JPH1020591A - 画像消去装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

画像消去装置を備えた画像形成装置

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Publication number
JPH1020591A
JPH1020591A JP8169100A JP16910096A JPH1020591A JP H1020591 A JPH1020591 A JP H1020591A JP 8169100 A JP8169100 A JP 8169100A JP 16910096 A JP16910096 A JP 16910096A JP H1020591 A JPH1020591 A JP H1020591A
Authority
JP
Japan
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sheet
image
image forming
tray
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP8169100A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Matsumoto
雅則 松本
Hiranaga Yamamoto
平長 山本
Haruo Nishiyama
晴雄 西山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH1020591A publication Critical patent/JPH1020591A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像消去したシートを再度画像形成のための
シートとして再利用する時のシートの処理を簡単にし、
画像形成装置全体を大型化しないように配慮する。 【解決手段】 画像形成装置1本体に、画像消去用給紙
トレイ21を設け、該トレイ21に対応して設けられた
給紙ローラ21aを介してシートを給紙通路59へと送
り出し、その途中に画像消去装置60を設ける。上記給
紙通路59は、画像消去済みシートを一時的に収容する
シート収容部45を介して両面画像形成のために設けら
れた中間トレイ19へと通じる既存の中間通路43に連
通されている。上記シート収容部45にはシートを上記
中間通路43へと送り込む給紙ローラ52及び給送ロー
ラ53を設けている。両面通路43には、その途中にシ
ートを給紙トレイ17及び18へとシートを送り込むた
めの分岐通路46,47が設けられ、それらの通路へと
案内するための切換爪48、49が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
にシート上に所望の画像を形成する装置において、シー
ト上に形成された画像、例えばトナー画像を消去し、該
シートを再度使用できるようにする画像消去装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置に
おいては、記録媒体である感光体上にトナー像を形成
し、これを普通紙等のシート上に転写し、このシート上
のトナー像を永久像としてシート上に保持させるため
に、例えば加熱定着装置を通過させることでトナーを定
着したのち、装置本体外へと排出するようにしている。
【0003】この画像形成装置によれば、所望の画像を
シート上に形成できる。しかし、該シート上の画像が不
要になれば、シート上に形成された画像情報が、極秘等
の文書等でれば、該シートをシュレッダ等にて細かく裁
断する等して秘密の漏洩を防止し、秘密保持を行ってい
る。しかし、上記トナー画像等が形成されたシートは、
その再利用が図られないため、非常に無駄になるだけで
なく、細かく裁断するためのシュレッダを必要としてい
る。
【0004】そのため、従来では、シート上に形成され
たトナー画像を消去し、該シートを再利用、つまり再度
画像形成のために使用するようなことが提案されてい
る。例えば、特開平5−289576号公報には、必要
に応じてトナー画像を形成したシートを搬送経路中に送
り込み、この搬送経路中にトナー画像を消去する画像消
去装置を設け、シート上のトナー画像を消去し、外部に
排出し、そのシートを再利用するか、トナー画像が消去
されたシートを画像形成装置へと送り込み、該シートに
画像形成を行うようにしている。
【0005】しかし上記公報に記載された画像消去装置
によれば、特定の波長の光を照射することで着色剤が無
色になるトナーを用いて画像形成を行い、上記特定の波
長の光をシート全面に照射し、画像消去を行うようにし
ている。そのため、特殊なトナーを用いて現像を行うこ
となく、一般的なトナーにて画像形成が行われたものに
ついては、シート上に形成されたトナー画像を消去する
ことができない。
【0006】これに対し、特開平7−68994号公報
に記載されるものに代表されるように、シート上のトナ
ー像を消去するためにトナーをシートより剥がしやくす
るための処理液を先に塗布し、トナー像をシートより剥
離しやすくしておき、例えば加熱ローラ等を通過させる
ことで、シート上のトナーを加熱ローラ表面に吸着され
て除去し、シート上のトナー像を消去するようにしたも
のが提案されている。このような構成によれば、トナー
が特殊なものでなくとも、トナーを除去するための処理
液を塗布することで、簡単にトナー像をシート上より除
去でき、再利用を図れる。
【0007】このようにトナー像をシート面より除去す
るために処理液を塗布するものとしては、特開平7−9
2863号公報や、特開平7−129045号公報にも
開示されており、特に特開平7−92863号公報にお
いては、シート上にトナー画像が存在するか否かを検出
し、トナー等の未除去の画像が存在する場合と、存在し
ない場合とで排出位置を変えて、その後の処理を簡単に
するようにするものが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の画
像形成装置に備えられるトナー画像の消去装置において
は、特殊なトナーにて画像が形成されている場合には、
そのトナー画像を消去できるものの、一般的なトナー画
像については消去できない。
【0009】また、トナー画像を消去するために処理液
を消去前に事前に塗布するものを用いれば、トナーとし
て特殊なものでなくとも簡単にシート上のトナー像を消
去できる。そのため、画像形成装置にトナー像を消去す
るために、処理液の塗布手段を設け、シート上のトナー
像を除去手段を用いて消去する装置を画像形成装置に内
蔵させることができる。
【0010】つまり、画像形成装置内において、トナー
像が形成された不要シートを収容する部位から、該シー
トを給紙し、その給紙されたシートのトナー画像形成面
に除去液を塗布し、その後に加熱ローラ等を通過させる
時にトナー像を除去するように構成することができる。
【0011】しかし、従来技術においては、トナー像等
を消去したシートを再度画像形成装置において再利用し
やすいように効率よく処理し、その処理後のシートを再
利用できるようにした点について一切考慮されていな
い。
【0012】また、特開平5−289576号公報等に
記載のものにおいては、消去後のシートを装置外に排出
されるか、あるいはシートサイズを検出し、そのサイズ
に合うシート給紙部へと送り込むように構成した点が明
記されている。しかし、画像消去後のシートのサイズ検
知を行い、そのサイズに一致するシート給紙部へと送り
込むために、特別に設けた搬送路を経由させており、搬
送経路が大掛かりになり、装置全体が大きくなる傾向に
ある。
【0013】しかも、画像消去されたシートを所望のサ
イズに対応するシート給紙部へと送り込む場合、そのシ
ート給紙部が存在しない場合や、それ以上送り込めない
時には、そのシートの処理先が存在しなくなり、シート
ジャム等が発生することにもなる。
【0014】さらに、特開平5−289576号公報記
載の技術においては、必要枚数を消去し再利用を図るも
のであって、画像消去を大量に処理することは不可能で
ある。つまり、シート給紙部においてもその収容枚数等
