JPH0736330A - 像保持体の分離手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体の分離手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置

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JPH0736330A
JPH0736330A JP20117193A JP20117193A JPH0736330A JP H0736330 A JPH0736330 A JP H0736330A JP 20117193 A JP20117193 A JP 20117193A JP 20117193 A JP20117193 A JP 20117193A JP H0736330 A JPH0736330 A JP H0736330A
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JP20117193A
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Sadao Takahashi
貞夫 高橋
Yoichi Asaba
陽一 浅場
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Yoshiaki Miyashita
義明 宮下
Satoshi Shinguryo
慧 新宮領
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Kazuhiro Ando
和弘 安藤
Tadashi Saito
忠司 斉藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーを取り除いた転写紙を、剥離ローラ3
02表面から確実に分離することができる転写紙からの
トナー除去装置を提供する。 【構成】 給紙ユニット1から搬送されてきた転写紙1
0は、その側端部がサイド分離板330の下側に沿って
ガイドされて、剥離ローラ302との接触部に到達す
る。該接触部を通過した後、転写紙10の側端部がサイ
ド分離板330の下側に沿ってガイドされながら搬送さ
れる。これにより、剥離ローラ302へのトナー付着が
防止され、かつ、転写紙10を剥離ローラ302表面か
ら確実に分離できる。該側端部には、予め処理液20を
付与しない領域を設けてもよい。また、転写紙10は、
必要に応じて、剥離ローラ302に当接される分離爪3
03で分離してもよい。また、剥離ローラ302に対向
するバックアップローラ308の表面部のクランプ爪3
31を分離位置で開放させて、転写紙10を分離しても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質を安定に付着させた像保持体と像形成物質との付
着状態を不安定化状態にし、該像保持体から該像形成物
質を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物質
除去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−10
1576号公報には、トナーが付着された用紙をトナー
樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加し、
溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成物質
除去方法が開示されている。また、特開平4−3003
95号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴霧あ
るいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解し、
溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、機械
剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像形成
物質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−255195号公報には、支持体上に離型
剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式
で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体に
インキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該イ
ンキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方
法が開示されている。また特開平4−64472号公報
には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンド
レスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷
却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペ
ーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつけ
る押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部から
なるイレーザが開示されている。また特開平4−829
83号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を
