JP3318135B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3318135B2
JP3318135B2 JP29354794A JP29354794A JP3318135B2 JP 3318135 B2 JP3318135 B2 JP 3318135B2 JP 29354794 A JP29354794 A JP 29354794A JP 29354794 A JP29354794 A JP 29354794A JP 3318135 B2 JP3318135 B2 JP 3318135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
例えば電子写真方式を用いた複写機、プリンター及びフ
ァクシミリ装置等において消色可能なトナーで画像を形
成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エコロジーが叫ばれている昨今、オフィ
ス等からの紙ゴミの量の増加が著しいと指摘され、紙資
源の節減が叫ばれている。そこで、紙資源の節減を目的
として再生紙の使用が増加してきているが、再生紙を使
用することでは、どうしても紙資源の節減に自ずと限界
がある。
【0003】そこで、近年、光照射や加熱等の消色処理
により消色される、いわゆる消色トナーと呼ばれる消色
可能なトナーを用いて転写材としての転写紙上に画像形
成を行い、転写紙上に形成された「消色トナー画像」を
消色して転写紙を繰り返して使用することによって、紙
資源の節減を実現しようとする画像形成装置が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】転写紙を繰り返して使
用するためには、消色トナー画像が形成された転写紙に
消色処理を行う必要がある。このため、例えば画像形成
装置とは別に消色処理専用の装置を設けることが考えら
れるが、そのようにするとコスト的にも不利となる上
に、操作性のよさや省スペース化がオフィス等で重要視
される昨今ではユーザ側に受け入れられなくなる可能性
が非常に大きいと考えられる。
【0005】そこで、本発明の目的は、消色トナーを用
いて画像形成が行える機能と、その画像形成を行った転
写材に消色処理を行うことができる機能とを画像形成装
置にもたせることにより、低コスト化、操作性及び機能
性の向上や省スペース化等を実現して紙資源のリサイク
ルが促進できる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、画像形成装置において、
コピーモードと消色モードを切り換える手段を有し、コ
ピーモードの時、像担持体上に原稿の画像に応じた潜像
を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段によって
形成された前記潜像を少なくとも消色可能トナーを用い
て顕像化してトナー像を形成するトナー像形成手段と、
このトナー像形成手段によって形成された前記トナー像
を給紙トレイから供給される転写材上に転写させる転写
手段と、この転写手段によって転写された前記転写材上
の前記トナー像を主として定着させる定着手段と、消色
モードの時、前記画像形成を行った前記転写材上の前記
トナー像を熱および光を与えて消色するための熱付与手
段および光付与手段からなる消色処理手段とを、前記画
像形成装置内部に有する画像形成装置において、前記転
写材が前記給紙トレイから前記定着手段に至る経路に、
給紙路と、前記転写手段を含む第1の搬送路と前記転写
手段を含まない第2の搬送路と、両搬送路を切り換える
搬送路切り換え爪とを有し、コピーモードの時、前記転
写材を前記給紙路から前記第1の搬送路に導き、消色モ
ードの時、前記転写材を前記給紙路から前記第2の搬送
路に導くように、前記搬送路切り換え爪を切り換え、
像形成が行われて排出された転写材を収容する第1の排
紙トレイと、前記消色処理された転写材が排出される第
2の排紙トレイと、転写材が前記定着手段から排出され
てから通る排出路を第1排出路と第2排出路の2つの排
出路に分岐させる排出路切り換え爪とを有し、前記第1
の排出路はコピーモード時に使用され、転写材は前記第
1の排紙トレイに至り、前記第2の排出路は消色モード
時に使用され、転写材は前記第2の排紙トレイに至り、
前記第2の排紙トレイが装置本体内部にあり、該排紙ト
