JP2727816B2 - 中間トレイ装置 - Google Patents

中間トレイ装置

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JP2727816B2
JP2727816B2 JP3228795A JP22879591A JP2727816B2 JP 2727816 B2 JP2727816 B2 JP 2727816B2 JP 3228795 A JP3228795 A JP 3228795A JP 22879591 A JP22879591 A JP 22879591A JP 2727816 B2 JP2727816 B2 JP 2727816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動両面複写機におい
て、片面複写済み用紙を収容し、裏面の複写に向けて給
紙するための中間トレイに関し、特に、一定のサイズの
用紙を用いて両面複写を行う場合に、片面複写済み用紙
の後端部をエンドガイド部材を用いて押圧する状態で、
トレイ内での整列を行わせるように構成してなる中間ト
レイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動両面複写機等のように、用紙の両面
に画像を形成して、両面コピーを作成することができる
画像形成装置では、通常のコピーモードで片面複写済み
用紙を作成してから、その片面複写済み用紙の裏面に別
の画像を記録する手段を用いている。前記自動両面複写
機では、片面複写済み用紙を装置内部に配置した中間ト
レイに一旦収容し、該中間トレイから裏面の複写に向け
て、用紙を送り出す手段を用いている。前述したような
自動両面複写機としては、例えば、特開昭64−281
60号公報等に示されるような装置が知られている。
【0003】前記従来例に示される自動両面複写機は、
図5に示されるように構成されているもので、電子複写
機1には、電子写真方式を用いてトナー画像を形成する
感光体ドラム2と、該感光体ドラム2から用紙に画像を
転写するための転写コロトロン3等を配置している。前
記電子複写機1の内部には、用紙を収容する給紙トレイ
10を複数配置し、それぞれの給紙トレイに対して給紙
ローラ11を配置し、該給紙ローラ11により用紙を用
紙搬送路12に向けて送り出すようにする。そして、前
記用紙搬送路12に配置した搬送ローラ装置13……を
用いて、感光体ドラムからの画像転写部に向けて送り出
し、用紙の先端部を感光体ドラムに形成されるトナー画
像に対してタイミングを合わせて、画像転写部の直前部
に配置したレジローラ装置14により用紙を送り出す。
【0004】また、トナー画像が転写された用紙は、定
着装置5を通して定着され、通常のコピーの場合には、
排出ローラ7を介して排出トレイ8に向けて排出され
る。これに対して、両面コピーを作成する際には、該定
着装置5を通って定着された片面複写済み用紙は、分岐
爪6を介して戻し路15に向けて送り出され、該戻し路
に設けた搬送ローラ装置17により下部に向けて搬送さ
れ、反転ローラ装置18により切換え爪16を介して、
反転された状態で中間トレイ装置20に収容される。前
記中間トレイ装置20に収容される片面複写済み用紙
は、画像面が上向きにされており、その片面複写済み用
紙を中間トレイ装置20に設けた給紙装置により送り出
すと、裏面の白紙の部分が感光体ドラムに対応する状態
となる。
【0005】前記中間トレイ装置20では、図6に示さ
れるように、トレイ21の上部に用紙導入装置30を配
置しており、該用紙導入装置30は複数のローラ装置3
1、31a……と、切換えゲート32、32a……とを
配置している。前記切換えゲート32、32a……は、
トレイ21に挿入される用紙のサイズに対応して配置さ
れるもので、例えば、A3サイズの用紙に対しては、ゲ
ート32を開いて、ローラ装置31からトレイに向けて
排出させるようにする。同様にして、A4縦の用紙に対
してはゲート32bを介して、ローラ装置31bの部分
から排出させ、最少サイズのA4横の用紙に対しては、
ローラ装置31cから排出させるようにする。
