JPH0668656B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0668656B2
JPH0668656B2 JP60039467A JP3946785A JPH0668656B2 JP H0668656 B2 JPH0668656 B2 JP H0668656B2 JP 60039467 A JP60039467 A JP 60039467A JP 3946785 A JP3946785 A JP 3946785A JP H0668656 B2 JPH0668656 B2 JP H0668656B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ、発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、作像機構部で像担持材面に未定着画像を形成
し、該画像を熱定着器により定着処理して画像記録物を
出力する画像記録装置(又は画像形成装置)に関する。
〔従来の技術〕 上記のような画像記録装置は電子写真法・静電記録法・
磁気記録法、その他種々の作像原理・方式のものが公知
であり、複写機をはじめ、コンピュータ・ワードプロセ
ッサ等に於ける画像出力装置、ファクシミリ・電話ファ
ックス等のデータ通信システムの画像出力装置等として
活用されている。
なかでも、レーザビームプリンタ方式(LBP方式)の画
像記録装置、即ち感光体等の作像媒体に対する画像情報
の書込みをレーザビーム走査露光で行う方式のものは作
像開始から画像記録物が出力されるまでのプロセススピ
ードが速く、又記録画像も鮮明で高画質である、記録部
材(像担持材)として普通紙を使用できる等のことか
ら、高速度プリンタ、ファクシミリ等のデータ通信シス
テムに於ける高速度画像出力装置等として有効である。
像担持材面に形成された未定着画像の定着処理手段機器
としては熱定着器(熱ローラ対式、熱板式、熱チャンバ
式等)の外にも、圧力定着器、高周波定着器などもある
が、熱定着器は画像定着性、高速処理性等がよく実用的
であるのでこれが一般的に使用される。
ただ、熱定着器はヒーターへの通電が開始されてから定
着器の温度が所定の定着温度に昇温して定着処理可能状
態になるまでに比較的長い待ち時間(一般に約1〜5
分)を必要とする。その待ち時間は通電開始時点の定着
器の冷え状態温度により大きなばらつきがあり一定しな
い。一旦所定の温度に昇温した後はその温度又はその温
度よりもいくらか高目に設定した管理温度に温調管理さ
れ、未定着画像担持体を比較的高速に導入通過させても
十分に良好な画像の定着処理がなされる。所定の定着温
度に昇温しないうちは未定着画像担持体を導入しても、
画像は定着されないか、定着状態の悪いもので、出力さ
れた画像記録物は使用し得ない。
そこで熱定着器を組込んだ画像記録装置は、装置のメイ
ン電源−オンと共に定着器ヒータへの通電を開始させ、
定着器が所定の定着温度に昇温するまでの間を装置ウエ
イト期間(装置ウォーミングアップ期間)として作像機
構部の画像形成プロセスの実行を禁止させた状態に保持
させ、又その装置ウエイト期間中に定着器ヒータへの通
電と並行して、ウォーミングを必要とする他のプロセス
機器への通電、例えばLBP方式の画像記録装置の場合は
レーザ発振素子の温度管理用ヒータへの通電等がなさ
れ、定着器が所定の定着温度に昇温したら画像形成プロ
セスの実行禁止状態を解除して画像形成プロセス実行開
始可能なスタンバイ状態に保持させる装置制御構成にし
て、常に定着性の良好な画像記録物を出力させるように
なっている。
LBP方式の画像記録装置に於てレーザ発振素子としては
一般に半導体レーザが利用され、その他色素レーザ、ガ
スレーザ等も利用できる。半導体レーザ等は温度変化に
応じて発振波長が変動する性質があるから、レーザ発振
素子に近接させてペルチェ素子やヒータを配設してレー
ザ発振素子を加温して所定の温度に温調管理するように
なっている。この場合もペルチェ素子やヒータへの通電
開始からレーザ発振素子が所定温度の加温状態になるま
でに若干の時間を要する。ただしその所要時間は定着器
