JPH1087141A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1087141A
JPH1087141A JP24069196A JP24069196A JPH1087141A JP H1087141 A JPH1087141 A JP H1087141A JP 24069196 A JP24069196 A JP 24069196A JP 24069196 A JP24069196 A JP 24069196A JP H1087141 A JPH1087141 A JP H1087141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラによる定着時に生じた紙カールを
確実に補正し、定着後の搬送不良或いは再転写時の画像
抜けを防止し画質向上を図ると共に、スムースな排紙に
より用紙を良好に整位し、取扱いを容易にし更に、排紙
容量の増大を図る。 【解決手段】 定着終了後の用紙の特性に応じて、用紙
Pの材質、部位、画像濃度、定着後の搬送先に応じて予
め設定される調整値を記憶するメモリ101a、101
b等から、矯正手段48調整のための調整値を選択する
事により、補正ローラを移動調整し、デカーラベルト4
7及び従動ローラ43に挾持される用紙Pの挾持角度を
調整し、定着時に生じた紙カールの補正を、より適正且
つきめ細かく行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置等にお
いて、定着ローラ通過後に用紙に生じた変型を矯正した
後、排紙部或いは再度転写部等に搬送する、画像形成装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置等において、用紙上に形成
された現像剤像を定着ローラにて加熱加圧定着する装置
にあっては、定着ローラ通過後に用紙に生じる変型であ
る紙カールを補正する為、定着ローラ後方の搬送路中に
従動ローラに圧接されるデカーラベルトを設けこのデカ
ーラベルト及び従動ローラ間に用紙を挿通していた。そ
して紙カール補正量の調整は、必要に応じて、手動にて
デカーラベルトを支持するカール補正ローラの位置調整
を行い、デカーラベルトの従動ローラへの押し付け角度
を調整して、デカーラベルト及び従動ローラを通過する
用紙の挾持角度を調整する事により行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの様な
紙カール補正量の調整は、複写機等装置本体の電源を一
旦オフした状態で、フロントカバーを開放して行わなけ
ればならず、コピー操作が中断されることとなり、操作
性に劣っていた。
【0004】また近年画像形成装置の機能拡大及び性能
向上に伴い、紙質、画像形成条件或いは排紙条件等が多
様化されているにもかかわらず、従来の紙カール補正量
の調整は、画像形成毎に対応するものではなく、最大公
約数的に一旦調整した後、次に調整するまでは、同一条
件にて紙カール補正を行う事となり、多様な紙カールに
対応しきれず、補正を行うにもかかわらず紙カールが残
り、ソータ内或いは両面コピー時等に紙ずまりを生じた
り、或いは再転写時に画像抜けを生じる等の問題を有し
ており、より適正且つきめ細かな紙カール補正が要望さ
れていた。
【0005】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、画像形成操作を中断する事なく、発生される紙カー
ルの程度及び部位等に応じて紙カールを確実に補正し、
各種用紙の状態或いは排紙条件等にかかわらず、より適
性且つきめ細かな紙カール補正を、容易に行う事が出
来、紙詰まり或いは転写不良による画質の低下を防止
し、信頼性の高い画像形成装置を提供する事を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為の第1の手段として、画像形成手段を有する装置
本体にて前記画像形成手段により像担持体上に形成され
た現像剤像を用紙に転写する転写手段と、この転写手段
により前記現像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧す
ることにより、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる
定着手段と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬
送し、前記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬
送する矯正手段と、前記用紙の特性に応じて、前記矯正
手段による前記用紙の挾持角度を調整する調整手段とを
設けるものである又本発明は上記課題を解決する為の第
2の手段として、画像形成手段を有する装置本体にて前
記画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像
を用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記
現像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
正手段と、予め設定された前記矯正手段の調整値を複数
記憶する記憶手段を有し、前記定着手段を通過した前記
用紙の特性に応じて前記記憶手段より任意の調整値を選
択し、前記矯正手段による前記用紙の挾持角度を調整す