【0006】そして、前述したようにして、ローラ装置
から排出される用紙は、トレイ21からの送り出し側に
先端部を揃えるために、図7に示されるように、該トレ
イ21の上部に斜めローラ装置26を配置し、該斜めロ
ーラ装置26により用紙を斜め送りさせ、用紙の送り出
し側先端部と基準線側の側部とを位置決めする。前述し
たようにして、前記斜めローラ装置26によりトレイ内
で整列された用紙は、該トレイの送り出し側に配置した
給紙装置の給紙装置23により、1枚ずつさばいた状態
で、裏面の複写に向けて用紙搬送路内を搬送される。そ
して、通常の複写の場合と同様に、感光体ドラムからの
トナー画像が転写され、定着装置5を通して定着され
て、両面コピーとして排出トレイに排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示されるよ
うな用紙導入装置を設けた中間トレイ装置では、多数の
ローラ装置と、ゲート部材とを、A、B系列の定形サイ
ズの用紙に対応させて配置し、前述したように、トレイ
21に向けて、各ローラ装置から排出される用紙の後端
部が、トレイ上の所定の位置に停止される。ところが、
中間トレイ装置に向けて送り込まれる片面複写済み用紙
は、定着装置を通って定着される際に、熱等の影響を受
けて、カールが発生していることが多い。したがって、
ゲート部材を介してトレイ上に収容される用紙がカール
を生じている場合には、先に収容された用紙の後端部
が、上に向けて反り返っていることがあり、そのカール
部分に後続の用紙が引っ掛かって、後の用紙を良好な状
態で収容することができないという不都合が発生するこ
とがある。
【0008】また、一般の電子複写機に使用される用紙
は、A、B系列の定形サイズの用紙のほかに、レターサ
イズ等と呼ばれるサイズの紙があり、それ等の特殊なサ
イズの用紙は、例えば、A4サイズの定形用紙とほぼ類
似するサイズのものとなっている。ところが、従来の中
間トレイ装置では、用紙導入装置によりトレイに片面複
写済み用紙を収容する際に、A4サイズの用紙とレター
サイズの用紙とは、同一のゲートを介してトレイに導入
するので、定形サイズ以外の用紙を用いる際に、先に収
容された用紙に対して、次の用紙の先端部が引っ掛かっ
たりするという問題が発生する。そして、前記トレイ内
に収容されている用紙が、正確な位置に整列されない場
合があり、裏面の複写に向けて中間トレイから給紙を行
う作用に不都合が発生するという問題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の中間ト
レイ装置の問題を解消するもので、中間トレイ装置に収
容される用紙に対して、後端部を規制するためのエンド
ガイド部材を設け、該エンドガイド部材に用紙の端部を
覆う部材を設けて、先に収容された用紙の後端部をエン
ドガイド部材により規制し、後続の用紙に対する収容性
を向上させ得る装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、一方の面に画像形成がなされた記録紙を一時的に収
容する中間トレイと、前記中間トレイの上方に設けら
れ、当該中間トレイに前記一方の面に画像形成がなされ
た記録紙を排出する排出手段と、前記中間トレイに対し
て移動可能に設けられ、前記排出手段によって排出され
当該中間トレイに載置された記録紙の後端部を規制する
とともに、当該記録紙の後端部を覆うカバー部を有する
ガイド部材と、前記排出手段によって前記中間トレイに
記録紙が排出される時に、既に前記中間トレイ上に載置
された記録紙の後端近傍に前記ガイド部材を位置させる
とともに、当該排出手段によって当該中間トレイに記録
紙が排出された後に、当該ガイド部材を当該記録紙の先
端側に向けて移動させるよう制御する移動制御手段と、
を有する中間トレイ装置である。請求項2の発明は、前
記移動制御手段は、前記排出手段によって前記中間トレ
イに記録紙が排出され、当該記録紙の先端部と反対側に
前記ガイド部材を移動した後に、当該記録紙の先端側に
向けて当該ガイド部材を移動するよう制御することを特
徴とする。請求項3の発明は、一方の面に画像形成がな
