JP3096045B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3096045B2
JP3096045B2 JP02120329A JP12032990A JP3096045B2 JP 3096045 B2 JP3096045 B2 JP 3096045B2 JP 02120329 A JP02120329 A JP 02120329A JP 12032990 A JP12032990 A JP 12032990A JP 3096045 B2 JP3096045 B2 JP 3096045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置、詳しくは該装置における転
写紙の搬送経路に関する。
〔従来の技術〕
一般に、複写機等の画像形成装置においては、その転
写機能の多様化に伴い、単に転写紙の片面転写に止まら
ず、両面転写あるいは合成転写等が必要とされ、このた
め転写紙の搬送経路には、上述の各種転写形態に対応し
て種々の工夫が施されている。
従来のこの種の画像形成装置としては、例えば第12図
に示すような特開昭58−111955号公報に記載のものが知
られている。第12図において、符号1は給紙カセットで
あり、給紙カセット1に載置された転写紙2は給紙ロー
ラ3により搬送され、レジストローラ4により給紙タイ
ミングが制御された後、感光体ドラム5に給紙される。
一方、感光体ドラム5の表面にはスキャニング光学系6
により原稿載置台7上の原稿8の静電潜像が形成され、
感光体ドラム5の図中時計方向の回転に伴い、感光体ド
ラム5上の静電潜像が現像器9によって現像される。そ
して、上述のように、感光体ドラム5に供給された転写
紙2には感光体ドラム5上の現像像が転写され、定着器
10を通過して該現像像が定着された後、排出ローラ群11
により搬送されて排紙トレイ12に排出される。なお、符
号13は転写後の転写紙2を定着器10へ搬送する搬送ベル
トである。
上述が、転写紙2の片面転写の場合であるが、以下、
転写紙2の両面転写の場合につき説明する。すなわち、
前述のように、定着器10から排出された片面転写済の転
写紙2は、下方に切換えられた第1フラッパ14に案内さ
れ、反転バス15に沿って上方に搬送された後、排出ロー
ラ群11のうち下方の一対の排出ローラ11a、11bにより下
方に搬送され、転写面を上向きにして、中間トレイ16に
載置される。さらに、中間トレイ16に順次に集積された
転写紙2が所定枚数に達すると、転写紙2は、再給紙ロ
ーラ17および搬送ローラ18により最上位のものから順次
にレジストローラ4を経由して感光体ドラム5に給紙さ
れ、裏面に転写された後、片面転写の場合と同様にして
排紙トレー12に排出される。なおこのとき、中間トレイ
16から感光体ドラム5に給紙された、転写紙2が、再給
紙ローラ17、搬送ローラ18を経由する際に、表裏が反転
されることは勿論である。そして、本従来例において
は、両面転写される転写紙2の枚数が1枚である場合に
は、中間トレイ16入口の第2フラッパ19が下方に切換え
られ、片面転写済の転写紙2がバイパス搬送路20を経由
して直接に搬送ローラ18に給紙されるようになってお
り、転写紙2が中間トレイ16に一旦載置されて再給紙さ
れるときに生じる転写紙2のジャムあるいは斜行を防止
するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の画像形成装置にあっ
ては、両面転写する転写紙2の枚数が1枚である場合
に、転写紙2をバイパス搬送路20を経由して感光体ドラ
ム5に給紙するようになっていたため、再給紙用の搬送
経路が長くなって処理スピードが低下し、またバイパス
搬送路20を設置する必要から装置の製造コストが高くな
り、さらに装置内の省スペース化が図れないという不具
合があった。
〔発明の目的〕
本発明は、上述のような従来技術の課題を背景として
なされたものであり、両面転写枚数設定手段の設定値が
1の場合、すなわち両面転写すべき転写紙の枚数が1枚
のときに、片面転写済の転写紙をスタック手段にスタッ
クさせないで再給紙することにより、再給紙用の搬送経
路を短縮し、さらに不必要なバイパス搬送路を解消し
て、処理スピードが大きく、同時に製造コストの低減お
よび装置内の省スペース化を図ることのできる画像形成
装置を提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
本発明は、上記目的達成のため、像担持体と、像担持
体上に潜像を形成するとともに該潜像を現像して現像像
を形成する像形成手段と、未転写の転写紙を載置する転
写紙載置手段と、転写紙載置手段の転写紙を像担持体に
給紙する給紙手段と、像担持体に給紙された転写紙に像
担持体の現像像を転写する転写手段と、転写紙に転写さ
れた現像像を定着する定着手段と、定着手段により現像
像が定着された転写紙を搬送経路に沿って搬送し、転写
紙の表裏を反転させる反転手段と、転写紙を手差し可能
に構成され、反転手段から給紙される片面転写済の転写
紙をスタックするとともに該転写紙を、反転手段の搬送
経路の一部を構成する搬送経路に沿って搬送し、像担持
