JP2972026B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2972026B2
JP2972026B2 JP4153086A JP15308692A JP2972026B2 JP 2972026 B2 JP2972026 B2 JP 2972026B2 JP 4153086 A JP4153086 A JP 4153086A JP 15308692 A JP15308692 A JP 15308692A JP 2972026 B2 JP2972026 B2 JP 2972026B2
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昭弘 柏原
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真記録方式或いは
静電記録方式を採用する画像形成装置に係り、特にシー
トの両面若しくは片面に重ねて画像を形成する画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1枚のシートの両面に画像を形成
する両面モード、或いは同一面に複数の画像を重ねて形
成する多重モードを備えた複写機等の画像形成装置が種
々開発され、実用化されている。
【0003】例えば、図4に示す複写機において、シー
ト給送部101 より画像形成部102 にシートPを給送し、
画像形成部102 によって転写された画像を定着部103 に
よって定着する。そして、上記シートPはシート排出部
104 によって装置外に排出されるか、若しくは再給紙シ
ート誘導部105 に搬送されて、シートPの再給紙を行う
ための中間トレイ106 に導かれる。この中間トレイ106
に一時的に積載されたシートPは、再度前記画像形成部
102 に給送されて画像が転写され、定着部103,シート
排出部104 を経て装置外に排出される。
【0004】また原稿は、複写機上面のプラテンガラス
上に搭載された自動原稿給送装置107 によって順次給送
されて、画像が読み取られると給送部に再度排出される
ように構成されている。
【0005】上記複写機において、例えば両面モードが
選択された場合、一度画像形成部102 で画像形成された
シートPは、定着部103 で画像を定着されるとそのまま
排出されずに、再給紙シート誘導部105 によって反転さ
せて中間トレイ106 に積載収容され、所定枚数収容され
たところで、1 枚ずつ分離給送され、再度画像形成部10
2 に搬送される。そして、前記自動原稿給送装置107 に
よって次の原稿がプラテンガラスに給送されると、裏面
側に画像が形成され定着部103 ,シート排出部104 を経
て装置外に排出される。
【0006】また上記中間トレイ106 に積載収容された
シートPを1枚ずつ分離給送する方法には、シート先端
に爪部を引っ掛けてシートPの弾性により分離する爪分
離方式や、摩擦パッドとシートPの摩擦力により分離す
る摩擦パッド分離方式、更には図5に示すように中間ト
レイ106 のシート搬送方向下流側に、正転する搬送ロー
ラ108 と所定のトルクリミッタを介して逆方向に回転駆
動するリタードローラ109 を配置して、給送された複数
のシートPのうち搬送ローラ108 側のシートPのみを給
送するリタード分離方式等がある。
【0007】また両面再給紙の方式としては、中間トレ
イ106 上にシートPをすべて積載してから、上方部分の
シートPより1 枚ずつ分離給送する上分離方式と、一度
画像形成したシートPを中間トレイ106 上に順次積載
し、積載されたシートPのうち最下部より1枚ずつ分離
給送する下分離方式に大別される。上記下分離方式は、
シートPが積載されている間に最下部のシートPを再給
紙できるため稼動効率が良く、生産性が求められている
今日では、上分離方式より採用の機会が多い。
【0008】上記下分離方式による給紙動作を図5を参
照して説明する。図5(a)に示すように、シートスト
ッパ110 に沿って中間トレイ106 に排出されたシートP
