JPH0768995A - 像保持体からの像形成物質除去用具 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去用具

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JPH0768995A
JPH0768995A JP23907793A JP23907793A JPH0768995A JP H0768995 A JPH0768995 A JP H0768995A JP 23907793 A JP23907793 A JP 23907793A JP 23907793 A JP23907793 A JP 23907793A JP H0768995 A JPH0768995 A JP H0768995A
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peeling
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treatment liquid
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JP23907793A
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Satoshi Shinguryo
慧 新宮領
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Yoshiaki Miyashita
義明 宮下
Yoichi Asaba
陽一 浅場
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Sadao Takahashi
貞夫 高橋
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Kazuhiro Ando
和弘 安藤
Tadashi Saito
忠司 斉藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙に損傷を与えることなく、トナーによ
る画像の一部を消去するのに適したトナー除去ペンを提
供する。 【構成】 トナー除去ペン41の軸筒42の一端部の塗
布部には、フェルトチップ等からなるペン先5が取り付
けられ、他端部の剥離部には、支持金具14で支持され
た剥離ローラ13が取り付けられている。トナー除去ペ
ン41の内部には処理液Lを充填する処理液収容部が設
けられ、処理液が充填されている。ペン先5の板状の先
端部は斜めにカットされ、内部の棒状の端部は処理液収
容部内まで延在している。処理液収容部の処理液は、ペ
ン先5内を通って先端部に滲み出る。剥離ローラ13の
表面は、転写紙上のトナーに対して、転写紙とトナーと
の付着力より大きい付着力を有する粘着性物質で形成さ
れている。剥離ローラ13の内部には、トナーを軟化す
るための加熱ヒータを設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質を安定に付着させた像保持体の表面に、該表面と
該像形成物質との付着状態を不安定状態にする不安定化
剤を付与し、該表面から該像形成物質を剥離して除去す
る像保持体からの像形成物質除去用具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー、印刷機等の画像形成装置によって像形成物質を安定
に付着させた像保持体上の、該像形成物質による画像の
一部を消去するためには、市販の修正液により画像部を
塗り潰したりする方法が一般的である。その画像を消去
した部分には新たな文字等を書き込んだりする。また、
第二原図のような像保持体に対しては、特殊な修正液で
画像部の像形成物質を溶かして拭き取る等が行われてい
る。甚だしい場合は、該画像部の像形成物質をナイフ等
の鋭利な刃物で削り取る等という場合もある。また、近
年においては、消色トナーを使用して画像を形成し、そ
の後、光照射などによって消色トナーを消色して像保持
体を再利用する方法も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記市販の
修正液を使用する場合には、像形成物質の種類により修
正液の種類を使い分ける煩雑さがあったり、修正液を塗
布した塗布部が盛り上がりによる凹凸のため文字を書き
込みづらかったり、修正液が白色であるため修正部分が
白く目立って違和感があったりする等の不具合がある。
また、上記第二原図に対して特殊な修正液を使用する場
合には、拭き取り方が悪いと、逆に汚してしまうという
不具合がある。また、上記画像部の像形成物質を鋭利な
刃物で削り取る場合には、削り取る煩雑さもさることな
がら、像保持体の表面を傷つけ、新たに書き込む場合に
染みや汚れを生じやすいという不具合がある。また、上
記消色トナーを使用する場合には、消色後に残留してい
る樹脂分による像保持体上の凹凸のため書き込みにくい
場合があったり、消色装置や消色トナー等、新規に複雑
な装置や材料が必要となってくる。
【0004】一方、先に本出願人は、記録済み像保持体
に、該像保持体と像形成物質との付着状態を不安定状態
にする不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、上記先願の方法を採
用して、像保持体に損傷を与えることなく、該像形成物
質による画像の一部を消去するのに適した像保持体から
の像形成物質除去用具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、像保持体の表面と像形成物質
との間の付着状態を不安定状態にする不安定化剤を収容
する不安定化剤収容部と、該不安定化剤収容部内の不安
定化剤を、該像保持体へ付与する不安定化剤付与部材
と、該表面との付着状態が不安定状態になった像形成物
質に対して、該表面と該像形成物質との付着力より大き
い付着力を有する剥離部材とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の像保
持体からの像形成物質除去用具において、上記剥離部材
が、回動可能であることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の像保持体からの像形成物質除去用具において、上記剥
離部材に接触する上記像保持体上の像形成物質を軟化さ
せる軟化手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、上記不安定化剤収
容部に、像保持体の表面と像形成物質との間の付着状態