された記録紙を一時的に収容する中間トレイと、前記中
間トレイの上方に設けられ、前記一方の面に画像形成が
なされた記録紙を当該中間トレイに排出する排出手段
と、前記中間トレイに対して移動可能に設けられ、前記
排出手段によって中間トレイ上に排出された記録紙の端
部を規制するガイド部材と、前記排出手段によって前記
中間トレイに記録紙が排出される時に、当該排出手段に
よって既に当該中間トレイ上に排出された記録紙の端部
近傍に前記ガイド部材を配置するとともに、当該排出手
段によって当該中間トレイに記録紙が排出された後に、
当該ガイド部材を当該中間トレイに排出された記録紙か
ら離間する方向に移動させた後に当該中間トレイ上に排
出された記録紙に当接する方向へ移動するよう制御する
移動制御手段と、を有する中間トレイ装置である。請求
項4の発明は、前記移動制御手段は、前記排出手段によ
って前記中間トレイに記録紙が排出される時に、当該排
出手段によって排出された記録紙が前記ガイド部材の上
に載る位置に当該ガイド部材を位置させることを特徴と
する。項3に記載の中間トレイ装置。
【0011】前述したように、本発明の中間トレイにお
いては、記録紙を覆う形状のカバー部材を有するエンド
ガイドを、記録紙排出時に既にスタックされている記録
紙後端近傍に位置させるように配置している。そして、
既にスタックされている記録紙の後端に、次に収容する
記録紙の先端部が衝突することを防ぐことができる。ま
た、中間トレイから記録紙を排出する時に、記録紙の端
部近傍にエンドガイドを位置させ、かつ、記録紙排出後
に一旦離間する方向に移動させるようにしたので、既に
中間トレイに収容されている記録紙がカールしている場
合であっても、その端部が次に収容される記録紙の妨げ
になることをガイド部材が防ぐことができる。そして、
トレイに収容される記録紙の端部位置にばらつきがあっ
たとしても、確実な整合作用を行うことができる。した
がって、トレイ上での記録紙の収容性を向上させること
ができ、片面複写済み用紙が定形サイズのものでない場
合でも、その記録紙の後端部を規制する作用を良好な状
態で行うことが可能になり、中間トレイ装置内で記録紙
のカールによるジャム等を防止することができる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の中間ト
レイ装置を説明する。図1および図2に示される例は、
本発明の中間トレイ装置の構成を示すもので、中間トレ
イ装置20は一般の中間トレイと同様に、片面複写済み
用紙を収容するトレイ21の上部に用紙導入装置30を
配置し、該用紙導入装置30を、複数のローラ装置3
1、31a……と、該ローラ装置の間に配置する分岐ゲ
ート32、32a……とにより構成している。前記用紙
導入装置に設ける分岐ゲート32は、定形サイズの用紙
に対応した位置に配置されるもので、図6に示されたよ
うに、分岐ゲート32をA3サイズの用紙の縦送りに対
応させ、分岐ゲート32aはB4縦に、分岐ゲート32
bはA4縦に、ローラ装置31cからは、A4横の用紙
をそれぞれ排出させるように設定することができる。
【0013】また、前記中間トレイ装置20において
は、トレイ21の給紙側端部に給紙装置23を配置して
おり、該給紙装置は、一般の給紙トレイからの給紙手段
と同様に、給紙ローラ24と、用紙さばき機構25とを
組み合わせた装置として構成される。さらに、前記トレ
イ21の所定の位置には、斜めローラ装置26を設けて
おり、該斜めローラ装置26は、その支軸を給紙方向に
対して所定の角度傾斜させて設け、トレイ上に収容され
た用紙を、トレイの側部に設定する給紙の基準線側に向
けて斜め送りして、用紙の位置決めを行うために用いら
れる。
【0014】前記給紙装置と斜めローラ装置の他に、本
発明の中間トレイ装置20には、用紙の後端部を規制す
るために、エンドガイド部材27を設けている。前記エ
ンドガイド部材27は、トレイの下部に配置される下部
ガイド28を介して、駆動機構(図示を省略)に接続さ
れ、用紙がトレイ上に収容される都度、該エンドガイド
部材27を往復移動させて、用紙の後端部を規制するこ
とができるようにされる。また、前記エンドガイド部材
