JP6325411B2 - 画像消去装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、用紙上に印字した画像を消去する画像消去装置に関する。
画像消去装置としては、加熱により用紙のトナーに消色処理を施し、用紙上に印刷した画像を消色するいわゆる消色装置が知られている。この消色装置には、消色前の画像を残すために画像読取をする読取部と、画像を消色する消色部と、画像消色後に消色が正常に施されたか否かを判別するために前述の読取部で再度画像読取を行うものが知られている。そして、用紙に形成された画像を消色する際、用紙の内容を読取部で読取保存し、消色化するという一連の動作を実施している。しかしながら、このような装置が配置されたオフィスにおいては、電力事情に応じて使用可能な画像の消去装置が求められる。
特開2010−113337号公報
本発明の実施の形態が解決しようとする課題は、オフィスの電力事情に応じた処理が可能な画像消去装置を提供することである。
そこで上記課題を達成するため、本発明の実施形態では次のような手段を講じている。記録媒体に形成された画像を読取る読取部と、前記記録媒体の画像を消去する消去部と、前記読取部の前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記記録媒体を一時収納する待機部と、前記待機部から前記消去部へと前記記録媒体を搬送する搬送部と、供給される電圧を前記消去部で前記記録媒体の消去の開始に関する情報として取得する取得部と、前記取得部の取得した情報に基づいて、所定の条件が満たされたと判断した場合、前記待機部に一時収納されている前記記録媒体の画像を前記消去部で消去するよう制御を行う制御部と、を有する画像消去装置である。
本実施の形態における画像消去装置の模式断面図。 本実施の形態における画像消去装置のブロック図。 第1の実施の形態における画像消去装置の第1の消去ジョブのフローチャート。 第1の実施の形態における画像消去装置の第2の消去ジョブのフローチャート。 第2の実施の形態における画像消去装置の読取ジョブのフローチャート。 第2の実施の形態における画像消去装置の第3の消去ジョブのフローチャート。
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、画像消去装置100の模式断面図である。画像消去装置100は、画像形成装置で画像形成された用紙(記録媒体)Pの画像を消去し、用紙Pの再利用を可能とする。なお、本実施の形態では、消去処理の一例として熱によって画像を消色する消色処理を例に挙げて説明を行う。画像消去装置100は、給紙部10、第1の搬送路11、第2の搬送路12、第1の読取部13、第2の読取部14、消去部15、搬送ローラ16、経路変更部17、排紙部30、待機部40を有する。
給紙部10は、既に画像が形成され、再利用する用紙Pを収容し、用紙Pの画像を消去するために画像消去装置100の内部へ給紙する。再利用する用紙Pは、例えば、消去可能な記録材料で画像形成された用紙である。尚、用紙はA3、A4、B5等、様々なサイズであってよい。給紙部10は、給紙トレイ22及び給紙トレイ22内の用紙Pを取り出すピックアップローラ18(以下、給紙トレイピックアップローラ)、第1の検知センサ216を有する。給紙トレイ22は、消去を行う用紙Pを積載する。給紙トレイピックアップローラ18は、給紙トレイ22 から用紙Pを1枚ずつ取り出し、第1の搬送路11へ送り出す。第1の検知センサ216は、用紙Pが給紙トレイ22に存在するか否かの検知を行うセンサである。この第1の検知センサ216は例えば赤外線センサである。この第1の検知センサ216は検知結果を後述の制御部へと送信する。
第1の搬送路11と第2の搬送路12とは、複数の搬送ローラ16を有し、搬送ローラ16は駆動ローラと従動ローラの対で構成される。
第1の搬送路11に沿って第1の読取部13と第2の読取部14と消去部15とが配置される。第1の搬送路11は給紙部10から排紙部30へと用紙Pを搬送する。
なお、用紙Pは給紙部10から排紙部30へと搬送されるため、給紙部10側を用紙搬送方向に対しての上流側とし、排紙部30側を用紙搬送方向に対しての下流側とする。