る調整手段とを設けるものである。
【0007】又本発明は上記課題を解決する為の第3の
手段として、画像形成手段を有する装置本体にて前記画
像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を用
紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現像
剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することにより、
前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段と、こ
の定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前記用紙
に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯正手段
と、前記用紙の紙質に基ずき予め設定された前記矯正手
段の調整値を複数記憶する記憶手段を有し、前記用紙の
紙質に応じて前記記憶手段より任意の調整値を選択し、
前記矯正手段による前記用紙の挾持角度を調整する調整
手段とを設けるものである。
【0008】又本発明は上記課題を解決する為の第4の
手段として、画像形成手段を有する装置本体にて前記画
像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を用
紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現像
剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することにより、
前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段と、こ
の定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前記用紙
に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯正手段
と、この矯正手段を通過する前記用紙の部位を識別する
部位識別手段と、前記用紙の部位に基ずき予め設定され
た前記矯正手段の調整値を複数記憶する記憶手段を有
し、前記部位識別手段による識別結果に応じて前記記憶
手段より任意の調整値を順次選択し、前記矯正手段を通
過する前記用紙の挾持角度を順次調整する調整手段とを
設けるものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決する為の第5の
手段として画像形成手段を有する装置本体にて前記画像
形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を用紙
に転写する転写手段と、この転写手段により前記現像剤
像を転写された前記用紙を加熱加圧することにより、前
記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段と、この
定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前記用紙に
生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯正手段
と、前記用紙上の前記現像画像の画像濃度を識別する濃
度識別手段と、前記現像剤像の画像濃度に基ずき予め設
定された前記矯正手段の調整値を複数記憶する記憶手段
を有し、前記濃度識別手段による識別結果に応じて前記
記憶手段より任意の調整値を順次選択し、前記矯正手段
を通過する前記用紙の挾持角度を順次調整する調整手段
とを設けるものである。
【0010】又本発明は上記課題を解決する為の第6の
手段として、画像形成手段を有する装置本体にて前記画
像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を用
紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現像
剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することにより、
前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段と、こ
の定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前記用紙
に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯正手段
と、この矯正手段による矯正後に前記用紙が搬送される
前記所定方向を識別する搬送方向識別手段と、矯正後に
前記用紙が搬送される任意の所定方向に基ずき予め設定
された前記矯正手段の調整値を複数記憶する記憶手段を
有し、前記搬送方向識別手段による識別結果に応じて前
記記憶手段より任意の調整値を選択し、前記矯正手段に
よる前記用紙の挾持角度を調整する調整手段とを設ける
ものである。
【0011】又本発明は上記課題を解決する為の第7の
手段として、前述の請求項1乃至請求項6のいずれかに
おいて、矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラと補正
ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前記従動
ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを有し、
調整手段が、記憶手段より選択された任意の調整値に応
じて前記補正ローラを移動する事により前記用紙の挾持
角度を調整するものである。
【0012】又本発明は上記課題を解決する為の第8の
手段として、前述の請求項1乃至請求項6のいずれかに
おいて、矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラと補正
ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前記従動
ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを有し、
調整手段が、前記矯正ベルトを前記従動ローラ側に付勢
する様前記補正ローラを付勢する付勢手段と、前記矯正
ベルトを前記従動ローラから離間する様前記付勢手段に
抗して前記補正ローラ位置を移動する偏心カムと、記憶
手段より選択された任意の調整値に応じて前記偏心カム
を駆動する駆動手段を有するものである。
【0013】又本発明は上記課題を解決する為の第9の
手段として、前述の請求項1乃至請求項6のいずれかに
おいて、矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラと補正
ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前記従動
ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを有し、
調整手段が、前記矯正ベルトを前記従動ローラ側に付勢
する様前記補正ローラを付勢する付勢手段と、前記矯正
ベルトを前記従動ローラから離間する様前記付勢手段に
抗して前記補正ローラ位置を移動する偏心カムと、装置
本体に設けられる入力手段からの入力信号により記憶手
段より選択された任意の調整値に応じて前記偏心カムを
駆動する駆動手段を有するものである。
【0014】上記構成により本発明は、紙質、用紙の部
位、画像濃度、定着終了後の用紙の搬送先等各種用紙の
特性に応じて、矯正手段による用紙の挾持角度を調整す
る事により、定着ローラによる定着時に生じた紙カール
をより適性に補正して、紙詰まりや画像抜けによる画質
の低下を防止し、装置の信頼性向上を図る。更に、記憶
手段に記憶される任意の調整値を選択するのみで、画像
形成操作を中断する事なく矯正手段の調整を容易に行う
事により、調整時の操作性を向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図7に示す
第1の実施の形態を参照して説明する。図1は画像形成
装置100全体を示し、画像形成手段2、自動両面装置
4、大容量カセット装置5等を有する装置本体1及び、
この装置本体1上面の原稿台30に原稿を自動的に供給
する自動原稿送り装置6並びに、給紙ユニット7からな
っている。
【0016】そして装置本体1内のほぼ中央部にはドラ
ム状の感光体10が設けられ、この感光体10の周囲に
は、その回転方向に沿って順次、帯電装置11、露光装
置12の露光部12a、現像装置13、転写剥離チャ−
ジャ14、クリ−ニング装置16、除電装置17が設け
られ画像形成手段2を構成している。
【0017】又装置本体1の右側には、上方に手差しト
レイ18aを有し用紙Pを収納するサイドカセット18
及び大容量カセット装置5が取着され、給紙ユニット7
には任意のサイズの用紙Pを収納する第1乃至第3の給
紙カセット装置7a〜7cが取着されている。更に装置
本体1の感光体10下方には自動両面装置4の用紙集積
部4aが設けられている。
【0018】そして用紙Pを供給する各給紙カセット装
置から、感光体10上の転写剥離チャ−ジャ14と対向
する転写位置10aに至る間には、夫々第1乃至第5の
搬送経路33a〜33eが形成されている。各搬送経路
33a〜33e上には、搬送手段であり、サイドカセッ
ト装置18、大容量カセット装置5、第1乃至第3の給
紙カセット装置7a〜7cから夫々用紙Pを取り出す第
1乃至第5のピックアップロ−ラ34a〜34e、及び
取り出された用紙Pを分離搬送する第1乃至第5の分離
搬送ロ−ラ36a〜36e並びに第1乃至第3の搬送伝
達ロ−ラ37a〜37cが設けられている。
【0019】又装置本体1内には、レジストローラ24
を経て、感光体10にてトナー像を転写された用紙P
を、搬送ベルト26にてヒートローラ27a及びプレス
ローラ27bからなる一対の定着ローラ27に搬送し、
搬送ローラ19、排紙ローラ28を経て排紙トレイ9に
導く、メイン搬送路22が形成されている。
【0020】更にメイン搬送路22の排紙ローラ28上
流には、定着終了後の用紙Pを、そのまま排紙するか、
或いは両面コピー或いは多重コピーの為に再度転写位置
10aに搬送するかを振り分けるための第1のゲ−ト2
9が設けられている。
【0021】即ち、第1のゲート29から転写位置10
aに達する迄の間には、搬送手段であり、用紙Pを挿通
するガイド板42からなる再搬送装置4bが設けられ、
第2のゲート31にて、用紙集積部4aに用紙Pを搬送
している。
【0022】再搬送装置4b中には矯正手段であり、従
動ローラ43及び、この従動ローラ43に圧接され、固
定の駆動ローラ44及び揺動可能な補正ローラ46間に
張設され、ガイド板42と共に用紙をガイドする矯正ベ
ルトであるデカーラベルト47からなる矯正装置48が
