複
数のトレイに排紙を行うことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の画像形成装置において、前記画像信号はファ
クシミリ送受信機、コンピュータ、リーダスキャナーの
いずれから入力されることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の画像形成装置において、前記制御手段は画像
形成動作以外は、定着温度の維持のための通電をしない
ことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の画像形成装置において、前記制御手段は画像
形成動作以外は定着温度を画像形成動作時の定着温度よ
りも低い温度となるように温度制御することを特徴とす
る。
【0024】請求項9の発明は、画像信号に基づいて電
子写真方式で像担持体に画像形成し、当該形成された画
像を、画像の種類ごとに定めた定着温度で定着する画像
形成方法において、前記画像信号をページ単位で複数ペ
ージ分記憶手段に記憶しておき、当該記憶された1ペー
ジ分の画像信号の示す画像の種類を認識し、当該認識さ
れた種類に基づき記憶手段に記憶されたページ単位の画
像信号を同一の種類毎に画像形成および定着させること
を特徴とする。
【0025】請求項10の発明は、請求項9に記載の画
像形成方法において、同一種類の画像信号の画像形成お
よび定着を、前記記憶手段に画像信号を記憶した順が早
い方から行うことを特徴とする。
【0026】請求項11の発明は、請求項9または10
に記載の画像形成方法において、画像の種類が複数ある
場合には前記定着温度が低い方から画像形成および定着
を行うことを特徴とする。
【0027】請求項12の発明は、請求項9〜11のい
ずれかに記載の画像形成方法において、前記複数ページ
の画像信号を1グループとして複数グループ分の画像信
号を入力し、グループ単位で画像の種類ごとの画像形成
および定着を行うことを特徴とする。
【0028】請求項13の発明は、請求項12に記載の
画像形成方法において、複数のトレイに画像形成済みの
転写材を排紙可能な排紙手段をさらに有し、グループ毎
に複数のトレイに排紙を行うことを特徴とする。
【0029】請求項14の発明は、請求項9〜13のい
ずれかに記載の画像形成方法において、前記画像信号は
ファクシミリ送受信機、コンピュータ、リーダスキャナ
ーのいずれから入力されることを特徴とする。
【0030】請求項15の発明は、請求項9〜14のい
ずれかに記載の画像形成方法において、画像形成動作以
外は、定着温度の維持のための通電をしないことを特徴
とする。
【0031】請求項16の発明は、請求項9〜15のい
ずれかに記載の画像形成方法において、画像形成動作以
外は定着温度を画像形成動作時の定着温度よりも低い温
度となるように温度制御することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0033】(第1の実施形態)図1は本発明の画像形
成装置の概略構成を示す。図1において1は回転するド
ラム状の像担持体であり、その表面が一次帯電装置2に
より一様に帯電される。そして、一次帯電装置2により
一様に帯電した像担持体1の表面に画像信号に対応した
画像露光3を照射することにより、静電潜像を形成す
る。ここで、前記画像信号は計算機20から入力経路1
9を介して入力され画像信号記憶手段18に記憶される
画像信号であり、画像露光3はこの画像信号に対応して
発光するレーザービームを出力するレーザービーム出力
手段17によりなされる。このようにして形成された静
電潜像を現像装置4によりトナー像に現像した後、トナ
ー像を転写帯電装置5により複写用紙等の転写材6に転
写する。トナー像が転写された転写材6は、ガイド7を
介して定着装置8に送られ、該定着装置8により前記ト
ナー像が定着された後、出力画像として排紙トレイ21
に排出される。
【0034】定着装置8の構成は上述した図5の従来例
と同一である。これら一連の画像形成、定着の制御はC
PU等により実行される。
【0035】そして、基本的な動作は、従来と同様に加
熱ローラ11と加圧ローラ12とを互いに押し当てて回
転させ、転写材6を挟持搬送すると同時に、加熱ローラ
11の表面の温度で転写材6の上のトナー14を溶融
し、転写材6に定着する。
【0036】温度制御装置16は、温度検出装置15に
よって検出した加熱ローラ11の表面温度と、設定して
ある制御温度200℃との大小関係を比較し、加熱ロー
ラ11の表面温度の方が200℃より低い場合は、ヒー
ター10への通電を行い、加熱ローラ11の表面温度の
方が200℃より高い場合は、ヒーター10への通電を
