JP2011059534A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2011059534A
JP2011059534A JP2009211123A JP2009211123A JP2011059534A JP 2011059534 A JP2011059534 A JP 2011059534A JP 2009211123 A JP2009211123 A JP 2009211123A JP 2009211123 A JP2009211123 A JP 2009211123A JP 2011059534 A JP2011059534 A JP 2011059534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
fixing
developer
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009211123A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuminao Kawashima
史尚 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009211123A priority Critical patent/JP2011059534A/ja
Publication of JP2011059534A publication Critical patent/JP2011059534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、定着部での消費電力の削減を図った電子写真方式の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】カラー画像形成装置1は、画像形成に先立って、定着部30の定着ローラ31の温度を検出し、画像形成部20C〜20Kの光書き込み部40に印刷ジョブの画像データを渡す前に、定着ローラ31を加熱する定着ヒータへの通電遮断後における少なくとも定着ローラ31の定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を含む定着条件と該定着ローラ31の検出温度に基づいて、定着ヒータへの通電を遮断した状態で該画像データのトナー画像を形成した用紙Pを定着するための画像形成条件を求めて該画像データに対して該画像形成条件を設定して該画像形成条件で、画像形成部20C〜20Kに画像形成させて、消費電力を削減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、定着部での消費電力の削減を図った電子写真方式の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関する。
近時、画像形成装置として、その印字品質が良好なことからいわゆる電子写真方式の画像形成装置が使用されるようになってきている。
このような電子写真方式の複写装置、ファクシミリ装置、プリンタ装置及び複合装置等の画像形成装置においては、画像データに基づいて変調された光により感光体に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体に、現像部でトナー(現像剤)を付与して現像して、トナー画像(現像剤像)を形成する。画像形成装置は、この感光体上のトナー画像を転写部で用紙に転写し、トナー画像の転写された用紙を定着ヒータにより加熱される定着部材(定着ローラと加圧ローラ等)に搬送して、該定着部材により加熱しつつ用紙を搬送して未定着トナー画像を用紙に定着させる。
また、近年、画像形成装置においても省エネルギーの要望が強く、画像形成動作中以外の待機状態では、画像形成装置の消費電力を低減することが行われている。例えば、近時の画像形成装置では、待機状態の消費電力を低減させるために、待機状態においては、各部への供給電力の停止または削減する省電力モードを備えている。従来の画像形成装置は、この省電力モードでの処理として、例えば、定着部については、定着部材を加熱する定着ヒータへの通電を制御して、所定の定着温度よりも所定温度だけ低い待機温度に温度制御したり、さらには、定着ヒータへの通電を停止して、消費電力の削減を図っている。
これらの従来の定着装置の省電力に関する技術は、定着動作を行っていない期間での省電力に関する技術である。
