JP2000191211A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2000191211A JP2000191211A JP36808698A JP36808698A JP2000191211A JP 2000191211 A JP2000191211 A JP 2000191211A JP 36808698 A JP36808698 A JP 36808698A JP 36808698 A JP36808698 A JP 36808698A JP 2000191211 A JP2000191211 A JP 2000191211A
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- Japan
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- recording
- roller
- paper
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- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】記録媒体に形成されたカールに起因して起こる
紙詰まりを防止した画像形成装置を提供する。 【解決手段】両面搬送ユニット130の第1及び第2セ
ットバックローラ132,134の間に、この両面搬送
ユニット130に搬送されてきた記録紙に形成されてい
る上向きのカールが下向きのカールになるように、もし
くは、上向きのカールが無くなるように矯正する矯正部
材140を配置した。
紙詰まりを防止した画像形成装置を提供する。 【解決手段】両面搬送ユニット130の第1及び第2セ
ットバックローラ132,134の間に、この両面搬送
ユニット130に搬送されてきた記録紙に形成されてい
る上向きのカールが下向きのカールになるように、もし
くは、上向きのカールが無くなるように矯正する矯正部
材140を配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
あるいはファクシミリなどの画像形成装置に関するもの
である。
あるいはファクシミリなどの画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く使用されている。この電子写真方式の画像
形成装置は、例えば、ドラム状の像担持体(感光ドラ
ム)を所定のプロセススピードで回転させながら、この
感光ドラムを帯電装置で一様に帯電し、原稿に記録され
た画像の情報を担持する光を感光ドラムに照射してこの
感光ドラムに静電潜像を形成し、現像剤を用いて静電潜
像を現像して現像像を形成し、この現像像を記録紙など
の記録媒体に転写し、転写像を定着器で定着し、記録紙
を排紙部から排紙してプリント画像(コピー画像)を得
る装置である。
成装置が広く使用されている。この電子写真方式の画像
形成装置は、例えば、ドラム状の像担持体(感光ドラ
ム)を所定のプロセススピードで回転させながら、この
感光ドラムを帯電装置で一様に帯電し、原稿に記録され
た画像の情報を担持する光を感光ドラムに照射してこの
感光ドラムに静電潜像を形成し、現像剤を用いて静電潜
像を現像して現像像を形成し、この現像像を記録紙など
の記録媒体に転写し、転写像を定着器で定着し、記録紙
を排紙部から排紙してプリント画像(コピー画像)を得
る装置である。
【0003】このような画像形成装置のなかには、記録
紙の両面に画像を形成できるタイプのものある。このタ
イプの画像形成装置は、通常、一方の面に画像が形成さ
れた記録媒体を収容して他方の面に画像を形成するため
にこの記録媒体を送り出す両面搬送ユニットを備えてい
る。この両面搬送ユニットは、通常、感光ドラムや定着
器の下方に配置されており、感光ドラムや定着器を通過
して一方の面に画像の形成された記録媒体が反転して搬
送されてくる。この反転して搬送されてきた記録媒体は
両面搬送ユニットに一旦収容され、所定のタイミングで
感光ドラムに向けて再び搬送される。
紙の両面に画像を形成できるタイプのものある。このタ
イプの画像形成装置は、通常、一方の面に画像が形成さ
れた記録媒体を収容して他方の面に画像を形成するため
にこの記録媒体を送り出す両面搬送ユニットを備えてい
る。この両面搬送ユニットは、通常、感光ドラムや定着
器の下方に配置されており、感光ドラムや定着器を通過
して一方の面に画像の形成された記録媒体が反転して搬
送されてくる。この反転して搬送されてきた記録媒体は
両面搬送ユニットに一旦収容され、所定のタイミングで
感光ドラムに向けて再び搬送される。
【0004】上述したように両面搬送ユニットに搬送さ
れてくる記録媒体は感光ドラムや定着器を通過したもの
であり、この記録媒体には、定着器を通過した時点で下
向きのカール(記録媒体の搬送方向中央部が両端部より
も下がった位置にある)が形成されていることがある。
れてくる記録媒体は感光ドラムや定着器を通過したもの
であり、この記録媒体には、定着器を通過した時点で下
向きのカール(記録媒体の搬送方向中央部が両端部より
も下がった位置にある)が形成されていることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように記録媒体が
定着器を通過した時点でこの記録媒体に下向きのカール
が形成されている場合、この記録媒体が反転して搬送さ
れ、両面搬送ユニットに収容された状態では、記録媒体
には上向きのカール(記録媒体の搬送方向中央部が両端
部よりも高い位置にある)が形成されていることとな
る。この上向きのカールが形成された状態の記録媒体が
反転して再び感光ドラム等に搬送されると、記録媒体が
搬送中に反転するので、下向きのカールが形成されてい
る状態で感光ドラムや定着器に搬送される。
定着器を通過した時点でこの記録媒体に下向きのカール
が形成されている場合、この記録媒体が反転して搬送さ
れ、両面搬送ユニットに収容された状態では、記録媒体
には上向きのカール(記録媒体の搬送方向中央部が両端
部よりも高い位置にある)が形成されていることとな
る。この上向きのカールが形成された状態の記録媒体が
反転して再び感光ドラム等に搬送されると、記録媒体が
搬送中に反転するので、下向きのカールが形成されてい
る状態で感光ドラムや定着器に搬送される。
【0006】ところで、感光ドラムや定着器に記録媒体
を搬送するために、記録媒体の搬送路には、記録媒体を
挟持しながら搬送する搬送ローラなどが配置されてい
る。また、感光ドラムに形成された現像像を記録媒体に
転写する際には記録媒体が感光ドラムに接近しながら搬
送される。また、記録媒体に下向きのカールが形成され
ると、この記録媒体の搬送方向両端部が搬送方向中央部
よりも高い位置にある。この場合、記録媒体の搬送方向
端部が搬送ローラに衝突して、記録媒体が搬送ローラに
適切に挟持されずに紙詰まり(ジャム)を起すことがあ
る。さらに、現像像を記録媒体に転写する際、記録媒体
に下向きのカールが形成されていると、記録媒体が感光
ドラムに密着して記録媒体を感光ドラムから分離できな
いおそれがある。このように転写の際に記録媒体を感光
ドラムから分離できないと紙詰まりが起こる。
を搬送するために、記録媒体の搬送路には、記録媒体を
挟持しながら搬送する搬送ローラなどが配置されてい
る。また、感光ドラムに形成された現像像を記録媒体に
転写する際には記録媒体が感光ドラムに接近しながら搬
送される。また、記録媒体に下向きのカールが形成され
ると、この記録媒体の搬送方向両端部が搬送方向中央部
よりも高い位置にある。この場合、記録媒体の搬送方向
端部が搬送ローラに衝突して、記録媒体が搬送ローラに
適切に挟持されずに紙詰まり(ジャム)を起すことがあ
る。さらに、現像像を記録媒体に転写する際、記録媒体
に下向きのカールが形成されていると、記録媒体が感光
ドラムに密着して記録媒体を感光ドラムから分離できな
いおそれがある。このように転写の際に記録媒体を感光
ドラムから分離できないと紙詰まりが起こる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、記録媒体に形
成されたカールに起因して起こる紙詰まりを防止した画
像形成装置を提供することを目的とする。
成されたカールに起因して起こる紙詰まりを防止した画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、画像が形成された記録媒体
を排出する排紙部と、一方の面に画像が形成された記録
媒体を収容して他方の面に画像を形成するために該記録
