JPH06186893A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06186893A
JPH06186893A JP4338975A JP33897592A JPH06186893A JP H06186893 A JPH06186893 A JP H06186893A JP 4338975 A JP4338975 A JP 4338975A JP 33897592 A JP33897592 A JP 33897592A JP H06186893 A JPH06186893 A JP H06186893A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
toner
waste toner
image
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JP4338975A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsunaga
剛 松永
Takahide Hishikawa
菱川恭秀
Yasuyoshi Yamamoto
山本康義
Tadashi Yagi
正 八木
Hidetoshi Yamashita
山下秀敏
Takeshi Ozasa
剛 小笹
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の感光ドラム上に残留したトナ
ーを、廃トナーとして装置内の廃トナータンクに貯溜す
る場合、その容積を縮小して廃トナータンクの所要の容
量を小さくすること。 【構成】 粉状の廃トナーを収容する第1の廃トナー収
容部、この第1のヒータによる熱等の手段を用い、前記
廃トナーをペースト状又は略固形状に変化させる廃トナ
ー凝集装置、変化した廃トナーを収容する第2の廃トナ
ー収容部、ヒータを具備したヒートロール等による定着
装置とを備えた画像形成装置であって、前記第1のヒー
タ及び第2のヒータとは、同時に通電されないようにす
る制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体現像剤即ちトナー
を用いた、複写機LBP等の画像形成装置に関し、廃ト
ナーを処理する分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来例1〉トナーを用いた、複写機、LBP等の画像
形成装置では、感光体上に形成された潜像は、現像装置
により現像され、転写紙上に転写される。その際、感光
体上のトナーは、完全に転写されず、一部は感光体上に
残る。この残ったトナーは、板状ゴムブレード等を用い
たクリーニング装置によって、クリーニングされる。こ
のクリーニング装置によって感光体上から回収された廃
トナーは、再度現像装置に戻され使用される場合もある
が、このような廃トナーを再使用することは、画像に悪
影響を与える為好ましくはなく、一般には、回収された
廃トナーを適宜な収納容器に溜めておいて、捨てること
が行なわれている。即ち従来では、回収された廃トナー
を溜める為の透明な容器を、複写機本体内に設け、この
容器に対し透過型光センサーを設置し、廃トナーがある
一定量溜まったことを検知していた。ユーザーやサービ
スマンはこの検知による廃トナー捨て表示に従い、その
都度、廃トナーを捨てるものである。また、他の例で
は、装置本体の寿命に対応した全廃トナー量を計算し、
これを余裕を持って収容できる容量の廃トナー容器を本
体内に設けて、本体寿命の尽きるまで廃トナーを捨てな
いようにしたものがある。
【0003】〈従来例2〉複写機等の画像形成装置を廃
却もしくは再生の目的で解体を行なう場合、現像剤(ト
ナー)のホッパーや現像器、あるいは感光体上のトナー
の回収用のクリーナー等に残存する多量のトナーをあら
かじめ処理しておかないと、残存するトナーが外部に飛
散してしまい、周囲の環境に著しい塵埃の被害を及ぼす
ことになる。また、ホッパー、現像器あるいはクリーナ
ー等に残存するトナーをあらかじめ処理する場合でも十
分に注意して処理を行なわないと同様に周囲の環境に著
しい塵埃被害を及ぼすことになる。
【0004】〈実施例3〉近時、複写装置等の画像形成
装置(以下、複写装置という)として、図12に示すよ
うな装置が本出願人によって案出されている。該複写装
置201は、複写部(画像形成部)202を内蔵する複
写装置本体203を有しており、該装置本体203は原
稿載置台205、光源206、レンズ系207、2個の
カセット209a,209b等を備えており、かつ装置
本体203の略中心部に円筒状の感光体210等から成
る上記複写部202が配設されている。そして、上記感
光体210の周辺近傍には、それぞれ異なる色のトナー
を内蔵した2個の現像器211a,211b、クリーナ
212及び一次帯電器213、そして搬送ローラ217
a,217b,217cを有する搬送装置217の先端
部分に設置されている転写用帯電器215及び分離帯電
器216が配設されている。また、カセット209a,
209b部分には給紙ローラ219a,219bが配設
され、それぞれ搬送ローラ対220a,220b、経路
221a,221bを介して転写シートSがレジストロ
ーラ対222に案内されるようになっていると共に、装
置本体203の下方に配設されたシート搬送部223を
介して多重複写または両面複写される転写シートが上記
レジストローラ対222に案内されるようになってい
る。また、上記搬送装置217の後端部分には定着器
(定着部)225が配設されており、更に、該定着器2
25の後側には第1の排出ローラ対226が転写シート
を通常第2の排出ローラ対227を介して機外のトレイ
等に排出すべく配設されている。そして、上記第1の排
出ローラ対226と第2の排出ローラ対227との間に
はフラッパ229および補助フラッパ230が配設され
ていて、通常第1の排出ローラ対226から排出された
転写シートは実線位置のフラッパ229の上側に沿って
搬送され、その搬送力で補助フラッパ230を矢印方向
に揺動させそれに基づいて検知アーム231により光セ
ンサ232を作動させ転写シートの通過を検知しつつ、
正転する第2の排出ローラ対227によって機外に排出
されるようになっている。また、両面複写に際しては、
転写シートは途中までは上記通常時と同様に第2の排出
ローラ対227の正転によって部分的に機外に排出され
るが、転写シートの後端が上記補助フラッパ230を離
れた時点で上記検知アーム231および光センサ232
の作動により第2の排出ローラ対227が逆転作動さ
れ、転写シートはそれにより補助フラッパ230および
フラッパ229の左側部にガイドされて経路233へと
導入されるようになっている。従って、両面複写時、上
記第2の排出ローラ対227、フラッパ229、補助フ
ラッパ230、検知アーム231光センサ232そして
経路233によって転写シートが再給送されるようにな
っている。更にまた、多重複写に際しては、フラッパ2
29が点線位置に切換えられ、第1の排出ローラ対22
6から排出された転写シートはフラッパ229の右側部
のガイド作用により経路233へ導入されるようになっ
ている。従って、多重複写時、上記第1の排出ローラ対
226、フラッパ229そして経路233によって転写
シートが再給送されるようになっている。そして、経路
233へ導入された転写シートは、搬送ローラ対23
5,236そして搬送ローラ対237を有するシート搬
送部223を介して、前記レジストローラ対222に案
内されるようになっている。
【0005】以上のように、上記複写装置201では、
2種類の異なる色のトナーを内蔵した現像器によって通
常は、黒と他の色との多重複写両面複写が可能となって
いる。ハロゲンランプ206により、照射された原稿像
は、折り返しミラー204a,204b,204c,2
04d,204e,204fを経て感光ドラム210上
のA点に結像されるその後、現像器211b(又は21
1a)によりトナー像を作成され、該トナー像は転写部
Bに於いて転写紙S上に転写されるが、トナー像の全て
が転写紙上に移るわけではなく、その内の数%は残留ト
ナーとして感光ドラム210上に残り、該残留トナー
は、クリーナー212によって清掃された後、廃トナー
容器(図示せず)に回収される。廃トナー容器に回収さ
れた残留トナーは、通常容器のまま回収され、そのまま
廃却されるといった経路をたどるが、最近になって、環
境保護、資源の節約という意味から、リサイクルが複写
機等の画像形成装置にとっても大きな課題となってお
り、残留トナーも、廃却するのではなく、これを再利用
するといった動きがみられるようになった。
【0006】〈従来例4〉従来からの複数回転写工程を
繰り返して多色画像を得るカラー画像形成装置の例を図
18に示す。