そして、従来、さらなる省電力を図るために、用紙後端が定着装置を通過する前に加熱部材への通電を遮断する技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、用紙後端が定着装置を通過する前に加熱部材への通電を遮断しているため、用紙が定着装置を通過している定着時には、なお、加熱部材への通電を行っており、定着時における消費電力の削減を図る上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、定着部での被記録媒体への現像剤像の定着時における消費電力をより一層削減した画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、画像形成ジョブの画像データに基づいて被記録媒体に現像剤を付着させて現像剤像を画像形成手段で形成して、該現像剤像の形成された被記録媒体を、定着手段で、通電されることで発熱する加熱部材によって定着部材を加熱して該現像剤像を、加熱された該定着部材によって該被記録媒体に定着させる場合に、該定着部材の温度を検出し、前記画像形成手段に前記画像形成ジョブの画像データを渡す前に、該加熱部材への通電遮断後における少なくとも定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を含む定着条件と該定着部材の検出温度に基づいて、該画像形成ジョブの実行において該加熱部材への通電を遮断した状態で該画像形成ジョブの画像データの現像剤像を形成した該被記録媒体を定着するための画像形成条件を求めて該画像データに対して該画像形成条件を設定して該画像形成条件で画像形成させることを特徴としている。
本発明によれば、定着部での被記録媒体への現像剤像の定着時における消費電力をより一層削減することができる。
本発明の一実施例を適用したカラー画像形成装置の要部概略構成図。 カラー画像形成装置の概略ブロック構成図。 定着温度と通電遮断後の経過時間及び定着可能画像濃度の関係を示す図。 画像形成制御処理を示すフローチャート。 画像形成後の定着温度と通電遮断後の経過時間及び定着可能画像濃度の関係を示す図。 定着温度と通電遮断後の経過時間及び定着可能トナー色数の関係を示す図。 トナーの色数と濃度を変更して定着ヒータをオフした状態での画像形成制御処理を示すフローチャート。 トナーの色数、濃度及び印刷枚数を変更して定着ヒータをオフした状態での画像形成制御処理を示すフローチャート。 画像形成システムのシステム構成図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図9は、本発明の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体の一実施例を適用したカラー画像形成装置1の要部概略構成図である。
図1において、カラー画像形成装置1は、本体筐体内に、搬送ベルト機構部10、搬送ベルト機構部10に沿って配設されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色の画像形成部(画像形成手段)20C、20M、20Y、20K、定着部(定着手段)30及び光書き込み部40等を備えており、これらの他に、図示しないが、モータ及びモータにより駆動される各部に駆動源を伝達する駆動機構部、給紙部、操作表示部、制御部等を備えている。
搬送ベルト機構部10には、図示しない給紙部から用紙(被記録媒体)Pが搬送され、給紙部は、給紙カセット内の用紙Pを、例えば、図示しない給紙コロと分離部材により1枚ずつ分離して図示しないレジストローラ対に送り出し、レジストローラ対が、用紙Pのタイミング調整を行って、用紙Pを所定のタイミングで搬送ベルト機構部10に送り出す。
搬送ベルト機構部10は、搬送ベルト11、複数の搬送ローラ12等を備えており、搬送ベルト11は、搬送ローラ12に張り渡されている。搬送ベルト機構部10は、プリンタコントローラ51の制御下で、図外のモータ等の駆動機構によって回転駆動されることにより、図1中反時計方向に回転駆動され、搬送ベルト11は、給紙部から送り出されてきた用紙Pを、各色の画像形成部20C、20M、20Y、20Kに順次搬送して、搬送される用紙Pに各色の画像形成部20C、20M、20Y、20Kで、それぞれイエロートナー(現像剤)画像(現像剤像)、マゼンタトナー画像、シアントナー画像及びブラックトナー画像が順次用紙Pに転写されてカラーのトナー画像が形成される。
各色の画像形成部20C、20M、20Y、20Kは、感光体21C、21M、21Y、21Kが搬送ベルト11の搬送方向に沿って所定間隔で配設されており、それぞれ感光体21C、21M、21Y、21Kの周囲に、帯電部、現像部22C、22M、22Y、22K、転写部、クリーニング部、除電部及び光り書き込み部40等が配設されている。
各画像形成部20C〜20Kは、図外の駆動機構により図1中時計方向に回転駆動される感光体21C、21M、21Y、21Kを、帯電部で一様に帯電させて、光書き込み部40から、各色の画像データで変調されたレーザが感光体21C、21M、21Y、21Kに照射されて静電潜像が形成されると、該静電潜像の形成された感光体21C、21M、21Y、21Kに、現像部22C、22M、22Y、22Kで、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナーを付着させて、各色のトナー画像を形成する。そして、画像形成部20C〜20Kは、搬送ベルト11と感光体21C、21M、21Y、21Kとの間に上記用紙Pが搬送されると、搬送ベルト11の背面に配設された転写部(図示略)が、転写電位を付与して、感光体21C、21M、21Y、21K上のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像を順次用紙Pに重ねて転写させる。トナー画像の転写の完了した感光体21C、21M、21Y、21Kは、クリーニング部で残留トナーがクリーニングされ、除電部で除電された後、再度、帯電部で帯電されて、次の画像形成動作を行う。
