JP2016102857A - 画像消去装置及び画像消去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の実施の形態が解決しようとする課題は、消費電力を低減可能であり、使い勝手のよい画像消去装置を提供することである。【解決手段】記録媒体を搬送する搬送部と、搬送される記録媒体に形成された画像を消去する消去部と、前記消去部によって画像を消去された記録媒体を収容する排紙部と、前記排紙部に収容されている記録媒体の量を検知する第1の検知部と、前記第1の検知部で検知される記録媒体の量が所定量以下であると判断する場合、記録媒体を前記消去部へ搬送するように前記搬送部を制御し、搬送される記録媒体の画像を消去するように前記消去部を制御し、画像を消去された記録媒体を前記排紙部へ搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、を有する画像消去装置。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、用紙上に印字した画像を消去する画像消去装置及び当該画像消去装置の画像消去方法に関する。
画像消去装置としては、用紙上に記録材料、例えば、消色可能トナーを使用して画像を印刷し、所定温度での加熱により画像を形成するトナーに消色処理を施し、用紙上に印刷した画像を消去するいわゆる消色装置が知られている。この消色装置には、消去前の画像を残すために画像読取をする読取部と、画像を形成するトナーを消色する消色部と、消色後に消色処理が正常に施されたか否かを判別するために前述の読取部で再度画像読取を行うものが知られている。この画像の読取結果によって、再利用を目的とした排紙部又は廃棄を目的とした排紙部へ消去後の用紙を搬送する。
よって上記画像消去装置では、用紙に形成された画像を消去する際、用紙の内容を読取部で読取保存し、消色化するという一連の動作を実施している。このような装置で画像の消去を行う場合、加熱による消費電力が比較的多く必要とされるため、効率的に画像の消去処理を行う必要がある。しかしながら、所定のタイミングでしか画像の消去が行われないと、操作者が画像の消去済みの用紙を使用したい時に再利用の用紙を収容する排紙部に用紙が収容されていない状況が発生し、操作者の利便性を害してしまう。
特開2010−113337号公報
本発明の実施の形態が解決しようとする課題は、効率的な画像の消去処理を行うことによって消去処理に伴う消費電力を削減可能であり、操作者にとって利便性の高い画像消去装置を提供することである。
そこで上記課題を達成するため、本発明の実施形態では次のような手段を講じている。記録媒体を搬送する搬送部と、搬送される記録媒体に形成された画像を消去する消去部と、前記消去部によって画像を消去された記録媒体を収容する排紙部と、前記排紙部に収容されている記録媒体の量を検知する第1の検知部と、前記第1の検知部で検知される記録媒体の量が所定量以下であると判断する場合、記録媒体を前記消去部へ搬送するように前記搬送部を制御し、搬送される記録媒体の画像を消去するように前記消去部を制御し、画像を消去された記録媒体を前記排紙部へ搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、を有する画像消去装置である。
本実施の形態における画像消去装置の模式断面図。 本実施の形態における画像消去装置のブロック図。 本実施の形態における画像消去装置の消去ジョブのフローチャート。
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(本実施の形態)
図1は、画像消去装置の模式断面図である。図1では、外郭筐体を除いた主要部を装置100として示している。画像消去装置100は、既に画像形成された記録媒体(以下、用紙と称す)の画像を消去し、用紙の再利用を可能とする。なお、本実施の形態では、加熱によって記録材料を消色し、もって画像を消去する消去処理を例に挙げて説明を行う。図1に示す画像消去装置100は、用紙を収容する給紙部10、用紙を搬送する第1の搬送路11および第2の搬送路12、用紙の画像を読み取る第1の読取部13および第2の読取部14、用紙の画像を消去する消去部15、各搬送路に設けられた搬送ローラ16、用紙の搬送経路を切り替える第1の経路変更部17、画像の消去が行われた用紙を収容する第1の排紙部19と第2の排紙部20とを有する排紙部23、第1の搬送路11に設けられ、第1の排紙部19と第2の排紙部20への搬送経路を切り替える第2の経路変更部30を有する。