27は、図3にも示されるように、円弧状のカバー部材
27aを設けており、該カバー部材27aの突出側の先
端部は、用紙のサイズに対応させてエンドガイド部材を
停止させた状態で、その定形サイズの用紙の後端部が、
カバー部材の上に乗る位置にまで突出して形成される。
【0015】前述したように構成される本発明の中間ト
レイ装置20において、中間トレイ装置に対して片面複
写済み用紙を収容する際には、画像形成装置からの用紙
サイズの情報により、用紙導入装置30の分岐ゲートの
うちの指定されたものが、用紙をトレイに向けて案内す
る状態に設定される。そして、前記用紙導入装置30を
通って中間トレイ装置20に収容される用紙は、該当す
る分岐ゲートを介してトレイ21に向けて排出され、該
トレイの上で、斜めローラ装置26により斜め送りの動
作が行われて、その用紙の側部が基準線に押圧されて位
置決めが行われる。その際に、前記用紙の後端部は、エ
ンドガイド部材27のカバー部材27aの上に乗った状
態で停止される。そこで、該用紙導入装置に設けた検知
手段により、用紙の挿入された信号が出力されると、制
御装置はエンドガイド部材の駆動機構に対して、往復移
動させる動作指令を出力する。
【0016】そして、前記エンドガイド部材27は、後
退する方向(矢印X1の方向)に向けて所定の距離だ
け、すなわち記録紙の後端部から離間する方向に移動
し、カバー部材の上に乗っている用紙の後端部を、凹部
27bに収容した状態で、矢印X方向にすなわち記録紙
の後端部に近接する方向に所定の間隔だけ戻すように
し、用紙の後端部を規制する動作を行う。前述したよう
にして、エンドガイド部材27を所定の距離だけ往復移
動させることにより、用紙にカールが生じている場合で
も、その用紙の後端部を凹部27bに収容した状態で位
置決めし、該凹部の内部でカバー部材により規制するこ
とが出来る。そして、先にトレイ上に排出された用紙に
対して、その後端部をカバー部材により覆うようにして
規制することによって、次の用紙の収容に対応させるこ
とができる。
【0017】また、前述したような形状のエンドガイド
部材を用いる場合には、図3に説明されるように、例え
ば、定形サイズ以外の種類の用紙を用いて、両面コピー
を作成する場合でも、その用紙に対する後端部の規制の
作用を良好な状態で行うことができる。つまり、一般の
中間トレイ装置では、前述したように、各分岐ゲート
は、定形サイズの用紙に対応する位置に配置されるもの
であり、定形外の用紙に対しては、その定形サイズに近
似する分岐ゲートを介して、トレイに向けて排出させる
手段を用いている。したがって、図3に説明するよう
に、B4縦送りに対応する分岐ゲート32aからは、1
4インチサイズの用紙と、13インチおよび、12.4
インチサイズの、種々のサイズの用紙が排出されること
になる。
【0018】ところが、前述したように、同一の分岐ゲ
ートを介してトレイに向けて排出される用紙では、例え
ば、小サイズの用紙の後端部は、分岐ゲートによる案内
部分よりも離れた位置で停止され、位置決めが行われる
ことになるために、その停止された用紙に対して、後か
ら排出される用紙の先端部が衝突するという不都合な状
態が発生する。また、定形サイズの用紙よりも小サイズ
の用紙で、その後端部が上向きにカールしている場合に
は、後から収容する用紙の先端部が衝突するという問題
が多く発生する。そこで、本発明のエンドガイド部材に
おいて、トレイに収容される用紙の後端部を、一旦カバ
ー部材の上に停止させ、その後でエンドガイド部材の凹
部に収容する状態で位置決めする手段を用いることによ
り、前述したような問題の発生を防止することが出来
る。
【0019】本発明のエンドガイド部材においては、図
4に示されるように、カバー部材27aの先端部に除電
ブラシ29を設けて、トレイに収容される用紙からの除
電を行うことが出来る。前記図4に示される例では、電
子複写機等で一般に使用されているような除電ブラシ2
9を、エンドガイド部材27のカバー部材27aに取り
付けて、該除電ブラシをアースに接続する手段を用い
る。また、一般の電子複写機等の装置では、用紙搬送路