体に給紙するスタック手段と、スタック手段から像担持
体に給紙されて両面に現像像が転写される転写紙の枚数
を設定値として設定する両面転写枚数設定手段と、を備
え、前記スタック手段が、手差しされた転写紙の先端及
び反転された転写紙の先端を突き当てることができる先
端ストッパを有し、転写紙を手差ししたとき先端ストッ
パに突き当てて転写紙を停止させることができるととも
に、前記両面転写枚数設定手段の設定値が2以上である
ときに、片面転写済の転写紙を該先端ストッパに突き当
ててスタックし、前記両面転写枚数設定手段の設定値が
1であるときに、該先端ストッパを転写紙の先端を突き
当てる位置から移動させ、片面転写済の転写紙を該先端
ストッパに突き当てないで搬送経路に沿って搬送するよ
うにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図〜第11図は本発明に係る画像形成装置の一実施例
を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、符号31は画
像形成装置としての複写機本体であり、複写機本体31
は、その上部に設けられた原稿載置台32と、内部から排
出される転写済の転写紙を載置する排紙トレイ33と、コ
ピースタートボタン34a、テンキー34bおよび設定枚数や
ジャム発生を表示する表示部34c等を有する操作パネル3
4と、複写機本体31の前面側に開閉可能に取り付けられ
た手差しトレー35と、図示しないトナーカートリッジお
よび排トナータンクを装着するための装着部36と、転写
紙補給時等に支点部37a、37bを中心として開閉されるド
アユニット37とを具備している。なお、手差しトレー35
は通常の閉じた状態では複写機本体31のカバーとなり、
図中手前側に開いた状態ではほぼ水平な手差し給紙用の
トレーとなり、外部から手差しされる転写紙を案内する
(詳細は後述する)。
第2図(a)、(b)において、符号38は記録部であ
り、記録部38には、自動給紙部39A、39B、39Cのうちい
ずれかから搬送路40を通して転写紙Pが自動給紙される
ようになっている。自動給紙部39A〜39Cは、それぞれ符
号A、B、Cを省略して説明するが、未転写の転写紙P
を紙面をほぼ上下に向けて載置する給紙カセット41と、
給紙カセット41上に載置された複数の転写紙Pのうち最
上位の転写紙Pをピックアップするよう給紙カセット41
に装着されたピックアップローラ42と、ピックアップロ
ーラ42によりピックアップされた転写紙Pを搬送路40に
供給するように第1図に示すドアユニット37に収装され
た給紙ローラ43とを有している。なお、給紙ローラ43A
〜43Cは上述のように、第1図に示すドアユニット37に
収装されており、このため第1図において、ドアユニッ
ト37が支点部37a、37bを中心として手前側に開放される
と、給紙カセット41A〜41Cがピックアップローラ42A〜4
2Cとともに第2図(a)、(b)中矢印A方向に引き出
し可能であり、転写紙Pの補給、あるいは交換が容易に
できるようになっている。また、上述の自動給紙部39A
〜39Cのうち給紙カセット41A〜41Cは未転写の転写紙P
を載置する転写紙載置手段を構成し、ピックアップロー
ラ42A〜42Cおよび給紙ローラ43A〜43Cは上述の転写紙載
置手段の転写紙Pを搬送路40を通して搬送し、後述する
像担持体としての感光体ドラム44に給紙する給紙手段を
構成する。
一方、前述の記録部38は、公知の構成であるので詳細
な説明は省略するが、像担持体としての、前述の感光体
ドラム44、帯電チャージャ45、露光光学系46および現像
系47からなる像形成ユニット48と、自動給紙部39A〜39C
により給紙された未転写の転写紙Pに、像形成ユニット
48により感光体ドラム44に形成された現像像を転写する
転写チャージャ49と、自動給紙部39A〜39Cから給紙され
る転写紙Pを所定位置から転写チャージャ49へ搬送する
とともに、この転写紙Pの搬送タイミングを制御するレ
ジストローラ対50と、転写チャージャ49により現像像が
転写された転写紙Pを加熱して該現像像を定着させ、常
時排紙方向に回転して定着された転写紙Pを排出する定
着ローラ51と、転写チャージャ49から定着ローラ51に転
写紙Pを搬送する搬送ベルト52等から構成されている。
ここで、上述の記録部38の構成要素のうち像形成ユニッ
ト48は、帯電チャージャ45により帯電した感光体ドラム
44を、光源および複数のミラーを含む第1、第2スキャ
ナ53、54等からなる露光光学系46により画情報を含む原
稿反射光で露光し、感光体ドラム44上に潜像を形成した
後、該潜像を現像系47により現像して感光体ドラム44上
に顕像(現像像)を形成する。また、レジストローラ対
50は感光体ドラム44上の顕像と同期して転写紙Pを送り
出すために間欠回転するようになっている。なお、レジ
ストローラ対50の直前に、転写紙Pの紙幅方向中央で常
時搬入方向に回転する搬入ローラを設け、転写紙Pのス
キューを防止するようにすることが好ましい。そして、
上述の像形成ユニット48は像担持体としての感光体ドラ
ム44上に潜像を形成するとともに該潜像を現像して現像
像を形成する像形成手段を構成し、また転写チャージャ
