JP2016014728A - 画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラム - Google Patents

画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ページ内に高温定着が必要な部分と低温定着が可能な部分とが混在している場合であっても、定着処理の消費電力を低減し、印刷処理を効率的に実施する。
【解決手段】画像形成部と定着部とを含む印刷部を備える画像形成装置において、制御部は、印刷データを取得するデータ取得部と、印刷データを解析してディスプレイリストを作成する解析部と、ディスプレイリストに基づいてビットマップのデータを作成するラスタライズ部と、ビットマップのデータを印刷部に送信して印刷を指示する印刷制御部と、を備え、解析部は、各ページを複数のバンドに分割するバンド分割部と、予め設定した判定条件に基づいて、バンド毎に低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて当該バンドの定着温度を設定する条件判定部と、を備え、印刷制御部は、設定された各バンドの定着温度に基づいて定着部の定着温度を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラムに関し、特に、記録紙上に形成されたトナー像を熱定着させる印刷部を備える画像形成装置及び当該画像形成装置における定着温度の制御方法並びに制御プログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電装置により一様に帯電された感光体ドラムに露光装置から光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化し、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルトを介して記録紙に転写し、その後、定着装置で加熱することによりトナー像を記録紙上に定着させる定着処理を行っている。ここで、トナー像を定着させるために必要な定着温度はトナーの付着量や記録紙上に形成される画像の種類等の条件によって異なるため、どのような条件であっても確実に定着させることができるように、定着温度は、通常、最も高い温度を必要とする条件下でも良好な定着性を確保することが可能な目標温度に設定される。
一方、省エネルギーの観点から考えると、全ての画像について上記の目標温度で熱定着を行うと、必要以上に電力を消費するため望ましくない。そこで、熱定着の目標温度を下げて画像形成装置の消費電力を低減するための様々な方法が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、ページの画像のカラー情報に基づいて目標温度の候補値を算出し、該ページの画像における中間調画像部分の有無と該中間調画像部分の画像処理に使用される階調処理手段の種類とに基づいて温度補正値を決定し、前記候補値から前記温度補正値を減じて前記目標温度を算出して設定する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、中間調処理方式判断部が、今回の用紙の印刷データに対する中間調処理方式と前回の用紙の印刷データに対して設定した中間調処理方式の設定定着温度を比較して、該設定定着温度の変化を抑制する中間調処理方式を、今回の印刷媒体に対して実行すべき中間調処理方式として設定し、設定した中間調処理方式でPDL部が中間調処理した印刷データに基づいて設定定着温度を調整して印刷部で画像形成する技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、画像解析手段によって解析された画像内容に基づいて定着温度を決定する技術が開示されており、色情報、ディザ情報、及び画像情報の内容毎に定着温度レベルを最高の定着温度レベルk0から最低の定着温度レベルknまでのいずれかのレベルに対応させることが記載されている。
また、下記特許文献4には、定着処理時の定着目標温度を変更する定着目標温度可変手段と、画像情報を階調処理する階調処理手段とを備え、定着処理が行われる記録媒体1枚ごとに、中間調処理の有無と、使用する階調処理の種類とに基づいて、前記定着目標温度を変更する技術が開示されている。また、下記特許文献5には、更に、該定着目標温度に基づいて、画像形成順序の並び替えが可能となるように構成する技術が開示されている。また、特許文献6には、定着処理が行われる記録媒体1枚ごとに、記録媒体上の画像に使用されている階調処理の種類と階調値とに基づいて、前記定着目標温度を変更するように構成する技術が開示されている。
また、下記特許文献7には、複数種類のディザそれぞれと省電力を実現するために定めた定着温度目標値とを対応付けたデータベースを用意し、前記印刷データに対し省電力レベルを指定した省電力処理が指示されているか否かを判定する省電力指示判定工程と、印刷データの解析結果として得られる描画条件によって選択されるディザの種類に対応する定着温度目標値を前記データベースから取得し、得られる定着温度目標値と前記省電力指示判定工程で判定された省電力処理の指示とにもとづいて、定着温度目標値及び適用するディザの種類を決定する省電力動作条件決定工程と、前記省電力動作条件決定工程で決定されたディザの種類を適用して出力用画像データを生成する描画処理工程と、前記省電力動作条件決定工程で決定された定着温度目標値への制御を行う工程を行う定着制御方法が開示されている。
また、下記特許文献8には、定着温度/紙搬送速度決定部は、印刷データを解析し得られる描画コマンド等の描画条件をもとに中間データ保存部で選択した使用予定のディザと所定の関係にある省電力を実現する定着温度と省エネ判定部で判定されたユーザーが指定した省エネレベルとに基づいて、定着温度と紙搬送速度の制御目標値を決定し、プリンタエンジンに通知し、省エネレベルが高く設定されると、定着制御に用いる定着温度目標値を低く変更するのに伴い、紙搬送速度の制御目標値を低速にし、定着の加熱量を維持して画質の低下を生じさせることなく、ヒータの消費電力をさらに低減する技術が開示されている。
