JP2001305918A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001305918A
JP2001305918A JP2000119855A JP2000119855A JP2001305918A JP 2001305918 A JP2001305918 A JP 2001305918A JP 2000119855 A JP2000119855 A JP 2000119855A JP 2000119855 A JP2000119855 A JP 2000119855A JP 2001305918 A JP2001305918 A JP 2001305918A
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image forming
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image
feeding
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English (en)
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Koichi Otaka
孝一 大▲高▼
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印字中のシートが外部に引き出された場
合であっても、装置が停止することなく次のジョブにつ
いての動作を可能とする。 【解決手段】 シート積載手段3 から画像形成手段5 ま
でシートを給送するシート給送手段2 と、画像形成手段
により画像形成されたシートを装置本体1 のシート排出
口9aから排出するシート排出手段10と、画像形成手段に
より画像形成されたシートを、シート排出口からシート
の一部を外方に一旦露出させ、かつ、シートの画像面を
反転させて再び画像形成手段に給送するシート再給送手
段10〜13と、シート排出口から露出したシートの抜き取
りを検知するシート抜取検知手段S4,S5 と、シート抜取
検知手段によりシートの抜き取りが検知された場合に
は、当該シートに対する画像形成処理をキャンセルし
て、次のシートに対する画像形成処理を続行するように
画像形成手段5 を制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の画像
形成装置に関し、詳しくは、シートの両面に画像を形成
する機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シートに画像を形成する画像
形成装置には、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ
装置、及びこれらの複合機等があり、このうち、複写機
ではシートの両面に画像を形成する機構(両面コピー機
構)を標準装備した製品が広く普及しており、一方、プ
リンタやファクシミリ装置等では、この機構(両面印字
機構)を標準装備していない製品、或いは、比較的大
型、高速、高コストの装置にオプションとして両面印字
機構としての両面ユニットを画像形成装置本体側に着脱
可能に取り付け可能とした製品が多かった。
【0003】ここで、プリンタ等の画像形成装置におい
て、両面ユニットをオプション装着する構成とするにあ
たっては、シートの2面目を反転させて画像形成部に再
給送するためのシート反転搬送機構、及びシート再給送
路等を両面ユニット側に新たに設ける必要があり、両面
ユニットを装着した場合の装置全体の大型化、及びコス
トアップ等が発生する問題があった。
【0004】一方で、近年では、環境保全等のために、
画像形成装置の使用にあたっては、いわゆる裏紙と呼ば
れる画像形成済みのシートをセットして、シートの両面
に印字するユーザが多いことからも、比較的小型、低
速、低コストのプリンタ等にも両面印字機構を標準装備
すべきという要求が高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな小型、低速、低コストのプリンタ等に両面印字機構
を標準装備するにあたっては、両面印字機構も小型及び
低コストで構成することが要求される。この両面印字機
構の小型化及び低コスト化を実現するために、シートが
排出されるシート排出トレイが複数ある場合に、各トレ
イへのシートの搬送路を共通化すること、共通化した搬
送路を、両面印字のためのシート再給送路に接続し、か
つ、シートの先端後端(搬送方向)を反転(スイッチバ
ック)させるスイッチバック搬送路としても利用するこ
と、一方のトレイ(フェイスダウントレイ)へシートを
排出する排出ローラをスイッチバック搬送路におけるス
イッチバックローラとして兼用すること、他方のトレイ
(フェイスアップトレイ)を開閉可能とし、このフェイ
スアップトレイを閉状態としたときに、他方のフェイス
ダウントレイに対するシート搬送路及び前記スイッチバ
ック搬送路の一部としてフェイスアップトレイが兼用さ
れる、等の構成が検討されている。
【0006】しかしながら、このような構成とすると、
両面印字を行う際に、スイッチバック搬送路でシートが
スイッチバックするときに、シートの端部が外部(フェ
イスダウントレイ上)に一時的に露出し、ユーザが手で
触れることができる状態となる。従って、この状態から
ユーザがスイッチバック動作中のシートをフェイスダウ
ントレイ上に引き抜いてしまうと、印字シーケンスが崩
れてしまい、シートが画像形成部に到達しないことか
ら、最終的にはジャムと判定して装置を停止させる必要
があった。そして、この場合には、ユーザがジャム処理
の操作を行う必要が生じ、例えば蓋等の開閉操作を行わ
ない限り、次の印字についてのジョブを受け付けること
が出来なくなってしまうという問題点があった。
【0007】本発明は、両面印字中のシートが外部に引
き出された場合であっても、装置が停止することなく次
のジョブについての動作が可能となる画像形成装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、上記課題を解決するため、シートが積載されるシ
ート積載手段と、シートに画像を形成する画像形成手段
と、シート積載手段から画像形成手段までシートを給送
するシート給送手段と、画像形成手段により画像形成さ
