JP2001183921A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001183921A
JP2001183921A JP37034299A JP37034299A JP2001183921A JP 2001183921 A JP2001183921 A JP 2001183921A JP 37034299 A JP37034299 A JP 37034299A JP 37034299 A JP37034299 A JP 37034299A JP 2001183921 A JP2001183921 A JP 2001183921A
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JP37034299A
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Masahito Yanagida
雅人 柳田
Hirohisa Otsuka
浩久 大塚
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種転写材サイズに対応できる簡易な構成の
転写ローラを用いて、省スペース化、低コスト化及び軽
量化を図るとともに、ニップ幅を一定に保って高品質な
転写画像を形成することができる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 転写ローラ34は感光体ドラム31の軸
方向に設けられた3つの転写ローラ34a、34b、3
4cからなり、それぞれ保持ブラケット36a、36
b、36cに軸受(不図示)を介して回動自在に保持さ
れる。また、各転写ローラ34a、34b、34cは、
接離機構(不図示)によって、それぞれ感光体ドラム3
1に対して接離可能となっている。操作部(不図示)で
記録紙サイズを選択し、接離機構によって各転写ローラ
34a、34b、34cのうち1つもしくは複数組合わ
せて感光体ドラム31に圧接させ、記録紙サイズに対応
した転写部を構成する。図4(a)はA4長手方向及び
A3短手方向の記録紙サイズに対応した転写部、図4
(c)はA2長手方向及びA1短手方向の記録紙サイズ
に対応した転写部を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは、表面
移動可能に保持された像担持体と、該像担持体に圧接す
る転写ローラとを備え、該像担持体と該転写ローラとの
間の転写部に転写材を通して、該像担持体上に形成され
た画像を該転写材に転写する画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、A0サイズ等の広幅で長尺の画像
を形成する画像形成装置では、像担持体上に形成された
画像を転写材に転写するときに、一般に転写チャージャ
が用いられていた。ところが、転写チャージャを用いた
転写では、転写ワイヤによりコロナ放電を行うためオゾ
ンが発生するおそれがあった。また、像担持体から転写
材への転写が不十分で、転写不良による白抜け等の不具
合が発生するおそれもあった。
【0003】そこで、上記転写チャージャの代わりに転
写ローラを用いることが考えられる。転写ローラに転写
バイアスを印加し像担持体上に形成された画像を静電的
に引き寄せて転写材に転写するものである。例えばA0
サイズの画像を形成する画像形成装置では、転写ローラ
の軸方向長さが約1mの転写ローラを用いることにな
る。
【0004】ところが、上記転写ローラを用いてA0サ
イズよりも小さいサイズ、例えばA4サイズ等の画像を
形成する場合には、像担持体と転写ローラとの間の転写
ニップ部で転写材が通紙されない非通紙部が多く生じ
る。転写ニップ部では、転写バイアスが転写ローラの全
幅に印加されるため、転写バイアスの印加が不必要な上
記被通紙部にも印加されてしまう。このとき、非通紙部
に対応した像担持体上に地汚れがあるとその地汚れが転
写ローラに転写され、転写ローラ表面を汚してしまうお
それがあった。また、上記非通紙部では、転写ローラか
ら像担持体に転写バイアスの電流が多く流れてしまうお
それもあった。
【0005】上記不具合を解決することができるローラ
転写機構が、特開平4−37884号公報で開示されて
いる。このローラ転写機構では、各種の転写材サイズに