は、図5(b)に示すように半月状の給送ローラ111 に
よって最下位のシートPより下流側に給送される。そし
て、正転する搬送ローラ108 と従動回転するリタードロ
ーラ109 とのニップ部nに給送され、複数枚のシートP
がニップ部nに給送された場合には、図5(c)に示す
ように、リタードローラ109 を逆転駆動させて最下位の
シートPのみが分離搬送される。上記シートPは搬送ロ
ーラ対112 によって前記画像形成部102 に搬送される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に示すように、複数枚のシートPがニップnに給
送された場合には、最下位より2番目のシートPもニッ
プ部nに挟持されているため、上記2番目のシートPの
ニップ部nに対応する部分が最下位のシートPに押し付
けられながら摺擦される。仮にシートPの画像面が上向
き(両面複写の場合)の場合、2番目のシートPの裏側
のニップ部が部分的に汚れてしまう。
【0013】上記シート間に生ずる汚れについて図6に
示す模式図を参照して説明する。図6(a)は両面複写
の場合の再給紙時の搬送動作を示すものであり、前述し
たようにシートPをニップ部nで分離しながら最下位の
1枚のみを搬送すると、図6(b)に示すように、斜線
部がニップ部nにおいて摺擦される。この時、最下位の
シートPの現像剤粒子が剥離して2番目のシートPの先
端裏面側に付着し、最下位のシート表面から2番目のシ
ート裏面が薄く筋状に汚れてしまう。
【0014】そこで、従来の複写機では、図4に示すよ
うに、定着部103 の加圧ローラ103aにオイルを含浸さ
せた塗布フェルト113 を当接させてオイルを供給し、シ
ートPの画像面と反対面にオイルを塗布して、再給紙時
の分離搬送動作時にシート間の摺擦抵抗を減らして、現
像剤が他のシートPに移るのを防止していた。
【0015】しかしながら、装置の使用が進むにつれ
て、次第に定着部103 を通過するシートPの屑(紙粉)
が加圧ローラ103 aに付着してしまい、塗布フェルト11
3 によって供給されたオイルは紙粉に吸収されて効率的
にシートP側に供給されず、再給紙動作時にシート間の
摺擦抵抗により現像剤が他のシートPに付着して汚れが
生じたり、上記オイルによる汚れが生ずる場合があっ
た。
【0017】本発明の目的は、上記従来技術に示す課題
を解決し、シートの分離搬送時にシート間の摩擦による
汚れが生ずることなく、画像品位を維持した画像形成装
置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、画像情報に応じてシートに画像を形成する画像形成
装置において、画像形成後のシートを積載するための中
間積載部材と、前記中間積載部材に収容されたシートを
給送するための給送手段と、前記給送手段によって給送
されたシートを分離するための分離手段と、を有し、前
記給送手段と前記分離手段との間に、前記中間積載部材
に収容されたシートの先端部をくさび状に揃えて押さえ
る押さえ部材と、前記押さえ部材よりも給送方向下流側
において、回動可能に軸支され、シートを分離する補助
分離手段と、を設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用】上記手段によれば、一度画像形成を行ったシー
トを中間積載部材に収容させておき、次に給送手段によ
って最下位のシートより順次再給送を行う。この時、シ
ートの先端は、押さえ部材により下位のシートの先端が
上位のシートの先端より先に出てくるようにくさび状に
揃えられ、最下位のシートが給送手段と押さえ部材に挟
持されて下流側の分離手段に搬送される。更に前記くさ
び状に揃えられたシート先端がくずれた状態、例えば複
数枚のシートが分離手段方向に給送された場合でも、分
離手段が複数枚のシートを1枚に分離する機会を減少さ
せる補助分離手段を分離手段の上流側に設けたことで、
分離手段によるシート間の摩擦による汚れを防止するこ
とが可能となる。
【0023】
【実施例】〔第1実施例〕 次に前記手段を適用した画像形成装置の一実施例を説明