についてのそれよりも短い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでファクシミリ・電話ファックス等のデータ通信
システム等に於ける画像出力装置としては、画像信号が
入力したときにできるだけ即時に画像形成プロセスに入
ることができる、可及的即時の作動性(スタート性)が
要求される。
ファクシミリ・電話ファックス等に於ける画像出力装置
が前述のように作動開始前に比較的長い定着器昇温待ち
時間を必要とする熱定着器を組込んだ画像記録装置であ
る場合に於て上記の可及的即時の作動性を満足させるた
めに、従来は熱定着器を所定の高温の定着温度に温調管
理させた装置スタンバイ状態をそのまま不断に長期にわ
たって持続させて画像信号の不時の入力に対処させてい
る。
而しながら熱定着器を長期間継続的に高温(120℃〜160
℃或いは180℃〜200℃)の定着温度状態にしておくこと
は、定着器の寿命を極端に短くすることになる、装置内
にこもる熱気を排出する排熱用ファンを常時作動状態に
しておく必要性がある、電力消費が大きい等の問題があ
り好ましくない。
本発明は同じく熱定着器を組込んだ画像記録装置である
が、上記のような問題点なく、或は問題の程度を小さく
して、而も可及的即時の作動性も実用上十分に満足し得
るように工夫したものを提供することを目的とする。
ロ、発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成する本発明は、記録材上に未定着画像を
形成する画像形成手段と、記録材上の未定着画像を加熱
定着する所定温度に維持される加熱体を備えた定着手段
と、を有し、プリンターモードとファクシミリモードが
可能な画像記録装置において、待機時の加熱体温度はフ
ァクシミリモードではプリンターモードよりも低いこと
を特徴とするものである。
〔作 用〕
即ち、上記のような制御モードにすることにより (1)装置使用信号の入力時点では、熱定着器の温度は
所定の画像定着温度よりは低い温度状態であって装置は
直ちに画像形成プロセスを実行できる状態にはないけれ
ども、熱定着器は所定のベース温度に温調加熱されてい
るから装置使用信号の入力時点から所定の画像定着温度
に昇温する温度立上り時間は、常温の冷え切り状態から
所定の画像定着温度に昇温させるに要する時間よりもは
るかに短時間となり、従って装置は安定した短時間のう
ちに画像形成プロセス実行可能状態となり、実用上十分
に可及的即時の装置作動性を満足させることができる。
この場合画像記録装置がファクシミリ・電話ファックス
等の画像出力装置であって上記の熱定着器温度立上り時
間中に記録画像信号の入力が開始される場合にはその間
の入力記録画像信号をバッファメモリに蓄積するように
対処すればよく、そのバッファメモリは熱定着器の上記
の短い温度立上り時間中の入力記録画像信号分をメモリ
するに足る容量の小さいものでよい。
(2)装置準待機期間中の熱定着器温度は所定の画像定
着温度より低い温度であるから、熱定着器を所の高温の
画像定着温度状態に継続保持させる場合よりも熱的悪影
響を大幅に低減させることができ、定着器の寿命を延す
ことができる。
(3)装置準待機期間中の熱定着器温度は所定の画像定
着温度よりも低い温度(少なくとも100℃以下)に温調
管理されているから所定の温度の画像定着温度を維持管
理させた場合よりも装置内の熱気ごもりが少なく、実際
上排熱用ファンの常時作動の必要性が除去され、装置準
待機期間中は排熱用ファンを停止状態に保っても支障は
なく、該期間中のファン作動騒音を除去することができ
る。
(4)上記(2)・(3)のことから装置準待機期間中
の消費電力を低減させることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明に従うLBP方式の電子写真画像記録装置
の一例の構成略図である。本例装置の作像原理・作像プ
ロセス機器自体は公知のものであるからそれ等の説明は
簡単にとどめる。
図に於て、Uはレーザビーム発振ユニットであり、該画
像記録装置に有線・無線で入力した、ファクシミリ送信
機・電話ファックス送信機・コンピュータ・ワードプロ