上述のようにしてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が順次重ね合わされて転写されてカラー画像の形成された用紙Pは、静電的に搬送ベルト11に吸着された状態で、搬送ベルト11によりさらに搬送されて、搬送ベルト11から分離されて、定着部30に搬送される。
定着部(定着手段)30は、定着ローラ31、加圧ローラ32及び図示しない排紙ローラ対等を備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32は、所定の押圧力で押圧されて、一方が回転駆動されることにより、他方が連れ回りし、定着ローラ31は、内蔵の定着ヒータ(加熱部材)により所定の定着温度に加熱制御される。定着部31は、図示しないが、定着ローラ31の温度を測定する温度センサ(温度検出手段)が設けられている。
定着部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が転写されて、搬送ベルト11により搬送されてきた用紙Pを定着ローラ31と加圧ローラ32で加熱・加圧することにより、各色のトナーを用紙Pに定着させ、排紙ローラ対により図示しない排紙トレイ上に排出する。そして、定着部30は、定着ローラ31に内蔵されている定着ヒータへの通電が制御されることで、所定の定着可能温度や予熱温度等に温度制御される。
そして、カラー画像形成装置1は、図2に示すように、プリンタコントローラ100、エンジンコントローラ110及びエンジン(画像形成手段)120に、大きく分けることができ、エンジン120は、図1に示した電子写真方式で画像形成を行う画像形成部の総称である。
プリンタコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、ROM内には、カラー画像形成装置1としての基本プログラム及び後述する本発明の画像形成方法を実行する画像形成プログラム等のプログラム及び必要なシステムデータ等が格納されている。
プリンタコントローラ100は、CPUがROM内のプログラムに基づいて、RAMをワークメモリとして利用しつつカラー画像形成装置1の各部を制御して、カラー画像形成装置1としての処理を実行するとともに、後述する画像形成方法を実行する。プリンタコントローラ100は、外部装置(パーソナルコンピュータ等)から受け取ったり、図示しないスキャナ部で読み取った画像データ等を印刷ジョブ単位で管理し、画像データに必要な画像処理を施して、エンジンコントローラ110に渡す。また、プリンタコントローラ100は、後述するように、エンジンコントローラ110を介して定着部30の定着ヒータへの通電を制御して、省電力制御を行う。
エンジンコントローラ110は、プリンタコントローラ100から受け取った画像データに対して、プリンタコントローラ100の制御下で、エンジン120の動作を制御し、画像データに基づく画像形成を行わせる。
なお、カラー画像形成装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成方法を実行する画像形成プログラムを読み込んでプリンタコントローラ100のROM等に導入することで、後述する定着動作中においても省電力を図る画像形成方法を実行する画像処理装置として構築されている。この画像形成プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のカラー画像形成装置1は、トナー画像を転写した用紙Pを定着部30で、加熱・加圧してトナー画像を用紙Pに定着させているが、この定着動作においても定着ヒータへの通電を遮断することで、省電力を行う。
すなわち、カラー画像形成装置1は、定着部30における定着動作時の定着ローラ31の温度(以下、単に、定着温度という。)と画像濃度及び時間の関係は、図3のように示され、図3において、Temp0は、定着に必要な温度を示しており、定着ヒータへの通電を遮断した時点をT0として、T0からT1の時間領域が、トナー濃度100%であっても定着が可能な領域、T1からT2の時間領域が、トナー濃度70%までは定着が可能な領域、T2からT3の時間領域が、トナー濃度50%までは定着が可能な領域、T3からT4の時間領域が、トナー濃度30%までは定着が可能な領域となっている。図3において、Temp1までが、定着可能な領域である。