【0007】同図に於て、325は像担持体326の円
周上に配置された複数個の現像器、327はカセット3
08に給紙された用紙先端を円周上にグリッパーによ
り、機械的に、またその他の部分を静電吸着により固定
させ、像担持体326上に現像された画像を転写するた
めの転写ドラム、326は、ポリゴンスキャナー等から
発せられたレーザ光等の光に感光して画像のもととなる
潜像を形成するための像担持体、328は転写後に像担
持体に残った現像剤を除去、回収するためのクリーナ
ー、329は、転写ドラムに巻き付いた用紙が複数回の
転写を終えた後、分離され導かれるところの定着器であ
り、用紙はここを通過することで画像が定着され機外に
排紙されるものである。
【0008】〈従来例5〉従来、電子写真方式を用いた
画像形成装置においては、その画像形成を行なう際に感
光体を用い、感光体表面に潜画像を形成し、潜画像上に
トナー画像を形成し、転写部で転写材にトナーを転写
し、残ったトナーをクリーナー部でクリーニングする方
式を用いているが、その際にクリーナー部でクリーニン
グした廃トナーを本体内の感光体ドラムの中に溜めてお
いて、廃トナーが一杯になると満タン検知が働き、また
感光体の寿命と同程度の時期に廃トナーが満タンにな
り、感光体を交換すると同時に廃トナーも廃棄できるよ
うに構成されている。
【0009】〈従来例6〉従来、複写機等の画像形成装
置において、感光ドラム上の転写残りの廃トナーを回収
し、廃トナー中に含まれる転写紙の紙粉等を取り除き、
廃トナーを新しいトナーと混合し、再利用する装置が提
案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
〈課題1〉しかしながら、従来例1において、前者(廃
トナー捨て表示の都度、トナーを廃棄)に於いては、そ
の都度、捨てる作業が煩わしいだけでなく、マシンのダ
ウンタイムが生じ、コピーワークの効率を下げるという
欠点を有していた。さらに、容器の取出し交換に伴う、
トナーの飛散は、多少であれ避けられないものであっ
た。また、後者(本体寿命の尽きるまで廃トナー保有)
に於いては、近年の画像形成装置の寿命設定の延長化に
伴って、廃トナー容器のボリュームも、非常に大きくな
り、1例では、装置の4半分に及ぶようなものもあって
スペース効率が悪いという欠点を有していた。
【0011】本発明第1の目的は、本体寿命の尽きるま
で、廃トナーを捨てる必要が無く、宜つ、スペース効率
にも優れ、また、トナー汚染の面でも、有利であって環
境保護に適した廃トナー回収を、最大消費電力を上げず
に実現した画像形成装置を提供することにある。
【0012】〈課題2〉また従来例2において、廃トナ
ーの処理に幾つかの問題があり、本発明の第2の目的
は、これらの問題点を解消し、装置本体を廃棄する場合
等に、装置内のトナーを廃トナー容器に自動的に送給す
るようにした画像形成装置を提供することにある。
【0013】〈課題3〉従来例3において、廃トナー回
収方式に於いて、最も重要な問題となっていたものは、
クリーナー212及び廃トナー容器(図示せず)に、黒
と他の色との2種類のトナーが混在してしまい、その分
離がほとんど不可能という点であった。高性能の分離装
置を用いても、その成分、組成が似通い、更には数μオ
ーダーのトナー粒子を分離するのは困難を極めるものが
あった。その為現在トナーのリサイクルについては、黒
トナーのみを使用する複写装置に限られており、黒トナ
ー以外のカラートナーをもった複写装置についてのトナ
ーのリサイクルは、実現されていないのが、常であっ
た。
【0014】本発明の第3の目的は、上記のような問題
点を解消するもので、複数種のトナーを使用する場合に
も、その廃トナーを再利用し得る画像形成装置を提供す
ることにある。
【0015】〈は題4〉また、上記従来例4では、複数
の現像器に対してクリーナーが1個しかないため、クリ
ーナーの中には、各色の残留現像剤が混在しており、現
像剤として再利用することは全く不可能であった。
【0016】基本的に、クリーナーで回収された現像剤
は、品質的には現像剤として再利用可能であり、単色複
写機などでは、実施している装置も多数見受けられる。
【0017】これまでは、電子写真を利用した、カラー
画像形成装置そのものが、高価であることもあり、また
装置が大型化、複雑化する等の理由によりトナーの再利
用はあまり普及していなかったため、この問題は、ほと
んど顕在化していなかった。しかし、近年では、各社か
ら、比較的、低価格のカラー複写機等が製品化され、そ
の普及率には目ざましいものがある。また更に、世界的
な省エネ、省資源という流れの中で、カラートナーに対
するリサイクルが必要、不可欠となることは容易に予想
されるものである。
【0018】本発明の第4の目的は、上記のような問題
点を解消し、画像形成装置がカラー用であっても廃トナ
ーを再利用可能とした画像形成装置を提供することにあ
る。
【0019】〈課題5〉しかしながら、上記従来例5で
は、廃トナーを直接感光体内に溜め、感光体と廃トナー
とを同時に廃棄するように構成されているため次のよう
な欠点があった。即ち、(1)感光体内に廃トナーを直
接入れている為に、感光体を廃棄する際に、感光体内の
廃トナーと感光体とを分別し、廃トナーを出してから感
光体を廃棄しなければならず、非常にめんどうくさい。
(2)画像比率が高かった場合に、感光体の寿命が未だ
来ていないのに廃トナーが満タンになり、感光体の目標
寿命よりも早く感光体を交換しなければいけなくなり、
大幅にコストアップする。
【0020】本発明の第5の目的は、上記のような問題
点を解消し、感光体とその内部の廃トナーの分別を容易
にした画像形成装置を提供することにある。
【0021】〈課題6〉また、上記従来例6では、廃ト
ナー中の紙粉を完全に除去できないので、耐久枚数が進
むと紙粉の比率が高くなったり、もしくは現像されにく
いトナーの比率が高くなったりして、画像ウス等の問題
をひき起こすことになる。特に、紙粉等が現像器の現像
スリーブとブレードとの間につまったりすると、その部
分の画像が全く出ないといった欠点があった。また、上
記の問題を引き起さないためには、定期的に装置内のト
ナーをわざわざ除去するという煩わしい作業が必要であ
った。
【0022】本発明の第6の目的は、上記のような問題
点を解消するもので、コピー枚数又はコピー時間に基づ
いて、廃トナーを廃トナー容器へ送るか、紙粉除去の上
現像器へ送るかして、画像上のトラブルを解消した画像
形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の前記課
題を解決するための手段は、特許請求の範囲の諸請求項
に記載のとおりであり、その作用は次のとおりである。
【0024】請求項1,2に係る手段によれば、少なく
とも、粉状の廃トナーを収容する第1の廃トナー収容
部、第1のヒータ、この第1のヒータを具備し、これに
よる熱等の手段を用い、前記廃トナーをペースト状又は
略固形状に変化させる廃トナー凝集装置、前記ペースト
状又は略固形状になった廃トナーを収容する第2の廃ト
ナー収容部、第2のヒータ、及びこの第2のヒータを具
備したヒートロール等による定着装置とを備えることに
より、前記第1のヒータ及び第2のヒータとは、同時に
通電されないように制御し、廃トナーを固形状にして収
容する。
【0025】請求項3乃至5に係る手段によれば、複写
機等の画像形成装置を廃却もしくは再生の目的で解体を
行なう場合や、装置を長距離運搬するために内部のトナ
ーを除去する必要がある場合、装置内部の現像剤を自動
的に廃トナー容器へ送り込む手段を設けることにより、
解体時や運搬時に装置内部のトナーが外部へ飛散し周囲
の環境に著しい塵埃被害を及ぼすことを防止する。
【0026】請求項6乃至18に係る手段によれば、ト
ナーを回収する感光ドラムの残留トナーのクリーナーを
2ケ以上設け、使用する現像器の種類に合わせてそのい
ずれかを作動状態にさせ、使用するトナーに対して、個
々独立したトナー回収手段をもたせることによって、そ
れらの廃トナーを分離せしめることを可能にし、これに
より、困難であったトナーの分離が容易に行なわれる様
になり、2種類以上の現像器を保有する複写装置に於い
てトナーのリサイクルが可能となり、環境保護、資源節
約に対して大きな貢献をもたらす。
【0027】請求項19乃至22に係る手段によれば、
複数の現像器に対応して複数のクリーニング手段を有
し、かつ、現像剤の色に対応してクリーニング手段を選
択的に像担持体に圧接、作用させ、残留現像剤を回収す
ることにより、従来の1ケのクリーナー構成ではできな
かった混色防止を可能とし、またこれによりカラー現像
剤のリサイクル及びリユースをも実現可能とする。
【0028】請求項23,24に係る手段によれば、ク
リーナー装置で発生した廃トナーを感光体内に導く手段
と、その廃トナーを保存する容器を感光体内に設けるこ