設けられている。
【0023】ここで補正ローラ46は、駆動ローラ44
の中心44aと補正ローラ46の中心46aを結ぶ線l
が矢印xで示す用紙搬送方向と平行になる位置[A]を
基準位置として、以下の様に移動される。
【0024】即ち、補正ローラ46両端には、フレーム
(図示せず)に形成されるガイドスリット内をスライド
する軸受けブッシュ46aが取着されている。一方50
は矯正装置48による用紙Pの挾持角度を調整する調整
手段であり、装置本体1の制御を行う制御装置100に
より駆動制御されるパルスモータ51及びこのパルスモ
ータ51によりギア52aを介して駆動される偏心カム
52を有している。そして、制御装置100の記憶手段
である第1のメモリ101a内には、表1に示すよう
に、操作パネル(図示せず)上のテンキー70からの入
力に対応する補正ローラの調整値が記憶され、第2のメ
モリ101b内には、図4に示すように、矯正装置48
を通過する用紙Pの部位に対応して、用紙Pの中央部に
比し先端部及び後端部のカール補正量が大きくなる様に
補正ローラ46を移動させる、補正ローラ46の調整値
である調整パターンが記憶されている。
【0025】
【表1】
【0026】尚テンキー70から5を入力する事により
選択される基準位置[A]は、厚さ80〜90μmの普
通紙のカール補正を、その先端部及び後端部においても
良好に行える位置に設定されている。従って、用紙Pの
厚さ及び材質により特定される紙質に応じて、前記普通
紙に比しカールを補正しにくい場合には、基準位置
[A]に比し用紙Pの挾持角度が大きくなるよう、テン
キ−70からの6以上の数値のキーインにより補正ロー
ラ46を+方向にスライドさせる一方、前記普通紙に比
しカール補正が容易である場合には、基準位置[A]に
比し用紙Pの挾持角度を小さくする様テンキー70から
の0〜4の数値のキーインにより補正ローラ46を−方
向にスライドさせ、用紙Pの材質に応じてより適正なカ
ール補正を行う事となる。
【0027】そして、用紙Pの材質に応じたテンキー7
0からのキーインにより第1のメモリ101a内より補
正ローラ46の調整値が選択されると、これに応じて制
御装置100によりパルスモータ51は所定数回転さ
れ、偏心カム52を介して、補正ローラ46を選択され
た位置にスライド移動する事となる。更にこの様な状態
において、用紙Pが矯正装置48を通過する間、制御装
置100は、用紙Pの部位に対応して第2のメモリ10
1bに記憶される図4に示される調整パターンに応じ
て、偏心カム52を回転する事となる。尚、53は、偏
心カム52に取着されるスイッチレバー52bを検知す
るレバー位置検知スイッチであり、補正ローラ46の基
準位置[A]へのイニシャライズ時にスイッチレバー5
2bにてスイッチングされる。
【0028】一方、矯正装置48にあっては、スプリン
グ56により軸受けブッシュ46aが常時偏心カム52
に当接され、偏心カム52の回転に従い、補正ローラ4
6がガイドスリット(図示せず)に沿って移動される様
になっている。
【0029】又装置本体1上面の図示しない操作パネル
の表示部75には、補正ローラ46が、基準位置[A]
を中心に+方向或いは、−方向のいずれにスライドされ
ているかが表示されている。
【0030】更に自動原稿送り装置6は、原稿トレイ6
0からピックアップロ−ラ61a、さばきロ−ラ61
b、アライニングロ−ラ61cを経て搬送された原稿
を、ベルトロ−ラ62間に掛け渡される搬送ベルト63
により原稿台30上に供給し、コピ−終了後搬送ベルト
63により反転ロ−ラ64a及び排紙ロ−ラ64bを介
し排紙部68側に排出するものである。
【0031】又、図5は、装置本体1の制御系を示すブ
ロック図を示し、装置本体1全体を制御すると共に、自
動原稿送り装置6を制御する制御装置100の入力側に
は、入力インタフェース102を介し操作パネル(図示
せず)上のテンキー70や図示しないプリントキー或い
は片面コピー、多重コピー、両面コピー等のコピーモー
ドを指定するモード切り替えキー、等各種設定キー7
1、更にメイン搬送路22等の用紙搬送路中の用紙検出
センサ72、自動露光センサ(以下AESと称する。)
73、偏心カム52位置を検知するレバー位置検知スイ
ッチ53、自動原稿送り装置6の各種センサ74等が接
続されている。
【0032】一方制御装置100の出力側には、出力イ
ンタフェース103を介し操作パネル(図示せず)上の
表示部75、感光体10やデカーラベルトを含む各種ロ
ーラ等を駆動するモータ(図示せず)の各種ドライバ7
6、矯正装置48の補正ローラ46を移動する為のパル
スモータ51、帯電剥離チャージャ14等各チャージャ
や除電装置17、自動原稿送り装置6のピックアップロ
ーラ61aや搬送ベルト63等を駆動する各種ドライバ
77が接続されている。
【0033】更に制御装置100には、第1及び第2の
メモリ101a、101bが接続されている。
【0034】次に作用について説明する。コピ−開始
時、図示しない操作パネル上より用紙サイズ、コピ−部
数、コピ−倍率、コピーモード等必要な画像形成条件を
入力し、更に用紙Pの材質に応じて補正ローラ46を適
性位置に移動するようテンキー70にて、補正ローラ4
6の位置を設定した後、自動原稿送り装置6の原稿トレ
イ60、あるいは直接原稿台30に原稿をセットし、コ
ピ−キ−(図示せず)をオンしコピ−を開始する。
【0035】ここでテンキー70からのキーインによる
矯正装置48の調整について図6に示すフローチャート