が決められており、大量の画像消去を行った場合、消去
後のシートの処理を行うことができず、その再利用を効
率よく、かつ効果的に行えなかった。
【0015】本発明は、上述のような問題点に鑑み、画
像を消去する装置を、画像形成装置に備え、消去後のシ
ートを排出処理、特に再利用を有効かつ効率よく行うシ
ート処理を可能にした画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0016】また、本発明は、画像形成装置内に予め備
えられているシートの搬送通路をそのまま活用し、画像
消去後のシートの処理をより効率よく効果的に行うこと
を目的とする。
【0017】また本発明は、画像消去を大量に処理可能
であり、その処理済みのシートの再利用を効率よく、か
つ効果的に行える装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による上述した目
的を達成するための画像消去装置を備えた画像形成装置
は、搬送されてくるシートに記録媒体上に形成された画
像を転写する画像形成部を備え、画像形成後のシートを
装置外部に出力する画像形成装置において、不要な画像
が形成されたシートを収容する画像消去用給紙トレイ
と、該画像消去用給紙トレイ内のシートを給紙する給紙
手段と、該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す給
紙通路に配置され画像を消去する画像消去装置と、上記
給紙通路を上記画像形成装置のシート搬送通路の一部に
連通させシートを画像形成部へと送り出すためのシート
給紙部へと通じるように形成された分岐通路と、上記画
像消去用給紙トレイから給紙されたシートサイズを検知
するサイズ検知手段と、該サイズ検知手段のサイズ検知
に対応するシート給紙部へと画像消去されたシートを送
り込む搬送処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】そして、この画像消去装置を備えた画像形
成装置において、シート搬送通路が画像形成されたシー
トを再度画像形成部へと送り込むための中間トレイへと
連通する中間通路であれば、その中間通路の途中を分岐
するようにして各シート給紙部とを簡単に連通、つまり
該シート給紙部へと送り込む構成を採ることができる。
【0020】以上のような構成においては、画像消去を
行うためのシートを給紙する給紙トレイ等を別途設ける
だけであり、その画像消去後のシートはサイズ検知に基
づいて、対応する画像形成装置に予め備えられているシ
ート給紙部へと送り込まれ、そのまま再利用される。
【0021】また、上述した画像消去装置を備えた画像
形成装置において、上記搬送処理手段が、検知されたシ
ートサイズに対応するシート給紙部が存在しない場合に
おいて、上記中間トレイへと画像消去済みのシートを送
り込むことができる。この場合、画像消去後のシートが
排出先に困るといったことはなくなる。しかも、中間ト
レイは、該トレイ内のシートを画像形成部へと送り出す
ことができるため、この中間トレイを上記シート給紙部
とは別のシート給紙部として利用させることができる。
そのため、画像消去後のシートの再利用を効率よく、か
つ効果的に処理することができる。
【0022】さらに、上述した画像消去装置を備えた画
像形成装置においては、上記搬送処理手段が、検知され
たシートサイズに対応するシート給紙部が存在しない時
に、画像形成装置の備えられたシート排出トレイへと排
出処理させることもできる。つまり、画像消去済みシー
トは画像形成装置内に予め備えられたシート搬送通路と
連通するように設けられている。そのため、シートの処
理先が存在しない、例えばシート給紙部又は中間トレイ
にシートが存在してる場合においては、シートを排出ト
レイへと排出処理させることで、シートジャム等の要因
を無くすことができる。
【0023】また、本発明の目的、特に画像消去済みシ
ートの大量に処理でき、処理後のシートを再利用をより
効率よく行う目的を達成する画像消去装置を備えた画像
形成装置は、搬送されてくるシートに記録媒体上に形成
された画像を転写する画像形成部を備え、画像形成済み
のシートを装置外部に排出する時に多数の分配トレイを
備えシートを適宜排出処理するためのソータを備えた画
像形成装置において、不要な画像が形成されたシートを
収容する画像消去用給紙トレイと、該画像消去用給紙ト
レイ内のシートを給紙する給紙手段と、該給紙手段にて
給紙されたシートを送り出す給紙通路に配置され画像を
消去する画像消去装置と、上記画像消去用給紙トレイか
ら給紙されたシートサイズを検知するサイズ検知手段
と、上記給紙通路を上記画像形成装置の上記ソータへと
通じるシート搬送通路に連通させ、上記サイズ検知手段
のサイズ検知に応答させて同一サイズのシートを各分配
トレイに揃えて排出処理する搬送処理手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0024】つまり、ソータが備えられた画像形成装置
であれば、そのソータを利用して画像消去したシートを
各分配トレイへとシートサイズ毎に簡単に多量のシート
を排出処理させることができる。特に、シートサイズ毎
にシートを揃えて排出処理しておけば、シートサイズに
オペレータが分配処理する手間が省かれ、そのシート束
毎、所望のシート給紙部へと簡単にセットさせることが
できる。これにより、消去後のシートの再利用が効率よ
く行われる。
【0025】この場合、画像消去済みのシートを上記ソ
ータへと送り込む途中で、画像形成装置に備えられシー
トを画像形成部へと送り出すためのシート給紙部へと送
り込む分岐通路を設け、検知されたサイズに対応するシ
ート給紙部へと優先させて送り込み、その送り込むため
のシート給紙部が存在しない時に、上記ソータの分配ト
レイへと排出処理させることもできる。このように構成
すれば、シート給紙部等が満杯になれば、そのシートを
ソータを利用してサイズ毎に分配し、排出処理できるた
め、より効果的に画像消去後のシートの再利用を行え
る。
【0026】ここで、シートのサイズとは、シートの搬
送方向の長さ、及び搬送方向と直交する方向の長さ
(幅)で決まる。そのため、シートが同一サイズであっ
ても、そのシートの送り方向が異なる場合には、同一処
理できなくなる。そのため、そのようなサイズを検知し
た時には、該シートの処理先がなくなる場合がある。そ
こで、画像消去を終えたシートの送り方向を換える、つ
まり90°送り方向を換えることで、シートの縦送りを
横送り(シートの長手方向)に、またシートの横送りを
縦送りに変更し、サイズ一致のシート給紙部等に送り込
むこともできる。
【0027】また、シート給紙部が、90°回転しシー
トを縦又は横送り方向に給紙できるように構成されてい
る場合には、シート給紙部側を回転させ、画像消去済み
のシートの処理を行える。
【0028】なお、画像消去済みのシートをシート給紙
部、中間トレイ、排出トレイ、さらにはソータの各分配
トレイへと送り込むようにしているが、その送り込む先
が満杯等により存在しなくなれば、画像消去済みシート
の行き場がなくなる。このような場合には、画像消去装
置による消去動作を停止させる。また、画像消去済みシ
ートを一時的に収容する収容部を備えて、該収容部に収
容させるようにすることもできる。このようにすれば、
行き場のないシートを一旦収容させておくことができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明による実施形態にお
いて図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明によ
るトナー画像を消去する画像消去装置を備えた画像形成
装置全体の内部構造を示す断面図である。
【0030】図1においては、本発明にかかる画像形成
装置について説明しておく。画像形成装置1本体は、図
に示す、矢印方向に回転する表面に光導電層が形成され
ている記録媒体である感光体2に対し、その回転方向に
沿って表面を均一に帯電する帯電器3、帯電後の表面を
画像露光する露光部4、露光により形成された静電潜像
を現像する現像器5、現像後のトナー像をシートに転写
する転写器6、転写後の残留トナーを除去するクリーニ
ング器7が対向して配置されている。