とにより、感光体内の廃トナーが一杯になり感光体を廃
棄する際にも、容易に感光体内から容器に入った廃トナ
ーを取り出し廃棄することが可能となる為に、廃トナー
と感光体とを分別して廃棄することが可能となり、ま
た、感光体の寿命が来る前に廃トナーが満タンになった
場合にでも、感光体内の廃トナー容器のみを廃棄し、新
しい廃トナー容器を感光体内に設置し、続けて同一の感
光体を使用することを可能とする。
【0029】請求項25乃至29の手段によれば、クリ
ーナーで回収した廃トナーを紙粉除去装置を経て現像器
へ還流する経路と、クリーナーで回収した廃トナーを廃
トナー容器に送り込む経路とを、使用枚数等により切換
える手段を設けることにより、所定量以上使用した廃ト
ナーを自動的に除去することが可能で、画像上のトラブ
ルを未然に防ぐ。
【0030】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0031】〈実施例1〉先づ、請求項1,2の発明の
実施例を図1,2について説明する。
【0032】まず図2に於いて、1は像担持体である感
光ドラムであり、この周りに1次帯電器2、現像器3、
転写帯電器4、クリーニング器5といったプロセス機器
が配設されている。そしてクリーニング器5には、装置
本体の奥側に配設された廃トナーパイプ6が接続されて
いる。この廃トナーパイプ6の他端は、第1廃トナータ
ンク7と連結されている。さらにこの下方には、廃トナ
ーヒータ8及び、凝集スクリュー20とを有する廃トナ
ー凝集装置10を配してある。さらにこの下方には第2
廃トナータンク11を設けて、両者を連絡してある。
【0033】次に感光ドラム1の右方には、複数の給紙
デッキや各搬送ローラ等の給紙系12が配設されてい
る。また左方には、搬送ベルト13、定着器14、ソー
タ15といった処理排紙系が配設されている。さらに感
光ドラム1の上方には、画像読み取り用の走査光学系1
6が配設される。
【0034】上述の構成に於いて、1次帯電2により、
一様帯電された感光ドラム1に、原稿の画像が、走査光
学系16を介して露光されると、感光ドラム1上には静
電潜像が形成される。この静電潜像は、感光ドラム1の
回転とともに、現像器3に向けられ、トナー(粉体現像
剤)によって、トナー像として顕像化され、さらに、こ
のトナー像は転写帯電器4を介して、転写紙P上に、転
写される。
【0035】一方、給紙系12のいずれかの給紙デッキ
からは、給紙ローラ等により、転写紙Pが送り出され、
感光ドラム1へと運ばれる。そしてこの転写紙P上に、
トナー像が転写された後搬送ベルト13を介して、定着
器14に至り、ここでトナー像が定着される。その後転
写紙は所定の経路を経てソータ15上に積載される。
【0036】さて感光ドラム上には完全に転写されずに
残ったトナーが付着している。この残留トナーは、クリ
ーニング器5により、回収された後、廃トナーパイプ6
により搬送され第1廃トナータンク7(以下第1タンク
と記す)に至る。コピーがとられるに従ってこの第1タ
ンク内には、粉状の廃トナー17が、溜まっていく。こ
こに溜められた廃トナーはさらに、廃トナー凝集装置に
至り、ここで、粉状から例えば小豆粒程度の大きさの略
固形状に凝集させられる。そして最後には、第2廃トナ
ータンク11(以下第2タンクと記す)内に落下して固
形廃トナー18として溜まっていくものである。
【0037】このようにして溜められた廃トナーの体積
は、第1タンク内の粉状のものに対して、1/3〜半分
以下程に減少しているので、本体寿命が尽きるまで廃ト
ナーを捨てない設定でも、従来のように大きなスペース
を必要とせず、第1タンク、第2タンク、廃トナー凝集
装置全部合わせても、従来よりトータルとしてコンパク
トにすることができる。また、第1タンク7は、クリー
ニング器5で回収される廃トナーの回収量と、廃トナー
凝集装置10の処理量との差を吸収するためのものであ
るので、廃トナー凝集装置10の能力を上げてやれば、
もっとコンパクトにすることができる。
【0038】次に図1を参照して、廃トナー凝集装置1
0をさらに詳しく説明する。構成としては、廃トナーを
熱して略固形状に、凝集させるための廃トナーヒータ8
と廃トナーに熱を伝えながら、移送凝集させる凝集パイ
プ19及び凝集スクリュー20、また、凝集パイプの温
度を検知するパイプ温度センサ21さらに、凝集スクリ
ュー20を回動させるための廃トナーモータ22、前記
パイプ温度センサ21の出力等により、廃トナーヒータ
をON/OFF制御させる廃トナーヒータ制御手段2
3、及び廃トナーヒータスイッチ24、また同廃トナー
モータ制御手段25及び廃トナーモータスイッチ26等
から成る。
【0039】今、廃トナーヒータ8により凝集パイプ9
がある温度に至ると、廃トナーモータ制御手段25が、
廃トナーモータスイッチ26をONし、廃トナーモータ
22が駆動され凝集スクリュー20が回動する。よって
第1タンク7からの廃トナーが熱せられた凝集パイプ9
内を移送されながら加熱され略固形状に凝集するもので
ある。凝集パイプ9の温度がある範囲より下がると、制
御手段25により、廃トナーモータ22はスイッチ26
が切られストップするので、凝集されないままの廃トナ
ーが第2タンク11内に至ることはない。
【0040】さらに、本実施例では、以下の様なシーケ
ンスで、上述の廃トナー凝集装置を制御、稼動させてい
る。これは、本装置が電力を比較的大きく消費するヒー
タを使用しているので、定着器14が有している定着ヒ
ータ27と同時にオンすると、最大消費電力の規格値を
オーバーしてしまう問題を解決するためのもので、非常
に重要である。即ち、定着ヒータ27と、廃トナーヒー
タ8とを同時に通電させないように制御して稼動させる
というのが基本である。
【0041】従って、少なくとも通常のコピー動作中に
は、廃トナー凝集装置10は稼動させないようにしてい
る。そして本体がオートシャットオフ状態、予熱状態、
及びスタンバイ状態にあるときに、廃トナーヒータに通
電させ、或いは両ヒータを交互に通電させながら、温調
するようにして、廃トナー凝集装置を稼動させるもので
ある。
【0042】よって、実際の稼動は、コピーがほとんど
とられない時間帯の夜間に多く行われることが多く、翌
朝には、第1タンク7の廃トナーが全て第2タンク11
へ移っており、昼間のコピーワークに支障をきたさな
い。
【0043】例えば、本体がオートシャットオフ状態の
ときは、その状況を定着ヒータ制御手段28と、廃トナ
ーヒータ制御手段23とがそれぞれ判断し、その結果定
着ヒータ27は温調を止め、完全にオフされる。逆に、
廃トナーヒータ8は、温調温度に達するまでオンし続け
るものである。その後、温調範囲に入れば前述の如く、
凝集スクリュー20も回動して、装置が稼動する。
【0044】また、予熱状態と、スタンバイ状態のとき
は、基本的には同じである。即ち、定着ヒータの温調温
度が、予熱状態の方が低い(機種によってはスタンバイ
時の半分の温度である)ので、両ヒータを交互に通電さ
せる時間の廃トナーヒータ側の方の時間を増やしてやっ
て凝集パイプを、スタンバイ状態よりも早く熱すること
ができる。
【0045】今、本体が予熱状態であれば、その状況を
両制御手段が判断し、その結果、定着ヒータ制御手段2
8は温調温度を低く切り換える。そして、定着温度セン
サ29からの出力により、ヒータのオン/オフをくり返
して、予熱温度を保つ。
【0046】一方定着温度センサ29の出力は、廃トナ
ーヒータ制御手段にも送信され、ここで定着温度も検知
して、予熱温度に至っているあいだ、即ち定着ヒータが
ONしていないあいだを判断し、このあいだだけ廃トナ
ーヒータをオンさせている。(但し、凝集パイプの温度
が温調範囲にあれば、当然オンされないのはいうまでも
ない。)このように制御して、装置を稼動させているの
で、最大消費電力が規格を越えることなく、装置本体を
まとめることができた。
【0047】また、上述のシーケンス制御は、1例であ
り、他の制御方法であっても、発明の主旨に沿うもので
あればかまわない。
【0048】〈実施例2〉図4は本発明に係る画像形成
装置の第2実施例としての異なった色による両面及び多
重複写可能な複写装置を示す断面図である。原稿載置ガ
ラス101上に載置された原稿102はランプ103に
より照明され、その光像は反射ミラー104,105,
106,107,108,109及びズームレンズ11
0から構成される光学系により感光ドラム111上へ導
かれる。ランプ103及びミラー104とミラー10
5,106はそれぞれ矢印方向へ所定の速度で移動して
原稿102を走査する。一方、感光ドラム111も一次
帯電器112によりその表面に均一な帯電を施された後
矢印方向へ回転しているので、感光ドラム111表面に
は順次原稿像と対応する静電潜像が形成される。感光ド