セッサ・画像読取り装置等からの時系列電気画素信号
(画像信号)によって点滅変調駆動されて画素信号に対
応した点滅レーザビームLを発振する。
4は帯電器5で一様な帯電を受けながら矢示方向に回転
駆動される電子写真感光体ドラムであり、上記のレーザ
ビームLはそのドラムの帯電処理面に回転多面鏡1・レ
ンズ2・ミラー3を介してスポット状に結像されると共
に、回転多面鏡1の回転によりドラム4の母線方向に振
られ、これを主走査とし、ドラムの回転を副走査とし
て、回転ドラム面がレーザビーム走査露光(イメージス
キャン方式又はバックグラウンドスキャン方式)され、
入力画像情報に対応した画像パターンの静電潜像が回転
ドラム面に順次に形成されていく。
回転ドラム4面の形成潜像は次の現像器6によってトナ
ー像として現像される。その現像像が転写帯電器7によ
り、該帯電器7と回転ドラム4との間に給紙部8又は同
9からドラム4の回転と同期を取って給送された転写材
Pに順次に転写されていく。給紙部8は手差しモード給
紙部であり、手差しした転写紙Pが給紙ローラ10とレジ
ストローラ11によってドラム4の回転と同期取りされて
上記転写部へ給送される。給紙部9はカセットモード給
紙部であり、カセット内に積載収納された転写材Pが給
紙ローラ12により1枚づつ分離給送され、レジストロー
ラ11によってドラム4の回転と同期をとって同じく上記
転写部へ自動給送される。上記2つの給紙部8・9は選
択的に使用される。
像転写を受けた転写材はドラム4面から分離手段13によ
り順次に分離され、ガイド14a・14bを介して熱定着器15
に導入され、転写画像の熱定着を受け、画像記録物とし
て排出ローラ16により機外のトレイ17に排出される。
像転写後の回転ドラム4面はクリーニング器18により転
写残り現像剤等の除去を受け、次の画像形成に繰返して
使用される。19は装置内にこもる熱気を排除する排熱用
ファンである。
本例装置に於けるレーザビーム発振ユニットUは半導体
レーザユニットであり、第2図示のように該ユニットU
は基板21と、この基板21に固定された支持体22と、この
支持体22に固定された半導体レーザ20(チップ)と、支
持体22、及びレーザ20を覆って密閉するキャップ23とを
有している。キャップ23はレーザビームLの通過するガ
ラス窓24を有している。部材21〜23はアルミニウム、真
チュウ、ステンレススチール等、金属等の熱伝導性のよ
い材質で形成してもよい。
25はニクロム等の発熱ヒータであり、支持体22等、良熱
導体を介してレーザ20と熱的に結合されている。26はレ
ーザ20の近傍に配置されたサーミスタ、熱電対等の温度
検知素子である。素子26の信号は周知の温度調節回路27
に伝達され、該回路27は電源28からヒータ25に印加する
電力を上記信号に応じて断続し、レーザ20の温度を所定
の温度に保つ。これによりレーザ20の発振波長の一定化
がなされる。この所定温度は、画像記録装置の使用環境
の上限温度(例えば35℃よりも0〜10℃高い温度(例え
ば35〜45℃の間))であればよい。レーザを、余り高い
温度、おおよそ50℃以上で、駆動することはレーザの劣
化を速めるため好ましくない。
又本例装置に於ける熱定着器15は熱ローラ対式のもの
で、第3図はその横断面図である。29は表面をテフロン
(登録商標)33で被覆した芯金34の内部にヒータ31を内
蔵している定着ローラである。30は表面に離型性の良い
シリコンゴム35、その内側に弾性に富む耐熱性のゴム3
6、その内側に芯金37を有する加圧ローラである。
上記の定着ローラ29と加圧ローラ30は互いに適度に圧接
した状態で矢示方向に回転駆動される。定着ローラ29は
ヒータ31に対する通電発熱により加熱され、その表面温
度状態がサーミスタ等の感温素子32により検知され、温
度調節回路によりヒータ31への通電制御がなされて、所
定の温度に温調管理される。未定着の記録画像38の転写
を受けた転写材P(未定着画像担持材)は上記のローラ
対29・30間に導入され、両ローラ間で加熱されて画像38
が順次に熱定着される。42は定着ローラ29に先端を接触
させた転写材分離爪、41は同じく該ローラ29面に接触さ