そして、カラー画像形成装置1は、プリンタコントローラ100の内部メモリ等に、図3に示したような定着部30の定着温度、時間及び濃度の定着条件に関するデータベースが、例えば、定着時間−濃度テーブル(定着条件テーブル)として格納されており、プリンタコントローラ100が、定着部30の定着ヒータへの通電を停止(遮断)した状態での定着制御を行う。
すなわち、プリンタコントローラ100は、画像データの印刷に際して、図4に示すように、まず、定着部30の定着ヒータに電力を供給中であるか否かチェックし(ステップS101)、定着ヒータに通電を行っているときには、画像形成条件の変更制御であるトナー濃度制御(画像濃度制御)を行うことなく、通常の画像形成処理を行う。
ステップS101で、定着ヒータに通電を行っていないときには、プリンタコントローラ100は、処理対象である印刷ジョブの画像データの画像形成処理に必要な時間(印刷時間)と消費トナー量を算出する(ステップS102)。この画像形成処理時間は、例えば、画像データのページ数と1ページ当たりのデータ量等から算出することができ、また、消費トナー量は、例えば、画像データのページ数、各ページのデータの画像濃度等から算出することができる。
プリンタコントローラ100は、画像形成処理時間と消費トナー量を算出すると、定着部30の温度センサから定着ローラ31の検出温度を取得し、今後の温度変化を予測する(ステップS103)。
プリンタコントローラ100は、温度変化を予測すると、メモリに予め格納されている上記定着時間−濃度テーブルを参照して、画像形成濃度を変更することなく、または、変更することで、定着ヒータへの通電を行うことなく印刷(画像形成)が可能であるか判断し(ステップS104)、可能であると判断すると、トナー濃度を該定着時間−濃度テーブルを参照してトナー濃度の変更を行って、画像データに必要な画像処理を施した後に、該画像処理後の画像データに基づいてエンジン120である画像形成部20C〜20Kに画像形成させる(ステップS105)。
ステップS104で、画像形成濃度を変更しても印刷ができないときには、他にあるかチェックし(ステップS106)、他に印刷ジョブがあるときには、ステップS102に戻って、上記同様に処理することで、定着ヒータへの通電を行うことなく画像形成可能な印刷ジョブがあるか検索する(ステップS102〜S106)。
ステップS106で、他に印刷ジョブがないときには、定着ヒータに電源を供給(通電)して、通常の画像形成処理を行う(ステップS107)。
なお、上記定着ヒータに通電を行うことなく、定着処理を行うと、定着ローラ31の温度は、図5に示すように、定着を行わずに自然低下する場合とは、定着ローラ31の温度変化が異なった低下状況となり、通常、温度低下速度が早くなる。そこで、連続して印刷ジョブを実行する場合には、定着ヒータの温度を上述のように、印刷ジョブ毎に定着ローラ31の温度を検出して、そのときの定着ローラ31の温度に基づいて定着時間−濃度テーブルを参照して処理を決定する。なお、図5において、Temp0及びTemp1は、図3と同様である。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、印刷ジョブの画像データに基づいて用紙Pにトナーを付着させてトナー画像を形成して、該トナー画像の形成された用紙Pを、通電されることで発熱する定着ヒータによって定着ローラ31を加熱して該トナー画像を該定着ローラ31によって該用紙Pに定着させる場合に、該定着ローラ31の温度を検出し、画像形成部20C、20M、20Y、20Kの光書き込み部40に印刷ジョブの画像データを渡す前に、該定着ヒータへの通電遮断後における少なくとも定着ローラ31の定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を含む定着条件を示す定着時間−濃度テーブル及び該定着ローラ31の検出温度に基づいて、該印刷ジョブの実行において該定着ヒータへの通電を遮断した状態で該印刷ジョブの画像データのトナー画像を形成した該用紙Pを定着するための画像形成条件を求めて該画像データに対して該画像形成条件を設定して該画像形成条件で、画像形成部20C、20M、20Y、20Kに画像形成させている。
したがって、定着動作時においても可能な限り定着ヒータへの通電を遮断して画像形成することができ、定着部30での用紙Pへのトナー画像の定着時における消費電力をより一層削減することができる。
また、本実施例のカラー画像形成装置1は、画像形成条件としてトナーの濃度を求め、画像データに対して該トナーの濃度に応じた画像処理を施して、該画像処理後の画像データに基づいて画像形成している。
したがって、画像形成部20C、20M、20Y、20Kや定着部30の構成を変更することなく、安価にかつ効率的に消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例のカラー画像形成装置1は、定着ヒータへの通電を遮断した状態でトナー画像を用紙Pに定着させるための画像形成条件に対応可能な印刷ジョブを、受け付けている複数の印刷ジョブのなかから選択し、選択した該印刷ジョブに対して画像形成条件を設定して画像形成部20C、20M、20Y、20Kに該画像形成条件で画像形成させている。