を不安定状態にする不安定化剤を収容し、上記不安定化
剤付与部材で、該像保持体上の像形成物質による画像の
一部に、該不安定化剤収容部内の不安定化剤を付与でき
るようにする。そして、該不安定化剤が付与された像保
持体上の画像に、該表面との付着状態が不安定状態にな
った像形成物質に対して、該表面と該像形成物質との付
着力より大きい付着力を有する剥離部材を接触させ、そ
の後離間させることにより、該画像の像形成物質のみを
該剥離部材の表面に付着させて、該像保持体から剥離し
て除去できるようにする。
【0010】請求項2の発明においては、上記剥離部材
を上記不安定化剤が付与された像保持体上の画像に接触
させて移動させる際に、該剥離部材が回動することによ
り、該剥離部材の該像保持体への接触及び離間をスムー
ズに行なわれ、該画像の像形成物質のみを該剥離部材の
表面に付着させて、該像保持体から剥離して除去できる
ようにする。
【0011】請求項3の発明においては、上記軟化手段
で、上記剥離部材に接触する上記像保持体上の像形成物
質を軟化させることにより、該像保持体と該像形成物質
との間の付着力をより小さくすることができるようにす
る。
【0012】
【実施例】本発明を、転写型の電子写真複写機又はプリ
ンタによって像形成物質としての熱溶融性トナー(以
下、トナーという)を付着させた像保持体としての転写
紙に、不安定化剤としての処理液を付与し、該処理液を
付与した転写紙からトナーを剥離して除去する像形成物
質除去用具に適用した実施例について説明する。
【0013】まず、上記像形成物質除去用具の一部とし
て採用できる不安定化剤塗布部材を有する不安定化剤塗
布用具(以下、処理液塗布ペンという)について説明す
る。図1(a)は上記処理液塗布ペンの正面断面図であ
り、図1(b)は同処理液塗布ペンの側面図である。こ
の処理液塗布ペン1は、市販のフェルトペンと略同様な
構成であり、軸筒2、ペン先ホルダ部3、シール部材
4、不安定化剤付与部材としてのペン先5等を備えてい
る。この処理液塗布ペン1の寸法及び形状は、筆記具の
ように手に持って自在に動かすことができるように設定
されている。処理液塗布ペン1の不安定化剤収容部(以
下、処理液収容部6という)は、中空の軸筒2の内部に
形成され、処理液Lが充填され、軸筒2の上部に取り付
けられたシール部材4でシールされている。一方、処理
液収容部6のペン先5側は、上記ペン先ホルダ部3でシ
ールされている。また、上記ペン先5の転写紙等と接触
する先端部は、図示のように板状になっており、処理液
塗布ペン1を手に持った場合に転写紙との接触面積が大
きくなるように斜めにカットされ、他の端部は棒状であ
り、処理液収容部6内まで延在している。また、ペン先
5の中央部は円盤状に成型され、軸筒2のホルダ部2a
に嵌合している。ペン先5の材料としては、例えばフェ
ルトチップのように処理液収容部6内の処理液Lが先端
部に滲み出るような材料を用いることができる。
【0014】また、図2(a)及び(b)に示すよう
に、ペン先5を取り付けた処理液塗布ペン1の先端部
は、ペン先5の保護及び処理液Lの蒸発防止のために、
必要に応じてキャップ7を取り付けることができるよう
に構成してもよい。
【0015】以上の構成の処理液塗布ペン1を手などで
保持し、ペン先5の先端部を転写紙Pの画像部に接触さ
せることにより、ペン先5内の処理液Lが滲みだし、転
写紙Pに付与される。このように処理液塗布ペン1のペ
ン先5の先端部を転写紙Pの接触させながら、画像部上
を移動させて処理液Lを塗布すれば、処理液Lで該画像
部のみを確実に濡らすことができる。
【0016】ここで、上記処理液Lとしては、水、水溶
性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及
び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりなる
群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を用
いることができる。また、該水又は水溶液には、所定の
有機溶剤を含有させることもできる。また、上記処理液
Lとして、有機溶剤のみを用いることができる。
【0017】上記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、
マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、ア
ルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、
トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質
物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、
ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマー
や、セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0018】また、上記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スル
ホベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸
塩、イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル
型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価
アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリコー
ル等)の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0019】また、上記水又は水溶液に含有させる有機
溶剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセ
テート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレ
ン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコー
ル、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエ
チルケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エ
チレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオ
キサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ール、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0020】また、上記単独で用いる有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0021】上記処理液塗布ペン1で画像部に処理液L
が付与された転写紙P上のトナーは、トナー剥離装置な
どで除去することができる。図3を用いて、トナー剥離
装置の一構成例について説明する。このトナー剥離装置
は、積載状態で収容している処理液Lが付与された転写
紙Pを一枚づつ分離給送する給紙ユニット100と、転
写紙Pからトナーを剥離するトナー剥離ユニット300
と、トナー剥離ユニット300から排出される転写紙P
を受ける紙受けユニット500とを備えている。そし
て、給紙ユニット100から搬送された転写紙Pは、ト
ナー剥離ユニット300の剥離ローラ302によって、
処理液Lを浸透させたトナーと転写紙Pとの界面部にお
いてトナーを転写紙Pから剥離した後、転写紙Pは紙受
けユニット5に排出される。
【0022】上記給紙ユニット100は、底板101上
に積載された転写紙Pを最上部のものから給紙ローラ1
02で給紙し、分離ローラ対103で重送紙を分離して
一枚の転写紙Pのみを送り出すものである。その具体的
な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と同
様であるので、詳細な説明は省略する。
【0023】上記トナー剥離ユニット300は、トナー
の軟化手段としての加熱ランプ301を内蔵した剥離ロ
ーラ302、剥離ローラ302との間に転写紙Pを挾持
するように配設されたバックアップローラ308、転写
紙排出側の圧接部近傍の剥離ローラ302の表面に接触
するように配設された分離爪303、剥離ローラ302
の表面をクリーニングするクリーニング装置304、駆
動部(不図示)等を備えている。
【0024】この剥離ローラ302の表面は、少なくと
も軟化しているトナーに対して、転写紙Pと該トナーと
の付着力より大きい付着力を有するものを用いて構成す
る。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー成
分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、ま
たアルミ系、銅系、ニッケル系、鉄系等の金属材料を用
いることもできるが、これらに限定されるものではな
い。また、上記樹脂は、水溶性のものであっても、ある
いは非水溶性のものであってもよい。
【0025】上記トナー成分樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン−ブ
チルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0026】また、上記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニト
リルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴ
ム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化
チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0027】また、上記樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。即ち、図示の例のようにローラ形状の剥離部材
とする場合には、支持体としての基体ローラ上に上記樹
脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成すること
が望ましい。
【0028】上記樹脂などを支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ、等も用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0029】また上記剥離ローラ302の加熱ランプ3
01は、転写紙Pに密着して転写紙Pに固着しているト
ナーを加熱して軟化させ、これにより、トナーを転写紙
Pの繊維から剥がれ易くするものである。この加熱は圧
接部において転写紙P上のトナーが溶融しない程度に行
うことが望ましい。トナーが溶融してしまうと転写紙P
上のトナーを、紙側と剥離ローラ302側とに分断する
ことなく、剥離ローラ302側へ転写させるのが、困難
になるためである。また加熱し過ぎると剥離ローラ30
2対の圧接部を通過中に転写紙Pが乾燥し過ぎて、トナ
ーの転写紙Pに対する固着力が転写紙Pが濡れている場
合に比して強まり、転写紙Pがトナーを介して該ローラ
302に貼り付いて上記分離爪303で分離できなくな
る恐れがある。従って、加熱部通過後の転写紙Pに多少
の湿り気が残って上記トナーの再付着を防止できる程度
に加熱することが望ましい。
【0030】上記クリーニング装置304は、剥離ロー
ラ302の表面上のトナーを除去するクリーニングロー
ラ305、クリーニングローラ305上のトナーを掻き
落すスクレーパブレード306、スクレーパブレードで
306で掻き落したトナーを収容するトナー受け(トナ
ー容器)307を備えている。
【0031】なお、上記剥離ローラ302に代え、これ
と同様の表面特性を備えたベルトを用いたり、上記クリ
ーニング装置304のクリーニングローラ305に代え
剥離ローラ302表面に直接当接させたクリーニングブ
レードやスクレーパなどを用いたりしても良い。
【0032】上記紙受けユニット500は、このトナー
剥離ユニット300から排出された転写紙を受けるため
の排紙トレー501、排出ローラ502等を備えてい
る。
【0033】以上の構成において、給紙ユニット100
から送られた転写紙Pは、トナー剥離ユニット300
で、紙に固着しているトナーが剥離ローラ302からの
加熱で軟化し、剥離ローラ302表面に付着する。トナ
ーが除去された転写紙Pは紙受けユニット5に排出され
る。
【0034】以上、このトナー剥離装置によれば、上記
処理液塗布ペン1で処理液Lを塗布した転写紙上の画像
部のトナーを、加熱した剥離ローラ302で軟化しなが
ら、剥離して除去するので、紙繊維を傷めることなく、
トナーを除去できる。
【0035】上記処理液塗布ペン1及びトナー剥離装置