レイは、前記消色処理後の前記転写材を収容して前記転
写手段側に供給する転写材供給手段を有し、前記転写材
を前記転写手段側に供給する経路は、前記搬送路切り換
え爪より上流側で、前記給紙トレイから転写材が供給さ
れる前記給紙路に合流することを特徴とする
【0007】請求項2記載の発明は、コピーモードと消
色モードを切り換える手段を有し、コピーモードのと
き、像担持体上に原稿の画像に応じた潜像を形成する潜
像形成手段と、この潜像形成手段によって形成された前
記潜像を少なくとも消色可能トナーを用いて顕像化して
トナー像を形成するトナー像形成手段と、このトナー像
形成手段によって形成された前記トナー像を給紙トレイ
から供給される転写材上に転写させる転写手段と、この
転写手段によって転写された前記転写材上の前記トナー
像を主として定着させる定着手段と、消色モードのと
き、前記画像形成を行った前記転写材上の前記トナー像
を熱および光を与えて消色するための熱付与手段および
光付与手段からなる消色処理手段とを、前記画像形成装
置内部に有する画像形成装置において、前記転写材が前
記給紙トレイから前記定着手段に至る経路に、給紙路
と、前記転写手段を含む第1の搬送路と、前記転写手段
を含まない第2の搬送路と、両搬送路を切り換える搬送
路切り換え爪とを有し、コピーモードの時、前記転写材
を前記給紙路から前記第1の搬送路に導き、消色モード
の時、前記転写材を前記給紙路から前記第2の搬送路に
導くように前記搬送路切り換え爪を切り換え、画像形成
が行われて排出された転写材を収容する第1の排紙トレ
イと、前記消色処理された転写材が排出される第2の排
紙トレイと、転写材が前記定着手段から排出されてから
通る排出路を第1排出路と第2排出路の2つの排出路に
分岐させる排出路切り換え爪とを有し、前記第1の排出
路はコピーモード時に使用され、転写材は前記第1の排
紙トレイに至り、前記第2の排出路は消色モード時に使
用され、転写材は前記第2の排紙トレイに至り、前記第
2の排出路には、転写材の両面に交互に転写が行われる
ように、前記転写材の表裏を反転させる反転路が含まれ
ることを特徴とする
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
画像形成装置において、前記第2の排出路には、転写材
の両面に交互に転写が行われるように、前記転写材の表
裏を反転させる反転路が含まれることを特徴とする
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記熱
付与手段として前記定着手段を用いたことを特徴とす
る。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、画像形成を行った前
記転写材上のトナー像を消色処理する消色処理手段を前
記画像形成装置内部に有する画像形成装置において、コ
ピーモードの時と消色モードの時で、転写手段を含む第
1の搬送路と、前記転写手段を含まない第2の搬送路と
に搬送路切り換え爪を切り換えて、消色モードのとき転
写材が像担持体と接触しないようにし、コピーモード時
は転写材が第1の排出路を通って第1の排紙トレイに至
り、消色モードの時は転写材が第2の排出路を通って第
2の排紙トレイに至るよう、排出路切り換え爪によって
切り換えて、コピー済みの転写材と消色済みの転写材と
を明確に分離し、消色処理後の前記転写材を収容して前
記転写手段側に供給する転写材供給手段を有して、消色
処理された転写材が自動的に繰り返し使用される。
【0012】請求項2記載の発明では、画像形成を行っ
た前記転写材上のトナー像を消色処理する消色処理手段
を前記画像形成装置内部に有する画像形成装置におい
て、コピーモードの時と消色モードの時で、転写手段を
含む第1の搬送路と、前記転写手段を含まない第2の搬
送路とに搬送路切り換え爪を切り換えて、消色モードの
とき転写材が像担持体と接触しないようにし、コピーモ
ード時は転写材が第1の排出路を通って第1の排紙トレ
イに至り、消色モードの時は転写材が第2の排出路を通
って第2の排紙トレイに至るよう、排出路切り換え爪に
よって切り換えて、コピー済みの転写材と消色済みの転
写材とを明確に分離し、前記転写材における前記消色処
理を行った側の面と反対面に次回の画像形成を行えるよ
うに、消色処理後の前記転写材を前記転写材供給手段に
収容するように構成したので、転写材の両側の面におい
て交互に均等に消色可能トナーによる良好な画像形成が
行われる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記転写材における前記消色
処理を行った側の面と反対面に次回の画像形成を行える
ように、消色処理後の前記転写材を前記転写材供給手段
に収容するように構成したので、転写材の両側の面にお
いて交互に均等に消色可能トナーによる良好な画像形成
が行われる。請求項4記載の発明では、請求項1ないし
3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記
熱付与手段として特別に用意することなく、前記定着手
段を用いる
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1及び図2は、第1の実施例を示すもので
あって、本実施例の画像形成装置1は、図1に示すよう
に、感光体4が、図中の矢印の方向に回転可能に設けら
れていて、その感光体4の回りには、帯電器5、ポリゴ
ンミラー等の露光光学系からなる露光装置3、消色トナ
ーを用いて現像動作を行う現像装置6、がそれぞれ設置
されている。それらの後段には、現像装置6において形
成されたトナー像を転写紙Sに転写し、転写後その転写
紙Sを感光体10から分離する転写・分離装置7及びク
リーニング装置8がそれぞれ設置されている。また、転
写・分離装置7によって感光体上のトナー像が転写され
た転写紙Sの排出側には、転写紙S上のトナー像の定着
及び消色処理を行う消色処理手段としても作用する定着
装置9が設けられていて、その定着装置9の内部におい
ては、その装置内に設けられた定着ローラ9aの転写紙
搬送方向に関して下流側に、転写紙Sの画像形成面側に
光を照射できるように消色処理を行う消色処理手段とし
ての光源9bが設置されている。
【0016】画像形成装置1の下部側には、転写紙Sを
収容して転写・分離装置7側にその転写紙Sを供給する
給紙トレイ10が設置されていて、その給紙トレイ10
の給紙側においては、コピーモード時に転写紙Sを転写
・分離装置7側に搬送する第1の搬送路11と、消色モ
ード時に定着装置9側に直接転写紙Sを搬送する第2の
搬送路12がそれぞれ設けられている。また、第1の搬
送路11及び第2の搬送路12の上流側には給紙路から
の搬送路切り換え爪13が設けられていて、それら第1
の搬送路11及び第2の搬送路12の下流側には、それ
らの各搬送路から送られてきた転写紙Sを定着装置9側
に送り込むように主にローラとベルトから回動可能に構
成された搬送装置14が設置されている。なお、装置本
体1における転写紙の排出側には、排出路16が設けら
れていて、その本体外部には、定着装置9によって定着
が行われて排紙された転写紙Sをストックする排紙トレ
イ15が設けられている。
【0017】画像形成装置1において、図示しないモー
ド切り換えスイッチが押されてコピーモードが選択され
ると図1に示すように、搬送路切り換え爪13が切り換
えられて転写部側に転写紙Sが送られる。転写紙Sは、
作像部で作像された後、搬送装置14によって定着装置
9に送られ、そこで定着が行われた後、排出路16を通
って排紙トレイ15に排出される。一方、消色モードが
選択された場合には、図2に示すように、搬送装置14
と搬送路切り換え爪13が切り換えられる。そして、図
示しないスタートキーが押されると給紙トレイ10にス
トックされていた消色前の転写紙Sが送り出される。転
写紙Sは、給紙路から転写部を通らずに第2の搬送路1
2を通って定着装置9に送られ、定着装置9によって加
熱される。その後、定着装置9内部に設けられた光源9
bによって光の照射を受け、転写紙S上の画像が消色さ
れて排出路16を通って排紙トレイ15に排出される。
ここで、画像形成部における各装置はそれぞれ駆動が停
止されている。
【0018】以上のように、本実施例の画像形成装置に
よれば、画像形成を行った転写紙S上のトナー像を消色
処理する定着装置9及び光源9bを画像形成装置1内部
に有しているので、画像形成装置1内部で消色可能トナ
ーによる画像形成と、その画像形成が行われた転写紙S
上のトナー像の消色処理とを1つの装置内で行うことが
できる。その結果、低コスト化や操作性の向上及び省ス
ペース化等を実現して紙資源のリサイクルが促進できる
画像形成装置を提供することができる。また、通常、転
写紙上のトナー像を定着させるために用いられる定着装
置9を消色処理手段として用いているので、低コスト化
や省スペース化等の実現に際して有利となる。
【0019】図3及び図4は、本発明の第2の実施例を
示すものであって、画像形成装置としての基本的な構成
は、上述した第1の実施例と同様であり、異なる点は、
図に示すように、画像形成が行われて排出された転写紙
Sをストックする第1の排紙トレイ15のほかに消色処
理された転写紙Sが排出される、転写材供給手段を備え
る第2の排紙トレイ21が設置されていることである。
そのために、装置本体20内の転写紙排出側において
は、第1の排出路16のほかに消色処理後の転写紙Sを
排出する第2の排出路17が設けられていて、さらに両
排出路16と17の切り換えを行う排出路切り換え爪1
8が設けられている。ここで、排紙トレイ21は、給紙
トレイ10と基本的に同様の構成をしていて、そこに排
出されてストックされた状態のまま給紙トレイ10の代
わりに給紙部に設置できるようになっている。
【0020】図3において、図示しないモード切り換え
スイッチが押されてコピーモードが選択されると、転写
紙の排出側に設けられた排出路切り換え爪18が図のよ
うな状態に切り換えられ、転写紙Sは図1の例と同様に
して画像形成が行われ、第1の排出路16を通って第1
の排紙トレイ15に排出される。一方、消色モードが選
択された場合には、図4に示すように、搬送装置14と
排出路切り換え爪18が切り換えられる。そして、給紙
トレイ10から送られてきた転写紙Sは、前記第1の実
施例と同様にして消色処理が行われた後、第2の排出路
17を通って第2の排紙トレイ21に排出される。その
後、第2の排紙トレイ21においてストックされた転写
紙Sを反転させてそのトレイ21上にセットしなおし、
そのまま給紙トレイ10の代わりに給紙部に設置するこ
とによってその転写紙Sは次回からの画像形成に供され
る。
【0021】以上のように本実施例の画像形成装置で
は、前記した第1の実施例と同様の構成を有し、しか
も、画像形成が行われて排出された転写紙Sをストック
する排紙トレイ15のほかに、消色処理された転写紙S
が排出されて収容され、転写材供給手段を備える第2の
排紙トレイ21を有しているので、消色トナーによる画
像形成操作と画像形成された転写紙の消色処理操作とを
非常に簡単に効率良く1台の画像形成装置で行うことが
できる。従って、本実施例の画像形成装置によれば、第
1の実施例の画像形成装置と同様の各利点を有している
と共に、装置全体としての操作性、機能性等を向上させ
ることができる画像形成装置を実現できる。
【0022】図5は、本発明の第3の実施例を示すもの
であって、上述した各例と同様の構成については、同一
符号を付してその説明を省略し、その他の異なる構成に
ついて主に説明する。図5において、本実施例では、装
置本体30の画像形成部の下部側に位置する給紙部は、
3段の給紙トレイ33、34、35で構成されていて、
ここでは消色処理すべき転写紙が給紙トレイ34に収容
され、消色処理後の転写紙Sは、第2の排紙トレイであ
り、かつ、消色処理後の転写紙を転写・分離装置7側に
供給する転写材供給手段を備える給紙トレイ33にスト
ックされるようになっている。また、本実施例の画像形
成装置は、第1の排出路16のほかに、消色処理された
転写紙Sを給紙トレイ33側に送り込むための第2の排
出路32が設けられていて、排出路切り換え爪31によ
って第1の排出路16側と第2の排出路32側とにそれ
ぞれ転写紙Sを送り込むことができるように構成されて
いる。
【0023】図5において、図示しないモード切り換え
スイッチが押されてコピーモードが選択されると、転写
紙の排出側に設けられた排出路切り換え爪31が図の一
点鎖線で示すような状態に切り換えられ、転写紙Sは図
1の例と同様にして画像形成が行われて第1の排出路1
6を通って排紙トレイ15に排出される。一方、消色モ
ードが選択された場合には、搬送装置14と搬送路切り
換え爪13、排出路切り換え爪31が図において実線で
示される状態に切り換えられる。そして、給紙トレイ3
4から送られてきた転写紙Sは、前記の各実施例と同様
にして消色処理が行われた後、第2の排出路32を通っ
て第2の排紙トレイを兼ねる給紙トレイ33に送られ、
次回の使用に供される。
【0024】以上説明したように、本実施例の画像形成
装置によれば、消色処理後の転写紙Sが、消色処理後の
転写紙を転写・分離装置7側に供給する転写材供給手段
としての給紙トレイ33にストックされるようになって
いるので、画像形成に際して転写紙を繰り返して使用す
べく、自動的に消色処理された転写紙Sが転写・分離装
置7側に供給される。その結果、消色トナーによる画像
形成操作と画像形成された転写紙の消色処理操作とを非
常に簡単に効率良く1台の画像形成装置で行うことがで
き、装置全体としての操作性、機能性等を向上させるこ
とができる画像形成装置を実現できる。
【0025】図6は、本発明の第4の実施例を示すもの
であって、上述した各例と同様の構成については、同一
符号を付してその説明を省略し、その他の異なる構成に
ついて主に説明する。図6において、本実施例では、第
1の排出路16のほかに、消色処理された転写紙Sの表
裏を反転させて給紙トレイ33にストックさせるための
反転路41が第2の排出路の一部として設けられてい
て、排出路切り換え爪42によって第1の排出路16側
と反転路41側とにそれぞれ転写紙Sを送り込むことが
できるように構成されている。なお、図中の符号41a
は、定着装置9側から送られてきた転写紙Sを反転路4
1側に送って反転動作を行わせる反転ローラ、41b
は、2対のローラで互いに接離可能に構成された送りロ
ーラである。
【0026】図6において、図示しないモード切り換え
スイッチが押されてコピーモードが選択されると、転写
紙の排出側に設けられた排出路切り換え爪42が図の一
点鎖線で示すような状態に切り換えられ、転写紙Sは図
1の例と同様にして画像形成が行われて第1の排出路1
6を通って第1の排紙トレイ15に排出される。一方、
消色モードが選択された場合には、搬送装置14と搬送
路切り換え爪13、排出路切り換え爪42が図において
実線で示される状態に切り換えられる。そして、給紙ト
レイ34から送られてきた消色処理前の転写紙Sは、前
記第1の実施例と同様にして消色処理が行われた後、反
転ローラ41a及び送りローラ41bによって第2の排
出路の一部をなす反転路41に導かれ、転写紙Sの後端
が反転ローラ41aに達すると送りローラ41bが互い
に離れてその搬送が停止される。その後、転写紙Sは、
反転ローラ41aによってその後端から第2の排出路3
2を通って第2の排紙トレイを兼ねる給紙トレイ33に
送り込まれ、消色処理した面が上側になった状態でスト
ックされる。転写紙Sの再使用に際しては、前回使用し
た面の裏面に画像形成が行われることになる。
【0027】以上説明したように、本実施例の画像形成
装置によれば、消色処理後の転写紙Sを反転路41に一
旦導いてから給紙トレイ33にそれを収容するようにし
てその消色処理した面が上側になった状態でストックさ
れるので、転写紙における消色処理を行った側の面と反
対面に次回の画像形成を行える。従って、転写紙Sの両
面を交互に自動的に均等に使用でき、転写紙の繰り返し
使用にとって非常に有利となり、装置全体としての操作
性、機能性等を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、画像形成を行
った前記転写材上のトナー像を消色処理する消色処理手
段を、前記画像形成装置内部に有する画像形成装置にお
いて、コピーモードの時と消色モードの時で、転写手段
を含む第1の搬送路と、前記転写手段を含まない第2の
搬送路とに搬送路切り換え爪を切り換えて、消色モード
のとき転写材が像担持体と接触しないようにしているの
で、消色モードのときは像担持体を回転させる必要がな
く、また、像担持体と転写材の不必要な接触が避けられ
るので、像担持体の寿命低下のおそれが無くなる。
た、コピーモード時は転写材が第1の排出路を通って第
1の排紙トレイに至り、消色モード時は転写材が第2の
排出路を通って第2の排紙トレイに至るよう、排出路切
り換え爪によって切り換えるので、消色後の転写材を再
度コピー用として給紙する際の取り扱いが容易になる。
更に、消色処理後の前記転写材を収容して前記転写手段
側に供給する転写材供給手段を有して、消色処理された
転写材が自動的に繰り返し使用されるので、装置全体と
しての操作性、機能性等を向上させることができる画像
形成装置を実現できる。請求項2記載の発明では、画像
形成を行った前記転写材上のトナー像を消色処理する消
色処理手段を、前記画像形成装置内部に有する画像形成
装置において、コピーモードの時と消色モードの時で、
転写手段を含む第1の搬送路と、前記転写手段を含まな
い第2の搬送路とに搬送路切り換え爪を切り換えて、消
色モードのとき転写材が像担持体と接触しないようにし
ているので、消色モードのときは像担持体を回転させる
必要がなく、また、像担持体と転写材の不必要な接触が
避けられるので、像担持体の寿命低下のおそれが無くな
る。また、コピーモード時は転写材が第1の排出路を通
って第1の排紙トレイに至り、消色モード時は転写材が
第2の排出路を通って第2の排紙トレイに至るよう、排
出路切り換え爪によって切り換えるので、消色後の転写
材を再度コピー用として給紙する際の取り扱いが容易に
なる。更に、前記転写材における前記消色処理を行った
側の面と反対面に次回の画像形成を行えるように消色処
理後の前記転写材を前記転写材供給手段に収容するよう
に構成したので、転写材の両側の面において交互に均等
に消色 可能トナーによる良好な画像形成が行われる。し
たがって、転写材の両面を交互に自動的に均等に使用で
き、転写材の繰り返し使用にとって非常に有利となり、
装置全体としての操作性、機能性等を向上させることが
できる。
【0029】請求項3記載の発明では、請求項1記載
の画像形成装置において、前記転写材における前記消色
処理を行った側の面と反対面に次回の画像形成を行える
ように消色処理後の前記転写材を前記転写材供給手段に
収容するように構成したので、転写材の両側の面におい
て交互に均等に消色可能トナーによる良好な画像形成が
行われる。したがって、転写材の両面を交互に自動的に
均等に使用でき、転写材の繰り返し使用にとって非常に
有利となり、装置全体としての操作性、機能性等を向上
させることができる。
【0030】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記
熱付与手段として前記定着手段を用い、画像形成に用い
る定着装置が消色処理手段として共用されるので、消色
処理装置を組み込んだことによる装置の大型化が防げ
る。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す画像形成装置の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における消色モード時の
動作を説明するための画像形成装置の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す画像形成装置の構
成図である。
【図4】本発明の第2の実施例における消色モード時の
動作を説明するための画像形成装置の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す画像形成装置の構
成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す画像形成装置の構
成図である。
【符号の説明】
3 露光装置 4 感光体 5 帯電器 6 現像装置 7 転写・分離装置 9 定着装置 9b 光源 21 第2の排紙トレイ 33 給紙トレイ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コピーモードと消色モードを切り換える手
    段を有し、コピーモードのとき、像担持体上に原稿の画
    像に応じた潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形
    成手段によって形成された前記潜像を少なくとも消色可
    能トナーを用いて顕像化してトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、このトナー像形成手段によって形成され
    た前記トナー像を給紙トレイから供給される転写材上に
    転写させる転写手段と、この転写手段によって転写され
    た前記転写材上の前記トナー像を主として定着させる定
    着手段と、消色モードのとき、前記画像形成を行った前
    記転写材上の前記トナー像を熱および光を与えて消色す
    るための熱付与手段および光付与手段からなる消色処理
    手段とを、前記画像形成装置内部に有する画像形成装置
    において、前記転写材が前記給紙トレイから前記定着手
    段に至る経路に、給紙路と、前記転写手段を含む第1の
    搬送路と、前記転写手段を含まない第2の搬送路と、両
    搬送路を切り換える搬送路切り換え爪とを有し、コピー
    モードの時、前記転写材を前記給紙路から前記第1の搬
    送路に導き、消色モードの時、前記転写材を前記給紙路
    から前記第2の搬送路に導くように前記搬送路切り換え
    爪を切り換え、画像形成が行われて排出された転写材を
    収容する第1の排紙トレイと、前記消色処理された転写
    材が排出される第2の排紙トレイと、転写材が前記定着
    手段から排出されてから通る排出路を第1排出路と第2
    排出路の2つの排出路に分岐させる排出路切り換え爪と
    を有し、前記第1の排出路はコピーモード時に使用さ
    れ、転写材は前記第1の排紙トレイに至り、前記第2の
    排出路は消色モード時に使用され、転写材は前記第2の
    排紙トレイに至り、前記第2の排紙トレイが装置本体内
    部にあり、該排紙トレイは、前記消色処理後の前記転写
    材を収容して前記転写手段側に供給する転写材供給手段
    を有し、前記転写材を前記転写手段側に供給する経路
    は、前記搬送路切り換え爪より上流側で、前記給紙トレ
    イから転写材が供給される前記給紙路に合流することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】コピーモードと消色モードを切り換える手
    段を有し、コピーモードのとき、像担持体上に原稿の画
    像に応じた潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形
    成手 段によって形成された前記潜像を少なくとも消色可
    能トナーを用いて顕像化してトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、このトナー像形成手段によって形成され
    た前記トナー像を給紙トレイから供給される転写材上に
    転写させる転写手段と、この転写手段によって転写され
    た前記転写材上の前記トナー像を主として定着させる定
    着手段と、消色モードのとき、前記画像形成を行った前
    記転写材上の前記トナー像を熱および光を与えて消色す
    るための熱付与手段および光付与手段からなる消色処理
    手段とを、前記画像形成装置内部に有する画像形成装置
    において、前記転写材が前記給紙トレイから前記定着手
    段に至る経路に、給紙路と、前記転写手段を含む第1の
    搬送路と、前記転写手段を含まない第2の搬送路と、両
    搬送路を切り換える搬送路切り換え爪とを有し、コピー
    モードの時、前記転写材を前記給紙路から前記第1の搬
    送路に導き、消色モードの時、前記転写材を前記給紙路
    から前記第2の搬送路に導くように前記搬送路切り換え
    爪を切り換え、画像形成が行われて排出された転写材を
    収容する第1の排紙トレイと、前記消色処理された転写
    材が排出される第2の排紙トレイと、転写材が前記定着
    手段から排出されてから通る排出路を第1排出路と第2
    排出路の2つの排出路に分岐させる排出路切り換え爪と
    を有し、前記第1の排出路はコピーモード時に使用さ
    れ、転写材は前記第1の排紙トレイに至り、前記第2の
    排出路は消色モード時に使用され、転写材は前記第2の
    排紙トレイに至り、前記第2の排出路には、転写材の両
    面に交互に転写が行われるように、前記転写材の表裏を
    反転させる反転路が含まれることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第2の排出路には、転写材の両面に交互に転写が行
    われるように、前記転写材の表裏を反転させる反転路が
    含まれることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1つに記載の
    画像形成装置において、前記熱付与手段として前記定着
    手段を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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