ラム111の周囲には色トナー(例えば赤や青等)を収
容した色現像器113と、黒トナーを収容した黒現像器
114が配設されている。これらの現像器113,11
4はそれぞれ矢印方向に移動可能となっており、所望の
色画像に応じて感光ドラム111へ近接して感光ドラム
111上の静電潜像を顕像化する。本図の場合には色現
像器113が離れ、黒現像器114が近接しているの
で、感光ドラム111上には黒画像が形成される。この
像は転写帯電器115により転写材としての転写紙11
7へ転写される。その後、感光ドラム111はクリーナ
116へ到りドラム表面の残留トナーが除去され、再び
次の複写工程へ移る。
【0049】転写紙117は次のように給送され原稿像
が複写される。転写紙117の複写装置内部への給送に
は以下の3つの方式がある。第1の方式はカセット11
8に積載されて給紙ローラ119によりローラ対120
へ送り込まれる。ローラ対120は転写紙117が重な
って複数枚送り込まれた時、一番上の紙だけを分離して
装置内へ給送するようになっており、このローラ対12
0を通過後転写紙117はガイド板121,122を介
してレジストローラ123に到る。第2の方式はカセッ
ト124に積載されて給紙ローラ125によりローラ対
126へ送り込まれる。ローラ対126は先のローラ対
120と同じ機能を持っており、転写紙117はローラ
対126を通過後ガイド板127,128を介してレジ
ストローラ123に到る。第3の方式はいわゆる手差し
給紙といわれる方式であり、この場合、手差しトレイ1
29を矢印方向に回転させると、手差し中板130がこ
の動きに連動して給紙ローラ125の下にもぐり込む。
この時、カセット124内の転写紙117は手差し中板
130に干渉しないよう下方へ押し下げられている。こ
の状態で手差し中板130及び手差しトレイ129上に
載置され、第2の方式と同様にしてレジストローラ12
3に送り込まれる。レジストローラ123は感光ドラム
111上の顕画像と転写紙117が一致するようタイミ
ングをとって回転を始め、転写上ガイド131、転写下
ガイド132を介して転写紙を感光ドラム111表面へ
送り込む。先に述べたように転写紙は転写帯電器115
により感光ドラム111表面上の像を転写され、分離帯
電器133によりドラム表面から分離され搬送部134
を介して加熱ローラ135aと加圧ローラ135bとを
有する定着器135へ送り込まれる。定着器135で加
熱及び加圧され転写紙上の像は永久画像として定着さ
れ、転写紙117は第1排出ローラ136へ送られ、そ
の後フラッパ137、フラッパ138を介して第2排出
ローラ139へ到達し、その後複写装置外へ排出され
る。図ではフラッパ138が転写紙通路を遮った状態に
描かれているが、このフラッパ138は軽い材料から作
られており、矢印方向に回動自在になっているので、転
写紙が通過する時には転写紙先端により押し上げられ、
転写紙に対して退避した位置をとるため転写紙の通過に
は何ら支障は生じない。
【0050】なお、クリーナー116で除去されたトナ
ーは、図中116aで示すトナー搬送スクリューによ
り、廃トナー容器(図示せず)に送り込まれる。
【0051】また、黒現像器114は、トナー残量検知
センサー(図示せず)を有しており、トナーがなくなっ
たことを検知すると、トナーホッパー(図示せず)より
トナーが補給される。同様に色現像器113もトナー残
量検知センサー(図示せず)を有しており、トナーがな
くなったことを検知すると、トナーホッパー(図示せ
ず)よりトナーが補給される。
【0052】図3は本発明の第1の実施例を示すフロー
チャートである。まず、ステップS101で装置本体の
残留トナーを廃トナーケースに送り込むためにトナー消
費モードが選択されると、ステップS102で色現像器
が加圧される。
【0053】そして、ステップS103で残留トナーの
消費が行なわれるが、消費させる装置側の状態として
は、図4の1次帯電器112に所定の電圧が印加され、
ランプ103は消灯させておくか、点灯電圧を下げるこ
とにより、ベタに近い潜像を作り、色現像器113によ
り現像し、トナーを消費させる。
【0054】そしてドラム111上に現像したトナーは
クリーナー116により回収され、廃トナー容器へ送ら
れる。現像器内のトナーがもしなくなった場合にはS1
04に示すように、ホッパーからのトナー補給(図3−
S105)が行なわれるが、現像器内にトナーが存在す
る場合には、引き続きS103の残留トナーの消費が行
なわれる。
【0055】ホッパーからのトナー補給が行なわれ、ス
テップS106に示す所定時間が経過した後、すなわち
ホッパーから補給されたトナーが、現像器のトナー残量
検知センサーへ到達すると想定される時間経過した後、
再度ステップS107で示すように、現像器のトナー残
量検知センサーの信号を見る。
【0056】この時、トナーが有りと判断されれば、再
び残留トナーの消費状態に入るが、無しと判断されれば
ホッパー部にはトナーがないということで、現像器内に
残るトナーをステップS108で消費することにより、
色現像器及び色現像器用のホッパーに残るトナーの処理
が終了する。
【0057】次に、ステップS109で黒現像器が加圧
され、色現像器の場合のS103〜S108と同様なプ
ロセスをステップS110〜S115でたどり、黒現像
器及び黒現像器用のホッパーに残るトナーの処理を行な
いステップS116でトナー消費モードが終了する。
【0058】上記のような手順により、装置内に残留す
るトナーを廃トナー容器へ送り込み、装置本体を再生も
しくは遠方へ移送する際に、装置内に残留するトナーを
周囲に飛散させることを防止できる。
【0059】本実施例では、色トナーの処理を先に行な
っているがこれは、非磁性体で作られる色トナーと磁性
体で作られる黒トナーとを比較した場合、一般的に色ト
ナーの方がクリーニング不良を起こしやすい傾向に有る
ため、黒トナーの処理を後で行なった方が、装置内に残
留するトナーの量を減らすことができるためである。
【0060】また、色トナーの廃棄処理と黒トナーの廃
棄処理を所定間隔で交互に行なうようにすれば、より装
置内に残留するトナー量を減らすことが可能となる。
【0061】なお、本実施例を適用した画像形成装置
は、黒トナーと色トナーの2色の現像器を持つ装置を一
例として示したが、黒トナーの1色(図5参照)あるい
はフルカラーの装置でも同様に適用できることはいうま
でもない。
【0062】〈実施例3〉図7は、本発明の第3実施例
を示すフローチャートであり、図6はその構成要素であ
るブレード圧を低減できるクリーナーユニットの説明図
である。
【0063】先に述べた第2の実施例では、現像器内の
トナーがなくなった後クリーナー等に残るトナーを排出
するため、所定時間残留トナーの消費を行なう(図3の
S115)が、ドラム上にトナーがない状態でドラムを
回転させるため、クリーニングブレード116bとドラ
ム111表面との摩擦係数が上がり、回転負荷トルクが
増大し、駆動部の破損等を引き起こすことがある。
【0064】また、上記のような状態が持続すると、ク
リーニングブレード116bが図8のように反転してし
まい、さらに回転負荷が増大し、駆動系に重大な損傷を
及ぼすことになる。
【0065】そこで、本実施例ではクリーナーのブレー
ド圧を調整する機構を設け、現像器内のトナーがなくな
った後クリーナー等に残るトナーを消費する状態では、
クリーナーのブレード圧を低減させ、回転負荷の増大を
防止する構成を設ける。
【0066】図6は、クリーナーのブレード圧を調整す
るための機構の説明図であるが、ブレード116bはバ
ネ部材(図示せず)により図中矢印A方向に押圧されて
いるが、ソレノイド116cがONすると、図中矢印A
方向とは逆方向へ引かれ、段ビス116dで規制される
位置までブレード圧が低減される。
【0067】図7は、クリーナーのブレード圧を調整す
る機構を設けた装置のフローチャートであるが、現像器
内のトナーがなくなった後クリーナー等に残るトナーを
消費する状態において、ソレノイド116cがONさ
れ、ブレード圧を低減させ(図7S116)、さらに所
定時間残留トナーの排出を行なう状態が、第2の実施例
に対し追加されており、他の過程は第2の実施例と同様
である。
【0068】〈実施例4〉本発明の第4実施例を図9に
示す。感光ドラム210の周囲には、感光ドラム210
に電荷を付与する為の帯電器213と赤現像器211
a、黒現像器211bがセットされていて、図9では黒
現像器が加圧アーム253によって感光ドラム210に
加圧され、作動可能な状態にある。転写紙Sは、給紙手
段(図示せず)によってカセット(図示せず)より経路
221aを経て、搬送ローラ対258により、レジスト
ローラ対222に至る。該レジストローラ対222は、
所定のタイミングで回転を始め、感光ドラム210に載
ったトナー像に同期しながら、経路260を経て、A部