媒体を送り出す、前記排紙部よりも下方に配置された両
面搬送ユニットとを備え、記録媒体の両面に画像を形成
する画像形成装置において、(1)前記両面搬送ユニッ
トに搬送されてきた記録媒体に形成されている上向きの
カールが下向きのカールになるように、もしくは、前記
上向きのカールが無くなるように矯正する、前記両面搬
送ユニットに配置された矯正手段を備えたことを特徴と
するものである。
の本発明の画像形成装置は、画像が形成された記録媒体
を排出する排紙部と、一方の面に画像が形成された記録
媒体を収容して他方の面に画像を形成するために該記録
媒体を送り出す、前記排紙部よりも下方に配置された両
面搬送ユニットとを備え、記録媒体の両面に画像を形成
する画像形成装置において、(1)前記両面搬送ユニッ
トに搬送されてきた記録媒体に形成されている上向きの
カールが下向きのカールになるように、もしくは、前記
上向きのカールが無くなるように矯正する、前記両面搬
送ユニットに配置された矯正手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0009】ここで、(2)前記両面搬送ユニットは、
記録媒体を挟持しながら搬送する、互いに所定間隔離れ
た2組のセットバックローラを有するものであり、
(3)前記矯正手段は、前記2組のセットバックローラ
の間に配置された、下向きに湾曲した上下一対の板状部
材からなるものであってもよい。
記録媒体を挟持しながら搬送する、互いに所定間隔離れ
た2組のセットバックローラを有するものであり、
(3)前記矯正手段は、前記2組のセットバックローラ
の間に配置された、下向きに湾曲した上下一対の板状部
材からなるものであってもよい。
【0010】また、(4)前記上下一対の板状部材のい
ずれか一方の板状部材は、上下方向に自在に撓むもので
あってもよい。
ずれか一方の板状部材は、上下方向に自在に撓むもので
あってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の画
像形成装置の実施形態を説明する。
像形成装置の実施形態を説明する。
【0012】先ず、図1と図2を参照して、本発明の一
実施形態の複写機の外観構成を説明する。
実施形態の複写機の外観構成を説明する。
【0013】図1は、各ドアを閉めた複写機の外観を示
す斜視図であり、図2は、各ドア等が開いた複写機を前
方から視た斜視図である。
す斜視図であり、図2は、各ドア等が開いた複写機を前
方から視た斜視図である。
【0014】複写機(本発明にいう画像形成装置の一例
である)10の頂面には開閉自在な原稿台カバー12が
配置されている。頂面の正面側には、複写枚数などが入
力される操作部(操作パネル)14が配置されている。
また、操作部14の隣には、複写機10に電源を投入す
るための電源スイッチ16が配置されている。
である)10の頂面には開閉自在な原稿台カバー12が
配置されている。頂面の正面側には、複写枚数などが入
力される操作部(操作パネル)14が配置されている。
また、操作部14の隣には、複写機10に電源を投入す
るための電源スイッチ16が配置されている。
【0015】複写機10では、記録紙の両面に画像を形
成できる。この複写機10の本体には、複数枚の記録紙
がそれぞれに収容される2つのカセット18,20が出
し入れ自在に備えられている。また、複写機10は、葉
書などの小サイズの記録紙も載置できる手差しトレイ2
2と、画像が形成された記録紙が積載される排紙トレイ
24を備えている。2つのカセット18,20の上方に
は前ドア26が開閉自在に設けられており、この前ドア
26を開けると、図2に示すように、定着器ノブ28、
トータルカウンタ30、ホッパ32、現像器加圧レバー
34、レジストノブ36、搬送部解除レバー38、横レ
ジストノブ40、両面搬送把手レバ42などが現れる。
成できる。この複写機10の本体には、複数枚の記録紙
がそれぞれに収容される2つのカセット18,20が出
し入れ自在に備えられている。また、複写機10は、葉
書などの小サイズの記録紙も載置できる手差しトレイ2
2と、画像が形成された記録紙が積載される排紙トレイ
24を備えている。2つのカセット18,20の上方に
は前ドア26が開閉自在に設けられており、この前ドア
26を開けると、図2に示すように、定着器ノブ28、
トータルカウンタ30、ホッパ32、現像器加圧レバー
34、レジストノブ36、搬送部解除レバー38、横レ
ジストノブ40、両面搬送把手レバ42などが現れる。
【0016】複写機10の左側部には開閉自在な排紙ド
ア44が設けられている。この排紙ドア44には第1及
び第2排紙ローラ118,120(図3、図4参照)と
排紙トレイ24が一体的に組み付けられており、排紙ド
ア44を開けると、第1及び第2排紙ローラ118,1
20と排紙トレイ24が複写機本体から離れる。なお、
排紙ドア44は、排紙トレイ24の下方に形成されたヒ
ンジ部46a(図3参照)を中心にして開閉される。こ
のヒンジ部46aは、両面搬送ユニット130(図3、
図4参照)よりも低い位置に形成されている。このた
め、排紙ドア44を開けると、第1及び第2排紙ローラ
118,120などから構成される排紙部だけでなく、
開口領域が広いため、排紙部の下方に位置する両面搬送
ユニット130内に存在する記録紙にも手が充分届く。
従って、排紙部や両面搬送ユニット130で記録紙が詰
ったときは、排紙ドア44を開けて、詰った記録紙を容
易に取り除ける。
ア44が設けられている。この排紙ドア44には第1及
び第2排紙ローラ118,120(図3、図4参照)と
排紙トレイ24が一体的に組み付けられており、排紙ド
ア44を開けると、第1及び第2排紙ローラ118,1
20と排紙トレイ24が複写機本体から離れる。なお、
排紙ドア44は、排紙トレイ24の下方に形成されたヒ
ンジ部46a(図3参照)を中心にして開閉される。こ
のヒンジ部46aは、両面搬送ユニット130(図3、
図4参照)よりも低い位置に形成されている。このた
め、排紙ドア44を開けると、第1及び第2排紙ローラ
118,120などから構成される排紙部だけでなく、
開口領域が広いため、排紙部の下方に位置する両面搬送
ユニット130内に存在する記録紙にも手が充分届く。
従って、排紙部や両面搬送ユニット130で記録紙が詰
ったときは、排紙ドア44を開けて、詰った記録紙を容
易に取り除ける。
【0017】図3、図4、図5を参照して、図1の複写
機10の内部構成の概略と基本的な画像形成動作を説明
する。
機10の内部構成の概略と基本的な画像形成動作を説明
する。
【0018】図3は、複写機10の内部構造を示す模式
図であり、図4は、記録紙の搬送経路を示す模式図であ
る。また、図5は、各モータの駆動系を示す模式図であ
り、図中黒と白とが交互に描かれている線は機械的駆動
の伝達を表わし、白抜きの矢印は電気信号の流れを表わ
す。
図であり、図4は、記録紙の搬送経路を示す模式図であ
る。また、図5は、各モータの駆動系を示す模式図であ
り、図中黒と白とが交互に描かれている線は機械的駆動
の伝達を表わし、白抜きの矢印は電気信号の流れを表わ
す。
【0019】電源スイッチ16(図1参照)が投入され
ると、複写機10がコピー可能な状態(スタンバイ状
態)になる。このスタンバイ状態のときに、操作部14
を操作することにより、カセット18,20及び手差し
トレイ22のうちのいずれから記録紙を給紙するかが選
択できる。ここでは、カセット18に収納されている記
録紙が選択された場合について説明するが、カセット2
0もしくは手差しトレイ22の記録紙が選択されてもほ
ぼ同様の動作となる。
ると、複写機10がコピー可能な状態(スタンバイ状
態)になる。このスタンバイ状態のときに、操作部14
を操作することにより、カセット18,20及び手差し
トレイ22のうちのいずれから記録紙を給紙するかが選
択できる。ここでは、カセット18に収納されている記
録紙が選択された場合について説明するが、カセット2
0もしくは手差しトレイ22の記録紙が選択されてもほ
ぼ同様の動作となる。
【0020】操作部14のコピースタートボタンが押さ
れると、メインモータ(M1)50が回転し始め、カセ
ット18に収納されている記録紙18aが一枚だけピッ
クアップローラ52で給紙され、フィーデングローラ5
4とセパレーションローラ56に挟持されて搬送され、
さらに、第1縦パスローラ58、及び第2縦パスローラ
60によって、停止中のレジストローラ62にまで搬送
される。レジストローラ62の直前(記録紙搬送方向の
やや上流側)には、記録紙を検知するレジ前センサ64
が配置されており、このレジ前センサ64で記録紙が検
知されてから所定時間が経過した後、第1縦パスローラ