する。本実施例は画像形成装置である複写機の実施例で
あり、図1は中間トレイ周辺の構造を示す説明図、図2
はシートの分離給送動作を示す説明図、図3は複写機の
概略構成を示す断面説明図である。
【0024】先ず図3を参照して複写機の概略構成につ
いて説明する。Aは複写機本体であって、原稿の画像情
報を光学的に読み取る光学読取系1と、前記読み取った
画像情報の形成及び転写を行う画像記録系2と、転写紙
等のシートPを搬送するシート搬送系3等を有する。
【0025】またBは上記複写機本体Aより送り出され
たシートPを一端受け入れて両面記録或いは多重記録等
の後処理を施すために保持するペディスタルである。ま
たCは複写機本体Aの上面に形成された読取位置に原稿
を自動的に搬送する循環式のシート給送装置である。
【0026】上記複写機本体Aについて説明すると、光
学読取系1は、原稿を載置するプラテンガラス1a、光
源1b,走査ミラー1c、レンズ1d等を有する。また
画像記録系2は、図の矢印方向に回転駆動される感光ド
ラム2aの周囲に、ドラム表面を一様に帯電する高圧ユ
ニット2b、ブランク露光ユニット2c、感光ドラム2
aの表面を可視像化して現像する現像器2d、前記現像
像をシートPに転写する転写帯電器2e、感光ドラム2
aよりシートPを分離する分離帯電器2f、画像転写後
のドラム面に残留した現像剤を除去するためのクリーナ
2g等が配設されている。
【0027】またシート搬送系3は、複数枚のシートP
を収納したカセット3a,3bから前記シートPを給送
する給送ローラ3c,3d、手差し口にセットされたシ
ートPを給送する給送ローラ3e、前記シートPを正確
なタイミングをもって上記画像記録系2に搬送するレジ
ストローラ対3f、画像転写後のシートPを定着側に搬
送する搬送ベルト3g、前記シートPに転写された転写
画像を熱圧着により定着させる定着器3h、定着後のシ
ートPをペディスタルB若しくは図示しないソータに送
り出す排出ローラ3i等が配設されている。
【0028】次にペディスタルBの構成について説明す
る。上記ペディスタルBは、上述したように、複写機本
体Aより送り出されたシートPを一旦受け入れて後処理
を行うために保持するものであり、複写機本体Aより切
り離すことができ、2000枚のシートPを収容するデッキ
4及び一度記録が行われたシートPを積載する中間積載
部材である中間トレイ5を有している。上記デッキ4は
給送ローラ4a及びリフタ4bを装備しており、上下方
向に移動可能なリフタ4bに積載された最上位のシート
Pより給送ローラ4aによって給送するものである。
【0029】また6は両面記録側若しくは多重記録側の
搬送経路と排出側経路との切り換えを行うためのフラッ
パであり、7a,7b,7c,7dはシートPを中間ト
レイ5に搬送する搬送ローラ対である。
【0030】また8a,8b,8cは両面記録用搬送路
であり、シートPは矢印a方向に搬送され画像面を上に
して中間トレイ5に排出される。また8d,8e,8f
は多重記録用搬送路であり、シートPは矢印b方向に搬
送され画像面を下にして中間トレイ5に排出される。9
a,9b,9cは上記両面記録用搬送路8a,8b,8
cに設けられたフラッパであり、シートPを上記両面記
録用搬送路8a,8b,8c若しくは多重記録用搬送路
8d,8e,8fに選択的に導くものである。
【0031】10は前記中間トレイ5に排出されたシート
Pを押さえるための押さえ部材であり、11は給送手段で
ある半月状の給送ローラであって、前記中間トレイ5上
に積載収容されたシートPを給送するものである。12
a,12bは分離手段である搬送ローラ及びリタードロー
ラであり、上記給送ローラ11により給送されたシートP
を1枚ずつ分離搬送するものである。13は上記搬送ロー
ラ12a及びリタードローラ12bによって分離搬送された
シートPをレジストローラ対3fに導くための搬送路で
ある。
【0032】次に前記シート給送装置Cについて説明す
ると、複写機本体Aの上面に設けられたプラテンガラス
1aにシート原稿を給送するものである。14はシート原