【0031】上記感光体2表面に画像露光するための露
光部4は、レーザユニット8からのレーザビームを固定
反射板9を介して画像露光する。このレーザユニット8
は、その上部に配置されている画像読取を行うスキャナ
10からの読取データに基づいて、半導体レーザを駆動
制御することで、読取データに応じた光像として、上記
感光体2表面に照射する。
【0032】また、上記レーザユニット8は、スキャナ
10にて読取った複写原稿からの読取データに基づく画
像形成を行う画像データだけでなく、外部装置より転送
されてくる画像データに基づいて、駆動制御される。そ
のため、外部装置であるファクシミリやパーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等からの画像データを受
け、この画像データに応じてレーザユニット8が駆動制
御される。
【0033】上記スキャナ10は、その上部に配置され
た原稿台11上に手動により載置又は自動セットされる
原稿の画像を読取るために走査される第1の走査部1
2、及び第2の走査部13を備え、該走査部12,13
による走査画像を結像系レンズ14を介して画像読取素
子であるCCD15上に結像させ、その光学像を電気信
号に変換して読取データを出力する。該読取データは、
更に図示しない画像処理装置において、上述したレーザ
ユニット8のレーザを駆動するための画像データを作り
出す。
【0034】上記第1の走査部12は、原稿を光照射す
るための露光ランプ12aと、反射ミラー12bとを備
え、原稿台11に沿って平行に、例えば決められた速度
Vで走行される。また第2の走査部13は、反射ミラー
12bからの反射光を、上述した結像レンズ14へと向
けるための反射ミラー13a,13bを備えており、第
1の走査部12と同様に原稿台11に沿って平行に、速
度V/2で走行駆動される。これにより、原稿台11上
の原稿の画像をライン毎に走査し、CCD15に照射す
る。
【0035】原稿台11上には、読取原稿を載置するた
めの原稿トレイ、読取が完了した原稿を受ける排出トレ
イ等を備え、原稿トレイ上の原稿を1枚ずつ給送し、原
稿台11上に自動セットし、その原稿を上記排出トレイ
へと排出させる原稿自動送り装置16を備えている。原
稿自動送り装置16は、原稿台11に対し開閉可能に設
けられており、原稿台11に閉成状態で配置されている
時に、原稿トレイに原稿をセットすることで自動送りモ
ードとなり、読取動作に関連して、自動的に1枚ずつ原
稿を、原稿台11へと送り込み排出する。また、ブック
状の原稿や、自動送りできない原稿等においては、原稿
自動送り装置16を開放し、原稿台11上に原稿を手動
で載置できる。
【0036】一方、画像形成装置1には、感光体2上に
形成されたトナー画像をシート上に転写するための転写
器5が配置されている転写位置へとシートを送り込み、
画像形成装置の外部へとシートを排出するためのシート
搬送系が設けられている。この搬送系は、画像形成を終
えたシートの両面又は同一面に再度画像を形成するため
の搬送系をも含む。
【0037】特に、画像形成装置本体1の上述した感光
体2、帯電器3、露光部4、現像器5及び転写器6等か
ら構成される画像形成部の下部には、多数のシートを収
容する自動給紙トレイ(カセット)17及び18、その
上部に片面にトナー画像を形成したシートを一時的に収
容し、再度上記画像形成部へと給送を行うために設けら
れている中間トレイ19、そして図中右側に突出した状
態で配置され、手差し給紙できる手差し給紙トレイ20
を備えている。さらに、本発明における不要となったト
ナー画像が形成されたシートを収容し、必要時を見計ら
って、シート上のトナー画像を消去するために給紙され
る画像消去用給紙トレイ21が設けられている。
【0038】上記自動給紙トレイ17又は18、中間ト
レイ19あるいはトナー除去用給紙トレイ21は、図に
おいて前面に引出し可能になっており、該トレイにシー
トを必要に応じて収容させたり、取り去ることが、自由
に行える。
【0039】上記自動給紙トレイ17及び18、中間ト
レイ19、手差し給紙トレイ20及びトナー除去用給紙
トレイ21には、それぞれに給紙ローラが17a,18
a,19a,20a及び21aが備えられており、選択
的に駆動制御される。特に、自動給紙トレイ17,18
及び中間トレイ19より給紙されるシートは、搬送通路
22に配置された各種搬送ローラ23を介して搬送さ
れ、上記搬送経路22及び上記手差し給紙トレイ20を
介して給紙されるシートが案内される手差し搬送路とが
合流する部位よりさらに下流側に配置されたレジストロ
ーラ24へと送り込まれる。
【0040】レジストローラ24は、特に自動給紙トレ
イ17又は18、中間トレイ19や手差し給紙トレイ2
0の何れかより選択的に給紙されてくるシートを、感光
体2の回転するタイミングに同期して、転写位置へと搬
送制御するためのローラである。
【0041】レジストローラ24にて送られるシート
は、感光体2上に形成されたトナー画像が転写器5の作
用により静電的に転写された後、感光体2表面より剥離
され、背面より空気吸引して搬送する搬送ベルト25上
を搬送され、定着装置26へと導かれる。この定着装置
26は、内部にヒータランプ等を備えた加熱ローラ26
aに対して、シートを加熱ローラ26a側へと圧接させ
るめの加圧ローラ26bとから構成されている。
【0042】上記定着装置26の排出側には、定着後の
シートを画像形成装置の外部に排出されるか、該シート
の同一面に複数回画像を形成する場合には、中間トレイ
19へと送り込むために、排出路27と再通路28とを
切り換える切換部材29が設けられている。再通路28
には、シートを中間トレイ19へと送り込むための搬送
ローラ30が設けられており、該搬送ローラ30を介し
て送られるシートは、その画像形成面が下になるように
中間トレイ19上に配置されている搬送手段31及び切
換爪32の制御によりサイズに応じて搬出制御される。
【0043】これに対し、排出路27には、排出される
シートの排出処理を行うための排出処理装置34が対向
するように設けられており、該排出処理装置34には、
排出されてくるシートを分配する多数の分配トレイ35
を有したソータ33が備えられており、画像形成された
シートの頁順を揃えて排出したり、必要な分配トレイを
指定し、その指定したトレイへと排出処理制御等を行え
る。
【0044】特にソータ33には、上記各分配トレイ3
5に対応して、シートをそれぞれのトレイへと送り込む
ための搬送ベルト36及び、各トレイに対応して配置さ
れている分岐爪37が設けられており、そのトレイ部位
へとシートを案内するための排出路27と連通する搬送
通路38が設けられている。また、搬送通路38の端部
には、上述したシートを分配排出処理するための搬送ベ
ルト36へと送り込むか、上記分配トレイ35とは別に
配置されており、ソータを利用しない場合におけるシー
トを排出先である排出トレイ39へと送り込むかを切換
える切換爪40が設けられている。さらに、搬送通路3
8の途中には、シートの表裏面を反転し、再度画像形成
装置1側へと送り込み、シートの画像形成面と反対面に
画像形成を行うための再搬送通路41が設けられてお
り、該通路への切換えのための切換爪42が配置されて
いる。
【0045】上記再搬送通路41の終端は、画像形成装
置1本体の中間トレイ19へと導くための中間通路43
と連通されている。この中間通路43は、シート両面等
に画像形成を行うために予め設けられた通路である。特
に中間通路43にはシートを反転する反転通路44が設
けられており、シートの表裏面を反転させる。この反転
通路44に対応して、本発明においてはシート上に形成
された画像を除去したシートを一時的に収容する画像消
去済みのシート収容部45が設けられている。この反転
通路44においても、シート両面に画像を形成する場合
においては、予め画像形成装置1内等に備えられてい
る。
【0046】なお、上記中間通路43は、先に説明した
再通路28と同様にシートを中間トレイ19へと送り込
むために、画像形成装置1に予め設けられている。ま
た、中間通路43と反転通路44を介して連通する再搬
送通路41においても、予め設けられている通路であ