に於いてトナー像を転写帯電器215のコロナ放電の力
を受けて転写せしめられる。その後、分離帯電器216
a,216bのコロナ放電力によって感光ドラム210
より剥離せしめられた転写紙Sは搬送手段217によっ
て定着手段(図示せず)及び排出手段(図示せず)を経
て機外へ排出される。ここで、感光ドラム上に残った残
留トナーについてみると、クリーナー212bが、黒ト
ナー清掃用に配設されていて、感光ドラム上に残った残
留トナーを収集するしくみになっている。又、クリーナ
ー212aは、カラートナー用で、赤現像器が作動状態
になり、赤コピーをとる際にクリーナー212aが加圧
され、逆にクリーナー212bが解除されて、赤トナー
の回収を行なう(図10)。
【0069】赤現像器と黒現像器を作動位置から退避位
置に移動せしめる手段は、アーム252、アーム253
で行なう。中心軸256に関して回動自在に配設された
カム254とカム255はそれぞれ赤現像器加圧用のア
ーム252とアーム253を押し、片方が加圧状態にあ
るとき、他方が退避状態になる様に構成されている。
【0070】その動作に連動してクリーナー212aと
212bが、作動位置と退避位置に変位するよう制御さ
れている。作動方式は、回転軸265a,265bに追
従して回転するカム264a,264bによって、カム
263a,263bがそれぞれ作動せしめられることに
より、クリーナー212a,212bがそれぞれ変位せ
しめられる構成となっている。
【0071】各々のクリーナーで収集された廃トナーは
クリーナー内部の空間に貯えられ、再利用の為に使用さ
れる。
【0072】該回転軸265a,265bは、本体のモ
ータ(図示せず)より回転駆動を受けて、加圧位置と解
除位置の2位置に変位する。この2位置は、該回転軸2
65a,265bにそれぞれ取り付けられたクラッチ
(図示せず)によって制御されており、各々がON状態
になったときに、加圧カム264a,264bが、クリ
ーナー212a,212bを加圧する方向に動く構成に
なっている。
【0073】〈実施例5〉クリーナー212a,212
bの作動手段をクリーナー212bのみにもたせるだけ
でも良い。クリーナー212bは、クリーナー212a
に対して、感光ドラム210の回転方向の上流に位置す
る為にクリーナー212bを作動状態にしておけば、ク
リーナー212aには残留トナーは行かないからであ
る。図11に於いて、クリーナー212aは、作動位置
で常に作動状態にあり、ドラムの回転方向(矢印G)に
対して上流にあるクリーナー212bは軸265bを中
心に回転するカム264bとカム263bによって、作
動位置に付勢されている。
【0074】この状態に於いて、感光ドラム210上の
残留トナーPは、クリーナー212bのブレード270
bが感光ドラム210に当接する位置Kで全て清掃され
る為、感光ドラム210上のJの位置ではすでに残留ト
ナーP1 はなく、クリーナー212aにはトナーが行か
ない。逆に図14の如くカム265bを回転させ、クリ
ーナー262bを矢印Lの方向に動かし、退避状態にす
ると、残留トナーP2は、図の如く、クリーナー212
aに回収される。この場合当然トナーP1 とP2 は異な
る現像器から出されたトナーであることは言うまでもな
い。
【0075】〈実施例6〉図16は、本発明の第6実施
例を示す図であり、電子写真を利用したカラー画像形成
装置の断面図である。
【0076】以下、図面に沿って本発明の実施例につい
て説明する。
【0077】像担持体305の上方円周上には4つの現
像器302Y,302C,302M,302Bが配置さ
れており、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックの現像剤が内包されている。また、これらの現像
器はそれぞれ独立に像担持体に圧接、離間可能な構成と
なっており、コントローラからの電気信号を受けて、各
色毎に不図示のソレノイドやカムにより像担持体に対し
て所定の位置となる様に圧接され1回転毎に順次現像さ
れていく。図16ではイエローが現像中であることを示
している。
【0078】次に、像担持体305の下方円周上には5
つのクリーナー306Y,306C,306M,306
B,306Zが配置されており、前の4つはそれぞれ、
イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの残留現像剤を
回収するためのもので、前記現像器と同様に、不図示の
ソレノイドやカムを介して、各々独立に、像担持体に圧
接、離間可能な構成となっており、コントローラからの
電気信号を受けて、各現像器に対応して、同色用のクリ
ーナーが、像担持体に対して所定の位置となる様に、圧
接されて、残留現像剤を回収し、1回転毎に切替る構成
となっている。
【0079】図16ではイエロー用のクリーナー306
Yが作用中であることを示している。尚、クリーナーを
像担持体の下方に配置したのは、離間した際に回収した
現像剤を周囲に飛散しにくくするためである。
【0080】一方クリーナー306Zは、前記4つのク
リーナーより下流側に配置され、常時、像担持体に圧接
している。クリーナー306Zを配置した理由は、前記
4つのクリーナーが像担持体から離間する際に、クリー
ニングブレードの先端についた残留現像剤が若干量なが
ら、像担持体上に残されるため、これを回収、除去する
ためである。
【0081】従って、クリーナー306Zに回収された
残留現像剤だけは、4色が混在しており、残念ながら、
現像剤としてのリサイクルやリユースはできない。
【0082】以上、現像器及びクリーナーについて説明
してきたが、ここでカラー画像形成までの一連の流れを
図16を用いて簡単に説明する。
【0083】まず像担持体305は、一次帯電器303
のコロナ放電により表面を均一に帯電され、次にホスト
コンピュータからのイエローの色成分情報に応じてレー
ザスキャナユニット301から発せられたレーザ光が反
射ミラー304を経由して表面に照射され、いわゆる静
電潜像が形成される。
【0084】次に、所定位置にて待期していたイエロー
用現像器302Yより、イエローの現像剤が前記、静電
潜像に対応して像担持体上に付着し、可視像化される。
【0085】一方、用紙は、給紙ローラ309によって
給紙され、搬送ローラ対310を経て転写ドラム307
に導かれる。用紙先端は、転写ドラムの円周上に配置さ
れた不図示のグリッパにより機械的に突当て固定され、
更に、吸着用帯電器311からのコロナ放電による静電
吸着により転写ドラム上に密着して張り付けられる。
【0086】その後Tr 位置に於て前述した像担持体上
のイエローの可視像が用紙に転写され、用紙はそのまま
転写ドラムと共に2回転目に進行する。
【0087】さて、用紙に転写された後、像担持体上に
残留したイエロー現像剤は、既に所定位置にて待期して
いたイエロー用クリーナー306Yにより回収除去され
る。クリーナー306Yは、イエローの残留現像剤を全
て回収した後、像担持体から離間する。更に、クリーナ
ー306Zは前述した様に常時像担持体に圧接、作用し
ているため、クリーナー306Yが離間する際に、クリ
ーニングブレード先端から漏れたイエロー現像剤を回収
する。
【0088】以上で像担持体は、1回転しイエローに対
する帯電、露光、現像、転写、クリーニングという電子
写真プロセスを終了するわけであるが、引き続き同様の
工程をシアン、マゼンタ、ブラックについても行なうも
のである。
【0089】さて、用紙の方は、転写ドラムに巻きつい
たまま、4回転し、イエローに引続き、シアン、マゼン
タ、ブラックと転写されたのち、グリッパの開放と分離
爪312の働きにより、転写ドラムから剥がされて、定
着器308へ導かれ、熱と圧力を受け、画像が定着さ
れ、排紙される。
【0090】以上、一連の動作を完結することにより、
用紙へのカラー画像形成がなされるものである。
【0091】さて、この様なクリーナー構成をとること
で、機構的には、若干複雑になるが、残留現像剤を4色
別々に、混色することなく回収できるため、従来不可能
であった、カラー現像剤のリサイクルやリユースを可能
にするという大きな効果が見られるものである。
【0092】装置そのものの初期コストは、若干アップ
するかもしれないが、消耗品であるカラー現像剤をリサ
イクル、リユースすることで、トータルとしては、大幅
なコストダウンが図れると共に、省資源、省エネにも大
きく貢献するものである。
【0093】〈実施例7〉図17は第7実施例を示す図
で、図1の第6実施例とは、クリーナーの順序が異な
る。即ち、パイプPにより各クリーナーと同色用の現像
器を連結する際にスペースを有効に使えるからである。
図の様に各クリーナーと現像器は、ポリプロピレンやシ
リコンチューブなどからなるパイプで連結され、該パイ
プ内部には、現像剤搬送用スクリュー等の搬送手段が設