れたシートを装置本体のシート排出口から排出するシー
ト排出手段と、画像形成手段により画像形成されたシー
トを、シート排出口からシートの一部を外方に一旦露出
させ、かつ、シートの画像面を反転させて再び画像形成
手段に給送するシート再給送手段と、シート排出口から
露出したシートの抜き取りを検知するシート抜取検知手
段と、シート抜取検知手段によりシートの抜き取りが検
知された場合には、当該シートに対する画像形成処理を
キャンセルして、次のシートに対する画像形成処理を続
行するように画像形成手段を制御する制御手段と、を備
える。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、本発明を電子写真方式のレーザビームプリンタに適
用した例について説明する。
【0010】(第1の実施の形態)実施の形態のレーザ
ビームプリンタは、図1に示すように、レーザビームプ
リンタ本体(以下、プリンタ本体という。)1内の上方
に、シートに画像を形成する画像形成手段としての画像
形成部5が配置され、プリンタ本体1の下方には、記録
媒体としてのシートを画像形成部5に供給するためのシ
ート給送部2が配置され、さらに、画像形成部5で画像
形成されたシートについて画像形成面を下側にして排出
するためのフェイスダウン排出部9がプリンタ本体1の
上方外面に配置されている。
【0011】そして、このレーザビームプリンタでは、
プリンタ本体1内でシートを搬送するシート搬送路とし
て、シート給送部2から画像形成部5まで略U字状に折
り返し形成されたシート給送路L1と、画像形成部5内
に形成されたシート搬送路L2と、シート搬送路L2と
接続されフェイスダウン排出部9に連なるスイッチバッ
ク搬送路L3と、上流側がシート搬送路L2及びスイッ
チバック搬送路L3の接続部に接続され下流側がシート
給送路L1と合流するように接続された両面印字搬送路
L4とを有している。
【0012】また、このレーザビームプリンタでは、シ
ートの有無や通過等について検出するためのシート検出
手段として、詳細を後述する各種のセンサS1〜S6が
前記シート搬送路等に配置されており、これらセンサS
1〜S6の出力信号が図示しない制御部(以下、CPU
という。)に供給され、この出力信号に応じてCPUが
各部に制御信号を出力することによって、装置全体が制
御されるようになっている。
【0013】シート給送部2は、図1に示すように、画
像形成部5に供給するシートが積載されるシート積載手
段としてのシートカセット(以下、カセットという。)
3と、カセット3内のシートの有無を検知するシート有
無検知センサS1と、カセット3の上方に回転可能に配
置された断面略半月状のピックアップローラ3aと、シ
ート給送路L1の上流側に回転可能に配置された搬送ロ
ーラ対3bと、シート給送路L1の下流側に回転可能に
配置された搬送ローラ対3cと、搬送ローラ対3cの下
流近傍に配置された給紙センサS2とを備えている。
【0014】また、シート給送部2は、画像形成部5に
より画像形成されたシートを再び画像形成部5に給送す
るために、両面印字搬送路L4と、両面印字搬送路L4
の上流側に回転可能に配置された反転シート誘導ローラ
11と、反転シート誘導ローラ11の下流側に配置され
た反転シート導入検知センサS5と、両面印字搬送路L
4の中流部に回転可能に配置された反転シート搬送ロー
ラ対12と、反転シート誘導ローラ11と、両面印字搬
送路L4の下流側に回転可能に配置された反転シート再
給送ローラ対13と、反転シート誘導ローラ11と反転
シート再給送ローラ対13との間の位置に配置された再
給紙センサS6とを備えている。
【0015】画像形成部5は、トナー画像を形成する感
光体ドラム5aと、感光体ドラム5aを帯電させる帯電
器5bと、感光体ドラム5a上の静電潜像を現像する現
像器5cと、現像された感光体ドラム5a上のトナー画
像をシートに転写させる転写器5dとを備えている。
【0016】また、画像形成部5は、画像データに基づ
くレーザ光を生成して感光体ドラム5a上にスキャニン
グするレーザスキャナユニット4及び折り返しミラー4
aと、転写器5dによって転写されたシート上のトナー
画像を定着させるための熱定着器6と、感光体ドラム5
aと転写器5dとのニップ部近傍から熱定着器6の下流
側まで形成されたシート搬送路L2とを備えている。
【0017】熱定着器6は、不図示の加熱体および加熱
体の温度を検知するサーミスタ等によって構成され、転
写プロセスの終了したシートに熱と圧力を加えることに
より、トナー画像をシートに定着させる。
【0018】そして、レーザビームプリンタでは、シー
ト搬送路L2の下流端側に、排出ローラ対7が回転可能
に配置されるとともに、シートの通過を検知するための
排出センサS3が熱定着器6と排出ローラ対7との間の
位置に配置される。
【0019】さらに、スイッチバック搬送路L3の下流
側には、シートをフェイスダウン排出部9に排出するフ
ェイスダウン排出ローラ対10と、フェイスダウン排出
部9に排出される際のシートの通過及びフェイスダウン
排出部9に排出、積載されたシートについての満載を検
知するフェイスダウンシート満載検知センサ(以下、満
載検知センサという。)S4及びプリンタ本体1内のシ
ート排出口9aの近傍に回動可能に取り付けられたフラ
ッパ14とが配置される。
【0020】ここで、フェイスダウン排出ローラ対10
は、後述する両面印字の際に正/逆方向に切替可能に回
転駆動されるスイッチバックローラとしての機能を有し
ている。また、シート排出口9aからフェイスダウン排
出部9にシートが排出される際には、当該シートによっ
てフラッパ14が図1の上方向に押し上げられ、これに
伴って満載検知センサS4が一時的にオンになる。一
方、フェイスダウン排出部9に排出、積載されたシート
が所定の高さ以上になると、シートの最上面によってフ
ラッパ14が図1の上方向に押し上げられた状態とな
り、これに伴って満載検知センサS4が常にオンにな
る。
【0021】このレーザビームプリンタでは、フェイス
アップトレイ8がプリンタ本体1に対して開閉可能に配
置されている。このフェイスアップトレイ8は、下端側
を中心として、プリンタ本体1に対して図1の矢印方向
に回動可能に取り付けられており、図1に示す閉状態で
はスイッチバック搬送路L3の一部を構成する。一方、