49は像担持体としての感光体ドラム44に給紙された転写
紙Pに感光体ドラム44の現像像を転写する転写手段を構
成する。また、定着ローラ51は転写紙Pに転写された現
像像を定着する定着手段を構成する。なお、複写機本体
31は上部の記録部38と下部の自動給紙部39が分割可能で
あり、第2図(b)は複写機本体31の上部を回動して記
録部38を開放した状態を示している。
ここで、第3図は、第2図(a)におけるIII部の要
部拡大図であり、第3図に基づいてスイッチバック搬送
ユニット61の構成を説明する。すなわち、第2図(a)
に示す自動給紙部39A〜39Cとレジストローラ対50の間の
搬送経路は、第3図において、前述の搬送路40およびス
イッチバック搬送路62から構成されており、搬送路40は
中継ローラ63により搬送される転写紙Pをスイッチバッ
ク搬送路62へ導くための通路となっており、スイッチバ
ック搬送路62に、上述のスイッチバック搬送ユニット61
が設けられている。そして、スイッチバック搬送ユニッ
ト61は、具体的には、弾性体(例えば、マイラ)によっ
て形成され、両搬送路40、62の接続部分のガイドプレー
ト64に搬送路40からスイッチバック搬送路62への転写紙
Pの搬送のみを許容するような状態で片持ち支持された
逆流防止部材65と、転写紙Pが逆流防止部材65を通過す
る際の転写紙Pの先、後端を検出するよう設置され、ス
イッチバック搬送路62に転写紙Pが搬入されることを検
出する中継センサ66と、スイッチバック搬送路62に設け
られて転写紙Pの有無を検出するスイッチバックセンサ
67と、発泡ポリウレタンゴム等から形成され、スイッチ
バック搬送路62のほぼ中央部に配置されたフリクション
パッド68と、例えばノーソレックス系のゴムから形成さ
れ、スイッチバック搬送路62を挟んでフリクションパッ
ド68と上下に対向する位置で正逆回転して転写紙Pの搬
送方向を切換える接離ローラ69と、接離ローラ69をフリ
クションパッド68に当接、離隔させ、フリクションパッ
ド68上の転写紙Pを搬送、停止させる、第4図に示す接
離ソレノイド機構70と、図示しないソレノイド等により
駆動されて揺動し、接離ローラ69の近傍において接離ロ
ーラ69によりレジストローラ対50側に送り出された転写
紙Pの先端をガイドプレート64との間でクランプするこ
とができるクランパ71とを具備している。このように構
成されたスイッチバック搬送ユニット61は、第2図に示
す自動給紙部39A〜39Cから搬送路40を通して矢印D1で示
す第1の搬送方向に給紙された転写紙Pを、接離ローラ
69の正転(図中、時計方向回転)によりスイッチバック
搬送路62内に搬入する一方、接離ローラ69の逆転により
D1方向に対して紙面の向きを保ちながら該転写紙Pを逆
方向の矢印D2で示す第2の搬送方向に向けてスイッチバ
ック搬送路62から排出し、レジストローラ対50に供給す
る。なお、以下、スイッチバック搬送ユニット61におけ
る転写紙Pの搬送方向の逆転を単にスイッチバックと言
う。
そして、前述のように接離ローラ69を上下動させてフ
リクションパッド68上の転写紙Pを搬送、停止させる接
離ソレノイド機構70は、第4図に示すように、プランジ
ャ72aを軸方向に移動させるソレノイド72、接離ローラ6
9を軸支するブラケット73、図中下端に該ブラケット73
を支持し、下端部が支軸74を介して複写機本体31のフレ
ーム31aに回動自在に支持され、さらに上端がプランジ
ャ72aの突出端に連結されたアーム部材75およびアーム
部材75の上端部と上述のフレーム31aの間に介装された
スプリング76からなっている。そして、ソレノイド72が
OFFの状態では、プランジャ72aが軸方向にフリーである
ため、スプリング76の付勢力によってアーム部材75が支
軸74を中心として図中時計方向に回動し、接離ローラ69
を上方向に移動させてフリクションパッド68から離隔さ
せる。一方、ソレノイド72がONとなると、ブランジャ72
aがソレノイド72により駆動されて図中左方向に移動
し、アーム部材75が支軸74を中心として図中反時計方向
に回動し、同時に接離ローラ69を下方向に移動させてフ
リクションパッド68に当接するようになっており、さら
に接離ローラ69は図示していないステッピングモータ等
によって正逆回転するようになっている。また、スイッ
チバック搬送ユニット61の一構成要素である、前述の逆
流防止部材65は、転写紙Pの搬入の際には、第3図中上
方向に湾曲して転写紙Pを搬送路40からスイッチバック
搬送路62に導入し、転写紙Pのスイッチバック搬送路62
への搬入が終了すると、その弾性力により当初の位置に
復帰して転写紙Pの逆流を防止し、転写紙Pのスイッチ
バック時における紙折れジャムを防止する機能を有して
いる。
一方、第2図において、定着ローラ51の下流側には、
分離爪81、排紙センサ82および排紙切換え爪83が設けら
れており、分離爪81は定着ローラ51に近接させた爪先端
で定着ローラ51から転写紙Pをはがし、分離する機能を
有する。排紙センサ82は定着ローラ51の出口側で転写紙
Pの通過および転写紙Pの有無を検出し、後述するコン
トローラ101に排紙情報を出力する。一方、排紙切換え