第1の読取部13及び第2の読取部14は、例えば、二次元CCDスキャナを有する(第1の読取部13と第2の読取部とが併せて読取部に相当する)。この2つの読取部は、第1の搬送路11を挟んで、例えば、互いに位置を異ならせて設けられる。このような構成により、第1の読取部13は搬送される用紙の片面を読み取り、第2の読取部14は第1の読取部13の読み取る面と反対側の面を読み取る。第1の読取部13及び第2の読取部14で読み取った画像は、例えば、後述するRAM203又はHDD214(図2参照)に適宜記憶する。
第1の搬送路11は、第1の読取部13及び第2の読取部14の用紙搬送方向の下流側に位置する分岐点を介して、消去部15を経由して排紙部30へと接続される。分岐点には経路変更部17が配置される。第2の搬送路12は、分岐点(経路変更部17)から分岐し、第1の搬送路11の第1の読取部13及び第2の読取部14の下流側かつ分岐点(経路変更部17)の上流側に位置する合流点で第1の搬送路11と合流する。経路変更部17はデフォルトでは、例えば、第1の読取部13及び第2の読取部14を介して給紙部10から排紙部30へ用紙Pを搬送する経路を許容しているものとする。
第1の搬送路11の搬送路中であって、経路変更部17と排紙部30の間に、消去部15が配置される。即ち、経路変更部17の下流側かつ排紙部30の上流側に消去部15が設けられる。消去部15は、ローラ対21、ヒータ205および温度センサ218を有する。ヒータ205はローラ対21を構成するローラの少なくともどちらか一方のローラ内に設けられる。そして、ローラ対21はヒータ205により加熱される。これにより、消去部15では、消去可能な画像形成材料を用いて形成された用紙Pの画像をローラ対21を介して所定温度(消去温度)に加熱し、色材を消去(無色化)する。温度センサ218はローラ対21の温度を測定する。温度センサ218はローラ対21のヒータ205を有するローラの近傍に配置される。
なお、画像消去装置100は、消去可能トナーや消去可能インク等の消去可能な色材により画像を形成された用紙Pに対し、画像の色を消す消去処理を施すが、消去可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消去剤を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消去剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消去可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消去温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれるため、消去できる。
第2の搬送路12の搬送路中には、待機部40が設けられる。この待機部40は待機トレイ41と待機トレイ41内の用紙を取り出すピックアップローラ42(以下、待機トレイピックアップローラ)と第2の検知センサ217を有する。待機部40は第1の読取部13と第2の読取部14によって読取られた用紙Pを、待機トレイ41内に積載し一次収容する。待機トレイピックアップローラ42は待機トレイ41から用紙Pを1枚ずつ取り出し、搬送ローラ16により第2の搬送路12を経由して第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。第2の検知センサ217は、用紙Pが待機トレイ41に存在するか否かの検知を行うセンサである。この第2の検知センサ217は例えば赤外線センサである。この第2の検知センサ217は検知結果を後述の制御部へと送信する。
図2は、画像消去装置100のブロック図である。画像消去装置100の制御部であるCPU(Central Processing Unit)200には、システムバス201を介してROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、第1の読取部13、第2の読取部14のCCDセンサ204、消去部15のヒータ205、外部装置との間でデータの入出力をするためのインターフェース(I/F)206、経路変更部17を制御する経路変更駆動部207、及び各種ローラを駆動する用紙搬送モータ211、これを制御する用紙搬送モータ制御駆動部210、各種設定の入力等を行う操作部212、表示部213、HDD214、スマートメータ215、第1の検知センサ216、第2の検知センサ217、温度センサ218が接続される。CPU200とROM202、RAM203は制御部を形成する。