特開2013−164441号公報 特開2011−123212号公報 特開2013−003418号公報 特開2012−118496号公報 特開2013−003506号公報 特開2012−242751号公報 特開2011−191697号公報 特開2011−197322号公報
上記従来の技術では、ページ毎に、記録紙上に形成する画像がカラーであるかモノクロであるか、中間調画像が有るか無いか、中間調処理の方法がディザ法であるか誤差拡散法であるかなどに基づいて定着温度を設定しており、このようにページ単位で定着温度を設定することにより、ある程度消費電力を低減することは可能である。
ここで、印刷対象となるページには多数のオブジェクトが含まれる場合が多く、その中には、通常の温度での定着(高温定着と呼ぶ。)が必要なオブジェクトもあれば、通常の温度よりも低い温度での定着(低温定着と呼ぶ。)が可能なオブジェクトもある。例えば、カラーのオブジェクトやイメージオブジェクト、ハーフトーンのオブジェクトなどは高温定着が必要であり、モノクロのテキストオブジェクトやグラフィックオブジェクトなどは低温定着が可能である。
しかしながら、従来の技術は、ページ単位で定着温度を設定するものであり、ページ内に高温定着が必要なオブジェクトと低温定着が可能なオブジェクトとが混在している場合は、高温定着が必要なオブジェクトに合わせて定着温度が設定されるため、低温定着が可能なオブジェクトに対しても高温で定着が行われてしまい、消費電力を十分に低減することができないという問題があった。
また、従来の技術は、ページ単位で定着温度を設定するものであり、ページの先頭に低温定着が可能なオブジェクトのみが存在する場合でも、定着器の温度が高温定着に必要な温度に到達しなければ印刷処理を開始することができないため、印刷処理を効率的に実施することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、ページ内に高温定着が必要な部分と低温定着が可能な部分とが混在している場合であっても、定着処理の消費電力を十分に低減することができる画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、定着処理の開始を早めることによって、印刷処理を効率的に実施することができる画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を備える画像形成装置において、前記印刷部を制御する制御部は、前記印刷データを取得するデータ取得部と、前記印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析部と、前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ部と、前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷制御部と、を備え、前記解析部は、各々のページを複数のバンドに分割するバンド分割部と、予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定する条件判定部と、を備え、前記印刷制御部は、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を備える画像形成装置における定着温度制御方法であって、前記印刷データを取得するデータ取得処理と、前記印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析処理と、前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ処理と、前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷処理と、を実行し、前記解析処理では、各々のページを複数のバンドに分割し、予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定し、前記印刷処理では、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を制御する装置で動作する定着温度制御プログラムであって、前記装置に、予め取得した印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析処理、前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ処理、前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷処理、を実行させ、前記解析処理では、各々のページを複数のバンドに分割し、予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定し、前記印刷処理では、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御することを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラムによれば、ページを副走査方向に分割したバンド毎に低温定着が可能か否かを判定して定着温度を設定するため、ページ内に高温定着が必要な部分と低温定着が可能な部分とが混在している場合であっても、定着処理の消費電力を十分に低減することができる。また、ページの先頭が低温定着が可能なバンドの場合は、高温定着に必要な定着温度に到達する前に印刷処理を開始することができるため、印刷処理を効率的に実施することができる。更に、低温定着が可能か否かの判定に際し、折り曲げ時の剥離性も考慮するため、適切な温度で熱定着を実施することができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の制御部の構成及びプリント処理の概略動作を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(プリント処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(コマンド解析処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(ラスタライズ処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(印刷処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のプリント処理の分割単位(バンド)を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における低温定着可否の判定条件を示すテーブルである。