爪83は図示しないソレノイド等により駆動されて、転写
紙Pの片面転写の場合には、図中仮想線で示す位置に切
換えられ、定着ローラ51から排出される転写紙Pを片面
排紙通路84を通して排紙トレー33に案内する。さらに、
両面転写の場合には、排紙切換え爪83は図中実線で示す
位置に切換えられ、定着ローラ51から排出される転写紙
Pを両面再給紙通路85を通して前述の搬送路40に案内す
る。また、両面再給紙通路85はその一部が閉状態の手差
しトレー35によって構成されており、第2図において仮
想線で示すように、手差しトレー35が同図の矢印B方向
に開いたときには、両面給紙通路85の下部が手差し給紙
通路となる。具体的には、両面再給紙通路85は手差しト
レー35とこれに対向するガイド部材86によって構成され
ており、手差しトレー35は通常は閉状態で搬送用の部材
として機能し、開状態となる手差し時にのみ手差しトレ
ーとして機能する。さらに、両面再給紙通路85の下部に
は、第2図および第5図に示すように、スポンジコロ等
の寄せコロ87、一対のジョガーフェンス88A、88B、先端
ストッパ89、呼出しコロ90、給紙コロ91およびトレーセ
ンサ92が設置されている。そして、定着ローラ51から排
出されて両面再給紙通路85内に入った転写紙Pは再給紙
方向に常時回転する寄せコロ87、ジョガーフェンス88
A、88Bおよび先端ストッパ89によって定位置にスタック
され、呼出しコロ90および給紙コロ91によって再度搬送
路40に給紙される。トレーセンサ92は、転写紙Pの両面
転写時には先端ストッパ89前にスタックされた転写紙P
の有無および紙幅を検出し、手差し転写時には手差しト
レー35に転写紙が挿入されたことを検出する。また、両
面再給紙通路85の上部側には開閉センサ93が設けられて
おり、開閉センサ93は手差しトレー35の開閉を検出す
る。そして、手差しトレー35は、開閉センサ93の検出信
号に基づき、両面再給紙通路85にスタックされた転写紙
Pの再給紙時には、図示しないトレーロックによって開
かれないようにロックされる。なお、上述の各部材、機
器のうち寄せコロ87はソレノイド等により揺動可能であ
り、必要に応じて両面再給紙通路85内の転写紙Pに接触
して転写紙Pの先端部を先端ストッパ89に当接させ、転
写紙Pの長手方向の紙揃えをする機能を有し、またジョ
ガーフェンス88A、88Bは転写紙Pのスタック時にステッ
ピングモータ等により紙幅方向に駆動されて転写紙Pの
幅方向の紙揃えをする機能を有しており、これら寄せコ
ロ87、ジョガーフェンス88A、88Bによって転写紙Pが前
述のように両面再給紙通路85内の定位置にスタックされ
る。また、先端ストッパ89はソレノイド等により第5図
中矢印で示すように、揺動可能であり、転写紙Pのスタ
ック時には、上述のように転写紙Pの突き当て用として
機能し、再給紙および手差し給紙の場合には前方に倒れ
て転写紙Pを給紙方向に案内する機能を有している。さ
らに、上述のジョガーフェンス88A、88Bは手差し給紙の
場合には、手差しされる転写紙Pの紙幅に対応する間隔
を保って固定され、転写紙Pのガイドとして機能する。
なお、上述の寄せコロ87、ジョガーフェンス88A、88Bお
よび先端ストッパ89は手差しトレー35のスタック部94を
構成し、呼出しコロ90および給紙コロ91は手差しトレー
35の再給紙部95を構成する。
そして、前述のように、転写紙Pの両面転写の場合に
は、第2図(a)において、定着ローラ51から排出され
た転写紙Pは第2図(a)中実線で示す位置に切換えら
れた排紙切換え爪83によって両面再給紙通路85に案内さ
れ、一たん両面再給紙通路85内にストックされた後、給
紙コロ91により搬送されて中継ローラ63の上流側で両面
再給紙通路85と合流する搬送路40に給紙される。そし
て、搬送路40に給紙された転写紙Pは、第3図におい
て、中継ローラ63により矢印D1で示す第1の搬送方向に
搬送されてスイッチバック搬送路62に給紙され、さらに
接離ローラ69によりスイッチバック搬送路62に沿って矢
印D2で示す第2の搬送方向に搬送され、レジストローラ
対50を介して第1図に示す感光体ドラム44に給紙され
る。この際、定着ローラ51から排出された転写紙Pは両
面再給紙通路85に沿ってループ状にほぼ180゜回転し、
このため、感光体ドラム44に対して表裏を反転した状態
でストックされた後、表裏が反転したまま、スイッチバ
ック搬送路62に搬送される。そして、該転写紙Pは接離
ローラ69によりレジストローラ対50に搬送されて感光体
ドラム44に給紙され、転写チャージャ49により感光体ド
ラム44の現像像が未転写の裏面に転写されて転写紙Pの
両面転写が終了する。さらに、両面転写が終了した転写
紙Pが定着ローラ51を通過し、第2図(a)中仮想線で
示す位置に切換えられた排紙切換え爪83に案内されて排
紙トレー33に排出されることは言うまでもない。
すなわち、本実施例における、排紙切換え爪83、両面
再給紙通路85は定着手段としての定着ローラ51により現
像像が定着された転写紙Pを搬送し、該転写紙Pの表裏
を反転させる反転手段を構成し、同時に該反転手段は、
現像像が定着された転写紙Pをそれに沿って搬送する搬
送経路としての両面再給紙通路85を有している。さら