ROM202には、CPU200を動作させるためのプログラムや閾値などを記憶する。スマートメータ215で測定した電圧と比較する電圧閾値や消去部15の消去温度と比較する温度閾値などもこのROM202に記憶する。
RAM203には、CPU200によるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。
CCDセンサ204は画像の読取部(13,14)であり、一列のラインセンサ(二次元CCDスキャナ)として配置されており、用紙P表面の濃淡を検出する。この用紙P表面の濃淡を検出することにより、画像の読出しあるいは検知を行う。読取部は、CCDセンサに限定されず、CMOSセンサであっても良い。
ヒータ205は、例えば、誘導加熱式(IH)ヒータを用いる。前述のように、消去部15を用紙Pが通過する間にローラ対21を介して、用紙Pに間接的にヒータ205からの熱を加えて色材を無色化する。ヒータ205は温度制御可能であれば良い。誘導加熱式のヒータの他に、例えば、ハロゲンランプ等のヒータランプで構成しても良い
操作部212は各種キーを有し、各種操作を入力する入力部である。表示部213は、画像消去装置100の各種の処理モードを表示する。表示部213はタッチパネル式でもよく、操作部212をかねても良い。画像の消去を行う場合、操作者はこの操作部212を操作、例えば、操作部212に設けられた選択キーを押下して、事前に読取後消去モードか消去のみモードかの選択を行う。読取後消去モードは用紙Pの画像を第1の読取部13と第2の読取部14とで読取った後に消去部15にて画像の消去を行うモードであり、消去のみモードは読取を行わずに消去部15で画像の消去を行うモードである。また、処理を開始するスタートキーを操作部212は有する。
制御部は、経路変更駆動部207を制御することにより、経路変更部17を駆動して、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送するよう振り分ける。
HDD214には、消去前の用紙Pを読取った画像を記憶する読取画像記憶エリアを有する。この読取画像記憶エリアはI/F206を通じて外部端末よりアクセス可能である。
スマートメータ215は商用電源の電圧を測定する電圧計である(取得部に相当する)。スマートメータ215は商用電源から供給される電圧を測定し、測定結果を制御部へと出力する(制御部へ送信する測定結果が消去の開始に関する情報に相当する)。測定する電圧がROM202に記憶する電圧閾値以下になった場合、制御部は画像消去装置100が配置されているエリアの消費電力が増大していると判断する。なお、エリアとは同一の建物や同一のフロアなどであり、同一の商用電源から電力を得ている範囲をいう。
以上のような構成を備える画像消去装置100において、制御部は、予め設定されているプログラムに基づいて、図3に示す第1の消去ジョブを実行する。なお、消去する用紙Pは給紙トレイ22に既にセットされているものとする。また、操作者は操作部212を操作し、読取後消去モードを選択したものとする。以下の処理は操作部212を操作し、読取後消去モードを選択後、スタートキーを押下し開始されたものとする。
まず、ACT1にて、制御部は給紙トレイ22にセットされている用紙Pを1枚、給紙トレイピックアップローラ18を用いて取出す。そして、制御部は用紙搬送モータ制御駆動部210を制御して、用紙搬送モータ211を起動し、ローラを起動して、第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。
第1の搬送路11へ用紙が搬送されると、制御部は第1の搬送路11中に設けられた第1の読取部13と第2の読取部14を制御して、用紙Pの画像を読取る。読取った画像を制御部はHDD214の読取画像記憶エリアに記憶する(ACT2)。
用紙Pの画像をHDD214の読取画像記憶エリアに記憶後、制御部はスマートメータ215から電圧の測定結果を取得する(ACT3)。そして、制御部はROM202から読み出した電圧閾値とスマートメータ215から取得した電圧を比較する(ACT4)。