通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本の
ローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接
箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、
前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去
する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示され
ている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持体から像形成物質を除去するのに
使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶融性
樹脂を主成分とする像形成物質を像保持体に融着させる
などして、像形成物質が像保持体表面の繊維に強固に固
着されているので、像形成物質除去の際に像形成物質と
共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してしまう。
特に像形成物質の除去性を高めるために、上記インキ剥
離体、エンドレスシートあるいはローラさせた上に熱や
圧力を加える場合、種々の条件によっては、逆に像形成
物質と像保持体との間の定着性を高めてしまって除去を
困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
体に、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
像保持体からの像形成物質除去装置においては、上記不
安定化剤等を付与した像保持体上の像形成物質を剥離部
材で取り除いた後、像保持体を剥離部材から分離する際
に、確実に分離できないおそれがあった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像形成物質を取り除
いた像保持体を、剥離部材から確実に分離することがで
きる像保持体からの像形成物質除去装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面に像形成物質が安定に付着
している像保持体から、該像形成物質を取り除く像保持
体からの像形成物質除去装置において、該像形成物質に
対して、該表面と該像形成物質との付着力より大きい付
着力を有する剥離部材を、該像形成物質が付着した該表
面側で、少なくとも該表面上の像形成物質と接触するよ
うに配置した剥離手段と、該剥離部材に接触した該像保
持体を、該剥離部材表面から分離する分離手段とを設け
たことを特徴とするものある。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の像保持体か
らの像形成物質除去装置において、上記剥離部材が接触
している又は接触する直前の上記像保持体に付着してい
る上記像形成物質を軟化させる軟化手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の像保
持体からの像形成物質除去装置において、上記分離手段
として、上記像保持体の搬送方向における側端部を、上
記剥離部材の表面移動方向とは異なる該搬送方向にガイ
ドするガイド部材を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、上記像保持体の上
記像形成物質が付着した表面側で、少なくとも該表面上
の像形成物質と接触するように配置した上記剥離手段の
剥離部材が、該像形成物質に対して、該表面と該像形成
物質との付着力より大きい付着力を有することにより、
該剥離部材を該表面に接触させた後、該剥離部材と該像
保持体とを分離する際に、該像形成物質を確実に該像保
持体から離し、該剥離部材のみに付着させることができ
るようになる。そして、上記分離手段で、該剥離部材に
接触した該像保持体を、該剥離部材表面から分離するこ
とができるようになる。
【0012】請求項2の発明においては、上記軟化手段
で、上記剥離部材が接触している又は接触する直前の上
記像保持体に付着している上記像形成物質を軟化させる
ことにより、該像保持体と該像形成物質との付着力をよ
り小さく、該像形成物質と該剥離部材との付着力を大き
くすることができるようになる。
【0013】請求項3の発明においては、上記ガイド部
材で、上記像保持体の搬送方向における側端部を、上記
剥離部材の表面移動方向とは異なる該搬送方向にガイド
することにより、該像保持体が剥離部材との接触位置を
通過した後、該像保持体を該ガイド部材に沿って搬送
し、該剥離部材の表面から分離させることができるよう
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置(以
下、トナー除去装置という)に適用した実施例について
説明する。図1は、本発明が適用できるトナー除去装置
の一例の概略構成図である。まず、全体の概略を説明す
ると、このトナー除去装置は、積載状態で収容している
トナー像が形成された転写紙10を一枚づつ分離給送す
る給紙ユニット1と、給紙ユニット1から送られてきた
転写紙10に液を供給する液付与ユニット2と、液が供
給された転写紙10からトナーを除去するトナー剥離ユ
ニット3と、トナーが除去された転写紙10を乾燥させ
る乾燥ユニット4と、乾燥ユニット4から排出される転
写紙10を受ける紙受けユニット5とを備えている。そ
して、給紙ユニット1から搬送された転写紙10は、液
付与ユニット2で転写紙10とトナーとの付着状態を不
安定化状態にする液体の不安定化剤(以下、処理液とい
う)20が付与され、処理液20を少なくとも転写紙1