停止する。
【0037】本実施形態ではヒーター10として800
Wのヒーターを使用する。
【0038】本実施形態に係る画像形成装置には、不図
示の主電源スイッチ、スリープモードスイッチを備えて
いる。このスリープモードスイッチがオンの場合は、定
着装置8には通電されていない。そして、スリープモー
ド中に画像信号が入力されると、定着装置8に通電が開
始される。次に、不図示の画像認識手段(従来と同様)
により、入力された画像が文字画像か写真画像かを認識
する。この認識結果に基づいて、不図示のプリント開始
温度設定手段(CPU等)は、プリント開始温度を決定
する。ここで、プリント開始温度は、入力された画像が
文字画像の場合は180℃に設定され、写真画像の場合
は200℃に設定される。そして、加熱ローラ11の表
面温度がプリント開始温度に到達すると画像形成が開始
される。
【0039】次に、本実施形態の画像形成装置におけ
る、本発明に特徴的な画像形成動作を従来の画像形成装
置の画像形成動作と比較して説明する。
【0040】スリープモード中に画像形成装置に画像信
号A1,A2,A3,…,A10が、順次、入力された
場合を例にとって説明する。ここで、本実施形態では、
画像A1,A2,A8,A10は写真画像で、それ以外
の画像は全て文字画像であるとする。
【0041】本実施形態の画像形成動作を図2のシーケ
ンス図を参照して説明する。
【0042】画像形成装置に画像信号A1が入力される
と、ヒーター10への通電が開始される。次に画像認識
手段により、画像信号A1が写真画像であると認識され
る。次にプリント開始温度設定手段は画像信号A1のプ
リント開始温度を200℃に割当る。同様に、順次入力
されてくる画像信号A2〜A10についても画像認識を
行い、その結果に基づいて、それぞれの画像信号に対し
てプリント開始温度を割当る。画像信号A2,A8,A
10は写真画像なのでプリント開始温度は200℃、画
像信号A3,A4,A5,A6,A7,A9は文字画像
なのでプリント開始温度は2つの設定温度の中の低い方
の180℃に設定される。その後、温度検出手段15に
より検出される加熱ローラ11の表面温度が180℃に
到達すると、文字画像A3,A4,A5,A6,A7,
A9の画像形成が行われる。文字画像の画像形成を終了
した時点で、次に加熱ローラ11の開始温度を2つの設
定温度の中の200℃になるようにプリント開始温度を
設定する。これにより、加熱ローラ11の表面温度は2
00℃に到達しているので、続いて、写真画像A1,A
2,A8,A10の画像形成が行われる。写真画像の形
成が終了すると同時にヒーター10への通電は停止され
る。
【0043】上述の画像形成動作における消費電力量は
7.1Wh(800W×32秒)である。
【0044】次に、従来の画像形成装置の画像形成動作
を図3のシーケンス図を参照して説明する。画像形成装
置に画像信号A1が入力されると、ヒーター10への通
電が開始される。次に画像認識手段により、画像信号A
1が写真画像であると認識される。次に不図示のプリン
ト開始温度設定手段はプリント開始温度を200℃に設
定する。その後、画像信号A2,A3,…,A10が順
次入力される。その後、温度検出手段15により検出さ
れる加熱ローラ11の表面温度が200℃に到達すると
画像信号A1〜A10の画像形成が行われる。画像信号
A10の画像形成が終了すると同時にヒーター10への
通電は停止される。
【0045】上述の画像形成動作における消費電力量は
8.9Wh(800W×40秒)である。
【0046】従って本実施例の画像形成シーケンスにす
ることで、従来より、消費電力量を約20%削減するこ
とができ、また、ウェイトタイムを約8秒短縮すること
ができた。
【0047】上述のように、入力経路19から入力され
た画像信号の種類(本実施例では写真画像か文字画像か
どうか)を画像認識手段により認識し、その認識結果に
基づいてそれぞれの画像に対してプリント開始温度Tp
を設定し、加熱ローラ11の表面温度Tとの比較で、T
p≦Tを満たす画像から順番に画像形成を行なうことに
より、ウェイトタイムの短縮と消費電力の削減ができ
た。
【0048】(第2の実施形態)本実施形態の画像形成
装置の構成及び画像形成動作は、第1実施形態とほぼ同
じであるが、一連の画像として入力された複数枚の画像
信号を一つの画像グループとし、画像グループに属する
一連の画像は画像信号を入力された順番で連続して形成
することを特徴とする。つまり、ある画像グループの画
像の形成を開始したら、画像グループの画像形成が終了
するまで、他の画像グループに属する画像は形成しない
点が異なる。