の要所に除電ブラシを配置して、用紙がガイド板やロー
ラ等に接することによって発生する静電気を除去する手
段を用いているが、例えば、定着装置の下流部等に除電
ブラシを配置した場合でも、その後に、戻し路内を用紙
が搬送される際にも、該用紙は帯電する場合が多くあ
る。
【0020】そこで、本発明の中間トレイ装置では、ト
レイに用紙を収容する直前の部分で、除電ブラシ29を
用いて用紙の除電を行うことにより、トレイ上に収容さ
れる用紙が、静電気の影響を受けないようにすることも
可能である。なお、前記除電ブラシとしては、電子複写
機等で一般に使用されているような導電性のブラシ部材
を用いることが出来るもので、該ブラシを用紙に軽く接
する状態に配置することができる。したがって、前述し
たように、トレイに収容する用紙に対して除電手段を設
けたことにより、トレイに堆積保持される用紙を給紙装
置により裏面の複写に向けて搬出する際に、用紙に対す
る送りとさばきの作用を良好に発揮させることができ、
重送やミスフィードが生じることを防止出来る。
【0021】なお、前述したように構成される本発明の
中間トレイ装置は、両面複写の作業を行う場合にのみ適
用されるものではなく、その他に、多重複写に際しても
使用が可能である。もちろん、多重複写に際しては、ト
レイに収容される片面複写済み用紙は、その画像面が下
に向けられた状態にあり、該中間トレイ装置から送り出
される用紙は、画像面が感光体ドラムに対応する状態で
送り出されることになる。そのために、図5に示された
戻し路から、中間トレイ装置に向けて送り込まれる際に
は、用紙を反転させないような制御を行うようにする。
【0022】さらに、本発明の中間トレイ装置では、片
面複写済み用紙として作成される用紙が、同一サイズの
ものである場合にはエンドガイド部材による整列の効果
を発揮出来るものであるが、サイズのことなる用紙が混
合されて中間トレイ装置に収容されるような複写のモー
ドでは、前記エンドガイド部材による規制作用は行い得
ないものとなる。したがって、本発明の中間トレイ装置
を装備した自動両面複写機では、両面コピーモードや、
多重モードを設定して複写をなう場合には、その制御装
置に対して、同一サイズの用紙を用いるような規制手段
を設けるが必要となる。または、混合サイズの用紙を使
用する場合には、エンドガイド部材を作動させないよう
な制御手段を設定することも出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明の中間トレイ装置は、前述したよ
うに、トレイ上で往復移動するエンドガイド部材を用い
て、用紙の後端部の整列と規制とを行うように構成した
ものであるから、該用紙に対する整列の動作を容易に行
うことができる。そして、本発明の中間トレイにおいて
は、記録紙を覆う形状のカバー部を有するガイド部材
を、記録紙排出時に既にスタックされている記録紙後端
近傍に配置したので、排出される記録紙が既にスタック
されている記録紙の後端に衝突することを防ぐことがで
きる。また、中間トレイから記録紙を排出する時に、記
録紙の端部近傍にガイドを位置させ、かつ、記録紙排出
後に一旦離間する方向に移動させるようにしたので、既
に中間トレイに収容されている記録紙がカールしている
場合であっても、その端部が次に収容される記録紙の妨
げになることをガイド部材が防ぐとともに、トレイに収
容される記録紙の端部位置にばらつきがあったとして
も、確実な整合作用を行うことができる。したがって、
トレイ上での用紙の収容性を向上させることができ、片
面複写済み用紙が定形サイズのものでない場合でも、そ
の用紙の後端部を規制する作用を良好な状態で行うこと
が可能になり、中間トレイ装置内で用紙のカールによる
ジャム等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中間トレイ装置の構成を示す側面図
である。
【図2】 本発明の中間トレイ装置の平面図である。
【図3】 エンドガイド部材の構成を示す側面図であ
る。
【図4】 エンドガイド部材に除電ブラシを設けた例の
側面図である。
【図5】 一般的な電子複写機の説明図である。