58及び第2縦パスローラ60の回転を停止する。これ
により、記録紙先端がレジストローラ62に当接したま
まの状態で記録紙が第1縦パスローラ58及び第2縦パ
スローラ60によって所定時間だけ搬送されることとな
るので、レジストローラ62と第1縦パスローラ58と
の間に約10mmの記録紙ループが形成される。このル
ープの形成によって、レジストローラ62のニップ部に
記録紙先端が揃うので、記録紙の斜行を矯正できる。な
お、メインモータ50は、第2排紙ローラ120などを
駆動する排紙モータ(M6)66や、後述するセットバ
ックローラ132,134を駆動するセットバックモー
タ(M7)68と同様に、DCコントローラ70によっ
て制御される。
れると、メインモータ(M1)50が回転し始め、カセ
ット18に収納されている記録紙18aが一枚だけピッ
クアップローラ52で給紙され、フィーデングローラ5
4とセパレーションローラ56に挟持されて搬送され、
さらに、第1縦パスローラ58、及び第2縦パスローラ
60によって、停止中のレジストローラ62にまで搬送
される。レジストローラ62の直前(記録紙搬送方向の
やや上流側)には、記録紙を検知するレジ前センサ64
が配置されており、このレジ前センサ64で記録紙が検
知されてから所定時間が経過した後、第1縦パスローラ
58及び第2縦パスローラ60の回転を停止する。これ
により、記録紙先端がレジストローラ62に当接したま
まの状態で記録紙が第1縦パスローラ58及び第2縦パ
スローラ60によって所定時間だけ搬送されることとな
るので、レジストローラ62と第1縦パスローラ58と
の間に約10mmの記録紙ループが形成される。このル
ープの形成によって、レジストローラ62のニップ部に
記録紙先端が揃うので、記録紙の斜行を矯正できる。な
お、メインモータ50は、第2排紙ローラ120などを
駆動する排紙モータ(M6)66や、後述するセットバ
ックローラ132,134を駆動するセットバックモー
タ(M7)68と同様に、DCコントローラ70によっ
て制御される。
【0021】レジストローラ62は、記録紙の位置と感
光ドラム72上の画像の位置とを調整して、記録紙の先
端から適正位置に画像が形成されることを目的として配
置されている。レジストローラ62まで搬送されてきた
記録紙は、上述したように、その先端をレジストローラ
62に当接してループを形成した状態で待機している。
トナー像が転写領域74に到達するタイミングに合わせ
て、レジストローラ62まで搬送されてきた記録紙が転
写領域74に搬送される。
光ドラム72上の画像の位置とを調整して、記録紙の先
端から適正位置に画像が形成されることを目的として配
置されている。レジストローラ62まで搬送されてきた
記録紙は、上述したように、その先端をレジストローラ
62に当接してループを形成した状態で待機している。
トナー像が転写領域74に到達するタイミングに合わせ
て、レジストローラ62まで搬送されてきた記録紙が転
写領域74に搬送される。
【0022】第1縦パスローラ58の直前(第1縦パス
ローラ58よりも記録紙搬送方向のやや上流側)には、
搬送中の記録紙を検知する縦パスセンサ76が配置され
ている。この縦パスセンサ76によって、記録紙が検知
されたタイミングから所定時間を経過した後、原稿照明
ランプ78が点灯し、原稿台ガラス80に載置された原
稿(図示せず)が照明され始める。これが画像形成動作
のスタートとなる。原稿照明ランプ78はスキャナユニ
ット80内に搭載されており、このスキャナユニット8
0は、原稿台ガラスの下方に配置されている。
ローラ58よりも記録紙搬送方向のやや上流側)には、
搬送中の記録紙を検知する縦パスセンサ76が配置され
ている。この縦パスセンサ76によって、記録紙が検知
されたタイミングから所定時間を経過した後、原稿照明
ランプ78が点灯し、原稿台ガラス80に載置された原
稿(図示せず)が照明され始める。これが画像形成動作
のスタートとなる。原稿照明ランプ78はスキャナユニ
ット80内に搭載されており、このスキャナユニット8
0は、原稿台ガラスの下方に配置されている。
【0023】図3に示すように、スキャナユニット80
は、原稿照明ランプ78と第1ミラー82を有する第1
ミラーユニット84、第2ミラー86と第3ミラー88
を有する第2ミラーユニット90、レンズ駆動系92、
及び第4ミラー94、第5ミラー96、第6ミラー98
を備えている。原稿を照明する際には、スキャナユニッ
ト80を走査させる光学モータ(図示せず)が回転す
る。原稿からの反射光は、画像信号として、第1ミラー
82、第2ミラー86、第3ミラー88、レンズ駆動系
92、第4ミラー94、第5ミラー96、第6ミラー9
8を経て、感光ドラム72に照射され、これにより感光
ドラム72に原稿画像が結像される。
は、原稿照明ランプ78と第1ミラー82を有する第1
ミラーユニット84、第2ミラー86と第3ミラー88
を有する第2ミラーユニット90、レンズ駆動系92、
及び第4ミラー94、第5ミラー96、第6ミラー98
を備えている。原稿を照明する際には、スキャナユニッ
ト80を走査させる光学モータ(図示せず)が回転す
る。原稿からの反射光は、画像信号として、第1ミラー
82、第2ミラー86、第3ミラー88、レンズ駆動系
92、第4ミラー94、第5ミラー96、第6ミラー9
8を経て、感光ドラム72に照射され、これにより感光
ドラム72に原稿画像が結像される。
【0024】感光ドラム72は、図3の紙面に垂直方向
に延びる回転軸を有しており、矢印A方向に回転してい
る。原稿からの反射光が照射される照射位置よりも感光
ドラム72の回転方向上流側には、感光ドラム72を一
様に帯電する一次帯電器100が配置されている。この
一次帯電器100によって感光ドラム72が一様に帯電
されて帯電面が形成される。この帯電面に、原稿からの
反射光が照射されて静電潜像が形成される。
に延びる回転軸を有しており、矢印A方向に回転してい
る。原稿からの反射光が照射される照射位置よりも感光
ドラム72の回転方向上流側には、感光ドラム72を一
様に帯電する一次帯電器100が配置されている。この
一次帯電器100によって感光ドラム72が一様に帯電
されて帯電面が形成される。この帯電面に、原稿からの
反射光が照射されて静電潜像が形成される。
【0025】上記の照射位置よりも感光ドラム72の回
転方向下流側には、静電潜像を現像する現像器102が
配置されている。感光ドラム72と現像器102とが対
向する領域は、静電潜像が現像される現像領域である。
感光ドラム72の回転によって静電潜像が現像領域に到
達すると、現像スリーブ104から静電潜像にトナーが
供給されてトナー像(現像像)が形成される。
転方向下流側には、静電潜像を現像する現像器102が
配置されている。感光ドラム72と現像器102とが対
向する領域は、静電潜像が現像される現像領域である。
感光ドラム72の回転によって静電潜像が現像領域に到
達すると、現像スリーブ104から静電潜像にトナーが
供給されてトナー像(現像像)が形成される。
【0026】現像領域よりも感光ドラム72の回転方向
下流側には、トナー像を記録紙に転写する転写帯電器1
06が配置されている。感光ドラム72と転写帯電器1
06とが対向する領域は、トナー像が記録紙に転写され
る転写領域74である。感光ドラム72の回転によって
トナー像が転写領域74に到達する以前に、所定のタイ
ミングでレジストローラ62が回転し始めて記録紙をこ
の転写領域74に搬送する。転写領域74に搬送されて
きた記録紙にトナー像が転写される。トナー像が転写さ
れた記録紙は、除電針(図示せず)によって感光ドラム
72から分離され、矢印B方向に回転する搬送部108
に搬送されて定着器110に搬送される。なお、記録紙
が感光ドラム72から分離される位置よりも記録紙搬送
方向のやや下流側には、記録紙が感光ドラム72から正
常に分離されたか否かを検知する分離センサ112が配
置されている。
下流側には、トナー像を記録紙に転写する転写帯電器1
06が配置されている。感光ドラム72と転写帯電器1
06とが対向する領域は、トナー像が記録紙に転写され
る転写領域74である。感光ドラム72の回転によって
トナー像が転写領域74に到達する以前に、所定のタイ
ミングでレジストローラ62が回転し始めて記録紙をこ
の転写領域74に搬送する。転写領域74に搬送されて
きた記録紙にトナー像が転写される。トナー像が転写さ
れた記録紙は、除電針(図示せず)によって感光ドラム
72から分離され、矢印B方向に回転する搬送部108
に搬送されて定着器110に搬送される。なお、記録紙
が感光ドラム72から分離される位置よりも記録紙搬送