を用いて、画像形成装置でトナー画像を形成したトナー
画像サンプルについてトナー剥離・除去試験を実施し
た。この試験に用いたトナー画像サンプルは、10mm×
20mmの領域にトナー画像を形成したものである。トナ
ー画像は、A,B,C,D社の4社の市販の乾式の電子
写真複写機及びプリンタ、計9機種によって形成し、各
機種に対してそれぞれ20枚ずつトナー画像サンプルを
用意した。このトナー画像サンプルの画像部に図1の処
理液塗布ペン1で処理液Lを塗布し、図3のトナー剥離
装置でトナー剥離試験を実施したところ、全トナー画像
サンプルとも、画像部に対して部分的に塗布した処理液
Lを転写紙Pの裏面まで浸透させ、少なくとも転写紙P
とトナーとの間の界面部まで浸透させることができ、そ
の処理液塗布部のトナーを略完全に剥離して除去するこ
とができた。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面性状
も繊維等のケバ立ちもなく、良好な状態であった。
【0036】なお、上記実施例の処理液塗布ペン1は、
不安定化剤付与部材としてフェルトチップによるペン先
5を用いた、いわゆるフェルトペンタイプであるが、こ
れに代え、毛筆タイプやボールペンタイプ等の市販の筆
記具から容易に類推されるものを用いることもできる。
また、先端部が不安定化剤付与部材としてのスポンジ状
の材料等で構成された修正液塗布具等と同様な構成も不
安定化剤付与用具に適用することができる。
【0037】また、ブラシやスポイト等を分離して使用
するタイプの修正液塗布具等と同様な構成も、上記不安
定化剤付与用具、更には上記像形成物質除去用具に適用
することができる。具体的には、処理液Lを所定量だけ
収容した不安定化剤収容具としての処理液ボトル、処理
液Lを所定量だけ保持する不安定化剤取り出し具として
の塗布ブラシ等を備え、処理液Lを転写紙Pに塗布する
ときは、塗布ブラシに処理液Lを滲み込ませて保持し、
処理液ボトル内から搬出し、転写紙P上の画像部に塗布
する。この不安定化剤付与用具において、処理液塗布を
行わないときは処理液ボトルと塗布ブラシとを分離して
保管するように構成してもいいが、塗布ブラシと一体に
処理液ボトルの蓋を形成し、処理液塗布を行わないとき
は塗布ブラシを処理液ボトル内に収容して該蓋をするよ
うに構成してもよい。
【0038】次に、上記像形成物質除去用具の一部とし
て採用できる剥離部材を有する像形成物質剥離用具(以
下、トナー剥離ペンという)について説明する。図4を
用いて、このトナー剥離ペンの一構成例について説明す
る。図4(a)は本構成例に係るトナー剥離ペン11の
正面図であり、図4(b)は同トナー剥離ペン11の側
面図である。このトナー剥離ペン11は、軸筒12、表
面が常温型の粘着性物質からなる剥離部材としての剥離
ローラ13、軸筒12に剥離ローラ13を回動自在に取
り付けるための支持金具14などを備えている。支持金
具14は、剥離ローラ13を交換できるように構成して
もよい。
【0039】上記常温型の粘着性物質としては、処理液
Lを塗布した転写紙P上の常温のトナーに対して、転写
紙Pと該トナーとの付着力より大きい付着力を有するも
のを用いる。具体的には、前述したような上記トナー成
分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができる。
また、上記剥離部材の材料としては、アルミ系、銅系、
ニッケル系、鉄系等の金属材料を用いることもできる。 (以下、余白)
【0040】上記トナー剥離ペン11を手などで保持
し、上記図1の処理液塗布ペン1で予め処理液Lを塗布
した転写紙Pの画像部に剥離ローラ13を圧接しなが
ら、図4(b)の矢印方向に移動することにより、該転
写紙P上のトナーを剥離ローラ13の表面に転移させ、
転写紙P上からトナー画像を除去できる。
【0041】図5を用いて、トナー剥離ペンの他の構成
例について説明する。図5(a)は本構成例に係るトナ
ー剥離ペン11の正面断面図であり、図5(b)は同ト
ナー剥離ペン11の側面図である。このトナー剥離ペン
11は、軸筒12、表面が加熱型の粘着性物質からなる
剥離ローラ13、軸筒12に剥離ローラ13を回動自在
に取り付けるための支持金具14、剥離ローラ13に内
蔵された、剥離ローラ表面に接触するトナーの軟化手段
としてのヒータ15、ヒータ15の電源としての電池1
6、パイロットランプ17、スイッチ18などを備えて
いる。支持金具14は、剥離ローラ13を交換できるよ
うに構成してもよい。
【0042】上記加熱型の粘着性物質としては、処理液
Lを塗布した転写紙P上の、加熱で少なくとも軟化して
いるトナーに対して、転写紙Pと該トナーとの付着力よ
り大きい付着力を有するものを用いる。具体的には、前
述したような上記トナー成分樹脂や、接着剤の成分樹脂
等を用いることができる。また、上記剥離部材の材料と
しては、アルミ系、銅系、ニッケル系、鉄系等の金属材
料を用いることもできる。
【0043】このトナー剥離ペン11において、スイッ
チ18をONすると、ヒータ15と電池16との間の電
気回路が閉じてヒータ15に通電され、剥離ローラ13
の表面の温度が上昇する。ヒータ15は、図示しない温
度コントロールスイッチ(例えば、バイメタル、形状記
憶合金など)と接続され、この温度コントロールスイッ
チのON−OFFにより、予め設定された温度に制御さ
れる。パイロットランプ17は、温度コントロールスイ
ッチのON−OFFに従って点滅を繰り返し、ヒータ1
5への通電状態を表示する。
【0044】上記トナー剥離ペン11を手などで保持
し、上記図1の処理液塗布ペン1で予め処理液Lを塗布
した転写紙Pの画像部に、ヒータ15で表面を所定温度
に加熱した剥離ローラ13を圧接しながら、図5(b)
の矢印方向に移動することにより、該転写紙P上のトナ
ーを軟化させながら剥離ローラ13の表面に転移させ、
転写紙P上からトナーを除去できる。
【0045】上記図1の処理液塗布ペン1及び図4及び
図5のトナー剥離ペン11を用いて、上記トナー画像サ
ンプルについてトナー剥離・除去試験を実施した。この
トナー画像サンプルの画像部に図1の処理液塗布ペン1
で処理液Lを塗布し、図4又は図5のトナー剥離ペン1
1でトナー剥離試験を実施したところ、全トナー画像サ
ンプルとも、画像部に剥離ローラ13を圧接しながら1
〜2往復させただけで、処理液塗布部のトナーを略完全
に剥離して除去することができた。また、トナー剥離後
の転写紙Pの表面性状も繊維等のケバ立ちもなく、良好
な状態であった。
【0046】ところで、上記図4及び図5のトナー剥離
ペン11を構成例では、使用回数の増加に伴い、剥離ロ