0とトナーとの界面部に浸透させる。そして、トナー剥
離ユニット3の剥離ローラ302によって、処理液20
を浸透させた該界面部においてトナーを転写紙10から
剥離した後、転写紙10は乾燥ユニット4の乾燥ローラ
402で乾燥され、紙受けユニット5に排出される。
【0015】ここで、上記処理液20としては、水、水
溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、
及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を
用いることができる。また、該水又は水溶液には、所定
の有機溶剤を含有させることもできる。また、上記処理
液20として、有機溶剤のみを用いることができる。
【0016】上記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、
マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、ア
ルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、
トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質
物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、
ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマー
や、セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0017】また、上記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ブンザルコニウ
ム塩、塩化ベルゼトニウム塩、ピニジニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スル
ホベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸
塩、イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル
型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価
アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリコー
ル等)の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0018】また、上記水又は水溶液に含有させる有機
溶剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセ
テート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレ
ン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコー
ル、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエ
チルケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エ
チレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオ
キサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ール、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0019】また、上記単独で用いる有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0020】次に、図示の例の各ユニット1,2,3,
4,5について説明する。上記給紙ユニット1は、底板
101上に積載された転写紙10を最下部のものから給
紙ローラ102で給紙し、図示しない分離機構で重送紙
を分離して一枚の転写紙10のみを、タイミング調整及
びスキュー補正のためのレジストローラ対104で送り
出すものである。その具体的な構成及び動作は電子写真
複写機における給紙機構と同様であるので、詳細な説明
は省略する。
【0021】上記液付与ユニット2は、処理液20を所
定量満たした液容器201、転写紙10の一方の面(図
中の上面)に接触しながら、液容器201の処理液20
中に案内するように搬送する液中搬送ローラ202、液
中搬送ローラ202の駆動部(不図示)、転写紙10の
他の面(図中の下面)を液容器201の処理液20中に
案内する液中ガイド板203、挾持搬送手段としても機
能する絞りローラ対204、下側の絞りローラ204に
食い込み配置された絞り棒205、などを備えている。
このユニット2において、給紙ユニット1から給送され
た転写紙10は、液中搬送ローラ202と液中ガイド板
203とによって、液容器201の処理液20中に案内
され、処理液20に浸漬された後、絞りローラ対204
によって余分な処理液20が除去かれ、次のトナー剥離
ユニット3へと搬送される。なお、この例のように直接
転写紙10を処理液中に通して転写紙10に処理液を付
与するのに代え、塗布ローラで転写紙10の表面に処理
液を塗布したり、噴霧器により転写紙10の表面に霧状
にされた処理液を付着させたりして、付与するようにし
ても良い。その他任意の方法を用いることができる。
【0022】上記トナー剥離ユニット3は、それぞれト
ナーTの軟化手段としての加熱ランプ301を内蔵し互
いに圧接状態で配置された一対の剥離部材としての剥離