り、画像形成装置1側に設けられることもある。
【0047】また、中間通路43には、途中に自動給紙
トレイ17及び18に対応するようにして分岐通路46
及び47が設けられており、その分岐通路46及び47
には対応して切換爪48及び49が対応して設けられて
いる。しかも、上記反転通路44に導かれたシートの送
りが反転される時に中間通路43へとシートを案内する
ための切換爪50が反転通路44と中間通路43との分
岐位置に配置されている。
【0048】一方、上記反転通路44には、シートをシ
ート収容部45へと搬送すると同時に、そのシートを逆
方向に搬送を行うために正逆転可能な搬送ローラ51が
配置され、さらにシート収容部45に収容されたシート
を反転通路44へと給紙するための給紙ローラ52及び
給紙されたシートをさらに送り出す給送ローラ53が設
けられている。給送ローラ53は、搬送ローラ51と同
様に正逆転駆動可能に設けられている。そして、搬送ロ
ーラ51と給送ローラ53との間の通路にはシートの有
無を検知するシート検知センサ54が設けられている。
【0049】上記シート検知センサ54の配置位置に
は、さらにシートサイズ及びその方向を検知するための
サイズ検知センサが合わせて設けられている。特に、シ
ート検知センサ54は、シート先端を検知した状態にお
いて、その搬送される時間に応じてシートの搬送方向の
長さを同時に検知するサイズ検知を兼ねており、さらに
シートの搬送方向と直交する方向の長さ(幅)を、検知
するためにその方向に複数の検知センサが配置されサイ
ズ検知センサを構成している。
【0050】さらに、上記分岐通路46及び47には、
送り込まれてくるシートを自動給紙トレイ17及び18
上部より搬出するように搬送ローラ55及び56が設け
られており、その途中には、そのサイズ及び方向に応じ
て搬出する位置、つまりトレイへと落とし込む位置を切
り換えるフラッパ57及び58が、それぞれ対応して配
置されている。
【0051】最後に、本発明におけるシート上に形成さ
れているトナー画像を消去する消去装置について説明す
る。該画像消去装置60は、図1に示すように不要な画
像が形成されてるシートを収容する画像消去用給紙トレ
イ21上に積載されているシートを1枚ずつ給紙する給
紙ローラ21aにて給紙される給紙通路59に配置され
てる。
【0052】上記画像消去装置60は、トナーをシート
から剥がれ安くするための処理液をノズル61を介して
シートのトナー画像形成面へと噴射し塗布するように構
成されており、処理液を貯蔵した部分よりノズル61へ
と処理液を供給し、ノズル61を介して噴射し塗布す
る。この塗布はノズル61でなく、シートに処理液が含
浸された吸収部材を接触させて塗布するようにしてもよ
い。
【0053】そして、画像消去装置60は、処理液が塗
布されたシート面のトナー画像を加熱し、シート面より
取り去るための加熱ローラである除去ローラ62及びシ
ートを除去ローラ62面へと押圧するための加圧ローラ
63とからなる除去手段を備えている。上記除去ローラ
62は、そのローラ内部にハロゲンランプ等のヒータラ
ンプ64を設けており、該ヒータランプ64は除去ロー
ラ62の表面温度を決められた温度に維持させるために
電力量の駆動制御が行われる。
【0054】上記画像消去装置60へと画像消去用給紙
トレイ21に収容されたシートを給紙するために、上述
したように画像消去用給紙トレイ21に対向して給紙ロ
ーラ21aが備えられており、該シートを画像消去装置
60が配置されている給紙通路59へと送り込む。そし
て、除去ローラ62及び加圧ローラ63を通過するシー
トは、給紙通路59へと送り込まれ、該通路に配置され
た搬送ローラ65を介して消去済みのシート収容部45
へと送り込まれる。シートを送り込まれる途中には、シ
ートサイズに応じてシート収容部45へと落とし込みの
位置を切り換えるフラッパ66が設けられている。
【0055】上記シートのサイズ及びその方向等を検知
するために画像消去装置60と搬送ローラ65との通路
間に、シート検知センサ67が配置されており、搬送方
向の長さ及び搬送方向と直交する方向の幅を検知するよ
うに設けられている。
【0056】上述したように画像消去用給紙トレイ21
より給送されるシートは、給紙通路59へと画像消去装
置60を経由して送り出される。そして、この給紙通路
59と画像形成装置1に予め備えられている中間通路4
3とは、画像消去済みシートを一時収容するシート収容
部45及び反転通路44を介して連通されている。
【0057】なお、上記画像消去装置60における画像
消去機構の構造そのものについては、本発明の必須の要
件ではなく、従来周知のものをそのまま利用できる。例
えば、特開平7−68994号公報、特開平7−689
95号公報等に記載のトナー画像を剥離しやすくなる処
理液を付与する上記公報の図10に示す構造のものを用
いることができる。また、現像する時のトナーとして、
特定の波長の光を照射することで、トナー画像が無色に
なるものを使用する場合には、画像消去装置としては、
シート全面を特定波長の光で照射する照射手段を設けれ
ばよい。この詳細は特開平5−289575号公報記載
の装置をそのまま適用すればよい。
【0058】(第1の実施形態)以上の構成において、
次に図2の制御フローチャートに従って、本発明の第1
の実施形態を説明する。
【0059】まず画像形成装置1の主電源が投入される
と、画像形成装置1における立ち上げ動作及び初期設定
が行われ、特に定着装置26における定着温度が設定さ
れた温度に立ち上がれば画像形成可能な状態に設定さ
れ、待機状態となる。この待機状態において、プリント
スイッチ等を操作した時に、画像形成動作が実行され、
所望の画像を形成されたシートが排出処理装置34へと
排出される。その排出されたシートは画像形成を終了し
た時点でオペレータが取り去る。
【0060】そして、画像形成動作を行うことなく、こ
の画像形成装置が長時間放置されるようなことがあれ
ば、上記定着装置26を定着可能状態に維持させるため
の電力供給が無駄にもなるため、定着不可能な温度に維
持するための低電力制御が行われる。
【0061】このような状態を利用して本発明における
シートに形成された画像の消去モードが設定され、図2
のフローが実行される。つまり、画像消去装置60は、
画像形成装置が画像形成動作が実行中においては、画像
消去動作を実行させることは電力不足にもなる。そのた
め、画像形成装置が画像形成動作を行わない状態を利用
して、画像消去装置60を立ち上げる。画像消去装置6
0を立ち上げるために電源が投入、つまり除去ローラ6
2内部のヒータランプ64に電力供給が行われると図2
に示すフローが実行される。
【0062】まず、画像消去装置60の電源投入(S
1)に応答して、除去ローラ62のヒータランプ64に
電力供給(S2)が行われ、除去ローラ62の表面温度
が規定の温度(T1)になるように駆動制御される。除
去ローラ62の表面温度が規定温度(T1)以上になれ
ば、ステップS3を抜け、ステップS4にて画像消去済
みのシート収容部45内のシートの収容状況が確認され
る。シート収容部45内に収容されたシートが満杯でれ
ば、画像消去装置60による画像消去動作を行うことな
く、画像消去動作を一時的に停止(S5)させる。
【0063】ここで、シート収容部45のシートの収容
状況の検出としては、従来周知の検出手段を設ければよ
い。例えば、収容される最上部のシートの位置を光学セ
ンサ等にて検知するようにすれば、シートが満杯である
といったように検出できる。また、収容部45に収容さ
れるシートの有無検知についても同様である。
【0064】そこで、シート収容部45のシートの満杯
検出が行われていなければ、画像消去用の画像消去用給
紙トレイ21にシートが存在するか否か(S6)が確認
される。画像消去用給紙トレイ21にシートが存在する
場合には、該トレイ21上に配置されてる給紙ローラ2
1aが駆動され最上部のシートが1枚給送(S7)され
る。そして、給送されたシートは画像消去装置60に送
り込まれることで、画像消去処理が行われ(S8)れ、
画像消去が行われたシートは画像消去済みのシート収容
部45へと送り込まれる(S9)。
【0065】この時、画像消去されたシートは、シート
検知センサ67にてシートサイズが送り方向も合わせて