ーラ13上に剥離したトナーが付着して剥離性能の劣化
をもたらすので、別途、剥離ローラ13上に付着したト
ナーを取り除く除去手段を設けたり、常に未使用の剥離
部材が転写紙P上に供給されるようにした方が好まし
い。以下、このような工夫を施したトナー剥離ペンの構
成例について説明する。
【0047】まず、図6を用いて、常に未使用の剥離部
材を転写紙P上に供給するトナー剥離ペンの構成例につ
いて説明する。図6(a)は本構成例に係るトナー剥離
ペン11の正面図であり、図6(b)は同トナー剥離ペ
ン11の側面断面図である。このトナー剥離ペン11
は、軸筒12、表面が加熱型の粘着性物質からなる剥離
部材としての剥離フィルム19、剥離フィルム19を表
面に保持しながら移動させるガイドローラ20、未使用
の剥離フィルム19が巻かれている供給ロール21、使
用済みの剥離フィルム19の巻き取りロール22、ガイ
ドローラ20を回動自在に取り付けるための支持金具1
4、ガイドローラ19に内蔵されたヒータ15、パイロ
ットランプ17、スイッチ18などを備えている。ガイ
ドローラ20内の矢印は、ガイドローラ20の回転方
向、即ち剥離フィルム19の移動方向を示している。
【0048】上記加熱型の粘着性物質としては、処理液
Lを塗布した転写紙P上の、加熱で少なくとも軟化して
いるトナーに対して、転写紙Pと該トナーとの付着力よ
り大きい付着力を有するものを用いる。具体的には、前
述したような上記トナー成分樹脂や、接着剤の成分樹脂
等を用いることができる。この粘着性物質をベースフィ
ルムに塗布して用いる。なお、本構成例のように粘着性
物質を用いた場合において、ヒータ15を設けないとき
は、剥離フィルム19の表面部の材料として上記常温型
の粘着性物質を用いる。また、剥離フィルム19の材料
としては、粘着性物質の代わりに、フィルム状に加工し
たアルミ系、銅系、ニッケル系、鉄系等の金属材料を用
いることもできる。
【0049】上記トナー剥離ペン11のスイッチ18を
ONすると、ヒータ15に通電され、ガイドローラ19
に接触している剥離フィルム19の表面の温度が上昇す
る。ヒータ15は、図示しない温度コントロールスイッ
チ(例えば、バイメタル、形状記憶合金など)と接続さ
れ、この温度コントロールスイッチのON−OFFによ
り、予め設定された温度に制御される。パイロットラン
プ17は、温度コントロールスイッチのON−OFFに
従って点滅を繰り返し、ヒータ15への通電状態を表示
する。ヒータ15の電源としては、上記図5のように電
池を使用してもいいが、本構成例ではAC100Vを使
用できるように構成した。
【0050】上記トナー剥離ペン11を手などで保持
し、上記図1の処理液塗布ペン1で予め処理液Lを塗布
した転写紙Pの画像部に、ヒータ15で表面を所定温度
に加熱した剥離フィルム19を圧接しながら、図6
(b)の矢印方向(左方向)に移動する。これにより、
未使用の剥離フィルム19が供給ロール21から繰り出
され、ガイドローラ20表面上を移動し、転写紙Pに接
触させられる。そして、転写紙P上のトナーを軟化させ
ながら、剥離フィルム19の表面に転移させ、転写紙P
上からトナー画像を除去できる。転写紙P上のトナーを
剥離した後の剥離フィルム19は、トナー巻き取りロー
ル22に巻き取られる。本構成例によれば、常に未使用
の剥離フィルム19が転写紙Pに接触するので、安定し
た剥離性能が得られるようになる。
【0051】上記図1の処理液塗布ペン1及び図6のト
ナー剥離ペン11を用いて、上記トナー画像サンプルに
ついてトナー剥離・除去試験を実施した。このトナー画
像サンプルの画像部に図1の処理液塗布ペン1で処理液
Lを塗布し、図6のトナー剥離ペン11でトナー剥離試
験を実施したところ、全トナー画像サンプルとも、画像
部に剥離フィルム19を圧接しながら1回移動させただ
けで、処理液塗布部のトナーを略完全に剥離して除去す
ることができた。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面
性状も繊維等のケバ立ちもなく、良好な状態であった。
【0052】次に、図7を用いて、剥離部材上に付着し
たトナーを取り除く除去手段、及び取り除いたトナーを
回収する回収手段を備えたトナー剥離ペンの構成例につ
いて説明する。図7(a)は本構成例に係るトナー剥離
ペン11の正面断面図であり、図7(b)は同トナー剥
離ペン11の側面断面図である。このトナー剥離ペン1
1は、軸筒12、表面が常温型の粘着性物質からなる剥
離部材としての球状の剥離ボール23、軸筒12の内側
で剥離ボール23を表面に接触する上記除去手段として
のボール形状のクリーニング部材24、クリーニング部
材24に当接するように配設されたクリーニングブレー
ド25、軸筒12の上端部の開口に開閉可能に取り付け
られた蓋部26などを備えている。上記剥離ボール23
及びクリーニング部材24は、その中心を通る軸心23
a,24aにそれぞれ回動自在に取り付けられている。
また、軸筒12の内部は中空であり、クリーニング部材
24から除去したトナーを収容する除去トナー収容部2
7となっている。この除去トナー収容部27と外部との
間は、シール部材28でシールされている。上記回収手
段は、クリーニングブレード25、蓋部26、除去トナ
ー収容部27等で構成されている。
【0053】上記常温型の粘着性物質としては、処理液
Lを塗布した転写紙P上の常温のトナーに対して、転写
紙Pと該トナーとの付着力より大きい付着力を有するも
のを用いる。具体的には、前述したような上記トナー成
分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができる。
この粘着性物質をベースの球体の表面に塗布して用い
る。なお、本構成例のように粘着性物質を用いる場合に
おいて、剥離ボール23又は軸芯23aの内部にヒータ
15を設けるときには、剥離ボール23の表面部の材料
として上記加熱型の粘着性物質を用いる。また、剥離ボ
ール23の材料として、アルミ系、銅系、ニッケル系、
鉄系等の金属材料を用いることもできる。
【0054】また、上記クリーニング部材24の表面部
の材料としては、剥離ボール23上に付着しているトナ
ーに対して、剥離ボール23の表面と該トナーとの付着
力より大きい付着力を有するものを用いる。
【0055】上記トナー剥離ペン11を手などで保持
し、上記図1の処理液塗布ペン1で予め処理液Lを塗布
した転写紙Pの画像部に、剥離ボール23を圧接しなが
ら、図7(b)の矢印方向に移動する。これにより、剥
離ボール23が転写紙Pに接触させられ、転写紙P上の
トナーを剥離ボール23の表面に転移させ、転写紙P上
からトナー画像を除去できる。転写紙P上のトナーを剥
離した後の剥離ボール23上のトナーは、クリーニング
部材24で取り除かれ、更にクリーニング部材24上の
トナーは、クリーニングブレード25で掻き取られて、
除去トナー収容部27内に蓄積される。除去トナー収容
部27内のトナーは、必要に応じて、蓋部26を開けて
廃棄する。本構成例によれば、剥離ボール23の表面を
常にクリーニングしているので、剥離性能が劣化するこ
となく、長期にわたって使用できるようになる。
【0056】上記図1の処理液塗布ペン1及び図7のト
ナー剥離ペン11を用いて、上記トナー画像サンプルに
ついてトナー剥離・除去試験を実施した。このトナー画
像サンプルの微細な画像部に図1の処理液塗布ペン1で
処理液Lを塗布し、図7のトナー剥離ペン11でトナー
剥離試験を実施したところ、全トナー画像サンプルと
も、微細な画像部に剥離ボール23を回転させるように
4〜5回摺擦しただけで、処理液塗布部のトナーを略完
全に剥離して除去することができた。また、トナー剥離
後の転写紙Pの表面性状も繊維等のケバ立ちもなく、良
好な状態であった。また、剥離ボール23の表面のクリ
ーニングも良好に行われ、繰り返し使用に対しても剥離
性能の劣化はあまり観察されず、除去トナー収容部27
内には除去トナーの貯溜が認められた。
【0057】次に、図8を用いて、剥離部材上に付着し
たトナーを取り除く除去手段、及び取り除いたトナーを
回収する回収手段を備えたトナー剥離ペンの他の構成例
について説明する。図8(a)は本構成例に係るトナー
剥離ペン11の正面断面図であり、図8(b)は同トナ
ー剥離ペン11の側面断面図である。このトナー剥離ペ
ン11は、軸筒12、支持ローラ29a,bに支持さ
れ、表面が加熱型の粘着性物質からなる剥離部材として
の無端ベルト状の剥離ベルト30、支持ローラ29a,
b及び剥離ベルト30保持するための筐体31、剥離ベ
ルト30の表面に接触する円筒状のクリーニング部材3
2、クリーニング部材32に当接するように配設された
クリーニングブレード33、軸筒12の上端部の開口に
開閉可能に取り付けられた蓋部26、支持ローラ29b
に内蔵されたヒータ15、ヒータ15の電源としての電
池16、パイロットランプ17、スイッチ18などを備
えている。軸筒12の内部には、クリーニング部材32
から除去したトナーを収容する除去トナー収容部27が
設けられている。
【0058】上記加熱型の粘着性物質としては、処理液
Lを塗布した転写紙P上の、加熱で少なくとも軟化して
いるトナーに対して、転写紙Pと該トナーとの付着力よ
り大きい付着力を有するものを用いる。具体的には、前
述したような上記トナー成分樹脂や、接着剤の成分樹脂
等を用いることができる。この粘着性物質をベースのベ
ルト体の表面に塗布して用いる。なお、本構成例のよう
に粘着性物質を用いる場合において、支持ローラ29b
の内部にヒータ15を設けないときには、剥離ベルト3
0の表面部の材料として上記常温型の粘着性物質を用い
る。また、剥離ベルト30の材料としては、ベルト状の
アルミ系、銅系、ニッケル系、鉄系等の金属材料を用い
ることもできる。
【0059】また、上記クリーニング部材32の表面部
の材料としては、剥離ベルト30上に付着しているトナ
ーに対して、剥離ベルト30の表面と該トナーとの付着
力より大きい付着力を有するものを用いる。
【0060】上記トナー剥離ペン11のスイッチ18を
ONすると、ヒータ15に通電され、支持ローラ29b
に保持されている剥離ベルト30の表面の温度が上昇
し、所定温度に達したところでパイロットランプ17が
点灯し、使用可能状態となる。ヒータ15は、図示しな
い温度コントロールスイッチ(例えば、バイメタル、形
状記憶合金など)と接続され、この温度コントロールス
イッチのON−OFFにより、予め設定された温度に制
御される。パイロットランプ17は、温度コントロール
スイッチのON−OFFに従って点滅を繰り返し、ヒー
タ15への通電状態を表示する。ヒータ15の電源とし
ては、上記図8のように電池を使用しているが、AC1
00Vを使用できるように構成してもよい。
【0061】上記トナー剥離ペン11を手などで保持
し、上記図1の処理液塗布ペン1で予め処理液Lを塗布
した転写紙Pの画像部に、剥離ベルト30を圧接しなが
ら、図8(b)の矢印方向に移動する。これにより、剥
離ベルト30が転写紙Pに接触させられ、転写紙P上の
トナーを剥離ベルト30の表面に転移させ、転写紙P上
からトナー画像を除去できる。転写紙P上のトナーを剥
離した後の剥離ベルト30上のトナーは、クリーニング
部材32で取り除かれ。更にクリーニング部材32上の
トナーは、クリーニングブレード33で掻き取られて、
除去トナー収容部27内に蓄積される。除去トナー収容
部27内のトナーは、必要に応じて、蓋部26を開けて
廃棄する。本構成例によれば、剥離ベルト30の表面を
常にクリーニングしているので、剥離性能が劣化するこ
となく、長期にわたって使用できるようになる。
【0062】なお、上記蓋部26を設ける代わりに、軸
筒12を略中央部で分離できるようにし、必要に応じ
て、除去トナー収容部27内のトナーを廃棄できるよう
に構成してもよい。また、除去トナー収容部27の軸筒
12の側壁を透明部材で形成することにより内部観察用
窓を設け、除去トナー収容部27内を視認することによ
り、トナーの廃棄時期を確認するようにしてもよい。
【0063】また、上記パイロットランプ17が点灯し
なくなったら、蓋部26を開けて、電池16を交換す
る。また、剥離ベルト30などが収容されている軸筒1
2の側壁部の一部に開閉自在の蓋部を設け、剥離ベルト
30の剥離性能が劣化した場合などに、剥離ベルト30
を交換するように構成してもよい。
【0064】上記図1の処理液塗布ペン1及び図8のト
ナー剥離ペン11を用いて、上記トナー画像サンプルに
ついてトナー剥離・除去試験を実施した。このトナー画
像サンプルの画像部に図1の処理液塗布ペン1で処理液
Lを塗布し、図8のトナー剥離ペン11でトナー剥離試
験を実施したところ、全トナー画像サンプルとも、画像
部に剥離ベルト30を圧接して往復させただけで、処理
液塗布部のトナーを略完全に剥離して除去することがで
きた。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面性状も繊維
等のケバ立ちもなく、良好な状態であった。また、剥離
ベルト30の表面のクリーニングも良好に行われ、繰り
返し使用に対しても剥離性能の劣化はあまり観察され
ず、除去トナー収容部27内には除去トナーの貯溜が認
められた。
【0065】次に、本発明に係る像形成物質除去用具の