フェイスアップトレイ8を開くと、このスイッチバック
搬送路L3及び両面印字搬送路L4の一端側を開放する
とともに、スイッチバック搬送路L3の基端側の向きを
水平方向とすることにより、スイッチバック搬送路L3
に沿って搬送されたシートがフェイスアップトレイ8上
に排出され、フェイスダウン排出ローラ対10及びフェ
イスダウン排出部9には到達しないようになっている。
【0022】このレーザビームプリンタは、不図示のパ
ーソナルコンピュータ等の外部端末装置と接続され、こ
の外部端末装置から供給される画像データ及び各種コマ
ンドに基づいて前記CPUが各部に制御信号を出力し、
シートの印字動作が実行される。また、このレーザビー
ムプリンタは、プリンタ本体1の上部に、LCD等から
なる不図示の表示部と、キースイッチ等からなる不図示
の操作入力部が配置されている。
【0023】以下、このレーザビームプリンタにおける
各部の動作について、シートの搬送動作を中心に説明す
る。
【0024】実施の形態のレーザビームプリンタでは、
CPUにより前記外部端末装置からの印字実行のコマン
ドが検出されると、シート有無検知センサS1の出力信
号によりシートカセット3内のシートの有無が検出さ
れ、シート無しの場合には前記表示部に「シートを補給
すべき」旨が表示され、シート有りの場合にはシート給
送部2によるシート給送動作が実行される。
【0025】すなわち、シート給送部2では、ピックア
ップローラ3a及び搬送ローラ対3bが回転駆動される
ことにより、シートカセット3内の最上位のシートがシ
ート給送路L1に沿って給送され、さらに搬送ローラ対
3cによって画像形成部5まで給送される。このとき、
搬送ローラ対3cを通過したシートの先端及び後端が、
給紙センサS2によって検知され、この検知結果に基づ
いて画像の書込タイミングが決定される。
【0026】レーザビームプリンタでは、この書込タイ
ミングに基づいて、外部端末装置から供給される画像デ
ータに対応するレーザ光がレーザスキャナユニット4か
ら照射(ラスタスキャニング)され、このレーザ光が折
り返しミラー4aによって感光体ドラム5a上に走査さ
れることにより、感光体ドラム5a上に画像データにつ
いての静電潜像が形成される。なお、感光ドラム5aの
表面は、予め帯電器5bによってレーザ光の走査に先立
って帯電されており、感光体ドラム5a上に静電潜像が
形成されると、この静電潜像が現像器5cでトナー画像
に現像される。さらに、画像形成部5では、感光ドラム
5aの表面のトナー画像は、給送されたシートの上面に
転写器5dによって転写される。
【0027】このような画像形成プロセスにより上面に
トナー画像が転写されたシートは、シート搬送路L2に
沿って熱定着装置6まで搬送され、この熱定着装置6に
よって加熱及び加圧されることにより、トナー画像が定
着される。
【0028】さらに、トナー画像が定着されたシート
は、排出センサS3を通過することにより、排出センサ
S3がオンとなり(図2参照)熱定着器6を通過したタ
イミングが検出され、排出ローラ対7によってスイッチ
バック搬送路L3に沿って搬送される。ここで、シート
は、排出モードの場合にはフェイスダウン排出部9又は
フェイスアップトレイ8のいずれかに排出され、両面印
字モードの場合には両面印字搬送路L4に沿って画像形
成部5に再給送される。
【0029】まず、排出モードの場合について説明する
と、図1のようにフェイスアップトレイ8が閉状態のと
きには、シートは、スイッチバック搬送路L3に沿って
フェイスダウン排出ローラ対10まで搬送され、フェイ
スダウン排出ローラ対10が正方向に回転駆動されるこ
とによって、プリンタ本体1のシート排出口9aを介し
てフェイスダウン排出部9上に画像面を下向きにして排
出、積載される。このとき、排出されるシートがフラッ
パ14を上方向に回動させることにより、満載検知セン
サS4が一時的にオンになる。
【0030】一方、フェイスアップトレイ8が開状態の
ときには、シートは、上述のように水平状態となったス
イッチバック搬送路L3に沿って搬送され、フェイスア
ップトレイ8上に画像面を上向きにして排出、積載され
る。
【0031】次に、両面印字モードの場合について説明
する。両面印字モードの場合には、図1に示すように、
フェイスアップトレイ8が閉状態にセットされ、排出ロ
ーラ対7によってスイッチバック搬送路L3に沿って搬
送されたシートは、フェイスダウン排出ローラ対10が
正方向に回転駆動されて、所定時間だけフェイスダウン
排出部9の方向へ搬送される。これにより、シートは、
フェイスダウン排出ローラ対10に挟まれた状態を維持
しながら、その先端部側がプリンタ本体1のシート排出
口9aから外部に露出するとともに、その後端部がシー
ト搬送路L2からスイッチバック搬送路L3に移動す
る。このとき、排出されるシートがフラッパ14を上方
向に回動させることにより、満載検知センサS4がオン
になる(図2参照)。
【0032】続いて、シート後端が排出ローラ対7を抜
けてスイッチバック搬送路L3に達した後、フェイスダ
ウン排出ローラ対10が逆方向に回転駆動されることに
より、シートが逆(下)方向に搬送され、移動方向にお
ける先端部がスイッチバック搬送路L3から両面印字搬
送路L4に移動し、反転シート誘導ローラ11が回転駆
動されることにより両面印字搬送路L4に沿って搬送さ
れる。このとき、反転シート誘導ローラ11を通過した
シートは、その先端及び後端が反転シート導入検知セン
サS5によって検知され(図2参照)、この検知結果に
基づいて、両面印字搬送路L4に搬送されたタイミング
が検出される。
【0033】さらに、このシートは、回転駆動される反
転シート搬送ローラ対12によって図1の右方向に搬送
され、この搬送中に再給紙センサS6によって先端部が
検出される。そして、シートは、この検出タイミングに
基づく所定時間後に反転シート搬送ローラ対12の回転
が停止するように駆動制御されることにより、反転シー
ト再給送ローラ対13の手前で停止され、両面印字の2
面目(裏面)用のシートとして再給送されるのを待機す
る。両面印字されるシートが複数枚ある場合、この待機
中には次のシートについての画像形成動作が行われてお
り、この画像形成動作が終了して排出センサS3に検出
されるまで、先のシートは再給送ローラ対13の手前で
待機する。
【0034】続いて、反転シート搬送ローラ対12及び