方向のやや下流側には、記録紙が感光ドラム72から正
常に分離されたか否かを検知する分離センサ112が配
置されている。
【0027】一方、感光ドラム72では、その表面から
約90%前後のトナーが記録紙に転写されるが、残りの
トナーは感光ドラム72に残留する。この残留した残留
トナーは、クリーナ(図示せず)によって感光ドラム7
2から除去される。また、感光ドラム72に残留した残
留電荷は除電ランプ(図示せず)によって除電される。
これらにより、感光ドラム72は次の画像形成に入り得
る状態になる。
約90%前後のトナーが記録紙に転写されるが、残りの
トナーは感光ドラム72に残留する。この残留した残留
トナーは、クリーナ(図示せず)によって感光ドラム7
2から除去される。また、感光ドラム72に残留した残
留電荷は除電ランプ(図示せず)によって除電される。
これらにより、感光ドラム72は次の画像形成に入り得
る状態になる。
【0028】記録紙の表面に静電的に付着したトナーを
確実に表面に固着させるために、記録紙は搬送部108
によって定着器110に送られる。定着器110では、
記録紙に付着したトナーが高温度の定着ローラ114と
加圧ローラ116に接触して溶け、トナーに含まれる微
小鉄粉が記録紙にクサビ状に突き刺さり、これによりト
ナーは記録紙に確実に定着する。
確実に表面に固着させるために、記録紙は搬送部108
によって定着器110に送られる。定着器110では、
記録紙に付着したトナーが高温度の定着ローラ114と
加圧ローラ116に接触して溶け、トナーに含まれる微
小鉄粉が記録紙にクサビ状に突き刺さり、これによりト
ナーは記録紙に確実に定着する。
【0029】定着器110を通過した記録紙は、定着ロ
ーラ114による高温の影響や加圧ローラ116による
圧力の影響で下向きにカールする(記録媒体の搬送方向
両端部が搬送方向中央部よりも高くなる)傾向が強い。
このため、記録紙が定着器110を通過した後は直ちに
第1排紙ローラ118で記録紙の先端を挟み込み、第1
排紙ローラ118を定着ローラ114よりも速く回転さ
せて搬送する。これにより、定着ローラ114と第1排
紙ローラ118との間で記録紙が見かけ上引っ張られる
こととなる。ただし、第1排紙ローラ118が記録紙を
挟持する圧力は、定着ローラ114が記録紙を挟持する
圧力よりも低く設定されているので、第1排紙ローラ1
18では記録紙がスリップ状態にあり、記録紙が定着ロ
ーラ114に挟持されている限り、定着ローラ114の
回転速度に応じて記録紙が搬送される。
ーラ114による高温の影響や加圧ローラ116による
圧力の影響で下向きにカールする(記録媒体の搬送方向
両端部が搬送方向中央部よりも高くなる)傾向が強い。
このため、記録紙が定着器110を通過した後は直ちに
第1排紙ローラ118で記録紙の先端を挟み込み、第1
排紙ローラ118を定着ローラ114よりも速く回転さ
せて搬送する。これにより、定着ローラ114と第1排
紙ローラ118との間で記録紙が見かけ上引っ張られる
こととなる。ただし、第1排紙ローラ118が記録紙を
挟持する圧力は、定着ローラ114が記録紙を挟持する
圧力よりも低く設定されているので、第1排紙ローラ1
18では記録紙がスリップ状態にあり、記録紙が定着ロ
ーラ114に挟持されている限り、定着ローラ114の
回転速度に応じて記録紙が搬送される。
【0030】記録紙が定着ローラ114から離れた後、
第1及び第2排紙ローラ118,120によって機外に
排紙される。なお、第1排紙ローラ118の直後(第1
排紙ローラ118よりも記録紙排出方向のやや下流側)
には、記録紙を検知する排紙センサ122が配置されて
いる。
第1及び第2排紙ローラ118,120によって機外に
排紙される。なお、第1排紙ローラ118の直後(第1
排紙ローラ118よりも記録紙排出方向のやや下流側)
には、記録紙を検知する排紙センサ122が配置されて
いる。
【0031】上述したように、複写機10は記録紙の裏
面にも画像を形成できる。記録紙の片面に画像を形成す
る(片面コピー)か、両面に画像を形成する(両面コピ
ー)かは、操作者が操作を開始する前に、操作部14
(図1参照)で決定するものである。片面コピー、両面
コピーともに基本的な画像形成動作は、上述したプロセ
スで行われる。片面コピーの場合は、記録紙が機外に排
出された時点で終了である。両面コピーの場合について
説明する。
面にも画像を形成できる。記録紙の片面に画像を形成す
る(片面コピー)か、両面に画像を形成する(両面コピ
ー)かは、操作者が操作を開始する前に、操作部14
(図1参照)で決定するものである。片面コピー、両面
コピーともに基本的な画像形成動作は、上述したプロセ
スで行われる。片面コピーの場合は、記録紙が機外に排
出された時点で終了である。両面コピーの場合について
説明する。
【0032】図6は、両面搬送ユニットの構造を示す模
式図であり、図7は、記録紙が収容されている両面搬送
ユニットを示す模式図である。
式図であり、図7は、記録紙が収容されている両面搬送
ユニットを示す模式図である。
【0033】搬送部108の下方には、片面にコピーさ
れた記録紙を積載して、もう一方の片面にコピーをする
ように記録紙を搬送するための両面搬送ユニット130
が配置されている。この両面搬送ユニット130は、記
録紙を積載するための第1及び第2セットバックローラ
132,134、両面搬送ユニット130に積載された
記録紙を転写領域74に向けて再び搬送する再給紙ロー
ラ136を備えている。これら各ローラ132,13
4,136はそれぞれ一対のローラから構成されてお
り、記録紙を挟持しながら搬送する。
れた記録紙を積載して、もう一方の片面にコピーをする
ように記録紙を搬送するための両面搬送ユニット130
が配置されている。この両面搬送ユニット130は、記
録紙を積載するための第1及び第2セットバックローラ
132,134、両面搬送ユニット130に積載された
記録紙を転写領域74に向けて再び搬送する再給紙ロー
ラ136を備えている。これら各ローラ132,13
4,136はそれぞれ一対のローラから構成されてお
り、記録紙を挟持しながら搬送する。
【0034】また、両面搬送ユニット130は、この両
面搬送ユニット130に搬送されてきた記録紙に形成さ
れている上向きのカールが下向きのカールになるよう
に、もしくは、上向きのカールが無くなるように矯正す
る矯正部材140(本発明にいう矯正手段の一例であ
る)を備えている。この矯正部材140は、第1及び第
2セットバックローラ132,134の間に配置され
た、下向きに湾曲した上下一対の板状部材142,14
4から構成される。上に位置する板状部材144は、そ
の両端部が固定板146に差し込まれて固定されてお
り、上下方向(矢印H方向)に自在に撓む例えば板金製
のものである。
面搬送ユニット130に搬送されてきた記録紙に形成さ
れている上向きのカールが下向きのカールになるよう
に、もしくは、上向きのカールが無くなるように矯正す
る矯正部材140(本発明にいう矯正手段の一例であ
る)を備えている。この矯正部材140は、第1及び第
2セットバックローラ132,134の間に配置され
た、下向きに湾曲した上下一対の板状部材142,14
4から構成される。上に位置する板状部材144は、そ
の両端部が固定板146に差し込まれて固定されてお
り、上下方向(矢印H方向)に自在に撓む例えば板金製
のものである。
【0035】ところで、上述したように、定着器110
を通過した記録紙は、定着ローラ114による高温の影
響や加圧ローラ116による圧力の影響で下向きにカー
ルするが、第1排紙ローラ118を定着ローラ114よ
りも速く回転させてこのカールを取り除こうとする。し
かし、下向きのカールが充分に取り除けないままの状態
で記録紙が両面搬送ユニット130に搬送されることが
ある。この場合、記録紙は反転して両面搬送ユニット1
30に搬送されるので、記録紙が両面搬送ユニット13
0に収容されている状態では、記録紙に上向きのカール
が形成されていることとなる。
を通過した記録紙は、定着ローラ114による高温の影
響や加圧ローラ116による圧力の影響で下向きにカー
ルするが、第1排紙ローラ118を定着ローラ114よ
りも速く回転させてこのカールを取り除こうとする。し
かし、下向きのカールが充分に取り除けないままの状態
で記録紙が両面搬送ユニット130に搬送されることが
ある。この場合、記録紙は反転して両面搬送ユニット1
30に搬送されるので、記録紙が両面搬送ユニット13
0に収容されている状態では、記録紙に上向きのカール
が形成されていることとなる。
【0036】上述したように、両面搬送ユニット130