稿を積載するための積載トレイであって、この積載トレ
イ14に積載されたシート原稿は最下位のものから給送ロ
ーラ15によって給送され、分離搬送ローラ16a及び分離
ベルト16bによって1枚ずつ分離搬送される。そして、
上記シート原稿はレジストローラ対17及び搬送ベルト18
によってプラテンガラス1a上の読取位置に搬送され、
前述した光学読取系1によって画像が読み取られる。
【0033】画像読取後のシート原稿は、搬送ベルト18
を逆転駆動させて搬送大ローラ19、排出ローラ対20を経
て積載トレイ14上の最上位のシート原稿上に排出され
る。上記シート原稿は、予め最上位のシート原稿上に載
置されたリサイクルレバー21が自重によって落下するこ
とにより原稿の一巡を検知することができる。
【0034】次に図1及び図2を参照して前記中間トレ
イ5周辺の構造について詳述する。複写機本体Aによっ
て一度画像形成されたシートPは、ペディスタルBのフ
ラッパ6によって両面若しくは多重記録用の搬送経路に
導かれ、搬送ローラ対7a,7b,7c,7d或いはフ
ラッパ9a,9b,9cを介して中間トレイ5上に排出
される。22a,22bは可動フェンスであって、上記中間
トレイ5上に排出されたシートPは、この可動フェンス
22a,22bによって幅方向に位置を揃えられる。
【0035】23は積載補助ローラであって、上記中間ト
レイ5上に排出されたシートPを順次下流側に補助搬送
を行うものである。上記積載補助ローラ23は、発泡性ウ
レタンフォーム等が用いられており、中間トレイ5側に
移動可能なアーム23aの先端部に回動可能に支持されて
いる。前記押さえ部材10は、上記積載補助ローラ23によ
って補助搬送されるシートPの先端部を給送方向にくさ
び状に揃えて給送ローラ11に押さえる。上記押さえ部材
10は、回動軸10bを中心に回動可能に支持されており、
バネ24によって付勢されて先端部10aが中間トレイ5に
圧接している。また上記押さえ部材10の一部10cはソレ
ノイド25と連結しており、上記ソレノイド25に所定の信
号が入力されるとON状態となり、上記バネ24の付勢力
に抗して押さえ部材10を中間トレイ5より引き上げる。
この状態では、上記押さえ部材24の先端10aは中間トレ
イ5より隙間tだけ離間しており、シートPが通過する
ことが可能になっている。
【0036】26a,26bは検知レバー及びフォトインタ
ラプタであり、上記中間トレイ5上に排出されたシート
Pを検知するものであり、この検知信号によって上記ソ
レノイド25の動作を制御するものである。
【0037】前記押さえ部材10の先端10aと対向する位
置に配置された給送ローラ11は、中間トレイ5に設けら
れた開口部を介してシートPと接するように構成されて
いる。また前記給送ローラ11と搬送ローラ12a及びリタ
ードローラ12bとの間には、補助分離手段である補助分
離部材27が設けられている。この補助分離部材27の一端
は前記押さえ部材10の回動軸10bに回動可能に支持され
ており、他端は断面L字状に折り曲げられて中間トレイ
5上に当接している。前記積載補助ローラ23によって搬
送されたシートPは、先端部を補助分離部材27に突き当
てられて停止する。
【0038】また上記搬送ローラ12a及びリタードロー
ラ12bと搬送ローラ対28の間には、シートPを検知する
ための検知レバー29a及びフォトインタラプタ29bが設
けられており、上記シートPが正規位置に到達したか否
かを検知する。
【0039】次に上記中間トレイ5に排出されたシート
Pの給送動作について説明する。前述したように、複写
機本体Aの図示しない操作部より、両面或いは多重コピ
ーを選択し、枚数を設定してコピースタートボタンをO
Nすると、シート搬送系3よりシートPが給送され、画
像記録系2によって画像形成された後、ペディスタルB
のフラッパ6の切換動作により搬送ローラ対7a,7
b,7c,7dを介して中間トレイ5に導かれる。この
ときコピースタートボタンをONすると同時にソレノイ
ド25もONとなり、押さえ部材10は先端部10aが中間ト
レイ5より離間した状態にある。