けられ、スクリューが回転することにより、クリーナー
で回収された転写後の像担持体上の残留現像剤を現像器
へ搬送し、再び自動的に現像剤として再利用可能とする
ものである。また現像器やクリーナーの像担持体への圧
接、離間に対しては、パイプの一部又は全部をジャバラ
構造にするなどして柔軟性を持たせることで対応可能で
ある。
【0094】尚、前記2つの実施例では、クリーニング
手段としてゴムブレードを用いたが、もちろんこれに限
定されるものでなく、ファーブラシクリーニングや、ス
ポンジローラによるクリーニング等、公知の他のクリー
ニング方式にも対応できるものである。
【0095】〈実施例8〉図19乃至図21は本発明の
第8の実施例を示し、図19は、本発明の特徴の1つを
最もよく表わす図面であり、同図に於いて、401は廃
トナーボックス、402は感光体、403は廃トナー、
また同様に図20,図21においても、404はクリー
ナー、405は廃トナー搬送パイプである。
【0096】上記構成において、感光体402内に廃ト
ナーボックスを持ち、その廃トナーボックス内にクリー
ナー404でクリーニングされた廃トナー403が廃ト
ナー搬送パイプ405を経て廃トナーボックス401内
に溜まる。
【0097】そして廃トナーボックス内の廃トナーが一
杯になったら、感光体内の廃トナーボックスのみを図2
0のように取り外し、新しい廃トナーボックスをセット
すれば良い。
【0098】また、廃トナー満タンと感光体の寿命とが
同時期に来た場合には、感光体ごと取り外し、廃棄する
際に廃トナーボックスと、感光体とを分けて廃棄するこ
とが可能となる。
【0099】このような方法を用いて、感光体内に廃ト
ナーボックスを持つことで、感光体と廃トナーとを容易
に分別して廃棄することができ、地球環境汚染を防止す
ることが可能となる。
【0100】また、感光体の寿命が来る前であれば廃ト
ナーボックスのみを交換するだけでよくコストもダウン
することが可能となる。
【0101】〈実施例9〉本発明の基本構成は実施例8
と同様であり、その図示は省略する。
【0102】第8の実施例と同様に、感光体内に廃トナ
ーボックスを設け、その廃トナーボックスの材質を、断
熱部材(例えば発泡スチロール等)を中に入れる、又は
その断熱部材で形成するものである。
【0103】この方法を用いて廃トナーボックス内の廃
トナーに熱をかけないようにすることで、廃トナーボッ
クス内の廃トナーの固着を防ぎ、十分に廃トナーボック
ス内に廃トナーを入れることが可能となる。
【0104】〈実施例10〉図22は本発明の第10の
実施例を示す。図に示すように感光体402と、廃トナ
ーボックス401とを同時に回転させる構成とする。
【0105】つまり、感光体が外部からの駆動を受け回
転する場合に、感光体402と廃トナーボックス401
とを、係合部407で係合状態にすることで廃トナーボ
ックスも同時に回転して、廃トナーの流動によって、廃
トナーボックス内の廃トナーのつまりを防ぎ、廃トナー
を一杯まで入れることが可能となる。
【0106】〈実施例11〉以下添付図面に基づいて本
発明を適用した画像形成装置の第11実施例装置として
両面複写または多重複写可能な複写装置について説明す
る。
【0107】転写材としての複写用紙Pに両面複写及び
多重複写を行なう複写装置Mは、図23に示すように、
装置本体略々中央部に像担持体たる感光体506を備え
た画像形成部として複写部505を有すると共に、機体
上部には原稿台502を備えている。
【0108】そして該原稿台502の下方には原稿を走
査する走査系503が設けられており、また機体右方に
はシートカセット507,509からなるシート給送部
511が構成されており、これらにはそれぞれ給紙ロー
ラ513,515が設けられている。上記感光体506
近傍にはレジストローラ519、感光体上のトナー像を
転写材としての転写紙に転写する転写帯電器554が配
設され、さらにトナー像を担持した転写紙を搬送する搬
送ベルト521、転写紙上のトナー像を定着する定着装
置522が配置されている。
【0109】この定着装置522から複写用紙Pの搬送
方向へ下流には第1のフラッパ523が設けられ、該フ
ラッパ523は排出搬送路Pa側、あるいは再給送を行
なうための中間ストック装置530へ導く再給送搬送路
Pb側の二方向に切換られる。
【0110】上記中間ストック装置530には、第1の
フラッパ523から複写用紙Pの搬送方向へ下流に、第
2のフラッパ529をはじめとして、複写用紙Pの再給
送用の中間トレイ536や再給送ローラ545,546
等が配設されている。
【0111】複写部505は、像担持体を帯電する一次
帯電器551、原稿像を露光して潜像を形成する画像露
光部552、上記潜像をトナーにより現像する現像装置
553、感光体上のトナー像を転写紙に転写する転写帯
電器554、感光体から転写紙を分離する分離除電器5
55、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリー
ニング装置556、分離されなかった転写紙がクリーニ
ング装置内へ侵入するのを阻止する剥離爪ユニット、感
光体ドラム506により形成される。
【0112】クリーニング装置556で集められた残留
トナーは、搬送路560を経て、フラッパ561により
廃棄処理される廃棄トナーケース562へ導かれる場合
と、リユースするためのストック用ケース563へ導か
れる場合とに切り換えられる。
【0113】リユースするためのストック用ケース56
3へ導かれた残留トナーは、搬送スクリュー(図示せ
ず)等により搬送路564を経て、現像装置553(も
しくはホッパー部)へもどされ、リユースされる。フラ
ッパ561は、図23の状態で残留トナーをリユースす
るためのストック用ケース563へ導く位置にセットさ
れているが、ソレノイド等(図示せず)がONすると、
図中A方向へ回転し、廃棄トナーケース562へ導く位
置にセットされる。
【0114】図24は、図23の装置を用いた第11の
実施例のフローチャートである。通常使用時、フラッパ
−561の切換えのためのソレノイドはOFFされ(図
24−S2)た状態であり、クリーニング装置556で
集められた残留トナーは、リユースするためのストック
用ケース563側へ導びかれ、現像装置553へもどさ
れリユースされる。
【0115】そして、あらかじめ設定された所定コピー
枚数に達すると、(図24−S3)、フラッパ−561
のソレノイドがONされ(図24−S4)、フラッパ−
561が図23のA側へ移動し、クリーニング装置55
6で集められた残留トナーは、廃棄トナーケース562
に収納される(図24−S5)。この状態で通常通りコ
ピーを行なっていくと、現像装置553内のトナーが次
第になくなっていき、現像装置553内のトナー残留検
知センサーが、トナーがなくなったことを検知する。
【0116】この過程において、装置内の残留トナーが
廃棄トナーケースへ収納される。そして、新しいトナー
を補給するようメッセージで装置使用者に示すかまた
は、装置内の新しいトナーの貯蔵部から現像装置553
内へ新しいトナーを供給するモード(図24−S6)に
入る。その後再びフラッパ−561のソレノイドがOF
Fされ、クリーニング装置で集められた残留トナーはリ
ユースに回される。
【0117】なお、ここでは、単純にコピー枚数として
いるが、大サイズのコピー1枚と小サイズのコピー1枚
とでは、当然紙粉の発生量が異なるので、紙サイズに応
じコピー枚数のカウントのやり方を変える必要がある。
【0118】また、本実施例ではコピー枚数が所定の枚
数に達すると現像装置内を含む残留トナーのすべてが、
廃棄トナーケースへ収納されるまで、新しいトナーの供
給を行なわないように設定されているが、新しいトナー
を供給しながら残留トナーを廃棄トナーケースへ収納す
るようにしても良い。
【0119】さらに、本実施例では所定コピー枚数で自
動的にフラッパ−561を切換えているが、サービスマ
ン等が画像の状態に応じ、手動で切換えるようにしても
良い。
【0120】〈実施例12〉図25は本発明の第12の
実施例を示すフローチャートである。第11の実施例
は、コピー枚数が所定枚数に達した時、残留トナーを廃
棄トナーケースへ収納するモードに切換えていたが、本
第12の実施例では、コピー枚数ではなく、積算時間に
達したかどうかで、切換えるようにしたものである。一
般的に複写装置を長時間にわたり使用せずに放置してお
くと、トナーが空気中の湿気により吸湿したり、経時変
化により特性が変化することが周知の事実として知られ
ている。特にリユースされるトナーのように紙粉成分を
含んだトナーではこの傾向が顕著である。
【0121】そこで、新しいトナーを使用し始めてから
所定の時間経過した場合に、リユースしているトナーを
廃棄することが望ましい。本第12の実施例はこのよう