に、前述の手差しトレー35は、転写紙Pを手差し可能に
構成され、閉状態では上記反転手段から給紙される片面
転写済の転写紙Pをスタックするとともに、該転写紙P
を搬送する搬送経路としての両面再給紙通路85に沿って
搬送し、像担持体としての感光体ドラム44に給紙するス
タック手段を構成する。そして、上述のように、両面再
給紙通路85は反転手段およびスタック手段の搬送経路と
しての機能を兼ね備えており、このため本実施例におい
ては、スタック手段の搬送経路が反転手段の搬送経路の
一部を構成している。
ここで、第6図はスイッチバック搬送ユニット61の接
離ローラ69が転写紙Pをスイッチバックする際の模式図
であり、図中接離ローラ69により搬送される転写紙P1
接離ローラ69の摩擦係数をμ、第2図(a)におい
て、クランパ71によりクランプされている転写紙P2とフ
リクションパッド68の摩擦係数をμ、また転写紙P1
P2間の摩擦係数をμとする。なお、図中符号P1、P2
識別される転写紙は次項の作用の説明において、詳述す
るが、P1が接離ローラ69により第2図(a)においてレ
ジストローラ対50に搬送すべき転写紙であり、またP2
第3図において、中継ローラ63により搬送されて転写紙
P1とフリクションパッド68の間に挿入され、さらにクラ
ンパ71によりクランプされてスイッチバック搬送路62内
に待機中の転写紙を示している。そして、上述の各摩擦
係数の間にμ>μ>μの関係が成立するときに、
転写紙P2が待機の状態でフリクションパッド68上に保持
されたまま転写紙P1が接離ローラ69により搬送可能であ
る。したがって、転写紙Pの材質に対応して接離ローラ
69およびフリクションパッド68の材質を選定する必要が
あり、本実施例においては、0.7>μ>0.4であるた
め、μ>1.6、1.2>μ>1.0となるような材質によ
りそれぞれ接離ローラ69、フリクションパッド68が形成
されている。
第7図は、上述の記録部38、自動給紙部39、スイッチ
バック搬送ユニット61、スタック部94、再給紙部95を構
成する各部材、機器をそれぞれ駆動する駆動部38a、39
a、61a、94a、95aおよび分離爪81、排紙切換え爪83をそ
れぞれ駆動する駆動部81a、83aとこれら各駆動部が接続
されるコントローラ101を示すブロック図であり、コン
トローラ101には中継センサ66、スイッチバックセンサ6
7、排紙センサ82および開閉センサ93が接続され、これ
ら各センサの信号が入力して上述の各部の部材および機
器が的確に作動するようになっている。そして、コント
ローラ101には枚数設定部102が設けられており、枚数設
定部102は第1図に示す操作パネル34のテンキー34bによ
り、転写紙Pの両面転写時に手差しトレー35にスタック
されて感光体ドラム44に給紙される転写紙Pの枚数を設
定値として設定し、さらに枚数設定部102はコントロー
ラ101を介して記録部38、自動給紙部39、スイッチバッ
ク搬送ユニット61、分離爪81、排紙切換え爪83スタック
部94および再給紙部95に信号を出力し、設定値に対応し
て転写紙Pの両面転写を繰返し実行するようになってい
る。さらに、枚数設定部102に設定された設定値が1で
あるときには、定着ローラ51から排出される片面転写済
の転写紙Pを手差しトレー35にスタックさせずに、直接
にスイッチバック搬送ユニット61を経由して感光体ドラ
ム44に給紙するようになっている。すなわち、上述の枚
数設定部102は、スタック手段としての手差しトレー35
にスタックされ、該手差しトレー35から像担持体として
の感光体ドラム44に給紙されて両面に現像像が転写され
る転写紙Pの枚数を設定値として設定する両面転写枚数
設定手段を構成し、さらに、枚数設定部102の設定値が
1であるときに、片面転写済の転写紙Pが手差しトレー
35にスタックされないように構成されている。
次に、作用を説明する。なお、第8図〜第11図はそれ
ぞれ本実施例の作用を説明するために第3図に自動給紙
部39および感光体ドラム44を加えた図面であり、該図面
に含めた第1図〜第11図に基づき本実施例の作用を説明
する。なお、以下の各部の作用は第7図に示すコントロ
ーラ101により制御されることは言うまでもない。
まず、上述の第8図〜第11図に基づき、転写紙Pの片
面転写の場合、すなわち第2図(a)において、自動給
紙部39から給紙される未転写の転写紙Pをスイッチバッ
ク搬送ユニット61を経由して記録部38に給紙し、該転写
紙Pの片面に現像像を形成した後、排紙トレー33に排出
する場合につき説明する。すなわち、本実施例において
は、片面転写の第1段階として第2図(a)において、
像形成ユニット48により感光体ドラム44上に形成された
現像像を未転写の転写紙Pに転写するため、未転写の転
写紙Pを自動給紙部39A〜39Cから感光体ドラム44に給紙
する際、前記自動給紙部39A〜39Cから供給される転写紙
Pを紙面をほぼ上下に向ける第1の搬送方向に向けて所
定位置まで搬送し、次いで、該転写紙Pを第1の搬送方
向に対して紙面の向きを保ちながら後退する第2の搬送
方向に向けてレジストローラ対50に搬送し、この転写紙
Pをレジストローラ対50に保持させた状態で転写チャー