せたフェルトであり、定着ローラ周面のオフセット画像
をクリーニング除去する。又このフェルト41は、シリコ
ンオイル等の離型剤が含浸されており、定着ローラの表
面に離型剤を塗布する役目も負っている。
本例の画像記録装置は通常制御モード(プリンターモー
ド)と、準待機制御モード(ファクシミリモード)の2
つの制御モードを有し、該両モードを適宜選択して使用
される。
通常制御モードは、装置を使用する都度、メイン電源ス
イッチをオンして熱定着器15が常温の冷え切り状態から
所定の画像定着温度に昇温するまでの比較的長い装置ウ
エイト期間を経て装置が画像形成プロセス実行開始可能
なスタンバイ状態になるのを待ってから使用する制御モ
ードであり、例えばパーソナルコンピュータ・ミニコン
ピュータ・ワードプロセッサ・タイプライタ等の画像出
力装置として使用するときのものである。
準待機制御モードは、装置の可及的即時の作動性が要求
される場合の制御モードであり、例えばファクシミリ受
信機・電話ファックス受信機等の不時の受信画像情報の
画像出力装置として使用するときのものである。
以下上記の両制御モードについて具体的に説明する。
A、通常制御モード(プリンターモード) 第4図及び第5図は該制御モードに於ける、プロセス機
器のタイムチャート及び定着ローラ温度推移グラフであ
る。
装置のメイン電源スイッチ(メインSW)がオンされると
同時にヒータ31に通電が開始されて定着ローラ29が加熱
昇温して何れ温度T3に到達する。この温度T3に昇温する
までの時間t1が装置ウエイト期間であり、この間装置は
画像形成プロセス実行禁止状態に保持される。温度T3
昇温した時点以降は装置は画像形成プロセス実行可能状
態のスタンバイ状態となり、温度T3はオーバーシュート
を繰返しながら該温度T3に温調管理される。
その後、A時点でプリント−オン信号が入ると、装置の
メインモータがオンして作像機構部の作動が開始されて
画像形成プロセスの実行が開始される。又定着器15の設
定温度はT3より高いT1に切り換えられる。これに伴なっ
てヒーター31に通電がなされ、定着ローラの表面温度は
T3より上昇し、B時点で所定の温度T1(カセット給紙の
場合の設定温度)に達した後、該温度T1を保つ温度制御
がなされる。プリント−オン信号時点から温度T1に達す
るまでの時間、即ちA時点→B時点までの時間t0はプリ
ント−オン信号時点から、転写材の先端が定着器15に達
するまでの時間よりも同時か小さくなくてはならない。
即ち、転写材の先端が定着器15に達するまでに定着ロー
ラ29の表面は設定温度T1に近づいているか達しているこ
とが好ましい。
また手差し給紙時には、手差し口の検知センサにて転写
材が挿入されたことが検知され、定着器15の設定温度が
カセット給紙時の設定温度T1よりも高いT2に切り換えら
れる。これによってヒータ31は、定着ローラ29の表面温
度がT2になるまで通電がなされ、C時点で所定の温度T2
に達する。
半導体レーザユニットUの温調用ヒータ25にはメイン電
源スイッチ−オンと同時に通電が開始されてレーザ20の
加温がなされ、何れ設定温度T5(第6図、本例の場合40
℃に設定)に到達すると、その設定温度T5に温調管理さ
れる。この設定温度T5に到達するまでの時間t5は短時間
のものであり、定着器15の温度がT3に立ち上るまでには
十分に完了する。該半導体レーザユニットの温度調節は
メイン電源スイッチがオフにされるまで継続して行われ
る。
排熱用ファン19はメイン電源スイッチ−オンと同時に作
動を開始し、メイン電源スイッチがオフにされるまで継
続して作動する。
メインモータは1画像形成サイクルの終了信号により停
止され、次の画像形成サイクルのプリント−オン信号で
再び駆動される。画像形成サイクル間の各装置スタンバ
イ期間中は定着器15は温度T3で温調管理される。
B、準待機制御モード(ファクシミリモード) 第7図及び第8図は該制御モードに於けるプロセス機器
のタイムチャート及び定着ローラ温度推移グラフであ
る。
この制御モードはサブ電源スイッチ(サブSW)をオンす
ることにより選択される。サブ電源スイッチ−オンによ
り定着器ヒータ31への通電が開始され、予め設定した、