な観点から考案されたもので、図24のS3の判定条件
を、コピー枚数ではなく、図25−S13のごとく所定
積算時間に達したかどうかにしたもので、他は図24の
説明と同一である。
【0122】〈実施例13〉図26は、本発明の第13
の実施例である。第13の実施例は、第11,第12の
実施例の条件を合せた形のもので、所定コピー枚数に達
したかどうかの条件と所定積算時間に達したかの条件の
うち少なくともいずれかひとつが満足した場合に、残留
トナーを廃棄するモードに入るものである。
【0123】上記2つの条件を繰み入れることにより、
第11,第12の実施例の利点を合せ持つことになる。
【0124】〈実施例14〉図27は、本発明の第14
の実施例を示すフローチャートである。第14の実施例
では、前記第11〜第13の実施例に比べ、紙種類をあ
らかじめ入力し、それに応じ所定、コピー枚数を変える
ことを特徴としている。残留トナーをリユースする場
合、残留トナーに含まれる紙粉の量が多いと、トナーと
しての特性が劣化するので、早い段階で廃棄する必要が
ある。また、紙粉量は紙種類に応じて変化するので、紙
種類がわかれば、それに応じて残留トナーを廃棄するま
での所定コピー枚数を適正に設定することが可能とな
る。つまり、紙粉の発生の多い紙種を使用する場合は、
設定コピー枚数を短かめに、逆に紙粉の発生の少ない紙
種を使用する場合は、設定コピー枚数を長めにすれば、
トラブルの発生を未然に防ぐことが可能で且つ無駄がな
い。そこで、本実施例では図27−S32で紙種類を入
力し、それに応じ図27−S34の所定コピー枚数を変
えるように制御することを特徴とし、他は前記第11の
実施例と同様である。なお、本第14の実施例ではコピ
ー枚数をパラメータとしているが、第12の実施例のよ
うに積算時間にしても良く、また第13の実施例のよう
にコピー枚数と積算時間の両方にしても良い。
【0125】また、紙種類の入力は、使用者あるいはサ
ービスマン等が手動で入力しても良く、あるいは紙の厚
さ等を検知して自動的に判別し入力しても良い。
【0126】
【発明の効果】次に本発明の効果について説明する。
【0127】〈効果1〉以上説明したように、請求項
1,2の本発明によれば、近年、環境保護が叫ばれるな
かで廃トナーを本体寿命の尽きるまで捨てずに、最終的
には、粉体から略固形状にして全て回収して、飛散の心
配を減らした画像形成装置を、最大消費電力を上げず
に、宜つスペース効率も良く実現できる効果がある。
【0128】〈効果2〉また請求項3乃至5の発明によ
れば、装置内の残留トナーの自動排出モードを設けるこ
とにより、装置本体を再生したり、遠方へ移送したりす
る際に、装置内の残留トナーの機外への飛散をできるか
ぎり少なくする効果がある。
【0129】〈効果3〉請求項6乃至18の発明によれ
ば、いままで分離不可能であった2種類以上のトナーを
クリーナーを複数個もたせ、別々に回収することによ
り、これが分離可能になったため、2色以上のトナーを
使用する複写機のトナーのリサイクルが容易に行なわれ
るようになり、資源の節約に大いに役立つようになっ
た。
【0130】〈効果4〉請求項19乃至22の発明によ
れば、複数の色現像器に対応して複数のクリーニング手
段を有し、かつ各現像器に対応してクリーニング手段を
選択的に像担持体に圧接、離間させ、残留現像剤を回収
することで、従来の単一クリーニング手段しかない構成
ではできなかったクリーナーでの混色防止を可能とし
た。これにより、カラー現像剤のリサイクル、及びリユ
ースが実現可能となったのである。
【0131】〈効果5〉請求項23,24の発明によれ
ば、クリーナー装置内で発生する廃トナーの保存容器を
減光体内に設けるとともに、廃トナーを該保存容器に導
く手段を設けることにより、感光体内の廃トナーと感光
体とを容易に分別廃棄できるため、廃棄する効率もアッ
プし、確実にきれいに分別できるために、地球環境汚染
を防止することができ、また廃トナー容器を感光体から
取り出すことができ廃トナー容器だけを廃棄できるた
め、感光体の交換頻度が減り大幅な部品交換コストダウ
ンができるという効果がある。
【0132】〈効果6〉請求項25乃至29の発明によ
れば、残留トナーを廃棄トナーケースへ導く経路とリユ
ースするために現像装置へ導く経路とを切換える手段を
設け、コピー枚数又は積算時間により切換えることによ
り、ある程度品質の劣化した残留トナーを再使用しない
ですむため、常に安定した画質を維持できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の要部説明図
【図2】本発明を実施した画像形成装置の断面図
【図3】本発明の第2の実施例のフローチャート
【図4】本発明の第3の実施例を適用する画像形成装置
の断面図
【図5】画像形成装置の現像器が1つの場合の第3の実
施例のフローチャート
【図6】第3の実施例を適用するクリーナーの断面図
【図7】第3の実施例の画像形成装置のフローチャート
【図8】第3の実施例を実行しない場合のトラブル時の
クリーナーの断面図
【図9】本発明の画像形成装置の第4実施例を示す図
【図10】図9に示す画像形成装置の他の作動状態を示
す図
【図11】本発明の画像形成装置の第5実施例を示す図
【図12】従来の画像形成装置の一例を示す図
【図13】従来の画像形成装置の現像部の拡大図
【図14】図11に示す画像形成装置の他の作動状態を
示す図
【図15】本発明の画像形成装置の制御フローの一例を
示すフローチャート
【図16】本発明を実施した画像形成装置の第6実施例
の主断面図
【図17】本発明第7の実施例を示した画像形成装置の
主断面図
【図18】従来のカラープリンタの一例を示す主断面図
【図19】本発明を実施した第8の実施例を表わす感光
体内の断面図
【図20】本発明を実施した第8の実施例を表わす感光
体と廃トナーボックス付近の斜視図
【図21】本発明を実施した第8の実施例を表わす感光
体の上視図
【図22】本発明を実施した第10の実施例を表わす感
光体内の断面図
【図23】本発明を実施した画像形成装置の実施例の断
面図
【図24】本発明の第11の実施例のフローチャート
【図25】本発明の第12の実施例のフローチャート
【図26】本発明の第13の実施例のフローチャート
【図27】本発明の第14の実施例のフローチャート
【符号の説明】
5…クリーニング器 7…第1廃トナー
タンク 8…廃トナーヒータ 10…廃トナー凝
集装置 11…第2廃トナータンク 14…定着器 23…廃トナーヒータ制御手段 25…廃トナーヒ
ータ制御手段 28…定着ヒータ制御手段 111…感光体 113,114…現像器 116…クリーナ
ー 116a…トナー搬送スクリュー 210…感光ドラ
ム 211a,211b…現像器 252,253…
アーム 254,255…カム 302B,302M,302C,302Y…現像器 305…像担持体 306B,306M,306C,306Y…像担持体に
圧接、離間可能なクリーナー 306Z…像担持体に常時圧接しているクリーナー 307…転写ドラム P…連結パイプ 401…廃トナーボックス 402…感光体 403…廃トナー 404…クリーナ
ー 405…廃トナー搬送パイプ 505…複写部 506…感光体 553…現像装置 560,564…搬送路 561…フラッパ 562…廃トナーケース 563…ストック
用ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山下秀敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小笹 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、粉状の廃トナーを収容する
    第1の廃トナー収容部、第1のヒータ、この第1のヒー
    タを具備し、これによる熱等の手段を用い、前記廃トナ
    ーをペースト状又は略固形状に変化させる廃トナー凝集
    装置、このペースト状又は略固形状になった廃トナーを
    収容する第2の廃トナー収容部、第2のヒータ、及びこ
    の第2のヒータを具備したヒートロール等による定着装
    置とを備えた画像形成装置であって、前記第1のヒータ
    及び第2のヒータとは、同時に通電されないようにする
    制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像形成装置において、制御
    手段は、廃トナー凝集装置を、少なくとも画像形成時に
    於いては稼動させないように制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複写機等の画像形成装置において、装置
    内に存在する現像剤を廃トナー収容ケースへ自動的に搬