したがって、定着ヒータへの通電を行うことなく印刷ジョブを実行する機会を増やすことができるとともに、処理順序を省電力に適切なものとして、効率的で省電力効果の高い画像形成を行うことができ、消費電力をより一層削減することができる。
また、定着ヒータに通電を行うことなく定着できるトナーの色数と時間とは、図6に示すような関係にあり、図6において、Temp0は、定着に必要な定着ローラ31の温度を示している。すなわち、図6において、定着ヒータへの通電を遮断した時点をT0として、T0からT1の時間領域が、全ての色のトナーを利用したトナー画像に対して定着が可能な領域、T1からT2の時間領域が、2色のトナー(例えば、K色と他の1色の計2色)を利用したトナー画像に対して定着が可能な領域、T2からT3の時間領域が、1色のトナー(例えば、K色)を利用したトナー画像に対して定着が可能な領域、T3からT4の時間領域が、1色のトナーであって、かつ、トナー濃度30%までは定着が可能な領域となっている。図3において、Temp1までが、定着可能な領域である。
そこで、カラー画像形成装置1は、このようなトナー色の数と濃度と定着温度及び時間のデータ(定着条件)を、データベースが、例えば、定着時間−濃度テーブル(定着条件テーブル)として格納して、プリンタコントローラ100が、定着部30の定着ヒータへの通電を停止した状態での定着制御を行ってもよい。
この場合、プリンタコントローラ100は、画像データの印刷に際して、図7に示すように、まず、定着部30の定着ヒータに電力を供給中であるか否かチェックし(ステップS201)、定着ヒータに通電を行っているときには、画像形成条件の変更制御であるトナー濃度制御を行うことなく、通常の画像形成処理を行う。
ステップS201で、定着ヒータに通電を行っていないときには、プリンタコントローラ100は、処理対象である印刷ジョブの画像データの画像形成処理に必要な時間(印刷時間)と消費トナー量を算出する(ステップS202)。この画像形成処理時間は、例えば、画像データのページ数と1ページ当たりのデータ量等から算出することができ、また、消費トナー量は、例えば、画像データのページ数、各ページのデータの画像濃度及び画像データの色数等から算出することができる。
プリンタコントローラ100は、画像形成処理時間と消費トナー量を算出すると、定着部30の温度センサからの定着ローラ31の検出温度を取得し、今後の温度変化を予測する(ステップS203)。
プリンタコントローラ100は、温度変化を予測すると、メモリに予め格納されている上記定着時間−濃度テーブルを参照して、トナーの色数及び画像形成濃度を変更することなく、または、トナーの色数及び画像形成濃度を変更することで、定着ヒータへの通電を行うことなく印刷(画像形成)が可能であるか判断し(ステップS204)、可能であると判断すると、使用トナーの色数及びトナー濃度を該定着時間−濃度テーブルを参照して変更して画像データに画像処理を施した後に、該画像処理後の画像データに基づいてエンジン120に画像形成させる(ステップS205)。
ステップS204で、画像形成濃度を変更しても印刷ができないときには、他に印刷ジョブがあるかチェックし(ステップS206)、他に印刷ジョブがあるときには、ステップS202に戻って、上記同様に処理することで、定着ヒータへの通電を行うことなく画像形成可能な印刷ジョブがあるか検索する(ステップS202〜S206)。
ステップS206で、他に印刷ジョブがないときには、定着ヒータに電源を供給(通電)して、通常の画像形成処理を行う(ステップS207)。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、画像形成条件としてトナーの種類の数(色数)とトナーの濃度を求め、画像データに対して該トナーの種類の数と濃度に応じた画像処理を施して、該画像処理後の画像データに基づいて画像形成部20C、20M、20Y、20Kに画像形成させてもよい。
このようにすると、トナーの色数と濃度を調整することで、より一層定着ヒータへの通電を遮断しつつ定着する対象の印刷ジョブを広げることができ、より一層消費電力を削減することができる。
また、変更する印刷条件としては、上記トナーの色数とトナー濃度に限るものではなく、例えば、図8に示すように、印刷枚数(画像形成枚数)、すなわち、印刷部数についても、変更してもよい。この場合、プリンタコントローラ100は、図8に示すように、画像データの印刷に際して、まず、定着部30の定着ヒータに電力を供給中であるか否かチェックし(ステップS301)、定着ヒータに通電を行っているときには、画像形成条件の変更制御であるトナー濃度制御(画像濃度制御)を行うことなく、通常の画像形成処理を行う。
ステップS301で、定着ヒータに通電を行っていないときには、プリンタコントローラ100は、処理対象である印刷ジョブの画像データの画像形成処理に必要な時間(印刷時間)と消費トナー量を算出する(ステップS302)。この画像形成処理時間は、例えば、画像データのページ数と1ページ当たりのデータ量等から算出することができ、また、消費トナー量は、例えば、画像データのページ数、各ページのデータの濃度等から算出することができる。さらに、用紙必要枚数は、画像データのページ数と印刷部数から算出することができる。