ジャ19による転写まで待機させる。
給紙、レジスト前待機 さらに具体的には、第1図において、コピースタート
ボタン34aがONされるより前に、予め第8図(a)〜
(e)に示すようにして未転写の転写紙Pがスイッチバ
ック搬送ユニット61に給紙され、さらにレジストローラ
対50前で待機する。すなわち、第8図(a)において、
第2図(a)に示す自動給紙部39A〜39Cのうちいずれ
か、例えばスイッチバック搬送ユニット61から最も遠方
の自動給紙部39Cの給紙カセット41Cに載置された転写紙
Pの最上位紙が給紙ローラ43Cによって中継ローラ63ま
で搬送され、転写紙Pの先端が中継センサ66によって検
出されると、第8図(b)に示すように、接離ローラ69
がフリクションパッド68から離れる。次いで、転写紙P
の先端が接離ローラ69のニップ内に進入すると、接離ロ
ーラ69がフリクションパッド68に近接し、転写紙Pに当
接して第8図(c)中時計方向に回転し始める。転写紙
Pの後端が逆流防止部材65を通過すると、接離ローラ69
が第8図(d)に示すように逆転して転写紙Pがスイッ
チバックされる。そして、第8図(e)に示すように、
転写紙Pは図示しない搬入ローラにより搬送され、レジ
ストローラ対50のニップに保持された状態で停止し、片
面転写における待機が行われる。
引続き、第1図において、コピースタートボタン34a
がONされ、次に給紙される転写紙Pのスイッチバックが
行われるが、これを第9図(a)〜(f)に基づいて説
明する。
スイッチバック すなわち、第9図(a)に示すように、コピースター
トにより、給紙カセット41C上に載置された次の転写紙
P′が給紙ローラ43Cによって中継ローラ63まで搬送さ
れる。一方、レジストローラ対50により保持されて待機
していた転写紙Pが、レジストローラ対50の回転により
感光体ドラム44側への所定のタイミングで搬送され、転
写終了後は第2図(a)において、定着ローラ51に送ら
れる。この間、第9図(b)に示すように、中継ローラ
63に搬送される転写紙P′の先端が中継センサ66に検知
されると、次の転写紙P′の進入に備えて接離ローラ69
がフリクションパッド68より離隔する。次いで、転写紙
P′が接離ローラ69のニップ内に進入すると、接離ロー
ラ69がフリクションパッド68に近接し、転写紙P′に当
接して第9図(c)に示すように図中時計方向に回転す
る。そして、転写紙P′の後端が逆流防止部材65を通過
すると、接離ローラ69が第8図(d)に示すように逆転
し、転写紙P′がスイッチバックされる。同時に、給紙
ローラ43Cは所定時間後に二枚目の転写紙P″を給紙し
始める。次いで、二枚目の転写紙P″の先端が中継セン
サ66により検出されると、同様にして第9図(e)に示
すように、接離ローラ69がフリクションパッド68から離
隔し、この二枚目の転写紙P″は中継ローラ63により搬
送され続けてその先端がフリクションパッド68と前回の
転写紙P′の間に入り込む。次いで、前回の転写紙P′
の後端がレジストローラ対50の回転に伴って接離ローラ
69のニップから抜けると、接離ローラ69がフリクション
パッド68に近接して第9図(f)に示すように回転し、
二枚目の転写紙P″のスイッチバック動作を開始する。
このようにして、スイッチバック搬送ユニット61に自
動給紙部39から搬送された転写紙Pは、スイッチバック
搬送ユニット61において次々にスイッチバックされた
後、レジストローラ対50を介して感光体ドラム44に供給
され、その結果連続的に転写紙Pの片面転写が実施され
て排紙トレー33に排出される。この際、第2図(a)に
おいて、給紙を継続していた最下段の自動給紙部39C
が、必要に応じて例えば上段の自動給紙部39Bに切換え
られて、異なるサイズの転写紙Pが供給されることがあ
り、このケースについて第10図および第11図に基づき説
明する。
クランプおよびスイッチバック すなわち、第10図(a)において、第9図に示す前回
の自動給紙部39Cが自動給紙部39Bに切換えられて既にレ
ジストローラ対50の前に待機していた前回の転写紙Pと
異なるサイズの転写紙Pdがスイッチバック搬送ユニット
61に給紙される。この際、レジストローラ対50前に待機
していた転写紙Pが接離ローラ69の回転によりレジスト
ローラ対50から離れ、進行方向後端がスイッチバックセ
ンサ67により検出されると、クランパ71が作動し、同時
に接離ローラ69が第10図(b)、(c)に示すように逆
転して転写紙Pは所定時間後にクランパ71に保持され
る。一方、給紙ローラ43Bは給紙カセット41B上に積載さ
れたサイズの異なる転写紙Pdの最上位紙を中継ローラ63
まで搬送する。次いで、転写紙Pdの先端が中継センサ66
により検出されると、接離ローラ69がフリクションパッ
ド68から離隔し、転写紙Pdの進入に備える。転写紙Pdの
先端が接離ローラ69とクランパ71に保持された転写紙P
の間に進入すると、接離ローラ69はフリクションパッド
68に近接して第10図(e)に示すように回転し、転写紙
Pdの後端が逆流防止部材65を通過すると、第10図(f)
に示すように、接離ローラ69が逆転され、転写紙Pdがス
イッチバックされる。そして、第10図(g)〜(h)に