    送するモードを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の画像形成装置において、廃ト
    ナー収容ケースへ現像剤を搬送するモード作動時に、原
    稿を照射する照明装置に印加する電圧を通常の作像時よ
    りも減じたことを特徴とする画像形成装置
  5. 【請求項5】 請求項1の画像形成装置において、感光
    体のクリーニング手段の働きを弱める手段を設け、廃ト
    ナー収容ケースへ現像剤を搬送するモード作動時に、上
    記手段を作動させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体と、像担持体にトナーを付与す
    る為の現像手段を複数個具備する画像形成装置に於い
    て、像担持体に残った残留トナーを清掃する為の清掃手
    段を複数個有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記清掃手段のうち、少なくとも1つが
    作動可能状態であることを特徴とする請求項6記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記清掃手段のうちの少なくとも1つが
    作動位置と退避位置の2位置又はそれ以上に動作可能で
    あることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記清掃手段が、作動状態の現像手段に
    一意的に対応して作動状態になる制御方式をもつことを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記清掃手段のうちの少なくとも1つ
    が作動可能な位置と退避位置の2位置又はそれ以上に動
    作可能であることを特徴とする請求項9記載の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 前記清掃手段を2個有し、片方の該清
    掃手段が1成分トナーをもった現像手段の作動に対応し
    て作動可能状態となり、他方の該清掃手段が2成分トナ
    ーをもった現像手段の作動に対応して作動可能状態とな
    る制御方式をもつことを特徴とする請求項9記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記清掃手段のうちの少なくとも1つ
    が作動可能な位置と退避位置の2位置又はそれ以上に動
    作可能であることを特徴とする請求項11記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記清掃手段を2個有し、片方の該清
    掃手段が黒トナーを現像材として現像手段の作動に対応
    して作動可能状態となり、他方の清掃手段が黒以外のト
    ナーをもった現像材としてもった現像手段に対応して作
    動可能状態となる制御方式をもつことを特徴とする請求
    項9記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記清掃手段のうち少なくとも1つが
    作動可能な位置と退避位置の2位置又はそれ以上に動作
    可能であることを特徴とする請求項13記載の画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 前記清掃手段の退避方向が、該像担持
    体の母線又は回転中心線に対して離脱する方向であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記清掃手段の退避方向が、該像担持
    体の母線又は回転中心線に対して離脱する方向であるこ
    とを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記清掃手段の退避方向が、該像担持
    体の母線又は回転中心線に対して離脱する方向であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記清掃手段の退避方向が、該像担持
    体の母線又は回転中心線に対して離脱する方向であるこ
    とを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 像担持体上に各色成分に応じた潜像を
    形成し、この潜像を、各色成分に対応する現像剤で選択
    的に現像し、この現像剤を無端移動する転写体上に転写
    する工程を複数個繰返して、多色画像を得るカラー画像
    形成装置で、前記転写体上に転写した後の、像担持体上
    の残留現像剤を回収するためのクリーニング手段を、少
    なくとも前記異なる現像剤の種類(数)以上有し、該複
    数のクリーニング手段は、前記各現像剤に対応して、選
    択的に像担持体上に、圧接及び離間可能であることを特
    徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項19のカラー画像形成装置に於
    て、前記複数のクリーニング手段が、像担持体の下方半
    分の領域で作用する様に配置されることを特徴とする画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 請求項19又は20の画像形成装置に
    於て、前記複数のクリーニング手段の各々は、各現像剤
    の色に対応した前記複数の現像手段に対して、パイプ、
    ホース或いは成形された樹脂等を介して連結されると共
    に、前記クリーニング手段により回収された残留現像剤
    を前記、現像手段へ搬送する搬送手段を有し、前記残留
    現像剤が再び現像剤として、利用可能とすることを特徴
    とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項19乃至21の何れかのカラー
    画像形成装置に於て、前記複数のクリーニング手段より
    下流側に、常時、像担持体に圧接して残留現像剤を回収
    するための(もうひとつの)クリーニング手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 電子写真方式を用いて感光体表面に潜
    画像を形成し、現像部で感光体表面にトナー画像を形成
    し、転写部で転写材にトナーを転写し、感光体表面上に
    残ったトナーをクリーナー装置でクリーニングし、再度
    潜画像形成から行なう画像形成装置において、 前記クリーナー装置から感光体内に廃トナーを導く手段
    と、その廃トナーを保存する容器を感光体内に備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、廃トナー保存す
    る容器を感光体と同期して回転する手段を持つことを特
    徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 感光体上に残留した現像剤を再度ホッ
    パー部もしくは現像部に戻し再使用する画像形成装置に
    おいて、残留した現像剤をホッパー部もしくは現像部に
    戻す経路と廃棄用現像剤ケースに戻す経路とを切換える
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 請求項25の画像形成装置において、
    予め設定された所定コピー枚数に達した際に、前記切換
    え手段を作動させることを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 請求項25の画像形成装置において、
    予め設定された所定積算時間に達した際に、前記切換え
    手段を作動させることを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 請求項25の画像形成装置において、
    予め設定された所定コピー枚数に達したか、もしくは予
    め設定された所定積算時間に達したかのいずれかの条件
    が満たされた際に、前記切換え手段を作動させることを
    特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】 請求項25の画像形成装置において、
    使用する転写用紙の入力手段を設け、該入力手段からの
    入力結果に応じ、前記所定コピー枚数の値もしくは前記
    積算時間の値を変化させ、該所定コピー枚数に達したか
    もしくは該所定積算時間に達したかのいずれかの条件が
    満たされた際に、前記切換え手段を作動させることを特
    徴とした画像形成装置。
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