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のプリント処理におけるバンドと定着温度(変更前)の関係を示すテーブルである。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のプリント処理におけるバンドと定着温度(変更後)の関係を示すテーブルである。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(定着温度の決定処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る定着温度制御の印刷開始における効果を示す図である。 本発明の一実施例に係る定着温度制御の印刷終了における効果を示す図である。
背景技術で示したように、電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写し、定着装置で加熱することによりトナー像を記録紙上に定着させる定着処理を行っているが、定着処理では定着装置内の定着部分を所定温度に加熱する必要があるため、多くの電力を消費する。この消費電力量に関して、画像形成装置ではTEC(Typical Electricity Consumption)値が用いられるが、このTEC値は定着方式に大きく依存する。例えば、加熱手段がハロゲンヒータであるかセラミックヒータであるか誘導加熱ベルトであるか、定着装置の構造が上二軸ベルト方式(用紙の上部に加熱ローラと定着ローラとを配置し、それらをベルトで接続する方式)であるか、パッド方式(用紙の上部のローラを用紙の下部のパッドで押圧する方式)であるかなどに応じてTEC値が異なる。
いずれの定着方式においてもTEC値を下げる必要があることから、従来は、ページ毎に、記録紙上に形成する画像がカラーであるかモノクロであるか、中間調画像が有るか無いか、中間調処理の方法がディザ法であるか誤差拡散法であるかなどに基づいて、高温定着を行うか低温定着を行うかを判断していた。
しかしながら、ページ毎に定着温度を制御する方法では、印刷対象のページに少しでも高温定着が必要なオブジェクトが含まれていた場合には、ページ全体に対して高温定着を実施する必要がある。その場合、図13(a)に示すように、ページ先頭の定着処理を開始までに定着装置を高温定着に必要な温度に昇温するため、低温定着が可能な部分があったとしても、その部分に対して高温定着を実施することによって無駄に電力を消費すると共に、低温定着が可能な状態であったとしても印刷を開始することができないという問題があった。また、図14(a)に示すように、ページ末尾の定着処理が完了するまで定着装置を高温定着に必要な温度で維持するため、低温定着が可能な部分のみが残っていたとしても、その部分に対して高温定着を実施することによって無駄に電力を消費するという問題があった。
また、従来の方法では、カラー指定、中間調画像の有無、中間調処理の方法等に基づいて低温定着が可能か否かを判定しているが、本願発明者が実験した結果、これらの条件だけではトナーの剥離強度を十分に確保することができないことが判明した。具体的には、中間調画像のようにドットの間隔が広い画像では、トナーの多くが孤立した小さな点となって記録紙上に付着するために剥がれやすくなることから、中間調画像の有無がトナーの剥離強度に大きな影響を与えるが、記録紙を折り曲げた時の剥離強度も考慮すると、文字や図形の線幅によって剥離の程度が変化することが判明した。これは、線幅が狭い画像はトナー全体に熱が伝わりやすいため、比較的低温でもトナー粒子の結合が促進されて剥離強度を維持することができるが、線幅が広い画像はトナー全体に熱が伝わりにくいため、トナー粒子の結合が十分に行われず剥離強度を維持することができないためと考えられる。
この問題に対して、本願出願人は、上記の実験結果に基づき、記録紙の折り曲げ時の剥離性まで考慮した定着モード(スマート定着と呼んでいる。)を設け、ページの描画内容が特定の条件の範囲内の場合に定着温度を下げる制御を提案しており、この定着モードでの制御に関して、ページ単位で低温定着が可能か否かを判断する出願を行っている。
このような定着モードを採用することにより、従来に比べて、トナーを確実に定着させつつ消費電力を低減することができるが、この方法でもページ毎に低温定着が可能か否かの判断を行っているため、低温定着が可能な部分に対して高温定着を実施することによる電力消費を抑制することができず、また、ページ先頭の定着処理を開始するまでに定着装置を高温定着に必要な温度に昇温するため、ページの先頭に低温定着が可能な部分があったとしても印刷開始のタイミングを早めることができない。
そこで、本発明の一実施の形態では、TEC値をより低減するため、ページ毎に低温定着が可能かどうかを判定するのではなく、各ページを印刷すべき画像の所定の区画単位であるバンドに分割(副走査方向に分割)し、バンド毎に低温定着が可能かどうかを判定し、バンド単位で定着温度を制御するようにする。
これにより、例えば、ページの先頭が低温定着可能なバンドで構成されている場合、高温定着が必要なバンドの定着時点までに定着装置が高温に昇温されていればよいため、図13(b)に示すように、昇温しながら印刷処理を開始することができる。また、ページの末尾が低温定着可能なバンドで構成されている場合、高温定着が必要なバンドの定着まで定着装置を高温状態に維持すればよいため、図14(b)に示すように、高温定着が必要なバンドの定着が完了したら加熱を停止することができる。