【図6】 従来の中間トレイ装置の構成を示す説明図で
ある。
【図7】 図6に示される中間トレイ装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子複写機、 2 感光体ドラム、 12
用紙搬送路、15 戻し路、 20 中間トレイ装
置、 21 トレイ、23 給紙装置、 26
斜めローラ装置、27 エンドガイド部材、 27a
カバー部材、29 除電ブラシ、 30 用紙
導入装置、31 ローラ装置、 32 分岐ゲー
ト。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に画像形成がなされた記録紙を
    一時的に収容する中間トレイと、 前記中間トレイの上方に設けられ、当該中間トレイに前
    記一方の面に画像形成がなされた記録紙を排出する排出
    手段と、 前記中間トレイに対して移動可能に設けられ、前記排出
    手段によって排出され当該中間トレイに載置された記録
    紙の後端部を規制するとともに、当該記録紙の後端部を
    覆うカバー部を有するガイド部材と、 前記排出手段によって前記中間トレイに記録紙が排出さ
    れる時に、既に前記中間トレイ上に載置された記録紙の
    後端近傍に前記ガイド部材を位置させるとともに、当該
    排出手段によって当該中間トレイに記録紙が排出された
    後に、当該ガイド部材を当該記録紙の先端側に向けて移
    動させるよう制御する移動制御手段と、 を有する中間トレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記移動制御手段は、前記排出手段によ
    って前記中間トレイに記録紙が排出され、当該記録紙の
    先端部と反対側に前記ガイド部材を移動した後に、当該
    記録紙の先端側に向けて当該ガイド部材を移動するよう
    制御することを特徴とする請求項1に記載の中間トレイ
    装置。
  3. 【請求項3】 一方の面に画像形成がなされた記録紙を
    一時的に収容する中間トレイと、 前記中間トレイの上方に設けられ、前記一方の面に画像
    形成がなされた記録紙を当該中間トレイに排出する排出
    手段と、 前記中間トレイに対して移動可能に設けられ、前記排出
    手段によって中間トレイ上に排出された記録紙の端部を
    規制するガイド部材と、 前記排出手段によって前記中間トレイに記録紙が排出さ
    れる時に、当該排出手段によって既に当該中間トレイ上
    に排出された記録紙の端部近傍に前記ガイド部材を配置
    するとともに、当該排出手段によって当該中間トレイに
    記録紙が排出された後に、当該ガイド部材を当該中間ト
    レイに排出された記録紙から離間する方向に移動させた
    後に当該中間トレイ上に排出された記録紙に当接する方
    向へ移動するよう制御する移動制御手段と、 を有する中間トレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記移動制御手段は、前記排出手段によ
    って前記中間トレイに記録紙が排出される時に、当該排
    出手段によって排出された記録紙が前記ガイド部材の上
    に載る位置に当該ガイド部材を位置させることを特徴と
    する請求項3に記載の中間トレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5813530U (ja) * 1981-07-21 1983-01-27 株式会社東芝 自動両面コピ−装置
JPS63154540A (ja) * 1986-12-17 1988-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 両面複写装置

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JPH0543119A (ja) 1993-02-23

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