ローラ対302、転写紙排出側の圧接部近傍の剥離ロー
ラ302の表面に接触するように配設された分離爪30
3、剥離ローラ302の表面をクリーニングするクリー
ニング装置304、駆動部(不図示)等を備えている。
なお、トナー剥離ユニット3の他の構成例については、
後で詳しく説明する。
【0023】この剥離ローラ302の表面は、少なくと
も軟化しているトナーに対して、転写紙10と該トナー
との付着力より大きい付着力を有するものを用いて構成
する。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー
成分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、
またアルミ系、銅系、ニッケル系等の金属材料を用いる
こともできるが、これらに限定されるものではない。ま
た、上記樹脂は、水溶性のものであっても、あるいは非
水溶性のものであってもよい。
【0024】上記トナー成分樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン−ブ
チルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0025】また、上記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン等の熱可溶性接着剤、ポリクロロプレン系、ニト
リルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴ
ム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化
チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0026】また、上記樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。即ち、図示の例のようにローラ形状の剥離部材
とする場合には、支持体としての基体ローラ上に上記樹
脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成すること
が望ましい。上記樹脂などを支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ、等も用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0027】また上記上下剥離ローラ302の加熱ラン
プ301は、転写紙10表裏のに密着して転写紙10に
固着しているトナーを加熱して軟化させ、これにより、
トナーを転写紙10の繊維から剥がれ易くするものであ
る。この加熱は圧接部において転写紙10上のトナーが
溶融しない程度に行うことが望ましい。トナーが溶融し
てしまうと転写紙10上のトナーを、紙側と剥離ローラ
302側とに分断することなく、剥離ローラ302側へ
転写させるのが、困難になるためである。また加熱し過
ぎると剥離ローラ302対の圧接部を通過中に転写紙1
0が乾燥し過ぎて、トナーの転写紙10に対する固着力
が転写紙10が濡れている場合に比して強まり、転写紙
10がトナーを介して該ローラ302に貼り付いて上記
分離爪303で分離できなくなる恐れがある。従って、
加熱部通過後の転写紙10に多少の湿り気が残って上記
トナーの再付着を防止できる程度に加熱することが望ま
しい。
【0028】上記クリーニング装置304は、剥離ロー
ラ302の表面上のトナーTを除去するクリーニングロ
ーラ305、クリーニングローラ305上のトナーTを
掻き落すスクレーパブレード306、スクレーパブレー
ドで306で掻き落したトナーTを収容するトナー受け
(トナー容器)307を備えている。
【0029】なお、上記剥離ローラ302に代え、これ
と同様の表面特性を備えたベルトを用いたり、上記クリ
ーニング装置304のクリーニングローラ305に代え
剥離ローラ302表面に直接当接させたクリーニングブ
レードやスクレーパなどを用いたりしても良い。これら
の変形についても後に詳述する。
【0030】上記乾燥ユニット4は、転写紙10を乾燥
させるものであり、加熱ランプ401内蔵の例えばアル
ミからなる上乾燥ローラ402と、これに下方から圧接
する下乾燥ローラ404とから構成されている。この下
乾燥ローラ404は給液性部材からなる表層を備え、該
表層の液を絞り落す絞りブレード405が当接してい
る。このような乾燥ローラ対404,404に代え、又
は加え、ベルト状の部材を用いたり、熱風ファンや赤外
線ランプなどを用いたりしても良い。これらの変形につ
いても後に詳述する。
【0031】そして、上記紙受けユニット5は、この乾
燥ユニット4から排出された転写紙を受けるための排紙
トレー501を備えている。
【0032】また、このトナー除去装置には、図示を省
略したが、給紙台に転写紙10があるか否かを検出する
検出手段、給紙ユニット1による転写紙10の重送検出
手段、液容器201中の液残量検出手段、液容器201
への液自動補給手段、転写紙10の装置内ジャム検出手
段、各加熱ランプの点灯制御手段と、トナー受け容器3
07内満杯手段などが設けられている。
【0033】以上の構成において、給紙ユニット1から
送られた転写紙10は、液付与ユニット2でそのトナー
像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニット3に送
られる。このトナー剥離ユニット3で、紙に固着してい
るトナーが剥離ローラ302からの加熱で軟化し、剥離
ローラ302表面に付着する。そして小径ローラ43の
回りで紙と剥離ローラ302から分離する際に、剥離ロ
ーラ302表面に付着したトナーが紙から剥離し、これ