結果として、低温定着の割合が増えることにより消費電力を削減して省エネルギーを達成することができると共に、定着温度の上昇を待つ時間を省いて印刷処理を効率的に実施することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び定着温度制御方法並びに定着温度制御プログラムについて、図1乃至図14を参照して説明する。図1は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図であり、図2は制御部の構成及びプリント処理の概略動作を示す図、図3は、印刷部の構成を示す模式図である。また、図4乃至図7は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図であり、図8は、プリント処理の分割単位(バンド)を示す図である。また、図9は、低温定着が可能か否かの判定条件を示すテーブルであり、図10及び図11は、バンドと定着温度の関係を示すテーブルである。また、図12は、本実施例の定着温度の決定処理を示すフローチャート図であり、図13及び図14は、本実施例の定着温度制御の効果を示す図である。
本実施例の画像形成装置10は、MFP(Multi Function Peripheral)などの複合機やプリンタなどであり、図1に示すように、制御部20と印刷部30とを含む。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22やRAM(Random Access Memory)23などのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)24などの記憶部と、入力I/F25などで構成される。CPU21は、プログラムに従って演算するデータ処理装置である。ROM22は、画像形成装置全体の動作を制御するためのプログラム(特に、定着温度を制御する定着温度制御プログラム)、フォントデータなどを記録する。RAM23は、CPU21による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。HDD24は、後述する判定条件を記述したテーブル、バンドと定着温度の対応関係を記述したテーブル、外部入力装置40から取得した印刷データ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)、印刷データから生成した中間データ(ディスプレイリスト)、ディスプレイリストから生成したビットマップのデータなどを保存する。入力I/F25は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどであり、外部入力装置40との接続を行う。なお、外部入力装置40は、LAN(Local Area Network)はWAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続されるコンピュータ装置などである。
この制御部20は、印刷部30に印刷処理を指示するプリンタコントローラとして機能する。具体的には、図2(a)に示すように、制御部20は、データ取得部26、解析部27、ラスタライズ部28、印刷制御部29などで構成される。
データ取得部26は、入力I/F25を介して外部入力装置40から印刷データを受信し、RAM23若しくはHDD24にスプールデータとして保存する。
解析部27は、印刷データをPDLコマンドと各ページのデータに分離し、PDLコマンドを解釈することによって、バンド毎にディスプレイリストを作成してRAM23若しくはHDD24に保存する。具体的には、図2(b)に示すように、解析部27は、ページを副走査方向に分割することによって、各ページを複数の部分(バンド)に分割し、バンド単位でディスプレイリストを管理するバンド分割部27aと、予めHDD24等に記憶した判定条件に基づいて、バンド毎に低温定着が可能であるか否かを判定し、判定結果に従って定着温度を設定する条件判定部27bと、を含む。なお、定着温度は、例えば、相対的に高い温度である高温(例えば150℃程度)と相対的に低い温度である低温(例えば130℃程度)の少なくとも2つの温度を含む。
ラスタライズ部28は、解析部27が作成したディスプレイリストをラスタライズしてバンド毎のビットマップのデータを作成し、RAM23若しくはHDD24に保存する。
印刷制御部29は、ラスタライズ部28が作成したビットマップのデータを印刷部30に送信して印刷を指示する。その際、解析部27(条件判定部27b)がバンド毎に設定した定着温度に従って、印刷部30の定着部の定着温度を制御する。その際、各バンドが設定された定着温度になるように制御することが好ましいが、定着温度を変化させるのには所定の時間を要することから、少なくとも高温定着に設定されたバンドに対しては定着温度が高温になるように、ページ全体の定着温度を制御する。すなわち、低温定着に設定されたバンドに対しては、定着温度が必ずしも低温になっていなくても構わない。
なお、上記データ取得部26、解析部27、ラスタライズ部28、印刷制御部29はハードウェアとして構成してもよいし、制御部20を、データ取得部26、解析部27、ラスタライズ部28及び印刷制御部29(特に、解析部27、ラスタライズ部28及び印刷制御部29)として機能させる定着温度制御プログラムとして構成し、当該定着温度制御プログラムを制御部20に実行させる構成としてもよい。
印刷部30は、印刷制御部29の指示に従い、ビットマップのデータに基づいて印刷処理を実行するエンジンである。具体的には、図3に示すように、画像形成部(Y、M、C、K)、中間ベルト、2次転写ローラ、定着部等を備える。画像形成部(Y、M、C、K)は、それぞれ露光部、現像部、感光ドラム、1次転写ローラを備える。印刷時、ビットマップのデータをPWM変換したPWM信号に従って、露光部が感光ドラム上にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。これを現像部が現像処理し、感光ドラム上にトナー画像を形成する。感光ドラム上のトナー画像は、1次転写ローラにより中間ベルト上に転写される。
画像形成部(Y、M、C、K)によって形成された各色のトナー画像は、回動する中間ベルト上の同じ位置に重ねて転写され、中間ベルト上には4色のトナーからなるカラー画像が形成される。中間ベルト上のカラー画像が2次転写ローラの位置に到達するタイミングに合わせて、給紙トレイから記録紙が給紙され、2次転写ローラによってカラー画像が記録紙上に転写され、定着部に搬送される。