を参照して説明する。装置本体1のメインスイッチ(図
示せず)をオンすると補正ローラ46のイニシャライズ
動作のため、ステップ120にてパルスモータ51が回
転され偏心カム52が回転される。次いでステップ12
1にて、レバー位置検知スイッチ53によりスイッチレ
バー52bが検知されると、ステップ122にてパルス
モータ51を停止し、イニシャライズ操作を終了し、補
正ローラ46は基準位置[A]にイニシャライズされ
る。
【0036】この後コピー条件設定時に、矯正装置48
の調整のためにステップ123にてテンキー70よりキ
ーインされると、ステップ124にて第1のメモリ10
1a内の、キーインされた数値に対応する任意の補正ロ
ーラ46位置が選択され、制御装置100にパルスモー
タ51の回転の方向及びステップ数が読み込まれる。次
いでステップ126に進み、制御装置100によりパル
スモータ51が回転され、更にステップ127にて、パ
ルスモータ51の回転が所定のステップ数に達した旨を
検知し、矯正装置48の調整操作を終了する。
【0037】これにより、補正ローラ46は、偏心カム
52を介しガイドスリット(図示せず)に沿って適性位
置にスライド移動される。更にこの補正ロータ46の移
動位置は順次マイコンにより認識され、表示部75に
は、最後に選択された移動位置が表示される事となる。
【0038】この様に矯正装置48が調整された状態に
おいて、コピーが開始されると、画像形成手段2、自動
原稿送り装置6、給紙ユニット7等が駆動され、定着ロ
−ラ27にあっては、ヒ−トロ−ラ27aの加熱が開始
され、更に自動原稿送り装置6より原稿を供給する場合
には、ピックアップロ−ラ61a、さばきロ−ラ61
b、アライニングロ−ラ61cを経て搬送ベルト63に
より原稿が原稿台30に載置される。
【0039】一方、装置本体1にあっては、感光体10
がその回転に従い画像形成手段2により順次、帯電、露
光、現像の各工程を実施され、その表面にトナ−像を形
成され、転写剥離チャ−ジャ14に達する。
【0040】これと同期して、設定された用紙サイズに
応じて、第1乃至第3の給紙カセット装置7a〜7c、
サイドカセット18、手差しトレイ18aあるいは大容
量カセット装置5のいずれかから供給された用紙Pは、
感光体10上のトナ−像と先端が揃うタイミングで感光
体10と転写剥離チャ−ジャ14との間の転写位置10
aに送られ、感光体10上のトナ−像を転写され、感光
体10より剥離された後搬送ベルト26により定着ロ−
ラ27間に挿通され画像を定着される。
【0041】この後用紙は、片面のみの通常コピーであ
る場合には排紙ロ−ラ28に搬送され排紙トレイ9に集
積される一方、コピーモードが両面コピ−或いは多重コ
ピーに設定されている場合には、片面の定着終了後、第
1のゲ−ト29により自動両面装置4側に振り分けられ
る事となる。
【0042】尚、転写終了後感光体10は、クリ−ニン
グ装置16、除電装置17を経て次のコピ−可能とされ
る。
【0043】そして片面コピーの定着終了後、両面コピ
ー或いは多重コピーのため、再搬送装置4b側に振り分
けられた用紙Pは、紙カールされた状態でガイド板42
内を搬送されるが、矯正装置48に達し、従動ローラ4
3及びデカーラベルト47間を挾持搬送される間に紙カ
ールを補正される。この後用紙Pは、用紙集積部4aに
一旦集積された後レジストローラ24方向に再度搬送さ
れる。
【0044】但し、このとき矯正装置48は、制御装置
100により、第2のメモリ101bに記憶される用紙
Pの部位に対応する調整パターンに従う制御も受けてお
り、例えば任意の用紙Pのカール補正のためにテンキー
70より[11]を入力し、補正ローラ46を基準位置
[A]から+3.0mmスライドした状態において、図
7の直線Bに示すように、搬送路中の用紙検出センサー
72により検出される用紙Pの部位に対応して、コピー
毎に、紙カールの強い先端部及び後端部にあっては補正
ローラ46を基準位置[A]から+3.0mmの位置に
保持した状態でカール補正を行うものの、紙カールの弱
い中央部にあっては補正ローラ46を[A]から+1.
0mmの位置に移動して、用紙P1の挾持角度を、先端
部及び後端部に比し小さくし、カール補正量を小さくし
ている。尚、同質の用紙P1であっても、カール補正の
ため、テンキー70より[10]を入力し、補正ローラ
46を基準位置[A]から+2.5mmスライドした場
合には、図7の点線Cに示す様に、補正ローラ46が位
置調整される。
【0045】そしてこの様に調整される矯正装置48を
通過して紙カールを補正された用紙Pは、用紙集積部4
aにスムースに集積された後レジストローラ24方向に
再度搬送される事となる。又この間、自動原稿送り装置
6にあっては、裏面コピーのための原稿が原稿台30に
供給され、装置本体1にあっては、感光体10上に裏面
原稿画像に応じたトナー像が形成される。
【0046】従ってこの感光体10上のトナー像と同期
するよう、用紙集積部4aより用紙Pが感光体10上の
転写位置10aに再搬送されるが、この時、用紙Pは矯
正装置48にてカールを確実に補正されており、先端が
転写剥離チャージャ14に入り込んだり、或いは剥離ミ
スを生じる等の搬送不良を生じる事がなく、又、再転写
時、紙カールが残っているために生じる転写不良によ
り、用紙Pの先端部及び後端部で画像抜けを生じること
もなく、良好な再転写工程を得られる。
【0047】この後用紙Pは搬送ベルト26にて再度定