により、紙からトナーが除去される。トナーが除去され
た紙は乾燥ユニット4で乾燥され、紙受けユニット5に
排出される。
【0034】以上、このトナー除去装置によれば、トナ
ーが付着した紙に液を供給して紙のトナーとの界面部に
液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維
を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0035】また、紙表面が液で濡れた状態で剥離ロー
ラ302と接触させ、かつ剥離ローラ302から分離す
る時点でも紙が湿った状態を維持できる程度に加熱する
ので、剥離ローラ302表面をトナー接着性有する材質
で構成した場合にも、紙表面自体が剥離ローラ302表
面に接着して分離不良が生じるのを防止でき、また分離
した紙部分が剥離ローラ302と再接触することによる
トナーの再転移を防止できる。
【0036】また、このトナー除去装置では、二つの剥
離ローラ302で転写紙10を挾持し、転写紙10両面
からトナーを除去するように構成したので、給紙ユニッ
ト1の底板101上にトナーを除去すべき転写紙10を
セットする場合に、表裏を考慮する必要がない。また両
面使用した転写紙の両面のトナーを除去したい場合に
も、装置内を一度通すだけで済む。 (以下、余白)
【0037】次に、本発明の特徴部であるトナー剥離ユ
ニット3の構成例について詳しく説明する。なお、上記
図1のトナー除去装置の全体構成図では、二つの剥離ロ
ーラ302で転写紙10を挾持し、転写紙10両面から
トナーを除去するように構成されているが、以下では、
一つの剥離ローラ302で転写紙10の片面からトナー
を除去するトナー剥離ユニット3の場合について説明す
る。もちろん、以下の構成は、図1のように二つの剥離
ローラ302で転写紙10を挾持し、転写紙10両面か
らトナーを除去するように構成したトナー剥離ユニット
3にも適用できる。
【0038】図2〜図4を用いて、転写紙10からトナ
ーTを剥離した後、剥離ローラ302の表面から転写紙
10を分離する分離手段を有するトナー剥離ユニット3
の一具体例について説明する。ここでは、該分離手段と
組み合わせて用いるとより効果的な液付与ユニット2に
ついても合わせて説明する。
【0039】本例に係るトナー剥離ユニット3は、剥離
ローラ203、加熱ランプ201を内蔵したバックアッ
プローラ308、回動軸303aを中心に回動自在の分
離手段としての分離爪303、分離爪303をその分離
部先端が剥離ローラ302表面に接触するように付勢す
るバネ等の弾性部材324、分離爪303をその分離部
先端が剥離ローラ302表面から離間するように駆動す
るソレノイド329及びその駆動部等を備えている。ト
ナーの除去処理を行っていないときには、分離爪303
の分離部先端は、剥離ローラ302表面を損傷しないよ
うに、また剥離ローラ302表面の付着トナーを削り落
さないように、ソレノイド329で離間させているが、
分離時には、ソレノイド329をOFFすることによ
り、弾性部材324の付勢力で剥離ローラ302表面に
軽く、例えば0.1〜10gfで当接させる。
【0040】また、本例に係る液付与ユニット2は、処
理液20を収容した液容器201、給液パイプ212、
ポンプ213、ノズル216等からなる処理液噴霧装
置、搬送ガイド板221、給紙ユニット1から搬送され
てきた転写紙10先端を検知するための用紙先端センサ
234等を備えている。この用紙先端センサ234とし
ては、例えば、透過型、反射型、又はフィラー付きのフ
ォトセンサを用いることができる。
【0041】また、本例は、用紙先端センサ234、ソ
レノイド329などを制御するための制御部(不図示)
を備えている。この制御部は、例えば、CPU,RA
M,ROM,I/O部等で構成することができる。
【0042】本例においては、図3のタイミングチャー
トに示すように、給紙ユニット1から搬送されてきた転
写紙10先端を用紙先端センサ234で検知し、その検
知した後所定時間t1だけ遅らせて、ポンプ213をO
Nしてノズル216から処理液20を転写紙10側に向
けて噴射させるように制御部で制御する。これにより、
転写紙10の先端から数mm(好ましくは、2〜10mm)
だけ処理液20を付与しない領域を設ける。これによ
り、次のトナー剥離ユニット3での剥離処理が終了した
あと、転写紙10自身の腰により、転写紙10の先端が
剥離ローラ203表面から容易に分離するようになる。
また、図3のタイミングチャートに示すように、転写紙
1先端を検知した後所定時間t2経過する直前にソレノ
イド329をONするように制御部で制御し、弾性部材
324の付勢力によって分離爪303の分離部先端を剥
離ローラ302表面に当接させ、図4のように、転写紙
10の腰による分離に加えて、機械的に転写紙10先端
を剥離ローラ302表面から分離させる。これにより、
転写紙10先端を剥離ローラ302表面からより確実に
分離することができるようになる。この分離爪303に
よる分離は、上記の転写紙10先端部に処理液未付与領
域を設ける方法と組み合わせるとより効果的である。
【0043】次に、図5を用いて、上記トナー剥離ユニ
ット3の他の具体例について説明する。本例に係るトナ
ー剥離ユニット3は、小径(好ましくは、30mm程度以
下)の剥離ローラ302を備えている。本例において
は、剥離ローラ302と転写紙10との接触部の直前の
搬送方向と、該接触部の終端から見た転写紙10先端
(図中の2点鎖線)の剥離ローラ302からの離脱位置
の方向との間の角度、即ち転写紙10の分離角度(図中
のθ)を鋭角になり、これを言い替えると、該接触部よ
り下流側の剥離ローラ302表面の移動軌跡が、転写紙
10がその腰によって曲率分離するような曲率を有する