【0049】次に、本実施形態の特徴的な画像形成動作
をスリープモード中に画像形成装置に画像グループ(A
1〜A5)がA1→A5の順に入力され、その数秒後に
画像グループ(B1〜B5)がB1→B5の順に入力さ
れた場合を例にとって説明する。ここで、画像A1,A
2,B3,B4は写真画像、それ以外の画像は文字画像
であったとする。本例のシーケンス図を図4に示す。
【0050】画像形成装置に画像信号A1が入力される
と、ヒーター10への通電が開始される。次に画像認識
手段により、画像信号A1が写真画像であると認識され
る。次に不図示のプリント開始温度設定手段は画像信号
A1のプリント開始温度を200℃に割当る。同様に、
順次入力されてくる画像信号A2〜A5およびB1〜B
5についても画像認識を行い、その結果に基づいて、そ
れぞれの画像信号に対してプリント開始温度を設定す
る。第1実施形態と同様に写真画像は200℃、文字画
像は180℃に割当られる。その後、割当てられた温度
検出手段15により検出される加熱ローラ11の表面温
度が180℃に到達すると、プリント開始温度が180
℃で、かつ、一つの画像グループの先頭ページである画
像信号B1の画像形成が行われる。続いて画像信号B2
の形成が行われる。続く画像信号B3の割当てのプリン
ト開始温度は200℃なので、加熱ローラ11の表面温
度が200℃に到達するまでウェイトし、200℃に到
達したら画像信号B3,B4,B5の順に画像形成が行
われる。続いて、画像信号(A1〜A5)の画像形成が
行われる。画像形成が終了すると同時にヒーター10へ
の通電は停止される。
【0051】本実施形態のような温度制御を実行するこ
とにより、複数の画像グループの画像が入り乱れること
なく、かつ、一つの画像グループにおける順番が入れ替
わることなく出力画像を排紙トレイ21に排出すること
ができ、ウェイトタイムの短縮と消費電力の削減ができ
る。
【0052】本実施形態の他に、次の形態を実施でき
る。
【0053】1)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、デジタル画像信号の入力源を計算機としたが、フ
ァクシミリ、リーダースキャナー等としてもよい。
【0054】2)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、画像信号の入力経路を1つとしたが、複数の入力
経路を設け、複数のデジタル画像信号出力装置(計算
機、ファクシミリ、リーダースキャナー等)から画像信
号を入力するようにしてもよい。
【0055】3)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、写真画像か文字画像に応じてプリント開始温度を
設定するようにしたが、更に、画像の解像度、画像処理
方法、階調処理方法、画像比率等に応じて設定するよう
にするとより好ましい。
【0056】4)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、プリント開始温度を2段階にしたが、多段階設け
るようにするとより好ましい。
【0057】5)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、スリープモードを例にとったが、節電モード或い
は朝一からの立ち上がり時等に適用することもできる。
【0058】6)第1実施形態および第2実施形態にお
いて、画像の種類に応じてプリント開始温度を設定する
ようにしたが、これに限らず、画像の種類に応じて転写
材上のトナー像に付与する熱エネルギーを変化させるこ
とが出来る値であればよい。例えば、画像の種類に応じ
て立ち上げ時間を設定し、加熱ヒーターへの通電を開始
してからの経過時間が該立ち上げ時間に到達した画像か
ら形成するようにしてもよい。
【0059】7)実施形態2において、画像グループ内
における画像の順番をバラバラにしないために、ある画
像グループの画像の形成を開始したら、画像グループの
画像形成が終了するまで、他の画像グループに属する画
像は形成しないようにしたが、排紙トレイを複数有する
画像形成装置においては、画像グループ毎に別々の排紙
トレイに排出するようにすることにより、ある画像グル
ープの画像形成の終了を待たずに他の画像グループの画
像の形成を行なっても、画像グループ内における画像の
順番をバラバラにしないことができる。
【0060】8)通常、画像信号はページ順で画像形成
装置に入力され、画像信号記憶手段(ICメモリやハー
ドディスク)18にCPU等の制御により書き込まれ
る。したがって、認識手段により画像の種類の判別を行
なった時には、その判別の結果に対応する設定定着温度