示すように、給紙ローラ43Bは所定時間後に次の転写紙P
dの搬送を開始し、同様にしてサイズの異なる転写紙Pd
が順次にスイッチバックされる。ここで、クランパ71に
よりクランプされた転写紙P上を別の転写紙Pdがスイッ
チバックできるのは、第6図において説明したように、
それぞれの間で摩擦係数の関係がμ>μ>μとな
っているからである。なお、この場合、第10図における
符号PおよびPdは第6図における符号P2、P1に相当す
る。
クランプ解除、レジスト前待機 次いで、第11図(a)〜(c)に示すように、クラン
パ71による転写紙Pの保持が解除され、接離ローラ69が
図中時計方向に回転することにより転写紙Pがクランパ
71から離れ、転写紙Pの後端がスイッチバックセンサ65
により検出されると、クランパ71が下方に回動するとと
もに接離ローラ69が反時計方向に回転し、転写紙Pがレ
ジストローラ対50のニップに到達して停止し、転写のた
めの待機が行われる。
引続き、転写紙Pの両面転写について説明する。
排紙、両面スタックおよび再給紙 第2図(a)において、定着ローラ51による記録画像
の定着後、排紙された転写紙Pは排紙切換え爪83を両面
再給紙通路85側に切換えることによって両面再給紙通路
85に搬入され、寄せコロ87によりその先端が先端ストッ
パ89に突き当たるまで搬送され、スタックされる。な
お、両面転写モードでなければ、転写紙Pは排紙トレー
33に排紙される。ここで、ジョガーフェンス88A、88B
は、転写紙Pが複数枚スタックされる場合、一枚ずつス
タックされる動作に連動して転写紙Pのサイドを揃え、
再給紙方向に対して横方向のレジストを合わせる。両面
転写モードがスタートすると、まず、先端ストッパ89が
倒れ、片面転写が終了して再給紙位置にスタックされた
転写紙Pが呼出しコロ90により給紙コロ91に送り込ま
れ、一枚ずつ分離されてスイッチバック搬送路62に搬送
される。この際、定着ローラ51から排出される転写紙P
は両面再給紙通路85に沿ってループ状にほぼ180゜回転
し、このため感光体ドラム44に対して表裏を反転した状
態でストックされる。そして、再給紙時に、上述のよう
にして転写紙Pが表裏を反転させたまま、スイッチバッ
ク搬送路62に搬送され、さらにスイッチバック搬送ユニ
ット61によりスイッチバックされるため、記録部38にお
いて、裏面の転写が可能となる。裏面転写が完了した転
写紙Pは、排紙トレー33側に切換えられた排紙切換え爪
83により排紙トレー33に排紙され、一連の両面転写作業
が終了する。
なお、本実施例においては、両面転写の際、両面再給
紙通路85にスタックする転写紙PのサイズをA6(ハガ
キ)からA4Y(Yは横送り)、LT(レターサイズ)−Y
(ただし、長さは216mm以下)の小サイズとしてそれ以
上の長さの転写紙(例えばB4、A4−T、A3等)は1枚ず
つの両面転写とし、両面再給紙通路85にスタックされず
に再給紙される。すなち、両面転写の場合、使用される
転写紙PはA4までの小サイズのものが大半であり、また
複写機本体31の省スペース化を考慮したときに、両面再
給紙通路85にスタックする転写紙Pのサイズを上記のよ
うにした方がより好ましい。
次に、第2図(a)に基づき、手差しトレー35を利用
した手差し給紙につき説明する。
手差し給紙 第2図(a)において、手差しトレー35の先端部を図
中矢印B方向に回動し、破線で示すように、手差しトレ
ー35を水平に開口すると、手差し給紙用として兼用する
ことができる。すなわち、上述のように手差しトレー35
を開口すると、開閉センサ93によりこれが検出されて手
差しモードとなり、排紙切換え爪83が排紙トレー33側に
切り換えられ、自動的に両面転写モードの選択が不可と
なる。そして、寄せコロ87が上へ、ジョガーフェンス88
A、88Bが両サイドへと退避し、手差しされた複数枚の転
写紙Pは先端ストッパ89に先端が突き当たった位置でス
タックされる。このとき、第5図に示すジョガーフェン
ス88A、88B内に設けられたトレーセンサ92により転写紙
Pの有無と紙幅が検出され、次いで、退避していたジョ
ガーフェンス88A、88Bが転写紙Pのサイズ位置まで復帰
し、スタックされた転写紙Pのサイドを揃える。なお、
ジョガーフェンス88A、88Bを手動で操作するようにして
もよい。そして、スタックされた転写紙Pは、給紙開始
と同時に先端ストッパ89が前方に倒れることによって、
呼出しコロ90により給紙コロ91に送られ、分離されて中
継ローラ63へ送られ、スイッチバック搬送路62に搬送さ
れる。
そして、前述の両面転写時の作用の説明は、第7図に
示す枚数設定部102に設定された設定値が複数、すなわ
ち両面転写する転写紙Pの枚数が複数である場合である
が、本実施例においては枚数設定部102の設定値が1、
すなわち両面転写する転写紙Pの枚数が1枚である場合
には、下記のように作用する。第2図(a)において、
寄せコロ87が上へ移動し、第5図において、先端ストッ
パ89が前方に倒れ、定着ローラ51から排出された片面転
写済の転写紙Pは手差しトレー35にスタックされずに、
呼出しコロ90により給紙コロ91に送られ、そのまま中継
ローラ63によりスイッチバック搬送路62に給紙される。
さらに、該転写紙Pはスイッチバック搬送路62におい
て、スイッチバック搬送ユニット61によりスイッチバッ
クされ、レジストローラ対50を経由して転写された後、
排紙トレイ33に排出され、転写紙Pの両面転写が終了す
る。
以上、詳述したように、本実施例においては、コント
ローラ101に枚数設定部102を設け、操作パネル34のテン
キー34bにより、手差しトレー35から感光体ドラム44に
給紙されて両面に現像像が転写される転写紙の枚数を設
定値として設定し、設定値が1の場合、すなわち両面転
写すべき転写紙Pの枚数が1枚のときに、定着ローラ51
から排出された片面転写済の転写紙Pを手差しトレー35
にスタックさせないで直接にスイッチバック搬送ユニッ
ト61に給紙するようにしている。このため、両面転写時
に、再給紙の搬送経路を短縮することができ、さらに従
来例における不必要なバイパス搬送路を解消することが
できる。その結果、転写時の処理スピードを大きくする
ことができ、同時に複写機本体31の製造コストを低減
し、複写機本体31内の省スペース化を図ることができ
る。
〔効果〕
本発明によれば、両面転写枚数設定手段を設け、該設
定手段の設定値が1の場合、すなわち両面転写すべき転
写紙が1枚のときに、片面転写済の転写紙をスタック手
段にスタックさせないで再給紙するようにしているの
で、再給紙の搬送経路を短縮し、さらに不必要なバイパ
ス搬送路を解消することができる。したがって、本発明
の目的とする処理スピードが大きく、同時に製造コスト
の低減および装置内の省スペース化を図ることのできる
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明に係る画像形成装置の一実施例
を示す図であり、 第1図はその外観斜視図、 第2図(a)、(b)はその構成を示す断面図、 第3図は第2図(a)におけるIII部の要部拡大図、 第4図はその接離ローラを上下させるソレノイド機構の
構成図、 第5図はその手差しトレーの斜視図、 第6図はその転写紙と接離ローラ、フリクションパッド
の摩擦係数を説明するための模式図、 第7図はそのコントローラと各センサおよび各駆動部の
接続を示すブロック図、 第8図〜第11図はそれぞれその作用説明図である。 第12図は従来例を示すその構成図である。 35……手差しトレー(スタック手段)、 41A、41B、41C……給紙カセット(転写紙載置手段)、 42A、42B、42C……ピックアップローラ(給紙手段)、 43A、43B、43C……給紙ローラ(給紙手段)、 44……感光体ドラム(像担持体)、 48……像形成ユニット(像形成手段)、 49……転写チャージャ(転写手段)、 83……排紙切換え爪(反転手段)、 85……両面再給紙通路(搬送経路)(反転手段)、 102……枚数設定部(両面転写数設定手段)、 P……転写紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−27265(JP,A) 特開 昭63−258328(JP,A) 特開 昭62−244825(JP,A) 実開 昭62−8233(JP,U) 実開 昭58−31543(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 B65H 83/00 - 85/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、像担持体上に潜像を形成する
    とともに該潜像を現像して現像像を形成する像形成手段
    と、未転写の転写紙を載置する転写紙載置手段と、転写
    紙載置手段の転写紙を像担持体に給紙する給紙手段と、
    像担持体に給紙された転写紙に像担持体の現像像を転写
    する転写手段と、転写紙に転写された現像像を定着する
    定着手段と、定着手段により現像像が定着された転写紙
    を搬送経路に沿って搬送し、転写紙の表裏を反転させる
    反転手段と、転写紙を手差し可能に構成され、反転手段
    から給紙される片面転写済の転写紙をスタックするとと
    もに該転写紙を、反転手段の搬送経路の一部を構成する
    搬送経路に沿って搬送し、像担持体に給紙するスタック
    手段と、スタック手段から像担持体に給紙されて両面に
    現像像が転写される転写紙の枚数を設定値として設定す
    る両面転写枚数設定手段と、を備え、前記スタック手段
    が、手差しされた転写紙の先端及び反転された転写紙の
    先端を突き当てることができる先端ストッパを有し、転
    写紙を手差ししたとき先端ストッパに突き当てて転写紙
    を停止させることができるとともに、前記両面転写枚数
    設定手段の設定値が2以上であるときに、片面転写済の
    転写紙を該先端ストッパに突き当ててスタックし、前記
    両面転写枚数設定手段の設定値が1であるときに、該先
    端ストッパを転写紙の先端を突き当てる位置から移動さ
    せ、片面転写済の転写紙を該先端ストッパに突き当てな
    いで搬送経路に沿って搬送するようにしたことを特徴と
    する画像形成装置。
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