着ローラ27に搬送されるが、この時も、先行する定着
時に生じたカールの影響を受ける事なく良好に定着、剥
離された後、排紙ロ−ラ28により排紙トレイ9に集積
されコピー操作を終了する。
【0048】尚、モード切り替えキー(図示せず)にて
指定されたコピーモードが多重コピーである場合は、矯
正装置48を通過しカール補正された用紙Pは、用紙集
積部4aに集積される事無く第2のゲート31を通過
し、レジストローラ24を経て転写位置に搬送され、用
紙Pの同一面に多重コピーが成される事となるが、この
場合においても矯正装置48により、用紙Pはその全面
にわたり紙カールを補正されており、用紙の搬送不良や
転写不良による画像抜けを生じる事無く良好な画像を得
られる。
【0049】この様に構成すれば、用紙Pの材質に応じ
て補正ローラ46位置を適性位置に設定すると共に、各
コピー毎に、紙カールの強い用紙Pの先端部及び後端部
においてはカール補正量を大きくする一方、紙カールの
弱い用紙Pの中央部においてはカール補正量を小さくす
るよう、更に補正ローラ46の位置調整を行う事によ
り、両面コピーや多重コピーにおいて、用紙集積部4a
への用紙Pの集積をスムースに行えると共に、再搬送時
の搬送不良を生じる事がなく、更に特に紙カールのつよ
い用紙先端部及び後端部に生じていた再転写時の画像抜
けを確実に防止出来、良好な画像を得られ装置の信頼性
を向上する。しかも補正ローラ46の移動操作は、継続
中のコピー操作を中断する事なく、コピー条件設定時
に、テンキー70より補正ローラ46の移動位置に対応
する数字をキーインするのみで極めて容易に行うことが
出来る。
【0050】次に本発明の第2の実施の形態を図8及び
図9を参照して説明する。尚この第2の実施の形態は、
前述の第1の実施の形態において、AESにて検知され
る原稿画像の画像濃度に対応するよう、画像濃度に基ず
く補正ローラ46の相対的な適性位置を記憶する第3の
メモリ(図示せず)を更に設け、矯正装置48によるカ
ール補正時、補正ローラ46を移動調整する際、第1の
実施の形態における紙質及び用紙の部位に基ずく調整に
加え、更に画像濃度に応じた調整を加味するものであ
り、他は第1の実施の形態と同一である事から、同一部
分については同一符号を用い、その説明を省略する。
【0051】即ち、露光時、AESにて検出された原稿
画像(図示せず)の画像濃度が、図8に示すような場
合、(但しAES出力がV1以上であれば濃い原稿、V
2以下であればうすい原稿と判断する。)領域s、t、
uにあっては、画像濃度が高いため、他の領域に比し多
量のトナーを定着しなければならず、温度上昇が大きい
事から、紙カールが増大されるので、矯正装置48にお
いては、第1の実施の形態の図8に示す補正ローラ46
の調整に更に、図9に示すように領域s、t、uにてカ
ール補正量を増大するよう、補正ローラ46を画像濃度
に対応して調整するものである。
【0052】この様に構成すれば、用紙Pの材質に応じ
て補正ローラ46位置を適性位置に設定すると共に、各
コピー毎の、用紙Pの部位に応じた補正ローラ46の位
置調整に加え、画像濃度に応じた調整を行う事により、
トナー量の増大により、定着時のカール量が増大される
高画像濃度部にあっては、カール補正量も増大されるの
で、画像濃度の変化にかかわらず用紙P全面にわたりほ
ぼ均一にカール補正を実施でき、特に両面コピー及び多
重コピーにおいて、用紙集積部4aへの用紙Pの集積及
びその後の用紙Pの搬送をスムースに行え、更に再転写
時に紙カールの強い高画像濃度部にて生じていた画像抜
けを確実に防止出来、画像抜けの無い良好な画像を得ら
れ装置の信頼性が向上される。しかも補正ローラ46の
スライド操作は、コピー条件設定時に、テンキー70よ
り補正ローラ46のスライド位置に対応する数字をキー
インするのみで、後はAESからの画像濃度変化を読み
取るのみで極めて容易に行うことが出来る。
【0053】次に本発明の第3の実施の形態を図10を
参照して説明する。尚この第3の実施の形態は、前述の
第1の実施の形態において、ゲート29から排紙部に達
する迄の間に、用紙Pに逆カールを生じさせるための第
2の矯正装置(図示せず)を設け、定着終了後の用紙の
搬送先に応じて適正なカール補正量を得るために、更
に、第2の矯正装置(図示せず)を通過する用紙Pの部
位に対応して第2の補正ローラ(図示せず)を移動調整
する為のパターンを記憶する第4のメモリ(図示せず)
を設けるものである。尚その他は第1の実施の形態と同
一である事から、同一部分については同一符号を用い、
その説明を省略する。
【0054】即ち、定着ローラ27を通過する用紙は、 (1)片面コピーを終了し、次に両面コピー或いは多重
コピーを行うもの。
【0055】(2)両面コピーを終了し、排紙トレイ又
はソータに排出されるもの。
【0056】(3)片面コピーを終了し、排紙トレイ又
はソータに排出されるもの。
【0057】の3種類に分類される。
【0058】従って、これ等に対応して補正ローラ46
或いは第2の補正ローラ(図示せず)の調整を行うもの
であり、特に(1)にあっては、第1の実施の形態での
べた様に両面コピー或いは多重コピーを行う場合に、紙
カールの強い用紙P先端部及び後端部にて画像抜けを生
じないよう、先端部及び後端部のカール補正量を大きく
する図10の直線Dで示す調整パターンに沿って補正ロ
ーラ46を調整するものである。
【0059】又(2)、(3)の場合は、いずれも排紙
トレイ或いはソータのビンに用紙Pをスムースに排出、