には、記録紙に形成されている上向きのカールが下向き
のカールになるように、もしくは、上向きのカールが無
くなるように矯正する矯正部材140が配置されてい
る。このため、記録紙に形成された上向きのカールが下
向きのカールになるか、もしくは、上向きのカールが無
くなる。記録紙は両面搬送ユニット130から転写領域
に向けて反転しながら搬送されるので、反転後の記録紙
は上向きのカールとなる。このため、搬送ローラ12
4,126などに記録紙が衝突して紙詰まりを起すこと
が無く、スムーズに搬送される。なお、図7に示すよう
に、記録紙Pが搬送されてきたときは板状部材144が
上方に撓むので、複数枚の記録紙を同時に矯正部材14
0で矯正できる。
には、記録紙に形成されている上向きのカールが下向き
のカールになるように、もしくは、上向きのカールが無
くなるように矯正する矯正部材140が配置されてい
る。このため、記録紙に形成された上向きのカールが下
向きのカールになるか、もしくは、上向きのカールが無
くなる。記録紙は両面搬送ユニット130から転写領域
に向けて反転しながら搬送されるので、反転後の記録紙
は上向きのカールとなる。このため、搬送ローラ12
4,126などに記録紙が衝突して紙詰まりを起すこと
が無く、スムーズに搬送される。なお、図7に示すよう
に、記録紙Pが搬送されてきたときは板状部材144が
上方に撓むので、複数枚の記録紙を同時に矯正部材14
0で矯正できる。
【0037】図8、図9を参照して、排紙部の構造とそ
の動きについて説明する。
の動きについて説明する。
【0038】図8は、記録紙の搬送を示す模式図であ
り、図9は、各モータと各ローラの機械的駆動の伝達を
示す模式図である。
り、図9は、各モータと各ローラの機械的駆動の伝達を
示す模式図である。
【0039】複写機10では、両面コピーを自動で行う
ために、排紙反転動作が行われる。排紙部には、第1及
び第2排紙ローラ118,120が配置されており、第
1排紙ローラ118はメインモータ50によって駆動さ
れ、第2排紙ローラ120は排紙モータ66によって駆
動される。第1及び第2排紙ローラ118,120の間
の搬送経路には透明な逆送防止シート(マイラ)128
が貼られている。この逆送防止シート128は、下記に
示すように、記録紙が再び定着器110に搬送されるこ
とを防止する。また、第1排紙ローラ118の直後に
は、記録紙を検知する排紙センサが配置されている。こ
の排紙センサで得られた信号は、記録紙の後端が定着ロ
ーラを通過するタイミングの計算、及び、記録紙の後端
が第2排紙ローラ120の手前約10mmに到達するタ
イミングの計算を実行する基準信号になると共に、記録
紙が正常に搬送されているか否かの判定に用いられる。
ために、排紙反転動作が行われる。排紙部には、第1及
び第2排紙ローラ118,120が配置されており、第
1排紙ローラ118はメインモータ50によって駆動さ
れ、第2排紙ローラ120は排紙モータ66によって駆
動される。第1及び第2排紙ローラ118,120の間
の搬送経路には透明な逆送防止シート(マイラ)128
が貼られている。この逆送防止シート128は、下記に
示すように、記録紙が再び定着器110に搬送されるこ
とを防止する。また、第1排紙ローラ118の直後に
は、記録紙を検知する排紙センサが配置されている。こ
の排紙センサで得られた信号は、記録紙の後端が定着ロ
ーラを通過するタイミングの計算、及び、記録紙の後端
が第2排紙ローラ120の手前約10mmに到達するタ
イミングの計算を実行する基準信号になると共に、記録
紙が正常に搬送されているか否かの判定に用いられる。
【0040】定着器110から出て矢印E方向に進んで
きた記録紙Pは、図8(a)に示すように、第1排紙ロ
ーラ118に搬送されて逆送防止シート128を通過
し、第2排紙ローラ120に到達する。第2排紙ローラ
120は記録紙Pを排紙方向(矢印F方向とは反対の方
向)に搬送するが、記録紙Pの後端が逆送防止シート1
28を通過すると所定のタイミングで排紙モータ66が
一旦停止する。その後、いままでとは逆方向に排紙モー
タ66が回転し始める。これにより、記録紙Pは矢印F
方向に搬送され始め、いままでの記録紙後端が、記録紙
先端となって搬送される。図8(b)に示すように、こ
の新たな先端が逆送防止シート128に突き当たる。こ
の結果、図8(c)に示すように、逆送防止シート12
8と一対のガイド板に案内されて記録紙は下方に搬送さ
れる。この後の搬送については下記で説明する。
きた記録紙Pは、図8(a)に示すように、第1排紙ロ
ーラ118に搬送されて逆送防止シート128を通過
し、第2排紙ローラ120に到達する。第2排紙ローラ
120は記録紙Pを排紙方向(矢印F方向とは反対の方
向)に搬送するが、記録紙Pの後端が逆送防止シート1
28を通過すると所定のタイミングで排紙モータ66が
一旦停止する。その後、いままでとは逆方向に排紙モー
タ66が回転し始める。これにより、記録紙Pは矢印F
方向に搬送され始め、いままでの記録紙後端が、記録紙
先端となって搬送される。図8(b)に示すように、こ
の新たな先端が逆送防止シート128に突き当たる。こ
の結果、図8(c)に示すように、逆送防止シート12
8と一対のガイド板に案内されて記録紙は下方に搬送さ
れる。この後の搬送については下記で説明する。
【0041】図10から図23までを参照して、記録紙
の一面目(片面)に画像を形成した後に排紙部から両面
搬送ユニット130(下搬送部)に記録紙が搬送されて
積み込まれる動作(セットバック動作)と、両面搬送ユ
ニット130に積み込まれた複数枚の記録紙がレジスト
ローラに搬送されるまでを説明する。
の一面目(片面)に画像を形成した後に排紙部から両面
搬送ユニット130(下搬送部)に記録紙が搬送されて
積み込まれる動作(セットバック動作)と、両面搬送ユ
ニット130に積み込まれた複数枚の記録紙がレジスト
ローラに搬送されるまでを説明する。
【0042】図10は、停止中の第1セットバックロー
ラに記録紙先端を突き当てて記録紙のループを形成した
状態を示す模式図である。図11は、フラッパを下げる
と同時に第1及び第2セットバックローラを回転させ始
めた状態を示す模式図である。図12は、記録紙先端が
第1セットバックローラから出口側へ距離Lだけ出た位
置状態を示す模式図である。図13は、2枚目の記録紙
が下搬送部に送られてきた状態を示す模式図である。図
14は、停止中の第1セットバックローラに2枚目の記
録紙先端を突き当てて2枚目の記録紙のループを形成し
た状態を示す模式図である。図15は、フラッパを下げ
ると同時に第1及び第2セットバックローラを回転させ
始めた状態を示す模式図である。図16は、2枚目の記
録紙先端が第1セットバックローラから出口側へ距離L
だけ出て3枚目の記録紙を受け入れる状態を示す模式図
である。図17は、積載された記録紙を前進させ1枚目
の記録紙が下搬送出口センサに検知された状態を示す模
式図である。図18は、1枚目の記録紙が下搬送出口セ
ンサから抜けた状態を示す模式図である。図19は、下
搬送出口センサが1枚目の記録紙先端を検知した状態を
示す模式図である。図20は、フラッパを下げると同時
に第1及び第2セットバックローラを一旦停止させた状
態を示す模式図である。図21は、1枚目の記録紙と2
枚目以降の記録紙とが分離された状態を示す模式図であ
る。図22は、1枚目の記録紙が第2セットバックロー
ラを通過した状態を示す模式図である。図23は、2枚
目の記録紙の再給紙動作が開始された状態を示す模式図
である。
ラに記録紙先端を突き当てて記録紙のループを形成した
状態を示す模式図である。図11は、フラッパを下げる
と同時に第1及び第2セットバックローラを回転させ始
めた状態を示す模式図である。図12は、記録紙先端が
第1セットバックローラから出口側へ距離Lだけ出た位
置状態を示す模式図である。図13は、2枚目の記録紙
が下搬送部に送られてきた状態を示す模式図である。図
14は、停止中の第1セットバックローラに2枚目の記
録紙先端を突き当てて2枚目の記録紙のループを形成し
た状態を示す模式図である。図15は、フラッパを下げ
ると同時に第1及び第2セットバックローラを回転させ
始めた状態を示す模式図である。図16は、2枚目の記
録紙先端が第1セットバックローラから出口側へ距離L
だけ出て3枚目の記録紙を受け入れる状態を示す模式図
である。図17は、積載された記録紙を前進させ1枚目
の記録紙が下搬送出口センサに検知された状態を示す模
式図である。図18は、1枚目の記録紙が下搬送出口セ
ンサから抜けた状態を示す模式図である。図19は、下
搬送出口センサが1枚目の記録紙先端を検知した状態を