を上記ページ単位の画像信号と関連付けてCPU等の制
御手段(不図示)により画像信号記憶手段18に記憶す
る。画像形成にあっては、CPU等の制御手段により同
一の設定定着温度を持つ画像信号(ページ単位)を記憶
順の早い方(たとえば、記憶アドレスが小さい方)から
読み出すとよい。
【0061】また、上記記憶手段18の記憶領域を画像
の種類に対応させて、分割しておき、認識手段の種類の
認識結果に応じて、対応の記憶領域にCPU等の制御手
段により記憶させてもよい。
【0062】さらには入力順(ページ順)に記憶されて
いる画像信号を、画像の種類毎に、かつ同じ種類の中
で、ページ順に並び換える処理を行ってもよいこと勿論
である。
【0063】
【発明の効果】請求項1,9の発明によれば、複数ペー
ジの中のたとえば、写真や文書など同じ種類の画像を有
するページが画像形成されて、その画像の種類に適した
定着温度で定着されるので、定着しやすい画像から画像
形成を行うことができ、もって、ウェイトタイムの短縮
および電力の消費に寄与することができる。
【0064】請求項2,10の発明によれば、同じ種類
の画像を画像形成する際に、記憶順とすることにより、
連続でないがページの小さい順に画像形成を行うことに
よりユーザが、画像形成済み用紙を元のページ順に並び
換えることが容易となる。
【0065】請求項3,11の発明によれば、定着温度
の低い方から種類ごとの画像形成を行うことにより、画
像形成開始までのウェイト時間をさらに短縮することが
できる。
【0066】請求項4,12の発明によれば、画像形成
をたとえば、複数毎の単位のグループで行うことで、内
容のまったく異なる文書が混在してしまうトラブルを回
避することができる。
【0067】請求項5,13の発明によれば、画像形成
済みの用紙は同じ画像の種類同士でまとめられているの
で、複数のトレイに画像の種類に対応させて排紙するこ
とで、1つのトレイにまとめて排紙するよりもユーザの
整理が容易となる。
【0068】請求項6,14の発明によれば、ファクシ
ミリ送受信機、コンピュータやリーダスキャナと接続可
能とすることにより、画像形成装置に汎用性をもたすこ
とができる。
【0069】請求項7,15の発明によれば、画像形成
時以外は通電を行なわないにより電力の消費を抑えるこ
とが可能となる。
【0070】請求項8,16の発明によれば、画像形成
時以外は定着温度を低くすることにより電力の消費を抑
えることが可能となる。
【0071】以上説明したように、上述の実施形態によ
れば、入力経路から入力したデジタル画像信号の種類を
認識する画像認識手段を有し、画像信号記憶手段に複数
枚の画像が記憶されている場合、画像認識手段の認識結
果に基づいて画像形成を行なう順序を決定することによ
り、定着し易い画像から画像形成を開始することがで
き、ウェイトタイムの短縮ができ、電力の浪費を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成の概略を示す
断面図である。
【図2】実施例1の装置の動作シーケンス図である。
【図3】従来の装置の動作シーケンス図である。
【図4】実施例1の装置の動作シーケンス図である。
【図5】従来の画像形成装置における定着装置の構成の
概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 一次帯電体(帯電手段) 3 画像露光 4 現像装置(現像手段) 5 転写帯電装置 6 転写材 7 定着ガイド 8 定着装置(定着手段) 10 ヒータ(加熱手段) 11 加熱ローラ 12 加圧ローラ 14 トナー 15 表面温度検出装置 16 温度制御装置 17 レーザービーム出力手段 18 画像信号記憶手段 19 画像信号の入力経路 20 計算機(コンピューター) 21 排紙トレイ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に基づいて電子写真方式で像担
    持体に画像形成し、当該形成された画像を、画像の種類
    ごとに定めた定着温度で定着する画像形成装置におい
    て、 前記画像信号をページ単位で複数ページ分記憶可能な記
    憶手段と、 当該記憶された1ページ分の画像信号の示す画像の種類
    を認識する認識手段と、 当該認識された種類に基づき記憶手段に記憶されたペー
    ジ単位の画像信号を同一の種類毎に画像形成および定着
    させる制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記制御手段は同一種類の画像信号の画像形成およ
    び定着を、前記記憶手段に画像信号を記憶した順が早い