検知され、そのサイズに応じてフラッパ66の切換位置
が制御され、所望の状態、先端が揃えられるようにして
シート収容部45へと送り込まれ、順次収容されてい
く。このような動作が順次繰り返され、画像消去用給紙
トレイ21のシートが無くなるまで、またはシート収容
部45のシートが満杯になるまで繰り返し行われること
になる。
【0066】画像消去装置60による画像消去動作が停
止(S10)又は、シート収容部45内のシートが満杯
になった時に、画像消去動作が一時的に停止(S5)し
たときには、シート収容部45のシートの存在状態を確
認(S11)する。つまり、シート収容部45に画像消
去済みのシートが存在すれば、該シートを再度画像形成
のために利用できるように自動給紙トレイ17又は18
へと送り込む制御を実行する。これは、シート収容部4
5に収容された最上部のシートより給紙ローラ52及び
給送ローラ53の駆動より給送させ、搬送ローラ51を
介して中間通路43へと送り込む(S12)。
【0067】この場合、給送されるシートは、検知セン
サ54及びサイズ検知手段にて搬送方向の長さ及びそれ
と直交する方向の幅を含めてサイズ検知される(S1
3)。このサイズ検知に基づいて、自動給紙トレイ17
又は18に収容されているシートサイズが、その送り方
向も併せて一致するか否かが確認(S14又はS15)
される。例えば、給送されるシートサイズがB5の横送
りされるものでれば、そのサイズに一致する自動給紙ト
レイ17又は18に収容されているサイズと比較され
る。もし、自動給紙トレイ18に収容されている送り方
向も含めたサイズシートと一致する場合には、切換爪4
9が駆動され、シートを分岐通路47へと案内し、シー
トを自動給紙トレイ18へと送り込む(S19)。ま
た、シート収容部45より給紙されたシートのサイズ
が、自動給紙トレイ17に収容されているシートサイズ
に一致する場合には、切換爪48が切換制御されシート
を分岐通路46へと導き、自動給紙トレイ17へと送り
込む(S18)。この場合、シートサイズに応じて自動
給紙トレイ17又は18にシート先端を揃えるためにも
各フラッパ57や58が切換制御される。
【0068】上記自動給紙トレイ17又は18へ画像消
去済みシートを送り込む前に、自動給紙トレイ17又は
18に収容されているシートの状況が確認(S16又は
S17)される。このシートに収容状況において満杯で
ないことが確認されておれば、上述したような収容のた
めのシートの搬送制御が実行される。
【0069】以上説明したように、該実施形態によれ
ば、画像消去後のシートのサイズが検知され、そのサイ
ズに応じた自動給紙トレイ17又は18へと送り込むた
め、画像消去されたシートの再利用が効果的に、かつ効
率よく行われることになる。この場合、シートの搬送方
向及びそれと直交する方向のサイズを含めて検知し、そ
れに一致する自動給紙トレイ17又は18の収容状況を
確認した時点で送り込むため、該シートの送り先を間違
うことなく、シートジャム等の発生は阻止できる。
【0070】しかも、本発明によれば、画像形成装置内
に従来より備わるシートの搬送通路を利用して、画像消
去後のシートを、画像形成部へとシートを給送するため
に予め備えられているシート給紙部である給紙トレイへ
と送り込むようにしているため、別途画像消去済みのシ
ートを各給紙トレイへと送り込むための特別の搬送通路
を設ける必要がなくなる。これにより画像形成装置が大
型化するのを阻止できる。
【0071】さらに、中間通路43には、シートを反転
するための反転通路44が予め備えられているが、該反
転通路44を利用して画像消去済みシートを中間通路4
3へと送り込むこができ、その中間通路43の途中に上
述した各給紙トレイ17や18に通じる通路(分岐通路
46や47)を設ければよく、効率よくシートを搬送で
きる。
【0072】上述の実施形態の説明においては、画像消
去を行うシートは、その画像消去後にシート収容部45
に収容させるようにしているが、消去済みのシートをそ
のまま一時的に収容することなく、そのまま反転通路4
4及び中間通路43を介して給紙トレイ17や18等へ
と直接送り込むようにしてもよい。そのため、図2の制
御フローにおいては、ステップS4におけるシート収容
部45内のシートの満杯状態を確認することなく、直接
画像消去用給紙トレイ21上のシートの存在を確認(S
6)し、画像消去するためのシートが存在すれば、ステ
ップS7→S8→S9による消去処理を行った後に、シ
ート検知センサ67等に基づいて検知したサイズに対応
させて、ズテップS14以降の処理を実行させればよ
い。そして、その送り込みを行った後(S18又はS1
9)にステップS6に戻り、上述した動作を繰り返し実
行させればよいことである。
【0073】このような構成とすれば、別途シート収容
部45及び給紙ローラ52等が必要でなくなる。しか
も、シート収容部45が給送されるシートのサイズ検知
するセンサを、シート検知センサ54の位置に別途配置
することなく、画像消去装置60の出口に配置されてい
るシート検知センサ67の位置にて検知できる。そのた
め、中間通路43へと画像形成済みのシートを送り込ん
でいる最中にサイズ検知が行われることがなく、その前
にサイズが検知でき、これに基づいて中間通路43へと
送り込むか否かを事前に判別し、他のシート処理制御を
行うこともできる。これは、自動給紙トレイ17又は1
8と一致するサイズのシートでない場合に、シートを送
り出すトレイが存在しない場合に困ることになる。その
ため、シートを反転通路44を経由させて、再搬送通路
41を介して排出トレイ39へと送り出すことができ
る。そのため消去したシートを、サイズ等の不一致が存
在した時の送り先に困ることが解消できる。
【0074】この実施形態においては、シート給紙部で
ある給紙トレイ17及び18の2段構成について説明し
たが、この個数は画像形成装置の大きさ等により決まる
ものであって、1個又はそれ以上設けられることもあ
る。
【0075】また、画像消去済みのシートサイズと、給
紙トレイ17又は18の給紙シートサイズと一致してい
ても、その送り方向が不一致であれば、そのシートを給
紙トレイへと送り込むことはできない。そこで、送り方
向が揃うように消去後のシートを送り方向を90°変更
する搬送機構を配置することもできる。これにより送り
方向を一致させるようにして給紙トレイへと送り込むこ
とができる。
【0076】この場合、上記変更する搬送機構は、画像
形成装置1に備わる搬送通路中に配置するようにしてお
けば、給紙シートを送り方向が異なる場合に、送り方向
を変更する搬送機構を介して送り方向を変更させること
ができ、非常に便利である。
【0077】これとは別に、給紙トレイ17や18がシ
ートの送り方向を90°切り替えることができる回転可
能なトレイであれば、回転させて画像消去済みシートを
受け取り、その後、給紙時に必要な送り方向になるよう
に回転させる。
【0078】なお、給紙トレイ17や18に収容させる
シートが少ない場合、該トレイへと画像消去済みシート
が送られてくるとシートがバラバラになることが考えら
れる。そのため、給紙トレイ内に検知したサイズに応じ
てフラッパ57や58を切換え制御するようにしてい
る。さらに、給紙トレイがエレベータ式であれば、該ト
レイを下げておくことで、送り込まれてくるシートを、
先に収容されているシートの上に積み重ねるように搬出
処理することが簡単になる。
【0079】(第2の実施形態)次に、図3に示す制御
フローに従って本発明の第2の実施形態について説明す
る。特に、第1の実施形態によれば、シート収容部45
に収容されたシートを給紙トレイ17又は18へと送り
込むための画像消去済みのシート処理であった。そして
中間通路43へと送り込まれるシートは、そのサイズ検
知に基づいて、そのサイズに一致する自動給紙トレイ1
7又は18へと送り込む制御を行っている。
【0080】しかし、画像消去されたシートが全て自動
給紙トレイ17又は18のサイズと一致するものとは限
らない。つまり、使用するシートサイズとしては、A
3,A4,B4及びB5等が一般的に利用させる。その
ため、中間通路43へと送り込まれたシートにおいて、
その送り込み先が存在しない場合には、そのシートによ