スマートメータ215から取得した電圧の値がROM202から読み出した電圧閾値以下(換言するなら所定の条件が満たされない)であると制御部が判断すると(ACT4のNo)、制御部は消去部15のヒータ205の加熱を停止する(ACT5)。制御部は温度センサ218から消去部15の温度を取得する。続いて、温度センサ218から取得した消去部15のローラ対21の温度がROM202から読み出した温度閾値以上か否かを制御部が判断する(ACT6)。消去部15のローラ対21の温度が温度閾値以上であると制御部が判断すると(ACT6のYes)、制御部は用紙Pを消去部15へと搬送する(ACT8)。
他方、温度センサ218から取得した消去部15のローラ対21の温度が、温度閾値以下であると制御部が判断すると(ACT6のNo)、制御部は経路変更駆動部207を制御して経路変更部17を駆動させ経路を切り替え、分岐点を介して第2の搬送路12へ用紙Pを搬送可能とする。これによって、第2の読取部14から待機部40までの搬送路が繋がる。その後、制御部は用紙Pを待機部40の待機トレイ41へと搬送する。搬送後、制御部は経路変更駆動部207を制御して経路変更部17を駆動させ経路をもとに戻す(ACT9)。経路修正後、制御部は給紙部10の第1の検知センサ216から取得する情報に基づいて、給紙部10の給紙トレイ22に用紙Pがないかを判断する(ACT12)。給紙トレイ22に用紙Pがあると制御部が判断すると(ACT12のNo)、再びACT1に戻る。一方、給紙部10の給紙トレイ22に用紙Pがないと判断するなら(ACT12のYes)、処理を終了する。
ACT4において、スマートメータ215から取得した電圧の値がROM202から読み出した電圧閾値以上(換言するなら所定の条件が満たされた)であると制御部が判断すると(ACT4のYes)、制御部は温度センサ218から消去部15のローラ対21の温度を取得する。制御部はヒータ205を制御して、消去部15のローラ対21の温度を所定の温度まで上昇させる制御を行う(ACT7)。温度センサ218からの値が所定の温度に達したら、制御部は用紙Pを消去部15へと搬送する(ACT8)。
消去部15に搬送された用紙Pはヒータ205によって熱されながら回転するローラ対21間に挟まれて搬送される。従って、用紙Pの画像形成材料は熱されたローラ対21によって所定の温度に達して、画像が消去される(ACT10)。
消去された用紙Pは、排紙部30へと搬送される(ACT11)。
続いて、前述と同様に、制御部は給紙部10の第1の検知センサ216から取得する情報に基づいて、給紙トレイ22に用紙Pがないかを判断する(ACT12)。給紙トレイ22に用紙Pがあると制御部が判断すると(ACT12のNo)、再びACT1に戻る。他方、用紙Pが給紙トレイ22にないと判断すると(ACT12のYes)、処理を終了する。
次に、予め設定されているプログラムに基づいて制御部が実行する第2の消去ジョブに関して説明を行う。第2の消去ジョブのフローチャートは図4に示す。この第2の消去ジョブは、待機トレイ41の用紙Pの画像を消去する消去ジョブである。また、この第2の消去ジョブは第1の消去ジョブが実行されていない時に、例えば、自動的に行われる。この第2の消去ジョブは定期的に行ってもよいし、連続で実行し続けてもよい。なお経路変更部17は前述の通りデフォルトで給紙部10から消去部15へと搬送路を形成しているものとする。
ACT101にて第2の検知センサ217から取得する情報に基づいて、制御部は待機トレイ41に用紙Pが存在するかの判断を行う。制御部は待機トレイ41に用紙Pがなしと判断を行うと(ACT101のNo)、処理を終了する。
他方、制御部は待機トレイ41に用紙Pがあると判断すると(ACT101のYes)、制御部はスマートメータ215から電圧の測定結果を取得する(ACT102)。
そして、制御部はROM202から読み出した電圧閾値とスマートメータ215から取得した電圧の値とを比較する(ACT103)。制御部はスマートメータ215から取得した電圧の値が電圧閾値以上(所定の条件が満たされた)だと判断すると(ACT103のYes)、制御部は温度センサ218から消去部15のローラ対21の温度の検知結果を取得する。そして、制御部はヒータ205を制御し、消去部15のローラ対21の温度を所定の温度まで上昇させる制御を行う(ACT104)。ローラ対21の温度が所定の値に達したら、制御部は待機トレイピックアップローラ42で待機トレイ41から用紙Pを給紙し、第2の搬送路12へ送り出す。制御部は用紙Pを第2の搬送路12と第1の搬送路11の合流点を介して消去部15へと搬送する(ACT105)。