示す模式図である。図20は、フラッパを下げると同時
に第1及び第2セットバックローラを一旦停止させた状
態を示す模式図である。図21は、1枚目の記録紙と2
枚目以降の記録紙とが分離された状態を示す模式図であ
る。図22は、1枚目の記録紙が第2セットバックロー
ラを通過した状態を示す模式図である。図23は、2枚
目の記録紙の再給紙動作が開始された状態を示す模式図
である。
【0043】一面目に画像が形成された記録紙は、カセ
ット18,20の上方に配置された両面搬送ユニット1
30に一旦積み込まれ、その後、転写領域74に再び搬
送されて二面目に画像が形成される。両面搬送ユニット
130には、搬送方向の上流側から順に、記録紙の後端
を検知する下搬送センサ138、記録紙を挟持して搬送
する第1セットバックローラ132、記録紙を挟持して
搬送する第2セットバックローラ134、記録紙の不要
な搬送を阻止するフラッパ141、記録紙を両面搬送ユ
ニット130から取り出す再給紙ローラ136等が配置
されている。
ット18,20の上方に配置された両面搬送ユニット1
30に一旦積み込まれ、その後、転写領域74に再び搬
送されて二面目に画像が形成される。両面搬送ユニット
130には、搬送方向の上流側から順に、記録紙の後端
を検知する下搬送センサ138、記録紙を挟持して搬送
する第1セットバックローラ132、記録紙を挟持して
搬送する第2セットバックローラ134、記録紙の不要
な搬送を阻止するフラッパ141、記録紙を両面搬送ユ
ニット130から取り出す再給紙ローラ136等が配置
されている。
【0044】一枚目の記録紙は、一面目のコピー終了後
に排紙部から下搬送入口ローラ142を経由して両面搬
送ユニット130に送られる。これにより、図10に示
すように、停止中の第1セットバックローラ132に記
録紙先端を突き当てて記録紙P1のループを形成し、斜
行を矯正する。この状態から、第1及び第2セットバッ
クローラ132,134を回転させ始め、記録紙を図の
右側に送り込み始めると、第1及び第2セットバックロ
ーラ132,134も記録紙を図の右側に送り込むよう
に回転し始める。下搬送センサ138が記録紙後端を検
知してから所定時間だけ記録紙を図の右側に搬送する
と、記録紙後端が下搬送センサ138を通過して記録紙
が両面搬送ユニット130に移動し終る。
に排紙部から下搬送入口ローラ142を経由して両面搬
送ユニット130に送られる。これにより、図10に示
すように、停止中の第1セットバックローラ132に記
録紙先端を突き当てて記録紙P1のループを形成し、斜
行を矯正する。この状態から、第1及び第2セットバッ
クローラ132,134を回転させ始め、記録紙を図の
右側に送り込み始めると、第1及び第2セットバックロ
ーラ132,134も記録紙を図の右側に送り込むよう
に回転し始める。下搬送センサ138が記録紙後端を検
知してから所定時間だけ記録紙を図の右側に搬送する
と、記録紙後端が下搬送センサ138を通過して記録紙
が両面搬送ユニット130に移動し終る。
【0045】記録紙後端が下搬送センサ138を抜ける
ときに、記録紙先端がセットバックセンサ144に検知
されてフラッパ141に到達したと判定された場合は、
フラッパ141を作動させてフラッパ141で記録紙を
すくい上げる方向に搬送する。一方、図11に示すよう
に、記録紙先端がフラッパ141に到達しない場合は、
これらの動作は不要となる。この状態で、第1及び第2
セットバックローラ132,134を一旦停止し、第1
及び第2セットバックローラ132,134を逆転させ
て、図12に示すように、記録紙先端が第1セットバッ
クローラ132から出口側へ距離L(例えば8mm)出
た位置で第1及び第2セットバックローラ132,13
4を停止して記録紙を止める。この状態で、2枚目の記
録紙P2が搬送されてくるまで待機する。図13に示す
ように、2枚目の記録紙P2が両面搬送ユニット130
に送られてくる。図14に示すように、2枚目の記録紙
P2も、1枚目の記録紙P1と同様に、停止中の第1セ
ットバックローラ132に記録紙先端を突き当てて2枚
目の記録紙P2のループを1枚目の記録紙P1の上に形
成させ、斜行を矯正する。この状態から、図11、図1
2と同様の動作が繰り返され、複数枚の記録紙が所定間
隔(ここでは8mm)ずれながら積み重ねられる。図1
5には、2枚の記録紙P1,P2が積み重ねられた状態
を示す。なお、図16には、積み重ねられた2枚の記録
紙P1,P2が3枚目の記録紙を受け入れるときの状態
を示す。
ときに、記録紙先端がセットバックセンサ144に検知
されてフラッパ141に到達したと判定された場合は、
フラッパ141を作動させてフラッパ141で記録紙を
すくい上げる方向に搬送する。一方、図11に示すよう
に、記録紙先端がフラッパ141に到達しない場合は、
これらの動作は不要となる。この状態で、第1及び第2
セットバックローラ132,134を一旦停止し、第1
及び第2セットバックローラ132,134を逆転させ
て、図12に示すように、記録紙先端が第1セットバッ
クローラ132から出口側へ距離L(例えば8mm)出
た位置で第1及び第2セットバックローラ132,13
4を停止して記録紙を止める。この状態で、2枚目の記
録紙P2が搬送されてくるまで待機する。図13に示す
ように、2枚目の記録紙P2が両面搬送ユニット130
に送られてくる。図14に示すように、2枚目の記録紙
P2も、1枚目の記録紙P1と同様に、停止中の第1セ
ットバックローラ132に記録紙先端を突き当てて2枚
目の記録紙P2のループを1枚目の記録紙P1の上に形
成させ、斜行を矯正する。この状態から、図11、図1
2と同様の動作が繰り返され、複数枚の記録紙が所定間
隔(ここでは8mm)ずれながら積み重ねられる。図1
5には、2枚の記録紙P1,P2が積み重ねられた状態
を示す。なお、図16には、積み重ねられた2枚の記録
紙P1,P2が3枚目の記録紙を受け入れるときの状態
を示す。
【0046】図14の状態から、積み重ねられた2枚の
記録紙P1,P2が後端が下搬送センサ144を通過す
るまで、上述したと同様に、重ねられた2枚の記録紙P
1,P2を搬送する。その後、さらに、2枚の記録紙P
1,P2の先端がセットバックセンサ144に検知され
るまで、2枚の記録紙P1,P2を搬送する。図17に
示すように、2枚の記録紙P1,P2の先端がセットバ
ックセンサ144に検知されると、第1及び第2セット
バックローラ132,134を停止する。次に、第1及
び第2セットバックローラ132,134を逆転させて
2枚目の記録紙P2の先端をセットバックセンサ144
から所定距離(例えば5mm)戻し、図18に示すよう
に、記録紙P2の先端がこの位置に達したときに第1及
び第2セットバックローラ132,134を停止する。
なお、図15に示す状態で記録紙後端が下搬送センサ1
38を通過した場合において、記録紙の先端がセットバ
ックセンサ144をすでに通過しているときは、上述し
た図17に示す動作が行なわれず、図18に示す動作が
行われる。
記録紙P1,P2が後端が下搬送センサ144を通過す
るまで、上述したと同様に、重ねられた2枚の記録紙P
1,P2を搬送する。その後、さらに、2枚の記録紙P
1,P2の先端がセットバックセンサ144に検知され
るまで、2枚の記録紙P1,P2を搬送する。図17に
示すように、2枚の記録紙P1,P2の先端がセットバ
ックセンサ144に検知されると、第1及び第2セット
バックローラ132,134を停止する。次に、第1及
び第2セットバックローラ132,134を逆転させて
2枚目の記録紙P2の先端をセットバックセンサ144
から所定距離(例えば5mm)戻し、図18に示すよう
に、記録紙P2の先端がこの位置に達したときに第1及
び第2セットバックローラ132,134を停止する。
なお、図15に示す状態で記録紙後端が下搬送センサ1
38を通過した場合において、記録紙の先端がセットバ
ックセンサ144をすでに通過しているときは、上述し
た図17に示す動作が行なわれず、図18に示す動作が
行われる。
【0047】図19から図21までを参照して、一方の
面に画像が形成された記録紙が両面搬送ユニット130
に収容された状態から、操作者が原稿を交換してコピー
スタートキーを押した後の再給紙動作を説明する。
面に画像が形成された記録紙が両面搬送ユニット130
に収容された状態から、操作者が原稿を交換してコピー
スタートキーを押した後の再給紙動作を説明する。
【0048】コピースタートキーが押されると、第1及
び第2セットバックローラ132,134が回転し始
め、図19に示すように、両面搬送ユニット130に積