ようになる。したがって、該接触部を通過した転写紙1
0の先端を、剥離ローラ302の表面から確実に分離で
きる。このように、本例によれば、複雑な分離手段を設
けることなく、転写紙10の先端を剥離ローラ302か
ら確実に分離させることができる。
【0044】なお、本例の構成は、上記図2の構成と組
み合わせると、より効果的である。また、本例の構成
は、搬送ローラで張架されたベルト状の剥離部材である
剥離ベルトを用いた場合にも適用でき、この場合には、
剥離ベルトと転写紙10との接触部の下流側の搬送ロー
ラの径を小さくすればよい。
【0045】次に、図6及び図7を用いて、上記分離手
段を有するトナー剥離ユニット3の更に他の具体例につ
いて説明する。ここでは、該分離手段と組み合わせて用
いるとより効果的な液付与ユニット2についても合わせ
て説明する。
【0046】本例に係るトナー剥離ユニット3は、図6
(a)及び(b)に示すように剥離ローラ203、加熱
ランプ201を内蔵したバックアップローラ308、転
写紙10の側端部を剥離ローラ302表面に接触させず
に所定の搬送方向にガイドするサイド分離板330等を
備えている。このサイド分離板330の表面は、トナー
の付着しにくい離型性を有するように、フッ素系樹脂
(例えば、テフロン)により処理しておくことが望まし
い。また、サイド分離板330の転写紙10側端からの
延在距離は3〜10mm程度が好ましい。また、本例に係
る液付与ユニット2は、図7(a)及び(b)に示すよ
うに、ノズル216等からなる処理液噴霧装置、搬送ガ
イド板221等を備えているが、転写紙10の側端部
(図7(b)中の左端部)に処理液20が付与されない
ように、搬送ガイド板221を延在させている。この搬
送ガイド板221の転写紙10側端からの延在距離は1
〜10mmが好ましい。
【0047】本例においては、給紙ユニット1から搬送
されてきた転写紙10は、その側端部がサイド分離板3
30の下側に沿ってガイドされて、剥離ローラ302と
の接触部に到達する。そして、該接触部を通過した後、
転写紙10はさらにその側端部がサイド分離板330の
下側に沿ってガイドされながら搬送される。これによ
り、剥離ローラ302へのトナー付着が防止され、か
つ、転写紙10を剥離ローラ302表面から確実に分離
できるようになる。また、転写紙10の側端部に予め処
理液20を付与しない領域を設けているので、剥離ロー
ラ302へのトナー付着を更に防止できるようになり、
また転写紙10の腰が弱くならないので、転写紙10の
サイドのみでの剥離ローラ302からの分離を更に確実
にすることができるようになる。
【0048】次に、図8を用いて、上記分離手段を有す
るトナー剥離ユニット3の他の具体例について説明す
る。本例に係るトナー剥離ユニット3は、剥離ローラ2
03、加熱ランプ201を内蔵したバックアップローラ
308等を備えている。このバックアップローラ308
の表面の一部には、凹部が設けられ、この凹部に転写紙
10先端を必要に応じて保持する開閉自在のクランプ爪
331が配設されている。このクランプ爪331は常態
において開状態になるように図示しないバネ等の付勢部
材で付勢されている。
【0049】また、本例では、給紙ユニット1から搬送
されてきた転写紙10先端を検知するための用紙先端セ
ンサ234、及び用紙先端センサ234、バックアップ
ローラ308の駆動部、搬送ローラ対209の駆動部な
どを制御するための制御部(不図示)を備えている。上
記用紙先端センサ234としては、例えば、透過型、反
射型、又はフィラー付きのフォトセンサを用いることが
でき、また、上記制御部は、例えば、CPU,RAM,
ROM,I/O部等で構成することができる。
【0050】本例においては、給紙ユニット1から搬送
されてきた転写紙10先端を用紙先端センサ234で検
知し、所定時間経過後に、バックアップローラ308を
駆動し、開状態のクランプ爪331の凹部に転写紙10
先端を同期させて移動させ、このときクランプ爪331
が剥離ローラ302表面で押されて付勢部材にさからっ
て凹部に入り込み、転写紙10を抑え込んだ状態で剥離
ローラ302との接触位置を通過する。その後、バック
アップローラ308が所定距離だけ回転した後クランプ
爪331は剥離ローラ302から離れると付勢部材によ
って開状態にされ、転写紙10先端を開放する。これに
より、転写紙10先端を剥離ローラ302から確実に分
離することができるようになる。
【0051】また、液付与ユニット2で転写紙10に多
量の処理液20を付与することにより、バックアップロ
ーラ308として大きな径の回転体を用いなくても、剥
離ローラ302からの転写紙10の分離を確実に行うこ
とができるようになる。この場合に、各ローラからの転
写紙10の分離を更に確実にするために、上記図4など
に示したような分離爪303を適宜設けてもよい。
【0052】また、転写紙を表面に保持して搬送する大
径の回転体(紙保持ドラム)を備えたトナー除去装置の
場合には、給紙ユニット1からの転写紙10が紙保持ド
ラムとそれに圧接するように設けられた塗布ローラ20
7との間に挾持されて処理液20が付与された後、紙保
持ドラム表面に密着しながら搬送される。次に、剥離ロ
ーラ302で転写紙10上のトナーが付着除去される。
このとき、転写紙10と紙保持ドラムとの間には、処理
液20による吸着力が作用しているため、剥離ローラ3
02と転写紙10との間、又はトナーと転写紙10との
間の付着力に抗して、転写紙10は紙保持ドラム表面に
付着したまま、次の乾燥ランプを内蔵した乾燥ローラと
の接触位置に移動する。そして、乾燥ローラによって乾
燥された転写紙10は、処理液20による吸着力を失っ
て、紙保持ドラム表面から分離する。
【0053】なお、上記実施例では、本発明を転写型の