給紙部10は、既に画像が形成され、再利用する用紙を収容する。そして、用紙の画像を消去するために用紙を画像消去装置100の内部へ給紙する。再利用する用紙は、例えば、加熱により消去可能な記録材料(トナー)で画像形成された用紙である。尚、用紙はA3、A4、B5等、様々なサイズであってよい。給紙部10は、給紙トレイ22及び給紙トレイ22内の用紙を取り出すピックアップローラ18(以下、給紙トレイピックアップローラ)、給紙部センサ215を有する。給紙トレイ22は、画像の消去を行う用紙を積載する。給紙トレイピックアップローラ18は、給紙トレイ22 から用紙を1枚ずつ取り出し、順次第1の搬送路11へ送り出す。給紙部センサ215は、給紙トレイ22に収容されている用紙の収容量を検知する。この給紙部センサ215は例えば赤外線センサである。他に周知のマイクロスイッチを用いるなど、機械式のセンサも使用可能である。この給紙部センサ215は検知結果を後述の制御部へと送信する。
第1の搬送路11と第2の搬送路12とは、複数の搬送ローラ16を有し、搬送ローラ16は駆動ローラと従動ローラの対で構成される。
第1の搬送路11には、搬送路に沿って第1の読取部13と第2の読取部14とが配置される。第1の搬送路11は、搬送ローラ16により給紙部10から排紙部23へ第1の読取部13と第2の読取部14を介して用紙を搬送する。
なお、本実施の形態では、用紙は給紙部10から排紙部23へと搬送されるため、給紙部10側を用紙搬送方向に対しての上流側とし、排紙部23側を用紙搬送方向に対しての下流側とする。
第1の読取部13及び第2の読取部14は、例えば、二次元CCDスキャナを有する(第1の読取部13と第2の読取部14とを併せて読取部に相当する)。この2つの読取部13、14は、第1の搬送路11を挟んで、例えば、互いに位置を異ならせて設けられる。このような構成により、第1の読取部13は搬送される用紙の片面を読み取り、第2の読取部14は第1の読取部13の読み取る面と反対側の面を読み取る。第1の読取部13及び第2の読取部14で読み取った画像は、例えば、後述する図2に示すRAM203又はHDD214に適宜記憶する。
第1の搬送路11は、第1の読取部13及び第2の読取部14の用紙搬送方向の下流側に位置する分岐点Bを介して、排紙部23へと接続される。この分岐点Bには図1に示すように第2の搬送路12が接続され、第1の搬送路11と第2の搬送路12との経路を切り替える第1の経路変更部17が配置される。第1の経路変更部17はデフォルトでは、例えば、給紙部10から排紙部23へ第1の読取部13及び第2の読取部14を介して用紙を搬送する経路を許容しているものとする。
第2の搬送路12は、分岐点Bで第1の搬送路11から分岐し、第1の搬送路11の第1の読取部13及び第2の読取部14の上流側かつ給紙部10の下流側に位置する合流点Gで第1の搬送路11と合流する。
第2の搬送路中であって、第1の搬送路11と第2の搬送路12の分岐点Bと合流点Gとの間に、消去部15が配置される。消去部15は、ローラ対21、ヒータ205(図2参照)を有する。ヒータ205は、例えば、ローラ対21を構成するローラの少なくともどちらか一方のローラ内に設けられる。そして、ローラ対21はヒータ205により加熱される。これにより、消去部15では、加熱により消去可能な画像形成材料を用いて形成された用紙の画像をローラを介して所定温度(消去温度)に加熱し、画像を形成する記録材料を消去(無色化)する。また、図示はしないが、ローラ対21の近傍には温度センサが設けられる。温度センサはローラ対21の温度を測定し、測定結果を後述の制御部に送信する。
なお、本実施形態の画像消去装置100は、記録材料である消色可能トナーや消色可能インク等の色材により画像が形成された用紙に対し、画像の色を消す消色処理を施すが、消色可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消去剤を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消去剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消去可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消色温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれるため、消色できる。
排紙部23は、消去部15によって画像を消去された用紙を収容する。排紙部23は第1の排紙部19と第2の排紙部20とを有する。本実施の形態では、例えば第1の排紙部19に再利用可能な用紙が収容され、第2の排紙部20には汚れなどの理由から再利用には向かない用紙が収容される。第1の排紙部19には、第1の排紙部19に収容された用紙の量を検知する再利用センサ216が、第2の排紙部20には第2の排紙部20に収容された用紙の量を検知する廃棄センサ217がそれぞれ設けられている。この再利用センサ21と廃棄センサ217とは例えば赤外線センサである。他に周知のマイクロスイッチを用いたセンサも使用可能である。この再利用センサ21と廃棄センサ217の検知結果を後述の制御部へと送信する。