反転シート再給送ローラ対13の駆動により、両面印字
搬送路L4に待機しているシートがシート給送路L1に
再給送され、搬送ローラ対3cへと搬送されることによ
り、前述したカセット3からの印字動作と同様に2面目
(裏面)への印字動作が行われる。このようにして両面
印字されたシートは、前述した排出モードの場合と同様
の動作にてフェイスダウン排出部9に排出される。
【0035】なお、このレーザビームプリンタでは、上
述のようにフェイスアップトレイ8の開閉によりスイッ
チバック搬送路L3及び両面印字搬送路L4の一端側が
開閉する構成となっており、フェイスアップトレイ8を
開くことによってスイッチバック搬送路L3又は両面印
字搬送路L4で発生したジャムシートを容易に取り除く
ことができるようになっている。
【0036】具体的には、シート搬送中における所定時
間経過後に反転シート導入検知センサS5や再給紙セン
サS6で検出されるべきシートが検出されない場合に
は、ジャムが発生した場合と判定し、フェイスアップト
レイ8を開いてスイッチバック搬送路L3又は両面印字
搬送路L4にあるジャムシートを取り除くように表示部
に表示するようになっている。
【0037】図2には、両面印字モードでの、排出セン
サS3、満載検知センサS4、反転シート導入検知セン
サS5、及びフェイスダウン排出ローラ10の動作タイ
ミングチャートを示している。図2から分かるように、
レーザビームプリンタでは、シートの後端が排出センサ
S3を時刻t3で通過してから所定時間経過後の時刻t
4でフェイスダウン排出ローラ10の回転方向を切り換
えることにより、逆搬送後のシートがシート搬送路L2
に戻ってしまうことを防止している。なお、図2におい
て満載検知センサS4がオンになっているタイミング
(t2〜t6)は、シートがフラッパ14を通過してい
る時間である。
【0038】図2の動作タイミングチャートについて詳
細に説明すると、レーザビームプリンタでは、時刻t1
で排出センサS3にシート先端が到達すると、排出セン
サS3がオンする。続いて、スイッチバック搬送路L3
にシートが搬送されると、シートがフラッパ14を回動
させることにより、時刻t2(t1<t2)で満載検知
センサS4がオンになる。
【0039】次に、時刻t3(t2<t3)でシートの
後端が排出センサS3を通過した後、時刻t4(t3<
t4)で、フェイスダウン排出ローラ10を正転方向か
ら逆転方向に逆回転させて、シートを両面印字搬送路L
4に導く。続いて、時刻t5で反転シート導入検知セン
サS5がシートの先端を検知し、次の時刻t6で満載検
知センサS4がオフになる。さらに、続く時刻t7で、
次ページのシート先端が排出センサS3にて検出される
と、フェイスダウン排出ローラ10を逆転方向から正転
方向へ回転方向を元に戻すように制御する。
【0040】このように、両面印字モードにおいてシー
トが正常に搬送されている場合には、シートは、まず満
載検知センサS4で検知され、続いてスイッチバック搬
送路L3に送られた後に、反転シート導入検知センサS
5がシートを検知して、それから所定時間経過後に満載
検知センサS4がシート無しを検知するようになってい
る。
【0041】ここで、第1の実施の形態のレーザビーム
プリンタでは、両面印字モードでシートをスイッチバッ
ク搬送路L3に送ったにもかかわらず、反転シート導入
検知センサS5がシートを検知する前に満載検知センサ
S4がシート無しを検知した場合は、ユーザがフェイス
ダウン排出部9上に露出したシートを引抜いたものとみ
なして当該ジョブをキャンセルしたものと判定する。
【0042】一方、シートをスイッチバック搬送路L3
に導入するためにフェイスダウン排出ローラ10を逆回
転させたにも関わらず、反転シート導入検知センサS5
がシートを検知せずに、満載検知センサS4がシートを
検知したままで所定時間が経過した場合には、シートの
ジャムが発生したものと判定し、表示部にジャムの表示
をする。
【0043】この動作について、図3のフローチャート
を参照して説明する。図3は、レーザビームプリンタに
おける両面印字モードの第1の実施の形態の動作を説明
するためのフローチャートである。
【0044】両面印字開始後のステップS301では、
CPUは、排出センサS3の出力信号を監視して、排出
センサS3によってシート先端が検知されるまで待機
し、シート先端が検知されると(図2の時刻t1参照)
ステップS302に移行する。
【0045】ステップS302では、CPUは、排出セ
ンサS3の出力信号の監視を続行して、排出センサS3
によってシート後端が検知されるまで待機し、シート後
端が検知されると(図2の時刻t3参照)ステップS3
03に移行する。
【0046】ステップS303では、CPUは、排出セ
ンサS3によるシート後端の検知からされフェイスダウ
ンローラ10の回転方向を切り換えるタイミングが来る
まで待機し、所定時間が経過した(図2の時刻t4参
照)と判定したら、ステップS304に移行してフェイ
スダウンローラ10を逆回転させる制御を行い、ステッ
プS305に移行する。
【0047】ステップS305では、CPUは、反転シ
ート導入検知センサS5の出力信号を監視し、反転シー
ト導入検知センサS5がオンになったか否かについて判
定し、オンになった場合(図2の時刻t5参照)にはシ
ートがプリンタ本体1のシート排出口9aまで到達しか
つ正常にスイッチバック動作が行われたものとして、ス
テップS306に移行して両面印字動作を続行する制御
を行い、再びステップS301に戻って次のジョブにつ
いての印字動作を行う。
【0048】一方、反転シート導入検知センサS5がオ
ンになっていない間は、CPUは、ステップS307に
移行して、満載検知センサS4の出力信号を監視して、
満載検知センサS4にてシートを検出中かどうか判定す
る。このとき、満載検知センサS4がオフの場合、すな
わちシート無しを検出した場合には、CPUは、ステッ
プS308に移行してユーザがフェイスダウン排出部9
上に露出したシートを引抜いたものと判定し、次のステ
ップS309で当該ジョブをキャンセルする処理を行
う。具体的には、ステップS309では、CPUは、当
該引き抜かれたシートの二面目に印字すべき画像データ
を不図示のメモリから消去する。
【0049】そして、CPUは、再びステップS301
に戻って次のジョブについての印字動作を行う。これに