他方、スマートメータ215から取得した電圧の値がROM202から読み出した電圧閾値以下(所定の条件が満たされない)であると制御部が判断すると(ACT103のNo)、制御部は温度センサ218から消去部15のローラ対21の温度を取得する。続いて、温度センサ218から取得した消去部15のローラ対21の温度がROM202から読み出した温度閾値以上か否かを制御部が判断する(ACT106)。
消去部15のローラ対21の温度が温度閾値以上であると制御部が判断すると(ACT106のNo)、再度ACT102に戻り、スマートメータ215から電圧の測定結果を取得する。
他方、消去部15のローラ対21の温度が温度閾値以上であると制御部が判断すると(ACT106のYes)、制御部は待機トレイピックアップローラ42で待機トレイ41から用紙Pを給紙し、第2の搬送路12へ送り出す。制御部は用紙Pを第1の搬送路11との合流点を介して消去部15へと搬送する(ACT105)。
消去部15に搬送された用紙Pはヒータ205によって熱されたローラ対21により挟持され搬送される。この搬送により、用紙Pの画像形成材料は熱されたローラ対21によって所定の温度に達して、画像が消去される(ACT107)。
消去された用紙Pは、排紙部30へと搬送される(ACT108)。
続いて、制御部は待機部40の第2の検知センサ217から取得する情報に基づいて、待機トレイ41に用紙Pがないかを判断する(ACT109)。待機トレイ41に用紙Pがあると制御部が判断すると(ACT109のNo)、再びACT102に戻る。他方、用紙Pが待機トレイ41にないと判断すると(ACT109のYes)、消去のみの処理を終了する。
以上により、本実施の形態では、用紙Pの印刷された画像を消去するにあたって、まずは第1の読取部13と第2の読取部14とで、用紙Pの両面を読取り、その後にスマートメータ215から当該エリアの電圧の測定結果を取得して、消去処理をしてもよいかの判断を行う。そしてスマートメータ215で計測する電圧が一定値(電圧閾値)以上(所定の条件が満たされた)であるなら消去処理が可能であると判断し、読取った用紙Pを消去部15に搬送し、その画像を消去する。他方、スマートメータ215で計測する電圧が一定値(電圧閾値)以下(所定の条件が満たされない)なら、当該エリアでの消費電力が増大しているので消去処理が困難と判断し、用紙Pを待機トレイ41に搬送する。これによって、読取後消去モードが選択され用紙Pの画像を読取った後に画像を消去する場合において、本実施の形態の画像消去装置は、画像消去装置が設置されているエリアの電力事情に関わらず、まず用紙Pの画像の読取処理を実行する。そして、待機部にスタックされた用紙Pの画像は電力に余裕がある時に、消去部15によって消去される。読取処理は用紙Pの画像を消去する処理とは異なり、消費電力が小さいため、当該エリアの消費電力に影響を与えにくい。加えて、操作者にとって読取った用紙Pの画像データはすぐに必要とする場合があるが、画像が消去された用紙Pが緊急で必要とされることは少ない。よって、操作者にとって利便性が高く、また電力事情を考慮した処理を行う画像消去装置を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に関して説明を行う。画像消去装置100に関して第1の実施の形態と同一の符号は説明を省略する。
第2の実施の形態では、操作部212に新たにモードキーを設ける。新たに設けるモードキーは、読取後待機部モードキーと、待機部消去モードキーである。読取後待機部モードでは給紙部10から給紙した最終的に画像を消去する用紙Pを第1の読取部13と第2の読取部14とで読取り、一旦待機部40へと搬送するモードである。待機部消去モードは待機部40にある用紙Pを消去部15に搬送して画像を消去するモードである。
まず、読取後待機部モードでの処理について説明する。以上のような構成を備える画像消去装置100において、制御部は、予め設定されているプログラムに基づいて、図5に示す読取ジョブを実行する。なお、画像を消去する用紙Pは給紙トレイ22に既にセットされているものとする。また、操作者は操作部212の読取後待機部モードキーを操作し、読取後待機部モードを選択したものとする。以下の処理は操作部212を操作し、読取後待機部モードを選択後、スタートキーを押下したものとする。