【0040】次に1枚目のシートPは中間トレイ5上に
排出されると、可動フェンス22a,22bによって幅方向
の位置決めがなされた後、検知レバー26a,フォトイン
タラプタ26bによって検知されるとソレノイド27がOF
Fして押さえ部材10の先端部10aを中間トレイ5側に移
動させて、シートPは上記中間トレイ5と押さえ部材10
との隙間tを通過して補助分離部材27に突き当たって停
止する。
【0041】1枚目のシート先端が積載補助ローラ23よ
り押さえ部材10よりに搬送されてはじめて、アーム23a
を中間トレイ5上に移動させ、積載補助ローラ23を回転
駆動させて補助送りされ、2枚目以降のシートPは、そ
の先端が押さえ部材10に突き当たるまで補助搬送され
る。このとき、上記押さえ部材10によって下のシートP
の先端が上のシートPの先端より先に出るようにくさび
状に揃えられる。
【0042】また最下位にある1枚目のシート先端と2
枚目のシート先端どうしの距離は、2枚目と3枚目或い
はn枚目とn+1枚目(n>2)の先端どうしの距離よ
り大きく、1番下のシートPのみが突き出して積載され
ている。
【0043】次に図示しない操作部より中間トレイ5に
積載されたシートPを再給送すべくコピースタートボタ
ンを押すと、給送ローラ11は、図2の矢印方向(時計回
り方向)に回転する。このとき最下位のシートPは、給
送ローラ11と押さえ部材10に挟持されて下流側に給送さ
れるが、上記給送ローラ11が切欠部を有するDカットロ
ーラであることにより、押さえ部材10との挟持力が一定
でないことや、シート厚、温度、湿度等の環境により、
下のシートPの先端が上のシートPの先端より先に出る
ようにくさび状に揃えられた状態が崩れるおそれがあ
る。このままの状態で搬送ローラ12aとリタードローラ
12bとのニップ部にシートPが搬送されると、シート間
の摩擦による汚れが生ずるおそれがあるが、これを補助
分離部材27を設けることによって、搬送ローラ12aとリ
タードローラ12bによる分離の機会を減少させることが
できるよう、シートを分離搬送することができる。
【0044】上記補助分離部材27に係る各条件は以下の
ようにして決定される。 シートPの荷重;WP 押さえ部材先端に係る荷重;W 補助分離部材のストッパー部に係る荷重;F 給送ローラとシートの摩擦係数;μFP 補助分離部材とシートの摩擦係数;μRP シート間の摩擦係数;μPP とすると、上記給送ローラ11と押さえ部材10に挟持され
たシートPが1枚の状態において給送可能な条件は、 μFPW>μRPF+μPP(WP+W) …(1) より、 F<μFPW/μRP−μPP(WP+W)/μRP …(2)
【0045】給送ローラ11と押さえ部材10に挟持された
シートPが複数枚送られた時に、補助分離部材27が搬送
ローラ12aとリタードローラ12bによる分離の機会を減少
させることができるようにシートを分離する条件は、 μRPF>μPPF+2μPP(WP+W) …(3) より、 F>2μPP(WP+W)/(μRP−μPP) …(4) となり、即ち、上記式(3)、(4)を満たすように補
助分離部材27を設計すれば良い。
【0046】上記構成によれば、押さえ部材10によって
先端部がくさび状に揃えられたシートPの積載状態がく
ずれた状態で給送ローラ11によってシートPが複数枚リ
タードローラ12b方向に給送されても、リタードローラ
12bの手前に設けられた補助分離部材27でシートを分離
し、搬送ローラ12aとリタードローラ12bのニップ部に
複数枚のシートを送り込んで分離する機会を減少させる
ことができるため、シート間の摩擦による汚れを防止す
ることができる。
【0047】上記分離搬送されたシートPは、搬送ロー
ラ12aとリタードローラ12b、更には搬送ローラ対28,
30を経て複写機本体A内のレジストローラ対3fに搬送
され、再度画像形成が行われる。
【0052】尚、上記実施例はいわゆるリタード分離方
式を採用した装置について説明したが、ベルト分離方式
等の摩擦分離方式についても適用することが可能であ
る。
【0053】また補助分離部材のシートPを突き当てる