より、引き抜かれたシートの次のシートからの両面印字
動作が正常に行われ、装置が停止することなく、また、
ユーザがジャム処理の操作を行う必要もなくなる。な
お、この場合には、引き抜かれたシートのみが片面だけ
の不完全な印字となるため、引き抜かれたシートについ
てのみ、もう一度両面画像形成すれば良いことになる。
従って、CPUは、その旨をユーザに知らせるため、例
えば「シートが引き抜かれたため片面のみの印字が発生
しました」等の表示を行うように不図示の表示部を制御
するようにする。また、CPUは、その旨をパーソナル
コンピュータ等の表示部で表示させる等のため、ホスト
コンピュータ等に印字結果についての信号を送信するよ
うに制御する。
【0050】なお、この実施の形態では、ステップS3
09でジョブをキャンセルした後に、引き抜かれたシー
トの次のシートからの両面印字動作を続行することとし
ているが、他の制御例として、ステップS309でジョ
ブをキャンセルした後に、引き抜かれたシート以降のシ
ートについてのジョブを全てキャンセルするようにして
も良く、これについては第3の実施の形態で後述する。
【0051】一方、満載検知センサS4がオンの場合、
すなわちシート検知中の状態であれば、CPUは、ステ
ップS310で所定時間内(図2の時刻t2〜t6参
照)かどうかを判定し、所定時間内であれば、反転シー
ト導入検知センサS5によるシート検知を待つためにス
テップS305に戻って上述の処理を繰り返し、所定時
間が経過してもなお満載検知センサS4がオンで反転シ
ート導入検知センサS5によるシート検知がなされない
場合には、満載検知センサS4の近傍でシートのジャム
が発生したものとしてステップS311に移行し、ジャ
ムが発生した旨を表示部に表示してユーザにジャム報知
を行う。ここで、ユーザにより所定のジャム処理が行わ
れて各センサの出力信号が正常になると、再びステップ
S301に戻って次のジョブについての印字動作を行
う。
【0052】以上のような制御を行うことにより、第1
の実施の形態のレーザビームプリンタでは、両面印字モ
ードにおけるシートの引き抜きが検知され、この場合に
は当該両面印字についてのジョブがキャンセルされ、次
のジョブについての印字動作が行われるので、両面印字
中のシートが外部に引き出された場合であっても、装置
が停止することなく次のジョブについての動作が可能と
なる。
【0053】(第2の実施の形態)次に、レーザビーム
プリンタの第2の実施の形態について、図4及び図5を
参照して説明する。なお、図4及び図5において、上述
した第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付
し、適宜その説明を省略する。
【0054】図4に示すように、第2の実施の形態で
は、フェイスアップトレイ8の開閉状態を検知するため
のフェイスアップトレイ開閉検知部S8が設けられてい
る。このフェイスアップトレイ開閉検知部S8は、フェ
イスアップトレイ8が図4の実線で示す開状態になると
オフ状態となり、フェイスアップトレイ8が図4の点線
で示す閉状態になるとオン状態となる。さらに、フェイ
スアップトレイ開閉検知部S8は、フェイスアップトレ
イ8が閉状態のときでも、以下に説明するように、シー
トがスイッチバック搬送路L3を通過する際には一旦オ
フ状態となり、これにより、スイッチバック搬送路L3
のシートの有無を検知できるようになっている。
【0055】以下、フェイスアップトレイ開閉検知部S
8の詳細について、図5を参照して説明する。なお、図
5には、フェイスアップトレイ8が図4の点線で示す閉
状態にある場合のフェイスアップトレイ開閉検知部S8
の各部の位置状態を示している。
【0056】フェイスアップトレイ開閉検知部S8は、
図5に示すように、センサフラグ100と、センサフラ
グ100の位置に応じてオンオフが切り替わるフォトイ
ンタラプタ110と、センサフラグ100を図5の矢印
(イ)方向に引っ張るように付勢するバネ材120とを
有している。
【0057】フェイスアップトレイ開閉検知部S8のセ
ンサフラグ100は、アーム部101と遮光板102と
が一体となっており、これらが軸部100aを中心とし
てプリンタ本体1に対して回動可能に配置されている。
センサフラグ100のアーム部101は、図5に示すよ
うに、スイッチバック搬送路L3内を横切るように延び
ている。一方、センサフラグ100の遮光板102は、
フォトインタラプタ110のオンオフを切り替えるため
の凹部102aが形成されている。
【0058】図5では、上述のように、フェイスアップ
トレイ8が図4の点線で示す閉状態にある場合のフェイ
スアップトレイ開閉検知部S8の各部の位置状態を示し
ており、この状態ではフェイスアップトレイ8に形成さ
れたリブ(図示せず)によってセンサフラグ100の遮
光板102の一端側が矢印8aの方向に押圧される。こ
れにより、センサフラグ100は、バネ材120の矢印
(イ)方向への付勢力に抗して図5の位置で停止し、こ
の位置からの時計回り方向への回動が禁止される状態と
なる。そして、この状態では、遮光板102の凹部10
2aがフォトインタラプタ110に対向位置し、フォト
インタラプタ110がオン状態となる。
【0059】第2の実施の形態のレーザビームプリンタ
では、両面印字モードでシートがスイッチバック搬送路
L3に送られる際には、シートがスイッチバック搬送路
L3を通過してフェイスダウン排出ローラ対10及び図
1のシート排出口9aに到達する際に、当該シートによ
ってセンサフラグ100のアーム部101が図5の矢印
(ロ)方向に押圧され、バネ材120の付勢力に抗して
センサフラグ100全体が軸部100aを中心として図
5の反時計回り方向に回動する。このときに、センサフ
ラグ100の遮光板102がフォトインタラプタ110
を遮光するため、フォトインタラプタ110がオフ状態
となる。
【0060】さらに、上述のように、フェイスダウン排
出ローラ対10が正方向に回転駆動されて、当該シート
の一部が図1のシート排出口9aから一旦外部に露出さ
れた後に、フェイスダウン排出ローラ対10が逆方向に
回転駆動されることにより、当該シートは、逆(下)方
向に搬送され、移動方向におけるシート先端部がスイッ
チバック搬送路L3から両面印字搬送路L4に移動し、
反転シート誘導ローラ11が回転駆動されることにより