まず、ACT201にて制御部は経路変更駆動部207を制御して経路変更部17を駆動させ経路を切り替える。第1の搬送路11と第2の搬送路12とが分岐点で接続され、給紙部10から待機部41までの経路が繋がる。
続いて、制御部は給紙部10から用紙Pを給紙し、第1の搬送路11へ搬送する(ACT202)。
そして、制御部は第1の読取部13と第2の読取部14を制御して、用紙Pの画像を読取りRAM203あるいはHDD214に保存する(ACT203)。
用紙Pの画像を読取った後、制御部は用紙Pを待機部40の待機トレイ41へと用紙Pを搬送し収容する(ACT204)。
続いて、制御部は給紙部10の第1の検知センサ216から給紙部10の給紙トレイ22に用紙Pが存在するかの判定を行う(ACT205)。給紙部10の給紙トレイ22に用紙Pがあると制御部が判定すると(ACT205のNo)、ACT202に戻る。
他方、給紙部10の給紙トレイ22に用紙Pがないと制御部が判定すると(ACT205のYes)、制御部は経路変更駆動部207を制御して経路変更部17を駆動させ経路を切り替える(ACT206)。給紙部10から排紙部30までの経路が繋がり、処理を終了する。
次に、待機部消去モードでの処理について説明する。図6に示す第3の消去ジョブを実行する。なお、消去する用紙Pは待機部40の待機トレイ41に既に収容されているものとする。また、操作者は操作部212の待機部消去モードキーを押下し、待機部消去モードを選択したものとする。以下の処理は操作部212を操作し、待機部消去モードを選択後、スタートキーを押下したものとする。
まず、ACT301にて、制御部は温度センサ218からローラ対21の温度を取得する。そして、制御部はヒータ205を制御し、消去部15のローラ対21の温度をROM202から読み出した温度閾値(消去温度)まで上昇させる。
制御部は消去部15のローラ対21の温度を消去温度まで上昇させた後、制御部は待機トレイピックアップローラ42で待機トレイ41から用紙Pを給紙し、第2の搬送路12へ送り出す。制御部は用紙Pを合流点を介して消去部15へと搬送する(ACT302)。
消去部15に搬送された用紙Pは、ヒータ205によって熱されたローラ対21間に挟まれ搬送される。用紙Pの画像形成材料は熱されたローラ対21によって消去温度に達して、画像が消去される(ACT303)。
画像が消去された用紙Pは、排紙部30へと搬送され収容される(ACT304)。
続いて、制御部は待機部40の第2の検知センサ217から取得する情報に基づいて、待機トレイ41に用紙Pがないか判断する(ACT305)。待機トレイ41に用紙Pがあると制御部が判断すると(ACT305のNo)、再びACT301に戻る。他方、用紙Pが待機トレイ41にないと判断すると(ACT305のYes)、処理を終了する。
以上により、本実施の形態では、消去を行いたい用紙Pをまずは第1の読取部13と第2の読取部14とで読取った後に、待機部40にスタックする読取後待機部モードと、待機部40にスタックされている用紙Pの消去を行う待機部消去モードとを設けた。読取後待機部モードでは、画像を消去する用紙Pをまずは第1の読取部13と第2の読取部14とで読取り、画像を読取られた用紙Pを待機部40にスタックする。これによって、操作者が用紙Pの画像データが欲しい場合、消去部15を加熱する時間を省略して読取処理を行える。操作者にとって第1の読取部13と第2の読取部14とで読取った画像データはすぐに欲しい場合があるが、画像を消去した用紙Pは緊急で必要としない場合があるため、画像の読取のみをまず実施することによって操作者の利便性が向上する。また、待機部消去モードでは操作者の任意のタイミングで待機部40の待機トレイ41にスタックされた用紙Pの画像を消去できる。仮に緊急で画像が消去された用紙Pが必要となった場合でも、待機部消去モードを実行すればすぐにでも画像が消去された用紙Pを取得することが可能となる。また、夜の時間帯や消費電力のピークを過ぎた時間に待機部消去モードを実行すれば、電力に余裕のある時に画像の消去を行うことが可能となる。よって、操作者にとって利便性が高く、また電力事情に適した画像消去装置を提供することが可能となる。
また、本実施の形態ではスマートメータ215で電圧を測定し、画像消去装置100が設置されたエリアの電力事情を把握したが、これに限定されるものではない。たとえば、I/F206を介して通信部(取得部に相当)にて当該エリアの電圧を管理している、例えば、サーバあるいは端末(外部機器)から供給電力データや画像の消去処理の実施許可を消去処理を実施する情報として受信することにより、消去部15で消去処理を行ってもよい。