るジャムが発生することにもなる。このような不都合を
解消するものが第2の実施形態による発明である。
【0081】図2において、給紙トレイ17又は18に
て収容できないサイズの画像消去済みのシート又は、給
紙トレイ17又は18が満杯の時に収容できないシート
については、図3に示すシート処理が実行される。そこ
で、まず中間トレイ19内にシートが存在しているか否
かが確認(S20)される。もし中間トレイ19にシー
トが存在しない場合には、シートをそのまま中間トレイ
19へと送り込む(S23)。
【0082】一方、中間トレイ19にシートが存在して
いるのが確認されると、中間トレイ19に収容されてい
るシートサイズと一致するか否かを確認(S21)す
る。この一致の確認においても、シートの送り方向を含
めて確認されており、一致する場合には、該中間トレイ
19に収容されているシート収容状況が確認(S22)
され、満杯でなければ、その中間トレイ19へと送り込
む(S23)。
【0083】上記中間トレイ19へと送り込むように制
御すると、該中間トレイ19を自動給紙トレイ17や1
8と同様に第3の自動給紙トレイとして利用できる。つ
まり、中間トレイ19にシートが存在する状態におい
て、画像形成装置は、両面画像形成のためのトレイとし
て利用することなく、自動給紙トレイとして処理するよ
うに制御する。これにより、画像消去済みのシートの再
利用をより効果的に行うことが可能になる。
【0084】しかし、中間トレイ19に収容される画像
形成済みのシートが満杯又は、一致するシートサイズで
ない場合には、排出処理装置34の排出トレイ39の排
出状況を確認(S24)する。もし排出トレイ39の排
出状況において満杯でない場合には、その排出トレイ3
9へと送り込むための処理(S25)を行う。この場
合、画像消去済みシートが中間通路43へと一旦送り込
まれている場合には、そのシートの送り方向を逆転し、
その先端がシート検知センサ54に検知された時点で送
りを停止させ、切換爪50を図示した状態に切換制御
し、再搬送通路41を逆方向に搬送し、切換爪42にて
搬送通路38を経由させて排出トレイ39へと排出処理
する。しかし、画像形成済みのシートが一時的に収容す
るシート収容部45が存在しない場合においては、先に
説明したように画像消去済みシートは、両面通路43へ
と送り込む手前でサイズ検知が行われるため、中間トレ
イ19、自動給紙トレイ17や18に収容されているシ
ートサイズとの一致の確認が行われ、これにより切換爪
50の切換位置が制御できるため、シートを中間通路4
3より送り戻すといった不都合は無くなる。
【0085】一方、排出トレイ39が排出されたシート
で満杯となっておれば、画像形成済みシートをシート収
容部45へと送り戻す(S26)処理を実行する。そし
て、そのシート収容部45に収容されてる画像消去済み
シートで満杯でなければ、ステップS6へと戻り、画像
消去動作を継続させる。これは、画像消去用給紙トレイ
21にシートが存在する場合である。
【0086】もし、上記シート収容部45において、画
像消去済みシートで満杯(S27)となれば、画像消去
用給紙トレイ21にシートが存在していても、画像消去
装置60による消去動作を停止(S28)させる。
【0087】以上のように、画像消去済みシートは、両
面通路43へと送り込まれる場合において、給紙トレイ
17又は18に収容できない場合に、中間トレイ19へ
と送り込むことができる。この場合、先に説明したよう
に中間トレイ19を第3の給紙トレイとして利用させる
ことで、消去済みのシートの再利用をより効果的に行え
る。
【0088】しかも、中間トレイ19への送り込みも不
可能になれば、最終的に排出トレイ39へと排出処理で
きる。これは、画像形成装置が備える通路をそのまま利
用し、その通路に画像消去済みシートの給紙通路59を
連通していることで処理可能となる優れた利点といえ
る。
【0089】なお、中間トレイ19が存在しない画像形
成装置においては、給紙トレイ17等にシートを送り込
むことができない場合、そのまま排出トレイ39へと送
り込むようにすればよい。このように構成すれば、画像
消去の処理を大量に行っても、そのシートの排出先が確
保される。
【0090】また、画像形成装置においては、ファック
ス受信が可能で、また他の画像発生手段からの画像をハ
ードコピーとして出力できるプリンタモードとして使用
することが可能な場合には、それぞれに専用の排出トレ
イが設けられていることがある。この複数の排出トレイ
を利用し、画像消去済みシートを画像形成されたシート
と区別して排出処理できる。また、サイズを揃えて排出
処理することもできる。このため、オペレータが、それ
ぞれのシートを選別する必要がなくなり、画像消去済み
のシートの再利用を、より効率よく効果的に行わせるこ
とができる。
【0091】(他の実施形態)ここで、画像形成装置1
には、シートを排出する排出トレイ39とは別にシート
を分配処理できるソータ33を備えた排出処理装置34
等が備えられた場合、そのソータ33を有効に利用する
実施形態について以下に説明する。
【0092】つまり、第1及び第2の実施形態において
は、画像形成済みシートを自動給紙トレイ17又は18
へと送り込むか、給紙可能な中間トレイ19へと送り込
む処理を行っている。これとは別に、多数のシート収容
部である分配トレイ35備えたソータ33が画像形成装
置1の排出部に備えられている場合には、そのトレイ3
5へと順次排出処理することで、大量の画像消去済みの
シートを処理できる。
【0093】そのため、図4に示す制御フローに従っ
て、その処理制御について説明する。つまり、図2にお
いてステップS11による画像消去済みシートを収容し
たシート収容部45に処理済みのシートが存在している
のを確認すれば、図2においてはそのシートを給送し給
紙トレイ17又は18へと送り送り込むための処理を実
行する。この図4においては、例えば図2のステップS
11にて画像消去済みシートがシート収容部45に存在
することを確認(ステップ30と同一)すれば、給紙ロ
ーラ52及び給送ローラ53等を駆動して、最上部のシ
ートより順次送り出す(S31)。
【0094】この場合、反転通路44を構成する通路に
おいては、切換爪50が中間通路43を閉鎖するように
切換制御されており、画像消去済みシートは、再搬送通
路41を逆方向に搬送され、切換爪42にて搬送通路3
8へと導かれる。そして、該通路38に設けられた切換
爪37にて多数の分配トレイ35と対向する搬送ベルト
36による搬送部へと送り込まれることになる。
【0095】そこで、上記給紙ローラ52及び給送ロー
ラ53にて給送されるシートは、シート検知センサ54
を含むサイズ検知手段にて送り方向を含めたサイズ検知
が行われる(S32)。そしてステップS33にて、カ
ウンタNが“1”にセットされる。該カウンタNは分配
トレイ35のビン位置を示すために設けられたものであ
って、“1”は最上段のトレイの位置を、“M”が最下
段のトレイ位置を示す。
【0096】まず、最上段(“1”)の分配トレイ35
に、シートが存在するか否かが確認(S34)され、も
しその分配トレイ35に、シートが存在していなけれ
ば、そのトレイへとシートを排出処理を実行(S35)
させる。もし、その分配トレイに先にシートが排出され
ておれば、S34→S36へと進み、その分配トレイの
排出されているシートサイズと、今から送り込む画像消
去済みシートとのサイズの一致状態が確認(S36)さ
れる。この時、一致状態が確認されれば、次に該分配ト
レイ35に排出されているシートが満杯状態かを確認
(S37)した後、満杯状態でなければステップS35
にてその分配トレイへと排出処理する。
【0097】一方、ステップS37にて満杯状態、又は
ステップS36にてサイズの不一致が確認されれば、ス
テップS38にてカウンタNが“M”を越えたか否かを
確認し、越えていなければ、カウンタNを“1”だけカ
ウントアップさせ(S39)、ステップS34へと戻
る。以上の制御を繰り返すことで、多数の分配トレイを
選択し、選択した分配トレイ35に画像消去済みのシー
トがサイズが一致するように排出処理されることにな
る。
【0098】そして、分配トレイ35の最下段(M段)
より大きな数値をカウンタNがカウントすれば、それ以