定着部は、例えば、内部にハロゲンヒータやセラミックヒータ等の熱源を持つ加熱ローラ、定着ローラ、加熱ローラと定着ローラを繋ぐ定着ベルト、加圧ローラなどを含み、定着部では、定着ローラ上の定着ベルトと加圧ローラとで用紙を挟み込んで加熱及び加圧を行う。そして、熱定着後の用紙は、搬送ローラにより排紙トレイに排紙、若しくは、反転ローラにより表裏が反転され、2次転写ローラの位置に搬送される。
なお、図1乃至図3は、本実施例の画像形成装置10の一例であり、その構成や制御は適宜変更可能である。例えば、上記では、画像形成装置10内にプリンタコントローラとして機能する制御部20と、エンジンとして機能する印刷部30とを備える構成としたが、プリンタコントローラとエンジンとが分離した構成としてもよい。また、図1及び図2では、外部入力装置40から取得した印刷データに基づいて印刷処理を行う場合を示したが、画像形成装置10に画像読取部(スキャナ)を備え、画像読取部で読み取ったスキャンデータに基づいて印刷処理を行う場合においても、本実施例の定着温度制御を適用することができる。
次に、上記構成の画像形成装置10で実行されるプリント処理について説明する。CPU21は、ROM22又はHDD24に記憶した制御プログラム(定着温度制御プログラムを含む。)をRAM23に展開して実行することにより、図4のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
画像形成装置10の制御部20(データ取得部26)は、入力I/F25を介して外部入力装置40から印刷データ(PDLデータ)を受信し、RAM23もしくはHDD24にスプールデータとして保存する(S101)。そして、制御部20は、画像形成装置10に予め設定された印刷条件を取得して、印刷データの印刷処理に反映させる。
次に、制御部20(解析部27)は、保存された印刷データを読み込み、PDLコマンドを解析して中間言語であるディスプレイリスト(DL:Display List)を作成し、RAM23もしくはHDD24に保存する(S102)。この時、解析部27(バンド分割部27a)は、印刷データの各ページを複数のバンドに分割し、上記ディスプレイリストをバンド単位で管理する。図9は、バンド分割の一例を示しており、1ページは副走査方向(用紙の搬送方向)に等分割した複数のバンドで構成される。そして、解析部27(条件判定部27b)は、HDD24等に予め記憶した判定条件に基づいて、バンド毎に低温定着が可能であるかを判定し、判定結果に基づいて各バンドの定着温度を決定し、決定した定着温度を印刷制御部29に通知する(S103)。
次に、制御部20(ラスタライズ部28)は、保存されたディスプレイリストを読み込み、ラスタライズしてバンド単位に分割したビットマップのデータを作成し、RAM23もしくはHDD24に保存する(S104)。
1ページ分のビットマップのデータが完成した時点で、制御部20(印刷制御部29)は、バンド単位で順次ビットマップのデータを読み込み、印刷部30にデータを送信して印刷を指示すると共に、条件判定部27bが設定したバンド毎の定着温度に従って定着部の定着温度を制御する(S105)。印刷部30(プリントエンジン)は、印刷制御部29によって制御された定着温度で、当該ページの印刷を行う。
次に、S102のコマンド解析処理の詳細について説明する。CPU21は、ROM22又はHDD24に記憶した制御プログラム(定着温度制御プログラムを含む。)をRAM23に展開して実行することにより、図5のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。このコマンド解析処理は、解析部27(バンド分割部27a)が分割したバンド毎に行う。なお、判定条件は予め設定されてHDD24等に記憶されているものとする。
解析部27は、定着温度をバンド単位で管理しており、コマンド解析開始時に全バンドの定着温度を初期値のLOW(低温)に設定する(S201)。次に、解析部27は、解析対象のオブジェクトが配置されるバンドの定着温度を判定する(S202)。当該バンドの定着温度がHIGHであれば(S203のNo)、すなわち、後述するS208で定着温度がHIGHにセットされた場合は、低温定着が可能であるか否かを判定する必要がないため、当該バンドに配置されたオブジェクトを順次解析してディスプレイリストに変換する(S211)。
一方、当該バンドの定着温度がLOWであれば、解析部27(条件判定部27b)は、当該オブジェクトの判定を行う(S204)。具体的には、オブジェクトは、文字画像を規定するテキストオブジェクトと図形画像を規定するグラフィックオブジェクトと写真等のイメージ画像を規定するイメージオブジェクトとに分類される。テキストオブジェクトのデータには、文字の色を指定するコマンド、文字の書体を設定するコマンド、文字のサイズを指定するコマンド、文字の配置位置の始点座標を指定するコマンド、文字間隔や行間隔を指定するコマンド、文字列を示すテキストデータなどが含まれる。また、グラフィックオブジェクトのデータには、図形を構成する線の始点座標及び終点座標を指定するコマンド、線の太さを指定するコマンド、線の種類(直線、曲線)を指定するコマンド、色や塗りつぶしを指定するコマンドなどが含まれる。従って、オブジェクトのデータに含まれるコマンドを判別することによって、当該オブジェクトの種類を判定することができる。
上記判定の結果、当該オブジェクトがテキストオブジェクトの場合、カラー指定を確認すると共に、上述した記録紙の折り曲げによるトナー剥離の影響を考慮するために、解析部27(条件判定部27b)は、上記コマンドに基づいて文字サイズを検出し(S205)、太字に指定されているかを検出する(S206)。そして、解析部27(条件判定部27b)は、HDD24等に予め記憶した判定条件を参照して、当該オブジェクトが低温定着可能であるかを判定する(S207)。具体的には、図10に示すような判定条件テーブルを参照して、文字がモノクロであるか、文字サイズが所定値以下であるか(ここでは条件4の16pt以下であるか)、太字でないか(ここでは条件5の標準以下の太さであるか)を判定する。低温定着が可能な場合(モノクロの標準文字で、文字サイズが所定値以下の場合)は、解析部27は、当該オブジェクトをディスプレイリストに変換する(S211)。低温定着ができない(高温定着が必要である)場合は、解析部27(条件判定部27b)は、当該バンドの定着温度をHIGHに設定した後(S208)、解析部27は、当該オブジェクトをディスプレイリストに変換する(S211)。