対応した複数の転写ローラをそれぞれ別々に備え、これ
ら複数の転写ローラの1つを選択して像担持体に圧接す
る使用位置に移動させるような構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−37884号公報で開示されたローラ転写機構
では、複数の転写ローラを公転させる支持手段等の複雑
な機構が必要となるため、広いスペースが必要で、しか
もコストアップ、重量増になるといった不具合がある。
また、A0サイズ等の広幅に対応した転写ローラでは軸
方向の長さが約1mとなり、自重によるたわみが大きく
なるため、転写ニップ部でのニップ幅を一定に保つこと
が困難になるという不具合もあった。例えば、φ8mm
の鉄材芯金を用いた転写ローラでは、全長が350mm
より短い場合は自重によるたわみは0.01mm以下で
あるが、350mmを超えると急激にたわみが増えてい
く。転写ローラ長が1mの場合、たわみを0.01mm
以下に抑えるには芯金径がφ40〜50mmの転写ロー
ラになってしまう。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、各種転写材サイズに
対応できる簡易な構成の転写ローラを用いて、省スペー
ス化、低コスト化及び軽量化を図るとともに、ニップ幅
を一定に保って高品質な転写画像を形成することができ
る画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面移動可能に保持された像担
持体と、該像担持体に圧接する転写ローラとを備え、該
像担持体と該転写ローラとの間の転写部に転写材を通し
て、該像担持体上に形成された画像を該転写材に転写す
る画像形成装置において、上記像担持体の表面移動方向
と直交する方向に上記転写ローラが複数個設けられてお
り、該複数個の転写ローラのうち1つもしくは複数組合
せて選択し、上記転写材のサイズに対応した転写部を構
成することを特徴とするものである。
【0009】この請求項1の画像形成装置では、各種転
写材のサイズに対応した個別の転写ローラを備えること
なく、上記複数個の転写ローラのうち1つもしくは複数
組合せて選択し、転写材のサイズに対応した転写部を構
成することができる。また、複数の転写ローラが設けら
れているので、1個で構成した場合に比べて各転写ロー
ラの長さが短くなり、自重によるたわみが小さくなる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記複数個の転写ローラをそれぞれ独立し
て上記像担持体に接離させることができる接離手段と、
該複数個の転写ローラのうち上記転写材のサイズに対応
した転写ローラのみを該像担持体に当接させるように該
接離手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0011】この請求項2の画像形成装置では、上記制
御手段によって上記接離手段を制御し、上記複数個の転
写ローラのうち、上記転写材のサイズに対応した転写ロ
ーラのみを上記像担持体に当接させて転写部を構成す
る。該転写材のサイズが小さく該転写部を構成しない転
写ローラがある場合には、該転写ローラは該像担持体か
ら離間している。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記複数個の転写ローラに別々に電
圧を印加することができる電圧印加手段と、該複数個の
転写ローラのうち上記転写材のサイズに対応した転写ロ
ーラのみに該電圧を印加するように該電圧印加手段を制
御する制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0013】この請求項3の画像形成装置では、上記制
御手段によって上記電圧印加手段を制御し、上記複数個
の転写ローラのうち、上記転写材のサイズに対応した転
写ローラのみに電圧を印加する。該転写材のサイズが小
さく該転写材に対応した転写ローラ以外の転写ローラが
ある場合には、該転写ローラに電圧は印加されない。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明の実
施形態の一例について図面を参照して説明する。図1は
本実施形態に係る複写装置の概略構成を示した図であ
る。本実施形態に係る複写装置は、原稿をスイッチバッ
クさせる機構を備えた原稿搬送部1、原稿画像を読み取
る画像読取部2、記録紙上に画像を形成するための一連
のプロセスを実行する画像形成部3、この画像形成部に
記録紙を供給する給紙部4、記録紙上に形成された画像
を定着するための定着ユニット5、記録紙が排紙される
排紙部6等から主に構成されている。また、図示は省略
するが、複写装置本体には、動作のスタート指示や、リ
ピートコピーや長尺通紙情報などを入力するための操作
部が設けられている。
【0015】上記原稿搬送部1は、原稿テーブル11、
原稿を搬送する複数の搬送ローラ、リピートコピーで原
稿をスイッチバックさせるときに一時的に原稿を排出す
るための原稿排出口12、リピートコピーを行うときに
原稿を原稿排出口12に送るための切り替え爪13、コ
ピー終了時に原稿が排出される原稿排出トレイ14等を
有している。上記複数の搬送ローラは、第1搬送ローラ
対15、第2搬送ローラ16、第3搬送ローラ対17、
原稿をスイッチバックするときに駆動する第4搬送ロー
ラ対18からなる。なお、この原稿搬送部1は、A0サ
イズ等の広幅で長尺の原稿も搬送できるようになってい
る。
【0016】上記画像読取部2は、露光用ランプ21、
プラテンガラス22、レンズ23等を有している。この
画像読取部2は装置本体に固定されており、上記原稿搬
送部1により原稿を走査させプラテンガラス22上を移
動させることによって原稿画像を読み取るようになって
いる。
【0017】上記画像形成部3は、像担持体としての感
光体ドラム31、帯電チャージャー32、現像ユニット
33、転写ローラ34、クリーニングユニット35等を
有している。
【0018】上記給紙部4は、給紙トレイ41を有して
おり、3本のロール紙42a、42b、42cを積載で
きるようになっている。各ロール紙の搬送は、例えば給
紙トレイ41上段左側のロール紙42aの場合には、図
中矢印で示すように行われ、搬送されたロール紙42a
はカッターユニット43で所定の長さに切断され、記録
紙として上記画像形成部3に送り込まれる。
【0019】上記定着ユニット5は、定着ローラ51、
加圧ローラ52を有しており、記録紙上に形成されたト
ナー画像を熱と圧力とによって定着する。また、上記排
紙部6は、排紙ストッカ61、排出切り替え爪62等を
有している。
【0020】上記構成の複写装置において、原稿からコ
ピーをとる動作について説明する。まず、画像面を上に
して原稿を原稿テーブル11から挿入する。すると、原
稿先端が第1搬送ローラ対15に挾持され、画像読取部
2方向に搬送される。そして、所定のタイミングで、作
像関連の動作、即ち、露光用ランプ21、感光体ドラム
31、帯電チャージャ32、現像ユニット33、転写ロ
ーラ34、クリーニングユニット35等の制御を開始す
る。また、記録紙は先端が感光体ドラム31上の画像と
一致するタイミングで給紙される。
【0021】原稿が第2搬送ローラ16で搬送され上記
プラテンガラス22を通過するときに、露光用ランプ2
1から発せられた光が原稿に照射され、その反射光がレ
ンズ23を介して感光体ドラム31上に結像し、感光体
ドラム31上に静電潜像が形成される。この静電潜像を
現像ユニット33により現像することでトナー像が形成
され、このトナー像を転写バイアス(1〜4KV)が印
加された転写ローラ34によって記録紙に転写する。そ
して、記録紙が定着ユニット5を通過するときに、定着
ローラ51と加圧ローラ52とによって熱的にトナー像
が定着され、排紙ストッカ61に排紙される。なお、排
出切り替え爪62を切り替えることによって、記録紙を
排紙ストッカ61ではなく、装置後部から排出すること
もできる。
【0022】画像読取部2のプラテンガラス22を通過
した原稿は第3搬送ローラ対17に挾持され、原稿排出
トレイ14に排出される。なお、リピートコピーを行う
場合には原稿後端がプラテンガラス22を通過した後、
第3搬送ローラ対17、第2搬送ローラ16、及び第1
搬送ローラ対15が一定のブランク時間ののち逆転を開
始し、原稿はスイッチバックを始める。このとき上記切
り替え爪13が原稿を原稿排出口12に送るように切り
替わり、第4搬送ローラ対18に挾持され原稿後端(逆
進における先端)は原稿排出口12から一時的に排出さ
れる。そして、原稿先端(逆進における後端)がプラテ
ンガラス22を通過すると、上記各ローラは駆動を停止
する。その後、原稿は再スタートするとともに、所定の
タイミングで2枚目の作像動作及び記録紙の給紙が開始
する。以後、この動作を繰り返して、図示しない操作部
であらかじめ設定されたリピート枚数のコピーを行う。
【0023】なお、原稿の挿入は上記原稿テーブル11
から行う他に、排紙ストッカ61を取り外して原稿搬送
部1後部側の原稿挿入口19から挿入することも可能で
ある。また、記録紙として給紙トレイ41に備えられた
ロール紙42を用いるのではなく、手差し給紙口44か
ら用紙を給紙することもできるようになっている。
【0024】次に、本実施形態の特徴部について説明す
る。本実施形態に係る複写装置では、転写ローラ34を
複数本(例えば3本)設け、記録紙のサイズ(例えばA
0〜A4)に対応させて、転写ローラを1つもしくは複
数組合わせて感光体ドラム31に圧接するように構成し
た。
【0025】図2は、転写ローラ34が感光体ドラム3
1に当接している状態を示す正面図である。また、図3
は図2中矢視A方向からみた側面図である。図2に示す
ように、転写ローラ34は感光体ドラム31の軸方向に
設けられた3つの転写ローラ34a、34b、34cか
らなり、それぞれ保持ブラケット36a、36b、36
cに図示しない軸受けを介して回動自在に保持されてい
る。また、3つの転写ローラ34a、34b、34c
は、図示しない接離機構によって、それぞれ感光体ドラ
ム31に対して接離可能となっている。この接離機構と
しては、カムもしくはソレノイド等を用いて構成するこ
とができる。
【0026】上記操作部でA1サイズ長手方向もしくは
A0サイズ短手方向の記録紙サイズを選択することによ
り、上記接離機構によって3つの転写ローラ34a、3
4b、34cの全てが感光体ドラム31に圧接する。こ
れにより、A1サイズ長手方向及びA0サイズ短手方向
の記録紙に対応した転写部を構成することができる。
【0027】上記3つの転写ローラ34a、34b、3
4cは、それぞれ鉄材芯金(φ8mm)の外周部に発泡
ウレタンを被覆したもので、外形がφ16mmとなって
いる。外周部の発泡ウレタンの抵抗値は10〜10
Ω、硬度はアスカC硬度で25〜40度となるように調
製されている。また、各転写ローラ34a、34b、3
4cは、上記接離機構によって転写ニップ幅が2mm、
くい込み量が0.1〜0.2mmとなるように、感光体
ドラム31に圧接されるようになっている。
【0028】次に、A1サイズ長手方向及びA0サイズ
短手方向の記録紙よりも小さいサイズの記録紙に画像を
転写する場合について説明する。
【0029】図4(a)は、A4長手方向及びA3短手
方向の記録紙に対応した転写部を構成した正面図であ
る。また、図4(b)は図(a)中矢視B方向から見た
側面図である。上記操作部でA4長手方向もしくはA3
短手方向の記録紙サイズを選択すると、図4(a)に示
すように左側の転写ローラ34aのみが上記接離機構に
よって感光体ドラム31に圧接され、記録紙が通紙され
ない他の2つの転写ローラ34b、34cは感光体ドラ
ム31から離間した状態となる。これにより、記録紙が
通紙されない2つの転写ローラ34b、34cは、感光
体ドラム31の地汚れを拾うことなく、きれいな状態を
保つことができる。また、これら2つの転写ローラ34
b、34cから感光体ドラム31に転写バイアスの電流
が流れてしまうことを防ぐことができる。
【0030】また、図4(c)は、A2長手方向及びA
1短手方向の記録紙に対応した転写部の構成を示した正
面図である。上記操作部でA2長手方向もしくはA1短
手方向の記録紙サイズを選択すると、図中左側の転写ロ
ーラ34aと中央部の転写ローラ34bとが感光体ドラ
ム31に圧接され、右側の転写ローラ34cは感光体ド
ラム31から離間した状態となる。
【0031】以上説明したように、本実施形態に係る複
写装置では、各種記録紙のサイズに対応した個別の転写
ローラを備えることなく、複数個の転写ローラのうち1
つもしくは複数組合わせて像担持体に圧接することで、
記録紙のサイズに対応した転写部を簡易に構成すること
ができる。これにより、省スペース化、低コスト化及び
軽量化を図ることができる。
【0032】また、複数個の転写ローラを設けているの
で、1個で構成した場合に比べて自重によるたわみを所
定量以下に抑え一定のニップ幅を維持することができ、
高品質な転写画像を形成することができる。また、像担
持体の地汚れを転写ローラが拾うことはなく、転写ロー
ラの汚れによる記録紙の裏汚れを防ぎ、転写性能を向上
させることができる。さらに、転写ローラから無駄な転
写電流が像担持体に流れ込むことがなく、転写電流のロ
スを低減させて消費電力の低減を図ることができる。
【0033】なお、上記実施形態では3つの転写ローラ
を設けた構成について説明したが、これに限られるもの
ではなく、記録紙のサイズに応じて、2つ設けたり、4
つ以上設けたりすることもできる。また、複数個の転写
ローラをそれぞれ独立して像担持体に接離させる構成に
ついて説明したが、最小サイズに対応した転写ローラ、
上記実施形態では転写ローラ34aは、接離させずにバ
ネ等により常時像担持体に圧接する構成であってもよ
い。さらに、上記像担持体として感光体ドラムを用いた
構成について説明したが、これに限られるものではな
く、像担持体として無端状ベルト、例えば感光体ベルト
や中間転写ベルトなどを用いた構成であってもよい。
【0034】〔実施形態2〕上記実施形態1では、複数
個の転写ローラを接離機構によって像担持体に接離させ
る構成について説明したが、複数個の転写ローラのうち
記録紙が通紙される転写ローラのみに転写バイアスを印
加する構成とすることもできる。図5は本実施形態に係
る転写ローラの説明図である。
【0035】3つの転写ローラ34a、34b、34c
には、それぞれ転写バイアス電源37a、37b、37
cが接続されている。これらの転写バイアス電源37
a、37b、37cはコントローラ38によって別々に
オンオフ制御がなされる。なお、各転写ローラ34a、
34b、34cをそれぞれ回動可能に保持する保持ブラ
ケットは図示を省略している。
【0036】上記図示しない操作部でA4長手方向もし
くはA3短手方向の記録紙サイズを選択すると、図中左
側の転写ローラ34aに転写バイアスが印加されるよう
に転写ローラ34aに接続している転写バイアス電源3
7aがコントローラ38によりオンされる。また、操作
部でA2長手方向もしくはA1短手方向の記録紙サイズ
を選択すると、図中左側の転写ローラ34aと中央部の
転写ローラ34bとに転写バイアスが印加されるように
2つの転写バイアス電源37a、37bがコントローラ
38によりオンされる。さらに、操作部でA1長手方向
もしくはA0短手方向の記録紙サイズを選択すると、3
つの転写ローラ34a、34b、34c全てに転写バイ
アスが印加されるように3つの転写バイアス電源37
a、37b、37c全てがコントローラ38によりオン
される。
【0037】上記構成により、上記複数個の転写ローラ
には、記録紙のサイズに対応して転写に必要な転写ロー
ラのみに転写バアイスが印加されるため、記録紙が通紙
されない転写ローラから無駄な転写電流が像担持体に流
れ込むことはなく転写電流のロスを低減させることがで
きる。これにより、消費電力の低減を図ることができ
る。また、像担持体の地汚れを転写ローラが拾うことは
なく、転写ローラの汚れによる記録紙の裏汚れを防ぎ、
転写性能を向上させることができる。
【0038】なお、上記実施形態2の構成に加えて上記
実施形態1で説明した接離機構を設けることにより、転
写ローラの汚れをより低減させることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、各種の
転写材サイズに対応した複数の転写ローラをそれぞれ別
々に備え、これら複数の転写ローラの1つを選択して像
担持体に圧接する使用位置に移動させるような構成に比
べて、簡易な構成で各種転写材のサイズに対応した転写
部を構成することができる。これにより、省スペース
化、低コスト化及び軽量化を図ることができるという優
れた効果がある。また、転写ローラを1個で構成した場
合に比べて、上記複数個の転写ローラはたわみが小さい
ので上記転写部におけるニップ幅を一定に保つことがで
き、高品質な転写画像を形成することができるという優
れた効果もある。
【0040】特に、請求項2の発明によれば、上記転写
材のサイズが小さく上記転写部を構成しない転写ローラ
がある場合に、該転写ローラは上記像担持体から離間し
ており、該像担持体の地汚れを該転写ローラが拾うこと
はなく、該転写ローラの汚れを防ぐことができる。これ
により、該転写ローラの汚れによる転写材の裏汚れを防
ぎ、高品質な転写画像を得ることができるという優れた
効果がある。
【0041】特に、請求項3の発明によれば、上記転写
材のサイズが小さく上記転写材に対応した転写ローラ以
外の転写ローラがある場合に、該転写ローラに電圧は印
加されず、該転写ローラから無駄な転写電流が上記像担
持体に流れ込むことはない。これにより、転写性能が向
上し、高品質な転写画像を得ることができるという優れ
た効果がある。また、転写電流のロスを低減させること
ができるので、消費電力を低減させることができるとい
う優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す複
写装置の概略構成図。
【図2】3つの転写ローラと感光体ドラムとの関係を示
す正面図。
【図3】図2中の矢視A方向から見た転写ローラと感光
体ドラムとの側面図。
【図4】(a)は、A4長手方向もしくはA3短手方向
の記録紙サイズに対応させて転写部を構成したことを説
明する図。(b)は、図(a)中の矢視B方向から見た
側面図。(c)は、A2長手方向もしくはA1短手方向
の記録紙サイズに対応させて転写部を構成したことを説
明する図。
【図5】他の実施形態に係る複数個の転写ローラにそれ
ぞれ転写バイアス電源を接続したことを説明する図。
【符号の説明】
1 原稿搬送部 2 画像読取部 3 画像形成部 4 給紙部 5 定着ユニット 6 排紙部 31 感光体ドラム 33 現像ユニット 34a、b、c 転写ローラ 36a、b、c 支持ブラケット 37a、b、c 転写バイアス電源 38 コントローラ 42 ロール紙 43 カッターユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面移動可能に保持された像担持体と、該
    像担持体に圧接する転写ローラとを備え、該像担持体と
    該転写ローラとの間の転写部に転写材を通して、該像担
    持体上に形成された画像を該転写材に転写する画像形成
    装置において、上記像担持体の表面移動方向と直交する
    方向に上記転写ローラが複数個設けられており、該複数
    個の転写ローラのうち1つもしくは複数組合せて選択
    し、上記転写材のサイズに対応した転写部を構成するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記複
    数個の転写ローラをそれぞれ独立して上記像担持体に接
    離させることができる接離手段と、該複数個の転写ロー
    ラのうち上記転写材のサイズに対応した転写ローラのみ
    を該像担持体に当接させるように該接離手段を制御する
    制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記複数個の転写ローラに別々に電圧を印加することが
    できる電圧印加手段と、該複数個の転写ローラのうち上
    記転写材のサイズに対応した転写ローラのみに該電圧を
    印加するように該電圧印加手段を制御する制御手段とを
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP37034299A 1999-12-27 1999-12-27 画像形成装置 Withdrawn JP2001183921A (ja)

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JP37034299A JP2001183921A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107871A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ローラ及び画像形成装置

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JP2010107871A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ローラ及び画像形成装置

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