電子写真複写機によって画像が形成された転写紙10に
適用しているが、ファクシミリ、プリンター、印刷機等
紙等の他の画像形成装置で用いる記録紙等の像保持体に
も適用できる。また、本発明は、繊維質の構造をした像
保持体に限定されることなく、像を形成することができ
る像保持体に適用できる。また、本発明が適用できる像
保持体は、例えば、プラスチック層等のベースシートの
表面層が紙等の吸液性及び弾性を有する材料層である積
層物等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記像保持体
の上記像形成物質が付着した表面側で、少なくとも該表
面上の画像形成物質と接触するように配置した上記剥離
手段の剥離部材が、該像形成物質に対して、該表面と該
像形成物質との付着力より大きい付着力を有することに
より、該剥離部材を該表面に接触させた後、該剥離部材
と該像保持体とを分離する際に、該像形成物質を確実に
該像保持体から離し、該剥離部材のみに付着させること
ができるようになるので、該像保持体から画像形成物質
のみを確実に取り除くことができるようになるという効
果がある。また、上記分離手段で、該剥離部材に接触し
た該像保持体を、該剥離部材表面から分離することがで
きるようになるので、該像保持体を該剥離部材から確実
に分離させ、次の処理工程等に搬送できるようになると
いう効果がある。
【0055】請求項2の発明によれば、上記軟化手段
で、上記剥離部材が接触している又は接触する直前の上
記像保持体に付着している上記像形成物質を軟化させる
ことにより、該像保持体と該像形成物質との付着力をよ
り小さく、該像形成物質と該剥離部材との付着力を大き
くすることができるようになるので、該像保持体から画
像形成物質のみを更に確実に取り除くことができるとい
う効果がある。
【0056】請求項3の発明によれば、上記ガイド部材
で、上記像保持体の搬送方向における側端部を、上記剥
離部材の表面移動方向とは異なる該搬送方向にガイドす
ることにより、該像保持体が剥離部材との接触位置を通
過した後、該像保持体を該ガイド部材に沿って搬送し、
該剥離部材の表面から分離させることができるので、該
像保持体を該剥離部材から確実に分離させ、次の処理工
程等に搬送できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成図。
【図2】同トナー除去装置のトナー剥離ユニット、及び
液付与ユニットの概略構成図。
【図3】同トナー剥離ユニット及び液付与ユニットの動
作のタイミングチャート。
【図4】同トナー剥離ユニットの分離爪の当接部の拡大
図。
【図5】他の変形例に係るトナー剥離ユニットの概略構
成図。
【図6】(a)は更に他の変形例に係るトナー剥離ユニ
ットの概略構成図。(b)は同トナー剥離ユニットの斜
視図。
【図7】(a)は同トナー剥離ユニットとともに用いる
液付与ユニットの液付与部の正面図。(b)は同液付与
部の側面図。
【図8】更に他の変形例に係るトナー剥離ユニットの概
略構成図。
【符号の説明】
2 液付与ユニット 3 トナー剥離ユニット 4 乾燥ユニット 10 転写紙 20 処理液 216 ノズル 234 用紙先端検知センサ 301 加熱ランプ 302 剥離ローラ 303 分離爪 308 バックアップローラ 329 ソレノイド 330 サイド分離板 331 クランプ爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 義明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 新宮領 慧 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 祥之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安藤 和弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 忠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体から、該像形成物質を取り除く像保持体からの像
    形成物質除去装置において、 該像形成物質に対して、該表面と該像形成物質との付着
    力より大きい付着力を有する剥離部材を、該像形成物質
    が付着した該表面側で、少なくとも該表面上の像形成物
    質と接触するように配置した剥離手段と、 該剥離部材に接触した該像保持体を、該剥離部材表面か
    ら分離する分離手段とを設けたことを特徴とする像保持
    体からの像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】上記剥離部材が接触している又は接触する
    直前の上記像保持体に付着している上記像形成物質を軟
    化させる軟化手段を設けたことを特徴とする請求項1の
    像保持体からの像形成物質除去装置。
  3. 【請求項3】上記分離手段として、上記像保持体の搬送
    方向における側端部を、上記剥離部材の表面移動方向と
    は異なる該搬送方向にガイドするガイド部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2の像保持体からの像形成
    物質除去装置。
JP20117193A 1993-07-21 1993-07-21 像保持体の分離手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置 Withdrawn JPH0736330A (ja)

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