    方から行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、前記制御手段は画像の種類が複数ある場合に
    は前記定着温度が低い方から画像形成および定着を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記複数ページの画像信号を1グルー
    プとして複数グループ分の画像信号が入力され、前記制
    御手段はグループ単位で画像の種類ごとの画像形成およ
    び定着を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置におい
    て、複数のトレイに画像形成済みの転写材を排紙可能な
    排紙手段をさらに有し、グループ毎に複数のトレイに排
    紙を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記画像信号はファクシミリ送受信
    機、コンピュータ、リーダスキャナーのいずれから入力
    されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記制御手段は画像形成動作以外は、
    定着温度の維持のための通電をしないことを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記制御手段は画像形成動作以外は定
    着温度を画像形成動作時の定着温度よりも低い温度とな
    るように温度制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像信号に基づいて電子写真方式で像担
    持体に画像形成し、当該形成された画像を、画像の種類
    ごとに定めた定着温度で定着する画像形成方法におい
    て、 前記画像信号をページ単位で複数ページ分記憶手段に記
    憶しておき、 当該記憶された1ページ分の画像信号の示す画像の種類
    を認識し、 当該認識された種類に基づき記憶手段に記憶されたペー
    ジ単位の画像信号を同一の種類毎に画像形成および定着
    させることを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像形成方法におい
    て、同一種類の画像信号の画像形成および定着を、前記
    記憶手段に画像信号を記憶した順が早い方から行うこと
    を特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の画像形成
    方法において、画像の種類が複数ある場合には前記定着
    温度が低い方から画像形成および定着を行うことを特徴
    とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかに記載の画
    像形成方法において、前記複数ページの画像信号を1グ
    ループとして複数グループ分の画像信号を入力し、グル
    ープ単位で画像の種類ごとの画像形成および定着を行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像形成方法にお
    いて、複数のトレイに画像形成済みの転写材を排紙可能
    な排紙手段をさらに有し、グループ毎に複数のトレイに
    排紙を行うことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれかに記載の画
    像形成方法において、前記画像信号はファクシミリ送受
    信機、コンピュータ、リーダスキャナーのいずれから入
    力されることを特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれかに記載の画
    像形成方法において、画像形成動作以外は、定着温度の
    維持のための通電をしないことを特徴とする画像形成方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれかに記載の画
    像形成方法において、画像形成動作以外は定着温度を画
    像形成動作時の定着温度よりも低い温度となるように温
    度制御することを特徴とする画像形成方法。
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JP2016014728A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラム
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