また、上記判定の結果、当該オブジェクトがイメージオブジェクトの場合、低温定着による定着性能を確保するためには一定以上の密集したトナーの付着が必要であり、ハーフトーン処理された画像(中間階調の画像)は低温定着が不可能であることから、解析部27(条件判定部27b)は、当該バンドの定着温度をHIGHに設定した後(S208)、解析部27は、当該オブジェクトをディスプレイリストに変換する(S211)。
また、上記判定の結果、当該オブジェクトがグラフィックオブジェクトの場合、カラー指定を確認すると共に、上述した記録紙の折り曲げによるトナー剥離の影響を考慮するために、解析部27(条件判定部27b)は、上記コマンドに基づいて線幅を検出する(S209)。そして、解析部27(条件判定部27b)は、HDD24等に予め記憶した判定条件を参照して、当該オブジェクトが低温定着可能であるかを判定する(S210)。具体的には、図10に示すような判定条件テーブルを参照して、図形がモノクロであるか、図形の線幅が所定値以下であるか(ここでは条件4の1.5pt以下であるか)を判定する。低温定着が可能な場合(モノクロの図形で線幅が所定値以下の場合)は、解析部27は、当該オブジェクトをディスプレイリストに変換する(S211)。低温定着ができない(高温定着が必要である)場合は、解析部27(条件判定部27b)は、当該バンドの定着温度をHIGHに設定した後(S208)、解析部27は、当該オブジェクトをディスプレイリストに変換する(S211)。
その後、解析部27(条件判定部27b)は、当該ページの全オブジェクトの解析が完了したかを判断し(S212)、全オブジェクトの解析が完了していなければS202に戻り、全オブジェクトの解析が完了するまでS202〜S212の処理を繰り返す。
図10及び図11は、当該ページの各バンドの定着温度を管理するためのテーブルである。図10は、当該ページの解析開始時の各バンドの定着温度の初期設定の例を示し、図11は、当該ページの解析終了後の各バンドの定着温度の例を示している。この例では、バンド2に高温定着が必要なオブジェクトが含まれるため、定着温度が初期設定の「LOW」から「HIGH」に変更されている。なお、バンド内に1つでも高温定着が必要なオブジェクトが検出された場合、当該バンドは高温定着を行うため、そのバンドに含まれる他のオブジェクトに関しては、解析速度の低下を防止するために低温定着可否の判定は行わない。すなわち、S208で定着温度がHIGHに設定されたら、次のS203でNoと判断されるため、S204〜S210は省略される。
次に、ラスタライズ処理の詳細について説明する。CPU21は、ROM22又はHDD24に記憶した制御プログラム(定着温度制御プログラムを含む。)をRAM23に展開して実行することにより、図6のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。このラスタライズ処理も、前述したコマンド解析処理と同様に、1ページを副走査方向に複数に等分割したバンド単位で行う。
まず、ラスタライズ部28は、RAM23もしくはHDD24からディスプレイリストを読み込み、バンド毎にビットマップのデータを作成し(S301)、作成したビットマップのデータをRAM23に保存する(S302)。なお、ビットマップのデータは圧縮して保存するが、圧縮しても容量が大きく、RAM23に格納できない場合はHDD24に保存すればよい。次に、ラスタライズ部28は、全バンドの処理が完了したかを判断し(S303)、1ページ分の処理が完了するまでバンド単位の処理を繰り返し、全バンドの処理完了後、対応するディスプレイリストをRAM23もしくはHDD24から削除する(S304)。
次に、印刷処理の詳細について説明する。CPU21は、ROM22又はHDD24に記憶した制御プログラム(定着温度制御プログラムを含む。)をRAM23に展開して実行することにより、図7及び図12のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、印刷制御部29は、解析部27(条件判定部27b)が設定した各バンドの定着温度に基づいて、実際の定着温度を決定する(S401)。図12は、定着温度の決定処理の詳細を示すフローチャート図であり、まず、印刷制御部29は、全バンドが低温定着可能であるかを判断する(S501)。全バンドが低温定着可能であれば、当該ページ全体を低温定着に決定する(S502)。
S501でNoと判定した場合は、印刷制御部29は、全バンドが低温定着不可能であるかを判断する(S503)。全バンドが低温定着不可能な場合、当該ページ全体を高温定着に決定する(S504)。
S503でNoと判定した場合(すなわち、低温定着が可能なバンドと高温定着が必要なバンドとが混在している場合)は、印刷制御部29は、1バンド目が低温定着可能であるかを判断する(S505)。1バンド目(ページの先頭)が低温定着可能であれば、1バンド目から最初の高温定着が必要なバンドの直前のバンドまでを低温定着に決定し、それ以降をすべて高温定着に決定する(S506)。一方、1バンド目が高温定着が必要なバンドの場合、1バンド目から最初の低温定着可能なバンドの直前のバンドまでを高温定着に決定し、それ以降をすべて低温定着に決定する(S507)。
図7に戻って、印刷制御部29は、RAM23もしくはHDD24からバンド単位でビットマップのデータを読み込み、印刷部30(プリントエンジン)にビットマップのデータをビデオ転送すると共に、決定した定着温度に従って定着部を制御して印刷処理を実行させる(S402)。すなわち、少なくとも高温定着に決定したバンドに関しては、当該バンドの定着処理が開始される時点で高温定着に必要な温度になるように、温度上昇時間を考慮して定着温度を制御する。その後、印刷制御部29は、全バンドのビットマップのデータの転送が完了したかを判断し(S403)、全バンドの転送が完了したら、対応するページのビットマップのデータをRAM23もしくはHDD24から削除する(S404)。以上の処理により、1ページ分の記録紙への印刷が完了する。