プリンタコントローラ100は、画像形成処理時間と消費トナー量及び用紙必要枚数を算出すると、定着部30の温度センサからの定着ローラ31の検出温度を取得し、今後の温度変化を予測する(ステップS303)。
プリンタコントローラ100は、温度変化を予測すると、メモリに予め格納されている上記定着時間−濃度テーブルを参照して、画像形成濃度、トナーの色数及び印刷枚数(印刷部数)を変更することなく、または、画像形成濃度、トナーの色数及び印刷枚数(印刷部数)を変更することで、定着ヒータへの通電を行うことなく印刷(画像形成)が可能であるか判断し(ステップS304)、可能であると、トナー濃度、トナーの色数及び印刷枚数を該定着時間−濃度テーブルを参照して変更して画像データに画像処理を施した後に、該画像処理後の画像データに基づいてエンジン120に画像形成させる(ステップS305)。
ステップS304で、画像形成濃度を変更しても印刷ができないときには、他に印刷ジョブがあるかチェックし(ステップS306)、他に印刷ジョブがあるときには、ステップS302に戻って、上記同様に処理することで、定着ヒータへの通電を行うことなく画像形成可能な印刷ジョブがあるか検索する(ステップS302〜S306)。
ステップS306で、他に印刷ジョブがないときには、定着ヒータに電源を供給(通電)して、通常の画像形成処理を行う(ステップS307)。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、画像形成条件として印刷部数を求め、画像データに基づいて画像形成部20C、20M、20Y、20Kに該印刷部数だけ画像形成させている。
したがって、定着ヒータへの通電を行うことなく画像形成することのできる範囲を増やして画像形成することができ、諸費電力をより一層削減することができる。
なお、上記説明においては、印刷条件の変更処理をカラー画像形成装置1が行っているが、カラー画像形成装置1が行う場合に限るものではなく、印刷を依頼する側が行ってもよい。
例えば、図9に示すように、カラー画像形成装置1がLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークNWに接続されていて、ネットワークNW上のコンピュータPCが、直接カラー画像形成装置1に画像データ(印刷データ)と印刷コマンドを送信する際に、カラー画像形成装置1からカラー画像形成装置1の定着時間−濃度テーブル等の定着条件情報を取得して、該定着条件情報に基づいて定着時にカラー画像形成装置1において定着部30の定着ヒータへの通電を行わずに画像形成して定着可能な画像濃度、画像濃度とトナーの色数、あるいは、画像形成濃度、トナーの色数及び印刷枚数の変更処理を行ってカラー画像形成装置1に直接送信してもよいし、プリンタ管理サーバPKを介してカラー画像形成装置1に送信してカラー画像形成装置1で変更処理後の画像データ及び印刷コマンドに基づいて画像形成処理を行ってもよい。同様に、コンピュータPCから通常の印刷要求と同様に、画像データと印刷コマンドをプリンタ管理サーバPkに送信して、プリンタ管理サーバPkが、画像データ(印刷データ)と印刷コマンドを送信する際に、カラー画像形成装置1から定着条件情報を取得して、該定着条件情報に基づいて定着時にカラー画像形成装置1において定着部30の定着ヒータへの通電を行わずに画像形成して定着可能な画像濃度、画像濃度とトナーの色数、あるいは、画像形成濃度、トナーの色数及び印刷枚数の変更処理を行ってカラー画像形成装置1に送信して、カラー画像形成装置1で変更処理後の画像データ及び印刷コマンドに基づいて画像形成処理を行ってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、定着部で被記録媒体上の現像剤を加熱定着させる画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 カラー画像形成装置
11 搬送ベルト
12 搬送ローラ
10 搬送ベルト機構部
20C、20M、20Y、20K 画像形成部
21C、21M、21Y、21K 感光体
22C、22M、22Y、22K 現像部
30 定着部
40 光書き込み部
100 プリンタコントローラ
110 エンジンコントローラ
120 エンジン
特開平8−171307号公報

Claims (8)

  1. 画像形成ジョブの画像データに基づいて被記録媒体に現像剤を付着させて現像剤像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で現像剤像の形成された前記被記録媒体を、通電されることで発熱する加熱部材によって加熱される定着部材で該現像剤像を該被記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出手段と、