両面印字搬送路L4に沿って搬送される。
【0061】続いて、反転シート誘導ローラ11を通過
したシートは、上述のように、その先端及び後端が反転
シート導入検知センサS5によって検知され(図2参
照)、この検知結果に基づいて、両面印字搬送路L4に
搬送されたタイミングが検出される。ここで、両面印字
モードの正常動作時におけるフォトインタラプタ110
と反転シート導入検知センサS5との検出タイミングの
関係は、フォトインタラプタ110がオン状態から一旦
オフ状態となり、反転シート導入検知センサS5によっ
てシート先端部が検知された後にフォトインタラプタ1
10が再びオン状態となり、最後に反転シート導入検知
センサS5によってシート後端部が検知されることにな
る。
【0062】すなわち、当該シートが逆(下)方向に搬
送される際には、当該シートの搬送方向後端部がセンサ
フラグ100のアーム部101を抜けるときに、バネ材
120の付勢力によりセンサフラグ100全体が軸部1
00aを中心として図5の時計回り方向に回動し、この
ときに、センサフラグ100の遮光板102が図5の位
置に再び戻るため、フォトインタラプタ110が再びオ
ン状態となり、この時には既に反転シート導入検知セン
サS5によってシート先端部が検知されている。
【0063】これに対して、当該シートの一部が図1の
シート排出口9aから一旦外部に露出された際に、当該
シートが引き抜かれた場合も、バネ材120の付勢力に
よりセンサフラグ100が図5の位置に戻るので、同様
に、フォトインタラプタ110がオン状態から一旦オフ
状態となり、再びオン状態となる。しかしながら、この
場合には、反転シート導入検知センサS5によってシー
トの先端部及び後端部が検知されることはない。
【0064】より具体的には、両面印字モードでシート
の引き抜きがあった場合におけるフォトインタラプタ1
10と反転シート導入検知センサS5との検出タイミン
グの関係は、フォトインタラプタ110がオン状態から
一旦オフ状態となり、反転シート導入検知センサS5に
よってシート先端部が検知されることなく、フォトイン
タラプタ110が再びオン状態となる。
【0065】以上の構成により、第2の実施の形態のレ
ーザビームプリンタでは、両面印字モードにおいてCP
Uがフォトインタラプタ110及び反転シート導入検知
センサS5の出力信号を監視することにより、シートの
引き抜きがあったか否かについて判定できるようになっ
ている。すなわち、CPUは、両面印字モードにおい
て、フォトインタラプタ110がオン状態から一旦オフ
状態となった後に反転シート導入検知センサS5により
シート先端部が検知された場合にはシートが正常に搬送
されたと判定し、一方、フォトインタラプタ110がオ
ン状態から一旦オフ状態となった後に反転シート導入検
知センサS5によりシート先端部が検知されることな
く、フォトインタラプタ110が再びオン状態となった
場合には、シートが引き抜かれたものと判定し、この場
合には図3で上述したステップS309におけるジョブ
のキャンセルを行う。
【0066】(第3の実施の形態)次に、レーザビーム
プリンタの第3の実施の形態について、図6のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、第1の実施の形態と
同一処理については、同一のステップ番号を付し、その
説明を省略する。
【0067】第3の実施の形態のレーザビームプリンタ
では、各部の構成については図1及び図2で説明した第
1の実施の形態と同一であり、図6に示すように、両面
印字時の制御について、ステップS308とステップS
309との間にステップS308Aの処理を行うところ
のみが異なっている。すなわち、第3の実施の形態で
は、ステップS308でシートの引き抜きがあったと判
定した場合に、直ちにステップS309に移行して当該
ジョブのキャンセル処理を行うのではなく、ステップS
308Aで、シート有無検知手段としての給紙センサS
2、排出センサS3、反転シート導入検知センサS5、
再給紙センサS6の出力を監視して、シート給送路L
1、シート搬送路L2、スイッチバック搬送路L3、或
いは両面印字搬送路L4に印字すべきシートがあるか否
かについて判定を行い、印字すべきシートがないと判定
した場合に初めてステップS309に移行して当該ジョ
ブをキャンセルする処理を行うことにより、第1の実施
の形態で上述したように、当該引き抜かれたシートの二
面目に印字すべき画像データが不図示のメモリから消去
される。
【0068】ここで、ステップS308Aで印字すべき
シートがあると判定した場合には、CPUは、当該印字
すべきシートに対する画像形成処理を続行してシート排
出口9aから排出するように、画像形成部5、及び各ロ
ーラ7、10、11、12、13、3c等を制御する。
これにより、両面印字モード中にシートの引き抜きがあ
った場合でも、次のシートの片面について画像形成中で
あった等の場合には、このシートについて両面印字の画
像形成処理を続行する制御を行うことにより、引き抜か
れたシートの次のシートに対する画像形成を確実に行う
ことが可能となり、シートの無駄が防止される。
【0069】なお、この第3の実施の形態の処理につい
ては、上述した第2の実施の形態の構成におけるシート
引き抜きの判定の処理にも適用できることは勿論であ
る。
【0070】ステップS308Aで印字すべきシートが
あると判定した場合の他の制御例としては、CPUは、
引き抜かれたシート以降のシートについてのジョブを全
てキャンセルすることにより、当該印字すべきシートに
対する画像形成処理を中止してシート排出口9aから排
出するように、画像形成部5、及び各ローラ7、10、
11、12、13、3c等を制御するようにしてもよ
い。この場合には、引き抜かれたシート及びそれ以降の
シートについての両面印字処理を再開すればよい。
【0071】さらには、上述した実施の形態では、ステ
ップS308Aで印字すべきシートがないと判定した場
合にはS309に移行して当該ジョブをキャンセルし
て、当該引き抜かれたシートの二面目に印字すべき画像
データを不図示のメモリから消去する処理を行っていた
が、ステップS308Aで印字すべきシートがないと判
定した場合の他の制御例として、当該引き抜かれたシー
トの二面目に印字すべき画像データを不図示のメモリか
ら消去せずに、シートカセット3から新たにシートを給