積載されるように、排出前に用紙P全体に逆カールを発
生するよう、第2の補正ローラ(図示せず)を調整する
ものであり、排紙トレイ9上に排紙する場合は、用紙P
全面に均一な逆カールを生じるよう図10点線Eで示す
調整パターンに沿って第2の補正ローラ(図示せず)を
調整する一方、ソータービンに排紙する場合は、ソータ
ビン内にて用紙Pを整位し積載量をより増大するため、
用紙P先端部及び後端部が跳ねない様、用紙P先端部及
び後端部の逆カールを強くする図10の2点鎖線Fで示
す調整パターンに沿って第2の補正ローラ(図示せず)
を調整するものである。
【0060】この様に構成すれば、用紙Pの材質及び部
位に応じて補正ローラ46位置を適性位置に移動すると
共に、定着終了後の用紙の搬送先に応じて補正ローラ4
6或いは第2の補正ローラ(図示せず)をより適正に位
置調整出来る。従って、再度転写工程を行う場合には、
用紙Pの部位にかかわらず全面にわたりほぼ均一にカー
ル補正を実施出来、用紙Pの搬送をスムースに行うと共
に、特に再転写時に画像抜けを生じる事無く良好な画像
を得られ、置の信頼性向上を図れる一方、排紙を行う場
合には、用紙に逆カールを付与する事により、排紙部に
て用紙P端部が跳ね上がり後続の排紙を妨げる事がな
く、排紙部にて積載される用紙を良好に整位出来、その
積載量の増大を図れると共に、排紙後の用紙Pの取扱い
もスムースになる。
【0061】尚、本発明は上記実施の形態に限られるも
のでは無く、その趣旨を変えない範囲での変更が可能で
あり、例えば矯正手段の設置位置は任意であり、定着手
段通過後であって排紙側或いは再搬送側に振り分けるゲ
ートに達する迄の間に設ける事により、そのまま排紙さ
れる用紙及び再搬送される用紙のいずれも単一の矯正手
段にてカール補正を行うようにしても良い。更にカール
補正をよりきめ細かに実施するため、片面コピー時の原
稿濃度及び矯正手段の調整データをメモリに記憶してお
き、両面定着終了後のカール補正時に、新たな調整デー
タに更に片面コピー時の調整データを加味して、矯正手
段を調整する等しても良い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
着終了後に、用紙を挾持搬送して用紙に生じた変形を矯
正する矯正手段を、用紙の材質或いは用紙の部位、さら
には画像濃度或いは定着後の搬送先に応じて、より適性
に調整する事により、特に同一用紙に複数回画像形成す
る場合にあっては、定着終了後再度トナー像を転写する
までの用紙の搬送をスムースに行え紙詰まり防止を図れ
ると共に、再転写を行う際の画像抜けを確実に防止出
来、良好な画像を得られ装置の信頼性を向上出来る。
【0063】又、定着終了後の排紙時には、矯正手段の
調整により用紙端部の跳ね上がりを防止する事により、
排紙トレイ或いはソータビンへの排出がスムースに為さ
れ、排紙された用紙が良好に整位される事から、排出
後、用紙の取り扱いが容易となり、操作性が向上される
と共に、特に容量の小さいソータービンにおいては、用
紙収容量の増大を図れ性能も向上される。
【0064】しかも矯正手段の調整は、継続中の操作を
中断する事なく、用紙の特性に応じて、予め制御手段に
記憶される条件を選択するのみで極めて容易に行うこと
が出来、操作性を損なう事もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置を示
す概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の矯正装置を示す概
略斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の矯正装置の調整時
を示す概略説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第2のメモリに記
憶される補正ローラの調整パターンを示すグラフであ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態の制御系を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の補正ローラの調整
操作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態のカール補正をする
場合の補正ローラ位置を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施の形態のAESにより検知
された画像濃度を示すグラフである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の画像濃度を加味し
てカール補正をする場合の補正ローラのスライドパター
ンを示すグラフである。
【図10】本発明の第3の実施の形態の第4のメモリに
記憶される補正ローラの調整パターンを示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…装置本体 4a…用紙集積部 4b…再搬送装置 10…感光体 27…定着ローラ 43…従動ローラ 46…補正ローラ 47…デカーラベルト 48…矯正装置 51…パルスモータ 52…偏心カム 52b…スイッチレバー 53…レバー位置検知スイッチ 70…テンキー 72…用紙検出センサ 73…AES 75…表示部 100…制御装置 101a…第1のメモリ 101b…第2のメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、前記用紙の特性に応じて、前記矯正手段によ