載された全ての記録紙を図の右側に搬送する。このとき
の搬送速度は、今までの搬送速度よりも遅く、例えば、
約2分の1の速度である。記録紙P1がセットバックセ
ンサ144に検知された時からこの搬送速度でさらに所
定量搬送して第1及び第2セットバックローラ132,
134を停止する。この停止と同時に、図20に示すよ
うに、フラッパ141を下げる。下の記録紙P1の先端
と上の記録紙P2の先端との差の中央にフラッパ141
の先端が接触するように記録紙P1,P2が搬送されて
いる。なお、上述した減速の理由は、記録紙P1がセッ
トバックセンサ144に検知されたタイミングから停止
までの精度を向上させるためである。
び第2セットバックローラ132,134が回転し始
め、図19に示すように、両面搬送ユニット130に積
載された全ての記録紙を図の右側に搬送する。このとき
の搬送速度は、今までの搬送速度よりも遅く、例えば、
約2分の1の速度である。記録紙P1がセットバックセ
ンサ144に検知された時からこの搬送速度でさらに所
定量搬送して第1及び第2セットバックローラ132,
134を停止する。この停止と同時に、図20に示すよ
うに、フラッパ141を下げる。下の記録紙P1の先端
と上の記録紙P2の先端との差の中央にフラッパ141
の先端が接触するように記録紙P1,P2が搬送されて
いる。なお、上述した減速の理由は、記録紙P1がセッ
トバックセンサ144に検知されたタイミングから停止
までの精度を向上させるためである。
【0049】フラッパ141が下がると同時に、再び、
第1及び第2セットバックローラ132,134を回転
させ始める。この場合、通常の速度で回転させる。これ
により、図21に示すように、下の記録紙P1は再給紙
ローラ136に向かって搬送され、上の記録紙P2はフ
ラッパ141の上面に沿って搬送され、これにより、2
枚の記録紙P1,P2が分離される。このとき、再給紙
ローラ136も回転し始める。フラッパソレノイドは記
録紙P1,P2が分離された時点でOFFされる。ここ
では、0.5秒でOFFされている。
第1及び第2セットバックローラ132,134を回転
させ始める。この場合、通常の速度で回転させる。これ
により、図21に示すように、下の記録紙P1は再給紙
ローラ136に向かって搬送され、上の記録紙P2はフ
ラッパ141の上面に沿って搬送され、これにより、2
枚の記録紙P1,P2が分離される。このとき、再給紙
ローラ136も回転し始める。フラッパソレノイドは記
録紙P1,P2が分離された時点でOFFされる。ここ
では、0.5秒でOFFされている。
【0050】図22,図23を参照して、再給紙後から
記録紙がレジストローラ62に到達するまでを説明す
る。
記録紙がレジストローラ62に到達するまでを説明す
る。
【0051】下の記録紙P1が再給紙ローラ136によ
って横レジローラ146へ搬送される。この記録紙P1
が横レジローラ146に突き当たると、ループを形成す
る。このループ量が所定量(ここでは、再給紙ローラ1
36と横レジローラ146との距離に10mmを加えた
距離記録紙を送り込んだ量)になると、横レジローラ1
46を回転し始める。なお、この所定量の検出は、横レ
ジセンサ148が記録紙P1の先端を検知した時点から
の記録紙の搬送速度と時間に基づいて容易に計算でき
る。
って横レジローラ146へ搬送される。この記録紙P1
が横レジローラ146に突き当たると、ループを形成す
る。このループ量が所定量(ここでは、再給紙ローラ1
36と横レジローラ146との距離に10mmを加えた
距離記録紙を送り込んだ量)になると、横レジローラ1
46を回転し始める。なお、この所定量の検出は、横レ
ジセンサ148が記録紙P1の先端を検知した時点から
の記録紙の搬送速度と時間に基づいて容易に計算でき
る。
【0052】記録紙P1の後端が第2セットバックロー
ラ134を通過した時点から第1及び第2セットバック
ローラ132,134が逆転し始め、図22に示すよう
に上の記録紙P2を逆方向に搬送する。記録紙P2の先
端が、上述したように、セットバックセンサ144から
上流の所定位置(約5mm)に達すると、第1及び第2
セットバックローラ132,134が停止する。この理
由は、次のコピーに対応するためである。
ラ134を通過した時点から第1及び第2セットバック
ローラ132,134が逆転し始め、図22に示すよう
に上の記録紙P2を逆方向に搬送する。記録紙P2の先
端が、上述したように、セットバックセンサ144から
上流の所定位置(約5mm)に達すると、第1及び第2
セットバックローラ132,134が停止する。この理
由は、次のコピーに対応するためである。
【0053】横レジローラ146は、図23に示すよう
に、記録紙P1をレジストローラ62に向けて搬送す
る。この搬送と同時に、上述したように、横レジローラ
146が横方向(記録紙搬送方向に直交する方向)に移
動して記録紙の位置を調整する。以上のようにして記録
紙P1がレジストローラ62に突き当たった状態でルー
プを形成し、転写領域に搬送されるタイミングを待つこ
ととなる。
に、記録紙P1をレジストローラ62に向けて搬送す
る。この搬送と同時に、上述したように、横レジローラ
146が横方向(記録紙搬送方向に直交する方向)に移
動して記録紙の位置を調整する。以上のようにして記録
紙P1がレジストローラ62に突き当たった状態でルー
プを形成し、転写領域に搬送されるタイミングを待つこ
ととなる。
【0054】上述のように記録紙P1,P2は、両面搬
送ユニット130に収容されて再びレジストローラ62
に搬送されるまでの間、矯正部材140によって下向き
のカールが形成されるように矯正される。このため、記
録紙P1,P2に形成された上向きのカールが下向きの
カールになるか、もしくは、上向きのカールが無くな
る。記録紙P1,P2は両面搬送ユニット130からレ
ジストローラ62に向けて反転しながら搬送されるの
で、反転後の記録紙は上向きのカールとなる。このた
め、搬送ローラ124,126などに記録紙が衝突して
紙詰まりを起すことが無く、スムーズに搬送される。
送ユニット130に収容されて再びレジストローラ62
に搬送されるまでの間、矯正部材140によって下向き
のカールが形成されるように矯正される。このため、記
録紙P1,P2に形成された上向きのカールが下向きの
カールになるか、もしくは、上向きのカールが無くな
る。記録紙P1,P2は両面搬送ユニット130からレ
ジストローラ62に向けて反転しながら搬送されるの
で、反転後の記録紙は上向きのカールとなる。このた
め、搬送ローラ124,126などに記録紙が衝突して
紙詰まりを起すことが無く、スムーズに搬送される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、上向きのカールが形成された記録媒体の他
方の面に画像を形成するために、この記録媒体を再び両
面搬送ユニットの上方に搬送した場合、記録媒体が反転
して記録媒体には下向きのカールが形成されていること
となる。この場合、記録媒体の先端が中央部よりも高い
位置にあるので、搬送ローラなどに引っ掛かって紙詰ま
りを起し易い。ところが、矯正手段が、上向きのカール
が下向きのカールになるように、もしくは、この上向き
のカールが無くなるように矯正する。この結果、記録媒
体を再び両面搬送ユニットの上方に搬送した場合、記録
媒体が反転して記録媒体には上向きのカールが形成され
ていることとなる。この結果、記録媒体の先端が中央部
よりも低い位置、もしくは先端が中央部と同じ高さの位
置にあるので、搬送ローラなどに引っ掛からず、紙詰ま
りなどのトラブルを無くすことができる。
置によれば、上向きのカールが形成された記録媒体の他
方の面に画像を形成するために、この記録媒体を再び両
面搬送ユニットの上方に搬送した場合、記録媒体が反転
して記録媒体には下向きのカールが形成されていること
となる。この場合、記録媒体の先端が中央部よりも高い
位置にあるので、搬送ローラなどに引っ掛かって紙詰ま
りを起し易い。ところが、矯正手段が、上向きのカール
が下向きのカールになるように、もしくは、この上向き
のカールが無くなるように矯正する。この結果、記録媒
体を再び両面搬送ユニットの上方に搬送した場合、記録
媒体が反転して記録媒体には上向きのカールが形成され
ていることとなる。この結果、記録媒体の先端が中央部
よりも低い位置、もしくは先端が中央部と同じ高さの位
置にあるので、搬送ローラなどに引っ掛からず、紙詰ま
りなどのトラブルを無くすことができる。
【0056】ここで、両面搬送ユニットが、記録媒体を
挟持しながら搬送する、互いに所定間隔離れた2組のセ
ットバックローラを有するものであり、さらに、矯正手