上画像形成済みのシートを排出処理できないため、S3
8→S40へと進み、給送されたシートをシート収容部
45側へと送り戻す。これは、ステップS38に、排出
する分配トレイ35が最下段になっておれば、ステップ
S31によるシートの給送制御を行わないようにすれば
よいことであって、送り戻すといった制御を行う必要は
なくなる。
【0099】また、このように画像形成済みシートを頁
順に揃えるために備えられたソータ33等が備えられて
いる場合、画像消去済みシートをそのソータ33の多数
の分配トレイ35にサイズが一致するように排出処理を
行える。そのため、多量の画像消去済みのシートを処理
できる。しかも、排出された画像消去済みシートのサイ
ズがトレイ毎に一致しているため、揃えられた状態で、
所望の給紙トレイ17や18等に簡単にセットさせるこ
とができる。
【0100】なお、上述のようにシート収容部45に収
容された画像消去済みのシートは、排出処理装置34で
あるソータ33の各分配トレイ35へとサイズ毎に区分
された排出処理されることになる。しかし、第1及び第
2の実施形態において説明したように、給紙トレイ17
や18あるいは中間トレイ19へと送り込めない状況に
なった時に、上述した分配トレイ35へと排出処理を行
わせるようにすることもできる。このようにすれば、一
々給紙トレイ17等へと画像消去済みシートを、画像消
去の動作終了後にセットするといった作業を省くことが
でき、給紙トレイ17へと送り込めなくなった時に、シ
ート収容部45内のシート及び画像消去用給紙トレイ2
1の画像消去を行うためのシートの処理を効率よく行え
る。
【0101】以上説明した画像消去を行う動作は、画像
形成装置が使用されていない状態において実行できるよ
うにしている。しかし、このような状態だけでなく、使
用者が必要に応じて画像消去のための動作を開始させる
ようにしてもよいことは勿論である。つまり、画像消去
用のモードを設け、該モード設定キーの操作により画像
消去装置60を立ち上げる動作を実行させる。この時、
画像形成装置1内の不要な部分の動作を停止させればよ
い。
【0102】また、画像消去装置60を立ち上げる状態
としては、画像形成装置の電源がOFFされた状態を確
認して立ち上げる動作を実行されるようにしてもよい。
この場合、画像消去装置60への電源供給を、画像消去
用給紙トレイ21にシートが存在していることを確認し
ている時に行うことは当然であり、もし画像消去するた
めのシートがなければ、画像消去装置60の立ち上げる
動作を停止させる。
【0103】しかも、画像消去動作を上述した各実施形
態にならって処理を実行させている時に、画像消去用給
紙トレイ21内のシートが無くなった状態において、最
終のシートの画像消去を完了し、該シートを給紙トレイ
17又は18、あるいは中間トレイ19、さらには排出
トレイ39や分配トレイ35へと排出処理を完了した状
態で画像消去装置60の動作を停止させ、該装置60へ
の電源供給を停止させる。
【0104】ここで、分配トレイ35に排出処理される
画像消去済みシートについて、オペレータがどのトレイ
にどのようなサイズのシートが排出されているか不明な
場合には、各分配トレイ35に対応させて排出されたシ
ートサイズを送り方向も含めて表示させるようにするこ
ともできる。このような表示を行えば、分配トレイ35
に排出されているシートの再利用のための処理及び作業
が非常に簡単になる。
【0105】一方、図1に示す画像形成装置のような構
造でなく、図5に示すように構成されたものにおいて
も、上述した各実施形態によるシートの処理制御を同様
にして行える。
【0106】この図5に示す画像形成装置は、図1の画
像形成装置1と、排出処理装置34及び給紙トレイが1
個になった状態が大きく相違している。また、画像消去
用給紙トレイ21については、必要に応じて自動的に排
出処理装置34の排出トレイ39aより給紙ローラ71
を介して、両面通路の特に反転搬送通路を経由して送り
込まれる構成である。
【0107】そこで、図5を簡単に説明する。また、図
1と同一部分は同一符号を付記し、その説明は省略す
る。特に排出処理装置34は、画像形成済みシートを分
配処理するための多数の分配トレイを備えたソータを備
えたものでなく、単に搬送通路38に対応して排出トレ
イ39aが配置されている。この排出トレイ39aに
は、該トレイ39aにセットされたシートを搬送通路7
0を介して画像形成装置に設けられた中間通路43aへ
と送り込むことができるように給紙ローラ71が設けら
れており、上記搬送通路70には搬送ローラ72が設け
られている。
【0108】また、画像形成装置1側には、両面通路4
3aと上記搬送通路70とが連通する部位に、シートの
搬送を切換る切換爪73a及び73bが設けられてお
り、該切換爪73a及び73bの切換位置に応じて、両
面通路43aに連通する反転通路44aへとシートを導
き入れることが可能となる。また、切換爪73a及び7
3bは、排出通路27に分岐される中間通路43aへと
案内するか、そのまま中間トレイ19へ案内するか、あ
るいは反転通路44aへと案内するように切換制御され
る。
【0109】反転通路44aの一端部に対応して画像消
去用給紙トレイ21が設けられたおり、不要画像が形成
されたシートを該トレイ21へと送り込むことが可能と
なる。特に、排出トレイ39aにセットされた不要画像
のシートを、上記給紙ローラ71及び搬送ローラ72を
介して切換爪73a及び73bの切換制御により反転通
路44aを経由して画像消去用給紙トレイ21へと送り
込まれる。これは、オペレータの指示に従って必要に応
じて送り込むを行うことができる。これにより、不要画
像が形成された画像消去のためのシートをオペレータが
画像消去用トレイ21にセットする作業を省略できる。
【0110】そして、画像消去用給紙トレイ21は、そ
の給紙通路が、給紙トレイ17より給紙されてくるシー
トをさらにレジストローラ24へと送り込むための搬送
通路22に連通するように設けられている。そして、中
間トレイ19より給紙される通路の部位にシートの搬送
方向を切り換える切換爪75が配置されている。そのた
め、画像消去装置60にて画像消去されたシートは、切
換爪75の位置により、中間トレイ19へと送り込まれ
る。このような中間トレイへと送り込むための通路とし
ては特別に設けたものではなく、単に搬送通路22の切
換爪75を設け、送り方向を切り換える構成とすれば、
本発明の目的を達成できる。
【0111】また、画像消去済みシートは、通常の画像
形成のための通路を介して、排出処理装置34へと排出
処理でき、排出トレイ39aへとそのまま排出処理させ
ることもできる。
【0112】さらに、本発明による画像消去装置60の
実施形態においては、トナーを消去するために、トナー
画像をシートより剥離しやすくする処理液を塗布するよ
うにしたものを例に説明した。このような画像消去装置
60でなく、特定波長の光を照射することでトナー画像
を無色にする場合には、立ち上げ時間を必要としなくな
る。そのため、画像消去動作を実行させる時には、上記
特定波長光を照射する光源を駆動する電力を確保するた
めにも、例えば定着装置26に供給する電力を軽減させ
る(プレヒート状態)か、あるいは電力供給を停止させ
る。
【0113】そして、画像消去用給紙トレイ21内のシ
ートを順次給紙している時に、画像面に光照射を行うよ
うに構成すればよい。この場合、シート上に形成されて
いるトナー画像は、特定のトナーにて形成されている。
また、光照射は、両面同時に行えるため、画像消去用給
紙トレイ21内に収容されているシートは、画像形成面
を下にする必要はなく、いずれの方向において、また両
面にトナー画像が形成されている場合において同時に消
去させることができる。
【0114】なお、画像形成装置1は、本発明において
はデジタル処理を行うことができるものとして説明し
た。このデジタル処理を行うため、シートの送り方向が
長手方向又は短手方向であっても、その画像を90°回
転させて簡単に出力処理できる。そのため、シートサイ
ズにおいてそのサイズのみでも対処できるため、いずれ
か一方のみの給紙を行うように構成すればよい。しか
し、アナログによる画像形成装置、例えば複写機におい
ては、シートの縦(長手)方向及び横(短手)方向にシ
ート給紙を対応させる必要あり、その送り方向を含めて
サイズ検知を行うことが非常に有効である。また、デジ
タル画像形成装置においても、画像消去済みシートを決
められた方向でシートを再度給紙できる状態で処理でき
るようにすれば、非常に使い勝手がよくなる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置によれ
ば、画像消去済みのシートを効率よく再利用可能なよう
に処理できる。この場合、画像消去済みシートのサイズ
等を検出し、該シートサイズと一致する給紙可能なトレ
イへと送り込むために、従前により備えられている搬送
通路を経由させており、装置全体が大掛かりになること
がなく、装置全体の大型化を防止できる。
【0116】また、画像消去済みシートを、例えば再度
画像を形成するための中間トレイへ送り込むようにすれ
ば、該中間トレイの画像形成済みシートの再利用のため
の給紙トレイとして利用することも可能となり、画像消
去済みシートを効率よく再利用することができる。
【0117】さらに、画像形成装置に、多数のシートを
分配処理するようなソータが備えられている時には、画
像消去済みシートを多量に処理できるだけでなく、処理
済みのシートのサイズ等をも合わせて排出できるため、
シートサイズを揃えるといった手間を省け、再利用のた
めの操作が簡単になり、画像消去済みシートの再利用を
効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像消去装置を備えた画像形成装
置本体内部の構造を示す断面図である。
【図2】本発明による画像消去装置による画像消去済み
シートの処理制御にかかる第1の実施形態における制御
フローチャートである。
【図3】本発明による画像消去装置による画像消去済み
シートの処理制御にかかる第2の実施形態における制御
フローチャートである。
【図4】本発明による画像消去装置による画像消去済み
シートの処理制御にかかる他の実施形態における制御フ
ローチャートである。
【図5】本発明による画像消去装置を備えた画像形成装
置の他の実例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 3 帯電器 4 露光部 5 現像器 6 転写器 17 給紙トレイ 18 給紙トレイ 19 中間トレイ 21 画像消去用給紙トレイ 35 分配トレイ 36 分配用の搬送ベルト 39 排出トレイ 40 分配用の切換爪 41 再搬送通路 43 中間通路 44 反転通路 46 分岐通路 47 分岐通路 54 シート検知センサ(サイズ検知手段をも兼用) 59 給紙通路 60 画像消去装置 61 トナー除去のための処理液塗布ノズル 62 トナー除去用の除去ローラ 63 シートを除去ローラに圧接する加圧ローラ 64 ヒータランプ 67 シート検知センサ(検知手段をも兼用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 578 G03G 21/00 578

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくるシートに記録媒体上に形
    成された画像を転写する画像形成部を備え、画像形成後
    のシートを装置外部に出力する画像形成装置において、 不要な画像が形成されたシートを収容する画像消去用給
    紙トレイと、 該画像消去用給紙トレイ内のシートを給紙する給紙手段
    と、 該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す給紙通路に
    配置され画像を消去する画像消去装置と、 上記給紙通路を上記画像形成装置のシート搬送通路の一
    部に連通させシートを画像形成部へと送り出すためのシ
    ート給紙部へと通じるように形成された分岐通路と、 上記画像消去用給紙トレイから給紙されたシートサイズ
    を検知するサイズ検知手段と、 該サイズ検知手段のサイズ検知に対応するシート給紙部
    へと画像消去されたシートを送り込む搬送処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像消去装置を備えた画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 上記画像形成装置のシート搬送通路は画
    像形成されたシートを再度画像形成部へと送り込むため
    の中間トレイへと連通する両面通路であることを特徴と
    する請求項1記載の画像消去装置を備えた画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 上記搬送処理手段は、検知されたシート
    サイズに対応するシート給紙部が存在しない時に、上記
    中間トレイへと画像消去済みのシートを送り込むことを
    特徴とする請求項2記載の画像消去装置を備えた画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送処理手段は、検知されたシート
    サイズに対応するシート給紙部が存在しない時に、画像
    形成装置の備えられたシート排出トレイへと排出処理を
    行うことを特徴とする請求項1又は3記載の画像消去装
    置を備えた画像形成装置。
  5. 【請求項5】 搬送されてくるシートに記録媒体上に形
    成された画像を転写する画像形成部を備え、画像形成済
    みのシートを装置外部に排出する時に多数の分配トレイ
    を備えシートを適宜排出処理するためのソータを備えた
    画像形成装置において、 不要な画像が形成されたシートを収容する画像消去用給
    紙トレイと、 該画像消去用給紙トレイ内のシートを給紙する給紙手段
    と、 該給紙手段にて給紙されたシートを送り出す給紙通路に
    配置され画像を消去する画像消去装置と、 上記画像消去用給紙トレイから給紙されたシートサイズ
    を検知するサイズ検知手段と、 上記給紙通路を上記画像形成装置の上記ソータへと通じ
    るシート搬送通路に連通させ、上記サイズ検知手段のサ
    イズ検知に応答させて同一サイズのシートを各分配トレ
    イに揃えて排出処理する搬送処理手段と、を備えたこと
    を特徴とする画像消去装置を備えた画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記画像消去済みのシートを上記ソータ
    へと送り込む途中で、画像形成装置に備えられシートを
    画像形成部へと送り出すためのシート給紙部へと送り込
    む分岐通路を設け、検知されたサイズに対応するシート
    給紙部へと優先させて送り込み、その送り込むためのシ
    ート給紙部が存在しない時に、上記ソータの分配トレイ
    へと排出処理することを特徴とする請求項5記載の画像
    消去装置を備えた画像形成装置。
JP8169100A 1996-06-28 1996-06-28 画像消去装置を備えた画像形成装置 Pending JPH1020591A (ja)

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JP8169100A JPH1020591A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 画像消去装置を備えた画像形成装置

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JP (1) JPH1020591A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109298609A (zh) * 2015-12-21 2019-02-01 株式会社东芝 图像处理装置
US11802720B2 (en) 2015-06-19 2023-10-31 Magneto B.V. Packed-screen type magnetocaloric element

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