一構成例であるトナー除去ペン41について説明する。
図9は、上記処理液塗布ペン及び上記トナー剥離ペンを
一体に構成したトナー除去ペン41の正面図である。こ
のトナー除去ペン41は、上記図1の処理液塗布ペン1
の塗布部及び図4のトナー剥離ペン11の剥離部を、そ
れぞれ軸筒42の端部に配置した構成になっている。ト
ナー除去ペン41の一方の端部には、フェルトチップな
どで形成されたペン先5が取り付けられ、もう一方の端
部には、支持金具14で支持された剥離ローラ13が取
り付けられている。トナー除去ペン41の内部の構造は
図示していないが、図1(a)と同様に処理液Lを充填
する処理液収容部が設けられている。
【0066】まず、上記処理液塗布部を下に向けてトナ
ー除去ペン41を手などで保持し、ペン先5の先端部を
転写紙Pの画像部に接触させることにより、ペン先5内
の処理液Lが滲みだし、転写紙Pに付与される。このよ
うに処理液塗布ペン1のペン先5の先端部を転写紙Pの
接触させながら、画像部上を移動させて処理液Lを塗布
すれば、処理液Lで該画像部のみを確実に濡らすことが
できる。次に、上記剥離部を下に向けてトナー除去ペン
41を保持し、処理液Lを塗布した転写紙Pの画像部に
剥離ローラ13を圧接しながら移動することにより、該
転写紙P上のトナーを剥離ローラ13の表面に転移さ
せ、転写紙P上からトナー画像を除去できる。
【0067】上記図9のトナー除去ペン41を用いて、
上記トナー画像サンプルについてトナー剥離・除去試験
を実施した。このトナー画像サンプルの画像部にトナー
除去ペン41の処理液塗布部で処理液Lを塗布し、剥離
部でトナー剥離試験を実施したところ、全トナー画像サ
ンプルとも、画像部に部分的に塗布した処理液Lを転写
紙Pの裏面まで浸透させ、少なくとも転写紙Pとトナー
との間の界面部に浸透させることができ、その処理液塗
布部のトナーを略完全に剥離して除去することができ
た。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面性状も繊維等
のケバ立ちもなく、良好な状態であった。画像部に剥離
ローラ13を圧接しながら1〜2往復させただけで、処
理液塗布部のトナーを略完全に剥離して除去することが
できた。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面性状も繊
維等のケバ立ちもなく、良好な状態であった。
【0068】なお、上記トナー除去ペン41の処理液付
与部材は、フェルトチップによるペン先5を用いた、い
わゆるフェルトペンタイプであるが、これに代え、毛筆
タイプやボールペンタイプ等の市販の筆記具から容易に
類推されるものを用いることもできる。また、先端部が
スポンジ状の材料等で構成した修正液塗布具等と同様な
構成や、ブラシやスポイト等を分離して使用する修正液
塗布具等と同様な構成も、上記トナー除去ペン41の処
理液付与部に適用することができる。
【0069】また、上記トナー除去ペン41の剥離部に
は、剥離ローラ13を用いているが、これに代え、上記
図5のヒータ15内蔵の剥離ローラ13や、図6乃至図
8に示すような剥離フィルム19、剥離ボール23、剥
離ベルト30などを用いてもよい。
【0070】ところで、上記図4乃至図8のトナー剥離
ペン11を用いる場合は、転写紙Pに処理液Lを付与す
る不安定化剤付与手段として、図10に示す処理液付与
装置を用いてもよい。この処理液付与装置は、積載状態
で収容している転写紙Pを一枚づつ分離給送する給紙ユ
ニット100と、給紙ユニット100から送られてきた
転写紙Pに処理液Lを付与する液付与ユニット200
と、液付与ユニット200から排出される転写紙Pを受
ける紙受けユニット500とを備えている。
【0071】上記給紙ユニット100は、底板101上
に積載された転写紙Pを最上部のものから給紙コロ10
2で給紙し、分離ローラ対103で重送紙を分離して一
枚の転写紙Pのみを送り出すものである。その具体的な
構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と同様
であるので、詳細な説明は省略する。
【0072】上記液付与ユニット200は、処理液Lを
所定量満たした液容器201、処理液供給用のポンプ2
02及び給液パイプ203、皿状の液溜め部材204、
搬送ローラ205、楔状の分離爪206、絞りローラ対
207などを備えている。液容器201内の処理液L
は、ポンプ202によって、給液パイプ203を通って
液溜め部材204と搬送ローラ205の表面との間に供
給される。
【0073】上記紙受けユニット500は、この液付与
ユニット200から排出された転写紙を受けるための排
紙トレー501、排出コロ502等を備えている。
【0074】以上の構成において、給紙ユニット100
から搬送された転写紙Pは、搬送ローラ205の表面に
沿って、液溜り部材204との間の処理液付与部に搬送
される。処理液付与部では処理液Lに浸漬され、転写紙
Pに処理液Lが塗布される。処理液Lが塗布された転写
紙Pは、分離爪206によって搬送ローラ205の表面
から分離された後、絞りローラ対207によって余分な
処理液Lが転写紙Pから絞り取られる。そして、処理液
Lが塗布された転写紙Pは、排紙コロ502によって排
紙トレイ501上に排出される。
【0075】上記図10の処理液付与装置及び図4乃至
図8のトナー剥離ペン11を用いて、上記トナー画像サ
ンプルについてトナー剥離・除去試験を実施した。この
トナー画像サンプルの画像部に図10の処理液付与装置
で処理液Lを塗布し、図4乃至図8のトナー剥離ペン1
1でトナー剥離試験を実施したところ、全トナー画像サ
ンプルとも、画像部に剥離部材を圧接して移動させただ
けで、処理液塗布部のトナーを略完全に剥離して除去す
ることができた。また、トナー剥離後の転写紙Pの表面
性状も繊維等のケバ立ちもなく、良好な状態であった。
【0076】なお、上記実施例では、本発明を転写型の
乾式の電子写真複写機、プリンタによって画像が形成さ
れた転写紙Pに適用しているが、湿式の複写機等で用い
る像保持体や、ファクシミリ、印刷機等の他の画像形成
装置で用いる記録紙等の像保持体にも適用できる。ま
た、本発明は、繊維質の構造をした像保持体に限定され
ることなく、像を形成することができる像保持体に適用
できる。また、本発明が適用できる像保持体は、例え
ば、プラスチック層等のベースシートの表面層が紙等の
材料層である積層物等であってもよい。 (以下、余白)
【0077】また、上記実施例では、不安定化剤として
液体の処理液Lを使用しているが、粉体状又はゲル状な
ど不安定化剤を使用し、このような形態の不安定化剤が