    前記加熱部材への通電遮断後における少なくとも定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を定着条件として記憶する定着条件記憶手段と、
    前記画像形成手段に前記画像形成ジョブの画像データを渡す前に、前記定着条件と前記温度検出手段の検出温度に基づいて、該画像形成ジョブの実行において前記加熱部材への通電を遮断した状態で該画像形成ジョブの画像データの現像剤像を前記被記録媒体に定着するための画像形成条件を求めて該画像形成ジョブに対して該画像形成条件を設定して前記画像形成手段に該画像形成条件で画像形成させる画像形成制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成制御手段は、前記画像形成条件として前記現像剤の濃度を求め、前記画像データに対して該現像剤の濃度に応じた画像処理を施して、該画像処理後の画像データに基づいて前記画像形成手段に画像形成させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成制御手段は、前記画像形成条件として前記現像剤の種類の数と該現像剤の濃度及びを求め、前記画像データに対して該現像剤の種類の数と濃度に応じた画像処理を施して、該画像処理後の画像データに基づいて前記画像形成手段に画像形成させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成制御手段は、前記画像形成条件として画像形成部数を求め、前記画像データに基づいて前記画像形成手段に該画像形成部数だけ画像形成させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、
    前記加熱部材への通電を遮断した状態で現像剤像を前記被記録媒体に定着させるための画像形成条件に対応可能な画像形成ジョブを、受け付けている複数の画像形成ジョブのなかから選択する選択手段を備え、
    前記画像形成制御手段は、前記選択手段が選択した画像形成ジョブに対して前記画像形成条件を設定して前記画像形成手段に該画像形成条件で画像形成させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成ジョブの画像データに基づいて被記録媒体に現像剤を付着させて現像剤像を形成する画像形成処理ステップと、
    前記画像形成処理ステップで現像剤像の形成された前記被記録媒体を、通電されることで発熱する加熱部材によって加熱される定着部材で該現像剤像を該被記録媒体に定着させる定着処理ステップと、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出処理ステップと、
    前記画像形成処理に前記画像形成ジョブの画像データを渡す前に、前記加熱部材への通電遮断後における少なくとも定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を含む定着条件と前記温度検出処理での検出温度に基づいて、該画像形成ジョブの実行において前記加熱部材への通電を遮断した状態で該画像形成ジョブの画像データの現像剤像を形成した前記被記録媒体を定着するための画像形成条件を求めて該画像データに対して該画像形成条件を設定して前記画像形成手段に該画像形成条件で画像形成させる画像形成制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とする画像形成方法。
  7. コンピュータに、
    画像形成ジョブの画像データに基づいて被記録媒体に現像剤を付着させて現像剤像を形成する画像形成処理と、
    前記画像形成処理で現像剤像の形成された前記被記録媒体を、通電されることで発熱する加熱部材によって加熱される定着部材で該現像剤像を該被記録媒体に定着させる定着処理と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出処理と、
    前記画像形成処理に前記画像形成ジョブの画像データを渡す前に、前記加熱部材への通電遮断後における少なくとも定着可能温度領域と画像データの画像形成条件を含む定着条件と前記温度検出処理での検出温度に基づいて、該画像形成ジョブの実行において前記加熱部材への通電を遮断した状態で該画像形成ジョブの画像データの現像剤像を形成した前記被記録媒体を定着するための画像形成条件を求めて該画像データに対して該画像形成条件を設定して前記画像形成手段に該画像形成条件で画像形成させる画像形成制御処理と、
    を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  8. 請求項7記載の画像形成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
JP2009211123A 2009-09-11 2009-09-11 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 Pending JP2011059534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009211123A JP2011059534A (ja) 2009-09-11 2009-09-11 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009211123A JP2011059534A (ja) 2009-09-11 2009-09-11 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011059534A true JP2011059534A (ja) 2011-03-24

Family

ID=43947201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009211123A Pending JP2011059534A (ja) 2009-09-11 2009-09-11 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011059534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071271A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び画像形成装置の制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071271A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び画像形成装置の制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7953338B2 (en) Heating apparatus, fixing apparatus, and image forming apparatus which charges an auxiliary power unit to less than a maximum value in a standby status
US20150241823A1 (en) Image forming apparatus
EP2911009B1 (en) Image forming apparatus
JP2009265154A (ja) 画像形成装置、画像形成装置における印刷方法および画像形成装置における印刷処理を機能させるコンピュータプログラム
US20150338794A1 (en) Image forming apparatus
JP6015121B2 (ja) 画像形成装置
JP2011197054A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
EP2434351B1 (en) Data processing apparatus, condensation removal method and program thereof
US10401766B2 (en) Image forming apparatus and image forming method with temperature and power-based productivity rate selection
JP2009294255A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US20180074446A1 (en) Image forming apparatus
JP2011059534A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体
JP2012113202A (ja) 画像形成装置
US10012933B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP4785600B2 (ja) カラー画像形成装置と印刷モードの切り替え方法
JP2013037201A (ja) 画像形成装置
JP2010139954A (ja) 画像形成装置
JP2005085031A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5578349B2 (ja) 定着装置、画像形成装置及び定着装置の温度制御方法
JP2009063725A (ja) 画像形成装置
JP2005173040A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007058249A (ja) 定着装置
JP2004234551A (ja) 画像形成装置の制御方法
CN205263480U (zh) 消色装置及图像形成装置
JP3979359B2 (ja) 画像形成装置