送して、この新たなシートの両面に、引き抜かれたシー
トの各面に印字すべきであった画像データに基づく画像
を形成するように制御を行うことも可能である。この制
御は、例えば引き抜かれたシートが複数枚の両面印字に
ついての最後のシートであったような場合に有効であ
る。
【0072】上述したいずれの場合も、シートの引き抜
きがあった場合には、CPUは、シートの引き抜きがあ
った旨を表示し、かつ、それに対するユーザの行うべき
操作等を表示するように表示部を制御する制御を行う。
また、CPUは、その旨をパーソナルコンピュータ等の
表示部で表示させる等のため、ホストコンピュータ等に
印字結果についての信号を送信するように制御する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面印字中のシートが外部に引き出された場合に、装置
が停止することなく次のジョブについての動作が可能と
なる画像形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の全体構成を示
す概略断面図である。
【図2】画像形成装置における各センサの検出タイミン
グを説明するためのチャート図である。
【図3】画像形成装置における両面印字モードの第1の
実施の形態の制御動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】画像形成装置の第2の実施の形態を説明するた
めの概略断面図である。
【図5】画像形成装置の第2の実施の形態の要部を説明
する図である。
【図6】画像形成装置における両面印字モードの第3の
実施の形態の制御動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ本体(装置本体) 2 シート給送部 L1 シート給送路 L2 シート搬送路 L3 スイッチバック搬送路 L4 両面印字搬送路 S1 シート有無検知センサ S2 給紙センサ(シート有無検知手段) S3 排出センサ(シート有無検知手段) S4 満載検知センサ(シート抜取検知手段、第1のシ
ート検知センサ) S5 反転シート導入検知センサ(シート抜取検知手
段、第2のシート検知センサ、シート有無検知手段) S6 再給紙センサ S8 フェイスアップトレイ開閉検知部 3 シートカセット(シート積載手段) 3a ピックアップローラ(シート給送手段) 3b 搬送ローラ対(シート給送手段) 3c 搬送ローラ対(シート給送手段) 4 スキャナユニット 4a 折り返しミラー 5 画像形成部(画像形成手段) 5a 感光体ドラム 5b 帯電器 5c 現像器 5d 転写器 6 熱定着器 7 排出ローラ対(シート排出手段) 8 フェイスアップトレイ(第2のシート排出部) 9 フェイスダウン排出部(第1のシート排出部) 9a シート排出口 10 フェイスダウン排出ローラ対(シート排出手段、
シート再給送手段、スイッチバックローラ) 11 反転シート誘導ローラ(シート再給送手段) 12 反転シート搬送ローラ対(シート再給送手段) 13 シート再給送ローラ対(シート再給送手段) 14 フラッパ 100 センサフラグ 101 アーム部 102 遮光板 110 フォトインタラプタ(第3のシート検知セン
サ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 43/04 B65H 43/04 Fターム(参考) 2H027 DA21 DC06 DC11 ED19 EK03 FA13 GA30 GB07 3F048 AA01 AB01 BA16 BA29 BC01 BC03 BC05 CC01 DA01 DA06 DA07 DA09 DB07 DB09 DC02 EA04 EA08 EA12 EA14 EB39 EB40 3F053 BA03 BA14 EA01 EB01 EB04 3F101 FB11 FC05 FD02 LA01 LB03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが積載されるシート積載手段と、 シートに画像を形成する画像形成手段と、 前記シート積載手段から前記画像形成手段までシートを
    給送するシート給送手段と、 前記画像形成手段により画像形成されたシートを装置本
    体のシート排出口から排出するシート排出手段と、 前記画像形成手段により画像形成されたシートを、シー
    ト排出口からシートの一部を外方に一旦露出させ、か
    つ、シートの画像面を反転させて再び前記画像形成手段
    に給送するシート再給送手段と、 前記シート排出口から露出したシートの抜き取りを検知
    するシート抜取検知手段と、 前記シート抜取検知手段によりシートの抜き取りが検知
    された場合には、当該抜き取られたシートに対する画像
    形成処理をキャンセルするように前記画像形成手段を制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置の状態を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記シート抜取検知手段によりシート
    の抜き取りが検知された場合には、シートの抜き取りが
    あった旨を表示するように前記表示手段を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記シート抜取検知手
    段によりシートの抜き取りが検知された場合には、抜き
    取られたシート以降のシートに対する画像形成処理をキ
    ャンセルするように前記画像形成手段を制御することを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シート抜取検知手
    段によりシートの抜き取りが検知された場合には、抜き
    取られたシート以降のシートに対する画像形成処理を続
    行するように前記画像形成手段を制御することを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体内には、前記シート積載手
    段と前記画像形成手段との間に形成され前記シート給送
    手段が配置されたシート給送路と、前記画像形成手段と
    前記シート排出口との間に形成され前記シート排出手段