第1の搬送路11には、用紙を第1の排紙部19あるいは第2の排紙部20へ選択的に搬送するために、第1の経路変更部17の下流側に第2の経路変更部30が配置される。この第2の経路変更部30は、第1の経路変更部17を介して搬送される用紙の経路を、第1の排紙部19又は第2の排紙部20へと切り替える。この第2の経路変更部30の経路の切り替えによって、用紙を排紙部23の所定の排紙部へと搬送する。この第2の経路変更部30はデフォルトでは、例えば、第1の排紙部19へ用紙を搬送する経路を許容しているものとする。
図2は、画像消去装置100のブロック図である。画像消去装置100の制御部であるCPU(Central Processing Unit)200(以下、制御部200)には、システムバス201を介してROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、読取部13、14のCCDセンサ204、消去部15のヒータ205、クライアント端末等の外部装置との間でデータの入出力をするためのインターフェース(I/F)206、第1の経路変更部17を制御する第1の経路変更駆動部207、第2の経路変更部30を制御する第2の経路変更駆動部208、及び各種ローラを駆動する用紙搬送モータ211、これを制御する用紙搬送モータ制御駆動部210、各種設定等の入力を行う操作部212、表示部213、HDD214、給紙部センサ215、再利用センサ216、廃棄センサ217、が接続される。ROM202、RAM203は制御部200に含まれる。
ROM202には、制御部200のCPUを動作させるためのプログラムや閾値(固定値情報)などを記憶する。給紙部センサ215で測定した給紙部10に収容されている用紙の収容量と比較する給紙閾値、再利用センサ216で測定した第1の排紙部19に収容されている用紙の収容量と比較する第1の排紙閾値、廃棄センサ217で測定した第2の排紙部20に収容されている用紙の収容量と比較する第2の排紙閾値、第1の排紙部19に用紙が収容可能か否かを判断するための閾値である第1の収容閾値、第2の排紙部20に用紙が収容可能か否かを判断するための閾値である第2の収容閾値、消去後の用紙の印字率の閾値である印字率閾値、消去後の用紙の濃度の閾値である濃度閾値、消去部15の加熱温度と比較する温度閾値などもこのROM202に記憶する。なお、制御部200は読取部13、14によって消去後の用紙を読取り、この読取った画像と印字率閾値と濃度閾値を比較して用紙が再利用可能か否か判断する。また、温度閾値は用紙がローラ対21を通過したときに、ローラ21からの熱によって用紙の画像を消去可能な温度である。この温度閾値は、記録材料として消色可能トナーを使用した場合には、その定着温度よりも所定値だけ高い消色温度である。
RAM203には、制御部200のCPUによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。RAM203は画像を消去された用紙が再利用可能か否かの判定結果を記憶する再利用記憶エリアを有する。再利用記憶エリアに記憶する値が例えば「0」のときは画像を消去された用紙が再利用不可を示し、再利用記憶エリアに記憶する値が例えば「1」のときは、画像を消去された用紙の再利用が可能を示す。再利用記憶エリアにはデフォルトでは例えば「1」が記憶されているものとする。
読取部13、14を構成するCCDセンサ204は用紙の画像を読取るために一列のラインセンサ(二次元スキャナ)として配置されており、用紙の搬送に伴って用紙表面の濃淡を検出する。この用紙表面の濃淡を検出することにより、画像の読出しあるいは検知を行う。読取部は、CCDセンサに限定されず、CMOSセンサであっても良い。
消去部15のヒータ205は、例えば、誘導加熱式(IH)ヒータを用いる。前述のように、消去部15を用紙が通過する間にローラ対21を介して、用紙に間接的にヒータ205からの熱を加えて色材を無色化する。ヒータ205は温度制御可能であれば良い。誘導加熱式のヒータの他に、例えば、ハロゲンランプ等のヒータランプで構成しても良い。
操作部212は各種の設定・指示キーを有し、各種操作を入力する入力部である。表示部213は、画像消去装置100の各種の処理モード等を表示する。表示部213は周知のタッチパネル式で操作部212をかねても良い。操作者が手動で画像の消去を行う場合、操作者はこの操作部212のキーを操作、例えば、操作部212に設けられた選択キーを押下して、事前に手動消去モードの選択を行う。手動消去モードが選択されると、給紙部10と排紙部23に収容されている用紙の量に関わらず、用紙の画像を第1の読取部13と第2の読取部14とで読取った後に、消去部15で用紙に形成された画像を消去し、排紙部23へ用紙を搬送する。なお、本実施例の画像消去装置100は、手動消去モードが選択されなければ、自動消去モードを自動的に選択し、実行するものとする。自動消去モードは給紙部10又は第1の排紙部19に収容される用紙の量に応じて用紙に形成された画像の消去を行う。また、各モードの処理を開始するスタートキーを操作部212は有する。
制御部200は、第1の経路変更駆動部207を制御することにより、第1の経路変更部17を駆動して、デフォルトの位置から用紙を第1の搬送路11から第2の搬送路12へ搬送するよう振り分わける。
更に、制御部200は、第2の経路変更駆動部208を制御することにより、第2の経路変更部30を駆動して、第1の排紙部19あるいは第2の排紙部20へ用紙を収容するよう振り分わける。
HDD214は、消去処理前の用紙を読取った画像を記憶する読取画像記憶エリアを有する。この読取画像記憶エリアはI/F206を通じて外部端末よりアクセス可能である。
給紙部センサ215、再利用センサ216、廃棄センサ217に関しては、上述のように既に説明したので省略する。
以上のような構成を備える画像消去装置100において、制御部200は、予め設定されているプログラムに基づいて、例えば、図3に示す消去ジョブを実行する。なお、以下の説明にあたり、画像を消去する用紙は給紙トレイ22に既にセットされているものとし、排紙部23には用紙が収容されていないものとする。加えて、消去部15のローラ対21はヒータ205により加熱されている。ローラ対21の温度は用紙に形成された画像を消去可能な温度に達しているものとする。
まず、制御部200は、操作部212が操作され手動消去モードを表す信号が入力されたかの判定を行う(ACT1)。手動消去モードを表す信号が入力されたと判断する場合(ACT1のYes)、制御部200は給紙部10の給紙部センサ215の値を参照し、給紙トレイ22に用紙が収容されているかを確認する(ACT4)。
給紙トレイ22に用紙が収容されていないと制御部200が判断すると(ACT4のNo)、再びACT1に戻り手動消去モードを表す信号が入力されたかの判定を行う。他方、給紙トレイ22に用紙が収容されていると判断する場合(ACT4のYes)、制御部200は給紙トレイ22にセットされている用紙の搬送を開始する(ACT5)。具体的には、制御部200は給紙トレイ22にセットされている用紙を1枚、給紙トレイピックアップローラ18を用いて取出す。そして、制御部200は用紙搬送モータ制御駆動部210を制御して、用紙搬送モータ211を起動し、搬送ローラ16を駆動して、第1の搬送路11にて用紙を搬送する。
一方、手動消去モードを表す信号が入力されないと判断する場合(ACT1のNo)、制御部200は第1の排紙部19に用紙が所定量以上収容されているかを判断する(ACT2)。具体的には、制御部200は再利用センサ216の検知結果とROM202に記憶する第1の排紙閾値とを比較して、第1の排紙部19に所定量以上の用紙が収容されているかの判断を行う。
第1の排紙部19に所定量以上の用紙が収容されていない判断すると(ACT2のYes)、制御部200は給紙部10の給紙部センサ215の値を参照し、給紙トレイ22に用紙が収納されているかを確認する(ACT4)。そして、給紙トレイ22に用紙が収容されていないと判断すると(ACT4のNo)、再びACT1に戻り手動消去モードを行う旨の信号が入力されたかの判定を行う。他方、給紙トレイ22に用紙が収容されていると判断する場合(ACT4のYes)、上述のように給紙トレイ22にセットされている用紙の搬送を開始する(ACT5)。
第1の排紙部19に所定量以上の用紙が収容されていると判断すると(ACT2のNo)、制御部200は給紙部10の給紙部センサ215の値を参照し、給紙トレイ22に所定量以上の用紙が収容されているかの判断を行う(ACT3)。具体的には、制御部200は給紙部センサ215の検知結果とROM202に記憶する給紙閾値とを比較して、給紙部10の給紙トレイ22に所定量以上の用紙が収容されているかの判断を行う。給紙部10の給紙トレイ22に収容されている用紙が所定量以下であると判断する場合(ACT3のNo)、再びACT1に戻り手動消去モードを表す信号が入力されたかの判断を行う。
他方、給紙部10の給紙トレイ22に収容されている用紙が所定量以上であると制御部200が判断する場合(ACT3のYes)、給紙トレイ22にセットされている用紙の搬送を開始する(ACT5)。
以上の動作を経て、給紙トレイ22から第1の搬送路11へ用紙が供給される。以下の工程では、供給された用紙上に形成されている画像の消去が実施される。ここで、第1の搬送路11の分岐点Bに配置された第1の経路変更部17はデフォルトの位置にあり、給紙部10から排紙部23へ用紙を搬送する経路を許容している。このため、制御部200は第1の経路変更駆動部207を制御して第1の経路変更部17を駆動させ経路を切り替え、分岐点Bを経由して第2の搬送路12へ用紙を搬送可能とする。これによって、読取部13、14から消去部15への搬送路が繋がる(ACT6)。上述の第1の経路変更部17の駆動は、ACT5の用紙の搬送開始と同時に実行されることが好ましい。
給紙トレイピックアップローラ18によって第1の搬送路11へ用紙の搬送が開始されると、制御部200は第1の搬送路11に沿って設けられた第1の読取部13と第2の読取部14を制御して、用紙の表面と裏面の画像を読取る。読取った画像を制御部はHDD214の読取画像記憶エリアに記憶する(ACT7)。図1に示す構成では、用紙の片方の面にだけ画像が形成されている場合でも読取部13、14は読取り動作を行うが、例えば画像センサ等を利用して画像が形成されている面に対応する読取部のみを駆動することも可能である。
前述のように第1の読取部13と第2の読取部14とで用紙の画像を読取った後、制御部200は用紙を第1の搬送路11と第2の搬送路12の分岐点Bを介して消去部15へと搬送する。消去部15に搬送された用紙はROM202に記憶された温度閾値を参照して温度制御されたヒータ205によって加熱されたローラ対21により挟持され搬送される。この搬送により、用紙の記録材料は加熱されたローラ対21によって所定の温度(消色温度)に達して、消色され、結果、画像が消去される(ACT8)。
制御部200は更に第1の読取部13と第2の読取部14の上流にある第1の搬送路11と第2の搬送路12の合流点Gを経由して、第1の搬送路11へ画像が消去された用紙を搬送する。制御部200は第1の搬送路11に沿って設けられた第1の読取部13と第2の読取部14を制御して、画像が消去された用紙を読取る。第1の読取部13と第2の読取部14によって読取った画像情報と、ROM202に記憶する印字率閾値と濃度閾値とを比較して、画像が消去された用紙が再利用可能か否かを判断する。用紙を再利用不可と判断した場合、RAM203の再利用記憶エリアに「0」をセットする(ACT9)。
次に、制御部200は、第1の経路変更駆動部207を制御して第1の経路変更部17を駆動させ経路を切り替え、分岐点Bを介して排紙部23へ用紙を搬送可能とする。これによって、読取部13、14から排紙部23への搬送路が繋がる。同時に、制御部200はRAM203の再利用記憶エリアに記憶されている値を参照する。第2の経路変更部30はデフォルトの位置が第2の読取部14から第1の排紙部19へ用紙を搬送する経路を許容している。RAM203の再利用記憶エリアに「0」が記憶されていると制御部が判断すると、用紙は再使用不可なので、第2の経路変更駆動部208を制御して第2の経路変更部30を駆動させ経路を切り替える。第2の経路変更部30のデフォルトの位置では搬送されてくる用紙は使用可能な用紙を収容する第1の排紙部19に収容されてしまうので経路の切り替えが必要となる。これによって、第2の経路変更部30は第2の読取部14から使用不可の用紙を収容する第2の排紙部20へ用紙を搬送する経路を許容する(ACT10)。
そして、画像が消去された用紙を第2の排紙部20へと搬送する。その後、制御部200は、第2の経路変更駆動部208を制御して第2の経路変更部30を駆動させデフォルトの位置に戻す(ACT11)。
続いて、制御部200は排紙部23に用紙が収容可能か否かの判断を行う(ACT12)。具体的には、制御部200は再利用センサ216の検知結果とROM202に記憶する第1の収容閾値とを比較して、再利用センサ216の検知結果が第1の収容閾値以下かの判定を行う。同時に、制御部200は廃棄センサ217の検知結果とROM202に記憶する第2の収容閾値とを比較して、廃棄センサ217の検知結果が第2の収容閾値以下かの判定を行う。再利用センサ216の検知結果が第1の収容閾値以下であり、かつ廃棄センサ217の検知結果が第2の収容閾値以下であるなら(ACT12のYes)、制御部200は給紙部10の給紙部センサ215の値を参照し、給紙トレイ22に用紙が収容されているかを確認する(ACT13)。制御部200が給紙トレイ22に用紙があると判断する場合(ACT13のYes)、ACT5に戻り給紙トレイ22に収容されている用紙の搬送を開始する。制御部200が給紙トレイ22に用紙がないと判断する場合(ACT13のNo)、消去ジョブを終了する。この場合、例えば、消去ジョブを終了する前に給紙トレイ22に用紙が無いことを使用者に報知して用紙の供給を促し、用紙が給紙トレイ22に収容されたことを検知して消去ジョブを自動あるいは手動で再開するようにしても良い。
他方、再利用センサ216の検知結果が第1の収容閾値以上又は廃棄センサ217の検知結果が第2の収容閾値以上であると制御部200が判断するなら(ACT12のNo)、消去ジョブを終了する。上記の条件の場合、再利用センサ216の検知結果が優先され、検知結果が第1の収容閾値以上の場合には、廃棄センサ217の検知結果によらず、消去ジョブを終了しても良い。
以上により、本実施の形態では、用紙の印刷された画像を消去するにあたって、まず操作者によって手動消去モードが入力されたかを判断する。そして、手動消去モードが入力されないなら、排紙部23に所定量の用紙があるか否かを判断し、所定量の用紙がない場合は自動的に用紙の画像の消去を行う。また、給紙部10に用紙が所定量以上収容されたら、自動的に用紙の画像の消去を行う。これらの処理によって所定量の用紙を排紙部23、即ち本実施の形態では第1の排紙部19、に用意することが可能となるので、操作者が再利用可能な用紙を使いたいときに用紙が排紙部23にないという不便さを軽減することができる。また、排紙部23に所定量以上の用紙が収容されているときは、給紙部10に用紙が所定量以上供給された場合に用紙に形成された画像を連続した処理で消去するので、電力の節約も可能となる。
なお、本実施の形態では消去処理の一例として加熱により画像の色を消す記述をした。しかしながら、本実施の形態に記載の画像消去装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像を消す装置でもよい。画像消去装置は、用紙を再利用可能にするために、用紙上の画像を見えなくする構成であれば良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
13 第1の読取部
14 第2の読取部
15 消去部
30 排紙部
100 画像消去装置

Claims (5)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される記録媒体に形成された画像を消去する消去部と、
    前記消去部によって画像を消去された記録媒体を収容する排紙部と、
    前記排紙部に収容されている記録媒体の量を検知する第1の検知部と、
    前記第1の検知部で検知される記録媒体の量が所定量以下であると判断する場合、記録媒体を前記消去部へ搬送するように前記搬送部を制御し、搬送される記録媒体の画像を消去するように前記消去部を制御し、画像を消去された記録媒体を前記排紙部へ搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、
    を有する画像消去装置。
  2. 前記搬送部により搬送される画像が形成された記録媒体を収容する給紙部を備え、
    前記制御部は、前記第1の検知部で検知される前記排紙部に収容されている記録媒体の量が所定量以下であると判断する場合、少なくとも前記第1の検知部で検知される記録媒体の量が所定量以上となるまで、前記給紙部に収容される記録媒体を前記消去部によって消去するよう制御する請求項1に記載の画像消去装置。
  3. 前記給紙部に収容されている記録媒体の量を検知する第2の検知部を備え、
    前記制御部は、前記第1の検知部によって検知される記録媒体の量が所定量以下でかつ、前記第2の検知部によって検知される記録媒体が所定量以上であると判断する場合に、前記給紙部に収容されている記録媒体を前記消去部によって消去するよう制御する請求項2に記載の画像消去装置。
  4. 前記消去部により画像が消去された記録媒体の面を読取る読取部を備え、
    前記制御部は、前記読取部での読取結果に基づいて、記録媒体の再利用可能を判断し、
    前記排紙部は、前記制御部で再利用可能と判断された記録媒体を収容する第1の排紙部と、再利用不可と判断された記録媒体を収容する第2の排紙部とを有し、
    前記第1の検知部は、前記第1の排紙部に収容されている記録媒体の量を検知する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像消去装置。
  5. 画像が形成された記録媒体を収容する給紙部と、給紙部から記録媒体を搬送する搬送部と、搬送された記録媒体の画像を消去する消去部と、前記消去部によって画像を消去された記録媒体を収容する排紙部と、を有する画像消去装置を用いた画像消去方法において、
    前記排紙部に収容される記録媒体の量を検出し、
    前記検出された記録媒体の量が所定量以下の場合、前記搬送部により前記給紙部から消去部へ記録媒体を搬送し、
    搬送された記録媒体の画像を前記消去部によって消去し、
    画像が消去された記録媒体を前記排紙部に収容する画像消去方法。
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