ストッパー部は、シート幅の全域に設ける必要はなく、
一部のみに設けることも可能である。
【0080】
【発明の効果】本発明は、給送手段によって中間積載部
材に収容されたシートの最下位のシートから給送を行う
場合、下位のシートの先端が上位のシートの先端より先
に出てくるように押さえ部材によりくさび状にシート先
端が揃えられ、最下位のシートが給送手段と押さえ部材
に挟持されて搬送される。更にくさび状態に揃えられた
シート先端がくずれた状態、例えば複数枚のシートが給
送された場合であっても、前記押さえ部材よりも給送方
向上流側に設けた補助分離手段が、前記複数枚のシート
を分離することで、該補助分離手段よりも給送方向下流
側にある分離手段によるシート分離の機会を減少させる
ことができる。これにより、シート間の摩擦による汚れ
を防止し、両面もしくは多重記録時の画像品位を維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る中間トレイ周辺の構造を示す
説明図である。
【図2】シートの分離搬送動作を示す説明図である。
【図3】複写機の概略構成を示す断面説明図である。
【図4】従来の複写機の概略構成を示す断面説明図であ
る。
【図5】従来のシートの分離搬送動作を示す説明図であ
る。
【図6】従来のシートの分離搬送部の拡大説明図であ
る。
【符号の説明】
A…複写機本体 B…ペディスタル C…シート給送装置 1…光学読取系 1a…プラテンガラス 1b…光源 1c…走査ミラー 1d…レンズ 2…画像記録系 2a…感光ドラム 2b…高圧ユニット 2c…ブランク露光ユニット 2d…現像器 2e…転写帯電器 2f…分離帯電器 2g…クリーナ 3…シート搬送系 3a,3b…カセット 3c,3d,3e,4a,11,15…給送ローラ 3f…レジストローラ対 3g,18…搬送ベルト 3h…定着器 3i…排出ローラ 4…デッキ 4b…リフタ 5…中間トレイ 6,9a,9b,9c…フラッパ 7a,7b,7c,7d…搬送ローラ対 8a,8b,8c…両面記録用搬送路 8d,8e,8f…多重記録用搬送路 10…押さえ部材 12a…搬送ローラ 12b…リタードローラ 13…搬送路 14…積載トレイ 16a…分離搬送ローラ 16b…分離ベルト 17…レジストローラ対 19…搬送大ローラ 20…排出ローラ対 21…リサイクルレバー 22a,22b…可動フェンス 23…積載補助ローラ 24…バネ 25…ソレノイド 26a,29a…検知レバー 26b,29b…フォトインタラプタ 27…補助分離部材 28,30…搬送ローラ対

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じてシートに画像を形成す
    る画像形成装置において、 画像形成後のシートを積載するための中間積載部材と、 前記中間積載部材に収容されたシートを給送するための
    給送手段と、 前記給送手段によって給送されたシートを分離するため
    の分離手段と、 を有し、 前記給送手段と前記分離手段との間に、前記中間積載部
    材に収容されたシートの先端部をくさび状に揃えて押さ
    える押さえ部材と、前記押さえ部材よりも給送方向下流
    側において、回動可能に軸支され、シートを分離する補
    助分離手段と、を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP4153086A 1992-05-21 1992-05-21 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2972026B2 (ja)

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JP4153086A JP2972026B2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 画像形成装置

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