    が配置されたシート排出路と、前記シート再給送手段が
    配置されるとともに、上流端側が前記シート排出路と接
    続され、下流端側が前記シート給送路と接続されたシー
    ト再給送路と、が配置され、 前記シート排出路は、前記シート排出手段が逆転駆動さ
    れることにより前記画像形成手段により画像形成された
    シートについて、前記シート再給送路に搬送方向を逆に
    して導くスイッチバック搬送路であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記シート抜取検知手段は、前記シート
    排出口の近傍に配置され前記シート排出口を通過するシ
    ートの有無を検知する第1のシート検知センサと、シー
    トが前記シート再給送路に導入されたか否かを検知する
    第2のシート検知センサとを有することを特徴とする請
    求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、シートが前記シート再
    給送路に導入されたことが前記第2のシート検知センサ
    により検知される前に、前記第1のシート検知センサに
    よってシート無しが検知された場合には、前記シート抜
    取検知手段によりシートの抜き取りが検知されたものと
    判定することを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記シート抜取検知手段は、シートが前
    記シート再給送路に導入されたか否かを検知する第2の
    シート検知センサと、前記シート排出路に配置され、前
    記シート排出路内のシートの有無を検知する第3のシー
    ト検知センサとを有することを特徴とする請求項5記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第2のシート検知
    センサによりシート有りが検知された以降において、前
    記第3のシート検知センサによりシート有りが検知され
    ることなく、前記第2のシート検知センサによりシート
    無しが検知された場合には、前記シート抜取検知手段に
    よりシートの抜き取りが検知されたものと判定すること
    を特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シート給送路と前記シート排出路
    と前記シート再給送路のいずれか内のシートの有無を検
    知するシート有無検知手段を有し、 前記制御手段は、前記シート抜取検知手段によりシート
    の抜き取りが検知された場合には、抜き取られたシート
    に対する画像形成処理をキャンセルする前に、前記シー
    ト有無検知手段の検知結果に応じた所定の制御を行うこ
    とを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記シート抜取検知
    手段によりシートの抜き取りが検知された場合で、か
    つ、前記シート有無検知手段によりシートが無いことが
    検知された場合には、抜き取られたシート以降のシート
    に対する画像形成処理をキャンセルするように前記画像
    形成手段を制御することを特徴とする請求項10記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記シート抜取検知
    手段によりシートの抜き取りが検知された場合で、か
    つ、前記シート有無検知手段によりシートが有ることが
    検知された場合には、抜き取られたシート以降のシート
    に対する画像形成処理を続行するように前記画像形成手
    段を制御することを特徴とする請求項10記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記シート抜取検知
    手段によりシートの抜き取りが検知された場合で、か
    つ、前記シート有無検知手段によりシートが有ることが
    検知された場合には、当該シートに対する画像形成処理
    を続行して前記シート排出口から排出するように、前記
    画像形成手段及び前記シート再給送手段及び前記シート
    排出手段を制御することを特徴とする請求項10記載の
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記シート抜取検知
    手段によりシートの抜き取りが検知された場合で、か
    つ、前記シート有無検知手段によりシートが有ることが
    検知された場合には、当該シートに対する画像形成処理
    を中止して前記シート排出口から排出するように、前記
    画像形成手段及び前記シート再給送手段及び前記シート
    排出手段を制御することを特徴とする請求項10記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記シート排出手段が前記装置本体の
    前記シート排出口からシートを排出する第1のシート排
    出部であり、 前記第1のシート排出部の前段に配置され、前記装置本
    体に対して開閉可能な開閉トレイを有する第2のシート
    排出部を有し、 前記第2のシート排出部は、前記開閉トレイが前記装置
    本体に対して閉状態の場合には前記画像形成手段により
    画像形成されたシートを前記第1のシート排出部に導
    き、前記開閉トレイが前記装置本体に対して開状態にな
    ると、前記シート排出路を開放して、前記画像形成手段
    により画像形成されたシートを前記開閉トレイ上に排出
    することを特徴とする請求項5乃至14のいずれか1記
    載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第2のシート排出部の前記開閉ト
    レイの開閉状態を検知するトレイ開閉検知手段を有する
    ことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記トレイ開閉検知手段は、前記第3
    のシート検知センサを含むことを特徴とする請求項7及
    び16記載の画像形成装置。
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