なお、図12のS505〜S507では、低温定着が可能なバンド群と高温定着が必要なバンド群とが2つに分割されているものとして説明したが、低温定着が可能なバンド群と高温定着が必要なバンド群とが3つ以上に分割されている場合は、1バンド目が低温定着が可能であれば、1バンド目から最初の高温定着が必要なバンドの直前のバンドまでを低温定着に決定し、最初の高温定着が必要なバンドから次の低温定着が可能なバンドの直前のバンドまでを高温定着に決定し、この処理を順次繰り返せばよい。また、1バンド目が高温定着が必要であれば、1バンド目から最初の低温定着が可能なバンドの直前のバンドまでを高温定着に決定し、最初の低温定着が可能なバンドから次の高温定着が必要なバンドの直前のバンドまでを低温定着に決定し、この処理を順次繰り返せばよい。その際、上述したように、少なくとも高温定着に決定したバンドに関しては、当該バンドの定着処理が開始される時点で高温定着に必要な温度になるように、温度変化に要する時間を考慮して定着温度を制御する。
以上説明したように、本実施例によれば、予め設定した判定条件を参照して、ページを副走査方向に分割したバンド単位で低温定着が可能かを判定し、判定結果に基づいて定着温度を設定するため、ページ内に高温定着が必要なバンドと低温定着が可能なバンドとが混在している場合であっても、定着処理の消費電力を十分に低減することができ、また、低温定着が可能なバンドの位置によっては印刷開始のタイミングを早めて印刷処理を効率的に実施することができる。
具体的には、ページ単位で低温定着が可能か否かを判断する従来の方法では、図13(a)に示すように、高温定着が必要なオブジェクトを含むページの場合は、高温定着に必要な温度に到達するまで印刷処理を開始することができない。これに対して、バンド単位で低温定着が可能か否かを判断する本実施例の方法では、図13(b)に示すように、低温定着に必要な所定の温度になった時点で低温定着が可能なバンドの印刷を開始することができるため、定着処理の消費電力を低減することができると共に、ページの先頭が低温定着が可能なバンドの場合は、印刷開始を早めることができる。
また、ページ単位で低温定着が可能か否かを判断する従来の方法では、図14(a)に示すように、高温定着が必要なオブジェクトを含むページの場合は、ページの末尾の定着が完了するまで定着温度を高温に維持する必要がある。これに対して、バンド単位で低温定着が可能か否かを判断する本実施例の方法では、図14(b)に示すように、残りのバンドの全てが低温定着が可能であれば、その時点で定着温度を下げることができるため、定着処理の消費電力を低減することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、画像形成装置の構成や制御は適宜変更することができる。
例えば、上記実施例では、定着温度を高温と低温の2つの温度のいずれかに設定したが、高温と低温の間の1以上の中間温度を含む3つ以上の温度のいずれかに設定する場合に対しても、本発明の定着温度制御を同様に適用することができる。
本発明は、記録紙に形成したトナー像を熱定着して印刷処理を行う画像形成装置及び定着温度制御方法、並びに、当該画像形成装置で動作する定着温度制御プログラム並びに当該定着温度制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像形成装置
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 HDD
25 入力I/F
26 データ取得部
27 解析部
27a バンド分割部
27b 条件判定部
28 ラスタライズ部
29 印刷制御部
30 印刷部
40 外部入力装置

Claims (15)

  1. 印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を備える画像形成装置において、
    前記印刷部を制御する制御部は、
    前記印刷データを取得するデータ取得部と、
    前記印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析部と、
    前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ部と、
    前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷制御部と、を備え、
    前記解析部は、
    各々のページを複数のバンドに分割するバンド分割部と、
    予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定する条件判定部と、を備え、
    前記印刷制御部は、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記条件判定部は、
    判定対象のバンドに含まれる各々のオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類、カラーかモノクロか、ハーフトーンか否か、文字サイズが所定値以下か、図形の線幅が所定値以下か、文字が太字か否か、の中から選択される1以上の判定条件に基づいて、低温定着が可能か否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記条件判定部は、
    判定対象のバンドに含まれる1つのオブジェクトに対して、低温定着が不可能と判定した場合は、当該バンド内の他のオブジェクトに対する判定処理は行わない、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷制御部は、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの先頭のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、前記定着部が前記低温定着に必要な温度に到達した時点で、前記印刷部に印刷を開始させる、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷制御部は、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの末尾のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、当該バンドより前の低温定着が不可能と判定されたバンドの定着が終了した時点で、前記定着部の定着温度を下げる制御を行う、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置。
  6. 印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を備える画像形成装置における定着温度制御方法であって、
    前記印刷データを取得するデータ取得処理と、
    前記印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析処理と、
    前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ処理と、
    前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷処理と、を実行し、
    前記解析処理では、
    各々のページを複数のバンドに分割し、予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定し、
    前記印刷処理では、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御する、ことを特徴とする定着温度制御方法。
  7. 前記解析処理では、
    判定対象のバンドに含まれる各々のオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類、カラーかモノクロか、ハーフトーンか否か、文字サイズが所定値以下か、図形の線幅が所定値以下か、文字が太字か否か、の中から選択される1以上の判定条件に基づいて、低温定着が可能か否かを判定する、ことを特徴とする請求項6に記載の定着温度制御方法。
  8. 前記解析処理では、
    判定対象のバンドに含まれる1つのオブジェクトに対して、低温定着が不可能と判定した場合は、当該バンド内の他のオブジェクトに対する判定処理は行わない、ことを特徴とする請求項7に記載の定着温度制御方法。
  9. 前記印刷処理では、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの先頭のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、前記定着部が前記低温定着に必要な温度に到達した時点で、前記印刷部に印刷を開始させる、ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の定着温度制御方法。
  10. 前記印刷処理では、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの末尾のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、当該バンドより前の低温定着が不可能と判定されたバンドの定着が終了した時点で、前記定着部の定着温度を下げる制御を行う、ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一に記載の定着温度制御方法。
  11. 印刷データに基づいて各ページのトナー像を記録紙上に形成する画像形成部と、前記記録紙上のトナー像を熱定着させる定着部と、を含む印刷部を制御する装置で動作する定着温度制御プログラムであって、
    前記装置に、
    予め取得した印刷データを解析して、ディスプレイリストを作成する解析処理、
    前記ディスプレイリストに基づいて、ビットマップのデータを作成するラスタライズ処理、
    前記ビットマップのデータを前記印刷部に送信して印刷を指示する印刷処理、を実行させ、
    前記解析処理では、
    各々のページを複数のバンドに分割し、予め設定した判定条件に基づいて、前記バンド毎に、相対的に低い温度での低温定着が可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、当該バンドの定着温度を設定し、
    前記印刷処理では、設定された各バンドの定着温度に基づいて、前記定着部の定着温度を制御する、ことを特徴とする定着温度制御プログラム。
  12. 前記解析処理では、
    判定対象のバンドに含まれる各々のオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類、カラーかモノクロか、ハーフトーンか否か、文字サイズが所定値以下か、図形の線幅が所定値以下か、文字が太字か否か、の中から選択される1以上の判定条件に基づいて、低温定着が可能か否かを判定する、ことを特徴とする請求項11に記載の定着温度制御プログラム。
  13. 前記解析処理では、
    判定対象のバンドに含まれる1つのオブジェクトに対して、低温定着が不可能と判定した場合は、当該バンド内の他のオブジェクトに対する判定処理は行わない、ことを特徴とする請求項12に記載の定着温度制御プログラム。
  14. 前記印刷処理では、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの先頭のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、前記定着部が前記低温定着に必要な温度に到達した時点で、前記印刷部に印刷を開始させる、ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載の定着温度制御プログラム。
  15. 前記印刷処理では、
    印刷対象のページに低温定着が可能なバンドと低温定着が不可能なバンドとが混在している場合において、ページの末尾のバンドに対して低温定着が可能と判定された場合は、当該バンドより前の低温定着が不可能と判定されたバンドの定着が終了した時点で、前記定着部の定着温度を下げる制御を行う、ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載の定着温度制御プログラム。
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