段が、2組のセットバックローラの間に配置された、下
向きに湾曲した上下一対の板状部材からなるものである
場合は、矯正手段が、下向きに湾曲した上下一対の板状
部材からなるものであるので、比較的簡単な構成の矯正
手段を得られる。
挟持しながら搬送する、互いに所定間隔離れた2組のセ
ットバックローラを有するものであり、さらに、矯正手
段が、2組のセットバックローラの間に配置された、下
向きに湾曲した上下一対の板状部材からなるものである
場合は、矯正手段が、下向きに湾曲した上下一対の板状
部材からなるものであるので、比較的簡単な構成の矯正
手段を得られる。
【0057】また、上下一対の板状部材のいずれか一方
の板状部材が、上下方向に自在に撓むものである場合
は、一方の板状部材が上下方向に自在に撓むので、記録
媒体の枚数が増加した場合であって、この枚数に応じて
一方の板状部材が撓む。このため、記録媒体の枚数が増
加しても、上向きのカールを適切に矯正できる。
の板状部材が、上下方向に自在に撓むものである場合
は、一方の板状部材が上下方向に自在に撓むので、記録
媒体の枚数が増加した場合であって、この枚数に応じて
一方の板状部材が撓む。このため、記録媒体の枚数が増
加しても、上向きのカールを適切に矯正できる。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態である複写
機を示し、各ドアが閉められたときの外観を示す斜視図
である。
機を示し、各ドアが閉められたときの外観を示す斜視図
である。
【図2】各ドア等が開いた図1の複写機を前方から視た
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1の複写機の内部構造を示す模式図である。
【図4】記録紙の搬送経路を示す模式図である。
【図5】各モータの駆動系を示す模式図である。
【図6】両面搬送ユニットの構造を示す模式図である。
【図7】記録紙が収容されている両面搬送ユニットを示
す模式図である。
す模式図である。
【図8】記録紙の搬送を示す模式図である。
【図9】各モータと各ローラの機械的駆動の伝達を示す
模式図である。
模式図である。
【図10】停止中の第1セットバックローラに記録紙先
端を突き当てて記録紙のループを形成した状態を示す模
式図である。
端を突き当てて記録紙のループを形成した状態を示す模
式図である。
【図11】フラッパを下げると同時に第1及び第2セッ
トバックローラを回転させ始めた状態を示す模式図であ
る。
トバックローラを回転させ始めた状態を示す模式図であ
る。
【図12】記録紙先端が第1セットバックローラから出
口側へ距離Lだけ出た位置状態を示す模式図である。
口側へ距離Lだけ出た位置状態を示す模式図である。
【図13】2枚目の記録紙が下搬送部に送られてきた状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
【図14】停止中の第1セットバックローラに2枚目の
記録紙先端を突き当てて2枚目の記録紙のループを形成
した状態を示す模式図である。
記録紙先端を突き当てて2枚目の記録紙のループを形成
した状態を示す模式図である。
【図15】フラッパを下げると同時に第1及び第2セッ
トバックローラを回転させ始めた状態を示す模式図であ
る。
トバックローラを回転させ始めた状態を示す模式図であ
る。
【図16】2枚目の記録紙先端が第1セットバックロー
ラから出口側へ距離Lだけ出た状態を示す模式図であ
る。
ラから出口側へ距離Lだけ出た状態を示す模式図であ
る。
【図17】積載された記録紙を前進させ1枚目の記録紙
が下搬送出口センサに検知された状態を示す模式図であ
る。
が下搬送出口センサに検知された状態を示す模式図であ
る。
【図18】1枚目の記録紙が下搬送出口センサから抜け
た状態を示す模式図である。
た状態を示す模式図である。
【図19】下搬送出口センサが1枚目の記録紙先端を検
知した状態を示す模式図である。
知した状態を示す模式図である。
【図20】フラッパを下げると同時に第1及び第2セッ
トバックローラを一旦停止させた状態を示す模式図であ
る。
トバックローラを一旦停止させた状態を示す模式図であ
る。
【図21】1枚目の記録紙と2枚目以降の記録紙とが分
離された状態を示す模式図である。
離された状態を示す模式図である。
【図22】1枚目の記録紙が第2セットバックローラを
通過した状態を示す模式図である。
通過した状態を示す模式図である。
【図23】2枚目の記録紙の再給紙動作が開始された状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
10 複写機 130 両面搬送ユニット 132 第1セットバックローラ 134 第2セットバックローラ 136 再給紙ローラ 140 矯正部材 142,144 上下一対の板状部材 146 固定板
Claims (3)
- 【請求項1】 画像が形成された記録媒体を排出する排
紙部と、一方の面に画像が形成された記録媒体を収容し
て他方の面に画像を形成するために該記録媒体を送り出
す、前記排紙部よりも下方に配置された両面搬送ユニッ
トとを備え、記録媒体の両面に画像を形成する画像形成
装置において、 前記両面搬送ユニットに搬送されてきた記録媒体に形成
されている上向きのカールが下向きのカールになるよう
に、もしくは、前記上向きのカールが無くなるように矯
正する、前記両面搬送ユニットに配置された矯正手段を
備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記両面搬送ユニットは、 記録媒体を挟持しながら搬送する、互いに所定間隔離れ
た2組のセットバックローラを有するものであり、 前記矯正手段は、 前記2組のセットバックローラの間に配置された、下向
きに湾曲した上下一対の板状部材からなるものであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記上下一対の板状部材のいずれか一方
の板状部材は、 上下方向に自在に撓むものであることを特徴とする請求
項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36808698A JP2000191211A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36808698A JP2000191211A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000191211A true JP2000191211A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18490943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36808698A Withdrawn JP2000191211A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000191211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011011488A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Fujifilm Corp | 画像形成システム |
US20120128397A1 (en) * | 2010-11-24 | 2012-05-24 | Yu-Lun Chang | Sheet de-curling mechanism and printing apparatus using the same |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP36808698A patent/JP2000191211A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011011488A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Fujifilm Corp | 画像形成システム |
US20120128397A1 (en) * | 2010-11-24 | 2012-05-24 | Yu-Lun Chang | Sheet de-curling mechanism and printing apparatus using the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |