JP5638594B2 - 画像消色装置 - Google Patents

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Description

実施形態は、シートに形成される画像を消色する、画像消色装置に関する。
画像形成に用いたシートをリユースするために、走行するシートを加熱してシート上に形成される画像を消色する画像消色装置がある。他方、セキュリティ等の観点から消色する画像をデータ管理する必要性を生じている。
特開平8−63059号公報
シートに形成される画像を加熱消色し且つ画像データを検知する画像消色装置を提供することにある。
上記課題を達成するために、実施形態の画像消色装置は、記録媒体を加熱して記録媒体上の着色剤を消色するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの温度変化から記録媒体上の着色剤の有無を検知する検知部と、前記検知部の検知結果を画像データとして記憶部に保存する制御部とを備える。
実施形態の消色装置を示す概略構成図。 実施形態の発熱体の温度制御及び温度検出するための概略制御回路図。 実施形態の消色装置の要部の制御系を示す概略ブロック図。 実施形態において(消色モード)のサーマルヘッドの制御を示すフローチャート。 実施形態において(消色・検知モード)のサーマルヘッドの制御を示すフローチャート。 実施形態において(検知モード)のサーマルヘッドの制御を示すフローチャート。
以下、実施形態について図1乃至図6を参照して説明する。図1は、実施形態の画像消色装置の一例である消色装置10を示す。消色装置10は、例えば、消色装置10全体を制御する制御部であるCPU9、操作ボタン及び表示部を備えるコントロールパネル11、給紙トレイ12、消色部13、第1搬送部14、第2搬送部16、排紙部17、を備える。
給紙トレイ12は、消色する記録媒体であるシートPを積載する。消色部13は、シートP上に形成される消色性の着色剤からなる形成画像を消色する。消色部13は、シートP上の着色剤を検知する。第1搬送部14は、搬送ローラ14a及びガイド14bを備える。第1搬送部14は、シートPを給紙トレイ12から消色部13に搬送する。第2搬送部16は、搬送ローラ16a及びガイド16bを備える。第2搬送部16は、シートPを消色部13から排紙部17に搬送する。
排紙部17は、例えばリユーストレイ17a、リジェクトトレイ17b及びセキュリティボックス17cを備える。リユーストレイ17aは例えば形成画像を消色処理した後にリユース可能なシートSを載置する。リジェクトトレイ17bは、リユースが不可能であり、通常に廃棄してリサイクル処理するシートSを載置する。セキュリティボックス17cは、セキュリティが高く別処理(セキュリティ廃棄)を必要とするシートSを載置する。
排紙部17のリユーストレイ17a、リジェクトトレイ17b及びセキュリティボックス17cは、例えばエレベータ装置10bにより、筐体10a側面で上下動する。セキュリティボックス17cは、例えば鍵や暗証番号を備える。鍵や暗証番号を扱う責任者は、セキュリティボックス17cに排紙されたシートSをシュレッダで裁断処理或いは溶解処理等のセキュリティ廃棄をする。
消色部13は、サーマルヘッド18及び支持ローラ20を備える。サーマルヘッド18は、主走査方向(シートPの搬送方向と垂直な方向)に複数の微小な発熱体18aを備える。発熱体18aは副走査方向(シートPの搬送方向と平行な方向)に一定のラインピッチで、シートに周期的に発熱する。発熱体18aは、発熱温度に応じて抵抗値が変化する抵抗体を用いる。発熱体18aに用いる抵抗体は、例えば発熱温度変化分と、抵抗値変化部が極力直線的に比例関係にある。発熱体18aに用いる抵抗体は、例えばアルミニウム、クロム、ボロン等からなる合金としたものを用いる。
CPU9は、図2に示す制御回路30により、発熱体18aの発熱時の温度を制御し或いは発熱体18aの温度変化量を検知する。制御回路30は、例えば駆動制御部33、発熱体18aを駆動する第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32、固定抵抗34、電流増幅器36、A/D変換器37を備える。駆動制御部33は、CPU9に制御され第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御する。
発熱体18aは、電流が流れると発熱する。駆動制御部33の制御により第1のトランジスタ31が一定の周期でオンすると、発熱体18aに電流が流れ、発熱体18aは発熱する。駆動制御部33は、第1のトランジスタ31をオフした後第2のトランジスタ32をオンして、固定抵抗34に電流を流す。固定抵抗34は、発熱体18aの電流変化を電圧値として検知する。電流増幅器36は、固定抵抗34の端子間の電圧値を増幅する。A/D変換器37は、増幅された電圧値をA/D変換し、CPU9にフィードバックする。
発熱体18aは、温度上昇するに連れて抵抗値が減少して電流値が増加する。発熱体18aの電流値の増加により、固定抵抗34に流れる電流が増加し、固定抵抗34の端子間の電圧値は上昇する。CPU9は、固定抵抗34の端子間の電圧値から発熱体18aの発熱温度を検知する。
制御回路30は、第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御して発熱体18aを発熱する制御と、発熱体18aの発熱温度を検知する制御を繰り返す。制御回路30は、固定抵抗34の端子間の電圧値をCPU9にフィードバックして、発熱体18aの発熱温度を正確にコントロールする。発熱体18aの発熱温度を正確にコントロールして、シートPの形成画像を確実に消色し且つ、消色時に発熱体18aが高温になり着色剤がオフセットするのを防ぐ。
発熱体18aにシートPが接触した場合、発熱体18aの熱はシートPに移動する。発熱体18aからシートPに移動する熱量は、同じ材質であれば熱伝導率が一定であり、ほぼ同じであり、発熱体18aの温度変化量も一定である。シートP上に着色剤が付着している場合、着色剤が付着している領域と、着色剤が付着していない領域とではシートP上の熱伝導率が異なる。例えば着色剤の熱伝導率がシートPの熱伝導率より大きい場合、発熱体18aからシートPへの移動熱量は、着色剤の付着領域の方が、着色剤が付着していない領域より大きい。
発熱体18aからシートPに熱量が移動することにより、発熱体18aは温度変化する。発熱体18aの温度変化量は、着色剤の付着領域の方が、着色剤が付着していない領域より大きい。着色剤が付着する領域に接した場合と、着色剤が付着していない領域に接した場合とで、発熱体18aは温度差を生じる。発熱体18aの温度変化量は、着色剤の付着量が多い領域が、着色剤の付着量が少ない領域より大きい。発熱体18aは温度により抵抗値が変化する。発熱体18aの抵抗値の変化による固定抵抗34の端子間の電圧値の変化から、CPU9は、発熱体18aに生じる温度差を検知する。CPU9は、発熱体18aの温度差から、シートPに対応させて、着色剤が付着する領域と付着しない領域のコントラストを付ける。CPU9は、シートPのコントラストから、検知した温度差を画像として認識して、画像データを取得する。
消色装置10は、シートP上に形成される消色性の着色剤からなる形成画像を例えば所定の温度に加熱することにより消色する。消色性の着色剤は、色素、呈色性化合物及び顕色剤を含有する。消色性の着色剤を用いて形成した形成画像を所定の温度で加熱すると、着色剤中の呈色性化合物と顕色剤とが解離して、着色剤を消色する。
発熱体18aは、支持ローラ20を通過するシートPを、形成画像の消色温度まで加熱して、消色性の着色剤で形成される形成画像を消色する。発熱体18aは、シートPの通過により発熱体18aに生じる温度変化から、シートPの画像データを取得する。発熱体18aは、発熱体18aに生じる温度変化の量の違いから、シートP上の着色剤の厚さを検知する。
消色装置10は動作モードとして、例えば、(消色モード)、(消色・検知モード)、(検知モード)を備える。(消色モード)の場合、サーマルヘッド18は、支持ローラ20を通過するシートPの形成画像を消色する。(消色・検知モー)の場合、サーマルヘッド18は、支持ローラ20を通過するシートPの形成画像を消色すると同時にシートPの形成画像の位置或いは着色剤の厚さを検知する。(検知モード)の場合、サーマルヘッド18は、シートPの形成画像の位置或いは着色剤の厚さを検知する。
図3を参照して消色装置10の要部の制御系40について説明する。制御系40は、CPU9、サーマルヘッド18の発熱体18aを制御する駆動制御部33、第1搬送部14及び第2搬送部16を制御する搬送制御部41、エレベータ装置10bを制御するエレベータ制御部42、サーマルヘッド18で検出した形成画像のデータを保存する画像メモリ43、コントロールパネル11を備える。
消色装置10の、(消色モード)、(消色・検知モード)、(検知モード)におけるサーマルヘッド18の制御を、夫々図4乃至図6に示すフローチャートを参照して説明する。
(消色モード)
ユーザが給紙トレイ12に形成画像を有するシートPを載置して、コントロールパネル11から、(消色モード)を入力すると、図4に示すように消色装置10は、(消色モード)動作をスタートする。CPU9は駆動制御部33を制御して、第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御する。発熱体18aが発熱し、CPU9は、固定抵抗34の端子間の電圧値から発熱体18aの発熱温度が、着色剤が消色する温度、例えば110℃に達したのを検知する(ACT100)。
CPU9は、搬送制御部41を制御して、第1の搬送部14及び第2の搬送部16を駆動して、給紙トレイ12上のシートPを消色部13方向に給紙する(ACT101)。この後、搬送制御部41は、順次給紙トレイ12上のシートPを給紙搬送する。
シートPが消色部13に到達すると、発熱体18aは、支持ローラ20上を走行するシートPに接触してシートP上の形成画像を加熱し、消色する(ACT102)。シートPが支持ローラ20上を走行して、サーマルヘッド18に接触する間(ACT103でYes.)、A/D変換器37はCPU9に電圧値をフィードバックする。CPU9はフィードバックされた電圧値に応じて第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御する。第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32のオン/オフ制御により、発熱体18aは、110℃を維持する(ACT104)。
シートPが支持ローラ20を通過し(ACT103でNo.)、所定時間を経過していなければ(ACT106でNo.)、CPU9は、ACT103に戻る。サーマルヘッド18にシートPが接触しないで(ACT103でNo.)、所定時間を経過すると(ACT106でYes.)、CPU9は、(消色モード)を終了したと判断して、サーマルヘッド18の制御を終了する。
消色装置10は、消色部13を経て第2の搬送部16に搬送される消色後のシートSを例えばリユーストレイ17aに排紙する。シートPの形成画像のセキュリティが高い場合は、CPU9は、エレベータ装置10bを制御して、消色後のシートSをセキュリティボックス17cに排紙する。
消色装置10は、(消色モード)での動作時に、サーマルヘッド18をフィードバック制御して、発熱体18aの発熱温度を正確に温度コントロールする。消色装置10は、サーマルヘッド18により、シートP上の形成画像を確実に消色する。消色装置10は、発熱体18aが必要以上に高い温度に発熱するのを防止でき、高温により着色剤がオフセットするのを防ぐ。消色装置10は、発熱体18aを、シートPの形成消色を確実に消色するのに最小限必要な発熱温度にコントロール出来、エネルギーの節約を得られる。
(消色・検知モード)
ユーザは例えばイニシャルシート(未使用のシート)に画像形成を1回実施したシートPを給紙トレイ12に載置して、コントロールパネル11から、(消色・検知モード)を入力する。図5に示すように、消色装置10は、(消色・検知モード)動作をスタートする。CPU9は(消色モード)と同様にして駆動制御部33を制御して、発熱体18aの発熱温度が、消色温度である110℃に達したのを検知する(ACT100)。CPU9は(消色モード)と同様に搬送制御部41を制御して、シートPを消色部13方向に給紙する(ACT101)。
シートPが消色部13に到達すると、発熱体18aは、支持ローラ20上を走行するシートPに接触してシートP上の形成画像を加熱し、消色する(ACT110)。同時にCPU9は駆動制御部33を制御して、発熱体18aに供給する熱量を一定とするよう、第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御する(ACT110)。一定の熱量は、例えばACT100で発熱体18aの発熱温度が、110℃に達した時と同じ熱量とする。
CPU9は、支持ローラ20上を走行するシートPに接触する発熱体18aの温度差を、固定抵抗34の端子間の電圧値の変化から検知する(ACT111)。CPU9は、発熱体18aの温度差から着色剤の付着領域を検知し、画像データを取得する(ACT112)。CPU9は、取得した画像データを画像メモリ43に保存する(ACT113)。
シートPが支持ローラ20上を走行して、サーマルヘッド18に接触する間(ACT114でYes.)、CPU9はACT110に戻り、発熱体18aをシートPに接触して形成画像消色する。同時にCPU9は発熱体18aに供給する熱量を一定とする(ACT110)。
シートPが支持ローラ20を通過し(ACT114でNo.)、所定時間を経過していなければ(ACT116でNo.)、CPU9は、次のシートPが到達するまでの紙間で、発熱体18aをフィードバック制御する(ACT117)。CPU9は、発熱体18aの発熱温度を110℃に維持して、ACT110に戻り、次のシートPの消色を行い、発熱体18aに供給する熱量を一定とする。
サーマルヘッド18にシートPが接触しないまま(ACT114でNo.)、所定時間を経過すると(ACT116でYes.)、CPU9は、(消色・検知モード)を終了したと判断して、サーマルヘッド18の制御を終了する。
消色装置10は、消色部13を経て形成画像の消色及び検知をしたシートSを、リユーストレイ17a或いはセキュリティボックス17cに排紙する。消色装置10は、シートSがリユース可能であれば、リユーストレイ17aにシートSを排紙する。消色装置10は、シートPの形成画像のセキュリティが高い場合は、CPU9によりエレベータ制御部42を制御して、セキュリティボックス17cにシートSを排紙する。
(消色・検知モード)は、シートP上の形成画像を、消色すると同時に検知して、シートPがリユース可能か否かを判断することも可能である。ユーザは例えばイニシャルシートとリユースシートが混ざった複数枚のシートPを給紙トレイ12に載置して、コントロールパネル11から、(消色・検知モード)を入力する。
シートPが複数回リユースしたシートであれば、シートP上には複数の形成画像が重ねられている。シートPが複数回リユースしたシートであれば、図5のACT111でシートPの着色剤の付着領域と付着していない領域のコントラストを付けたとしても、CPU9は、コントラストからは、画像データとして認識できない。
但し、CPU9は、ACT111で、コントラストの濃淡を得る。CPU9は、図5のACT112及びACT113に代えて、コントラストの濃淡から、消色したシートSが更にリユースが可能で有るか、或いはシートSがリユースを繰り返していて、既にリユースの限度を超えているかを判断する。
消色装置10は、CPU9による消色したシートSがリユース可能で有るか或いはリユースの限度を超えているかの判断に従い、シートSを、リユーストレイ17a或いはリジェクトトレイ17bに排紙する。消色装置10は、リユース可能であれば、リユーストレイ17aにシートSを排紙する。消色装置10は、リユース不可能であれば、リジェクトトレイ17bにシートSを排紙する。ユーザは、リジェクトトレイ17bに排紙したシートは、通常に廃棄してリサイクル処理する。
消色装置10は、(消色・検知モード)での動作時に、紙間で発熱体18aをフィードバック制御して、発熱体18aの発熱温度を正確に温度コントロールする。消色装置10は、サーマルヘッド18により、シートP上の形成画像を確実に消色する。消色装置10は、発熱体18aが必要以上に高い温度に発熱するのを防止でき、高温により着色剤がオフセットするのを防ぐ。消色装置10は、発熱体18aを、シートPの形成消色を確実に消色するのに最小限必要な発熱温度にコントロール出来、エネルギーの節約を得る。
消色装置10は、(消色・検知モード)での動作時に、サーマルヘッド18がシートPに接触する間は、サーマルヘッドに供給する熱量を一定として、発熱体18aの温度差を検知する。消色装置10は、発熱体18aの温度差から画像データを取得して画像メモリ43に保存する。或いは消色装置10は、発熱体18aの温度差から消色後のシートがリユース可能か否かを判断する。消色装置10は、シートP上の形成画像を消色するサーマルヘッド18を兼用して、形成画像を検知可能である。消色装置10は、シートPの形成画像を検知して画像データを取得する専用の画像読取装置を不要とする。
(消色モード)或いは(消色・検知モード)の動作時の、発熱体18aの制御温度は着色剤を確実に消色し且つ、高温により着色剤が発熱体18aにオフセットしない温度であれば限定されない。発熱体18aの制御温度をより低く設定すれば、消色装置10のエネルギーの節約を得る。
(消色・検知モード)では、発熱体18aの温度制御を、ACT117の紙間でのみフィードバック制御することから、(消色モード)に比べて、シートPの搬送速度を減速しても良い。シートPの搬送速度を減速することにより、発熱体18aのフィードバック制御を紙間のみで行う場合でも、発熱体18aの発熱温度を確実に設定可能となる。
(検知モード)
(検知モード)は例えばシートP上の形成画像をデータで保存する場合、或いは、これから使用するシートPがイニシャルシートで有るか或いはリユースシートで有るかを判別する場合等に実施する。例えばシートPの形成画像をデータ保存する場合、ユーザはシートPを給紙トレイ12に載置し、コントロールパネル11から、(検知モード)を入力する。
図6に示すように、消色装置10は、(検知モード)動作をスタートする。(検知モード)では、シートPの形成画像を消色する必要が無いので、発熱体18aの発熱温度を、(消色モード)或いは(消色・検知モード)よりも低減可能である。(検知モード)では発熱体18aの発熱温度を、シートP上の着色剤の有無を検知可能な温度とする。CPU9は駆動制御部33を制御して、発熱体18aの発熱温度が、着色剤の有無を検知可能な温度、例えば80℃に達したのを検知する(ACT120)。
CPU9は、給紙トレイ12上のシートPを消色部13方向に給紙し(ACT121)、発熱体18aに供給する熱量を一定とするよう、第1のトランジスタ31及び第2のトランジスタ32をオン/オフ制御する(ACT122)。一定の熱量は、例えばACT120で発熱体18aの発熱温度が、80℃に達した時と同じ熱量とする。
シートPが消色部13に到達すると、発熱体18aは、支持ローラ20上を走行するシートPに接触する(ACT123)。CPU9は、(消色・検知モード)と同様にして、シートPに接触する発熱体18aの温度差を検知し(ACT111)、着色剤の付着領域を検知して画像データを取得する(ACT112)し、取得した画像データを画像メモリ43に保存する(ACT113)。
(消色・検知モード)と同様に、シートPが支持ローラ20上を走行して、サーマルヘッド18に接触する間(ACT114でYes.)、CPU9はACT122に戻り、発熱体18aに供給する熱量を一定とする。
(消色・検知モード)と同様に、シートPが支持ローラ20を通過し(ACT114でNo.)、所定時間を経過していなければ(ACT116でNo.)、CPU9は、次のシートPが到達するまでの紙間で、発熱体18aをフィードバック制御する(ACT117)。CPU9は、発熱体18aの発熱温度を80℃に維持して、ACT122に戻り、発熱体18aに供給する熱量を一定とする。
サーマルヘッド18にシートPが接触しないまま(ACT114でNo.)、所定時間を経過すると(ACT116でYes.)、CPU9は、(検知モード)を終了したと判断して、サーマルヘッド18の制御を終了する。
消色装置10は、消色部13を経て形成画像を有したまま画像をデータ保存したシートPを、例えばセキュリティに応じてリユーストレイ17a或いはセキュリティボックス17cに排紙する。ユーザは排紙されたシートPをそのまま資料として使用し、或いはセキュリティ廃棄する等する。
(検知モード)は、シートPの形成画像をデータ保存する場合と同様にして、例えば使用するシートPがイニシャルシートで有るか或いはリユースシートで有るかを判別可能である。(検知モード)でシートPがイニシャルシートで有るか或いはリユースシートで有るかを判別する場合には、消色装置10は消色部13でシートPに着色剤が付着しているか否かを検知するのみで良い。CPU9は、図6のACT111で、シートPに接触する発熱体18aの温度差を検知する。CPU9は、図6のACT112及びACT113に代えて、発熱体18aの温度差から、シートPに着色剤が付着しているか否かを判断する。
消色装置10は、CPU9による、シートPに着色剤が付着しているか否かの判断に従い、シートPをリユーストレイ17a或いはリジェクトトレイ17bに排紙する。シートPに着色剤の付着が無く、CPU9がイニシャルシートであると判断すれば、消色装置10は、シートPをリユーストレイ17aに排紙する。シートPに着色剤が付着し、CPU9がリユースシートであると判断すれば、消色装置10は、シートPをリジェクトトレイ17bに排紙する。ユーザは用途に応じて、イニシャルシート或いはリユースシートを容易に選択できる。ユーザが間違ってリユースシートを使用するのを防止して、セキュリティ性を高めることが可能である。ユーザはリユースシートを有効に利用して、経済性を高めることが可能である。
消色装置10は、(検知モード)での動作時に、発熱体18aに供給する熱量を一定として、発熱体18aの温度差を検知する。消色装置10は、発熱体18aの温度差から画像データを取得して画像メモリ43に保存する。或いは消色装置10は、発熱体18aの温度差からシートがイニシャルシートであるか、リユースシートであるかを判断する。消色装置10は、シートP上の形成画像を消色可能なサーマルヘッド18を用いて、形成画像を検知可能である。消色装置10は、シートPの形成画像を検知する専用のスキャナ等が不要となる。
消色装置10は(検知モード)であれば、発熱体18aの発熱温度をシートP上の着色剤の有無を検知可能温度に低減し、エネルギーの節約を得る。消色装置10は、紙間で発熱体18aをフィードバック制御して、発熱体18aの発熱温度を正確に温度コントロールする。消色装置10は、発熱体18aの発熱温度をシートP上の着色剤の有無を検知可能温度に維持し、着色剤の有無を高精度に検知する。
実施形態によれば、消色装置10は、サーマルヘッド18を用いることによりシートP上の形成画像を消色し且つ、シートPに付着する着色剤を検知する。消色装置10は、発熱体18aをフィードバック制御して、発熱温度を正確に温度コントロールし、エネルギーの節約を図りつつ形成画像を確実に消色する。消色装置10は、シートP上の着色剤の有無を検知して画像データ或いはシートの状況を取得する。消色装置10は、シートP上の着色剤の有無を検知する専用の読取装置を発熱部とは別に備える必要がない。
以上説明した実施形態の画像消色装置は、例えば画像形成部を備え、シートに形成される例えばトナー像等の、着色剤からなる形成画像を定着するのに用いても良い。画像消色装置を定着機能として用いる場合は、サーマルヘッドの発熱温度を、消色時の発熱温度に比べて低減して、着色剤が消色しない発熱温度で形成画像を定着する。
この発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
9…CPU
10…消色装置
13…消色部
18…サーマルヘッド
18a…発熱体
30…制御回路
34…固定抵抗
43…画像メモリ

Claims (6)

  1. 記録媒体を加熱して記録媒体上の着色剤を消色するサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドの温度変化から記録媒体上の着色剤の有無を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果を画像データとして記憶部に保存する制御部とを具備することを特徴とする画像消色装置。
  2. 記録媒体に画像を形成する画像形成部を更に備え、
    前記サーマルヘッドは、画像形成部により形成された画像を記録媒体に加熱定着し、画像を記録媒体に加熱定着をする場合と、記録媒体上の着色剤を消色する場合とで、発熱温度が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像消色装置。
  3. 前記検知部は、前記サーマルヘッドの温度変化を抵抗値の変化として検知して前記着色剤の有無を検知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像消色装置。
  4. 前記サーマルヘッドにより着色剤の消色と、前記検知部による着色剤の有無の検知を同時に行う場合、
    録媒体が前記サーマルヘッドを通過している間は、前記サーマルヘッド一定の熱量で発熱し
    複数の記録媒体の紙間では、前記サーマルヘッド発熱温度を一定に維持することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像消色装置。
  5. 前記検知部の検知結果から記録媒体がリユース可能で有るか或いはリユースの限度を超えているかを判断する判断部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像消色装置。
  6. 前記判断部は、前記検知部の検知結果から記録媒体がイニシャルシートで有るか或いはリユースシートで有るかを更に判別することを特徴とする請求項5に記載の画像消色装置。
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