また、本実施の形態では、待機部40を第2の搬送路12に設けたが、これに限定されるものではない。例えば第2の搬送路12を設けず、一つの搬送路に第1の読取部13と第2の読取部14と待機部40と消去部15とを設けてもよい。この場合、用紙Pは必ず待機部を経由して消去部15へ搬送されることとなる。
また、本実施の形態では、第2の搬送路12は第2の読取部14の下流側から分岐し、第2の読取部14の下流側かつ経路変更部17の上流側にて合流したがこれに限られるものではない。例えば第1の読取部13と第2の読取部14との上流側で合流してもよい。これによって画像が消去された用紙Pを再度読取り、用紙Pの画像が正しく消去されているかの確認を行うことができる。
なお、本実施の形態では消去処理の一例として画像の色を消す記述をしたが、画像の消去方法はこれに限定されてない。すなわち、本実施の形態に記載の画像消去装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像を消す装置でもよい。画像消去装置は、用紙を再利用可能にするために、用紙上の画像を見えなくする構成であれば良い。
また、第2の実施形態において、読取後待機部モードでの処理の後に、第1の実施形態で説明した第2の消去ジョブを実行することも当然に考えられる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
13 第1の読取部
14 第2の読取部
15 消去部
30 排紙部
40 待機部
100 画像消去装置

Claims (8)

  1. 記録媒体に形成された画像を読取る読取部と、
    前記記録媒体の画像を消去する消去部と、
    前記読取部の前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記記録媒体を一時収納する待機部と、
    前記待機部から前記消去部へと前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    供給される電圧を前記消去部で前記記録媒体の消去の開始に関する情報として取得する取得部と、
    前記取得部の取得した情報に基づいて、所定の条件が満たされたと判断した場合、前記待機部に一時収納されている前記記録媒体の画像を前記消去部で消去するよう制御を行う制御部と、
    を有する画像消去装置。
  2. 前記読取部の前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記待機部への経路と前記消去部への経路とを切りかえる経路変更部を有する請求項1に記載の画像消去装置。
  3. 前記記録媒体の画像を前記読取部で読み取った後に前記待機部に収容するモードと、前記待機部に収容された前記記録媒体を前記搬送部により前記消去部へ搬送するモードとを選択する操作部を更に有する請求項1および請求項2のいずれか1項に記載の画像消去装置。
  4. 前記取得部は電圧計である請求項記載の画像消去装置。
  5. 前記制御部は前記取得部によって取得した電圧に基づいて、取得した電圧が所定の電圧閾値以上の場合に前記所定の条件が満たされたとして、前記読取部によって読取られた前記記録媒体の画像を前記消去部で消去するよう制御を行う請求項に記載の画像消去装置。
  6. 前記制御部は、前記取得部により取得した電圧が所定の電圧閾値以下である場合は前記所定の条件が満たされないとして前記待機部へ前記記録媒体を搬送し収容する請求項に記載の画像消去装置。
  7. 前記制御部は、前記取得部により取得した電圧が所定の電圧閾値以上である場合に前記所定の条件が満たされたとして前記搬送部を制御して前記待機部に収容している前記記録媒体を前記消去部へ搬送し画像の消去を行う請求項に記載の画像消去装置。
  8. 前記取得部は、外部機器と通信可能な通信部であり、
    前記制御部は前記通信部を介して外部機器から受信した前記情報をもとに、前記読取部によって読取られた前記記録媒体の画像を前記消去部で消去するよう制御する請求項に記載の画像消去装置。
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