    る前記用紙の挾持角度を調整する調整手段とを具備する
    事を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、予め設定された前記矯正手段の調整値を複数
    記憶する記憶手段を有し、前記定着手段を通過した前記
    用紙の特性に応じて前記記憶手段より任意の調整値を選
    択し、前記矯正手段による前記用紙の挾持角度を調整す
    る調整手段とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、前記用紙の紙質に基ずき予め設定された前記
    矯正手段の調整値を複数記憶する記憶手段を有し、前記
    用紙の紙質に応じて前記記憶手段より任意の調整値を選
    択し、前記矯正手段による前記用紙の挾持角度を調整す
    る調整手段とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、この矯正手段を通過する前記用紙の部位を識
    別する部位識別手段と、前記用紙の部位に基ずき予め設
    定された前記矯正手段の調整値を複数記憶する記憶手段
    を有し、前記部位識別手段による識別結果に応じて前記
    記憶手段より任意の調整値を順次選択し、前記矯正手段
    を通過する前記用紙の挾持角度を順次調整する調整手段
    とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、前記用紙上の前記現像画像の画像濃度を識別
    する濃度識別手段と、前記現像剤像の画像濃度に基ずき
    予め設定された前記矯正手段の調整値を複数記憶する記
    憶手段を有し、前記濃度識別手段による識別結果に応じ
    て前記記憶手段より任意の調整値を順次選択し、前記矯
    正手段を通過する前記用紙の挾持角度を順次調整する調
    整手段とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成手段を有する装置本体にて前記
    画像形成手段により像担持体上に形成された現像剤像を
    用紙に転写する転写手段と、この転写手段により前記現
    像剤像を転写された前記用紙を加熱加圧することによ
    り、前記用紙上に前記現像剤像を定着させる定着手段
    と、この定着手段を通過した前記用紙を挾持搬送し、前
    記用紙に生じた変型を矯正した後所定方向に搬送する矯
    正手段と、この矯正手段による矯正後に前記用紙が搬送
    される前記所定方向を識別する搬送方向識別手段と、矯
    正後に前記用紙が搬送される任意の所定方向に基ずき予
    め設定された前記矯正手段の調整値を複数記憶する記憶
    手段を有し、前記搬送方向識別手段による識別結果に応
    じて前記記憶手段より任意の調整値を選択し、前記矯正
    手段による前記用紙の挾持角度を調整する調整手段とを
    具備する事を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラ
    と補正ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前
    記従動ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを
    有し、調整手段が、記憶手段より選択された任意の調整
    値に応じて前記補正ローラを移動する事により前記用紙
    の挾持角度を調整する事を特徴とする請求項1乃至請求
    項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラ
    と補正ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前
    記従動ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを
    有し、調整手段が、前記矯正ベルトを前記従動ローラ側
    に付勢する様前記補正ローラを付勢する付勢手段と、前
    記矯正ベルトを前記従動ローラから離間する様前記付勢
    手段に抗して前記補正ローラ位置を移動する偏心カム
    と、記憶手段より選択された任意の調整値に応じて前記
    偏心カムを駆動する駆動手段を有する事を特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 矯正手段が、従動ローラと、駆動ローラ
    と補正ローラ間に掛け渡され前記従動ローラに圧接し前
    記従動ローラと共に用紙を挾持搬送する矯正ベルトとを
    有し、調整手段が、前記矯正ベルトを前記従動ローラ側
    に付勢する様前記補正ローラを付勢する付勢手段と、前
    記矯正ベルトを前記従動ローラから離間する様前記付勢
    手段に抗して前記補正ローラ位置を移動する偏心カム
    と、装置本体に設けられる入力手段からの入力信号によ
    り記憶手段より選択された任意の調整値に応じて前記偏
    心カムを駆動する駆動手段を有する事を特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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