室温より高く、所定の定着温度T3より低い温度T4まで定
着ローラ29の温度が上昇すると、以後その温度T4に温調
管理されて、装置は準待機状態に入り不時の画像情報受
信を待つ。
半導体レーザユニットUの温調用ヒータ25は前記の通常
制御モードの場合と同様に電源スイッチ−オンと同時に
通電がなされて、設定温度T5(第6図)に到達すると、
以後その温度T5が継続して温調管理される。
給紙部は自動給紙系であるカセットモード給紙部9に自
動選択される。
上記の装置準待機期間中は、熱定着器15は低温の温度T4
に温調管理されており、従って長期的にも熱的悪影響は
少なく、又装置内の熱気ごもりの程度は小さく実際上排
熱用ファン19を作動状態にさせる必要性はなくてファン
19の作動による騒音もない。又待機時の消費電力も少な
い。
而して装置が準待機状態に継続保持されている状態に於
て送信機側から画像情報信号が入力されると、先ずプリ
ント−オン信号に先立つ装置使用信号により熱定着器15
の温調管理温度がT4からT3に切換えられて、その温度T3
に熱定着器15が昇温するまで定着器ヒータ29に継続的に
通電がなされる。又ファン19の作動も開始される。
定着器15の温度がT4からT3に上昇するまでは装置はウエ
イト状態にあり、この間で画像形成プロセスの実行を開
始させることはできないが、温度T3に上昇すると以後画
像形成プロセスの実行が可能となり、プリント−オン信
号で画像形成プロセスの実行が開始される。
この場合定着器15の温度がT4からT3に上昇するまでの装
置ウエイト時間t2は、前記の通常制御モードの場合の、
定着器15が常温の冷え切り状態からT3へ上昇するまでの
装置ウエイト時間t1よりも大幅に短き、又ほぼ一定化さ
れたもので、装置の可及的即時の作動性を実用上十分に
満たすことができる。
又上記の装置ウエイト時間t2の間に送信機側から記録画
像情報の実質データ信号の送り出しが開始される場合は
その間のデータ信号をバッファメモリに一時蓄積させる
処置をとればよい。或は受信機側から送信機側へステー
タス信号を送り、送信機側の画像情報データ信号の送り
出しを装置ウエイト時間t2の間遅らせるようにすること
もできる。
受信した画像情報についての画像記録物が出力され終る
と、定着器15の管理温度がT4に戻されてその温度に温調
管理され、装置は次の画像情報の送信を受けるまで再び
準待機状態に復して待機する。ファン19は画像記録物が
出力された後も余熱除去のために予め定めた一時時間T
αだけ作動を続行した後に停止する。
具体的数値例 第3図に示す構成の定着器で定着ローラ29として直径2.
5mm、1.6mm厚のアルミシリンダ上にPFA又はPTFE層を25
μm設けたものを用い、加圧ローラ30としては、直径10
mmのステンレス軸上に6mm厚のSiスポンジゴム層を被覆
し、さらに表面層として1mm厚のSiゴム層を設けたもの
を用いた。ローラ長は定着ローラ29で、272mm、加圧ロ
ーラ30間は線圧で0.25kg/cmに加圧してある。
この定着ローラ29中に600Wのヒータを入れ、スタンバイ
中の定着ローラ温度T3を150℃、カセット給紙モード時
の温度T1を160℃、手差し給紙モード時の温度T2を180℃
とした。また、装置準待機時の温度T4は30℃〜70℃、好
ましくは35℃〜60℃程度が好ましい。例えばT4=40℃と
すると、電源の電圧変動を考慮してもt2=25秒以内で、
温度T3=150℃に達する。また温度T3を定着温度160℃よ
りもかなり低い温度例えば110〜140℃で見切り的にプリ
ント可能状態にすると、t2はさらに短くなり15〜20秒で
済むことになる。
一般にファクシミリ特に高速ファクシミリでは電話線に
よる伝送時間はLBPプリンタの書き込み時間とくらべて
大幅に長いので、画像信号を一旦受信側のバファメモリ
に蓄積する必要があるので、15〜20秒程度の待ち時間は
この信号をバファメモリに入れる時間に利用すると、LB
Pプリンタはムダなく使うことができる。
第9図は制御系の簡単なブロック図である。
43はDCコントローラ46へ供給するための電源であり、前
述の通常制御モードでも、準待機制御モード(ファクシ
ミリモード)でもオンされている。DCコントローラ46は
定着器の温度センサ32や定着器ヒータ31に供給する電源
48を制御し、さらにはメインモータ50、排熱用ファン19
や、帯電器5・7の高圧電源52、レーザ20の変調、レー
ザヒータ25の制御を行う。
DCコントローラ46の制御により、前述したように通常制
御モードでは電源43のオンと共に、温度センサ32、定着
器ヒータ31、ファン19、レーザヒータ25が制御されて、
装置はウエイト状態からスタンバイ状態に移行し、プリ
ント信号45が来ると、プリントを開始する。
一方前述したようにファクシミリモードではサブ電源ス
イッチ44の切り換えによって電源43はオンしているが、
温度センサ32の検知により定着ヒータ31は定温T4で温度
制御がなされる。レーザヒータ25は温度T5で温度制御が
なされ、装置はウエイト状態から準待機状態に移行し、
信号が来るまで待機する。このときファン19は停止して
いてもよい。
前記実施例では定着器の熱源としてハロゲンヒータを一
本使用し、装置準待機中の加熱も、定着設定温度での制
御中も、共通のハロゲンヒータを用いたが、ハロゲンヒ
ータのワット数が大きいため、定温で温調する場合は温
度リップルが比較的大きくなり、エネルギ的に必ずしも
適切ではない。従って別に小ワット数のハロゲンヒータ
をもう一本設けるか、大容量のハロゲンヒータを低い電
圧で駆動してもよい。
さらには定温で温調する場合はハロゲンヒータを用いる
のではなく、定着器全体を自己温度制御型のヒータ等で
加温してもよい。
ハ、発明の効果 以上のように本発明に依れば、熱定着器を組込んだ画像
記録装置について可及的即時の作動性を問題点なく具備
させることができ、例えばファクシミリ装置等のように
可及的即時の作動性の要求されるもに於ける画像出力装
置等として極めて有効に活用し得る。
特に定着器の温度を低温の所定温度(100℃以下、好ま
しくは60℃以下で、30℃以上又は40℃以上)に保つこと
ができるため今まで環境によって立ち上り時間のばらつ
きが大きかったが、本発明に依ればそのばらつきを少な
くすることができるようになった。さらには上記したよ
うな効果と同時に定着器の信頼性、耐久性をほとんど変
えることがないのに加え、装置内の昇温を極めて小さな
ものにでき省エネルギ、低騒音化も図れるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はLBP方式の画像記録装置の一例の概略の縦断正
面図、第2図はレーザユニットの縦断面図、第3図はロ
ーラ対式熱定着器の横断面図、第4図及び第5図は夫々
通常制御モードに於けるプロセス機器のタイムチャート
と、定着ローラ温度推移グラフ、第6図及び第7図は夫
々準待機制御モードに於ける同上図、第8図はレーザユ
ニットの温調グラフ、第9図は制御系のブロック図であ
る。 Uはレーザユニット、4は感光体ドラム、15はローラ対
式熱定着器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村沢 芳博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−35549(JP,A) 特開 昭52−134732(JP,A) 特開 昭58−182426(JP,A) 特開 昭59−42554(JP,A) 特開 昭59−67557(JP,A) 特開 昭55−113058(JP,A) 特開 昭56−21141(JP,A) 特開 昭58−14849(JP,A) 実公 昭55−31549(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材上に未定着画像を形成する画像形成
    手段と、記録材上の未定着画像を加熱定着する所定温度
    に維持される加熱体を備えた定着手段と、を有し、プリ
    ンターモードとファクシミリモードが可能な画像記録装
    置において、 待機時の加熱体温度はファクシミリモードではプリンタ
    ーモードよりも低いことを特徴とする画像記録装置。
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