使用できるように不安定化剤付与用具、像形成物質剥離
用具、像形成物質除去用具を構成してもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記不安定化
剤収容部に、像保持体の表面と像形成物質との間の付着
状態を不安定状態にする不安定化剤を収容し、上記不安
定化剤付与部材で、該像保持体上の像形成物質による画
像の一部に、該不安定化剤収容部内の不安定化剤を付与
できる。そして、該不安定化剤が付与された像保持体上
の画像に、該表面との付着状態が不安定状態になった像
形成物質に対して、該表面と該像形成物質との付着力よ
り大きい付着力を有する剥離部材を接触させ、その後離
間させることにより、該画像の像形成物質のみを該剥離
部材の表面に付着させて、該像保持体から剥離して除去
できる。従って、像保持体に損傷を与えることなく、該
像形成物質による画像の一部を消去することができると
いう効果がある。
【0079】また、従来の第二原図に対する修正液のよ
うに、修正液を拭き取る必要がないので、像保持体を逆
に汚してしまったりすることがなくなるという効果もあ
る。
【0080】また、像形成物質を除去した像保持体の表
面の繊維等のケバ立ちもないので、従来の刃物を用いた
場合のように、新たに文字などを書き込む際に染みや汚
れを生じてしまったりすることがなくなるという効果も
ある。
【0081】また、従来の白色の修正液を塗布する場合
のように、塗布部の凹凸のため文字を書き込みにくかっ
たり、修正部分が白く目立って違和感があったりするこ
とがなくなるという効果もある。
【0082】また、消色装置や消色トナー等を用いる場
合のように、新規な複雑な装置や材料が必要ないという
効果もある。
【0083】請求項2の発明によれば、上記剥離部材を
上記不安定化剤が付与された像保持体上の画像に接触さ
せて移動させる際に、該剥離部材が回動することによ
り、該剥離部材の該像保持体への接触及び離間をスムー
ズに行なわれ、該画像の像形成物質のみを該剥離部材の
表面に付着させて、該像保持体から剥離して除去できる
ので、像保持体に損傷を与えることなく、更に確実に、
該像形成物質による画像の一部を消去することができる
という効果がある。
【0084】請求項3の発明によれば、上記軟化手段
で、上記剥離部材に接触する上記像保持体上の像形成物
質を軟化させることにより、該像保持体と該像形成物質
との間の付着力をより小さくすることができるので、像
保持体に損傷を与えることなく、更に確実に、該像形成
物質による画像の一部を消去することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る処理液塗布ペンの正面断
面図。(b)は同処理液塗布ペンの側面図。
【図2】(a)はキャップを有する処理液塗布ペンの正
面断面図。(b)は同処理液塗布ペンの側面図。
【図3】トナー剥離装置の概略構成図。
【図4】(a)はトナー剥離ペンの正面図。(b)は同
トナー剥離ペンの側面図。
【図5】(a)は他の構成例に係るトナー剥離ペンの正
面断面図。(b)は同トナー剥離ペンの側面図。
【図6】(a)は更に他の構成例に係るトナー剥離ペン
の正面図。(b)は同トナー剥離ペンの側面断面図。
【図7】(a)は更に他の構成例に係るトナー剥離ペン
の正面断面図。(b)は同トナー剥離ペンの側面断面
図。
【図8】(a)は更に他の構成例に係るトナー剥離ペン
の正面断面図。(b)は同トナー剥離ペンの側面断面
図。
【図9】トナー除去ペンの正面図。
【図10】処理液付与装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 処理液塗布ペン 2 軸筒 3 ペン先ホルダ 4 シール部材 5 ペン先 6 処理液収容部 11 トナー剥離ペン 12 軸筒 13 剥離ローラ 14 支持金具 15 ヒータ 16 電池 17 パイロットランプ 18 スイッチ 19 剥離フィルム 20 ガイドローラ 21 未使用ロール 22 巻き取りロール 23 剥離ボール 24,32 クリーニング部材 25,33 クリーニングブレード 26 蓋部 27 除去トナー収容部 28 シール部材 29a,b 支持ローラ 30 剥離ベルト 31 筐体 41 トナー除去ペン 42 軸筒 P 転写紙 L 処理液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅場 陽一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 貞夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 祥之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安藤 和弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 忠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像保持体の表面と像形成物質との間の付着
    状態を不安定状態にする不安定化剤を収容する不安定化
    剤収容部と、 該不安定化剤収容部内の不安定化剤を、該像保持体へ付
    与する不安定化剤付与部材と、 該表面との付着状態が不安定状態になった像形成物質に
    対して、該表面と該像形成物質との付着力より大きい付
    着力を有する剥離部材とを設けたことを特徴とする像保
    持体からの像形成物質除去用具。
  2. 【請求項2】上記剥離部材が、回動可能であることを特
    徴とする請求項1の像保持体からの像形成物質除去用
    具。
  3. 【請求項3】上記剥離部材に接触する上記像保持体上の
    像形成物質を軟化させる軟化手段を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2の像保持体からの像形成物質除去用
    具。
JP23907793A 1993-08-31 1993-08-31 像保持体からの像形成物質除去用具 Withdrawn JPH0768995A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5781822A (en) * 1996-04-17 1998-07-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus provided with image eraser

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